JP4549469B2 - エレベータ用インバータ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベータかごを昇降するためのかご形電動機等の3相交流電動機(巻上用電動機等)を駆動するエレベータ用インバータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トランジスタ等導通制御素子からなる6個の導通制御素子を有し、直流電力を交流電力に変換するインバータ装置として一般に図32に示すものが知られている。
図32は、一般に知られているインバータ装置を用いた制御装置の回路図を示すものであり、図32において、1は直流電源で、商用交流電圧(図示省略)を直流電圧に変換する交流−直流電力変換機(コンバータ装置)2と平滑用コンデンサ3とによって構成され、正極側端子4と負極側端子5とを有している。
【0003】
100は電源1の直流電圧を3相交流電圧に変換するインバータ主回路部、10は正極端子11にて上記正極側端子4に電気的に接続される正極側直流電圧入力導電板、20は負極端子21にて上記負極側端子5に電気的に接続される負極側直流電圧入力導電板である。
31A〜31C、41A〜41Cは、制御端子(ベース端子)を有する電力用バイポーラトランジスタからなる導通制御素子である。正側導通制御素子31A〜31Cはその正電源側端子(コレクタ端子)が上記正極側直流電圧入力導電板10に電気的に接続され、負側導通制御素子41A〜41Cはその負電源側端子(エミッタ端子)が上記負極側直流電圧入力導電板20に電気的に接続されている。51Aは導通制御素子31A、41Aが接続される共通端子、51Bは導通制御素子31B、41Bが接続される共通端子、51Cは素子31C、41Cが接続される共通端子である。32A〜32C、42A〜42Cはそれぞれ上記導通制御素子31A〜31C、41A〜41Cに対応して設けられるダイオードで、それぞれが対応の導通制御素子31A〜31C、41A〜41Cと逆方向に並列接続、つまり、アノード端子がエミッタ端子に、カソード端子がコレクタ端子に接続される。
【0004】
71、81、91は3相交流電力各相の出力端子で、3相各相毎に上記正側導通制御素子31A〜31Cの出力側端子(エミッタ端子)と上記負側導通制御素子41A〜41Cの出力側端子(コレクタ端子)とにそれぞれ接続される。上記正極側直流電圧入力導電板10、負極側直流電圧入力導電板20、導通制御素子31A〜31C、41A〜41C、ダイオード32A〜32C、42A〜42Cおよび出力端子71、81、91とによってインバータ主回路100を備えた構成をしている。
【0005】
150は3相交流電動機で、出力端子71、81、91に接続され、インバータ主回路部100から三相交流電力を受けて駆動される。
なお、図示していないが、上記導通制御素子31A〜31C、41A〜41Cはその制御端子にインバータ駆動回路から導通制御用信号を受け、導通制御される。
【0006】
このような回路構成をしたインバータ装置において、直流電力供給用配線の配線インダクタンスによって発生する逆誘起電圧を効果的に抑制するものとして、例えば、図32に示した正極側直流電圧入力導電板10と負極側直流電圧入力導電板20との間に絶縁体を介して平行に密着配置し、正極側直流電圧入力導電板10および負極側直流電圧入力導電板20のインダクタンスの低減化を図ったものが特公平6−81518号公報に示されている。
なお、平板状に形成された端子板と導体薄板とを絶縁層材を介在させて積層させることにより導電板のインダクタンスの低減化を図ることは、特開昭56−93390号公報に示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図32に示された回路構成をしたインバータ装置を用いるものとして、エレベータかごを昇降するための3相交流電動機(巻上モータ)を駆動するエレベータの制御装置がある。
このエレベータの制御装置におけるインバータ装置にあっては、供給される直流電力が大電力であるのが一般的であり、直流電力供給用配線の配線インダクタンスによって発生する逆誘起電圧をもっと効果的に抑制する、言い換えれば、直流電力供給用配線の配線インダクタンスの更なる低インダクタンス化を図る必要がある。
しかも、近年、機械室を持たないエレベータが提案されつつあり、エレベータ用インバータ装置として小型化、薄型化が要望されている。
【0008】
この発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、配線インダクタンスを低減化するとともに、小型化、薄型化したエレベータ用インバータ装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の発明に係るエレベータ用インバータ装置は、一直線上に配置された3個の正側導通制御素子と、正側導通制御素子の配列に沿って一直線上に配置されるとともに、それぞれが対応する正側導通制御素子に対して配列方向と直交する方向に配列された3個の負側導通制御素子と、直流電源の正極と接続するための正極端子を配列方向の一側に配置させた状態で配列方向の一側から他側に渡って配置され、3個の正側導通制御素子の正電源側端子に接続される正極側直流電圧入力導電板と、直流電源の負極と接続するための負極端子を配列方向の一側に配置させた状態で配列方向の一側から他側に渡って正極側直流電圧入力導電板に平行に隣接して配置され、3個の負側導通制御素子の負電源側端子に接続される負極側直流電圧入力導電板と、それぞれが対応の正側導通制御素子の出力側端子と対応の負側導通制御素子の出力側端子とに接続され、エレベータ駆動用電動機の入力端子に接続するための出力端子を有し、出力端子を配列方向の他側に配置させ、互いに平行に隣接して配置されるとともに、正および負極側直流電圧入力導電板に平行に隣接して配置された3個の交流電圧出力導電板と、正および負極側直流電圧入力導電板と交流電圧出力導電板との間に介在し、周縁部を正および負極側直流電圧入力導電板および交流電圧出力導電板の周縁部よりも突出させ、この突出部を一体に形成した層間絶縁体と、正極側直流電圧入力導電板と負極側直流電圧入力導電板と3個の交流電圧出力導電板とを挟持する一対の保護絶縁体と、を備え、正極側直流電圧入力導電板と負極側直流電圧入力導電板と3個の交流出力導電板と層間絶縁体と一対の保護絶縁体とを有する母線組立体を構成するものである。
また、この発明の第2の発明に係るエレベータ用インバータ装置は、正極側直流電圧入力導電板を、3個の正側導通制御素子および3個の負側導通制御素子の表面上にこの表面と表面が並行して設け、負極側直流電圧入力導電板を、3個の正側導通制御素子および3個の負側導通制御素子の表面上にこの表面と表面が並行して設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1を、図1から図14、および図32に基づいて説明する。
図中、図32と同一符号は相当部分を示し、図1において、50は素子冷却用の箱体状放熱器を兼ねた基板、30A〜30Cは基板50上に固着された正側導通制御ユニットで、正側導通制御素子31A〜31Cとダイオード32A〜32Cの並列接続体をモジュール化した構造となっている。40A〜40Cは基板50上に固着された負側導通制御ユニットで、負側導通制御素子41A〜41Cとダイオード42A〜42Cの並列接続体をモジュール化した構造となっている。
【0013】
110は電源母線組立体で、図2、図3に示すように、一体にモールド成形されたものであり、以下、組立体110を詳しく述べる。61A〜61C、62A〜62Cは接続端子用切欠部分である。その正極側直流電圧入力導電板10および負極側直流電圧入力導電板20は図4、図5に示すようにそれぞれ所定個所に切り抜き孔を設けた平板状に形成されている。図4、図5において、12A〜12C、22A〜22Cはネジ孔付接続端子である。端子12A〜12Cは正側導通制御素子31A〜31Cの正電源側端子(コレクタ端子)と電気的に接続されるように正側導通制御ユニット30A〜30Cの固着兼電気接続用ネジ孔にそれぞれネジ止めされる。端子22A〜22Cは負側導通制御素子41A〜41Cの負電源側端子(エミッタ端子)と電気的に接続されるように負側導通制御ユニット40A〜40Cの固着兼電気接続用ネジ孔にそれぞれネジ止めされる。
【0014】
図3に戻って、70、80、90は3枚の交流電圧出力導電板で、図6〜図8に示すようにそれぞれ所定個所に切り抜き孔を設けた平板状に形成されている。
図6〜図8において、交流3相各相の接続用ネジ孔付出力端子71、81、91は交流電動機150へ接続するためのものである。72、82、92、77、87、97はネジ孔付接続端子である。接続端子72、82、92は正側導通制御素子31A〜31Cの負電源側端子(エミッタ端子)と電気的に接続されるように正側導通制御ユニット30A〜30Cの固着兼電気接続用ネジ孔にそれぞれネジ止めされる。接続端子77、87、97は負側導通制御素子41A〜41Cの正電源側端子(コレクタ端子)と電気的に接続されるように負側導通制御ユニット40A〜40Cの固着兼電気接続用ネジ孔にそれぞれネジ止めされる。
【0015】
図3に戻って、60は熱硬化性樹脂等からなる絶縁体で、入力導電板10、20、出力導電板70、80、90の間および外部表面を電気的に絶縁するように層状に形成されている。
なお、発明と直接関係しないので、図示していないが、ユニット30A〜30C、40A〜40Cにはインバータ駆動回路から導通制御用信号を受ける正側導通制御素子31A〜31Cの制御端子用の端子、負側導通制御素子41A〜41Cの制御端子用の端子もそれぞれ形成されている。
【0016】
次にこのように構成されたエレベータの制御装置における概念的電気結線構成を図9に示す。正および負極側直流電圧入力導電板10、20、交流出力用導電板70、80、90が互いに平行に隣接している。この構成の要部を電気回路で示すと図10のとおりになる。今、導通制御素子31Aと41Bが導通状態になり、他の導通制御素子が非導通状態であるモードでは、図11に実線で示すように直流電源1から正極側直流電圧入力導電板10と交流電圧出力導電板70を経て電動機150へ至る回路を流れる電流Iaと、同図11に点線で示すように電動機150から交流電圧出力導電板80と負極側直流電圧入力導電板20を経て電源1へ至る回路を流れる電流Ibとが、図3に示すように入力導電板10、20および出力導電板70、80、90が平行に配置されているため、互いに逆向きとなる。
【0017】
なお、図12に示すように、平行に隣接している2本の導電線A、Bに互いに逆向きに電流Ia、Ibが流れる場合、両導電線の長さ方向に直交する平面に右ネジの法則によって生じる磁束Φa、Φbは、両導電線A、B間では互いに加算され、両導電線A、Bの外側周囲では、互いに打ち消し合うので、両導電線A、B間の間隙が狭いほど、打ち消し合う磁束が大となり、これに伴ない、両導電線A、B間の配線インダクタンスが小さくなる。上記導通モードの両電流Ia、Ibも互いに隣接しているので、両電流Ia、Ibで誘起される磁束は、互いに打ち消し合い、この結果、その電流路の配線インダクタンスは低減される。
【0018】
電源母線組立体110に流れる上記両電流Ia、Ibを透視的に仮想すれば、図13に一点鎖線で示すようになる。一方、上記エレベータの制御装置にあっては、正負1対の導通制御素子の導通によって生じるモードは、図14に示すように6つのモードA〜Fが、これらの全てのモードで、電流Ia、Ibによって生じる磁束は互いに打ち消し合うので、配線インダクタンスは常に低く維持される。
【0019】
以上述べたことから明らかなように上記したエレベータの制御装置は、正、負両直流電圧入力導電板10、20および交流電圧出力導電板70、80、90が、正側導通制御素子31A〜31Cおよび負側導通制御素子41A〜41Cの表面に並行して設けられ、正、負両直流電圧入力導電板10、20、交流電圧出力導電板70、80、90による配線インダクタンスの低減を図っているとともに、小型化、薄型化が図られる。
【0020】
実施の形態2.
図15〜図19は、この発明の実施の形態2を示すものであり、図1ないし図14および図32にて示した実施の形態1に対して、正、負両直流電圧入力導電板10、20、交流電圧出力導電板70、80、90の形状、その他の構造が若干異なるだけであり、基本的な構成は同じである。したがって、異なる点を主として以下に説明する。
図18において、正側導通制御ユニット30A〜30Cそれぞれは、正側導通制御素子31A〜31Cとダイオード32A〜32Cの並列接続体をモジュール化して、素子冷却用の箱体状放熱器を兼ねた基板50上に設けられ、その取り付け面に正側導通制御素子31A〜31Cの正電源側端子(コレクタ端子)と電気的に接続し、かつ固定するための固着兼電気接続用ネジ孔35A〜35Cと、正側導通制御素子31A〜31Cの出力側端子(エミッタ端子)と電気的に接続し、かつ固定するための固着兼電気接続用ネジ孔36A〜36Cとが形成されている。なお、発明と直接関係しないので、図示していないが正側導通制御ユニット31A〜31Cには、インバータ駆動回路から導通制御用信号を受ける正側導通制御素子31A〜31Cの制御端子用の端子も形成されている。
【0021】
負側導通制御ユニット40A〜40Cそれぞれは、負側導通制御素子(負側導通制御素子)41A〜41Cと、ダイオード42A〜42Cの並列接続体をモジュール化して上記基板50上に設けられ、その取り付け面に負側導通制御素子41A〜41Cの負電源側端子(エミッタ端子)と電気的に接続し、かつ固定するための固着兼電気接続用ネジ孔45A〜45Cと、負側導通制御素子41A〜41Cの出力側端子(コレクタ端子)と電気的に接続し、かつ固定するための固着兼電気接続用ネジ孔46A〜46Cとが形成されている。なお、発明と直接関係しないので、図示していないが負側導通制御ユニット40A〜40Cには、インバータ駆動回路から導通制御用信号を受ける負側導通制御素子導通制御素子41A〜41Cの制御端子用の端子も形成されている。
【0022】
3個の正側導通制御ユニット30A〜30Cは基板50に一直線上(基板50の長手方向であり、図15図示縦方向)に配置され、3個の負側導通制御ユニット40A〜40Cは、基板50に一直線上に配置されるとともに、それぞれが対応する正側導通制御ユニット30A〜30Cに対して配列方向と直交する方向(基板50の短手方向であり、図15図示横方向)に配置され、上記6個の導通制御ユニット30A〜30C、40A〜40Cが基板50上に3×2のマトリクス状に配置される。
【0023】
正極側直流電圧入力導電板(正側電源母線)10は、上記3個の正側導通制御ユニット30A〜30Cおよび上記3個の負側導通制御ユニット40A〜40Cの表面(取り付け面)上にこの表面と並行して設けられる。この正極側直流電圧入力導電板(正側電源母線)10には、図16(b)に示すように電源接続部11が上記導通制御ユニット30A〜30C、40A〜40Cの配列方向に沿って一端から突出するように形成されているとともに、上記3個の正側導通制御素子31A〜31Cの出力側端子(固着兼電気接続用ネジ孔35A〜35C)に対応した位置に打ち抜き孔として出力端子用開口15A〜15Cが形成されている。
16A〜16Cは出力端子用開口15A〜15Cにそれぞれ橋状部を設けて形成した固着兼電気接続用ネジ孔で、上記3個の正側導通制御素子31A〜31Cの正電源側端子と電気的に平板上で接続される。17A〜17Cは出力端子用開口で、負極側直流電圧入力導電板(負側電源母線)20の電気接続部分を回避すように形成されている。
【0024】
負極側直流電圧入力導電板(負側電源母線)20は、上記3個の正側導通制御ユニット30A〜30Cおよび上記3個の負側導通制御ユニット40A〜40Cの表面(取り付け面)上にこの表面と表面が並行して設けられる。この負極側直流電圧入力導電板(負側電源母線)20には、図16(d)に示すように電源接続部21が上記導通制御ユニット30A〜30C、40A〜40Cの配列方向に沿って一端から突出するように形成されているとともに、上記3個の負側導通制御素子31A〜31Cの出力側端子(固着兼電気接続用ネジ孔45A〜45C)に対応した位置に打ち抜き孔として出力端子用開口25A〜25Cが形成されている。26A〜26Cは出力端子用開口25A〜25Cの電源接続部21側周縁部に形成した固着兼電気接続用ネジ孔で、上記3個の負側導通制御素子41A〜41Cの正電源側端子と電気的に平板上で接続される。27A〜27Cは出力端子用開口で、正側直流電圧入力導電板(負側電源母線)10の電気接続部分を回避すように形成されている。
【0025】
出力用導電板70、80、90はそれぞれ対応の正側導通制御素子31A〜31Cに対して設けられ、対応の正側導通制御素子31A〜31Cの出力側端子と対応の負側導通制御素子41A〜41Cの出力側端子とに電気的に接続され、上記正極側直流電圧入力導電板10と負極側側直流電圧入力導電板20と層間絶縁体62、63を介して絶縁されている。これら出力用導電板70、80、90は、図16(g)に示すように正側導通制御素子31A〜31Cの固着兼電気接続用ネジ孔36A〜36Cに対応した位置に固着兼電気接続用ネジ孔75、85、95が形成されるとともに正側直流電圧入力導電板10および負側直流電圧入力導電板20それぞれの対応する出力端子用開口15A〜15C、25A〜25Cに露出する出力端子接続部と、負側導通制御素子41A〜41Cの固着兼電気接続用ネジ孔46A〜46Cに対応した位置に固着兼電気接続用ネジ孔76、86、96が形成されるとともに、正側直流電圧入力導電板10および負側直流電圧入力導電板20それぞれの対応する出力端子用開口15A〜15C、25A〜25Cに露出する出力端子接続部と、正側直流電圧入力導電板10および負側直流電圧入力導電板20の上記導通制御ユニット30A〜30C、40A〜40Cの配列方向に沿った端縁(図18図示右側端縁)から突出し、電気接続用ネジ孔72、82、92が形成された出力端子(電動機接続部)71、81、91を有している。
【0026】
保護絶縁体61は上記正極側直流電圧入力導電板10の上記基板の対向面に設けられ、外形が上記正極側直流電圧入力導電板10の外形より大きく形成されている。この保護絶縁体61は図16(a)に示すように上記3個の正側導通制御素子31A〜31Cの出力側端子(固着兼電気接続用ネジ孔36A〜36C)および正電源側端子(固着兼電気接続用ネジ孔35A〜35C)に対応した位置に開口611A〜611Cが形成されるとともに上記3個の負極側導通制御素子41A〜41Cの出力側端子(固着兼電気接続用ネジ孔45A〜45C)および負電源側端子(固着兼電気接続用ネジ孔46A〜46C)に対応した位置に開口612A〜612Cが形成され、例えば熱可塑性の樹脂からなり、上記導通制御ユニット30A〜30C、40A〜40Cの表面に密着される。
【0027】
層間絶縁体62は上記正極側直流電圧入力導電板10と負極側直流電圧入力導電板20との間に介在し、両入力導電板10、20とを絶縁するともに両入力導電板10、20を電極となすキャパシタの誘電体膜として機能する。この層間絶縁体62はその外形が上記両入力導電板10、20の外形より大きく、図16(c)に示すように上記3個の正側導通制御素子31A〜31Cの出力側端子(固着兼電気接続用ネジ孔36A〜36C)および正電源側端子(固着兼電気接続用ネジ孔35A〜35C)に対応した位置に開口621A〜621Cが形成されるとともに上記3個の負側導通制御素子41A〜41Cの出力側端子(固着兼電気接続用ネジ孔45A〜45C)および負電源側端子(固着兼電気接続用ネジ孔46A〜46C)に対応した位置に開口622A〜622Cが形成され、例えば熱可塑性の樹脂からなり、上記両入力導電板10、20の表面に密着される。
【0028】
層間絶縁体63は上記負側直流電圧入力導電板20と出力用導電板70、80、90との間に介在し、負直流電圧入力導電板20と出力用導電板70、80、90とを絶縁する。この層間絶縁体63も、その外形が上記負極側直流電圧入力導電板20の外形より大きく、図16に示すように上記3個の正側導通制御素子31A〜31Cの出力側端子(固着兼電気接続用ネジ孔36A〜36C)および正電源側端子(固着兼電気接続用ネジ孔35A〜35C)に対応した位置に開口631A〜631Cが形成されるとともに上記3個の負側導通制御素子41A〜41Cの出力側端子(固着兼電気接続用ネジ孔45A〜45C)および負電源側端子(固着兼電気接続用ネジ孔46A〜46C)に対応した位置に開口632A〜632Cが形成され、例えば熱可塑性の樹脂からなり、上記負側直流電圧入力導電板20および出力用導電板70、80、90の表面に密着される。
【0029】
保護絶縁体64は上記出力導電板70、80、90の表面に設けられ、上記導電板70、80、90を上記層間絶縁体63とで挟持する。この保護絶縁体64はその外形が上記負直流電圧入力導電板20の外形より大きく、図16(f)に示すように上記3個の正側導通制御素子31A〜31Cの出力側端子(固着兼電気接続用ネジ孔36A〜36C)および正電源側端子(固着兼電気接続用ネジ孔35A〜35C)に対応した位置に開口641A〜641Cが形成されるとともに上記3個の負側導通制御素子41A〜41Cの出力側端子(固着兼電気接続用ネジ孔45A〜45C)および負電源側端子(固着兼電気接続用ネジ孔46A〜46C)に対応した位置に開口642A〜642Cが形成され、例えば熱可塑性の樹脂からなり、上記出力導電板70、80、90の表面に密着される。
【0030】
なお、図17に示すように保護絶縁体61、正直流電圧入力導電板10、層間絶縁体62、負直流電圧入力導電板20、層間絶縁体63、3個の出力導電板70、80、90、保護絶縁体64の順に積層され、一対の保護絶縁体61、64と2枚の層間絶縁体62、63が少なくともその周縁部において熱を加えられ、硬化させられることによって袋状に接着され、上記正直流電圧入力導電板10と負直流電圧入力導電板20と3個の出力導電板70、80、90それぞれの端部を包み込む構成になっている。正側直流電圧入力導電板10と負側直流電圧入力導電板20と3個の出力導電板70、80、90と一対の保護絶縁体61、64と2枚の層間絶縁体62、63とにより、電源母線組立体110を構成している。
また、一対の保護絶縁体61、64と2枚の層間絶縁体62、63は同じものであっても良い。
【0031】
なお、図18において、120は部品搭載用基板、121A〜121C、126A〜126Cは、動作安定用コンデンサ等を含むスナバ回路等の部品ユニットで、基板120の裏面印刷回路にそれぞれ接続されている。122A〜122C、123A〜123Cは3対の固着兼電気接続用ネジ孔で、正側導通制御ユニット30A〜30Cの3対のネジ孔35A〜35C、36A〜36Cに対応した位置に形成されている。127A〜127C、128A〜128Cは3対の固着兼電気接続用ネジ孔で、負側導通制御ユニット40A〜40Cの3対のネジ孔45A〜45C、46A〜46Cに対応した位置に形成されている。
【0032】
136C、137Cは一対の取り付けネジ、138C、139Cは一対の絶縁性円筒型スリーブで、ネジ136C、137Cは、それぞれ図18中の一点鎖線で示すようにネジ孔127C、128C、ネジ孔26C、96を貫通し、ネジ孔45C、46Cに締め付けられ、この結果、前述のような各ネジ孔間の固着兼電気接続がなされるものである。その他の正側導通制御ユニット30A〜30C、負側導通制御ユニット40A〜40Cの各ネジ孔にも、これらに対応する基板120の上記ネジ孔から、取り付けネジ136C、137Cと同様な取り付けネジが締め付けられる。この結果、電源母線組立体110が基板50、120間に挟持されるように一体に固着される。導通制御素子31A〜31C、41A〜41C、直流電圧入力導電板10、20、出力導電板70、80、90、電動機150の電気結線の要部は、図19に示すようになる。
【0033】
上記のように構成されたエレベータの制御装置にあっては、直流電源1から正極側直流電圧入力導電板10を介して、インバータ駆動回路からの導通制御用信号を受け導通されるいずれか一つの正側導通制御素子31A〜31Cの正電源側端子−出力端子−いずれか一つの出力導電板70、80、90−3相交流電動機150−いずれか一つの出力導電板70、80、90−インバータ駆動回路からの導通制御用信号を受け導通されるいずれか一つの負側導通制御素子41A〜41Cの出力端子−負電源側端子から負極側直流電圧入力導電板20、直流電源1ヘ電流が流がれる。その結果、3相交流電動機150はインバータ駆動回路からの導通制御用信号に基づいて制御される三相交流電力によって駆動されることになる。
【0034】
この三相交流電力を発生させるインバータ主回路部100の導通モードも、図14に示した上記実施の形態1と同様な6モード(A〜F)となっており、これらの全ての導通モードで、電流Ia、Ibによって生じる磁束は互いに打ち消し合うので、配線インダクタンスは常に低く維持される。
【0035】
上記エレベータの制御装置におけるインバータ装置にあっては、正極側直流電圧入力導電板10および負極側直流電圧入力導電板20の表面を、正側導通制御素子31A〜31C、および負側導通制御素子41A〜41C上に対向配置したため、インバータ装置の小型化、薄型化を損なうことなく、正側導通制御素子31A〜31C、および負側導通制御素子41A〜41Cに直流電力を供給する正極側直流電圧入力導電板10、および負極側直流電圧入力導電板20の配線インダクタンスを低減化できるものである。
【0036】
また、正極側直流電圧入力導電板10、および負極側直流電圧入力導電板20は、3個の出力用導電板70、80、90と一対の保護絶縁体61、64と2枚の層間絶縁体62、63とにより、母線組立体110を構成しているため、取扱いが容易なものである。 しかも、一対の保護絶縁体61、64および2枚の層間絶縁体62、63が正極側直流電圧入力導電板10および負極側直流電圧入力導電板20の周縁にて両入力導電板10、20を覆っているため、両入力導電板10、20間の縁面距離を大きく取れるものである。
さらに、インバータ装置の小型化、薄型化を損なうことがないため、機械室を持たないエレベータのインバータ装置として適している。
【0037】
実施の形態3.
図20はこの発明の実施の形態3を示すものであり、図15ないし図19および図32にて示した実施の形態2に対して、母線組立体110における一対の保護絶縁体61、64と2枚の層間絶縁体62、63の構造が若干異なるだけであり、その他については同じ構成である。すなわち、先の図17で実施の形態2に示したものが、正極側直流電圧入力導電板10、および負極側直流電圧入力導電板20の周縁にて一対の保護絶縁体61、64、および2枚の層間絶縁体62、63を熱硬化させて密着させているのに対して、この図20に示す実施の形態3においては、固着兼電気接続用ネジ132A、その他の固着兼電気接続用ネジもしくは接着で部品の一体化を図り、一対の保護絶縁体61、64および2枚の層間絶縁体62、63を正極側直流電圧入力導電板10、および負極側直流電圧入力導電板20の周縁から突出させたままとし、両入力導電板10、20間の電気絶縁の縁面距離を取っているものである。このように構成されたエレベータの制御装置にあっても実施の形態2と同様な効果を有するものである。
【0038】
実施の形態4.
図21はこの発明の実施の形態4を示すものであり、図15ないし図19および図32にて示した実施の形態2に対して、母線組立体110における正極側直流電圧入力導電板10、および負極側直流電圧入力導電板20と一対の保護絶縁体61、64と2枚の層間絶縁体62、63との構造が若干異なるだけであり、その他については同じ構成である。
すなわち、一対の保護絶縁体61、64と2枚の層間絶縁体62、63それぞれに正極側直流電圧入力導電板10と出力導電板70、80、90との間および負極側直流電圧入力導電板10と出力導電板70、80、90との間に半円筒溝状に形成した切り欠き116Aを設けるとともに、正極側直流電圧入力導電板10および負極側直流電圧入力導電板20の間にに上記切り欠き116Aと同位置かつ同形状の切り欠きを設けたものである。
【0039】
このように構成したことにより、実施の形態2と同様の効果を奏する他、開口部中に露出した正極側直流電圧入力導電板10と出力導電板70、80、90の間の絶縁短絡距離、負極側直流電圧入力導電板20と出力導電板70、80、90の間の絶縁短絡距離を長くとれる効果を有する。
なお、実施の形態3におけるインバータ装置の母線組立体110にこの実施の形態4で示した切り欠き116Aを設けてもよいものである。また、この実施例では凹に構成したが、凸に構成しても同様の効果が得られる。
【0040】
実施の形態5.
図22〜図31はこの発明の実施の形態5を示すものであり、図15ないし図20および図32にて示した実施の形態2に対して、電源母線組立体110における正負の直流電圧入力導電板10、20と、出力導電板70、80、90、平滑用コンデンサ115A、115B、115Cの取り付け構造が若干異なるだけであり、その他については同じ構成である。 図22はこの発明の実施の形態5の直流電圧入力導電板要部の斜視図で、110Mは直流電圧入力導電板基幹部分で、図23に示すように左右両端に接続端子11、21が突出するように形成されている。10Mは正極側直流電圧入力導電板10の基幹部で、図24に示すように長方形の平板状に形成され、出力端子用開口15A〜15C、固着兼電気接続用ネジ孔16A〜16Cが形成されている。 図25において、20Mは負極側直流電圧入力導電板20の基幹部で、図25に示すように長方形の平板状に形成され、出力端子用開口25A〜25C、固着兼電気接続用ネジ孔26A〜26Cが形成されている。
【0041】
図23において、111Mは絶縁体で、正極側直流電圧入力導電板10の基幹部10Mと負極側直流電圧入力導電板20の基幹部20Mとを長さ方向を一致させて、接続端子11、21を互いに逆向きにして電気絶縁状態に重ね合せるように一体にモールド成形され、114A〜114Cは出力端子用開口で、ネジ孔16A〜16C、26A〜26Cの位置に合わせて形成されている。
【0042】
図22において、110SA〜110SCは、互いに同一形状に形成された分岐導電板組立体で、組立体110SAの構成を分解図26〜図29で説明すると、10SAは正極側直流電圧入力分岐導電板で、図28に示すように基幹部10Mのネジ孔16Aに接続される固着兼電気接続用ネジ孔16SAと、導通制御ユニットのネジ孔に接続される固着兼電気接続用ネジ孔17SAとを形成されている。図26で、20SAは負極側直流電圧入力分岐導電板で、図28に示すように基幹部20Mのネジ孔26Aに接続される固着兼電気接続用ネジ孔26SAと、導通制御ユニットのネジ孔に接続される固着兼電気接続用ネジ孔27SAとを形成されている。
【0043】
出力導電板70には、図29に示すように正極側導通制御ユニットのネジ孔と負極側導通制御ユニットのネジ孔にそれぞれ接続される固着兼電気接続用ネジ孔75、76が形成されている。図26において、111SAは絶縁体で、分岐導電板10SA、20SAで出力導電板70を電気絶縁状態に挟持させるように長さ方向に重ね合せて分岐導電板組立体110SAを固着一体化している。
なお、他の分岐導電板組立体110SB、110SCも、それぞれ直流電圧入力導電板10、20の基幹部10M、20Mのネジ孔と、正負の導通制御ユニットのネジ孔に固着兼電気接続されている。
【0044】
図22において、115A〜115Cは同型の平滑用コンデンサで、コンデンサ115Aの構成を図30で説明すると、その上端面には、固着兼電気接続用ネジ孔115A1、115A2がそれぞれ直流電圧入力導電板10、20の基幹部10M、20Mのネジ孔26A、16Aに合わせた位置に設けられていて、これらのネジ孔26A、16Aに分岐導電板組立体110SAと共通の電気接続兼取り付けネジ(図示省略)で、一体に固着されるものである。
なお、他の平滑用コンデンサ115B、115Cも、基幹部10M、20Mのネジ孔26B、16B、26C、16Cにそれぞれ一体に固着される。
【0045】
この実施の形態5の回路構成では、図31に示すように、3対の直流電圧入力分岐導電板10SA、20SA、10SB、20SB、および10SC、20SCそれぞれの間に絶縁体を介して挟持させるように3枚の交流電圧出力導電板70、80、90を3相交流電圧各相毎に対応させて平行配置されている。また平滑用コンデンサ115A、115B、115Cは、上記3対の直流電圧入力分岐導電板10SA、20SA、10SB、20SB、および10SC、20SCに対応するように、直流電圧入力導電板10、20の基幹部10M、20Mの近傍にそれぞれに当該正負の各基幹部分を接続するように設けられている。
【0046】
このように構成されたエレベータの制御装置にあって、三相交流電力を発生させるインバータ本体100の導通モードは、図14に示した上記実施の形態1と同様な6モード(A〜F)となっており、これらの全ての導通モードで、駆動電流によって生じる磁束は互いに打ち消し合うので、配線インダクタンスは常に低く維持される。
【0047】
この実施の形態5では、平滑用コンデンサ3A、3B、3Cの間近まで、上記正負の直流電圧入力分岐導電板10SA、20SA、10SB、20SB、および10SC、20SCに対して、上記交流電圧出力導電板70、80、90を平行して近接配置することにより、低インダスタンスが実現できることはもちろん、小型化において上記実施の形態1、形態2よりも不利になるが、上記正負の直流電圧入力分岐導電板10SA、20SA、10SB、20SB、および10SC、20SCに対する上記交流電圧出力導電板70、80、90の電気磁気効果から見た距離及び相対面積が上記3相交流の各相でほぼ均等になるので、良好な電気特性を得られる。また、平滑用コンデンサ3A、3B、3Cの3相各相への分散配置により、さらに良好な電気特性が得られる。
【0048】
【発明の効果】
この発明の第1の発明は、一直線上に配置された3個の正側導通制御素子と、正側導通制御素子の配列に沿って一直線上に配置されるとともに、それぞれが対応する正側導通制御素子に対して配列方向と直交する方向に配列された3個の負側導通制御素子と、直流電源の正極と接続するための正極端子を配列方向の一側に配置させた状態で配列方向の一側から他側に渡って配置され、3個の正側導通制御素子の正電源側端子に接続される正極側直流電圧入力導電板と、直流電源の負極と接続するための負極端子を配列方向の一側に配置させた状態で配列方向の一側から他側に渡って正極側直流電圧入力導電板に平行に隣接して配置され、3個の負側導通制御素子の負電源側端子に接続される負極側直流電圧入力導電板と、それぞれが対応の正側導通制御素子の出力側端子と対応の負側導通制御素子の出力側端子とに接続され、エレベータ駆動用電動機の入力端子に接続するための出力端子を有し、出力端子を配列方向の他側に配置させ、互いに平行に隣接して配置されるとともに、正および負極側直流電圧入力導電板に平行に隣接して配置された3個の交流電圧出力導電板と、正および負極側直流電圧入力導電板と交流電圧出力導電板との間に介在し、周縁部を正および負極側直流電圧入力導電板および交流電圧出力導電板の周縁部よりも突出させ、この突出部を一体に形成した層間絶縁体と、正極側直流電圧入力導電板と負極側直流電圧入力導電板と3個の交流電圧出力導電板とを挟持する一対の保護絶縁体と、を備え、正極側直流電圧入力導電板と負極側直流電圧入力導電板と3個の交流出力導電板と層間絶縁体と一対の保護絶縁体とを有する母線組立体を構成し、第2の発明は、正極側直流電圧入力導電板を、3個の正側導通制御素子および3個の負側導通制御素子の表面上にこの表面と表面が並行して設け、負極側直流電圧入力導電板を、3個の正側導通制御素子および3個の負側導通制御素子の表面上にこの表面と表面が並行して設けたので、インバータ主要回路部を低インダクタンスに構成でき、かつ全体として部品点数の少ない組立容易なエレベータ用インバータ装置を構成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の要部を示す斜視図。
【図2】 図1における電源母線組立体平面図。
【図3】 図2のA−B切断面を示す側面図。
【図4】 図3における正極側直流電圧入力導電板の平面図、側面図。
【図5】 図3における負極側直流電圧入力導電板の平面図、側面図。
【図6】 図3における三相交流A相出力用導電板の平面図、側面図。
【図7】 図3における三相交流B相出力用導電板の平面図、側面図。
【図8】 図3における三相交流C相出力用導電板の平面図、側面図
【図9】 この発明の実施の形態1の電気結線概念図。
【図10】図9の電気回路図。
【図11】図10の1つの導通モードの電流経路図。
【図12】平行導電線の電流と磁束の関係を示す図。
【図13】図11の電流経路を概念的に示す図2の平面図。
【図14】図10の各導通モードを示す電流経路図。
【図15】この発明の実施の形態2における部品搭載用基板を取り除いた平面図。
【図16】図15における母線組立体を構成する各部材の平面図。
【図17】図15のC−D切断面を示す側面図。
【図18】この発明の実施の形態2の要部を示す分解斜視図。
【図19】この発明の実施の形態2の電気結線概念図。
【図20】この発明の実施の形態3の要部を示す斜視図。
【図21】この発明の実施の形態4の要部を示す斜視図。
【図22】この発明の実施の形態5の要部を示す斜視図。
【図23】図22の直流電圧入力導電板の基幹組立部の平面図、正面図。
【図24】図23の正極側直流電圧入力導電板の平面図、正面図。
【図25】図23の負極側直流電圧入力導電板の平面図、正面図。
【図26】図22の分岐導電板組立体の一つの平面図、正面図、側面図、E−F断面図。
【図27】図26の分岐導電板組立体部の正極側直流電圧入力分岐導電板の平面図、正面図。
【図28】図26の分岐導電板組立体部の負極側直流電圧入力分岐導電板の平面図、正面図。
【図29】図26の分岐導電板組立体部の交流出力用導電板の平面図、正面図。
【図30】図22の電解コンデンサの斜視図。
【図31】この発明の実施の形態5の電気結線概念図。
【図32】インバータ装置を含むエレベータ用制御装置を示す回路図。
【符号の説明】
1 直流電源、2 交流−直流電力変換機、
3 平滑用コンデンサ、4 正極側端子、5 負極側端子、
10 正極側直流電圧入力導電板(正側電源母線)、
20 負極側直流電圧入力導電板(負側電源母線)、
31A〜31C 正側導通制御素子(正側スイッチング素子)、
41A〜41C 負側導通制御素子(負側スイッチング素子)、
50 基板(箱体状放熱器)、
60 絶縁体、61、64 保護絶縁体、62、63 層間絶縁体
70、80、90 交流電圧出力導電板、
100 インバータ主回路部
110 電源母線組立体、110M 直流電圧入力導電板の基幹組立体
110SAから110SC 分岐導電板組立体
115A〜115C 平滑用コンデンサ、116A 切り欠き
120 部品搭載用基板
150 3相交流電動機

Claims (2)

  1. 一直線上に配置された3個の正側導通制御素子と、
    上記正側導通制御素子の配列に沿って一直線上に配置されるとともに、それぞれが対応する正側導通制御素子に対して上記正側導通制御子の配列方向と直交する方向に配列された3個の負側導通制御素子と、
    直流電源の正極と接続するための正極端子を上記配列方向の一側に配置させた状態で上記配列方向の一側から他側に渡って配置され、上記3個の正側導通制御素子の正電源側端子に接続される正極側直流電圧入力導電板と、
    上記直流電源の負極と接続するための負極端子を上記配列方向の一側に配置させた状態で上記配列方向の一側から他側に渡って上記正極側直流電圧入力導電板に平行に隣接して配置され、上記3個の負側導通制御素子の負電源側端子に接続される負極側直流電圧入力導電板と、
    それぞれが対応の正側導通制御素子の出力側端子と対応の負側導通制御素子の出力側端子とに接続され、エレベータ駆動用電動機の入力端子に接続するための出力端子を有し、上記出力端子を上記配列方向の他側に配置させ、互いに平行に隣接して配置されるとともに、上記正および負極側直流電圧入力導電板に平行に隣接して配置された3個の交流電圧出力導電板と、
    上記正および負極側直流電圧入力導電板と上記交流電圧出力導電板との間に介在し、周縁部を上記正および負極側直流電圧入力導電板および上記交流電圧出力導電板の周縁部よりも突出させ、この突出部を一体に形成した層間絶縁体と、
    上記正極側直流電圧入力導電板と上記負極側直流電圧入力導電板と上記3個の交流電圧出力導電板とを挟持する一対の保護絶縁体と、
    を備え、
    上記正極側直流電圧入力導電板と上記負極側直流電圧入力導電板と上記3個の交流出力導電板と上記層間絶縁体と上記一対の保護絶縁体とを有する母線組立体を構成することを特徴とするエレベータ用インバータ装置。
  2. 上記正極側直流電圧入力導電板は、上記3個の正側導通制御素子および上記3個の負側導通制御素子の表面上にこの表面と表面が並行して設けられ、
    上記負極側直流電圧入力導電板は、上記3個の正側導通制御素子および上記3個の負側導通制御素子の表面上にこの表面と表面が並行して設けられたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ用インバータ装置。
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