JP4553252B2 - 基礎代謝量測定システム - Google Patents

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Description

本発明は、被測定者の除脂肪量データと年齢データとに基づいて基礎代謝量を算出し得る基礎代謝量測定システムに関し、特に被測定者が授乳期にある場合においてもその基礎代謝量を算出し得る基礎代謝量測定システムに関する。
被測定者の基礎代謝量を正確に測定するためには、呼気分析計等の大掛かりな装置が必要となる。呼気分析計を用いた基礎代謝量測定では、被測定者はマスクやマウスピースを着用して長時間安静を保たなければならず、被測定者に掛かる負担が大きい。また、斯かる装置の操作や測定結果の評価には、専門家を必要とする。
そこで、厚生労働省からは、例えば非特許文献1に示される如く、統計学的に標準的な基礎代謝量が算出できるよう、性別及び年齢に基づく基礎代謝基準値に体重を乗算することで得られる基礎代謝量が提示されており、基礎代謝量の簡便な推定に用いられている。
また、授乳期の婦人について、非特許文献2には、母乳中に含まれるエネルギー量が平均0.65kcal/mlであること、乳汁を産生するためのエネルギー効率が約80%であること、妊娠中に蓄積された脂肪量(平均約3kg)を産後6ヶ月程度で消費して妊娠前の体重に戻すためには1日あたり平均150kcalを消費すべきであること等が開示されている。
更に、基礎代謝量に生活活動強度指数を掛け合わせることで求められる1日あたりのエネルギー所要量について、前掲非特許文献1では、授乳期には通常期に比して1日あたり600kcalのエネルギーを付加すべきである旨が開示されている。
一方、本願出願人の下では、被測定者の除脂肪量や年齢に基づいてその基礎代謝量を簡便に算出し得る方法及び装置が開発されて実用に供されると共に、特許文献1及び2の如く、特許出願もなされている。
尚、特許文献1及び2に開示された基礎代謝量の演算方法及び測定装置は、例えば特許文献3及び4に開示された如き所謂生体電気インピーダンス法を用いた体脂肪計や体組成計に組込まれて実用化されており、斯かる生体電気インピーダンス法に基づいて測定される除脂肪量を重要なパラメータとする推定式によって、被測定者の基礎代謝量が算出されるものである。
健康・栄養情報研究会編「第六次改訂 日本人の栄養所要量 食事摂取基準」第一出版株式会社、平成11年9月10日、p.35−36 澤倫太郎、荒木勤著「授乳婦における栄養指導 2 授乳における栄養喪失とその補充」、一條元彦編「MEDICUS LIBRARY 5 母子にすすめる栄養指導」株式会社メディカ出版、1997年4月15日、p.118−119 特開2002−112982号公報 特開2002−172099号公報 特公平5−49050号公報 特許第2835662号公報
授乳期にある婦人の基礎代謝量は、妊娠期や授乳期でない通常期の基礎代謝量に対して、母乳の分泌によって喪失される分のエネルギー量(換言すれば、母乳を産出するために代謝されるエネルギー量)が付加されるべきである。この点につき、前掲非特許文献2では、母乳の1日あたりの平均分泌量を850mlとし、母乳中に含まれるエネルギー量(0.65kcal/ml)や乳汁を産生するためのエネルギー効率(約80%)等を考慮して、乳汁分泌によって喪失されるエネルギー量を約690kcalと算出している。しかしながら、母乳の分泌量には当然に個人差があるため、斯かるエネルギー量(690kcal)では付加量として過大な人も過少な人も出てしまう。
また、授乳期にある婦人の1日あたりのエネルギー所要量について、前掲非特許文献1では、当該婦人の基礎代謝量に生活活動強度指数を掛け合わせ、これに600kcalのエネルギーを付加すべきであるとしている。しかしながら、体組成は妊娠期や産褥期において変化し、しかも斯かる変化には個人差があるにもかかわらず、付加されるエネルギー量が一定では、当該付加量が過大となる人も過少となる人も出てしまう。更に、そもそも、斯かる計算のベースとなっている基礎代謝量が、前掲特許文献1の如き方法で求められている場合には、授乳期の婦人一人一人に応じた基礎代謝量とはいえず、従って、算出されるエネルギー所要量も、個人差に応じた適切な値とは程遠くなってしまう可能性を否定できない。
本発明は、被測定者の除脂肪量データと年齢データとに基づいて基礎代謝量を算出し得る公知の基礎代謝量測定装置を改良することにより、授乳期の婦人の基礎代謝量を簡便に、且つ、個人差を加味して測定することが可能な基礎代謝量測定システムを提供することを目的とする。更に、授乳期にある婦人の1日あたりのエネルギー所要量についても、簡便に、且つ、個人差を加味して測定することが可能な基礎代謝量測定システムを提供することを目的とする。
本発明の基礎代謝量測定システムは、被測定者の年齢データを取得する年齢データ取得手段と、被測定者の除脂肪量データを取得する除脂肪量データ取得手段と、少なくともこれら除脂肪量データと年齢データとに基づいて被測定者の基礎代謝量データを算出する基礎代謝量データ算出手段とを備えてなる基礎代謝量測定システムであって、被測定者が授乳期にある場合に授乳前後の体重変化量データを取得する体重変化量データ取得手段と、取得された体重変化量データに基づいて1日あたりの母乳の分泌量データを算出する泌乳量データ算出手段と、算出された泌乳量データに基づいて母乳を産出するために代謝されるエネルギー量データを算出する泌乳代謝量データ算出手段とを更に備え、前記基礎代謝量データ算出手段が、被測定者が授乳期にある場合、少なくとも除脂肪量データと年齢データとに基づいて算出された被測定者の基礎代謝量データに、前記泌乳代謝量データ算出手段で算出された母乳を産出するために代謝されるエネルギー量データを加算して得られるデータを、被測定者の基礎代謝量データとするものである。
また、斯かる基礎代謝量測定システムにおいて、被測定者が授乳期にある場合に1日の授乳回数データを取得する授乳回数データ取得手段を更に備え、前記泌乳量データ算出手段が、前記体重変化量データ取得手段で取得された体重変化量データと、前記授乳回数データ取得手段で取得された授乳回数データとに基づいて、1日あたりの母乳の分泌量データを算出することとする。ここで、この授乳回数データ取得手段は、授乳回数を入力するための操作部を含み、この操作部から被測定者の実際の授乳回数が入力されることによって1日の授乳回数データを取得するものとするか、又は一般的な1日の授乳回数データを予め記憶させたメモリを含み、この授乳回数データを読み出すことによって1日の授乳回数データを取得するものとすることができる。更に、後者の場合、メモリには授乳回数データを産後日数と関連付けて記憶させておくと共に、授乳回数データ取得手段が、被測定者の産後日数データを取得する産後日数データ取得手段を含み、この産後日数データ取得手段で取得された産後日数に対応する授乳回数データを前記メモリから読み出すことによって1日の授乳回数データを取得するものとすることができる。
また、斯かる基礎代謝量測定システムにおいて、前記体重変化量データ取得手段が、被測定者の体重データを取得する体重データ取得手段と、被測定者が授乳前である場合に前記体重データ取得手段で取得された体重データを保存する授乳前体重データ保存手段と、被測定者が授乳後である場合に前記体重データ取得手段で取得された体重データと前記授乳前体重データ保存手段に保存されている体重データとに基づいて授乳前後の体重変化量データを算出する体重変化量データ算出手段とを含んでなることとする。
また、斯かる基礎代謝量測定システムにおいて、前記除脂肪量データ取得手段が、被測定者の身長データを取得する身長データ取得手段と、被測定者の体重データを取得する体重データ取得手段と、被測定者の生体電気インピーダンスデータを取得するインピーダンスデータ取得手段と、少なくともこれら身長データと体重データとインピーダンスデータとに基づいて被測定者の除脂肪量データを算出する除脂肪量データ算出手段とを含んでなることとする。
本発明の基礎代謝量測定システムは、被測定者の授乳前後の体重変化量データに基づいて被測定者の1日あたりの母乳の分泌量データ(泌乳量データ)を算出し、この泌乳量データに基づいて被測定者の母乳を産出するために代謝されるエネルギー量(泌乳代謝量データ)を算出し、この泌乳代謝量データを、被測定者の年齢データと除脂肪量データとに基づいて算出される基礎代謝量データに加算して、この結果得られるデータを授乳期にある被測定者の基礎代謝量データとする。従って、授乳期の婦人の基礎代謝量を、授乳前後の体重変化量データという比較的取得し易いデータを用いて簡便に、且つ、母乳の分泌量について生じる個人差を加味して測定することが可能となる。また、斯かるシステムで測定した基礎代謝量をベースとすることにより、授乳期にある婦人の1日あたりのエネルギー所要量についても、簡便に、且つ、個人差を加味して測定することが可能となる。
ここで、泌乳量データを、授乳前後の体重変化量データと1日の授乳回数データとに基づいて算出する構成であれば、授乳の度に体重変化量データを取得する必要がなくなって、より簡便な基礎代謝量測定システムとすることができる。ここで、この授乳回数データ取得手段を、授乳回数を入力するための操作部を含み、この操作部から被測定者の実際の授乳回数が入力されることによって1日の授乳回数データを取得するものとした場合は、被測定者の個人差を一層加味して測定することが可能となる。あるいは、この授乳回数データ取得手段を、一般的な1日の授乳回数データを予め記憶させたメモリを含み、この授乳回数データを読み出すことによって1日の授乳回数データを取得するものとした場合は、例えば同一の被測定者において日毎の授乳回数に大きなバラツキがあって特定の日における授乳回数がその被測定者の平均的な授乳回数を代表していると言い切れない場合にも対応することが可能となる。更に、後者の場合において、授乳回数データを産後日数と関連付けてメモリに記憶させておき、被測定者の産後日数に対応する授乳回数データを読み出す構成とすれば、乳児の成長(即ち、産後の経過期間)に応じた授乳回数の変化にも対応することが可能となる。
また、体重変化量データ取得手段を、体重データ取得手段と、授乳前に取得された体重データを保存する授乳前体重データ保存手段と、この授乳前体重データと授乳後に取得された体重データとに基づいて授乳前後の体重変化量データを算出する体重変化量データ算出手段とを含んでなるように構成した場合には、体重データ取得手段で授乳前後の体重データを取得するだけの極めて簡便な操作によって授乳期の婦人の基礎代謝量を測定し得る基礎代謝量測定システムとすることができる。
また、除脂肪量データ取得手段を、身長データ取得手段と、体重データ取得手段と、インピーダンスデータ取得手段と、これら身長データと体重データとインピーダンスデータとに基づいて除脂肪量データを算出する除脂肪量データ算出手段とした場合には、取得するのが容易なデータを用いて除脂肪量データを求めることが可能となり、従ってより簡便な基礎代謝量測定システムとすることができる。
本発明の基礎代謝量測定システムは、被測定者の年齢データを取得する年齢データ取得手段と、被測定者の除脂肪量データを取得する除脂肪量データ取得手段と、少なくともこれら除脂肪量データと年齢データとに基づいて被測定者の基礎代謝量データを算出する基礎代謝量データ算出手段とを備えてなる基礎代謝量測定システムであって、被測定者が授乳期にある場合に授乳前後の体重変化量データを取得する体重変化量データ取得手段と、取得された体重変化量データに基づいて1日あたりの母乳の分泌量データを算出する泌乳量データ算出手段と、算出された泌乳量データに基づいて母乳を産出するために代謝されるエネルギー量データを算出する泌乳代謝量データ算出手段とを更に備え、前記基礎代謝量データ算出手段が、被測定者が授乳期にある場合、少なくとも除脂肪量データと年齢データとに基づいて算出された被測定者の基礎代謝量データに、前記泌乳代謝量データ算出手段で算出された母乳を産出するために代謝されるエネルギー量データを加算して得られるデータを、被測定者の基礎代謝量データとするものである。
また、斯かる基礎代謝量測定システムにおいては、被測定者が授乳期にある場合に1日の授乳回数データを取得する授乳回数データ取得手段を更に備え、前記泌乳量データ算出手段が、前記体重変化量データ取得手段で取得された体重変化量データと、前記授乳回数データ取得手段で取得された授乳回数データとに基づいて、1日あたりの母乳の分泌量データを算出することが望ましい。ここで、この授乳回数データ取得手段は、授乳回数を入力するための操作部を含み、この操作部から被測定者の実際の授乳回数が入力されることによって1日の授乳回数データを取得するものとするか、又は一般的な1日の授乳回数データを予め記憶させたメモリを含み、この授乳回数データを読み出すことによって1日の授乳回数データを取得するものとすることが望ましい。更に、後者の場合、メモリには授乳回数データを産後日数と関連付けて記憶させておくと共に、授乳回数データ取得手段が、被測定者の産後日数データを取得する産後日数データ取得手段を含み、この産後日数データ取得手段で取得された産後日数に対応する授乳回数データを前記メモリから読み出すことによって1日の授乳回数データを取得するものとすることが望ましい。

また、斯かる基礎代謝量測定システムにおいては、前記体重変化量データ取得手段が、被測定者の体重データを取得する体重データ取得手段と、被測定者が授乳前である場合に前記体重データ取得手段で取得された体重データを保存する授乳前体重データ保存手段と、被測定者が授乳後である場合に前記体重データ取得手段で取得された体重データと前記授乳前体重データ保存手段に保存されている体重データとに基づいて授乳前後の体重変化量データを算出する体重変化量データ算出手段とを含んでなることが望ましい。
また、斯かる基礎代謝量測定システムにおいては、前記除脂肪量データ取得手段が、被測定者の身長データを取得する身長データ取得手段と、被測定者の体重データを取得する体重データ取得手段と、被測定者の生体電気インピーダンスデータを取得するインピーダンスデータ取得手段と、少なくともこれら身長データと体重データとインピーダンスデータとに基づいて被測定者の除脂肪量データを算出する除脂肪量データ算出手段とを含んでなることが望ましい。
以下、本発明の実施例について、図1から図5までを参照して説明する。図1は、本発明の基礎代謝量測定システムが組込まれた生体測定装置1の外観斜視図である。図2は、この生体測定装置1の操作部の拡大図である。図3は、この生体測定装置1の電気回路構成を表す概略図である。図4は、この生体測定装置1で実行される制御処理プログラムのフローチャートである。図5は、この生体測定装置1における印刷出力例を表す図である。
本発明の基礎代謝量測定システムが組込まれた生体測定装置1(以下、単に「装置1」と略称することがある。)は、所謂生体電気インピーダンス法を利用して被測定者の体脂肪量、除脂肪量、体水分量、筋肉量、骨量等といった各種の体組成データを算出し得る体組成計であって、特に被測定者の除脂肪量データと年齢データとに基づいて基礎代謝量を算出し得る公知の体組成計を改良したものである。
斯かる装置1は、被測定者が起立して載るための載台2と、被測定者自身又はこの装置のオペレータ(以下、これらの者を「使用者」と総称することがある。)が各種データの入力や出力を行うための入出力ユニット3と、この入出力ユニット3を載台2に固定しつつ両者を電気的に結合するための配線等を内蔵した支柱4とで構成されている。
載台2の内部には、体重測定センサ2Aとして、被測定者が載ることによって発生する荷重を検出するための所謂ロードセルが組込まれている。また、載台2の上面には、被測定者の左足裏に接触させるための電極5A、5Bと、右足裏に接触させるための電極6A、6Bとが、それぞれ絶縁された状態で配設されている。
入出力ユニット3には、使用者の操作を受付けるためのスイッチパネルを含む操作部7と、この装置1で取得される各種のデータを表示出力するための液晶画面を含む表示部8と、斯かるデータを印刷出力するためのサーマルプリンタを含む印刷部9とが組込まれている。ここで、操作部7のスイッチパネルには、この装置1を起動又は停止するための電源キー10と、被測定者の着衣重量の設定を行うための風袋量設定キー11と、日時の設定を行うための日時設定キー12、被測定者の性別及び体型、又は被測定者が授乳期にあるかどうかの設定を行うためのステータス設定キー13と、被測定者の身長や生年月日、出産日等の設定を行うためのテンキー14とが配設されている。
また、入出力ユニット3の内部には、後述する各種の制御処理プログラムを実行するためのプロセッサや一時保存メモリを含む制御部15と、前述の電極5A及び電極6Aに電気的に接続されてこれらの電極に交流定電流を供給するための定電流発生回路16と、前述の電極5B及び電極6Bに電気的に接続されて両電極間の電位差を測定するための電圧測定回路17と、制御部15で実行される制御処理プログラムが格納された読出し専用のマスクメモリ及び斯かる制御処理の結果等を保存するための書換え可能なフラッシュメモリを含むメモリ18と、制御部15における制御処理を規律するための時計回路19とが組込まれている。更に、入出力ユニット3には、制御部15を始めとしてこの装置1で消費する電力を供給するための電源20が内蔵されている。
そして、制御部15は、体重測定センサ2A、操作部7、表示部8、印刷部9、定電流発生回路16、電圧測定回路17、メモリ18、時計回路19のそれぞれと電気的に接続されており、被測定者の体重測定や使用者からの入力操作の受付け、電極5A、6Aに対する電流供給や電極5B、6B間の電位差測定、更には被測定者の生体電気インピーダンスの測定やこれに基づく体組成の算定、斯かる算定結果の表示出力や印刷出力といった制御処理を実行する。
以下、この装置1で実行される制御処理を、フローチャートを参照して説明する。使用者が電源キー10を押下してこの装置1を起動すると、制御部15は、図4のフローチャートで表される制御処理を実行する。
ステップS1では、初期化処理が実行される。即ち、例えば制御部15の一時保存メモリに残留している前回測定時の一時データ等を消去すると共に、後述する授乳期モードのフラグをクリアする。この時、制御部15では、時計回路19で計時されている現在日時データが取得されると共に、風袋量の初期データ(例えば1.5kg)がメモリ18から読み出されて取得され、それぞれが表示部8に表示される。
ステップS2では、日時設定キー12が押下されたかどうかが確認され、押下された場合はステップS3を経てステップS4に進み、押下されない場合はステップS3を飛ばしてステップS4に進む。尚、使用者は、表示部8に表示されている現在日時データを変更する必要がなければ、日時設定キー12を押下する必要はない。
ステップS3では、現在日時データが再取得される。即ち、制御部15は、テンキー14からの入力を受付け、使用者がテンキー14を用いて日時データを入力すると、時計回路19で計時されている現在日時がこの入力された日時データで置換される。以後、この入力された日時データが、現在日時データとして時計回路19で引続き計時される。
ステップS4では、風袋量設定キー11が押下されたかどうかが確認され、押下された場合はステップS5を経てステップS6に進み、押下されない場合はステップS5を飛ばしてステップS6に進む。尚、使用者は、表示部8に表示されている風袋量データを変更する必要がなければ、風袋量設定キー11を押下する必要はない。
ステップS5では、被測定者の風袋量データが再取得される。即ち、制御部15は、テンキー14からの入力を受付け、使用者がテンキー14を用いて風袋量データを入力すると、メモリ18から読み出された風袋量の初期データがこの入力された風袋量データで置換される。この入力された風袋量データは、被測定者の実際の風袋量として一時保存メモリに保存され、後述する体重の測定処理に供される。
ステップS6では、被測定者の体重データが取得される。被測定者が載台2の上面に立つと、被測定者の体重に応じた荷重信号が、体重測定センサ2Aから出力される。実際には、斯かる荷重信号を制御部15で検出することで、このステップS6が開始されるものである。そして、検出された荷重信号に対応した重量データから風袋量データを差引くことで、被測定者の現在の体重データが算出される。尚、被測定者は、載台2の上面に起立したまま、この後の各種データの入力等の操作を行うことになる。
ステップS7では、被測定者のステータスデータが取得される。表示部8には、前記ステップS6で取得された体重データと共に、被測定者の性別及び体型の設定を促すサイン又はメッセージが表示され、制御部15は、ステータス設定キー13からの入力を受付ける。使用者がステータス設定キー13に含まれる「男性スタンダード」「男性アスリート」「女性スタンダード」「女性アスリート」「授乳期」の5つのキースイッチの何れかを選択して押下すると、押下されたキースイッチに応じて被測定者のステータスデータが決定される。特に、「授乳期」のキースイッチが押下された場合には、後述する授乳期モードの制御処理を実行するためのフラグがセットされる。尚、このフラグは、前記ステップS1の初期化処理において予めクリアされている。
ステップS8では、授乳期モードのフラグがセットされているかどうかが確認される。このフラグがセットされている場合はステップS81からステップS87で構成される授乳期モードを実行するが、セットされていない場合はこれらのステップを飛ばしてステップS9に進むことになる。以下、ステップS81からステップS87で構成される授乳期モードについて説明する。
ステップS81では、被測定者が授乳前の状態にあるか、或いは既に授乳を終えた授乳後の状態にあるかの判定が行われる。表示部8には、授乳期モードが選択された旨のサイン又はメッセージと、「1.授乳前」及び「2.授乳後」の選択肢とが表示され、制御部15は、テンキー14からの入力を受付ける。そして、使用者によるテンキー14からの入力が「1.授乳前」の選択を示す場合はステップS82に進み、「2.授乳後」の選択を示す場合はステップS84に進むことになる。
ステップS82では、前記ステップS6で取得された体重データが、授乳前体重データとしてメモリ18に保存される。もしも、この装置1が複数の被測定者によって同時に使用される環境にある場合は、この授乳前体重データを、当該データの被測定者を特定するための識別番号等と共に保存するように構成しておくことが望ましく、且つ、可能である。
ステップS83では、被測定者の産後日数データが取得される。表示部8には、被測定者の出産日の入力を促すサイン又はメッセージが表示され、制御部15は、テンキー14からの入力を受付ける。使用者がテンキー14を用いて被測定者の出産日データを入力すると、この出産日データと現在日時データとに基づいて被測定者の産後日数データが算出される。また、これら出産日データと産後日数データとは、授乳前体重データとセットでメモリ18に保存される。尚、出産日データの入力に代えて、産後日数データを直接入力するようにすることも可能である。
前記ステップS81において授乳前の判定がなされた場合、この装置1は、ステップS83の実行を以って一旦全ての処理を終了する。即ち、被測定者が授乳期にあり、且つ、授乳前の状態にある場合には、その時点の体重データを取得して保存するに止め、基礎代謝量その他の生体データについては、授乳後にあらためて測定するものである。もちろん、前記ステップS6で取得した体重データを表示部8に表示しても良いが、体重データは授乳後にもあらためて取得するので、両方のデータを表示することで被測定者に無用な混乱を生じせしめかねないため、この装置1においては、授乳前の状態で取得した体重データは、敢えて表示をしないこととしている。従って、ステップS83の後、装置1の電源は遮断される。尚、この電源遮断に先立ち、又は電源遮断に代えて、授乳後の再測定を促すサイン又はメッセージを表示部8に表示させても良い。
一方、前記ステップS81において「2.授乳後」が選択された場合には、ステップS84に進む。ステップS84では、授乳前後の体重変化量データが取得される。即ち、制御部15では、授乳前の前記ステップS6で取得され、前記ステップS82でメモリ18に保存された授乳前体重データが読み出され、この授乳前体重データと、今回(即ち、授乳後)の前記ステップS6で取得された体重データとが比較され、両データの差分が体重変化量データとして算出される。尚、言うまでもなく、この授乳前後の体重変化量データは、授乳した母乳の量、即ち、1回の授乳における泌乳量を表すものである。
ステップS85では、被測定者の1日の授乳回数データが取得される。表示部8には、被測定者の1日の授乳回数の入力を促すサイン又はメッセージが表示され、制御部15は、テンキー14からの入力を受付ける。使用者は、テンキー14を用いて、被測定者の1日の授乳回数データを入力する。尚、この授乳回数データについては、この装置1の如く被測定者の実際の授乳回数を入力することが望ましいものではあるが、例えば、同一の被測定者において日毎の授乳回数に大きなバラツキがあって特定の日における授乳回数がその被測定者の平均的な授乳回数を代表していると言い切れない場合もあることを考慮すると、実際の授乳回数の入力に代えて、一般的な授乳回数データを予めメモリ18に記憶させておき、これを読み出す構成とすることも可能且つ有益である。ここで、一般的な1日の授乳回数は、乳児の成長(即ち、産後の経過期間)に応じて変化することが知られており、概ね、生後0ヶ月においては7〜10回程度、生後1〜2ヶ月においては6〜7回程度、生後3〜4ヶ月においては5〜6回程度、生後5〜6ヶ月においては4回程度、生後7〜8ヶ月においては3回程度がその目安である。従って、斯かる範囲において特に適切と考えられる授乳回数データを産後日数と関連付けて予めメモリ18に記憶させておき、このステップS85においては、前記ステップS83で取得された産後日数に対応する授乳回数データを読み出すように構成しても良い。
ステップS86では、被測定者の1日あたりの母乳の分泌量データ(泌乳量データ)が取得される。即ち、前記ステップS84で取得された授乳前後の体重変化量データに、前記ステップS85で取得された1日の授乳回数データを掛け合わせることで、当該被測定者の1日の泌乳量データが算出される。つまり、泌乳量データ=体重変化量データ×授乳回数データとなる。
ステップS87では、被測定者において母乳を産出するために代謝されるエネルギー量データ(泌乳代謝量データ)が取得される。この泌乳代謝量は、前掲非特許文献2で言うところの「乳汁分泌によって喪失されるエネルギー量」に相当するものであるが、この非特許文献2の開示に従えば、母乳中に含まれるエネルギー量は1ml中で平均0.65kcalであり、乳汁を産出するためのエネルギー効率は約80%であるから、求めるべき泌乳代謝量データは、算定式:泌乳代謝量データ=泌乳量データ×1000×0.65×100/80によって算出される。即ち、メモリ18にはこの算定式が予め記憶されており、このステップS87においては、この算定式に、前記ステップS86で取得された被測定者の泌乳量データを代入することによって、被測定者の泌乳代謝量データが算出されるものである。尚、算定式中の1000という数値は、前記ステップS86で取得された泌乳量データの単位をkgからmlに換算するための数値である。
ステップS81からステップS87で構成される授乳期モードが終了し、又は前記ステップS8において授乳期モードのフラグが未セットであることが確認された場合には、ステップS9に進む。
ステップS9では、被測定者の年齢データが取得される。表示部8には、被測定者の生年月日の入力を促すサイン又はメッセージが表示され、制御部15は、テンキー14からの入力を受付ける。使用者がテンキー14を用いて被測定者の生年月日データを入力すると、この生年月日データと現在日時データとに基づいて被測定者の年齢データが算出される。尚、生年月日データの入力に代えて、年齢データを直接入力するようにすることも可能である。
ステップS10では、被測定者の身長データが取得される。表示部8には、被測定者の身長の入力を促すサイン又はメッセージが表示され、制御部15は、テンキー14からの入力を受付ける。使用者は、テンキー14を用いて被測定者の身長データを入力すればよい。尚、テンキー14による身長データ入力に代えて、例えば電気又は磁気を利用した位置センサを含む電子身長計をこの装置1に付加しておき、斯かる電子身長計で測定される身長データを制御部15で受付けるようにすることも可能である。
ステップS11では、被測定者の生活活動強度データが取得される。表示部8には、被測定者の生活活動強度データの入力を促すサイン又はメッセージが表示され、制御部15は、テンキー14からの入力を受付ける。使用者は、テンキー14を用いて被測定者の生活活動強度データを入力すればよい。尚、生活活動強度とは、日常生活における運動量等を数段階に分けて指数化したもので、前掲非特許文献1を始めとして広く知られているものである。
ステップS12では、被測定者の生体電気インピーダンスに起因してその身体に生じる電位差データが取得されると共に、被測定者の生体電気インピーダンスデータ(以下「BIデータ」と略称することがある。)が取得される。即ち、前記ステップS6で被測定者が載台2の上面に起立すると、その左足裏が電極5A、5Bに接触し、右足裏が電極6A、6Bに接触する。(或いは、斯かる接触状態となるように起立する。)そして、被測定者の両足間には、定電流発生回路16から電極5A及び電極6Aを介して交流定電流が供給され、身体のインピーダンスに応じた電位差が発生する。この両足間の電位差データが、電極5B及び電極6Bを介して電圧測定回路17で検出される。また、定電流発生回路16から被測定者の身体に供給される電流値データと電圧測定回路17で検出された電位差データとを用い、オームの法則に基づいて被測定者の生体電気インピーダンスデータ(以下「BIデータ」と略称することがある。)が算出される。
尚、この装置1においては被測定者の左右の足裏に接触する電極5A、5B、6A、6Bを用いて両足間の電位差データを取得しているが、左右の掌に接触する電極を用いて両手間の電位差データを取得し、又は掌に接触する電極と足裏に接触する電極とを用いて手足間の電位差データを取得するようにすることも可能である。或いは、身体に付着させることができる貼付型の電極を用いて、身体の任意の部位間において電位差データを取得することも可能である。また、BIデータの算出については、抵抗値が既知で且つ異なる複数の基準抵抗を、身体に直列又は並列となるように電気回路中に配設しておき、各抵抗に起因して生じる電位差データを身体に生じる電位差データと共に取得し、取得された各電位差データと基準抵抗の抵抗値との比率に基づいて被測定者のBIデータを算出することも可能であり、この場合は身体に供給される電流値データが不明であってもBIデータを取得することができる。
ステップS13では、被測定者の除脂肪量データが取得される。除脂肪量は体重から体脂肪量を差引いたものであり、体脂肪量は体重に体脂肪率を掛け合わせたものである。そして、体脂肪率は、前掲特許文献3又は4をはじめとして広く知られているように、少なくとも身長と体重と身体のインピーダンスとを変数として予め作成された回帰式を用いて算出することができる。即ち、このステップS13では、前記ステップS6で取得された体重データと、前記ステップS10で取得された身長データと、前記ステップS12で取得されたBIデータとを斯かる回帰式に代入することによって、被測定者の体脂肪率データが算出され、この体脂肪率データを前記ステップS6で取得された体重データに掛け合わせることによって被測定者の体脂肪量データが算出され、この体脂肪量データを前記ステップS6で取得された体重データから差引くことによって被測定者の除脂肪量データが算出されるものである。尚、もちろん、体脂肪率データの算出に際しては、前記ステップS9で取得された被測定者の年齢データを補正パラメータとして加味してもよい。
ステップS14では、被測定者の基礎代謝量データが取得される。前掲特許文献1及び2に開示されているように、基礎代謝量は、少なくとも除脂肪量と年齢とをパラメータとする推定式、より好ましくは、除脂肪量と体重と年齢とをパラメータとする推定式を用いて算出し得る。この装置1においては、メモリ18に予め次の推定式:BMR=A×FFM+B×FFM+C×(1/AGE)+D×Wt+E(但し、BMRは基礎代謝量データを、FFMは除脂肪量データを、AGEは年齢データを、Wtは体重データを、A、B、C、D、Eは定数を表す。)が記憶されており、この推定式に、前記ステップS6で取得された体重データと、前記ステップS9で取得された年齢データと、前記ステップS13で取得された除脂肪量データとが代入されて、被測定者の基礎代謝量データが算出されるものである。
尚、このステップS14においては、上記推定式に代えて、前掲特許文献1及び2に開示された次の何れかの推定式を用いてもよい。
BMR=A×FFM+B×(1/AGE)+C
又は
BMR=A×FFM+B×FFM+C×(1/AGE)+D
又は
BMR=A×FFM+B×(1/AGE)+C×Wt+D
但し、BMRは基礎代謝量データを、FFMは除脂肪量データを、AGEは年齢データを、Wtは体重データを、A、B、C、A、B、C、D、A、B、C、Dは定数を表す。
更に、このステップS14においては、基礎代謝量データのみならず、被測定者の体水分量データも算出されるものであるが、これは本発明の要旨には関係がないので説明は割愛する。また、この装置1では採用していないが、内臓脂肪面積、筋肉量、骨量等といった種々の体組成データを算出するように構成することも、当然に可能である。
ステップS15では、授乳期モードのフラグがセットされているかどうかが再び確認される。このフラグがセットされている場合はステップS16及びS17に進んで授乳期の基礎代謝量データ及びエネルギー所要量データが算出されるが、セットされていない場合はステップS18に進んで通常期のエネルギー所要量データが算出されることになる。
ステップS16では、被測定者の基礎代謝量データが再取得される。即ち、前記ステップS14で取得された基礎代謝量データは、被測定者が通常期にある場合に適した推定式によって算出されたものである。従って、被測定者が授乳期にあってこのステップS16に進んできた場合には、前記ステップS14で取得された基礎代謝量データに、前記ステップS87で取得された泌乳代謝量データを加算し、この結果得られたデータを授乳期にある被測定者の基礎代謝量データとするものである。つまり、授乳期BMR=BMR+泌乳代謝量データ(但し、BMRは基礎代謝量データを表す。)となる。
ステップS17では、被測定者の1日あたりのエネルギー所要量が取得される。妊娠期や授乳期でない通常期の場合、前掲非特許文献1をはじめとして広く知られているように、エネルギー所要量は、基礎代謝量に生活活動強度指数を掛け合わせることで算出し得る。一方、授乳期の場合は、この非特許文献1に従えば、通常期のエネルギー所要量に600kcalを加算することになる。或いは、前掲非特許文献2の開示に従えば、授乳活動そのものに費やされるエネルギー量は1日約180kcalで、更に、妊娠中に蓄積された脂肪量(平均約3kg)を産後6ヶ月程度で消費して妊娠前の体重に戻すためには1日あたり平均150kcalを消費すべきであることから、授乳期のエネルギー所要量は、通常期のエネルギー所要量に180kcalを加算して更に150kcalを差引くことによって算出される。この装置1においては、この非特許文献2の開示に従って予め作成しメモリ18に記憶させた算定式:エネルギー所要量=基礎代謝量データ×生活活動強度指数データ+180−150に、前記ステップS16で取得された被測定者の基礎代謝量データと、前記ステップS11で取得された被測定者の生活活動強度指数データとを代入して、授乳期にある被測定者のエネルギー所要量を算出するものである。
一方、前記ステップS15で授乳期モードのフラグが未セットであることが確認された場合には、ステップS18において、前記ステップS14で取得された被測定者の基礎代謝量データに前記ステップS11で取得された被測定者の生活活動強度指数データを掛け合わせることによって、通常期にある被測定者のエネルギー所要量データを算出するものである。
ステップS17又はステップS18でエネルギー所要量データが取得された後は、ステップS19に進み、ここまでの制御処理によって取得された被測定者の生体データを表示部8及び印刷部9から出力する。図5は、被測定者が授乳期にある場合の印刷出力例であって、この装置1を用いて取得された各種の生体データが、一覧表示されている。斯かる印刷が終了し、使用者が電源キー10を再度押下するか、所定時間が経過すると、装置1の電源がオフとなり、全ての制御処理が終了する。
以上、説明してきたように、本発明の基礎代謝量測定システムが組込まれた生体測定装置1においては、主に操作部7と制御部15とで年齢データ取得手段が構成され、主に操作部7と体重測定センサ2Aと電極5A、5B、6A、6Bと定電圧発生回路16と電圧測定回路17と制御部15とで除脂肪量データ取得手段が構成され、主に制御部15とメモリ18とで基礎代謝量データ算出手段が構成され、主に操作部7と体重測定センサ2Aと制御部15とメモリ18とで体重変化量データ取得手段が構成され、主に制御手段15で泌乳量データ算出手段及び泌乳代謝量データ算出手段が構成されており、基礎代謝量データ算出手段たる制御部15が、ステップS8の如く被測定者が授乳期にある場合、ステップS14の如く少なくとも除脂肪量データと年齢データとに基づいて算出された被測定者の基礎代謝量データに、ステップS87の如く泌乳量データに基づいて算出された泌乳代謝量データを、ステップS16の如く加算して、この結果得られたデータを被測定者の基礎代謝量データとするものである。
特に、この生体測定装置1においては、主に操作部7と制御部15とで構成される授乳回数データ取得手段を更に備えており、泌乳量データ算出手段たる制御部15が、ステップS86の如く体重変化量データと授乳回数データとに基づいて泌乳量データを算出するものである。
また、この生体測定装置1においては、体重変化量データ取得手段が、主に体重測定センサ2Aで構成される体重データ取得手段と、主に操作部7とメモリ18とで構成される授乳前体重データ保存手段と、主に操作部7と制御部15とで構成される体重変化量データ算出手段とを含んでなるものである。
また、この生体測定装置1においては、除脂肪量データ取得手段が、主に操作部7で構成される身長データ取得手段と、主に体重測定センサ2Aで構成される体重データ取得手段と、主に電極5A、5B、6A、6Bと定電圧発生回路16と電圧測定回路17と制御部15とで構成されるインピーダンスデータ取得手段と、主に制御部15で構成されてステップS13の如く少なくともこれら身長データと体重データとインピーダンスデータとに基づいて被測定者の除脂肪量データを算出する除脂肪量データ算出手段とを含んでなるものである。
尚、本発明は、以上の実施例の構成に限定される必要はなく、実施例と共に説明した如き種々の変形が可能であることはもとより、特許請求の範囲に記載の構成を逸脱しない範囲において、様々な実施の態様を取り得るものである。例えば、上記の実施例では採用していないが、この装置1で取得され又は算出された各種のデータを、その被測定者を特定するための氏名や識別番号、識別コード等といった情報とセットでメモリ18や外部の記憶装置(装置1に対して着脱可能な記憶媒体や、記憶装置を内蔵したコンピュータシステム等であってよい。)に蓄積してゆくことも可能である。或いは、本発明の基礎代謝量測定システムは、単一の筐体を有する装置として実施するだけでなく、授乳期における基礎代謝量データを算出するための算定式や基礎データを含むプログラムが格納されたサーバーコンピュータと、当該サーバーコンピュータにアクセスして被測定者の授乳前後の体重変化量データ等の各種データを入力し得るクライアントコンピュータと、これらサーバーとクライアントとの間でデータ通信を可能とする通信ネットワークとで構成することも可能である。
本発明の基礎代謝量測定システムが組込まれた生体測定装置1の外観斜視図である。 この生体測定装置1の操作部の拡大図である。 この生体測定装置1の電気回路構成を表す概略図である。 この生体測定装置1で実行される制御処理プログラムのフローチャートである。 この生体測定装置1における印刷出力例を表す図である。
符号の説明
1 生体測定装置(基礎代謝量測定システム)
2 載台
2A 体重測定センサ
3 入出力ユニット
4 支柱
5A、5B、6A、6B 電極
7 操作部
8 表示部
9 印刷部
10 電源キー
11 風袋量設定キー
12 日時設定キー
13 ステータス設定キー
14 テンキー
15 制御部
16 定電流発生回路
17 電圧測定回路
18 メモリ
19 時計回路
20 電源

Claims (7)

  1. 被測定者の年齢データを取得する年齢データ取得手段と、被測定者の除脂肪量データを取得する除脂肪量データ取得手段と、少なくともこれら除脂肪量データと年齢データとに基づいて被測定者の基礎代謝量データを算出する基礎代謝量データ算出手段とを備えてなる基礎代謝量測定システムであって、
    被測定者が授乳期にある場合に授乳前後の体重変化量データを取得する体重変化量データ取得手段と、取得された体重変化量データに基づいて1日あたりの母乳の分泌量データを算出する泌乳量データ算出手段と、算出された泌乳量データに基づいて母乳を産出するために代謝されるエネルギー量データを算出する泌乳代謝量データ算出手段とを更に備え、
    前記基礎代謝量データ算出手段が、被測定者が授乳期にある場合、少なくとも除脂肪量データと年齢データとに基づいて算出された被測定者の基礎代謝量データに、前記泌乳代謝量データ算出手段で算出された母乳を産出するために代謝されるエネルギー量データを加算して得られるデータを、被測定者の基礎代謝量データとすることを特徴とする基礎代謝量測定システム。
  2. 請求項1に記載の基礎代謝量測定システムであって、
    被測定者が授乳期にある場合に1日の授乳回数データを取得する授乳回数データ取得手段を更に備え、
    前記泌乳量データ算出手段が、前記体重変化量データ取得手段で取得された体重変化量データと、前記授乳回数データ取得手段で取得された授乳回数データとに基づいて、1日あたりの母乳の分泌量データを算出することを特徴とする基礎代謝量測定システム。
  3. 請求項2に記載の基礎代謝量測定システムであって、
    前記授乳回数データ取得手段が、授乳回数を入力するための操作部を含み、この操作部から被測定者の実際の授乳回数が入力されることによって1日の授乳回数データを取得するものであることを特徴とする基礎代謝量測定システム。
  4. 請求項2に記載の基礎代謝量測定システムであって、
    前記授乳回数データ取得手段が、一般的な1日の授乳回数データを予め記憶させたメモリを含み、この授乳回数データを読み出すことによって1日の授乳回数データを取得するものであることを特徴とする基礎代謝量測定システム。
  5. 請求項4に記載の基礎代謝量測定システムであって、
    前記メモリには授乳回数データが産後日数と関連付けて記憶されていると共に、
    前記授乳回数データ取得手段が、被測定者の産後日数データを取得する産後日数データ取得手段を含み、この産後日数データ取得手段で取得された産後日数に対応する授乳回数データを前記メモリから読み出すことによって1日の授乳回数データを取得するものであることを特徴とする基礎代謝量測定システム。
  6. 請求項1乃至5に記載の基礎代謝量測定システムであって、
    前記体重変化量データ取得手段が、被測定者の体重データを取得する体重データ取得手段と、被測定者が授乳前である場合に前記体重データ取得手段で取得された体重データを保存する授乳前体重データ保存手段と、被測定者が授乳後である場合に前記体重データ取得手段で取得された体重データと前記授乳前体重データ保存手段に保存されている体重データとに基づいて授乳前後の体重変化量データを算出する体重変化量データ算出手段とを含んでなることを特徴とする基礎代謝量測定システム。
  7. 請求項1乃至6に記載の基礎代謝量測定システムであって、
    前記除脂肪量データ取得手段が、被測定者の身長データを取得する身長データ取得手段と、被測定者の体重データを取得する体重データ取得手段と、被測定者の生体電気インピーダンスデータを取得するインピーダンスデータ取得手段と、少なくともこれら身長データと体重データとインピーダンスデータとに基づいて被測定者の除脂肪量データを算出する除脂肪量データ算出手段とを含んでなることを特徴とする基礎代謝量測定システム。
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