JP4558221B2 - 軒樋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋外側壁板、建屋側壁板及び底板で縦断面コ字状に形成され、建屋の軒下に取り付けられる軒樋に係り、特に相対向する側壁同士の形状が異なる軒樋の二本を一本化して梱包できる軒樋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軒樋は、運送の際、軒樋の内側同士が対峙するように重ね合わせられる。この時、振動によって軒樋同士が擦れ合うのを防止するため、間に保護材を介在させる手段が知られている(例えば、実用新案登録第2545271号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる保護材は、搬送後、ゴミとなり、回収に手間がかかるという課題があった。また、実開昭52−131386号のように、軒樋の床面に前記耳縁を嵌合する突起を設けることが考えつくが、屋外側壁板を内側に湾曲されている場合、床板に設ける突起を短い間隔で二つ設けなければならず、かかる場合、軒樋施工後、この短い間隔にゴミが詰まるという課題があった。
【0004】
したがって、本発明の目的は、相対向する側壁同士の形状が異なる軒樋の二本を一本化して梱包して搬送しても軒樋に擦り傷ができず、保護材を用いないためゴミが出ず、さらに軒樋施工後の排水性も従来通りにした軒樋を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記に鑑み鋭意検討を行った結果、屋外側壁板と、建屋側壁板と、これらの底辺同士をつなぐ底板と、該屋外側壁板と該建屋側壁板のそれぞれの先端に設けられた耳縁を備え、全体で縦断面コ字状に形成された軒樋において、該屋外側壁板が軒樋内側に湾曲され、前記底板には前記屋外側壁板の先端にある耳縁と係合する係合部を設け、該係合部の屋内側端部と建屋側壁板の先端にある耳縁の内側端部との間隔が上記屋外側壁板の湾曲幅と同一であることを特徴とし、これにより上記課題を解決できることを見いだし、本発明を完成させた。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる軒樋において、底板に屋外側壁板の先端にある耳縁と係合する係合部を設けたのは、軒樋同士の内側が対峙するように重ね合わせた際、両者を固定させるためである。この係合部は、建屋側壁板の先端にある耳縁との兼ね合いで、重ね合わせた軒樋同士を固定させることができる。該係合部としては、屋外側壁板の先端に設けた耳縁の外部形状に一致する内部形状を備えたものでよく、該耳縁と床板同士が嵌合するような凹凸を設けてもよい。
【0007】
また、本発明で、係合部の屋内側端部と建屋側壁板の先端にある耳縁の内側端部との間隔を上記屋外側壁板の湾曲幅と同一にしているのは、軒樋同士の内側が対峙するように重ね合わせた際、屋外側壁先端にある耳縁と床板の係合部で挟むことにより軒樋同士両者を安定的に固定させるためである。
【0008】
本発明にかかる軒樋の素材にあっては、軒樋同士を重ね合わせてもその壁板や床板が曲がらない程度の剛性を有するものであれば、適宜選択でき、具体的には従来公知の金属や合成樹脂を採用できる。合成樹脂としては、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂又はアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体等がある。
【0009】
本発明の軒樋は、屋外側壁板が軒樋内側に湾曲され、軒樋の底板には屋外側壁板の先端にある耳縁と係合する係合部を設け、該係合部の屋内側端部と建屋側壁板の先端にある耳縁の内側端部との間隔が上記屋外側壁板の湾曲幅と同一であり、これにより相対向する側壁同士の形状が異なる軒樋の二本を一本化して梱包して搬送しても軒樋に擦り傷ができず、保護材を用いないためゴミが出ず、さらに軒樋施工後の排水性も従来通りにすることができた。
【0010】
【実施例】
本発明にかかる一実施例について、図1を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明にかかる軒樋の一実施例を模式的に示した説明図である。
【0011】
本実施例の軒樋は、図1のように、屋外側壁板1と、建屋側壁板3と、これらの底辺同士をつなぐ底板6と、該屋外側壁板1と該建屋側壁板3のそれぞれの先端に設けられた耳縁2、4を備え、全体で縦断面コ字状に形成されている。図は、かかる軒樋の内側が対峙するように、重ね合わされたものである。該屋外側壁板1は軒樋内側に湾曲され、前記底板6には前記屋外側壁板1の先端にある耳縁2と係合する係合部7が設けられている。該係合部7の屋内側端部8と建屋側壁板3の先端にある耳縁4の内側端部5との間隔Xが上記屋外側壁板1の湾曲幅と同一に形成されている。なお、この形状で搬送される際には、二本の軒樋の回りが梱包用段ボールで覆われるものである。
本実施例にあっては、二本の軒樋同士を一本になるように重ね合わせても、係合部7と建屋側壁板3の耳縁4の挟み合わせにより、両者は安定的に固定され、搬送されても軒樋表面に擦り傷ができることがなくなった。また、本実施例にあっては、軒樋同士の間に保護材を用いないためゴミが少なくなった。さらに軒樋施工後の排水性も床板の段差がそれほど大きくないため、上記効果を有しながらも、従来通りの排水性を維持できた。
【0012】
本実施例にあっては、二本の軒樋同士を一本になるように重ね合わせても、係合部7と屋内側壁板3の耳縁4の挟み合わせにより、両者は安定的に固定され、搬送されても軒樋表面に擦り傷ができることがなくなった。また、本実施例にあっては、軒樋同士の間に保護材を用いないためゴミが少なくなった。さらに軒樋施工後の排水性も床板の段差がそれほど大きくないため、上記効果を有しながらも、従来通りの排水性を維持できた。
【0013】
【発明の効果】
本発明にあっては、屋外側壁板と、建屋側壁板と、これらの底辺同士をつなぐ底板と、該屋外側壁板と該建屋側壁板のそれぞれの先端に設けられた耳縁を備え、全体で縦断面コ字状に形成された軒樋において、該屋外側壁板が軒樋内側に湾曲され、前記底板には前記屋外側壁板の先端にある耳縁と係合する係合部を設け、該係合部の屋内側端部と建屋側壁板の先端にある耳縁の内側端部との間隔が上記屋外側壁板の湾曲幅と同一であることを特徴とし、これにより、相対向する側壁同士の形状が異なる軒樋の二本を一本化して梱包して搬送しても軒樋に擦り傷ができず、保護材を用いないためゴミが出ず、さらに軒樋施工後の排水性も従来通りとすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である軒樋を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
1 屋外側壁板
2 耳縁
3 建屋側壁板
4 耳縁
5 内側端部
6 底板
7 係合部
8 屋内側端部
Claims (1)
- 屋外側壁板(1)と、建屋側壁板(3)と、これらの底辺同士をつなぐ底板(6)と、該屋外側壁板(1)と該建屋側壁板(3)のそれぞれの先端に設けられた耳縁(2、4)を備え、全体で縦断面コ字状に形成された軒樋において、該屋外側壁板(1)が軒樋内側に湾曲され、前記底板(6)には前記屋外側壁板(1)の先端にある耳縁(2)と係合する係合部(7)を設け、該係合部(7)の屋内側端部(8)と建屋側壁板(3)の先端にある耳縁(4)の内側端部(5)との間隔が上記屋外側壁板(1)の湾曲幅と同一であることを特徴とする軒樋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017772A JP4558221B2 (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 軒樋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001017772A JP4558221B2 (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 軒樋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002220901A JP2002220901A (ja) | 2002-08-09 |
JP4558221B2 true JP4558221B2 (ja) | 2010-10-06 |
Family
ID=18883904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001017772A Expired - Fee Related JP4558221B2 (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 軒樋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4558221B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52131386U (ja) * | 1976-03-31 | 1977-10-05 | ||
JPH0183831U (ja) * | 1987-11-26 | 1989-06-05 | ||
JPH0410072U (ja) * | 1990-05-15 | 1992-01-28 | ||
JPH0561093U (ja) * | 1991-03-23 | 1993-08-10 | 東洋化学株式会社 | 軒樋の梱包体 |
JPH0632538U (ja) * | 1992-10-06 | 1994-04-28 | 東洋化学株式会社 | 軒 樋 |
-
2001
- 2001-01-26 JP JP2001017772A patent/JP4558221B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0561093U (ja) * | 1991-03-23 | 1993-08-10 | 東洋化学株式会社 | 軒樋の梱包体 |
JPH0632538U (ja) * | 1992-10-06 | 1994-04-28 | 東洋化学株式会社 | 軒 樋 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002220901A (ja) | 2002-08-09 |
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