以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態による携帯端末のブロック図である。図2は、図1に示した携帯端末の外観図である。
図1および図2を参照すると、本実施形態による携帯端末は、キー入力部1と、通話部2と、制御部3と、表示部4と、記憶部5とを有する。
キー入力部1は、ユーザが操作を行う部分であり、“●”キー(特定キー)、数字キー、矢印キーなどの複数のキーから構成される。
通話部2は、通話時に音声データを入出力する部分であり、マイク2Aおよびスピーカ2Bから構成される。
制御部3は、ユーザによりキー入力部1のどのキーが操作されたかを判別するキーコード認識部6と、通話部2に入出力される音声データの処理を行う音声処理部7と、表示部4に表示される画面の制御を行う画面制御部8とを有する。
画面制御部8は、遷移元画面を遷移先画面に遷移させるショートカット部分となるショートカット用カーソルの処理を行うカーソル処理部9を有する。
カーソル処理部9は、カーソル設定処理部91と、カーソル表示処理部92と、ショートカット実行部93とを有する。
カーソル設定処理部91は、遷移元画面ごとに、その遷移元画面の上下左右の4周囲の予め定められた表示位置のそれぞれにショートカット用カーソルを設定する処理を行う。カーソル設定処理部91により設定された内容は記憶部5に記憶される。
カーソル表示処理部92は、遷移元画面において、記憶部5に記憶されたショートカット用カーソルの設定内容に基づいて、遷移元画面に設定されているショートカット用カーソルを表示する処理を行う。なお、カーソル表示処理部92は、遷移元画面に設定されたショートカット用カーソルの表示が指示(“●”キーの押下など)されるまでは、ショートカット用カーソルを表示しないものとする。
ショートカット実行部93は、遷移元画面において、その遷移元画面に設定されたショートカット用カーソルが選択されると、記憶部5に記憶されたショートカット用カーソルの設定内容に基づいて、その遷移元画面をそのショートカット用カーソルに設定されている遷移先画面へ遷移させる処理を行う。
カーソル設定処理部91は、画面設定部911と、表示位置設定部912と、表示色設定部913と、操作手順設定部914と、タイトル設定部915と、表示順設定部916とを有する。
画面設定部911は、ユーザに、表示部4に表示中の画面を、遷移元画面または遷移先画面として選択させるとともに、表示部4に表示中の画面とは別の画面を、遷移先画面または遷移元画面として選択させる。そして、画面設定部911は、ユーザに選択された遷移元画面に、ユーザに選択された遷移先画面へ遷移させるショートカット用カーソルを設定する。
表示位置設定部912は、ユーザに、遷移元画面の上下左右の4周囲の予め定められた表示位置に対応する管理番号を入力させ、入力された管理番号を、ショートカット用カーソルの表示位置として設定する。カーソル表示処理部92は、ショートカット用カーソルに設定されている管理番号に対応する表示位置に、そのショートカット用カーソルを表示する。
表示色設定部913は、ユーザに、ショートカット用カーソルの表示色を選択させ、選択された表示色をショートカット用カーソルに設定する。カーソル表示処理部92は、ショートカット用カーソルに設定されている表示色で、そのショートカット用カーソル表示する。
操作手順設定部914は、ユーザに、所定の画面(例えば、待ち受け画面)から遷移先画面を表示する場合の操作手順を入力させ、入力された操作手順をショートカット用カーソルに設定する。ショートカット実行部93は、ショートカット用カーソルが選択されると、そのショートカット用カーソルに設定されている操作手順に基づく動作を行うことで遷移元画面を遷移先画面へ遷移させる。
タイトル設定部915は、ショートカット用カーソルに遷移先画面が設定されると、その遷移先画面のタイトルを記憶部5から自動で検索し、検索されたタイトルをショートカット用カーソルに設定する。また、タイトル設定部915は、ユーザに、遷移先画面のタイトルを入力させ、入力されたタイトルをショートカット用カーソルに設定することも行う。
なお、カーソル表示処理部92は、ショートカット用カーソルを表示するに際し、そのショートカット用カーソルに設定されている設定内容(そのカーソルの表示位置、表示色、そのカーソルの遷移先画面を表示するための操作手順、そのカーソルの遷移先画面のタイトルなど)を同一画面内に表示する。
表示順設定部916は、ユーザに、遷移元画面の上下左右の4周囲の中でどの部分に設定されているショートカット用カーソルを優先して表示するかを示す表示順を選択させ、選択された表示順を設定する。カーソル表示処理部92は、遷移元画面に設定されたショートカット用カーソルの表示が指示されると、遷移元画面の上下左右の4周囲の中で最も表示順が高い部分に設定されているショートカット用カーソルを表示する。
表示部4は、カーソル表示処理部92の制御の元で、カーソル処理部9により遷移元画面に設定されたショートカット用カーソルを表示するLCD(Liquid Crystal Display)などである。
記憶部5は、遷移元画面に表示するショートカット用カーソルに設定された設定内容、各画面のタイトルなどを記憶する部分である。上述したように、ショートカット用カーソルの設定内容とは、そのカーソルの表示位置、表示色、そのカーソルの遷移先画面を表示するための操作手順、そのカーソルの遷移先画面のタイトルなどである。
図3は、設定済みのショートカット用カーソルを表示する時の画面遷移の一例を示す図である。
図3を参照すると、ユーザは、待ち受け画面10に設定されているショートカット用カーソルを表示しようとする場合、待ち受け画面10において、“●”キーを押下する。すると、カーソル表示処理部92は、待ち受け画面10に設定されているショートカット用カーソルを、そのカーソルの設定内容と共にカーソル情報画面11において表示する。ただし、図3では、待ち受け画面10には複数のショートカット用カーソルが設定されており、待ち受け画面10の上下左右の4周囲の中で左側の優先順が最も高くなっている。そのため、カーソル表示処理部92は、表示位置が画面左側に設定されているショートカット用カーソルの中で後述の管理番号が最も小さいショートカット用カーソルを表示するものとする。なお、以下の記載では、表示位置が画面の左側、右側、上側、下側に設定されているショートカット用カーソルを、それぞれ、左グループ、右グループ、上グループ、下グループに属するショートカット用カーソルと称することにする。
ユーザは、カーソル情報画面11に表示されているショートカット用カーソルを選択する場合、“●”キーを押下する。すると、ショートカット実行部93は、選択されたショートカット用カーソルの遷移先画面となるカメラ画面12を表示する。
また、ユーザは、待ち受け画面10に設定されている他のショートカット用カーソルを選択する場合には、カーソル情報画面11において、“↑”キー、“↓”キー、または“→”キーを押下する。すると、カーソル表示処理部92は、これらキーにより指定された方向のグループに属するショートカット用カーソルを表示する。例えば、カーソル情報画面11において“↑”キーが押下されると、カーソル表示処理部92は、画面上側の上グループに属するショートカット用カーソルの中で管理番号が最も小さいカーソルを画面13において表示する。同様に、“↓”キーが押下されると、カーソル表示処理部92は、左グループに属するショートカット用カーソルの中で管理番号が次に小さいショートカット用カーソルを画面14において表示する。また、“→”キーが押下されると、カーソル表示処理部92は、右グループに属するショートカット用カーソルの中で管理番号が最も小さいカーソルを画面15において表示する。
図4は、ショートカット用カーソルのレイアウトの一例を示す図である。
図4を参照すると、遷移元画面の上下左右の4周囲の予め定められた位置には、ショートカット用カーソルを配置する領域として、一定の長さと幅を持つ領域が確保されている。したがって、ユーザは、遷移元画面ごとに、左グループには、ショートカット用カーソル1011〜1015を設定することができる。ショートカット用カーソル1011〜1015には、それぞれ表示位置の管理番号11〜15が付加されている。同様に、ユーザは、遷移元画面ごとに、右グループには管理番号21〜25のショートカット用カーソル1021〜1025を設定することができ、上グループには管理番号31〜34のショートカット用カーソル1031〜1034を設定することができ、下グループには管理番号41〜44のショートカット用カーソル1041〜1044を設定することができる。
図5は、図3に示した各画面の詳細例を示す図である。
図5を参照すると、待ち受け画面10において、“●”キーが押下されると、カーソル表示処理部92は、待ち受け画面10に設定されているショートカット用カーソルの中で、表示順が最も高い左グループに属しかつ管理番号が最も小さいショートカット用カーソルを、そのカーソルの設定内容(表示位置、表示色、操作手順、タイトル)と共にカーソル情報画面11において表示する。
なお、カーソル情報画面11において、“表示位置”は、ショートカット用カーソルの表示位置が管理番号“11”であるショートカット用カーソル1011の位置にあることを示している。また、“表示色”は、ショートカット用カーソルの表示色が“橙”であることを示している。また、“操作手順”は、ショートカット用カーソルの遷移先画面となるカメラ画面12を表示する操作手順が“M5”であることを示している。なお、操作手順“M5”とは、待ち受け画面10から“Menu”キーと“5”キーを押下する操作を示している。また、“タイトル”は、ショートカット用カーソルの遷移先画面となるカメラ画面12のタイトルが“Camera”であることを示している。
例えば、カーソル情報画面11において、表示されているショートカット用カーソルが、“●”キーの押下により選択されると、ショートカット実行部93は、選択されたショートカット用カーソルに設定されている操作手順“M5”に従った動作を行うことで、カメラ画面12を表示する。
また、カーソル情報画面11において、“↑”キーが押下されると、カーソル表示処理部92は、画面上側の上グループに属するショートカット用カーソルの中で管理番号が最も小さいカーソルを画面13において表示する。同様に、“↓”キーが押下されると、カーソル表示処理部92は、左グループに属するショートカット用カーソルの中で管理番号が次に小さいカーソルを画面14において表示する。また、“→”キーが押下されると、カーソル表示処理部92は、右グループに属するショートカット用カーソルの中で管理番号が最も小さいカーソルを画面15において表示する。
図6は、設定済みのショートカット用カーソルの設定内容を変更する時の画面遷移の一例を示す図である。
図6を参照すると、ユーザは、待ち受け画面10に設定されているショートカット用カーソルの設定内容を変更する場合、カーソル情報画面11において、“Menu”キーを押下する。すると、カーソル設定処理部91は、カーソル設定変更メニュー画面20を表示する。
ユーザは、待ち受け画面10に設定されているショートカット用カーソルの表示順の設定を変更する場合、カーソル設定変更メニュー画面20において、“1”キー押下により“表示順設定”を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、待ち受け画面10の上下左右の4グループの表示順を設定するための表示順設定画面21を表示する。ここでは、“左→右→上→下”と設定されたとする。この設定は、左グループに属するショートカット用カーソルを優先して表示し、左グループに属するショートカット用カーソルがなければ、右グループに属するショートカット用カーソルを表示することを示している。
また、ユーザは、待ち受け画面10の表示位置“11”に設定されているショートカット用カーソルを編集する場合、カーソル設定変更メニュー画面20において、“2”キー押下により“編集”を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、設定済みのショートカット用カーソルの表示位置が編集対象となっている表示位置編集画面22を表示する。この表示位置編集画面22においては、“表示位置”の入力欄への入力が可能であることを示すために、編集用カーソルが“表示位置”の入力欄に表示されている。編集用カーソルは、入力欄とは異なる特定の色にすることができ、それにより、編集用カーソルの視認性を高めることができる。
また、ユーザは、待ち受け画面10の表示位置“11”に設定されているショートカット用カーソルを削除する場合、カーソル設定変更メニュー画面20において、“3”キー押下により“削除”を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、削除画面23を表示する。さらに、削除画面23において、ユーザにより“SK(Soft Key)1”の押下により“Yes”が選択されると、カーソル設定処理部91は、設定済みのショートカット用カーソルを削除する。また、ユーザにより“SK2”の押下により“No”が選択されると、カーソル設定処理部91は、ショートカット用カーソルの削除をキャンセルする。
図7は、ショートカット用カーソルの表示位置の設定を変更する時の画面遷移の一例を示す図である。
図7を参照すると、ユーザは、待ち受け画面10の表示位置“11”に設定されているショートカット用カーソルの表示位置の設定を変更する場合、表示位置編集画面22において、“2”キー、“5”キー、“●”キーを押下する。すると、カーソル設定処理部91は、ショートカット用カーソルの表示位置の設定を“11”から"25"に変更し、表示位置"25"にショートカット用カーソルを配置した画面30を表示する。
図8は、ショートカット用カーソルの表示色の設定を変更する時の画面遷移の一例を示す図である。
図8を参照すると、ユーザは、待ち受け画面10の表示位置“11”に設定されているショートカット用カーソルの表示色の設定を変更する場合、表示位置編集画面22において、“↓”キーを押下する。すると、カーソル設定処理部91は、編集対象を“表示色”に切り替えた表示色編集画面31を表示する。
ユーザは、表示色編集画面31において、“←”キーまたは“→”キーを押下して、本携帯端末が表示可能な別の色“青”を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、表示色を“青”に切り替えた表示色編集画面32を表示する。
ユーザは、表示色編集画面32において、“SK1”の押下により"Save"を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、ショートカット用カーソルの表示色の設定を“橙”から“青”に変更し、画面33を表示する。
図9は、ショートカット用カーソルの遷移先画面を表示するための操作手順の設定を変更する時の画面遷移の一例を示す図である。図9は、操作手順の変更により、遷移先画面自体もカメラ画面12から“My data”画面35へ変更される例を示している。
図9を参照すると、ユーザは、表示位置編集画面22において、“↓”キーを2回押下する。すると、カーソル設定処理部91は、編集対象を“操作手順”に切り替えた操作手順編集画面34を表示する。
ユーザは、操作手順編集画面34において、待ち受け画面10から“My data”画面35へ遷移させる場合の操作と同じ操作をする。ここでは、ユーザは、“Menu”キー、“6”キーを続けて押下する操作をする。さらに、ユーザは“●”キーを押下する。すると、カーソル設定処理部91は、“Menu”キー、“6”キーを押下する操作に従って、“My data”画面35を表示する。
ユーザは、“My data”画面35がショートカット用カーソルの遷移先画面として設定したい画面であれば、“●”キーを一定時間押下する。すると、カーソル設定処理部91は、ショートカット用カーソルの操作手順の設定を"M6"に変更し、画面36を表示する。なお、“操作手順”の“M6"は、"Menu”キーに続いて"6"キーが押下される操作を示している。また、“タイトル”の“My data”は、画面遷移先のタイトルを自動で読み込んだものである。ただし、ユーザは、次に述べるように、タイトルの設定を任意に変更することもできる。
図10は、ショートカット用カーソルのタイトルの設定を変更する時の画面遷移の一例を示す図である。
図10を参照すると、ユーザは、表示位置編集画面22において、“↓”キーを3回押下する。すると、カーソル設定処理部91は、編集対象を“タイトル”に切り替えたタイトル編集画面37を表示する。
ユーザは、タイトルを"Camera"から"カメラ"に変更したい場合、タイトル編集画面37において、該当するキー押下により"カメラ"を入力し、続いて、“SK1”の押下により"Save"を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、ショートカット用カーソルのタイトルの設定を"カメラ"に変更し、画面38を表示する。
図11は、表示中の画面を遷移先画面とするショートカット用カーソルを新規に追加する時の画面遷移の一例を示す図である。図11は、表示中のカメラ画面12を遷移先画面とするショートカット用カーソルを新規に追加する例を示している。
図11を参照すると、ユーザは、表示中のカメラ画面12を遷移先画面または遷移先画面とするショートカット用カーソルを新規に追加する場合、カメラ画面12において、“Menu”キーを押下する。すると、カーソル設定処理部91は、カーソル追加メニュー画面40を表示する。さらに、カーソル追加メニュー画面40において、"カーソル追加"が選択されると、カーソル設定処理部91は、カーソル追加画面41を表示する。
ユーザは、カーソル追加画面41において、カメラ画面12を遷移先画面とするショートカット用カーソルを任意の遷移元画面に設定するか、カメラ画面12を他の遷移先画面へと遷移させるショートカット用カーソルをカメラ画面12に設定することができる。
ユーザは、カメラ画面12を遷移先画面とするショートカット用カーソルを、待ち受け画面10に設定する場合、カーソル追加画面41において、"遷移元画面選択"の“待ち受け画面”を選択し、さらに、“●”キーを一定時間押下する。すると、カーソル設定処理部91は、待ち受け画面10の上下左右のグループの表示位置の中で未設定の表示位置を、表示順設定画面21にて予め設定された表示順に検索する。このとき、カーソル設定処理部91は、画面左側の左グループに未設定の表示位置が2以上ある場合は管理番号が最も小さい表示位置を検索する。そして、カーソル設定処理部91は、検索した表示位置にカメラ画面12を遷移先画面とするショートカット用カーソルを設定し、そのカーソルをカーソル情報画面11において表示する。
図12は、表示中の画面を遷移先画面とするショートカット用カーソルを新規に追加する時の画面遷移の他の例を示す図である。図12は、表示中のカメラ画面12を遷移先画面とするショートカット用カーソルを新規に追加する例を示している。
図12を参照すると、ユーザは、カメラ画面12を遷移先画面とするショートカット用カーソルを、“My data”画面35に設定する場合、カーソル追加画面41において、"遷移元画面選択"の“指定画面”を選択し、さらに、“SK1”の押下により"Select"を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、指定画面選択画面50を表示する。指定画面選択画面50においては、“指定画面”の入力欄への入力が可能であることを示すために、編集用カーソルが“指定画面”の入力欄に表示されている。
ユーザは、指定画面選択画面50において、待ち受け画面10を“My data"画面35へ遷移させる操作手順として、"Menu”キーに続いて"6"キーを押下する操作を行う。すると、カーソル設定処理部91は、“指定画面”の入力欄に“M6”を記述した指定画面選択画面51を表示する。
ユーザは、指定画面選択画面51において、“SK1”の押下により"Select"を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、“My data”画面35を表示する。
ユーザは、“My data”画面35が、カメラ画面12へ遷移するショートカット用カーソルを設定したい画面であれば、“●”キーを一定時間押下する。すると、カーソル設定処理部91は、"My data"画面35の上下左右のグループの表示位置の中で未設定の表示位置を、表示順設定画面21にて予め設定された表示順に検索する。そして、カーソル設定処理部91は、検索した表示位置にカメラ画面12を遷移先画面とするショートカット用カーソルを設定し、そのカーソルを画面52において表示する。
図13は、表示中の画面を遷移元画面とし、その画面にショートカット用カーソルを新規に追加する時の画面遷移の一例を示す図である。図13は、表示中のカメラ画面12にショートカット用カーソルを新規に追加する例を示している。
図13を参照すると、ユーザは、カメラ画面12を“My data”画面35へ遷移させるショートカット用カーソルを、カメラ画面12に設定する場合、カーソル追加画面41において、“↓”キーの2回押下により、"遷移先画面選択"の“表示画面”を選択し、さらに、“SK1”の押下により"Select"を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、表示画面選択画面60を表示する。表示画面選択画面60においては、“表示画面”の入力欄への入力が可能であることを示すために、編集用カーソルが“表示画面”の入力欄に表示されている。
ユーザは、表示画面選択画面60において、待ち受け画面10を“My data"画面35へ遷移させる操作手順として、"Menu”キーに続いて"6"キーを押下する操作を行う。すると、カーソル設定処理部91は、“表示画面”の入力欄に“M6”を記述した表示画面選択画面61を表示する。
ユーザは、表示画面選択画面61において、“SK1”の押下により"Select"を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、“My data”画面35を表示する。
ユーザは、“My data”画面35がショートカット用カーソルの遷移先画面に設定したい画面であれば、“●”キーを一定時間押下する。すると、カーソル設定処理部91は、カメラ画面12の上下左右のグループの表示位置の中で未設定の表示位置を、表示順設定画面21にて予め設定された表示順に検索する。そして、カーソル設定処理部91は、検索した表示位置に“My data”画面35を遷移先画面とするショートカット用カーソルを設定し、そのショートカット用カーソルを画面62において表示する。
図14は、待ち受け画面10に設定したショートカット用カーソルの一覧をグループごとに示した図である。
以下、本実施形態の携帯端末の動作について、フローチャートを参照して説明する。
図15は、本実施形態の携帯端末の概略動作を説明するフローチャートである。
ユーザは、例えば、待ち受け画面10での通常の画面処理(壁紙表示など)中に(ステップ151)、待ち受け画面10に設定されているショートカット用カーソルを表示する場合、“●”キーを押下する(ステップ152)。すると、図16において詳細に説明するショートカット用カーソルの表示/設定変更処理が行われる(ステップ153)。
また、ユーザは、例えば、カメラ画面12での通常の画面処理(カメラ撮影など)中に(ステップ151)、カメラ画面12を遷移元画面または遷移先画面とするショートカット用カーソルを新規に追加する場合、“Menu"キーを押下する(ステップ154)。すると、図19において詳細に説明するショートカット用カーソルの新規追加処理が行われる(ステップ155)。
図16は、図15に示したステップ153におけるショートカット用カーソルの表示/設定変更処理を詳細に説明するフローチャートである。
図15のステップ152において、ユーザが、待ち受け画面10において、“●”キーを押下すると、カーソル表示処理部92は、まず、表示順設定画面21にて設定された内容に基づき、待ち受け画面10における上下左右の4グループの表示順を確認する(ステップ161)。
次に、カーソル表示処理部92は、待ち受け画面10に設定されているショートカット用カーソルを表示順に検索する(ステップ162)。例えば、表示順が“左→右→上→下”と設定されている場合には、カーソル表示処理部92は、まず、左グループに属するショートカット用カーソルを検索し、続いて、右グループ、上グループ、下グループの順番に検索するといった動作を行う。ショートカット用カーソルが設定されていない場合は、図15のステップ151における通常の画面処理に戻る。
一方、表示中の画面にショートカット用カーソルが設定されている場合は、カーソル表示処理部92は、検索されたショートカット用カーソルを、そのカーソルの設定内容と共にカーソル情報画面11に表示する(ステップ163)。
ユーザは、カーソル情報画面11に表示されているショートカット用カーソルを選択する場合、カーソル情報画面11において、“●”キーを押下する(ステップ164)。すると、ショートカット実行部93は、選択されたショートカット用カーソルに設定されている遷移先画面となるカメラ画面12を表示するショートカット動作を行う(ステップ165)。
また、ユーザは、待ち受け画面10に設定されているショートカット用カーソルの設定内容を変更する場合、カーソル情報画面11において、“Menu"キーを押下する(ステップ166)。すると、図17において詳細に説明するショートカット用カーソルの設定変更処理が行われる(ステップ167)。
また、ユーザは、待ち受け画面10に設定されている他のショートカット用カーソルを選択する場合、カーソル情報画面11において、該当する矢印キーを押下する(ステップ168)。すると、ステップ163に戻り、カーソル表示処理部92は、選択された他のショートカット用カーソルを画面13,14,15などにおいて表示する。
また、ユーザは、ショートカット用カーソルの表示をキャンセルする場合、カーソル情報画面11において、“CLR"キーを押下する(ステップ169)。すると、図15のステップ151における通常の画面処理に戻る。
図17は、図16に示したステップ167におけるショートカット用カーソルの設定変更処理を詳細に説明するフローチャートである。
図16のステップ166において、ユーザが、カーソル情報画面11において、“Menu"キーを押下すると、カーソル設定処理部91は、まず、カーソル設定変更メニュー画面20を表示する(ステップ171)。
ユーザは、待ち受け画面10に設定されているショートカット用カーソルの表示順の設定を変更する場合、カーソル設定変更メニュー画面20において、"表示順設定"を選択する(ステップ172)。すると、カーソル設定処理部91は、表示順設定画面21を表示する。そして、カーソル設定処理部91は、表示順設定画面21においてユーザが選択した表示順“左→右→上→下”への設定変更を行う(ステップ173)。
また、ユーザは、待ち受け画面10の表示位置“11”に設定されているショートカット用カーソルを編集する場合、カーソル設定変更メニュー画面20において、“編集”を選択する(ステップ174)。すると、図18において詳細に説明するショートカット用カーソルの編集処理が行われる(ステップ175)。
また、ユーザは、待ち受け画面10の表示位置“11”に設定されているショートカット用カーソルを削除する場合、カーソル設定変更メニュー画面20において、“削除”を選択する(ステップ176)。すると、カーソル設定処理部91は、画面の下に削除確認メッセージを記述した削除画面23を表示する。そして、カーソル設定処理部91は、削除画面23において、ユーザが“SK1”の押下により“Yes”を選択すると、ショートカット用カーソルを削除する(ステップ177)。
また、ユーザは、ショートカット用カーソルの設定変更を行わずに、処理を終了する場合、カーソル設定変更メニュー画面20において、“SK1”の押下により“Cancel”を選択する(ステップ178)。すると、図16のステップ163に戻り、カーソル表示処理部92がカーソル情報画面11を表示する。
図18は、図17に示したステップ175におけるショートカット用カーソルの編集処理を詳細に説明するフローチャートである。
図17のステップ173において、ユーザが、カーソル設定変更メニュー画面20において"編集"を選択すると、カーソル設定処理部91は、まず、表示位置編集画面22を表示する。
ユーザは、待ち受け画面10の表示位置“11”に設定されているショートカット用カーソルの"表示位置"の設定を変更する場合、表示位置編集画面22において、"表示位置"の入力欄に変更先の表示位置の管理番号“25”を入力し、“●”キーを押下する(ステップ181)。すると、カーソル設定処理部91は、入力された管理番号“25”が、待ち受け画面10に設定可能な表示位置の管理番号“11”から"15"、“21”から"25"、“31”から"34"、“41”から"44"の範囲内であるかチェックする。さらに、カーソル設定処理部91は、管理番号“25”の表示位置がショートカット用カーソルを未設定であるかチェックする。カーソル設定処理部91は、上記のチェックの結果が正当であれば、ショートカット用カーソルの表示位置の設定を“11”から"25"に変更し、画面30を表示する(ステップ182)。なお、画面30において、“操作手順”と“タイトル”に記述がないのは、これらの項目が未設定であることを示している。また、カーソル設定処理部91は、"表示位置"の入力欄に表示位置の管理番号が設定範囲内で入力され、続けて、予め決められた操作(“●”キー押下以外の操作)が行われた場合、その表示位置に設定されているショートカット用カーソルの設定内容を表示しても良い。
また、ユーザは、待ち受け画面10の表示位置“11”に設定されているショートカット用カーソルの"表示色"の設定を変更する場合、表示位置編集画面22において、“↓”キーを押下する(ステップ183)。すると、カーソル設定処理部91は、編集対象を“表示色”に切り替えた表示色編集画面31を表示する。
次に、ユーザは、表示色編集画面31において、“←”キーまたは“→”キーを押下して、本携帯端末が表示可能な別の色“青”を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、表示色を“青”に切り替えた表示色編集画面32を表示する。
次に、ユーザは、表示色編集画面32において、“SK1”の押下により"Save"を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、ショートカット用カーソルの表示色の設定を“橙”から“青”に変更し、画面33を表示する(ステップ184)。
また、ユーザは、待ち受け画面10の表示位置“11”に設定されているショートカット用カーソルについて、遷移元画面から遷移先画面へ遷移させるための"操作手順"の設定を変更する場合、表示位置編集画面22において、“↓”キーを2回押下する(ステップ185)。すると、カーソル設定処理部91は、編集対象を“操作手順”に切り替えた操作手順編集画面34を表示する。ここでは、遷移先画面自体を、カメラ画面12から“My data”画面35に変更するものとする。
次に、ユーザは、操作手順編集画面34において、待ち受け画面10から“My data”画面35へ遷移させる場合の操作と同じ操作をする。ここでは、ユーザは、“Menu”キー、“6”キーを続けて押下する操作をする。さらに、ユーザは“●”キーを押下する。すると、カーソル設定処理部91は、“Menu”キー、“6”キーを押下する操作に従って、“My data”画面35を表示する。
次に、ユーザは、“My data”画面35がショートカット用カーソルの遷移先画面として設定したい画面であれば、“●”キーを一定時間押下する。すると、カーソル設定処理部91は、ショートカット用カーソルの操作手順の設定を"M6"に変更し、画面36を表示する(ステップ186)。なお、“操作手順”の“M6"は、"Menu”キーに続いて"6"キーが押下される操作を示している。また、“タイトル”の“My data”は、画面遷移先のタイトル“My data”を自動で読み込んだものである。
また、ユーザは、待ち受け画面10の表示位置“11”に設定されているショートカット用カーソルの遷移先画面の"タイトル"の設定を変更する場合、表示位置編集画面22において、“↓”キーを3回押下する(ステップ187)。すると、カーソル設定処理部91は、編集対象を“タイトル”に切り替えたタイトル編集画面37を表示する。ここでは、タイトルを"Camera"から"カメラ"に変更するものとする。
次に、ユーザは、タイトル編集画面37において、該当するキー押下により"カメラ"を入力し、続いて、“SK1”の押下により"Save"を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、ショートカット用カーソルのタイトルの設定を"カメラ"に変更し、画面38を表示する(ステップ188)。
また、ユーザは、ショートカット用カーソルの編集処理を行わずに、処理を終了する場合、表示位置編集画面22において、“SK2”の押下により“Cancel”を選択する(ステップ189)。すると、図17のステップ171に戻り、カーソル設定処理部91がカーソル設定変更メニュー画面20を表示する。
図19は、図15に示したステップ155におけるショートカット用カーソルの新規追加処理を詳細に説明するフローチャートである。
図15のステップ154において、ユーザが、カメラ画面12において、“Menu"キーを押下すると、カーソル設定処理部91は、まず、カーソル追加メニュー画面40を表示する(ステップ191)。
ユーザは、カーソル追加メニュー画面40において、“カーソル追加”を選択する。すると、カーソル設定処理部93は、カーソル追加画面41を表示する。
ユーザは、カメラ画面12を遷移先画面とするショートカット用カーソルを、待ち受け画面10に設定する場合、カーソル追加画面41において、"遷移元画面選択"の“待ち受け画面”を選択し、さらに、“●”キーを一定時間押下する(ステップ192)。すると、カーソル設定処理部91は、待ち受け画面10の上下左右のグループの表示位置の中で未設定の表示位置を、表示順設定画面21にて予め設定された表示順に検索する。そして、カーソル設定処理部91は、検索した表示位置にカメラ画面12を遷移先画面とするショートカット用カーソルを設定し、そのカーソルをカーソル情報画面11において表示する(ステップ193)。
また、ユーザは、カメラ画面12を遷移先画面とするショートカット用カーソルを、“My data”画面35に設定する場合、カーソル追加画面41において、"遷移元画面選択"の“指定画面”を選択し、さらに、“SK1”の押下により"Select"を選択する(ステップ194)。すると、カーソル設定処理部91は、指定画面選択画面50を表示する。指定画面選択画面50においては、“指定画面”の入力欄への入力が可能であることを示すために、編集用カーソルが“指定画面”の入力欄に表示されている。
次に、ユーザは、指定画面選択画面50において、待ち受け画面10を“My data"画面35へ遷移させる操作手順として、"Menu”キーに続いて"6"キーを押下する操作を行う。すると、カーソル設定処理部91は、“指定画面”の入力欄に“M6”を記述した指定画面選択画面51を表示する。
次に、ユーザは、指定画面選択画面51において、“SK1”の押下により"Select"を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、“My data”画面35を表示する。
次に、ユーザは、“My data”画面35が、カメラ画面12へ遷移するショートカット用カーソルを設定したい画面であれば、“●”キーを一定時間押下する。すると、カーソル設定処理部91は、“My data”画面35の上下左右のグループの表示位置の中で未設定の表示位置を、表示順設定画面21にて予め設定された表示順に検索する。そして、カーソル設定処理部91は、検索した表示位置にカメラ画面12を遷移先画面とするショートカット用カーソルを設定し、そのカーソルを画面52において表示する(ステップ195)。
また、ユーザは、カメラ画面12を“My data”画面35へ遷移させるショートカット用カーソルを、カメラ画面12に設定する場合、カーソル追加画面41において、“↓”キーを2回押下することにより、"遷移先画面選択"の“表示画面”を選択し、さらに、“SK1”の押下により"Select"を選択する(ステップ196)。すると、カーソル設定処理部91は、表示画面選択画面60を表示する。表示画面選択画面60においては、“表示画面”の入力欄への入力が可能であることを示すために、編集用カーソルが“表示画面”の入力欄に表示されている。
ユーザは、表示画面選択画面60において、待ち受け画面10を“My data"画面35へ遷移させる操作手順として、"Menu”キーに続いて"6"キーを押下する操作を行う。すると、カーソル設定処理部91は、“表示画面”の入力欄に“M6”を記述した表示画面選択画面61を表示する。
ユーザは、表示画面選択画面61において、“SK1”の押下により"Select"を選択する。すると、カーソル設定処理部91は、“My data”画面35を表示する。
ユーザは、“My data”画面35がショートカット用カーソルの遷移先画面に設定したい画面であれば、“●”キーを一定時間押下する。すると、カーソル設定処理部91は、カメラ画面12の上下左右のグループの表示位置の中で未設定の表示位置を、表示順設定画面21にて予め設定された表示順に検索する。そして、カーソル設定処理部91は、検索した表示位置に“My data”画面35を遷移先画面とするショートカット用カーソルを設定し、そのショートカット用カーソルを画面62において表示する(ステップ197)。
上述したように本実施形態においては、カーソル設定部91において、遷移元画面ごとに、その遷移元画面に表示するショートカット用カーソルを設定する構成であるため、ユーザは、任意の画面にショートカット用カーソルを設定することができる。それにより、ある機能の画面を表示している状態で、別の階層にある他の機能の画面を表示する場合、他の機能の画面を遷移先画面とするショートカット用カーソルを選択すれば、数多くの操作をすることなく簡易な操作で他の機能の画面を表示することができる。
また、カーソル設定部91において、ショートカット用カーソルの表示位置を遷移元画面の周囲に設定する構成であるため、ショートカット用カーソルが画面上の他の表示データの位置と重なることを回避することができ、それにより、ショートカット用カーソルの視認性を高めることができる。