JP4548570B2 - 薬液吐出容器 - Google Patents

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本発明は、水洗トイレの手洗い付きロータンクの手洗い部に載置し、手洗い部の上方のカランから給水により、ロータンク内に薬液(芳香剤、洗浄剤、殺菌剤等)を吐出する薬液吐出容器に関する。
水洗トイレの手洗い付きロータンクの手洗い部に載置し、手洗い部の上方のカランから供給される水に薬液(芳香剤、洗浄剤、殺菌剤等)を混合するために用いる薬液吐出容器として、特許文献1に記載されている水洗トイレ用薬剤供給具が知られている。この薬剤供給具は、液状の薬剤を収容する薬液タンク(薬剤容器)の底部に薬剤の導出孔を設け、その導出孔から薬剤を含浸体に導出して含浸させると共に、その含浸体が、カランから手洗い部に供給された水の流れに晒されるようにし、含浸体に含まれていた薬剤が水に溶解し、ロータンク内に流下するようにしたものである。
特開2001−342666号
上述の薬剤供給具は構造的に複雑であり、製造コストが高くつく。これに対し、より単純な機構のものとしては、図7(a)に示すように、薬液Aを収容する薬液タンク1と薬液タンク1の底部開口部2に取り付けたキャップ3からなり、キャップ3に薬液吐出ノズル4と足6を設けた薬液吐出容器100xが考えられる。薬液吐出ノズル4の先端開口部5には、薬液Aが、表面張力と薬液タンク1内が弱い負圧状態になることにより保持される。
図7(b)に示すように、この薬液吐出容器100xを、ロータンクの手洗い部20の吸水口21上に載置し、水洗トイレの水をフラッシュさせることによりカランから手洗い部20に矢印のように水Wが供給されると、その水Wは薬液Aを保持した薬液吐出ノズル4を洗うようにしてロータンク内に流下するので、これにより薬液Aがロータンク内に混入する。また、カランからの給水が止まった後においても、給水時に比して薬液タンク内の温度が上がり、ヘッドスペースが膨張することによって薬液Aが吐出され、ロータンク内に混入する場合もある。したがって、この薬液吐出容器100xによれば、単純な機構で薬液Aをロータンク内に混入させることが可能となる。
薬液タンク1からロータンク内へ供給された薬液Aの量に応じて、薬液吐出ノズル4の先端開口部5に付着していた薬液Aの希釈液、水又は空気がその先端開口部5から直ちに薬液タンク1内に入るので、薬液吐出ノズル4の先端開口部5に薬液が保持されていた状態に戻る。以降、カランからの給水の度にこの作用が繰り返され、薬液Aがロータンク内に混入する。
しかしながら、この薬液吐出容器100xによれば、薬液タンク1内に薬液Aの希釈液や水が混入するために、薬液吐出容器100xの使用を重ねていくと、薬液タンク1内の薬液が次第に希釈され、十分な薬効をもたない希釈液が残る場合があり、気温と水温の差によっては、見かけ上、薬液タンク1の薬液量が減少することなく、薬液Aの希釈だけが進む場合もある。そのため、十分な薬効のない薬液吐出容器100xを使用し続けてしまうという問題が生じる。
また、薬液タンクに充填する薬液を青、緑等に着色し、薬液の希釈の指標とすることも考えられるが、薬液タンク内の薬液の色は、薬液が当初の5%程度まで希釈されても着色されて見えるため、単に薬液を着色しても、薬液タンク1内の残液が十分な薬効を有するものであるか否かを判断することはできない。
これに対し、本発明は、水洗トイレのロータンク付き手洗い部に載置することにより、薬液タンク内の薬液をロータンク内に簡便な機構で混入させることができるが、薬液タンク内の薬液が次第に希釈されていく薬液吐出容器において、薬液の使用を終了すべき時期が的確にわかるようにすることを目的とする。
本発明者らは、水洗トイレのロータンク付き手洗い部に載置する簡便な機構の薬液吐出容器において、薬液タンク内で希釈されることにより変化する薬液の色を薬液タンク外から観察できるように、薬液タンクを透明又は半透明材料から形成し、かつ、薬液の使用を終了すべき時期の薬液タンクの外観色を少なくとも一部に有する着色部材を薬液吐出容器に付帯させると、その着色部材の色と薬液タンクの外観色との対比により容易に薬液の使用を終了すべき時期がわかることを見出した。
即ち、本発明は、薬液を収容する薬液タンク、及び薬液タンクの下方に設けられた薬液吐出ノズルからなり、水洗トイレのロータンクの手洗い部に載置され、薬液吐出ノズルの先端開口部が手洗い部に供給された水に洗われ、薬液吐出ノズルを通して薬液タンクから薬液が吐出されると共に薬液タンク内に水が入り、薬液が水で希釈されていく薬液吐出容器であって、
薬液タンクが透明又は半透明材料から形成され、
薬液タンク内の薬液が水で所定の割合に希釈されたときの薬液タンクの外観色を、少なくとも一部に有する着色部材が設けられている薬液吐出容器を提供する。
また、本発明は、上述の薬液吐出容器の薬液タンクに、有色のトイレ洗浄液が充填されてなるトイレ洗浄用品を提供する。
本発明によれば、水洗トイレのロータンクの手洗い部に載置することにより、薬液タンク内の薬液をロータンク内に簡便な機構で混入させることができる薬液吐出容器において、薬液タンク内の薬液が次第に十分な薬効をもたない程度にまで希釈されていく場合に、その使用を終了すべき時期を的確に知ることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
図1は、本発明の一態様の薬液吐出容器100Aに薬液Aを充填したトイレ洗浄用品200Aを正面から見た部分切り欠き断面図(a)、側面図(b)、上面図(c)及び底面図(d)である。
この薬液吐出容器100Aは、薬液タンク1と、薬液タンク1の底部開口部2に取り付けられたキャップ3からなる。
薬液タンク1には、トイレ用芳香剤、洗浄剤、殺菌剤等の薬液Aが充填されている。この薬液Aとしては、水道水に含まれる塩素に対して耐性があり、人体に安全な青色、緑色等の着色剤を含有するものが好ましい。また、その着色剤による着色の程度は、薬液Aがロータンク内に混入される濃度ではその色を視認することができなくても、少なくとも薬液タンク1に充填される濃度では視認することができ、その充填時の色と使用を終了すべき希釈時の色とを目視で区別できる程度とする。
薬液タンク1としては、そこに充填された薬液Aの色が水で希釈されることにより変化していく様子を薬液タンク1外から観察できるように、透明又は半透明材料から形成されたものを使用する。
キャップ3の底部には薬液吐出ノズル4が該キャップ3と一体に形成されている。この薬液吐出ノズル4の先端開口部5には、薬液Aが、表面張力と薬液タンク1内が弱い負圧状態になることにより保持される。
キャップ3の底部には、カランから供給された水を薬液吐出ノズル4の方に流し、薬液吐出ノズル4に沿って流下させる水誘導構造の一態様として、薬液吐出ノズル4を中心として放射状に起立した8枚の板状部7がこのキャップ3と一体に設けられている。また、キャップ3には足6が一体的に設けられ、さらに、薬液吐出ノズル4の周囲には、該薬液吐出ノズル4に沿って伸び、その先端が薬液吐出ノズル4の先端開口部5よりも突出した4枚の水量調整板8が設けられている。
この板状部7や水量調整板8は、本発明において必要に応じて設けられる。薬液吐出ノズル4を中心として放射状に板状部7を設けることにより、ロータンクの手洗い部20の形状、手洗水の水量、水圧、手洗い部20における薬液吐出容器100の載置位置等によらず、カランから供給された水を、板状部7に沿わせて薬液吐出ノズル4の方に流し、次いで、薬液吐出ノズル4に沿わせてロータンク内に流下させることができる。また、キャップ3の底面が吸水口21を塞ぐことが防止されるので、手洗い部20に水が溢れることを防止できる。
また、水量調整板8を、薬液吐出ノズル4の先端開口部5よりも突出させて設けることにより、薬液吐出ノズル4の先端開口部5にカランからの水が過剰に当たり続け、薬液Aの過剰吐出が引き起こされることを防止することができる。
なお、水誘導構造や水量調整板8の態様は、上述の例に限らない。例えば、水誘導構造をなす板状部7は、薬液吐出ノズル4を中心として放射状に起立したものである限り、その形状は平板でも曲板でもよい。板状部7の数は、8枚に限らず複数枚とすることができ、4〜12枚とすることが好ましい。水量調整板8も4枚に限らず複数枚とすることができ、3〜8枚とすることが好ましい。
薬液吐出ノズル4の先端開口部5の孔径の好ましい大きさは、薬液Aの粘度等に応じて定まる。本発明においては、薬液Aとして、粘度5〜1000mPa・s(20℃)に調整したものを使用し、先端開口部5の孔径aを1〜5mmとすることが好ましい。これにより、薬液タンク1から薬液吐出ノズル4の先端にまで薬液Aを確実に導出し、かつ先端開口部5からの薬液Aの過度の漏出を防止することができる。
薬液タンク1上には、着脱自在に天板10が設けられている。この天板10は、本発明において、カランの水が薬液吐出容器100Aの真上から供給される場合に、水が薬液タンク1に直接的に当たることを防止し、それにより、薬液タンク1からの薬液Aの吐出量を、水温あるいは気温の変動によらず、安定化させるため、必要に応じて設けられる。また、カランから供給された水は天板10に沿って放射状に流れ、美しい水のベールの外観を呈するので、薬液吐出容器100Aの使用感を向上させる点からも好ましい。
この薬液吐出容器100Aにおいては、天板10が、薬液タンク1内の薬液Aが水で所定の割合に希釈されたときの薬液タンク1の外観色を呈する着色部材として形成されている。このような天板10の形成方法としては、例えば、まず、当該薬液について十分な薬効を得るために最低限必要とされる薬液濃度を調べ、次いで、その濃度の薬液(例えば、当初の薬液を5%に希釈したもの)を薬液タンク1に充填する。そしてこの薬液を充填した薬液タンク1の外観色に、天板10を形成する樹脂材料の色を合わせこんでいく。このように天板10の色調を調整することにより、薬液タンク1の外観色と天板10の色との対比から、薬液タンク1内の薬液Aの使用を終了すべき時期を容易に判断することができる。
また、このような判断をいっそう容易に行えるようにするため、天板10は、該天板10を通して薬液タンク1を明瞭に透視することのできる透明材料よりも、透視することのできない不透明材料又は適度な隠蔽性の半透明材料から形成することが好ましい。
なお、天板10の色調の調整方法としては、上述のように天板10を形成する樹脂材料の色を調整する他、天板10に所定の色のシールを貼付することも考えられるが、天板10と別個にシールを形成する分、コスト高となり、また、頻繁にカランからの水に晒されるので、貼付したシールが脱落するおそれがあるため、シールの貼付によらず、天板10自体を所定の色に形成することが好ましい。
このトイレ洗浄用品200Aの使用方法としては、まず、カランからの水で希釈されていない薬液Aが薬液タンク1に収容されている状態において、トイレ洗浄用品200Aを水洗トイレの手洗い付きロータンクの手洗い部20の吸水口21上に載置し、薬液吐出ノズル4を吸水口21に挿入する。この状態で、薬液吐出ノズル4の先端開口部5には、表面張力と薬液タンク1内の弱い負圧により薬液Aが保持されている。
なお、ロータンクの吸水口21上にカランが設けられ、薬液タンク1の上方から水が供給される場合について、以下に説明するが、ロータンクの吸水口21上にはカランがなく、したがって、ロータンクの吸水口21に薬液吐出ノズル4を挿入した場合に、薬液タンク1の側方のカランから水が供給される場合でも、トイレ洗浄用品200Aは使用することができる。
図2に示すように、トイレ洗浄用品200Aを手洗い部20に載置後、水洗トイレの水がフラッシュされ、カランから水が供給されると、水Wは、まず、天板10に沿って放射状に流れ、次いで薬液タンク1の側面に沿って手洗い部20に流れ込む。手洗い部20に流れ込んだ水Wは、板状部7に沿って薬液吐出ノズル4の方に流れ、薬液吐出ノズル4の先端開口部5を洗うようにしてロータンク内に入る。したがって、先端開口部5に保持されていた薬液Aが水Wでさらわれ、確実にロータンク内に混入する。そして薬液タンク1からロータンク内に混入した薬液の量に応じて、先端開口部5に付着している水、薬液の希釈液又は空気が直ちに薬液タンク1内に入り、薬液吐出ノズル4の先端開口部5には薬液Aが保持される。
カランからの給水が止まると薬液吐出ノズル4の先端開口部5に保持されている薬液Aをさらう水の流れがなくなり、この流れによるロータンク内への薬液Aの吐出も止まる。その後、水温と気温の関係で薬液タンク1のヘッドスペースが膨張した場合には、随時、薬液Aがロータンク内に吐出される。
以降、カランからの給水によりこの作用が繰り返され、薬液Aがロータンク内に混入し、次第に薬液タンク1内の薬液が希釈されていく。したがって、図3(a)に示すように、当初、薬液タンク1の外観色と、天板10の色とは明確に区別されたのが、次第に双方の色差がなくなり、ついには同図(b)に示すように、薬液タンク1の外観色と天板10の色とが殆ど同じになる。この時点で、薬液吐出容器100Aの使用者は、薬液Aが十分な薬効をもたない程度に希釈されたことを知り、その薬液タンク1内の残量の如何に関わらず、その薬液Aの使用を止めることができる。したがって、この薬液吐出容器100Aによれば、十分な薬効のない薬液Aを使い続けるという事態を防止することができる。
図4は、本発明の異なる態様の薬液吐出容器100Bの上面図である。この薬液吐出容器100Bは、上述の薬液吐出容器100Aにおいて、天板10を、薬液Aがカランからの水で希釈される前の薬液タンク1の外観色を呈する領域10aと、使用を終了すべき程度に薬液Aが希釈されたときの薬液タンク1の外観色を呈する領域10cから形成したものである。これにより、薬液吐出容器100Bの使用者が、その使用中に、使い始めの薬液タンク1の外観色を明確に覚えていなくても、薬液タンク1の外観色を、随時、薬液Aが希釈される前の薬液タンク1の外観色(領域10a)や、使用を終了すべき時期の薬液タンク1の外観色(領域10c)と見比べることにより、薬液Aの使い始め(同図a)に対して使い終わり(同図b)を明確に区別することができ、薬液の使用を終了すべき時期を的確に知ることができる。
図5は、本発明の異なる態様の薬液吐出容器100Cの上面図である。この薬液吐出容器100Cは、上述の薬液吐出容器100Aにおいて、天板10を、薬液Aがカランからの水で希釈される前の薬液タンク1の外観色を呈する領域10aと、使用を終了すべき程度に薬液Aが希釈されたときの薬液タンク1の外観色を呈する領域10cと、その中間色の領域10bから形成したものである。これにより、薬液吐出容器100Cの使い始め(同図a)と、使い終わり(同図c)と、その中間(同図b)の各段階で、薬液タンク1の外観色と天板10の色との対比がいっそう容易となり、薬液の使用を終了すべき時期を的確に知ることができる。
図6は、さらに異なる本発明の薬液吐出容器100Dの側面図である。この薬液吐出容器100Dは、天板を備えておらず、キャップ3が着色部材として使用され、使用を終了すべき程度に薬液Aが希釈されたときの薬液タンク1の外観色を呈している。この薬液吐出容器100Dによっても、薬液タンク1の外観色とキャップ3の色の対比により、薬液の使い始め(同図a)と使い終わり(同図b)を明確に区別することができ、薬液の使用を終了すべき時期を的確に知ることができる。
このように、本発明の薬液吐出容器において、薬液が水で希釈されたときの薬液タンクの外観色を有する着色部材をどこに設けるかは、その着色部材の色を薬液タンク1の外観色と対比することができる限り、特に制限はない。また、薬液タンク1や薬液吐出ノズル4等の個々の構成部品は、図示した態様に限らず、種々の形状をとることができる。
本発明の薬液吐出容器の使用者が、その着色部材の色と薬液タンクの外観色との対比により、薬液の使用を終了すべき時期を的確に判断できることを次のように確認した。
まず、図1の薬液吐出容器100A(薬液タンク容量100mL、薬液吐出ノズルの先端開口部の径2.0mm)を作製した。この場合、薬液タンク1は、白色半透明のプラスチック材料から構成した。また、この薬液タンク1に、表1の組成の薬液の5%濃度の希釈液を充填したときの、その薬液タンク1の外観色と天板10の色とが同色となるように、天板10を形成するプラスチック材料を調製した。なお、この表1の組成の薬液の5%濃度の希釈液は、薬効の点から使用を終了すべき濃度の希釈液である。、
一方、表1の組成の薬液の2%、4%、5%、6%、8%、10%濃度の希釈液を調製し、それぞれ上述の薬液タンク1に80gを充填した。
一般の女性消費者7名を被験者とし、これら被験者には、各薬液タンクに充填されている薬液の濃度を知らせることなく、薬液タンク1の外観色と天板10とが同色であると思われる薬液吐出容器を選択してもらった。その結果、被験者全員が、5%の希釈液を充填したものを選択した。これにより、一般消費者が、薬液タンク1の外観色と天板10の色との対比により、薬液の使用を終了すべき時期を的確に判断できることが確認できた。
[表1]
薬液組成 (単位:重量%)
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(*1) 10
エタノール 5
アシッドブルー112 0.01
香料 1.5
ヒドロキシエチルセルロース(*2) 0.3
塩酸、水酸化ナトリウム 薬剤をpH6.5に調整する量
イオン交換水 バランス
(*1)花王社、エマルゲン
(*2)ダイセル社
本発明の薬液吐出容器は、水洗トイレの手洗い付きロータンクである限り、手洗い部におけるカランや吸水口の位置等に関わらず、使用することができる。
本発明のトイレ洗浄用品を正面から見た部分切り欠き断面図(a)、側面図(b)、上面図(c)及び底面図(d)である。 本発明のトイレ洗浄用品をロータンクの手洗い部に載置した状態の断面図である。 本発明のトイレ洗浄用品において、薬液タンクの外観色の変化を示す上面図である。 異なる態様の薬液吐出容器において、薬液タンクの外観色の変化を示す上面図である。 異なる態様の薬液吐出容器において、薬液タンクの外観色の変化を示す上面図である。 さらに異なる態様の薬液吐出容器において、薬液タンクの外観色の変化を示す側面図である。 薬液吐出容器の斜視図(a)、及びロータンクの手洗い部に載置した薬液吐出容器の断面図(b)である。
符号の説明
1 薬液タンク
2 薬液タンクの底部開口部
3 キャップ
4 薬液吐出ノズル
5 先端開口部
10 天板
20 手洗い部
21 吸水口
100A、100B、100C、100D 薬液吐出容器
200A トイレ洗浄用品
A 薬液
W 水

Claims (7)

  1. 有色の薬液を収容する薬液タンク、及び薬液タンクの下方に設けられた薬液吐出ノズルからなり、水洗トイレのロータンクの手洗い部に載置され、薬液吐出ノズルの先端開口部が手洗い部に供給された水に洗われ、薬液吐出ノズルを通して薬液タンクから薬液が吐出されると共に薬液タンク内に水が入り、薬液が水で希釈されていく薬液吐出容器であって、
    薬液タンクが透明又は半透明材料から形成され、
    薬液タンク内の薬液が使用を終了すべき濃度に水で希釈されたときの薬液タンクの外観色を、少なくとも一部に有する着色部材が設けられている薬液吐出容器。
  2. 着色部材が、半透明又は不透明材料からなる請求項1記載の薬液吐出容器。
  3. 着色部材が、薬液タンク内の薬液が水で希釈される前の薬液タンクの外観色領域と、使用を終了すべき濃度に希釈されたときの薬液タンクの外観色領域を有する請求項1又は2記載の薬液吐出容器。
  4. 着色部材が、薬液タンク内の薬液が水で希釈される前の薬液タンクの外観色領域と、使用を終了すべき濃度に希釈されたときの薬液タンクの外観色領域と、その中間色の領域を有する請求項1又は2記載の薬液吐出容器。
  5. 着色部材が、薬液タンクにカランからの水が直接的にあたることを防止する天板である請求項1記載の薬液吐出容器。
  6. 着色部材が、薬液吐出ノズルと一体に形成された、薬液タンクの底部開口部に取り付けられるキャップである請求項1記載の薬液吐出容器。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の薬液吐出容器の薬液タンクに、有色のトイレ洗浄液が充填されてなるトイレ洗浄用品。
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