JP4548753B2 - 漏電・欠相判別測定器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、分電盤に組み込まれた主幹漏電遮断器が遮断動作した際に原因を調べるための漏電・欠相判別測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4及び図5に示すように単相三線式分電盤21に組み込まれた主幹漏電遮断器22が遮断動作した際に原因を調べるための漏電・欠相判別測定器23は、ケース24に組み込まれた分割型の零相変流器25により主回路26,26,26の漏電を検出し、ケース24から延びた三本のリード線27,27,27により主回路26,26,26の欠相を検出するとともに主回路26,26から電源を確保している。
【0003】
漏電・欠相判別測定器23にバッテリーを具備しないものは、漏電遮断器22が主回路を遮断すると漏電遮断器22の二次側には電流が流れなくなるため、漏電遮断器22の一次側にリード線27,27を接続し、漏電遮断器22が主回路を遮断した後でも漏電・欠相判別測定器23の表示装置28が表示するように電源を確保している。しかし、漏電遮断器22の一次側にリード線27,27を接続するには、電圧が印加されたままで配線しなければならないため危険であった。
【0004】
そこで漏電・欠相判別測定器23にバッテリー31を具備させると、漏電遮断器22が主回路を遮断してもバッテリー31から表示装置28に電源を供給することができるため、漏電遮断器の二次側にリード線27,27を接続することができて安全に配線を行うことができる。漏電・欠相判別測定器23は漏電遮断器22が遮断動作する前に漏電・欠相の検出から表示までの一連の動作を完了する構造になっており、図6に示すように漏電又は欠相を検出するとリード線27,27から確保した電源により漏電・欠相検出回路29から信号を出力してサイリスタSCR3をオンし、それにより自己保持型のリレーR1Sがオンして接点30がオンすることによりバッテリー31から発光ダイオード等の表示装置28に電流が流れて点灯する。また、リセットスイッチ32を押すとリレーR1Rがオンして接点がオフすることによりバッテリー31から表示装置28に供給していた電流がストップして表示装置28は消灯する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
漏電・欠相判別測定器により漏電遮断器の遮断原因が漏電だと分かれば、漏電遮断器から負荷までのどこで漏電しているかを調べる必要がある。しかし、従来のバッテリーを具備しない漏電・欠相判別測定器は漏電遮断器の一次側で電源を確保しているため、負荷まで届くような非常に長いリード線を備えなければならず、漏電・欠相判別測定器の持ち運びが不便になるという欠点があった。
【0006】
また、漏電・欠相判別測定器は欠相を検出するために主回路の両電圧極にリード線を接続する必要があり、それに伴って、両電圧極から電源を確保することになるため、バッテリーを具備する漏電・欠相判別測定器は回路に電源電圧200Vで使用するリレーが組み込まれている。負荷の近くに200Vのコンセントがあれば、漏電・欠相判別測定器のリード線の途中やケースに設けたコネクタでプラグを備えたリード線に差し替えてコンセントから電源を確保することができるが、負荷の近くに200Vのコンセントがない場合は電源を確保することができなかった。
【0007】
問題を解消するために非常に長いリード線を備えると持ち運びが不便になり、100Vのコンセントで電源を確保できるように電源電圧200Vで使用するリレーに加えて電源電圧100Vで使用するリレーを回路に組み込むと漏電・欠相判別測定器が大型化し、電源電圧200Vで使用するリレーを組み込んだ漏電・欠相判別測定器と電源電圧100Vで使用するリレーを組み込んだ漏電・欠相判別測定器の両方を用意すると持ち運びが不便であるという欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記従来の漏電・欠相判別測定器の問題点に鑑み、本発明の目的は、100V又は200Vの両方で電源を取ることができて手軽に持ち運びできる漏電・欠相判別測定器を提供するもので、その構造は、分電盤に組み込まれた主幹漏電遮断器が遮断動作した際に原因を調べるために主回路に漏電を検出するための零相変流器を貫通させるとともに欠相を検出するためのリード線を接続し、主回路の漏電又は欠相を漏電・欠相検出回路により検出して表示装置により表示を行う漏電・欠相判別測定器において、主回路の漏電又は欠相を検出する漏電・欠相検出回路が異常検出時に出力する信号により主回路とバッテリーとを絶縁させるためのフォトカプラをオンさせてバッテリーの電源を表示装置に供給することである。
【0009】
【発明の実施の形態】
漏電遮断器が漏電又は欠相により遮断すると漏電・欠相検出回路は、まず、サイリスタをオンし、続いてフォトカプラのダイオードに電流が流れてフォトカプラのトランジスタがオンし、続いてトランジスタがオンし、続いてサイリスタがオンしてバッテリーから発光ダイオード等の表示装置に電流が流れて点灯する。また、リセットスイッチを押すことによりサイリスタがオフしてバッテリーから表示装置に流れていた電流はストップして表示装置は消灯する。
【0010】
【実施例】
本発明に係る漏電・欠相判別測定器の一実施例を図1〜図3の添付図面に基づいて説明する。
【0011】
単相三線式分電盤1に組み込まれた主幹漏電遮断器2が遮断動作した際に原因を調べるための漏電・欠相判別測定器3は、主回路の漏電を検出して信号を出力する分割型の零相変流器4と、零相変流器4の出力信号により漏電を検出し、主回路の両電圧極と中性極に接続されたリード線5a,5b,5cの電圧を監視して欠相を検出する漏電・欠相検出回路6と、漏電・欠相検出回路6からの出力信号により表示を行う表示装置7とをケース8に収納している。
【0012】
ケース8の一方に設けられた分割型の零相変流器4は、レバー9を握ると円状の零相変流器4が左右に開いて分割するため、開口部から漏電遮断器2の一次側に接続される両電圧線10a,10b及び中性線10cを挿入する。ケース8の他方に設けられた三本のリード線5a,5b,5cは、二本のリード線5a,5bを漏電遮断器2の両電圧極の二次側端子11a,11bに接続し、一本のリード線5cを中性極の銅バー12に接続にする。尚、漏電遮断器2の両電圧極の二次側端子11a,11bに接続したリード線5a,5bから漏電・欠相判別測定器3の電源を確保している。また、漏電遮断器2の遮断動作後に電源を確保するためにケース8に電池等のバッテリー13を設ける。
【0013】
漏電遮断器2が漏電又は欠相により遮断すると漏電・欠相検出回路6はサイリスタSCR1のゲートに信号を出力してサイリスタSCR1をオンさせる。そうするとリード線5a,5bから得た交流電流を整流した電流がフォトカプラPC1のダイオードに流れてフォトカプラPC1のトランジスタがオンし、続いてトランジスタTR1がオンし、続いてサイリスタSCR2がオンしてバッテリー13から発光ダイオード等の表示装置7に電流が流れて点灯する。
【0014】
また、リセットスイッチ14を押すことによりサイリスタSCR2がオフしてバッテリー13から表示装置7に流れていた電流がストップして表示装置は消灯する。この時、漏電や欠相が修復されていない場合は、漏電遮断器2をオフにするか、或いはリード線5a,5bを取り外さないと漏電・欠相判別測定器3が動作するため、表示装置7は消灯しない。
【0015】
漏電・欠相判別測定器3で調べた結果から漏電遮断器2の遮断原因が漏電だと分かれば、漏電遮断器2から負荷までの間のどこで漏電しているかを調べる。
【0016】
漏電・欠相判別測定器3のリード線5a,5b,5cはケース8にコネクタ(図示せず)が設けられて着脱可能になっている。そこでリード線5a,5bをコンセント(図示せず)に差し込み可能なプラグが設けられたリード線(図示せず)に差し替える。そして、負荷の近くに設置された100V用のコンセントにプラグを差し込み、コンセントから電源を確保して漏電・欠相判別測定器3により漏電の位置を調べる。
【0017】
また、本実施例において、表示装置として発光ダイオードを使用したが、これに限定するものではない。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る漏電・欠相判別測定器は、分電盤に組み込まれた主幹漏電遮断器が遮断動作した際に原因を調べるために主回路に漏電を検出するための零相変流器を貫通させるとともに欠相を検出するためのリード線を接続し、主回路の漏電又は欠相を漏電・欠相検出回路により検出して表示装置により表示を行う漏電・欠相判別測定器において、主回路の漏電又は欠相を検出する漏電・欠相検出回路が異常検出時に出力する信号により主回路とバッテリーとを絶縁させるためのフォトカプラをオンさせてバッテリーの電源を表示装置に供給することにより、100V又は200Vの両方で電源を取ることができて手軽に持ち運びできるという優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る漏電・欠相判別測定器を示す正面図である。
【図2】 本発明に係る漏電・欠相判別測定器の使用状態を示す正面図である。
【図3】 本発明に係る漏電・欠相判別測定器の回路図である。
【図4】 従来の漏電・欠相判別測定器を示す正面図である。
【図5】 従来の漏電・欠相判別測定器の使用状態を示す正面図である。
【図6】 従来の漏電・欠相判別測定器の回路図である。
【符号の説明】
1 分電盤
2 漏電遮断器
3 漏電・欠相判別測定器
4 零相変流器
5a リード線
5b リード線
5c リード線
6 漏電・欠相検出回路
7 表示装置
8 ケース
9 レバー
10a 電圧線
10b 電圧線
10c 中性線
11a 二次側端子
11b 二次側端子
12 中性極の銅バー
13 バッテリー
14 リセットスイッチ
SCR1 サイリスタ
SCR2 サイリスタ
PC1 フォトカプラ
TR1 トランジスタ

Claims (1)

  1. 分電盤に組み込まれた主幹漏電遮断器が遮断動作した際に原因を調べるために主回路に漏電を検出するための零相変流器を貫通させるとともに欠相を検出するためのリード線を接続し、主回路の漏電又は欠相を漏電・欠相検出回路により検出して表示装置により表示を行う漏電・欠相判別測定器において、主回路の漏電又は欠相を検出する漏電・欠相検出回路が異常検出時に出力する信号により主回路とバッテリーとを絶縁させるためのフォトカプラをオンさせてバッテリーの電源を表示装置に供給することを特徴とする漏電・欠相判別測定器。
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