JP4558693B2 - 吸引用カテーテル - Google Patents
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Description
このようなカテーテルは、場合によっては、患者の体の中でぐにゃぐにゃとすぐに折れ曲がってしまう傾向がある。公知の吸引用カテーテルでこのような好ましくない折れ曲がり挙動を生じるのは、その管状基体における横断面の非対称性によることが判明した。
この発明は、吸引用カテーテルにおけるかかる問題を解決して、折れ曲がりにより吸引用カテーテルの吸引作動が阻害されないようにすることを課題としている。
前記管状基体は、その横断面において、前記排出チャンネルを形成する管路を伴った実質的に一定な横断面を有し、
前記圧力チャンネルは、前記排出チャンネルを形成する前記管路の内側に受容された分離独立の管状体で形成され、
前記末梢端部では、前記圧力チャンネルがスプレイノズルに接続されると共に、前記排出チャンネルが吸引入口としての開口に接続され、
前記手元端部では、前記圧力チャンネル及び前記排出チャンネルは、連結用継ぎ手部材に接続され、
前記管状基体の前記管路の内側には、ガイドワイヤのためのチャンネルを形成する分離独立の第2の管状体が受容され、この第2の管状体は、前記末梢端部では前記管状基体の管壁に周環状にシールされた状態で配されると共に、手元端部に近い部分に導入用の管状部を設けてあることを特徴とする、吸引用カテーテルを提供する。
このように、圧力チャンネルとガイドワイヤのためのチャンネルとの両方に分離独立した管状体を用いると、その管状基体の管路の有効横断面は、最も効果的に用いることができ、その結果として、その吸引用カテーテルが小径であったとしても、排出チャンネルとしては十分な横断面が残る。また、第2の独立分離してある管状体が、管状基体の管路の内側で実質的に自由な状態で延在しているので、これは、その吸引用カテーテルの折れ曲がり挙動に影響しない。
そして、このような構成において、更に、前記ワイヤガイドのためのチャンネルの出口には止血弁を備えると、止血のための格別な設備を要せず、管理が容易なユニット化された吸引用カテーテルとなる。
同様なことが、前記止血弁とルアーロックアダプタとを、前記三叉部と一体にすることについてもいえる。
とりわけ、前述したような種々の構成の吸引用カテーテルにおいて、前記三叉部には、手元端部の方向に指向しているスプレイノズルによって排出チャンネル内に拡開するように、前記圧力チャンネルと排出チャンネルとの間で接続チャンネルを形成すると、一体のスプレイノズルは、液体ジェットポンプを成し、その結果として、その吸引用カテーテルの末梢端部での吸引作用は強化される。かくして、管状基体が非常に細い場合であっても、格別な吸引ポンプを必要とすることなく十分な吸引力が得られる。
図1は、この発明の第1実施例としての吸引用カテーテルを示すものであり、部分的に破断し且つ切断して横断面示している部分破断斜視図である。
図2は、この発明の好適な実施例の吸引用カテーテルにおける三叉部の縦断面図である。
図1には、吸引用カテーテル1の末梢端部と手元端部とが示されている。その中間の部分は、一点鎖線で示されている。
吸引用カテーテル1は、実質的に円環状横断面の管状基体2を有している。手元端部には、三叉部15が形成されていて、その中に後述する幾つかのチャンネルが一緒に包含担持されている。末梢端部では、一つの吸引開口7がその管状基体2に形成されている。この開口7は、管路3に連通している吸引口を成している。
三叉部15には、第二の分岐18が構成されていて、これは、管路3への連通部を形成して吸引用カテーテルの排出チャンネル24として機能する。この第二の分岐18によって、管状部25は、図示していない回収リザーバに接続することができる連通状態を形成する。而して、管状部25は回収リザーバへの連結用継ぎ手を成している。
ちょうど三叉部15のように、三叉部40は射出成形によって管状基体2に対して取付けてあり、その中で、管状体4と30とが予め包含受容されている。
管状体4と30とが構成されている管状基体2は、適当に形成された型枠の中に配置され、そして突出している管状体4と30とは所望の位置に配置される。チャンネル部分を形成するための特定所要部分は、その管状体と管状基体とに接続するコア軸の手段によって開けてある。ある管状部分41が、またその型枠内に配置され、そのようにして、その三叉部40の中に埋め込まれる。この管状部分41は、図1の分岐21と同じ機能を有している。
排出チャンネルの分岐42と圧力チャンネルの分岐43とは、双方がそれぞれ雄型ルアーロックアダプタ(male Luer−Lock adapters)46と47とが設けられている。従って、三叉部40が設けてあるこの発明の吸引用カテーテルは、非常にコンパクトな構成となり、その操作が容易である。
2 管状基体
3,24 管路(排出チャンネル)
4,30 管状体
5 圧液用の圧力チャンネル
6 折り返し部とジェットスプレイノズル
7 開口
8 液ジェット噴射
15,40 三叉部
17 第一の分岐
18 第二の分岐
19 第三の分岐
20 管状部
21 分岐
22 スプレイノズル
30 第二の管状体
31 末梢端部の開口
32 管状部(ガイドワイヤのためのチャンネル)
33 ガイドワイヤ
41 管状部分
43,44 分岐
45 止血弁
46,47 雄型ルアーロックアダプタ
Claims (8)
- 末梢端部及び手元端部を備えた管状基体と、該管状基体の中に形成された圧力チャンネル及び排出チャンネルとを具備した吸引用カテーテルにおいて、
前記管状基体は、その横断面において、前記排出チャンネルを形成する管路を伴った実質的に一定な横断面を有し、
前記圧力チャンネルは、前記排出チャンネルを形成する前記管路の内側に受容された分離独立の管状体で形成され、
前記末梢端部では、前記圧力チャンネルがスプレイノズルに接続されると共に、前記排出チャンネルが吸引入口としての開口に接続され、
前記手元端部では、前記圧力チャンネル及び前記排出チャンネルは、連結用継ぎ手部材に接続され、
前記管状基体の前記管路の内側には、ガイドワイヤのためのチャンネルを形成する分離独立の第2の管状体が受容され、この第2の管状体は、前記末梢端部では前記管状基体の管壁に周環状にシールされた状態で配されると共に、手元端部に近い部分に導入用の管状部を設けてあることを特徴とする、吸引用カテーテル。 - 請求項1に記載の吸引用カテーテルにおいて、更に、末梢端部側に前記管状基体が接続している一つの出口を、手元端部側にガイドワイヤのためのチャンネル用と圧力チャンネル用と排出チャンネル用の独立した三つの分枝の出口をそれぞれ具備している三叉部が前記手元端部に設けられていることを特徴とする、吸引用カテーテル。
- 請求項2に記載の吸引用カテーテルにおいて、前記ガイドワイヤのためのチャンネルの出口には止血弁が備えられていることを特徴とする、吸引用カテーテル。
- 請求項2又は3に記載の吸引用カテーテルにおいて、前記圧力チャンネルと排出チャンネルの各出口には、ルアーロックアダプタが設けられていることを特徴とする、吸引用カテーテル。
- 請求項3又は4に記載の吸引用カテーテルにおいて、前記止血弁及びルアーロックアダプタは、前記三叉部と一体であることを特徴とする、吸引用カテーテル。
- 請求項2から5のいずれか一項に記載の吸引用カテーテルにおいて、前記三叉部は、前記排出チャンネルが直線状に延出し、前記ガイドワイヤのためのチャンネルと圧力チャンネルとが、前記排出チャンネルから斜めにしかも互いに並列して平行に延出しているように構成されていることを特徴とする、吸引用カテーテル。
- 請求項2から6のいずれか一項に記載の吸引用カテーテルにおいて、前記三叉部には、前記圧力チャンネルと排出チャンネルとの間で接続チャンネルが形成されており、該接続チャンネルは、手元端部の方向に指向しているスプレイノズルによって排出チャンネル内に拡開していることを特徴とする、吸引用カテーテル。
- 請求項1から7のいずれか一項に記載の吸引用カテーテルにおいて、前記管状基体は、手元端部が比較的硬い材料で末梢端部が比較的柔らかい材料で形成されており、前記圧力チャンネルを形成する分離独立の管状体及び前記ガイドワイヤのためのチャンネルを形成する分離独立の第2の管状体のうち少なくとも一つの管状体は、一つの連続する部材から成ることを特徴とする、吸引用カテーテル。
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