JP4553377B2 - 電気音響変換器用振動板の製造方法、および電気音響変換器用振動板 - Google Patents

電気音響変換器用振動板の製造方法、および電気音響変換器用振動板 Download PDF

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本発明は、電気音響変換器用振動板の製造方法、および電気音響変換器用振動板に関するものである。
スピーカやマイクロフォン等の電気音響変換器用振動板の製造方法に要望される物性は、比弾性率(E/ρ)、比曲げ剛性率(E/ρ3 )が大きく、適度な内部損出を有し、機械的疲労に強く、耐候性が良いことである。例えば紙材、布材、高分子材、金属等により形成された振動板が知られているが、振動板を物性の異なる複数の素材の多層構造とすることで、個々の材料の欠点を補い、各種特性のバランスが良い振動板を得ることが提案されている。
例えば特許文献1には、多層構造の電気音響変換器用振動板の製造方法として、予め表面振動板層を所定の寸法形状に形成しておき、その表面振動板層を射出成形用金型内にインサートし、射出成形用金型内に射出材を射出することで、表面振動板層および内部振動板層を備えた振動板を一体成形する製造方法が開示されている。詳細には、図1(a)に示すように、表面振動板層31Jを雄金型13Jに、センター部にゲート用の開口部321Jが形成された表面振動板層32Jを雌金型15Jにそれぞれインサートして、真空吸着装置により金型に固定し、雄金型13J,雌金型15Jを所定の位置まで動かして、図1(b)に示すように射出口25Jから射出材30を射出して成形する方法が開示されている。
特開2000−4496号公報
しかし上述した振動板の製造方法では、射出成形時に例えば図1(c)に示すように、雌金型15Jにインサートされた表面振動板層32Jの開口部321Jの端部と雌金型15Jとの間に隙間が生じ、その隙間から射出材30が流れ込み、成形不良となる場合がある。特に織布等を表面振動層32Jとして採用した場合に隙間が生じやすく、隙間から射出材30が流れ込み成形不良が多数発生する場合がある。また、成形不良により振動板の音響特性が低下する場合がある。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、射出成形により高精度に多層構造の電気音響変換器用振動板を製造することができる電気音響変換器用振動板の製造方法を提供すること、高精度に射出成形された多層構造の電気音響変換器用振動板を提供すること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明は、以下の各独立請求項に係る構成を少なくとも具備するものである。
請求項1の発明に係る電気音響変換器用振動板の製造方法は、規定形状の第1の振動板層と、前記第1の振動板層を射出成形用金型内にインサートした状態で前記第1の振動板層の材料と異なる射出材を前記射出成形用金型の射出口から前記射出成形用金型内に射出して形成された第2の振動板層とを有する多層構造の電気音響変換器用振動板の製造方法であって、前記インサート時に、前記射出成形用金型の前記射出口の近傍に形成された溝部と、前記第1の振動板層の端部に形成された凸形状の係合部とを嵌合し、前記嵌合した状態で前記射出成形用金型内で射出成形して前記第1および第2の振動板層を一体成形することを特徴とする。
請求項11の発明に係る電気音響変換器用振動板は、規定形状の第1の振動板層と、前記第1の振動板層を射出成形用金型内にインサートした状態で、前記第1の振動板層の材料と異なる射出材を、前記射出成形用金型の射出口から前記射出成形用金型内に射出して形成された第2の振動板層とを有する多層構造の電気音響変換器用振動板であって、前記インサート時に、前記射出成形用金型の前記射出口の近傍に形成された溝部と、前記第1の振動板層の端部に形成された凸形状の係合部とを嵌合し、前記嵌合した状態で前記射出成形用金型内で射出成形して、前記第1および第2の振動板層が一体成形されていることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る電気音響変換器用振動板の製造方法は、規定形状の第1の振動板層と、第1の振動板層を射出成形用金型内にインサートした状態で第1の振動板層の材料と異なる射出材を、射出成形用金型の射出口から射出成形用金型内に射出して形成された第2の振動板層とにより構成された多層構造の電気音響変換器用振動板を製造する際に、その第1の振動板層を射出成形用金型内にインサートしたとき、射出成形用金型に形成された射出口の近傍に形成された溝部と、第1の振動板層の端部に形成された凸形状の係合部とを嵌合し、その嵌合した状態で射出成形用金型内に射出材を射出することで射出成形し、第1および第2の振動板層を一体成形する。
上記製造方法では、射出成形用金型に形成された射出口の近傍に形成された溝部と、第1の振動板層の端部に形成された凸形状の係合部とを嵌合した状態で、第2の振動板層の材料に相当する射出材を射出口から射出すると、第1の振動板層の端部と、溝部が形成された射出成形用金型との間に射出材が流入することを防止することができ、成形不良を低減することができる。つまり高精度に射出成形された電気音響変換器用振動板を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図2(a)は本発明の第1実施形態に係る電気音響変換器用振動板を説明するための断面図である。図2(b)は図2(a)に示した電気音響変換器用振動板の表面層を説明するための図である。
コーン形状の電気音響変換器用振動板1を例示して説明するが、本発明の実施形態はこれに限定されるものではなく、ドーム形状、平面・平板形状等各種形態の電気音響変換器用振動板を対象とすることができる。また、コーン型電気音響変換器用振動板においても、以下の構造に特に限定されるものではない。また、円形状電気音響変換器用振動板1を説明するがこの形態に限られるものではない。電気音響変換器用振動板1は、例えば楕円形状、矩形状、その他任意の形状に形成されていてもよい。本発明に係る電気音響変換器用振動板1は、例えばスピーカやマイクロフォン等の電気音響変換器の振動板に採用することができる。
図2(a),(b)に示すように、電気音響変換器用振動板1は、第1の振動板層(表面層)3、および第2の振動板層(コア層)5により形成された多層構造を有する。
第1の振動板層3は、例えばシート状素材を、規定の振動板形状に成形することにより形成される。第1の振動板層3は、例えば樹脂フィルムや金属フィルム、樹脂、アラミド繊維,炭素繊維等の他、公知の各種の繊維による織布等を、コーン形状、ドーム形状、平面・平板形状等の所定振動板形状に成形することで形成されたものである。織布は、例えば2軸織り(平織り)や綾織等の所定方式の織り方により形成される。また、本実施形態に係る第1の振動板層3は、電気音響変換器用振動板1の表面層、詳細には表面側に形成された振動板層31、および裏面側に形成された振動板層32を有する。つまり、本実施形態に係る電気音響変換器用振動板1は、振動板層31,第2の振動板層5、振動板層32の3層構造を有する。本実施形態では電気音響変換器用振動板1は3層構造であるが、この形態に限られるものではない。例えば振動板層32(3)と第2の振動板層5とによる2層構造としてもよい。
第2の振動板層5は、第1の振動板層3に密着状態に積層されると共に、第1の振動板層3とは異なる材料で形成されている。また、後述するように第2の振動板層5は、射出材を射出成形用金型内に射出して形成される。第2の振動板層5の射出材として用いる材料は、例えばポリプロピレン樹脂等のオレフィン系樹脂をベースに発泡剤と無機物または有機物フィラーを混合した材料等の規定材料を採用することができる。
また、電気音響変換器用振動板1は、例えば中央部をA−A線およびB−B線に沿って筒状に切抜くことにより形成された開口部1cを有する。この開口部1cには、例えばボイスコイルボビンが配設される。
また、射出成形前の電気音響変換器用振動板1の振動板層31および振動板層32は、図2(b)に示すように、中央部に開口部が形成されていないコーン形状の振動板層31aと、中央部に開口部321が形成され、その開口部321の端部に凸形状の係合部322が形成された振動板層32aとを有する。詳細には図2(b)に示すように、係合部322は、外側に向かってL字形状の係合部322が形成されている。この係合部322は、後述するように、射出成形用金型の射出口の近傍に形成された溝部に嵌合する。
この係合部322は例えば電気音響変換器用振動板1の製品段階で切除される。詳細には射出成形後に、例えば図2(a),(b)に示すように、振動板層31a,振動板層32aの中央部が、A−A線およびB−B線に沿って筒状に切抜かれることにより、係合部322が切除され、電気音響変換器用振動板1の開口部1cが形成される。
図3は、本発明に係る電気音響変換器用振動板の製造方法の一実施形態で使用する射出成形装置を説明するためのブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る射出成形装置6は、金型締め圧制御部7、型締めシリンダ8、射出装置9、射出プロセス制御部10、射出成形金型(射出成形用金型)11、可動プラテン12、雄金型13、固定プラテン14、および雌金型15を有する。
射出成形装置6は、本実施形態に係る電気音響変換器用振動板1を製造する装置である。金型締め圧制御部7は、型締めシリンダ8から、射出成形用金型11の型締圧力の検出値を示す信号を受信し、また可動プラテン12と固定プラテン14の間の距離情報を示す信号を例えば可動プラテン12から受信し、それらの信号に基づいて型締圧力指令を示す信号を型締めシリンダ8に出力して、型締めシリンダ8を制御し、雄金型13と雌金型15との間の締め圧をコントロールする。型締めシリンダ8は、雄金型13と雌金型15との間の型締圧力を検出し、その検出結果を示す信号を金型締め圧制御部7に出力する。また、型締めシリンダ8は、金型締め圧制御部7から型締圧力指示を示す信号を受けて、その信号に応じて可動プラテン12を介して雄金型13と雌金型15との間の締め圧を調整する。
射出装置9は、成形プロセス情報を示す信号を射出プロセス制御部10に出力する。また、射出装置9は、射出プロセス制御部10から射出条件指令を示す信号を受信し、その信号に応じて規定の射出プロセスを実行する。本実施形態に係る射出装置9は、例えばPP(ポリプロピレン)等のオレフィン系樹脂をベースに発泡剤と、無機物または有機物フィラーとを混合した樹脂混合剤を射出する。射出プロセス制御部10は、射出装置9から成形プロセス情報を示す信号を受信し、また、金型締め圧制御部7から可動プラテン12側の距離情報等を示す信号を受信し、それらの信号に基づいて射出条件指示を示す信号を射出装置9に出力する。また、射出プロセス制御部10と金型締め圧制御部7は、相互にデータ送受信を行い、射出成形装置6全体を統括的に制御する。
射出成形用金型11は、電気音響変換器用振動板1を製造する金型である。射出成形用金型11は、例えば図3に示すように、雄金型13、および雌金型15を有する。雌金型15は本発明に係る第1の金型の一実施形態に相当し、雄金型13は本発明に係る第2の金型の一実施形態に相当する。本実施形態では図3に示すように、雄金型13は可動プラテン12により保持されて可動型金型として作動し、雌金型15は固定プラテン14により保持されて固定側金型として作動する。雄金型13には、電気音響変換器用振動板1の表面の輪郭に沿うコーン型の突出部13aが形成されている。雄金型13は、雌金型15に対して規定位置に配置されることにより、第2の振動板層5に係る規定形状のギャップを形成する。雌金型15には、コーン型の突出部13aに相応するコーン型の凹部15aが形成されている。
図4は図3に示した射出成形装置の射出成形用金型および第1の振動板層3を説明するための拡大図である。図5は図4に示した射出成形用金型の正面図である。図3〜5に示すように、射出成形用金型11(本実施形態では雌金型15)には、略中心部に合成樹脂を注入する射出口(ゲート)25が貫通形成されている。詳細には射出口25は、一端部(入力側)が射出装置9の出力口と隣接して備えられ、他端部(出力側)が射出成形用金型11の内側面の略中央部に形成されている。また射出成形用金型11は射出口25の近傍に溝部111が形成されている。この溝部111は、第1の振動板層3、詳細には振動板32の端部に形成された凸形状の係合部322と嵌合可能である。
溝部111は、詳細には図4,5に示すように、射出成形用金型11の射出口25の周縁部に形成されている。例えば溝部111は、射出口25の周縁部から規定距離だけ離れた位置に全周または一部分に形成されている。また溝部111は深さ方向が例えば図4に示すように、射出成形用金型11内での射出材30の流動方向(y軸方向)と略直交する方向(x軸方向)となるように形成されることが好ましい。こうすることで射出時に射出材30が射出成形用金型11内を流動した場合であっても、溝部111と係合部322とが嵌合する強度を大きくすることができる。
本実施形態に係る溝部111は、深さ方向がx軸方向に沿って形成されている。詳細には溝部111は、射出成形用金型11の内側面11aと規定角度θ1 例えば略90°となるように形成されている。また溝部111の深さは、例えば第1の振動板層3の端部に形成された係合部322と溝部111とが嵌合した状態で、射出材の流入時に離脱しない嵌合強度となるように設定される。
図6は、図3に示した射出成形装置6の雌金型の他の実施形態を説明するための断面図である。例えば図6に示すように、射出成形用金型11の雌金型15は、射出口25が形成された着脱可能なスプルー部151と、スプルー部151が嵌合する嵌合孔部152とを有する。射出成形時には、スプルー部151と嵌合孔部152とが嵌合した状態で、射出口25近傍に溝部111が形成される。詳細には、スプルー部151と嵌合孔部152の内接面の端部に溝部111が形成されている。具体的には本実施形態に係るスプルー部151は図6に示すように、金型内側の端部の外周部に段形状部151aが形成されている。スプルー部151と嵌合孔部152の嵌合時に、この段形状部151aと嵌合孔部152の内周面152aとにより、溝部111が形成される。
上記構成の射出成形用金型11は、着脱可能なスプルー部151と嵌合孔部152とが嵌合した状態で、溝部111が形成される構造となっているので、例えば溝部111に射出材等の不要物が詰った場合であっても、スプルー部151を射出成形用金型11から脱着することで溝部111から不要物を簡単に除去することができる。
図7(a)〜(f)は、本発明の一実施形態に係る電気音響変換器用振動板1の製造方法を説明するための図である。図7(a)〜(f)を参照しながら、射出成形装置6により電気音響変換器用振動板1を製造する方法の一実施形態を説明する。
まず、金型締め圧制御部7は、型締めシリンダ8を制御して、図7(a)に示すように射出成形用金型11の雄金型13,雌金型15を所定間隔に開いた状態に設定する。雄金型13に予め規定形状に形成された振動板層31aを取り付け、雌金型15に予め規定形状に形成された振動板層32aを取り付ける。この取り付け時(インサート時)に、射出成形用金型11の射出口25の近傍に形成された溝部111と、振動板層32の端部に形成された凸形状の係合部322を嵌合する。この際、真空吸着装置により振動板層31a,32aを金型13,15に固定してもよい。上述したように溝部111に振動板層32aの開口部321の端部に形成された係合部322を嵌合させることにより、インサート時の雌金型15に対する振動板層32aの位置決めと共に、その配置位置での雌金型15と振動板層32aの固定を行うことができる。
その後、金型締め圧制御部7は、型締めシリンダ8を制御して、図7(b)に示すように雄金型13,15を規定間隔となるように射出成形用金型11を閉じる。この際、雄金型13,15の内側では所定の振動板形状のギャップ112が形成される。
射出プロセス制御部10は、射出装置9を制御して、図7(c)に示すように、射出材30を射出口25から射出させる。射出材30は、雄金型13と雌金型15の内側により形成されたギャップ112内に流動する。この際、振動板層32aの係合部322と、雌金型15の溝部111とが嵌合しているので、振動板層32aの端部と雌金型15の間に隙間がないために、射出材30が振動板層32aの端部と雌金型15の間に流れ込むことを防止することができる。
射出プロセス制御部10は、射出装置9を制御して図7(d)に示すように、振動板層32aと振動板層31aとの間で射出材30が規定形状をなすように、規定量の射出材30を射出した後、射出を抑止する。また例えば射出時に、型閉じ状態から雄金型13,雌金型15を相互に離反する方向に所定量移動させることで、樹脂を流れ易くさせ、射出の途中で再度閉じる工程を追加して射出成形を行ってもよい。
射出成形後、金型締め圧制御部7は、図7(e)に示すように、型締めシリンダ8を制御して、射出成形用金型11の雄金型13と雌金型15とを相互に離反する方向に所定量移動させて開状態にする。開状態の射出成形用金型11内から射出成形された振動板が取り出される。
次に図7(e)に示すように、取り出した振動板の中央部をA−A線およびB−B線に沿って筒状に切り抜く。また、電気音響変換器用振動板1の外周部をC−C線およびD−D線に沿って切り取る。上述した工程により、図7(f),図2(a)に示すように、第1の振動板層(表面層)3、および第2の振動板層(コア層)5により形成された多層構造の電気音響変換器用振動板1を得ることができる。
以上説明したように、規定形状の第1の振動板層3と、第1の振動板層3を射出成形用金型11内にインサートした状態で第1の振動板層の材料と異なる射出材30を射出成形用金型11の射出口25から射出成形用金型11内に射出して形成された振動板層32とを有する多層構造の電気音響変換器用振動板を製造する際に、インサート時に、射出成形用金型11の射出口25の近傍に形成された溝部111と、第1の振動板層3(32a)の端部に形成された凸形状の係合部322とを嵌合し、嵌合した状態で射出成形用金型11内で射出成形して第1の振動板層3と第2の振動板層5とを一体成形するので、第1の振動板層3(32a)の端部と、溝部111が形成された射出成形用金型11との間に射出材30が流入することを防止することができ、成形不良を低減することができる。つまり高精度に射出成形された電気音響変換器用振動板1を提供することができる。
また、溝部111に振動板層32aの開口部321の端部に形成された係合部322を嵌合させることにより、インサート時の雌金型15に対する振動板層32aの位置決めと、その配置位置での雌金型15と振動板層32aの固定を同時に行うことができる。
[第2実施形態]
図8は、本発明の第2実施形態に係る電気音響変換器用振動板1の製造方法の射出発泡成形工程を説明するための図である。図9は、図8に示した射出発泡成形工程を説明するための断面図である。
本実施形態に係る第2の振動板層5は、発泡剤を含む射出材30を射出成形用金型11内に射出して発泡させることにより形成される。詳細には、図8(a)に示すように、射出成形装置6の型締め機構によって射出成形用金型11の雄金型13と雌金型15との間の離間距離を規定距離に設定した後、例えば射出装置9からPP(ポリプロピレン)に発泡剤と無機物または有機物フィラーとが混合した樹脂混合剤(射出材)30を射出する。
この射出材30の温度は、射出装置9内で規定温度、例えば約230℃に保たれている。また第1の振動板層3の温度は、規定温度例えば約90℃に保たれている。更に金型締め圧制御部7によって制御されている型締めシリンダ8による締め圧は規定圧力、例えば約100t(トン)に保たれている。更に射出成形用金型11の雄金型13と雌金型15によって形成されるキャビティの一般厚みは規定厚さ、例えば約0.2mm程度に設定されている。
また、このとき図8(b)に示すように、雄金型13と雌金型15との間に充填された射出材30は、射出成形用金型11または第1の振動板層3に接している部分から固化が始まり、固化した外表面層が図9に示すようにスキン層5aを形成し、溶解部分は射出装置9のスクリュー部から押し出される圧力と雄金型13および雌金型15による締め圧が掛かるため、分解した発泡剤のガスは圧縮されて発泡が抑制されながら固化が進んでいく。
次に、図8(c)に示すように、例えば射出材30の充填完了直後、溶融部分の発泡剤の発泡圧力がまわりのスキン層(固化部分)3aを押し広げるだけの力が残っているうちに、金型締め圧制御部7によって制御されている型締めシリンダ8による締め圧を瞬時に0t(トン)近くまで減圧させる。これにより、溶融部分の圧縮されていた発泡剤の分解ガスがまわりの樹脂を押し広げながら膨らみ発泡が開始されて、図9に示すように、スキン層5aに挟まれた発泡層5bが形成される。
ここで、雄金型13の型開きタイミングについて説明する。射出材30の充填が完全に終了する前に型開きを行ってしまうと、樹脂混合剤が射出成形用金型11の雄金型13および雌金型15のキャビティ内部に入り込み過ぎ、製品の重量が重くなってしまい、反対にタイミングが遅いと樹脂の固化が進みすぎ、発泡剤が発泡できないまま完全固化してしまうため、上記不具合が生じないような時間で型開きを行うことが好ましい。更に、例えば射出材30の樹脂温度、射出成形用金型11の温度、第1の振動板層3の温度、製品の厚さ、発泡剤の加量等の条件により、適宜型開きの時間を設定することが好ましい。
以上説明したように、発泡剤を含む射出材30を射出成形用金型11内に射出して発泡させることにより、スキン層に未発泡層5a、コア層に発泡層5bを有する第2の振動板層5を形成し、その発泡層5bを含む第2の振動板層5と第1の振動板層3とを有する多層構造の電気音響変換器用振動板1を形成したので、第1実施形態と比べて、より軽量で高剛性の電気音響変換器用振動板1を得ることができる。
[第3実施形態]
図10は、本発明の第3実施形態に係る電気音響変換器用振動板の製造方法を説明するための図である。第1〜第3実施形態の共通する部分については一部説明を省略する。本実施形態に係る射出成形装置6aは、シート形状の振動板層31aを射出成形用金型11b内にインサートし、射出成形用金型11bによる型締めおよび射出成形により規定形状の電気音響変換器用振動板1を形成する。
詳細には、本実施形態に係る射出成形装置6aの射出成形用金型11bは、雄金型13と雌金型15を有し、雄金型13には振動板押圧部19が形成されている。振動板押圧部19は、詳細には図10に示すように、コーン型の突出部13aに中心軸を一致させたリング状の押圧部191を有し、雄金型13に形成されたガイド孔13bによって、雌金型15側にスライド可能に支持されると共に、その後端部に配置された付勢部(ばね)23によって、雌金型15側に付勢されている。
図11は、図10に示した射出成形装置6aによる電気音響変換器用振動板の製造方法を説明するための図である。図10,11を参照しながら、上記構成の射出成形装置6aによる電気音響変換器用振動板の製造時の動作を説明する。
まず、図10に示すように、射出成形用金型11bの雄金型13および雌金型15を所定間隔に開いた状態で、シート状の振動板31aを押圧部191の前面部に配設する。また、振動板層32aの端部に形成された係合部322と、雌金型15の射出口25の近傍に形成された溝部111とを嵌合させるように、振動板層32aを位置決めして固定する。次に予備成形工程を実施する。この予備成形工程では図11に示すように、射出成形用金型11を閉じることで、コーン型の突出部13aとコーン形状の凹部15aの狭持により所定形状の振動板層31aを得ることができる。また、第1実施形態と略同様に図7(d)〜(f)に示すように、雌金型15の射出口25から射出材30を射出することで、規定形状の多層構造の振動板を得ることができる。この多層構造の振動板の外周部および中央部を所定形状に切除することにより、規定形状の電気音響変換器用振動板1を得ることができる。
以上説明したように射出成形装置6aは、コーン形状等の規定形状に形成されていないシート形状の振動板層を射出成形用金型11内にインサートして、射出成形用金型11による型締めおよび射出成形により規定形状の電気音響変換器用振動板を形成することができる。また、簡単な工程により短時間に形成することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。上述した実施形態それぞれを組み合わせてもよい。例えば第1の振動板層3や第2の振動板層5の材料は、上述した形態に限られるものではない。
また、上述した実施形態では、雌金型15に溝部111が形成されていたが、この形態に限られるものではない。例えば図12に示すように、射出成形用金型11cの雄金型13bに溝部131を形成し、この溝部131と、振動板層31aの開口部の端部に形成された係合部311とを係合した状態で射出成形を行ってもよい。射出成形後、A−A線およびB−B線に沿って円筒状に中央部を切除することで、第1実施形態に係る電気音響変換器用振動板1と同様な電気音響変換器用振動板1を得ることができる。また、振動板層31aの位置決めおよび固定を簡単に行うことができる。
また、射出成形用金型11の射出口25を、入力口側の内径に対して、出力口側の内径が大きくなるように又は略等しくなるように形成することで、射出成形後、電気音響変換器用振動板1を簡単に取り出すことができる。
また、上述した実施形態では、射出成形用金型11内に、表面および裏面それぞれに対応する2個の振動板層31a,32aをインサートして、その2個の振動板層内に合成樹脂等の射出材を射出成形することで第1の振動板層3と第2の振動板層5とを一体成形したが、この形態に限られるものではない。例えば、一枚の振動板層32aのみを射出成形用金型11にインサートした状態で射出成形してもよい。
以上説明したように、規定形状の第1の振動板層3と、第1の振動板層3を射出成形用金型内にインサートした状態で第1の振動板層3の材料と異なる射出材25を、射出成形用金型11の射出口30から射出成形用金型11内に射出して形成された第2の振動板層5とにより構成された多層構造の電気音響変換器用振動板1を製造する際に、その第1の振動板層3(32a)を射出成形用金型11内にインサートしたとき、射出成形用金型11に形成された射出口25の近傍に形成された溝部111と、第1の振動板層3(32a)の端部に形成された凸形状の係合部322とを嵌合し、その嵌合した状態で射出成形用金型11内に射出材30を射出することで射出成形し、第1および第2の振動板層を一体成形するので、第1の振動板層3(32a)の端部と、溝部111が形成された射出成形用金型11との間に射出材30が流入することを防止することができ、成形不良を低減することができる。つまり高精度に射出成形された電気音響変換器用振動板1を提供することができる。
一般的な射出成形時の動作を説明するための図である。(a)は振動板層のインサート時の動作を説明するための図であり、(b)は射出時の動作を説明するための図であり、(c)は一般的な射出成形時の問題点を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る電気音響変換器用振動板を説明するための図である。(a)は本発明の第1実施形態に係る電気音響変換器用振動板を説明するための断面図である。(b)は(a)に示した電気音響変換器用振動板の表面層を説明するための図である。 本発明に係る電気音響変換器用振動板の製造方法の一実施形態で使用する射出成形装置を説明するためのブロック図である。 図3に示した射出成形装置の射出成形用金型および第1の振動板層3を説明するための拡大図である。 図4に示した射出成形用金型の正面図である。 図3に示した射出成形装置6の雌金型の他の実施形態を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係る電気音響変換器用振動板1の製造方法を説明するための図である。(a)は射出成形用金型11が開いた状態を説明するための図、(b)は射出成形用金型11が閉じた状態を説明するための図、(c)は射出時の射出口25付近の拡大図、(d)は射出成形を説明するための図、(e)は射出成形された振動板の不要部を切除する工程を説明するための図、(f)は本発明に係る電気音響変換器用振動板1の断面図をそれぞれを示す。 本発明の第2実施形態に係る電気音響変換器用振動板1の製造方法の射出発泡成形工程を説明するための図である。 図8に示した射出発泡成形工程を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態に係る電気音響変換器用振動板の製造方法を説明するための図である。 図10に示した射出成形装置6aによる電気音響変換器用振動板の製造方法を説明するための図である。 本発明の他の実施形態を説明するための図である。
符号の説明
1 電気音響変換器用振動板
3 第1の振動板層(表面層)
5 第2の振動板層(コア層)
5a 第2の振動板層のスキン層(未発泡層)
5b 第2振動板層の発泡層
6 射出成形装置
7 金型締め圧制御部
8 型締めシリンダ
9 射出装置
10 射出プロセス制御部
11 射出成形金型(射出成形用金型)
12 可動プラテン
13 雄金型
14 固定プラテン
15 雌金型
19 振動板押圧部
25 射出口(ゲート)
30 射出材
111 溝部
151 スプルー部
152 嵌合孔部

Claims (10)

  1. 規定形状の第1の振動板層と、前記第1の振動板層を射出成形用金型内にインサートした状態で前記第1の振動板層の材料と異なる射出材を前記射出成形用金型の射出口から前記射出成形用金型内に射出して形成された第2の振動板層とを有する多層構造の電気音響変換器用振動板の製造方法であって、
    前記インサート時に、前記射出成形用金型の前記射出口の近傍に形成された溝部と、前記第1の振動板層の端部に形成された凸形状の係合部とを嵌合し、
    前記嵌合した状態で前記射出成形用金型内で射出成形して前記第1および第2の振動板層を一体成形することを特徴とする電気音響変換器用振動板の製造方法。
  2. 前記射出成形用金型の射出口の周縁部に形成された前記溝部と、前記第1の振動板層の開口部の端部に形成された前記係合部とを嵌合した状態で、前記射出成形を行うことを特徴とする請求項1に記載の電気音響変換器用振動板の製造方法。
  3. 前記射出成形用金型内での前記射出材の流動方向と略直交する方向に形成された前記溝部と、前記第1の振動板層の前記端部に略L字形状に形成された前記係合部とを嵌合した状態で、前記射出成形を行うことを特徴とする請求項1に記載の電気音響変換器用振動板の製造方法。
  4. 第1および第3の振動板層を前記射出成形用金型内にインサートし、
    前記射出成形用金型の射出口の周縁部に形成された前記溝部と、前記第1の振動板層の開口部の端部に形成された前記係合部とが嵌合した状態で、前記第1および第3の振動板層間に前記射出材を射出して前記射出成形を行うことを特徴とする請求項1に記載の電気音響変換器用振動板の製造方法。
  5. シート形状の前記第3の振動板層を前記射出成形用金型内にインサートし、前記射出成形用金型による型締めおよび前記射出成形により規定形状の前記電気音響変換器用振動板を形成することを特徴とする請求項4に記載の製造方法。
  6. 発泡剤を含む前記射出材を前記射出成形用金型内に射出して発泡させることにより、前記第2の振動板層に発泡層を形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一に記載の電気音響変換器用振動板の製造方法。
  7. 前記射出成形用金型内での射出発泡成形により、内部が発泡層,表層部が未発泡層の3層構造の前記第2の振動板層を形成することを特徴とする請求項6に記載の電気音響変換器用振動板の製造方法。
  8. 前記射出成形用金型は、前記射出口が形成された第1の金型と、
    前記第1の金型に対して規定位置に配置されることにより、前記第2の振動板層に係る規定形状のギャップを形成する第2の金型とを有し、
    前記第1の金型に形成された前記射出口の周縁部に、前記溝部が形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一に記載の電気音響変換器用振動板の製造方法。
  9. 前記射出成形用金型は、前記射出口が形成された着脱可能なスプルー部と、前記スプルー部が嵌合する嵌合孔部とを有し、
    前記スプルー部と前記嵌合孔部の内接面の端部に前記溝部が形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一に記載の電気音響変換器用振動板の製造方法。
  10. 規定形状の第1の振動板層と、前記第1の振動板層を射出成形用金型内にインサートした状態で、前記第1の振動板の材料と異なる射出材を、前記射出成形用金型の射出口から前記射出成形用金型内に射出して形成された第2の振動板層とを有する多層構造の電気音響変換器用振動板であって、
    前記インサート時に、前記射出成形用金型の前記射出口の近傍に形成された溝部と、前記第1の振動板層の端部に形成された凸形状の係合部とを嵌合し、前記嵌合した状態で前記射出成形用金型内で射出成形して、前記第1および第2の振動板層が一体成形されていることを特徴とする電気音響変換器用振動板。
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