JP2008217640A - ツリーメニューによる項目選択装置及びそのためのコンピュータプログラム - Google Patents

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一浩 三木
Keiko Hirukawa
慶子 蛭川
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江貴 福田
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Abstract

【課題】多数の項目から簡単に目的の項目を選択できる、ツリーメニュー表示による項目選択装置を提供する。
【解決手段】項目選択装置は、ツリーメニューの少なくとも一部を、表示一体型タッチパネル上のツリー表示領域110に表示するツリー表示部と、表示一体型タッチパネル上のある位置がユーザ140によりタッチされたことを検知し、ツリー中の、タッチされた位置の周辺に表示されている項目を、表示一体型タッチパネル上の拡大表示領域142に拡大して表示する拡大表示部と、拡大表示領域142中のある位置がユーザ140によりタッチされたことに応答して、拡大表示領域142に表示されている項目のうち、タッチされた位置に最も近い位置に表示されている項目144に対応する処理を実行する実行処理部とを含む。
【選択図】 図4

Description

この発明は、表示装置一体型タッチパネルにおいて、階層化されたメニュー構造をツリー表示により表示する項目選択装置に関し、特に、多数の項目の中から目的の項目を効率良く選択することができる、ツリーメニューを利用した項目選択装置に関する。
近年、携帯電話等の個人用の携帯情報端末の高性能化及び多機能化が進んでいる。これら装置の性能の向上に伴い、電子書籍の表示機能、ゲームの実行機能、アナログ放送及びいわゆるワンセグ放送等の動画再生機能等、多様なコンテンツを利用する機能が提供されている。また、それら機能の増加に伴い、提供されるコンテンツの種類も量も急速に増加している。
これらの多種多様なコンテンツを携帯電話等の携帯情報端末で利用するためには、画面は大きければ大きいほど好ましい。そのため、今日、携帯可能なサイズでありながら、可能な限り大画面を実装しようとする携帯電話等の携帯情報端末が多く開発されている。その中でも、さらに画面の大きさを追求し、筐体の一面をすべて表示部として利用可能な、表示装置一体型タッチパネルを利用した製品の開発も進められている。
しかし、これら端末が携帯サイズであるために、表示画面の大きさには絶対的な制約が課されている。そのため、このような携帯情報端末においてある特定の機能を実行しようとした場合、多数の機能の中からいかにして素早く目的の機能を選択するかが重大な問題となる。従来のメニュー選択型の機能表示では、目的の機能がどの項目のどの深さにあるか、及び選択メニューの中のどの位置にあるかがわかりづらくなっているため、機能の実行を行なうために時間がかかるという問題がある。
このような問題に対し、従来のメニュー選択型の機能表示ではなく、もともとツリー型に作成されているメニュー構造そのものをツリー構造として画面に表示し、目的の機能を選択する方法が提案されている。たとえば特許文献1に、ツリー構造メニューとして表示された画面を、ポインティングディバイスを用いて操作することにより機能の選択を行なう装置が開示されている。
特開平7−184270号公報
しかし、特許文献1に開示されている装置では、今日のたとえば携帯電話のように、莫大な量の機能をツリー構造として表示した場合には、著しく複雑なツリー構造となり、そのまま利用することはほとんど不可能である。つまり、表示すべきツリー構造が複雑であるために、目的の機能を選択することの難しさが完全に解決されているということはできない。
従来の方法では、莫大な量の機能の中から目的の機能を簡単に選択するためには、次のような問題がある。
(1) 通常のメニュー選択形式の機能選択では、機能が多すぎ、どこにどのような機能があるかわからない。
(2) 特許文献1の開示のように機能をただツリーメニュー化しただけでは、ツリーが大きくなりすぎ、どこにどのような機能があるのか直ちにはわかりづらい。また、ツリーが大きくなるために目的の機能を選択するための操作に時間がかかるという問題がある。
こうした問題に付随する課題として、多数の機能の中にはユーザにとって不必要なメニューがあり、煩雑となっているという問題がある。このため、メニューをユーザが自由に作成することができればよいが、機能はシステム全体の構成と深い関係を有しているため、利用者がメニューを勝手に作成することは今までは困難であった。また、こうした問題は単に機能のみでなく、ツリー構造に配置された多数の項目の中から任意の1つを選択する上で常に問題となる。
それゆえにこの発明の目的は、多数の項目の中から簡単に目的の項目を選択することができる、ツリー構造を採用したメニュー表示による項目選択装置を提供することである。
この発明の他の目的は、たくさんの機能を含んだツリー表示の中で、目的の機能に素早く到達することができる項目選択方法及び装置を提供することである。
本発明の第1の局面に係る項目選択装置は、表示装置一体型タッチパネルを用いて複数の項目のうちの任意の1つをユーザに選択させるための項目選択装置である。複数の項目は1つのツリーに構造化されている。項目選択装置は、ツリーの少なくとも一部を、表示装置一体型タッチパネル上のツリー表示領域に表示するためのツリー表示手段と、表示装置一体型タッチパネル上のある位置がユーザによりタッチされたことを検知し、ツリー中の、タッチされた位置の周辺に表示されている項目を、表示装置一体型タッチパネル上の拡大表示領域に拡大して表示するための拡大表示手段と、拡大表示領域中のある位置がユーザによりタッチされたことに応答して、拡大表示領域に表示されている項目のうち、タッチされた位置に最も近い位置に表示されている項目に対応する処理を実行するための第1の実行手段とを含む。
好ましくは、表示装置一体型タッチパネル上に、ツリーのうち、ツリー表示領域に表示される部分のツリー内での移動方向を指示するための複数の移動方向指示ボタンを表示するためのボタン表示手段と、移動方向指示ボタンのいずれかが操作されたことに応答して、拡大表示領域が表示されているときには移動方向指示ボタンのための第1の機能割当にしたがった表示制御処理を実行し、拡大表示領域が表示されていないときには第1の機能割当とは異なる第2の機能割当にしたがった表示制御処理を実行するための表示制御手段とをさらに含む。
さらに好ましくは、複数の移動方向指示ボタンは、ツリー表示領域に表示されるツリーの幅方向に沿った移動の向きを指示するための幅方向移動ボタンと、深さ方向に沿った移動の向きを指示するための深さ方向移動ボタンとを含み、第1の機能割当は、ツリーの表示部分を、操作されたボタンに対応する方向に移動する機能を幅方向移動ボタンと深さ方向移動ボタンとの双方に割当て、第2の機能割当は、ツリーの表示部分を、操作されたボタンに対応する方向に移動する機能を深さ方向移動ボタンに割当て、拡大表示領域に表示された項目のうちで一時的に選択されているものの位置の幅方向への移動を幅方向移動ボタンに割当てる。
ボタン表示手段はさらに、一時的に選択されている項目を選択項目として決定することを指示するための操作に用いられる決定ボタンをさらに表示してもよい。項目選択装置はさらに、拡大表示領域が表示されており、かつ決定ボタンが操作されたことに応答して、拡大表示領域中に表示されている項目のうち、一時的に選択されている項目に対応する処理を実行するための第2の実行手段をさらに含んでもよい。
本発明の第2の局面に係る項目選択装置は、表示装置一体型タッチパネルを用いて複数の項目のうちの任意の1つをユーザに選択させるための項目選択装置である。複数の項目は、複数のノードと、ノード間を結ぶ経路とを含む1つのツリーに構造化されている。この項目選択装置は、表示装置一体型タッチパネルを用いて第1、第2及び第3の操作入力を受けるための操作入力手段と、ツリーを構成する複数のノードの各々に対し、ツリー内に表示すべきか否かを示す表示フラグを記憶するための表示フラグ記憶手段とを含み、簡略化ツリーは、ツリーのうちで、表示フラグ記憶手段に記憶されている表示フラグが非表示を示す値からなる経路と、当該経路より下層のノードとが省略されたものであり、項目選択装置はさらに、操作入力手段が第1の操作入力を受けたことに応答して、ツリーを表示装置一体型タッチパネル上に表示するための第1のツリー表示手段と、操作入力手段が、第2の操作入力を受けたことに応答して、簡略化メニューを表示装置一体型タッチパネル上に表示するための第2のツリー表示手段と、操作入力手段が第3の操作入力を受取ったことに応答して、各経路が、対応する表示フラグの値に依存して異なる態様で表示されるよう、ツリーを表示装置一体型タッチパネル上に表示するための第3のツリー表示手段と、第3のツリー表示手段により表示されているツリー中の経路をユーザがタッチしたことに応答して、当該経路の表示フラグの値を、表示を示す値及び非表示を示す値の間でトグルする処理を行ない、第3のツリー表示手段による表示を新たな表示フラグの値にしたがって更新させるための表示フラグ変更手段と、表示装置一体型タッチパネルにおいて、第1のツリー表示手段により表示されているツリー、及び第2のツリー表示手段により表示されている簡略化ツリーメニューにおいて、ある位置がタッチされたことを示す情報を出力したことに応答して、表示されているツリーメニューのうち、当該位置に最も近い位置に表示されている項目を選択し、対応する処理を実行するための実行手段とを含む。
好ましくは、操作入力手段はさらに第4の操作入力を受けるように構成されている。項目選択装置はさらに、実行手段によりツリーの末端の項目が選択され実行されるたびに、ツリーのルートから当該項目に至る経路の各々に対し、当該経路の下のサブツリーの末端の項目が実行された回数の合計を示す履歴情報を算出し維持するための履歴維持手段と、操作入力手段が第4の操作入力を受けたことに応答して、履歴維持手段が各経路に対して維持している履歴情報に基づいて、履歴情報により示される値が相対的に小さな経路が省略された、自動簡略化ツリーを表示するための第4のツリー表示手段とを含む。実行手段は、表示装置一体型タッチパネルにおいて、第1のツリー表示手段により表示されているツリー、第2のツリー表示手段により表示されている簡略化ツリー、及び第4のツリー表示手段により表示されている自動簡略化ツリーにおいて、ある位置がタッチされたことを示す情報を出力したことに応答して、表示されているツリーのうち、当該位置に最も近い位置に表示されている項目を選択し、対応する処理を実行するための手段を含む。
さらに好ましくは、第4のツリー表示手段は、経路を表示するか否かを判定するためにしきい値を使用し、項目選択装置はさらに、第4のツリー表示手段が使用するしきい値を設定するためのしきい値設定手段をさらに含む。
より好ましくは、第4のツリー表示手段は、操作入力手段が第4の操作入力を受けたことに応答して、ツリーの経路のうち、履歴維持手段が各経路に対して維持している履歴情報の値がしきい値より大きな経路のみを使用し、他の経路は省略して自動簡略化ツリーを生成し表示するための手段を含む。
第4のツリー表示手段は、操作入力手段が第4の操作入力を受けたことに応答して、ツリーの経路のうち、履歴維持手段が各経路に対して維持している履歴情報の値が大きなものから順番に、しきい値により定まる個数の経路のみを使用し、他の経路は省略して自動簡略化メニューを生成し表示するための手段を含んでもよい。
又は、第4のツリー表示手段は、操作入力手段が第4の操作入力を受けたことに応答して、履歴維持手段が各経路に対して維持している履歴情報の最大値と最小値との間で、経路の表示及び非表示の境界となる値をしきい値により定めるための手段と、ツリーの経路のうち、履歴維持手段により維持されている履歴情報が境界となる値より大きなもののみを使用し、他の経路は省略して自動簡略化メニューを生成し表示するための手段とを含んでもよい。
好ましくは、しきい値設定手段は、表示装置一体型タッチパネルにスライドバーを表示し、利用者によるスライドバーのスライダの操作に応答し、当該スライダの位置に応じてしきい値を変更するための手段を含む。
好ましくは、項目選択装置は、第4のツリー表示手段により表示される自動簡略化メニューにより、第2の簡略化メニューを置き換えるための手段をさらに含む。
項目選択装置は、第4のツリー表示手段による自動簡略化メニューの表示時に、ツリーの末端の項目が表示されて所定時間経過したことに応答して、ツリーの末端の項目のうち、表示されていないものの中で、履歴情報の多いものから順番に当該項目を簡略化メニューに追加して表示するための手段をさらに含んでもよい。
より好ましくは、項目選択装置は、ツリー中の項目ごとに、ツリーで当該項目に関連する項目を特定する情報を記憶するための関連項目記憶手段と、ツリー表示領域に表示されているツリー状態に基づいて、ユーザが注目している項目を推定するための項目推定手段と、項目推定手段により推定された項目と関連する項目を関連項目記憶手段から読出し、表示装置一体型タッチパネルに、当該関連する項目を表示するための関連項目表示手段とをさらに含む。
項目推定手段は、ツリー表示領域の中心位置に最も近い位置に表示されている項目をユーザが注目している項目と推定するための手段でもよく、ツリー表示領域に表示されている項目のうち、当該項目の下位階層に属する項目であってツリー表示領域に表示されている項目の数が最も多いものをユーザが注目している項目と推定するための手段でもよく、ツリー表示領域に表示されている項目のうち、履歴維持手段に維持されている履歴情報が最も多いものをユーザの注目情報として推定するための手段を含んでもよい。
好ましくは、関連項目表示手段は、項目推定手段により推定された項目と関連する項目を関連項目記憶手段から読出し、表示装置一体型タッチパネルに、当該関連する項目の表示と、ツリーの上で当該関連項目がツリー表示領域から見てどちらの方向に位置するかを示す方向表示を表示するための関連項目及び方向表示手段を含む。
より好ましくは、項目選択装置は、関連項目表示手段により表示される関連する項目の、表示装置一体型タッチパネル上の表示をユーザがタッチしたことに応答して、当該タッチされた項目に対応する処理を実行するための手段をさらに含む。
関連項目表示手段は、ツリー表示領域に表示されているツリーを縮小してツリー表示領域に表示するための縮小表示手段と、項目推定手段により推定された項目と関連する項目を関連項目記憶手段から読出し、ツリー表示領域に、他の項目と異なる特定の表示態様で表示するための特定表示手段と、表示装置一体型タッチパネルの、特定表示手段により表示されている項目の位置をユーザがタッチしたことに応答して、ツリーの全体のうち、当該タッチされた項目を中心とする領域のツリーを新たにツリー表示領域に表示するための手段とを含んでもよい。
本発明の第3の局面に係るコンピュータプログラムは、表示装置一体型タッチパネルに接続されたコンピュータにより実行されると、この表示装置一体型タッチパネルを用いて複数の項目のうちの任意の1つをユーザに選択させるための項目選択装置として当該コンピュータを動作させるコンピュータプログラムである。複数の項目は1つのツリーに構造化されている。このコンピュータプログラムは、コンピュータを、ツリーの少なくとも一部を、表示装置一体型タッチパネル上のツリー表示領域に表示するためのツリー表示手段と、表示装置一体型タッチパネル上のある位置がユーザによりタッチされたことを検知し、ツリー中の、タッチされた位置の周辺に表示されている項目を、表示装置一体型タッチパネル上の拡大表示領域に拡大して表示するための拡大表示手段と、拡大表示領域中のある位置がユーザによりタッチされたことに応答して、拡大表示領域に表示されている項目のうち、タッチされた位置に最も近い位置に表示されている項目に対応する処理を実行するための第1の実行手段として機能させる。
本発明の第1の局面によれば、表示装置一体型タッチパネル上に、ツリーの少なくとも一部を表示し、ユーザがタッチすると、タッチした位置の周辺に表示されている項目が拡大表示領域に拡大表示される。この拡大表示領域中の位置をユーザがタッチすると、拡大表示領域に表示されている項目のうち、タッチされた位置に近い項目が選択される。ツリー表示が小さくて指で正確に所望の項目をタッチすることが難しいときでも、タッチされた位置の周辺領域が拡大表示され、そこで項目を選択できるため、ツリー表示によるメニューにおいて、所望の項目を確実に選択できる。
複数の移動方向ボタンは、拡大表示領域が表示されていないときには第1の機能割当にしたがった表示制御を行ない、拡大表示領域が表示されているときには第2の機能割当にしたがった表示制御を行なう。例えば、拡大表示領域が表示されていないときには移動方向ボタンはいずれもツリー内の表示位置を移動させるために使用される。拡大表示領域が表示されているときには、ツリーの深さ方向への移動は同様に行なわれるが、ツリーの幅方向への移動ボタンが操作されると、拡大表示領域内で選択されている項目位置が移動する。同じ一組の移動方向ボタンを用い、拡大表示領域が表示されているときとそうでないときとで、項目を選択するために適した表示制御を行なうことができる。
本発明の第2の局面によれば、ツリーの各経路について表示・非表示を指定することにより、簡略化ツリーを作成できる。選択対象の機能が多くてツリー全体では表示が複雑になるときに、よく使用する項目のみが表示されるような簡略化ツリーが作成できるので、ツリーが見やすくなり、項目を容易に選択できる。ツリーの末端に割り当てられた項目が選択されたことに応答し、ルートからその項目にいたるツリーの経路に、その経路を経由した回数を示す履歴情報を付与し維持しておくようにするので、この履歴情報を用い、よく使用する項目のみからなる簡略化ツリーを自動的に作成できる。この機能により、1つ1つの経路の表示・非表示を指定しなくても、よく使用する項目のみからなる簡略化ツリーが容易に作成できる。この簡略化ツリーを作成する際に、しきい値を入力し、このしきい値と各経路の履歴情報とを用いて各経路の表示・非表示を設定する。しきい値を変化させることにより、作成される簡略化ツリーを確認できるので、利用しやすい簡略化ツリーを簡単に作成できる。しきい値の設定には、スライドバーを使用すると簡略化ツリーの形状の変化が簡単に分かる。
ツリー中の各項目に対し、当該項目に関連する項目を特定する情報を記憶しておき、表示装置一体型タッチパネルに表示されている項目の中で、ユーザが注目している項目を推定する項目推定手段を設けると、注目されている項目に関連する項目を特定し、表示させることができる。それら項目のツリー内の位置も判定できるので、表示装置一体型タッチパネルの表示領域上に、ツリー中で関連項目の存在している位置への方向を示す情報を表示できる。そのため、ユーザの現在の意図に合致した項目を効率よくユーザに提示でき、ツリーメニューの中からユーザの目指す項目を効率的に選択できるようになる。
ツリー表示領域に表示されているツリーを縮小して表示するとともに、ユーザが注目していると推定された項目の関連項目を関連項目記憶手段から読出し、他の項目と異なる特定の表示態様で表示できる。それら項目のいずれかをタッチするとその項目を中心とするツリー領域が表示される。したがって、ユーザが注目している情報に関連する情報を、その周辺のツリーとともに見やすく表示でき、目指す項目を効率よく選択できる。
[第1の実施の形態]
以下に述べる第1の実施の形態に係るツリー表示を利用した項目選択装置は、全画面の表示装置一体型タッチパネルを利用した携帯電話において使用されるものである。図1に、本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話機60の概略の外観図を示す。図1を参照して、この携帯電話機60は、扁平な直方体形状を有する筐体70と、筐体70の上面に配置された、表示装置一体型タッチパネルを構成する全画面液晶タッチパネル76と、筐体70の上面の、全画面液晶タッチパネル76を挟んだ両端に配置されたマイク74及びスピーカ72とを含む。
全画面液晶タッチパネル76は、後述するように、液晶表示装置(LCD)78と、LCD78上に積層された静電容量式タッチパネル79とからなる。
図2に、この携帯電話機60における、機能の選択を行なうためのメニュー画面の遷移を示す。図2を参照して、メニュー画面には、通常メニュー90と、ツリーメニュー画面92と、簡略化ツリーメニュー94と、自動簡略化ツリーメニュー96と、随時展開ツリーメニュー画面98とがある。
これらのうち、通常メニュー90は、ツリー構造メニューではなく、いわゆるメニュー形式で次々に各項目を選択していく階層構造のメニューである。
ツリーメニュー画面92は、携帯電話機60のシステムがもともと準備していたツリーメニューである。このツリーメニュー92は、基本的に携帯電話機60が備えているすべての機能をツリー表示してそのうちの任意のものを選択させることができる。なお、ツリーメニューでは、その末端に各機能が対応付けられているが、ひとまとまりの機能は共通のノードの下にサブツリーとして配置されている。これらノードには、こうした機能のまとまりを表す適当な名前が付されている。本明細書では、これら機能及びノードをあわせて「項目」と呼び、それらの名前を「項目名」と呼ぶ。
簡略化ツリーメニュー94は、ツリーメニュー92のうちで、利用者が消去することを選択した項目を省略して表示することにより、簡略化された形でツリーメニューを表示する画面である。この簡略化ツリーメニュー画面94は、ツリーメニュー画面92を表示している状態から、消去したい選択肢を非表示に変更することにより作成することができる。
自動簡略化ツリーメニュー96は、ツリーメニュー92のうちで、ユーザの操作履歴に基づき、よく使用される機能だけを自動的に選択して木構造形式で表示するメニューである。自動簡略化ツリーメニュー96として本実施の形態では、ユーザが機能を選択するために、ルートからその機能まで到達するために経由した経路の経由回数を履歴として保存しておき、履歴回数が上位の所定個数のみとなるように項目を選択して表示する。本実施の形態では、この個数はユーザにより、全体の経路の数に対する割合として設定される。
随時展開ツリーメニュー画面98では、ツリーメニュー画面92と異なり、すべての階層の項目が表示されるわけではない。画面には、ある階層より上の項目だけが表示される。後述するようにこの随時展開ツリーメニュー画面98では、ツリーの経路をたどる形で指をドラッグし、表示されている項目に近づけると、その項目の下に存在するサブツリーが随時右側に展開されていく。
通常メニュー画面90、ツリーメニュー画面92、簡略化ツリーメニュー画面94、自動簡略化ツリーメニュー画面96、及び随時展開ツリーメニュー画面98は、相互に切替えることが可能である。また、自動簡略化ツリーメニュー96を利用するか否かに関わらず、本実施の形態ではユーザによりどの経路がどれだけの回数選択されたか、に関する履歴情報を収集するものとする。
以下、これらメニュー表示のうち、ツリーメニュー画面92、簡略化ツリーメニュー画面94、自動簡略化ツリーメニュー96、及び随時展開ツリーメニュー画面98における画面の変化とユーザの操作とについて説明し、その後にそれらを実現するための構成について説明する。
図3(B)にツリーメニュー画面92の基本的な形式を示す。図3(B)を参照して、ツリーメニュー画面92は、ツリー表示領域110と、ツリーメニューの表示、移動等を制御するための項目が表示される制御領域112とを含む。
制御領域112には、ツリー表示領域110に表示されたツリーメニューを縮小する際にユーザが操作する縮小ボタン120、拡大する際にユーザが操作する拡大ボタン122、上下左右への移動を指示するために使用する4つの移動ボタン124、特定の状況で、ツリーメニュー中のある項目を選択することを指示するためにユーザが操作する決定ボタン126、及び通常のメニュー画面90への移動を指示するためのメニュー画面ボタン128を含む。また、ツリーメニュー中には、図2に示す画面の遷移を行なうメニューも含まれている。
たとえばユーザが縮小ボタン120を操作すると、図3(A)に示されるように、ツリー表示領域110に表示されるツリーメニューが縮小されて表示される縮小表示画面100が表示される。その結果、ツリー全体のうち、ツリー表示領域110上に表示される部分の割合は大きくなる。ただし各項目の文字の大きさは逆に小さくなる。
図3(B)において拡大ボタン122を操作すると、図3(C)に示されるように拡大されたツリー表示102が行なわれる。この表示では、個々の項目の表示は大きくなるが、ツリー全体の中で表示される部分の割合は小さくなる。
本実施の形態では、縮小ボタン120を操作するたびに、表示されるツリーの大きさは一定割合で小さくなっていく。逆に拡大ボタン122を操作するたびに、表示されるツリーの大きさは大きくなっていく。
通常メニュー画面90からツリーメニュー画面92に切替えたときには、通常メニュー画面90でどの階層にいたかを、ツリーメニュー画面92上のツリー上で強調表示する。たとえば「着信音/ムービー」という階層にいた場合、ツリーメニュー画面では上位の階層から「着信音/ムービー」の項目に至るまでの経路が強調されて表示される。
図3(B)に示されるように、「着信音/ムービー」が強調表示されている状態で移動ボタン124のうち右方向の移動ボタンを押すことにより、メニューのうち表示される領域が左に移動し、「着信音/ムービー」の下位の選択肢がツリー表示領域110の右側にメニューとして表示される。
移動ボタン124のうち左方向への移動ボタンを押せば、逆に階層を遡り、左側の階層がツリー表示領域110の左側に表示される。
図3(B)に示されるような状態では、表示されている項目が小さい。そのためツリー上の項目を直接選択しようとする場合、図3(C)に示される拡大されたツリー表示102とし、その上で選択しようとする項目を押す必要がある。そのような処理は手間がかかるため、本実施の形態では、図3(B)に示されるようにツリーをある大きさ以下の大きさで表示しているときには、ツリーメニュー画面92のいずれかの位置がタッチされたときには、表示されている項目のうちで、その位置に最も近い項目がタッチされたものとし、その項目と、その項目の周辺の項目とを拡大表示する。その様子を図4に示す。
図4(A)を参照して、ツリーメニュー画面92において「着信音/ムービー」と表示されている領域の近傍を指140でタッチすると、ツリー表示領域110の上端に拡大表示領域142が開かれる。拡大表示領域142には、タッチされた部分の近傍に表示されている複数の選択肢(本実施の形態では3つの選択肢)が表示される。このように拡大表示領域142に表示された選択肢のうちで、所望のものを指140でタッチすることにより、その項目が選択される。図4(B)に示される例では、拡大表示領域142に表示されている3つの項目のうち、中央の項目144(「着信音/ムービー」)を指140でタッチすることにより、着信音・ムービーという項目の下位の選択肢がツリー表示領域110に新たに表示されることになる。
一方、図5(A)に示されるように、ツリーメニュー画面92において拡大表示領域142が表示されているときに、4つの移動ボタン124のうち上方向及び下方向の矢印を図5(B)に示されるように操作すると、それに応じて拡大表示領域142に表示されている項目の、選択されている項目が上下に移動する。図5(B)に示される例では、指140によって上向きの矢印をタッチすることにより、拡大標準領域142の中央の項目から、その上の項目(「音量」という項目)に、選択項目144が移動している。
逆に指146で示されるように、下向きの移動ボタンをタッチすれば、「効果音」という項目に選択位置が移動することになる。
すなわち、本実施の形態では、拡大表示領域142が表示されているときと表示されていないときとで、移動ボタン124への機能の割当が互いに異なっている。拡大表示領域142が表示されていない状態(図3)では、ツリーの深さ方向(図3における左右方向)への移動ボタン124が操作された場合には、ツリーの表示領域の深さ方向への移動が行なわれ、ツリーの幅方向(図3における上下方向)への移動ボタン124が操作されたときには、ツリーの表示領域が幅方向に移動する。一方、拡大表示領域142が表示されているときには、ツリーの深さ方向への移動ボタン124が操作されたときには、ツリーの表示領域の深さ方向への移動が行なわれるが、ツリーの幅方向への移動ボタン124が操作されたときには、拡大表示領域142中で、一時的に選択されている項目位置が上下に移動する。
また本実施の形態では、図6(A)に示されるように、拡大表示領域142が表示されている状態で、指140によって4つの移動ボタン124のうち右方向への移動ボタンをタッチしたときには、前述したとおりツリーの表示領域が右方向(ツリーのより深い階層への移動)に移動するが、このとき、拡大表示領域142において一時的に選択されている項目が、図6(B)に示されるようにツリー表示領域110の上下方向の中央部で、かつ最も左側の位置150の近傍に配置されるようにツリーの表示領域が変更され、その項目の下位のメニューが右側に展開される。これは、選択された項目の下位メニューを表示する場合、利用者にとってはその項目を表示領域の中央に配置することが好ましいと考えられるためである。もちろん、本実施の形態では利用者にとって最も関心のあると思われる項目をツリー表示領域の上下の中央部、かつ最左端となるように配置するが、それ以外の位置(たとえばツリー表示領域の最上段の最左端)にこの項目を移動するような表示を行なってもよい。
図7を参照して、随時展開ツリーメニュー画面98における操作について説明する。図7(A)を参照して、随時展開ツリーメニュー画面98では、当初表示されるツリーメニューは、図7(A)に示されるようにクラスタリングされた形式で最上位の階層のみ表示される。このメニュー上で、矢印160によって示されるように、指140で特定の経路をなぞるようにして所望の項目まで指140をドラッグすると、その項目の下位メニューがその右側に自動的に表示される。この様子を図7(B)に示す。図7(B)に示す例では、項目「funcB」の下に項目(機能)B1〜B5からなるサブメニューが新たに表示される。
図7(B)を参照して、さらに矢印162で示されるように、この展開されたサブメニューを指140で辿るドラッグ操作を行なって所望の項目に到達したら、図7(C)の矢印170により示されるように指140を画面から離す(タッチアップ)。このタッチアップがあると、図8(A)に示されるように、タッチアップがあった位置の近傍に表示されている項目を拡大表示領域142を開いて表示する。さらに図8(B)に示されるように、拡大表示領域142に表示されている項目のいずれかにタッチすることによって、その項目が選択される。その項目が機能に対応するものであればその機能の実行が開始される。その項目がさらに下層のサブメニューを開くための項目であれば、そのサブメニューが新たにツリー表示領域110に表示される。
なお、拡大表示領域142が表示されるのは、図7(C)に示されるようにタッチアップがあってから、所定時間(たとえば5秒間)と定められている。この時間が経過すると拡大表示領域142は閉じられ、表示は図7(C)に示される状態に復帰する。
この随時展開ツリーメニューでも、拡大表示領域142が表示されているときには、上方向及び下方向の移動ボタン124を操作することによって、拡大表示領域142に表示されている項目の選択位置を上下(ツリーの幅方向)に移動することができる。たとえば図9(A)に示されるように、拡大表示領域142が開かれた状態では、当初、中央の項目が選択される。図9(B)に示されるように、上方向の移動ボタンにタッチすると、選択位置144が図9(C)に示されるように上方向に移動する。同様に下方向の移動ボタンをタッチすれば、選択項目144の位置が下方向に移動する。拡大表示領域142中のいずれかの項目が選択された状態で決定キーをタッチすれば、選択された項目に対応した処理が実行される。すなわち、選択された項目が機能の実行を指示するものであればその機能が実行される。選択された項目がさらに下位のサブメニューを表示するためのものであれば、図9(D)に示されるように、メニューが全体として左側に移動し、右側にサブメニューが表示される。この状態でいずれかの項目をタッチすれば、その項目に対応する機能が実行される。
拡大表示領域142が表示されている状態では、左右方向への移動ボタンは、表示領域の左右(ツリーの深さ方向)への移動ボタンとして機能する。図10(A)を参照して、拡大表示領域142が表示されており、中央の項目B3が選択項目144となっている場合を想定する。ここで図10(B)に示されるように、右方向への移動ボタンをタッチしたものとする。この場合には図10(C)に示されるように、表示されるツリーの位置が全体に左側に移動し、図10(B)の状態で選択されていた項目がツリー表示領域110の、上下方向の中心位置でかつ左端位置となるように表示が変化し、さらに下位のサブメニューが右側に展開される。図10(C)に示される状態で項目B33(B32のすぐ下の項目)をタッチすることにより、その機能B33が実行される。
さらに本実施の形態では、ツリーメニュー表示と通常のメニュー表示のいずれであるかを問わず、選択された機能について、メニューツリーのルートからその機能のノードまでの経路の経由履歴を取得している。そしてツリーメニュー表示では、その履歴に基づき、各経路を辿った頻度に従い、各経路の表示形式を変化させる。本実施の形態では次のような表示形式を用いる。
図11(A)を参照して、本実施の形態では、各経路を経由した回数を絶対値で記録しておき、そのようにして得られた履歴情報を各経路の線の太さで相対的に表現する。図11(A)に示されるように、たとえばツリー形状の経路180が経路181と経路182とに枝分かれし、さらにこの経路182から経路184及び185、経路185からは経路186及び経路188が分かれているものとする。経路182を経由した回数が100回、経路184を経由した回数(機能「音量」が実行された回数)が10回、経路186を経由した回数(機能「着信音/ムービー」が実行された回数)が70回、経路188を経由した回数(機能「効果音」が実行された回数)が20回であるものとする。また、経路180のうち、経路182に分岐しないでさらに下の経路181に分岐した履歴が30回であるものとする。
図11(B)を参照して、この場合次のような表示が行なわれる。すなわち、経路180のうち、経路182に分岐する以前の経路180は太さ130(=100+30)(太さの単位は予め決められている。以下同様。)、経路182は太さ100(=10+70+20)、経路184、186及び188はそれぞれ太さ10、70、及び20で表示する。この場合、経路184から経路186及び188に分岐する部分の経路185については、2つの経路186及び188の履歴(70及び20)を合計した値、すなわち90に相当する太さで表示する。
このような表示を行なうためには、最初に線の太さの最大値及び最小値を決め、それに対応する履歴の最大値及び最小値をツリー全体から決定する。この後、各経路の履歴の値を、履歴の最大値及び最小値の間でその履歴の大きさに応じた太さに割り当てる。
このようにすることで、よく使用されている機能を選択するための経路が他と区別して強調され表示されるため、所望の機能を容易に見つけることができるという効果がある。
なお、本実施の形態では経路の太さを操作履歴の数に応じて変更するが、第2の実施の形態で述べるように、操作履歴に応じて経路の色を変更するようにしてもよい。また、第1の実施の形態では経路の太さによって履歴の大小を区別しているが、それに代えて経路の明度を変更するようにしてもよい。
なお、図11から明らかなように、ツリー上においてある項目を経由した回数は、その項目に直接連結されている経路を経由した数と等しい。したがって、こうした経路の履歴をとっておくことにより、機能が実行されるたびに、ルートからその機能にいたる経路に存在するノードの項目を経由した回数の履歴も同時に算出されることになる。
図12を参照して、本実施の形態における簡略化ツリーメニュー94の作成処理について説明する。これは、ツリーメニューから簡略化ツリーメニューを作成する処理を選択することによって起動される。
図12(A)を参照して、図11(B)に示されるような履歴による経路の太さの変更表示が行なわれているものとする。この場合、図12(A)に示されるように、経路の太さによって、よく使用される項目とあまり使用されない項目とを区別することができる。そこで、ツリー220のうち、あまり使用されていないメニュー項目「音量」の領域222の部分にタッチすると、図12(D)の点線領域222により示されるように、その項目がグレーアウトされる。グレーアウトされた項目は、図2に示す簡略化ツリーメニュー94では表示されなくなる。
同じ画面で図12(D)に示されるグレーアウトされた点線領域222をタッチすることにより、図12(A)に示されるメニュー項目「音量」の領域222で示されるように項目がブラック表示される。ブラック表示された項目は図2に示す簡略化ツリーメニュー94では通常の形式で表示される。
また、図12(A)に示すように、さらに下位のメニュー項目230及び232を持っているメニュー項目「Information」224の領域226をタッチすることにより、図12(B)に示すように、このメニュー項目224及びその下位のメニュー項目230及び232のすべてがグレーアウトされる。この結果、簡略化ツリーメニューではメニュー項目224、230及び232はすべて表示されなくなる。
図12(B)を参照して、メニュー項目224、230及び232がグレーアウトされた状態でメニュー項目224の領域226をタッチすれば、図12(A)に示されるようにメニュー項目224、230及び232のすべてが再表示される。一方、図12(B)に示される状態で、メニュー項目224ではなくその下位の項目のうちの1つであるメニュー項目232付近の領域240をタッチしたものとする。この場合には、図12(C)に示されるように、メニュー項目232と、その上位のメニュー項目224とがブラック表示され、簡略化ツリーメニューで表示されるようになる。ただしこの場合メニュー項目230はグレーアウトされたままであり、簡略化表示メニューでは表示されない。
図12に関する説明では、単にメニュー項目として説明したが、上記した処理は各項目の項目名の部分をタッチしてもよいし、その項目の前後の経路の部分をタッチしてもよい。
すなわち、本実施の形態では、簡略化ツリーメニュー94の作成処理では、表示されているメニュー中の項目又は経路をタッチすることにより、その項目又は経路以下の項目及び経路の表示と非表示との設定をトグルさせることができる。
図13に、図12(A)に示されるツリー220に対し、メニュー項目222及び226とその下位のメニュー項目230及び232をグレーアウトした結果表示される簡略化ツリーメニュー250の例を示す。図13に示されるように、簡略化ツリーメニュー250には、通常のツリーメニューと比較して表示される項目が少なく、かつよく使用される項目のみが表示される。その結果、シンプルなツリー構造で、よく使う項目を選択しやすくできるという効果がある。通常の使用では、この簡略化ツリーメニューを表示するだけで十分効率的に項目を選択することができる。
なお、本実施の形態では、上記したようにマニュアルで簡略化ツリーメニューを作成するたけではなく、履歴情報を利用した自動的な処理により図2に示す自動簡略化ツリーメニュー96を作成することが可能である。そのために、本実施の形態では、操作履歴の多い項目から順番に、表示される項目の数がユーザの指定した割合により設定されるような項目のみを表示する。図14に、ユーザがその割合を指定するための画面を示す。
図14を参照して、自動簡略化ツリーメニュー設定画面300は、ほぼ中央を境界として上部のツリー表示領域302と、自動簡略化ツリー制御領域304とに分割される。
ツリー表示領域302は、自動簡略化ツリーメニューを表示するための領域である。自動簡略化ツリー制御領域304は、上記した表示する項目の履歴の割合をユーザが入力するためのスライドバー306と、スライドバー306により設定された割合に従って選択された項目のみから作成される自動簡略化ツリーメニューの全体を表示する全体ツリー表示領域308とを含む。
この場合、スライドバー306を用いて設定されるしきい値は、簡略化ツリーメニューの全項目数に対する、表示される項目数の割合となる。しきい値として50%を指定すると、全項目のうちから、操作履歴が上位となっている50%の項目が表示される。この場合には、よく使われる機能とその機能の上位の項目だけが表示される簡略化メニューが自動的に生成されるので、よく使用される、少数の項目のみからなる、効率的に配置された簡略化ツリーメニューが作成できる。
なお、本実施の形態では、しきい値として表示される項目の絶対数で指定することもできる。両者のいずれを選択するかはユーザにより任意に選択可能である。
図14に示すスライドバー306は、左側の端点が0、右側の端点が100を示し、0から100のどの位置が指定されたかにより、上記した表示される項目の割合を百分率で設定するためのものである。スライドバー306の中の任意の位置をタッチすることにより、その位置に対応する割合がしきい値として設定される。また、スライドバー306の中央に表示されるつまみを図14において矢印で示すように左右に移動させることにより、スライドバーの設定値を連続的に変化させることもできる。
本実施の形態では、スライドバー306を使用して表示される項目の割合をユーザが設定すると、そのたびに全体ツリー表示領域308に表示される簡略化ツリーの全体構造が、設定された割合に従って変化する。そのため、設定値と、その設定値の値による全体ツリーの構造の変化とを目で見ながら、使いやすい簡略化ツリーメニューを作成できる。
なお本実施の形態では、この自動簡略化ツリーメニュー96(図2参照)による処理が行なわれているとき、表示されている項目のうち、ツリーのリーフ(最下層)に相当する機能の階層を表示した状態で一定時間経過すると、表示されている項目以外の機能の中から、使用された頻度の高い順番に新たな機能がこの自動簡略化ツリーメニューに追加され、図15に示されるように、中央部分にその機能名310が表示される。このような自動的な追加表示は、簡略化ツリーメニューの最末端の機能名が表示されてからたとえば5秒経過すると行なわれる。本実施の形態では、機能名310が表示されたときにこの部分にタッチすると、ツリー内のこの機能名310が追加された位置に表示が移動する。
本実施の形態に係る携帯電話機60はさらに、ツリー構造で表示されたメニューの中の各項目のうち、ユーザが選択しようとしている、又はユーザが最も興味を持っていると思われる情報を推定し、推定結果に従って画面表示を制御する。図16にその状態を示す。
図16を参照して、ツリー構造メニュー全体320の中で、領域326によって示されている部分が全画面液晶タッチパネル76に表示されているものとする。この場合本実施の形態では、表示されている領域326の中心位置322の座標を調べ、その座標に最も近い位置に表示されている機能を、ユーザが最も興味を持っている情報であるものと推定する。
コンピュータプログラムの作成プロセス上、システムは、ツリー構造メニューを表示するために、少なくともメニューの表示位置を決定するための基準位置の情報と、その基準位置に対する相対位置としての、各項目の表示領域の位置情報とを持っている。それら情報に基づき、中心位置322を決定することができる。さらにこの中心領域326と、その周囲の項目の表示領域とを比較し、中心位置322に最も近い矩形領域に対応する項目が、推定情報とされる。
図16に示される例では、実際に表示画面324に表示されているメニューのうち、「文字表示」という項目328が中心位置322に最も近い。したがって、「文字表示」がユーザにとって最も興味のある情報であると推定される。
なお、ユーザにとって最も興味があると思われる情報の推定方法は上記した方法には限定されない。たとえば、表示されている領域上で、最も利用する可能性の高い項目を推定情報とするようにしてもよい。また、表示されている領域のうち、最も大きな領域を使用して表示されている部分が推定情報であるものとしてもよい。
前者の場合には、既に述べた履歴情報を利用し、現在表示されている項目のうちで、過去の利用頻度が最も高い項目を推定情報とすればよい。後者の場合、現在表示されている最も右列の機能に対して、1つ上のレベルの項目によってマージを行なう。すなわち最も右列の項目より1つ上のレベルについて、その下位に属する項目で表示領域に表示されているものがいくつあるかを算出する。そのうえで、算出された下位項目の数が最も多い項目を推定情報とする。
前者の場合、図16に示される画面324を例とすると、「着信音/ムービー」の操作履歴が最も多いものとして、この項目が推定機能となる。また後者の場合には、「ディスプレイ設定」という項目が推定情報となる。
さらに本実施の形態では、このようにして推定された推定情報に対し、関連する項目を画面に表示し、それによってユーザが注目している機能と関連する機能名を画面に表示することができる。図17(A)にその状態を示す。
図17(A)を参照して、ここでは「着信音/ムービー」が推定情報となった場合を想定している。予め、各機能項目に対し、関連する機能項目をテーブルとして保持しておく。そして上記した推定情報が決定されたら、そのテーブルを参照することにより、関連する機能項目を取り出す。そのようにして取り出された機能が、メニュー上でどの部分に存在するかを決定する。そして、図17の画面330に関連情報表示領域340及び344として示されるように、矩形で他のメニューと区別して表示する。このときの関連機能の表示領域は、できるだけ他の機能が表示されていない位置になるようにする。また、メニュー上でこれらがどのような位置に存在するかを明らかにするために、矢印342及び矢印346で示されるように、関連項目がメニュー上のどの位置(方向)にあるかを示す情報を表示する。矢印の角度は、現在表示されている領域の中心と、関連項目として検索された項目の、全体メニュー上の位置とから容易に算出することができる。また図17(A)に示される状態で、関連機能表示領域340又は344にタッチすることにより、その機能が表示された位置の近傍に移動することができる。
図17(A)に示される状態でメニューの表示倍率を小さくした場合、図17(B)に示されるように、ツリーメニューの縮小表示350上に、関連項目360及び362の位置を明らかにするための表示を追加する。この場合には、表示360又は362をタッチすることにより、表示位置をタッチ位置の近傍に移動し、タッチされた位置を表示領域の中心とし、より大きな倍率で表示することにより、項目を選択しやすくする。
−構成−
上記した動作を実現するための携帯電話機60の構成について以下説明する。図18は、携帯電話機60のハードウェアブロック図である。
図18を参照して、携帯電話機60は、スピーカ72と、マイクロフォン74と、全画面液晶タッチパネル76(LCD78及び静電容量式タッチパネル79)と、アンテナ380と、振動部384と、リンガ386と、携帯電話機60の初期設定値、後述する各種プログラム及びテーブル、並びに電話帳等のデータを記憶するための不揮発性のメモリ388と、スピーカ72、マイクロフォン74及びメモリ388を用いて携帯電話機としての機能アプリケーションを起動することにより、それらの出力をLCD78の表示面上に表示したり、静電容量式タッチパネル79からのユーザ入力に対応した機能を、後述するプログラムを実行することによって実現したりするための制御回路382とを含む。
制御回路382は、アンテナ380を介して基地局から受信した信号に基づき、別の拠点にある他の携帯電話機等の通信端末からの着信の有無を検出して着信検出信号を出力するための着信信号検出部408と、所定の制御信号に応答して、アンテナ380を介した通信回線のオン/オフを制御するための回線閉結部406と、回線閉結部406及びアンテナ380を介して基地局との間で授受する信号の強さの制御を行なうためのRF(Radio Frequency)処理部404と、基地局との間の安全な信号の授受を行なうために、RF処理部404に与える信号及びRF処理部404を介して受ける信号に所定の信号処理を施すためのベースバンド部402と、DA(Digital/Analog)コンバータ及びAD(Analog/Digital)コンバータを有し、マイクロフォン74及びスピーカ72を介した音声の入出力を行なうためのオーディオインターフェイス(オーディオI/F)400と、オーディオI/F400、ベースバンド処理部402、RF処理部404、回線閉結部406、着信信号検出部408と、全画面液晶タッチパネル76、振動部384、及びリンガ386を制御することにより、ユーザからの要求に応じて電話の呼を発信したり、着呼を処理したりして、ユーザと他の携帯電話機との間の音声通信を行なったり、文字通信を行なったり、全画面液晶タッチパネル76に表示された通常メニュー及びツリーメニューを用いたユーザからの機能の選択に応じた処理を実行したり、ユーザの入力する文字列に対する処理を行なったりするための通信制御部410とを含む。
通信制御部410は、実質的にはCPU(中央演算処理装置)とソフトウェア(コンピュータプログラム等)とからなる。ソフトウェアは、本実施の形態ではメモリ388に記憶されていて、適宜通信制御部410に読出され、実行される。本実施の形態では、詳細は説明しないが、メモリ388の内容を書き換えることが可能であり、それによって携帯電話機60による種々の機能のアップデート及び追加を行なうことができる。通信制御部410はまた、本実施の形態に係る携帯電話機60における、静電容量式タッチパネル79とLCD78とを用いた、通常メニュー形式及びツリーメニュー形式を用いたGUI(Graphical User Interface)によって所望の機能を選択することができるユーザインターフェイス(UI)プログラムを実行する。
以下、上記した実施の形態に係る各動作を実現するためのプログラムのフローチャートについて説明する。図19に、この携帯電話機におけるGUIを用いた処理を行なうプログラムのメインルーチンのフローチャートを示す。図19を参照してこのプログラムは、記憶領域の初期化、所望の変数の初期化等を行なうための初期処理ステップ412と、図18に示す静電容量式タッチパネル79上にユーザによるタッチダウンがあったか否かを判定し、判定結果に応じて制御を分岐させるステップ414とを含む。ステップ414においてタッチダウンが検出されない場合には、制御は再びステップ414に戻り、タッチダウンがあれば次のステップに進む。
このプログラムはさらに、ステップ414でタッチダウンがあったと判定されたことに応答して実行され、静電容量式タッチパネル79からユーザの指が離れる動作、つまりタッチアップがあったか否かを判定して、判定結果に応じて制御を分岐させるステップ416と、ステップ416においてタッチアップがあったと判定されたことに応答して実行され、タッチダウン時の座標とタッチアップされたときの座標との間に変化があったか否かを判定し、判定結果に応じて制御を分岐させるステップ418と、ステップ418において座標変化があったと判定されたことに応答して実行され、ユーザによるドラッグ処理が終了したときの処理を実行するステップ422と、ステップ418において座標変化がなかったと判定されたことに応答して実行され、ユーザが単に静電容量式タッチパネル79にタッチしたときの処理を実行するステップ420とを含む。ステップ420及び422の後、制御はステップ414に戻る。
このプログラムはさらに、ステップ416においてタッチアップがなかったと判定されたことに応答して実行され、タッチダウンがあったときと現在の静電容量式タッチパネル79の出力座標との間に変化があるか否かを判定し、判定結果に応じて制御を分岐させるステップ424と、ステップ424において座標変化があったと判定されたことに応答して実行され、ユーザによるドラッグがなされたときのドラッグ中の処理を実行するステップ426とを含む。ステップ426の後、制御はステップ414に戻る。ステップ424において座標変化がなかったと判定された場合、制御はステップ414に戻る。
なお、静電容量式タッチパネル79は、ユーザがタッチパネルにタッチしているか否か、及びタッチしている座標位置はどこかを示す情報を出力する。この情報は通信制御部410に与えられ、図19に示すプログラムにおいて使用される。この座標は静電容量式タッチパネル79を縦型に用いたときの左上隅を原点とし、右方向にX軸、下方向にY軸をそれぞれ想定したものとなっている。LCD78によるさまざまな情報の表示も、この座標系を共通に用いてその位置を指定する。
図20に、本実施の形態において各機能が実行された結果の履歴を記録する作業について説明する。図20を参照して、このメニュー部分430は経路440を含み、経路440は2つの経路441及び442に分岐するものとする。経路442はサウンド設定という項目を選択するためのものである。この項目には識別子(ID)として「SoundTop」が割当てられているものとする。なお、このように各項目にはそれら項目をお互いに識別するための識別子が割当てられ、それら識別子に対応して1つずつ履歴が記録される。
このサウンド設定の項目と関連している経路442は、さらに下層に伸び、2つの経路444及び446に分岐する。経路446はさらに経路447及び448に分岐する。経路448はさらに経路449及び450に分岐する。こうして最終的な経路451に達する。経路444、447、449及び451はそれぞれ、音量、着信音/ムービー、効果音、及びインフォメーションという機能に割当てられている。音量という機能に割当てられている識別子は「Amp]、着信音/ムービーに割当てられている識別子は「Movie」、効果音に割当てられている識別子は「ESound」、インフォメーションに割当てられている識別子は「SInfo」であるものとする。
図20において、経路440、441、442、444、446、447、448、449、450、…、451の各々にも、それぞれ固有の経路IDが割当てられている。これら経路IDは互いに識別可能なものであればどのようなものでもよい。
図21に、図20に示すサブメニューにおいて各経路が選択された結果の履歴をカウントするための履歴カウントテーブル470の構成を示す。図21を参照して、この履歴カウントテーブル470は図20に示すように分割された経路ごとに設けられた複数のエントリを含んでいる。各エントリは、その経路の経路IDと、その経路の上位経路のIDと、その経路の下位経路(その経路から分岐している経路)のIDと、選択された機能を実行したときに、ルートノードからその機能までの間にこの経路を経由した回数をカウントするための履歴カウントと、この経路を表示するか否かを指定するための表示フラグとを含む。
履歴カウントテーブル470のような構成のテーブルを設けると、各機能が選択されるごとに、その機能の上位の経路の履歴カウントを1だけ加算し、さらにその経路の上位の経路の履歴カウントを1加算し、という処理をルートノードまで繰返すことにより、各経路ごとに履歴カウントを算出できる。また表示フラグを設けておくことにより、各経路を表示するか否かを指定することができる。下位経路のIDを持っていることにより、ある経路が非表示又は表示となったときに、その下位のどの経路を表示又は非表示にするかを知ることができる。また逆に、ある経路が非表示の状態から表示状態となったときに、上位のどの経路を非表示から表示状態にすればいいかも判定できる。
図22に、図21に示す履歴カウントテーブル470を用い、各経路の履歴をカウントするためのプログラムのフローチャートを示す。このプログラムは、各機能が選択されるたびに実行される。
このプログラムは、ユーザが機能の選択を行なったか否かを判定し、判定結果に応じて制御を分岐させるステップ500と、ステップ500において機能の選択が行なわれたと判定されたことに応答して実行され、選択された機能と、履歴カウントテーブル470中の下位経路ID、上位経路IDとを用い、テーブル470の中のどの経路IDのエントリの履歴カウントを加算するかを決定するステップ502と、ステップ502において経路IDが決定されたことに応答して実行され、履歴カウントテーブル470の中のその経路IDの履歴カウントに1を加算するステップ504と、ステップ504の処理が終了したことに応答して実行され、この経路の上位経路があるか否かを履歴カウントテーブル470において検索し、検索結果に応じて制御を分岐させるステップ506とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ506において、さらに上位の経路IDがあると判定されたことに応答して実行され、その経路IDに対応するエントリの履歴カウントに1を加算し、処理対象の経路のIDをその上位の経路IDに移動してステップ506に戻る処理を行なうステップ508を含む。
ステップ500において機能の選択が行なわれていないと判定されたとき、及びステップ506において未処理の上位経路IDがないと判定されたときには、制御はステップ500に戻る。
図23は、上記したように取得した履歴を用い、図11(B)に示されるような経路の表示を行なうためのプログラムのフローチャートである。図23を参照してこのプログラムは、履歴カウントテーブル470から、履歴カウントの最大値Cmax及び最小値Cminを取得するステップ530と、履歴カウントテーブル470の中のある経路の履歴カウント値Kから、その経路を表示すべき線の太さの割合X(線の太さの最大値及び最小値の間の割合)を以下の式にしたがって求めるステップ532とを含む。
X=(K−Cmin)/(Cmax−Cmin)
このプログラムはさらに、ステップ532で求められたXと、予め定められた線の太さの最大値MAX及び最小値MINとから、その経路の表示時の線の太さLを以下の式
L=X*(MAX−MIN)+MIN
を用いて決定するステップ534と、ステップ534で計算された太さLの線を用い、ステップ532でカウント値Kを求めた経路の描画を行なうステップ536と、ステップ536の後に実行され、表示が必要なすべての経路について線の太さを変更したか否かを判定し、判定結果に応じて制御を分岐させるステップ538と、ステップ538においてまだ線の太さを変更していない経路があると判定されたことに応答して実行され、線の太さを変更すべき次の経路を選択し、ステップ532に戻るステップ540とを含む。ステップ538で全ての線の太さの変更が完了したと判定された場合、このプログラムは処理を終了する。
図24は、簡略化されていないツリーメニュー表示処理を行なうためのプログラムのフローチャートである。図24を参照してこのプログラムは、ユーザが表示中のいずれかの経路に触れたか否かを判定し、ユーザによるタッチがあるまで待機するステップ560と、ステップ560においてユーザによる経路へのタッチがあったと判定されたことに応答して実行され、その経路の表示フラグがONか否かを履歴カウントテーブル470を参照して判定し、判定結果に応じて制御を分岐させるステップ562と、ステップ562においてその経路の表示フラグがONではないと判定されたことに応答して実行され、その経路の表示フラグをONに変更するステップ568と、ステップ568の後、ステップ568で表示フラグがONとなった経路の下位の経路を履歴カウントテーブル470中の経路IDに基づいて選択し、そこより下位のすべての経路(及び項目)の表示フラグをONに変更するステップ570とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ562において、ユーザによりタッチがあった経路の表示フラグがONであると判定されたことに応答して実行され、その経路に対応する経路IDのエントリの表示フラグの値を履歴カウントテーブル470中でOFFに変更するステップ564と、ステップ564の後、この経路IDの下位の経路IDのエントリを履歴カウントテーブル470中で検索し、それら下位経路の表示フラグをすべてOFFにするステップ566とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ566又はステップ570の後に実行され、メニュー表示フラグOFFの経路はグレーアウトし、表示フラグがONのものはそのままブラック表示して全ての経路と項目とを表示するステップ572と、履歴カウントテーブル470中の表示フラグの値に基づき、表示フラグがONの経路及び項目のみを用いて簡略型ツリーメニューを生成するステップ574と、履歴カウントテーブル470中の各エントリの表示フラグの値に基づき、通常の階層メニューの構成を変更するステップ576とを含む。ステップ576の後この処理は終了する。なお、ステップ560において経路にタッチがないと判定された場合には、制御はステップ560に戻り、ユーザが経路にタッチするまでこのステップを繰返す。ユーザが経路ではなく項目部分にタッチした場合、その項目に対応する経路がタッチされたものと見なす。
図25及び図26は図14に示されるような自動簡略化ツリーメニュー表示を生成する処理のプログラムのフローチャートである。図25を参照してこのプログラムは、図14に示される画面300を表示した後、スライドバー306により設定されたしきい値αを決定するステップ600と、表示すべき項目の数を相対的な数(割合)で設定するか否かを予め設定された設定値に基づいて判定し、判定結果に応じて制御を分岐させるステップ602と、ステップ602において相対的な数で設定すると判定されたことに応答して実行され、履歴カウントテーブル470において対応する表示フラグがONとなっている項目の数を全体の項目の数で割った値がしきい値αより小さいか否かを判定し、判定結果に応じて制御を分岐させるステップ604と、ステップ604において算出された値がαより小さいと判定されたことに応答して実行され、表示フラグがOFFの機能の中から履歴回数の多い項目を追加し、表示項目数/全体項目数=しきい値αになるまで順次表示フラグをONに変更するステップ606と、ステップ604において、表示されている項目数/全体項目数がしきい値αより小さくないと判定されたことに応答して実行され、表示フラグがONとなっている機能の中から利用数の少ない機能を表示項目数/全体項目数=しきい値αになるまで順次対応する表示フラグをOFFに変更するステップ608とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ602で、相対項目数に従って設定するのではないと判定されたことに応答して実行され、対応する表示フラグがONとなっている項目の数がしきい値αより小さいか否かを判定し、判定結果に応じて制御を分岐させるステップ610と、ステップ610において、表示フラグONとなっている項目数がしきい値αより小さいと判定されたことに応答して実行され、表示フラグがOFFとなっている項目の中からよく利用されるものを順次、表示項目数=しきい値αになるまで表示フラグをONに変更していくステップ612と、ステップ610において、対応する表示フラグがONとなっている項目数がしきい値αより小さくはないと判定されたことに応答して実行され、対応する表示フラグがONとなっている項目の中から、利用数の少ない項目を順次選び、表示フラグがONとなっている項目数=しきい値αになるまで順次表示フラグをOFFに変更していくステップ614とを含む。
図26を参照して、このプログラムはさらに、ステップ606、608、612、614の後に実行され、上記した処理によって対応するメニュー表示フラグがOFFとなっている経路及び項目をグレーアウトして表示し、表示フラグがONとなっているものはそのままブラック表示するステップ616と、このようにして表示フラグがONに設定されている項目及び経路から生成される下位ツリーメニュー全体の概形を生成し、図14に示す領域308に表示するステップ618と、ステップ618の後に実行され、ユーザによりこの簡易型表示メニューで良いという指示がなされたか否かを判定し、判定結果に応じて制御を分岐するステップ620とを含む。ステップ620において簡略化ツリーメニューがまだ改良すべき必要があると判定された場合、ユーザは図14に示すスライドバー306を操作する。この場合には制御は図25に示すステップ600に戻り、上記した処理を繰返す。
このプログラムはさらに、ステップ620において簡略化ツリーメニューがこれで良いという指示がユーザから出されたことに応答して実行され、履歴カウントテーブル470中の各項目の表示フラグの値に基づき、表示フラグがONとなっている経路及び項目のみを含む簡略化ツリーメニューを生成するステップ622と、履歴カウントテーブル470中の表示フラグの値に基づき、通常の階層メニューの構成を変更するステップ624とを含む。ステップ624の処理が終了するとこのプログラムは終了する。
図27は、図16に示すようなユーザの注目している情報を推定する処理において、図17(A)に示すように、関連する項目を表示する領域340及び344を表示する処理のための関連項目テーブル640の概略構成を示す。このテーブル640は、図18に示すメモリ388に保持されている。
図27を参照して、このテーブル640は、関連する項目を記録すべき項目の数だけのエントリを含む。各エントリには、その項目の名称(又は識別子)と、その項目に関連する項目の名称(又は識別子)とが組になって記録されている。ある項目に関連する機能は1つとは限らず、複数個登録されていてもよい。
図27に示す例では、「効果音/ムービー」という項目には、サウンドライブラリ及びムービー再生という項目が関連付けられている。また、「音量」という項目には、マナーモード及びドライブモードという2つの項目が関連付けられている。テーブル640の「効果音/ムービー」という項目の情報を使用すれば、図17(A)に示される領域340及び344のような表示を実現することができる。
[第1の変形例]
上記した実施の形態では、各機能が実行された回数の履歴を取り、各経路ごとにその経路を経由した回数に従って経路の太さを変えて表示している。しかし本発明はそのような実施の形態には限定されない。たとえば、各経路の表示色をその経路を経由した履歴の回数に応じて変更することもできる。この場合には、第1の実施の形態で述べたように、太さを連続的に変更するような処理を行なうことはできず、複数個の色の間で、離散的な処理を行なう必要がある。以下そうした変形例について説明する。
図28は、本変形例で使用するサブツリーメニュー660の構成を示す。図28を参照してこのサブツリーメニュー660は、単なる例であるが、元の経路670と、この経路670から分岐する2つの経路671及び672とを含む。経路672は「サウンド設定」という項目に連結している。この「サウンド設定」という項目に対応する経路672はさらに下位に伸びており、さらに2つの経路674及び676に分岐する。経路676はさらに2つの経路677及び678に分岐している。経路674は「音量」という項目に対応付けられ、経路677は項目「着信音/ムービー」に対応付けられ、経路678は項目「効果音」に対応付けられているものとする。「サウンド設定」という項目には「SoundTop」というIDが、「音量」という機能には「Amp」というIDが、「着信音/ムービー」という機能には「Movie」というIDが、「効果音」という機能には「ESound」というIDが、それぞれ割当てられている。そして機能「音量」「着信音/ムービー」「効果音」の操作履歴がそれぞれ10、50及び10であるものとする。この場合、経路674の履歴が10、経路677の履歴が50、経路678の履歴が10、したがって経路676の履歴は60(=50+10)、経路672の履歴は70(=10+50+10)となる。本変形例では、このような各経路の履歴の値に応じ、その経路の表示色を以下のようにして変更する。
図29は、経路の表示色を変更するためのカラーテーブル700の構成を示す。図29を参照して、このテーブル700は、M個のエントリを持っている。つまり、本変形例では、経路をM個の色で色分け表示する。各エントリは対応する履歴の値のレベル(1〜M)と、各レベルに対応する色との組合せを含んでいる。レベル数Mは、システムの設計者又はユーザにより自由に設定することができる。
図30は、このように経路を色分けして表示するためのプログラムのフローチャートである。図30を参照して、このプログラムは、履歴カウントテーブル470中の各経路IDのエントリに記録されている履歴カウントから、その最大値Cmax及びCminを取得するステップ720と、履歴カウントテーブル470の中のある経路のカウント値Kにつき、上記した最大値Cmax及び最小値Cminを用いて、履歴カウントの最大値及び最小値に対するこのカウント値Kの割合Xを次の式によって求めるステップ721とを含む。
X=(K−Cmax)/(Cmax−Cmin)
このプログラムはさらに、色数をMとして、ステップ721で算出されたXに色数Mを掛けた値を四捨五入した値に基づいて、この経路を表示する色のレベルCを算出するステップ722と、図29に示すテーブル700から、ステップ722において算出されたレベルCに対応する色を選択するステップ724と、ステップ724で選択された色に従って、処理対象の経路を描画するステップ726とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ726の後に実行され、表示されているメニュー中の経路のすべての経路について色分け表示を行なったか否かを判定し、判定結果に応じて制御を分岐させるステップ728と、ステップ728においてまだ処理していない経路があると判定されたことに応答して実行され、次の経路を選択し、ステップ721に制御を移すステップ730とを含む。ステップ728においてすべての経路において表示色を変更する処理が完了したと判定された場合、このプログラムは処理を終了する。
[第2の変形例]
第1の実施の形態では、自動簡略化ツリーメニューを生成する場合、図14に示されるようにスライドバー306を用いてユーザが自由にしきい値αを変更できるようにしている。しかし本発明はそのような一の形態には限定されない。たとえば、しきい値αを入力するフィールドを設け、ユーザが直接しきい値αを入力するようにしてもよい。
図31及び図32は、そのような処理を実現するためのプログラムのフローチャートである。図31及び図32において、図25及び図26に示される第1の実施の形態のプログラムと同じ処理を実行するステップにはそれらと同じ参照番号を付してある。図31及び図32に示すプログラムが、図25及び図26に示すプログラムと異なるのは、図25に示すステップ600に代えて、ユーザにより直接入力されたしきい値に従って、しきい値αを変更するステップ770を含むことと、図26のステップ618およ620の処理を持たないこととである。本実施の形態では、ユーザが直接しきい値αを入力することにより、直ちに簡略化ツリーメニューが変更される。
[第3の変形例]
上記した第1の実施の形態では、各経路の操作履歴をカウントするためのテーブルとして、図21に示す履歴カウントテーブル470を用いている。しかし本発明はそのような実施の形態には限定されず、ある機能が選択されるたびに、どの経路の履歴カウントを加算するかについての機能と経路IDとの対応テーブルを用いてもよい。図33には、そのようなテーブル(機能・経路IDテーブル810)を用いた履歴計算のプログラムを、図34には機能・経路IDテーブル810の構成を、それぞれ示す。ここでは、機能とは、ツリーの末端のリーフノードに相当する項目のことを指している。
図34を参照して、機能・経路IDテーブル810は、実行される機能の数に対応した数のエントリを有する。各エントリは、そのエントリに対応する機能を特定する情報(典型的には機能のID)と、その機能が実行されたときに履歴を加算すべき経路の経路IDが格納されたフィールドとを含む。
たとえば、図36に示すサブメニュー814について説明する。サブメニュー814は経路820と、経路820から分岐する2つの経路822及び823と、経路822から分岐する経路824及び826とを含む。経路822は機能「サウンド設定」に対応し、経路824は機能「音量」に対応する。
サブメニュー814はさらに、経路826から分岐する2つの経路828及び830とを含む。経路828は機能「着信音/ムービー」に、経路830は機能「効果音」に、それぞれ対応する。
図36に示す例において、サウンド設定にはIDとして「SoundTop」が、機能「音量」にはIDとして「Amp」が、機能「着信音/ムービー」にはIDとして「Movie」が、機能「効果音」にはIDとして「ESound」が、それぞれ割当てられているものとする。経路822、824、828及び830にはこれら対応する機能と同じIDを割当てておけばよい。
一方、経路826にはIDとして「Sound1」が、経路830にはIDとして「Sound2」がそれぞれ割当てられているものとする。この場合、図34を参照して、機能・経路IDテーブル810のうち、「音量」という機能に対応するエントリの「加算経路ID」フィールドには、経路IDとして「Amp」、「SoundTop」、及び経路820より上の各機能の経路IDが格納される。
同様に、機能「着信音/ムービー」の「加算経路ID」フィールドには、「Movie」、「Sound1」、「SoundTop」、及び経路820より上のすべての経路の経路IDが格納されている。効果音に対応する加算経路IDフィールドには、「ESound」、「Sound2」、「Sound1」、「SoundTop」、及び経路820より上のすべての経路のIDが格納されている。
図35は、この変形例で使用される経路ID−履歴テーブル812の構成を示す。本実施の形態では、ある機能が実行されたときに、どの経路の履歴を加算するかは、機能・経路IDテーブル810を調べることにより決定することができる。したがって、経路ID−履歴テーブル812には、各経路の経路IDと、その経路に対応する履歴カウントのみを格納しておけばよい。
たとえば、図36に示される例において、機能「音量」の実行回数が10、機能「着信音/ムービー」の実行回数が50、機能「効果音」の実行回数が40であるものとする。この場合、経路822の履歴カウントは100(=10+50+40)、経路826の履歴カウントは90(=50+40)、経路830の履歴カウントは40となる。この様子を図35に示している。
図33を参照して、この機能・経路IDテーブル810と経路ID−履歴テーブル812とを用いて各経路の履歴を算出するプログラムは以下の構成を有する。すなわちこのプログラムは、ユーザが機能の選択を行なったか否かを判定し、その判定結果に従って制御を分岐させるステップ790と、ステップ790においてユーザによる機能の選択が行なわれたと判定されたことに応答して実行され、機能・経路IDテーブル810を参照し、実行された機能に対応して履歴を加算すべき経路の経路IDを抽出するステップ792と、ステップ792において算出された経路IDに対応する履歴カウントを、経路ID−履歴テーブル812中において1加算し、制御をステップ790に戻すステップ794とを含む。ステップ790においてユーザが機能の選択を行なってはいないと判定された場合には制御はステップ790に戻る。すなわち、ステップ790では、ユーザによる機能の選択が行なわれるまで待機する処理が実行される。
このような機能・経路IDテーブル810及び経路ID−履歴テーブル812を用いた履歴カウントによっても、第1の実施の形態と同様の処理を行なうことができる。
以上のように本実施の形態によれば、ツリー型のメニューを表示装置一体型表示パネルに表示し、そのツリー内の各項目が見やすく、互いに容易に区別可能なように、かつよく使用される項目への経路がそれほど使用されない項目への経路と区別してはっきりと表示される。その結果、多数の項目の中から所望の項目を効率的に選択することができる項目選択装置を提供できる。また、良く使用する項目、又はユーザが選択した項目のみからなる簡略化メニューを普通のツリーメニューに代えて生成し表示できる。このようにして得られたツリーメニューは、良く使用される項目を主として含み、かつ全体の項目数が限定された使用しやすいツリーメニューとなる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
本発明の第1の実施の形態に係る項目選択装置を採用した携帯電話機60の外観を示す図である。 携帯電話機60のメニュー表示の遷移を模式的に示す図である。 携帯電話機60におけるメニューの表示の拡大及び縮小を模式的に示す図である。 携帯電話機60における拡大表示領域142とその操作とを模式的に示す図である。 携帯電話機60において拡大表示領域142が表示されているときの移動ボタン124の機能を説明する図である。 拡大表示領域142が表示されているときの移動ボタン124の機能を説明する図である。 ツリーメニューにおいて、指のタッチ位置のドラッグによる経路表示とツリーの随時拡張の様子とを模式的に示す図である。 拡大表示領域142が開かれているときに、拡大表示領域142上の項目を選択する様子を模式的に示す図である。 拡大表示領域142が開かれているときに拡大表示領域142内の項目を選択する様子を模式的に示す図である。 拡大表示領域142が開かれているときに、移動ボタン124によりメニューを深さ方向に移動する様子を模式的に示す図である。 携帯電話機60において、ツリーメニューの各経路の太さをその履歴にしたがって変化させる様子を模式的に示す図である。 携帯電話機60において、ツリーメニューの各経路の表示・非表示を設定する様子を模式的に示す図である。 生成された簡略化ツリーメニューの一部を示す図である。 携帯電話機60の自動簡略化ツリーメニュー設定画面300を示す平面図である。 自動簡略化ツリーメニューの表示時に、非表示の機能のうちで最も使用頻度の高い機能名310が表示される状態を示す図である。 ツリーの全体と、表示領域との関係、及びユーザの注目位置を説明するための図である。 ユーザが注目している項目を推定し、推定された項目に対する関連項目を表示した状態を示す図である。 携帯電話機60のブロック図である。 携帯電話機60において、全画面液晶タッチパネル76を用いたユーザ入力の処理のためのプログラムのメインルーチンのフローチャートである。 ツリー表示において、各経路に対し維持される履歴と各経路との関係を説明するための図である。 各機能の選択結果に応じて加算される各経路の履歴をカウントするための履歴カウントテーブル470の模式図である。 履歴カウントテーブル470を用い、各経路の履歴をカウントするためのプログラムのフローチャートである。 履歴を用いて、図11(B)に示されるような、履歴によって太さを変えて経路を表示するためのプログラムのフローチャートである。 簡略化されていないツリーメニュー表示処理を行なうためのプログラムのフローチャートである。 自動簡略化ツリーメニュー表示を生成する処理のプログラムのフローチャートである。 自動簡略化ツリーメニュー表示を生成する処理のプログラムのフローチャートである。 ユーザの注目している項目に関連する項目を表示する領域を表示する処理のための関連項目のテーブル640の構成を模式的に示す図である。 第1の実施の形態の変形例で使用するサブツリーメニュー660の構成を示す模式図である。 経路の表示色を履歴にしたがって変更するためのカラーテーブル700の構成を示す模式図である。 経路を色分けしてツリーメニューを表示するためのプログラムのフローチャートである。 ユーザが直接しきい値αを入力して自動簡略化メニューを生成する処理を実現するためのプログラムのフローチャートである。 ユーザが直接しきい値αを入力して自動簡略化メニューを生成する処理を実現するためのプログラムのフローチャートである。 第1の実施の形態の第3の変形例において、機能と経路IDとの対応テーブルを用いて履歴計算を行なうためのプログラムのフローチャートである。 機能・経路IDテーブル810の構成を示す図である。 第1の実施の形態の第3の変形例で使用される経路ID−履歴テーブル812の構成を示す図である。 第1の実施の形態の第3の変形例におけるメニューの構成を説明するための模式図である。
符号の説明
60 携帯電話機、76 全画面液晶タッチパネル、78 液晶表示装置、79 静電容量式タッチパネル、90 通常メニュー、92 ツリーメニュー画面、98 随時展開ツリーメニュー画面、100 縮小表示画面、102 拡大されたツリー表示、110,302 ツリー表示領域、112 制御領域、120 縮小ボタン、122 拡大ボタン、124 移動ボタン、126 決定ボタン、140,146 指、142 拡大表示領域、 144 選択項目、180,181,182,184,185,186,188,440,441,442,444,446,447,448,449,450,670,671,672,674,676,677,678,820,822,823,824,826,828,830 経路、220 ツリー、222,226,230,232 メニュー項目、250 簡略化ツリーメニュー、300 自動簡略化ツリーメニュー設定画面、304 自動簡略化ツリー制御領域、306 スライドバー、308 全体ツリー表示領域、340,344 関連情報表示領域、360,362 関連項目、380 アンテナ、382 制御回路、384 振動部、386 リンガ、388 メモリ、402 ベースバンド部、404 RF処理部、406 回線閉結部、408 着信信号検出部、410 通信制御部、470 履歴カウントテーブル、640 関連項目テーブル、660 サブツリーメニュー、700 カラーテーブル、810 機能・経路IDテーブル、812 経路ID−履歴テーブル

Claims (21)

  1. 表示装置一体型タッチパネルを用いて複数の項目のうちの任意の1つをユーザに選択させるための項目選択装置であって、
    前記複数の項目は一つのツリーに構造化されており、
    前記ツリーの少なくとも一部を、前記表示装置一体型タッチパネル上のツリー表示領域に表示するためのツリー表示手段と、
    前記表示装置一体型タッチパネル上のある位置がユーザによりタッチされたことを検知し、前記ツリー中の、前記タッチされた位置の周辺に表示されている項目を、前記表示装置一体型タッチパネル上の拡大表示領域に拡大して表示するための拡大表示手段と、
    前記拡大表示領域中のある位置がユーザによりタッチされたことに応答して、前記拡大表示領域に表示されている項目のうち、前記タッチされた位置に最も近い位置に表示されている項目に対応する処理を実行するための第1の実行手段とを含む、項目選択装置。
  2. 前記表示装置一体型タッチパネル上に、前記ツリーのうち、前記ツリー表示領域に表示される部分の前記ツリー内での移動方向を指示するための複数の移動方向指示ボタンを表示するためのボタン表示手段と、
    前記移動方向指示ボタンのいずれかが操作されたことに応答して、前記拡大表示領域が表示されているときには前記移動方向指示ボタンのための第1の機能割当にしたがった表示制御処理を実行し、前記拡大表示領域が表示されていないときには前記第1の機能割当とは異なる第2の機能割当にしたがった表示制御処理を実行するための表示制御手段とをさらに含む、請求項1に記載の項目選択装置。
  3. 前記複数の移動方向指示ボタンは、前記ツリー表示領域に表示されるツリーの幅方向に沿った移動の向きを指示するための幅方向移動ボタンと、深さ方向に沿った移動の向きを指示するための深さ方向移動ボタンとを含み、
    前記第1の機能割当は、ツリーの表示部分を、操作されたボタンに対応する方向に移動する機能を前記幅方向移動ボタンと前記深さ方向移動ボタンとの双方に割当て、
    前記第2の機能割当は、ツリーの表示部分を、操作されたボタンに対応する方向に移動する機能を前記深さ方向移動ボタンに割当て、前記拡大表示領域に表示された項目のうちで一時的に選択されているものの位置の前記幅方向への移動を前記幅方向移動ボタンに割り当てる、請求項2に記載の項目選択装置。
  4. 前記ボタン表示手段はさらに、一時的に選択されている項目を選択項目として決定することを指示するための操作に用いられる決定ボタンをさらに表示し、
    前記項目選択装置はさらに、前記拡大表示領域が表示されており、かつ前記決定ボタンが操作されたことに応答して、前記拡大表示領域中に表示されている項目のうち、一時的に選択されている項目に対応する処理を実行するための第2の実行手段をさらに含む、請求項3に記載の項目選択装置。
  5. 表示装置一体型タッチパネルを用いて複数の項目のうちの任意の1つをユーザに選択させるための項目選択装置であって、
    前記複数の項目は、複数のノードと、ノード間を結ぶ経路とを含む一つのツリーに構造化されており、
    前記表示装置一体型タッチパネルを用いて第1、第2及び第3の操作入力を受けるための操作入力手段と、
    前記ツリーを構成する前記複数のノードの各々に対し、ツリー内に表示すべきか否かを示す表示フラグを記憶するための表示フラグ記憶手段とを含み、
    前記簡略化ツリーは、前記ツリーのうちで、前記表示フラグ記憶手段に記憶されている表示フラグが非表示を示す値からなる経路と、当該経路より下層のノードとが省略されたものであり、
    前記項目選択装置はさらに、
    前記操作入力手段が前記第1の操作入力を受けたことに応答して、前記ツリーを前記表示装置一体型タッチパネル上に表示するための第1のツリー表示手段と、
    前記操作入力手段が、前記第2の操作入力を受けたことに応答して、前記簡略化メニューを前記表示装置一体型タッチパネル上に表示するための第2のツリー表示手段と、
    前記操作入力手段が前記第3の操作入力を受取ったことに応答して、各経路が、対応する表示フラグの値に依存して異なる態様で表示されるよう、前記ツリーを前記表示装置一体型タッチパネル上に表示するための第3のツリー表示手段と、
    前記第3のツリー表示手段により表示されているツリー中の経路をユーザがタッチしたことに応答して、当該経路の表示フラグの値を、表示を示す値及び非表示を示す値の間でトグルする処理を行ない、前記第3のツリー表示手段による表示を新たな表示フラグの値にしたがって更新させるための表示フラグ変更手段と、
    前記表示装置一体型タッチパネルにおいて、前記第1のツリー表示手段により表示されている前記ツリー、及び前記第2のツリー表示手段により表示されている前記簡略化ツリーメニューにおいて、ある位置がタッチされたことを示す情報を出力したことに応答して、表示されているツリーメニューのうち、当該位置に最も近い位置に表示されている項目を選択し、対応する処理を実行するための実行手段とを含む、項目選択装置。
  6. 前記操作入力手段はさらに第4の操作入力を受けるように構成され、
    前記項目選択装置はさらに、
    前記実行手段により前記ツリーの末端の項目が選択され実行されるたびに、前記ツリーのルートから当該項目に至る経路の各々に対し、当該経路の下のサブツリーの末端の項目が実行された回数の合計を示す履歴情報を算出し維持するための履歴維持手段と、
    前記操作入力手段が前記第4の操作入力を受けたことに応答して、前記履歴維持手段が各経路に対して維持している履歴情報に基づいて、履歴情報により示される値が相対的に小さな経路が省略された、自動簡略化ツリーを表示するための第4のツリー表示手段とを含み、
    前記実行手段は、前記表示装置一体型タッチパネルにおいて、前記第1のツリー表示手段により表示されている前記ツリー、前記第2のツリー表示手段により表示されている前記簡略化ツリー、及び前記第4のツリー表示手段により表示されている前記自動簡略化ツリーにおいて、ある位置がタッチされたことを示す情報を出力したことに応答して、表示されているツリーのうち、当該位置に最も近い位置に表示されている項目を選択し、対応する処理を実行するための手段を含む、請求項5に記載の項目選択装置。
  7. 前記第4のツリー表示手段は、経路を表示するか否かを判定するためにしきい値を使用し、
    前記項目選択装置はさらに、前記第4のツリー表示手段が使用する前記しきい値を設定するためのしきい値設定手段をさらに含む、請求項6に記載の項目選択装置。
  8. 前記第4のツリー表示手段は、前記操作入力手段が前記第4の操作入力を受けたことに応答して、前記ツリーの経路のうち、前記履歴維持手段が各経路に対して維持している履歴情報の値が前記しきい値より大きな経路のみを使用し、他の経路は省略して前記自動簡略化ツリーを生成し表示するための手段を含む、請求項7に記載の項目選択装置。
  9. 前記第4のツリー表示手段は、前記操作入力手段が前記第4の操作入力を受けたことに応答して、前記ツリーの経路のうち、前記履歴維持手段が各経路に対して維持している履歴情報の値が大きなものから順番に、前記しきい値により定まる個数の経路のみを使用し、他の経路は省略して前記自動簡略化メニューを生成し表示するための手段を含む、請求項7に記載の項目選択装置。
  10. 前記第4のツリー表示手段は、
    前記操作入力手段が前記第4の操作入力を受けたことに応答して、前記履歴維持手段が各経路に対して維持している履歴情報の最大値と最小値との間で、経路の表示及び非表示の境界となる値を前記しきい値により定めるための手段と、
    前記ツリーの経路のうち、前記履歴維持手段により維持されている履歴情報が前記境界となる値より大きなもののみを使用し、他の経路は省略して前記自動簡略化メニューを生成し表示するための手段を含む、請求項7に記載の項目選択装置。
  11. 前記しきい値設定手段は、
    前記表示装置一体型タッチパネルにスライドバーを表示し、利用者によるスライドバーのスライダの操作に応答し、当該スライダの位置に応じて前記しきい値を変更するための手段を含む、請求項7〜請求項10のいずれかに記載の項目選択装置。
  12. 前記第4のツリー表示手段により表示される前記自動簡略化メニューにより、前記第2の簡略化メニューを置き換えるための手段をさらに含む、請求項6〜請求項11のいずれかに記載の項目選択装置。
  13. 前記第4のツリー表示手段による自動簡略化メニューの表示時に、ツリーの末端の項目が表示されて所定時間経過したことに応答して、前記ツリーの末端の項目のうち、表示されていないものの中で、履歴情報の多いものから順番に当該項目を前記簡略化メニューに追加して表示するための手段をさらに含む、請求項6〜請求項11のいずれかに記載の項目選択装置。
  14. 前記ツリー中の項目ごとに、前記ツリーで当該項目に関連する項目を特定する情報を記憶するための関連項目記憶手段と、
    前記ツリー表示領域に表示されているツリー状態に基づいて、ユーザが注目している項目を推定するための項目推定手段と、
    前記項目推定手段により推定された項目と関連する項目を前記関連項目記憶手段から読出し、前記表示装置一体型タッチパネルに、当該関連する項目を表示するための関連項目表示手段とをさらに含む、請求項1〜請求項13のいずれかに記載の項目選択装置。
  15. 前記項目推定手段は、前記ツリー表示領域の中心位置に最も近い位置に表示されている項目をユーザが注目している項目と推定するための手段を含む、請求項14に記載の項目選択装置。
  16. 前記情報推定手段は、前記ツリー表示領域に表示されている項目のうち、当該項目の下位階層に属する項目であって前記ツリー表示領域に表示されている項目の数が最も多いものをユーザが注目している項目と推定するための手段を含む、請求項14に記載の項目選択装置。
  17. 前記情報推定手段は、前記ツリー表示領域に表示されている項目のうち、前記履歴維持手段に維持されている履歴情報が最も多いものをユーザの注目情報として推定するための手段を含む、請求項14に記載の項目選択装置。
  18. 前記関連項目表示手段は、前記項目推定手段により推定された項目と関連する項目を前記関連項目記憶手段から読出し、前記表示装置一体型タッチパネルに、当該関連する項目の表示と、前記ツリーの上で当該関連項目が前記ツリー表示領域から見てどちらの方向に位置するかを示す方向表示を表示するための関連項目及び方向表示手段を含む、請求項14〜請求項17のいずれかに記載の項目推定装置。
  19. 前記関連項目表示手段により表示される前記関連する項目の、前記表示装置一体型タッチパネル上の表示をユーザがタッチしたことに応答して、当該タッチされた項目に対応する処理を実行するための手段をさらに含む、請求項18に記載の項目選択装置。
  20. 前記関連項目表示手段は、
    前記ツリー表示領域に表示されているツリーを縮小して前記ツリー表示領域に表示するための縮小表示手段と、
    前記項目推定手段により推定された項目と関連する項目を前記関連項目記憶手段から読出し、前記ツリー表示領域に、他の項目と異なる特定の表示態様で表示するための特定表示手段と、
    前記表示装置一体型タッチパネルの、前記特定表示手段により表示されている項目の位置をユーザがタッチしたことに応答して、前記ツリーの全体のうち、当該タッチされた項目を中心とする領域のツリーを新たに前記ツリー表示領域に表示するための手段とを含む、請求項19に記載の項目選択装置。
  21. 表示装置一体型タッチパネルに接続されたコンピュータにより実行されると、前記表示装置一体型タッチパネルを用いて複数の項目のうちの任意の1つをユーザに選択させるための項目選択装置として前記コンピュータを動作させるコンピュータプログラムであって、
    前記複数の項目は一つのツリーに構造化されており、
    前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
    前記ツリーの少なくとも一部を、前記表示装置一体型タッチパネル上のツリー表示領域に表示するためのツリー表示手段と、
    前記表示装置一体型タッチパネル上のある位置がユーザによりタッチされたことを検知し、前記ツリー中の、前記タッチされた位置の周辺に表示されている項目を、前記表示装置一体型タッチパネル上の拡大表示領域に拡大して表示するための拡大表示手段と、
    前記拡大表示領域中のある位置がユーザによりタッチされたことに応答して、前記拡大表示領域に表示されている項目のうち、前記タッチされた位置に最も近い位置に表示されている項目に対応する処理を実行するための第1の実行手段として機能させる、コンピュータプログラム。
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