JP2007048343A - 磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気ヘッドスライダの浮上量が低下すると、磁気ヘッドスライダがつんのめりの姿勢となって、空気流入端の前縁部が磁気ディスク面と接触して媒体が損傷するという問題が発生する。
【解決手段】磁気ヘッドスライダ1は、浮上面4と、空気流入端2と、空気流出端3を有する。浮上面4には3つの浮上用パッド5a,5b,5cが形成されており、浮上用パッド5a,5bの周囲には、ステップ軸受面7aが形成されており、ステップ軸受面7aに空気流入側を囲まれて負圧を発生する負圧溝8が形成されている。浮上用パッド5cは、空気流出端3近傍に形成され、磁気ヘッド9を備え、浮上用パッド5cの空気流入側には、ステップ軸受7bが形成されている。そして、空気流入端2の前縁部には、開口部10が形成されている。開口部10の、深さは浮上用パッド5a,5bから0.5μm〜2μmの深さである。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置に係り、特に高信頼性と高密度記録を実現するための低浮上の磁気ヘッドスライダとそれを搭載した磁気ディスク装置に関する。
近年、磁気ディスク装置は、小型化、大容量化が進んでおり、記録媒体(磁気ディスク)に記録するデータは、益々高記録密度になっている。これに伴い、磁気ヘッドスライダと磁気ディスクとのスペース、すなわち磁気ヘッドスライダの浮上量を小さくする必要がある。低浮上で安定に浮上する磁気ヘッドスライダとして、例えば、特許文献1に開示されているような、スライダの浮上用レール(気体軸受レール)の流入側に、浮上用レールの平面部から窪み方向の段差をもって構成する面(段差面)を設け、この段差面の深さ(段差の高さ)を極小(700nm以下)にすることにより、磁気ディスクの周速に依存しないで、一定浮上量を実現する磁気ヘッドスライダが提案されている。このような微小な深さの段差(ステップ)を持つスライダを微小ステップスライダと称している。
また、特許文献2には、低浮上の磁気ヘッドスライダにおいて、スライダの浮上用レールの流入側に設けられた段差面(ステップ面)上に、段差深さ(高さ)と略同じか、それよりも高い微小突起を設けることにより、スライダが前のめりに回転しにくく、段差面の前縁がディスク面と接触することを防止するスライダが開示されている。
特開平6-325530号公報 特開2000−21109号公報
磁気ヘッドスライダが回転する磁気ディスク上に浮上中、浮上量が変動し磁気ディスク面と接触した場合、磁気ヘッドスライダの浮上面(ディスク対向面)が摩擦力により引っ張られ、磁気ヘッドスライダがサスペンションのピボット(荷重作用点)を中心に回転し、前のめりの姿勢、所謂つんのめりとなって、磁気ヘッドスライダの流入端側の前縁部が磁気ディスク面と接触する。磁気ヘッドスライダの流入端側の前縁部が磁気ディスク面と接触すると、空気流入口が塞がれてしまい、空気流が磁気ヘッドスライダの浮上面側に流入しなくなるため、磁気ヘッドスライダに浮上力が発生せず、つんのめりの姿勢のまま磁気ヘッドスライダと磁気ディスク面が連続的に接触して磁気ディスクが損傷を受けるという問題がある。
特に、磁気ヘッドスライダの浮上量が低く、また、低浮上量を実現するために平滑磁気ディスクを用いる磁気ディスク装置では摩擦力が大きく深刻である。このため、磁気ヘッドスライダがつんのめりの姿勢となり、磁気ヘッドスライダの流入端側の前縁部が磁気ディスク面と接触することを防ぐことが、媒体の損傷を防ぎ、信頼性を確保するための重要な課題である。この問題を解決するために、流入端側の前縁部に面取りを施して(曲率を設け)、接触面積を増大させることにより接触応力(面圧)を低減する方法があるが、面取りは通常、加工バラツキの大きい機械加工で行うため、浮上量変動を発生させる大きな要因となる。浮上量変動が発生すると、データの読み出し、書き込みの誤動作の原因となる。したがって、この方法は、流入端側の前縁部の接触による磁気ディスク損傷を防止するための有効な手段とならない。
上記特許文献2に記載されているように、磁気ヘッドスライダ流入端側の前縁部が接触しないように、磁気ヘッドスライダの浮上用レールの流入側に設けられた段差面上に微小突起を設けると、その突起の高さによっては浮上量を低くすることが制限され、低浮上化が実現できない場合がある。
また、磁気ヘッドスライダの浮上量低下の要因として、雰囲気圧力の低下がある。具体的には、磁気ディスク装置を高地で使用する場合は、雰囲気圧力が低下するために浮上量が低下する。浮上量が低下すると、磁気ヘッドスライダがつんのめりの姿勢となって、磁気ヘッドスライダの流入端側の前縁部が磁気ディスク面と接触して媒体が損傷するという問題が発生する。
本発明の目的は、磁気ヘッドスライダがつんのめりの姿勢になるのを防ぎ、また、磁気ヘッドスライダがつんのめりの姿勢となった場合でも速やかに復帰することができる磁気ヘッドスライダを提供することである。
本発明の他の目的は、磁気ヘッドスライダの前縁部での連続接触による媒体の損傷を防止することにより、磁気ディスクに安定して読み書きができる信頼性の高い磁気ディスク装置を提供することである。
上記目的を達成するための、本発明の代表的な磁気ヘッドスライダは、空気流入端と、浮上面と、空気流出端とを有し、前記浮上面は前記空気流入端側と前記空気流出端側に形成された浮上用パッドと、前記空気流入端と前記浮上用パッドの間及び該浮上用パッドの周囲に形成されたステップ軸受面と、該ステップ軸受面から窪んで形成された負圧溝と、前記空気流出端側の浮上用パッドに設けられた磁気ヘッドと、前記空気流入端が磁気ディスクと接触したときに前記空気流入端側の浮上用パッドに空気を導く空気取り入れ部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、磁気ヘッドスライダがつんのめりの姿勢になるのを防ぎ、また、磁気ヘッドスライダがつんのめりの姿勢となった場合でも速やかに復帰することができる磁気ヘッドスライダを提供することができる。
また、本発明によれば、磁気ヘッドスライダの前縁部での連続接触による媒体の損傷を防止することにより、磁気ディスクに安定して読み書きができる信頼性の高い磁気ディスク装置を提供することができる。
本発明の第1の実施例を図1を用いて説明する。図1は磁気ヘッドスライダを浮上面側から見た斜視図である。磁気ヘッドスライダ1は、記録媒体である磁気ディスク面上を浮上するものであり、その場合、浮上面となるディスク対向面4と、磁気ディスクの回転に伴う空気流が流れ込んでくる側の空気流入端2と、この空気流入端2の風下側になり空気が流出する側の空気流出端3を有する。ディスク対向面(浮上面)4には浮上力を発生させるための3つの浮上用パッド5が形成されている。そのうちの2つは、磁気ヘッドスライダ1の空気流入側の両端に、残りの1つは空気流出側の中央に形成されている。空気流入側の浮上用パッド5a,5bの周囲には、浮上用パッド5a,5bで発生する正圧の量を調整するステップ軸受面7aが形成されており、ステップ軸受面7aに空気流入側を囲まれて負圧を発生する負圧溝8が形成されている。
空気流出側の浮上用パッド5cは、空気流出端3近傍に形成され、磁気ディスクに情報を記録し、または磁気ディスクに記録された情報を読み取る磁気ヘッド9を備え、浮上用パッド5cの空気流入側には、この浮上用パッド5cで発生する正圧を調整するステップ軸受7bが形成されている。ステップ軸受面7bは、空気流出側の浮上用パッド5cで正圧を発生する様に作用すれば良いので、少なくとも空気流出側の浮上用パッド5cの空気流入側に形成されていれば良い。
図1の磁気ヘッドスライダ1のサイズは、例えば、長さが1.25mm、幅が1.0mm、厚さが0.3mmであり、所謂ピコスライダと呼ばれるサイズである。空気流入側の浮上用パッド5a,5bと空気流出側の浮上用パッド5cとは、ほぼ同一平面上にある。ステップ軸受面7a,7bもほぼ同一平面上にある。浮上用パッド5a,5b,5cからステップ軸受面7a,7bまでの深さは150nm〜240nm、浮上用パッド5a、5b、5cから負圧溝8までの深さは1μm〜2μmである。ステップ軸受面7a,7b,7cや負圧溝8の加工は、深さの精度が要求されることから、イオンミリングあるいはリアクティブ・イオン・エッチング(RIE)等の加工法により形成される。
そして、空気流入端側の2つの浮上用パッド5a,5bのさらに空気流入端側には、空気取り入れ部として開口部10が形成されている。開口部10は、空気流が流れ込んでくる側の空気流入端2の前縁部に形成され、幅は0.3〜0.5mm(スライダ幅の1/3〜1/2)、深さは浮上用パッド5a,5bから0.5μm〜2μmの深さである。開口部10の形成は、負圧溝8と同時に形成するのがプロセス効率が良く、イオンミリングあるいはリアクティブ・イオン・エッチング(RIE)等の加工法により形成する。
次に、上記第1の実施例の効果を図2、図3を用いて説明する。図2は従来の磁気ディスク12と磁気ヘッドスライダ14との接触状態を示したものである。磁気ヘッドスライダ14と回転中の磁気ディスク12が何らかの理由で接触した場合に、磁気ヘッドスライダ14と磁気ディスク12との接触点には図2のような力が作用する。図示はしていないが、磁気ヘッドスライダ14を支持するサスペンションに設けたピボットから磁気ヘッドスライダ14に磁気ディスク方向への押付け荷重Wが作用している。fは磁気ヘッドスライダ14と磁気ディスク12の摩擦力である。磁気ヘッドスライダ14と磁気ディスク12との摩擦力fによるモーメントMfが、サスペンションのスライダ押し付け荷重Wによる回転モーメントMwよりも大きくなると、磁気ヘッドスライダ14はピボットを中心に前のめりに回転し、空気流入端2の前縁部が磁気ディスク12と接触する。ここで、磁気ヘッドスライダ14がつんのめりになる条件は、Mw+Fair1<Mfとなる。
上記式中、Fair1はスライダ浮上力であるが、開口部の無い従来型の磁気ヘッドスライダ14では、図2に示すように、空気流入端2の前縁部が磁気ディスク12と接触すると空気流入口が塞がれ、空気流13が空気流入側の浮上パッド5a(5b)に流入できない。このため、一度磁気ヘッドスライダが前傾姿勢となった場合には、空気流入側の浮上パッドが浮上力を発生することができない。この結果として、従来の磁気ヘッドスライダ14では、磁気ディスク12と接触すると、磁気ヘッドスライダ14は前傾姿勢を保ったまま磁気ディスク12と連続的に摺動し続けることになる。そして、最悪の場合には、データを破損させるという問題がある。
一方、本実施例では、開口部10を設けているために、図3に示すように磁気ヘッドスライダ1が前傾姿勢になった場合、磁気ヘッドスライダ1の空気流入側の浮上パッド5a(5b)への空気流入路が確保されているので、磁気ヘッドスライダ1を正常な浮上姿勢に戻すための浮上力(復元力Fair2)が得られる。また、図3に示すように磁気ヘッドスライダ1が磁気ディスク12と接触した場合でも、空気流入路が確保されているので、復元力Fair2によりすぐに正常な浮上姿勢に戻り、浮上量が確保されるので、装置の信頼性を確保する事が可能となる。具体的には、本実施例では、磁気ヘッドスライダ1が前傾姿勢となり、空気流入端2の前縁部が磁気ディスク12と接触した場合でも、開口部10により空気流入路が確保されるため、空気流入側の浮上パッド5a(5b)に浮上力による復元力Fair2が働き、磁気ヘッドスライダ1は正常な浮上姿勢に戻り、磁気ディスク12の情報を破損させるような事は無い。また、上記実施例の磁気ヘッドスライダ1は、開口部10により空気流入側の浮上パッド5a,5bに常時浮上力が発生しているため、磁気ヘッドスライダ1をつんのめりさせ難いという効果もある。
図4に開口部10の深さと空気流入端側浮上力との関係を示す。図4は開口部を持たない従来の磁気ヘッドスライダ14の浮上力を1とした場合の比較値で表したものであり、開口部10の深さが0.5μm〜1μmの範囲で最も大きな浮上力が得られている。2μmより深くすると浮上力は大きく減少する。したがって、開口部10の深さは、0.5μm〜2μmの範囲であれば良く、望ましくは0.5μm〜1μmの範囲である。また、イオンミリングによる加工は、時間がかかるので、開口部10の加工深さの上限は、負圧溝8の深さと同等とするのがプロセス的に望ましい。
尚、上記第1の実施例では、ピコスライダへの適用で説明したが、これに限定されるものではなく、長さ0.85mm、幅0.7mm、厚さ0.23mmの所謂フェムトスライダであっても上記と同じ効果は得られる。同様に、フェムトスライダよりもさらに小型のスライダあるいはピコスライダよりも大きなスライダへの適用も可能である。
本発明の第2の実施例を図5を用いて説明する。図示するように、磁気ヘッドスライダ11の空気流入端側の2つの浮上用パッド5a,5bの、さらに空気流入端側の幅方向に空気取り入れ部として帯状のパッド15a,15bが形成されている。それ以外の構成は上記第1の実施例(図1)と同じである。帯状のパッド15a,15bの高さは空気流入側の浮上用パッド5a,5bとほぼ同一か少し窪んでおり、一部が空気流入用にステップ軸受面7aと同一の高さまで窪んでいる。この窪み15cは帯状のパッド15a,15bの中央部に形成される。窪み15cの形成は、ステップ軸受面7a上に一本の帯状パッドを形成した後、イオンミリングなどにより中央部を除去する方法でも良いし、ステップ軸受面7a上に帯状のパッド15a,15bを分離して形成する方法でも良い。本実施例でも、磁気ヘッドスライダ11が前傾姿勢になった場合、磁気ヘッドスライダ11の空気流入側の浮上用パッド5a,5bへの空気流入路(窪み15c)が確保されているため、磁気ヘッドスライダ11を正常な浮上姿勢に戻すための復元力が得られる。また、磁気ヘッドスライダ11の前縁部が磁気ディスク12と接触しても、空気流入路が確保されているので、すぐに正常な浮上姿勢に復帰することができ、磁気ディスク12の情報を破損させるような事は無い。
図6は上記実施例による磁気ヘッドスライダ1(11)を搭載した磁気ディスク装置の構成図である。スピンドルモータ16に表面が平滑にされた磁気ディスク12が取り付けられている。この磁気ディスク12に対して情報の記録あるいは再生を行う磁気ヘッド9を搭載した磁気ヘッドスライダ1(11)はサスペンション19の一端に取り付けられ、サスペンション19の他端はヘッドアーム20に取り付けられている。ヘッドアーム20はピボットベアリング21に取り付けられ、ピボットベアリング21にはヘッドアーム20の反対側にボイスコイルモータ(VCM)22のコイルが取り付けられている。VCM22のコイルに通電することにより、ヘッドアーム20がピボットベアリング21と共に回転し、磁気ヘッドスライダ1は磁気ディスク12の所定の半径位置に位置決めされる。ここで、サスペンション19とヘッドアーム20とで磁気ヘッドスライダ1の支持機構を構成している。また、ピボットベアリング21とVCM22とで磁気ヘッドスライダ1のアクチュエータを構成している。
磁気ディスク12が回転していない状態では、磁気ヘッドスライダ1は、サスペンション18の先端のリフトタブ19を介して、磁気ディスク12の外周より離れた位置に設けられたランプ機構23上に保持(アンロード)されている。そして、磁気ディスク12が所定の回転数に達した時に、リフトタブ19をランプ機構23のスロープに沿って磁気ディスク12の方向に移動させ、磁気ヘッドスライダ1を回転ディスク面上に降ろす(ローディング)。
この磁気ディスク装置は、磁気ヘッドスライダの前縁部での連続接触による媒体の損傷を防止することができるので、表面が平滑化された磁気ディスクに対しても安定して情報の記録あるいは再生を行うことができる。したがって、信頼性の高い磁気ディスク装置を得ることができる。なお、上記説明では、ランプ機構を有する磁気ディスク装置を例にしたが、ランプ機構を持たない、例えばCSSタイプの磁気ディスク装置であっても上記と同様の効果が得られることは言うまでもない。
本発明の第1の実施例による磁気ヘッドスライダの浮上面方向から見た斜視図である。 従来の磁気ヘッドスライダの機能説明図である。 第1の実施例による磁気ヘッドスライダの機能説明図である。 第1の実施例による磁気ヘッドスライダの開口部の深さと空気流入端側浮上力の関係を示す図である。 本発明の第2の実施例による磁気ヘッドスライダの浮上面方向から見た斜視図である。 本発明の磁気ヘッドスライダを搭載する磁気ディスク装置の構成図である。
符号の説明
1,11…磁気ヘッドスライダ、
2…空気流入端、
3‥空気流出端、
4…浮上面(ディスク対向面)、
5a,5b,5c…浮上用パッド、
7a,7b…ステップ軸受面、
8…負圧溝、
9…磁気ヘッド、
10…開口部、
12…磁気ディスク、
13‥空気流、
15a,15b…帯状パッド、
15c…窪み、
16…スピンドルモータ、
18…サスペンション、
19…リフトタブ、
20…ヘッドアーム、
21…ピポットベアリング、
22‥ボイスコイルモータ、
23…ランプ機構。

Claims (14)

  1. 空気流入端と、浮上面と、空気流出端とを有し、前記浮上面は前記空気流入端側と前記空気流出端側に形成された浮上用パッドと、前記空気流入端と前記浮上用パッドの間及び該浮上用パッドの周囲に形成されたステップ軸受面と、該ステップ軸受面から窪んで形成された負圧溝と、前記空気流出端側の浮上用パッドに設けられた磁気ヘッドと、前記空気流入端が磁気ディスクと接触したときに前記空気流入端側の浮上用パッドに空気を導く空気取り入れ部とを有することを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  2. 前記空気取り入れ部は、前記空気流入端に設けられた開口部であることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッドスライダ。
  3. 前記空気取り入れ部は、前記浮上面の空気流入端側に設けられた一部に窪みを有する帯状のパッドであることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッドスライダ。
  4. 空気流入端と、浮上面と、空気流出端とを有し、前記浮上面は前記空気流入端側と前記流出端側に形成された浮上用パッドと、前記空気流入端と前記浮上用パッドの間及び該浮上用パッドの周囲に形成されたステップ軸受面と、該ステップ軸受面から窪んで形成された負圧溝と、前記空気流出端側の浮上用パッドに設けられた磁気ヘッドと、前記空気流入端に設けられた開口部とを有することを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  5. 前記開口部の深さが、前記浮上用パッドから0.5μm〜2.0μmであることを特徴とする請求項4記載の磁気ヘッドスライダ。
  6. 前記開口部は前記空気流入端の中央部に設けられ、その幅は前記空気流入端の幅の1/3〜1/2であることを特徴とする請求項5記載の磁気ヘッドスライダ。
  7. 前記開口部は前記空気流入端の中央部に設けられ、その幅は前記空気流入端の幅が約1.0mmの場合、0.3mm〜0.5mmであることを特徴とする請求項5記載の磁気ヘッドスライダ。
  8. 空気流入端と、浮上面と、空気流出端とを有し、前記浮上面は前記空気流入端側と前記流出端側に形成された浮上用パッドと、前記空気流入端と前記浮上用パッドの間及び該浮上用パッドの周囲に形成されたステップ軸受面と、該ステップ軸受面から窪んで形成された負圧溝と、前記空気流出端側の浮上用パッドに設けられた磁気ヘッドと、前記浮上面の前記空気流入端側に形成された一部に窪みを有する帯状のパッドとを有することを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  9. 前記帯状のパッドの高さは前記浮上用パッドとほぼ同じであり、前記窪みの底部は前記ステップ軸受面とほぼ同じ高さであることを特徴とする請求項8記載の磁気ヘッドスライダ。
  10. 前記帯状のパッドの高さは前記浮上用パッドよりも低く、前記窪みの底部は前記ステップ軸受面とほぼ同じ高さであることを特徴とする請求項8記載の磁気ヘッドスライダ。
  11. 前記窪みは前記帯状のパッドの中央部に設けられていることを特徴とする請求項8記載の磁気ヘッドスライダ。
  12. スピンドルモータにより回転される磁気ディスクと、
    該磁気ディスクに対して情報の記録あるいは再生を行う磁気ヘッドと、
    該磁気ヘッドを搭載する磁気ヘッドスライダと、
    該磁気ヘッドスライダを支持する支持機構と、
    該支持機構を揺動し前記磁気ヘッドスライダを前記磁気ディスクの半径方向の任意の位置に位置決めするアクチュエータと、を有し、
    前記磁気ヘッドスライダは、空気流入端と、浮上面と、空気流出端とを有し、前記浮上面は前記空気流入端側と前記空気流出端側に形成された浮上用パッドと、前記空気流入端と前記浮上用パッドの間及び該浮上用パッドの周囲に形成されたステップ軸受面と、該ステップ軸受面から窪んで形成された負圧溝と、前記空気流出端側の浮上用パッドに設けられた磁気ヘッドと、前記空気流入端が磁気ディスクと接触したときに前記空気流入端側の浮上用パッドに空気を導く空気取り入れ部とを有することを特徴とする磁気ディスク装置。
  13. 前記空気取り入れ部は、前記空気流入端に設けられた開口部であることを特徴とする請求項12記載の磁気ディスク装置。
  14. 前記空気取り入れ部は、前記浮上面の前記空気流入端側に設けられた一部に窪みを有する帯状のパッドであることを特徴とする請求項12記載の磁気ディスク装置。
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