JP4558536B2 - ディスクドライブの空気軸受スライダ,ディスクドライブ用のアクチュエータのサスペンション組立体,及びディスクドライブ - Google Patents

ディスクドライブの空気軸受スライダ,ディスクドライブ用のアクチュエータのサスペンション組立体,及びディスクドライブ Download PDF

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Description

本発明は,ディスクドライブに係り,更に詳細には,ディスクの回転によって発生した浮揚力により,読み取り/書き込みヘッドを搭載した状態でディスクの表面から浮上する空気軸受スライダと,それを備えたサスペンション組立体に関する。
コンピュータの情報保存装置のうち一つであるハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:以下,HDD)は,読み取り/書き込みヘッドを使用して,ディスクにデータを記録/ディスクからデータを再生する装置である。
図1A及び図1Bは,従来のHDDの一部を概略的に示した斜視図及び側面図である。
図1A及び図1Bを共に参照すれば,HDDは,データの記録のための記録媒体であるディスク10と,ディスク10を回転させるスピンドルモータ15と,ディスク10にデータを記録/ディスクからデータを再生するための読み取り/書き込みヘッド35を,ディスク10上の所望の位置に移動させるためのアクチュエータ20と,を備えている。
前記アクチュエータ20は,ボイスコイルモータ(Voice Coil Motor:VCM)(図示せず)により回転するスイングアーム22と,スイングアーム22の一端部に設置されて,前記ヘッド35が搭載された空気軸受スライダ34をディスク10の表面側へ付勢されるように支持するサスペンション組立体30と,を備える。
前記サスペンション組立体30は,スイングアーム22の一端部に結合されたロードビーム31と,ヘッド35が搭載されたスライダ34を支持するフレクシャー(flexure)32と,を有する。前記スライダ34は,ディスク10の回転によって発生した浮揚力により,前記ヘッド35を搭載した状態でディスク10の表面から所定の高さに浮上して,前記ヘッド35とディスク10との間に所定の間隔を保持させる機能を行う。前記フレクシャー32の後端部は,ロードビーム31の一面,すなわちディスク10の対向面に溶接などにより固定されており,その先端部は,自由に上下に動くことができるようになっている。そして,前記ロードビーム31には,フレクシャー32側へ突出したディンプル(dimple:「くぼみ」の意味)33が形成されており,そのディンプル33によりフレクシャー32には,所定の弾性力が提供される。そのような構造により,前記フレクシャー32は,自由に動くことができ,それにより,フレクシャー32に付着された空気軸受スライダ34のローリング及びピッチングが円滑に行われる。
HDDが作動していない時,すなわちディスク10の回転が停止した時には,前記スライダ34は,サスペンション組立体30の弾性力により,ディスク10の内周側に設けられたパーキングゾーン11の表面に位置している。そのようなヘッドパーキングシステムを,CSS(Contact Start Stop)方式のヘッドパーキングシステムという。
一方,ヘッドパーキングシステムには,CSS方式の以外にも,ランプ(Ramp:「傾斜路」の意味)ローディング方式があり,それは,ディスクの外側にランプを設置し,そのランプ上に,前記ヘッドをパーキングさせる方式である。
HDDの電源がオンになって,ディスク10が矢印D方向に回転し始めれば,矢印A方向に空気が流れる。そのような空気の流れにより発生した浮揚力が,スライダ34の底面,すなわち空気軸受面に作用して,スライダ34は浮上する。その時,前記スライダ34は,ディスク10の回転による浮揚力と,サスペンション組立体30による弾性力とが平衡をなす高さに浮上する。そのように浮上した状態のスライダ34は,スイングアーム22の回転によってディスク10上の所望の位置に移動し,スライダ34に搭載された読み取り/書き込みヘッド35は,回転するディスク10と一定の間隔を保持しつつ,ディスク10にデータを記録/ディスク10からデータを再生する。
前記したような機能を行う空気軸受スライダは,多様な構造を有しており,その一例として,従来のTF(Taper Flat)型空気軸受スライダの基本構造が図2に示されている。
図2を参照すれば,TF型空気軸受スライダ40は,薄い六面体の本体42を有する。前記本体42の一側表面,すなわちディスクの対向面には,本体42の長手方向に延びた二つのレール44が所定の高さに形成されている。そして,二つのレール44のそれぞれの先端部には,傾斜面46が形成されている。そのような構造において,ディスクの回転により,空気の流れが矢印A方向に形成されれば,前記傾斜面46で空気が圧縮されて,二つのレール44のそれぞれの表面に正圧が作用する。その正圧によりスライダ40をディスクの表面から押し上げる浮揚力が発生する。
ところが,前記したTF型空気軸受スライダ40においては,ディスクのrpm(revolutions per minutes)が上がるほど,浮揚力が次第に大きくなり,それにより,浮上高が増加し続けるという問題点がある。その時,ディスクのrpmと浮上高とは,ほぼ線型的に比例する。
したがって,近年では,正圧と共にスライダをディスクの表面側へ引っ張る負圧も同時に発生させて,浮上高を一定に保持させるNP型空気軸受スライダの採用が増えており,図3には,従来のNP(Negative pressure:負圧)型空気軸受スライダの基本構造が示されている。
図3を参照すれば,NP型空気軸受スライダ50の本体52の一側表面,すなわちディスクの対向面には,本体52の長手方向に延びた二つのレール54が形成されており,二つのレール54の間には,本体52の幅方向に延びたクロスレール58が形成されている。そして,二つのレール54のそれぞれの先端部には,傾斜面56が形成されており,クロスレール58は,二つのレール54と同じ高さに形成される。そのような構造において,ディスクの回転により,空気の流れが矢印A方向に形成されれば,二つのレール54は,本体52の両側に正圧を生成させ,クロスレール58は,本体52の中心部に負圧空洞部59を生成させる。ディスクの回転の初期には,正圧が負圧に比べて高く形成されて,スライダ50は浮上し,ディスクの回転速度が速くなれば,負圧が次第に増加する。ディスクの回転速度が所定のrpmに到達すれば,正圧と負圧とが均衡をなして,スライダ50は,それ以上は浮上せず,一定の浮上高を保持する。
前記した構成を有するHDDの内部には,パーチクル(particle:ごみ,ほこり,微分子,粒子などの総称)が存在し,そのようなパーチクルは,ディスク10の表面に付着されるか,またはディスクドライブの内部の空気に含まれて,その空気と共に流動する。ところが,そのようなパーチクルがディスク10の表面に付着された状態で,または流動空気内に含まれた状態でディスク10とスライダ34との間に流入されれば,ディスク10の表面にスクラッチやTA(Thermal Asperity)を発生させるか,またはスライダ34に搭載されたヘッド35を損傷させて,ヘッド35の性能を低下させることがある。
従来は,前記した問題点を防止するために,スライダ34のクリーニング回数を増加させるか,またはスライダ34のエッジを再加工してチップを除去し,スライダ34の浮上高を適正に保持させるか,またはスライダ34の構成を,パーチクルがその外部に流れるように設計するなどの試みが行われてきた。そして,クリーンルームの清浄度を上げるか,またはディスクドライブの内部にパーチクルをフィルタリングするフィルタを設置し,ディスクドライブにディスク10の表面のパーチクルを除去する構造を適用するなどの試みも行われている。
しかし,そのような試みにも拘らず,パーチクルによる問題点の改善において,現在まで大きな成果が得られていない。更に,ディスクドライブの設計の変更があるか,またはディスクドライブの内部に新たな部品が追加される場合には,前記パーチクルによる問題点が発生する可能性が高くなる。特に,最近では,ヘッド35性能の向上のために,スライダ34の浮上高が次第に低くなり,それにより,前記したパーチクルによる問題点は,更に深刻化している。
本発明は,前記のような従来技術の問題点を鑑みてなされたものであって,特に,ディスク表面と空気軸受スライダとの間に流入されたパーチクルを,スライダに形成された空気排出口を介してスライダの外部に排出させることで,パーチクルによる問題点の発生を最小化できる構造を有するディスクドライブの空気軸受スライダと,それを備えたサスペンション組立体を提供するところにその目的がある。
前記の技術的課題を達成するために,本発明は,ディスクの回転によって発生した浮揚力により,読み取り/書き込みヘッドを搭載した状態で前記ディスクの表面から浮上するディスクドライブの空気軸受スライダにおいて,前記ディスクの表面に対向するディスクの対向面と,前記ディスクの対向面の反対側の背面とを有するスライダ本体と,前記スライダ本体のディスクの対向面に形成されて,前記スライダ本体を前記ディスクの表面から浮上させるための正圧を発生させる正圧形成レール部と,前記ディスクと前記スライダ本体との間に流入された空気と,その空気内に含まれたパーチクルを排出するためのものであって,前記スライダ本体のディスクの対向面から前記背面まで,空気の流れの方向に傾斜するように貫通形成された空気排出口と,を備えることを特徴とするディスクドライブの空気軸受スライダを提供する。
ここで,前記スライダ本体のディスクの対向面には,負圧空洞部が形成されるようにしてもよく,前記負圧空洞部内に前記空気排出口が位置できる。
そして,前記空気排出口の断面状は,円形,楕円形及び多角形のうち,いずれか一つとすることができる。
前記スライダ本体のディスクの対向面に対する前記空気排出口の傾斜角度は,実質的に30゜〜60゜とすることができる。
前記空気排出口の入口面積と出口面積は,相異なることもあり,その場合に,前記空気排出口の入口面積は出口面積より大きくすることができる。
前記空気排出口の幅は,前記スライダ本体の幅の1/10〜1/2とすることができる。
そして,前記の技術的課題を達成するために本発明は,読み取り/書き込みヘッドをディスクの表面側へ付勢されるように支持するディスクドライブ用のアクチュエータのサスペンション組立体において,前記アクチュエータのスイングアーム端部に結合されるロードビームと,一端部は,前記ロードビームのディスクの対向面に固定され,他端部は,前記ロードビームの端部方向に延びたフレクシャーと,前記フレクシャーのディスクの対向面に付着されて,前記ディスクの回転によって発生した浮揚力により,前記読み取り/書き込みヘッドを搭載した状態で前記ディスクの表面から浮上する空気軸受スライダと,を備え,前記空気軸受スライダは,前記ディスクの表面に対向するディスクの対向面と,前記ディスクの対向面の反対側の背面とを有するスライダ本体と,前記スライダ本体のディスクの対向面に形成されて,前記スライダ本体を前記ディスクの表面から浮上させるための正圧を発生させる正圧形成レール部と,前記ディスクと前記スライダ本体との間に流入された空気と,その空気内に含まれたパーチクルを排出するためのものであって,前記スライダ本体のディスクの対向面から前記背面まで,空気の流れの方向に傾斜するように貫通形成された空気排出口と,を含むことを特徴とするディスクドライブ用のアクチュエータのサスペンション組立体を提供する。
ここで,前記フレクシャーには,前記空気排出口に連通される開口が形成され,前記開口には,前記空気排出口を介して排出された空気中に含まれたパーチクルをフィルタリングするためのフィルタが設置されされるようにしてもよい。
その場合,前記開口の面積は,前記空気排出口の出口面積より大きくすることができる。
そして,前記フィルタは,その端部が前記開口の周りに付着されて,前記開口を覆うことが好ましく,前記フレクシャーと前記ロードビームとの間隔より薄いメンブレンフィルタ(Membrane Filter)とすることができる。
前記したような構成によれば,ディスクの表面とスライダとの間に流入されたパーチクルが,空気軸受スライダに形成された空気排出口を介して,空気と共にスライダ外部に排出されることで,前記パーチクルによるディスクとヘッドの損傷とが最小化される。
本発明に係るディスクドライブの空気軸受スライダによれば,ディスク表面と空気軸受スライダとの間に流入されたパーチクルが,スライダに形成された空気排出口を介して空気と共にスライダの外部に排出されることで,前記パーチクルによるディスク表面のスクラッチとTAの発生,及びヘッドの損傷を最小化できる。特に,前記空気排出口が傾斜するように形成されることで,空気の排出流量を最大化できるため,パーチクルの排出効率が上がる。
そして,サスペンション組立体のフレクシャーに設置されたフィルタにより,空気排出口を介して排出される空気中に含まれたパーチクルを効果的にフィルタリングできる。
以下,添付図面を参照して,本発明の好ましい実施形態に係るディスクドライブの空気軸受スライダと,それを備えたサスペンション組立体を詳細に説明する。以下の図面で,同じ参照符号は同じ構成要素を示す。
図4は,本発明の好ましい実施形態に係る空気軸受スライダを示した斜視図であり,図5は,図4に示された空気軸受スライダの長手方向に沿う垂直断面図である。
図4及び図5を共に参照すれば,本実施形態に係る空気軸受スライダ100は,ディスク10のような記録媒体の回転によって発生した浮揚力により,読み取り/書き込みヘッド170を搭載した状態で前記ディスク10の表面から浮上するものであって,スライダ本体110と,正圧形成レール部と,空気排出口180とを備える。
前記スライダ本体110は,ディスク10の回転によって発生した空気の流れにより,陽力を生成できる形状を有する。例えば,前記スライダ本体110は,薄い直六面体状からなり,前記ディスク10の表面に対向するディスクの対向面111と,前記ディスクの対向面111の反対側の背面112とを有する。
前記正圧形成レール部は,前記スライダ本体110のディスクの対向面111に形成されて,スライダ本体110をディスク10の表面から浮上させるための正圧を発生させる役割を行うものであって,多様な構成を有しうる。例えば,前記正圧形成レール部は,図4に示されたように,第1及び第2レールベース120,140と,前記第1及び第2レールベース120,140のそれぞれの上面に設けられた第1及び第2レール部122,142と,を含みうる。
前記第1レールベース120は,前記スライダ本体110のディスクの対向面111から所定の高さに突出し,前記本体110の後端部に向って開いた,ほぼU字状に形成される。前記第1レールベース120の上面に形成される第1レール部122も,第1レールベース120のようにほぼU字状を有する。前記第1レール部122は,第1レールベース120の上面から所定の高さに突設され,それにより,第1レール部122の上面と第1レールベース120の上面との間には,段差が形成される。そして,前記第1レールベース120の先端部には,傾斜面121が形成される。その傾斜面121は,空気を,ディスク10とスライダ本体110との間へ更に容易に流入させ,更にそのように流入された空気を圧縮する役割を行う。
前記第2レールベース140は,前記スライダ本体110の後端部に隣接した位置に形成され,前記スライダ本体110のディスクの対向面111から所定の高さに突出する。前記第2レールベース140の高さは,前記第1レールベース120の高さと同じ高さに形成される。前記第2レール部142は,第2レールベース140の上面から所定の高さに突設され,それにより,第2レール部142の上面と第2レールベース140の上面との間にも,段差が形成される。そして,前記第2レール部142に読み取り/書き込みヘッド170が搭載される。
前記第1及び第2レール部122,142の上面は,それぞれ空気軸受面(Air Bearing Surface:ABS)として機能し,正圧を形成してスライダ100を浮上させる浮揚力を発生させる。特に,前記空気軸受面の前方には,それぞれ第1及び第2レールベース120,140の上面が存在して,それらの間に段差を提供する。そのような段差により,スライダ100の空気軸受面に流入される空気には,くさび効果(wedge effect)が作用し,それにより,十分な正圧が発生できる。
そして,前記スライダ本体110のディスクの対向面111には,前記第1レールベース120によって限定される負圧空洞部130が形成される。前記負圧空洞部130は,スライダ100をディスク10の表面側へ引っ張る負圧を形成する機能を行う。
前記正圧形成レール部は,第1レールベース120の後方に配置される第3及び第4レールベース150,160と,前記第3及び第4レールベース150,160のそれぞれの上面に設けられた第3及び第4レール部152,162とを更に含みうる。そのような第3及び第4レール部152,162は,ヘッド170が位置したスライダ本体110の後端部の近くでの正圧を上げる役割を行う。
前記空気排出口180は,本実施形態の主な特徴部であって,前記スライダ本体110のディスクの対向面111から前記背面112まで,空気の流れの方向に傾斜するように貫通形成される。前記空気排出口180は,その入口181が,前記スライダ本体110のほぼ中心部に位置するように形成される。前記したように,前記スライダ本体110のディスクの対向面111に負圧空洞部130が形成された場合には,前記負圧空洞部130内に前記空気排出口180が位置する。
そして,前記空気排出口180の断面状は,円形であることが好ましいが,その他にも,楕円形または多角形の形状とすることができ,その入口181の面積と出口182の面積とを同じく形成できる。
また,前記空気排出口180の幅W,すなわち円形の断面状を有する空気排出口180の直径は,前記スライダ本体110の幅Wのほぼ1/10〜1/2の範囲内であることが好ましい。
前記したように形成された空気排出口180は,前記ディスク10とスライダ本体110との間に流入された空気と,その空気内に含まれたパーチクルPとを排出する役割を行う。詳細に説明すれば,ディスク10が矢印D方向に回転すれば,矢印A方向の空気の流れが形成され,そのような空気の流れは,ディスク10の表面とスライダ本体110との間に流入される。それにより,前記したように,正圧形成レール部によって形成された正圧により,スライダ100は,一定の浮上高Hまで浮上する。その状態で,スライダ100に搭載されたヘッド170が,ディスク10の表面に対してデータを記録/再生する機能を行う。
そのような過程で,ディスク10とスライダ本体110との間に流入された空気中の一部が,前記空気排出口180を介してスライダ本体110の背面112側に排出され,残りは,スライダ本体110の後方に排出される。その時,ディスク10とスライダ本体110との間に流入された空気中に含まれているか,またはディスク10の表面に付着されていたパーチクルPのうち,多量が前記空気排出口180を介して排出される空気と共に排出されるため,ディスク10とスライダ本体110の後端部の間から排出される空気中に含まれたパーチクルPの量は,非常に減る。したがって,前記パーチクルPによるヘッド170の損傷,及びディスク10表面のスクラッチとTAの発生が最小化または防止される。
そして,前記空気排出口180を介して排出される空気の流量を,なるべく増加させることがパーチクルPの排出において好ましいと言える。そのために,本実施形態においては,前記空気排出口180を前記したように,傾斜するように形成することで,空気排出口180を介して排出される空気の流量を増加させる。特に,前記スライダ本体110のディスクの対向面111に対する前記空気排出口180の傾斜角度θが,約30゜〜60゜の範囲内にあれば,空気の排出流量が最大化される。これについては,後でシミュレーション結果を見つつ,再び説明する。
図6は,図5に示された空気軸受スライダの変形例を示した垂直断面図である。
図6を参照すれば,スライダ本体110を貫通して形成された前記空気排出口180は,テーパー状に形成される。すなわち,前記空気排出口180は,その入口181面積と出口182面積とが相異なるように形成される。具体的に,空気排出口180のスライダ本体110の後端部側の内面の傾斜角度θが,スライダ本体110の先端部側の内面の傾斜角度θより大きいこともあり,小さいこともある。その場合には,前記空気排出口180を介して排出される空気の流量が増加する。
特に,前記空気排出口180の入口181面積が出口182面積より大きい場合,空気排出口180を介して排出される空気の流量が更に増加する。これについても,後でシミュレーション結果を見つつ,再び説明する。
図7は,図4に示された空気軸受スライダとフィルタとを備えた本実施形態に係るサスペンション組立体を示した斜視図であり,図8は,図7に示されたサスペンション組立体の長手方向に沿う垂直断面図である。
図7及び図8を共に参照すれば,本発明の好ましい実施形態に係るサスペンション組立体230は,ディスクドライブ用のアクチュエータに設けられて,読み取り/書き込みヘッド170をディスク10の表面側へ付勢されるように支持する役割を行う。前記サスペンション組立体230は,ロードビーム231と,フレクシャー232と,前記読み取り/書き込みヘッド170が搭載された空気軸受スライダ100と,を備える。
前記ロードビーム231は,前記アクチュエータのスイングアーム222の端部に結合される。そのようなロードビーム231は,通常的に,薄い厚さ,例えば約0.05mmの厚さを有するステンレス鋼板のような金属板をプレス加工することで製造される。
前記フレクシャー232は,前記空気軸受スライダ100を支持するものであって,前記ロードビーム231の底面,すなわちディスク10の対向面に付着される。前記フレクシャー232の一端部は,ロードビーム231のディスクの対向面に溶接などにより固定され,その他端部は,ロードビーム231の端部側に延びて,ある程度自由に動くことができるようになっている。そのようなフレクシャー232は,前記ロードビーム231と同様に,薄いステンレス鋼板より製造される。ただし,前記フレクシャー232は,後述のように,フレクシャー232に付着されたスライダ100のローリング及びピッチングを自由にするために,前記ロードビーム231の厚さより薄い,例えば約0.02mmの厚さを有する。
前記ロードビーム231には,フレクシャー232側に突出したディンプル233が形成され,そのディンプル233により,前記フレクシャー232に所定の弾性力が提供される。そのような構造によって,前記フレクシャー232は自由に動くことができ,それにより,フレクシャー232に付着されたスライダ100のローリング及びピッチングが円滑に行われる。
前記空気軸受スライダ100は,前記フレクシャー232のディスクの対向面に付着され,前記したような構成を有する。すなわち,前記空気軸受スライダ100は,前記スライダ本体110と,正圧形成レール部と,前記スライダ本体110を空気の流れの方向に傾斜するように貫通する空気排出口180と,を有する。そして,前記空気排出口180は,図5または図6に示されたような形状を有しうる。
本実施形態において,前記フレクシャー232には,前記空気排出口180に連通される開口236が形成される。そして,前記開口236には,前記空気排出口180を介して排出された空気中に含まれたパーチクルをフィルタリングするためのフィルタ237が設置される。
前記開口236の面積は,前記空気排出口180を通過した空気が容易に排出されるように,前記空気排出口180の出口182面積より大きいことが好ましい。そして,前記開口236は,図7に示されたように,直方体の形状を有することができ,その他にも多様な形状を有することができる。例えば,前記開口236は,空気排出口180の断面状に対応する形状,すなわち円形より形成される。
前記フィルタ237は,前記開口236を完全に覆うように,その端部が前記開口236の周りに付着される。そして,前記フィルタ237は,フレクシャー232とロードビーム231との間の狭い間隔内に設置できるように,前記間隔より薄いメンブレンフィルタであることが好ましい。
前記したように,本実施形態に係るサスペンション組立体230においては,フレクシャー232にフィルタ237が設置されることで,空気軸受スライダ100に形成された空気排出口180を介して排出される空気中に含まれたパーチクルが効果的にフィルタリングされる。
図9A〜図9Fは,図5に示された空気軸受スライダの空気排出口を介して排出される空気の流れについてのシミュレーション結果を示す図面である。
そのシミュレーションで,空気排出口の直径は,0.2mmに設定され,空気排出口の傾斜角度θは,それぞれ30゜,40゜,50゜,60゜,70゜及び90゜に設定された。
下記の[表1]には,前記シミュレーションで測定された空気の排出流量が,MFR(Mass Flow Rate)として表されている。そして,下記の[表1]においてNは,傾斜角度θが90゜である場合のMFRに対するそれぞれの傾斜角度θでのMFRの割合を表したものである。
図9A〜図9Fと[表1]とを参照すると,空気排出口の傾斜角度θが小さいほど,すなわち空気排出口の傾きが大きいほど,ほぼMFRが増加するということが分かる。具体的に,図9Fに示されたように,空気排出口の傾斜角度θが90゜である場合,すなわち空気排出口が垂直に形成された場合に,MFRが最も小さく,図9Aに示されたように,空気排出口の傾斜角度θが30゜である場合,すなわち空気排出口の傾きが最も大きい場合に,MFRが最も大きいと表される。その時,空気排出口の傾斜角度θが30゜である場合のMFRは,傾斜角度θが90゜である場合のMFRに比べて,約13倍以上である。一方,[表1]には,空気排出口の傾斜角度θが70゜である場合に,MFRが最も大きいと表されているが,それは,図9Eに示されたように,激しい空気の再循環に基づく。そのように,空気の再循環が激しい場合には,空気とパーチクルの排出において,かえって逆効果を発生させるという短所がある。したがって,前記したシミュレーション結果を総合すれば,空気排出口の傾斜角度θが約30゜〜60゜の範囲内にあることが好ましいことが分かる。
図10A及び図10Bは,図6に示された空気軸受スライダの空気排出口を介して排出される空気の流れについてのシミュレーション結果を示す図面である。
そのシミュレーションで,空気排出口の直径は,0.2mmに設定され,空気排出口のスライダ本体の後端部側の内面の傾斜角度θは,50゜に固定され,空気排出口のスライダ本体の先端部側の内面の傾斜角度θは,それぞれ47゜と53゜に設定された。
下記の[表2]には,前記シミュレーションで測定された空気排出流量が,MFRとして表されている。そして,下記の[表2]においてNは,前記の[表1]での傾斜角度θが50゜である場合のMFRについての,本シミュレーションで測定されたMFRの割合を表したものである。
図10A,図10B及び[表2]を参照すると,空気排出口がテーパー状に形成された場合,すなわち空気排出口の入口面積と出口面積とが相異なる場合には,空気排出口の入口面積と出口面積とが同じ場合(図9C)に比べて,MFRが増加するということが分かる。特に,空気排出口の傾斜角度θが傾斜角度θより大きい場合に,空気排出口を介して排出される空気の流量が更に大きいと表される。したがって,空気排出口を,その出口面積が入口面積より小さいように形成することが好ましいということが分かる。
本発明は図示された実施形態を参考して説明されたが,これは例示的なものに過ぎず,当業者ならば,これから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるということが理解できるであろう。したがって,本発明の真の技術的保護範囲は,特許請求の範囲によって決められるべきである。
本発明は,ディスク表面と空気軸受スライダとの間に流入されたパーチクルを,スライダに形成された空気排出口を介してスライダの外部に排出させることで,パーチクルによる問題点の発生を最小化できる構造を有するディスクドライブの空気軸受スライダと,それを備えたサスペンション組立体にかかわり,ディスクドライブに効果的に適用可能である。
従来のHDDの一部を概略的に示した斜視図である。 従来のHDDの一部を概略的に示した側面図である。 従来のTF型空気軸受スライダの基本構造を概略的に示す斜視図である。 従来のNP型空気軸受スライダの基本構造を概略的に示す斜視図である。 本発明の好ましい実施形態に係る空気軸受スライダを示した斜視図である。 図4に示された空気軸受スライダの長手方向に沿う垂直断面図である。 図5に示された空気軸受スライダの変形例を示した垂直断面図である。 図4に示された空気軸受スライダとフィルタとを備えたサスペンション組立体を示した斜視図である。 図7に示されたサスペンション組立体の長手方向に沿う垂直断面図である。 図5に示された空気軸受スライダの空気排出口を介して排出される空気の流れについてのシミュレーション結果を示す説明図である。 図5に示された空気軸受スライダの空気排出口を介して排出される空気の流れについてのシミュレーション結果を示す説明図である。 図5に示された空気軸受スライダの空気排出口を介して排出される空気の流れについてのシミュレーション結果を示す説明図である。 図5に示された空気軸受スライダの空気排出口を介して排出される空気の流れについてのシミュレーション結果を示す説明図である。 図5に示された空気軸受スライダの空気排出口を介して排出される空気の流れについてのシミュレーション結果を示す説明図である。 図5に示された空気軸受スライダの空気排出口を介して排出される空気の流れについてのシミュレーション結果を示す説明図である。 図6に示された空気軸受スライダの空気排出口を介して排出される空気の流れについてのシミュレーション結果を示す説明図である。 図6に示された空気軸受スライダの空気排出口を介して排出される空気の流れについてのシミュレーション結果を示す説明図である。
符号の説明
100 空気軸受スライダ
110 スライダ本体
111 ディスクの対向面
112 反対側の背面
120 第1レールベース
121 傾斜面
122 第1レール部
130 負圧空洞部
140 第2レールベース
142 第2レール部
150 第3レールベース
152 第3レール部
160 第4レールベース
162 第4レール部
170 読み取り/書き込みヘッド
180 空気排出口

Claims (22)

  1. ディスクの回転によって発生した浮揚力により,読み取り/書き込みヘッドを搭載した状態で前記ディスクの表面から浮上するディスクドライブの空気軸受スライダにおいて,
    前記ディスクの表面に対向するディスクの対向面と,前記ディスクの対向面の反対側の背面とを有するスライダ本体と,
    前記スライダ本体のディスクの対向面に形成されて,前記スライダ本体を前記ディスクの表面から浮上させるための正圧を発生させる正圧形成レール部と,
    前記ディスクと前記スライダ本体との間に流入された空気と,その空気内に含まれたパーチクルとを排出するためのものであって,前記スライダ本体のディスクの対向面から前記背面まで,空気の流れの方向に傾斜するように貫通形成された空気排出口と,
    を備え,
    前記スライダ本体のディスクの対向面には,負圧空洞部が形成され,前記負圧空洞部内に,前記空気排出口が位置し,
    前記スライダ本体の背面側に,前記空気排出口を介して排出された空気中に含まれていたパーチクルをフィルタリングするためのフィルタが配置されたことを特徴とする,ディスクドライブの空気軸受スライダ。
  2. 前記空気排出口の断面状は,円形,楕円形及び多角形のうち,いずれか一つであることを特徴とする,請求項1に記載のディスクドライブの空気軸受スライダ。
  3. 前記スライダ本体のディスクの対向面に対する前記空気排出口の傾斜角度は,実質的に30゜〜60゜であることを特徴とする,請求項1に記載のディスクドライブの空気軸受スライダ。
  4. 前記空気排出口の入口面積と出口面積とは,相異なることを特徴とする,請求項1に記載のディスクドライブの空気軸受スライダ。
  5. 前記空気排出口の入口面積は,出口面積より大きいことを特徴とする,請求項1に記載のディスクドライブの空気軸受スライダ。
  6. 前記空気排出口の幅は,前記スライダ本体の幅の1/10〜1/2であることを特徴とする,請求項1に記載のディスクドライブの空気軸受スライダ。
  7. 前記フィルタは,メンブレンフィルタであることを特徴とする,請求項に記載のディスクドライブの空気軸受スライダ。
  8. 読み取り/書き込みヘッドを,ディスクの表面側へ付勢されるように支持するディスクドライブ用のアクチュエータのサスペンション組立体において,
    前記アクチュエータのスイングアーム端部に結合されるロードビームと,
    一端部が前記ロードビームのディスクの対向面に固定され,他端部が前記ロードビームの端部側に延びたフレクシャーと,
    前記フレクシャーのディスクの対向面に付着されて,前記ディスクの回転によって発生した浮揚力により,前記読み取り/書き込みヘッドを搭載した状態で前記ディスクの表面から浮上する空気軸受スライダと,
    を備え,
    前記空気軸受スライダは,
    前記ディスクの表面に対向するディスクの対向面と,前記ディスクの対向面の反対側の背面とを有するスライダ本体と,
    前記スライダ本体のディスクの対向面に形成されて,前記スライダ本体を前記ディスクの表面から浮上させるための正圧を発生させる正圧形成レール部と,
    前記ディスクと前記スライダ本体との間に流入された空気と,その空気内に含まれたパーチクルとを排出するためのものであって,前記スライダ本体のディスクの対向面から前記背面まで,空気の流れの方向に傾斜するように貫通形成された空気排出口と,
    を含み,
    前記スライダ本体のディスクの対向面には,負圧空洞部が形成され,前記負圧空洞部内に前記空気排出口が位置し,
    前記フレクシャーには,前記空気排出口に連通される開口が形成され,
    前記開口には,前記空気排出口を介して排出された空気中に含まれていたパーチクルをフィルタリングするためのフィルタが設置されたことを特徴とする,ディスクドライブ用のアクチュエータのサスペンション組立体。
  9. 前記開口の面積は,前記空気排出口の出口面積より大きいことを特徴とする,請求項に記載のディスクドライブ用のアクチュエータのサスペンション組立体。
  10. 前記フィルタは,その端部が前記開口の周りに付着されて,前記開口を覆うことを特徴とする,請求項に記載のディスクドライブ用のアクチュエータのサスペンション組立体。
  11. 前記フィルタは,前記フレクシャーと前記ロードビームとの間隔より薄いメンブレンフィルタであることを特徴とする,請求項に記載のディスクドライブ用のアクチュエータのサスペンション組立体。
  12. 前記空気排出口の断面状は,円形,楕円形及び多角形のうち,いずれか一つであることを特徴とする,請求項に記載のディスクドライブ用のアクチュエータのサスペンション組立体。
  13. 前記スライダ本体のディスクの対向面に対する前記空気排出口の傾斜角度は,実質的に30゜〜60゜であることを特徴とする,請求項に記載のディスクドライブ用のアクチュエータのサスペンション組立体。
  14. 前記空気排出口の入口面積と出口面積とは,相異なることを特徴とする,請求項に記載のディスクドライブ用のアクチュエータのサスペンション組立体。
  15. 前記空気排出口の入口面積は,出口面積より大きいことを特徴とする,請求項に記載のディスクドライブ用のアクチュエータのサスペンション組立体。
  16. 前記空気排出口の幅は,前記スライダ本体の幅の1/10〜1/2であることを特徴とする,請求項15に記載のディスクドライブ用のアクチュエータのサスペンション組立体。
  17. スライダを媒体の表面から所定の高さに浮上させるための浮揚力を発生させるディスクドライブにおいて,
    前記スライダと前記媒体との間に正圧を形成することにより,前記スライダを浮上させる浮揚力を発生させるものであって,空気軸受表面として機能するスライダの媒体対向面及び前記媒体対向面の反対側の背面と,
    前記スライダの媒体対向面から前記背面まで空気の流れの方向に傾斜するように,前記スライダを貫通する空気排出口と,を備え,
    前記空気排出口は,前記媒体と前記スライダとの間に流入された空気を排出し,
    前記空気排出口の入口面積が出口面積よりも大きくなるように,前記空気排出口がテーパー状を有し,
    前記空気排出口の出口の近くに,前記空気排出口を介して排出された空気中に含まれたパーチクルをフィルタリングするためのフィルタが配置されたことを特徴とするディスクドライブ。
  18. 前記スライダの媒体対向面に対する前記空気排出口の傾斜角度は,実質的に30゜〜60゜であることを特徴とする,請求項17に記載のディスクドライブ。
  19. 前記フィルタは,メンブレンフィルタであることを特徴とする,請求項17に記載のディスクドライブ。
  20. 前記空気排出口の幅は,前記スライダの幅の1/10〜1/2であることを特徴とする,請求項17に記載のディスクドライブ。
  21. 前記空気排出口の入口は,前記スライダの媒体対向面の中心部に設けられることを特徴とする,請求項17に記載のディスクドライブ。
  22. 前記空気排出口の断面状は,円形であることを特徴とする,請求項17に記載のディスクドライブ。
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