JP4551313B2 - 自動車 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車に関し、さらに詳しくは、運転者が視覚認知する車間距離などの視覚情報の認知精度を向上させた自動車に関する。
車両の運転者は、他車両などの物体を視覚により認知して状況判断や運転操作を行っている。このとき、周囲の風景などが見え過ぎると、運転者の疲労や眠気が強くなってしまうことがある。そこで、運転状況に応じて視界の一部を制限することにより、運転者の疲労や眠気を防止し安全運転を確保することが行われている。
例えば、特許文献1には、実車速や車間距離等を検出し、例えば、実車速が高速で車間距離が十分にある場合には、視界制限する高さhを所定の演算方法により求め、フロントウィンドウを高さhだけ下端近傍から遮光し、実車速が中低速で車間距離が短い等の場合には視界制限を行わないようにする技術が開示されている。
また、特許文献2には、フロントウィンドウの下方の領域に設けられた視界調整部分の見切り線を、直進時に水平に見える直線形状から外した形状にし、若しくは、車体のロール角等の旋回条件に応じて変化させておくことで、運転者の平衡感覚を安定させて頭部傾斜角の揺らぎを抑制できるようにした車両の視界調整方法が開示されている。
また、特許文献3には、黄色系シートおよび偏光シートを重合して複合シートを構成し、これを自動車車内のフロントガラスの上部のサンバイザに取付け、運転視野を被うように複合シートを移動設置することにより、邪魔な眩しい光を遮ったりして目視することを気安くできるようにした明視装置が開示されている。
特開2000−211355号公報(段落0009〜0016、図5) 特開2005−14884号公報(段落0013〜0026、図1) 特開平6−72151号公報(段落0014〜0022、図1)
ところで、車両のフロントウィンドウは、車両近傍の視認性や車室内の開放感を高める目的で近年大型化が進んでおり、運転者の視界に含まれる情報が増加している。そのため、膨大な視覚情報の中から必要な情報を迅速・的確に認識して運転の安全を確保することが求められている。
しかしながら、引用文献1に記載の装置は、フロントウィンドウを遮光してしまうことから、視界を制限しているときは、視界の一部が完全に塞がれてしまうことになる。そのため、必要な情報までカットされてしまうおそれがあった。
また、引用文献1に記載の装置は、視界の制限範囲を上下させる機構や、運転状態や周囲の状況を検出するセンサなどが必要となることから、部品点数の増加、装置構成の複雑化を招いていた。
また、車両の運転席は、通常、車両の中心に対して右か左にオフセットされている。そのため、左右対称に作られている車両の一部、例えばフロントウィンドウの下端等を基準として他車両との間隔や相対速度を認識しようとすると、大きな誤差が生じやすい。
しかし、引用文献2に記載の装置では、運転者の位置が車両の中心に対してオフセットされていることによる視覚情報の認知精度の誤差を解消することはできなかった。
また、人間の目の光学系は、色収差を有するため、青色のものは実際よりも小さく見え、赤色のものは実際よりも大きく見える。そのため、青色のものについて、実際よりも遠くにあると誤認してしまうおそれがある。
しかし、引用文献3に記載の装置では、邪魔な眩しい光を遮ることはできるけれども、色収差による視覚情報の認知精度の誤差を解消することはできなかった。
本発明は、かかる問題を解決するために創案されたものであり、安全かつ簡易な構成で視覚情報の認知精度を高めることができる自動車を提供することを目的とする。
発明者らの研究によれば、車間距離や相対速度を認知するときに、運転者からの見下ろし角が一定となる地点(すなわち運転者から等距離にある地点)を基準の一つとして利用すると、車間距離や相対速度の認知精度が向上することを見出した。本件発明は、かかる知見に基づいて創案されたものである。
なお、「見下ろし角」とは、運転者から等距離にある平面上の点と運転者の目とを結んだ線と、運転者の水平目線と、の成す角度である。
本発明に係る自動車は、光透過特性を有し、第1領域と、前記第1領域の下方に設けられた第2領域と、に区分されたフロントウィンドウを備える自動車であって、前記第1領域と前記第2領域との境界は、運転者からの見下ろし角が一定となるように設けられていることを特徴とする。
かかる構成によれば、フロントウィンドウが第1領域と第2領域とに区分されており、第1領域と第2領域との境界が見下ろし角一定となるように設けられていることから、運転者からみて見下ろし角が一定となる基準、すなわち運転者から等距離にある地点、が明確になり、視覚情報の認知精度が向上する。
また、フロントウィンドウは光透過特性を有していることから、区分されることによって光が完全に遮られることがない。逆に言えば、フロントウィンドウは、光透過特性を失うことなく区分されていることから、必要な情報がカットされてしまうことがない。よって、安全性を損なうことがない。
また、第1領域と第2領域との境界には境界線が引かれているのが好ましい。
かかる構成によれば、フロントウィンドウに引かれた境界線が見下ろし角一定となる基準として機能するので、視覚情報の認知精度が向上する。また、境界線によってフロントウィンドウを区分すれば、フロントウィンドウの光透過特性を損なうことなく、対象物との車間距離や相対速度を認識する際の基準をフロントウィンドウ上に設けることができる。なお、境界線は、半透明に形成してもよいし、視界を遮ることがない幅であれば不透明に形成してもよい。
また、第2領域の光透過特性は、第1領域の光透過特性と異なるように構成するのがよい。
かかる構成によれば、第1領域と第2領域の光透過特性が異なるので、第1領域と第2領域の境界を視認することができる。そして、かかる境界は運転者からの見下ろし角が一定となるように形成されているので、これを基準とすることにより、視覚情報の認知精度が向上する。
なお、フロントウィンドウの光透過特性は、フロントウィンドウ自体の光透過特性を変化させてもよいし、フロントウィンドウに他の部材を組み合わせて光透過特性を変化させてもよい。具体的には、色ガラスを用いたり、ガラスに中間膜を設けたり、フロントウィンドウに半透明のフィルム(フィルタ)を張り付けることにより変化させてもよい。
また、第2領域の可視光線透過率は、不透明とならない範囲で、第1領域の可視光線透過率よりも20%以上低下させるのが好ましい。
また、第1領域は、380nm〜470nmの波長の光を60%以上減衰させるとともに、510nm〜780nmの波長の光を70%以上透過させる光透過特性を有し、第2領域は、520nm〜570nmの波長の光を50%以上減衰させる光透過特性を有するように構成するのがよい。
かかる構成によれば、第1領域は、380nm〜470nmの波長の光を60%以上減衰させるとともに、510nm〜780nmの波長の光を70%以上透過させる光透過特性を有することから、青信号(470nm〜510nm)を除く青色の範囲の光を減衰させることができる。青色の光は波長が短いため散乱しやすく運転者の視認性を下げる性質があるが、かかる青色の光が減衰されるため、コントラストが向上し視認性が増す。
なお、470nm〜475nmの波長の光を30%以上減衰させるのがさらに好ましい。
また、第2領域は、520nm〜570nmの波長の光を50%以上減衰させる光透過特性を有することから、黄色、緑といった赤より短波長の光を減衰させることができる。これにより、信号や前走車のブレーキランプなどに使われている赤い光の輝度コントラストが向上し、視認性が増す。
また、第1領域および第2領域は、サイドウィンドウまで延設されているのが好ましい。
かかる構成によれば、横方向からの視覚情報の認知精度をも向上させることができる。
また、フロントウィンドウは、前記第1領域の上方に、該第1領域と区分された第3領域をさらに備えるように構成するのがよい。
かかる構成によれば、フロントウィンドウが第1、第2、第3の領域に区分されているので、第1領域の上下方向の間隔が小さくなる。そのため、第1領域の中央部付近に見える対象物と、対象物の距離や速度を認識する際の基準となる各領域同士の境界とが近接することとなり、対象物に対する距離や速度の認知精度が向上する。また、第1領域の上下方向の間隔が狭められているため、相対速度の変化によって生じる他車両の視界内での面積変化が大きく感じられる。そのため、車間距離や相対速度の変化の認識が敏感になり、安全な運転が可能になる。
ここで、第1領域と第3領域との境界は、第1領域の上下方向の中心位置と運転者の目とを結ぶ線と、前記第1領域と前記第3領域との境界と運転者の目とを結ぶ線との成す角度が6°〜8°になるように設けられているのが好ましい。
かかる構成によれば、第1領域の上下方向の中心位置と運転者の目とを結ぶ線と、前記第1領域と前記第3領域との境界と運転者の目とを結ぶ線との成す角度が6°〜8°になるように第1領域と第3領域との境界が設けられているので、第1領域と第3領域との境界付近に、重要な情報が視認されてから、自動車が停車するまでに十分な時間と間隔を確保することができる。
なお、発明者らの研究によれば、前記角度を6°〜8°とするのが好ましく、7°とするのが最も好ましい。前記角度を7°とすれば、時速60kmで走行中に、運転者から見て第1領域と第3領域との境界付近に信号(地上高6.4m)が見えたときに、該信号が「赤」に変化した場合でも、信号の10m手前で停止することができる。
また、第1領域と第3領域との境界には境界線が引かれているのが好ましい。
かかる構成によれば、境界線によってフロントウィンドウを区分することができるので、フロントウィンドウの光透過特性を損なうことなく、フロントウィンドウ上に対象物との車間距離や相対速度を認識する際の基準を設けることができる。
また、第3領域の光透過特性は、前記第1領域の光透過特性と異なるように構成するのがよい。
かかる構成によれば、第1領域と第3領域の光透過特性が異なるので、第1領域と第3領域の境界を視認することができる。そのため、かかる境界を対象物との距離や速度を認知する際の基準として利用することにより、視覚情報の認知精度を向上させることができる。
また、第3領域は、520nm〜570nmの波長の光を50%以上減衰させる光透過特性を有するのが好ましい。
かかる構成によれば、第3領域は、520nm〜570nmの波長の光を50%以上減衰させる光透過特性を有することから、黄色、緑といった赤より短波長の光を減衰させることができる。これにより、信号や前走車のブレーキランプなどに使われている赤い光の輝度コントラストが向上し、視認性が増す。
また、第3領域は、サイドウィンドウまで延設されているのが好ましい。
本発明によれば、運転者からの見下ろし角が一定となるようにフロントウィンドウを区分するという安全かつ簡易な構成で視覚情報の認知精度を高めることが可能な自動車を提供できる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る自動車のフロントウィンドウおよびサイドウィンドウを運転者の視点で示した図である。図2は、第1実施形態に係る自動車の平面図である。図3は、図2のI−I断面図である。
第1実施形態に係る自動車1は、図1に示すように、1つのフロントウィンドウ2と、2つのサイドウィンドウ3(3L、3R)と、を備えている。また、第1実施形態に係る自動車1の運転席DSは、自動車1の中央に対して右側にオフセットされている。
フロントウィンドウ2は、運転席DSの前方に設けられたガラス製の窓であり、自動車1の中央に対して左右対称の形状を呈している。第1実施形態においては、図1に示すように、フロントウィンドウ2の下方の領域に半透明のフィルムFを張り付けることによって、第2領域Aが形成されている。換言すれば、フロントウィンドウ2は、光透過特性が変更されていない第1領域Aと、フィルムFによって光透過特性が変更された第2領域Aと、に区分されている。この第2領域Aの上端縁(第1領域Aの下端縁)が、境界Bとして運転者D(図2参照)に認識されることとなる。
サイドウィンドウ3L,3Rは、運転席DSの両側方に設けられたガラス製の窓であり、自動車1の中央に対して左右対称に配置されている。第1実施形態では、サイドウィンドウ3L,3RにもフィルムFが貼り付けられて、第1領域Aおよび第2領域Aが設けられている。
第1領域Aと第2領域Aとの境界Bは、図2および図3に示すように、運転者Dが当該境界Bを見たときに、見下ろし角θが一定となるように設けられている。すなわち、境界Bは、図2に示すように、運転者Dの目Eから等距離にある平面(路面)上の点P(P,P,P,…)と運転者Dの目Eとを結んだ線と、フロントウィンドウ2またはサイドウィンドウ3と、の交点Q(Q,Q,Q,…)に沿って設けられている。そのため、運転者Dは、例えば、境界B上の点Qを通して見える路面上の点Pと、境界上の点Qを通して見える路面上の点Pとが、自分から等距離にあることを正確に認識することができる。すなわち、見下ろし角θが一定となる境界Bを基準とすることにより、対象物Tとの距離感を正確に認識することができる。
また、自動車1の前方を走行する前走車などの対象物Tは、フロントウィンドウ2の上下方向のほぼ中央に見えることが多い。よって、境界Bは、図1に示すように、フロントウィンドウ2の下端縁2aよりも対象物Tの近くに位置することとなる。換言すれば、フロントウィンドウ2の下端縁2aと対象物Tとの間隔hよりも、境界Bと対象物Tとの間隔hの方が小さい。一方、フロントウィンドウ2の下端縁2aは、運転者Dに対して対称ではない(左にずれている)。そのため、運転者Dが対象物Tとの距離を認知する場合に、フロントウィンドウ2の下端縁2aを基準とするよりも、境界Bを基準とするほうが、間隔も近く、また、運転者Dに対して対称であるので、対象物Tとの距離をより正確に認知することができる。
また、第1実施形態においては、フロントウィンドウ2を構成するガラスよりも、可視光線透過率が20%以上低いフィルムFを使用している。そのため、第2領域Aから運転者Dの目Eに入力される光線が減少することとなり、視覚情報が削減される。特に、高速走行時においては、第2領域Aを含むフロントウィンドウ2の周縁部に映る視覚情報は、非常に早く後方に流れていくため識別しにくく、それゆえにある程度削減したほうが運転者Dの疲労を防止できる。また、第2領域Aは一定以上の光透過率を有しているため、必要な視覚情報を取得することができる。そのため、低速走行時においても安全性を確保できる。
また、フィルムFによって視界を一部制限することにより、不要な視覚情報が削減されるため、得られた視覚情報を記憶することが容易になる。すなわち、第2領域Aに含まれる運転判断に不要な情報をフィルムFによって削減することにより、判断速度の上昇に貢献することができる。
例えば、運転者Dが左右折判断をする場合、はじめに前方を見てから視界を左右に移動させて周囲状況を確認し、再度前方を見て判断を下すという過程を経ることが多いが、この場合、フィルムFによって不要な情報をカットしておけば、はじめの前方情報が削減され記憶し易くなり、再度前方を見直したときに、はじめとの違いを素早く容易に認識することができる。
[第2実施形態]
図4は、第2実施形態に係る自動車のフロントウィンドウおよびサイドウィンドウを運転者の視点で示した図である。
第2実施形態に係る自動車1は、図4に示すように,フロントウィンドウ2およびサイドウィンドウ3に境界線BLを設けることによって、フロントウィンドウ2およびサイドウィンドウ3を第1領域Aと第2領域Aとに区分している点が、第1実施形態と異なっている。
フロントウィンドウ2は、図4に示すように、境界線BLによって、第1領域Aと第2領域Aとに区分されている。かかる境界線BLは、運転者Dの見下ろし角θが一定となる位置(図2,図3の符号Q(Q,Q,…)参照)に沿って設けられている。そのため、運転者Dは、境界線BLを基準として自分から等距離にある路面上の点を正確に認識することができる。また、フロントウィンドウ2の下端縁2aと対象物Tとの間隔hよりも、境界線BLと対象物Tとの間隔hの方が狭いので、フロントウィンドウ2の下端縁2aを基準として対象物Tとの距離を判断する場合に比べて、対象物Tとの距離を正確に認知することができる。
また、第1領域Aおよび第2領域Aは、ともに、元のフロントウィンドウ2と同じ光透過特性を有しているので、運転者Dの視界が遮られることがない。そのため、必要な情報がカットされることがなく、運転の安全性を確保しつつ、視覚情報の認知精度を向上させることができる。
なお、第2実施形態においては、不透明な幅狭のテープをフロントウィンドウ2に貼り付けることによって境界線BLを構成したが、これに限定されるものではなく、例えば着色された半透明のテープを張り付けることによって構成してもよい。また、テープではなく、フロントウィンドウ2に直接着色することにより境界線BLを形成してもよい。境界線BLの幅は、視認できる範囲でなるべく細くするのが好ましい。境界線BLの幅については後に詳しく説明する。
[第3実施形態]
図5は、第3実施形態に係る自動車のフロントウィンドウおよびサイドウィンドウを運転者の視点で示した図である。図6は、第1領域、第2領域、第3領域の各境界と運転者の目との関係を示した説明図である。
第3実施形態に係る自動車1は、図5に示すように、フロントウィンドウ2およびサイドウィンドウ3が第1領域A、第2領域A、第3領域Aの3つに区分されている点が、前記した第1実施形態、第2実施形態と異なっている。
第3実施形態に係る自動車1のフロントウィンドウ2には、図5に示すように、当該フロントウィンドウ2の上部と下部にフィルムFが張り付けられており、かかるフィルムF によって第3領域Aと第2領域Aとがそれぞれ形成されている。そのため、第1領域Aの大きさが小さくなり、当該第1領域Aに対する対象物Tの面積変化が大きく感じられる。これにより、自動車1と対象物Tとの距離感の認知精度および感度が向上する。
第1領域Aと第2領域Aとの境界(以下、「下部境界B」と称する。)は、第1,第2実施形態と同様に、運転者からの見下ろし角θが一定となるように設けられている。そのため、下部境界Bを基準とすることにより、対象物Tとの距離をより正確に認知することができる。なお、第2領域Aについては第1実施形態と同様であるので詳細な説明を省略する。
第3領域Aは、フロントウィンドウ2の上部に形成された領域であり、フィルムFを貼り付けて可視光線透過率を変化させることによって、第1領域Aと区分されている。具体的には、第3領域Aは、フィルムFによって、第1領域A(すなわちフロントウィンドウ2自体)よりも可視光線透過率が20%以上低下させられている。そのため、不要な視覚情報が削減され、運転者Dの疲労を少なくすることができる。
また、第3領域Aは、信号などの必要な視覚情報に対して安全な位置に形成されている。これについて図6を参照して詳細に説明する。
第1領域Aと第3領域Aとの境界(以下、「上部境界B」と称する。)は、時速60kmで走行中に、運転者からみて当該上部境界Bと重なる位置に高さ6.4mの信号機Sgが見えたときにブレーキを踏んだ場合に、当該信号機Sgの10m手前で停止できる位置に設けられている。具体的には、上部境界Bは、図6に示すように、第1領域Aの上下方向の中心位置Cと運転者Dの目Eとを結ぶ線(以下、「注視線L」という場合がある。)と、上部境界Bと運転者の目Eとを結ぶ線(以下、「上部視線L」という。)と、の成す角度δが7°になるように設けられている。発明者らの研究によれば、このような位置に上部境界Bを形成すると、時速60kmで走行中に、運転者からみて上部境界Bと重なる位置に信号機Sgが見えたときに信号機Sgが赤に変わった場合でも、信号機Sgの約10m手前で停止することができる。
また、一般に、人間は枠で囲まれた領域を見るとき、その中心を注視する傾向がある。そのため、運転者Dに注視してほしい点と運転者Dの目Eとを結んだ線とフロントウィンドウ2との交点に、第1領域Aの上下方向の中心位置Cが位置するように、上部境界Bおよび下部境界Bを設定すると、運転者Dに注視してほしい点を注視させることができる。第3実施形態では、図6に示すように、第1領域Aは、運転者Dから見て第1領域Aの上下方向の中心位置Cに、運転者Dの50m前方の路面が映るように設けられている。
なお、このようにすると、上部視線Lと注視線Lとの成す角度δと、下部境界Bと運転者Dの目Eとを結んだ線(以下、「下部視線L」という。)と前記注視線Lとの成す角度δとは、ほぼ等しくなる。また、信号機Sgは、一般に、地上から6.4m程度の位置に設置されていることが多い。
図7は、上部視線Lと注視線Lとの成す角度δと、視点の高さとの関係、および、上部視線Lと水平目線E(図3参照)との成す角度φと、視点の高さとの関係、を示したグラフである。
発明者らの研究によれば、図7に示すように、地上からの視点の高さが大きくなるほど、上部視線Lと水平目線との成す角度φは小さくなる。一方、上部視線Lと注視線Lとの成す角度δは、地上からの視点の高さとほぼ無関係に一定している。これは、目Eの位置の変化に伴って、上部視線Lだけでなく、注視線Lも移動するためである。したがって、注視線Lを利用して上部視線Lを設定する(上部視線Lと注視線Lとの成す角度δを約7°にあわせる)と、車種による車高の違いに拠らず、丁度よい位置に、第3領域Aを形成することができる。
[第4実施形態]
図8は、第4実施形態に係る自動車のフロントウィンドウおよびサイドウィンドウを運転者の視点で示した図である。
第4実施形態に係る自動車1は、第1領域AにもフィルムFが貼り付けられている点が、前記した第3実施形態と異なっている。
第4実施形態においては、第1領域Aに貼り付けられたフィルムFは、青色の波長の光を減衰させる光透過特性を有している。一般に、人の眼球には色収差があるため、青色のものは実際よりも遠くに、赤色のものは実際よりも近くに感じられる。そのため、青色のものについては、運転者Dが感じる距離感と実際の距離との間にギャップが生じる。そこで、第1領域Aに青色の波長の光を減衰させるフィルムFを貼り付けることにより、色収差を減少させることとした。これにより、距離感のギャップを解消させることができる。また、青色の光は、波長が短く散乱しやすいため、運転者の視認性を下げる性質があるが、青色の波長の光を減衰させるフィルムFを貼り付けることにより、散乱光を減少させて、コントラストを向上させることができる。
なお、青信号の光(波長:470nm〜510nm)は、重要な視覚情報であるため、フィルムFは、青信号の光に対応する波長の光を減衰させないような光透過特性に構成するのがよい。具体的には、470nm以下の波長の光を40%以下、475nm以下の波長の光を70%以下、510nm以上の波長の光を70%以上、それぞれ透過させるようにする。
また、第2、第3領域に貼り付けられたフィルムFは、黄色よりも短い波長の光を減衰させる光透過特性を有している。具体的には、フィルムFは、520nm〜570nmの波長の光の透過率を50%以下にする光透過特性を有している。このようにすると、赤信号や前走車のブレーキランプに使われている赤い光の輝度コントラストが向上し、視認性がよくなる。
また、このように、フィルムFとフィルムFは異なる光透過特性を有することから、上部境界Bおよび下部境界Bが視認可能となる。また、下部境界Bは、運転者Dから見て見下ろし角θが一定となる位置に設けられていることから、対象物Tとの距離をより正確に認知することができる。また、第3領域Aを設けない場合に比べて、対象物Tと自動車1との距離が変化した場合における、第1領域Aに対する対象物Tの面積変化が大きくなることから、対象物Tと自動車1との距離の変化に対する感度が向上し、安全運転に寄与することとなる。
図9は、色収差と距離感の関係を説明するための実験の説明図であり、(a)は実験条件を、(b)は実験結果をそれぞれ示す。
発明者らは、次のような実験を行った。
(1)運転者Dから約30m離れた位置に青ボールBBを設置し、この青ボールBBの近くに赤ボールRBを設置する。
(2)運転者Dがこれら2つのボールを見たときに、運転者Dに対する2つのボールRB,BBの距離が違うと感じる場合には、運転者Dに対する2つのボールRB,BBの距離が等しくなるように、運転者の指示に基づいて赤ボールRBを前後に移動させる。
(3)運転者Dが等しいと思ったときの赤ボールRBと青ボールBBとの間隔(距離認知誤差)を計測する。
(4)運転者Dと2つのボールRB,BBとの間にフィルムFを設置して、上記(1)〜(3)を繰り返す。
なお、フィルムFは、青色の光を減衰させるフィルム、すなわち、470nm以下の波長の光を40%以下、475nm以下の波長の光を70%以下、510nm以上の波長の光を70%以上、それぞれ透過させるようにしたものを使用した。
上記の実験を4人の被験者に対して実施したところ、図9(b)に示すように、フィルムFを用いない場合には、距離認知誤差が−216.875cmであるのに対し、フィルムFを用いた場合には、距離認知誤差が−51.25cmであるとの結果を得た。すなわち、フィルムFを用いた場合には、フィルムFを用いない場合に比べて、距離認知誤差が約1/4となった。
以上の結果から、青色の波長の光を削減するフィルムFを用いると、距離認知誤差が著しく減少することがわかる。
[第5実施形態]
図10は、第5実施形態に係る自動車のフロントウィンドウおよびサイドウィンドウを示した立面図である。
第5実施形態に係る自動車1は、上部境界線BLおよび下部境界線BLによって、フロントウィンドウ2およびサイドウィンドウ3を、第1、第2、第3領域に区分している点が、前記した第3、第4実施形態と異なっている。換言すれば、第5実施形態は、フィルムFおよびフィルムFを用いずにフロントウィンドウ2を区分している点が、前記した第3、第4実施形態と異なっている。
かかる構成によれば、下部境界線BLが運転者Dから見て見下ろし角一定となるように設けられているので、下部境界線BLを基準として対象物Tとの距離を正確に認知することができる。
また、上部境界線BLによって第1領域Aが狭められているので、対象物Tと自動車1との間隔が変化した場合における、第1領域Aに対する対象物Tの面積変化の割合が大きくなり、相対速度や距離の変化に対する感度が向上する。また、上部境界線BLおよび下部境界線BLと、対象物Tとの間隔が近づくため、自動車1と対象物Tとの間隔をより正確に認知することができる。
また、人間は、一般に、枠で区切られた領域の中心付近を注視する傾向があり、さらに、枠から外れた部分の視覚情報を脳内で除外する傾向がある。そのため、フィルムFを用いなくても、フロントウィンドウ2およびサイドウィンドウ3の上部と下部に線を引くだけで、その外側、すなわち、第2領域Aおよび第3領域Aに含まれる視覚情報が削減される。そのため、運転者Dの疲労を軽減することができる。
ここで、上部境界線BLの線幅は、上部境界線BLの上側の縁と運転者Dの目Eとを結んだ線と、上部境界線BLの下側の縁と運転者Dの目Eとを結んだ線と、の成す角度(視角)が0.5°〜1.8°となるようにするのがよい。このようにすると、上部境界線BLを目視可能としつつ、時速60kmで走行中に、信号機が上部境界線BLに完全に隠れている時間を1秒未満にすることができる。
図11は、上部境界線と信号機と運転者の視角との関係を説明するための図である。
信号機Sgが上部境界線BLの影に隠れている時間Thと、上部境界線BLの幅に対応する運転者Dの視角θ(以下、「幅視角θ」という。)と、の関係は、図11を参照して以下の式(1)〜式(6)によって求められる。
Figure 0004551313
ここで、H:信号機Sgの高さ(発光部の上縁)(m),H:視点高さ(m),V:車速(m/s),T:制動開始潜時(s),a:減速度(m/s),D:停止時余裕マージン(m),θ:上部境界線BLの見上げ角(deg),θ:幅視角(deg),W:信号機発光部の幅(m),Th:信号機発光部が上部境界線BLに完全に隠れている時間(以下、「完全隠蔽時間」という)(sec),である。
上記式(6)に、H=6.4m,H=1.0〜2.5m,V=60km/h=16.667m/s,T=1s,a=5m/s,D=10m,θ=3.573°〜12.059°,θ=0.5°〜2.0°,W=0.3m,を入力して、幅視角θに対応する完全隠蔽時間Thを視点高さH毎に求めた。その結果を図12に示す。
図12は、幅視角θと完全隠蔽時間Thとの関係を視点高さH毎に示したグラフである。
上記計算の結果から、図12に示すように、幅視角θを1.8°以下にすれば、視点高さが2.5mの場合でも、完全隠蔽時間を1秒以下にすることができることが分かる。なお、幅視角θを0.5°以下にすると、上部境界線BLが見え難くなる。よって、上部境界線BLは、幅視角θが0.5°〜1.8°となるように設けるのがよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれらに限られるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、第1,第2実施形態においては、第1領域Aの可視光線透過率を変更しなかったが、これに限られるものではなく、第1領域Aの可視光線透過率を変更することにより、境界Bを形成してフロントウィンドウ2を区分してもよい。このとき、例えば第4実施形態で用いたフィルムFを用いれば、色収差を解消して運転の安全性を向上させることができる。
また、第1〜第5実施形態においては、本発明を右ハンドルの自動車に適用した場合について説明したが、これに限られるものではなく、左ハンドルの自動車に適用してもよいことは言うまでもない。また、本発明が適用される自動車の種類は、特に限定されるものではなく、乗用車、トラック、バスなど、どのような自動車でもよい。
また、第1〜第5実施形態においては、各領域の境界をはっきりと示すように構成したが、これに限られるものではなく、見下ろし角が一定となるラインに沿って色をグラデーションさせるようにしてもよい。
第1実施形態に係る自動車のフロントウィンドウおよびサイドウィンドウを示した立面図である。 第1実施形態に係る自動車の平面図である。 第1実施形態に係る自動車のI−I断面図である。 第2実施形態に係る自動車のフロントウィンドウおよびサイドウィンドウを示した立面図である。 第3実施形態に係る自動車のフロントウィンドウおよびサイドウィンドウを示した立面図である。 第1領域、第2領域、第3領域の各境界と運転者の目との関係を示した説明図である。 上部視線Lと注視線との成す角度と、視点の高さとの関係、および、上部視線と水平目線との成す角度と、視点の高さとの関係、を示したグラフである。 第4実施形態に係る自動車のフロントウィンドウおよびサイドウィンドウを示した立面図である。 色収差と距離感の関係を説明するための実験の説明図であり、(a)は実験条件を、(b)は実験結果をそれぞれ示す。 第5実施形態に係る自動車のフロントウィンドウおよびサイドウィンドウを示した立面図である。 上部境界線と信号機と運転者の視角との関係を説明するための図である。 幅視角と完全隠蔽時間との関係を視点高さ毎に示したグラフである。
符号の説明
1 自動車
2 フロントウィンドウ
3 サイドウィンドウ
第1領域
第2領域
第3領域
B 境界
F フィルム

Claims (11)

  1. 光透過特性を有し、第1領域と、前記第1領域の下方に設けられた第2領域と、に区分されたフロントウィンドウを備える自動車であって、
    前記第1領域と前記第2領域との境界は、運転者からの見下ろし角が一定となるように設けられていることを特徴とする自動車。
  2. 前記第1領域と前記第2領域との境界に境界線が引かれていることを特徴とする請求項1に記載の自動車。
  3. 前記第2領域の光透過特性は、前記第1領域の光透過特性と異なることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車。
  4. 前記第1領域は、380nm〜470nmの波長の光を60%以上減衰させるとともに、510nm〜780nmの波長の光を70%以上透過させる光透過特性を有し、
    前記第2領域は、520nm〜570nmの波長の光を50%以上減衰させる光透過特性を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動車。
  5. 前記第1領域、前記第2領域が、サイドウィンドウまで延設されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の自動車。
  6. 前記フロントウィンドウは、前記第1領域の上方に、該第1領域と区分された第3領域をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の自動車。
  7. 前記第1領域と前記第3領域との境界は、前記第1領域の上下方向の中心位置と運転者の目とを結ぶ線と、前記第1領域と前記第3領域との境界と運転者の目とを結ぶ線との成す角度が6°〜8°になるように設けられていることを特徴とする請求項6に記載の自動車。
  8. 前記第1領域と前記第3領域との境界に境界線が引かれていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の自動車。
  9. 前記第3領域の光透過特性は、前記第1領域の光透過特性と異なることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の自動車。
  10. 前記第3領域は、520nm〜570nmの波長の光を50%以上減衰させる光透過特性を有することを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の自動車。
  11. 前記第3領域が、サイドウィンドウまで延設されていることを特徴とする請求項6から請求項10のいずれか1項に記載の自動車。
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