JP4553330B2 - 符号化装置及び方法、復号装置及び方法、情報処理装置及び方法、並びに記憶媒体 - Google Patents

符号化装置及び方法、復号装置及び方法、情報処理装置及び方法、並びに記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、符号化装置及び方法、復号装置及び方法、情報処理装置及び方法、並びに記憶媒体関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、誤り訂正符号化技術とそれに対応する誤り訂正復号技術の一つとして「ターボ符号化器(turbocoder)」と呼ばれる符号化器と「ターボ復号器(turbodecoder)」と呼ばれる反復復号器が研究されている。
【0003】
このような研究について、参考とされる文献には例えば、1993年に「ICC’93」会議のレポートのページ1064から1070で発表された、C.BERROU, A.GLAVIEUX および P.THITIMAJSHIMA による「シャノン限界近傍誤り訂正符号化および復号化:ターボ符号(Near Shannon limit error-correcting coding and decoding:turbocodes)」という題名の論文と、1996年10月にIEEE Transactions on CommunicationのCOM-44、ページ1261から1271で発表された、C.BERROUおよび A.GLAVIEUX による「最適近傍誤差補正符号化および復号化:ターボ符号(Near Optimum error-correcting coding and decoding:turbo-codes)」という題名の論文がある。
【0004】
しかしながら、従来のターボ符号化器の持つ置換装置の構造は、完全にすぐれたものからはほど遠い。一般的に、この装置は1行ずつ書き込まれ1列ずつ読み出される正矩形または矩形の行列を使用する。これらの行列は概して非常に大きく、例えば256×256サイズである。
【0005】
1995年8月15日に、Jet Propulsion Laboratiry より発行された「TDA Progress Report」42−122号の、DOLINARおよびDIVSALARによる「ランダムおよび非ランダム置換を用いたターボ符号の重み付け分布(Weight distributions for turbo-codes using random and nonrandom permutations)」という題名の論文に記載された、別の方法によれば、0からk−1までのk個の情報項目位置に番号を付け、「適切に選択された」eおよびfの値に対して、位置iから位置ei+fまでに位置する2値情報項目を移動する。
【0006】
この文献において、彼らはkが2の累乗である1つの例しか示していない。更に、彼らは置換装置の選択と、ターボ符号化器(3,1)によって作成される複数の符号化シーケンスを生成するのに使用される2つの要素的畳み込み符号化器(2,1)の選択とで起こり得る相互の影響について検討していない。
【0007】
このようなターボ符号化器の評価は、伝送チャネルにおいて異なった値のS/N比でその使用をシミュレートし、2値でのエラー確率が所定の値となるS/N比の最小値を測定することからなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、評価ツールとしてのシミュレーションの使用は、いくつかの問題を引き起こす可能性がある。
【0009】
例えば、k=65536=256×256の上述の置換装置について、この装置を使用するターボ符号化器の性能のシュミレートのために所定のエラー確率として10-5が選択された場合について考察する。結果として、2値における256×256ブロックに対するエラーの平均数は1となるが、2値の情報の各項が同じエラー確率であるか否かを知ることはできない。このエラー確率は、置換装置において「不幸な」位置にある2値については極めて高くなり、より「幸運な」位置にある2値についてはかなり低くなるであろう。
【0010】
この状況に対処する可能な方法の1つは、置換装置における2値情報の位置に応じて、復号後の2値情報のエラー率の適当な均一性を保証するために、置換装置と2つの畳み込み符号化器を調和がとれた連合的な設計とすることである。
【0011】
別の問題は置換装置を特定する代数的ツールの欠如に関連する。あらゆる置換装置を組合わせた性能を有する置換装置の中から特定のものを選択することを可能とする手段があれば有効であろう。
【0012】
本発明は基本的に2値シンボルシーケンス、
=(u0,u1,・・・,uk-1)、
によって表される情報の伝送に関し、
この列は「情報シーケンス」と呼ばれ、およびの各々が独立してシーケンスを表す、2値シーケンスの3つ組、
=(),
に符号化される。
【0013】
以下において、シーケンスを表すのに、=(u0,u1,・・・,uk-1)、および関連する多項式、
u(x)=u00+u11+・・・+uk-1k-1
を区別せずに使用する。
【0014】
同等の表記を、シーケンスおよびに対しても使用する。この第2の表現を用いると、以下のようにして3つ組=()を決定するのが分かる。即ち、
- a(x)=u(x)を選択すること、
- b(x)=u(x)・h1(x)/g(x)を選択すること、
ここで、g(x)は多項式であり、例えば、シーケンス(1,1,0,1)で表されるシーケンスに対応する多項式、g(x)=1+x+x3、であり、h1(x)は、例えばシーケンス(1,1,1,1)に対応する多項式、h1(x)=1+x+x2+x3、であり、
- シーケンスの2値データ項目の置換によって形成されたシーケンス*、を参照して、c(x)=a*(x)・h2(x)/g(x)、を選択することであり、
ここで、h2(x)は、例えば、シーケンス(1,0,1,1)で表されるシーケンスに対応する多項式、h2(x)=(1+x2+x3)である。
【0015】
多項式g(x)、h1(x)、h2(x)の選択およびシーケンスの置換シーケンス* に関するインターリーバ(interleaver)を特定する置換処理の選択はいずれも「ターボ符号化器」と呼ばれる符号化器を特定する。特定されたターボ符号化器によって生成され得るシーケンスの組を「ターボ符号」と呼ぶ。
【0016】
以下において、シーケンスを生成する再帰的畳み込み符号化器を「第1の符号化器」と呼び、シーケンスを生成する再帰的畳み込み符号化器を「第2の符号化器」と呼ぶ。
【0017】
使用される多項式の除算は、当業者には周知の昇順累乗型による除算である。
これらは、モジュロ(modulo)2の算術演算を用いる。シーケンスおよびは2値のシーケンスであり、一般的におよびを定義する除算には剰余がある。
【0018】
このタイプの符号化方法は、それほど複雑でなくあまり高価でない効果的な反復的復号化をもたらすという利点がある。
【0019】
これを実現するには以下のような多数の疑問が生じる。すなわち、
I/ どのように多項式g(x)、h1(x)およびh2(x)を選択するのか、
II/ どのようにシーケンス* を生成するシーケンスの項を置換する処理を選択するのか。
【0020】
提案された選択肢の中から、インターリーバの3つの例、換言するとシーケンス* を生成するシーケンスの項を置換する演算器を以下に示す。
【0021】
A)第1の例では、矩形テーブルにの項を配列した後に、連続して1行ずつ、各行に対して左から右へ、1列ずつ各列に対して上から下へ順に項を取り出してシーケンス* を形成する。例えば、2行3列のテーブルを使用する6つの項のシーケンスの場合、インターリーバはシーケンス=(a0,a1,a2,a3,a4,a5)をシーケンス* =(a0,a3,a1,a4,a2,a5)に変換する。
【0022】
B)第2の例では、* のi番目の項(i=0,1,2,・・・)a*iとして、sおよびtを数数、jをj=s・i+tを計算したシーケンスaの項の数のモジュロとして、シーケンスの項ajを選択する。例えば、シーケンスの項の数が6であり、s=5かつt=3であれば、インターリーバはシーケンス=(a0,a1,a2,a3,a4,a5)をシーケンス* =(a3,a2,a1,a0,a5,a4)に変換する。
【0023】
C)第3の例では、置換はランダムに選択される。
【0024】
III/ どうやってb(x)を定義する除算で剰余がでることを回避できるのか。そして、
IV/ どうやってc(x)を定義する除算で剰余がでることを回避できるのか。
【0025】
最後の2つの疑問に答えることは、ターボ符号に関する文献でしばしば述べられている問題、即ち、およびを定義する基本的畳み込み符号化器の「零回帰状態(return to zero state)」の問題に答えることとなる。即ち、ターボ符号化器は2つの基本的回帰符号化器を有し、その第2のものはシーケンスを置換したシーケンス* を用いるので、情報シーケンスu(x)を表す多項式a(x)およびa*(x)は、共にg(x)で割り切れることが望ましい。ここで、a(x)についてのこの可除性を保証することは、g(x)の次数に等しい数の埋め込み(stuffing)シンボルでu(x)を補充して、a(x)をu(x)から構成することで充分であるので、単純であるが、その唯一の機能はa(x)からb(x)を生成するのに使用する除算で剰余が出ないことのみを保証することである。
【0026】
他方、a*(x)のg(x)による可除性とこのように特定されたターボ符号の良好なエラー訂正性能との両方を保証するように、a(x)からa*(x)を生成する置換処理を選択することはより困難な問題である。
【0027】
この問題は、u(x)を構成する異なるビットの復号化の後のエラー確率の不均衡を引き起こす。
【0028】
1995年1月5日の雑誌「Electonics Letters」Volume 31, No.1 に記載されたBARBULESCUおよびPIETROBON の論文には、シーケンスの各項を、多項式g(x)の次数に1を加えた数に等しい数のシーケンス分、連続的かつ循環して配列することにより、インターリーバを記載することができること、およびこの場合、このように形成されたシーケンスの内部置換が、シーケンスを定義する除算の剰余とシーケンスを定義する除算の剰余との等価性をもたらすことを述べている。
【0029】
しかしながら、この論文で述べられていることに反して、この説は多項式g(x)が、Σi=0 to miの形式である場合のみ正しい。
【0030】
1996年8月にInstitute of Technology in Lund(Sweden)(Department of Applied Electronics)によって開催された「ターボ符号化」セミナーのレポート共に発行された、C.BERROU, S.EVANO およびG.BATTAIL による「ターボブロック符号」という題名の論文には、シーケンスの項を、g(x)で割り切れる正の最低次数xn−1のタイプの多項式の次数N0の倍数に等しい数の列に巡回的に配列することにより、形成された各列の内部置換がシーケンスを定義する除算の剰余とシーケンスを定義する除算の剰余との和が、これらシーケンスの連結がによって割り切れるように、零となることを述べている。
【0031】
従って、この文献は、その前に述べた文献と同様に、インターリーバの選択を、シーケンスの項のサブセットについて独立して作用し、それらに内部置換を適用する特定の形式に限定するものである。しかしながら、これはa(x)およびa*(x)個々がg(x)で割り切れることを保証するものではない。唯一保証されるのは、2つのシーケンスおよび* の端と端をつないだ連結(* )を表す多項式がg(x)で割り切れることである。
【0032】
この結果として、の計算の終了およびの計算の開始をマークする時点の符号化器の状態が復号器に知らされないので、復号器の効率が低下する可能性がある。
【0033】
上記の引用した論文はいずれもインターリーバの効果的な選択を提案していない。
【0034】
これらの欠点を克服するために、発明者らは、第1の時点において、符号化されるシーケンスだけでなく冗長なシーケンス各々についても、零への回帰を保証する解決策を完全なものとした。以下、この解決策を説明する。
【0035】
1/3の効率のターボ符号化器は、第1の符号化器が符号化すべきシンボルのシーケンスからチェックシーケンスを生成し、第2の符号化器がシーケンスをインターリーブして得られたインターリーブシーケンス* からチェックシーケンスを生成するような、所定の多項式の除数を有する組織的畳み込み符号化器の対(図1参照)として見なせる。この範疇において、2つの符号化器の同時の零への回帰は古典的問題である。これを解決する1つの方法を以下に要約する。
【0036】
今、g(x)をターボ符号化器の多項式の除数とする。多項式g(x)の次数をmとし、g(x)が多項式xN0+1の除数となるような最小の整数をN0とする。この数N0は、g(x)の「周期」と呼ぶ。以下に記載する理由により、g(x)は「2乗のない多項式」であると見なされ、これはN0が奇数であることを意味する。
【0037】
nをN0の奇数倍であるとする。即ち、n=MN0、である。
【0038】
シンボルのシーケンスは従って、2値係数を有する次数n−m−1の多項式表記u(x)で表され、この多項式u(x)は、
a(x)=u(x)+Σi=n-m to n-1ii
に予備符号化され、ここで、m個の2値シンボルaiは、a(x)がg(x)の倍数となるように選択される。この予備符号化の結果、およびパラメータの選択された値として、a(x)がg(x)の倍数であると、2の累乗であるあらゆる値eに対して、a*(x)=a(xe)モジュロxn+1もg(x)の倍数となる。
【0039】
以下の記載において、このタイプの置換およびインターリーバを「xからxeタイプ」と呼ぶ。
【0040】
ここで、一般的に、a*(x)はg(x)の既約因数によってのみ割り切れることが保証されているので、g(x)が倍数因数をもたないとみなすことが必要である。
【0041】
従って、を符号化したバージョンは、=[a,ah1/g1,a*h2/g]となり、ここで全ての要素は多項式であり、特に、a*h2/gはa* の定義および2の累乗としてのeの選択による多項式である。
【0042】
より一般的に説明すると、第1の符号化器からのチェックシーケンスだけでなく第2の符号化器に起因するチェックシーケンスの零への回帰を保証するインターリーバは、以下の条件を満たす必要があることを見出した。すなわち、
各「置換された」シーケンス、aij*,(i=1,・・・,K;j=1,・・・,M1)が対応するシーケンスaiの置換によって得られ、該置換が、各シーケンスaiの2値データ項目が、N0列M行のテーブルに1行ずつ書き込まれた形式で表され、N0は各除数多項式gi(x)がxN0+1を分割する最小の整数であり、いくつかの数のいわゆる基本的置換の結果であり、その各々が、
・いずれかが、長さN0で生成多項式(generator polynomial)gi(x)の巡回符号を、gi(x)に等しくてもよい生成多項式gij(x)の等価な巡回符号に変換する特性を有し、aiを表すテーブルのN0列の置換によって行われ、
・あるいは前記テーブルの列のいずれかのシンボルの置換である。
【0043】
この方法は、基本的符号化器の各々が適切に零にリセットされることを可能とする、所与の長さのブロックに適用される。しかしながら、入力シーケンスは、除数多項式または使用される多項式のみに応じたある一定の長さでなければならない。これは数N0の倍数である必要がある。
【0044】
ここでは、上記で述べた教示の「xからxe」タイプのインターリーバを有するこの特定の具体例において、符号化すべきシーケンスの長さは奇数でなくてはならないが、一般的な場合、偶数であり得る。
【0045】
符号化すべきシンボルのシーケンスがこの数に一致していない時(即ち、符号化すべきシンボルのシーケンスに、所定の多項式によって、結果として得られるシーケンスの多項式表記の可除性を保証する、いわゆる「詰め込み(padding)」シンボルを追加して、N0の倍数ではない長さであり、特定の具体例ではN0の奇数倍であるとき)発明者らの初期の教示は直接使えない。シーケンスの長さが各シーケンスで異なっているときにも同様である。
【0046】
更に、伝送状態、所望の効率、データのタイプ、伝送チャネルのタイプ、またはチャネルのS/N比は、発明者らによって作り出された発明の第1の時点において考慮されていない。この第1の時点は本発明に対する従来技術を構成するものではなく、それとは逆に基本的特徴をもたらすものである。
【0047】
また、ターボ符号化器において、メモリのサイズは、異なったブロック長を考慮した伝送モードにあわせて容易に変更できるものではない。
【0048】
従来の擬似ランダムインターリーバを用いたターボ符号化器では、使用する可能性のある全てのインターリーバを記憶する必要があり、必要なメモリサイズが大きくなるという問題がある。
【0049】
本発明はこれらの欠点に対処することを目的とする。
【0050】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、符号化方法に関連する本発明の第1の態様は、以下の点を特徴とする。即ち、
1/物理量を表す2値シンボルの伝送に関する少なくとも1つの選択基準を考慮し、
2/少なくとも1つの選択基準に従って伝送パラメータを選択する工程を有し、前記選択される伝送パラメータは、
- 符号化される2値シンボルのシーケンスai(i=1,・・・,K)の数を表わす1以上の数K、
- 2以上の整数M1、
- 除数多項式gi(x)、
- 整数M、
- インターリーバ、および
- 乗数多項式fij(x)、
を含むパラメータのセットに属し、
3/2値データのシーケンスai(i=1,・・・,K)の数Kを入力する工程を有し、各シーケンスaiは、
・多項式gi(x)の倍数である多項式表記ai(x)および
・整数Mと整数N0の積に等しい数の2値データ項目であって、N0は多項式xN0+1が各除数多項式gi(x)で割り切れるような最小の整数、を有しており、
4/数K*M1のいわゆる「置換された」シーケンス、aij*,(i=1,・・・,K;j=1,・・・,M1)に対する第1の生成工程であって、各シーケンスaij*が、
- 対応するシーケンスaiの置換によって得られ、前記置換は、各シーケンスaiの2値データ項目が、N0列M行のテーブルに1行ずつ書き込まれた形式で表され、いくつかの数のいわゆる基本的置換の結果であり、その各々が、
・いずれかが、長さN0の巡回符号と生成多項式gi(x)を、等価な巡回符号とgi(x)に等しくてもよい生成多項式gij(x)に変換する特性を有し、aiを表すテーブルのN0列の置換によって行われ、
・あるいは前記テーブルの列のいずれかのシンボルの置換であり、
- 結果として多項式の積cij(x)gij(x)に等しい多項式表記aij*を有しており、
- 少なくとも1つの置換シーケンスaij*は対応するシーケンスaiと異なっている、第1の生成工程を有し、
5/その多項式表記がj=1,・・・,M1に対してΣfij(x)cij(x)であり、各多項式fij(x)の次数が、最大で添え字iおよびjが同じときに多項式gij(x)の次数と等しい、M1個の冗長シーケンスに対する第2の生成工程を有する。
【0051】
これにより、ターボ符号化器を実現するパラメータは、シンボルの伝送に対して、それらの数または伝送条件を適合され得る。従って、符号化および/または復号の容易さに関する妥協、復号化の速度、パスバンド、1秒当たり正確に伝送されるシンボルまたはフレームの換算数、および各シンボルの伝送時間が、考慮された選択基準に従って最適化され得る。
【0052】
本発明をよりよく理解するために、極めて特別な具体例を以下に記載する。例において選択基準は符号化すべきシンボルのシーケンスの長さであるとき、その顕著な多項式は「周期N0」の多項式g(x)であり、両方の基本的符号化器において累乗根を使用しない(インターリーブの前と後の基本的符号化器において、当業者には「除数」多項式としても知られる、フィードバック多項式g(x)に同じものを使用して説明を単純にするために仮定する)、所与の符号化多項式に対して、本発明の実施は以下の段階を有する。
【0053】
1/シーケンスの長さを最初に解析し、N0の倍数でありこの長さより大きい値nを決定する。
【0054】
2/伝送装置において、結果として得られるシーケンスの多項式表記が、フィードバックまたは「除数」多項式g(x)で割り切れるように、いわゆる「詰め込み」ビットを入力シーケンスに加える。
【0055】
3/結果として得られるシーケンスの長さがnとなるように、このシーケンスにヌル埋め込みビットを加える。
【0056】
4/nの関数として選択されたパラメータと共にインターリーバが生成される。
【0057】
5/シーケンスは「ターボ符号化」される。
【0058】
6/符号化されるシーケンスと同じシーケンスから埋め込みビットが取り除かれる。
【0059】
7/シーケンスが、それ自体が変調されて伝送装置と受信装置とを接続する伝送チャネルで伝送される、無線フレームに閉じ込められる。
【0060】
8/受信装置は受信信号を復調し、無線フレームから閉じ込められた信号を取り出し、このシーケンスの長さnを解析し、それから埋め込みビットの数およびターボ符号化器のパラメータを推定する。
【0061】
9/nの関数として選択されたパラメータと共にインターリーバおよび逆インターリーバが生成される。
【0062】
10/埋め込みビットが加えられた受信シーケンスが復号される。
【0063】
11/埋め込みおよび詰め込みビットが取り除かれ、入力シーケンスを推定したものがその宛て先へ送られる。
【0064】
埋め込み方法をより理解したい方は、以下の論文を参照するとよい。それは、
1997年にフランスのBrestで開催されたターボ符号に関する国際シンポジウムで、KooraおよびFingerによって著された「ブロック長可変用ターボ復号器の全ての配列の新たな方法(A new scheme to terminate all trellis of turbo decoder for variable block length)」である。
【0065】
従って本発明は、入力シーケンスの長さのような、各選択基準に対するターボ符号化器および復号器の動的適応を可能とする。
【0066】
特定の特徴によれば、加算工程において、詰め込みビット加算工程の結果として得られるシーケンスに、いわゆる「詰め込み」追加データ項目が加えられる。その数は、除数多項式g(x)の次数に等しく、これにより加算工程によって得られるシーケンスの多項式表記が除数多項式g(x)で割り切れることが保証される。
【0067】
このように、詰め込み工程は符号化器のそれぞれにおいて零への回帰を保証する。結果としてターボ符号化器の性能が最適化される。
【0068】
特定の特徴によれば、加算工程は、詰め込みビット加算工程の結果として得られるシーケンスに、いわゆる「埋め込み」追加データ項目が加えられる追加の埋め込み工程を含んでいる。その数は所定数であり、これにより埋め込み工程の結果として得られる2値シーケンスのシンボルの数nが、以下の条件に合うことが保証される。すなわち、
- (n’+m)以上であり、
- xN0+1がg(x)で割り切れるような最小の整数N0の倍数であり、
- 奇数である。
【0069】
これにより、インターリーバの要素の数はここではN0の奇数倍である必要があり、符号化されるシンボルのシーケンスの長さはN0の倍数でも奇数でもない可能性があるので、本発明に関する方法によりシンボルシーケンスの長さの全ての値に対する適応がもたらされる。
【0070】
特定の特徴によれば、符号化工程で得られたシーケンスの少なくとも1つはどんなインターリーブも受けず、符号化工程で得られ、どんなインターリーブも受けなかった少なくとも1つのシーケンスからデータ項目を取り除く工程を有している。
【0071】
このようにして、伝送チャネルで伝送されるシンボルの数が削減される。
【0072】
特定の特徴によれば、K*M1個のいわゆる「置換された」シーケンスaij*,(j=1,・・・,K;j=1,・・・,M1)に対する第1の生成工程において、各シーケンスaij* は、aij*(x)=ai*(xeij),モジュロ(xn+1)、に等しい多項式表記を有し、ここで、
- nは数Mと整数N0の積であり、
- eijはnと互いに素な数であり、
- 多項式gij(x)は、多項式gi(xeij)モジュロ(xN0+1)を含む長さN0の最小巡回符号の生成多項式である。
【0073】
これらの規定による利点は、簡単なアルゴリズムで容易に「動作中の」生成に適応される、いわゆる「xからxe」インターリーバが得られることである。更に、これらのアルゴリズムは簡単な論理回路やマイクロプロセッサによって実行することができるので、本発明をこのタイプのターボ符号化器と組合わせて実施すると有利である。
【0074】
更にまた、「xからxe」タイプのインターリーバが十分定義され、値eおよびnから簡単に生成されるので、本発明は使用するメモリを削減することを可能とする。
【0075】
これにより、本発明は実施するのが簡単であり、S/N比に応じてビットおよびフレームのエラー率に関して良好な性能を有する。
【0076】
特定の特徴によれば、伝送パラメータ選択工程において、指数の値eが少なくとも1つの選択基準に応じて選択される。これにより、「xからxe」タイプのインターリーバの特定のパラメータが、ターボ符号化器の性能を最適化するために、上記選択基準に適応される。
【0077】
特定の特徴によれば、上記で簡単に述べた本発明に関する符号化方法は、インターリーバ生成工程を有しており、前記インターリーバは第1の生成工程で行われる置換を定義しており、前記生成工程において、インターリーバは所定数のモジュロとの加算工程の反復実施によって構成される。
【0078】
このように、単純な加算およびモジュロnは、生成が簡単でその期間を比較的減少することのできる、インターリーバの生成を可能とする。
【0079】
特定の特徴によれば、本発明に関する方法は、上記に簡単に述べたように、
1/
- Kの値が1に等しいこと、
- 「2乗のない多項式」g1(x)、
- g1(x)が多項式xN0+1の除数であるような最小の整数N0、
- N0の奇数倍n、
- 符号化すべきn個のシンボル iのシーケンス、および
- eモジュロN0の剰余が1に等しい2の累乗e、
を考慮し、
2/
- 連続して構成された、いわゆる「連結」シーケンスuu *の組み立て工程であって、一方のシンボルのシーケンスはn個のシンボルを有し、他方のシンボルのシーケンス *は多項式表記、u*(x)=u(xe)モジュロxn+1、によって定義された工程と、
- いわゆる「チェック」シーケンスを形成するための連結シーケンスuu *のg1(x)での1回の除算を少なくとも含む符号化工程とを有している。
【0080】
これにより、詰め込みビットの追加は不要となる。従って、効率が向上し本発明の実施が簡単になる。
【0081】
第2の態様によれば、本発明は復号方法に関し、以下の点を特徴とする。即ち、
1/物理量を表す2値シンボルの伝送に関する少なくとも1つの選択基準を考慮し、
2/少なくとも1つの選択基準に従って伝送パラメータを選択する工程を有し、前記選択される伝送パラメータは、
- 2に等しい整数M1、
- 符号化される2値シンボルのシーケンスvi(i=1,・・・,K+M1)の数を表わす1以上の数K、
- 除数多項式gi(x)、
- 整数M、
- インターリーバ/逆インターリーバの対、および
- 乗数多項式fij(x)、
を含むパラメータのセットに属し、
3/復号されるシンボルのシーケンスv'i(i=1,・・・,K+M1)の数K+M1を入力する工程を有しており、
4/除数多項式gij(x)を用いてK個のシンボルのシーケンスを復号する工程であって、該復号工程はK個のいわゆる「復号」シーケンスをもたらす工程を有しており、
5/置換工程を有しており、該置換は、各シーケンスviの2値データ項目が、N0列M行のテーブルに1行ずつ書き込まれた形式で表され、いくつかの数のいわゆる基本的置換の結果であり、その各々が、
・いずれかが、長さN0の巡回符号と生成多項式gi(x)を、等価な巡回符号とgi(x)に等しくてもよい生成多項式gij(x)に変換する特性を有し、aiを表すテーブルのN0列の置換によって行われ、
・あるいは前記テーブルの列のいずれかのシンボルの置換であり、
少なくとも1つの置換シーケンスaij*は対応するシーケンスaiと異なっている。
【0082】
本発明はまた、上記した方法を実行するためのプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に関する。
【0084】
これらの符号化および復号装置、これらの符号化および復号方法、これらの信号処理、データ伝送、およびシーケンス処理装置ならびにネットワークは、上記で簡単に記載した符号化方法と同様の特定の特徴および利点を有しており、これら特定の特徴および利点についてはここでは省略する。
【0085】
本発明の他の利点、目的、および特徴は、添付図面を参照して以下に記載する実施の形態の説明から明らかであろう。
【0086】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0087】
図1は並列ターボ符号化器の基本構成を示しており、該符号化器は主に以下のように構成される。
- 入力101は、伝送すべきまたは「符号化すべき」複数の2値シンボルからなるシーケンスを出力する不図示のソースからの、符号化すべきシンボルである。
- 第1の符号化器102は、シーケンスから、シーケンスを表すシンボルからなるシーケンス 1および 2の2つを出力する。
- インターリーバ103は、シーケンスから、シーケンスのシンボルであるが順番が異なる、インターリーブされたシーケンス* を出力する。
- 第2の符号化器104は、インターリーブされたシーケンス* から、シーケンスを表す第3のシーケンス 3を出力する。
【0088】
3つのシーケンス 1 2および 3は次に復号されるべく送信される。
【0089】
以下においては、「xからxe」タイプのインターリーバについてのみ記載するが、本発明はこのタイプのインターリーバに限定されるものではなく、より一般的に、以下のような全てのインターリーバに関する。すなわち、
1/以下のもの、すなわち、
・多項式gi(x)の倍数である多項式表記ai(x)および
・整数Mと整数N0の積に等しい数の2値データ項目であって、N0は多項式xN0+1が各除数多項式gi(x)で割り切れるような最小の整数、を有するシーケンスaiから、
2/いわゆる「置換された」シーケンス、aij*,(i=1,・・・,K;j=1,・・・,M1)を生成し、各シーケンスaij*が、
- 対応するシーケンスaiの置換によって得られ、前記置換は、各シーケンスaiの2値データ項目が、N0列M行のテーブルに1行ずつ書き込まれた形式で表され、いくつかの数のいわゆる基本的置換の結果であり、その各々が、
・いずれかが、長さN0の巡回符号と生成多項式gi(x)を、等価な巡回符号とgi(x)に等しくてもよい生成多項式gij(x)に変換する特性を有し、aiを表すテーブルのN0列の置換によって行われ、
・あるいは前記テーブルの列のいずれかのシンボルの置換であり、
- 結果として多項式の積cij(x)gij(x)に等しい多項式表記aij*を有しており、
- 少なくとも1つの置換シーケンスaij*は対応するシーケンスaiと異なっており、
3/その多項式表記がj=1,・・・,M1に対してΣfij(x)cij(x)であり、各多項式fij(x)の次数が、最大で添え字iおよびjが同じときに多項式gij(x)の次数と等しい。
【0090】
尚、以下の実施形態では、単一のシーケンスを符号化する場合について説明するが、いくつかのシンボルからなる複数のシーケンスを連続してまたは同時に符号化する場合にも本発明を適用できる。
【0091】
又、以下の実施形態では、並列ターボ符号化器について説明するが、当業者のなしうる範囲の変更を加えれば、シリアル方式のターボ符号化器および(シリアルターボ符号化部および並列ターボ符号化部を有する)ハイブリッド方式のターボ符号化器にも適用できる。
【0092】
ここで使用される第1の符号化器102は、組織的符号化器であり、シーケンス 1はシーケンスに等しい。
【0093】
最終的に、「周期N0」で次数mの多項式g(x)が両方の基本的符号化器102、104において、除数多項式として使用される。
【0094】
図2は本発明の第1の実施形態によるターボ符号化器を適用した送信装置およびターボ復号器を適用した受信装置の機能ブロック図であり、シンボルソース201は複数の2値シンボルからなるシーケンスを出力する。このような「情報ソース」は、符号化される複数のシンボルからなるシーケンスを出力し、n’はこれから符号化を検討するシーケンスの長さを表わしている。
【0095】
このシーケンスは長さ解析器202で長さを解析され、長さ解析器202はシーケンスを構成する2値シンボルの数n’を決定し、このn’に基づいてターボ符号化器の全ての操作パラメータを決定する。操作パラメータは、
- 符号化される複数の2値シンボルからなるシーケンスui(i=1,・・・,K)の数を表わす1以上の数K、
- 1に等しい整数M1、
- 除数多項式gi(x)、
- 整数M、
- インターリーバ、
- 乗数多項式fij(x)、および
- シーケンス長n、である。
【0096】
数nの決定に関して、多項式g(x)の次数m−1が解れば、この数nは以下の条件に合致する。すなわち、
- (n’+m)以上であり、
- xN0+1がg(x)で割り切れるような最小の整数N0の倍数であり、
- 奇数である。
【0097】
好ましくは、nはこれらの条件を満たす最小の数である。
【0098】
次に、回路216が生成するインターリーバのパラメータを選択する工程について例を挙げて説明する。図示し説明する実施形態においては、「xからxe」タイプのインターリーバを使用する。ここで値eはnを決定することによって選択される。
【0099】
このため、取りうる値nのそれぞれに対して最適な値eを与えるテーブルが前もって組み立てられる。従って、後述する不揮発性メモリ(ROM)にあるこのテーブルから正しい値eを読み出すだけでよい。
【0100】
本実施の形態では、例えば、取りうる値nの全てに対して、例えば32などの同じ値eを選択することができる。
【0101】
又、本実施形態によれば、回路202において、伝送パラメータの選択基準は、符号化されるシーケンスの長さn’に限らず、以下の中から選ばれる1つ以上の基準(伝送条件ともいう)からなる。すなわち、
- 符号化される複数のシンボル iからなるシーケンスの長さ、
- 符号化されたシーケンスの伝送チャネル、
- 符号化されたシーケンスの伝送チャネルのS/N比、
- 符号化される複数のシンボルが表すデータのタイプ(音声データ、映像データ、コンピュータ用のファイルデータ、その他)、
- 符号化される複数のシンボルを伝送するためのサービスの保証品質、および
- 符号化効率、
である。これらの選択基準を考慮して、上述のパラメータを選択することによって、符号化および/または復号化処理の簡略化、復号の処理速度、パスバンド幅、1秒当たり正確に伝送されるシンボルまたはフレームの数、および各シンボル当たりの伝送時間を最適化することができる。
【0102】
この場合、符号化に使用した基準を復号にも使用する必要がある。このため、構成によっては、これらの基準が符号化装置220および復号装置221の両方において固定されることも、または無線フレームを解析(下記の回路209の工程を参照)することによって復号の際にこれらの基準が直接決定されることも、もしくは適切な情報項目の伝送が受信装置221が使用する特定の基準を通知することもできる。例えば、無線フレームヘッダはこの情報(即ち選択基準)を含んでいてもよい。
【0103】
回路216の生成するインターリーバは代数的に構成されており、このインターリーバは、簡単な手順からなる回路の計算によって定義される。従って回路216は、取り得る長さそれぞれに対応するインターリーブのテーブル(図5〜8参照)を格納する必要はない。インターリーバが定義されると、本実施形態のターボ符号化器を具備する送信装置220は以下の手順に従って符号化動作を行う。即ち、
- 回路203の詰め込み工程において、生成されたシーケンスに関する多項式が多項式g(x)で割り切れるようにするために、mビットを付加する。
【0104】
- 回路204の埋め込み工程において、詰め込み工程からのシーケンス(即ち、)にs個のヌルビットを加え、長さnのシーケンス 'を生成する。ここで、s=(n−n’−m)となる。
【0105】
- 回路205のターボ符号化工程において、一方では、除数多項式および乗数多項式によって、第1および第2の符号化器102、104の構成を決定し、他方では、インターリーバ103(図示した実施形態ではいくつかの乗数多項式は同一)の構成を決定する。
【0106】
回路205のターボ符号化工程の後で、以下の工程が行われる。すなわち、
- 回路206で除去工程を行う。ここでは、
・回路204の埋め込み工程において加えられたs個のヌルビットがシーケンス 1から取り除かれる。ここで第1の符号化器102は組織的であるので、シーケンス ' 1はシーケンス 'と同じである。この除去工程によって得られるシーケンスを ' 1と呼び、その長さはn−sである。
【0107】
・回路204の埋め込み工程においてシーケンス 1に加えられたヌルビットに対応する、シーケンス 2のs個のパリティビットを取り除き、長さn−sの ' 2を生成する。
【0108】
- 回路207の変調工程において、各シーケンス(即ち、 ' 1 ' 2、v3)を無線フレームにフレーム化し、このフレームを変調し伝送チャネル208で伝送する。
【0109】
- 回路209の復調工程では、チャネル208から信号を受信し、復調器209の構造および/または無線フレームに属する情報を使用して、無線通信の当業者に周知の方法によってフレーム化されたシーケンスの全長を決定する。このシーケンスの長さは(3n−2s)に等しく、sは好ましくは0から(2N0−1)までであり、3nは3N0の倍数であり奇数である(3n−2s)以上の最小の整数である。この数は容易に求めることができ、nおよびsはそこから簡単に導出できる。
【0110】
回路209の復調工程において、受信装置221は受信信号を復調し、無線フレームにフレーム化されたシーケンスを取り出し、このシーケンスの長さnを解析し、そこから埋め込みビットの数(即ち、s)および送信装置220の具備するターボ符号化器のパラメータを導出する。以下の記載においては、装置221が推定するシーケンスおよびそのシーケンスを推定する手順を記載する。
【0111】
本実施形態によれば、回路209の工程において、例えば無線フレームのヘッダからターボ符号化器を含む送信装置220で使用された基準の少なくともいくつかを表す情報項目を検索する。
【0112】
受信装置221において、「埋め込み」工程を実施する回路210は、推定シーケンス ' 1のs個の埋めこみビット、およびシーケンス ' 2の対応するs個のパリティビットを回復する。ここで、数sは回路109の工程において決定されるシーケンス長nの関数である。ターボ復号は、受信したシンボルそれぞれの信頼性を表す「軟入力」を用いて実施される。埋め込みビットおよび対応するパリティビットにはヌルの「ハードビット」に対応した最も高い信頼性が割り当てられる。
【0113】
回路215の復号工程において、インターリーバおよびその逆のインターリーバ(逆インターリーバと呼ぶ)は、符号化器側の回路216で実施したのと同様な方法でシーケンス長(n)の関数として構成される。ここで、「xからxe」インターリーバが、e=2iモジュロnで定義される場合、これと同じタイプの逆インターリーバは、「xからxe'」でe'=2-iモジュロnで定義される。
【0114】
以下の記載において、e-1はこの値e'である。
【0115】
ターボ復号器211は、フレームをインターリーバおよび逆インターリーバで復号する(図3参照)。次にs個の埋め込みビットおよびm個の詰め込みビットが取り除かれ(それぞれ回路212の埋め込みビット除去工程および回路213の詰め込みビット除去工程において)、シーケンス(即ち、)はデータ宛先214に送信される。
【0116】
ここで数値例を示すと、n’=139、g(x)=1+x+x3である。これから、m=3、N0=7、n=147、およびs=5が導出される。n=147に対して、25に等しいeが選択される。
【0117】
図3では、ターボ復号器211が主に以下の要素から構成されることを説明する。すなわち、
- 3つの入力301、302および303は、シーケンス 1 2および 3である。
- 第1の復号器304は、符号化器102(図1)に対応し、シーケンス 1および 2並びに後述する付帯的情報シーケンス 4を受信して、帰納的な推定シーケンス 1を出力する。
- インターリーバ305は、ターボ符号化器205で使用されたインターリーバ103と同じであり、シーケンス 1を受信して 2にインターリーブする。
- 第2の復号器306は、符号化器104に対応し、シーケンス 2および 3を受信して、帰納的な推定シーケンス 3と推定シーケンス 'を出力する。
- 逆インターリーバ307は、インターリーバ305の逆であり、シーケンス 3を受信して 4を出力する。
【0118】
推定シーケンス 'は、所定数の反復のみを考慮している(上記の引用論文「シャノン限界近傍誤り訂正符号化および復号化:ターボ符号(Near Shannon limit error-correcting coding and decoding:turbocodes)」を参照)。
【0119】
本発明によれば、復号器304および306は、符号化器102および104それぞれがヌルの初期状態および最終状態を有することを考慮して初期化される。
【0120】
図4では、図2の各回路から出力されるシーケンス及び無線フレームの構成を説明する。上から下に順に並んだ行毎に説明する。
【0121】
- シーケンスは、長さn’の符号化される複数のシンボルからなる。
【0122】
- シーケンスは、シーケンス、およびシーケンスの多項式表記が除数多項式g(x)で割り切れることを保証する、いわゆる「詰め込み」ビットからなる。
【0123】
- シーケンス、および該シーケンスの長さが奇数でN0の倍数とする、いわゆる「埋め込み」ビットからなる、シーケンス 1と同じ、シーケンス '
- シーケンス 2 3は、 1を符号化した結果である。
【0124】
- シーケンス ' 1 ' 2および 3 ' 1はシーケンスと同一)。そして
- 無線フレームは、ペイロードにシーケンス ' 1 ' 2および 3を含む。
【0125】
図5は、送信装置220の必要とする情報を保持する不揮発性メモリ(ROM)、および送信装置220で生成された情報を保持するランダムアクセスメモリ(RAM)について説明する図である。図5に示すROMには、上述の置換処理によって配列される各シンボルの位置と、上述の置換シーケンスの各位置との対応関係(即ち、インターリーバΠ)がnの取り得る値それぞれについて格納されている。
【0126】
同様に、図6は、受信装置221の必要とする情報を保持する不揮発性メモリ(ROM)、および受信装置221で生成された情報を保持するランダムアクセスメモリ(RAM)について説明する図である。図6に示すROMには、上述の置換処理によって配列される各シンボルの位置と、上述の置換シーケンスの各位置との対応関係(即ち、インターリーバΠ)が、nの取り得る値それぞれについて格納されている。又、上述の逆置換処理によって配列される各シンボルの位置と、上述のシーケンスの各位置との対応関係(即ち、逆インターリーバΠ-1)が、nの取り得る値それぞれについて格納されている。
【0127】
又、より好ましい実施の形態では、図7および図8に示すように、
- 送信装置220の必要とする情報を保持する不揮発性メモリ(ROM)に、nの取り得る値に対するeの値を示すテーブルを格納し、
- 受信装置221の必要とする情報を保持する不揮発性メモリ(ROM)に、nの取り得る値に対応するeの値と関連するe-1の値とを示すテーブルを格納するように構成することもできる。このように構成することによって、送信装置220のインターリーバ生成器216は、符号化されるシーケンスの長さnに応じて最適となるインターリーバΠを生成することができる。又、受信装置221のインターリーバ生成器215は、符号化されるシーケンスの長さnに応じて最適となるインターリーバΠ及び逆インターリーバΠ-1を生成することができる。
【0128】
図9は、本実施形態のターボ符号化器を適用したネットワークステーションまたはコンピュータ符号化ステーションの構成を示すブロック図である。このステーションは、キーボード911、表示器909、外部情報ソース910(図2のシンボルソース201に相当する)、無線送信機906とを有し、それらは、処理手段901の具備する入/出力ポート903に共通に接続されている。
【0129】
処理手段901は、図2の送信装置220と共に、アドレスおよびデータバス902によって相互接続された、
- 中央処理ユニット(CPU)900、
- ランダムアクセスメモリ(RAM)904、
- 不揮発性メモリ(ROM)905、および
- 入/出力ポート903、を有している。
【0130】
図9に示した各要素の中には、マイクロコンピュータおよび伝送システム、より一般的には情報処理システムの当業者にとって周知な技術を含む。従って、これら一般的要素については、その説明を省略する。
【0131】
- 情報ソース910は、例えば、周辺インターフェース、センサ、復調器、外部メモリ、または不図示の他の情報処理システムであり、好ましくは、2値データからなる複数のシーケンスの形式で、音声、サービスメッセージ、またはマルチメディアデータを表すシーケンスを提供する。
【0132】
- 無線送信機906は、無線チャネルでのパケット伝送プロトコルを実行可能であり、上述の無線フレームをパケット化し、上記チャネルを介して送信する。
【0133】
更に、本明細書においてメモリ904および905内の「レジスタ」という単語は、(いくつかの2値データ項目を格納する)小さな容量のメモリ領域および(プログラム全体を格納することができる)大きな容量のメモリ領域の両方を表すものとする。
【0134】
ランダムアクセスメモリ904は、データ、変数および中間処理結果を、本明細書上の各種データと同じ名前のメモリレジスタに格納する。ランダムアクセスメモリ904は、特に図7に示したデータに対応したレジスタを具備する。即ち、
- 符号化されるデータからなるシーケンスの長さに応じて計算されたnの値を格納するレジスタ「n」、
- 不揮発性メモリ905を使用してnの値に応じて計算された値eを格納するレジスタ「e」、
- eの値に応じてインターリーバを定義するテーブルを格納するレジスタ「インターリーバ」、
- 符号化されるデータからなるシーケンス、上述の詰め込み工程で得られたシーケンス、および上述の埋め込み工程で得られたシーケンス 'をそれぞれ格納するレジスタ「」、「」および「 '」、
- シーケンス 'および上述のターボ符号化処理によって得られたシーケンスをそれぞれ格納するレジスタ「 1」、「 ' 1」、「 2」、「 ' 2」および「 3」、
- N0の値を格納するレジスタ「N0」、
- Mの値を格納するレジスタ「M」、および
- 送信する無線フレーム(図4参照)全体を格納するレジスタ「無線フレーム」、を有している。
【0135】
不揮発性メモリ905は、データを便宜上同じ名前を有するレジスタに格納する。即ち、
- 中央処理ユニット900の動作プログラムをレジスタ「プログラム」に、
- シーケンスをレジスタ「」に、
- シーケンスをレジスタ「」に、
- nの取り得る値に対応する値eを示すテーブルをレジスタ「eのテーブル」に、格納する。
【0136】
nのいくつかの取り得る値に対応するeの値を示すテーブルの例を示すと、
Figure 0004553330
となる。
【0137】
中央処理ユニット900は、図11に示すフローチャートを実施するように構成されている。
【0138】
図10は、本実施形態のターボ復号器を適用したネットワークステーションまたはコンピュータ符号化ステーションの構成を示すブロック図である。このステーションは、キーボード1011、表示器1009、外部情報宛先1010(図2のデータ宛先214に相当する)、無線受信機1006を有し、それらは、処理手段1001の具備する入/出力ポート1003に共通に接続されている。
【0139】
処理手段1001は、図2の受信装置221と共に、アドレスおよびデータバス1002によって相互接続された、
- 中央処理ユニット(CPU)1000、
- ランダムアクセスメモリ(RAM)1004、
- 不揮発性メモリ(ROM)1005、および
- 入/出力ポート1003、を有している。
【0140】
図10に示した各要素の中には、マイクロコンピュータおよび伝送システム、より一般的には情報処理システムの当業者にとって周知な技術を含む。従って、これら一般的要素については、その説明を省略する。
【0141】
- 情報宛先1010は、例えば、周辺インターフェース、センサ、復調器、外部メモリ、または不図示の他の情報処理システムであり、好ましくは、2値データからなる複数のシーケンスの形式で、音声、サービスメッセージ、またはマルチメディアデータを表すシーケンスを受信する。
【0142】
- 無線受信機1006は、無線チャネルでのパケット伝送プロトコルを実行可能であり、上述の無線フレームを含むパケットを上記チャネルを介して受信する。
【0143】
更に、本明細書においてメモリ1004および1005内の「レジスタ」という単語は、(いくつかの2値データ項目を格納する)小さな容量のメモリ領域および(プログラム全体を格納することができる)大きな容量のメモリ領域の両方を表すものとする。
【0144】
ランダムアクセスメモリ1004は、データ、変数および中間処理結果を本明細書上の各種のデータと同じ名前のメモリレジスタに格納する。ランダムアクセスメモリ1004は、特に図8に示したデータに対応したレジスタを具備する。
即ち、
- 符号化されるデータからなるシーケンスの長さに応じて計算されたnの値を格納するレジスタ「n」、
- 不揮発性メモリ1005を使用してnの値に応じて計算された値eを格納するレジスタ「e」、
- 不揮発性メモリ1005を使用してnの値に応じて計算された値e-1を格納するレジスタ「e-1」、
- eの値に応じてインターリーバを定義するテーブルを格納するレジスタ「インターリーバ」、
- e-1の値に応じて逆インターリーバを定義するテーブルを格納するレジスタ「逆インターリーバ」、
- 受信したシーケンスをそれぞれ格納するレジスタ「 ' 1」、「 ' 2」および「 ' 3」、
- 上述の中間復号シーケンスをそれぞれ格納するレジスタ「 1」、「 2」、「 3」および「 4」、
- 復号されたシーケンスを格納するレジスタ「 '」、
- 中間処理変数iの値を格納するレジスタ「i」
- N0の値を格納するレジスタ「N0」、
- Mの値を格納するレジスタ「M」、および
- 受信した無線フレーム(図4参照)全体を格納するレジスタ「無線フレーム」、を有している。
【0145】
不揮発性メモリ1005は、データを便宜上同じ名前を有するレジスタに格納する。即ち、
- 中央処理ユニット1000の動作プログラムをレジスタ「プログラム」に、
- シーケンスをレジスタ「」に、
- シーケンスをレジスタ「」に、
- nの取り得る値に対応する値eを示すテーブルをレジスタ「eのテーブル」に、
- nの取り得る値に対応する値e-1を示すテーブルをレジスタ「eのテーブル」に、格納する。
【0146】
nのいくつかの取り得る値に対応するeの値を示すテーブルの例を示すと、
Figure 0004553330
となる。
【0147】
nのいくつかの取り得る値に対応するe-1の値を示すテーブルの例を示すと、
Figure 0004553330
となる。
【0148】
中央処理ユニット1000は、図12に示すフローチャートを実施するように構成されている。
【0149】
図11に示すように、CPUを有するシステムの当業者には既知のタイプの初期化工程1101の後に、工程1102においてCPU900は、情報ソース910から処理手段901に送信される、符号化される複数のシンボルからなるシーケンスを待つ。ここでこのシーケンスの最後は、別のシンボルが送信される前の極めて長い遅延、あるいはシーケンスの完了を示す特定の値を有する情報項目のいずれかによってマークされている。
【0150】
次に、工程1103において、CPU900は、送信されたシーケンスのシンボルの数n'を測定し、既知の手順に従って、送信が意図されていないシンボルを取り出す。
【0151】
そして、工程1104において、CPU900は、最終的に送信される複数のシンボルからなるシーケンスに、このシーケンスの多項式表記が多項式g(x)によって割り切れるように、除数多項式g(x)の次数の数に等しくなるまで2値シンボルを加える詰め込み工程を実行する。
【0152】
そして、埋め込み工程1105とインターリーバ生成工程1106とを並列に実行する。
【0153】
- 埋め込み工程1105は、最終的なシーケンスの2値シンボルの数nが、xN0+1が多項式g(x)で割り切れる場合に最小値となるN0の奇数倍となるように、値がヌルの2値シンボルを詰め込み工程によって得られたシーケンスの最後に付加する。
【0154】
- インターリーバ生成工程1106は、不揮発性メモリ905の長さの値nに対する数eを考慮して、図13好ましくは図14に記載された手順のいずれかに従う処理を実行する。
【0155】
次に、ターボ符号化工程1107において、埋め込み工程1106で得られたシーケンスが、工程1106で生成されたインターリーバ、除数多項式g(x)および乗数多項式h(x)を用いてターボ符号化される。
【0156】
そして、埋め込みビット除去工程1108において、
- シーケンス 1の最後からの埋め込みビットの取り除き、および
- シーケンス 2の最後からのシーケンス 1の埋め込みビットに対応するパリティビットの取り除きが、
シーケンス ' 1および ' 2をそれぞれ形成するために行われる。
【0157】
最後に、工程1109において、シーケンス ' 1 ' 2および 3が無線フレームに挿入され、それらは電気磁気信号を変調し無線チャネルで伝送される。
【0158】
その後工程1102以下の処理が、次のシーケンスに対して繰り返される。
【0159】
図12に示すように、CPUを有するシステムの当業者には既知のタイプの初期化工程1201の後に、工程1202においてCPU1000は、送信装置によってそれに送信される無線フレームを待つ。ここで無線フレームの最後は、特定の値を有する情報項目によってマークされている。
【0160】
次に、工程1203において、CPU1000は復号される無線フレームのシンボルの数3n−2sを決定し、既知の手順に従って復号が意図されていないシンボルを取り出す。
【0161】
同じ工程1203において、CPU1000は、nが7の奇数倍でありs<14であることを考慮してnおよびsの値を決定する。
【0162】
そして、工程1204と工程1205とを並列に実行する。
【0163】
- 埋め込み工程1204は、CPU1000が、復号される最初の2つのシーケンス(即ち、 ' 1 ' 2)に、得られるシーケンス(即ち、 1 2)の長さがnとなるように、埋め込みビットとヌルのハードビットに対応する最も高い信頼性を与えうるパリティビットとを付加する。
【0164】
- 工程1205は、CPU1000が、不揮発性メモリ1005の値nに関連するeおよびe-1の値を考慮して、インターリーバおよび逆インターリーバの生成を行う。
【0165】
次に、ターボ復号工程1206において、埋め込み工程1204からの2つのシーケンス(即ち、 1 2)と工程1203からのシーケンス(即ち、 3)との3つのシーケンスが、工程1205において生成されたインターリーバ、逆インターリーバ、除数多項式g(x)および乗数多項式h(x)を用いて復号される。この工程によりシーケンス 'が推定される。
【0166】
そして、工程1207において、送信されたシーケンスを形成するために、埋め込み工程1204で加えられたシンボル(即ち、埋め込みビット)と、符号化側での詰め込み工程(工程1104参照)において、除数多項式g(x)の次数の数と等しくなるように付加されたシンボル(即ち、詰め込みビット)とを、シーケンス 'から取り除く。最後に、送信されたシーケンスが情報宛先1210に送られ、工程1202以下の処理が、次の無線フレームに対して繰り返される。
【0167】
図13は、図11および図12のインターリーバ生成工程1106、1205内部の動作の一例を示すフローチャートである。CPU900、1000は最初に初期化工程1301で、レジスタ「インターリーバ」の全ての値並びに中間変数iを零にセットし、nの値および不揮発性メモリ905、1005に格納されたテーブル中からnの値に対応するeの値を取り込む。
【0168】
次に、工程1302において、インターリーバに格納されたi番目のデータ項目の値が、iとeの乗算結果に対するモジュロnの値と等しいとして計算される。次に、工程1303において、CPU900、1000は変数iの値を1だけインクリメントする。そして、工程1304において、CPU900、1000は変数iがn−1に等しいか否かを判定する。
【0169】
工程1304のテスト結果が否であれば、工程1302が繰り返される。工程1304のテスト結果が肯定であれば、インターリーバ生成工程1106、1205は完了する。
【0170】
図14は、図11および図12に示したインターリーバ生成工程1106、1205の内部の動作の他の例を示すフローチャートである。ここに示す手順は、実行される計算の複雑さを図13に示す手順に比べて低減し、従って本発明の実施に必要な計算能力を低減するものである。
【0171】
図14に示した工程は、工程1302の代わりに行う工程1402以外は、図13に示した工程と同一であり、該工程ではインターリーバの(i+1)番目の位置の内容が、インターリーバのi番目の内容にモジュロnが実行されたeを加えたものと等しいとして計算される。
【0172】
ここでは乗算を単純な加算で置き換えることにより工程1402を単純化でき、工程1302に比べてその時間をかなり短縮することができる。
【0173】
本実施形態によれば、零への回帰および生成多項式を保証するインターリーバの選択に使用される選択基準は、入力シーケンスの長さ(n)に限らず、符号化装置および復号装置の間で使用される伝送チャネルのタイプ、このチャネルの品質、保証すべき伝送品質、符号化される複数のシンボルによって表されるデータのタイプ(音響、映像、データ等)等である。
【0174】
例として、チャネルの品質が低い(S/N比が低い)場合、あるいは保証品質を高くする必要がある場合、(乗数または除数の)生成多項式(g(x)、h(x))の少なくとも1つの次数が、選択基準の平均値に対して高く選択される。
【0175】
又、本実施の形態によれば、nの取りうる値全てに対して、例えば32などの同じ値のeを選択してもよい。
【0176】
又、本実施の形態によれば、符号化処理を以下の手順で連結的に処理してもよい。すなわち、
- g(x)をターボ符号化器の除数多項式として求め、
- N0をg(x)が多項式xN0+1の除数となるような最小の整数として求め、更に、
- nをN0の奇数倍、すなわちn=MN0、となるように求める。
【0177】
ここで、g(x)は「除数の2乗のない多項式」であり、N0は奇数である。
【0178】
この場合、除数多項式g(x)および乗数多項式h(x)は、
- n個の2値シンボルuiからなるシーケンスと、
- インターリーブされたシーケンス* からなる、いわゆる「連結」シーケンスに作用する。
【0179】
インターリーブされたシーケンス* は、次の規則に従って生成される。即ち、2の累乗のeのあらゆる値に対して、u*(x)=u(xe)モジュロxn+1であり、eモジュロN0の剰余が1に等しく、従って、その多項式表記が、uu*(x)=u(x)+xnu*(x)、で定義される。
【0180】
ここで、このタイプのターボ符号化では、乗数多項式h(x)の次数は、好ましくはg(x)の次数以下であることに留意されたい。
【0181】
以上説明したように本発明の実施の形態によれば、ターボ符号化器およびターボ復号器を実現する各種のパラメータを符号化されるシーケンスの長さに応じて最適化することができる。これにより、符号化及び復号の効率を向上させ、使用するメモリを削減することができ、回路規模の削減とコストの低減とを実現することができる。
【0182】
又、本発明の実施の形態によれば、上記の選択基準(伝送条件ともいう)に従って、ターボ符号化器およびターボ復号器を実現する各種のパラメータを最適化することもできる。ここで、操作パラメータとは即ち、
- 除数多項式g(x)、
- 乗数多項式h(x)、
- eの値、
- シーケンスの長さn、
である。
【0183】
これにより、符号化及び復号の効率化、使用するメモリを含む回路規模の削減、コストの低減を実現するだけでなく、符号化および/または復号処理の簡略化、復号の処理速度、パスバンド幅、1秒当たり正確に伝送されるシンボル数または無線フレーム数、各シンボル当たりの伝送時間等を上記の選択基準に従って最適化することもできる。
【0184】
[他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0185】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0186】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0187】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図11、図12、図13および/または図14に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0188】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、ターボ符号化器およびターボ復号器を実現する各種のパラメータを、符号化されるシーケンスの長さに応じて最適化することができる。
【0189】
又、本発明によれば、ターボ符号化器およびターボ復号器を実現する各種のパラメータを、伝送するシーケンスの長さだけでなく、各種の伝送条件(選択基準)に応じて最適化することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ターボ符号化器の基本構成を示すブロック図である。
【図2】伝送するシンボルの数の関数をパラメータとした、本発明の第1の実施形態によるターボ符号化装置およびターボ復号装置の機能ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態のターボ復号装置のブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態で使用されるシーケンスおよびフレームの形式を示す図である。
【図5】ターボ符号化装置およびターボ復号装置のメモリのレジスタの例を示す第1のの図である。
【図6】ターボ符号化装置およびターボ復号装置のメモリのレジスタの例を示す第2のの図である。
【図7】ターボ符号化装置およびターボ復号装置のメモリのレジスタの例を示す第3のの図である。
【図8】ターボ符号化装置およびターボ復号装置のメモリのレジスタの例を示す第4のの図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を実施するように構成された符号化装置の構成要素を示すブロック図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を実施するように構成された復号装置の構成要素を示すブロック図である。
【図11】図9に示した符号化装置の処理を示すフローチャートである。
【図12】図10に示した復号装置の処理を示すフローチャートである。
【図13】図11および図12に示した処理で実施されるインターリーバ生成工程の第1の例を示すフローチャートである。
【図14】図11および図12に示した処理で実施されるインターリーバ生成工程の第2の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 入力シーケンス
102、104 符号化器
103 インターリーバ
201 データソース
202 長さ解析
203 詰め込み
204 埋め込み
205 ターボ符号化器
206 埋め込みビット除去
207 RF変調器
208 チャネル
209 RF復調器
210 埋め込みビット追加
211 ターボ復号器
212 埋め込みビット除去
213 詰め込みビット除去
214 データ宛先
301、302、303 入力シーケンス
304、306 復号器
305 インターリーバ
307 逆インターリーバ

Claims (43)

  1. 符号化方法であって、
    1/物理量を表す2値シンボルの伝送に関する少なくとも1つの選択基準を考慮し、
    2/少なくとも1つの選択基準に従って伝送パラメータを選択する工程を有し、前記選択される伝送パラメータは、
    - 符号化される2値シンボルのシーケンスai(i=1,・・・,K)の数を表わす1以上の数K、
    - 2以上の整数M1、
    - 除数多項式gi(x)、
    - 整数M、
    - インターリーバ、および
    - 乗数多項式fij(x)、を含むパラメータのセットに属し、
    3/2値データのシーケンスai(i=1,・・・,K)の数Kを入力する工程を有し、各シーケンスaiは、
    ・多項式gi(x)の倍数である多項式表記ai(x)および
    ・整数Mと整数N0の積に等しい数の2値データ項目であって、N0は多項式xN0+1が各除数多項式gi(x)で割り切れるような最小の整数、を有しており、
    4/数K*M1のいわゆる「置換された」シーケンス、aij*,(i=1,・・・,K;j=1,・・・,M1)に対する第1の生成工程であって、各シーケンスaij*が、
    - 対応するシーケンスaiの前記インタリーバによる置換によって得られ、前記置換は、各シーケンスaiの2値データ項目が、N0列M行のテーブルに1行ずつ書き込まれた形式で表され、いくつかの数のいわゆる基本的置換の結果であり、その各々が、
    ・いずれかが、長さN0の巡回符号と生成多項式gi(x)を、等価な巡回符号とgi(x)に等しくてもよい生成多項式gij(x)に変換する特性を有し、aiを表すテーブルのN0列の置換によって行われ、
    ・あるいは前記テーブルの列のいずれかのシンボルの置換であり、
    - 結果として多項式の積cij(x)gij(x)に等しい多項式表記aij*(x)を有しており、
    - 少なくとも1つの置換シーケンスaij*は対応するシーケンスaiと異なっている、第1の生成工程を有し、
    5/M1個の冗長シーケンスであって、その多項式表記がj=1,・・・,M1に対してΣfij(x)cij(x)であり、各多項式fij(x)の次数が、最大で添え字iおよびjが同じときに多項式gij(x)の次数と等しい、M1個の冗長シーケンスに対する第2の生成工程を有する、
    ことを特徴とする符号化方法。
  2. 入力工程が、シーケンスaiを生成するために、K個のシーケンスui(i=1,・・・,K)それぞれに、いわゆる「追加」2値シンボルを加える加算工程を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の符号化方法。
  3. 加算工程において、各シーケンスuiに、その数が、除数多項式g(x)の次数に等しく、これにより加算工程によって得られるシーケンスの多項式表記が除数多項式g(x)で割り切れることが保証される、いわゆる「詰め込み」追加データ項目が加えられることを特徴とする請求項2に記載の符号化方法。
  4. 加算工程が、いわゆる「埋め込み」追加データ項目が加えられる埋め込み工程を含んでおり、そのデータ項目数が所定数であり、これにより埋め込み工程の結果として得られる2値シーケンスのシンボルの数nが、シーケンスuiのシンボルの数をn’として、以下の条件、
    - (n’+m)以上であり、
    - xN0+1がg(x)で割り切れるような最小の整数N0の倍数であり、
    - 奇数である、
    に合うことが保証されることを特徴とする請求項2または3に記載の符号化方法。
  5. 符号化工程で得られたシーケンスの少なくとも1つはどんなインターリーブも受けず、符号化工程で得られ、どんなインターリーブも受けなかった少なくとも1つのシーケンスからデータ項目を取り除く工程を有していることを特徴とする請求項4に記載の符号化方法。
  6. 入力工程が、シーケンスaiを生成するために、K個のシーケンスui(i=1,・・・,K)それぞれを読み取る工程を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の符号化方法。
  7. 伝送パラメータ選択工程において、符号化されるシンボルuiのシーケンスuの長さを考慮することを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の符号化方法。
  8. 伝送パラメータ選択工程において、符号化されたシーケンスを伝送するチャネルを考慮することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の符号化方法。
  9. 伝送パラメータ選択工程において、符号化されたシーケンスを伝送するチャネルのS/N比を考慮することを特徴とする請求項8に記載の符号化方法。
  10. 伝送パラメータ選択工程において、符号化されるシンボルによって表されるデータのタイプを考慮することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の符号化方法。
  11. 伝送パラメータ選択工程において、符号化されるシンボルの伝送のためのサービスの保証品質を考慮することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の符号化方法。
  12. 伝送パラメータ選択工程において、符号化効率を考慮することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の符号化方法。
  13. K*M1個のいわゆる「置換された」シーケンスaij*,(j=1,・・・,K;j=1,・・・,M1)に対する第1の生成工程において、各シーケンスaij* は、aij*(x)=ai*(xeij),モジュロ(xn+1)、に等しい多項式表記を有し、ここで、
    - nは数Mと整数N0の積であり、
    - eijはnと互いに素な数であり、
    - 多項式gij(x)は、多項式gi(xeij)モジュロ(xN0+1)を含む長さN0の最小巡回符号の生成多項式であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の符号化方法。
  14. 伝送パラメータ選択工程において、指数の値eが少なくとも1つの選択基準に応じて選択されることを特徴とする請求項13に記載の符号化方法。
  15. インターリーバ生成工程を有しており、前記インターリーバは前記第1の生成工程で行われる置換を定義しており、前記インターリーバ生成工程において、インターリーバは所定数のモジュロにおける乗算工程の反復実施によって構成されることを特徴とする請求項13または14に記載の符号化方法。
  16. 1/
    - Kの値が1に等しいこと、
    - 「2乗のない多項式」g1(x)、
    - g1(x)が多項式xN0+1の除数であるような最小の整数N0、
    - N0の奇数倍n、
    - 符号化すべきn個のシンボルuiのシーケンスu、および
    - eモジュロN0の剰余が1に等しい2の累乗e、を考慮し、
    2/
    - 連続して構成された、いわゆる「連結」シーケンスuu*の組み立て工程であって、一方のシンボルのシーケンスuはn個のシンボルを有し、他方のシンボルのシーケンスu*は多項式表記、u*(x)=u(xe)モジュロxn+1、によって定義された工程と、
    - いわゆる「チェック」シーケンスを形成するための連結シーケンスuu*のg1(x)での1回の除算を少なくとも含む符号化工程とを有していることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の符号化方法。
  17. 復号方法であって、
    1/物理量を表す2値シンボルの伝送に関する少なくとも1つの選択基準を考慮し、
    2/少なくとも1つの選択基準に従って伝送パラメータを選択する工程を有し、前記選択される伝送パラメータは、
    - 2に等しい整数M1、
    - 符号化される2値シンボルのシーケンスvi(i=1,・・・,K+M1)の数を表わす1以上の数K、
    - 除数多項式gi(x)、
    - 整数M、
    - インターリーバ/逆インターリーバの対、および
    - 乗数多項式fij(x)、
    を含むパラメータのセットに属し、
    3/復号されるシンボルのシーケンスv'i(i=1,・・・,K+M1)の数K+M1を入力する工程を有しており、
    4/除数多項式gij(x)を用いてK個のシンボルのシーケンスを復号する工程であって、該復号工程はK個のいわゆる「復号」シーケンスをもたらす工程を有しており、
    5/前記インタリーバによる置換工程を有しており、該置換は、各シーケンスviの2値データ項目が、N0列M行のテーブルに1行ずつ書き込まれた形式で表され、いくつかの数のいわゆる基本的置換の結果であり、その各々が、
    ・いずれかが、長さN0の巡回符号と生成多項式gi(x)を、等価な巡回符号とgi(x)に等しくてもよい生成多項式gij(x)に変換する特性を有し、aiを表すテーブルのN0列の置換によって行われ、
    ・あるいは前記テーブルの列のいずれかのシンボルの置換であり、
    少なくとも1つの置換シーケンスaij*は対応するシーケンスaiと異なっている、
    ことを特徴とする復号方法。
  18. 復号工程の次に、伝送された情報シーケンスuiを生成するために、K個のシーケンスai(i=1,・・・,K)それぞれから、いわゆる「追加」2値シンボルを取り除く除去工程を含んでいることを特徴とする請求項17に記載の復号方法。
  19. 除去工程が、いわゆる「埋め込み」追加データ項目を取り除く工程を含んでおり、追加データ項目は、所定数であり、これにより埋め込み工程の結果として得られる2値シーケンスのシンボルの数nが、シーケンスuiのシンボルの数をn’として、以下の条件、
    - (n’+m)以上であり、
    - xN0+1がg(x)で割り切れるような最小の整数N0の倍数であり、
    - 奇数である、
    に合うことが保証されることを特徴とする請求項18に記載の復号方法。
  20. 伝送パラメータ選択工程において、伝送されたシーケンスの長さを考慮することを特徴とする請求項17から19のいずれか1項に記載の復号方法。
  21. 伝送パラメータ選択工程において、符号化されたシーケンスを伝送するチャネルを考慮することを特徴とする請求項17から20のいずれか1項に記載の復号方法。
  22. 伝送パラメータ選択工程において、符号化されたシーケンスを伝送するチャネルのS/N比を考慮することを特徴とする請求項21に記載の復号方法。
  23. 伝送パラメータ選択工程において、符号化されるシンボルによって表されるデータのタイプを考慮することを特徴とする請求項17から22のいずれか1項に記載の復号方法。
  24. 伝送パラメータ選択工程において、符号化されるシンボルの伝送のためのサービスの保証品質を考慮することを特徴とする請求項17から23のいずれか1項に記載の復号方法。
  25. 伝送パラメータ選択工程において、符号化効率を考慮することを特徴とする請求項17から24のいずれか1項に記載の復号方法。
  26. K*M1個のいわゆる「置換された」シーケンスaij*,(j=1,・・・,K;j=1,・・・,M1)に対する第1の生成工程において、各シーケンスaij* は、aij*(x)=ai*(xeij),モジュロ(xn+1)、に等しい多項式表記を有し、ここで、
    - nは数Mと整数N0の積であり、
    - eijはnと互いに素な数であり、
    - 多項式gij(x)は、多項式gi(xeij)モジュロ(xN0+1)を含む長さN0の最小巡回符号の生成多項式であることを特徴とする請求項17から25のいずれか1項に記載の復号方法。
  27. 伝送パラメータ選択工程において、指数の値eが少なくとも1つの選択基準に応じて選択されることを特徴とする請求項26に記載の復号方法。
  28. インターリーバ生成工程を有しており、前記インターリーバは前記第1の生成工程で行われる置換を定義しており、前記インターリーバ生成工程において、インターリーバは所定数のモジュロにおける乗算工程の反復実施によって構成されることを特徴とする請求項26または27に記載の復号方法。
  29. 1/
    - Kの値が1に等しいこと、
    - 「2乗のない多項式」g1(x)、
    - g1(x)が多項式xN0+1の除数であるような最小の整数N0、
    - N0の奇数倍n、
    - 符号化すべきn個のシンボルuiのシーケンスu、および
    - eモジュロN0の剰余が1に等しい2の累乗e、
    を考慮し、
    2/シーケンスuをシーケンスu* に置換する前記工程が、多項式表記、u*(x)=u(xe)モジュロxn+1、によって定義されることを特徴とする請求項17から28のいずれか1項に記載の復号方法。
  30. 符号化装置であって、
    1/物理量を表す2値シンボルの伝送に関する少なくとも1つの選択基準を考慮し、
    2/少なくとも1つの選択基準に従って伝送パラメータを選択し、前記選択される伝送パラメータは、
    - 符号化される2値シンボルのシーケンスai(i=1,・・・,K)の数を表わす1以上の数K、
    - 2以上の整数M1、
    - 除数多項式gi(x)、
    - 整数M、
    - インターリーバ、および
    - 乗数多項式fij(x)、
    を含むパラメータのセットに属し、
    3/2値データのシーケンスai(i=1,・・・,K)の数Kを受信し、各シーケンスaiは、
    ・多項式gi(x)の倍数である多項式表記ai(x)および
    ・整数Mと整数N0の積に等しい数の2値データ項目であって、N0は多項式xN0+1が各除数多項式gi(x)で割り切れるような最小の整数、を有しており、
    4/数K*M1のいわゆる「置換された」シーケンス、aij*,(i=1,・・・,K;j=1,・・・,M1)を生成し、各シーケンスaij*が、
    - 対応するシーケンスaiの前記インタリーバによる置換によって得られ、前記置換は、各シーケンスaiの2値データ項目が、N0列M行のテーブルに1行ずつ書き込まれた形式で表され、いくつかの数のいわゆる基本的置換の結果であり、その各々が、
    ・いずれかが、長さN0の巡回符号と生成多項式gi(x)を、等価な巡回符号とgi(x)に等しくてもよい生成多項式gij(x)に変換する特性を有し、aiを表すテーブルのN0列の置換によって行われ、
    ・あるいは前記テーブルの列のいずれかのシンボルの置換であり、
    - 結果として多項式の積cij(x)gij(x)に等しい多項式表記aij*(x)を有しており、
    - 少なくとも1つの置換シーケンスaij*は対応するシーケンスaiと異なっており、
    5/M1個の冗長シーケンスであって、その多項式表記がj=1,・・・,M1に対してΣfij(x)cij(x)であり、各多項式fij(x)の次数が、最大で添え字iおよびjが同じときに多項式gij(x)の次数と等しい、M1個の冗長シーケンスを生成する、
    ように構成された処理手段を有することを特徴とする符号化装置。
  31. 復号装置であって、
    1/物理量を表す2値シンボルの伝送に関する少なくとも1つの選択基準を考慮し、
    2/少なくとも1つの選択基準に従って伝送パラメータを選択し、前記選択される伝送パラメータは、
    - 2に等しい整数M1、
    - 符号化される2値シンボルのシーケンスvi(i=1,・・・,K+M1)の数を表わす1以上の数K、
    - 除数多項式gi(x)、
    - 整数M、
    - インターリーバ/逆インターリーバの対、および
    - 乗数多項式fij(x)、を含むパラメータのセットに属し、
    3/復号されるシンボルのシーケンスv'i(i=1,・・・,K+M1)の数K+M1を受信し、
    4/除数多項式gij(x)を用いてK個のシーケンスのいわゆる「復号」シンボルを復号、
    5/各シーケンスviの2値データ項目が、N0列M行のテーブルに1行ずつ書き込まれた形式で表され、いくつかの数のいわゆる基本的置換の結果である前記インタリーバによる置換を実行し、その各々が、
    ・いずれかが、長さN0の巡回符号と生成多項式gi(x)を、等価な巡回符号とgi(x)に等しくてもよい生成多項式gij(x)に変換する特性を有し、aiを表すテーブルのN0列の置換によって行われ、
    ・あるいは前記テーブルの列のいずれかのシンボルの置換であり、
    少なくとも1つの置換シーケンスaij*は対応するシーケンスaiと異なっている、
    ことを特徴とする復号装置。
  32. 所定の多項式の倍数で表される第1のシーケンスを入力とし、第2のシーケンスを生成する第1の符号化手段と、
    前記第1のシーケンスを置換し、前記所定の多項式の倍数で表される置換シーケンスを生成する置換手段と、
    前記置換シーケンスを入力とし、第3のシーケンスを生成する第2の符号化手段と、
    前記置換手段の置換処理を、前記所定の多項式に応じて変化する前記第1のシーケンスのデータ長に基づいて変更する制御手段とを具備することを特徴とする情報処理装置。
  33. 前記制御手段は更に、前記第1のシーケンスに含まれる情報の種類に基づいて前記置換手段の置換処理を変更することを特徴とする請求項32に記載の情報処理装置。
  34. 前記制御手段は更に、伝送状況に基づいて前記置換手段の置換処理を変更することを特徴とする請求項32または33に記載の情報処理装置。
  35. 前記情報処理装置は、前記第1のシーケンスをターボ符号化することを特徴とする請求項32から34のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  36. 所定の多項式の倍数で表される第1のシーケンスを入力とし、第2のシーケンスを生成する第1の符号化ステップと、
    前記第1のシーケンスを置換し、前記所定の多項式の倍数で表される置換シーケンスを生成する置換ステップと、
    前記置換シーケンスを入力とし、第3のシーケンスを生成する第2の符号化ステップと、
    前記置換ステップにおける置換処理を、前記所定の多項式に応じて変化する前記第1のシーケンスのデータ長に基づいて変更する制御ステップとを具備することを特徴とする情報処理方法。
  37. 所定の多項式の倍数で表される第1のシーケンスを入力とし、第2のシーケンスを生成する第1の符号化ステップと、
    前記第1のシーケンスを置換し、前記所定の多項式の倍数で表される置換シーケンスを生成する置換ステップと、
    前記置換シーケンスを入力とし、第3のシーケンスを生成する第2の符号化ステップと、
    前記置換ステップにおける置換処理を、前記所定の多項式に応じて変化する前記第1のシーケンスのデータ長に基づいて変更する制御ステップとを実行するためのプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
  38. 第1のシーケンスと所定の多項式の倍数で表される第2のシーケンスとを入力とする第1の復号手段と、
    前記第1の復号手段の出力を置換する第1の置換手段と、
    前記第1の置換手段の出力と前記所定の多項式の倍数で表される第3のシーケンスとを入力とする第2の復号手段と、
    前記第2の復号手段の出力を置換し、その結果を前記第1の復号手段に供給する第2の置換手段と、
    前記第1の置換手段の置換処理と前記第2の置換手段の置換処理とを、前記所定の多項式に応じて変化する前記第1のシーケンスのデータ長に基づいて変更する制御手段とを具備することを特徴とする情報処理装置。
  39. 前記制御手段は更に、前記第1のシーケンスに含まれる情報の種類に基づいて前記第1の置換手段の置換処理と前記第2の置換手段の置換処理とを変更することを特徴とする請求項38に記載の情報処理装置。
  40. 前記制御手段は更に、伝送状況に基づいて前記第1の置換手段の置換処理と前記第2の置換手段の置換処理とを変更することを特徴とする請求項38または39に記載の情報処理装置。
  41. 前記情報処理装置は、前記第1のシーケンスをターボ復号することを特徴とする請求項38から40のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  42. 第1のシーケンスと所定の多項式の倍数で表される第2のシーケンスとを入力とする第1の復号ステップと、
    前記第1の復号ステップの出力を置換する第1の置換ステップと、
    前記第1の置換ステップの出力と前記所定の多項式の倍数で表される第3のシーケンスとを入力とする第2の復号ステップと、
    前記第2の復号ステップの出力を置換し、その結果を前記第1の復号ステップに供給する第2の置換ステップと、
    前記第1の置換ステップにおける置換処理と前記第2の置換ステップにおける置換処理とを、前記所定の多項式に応じて変化する前記第1のシーケンスのデータ長に基づいて変更する制御ステップとを具備することを特徴とする情報処理方法。
  43. 第1のシーケンスと所定の多項式の倍数で表される第2のシーケンスとを入力とする第1の復号手順と、
    前記第1の復号手順の出力を置換する第1の置換手順と、
    前記第1の置換手順の出力と前記所定の多項式の倍数で表される第3のシーケンスとを入力とする第2の復号手順と、
    前記第2の復号手順の出力を置換し、その結果を前記第1の復号手順に供給する第2の置換手順と、
    前記第1の置換手順における置換処理と前記第2の置換手順における置換処理とを、前記所定の多項式に応じて変化する前記第1のシーケンスのデータ長に基づいて変更する制御手順とを実行するためのプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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