JP4548087B2 - デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、デバイスに関する。
フォトダイード又は半導体レーザなどの機能素子を備えるものであって、微小なタイル形状の素子であるタイル状素子を製造する方法としては、エピタキシャルリフトオフ(ELO)法がある。エピタキシャルリフトオフ法は、半導体基板の表面に機能素子を形成した後、その半導体基板から機能素子をエッチングなどにより切り離してタイル形状のタイル状素子を形成するものである。そのタイル状素子を所望の基板である最終基板に貼り付けることにより、例えばシリコン半導体基板又はガラス基板上に化合物半導体からなる機能素子を配置したデバイスを構成することができる。
また、従来においては、MSM(Metal-Semiconductor-Metal Photodiode)型フォトダイオードをなす機能層を半導体基板の表面に形成した後、エピタキシャルリフトオフ法にて機能層を薄膜タイル形状に剥離してタイル状素子を形成し、これを裏返しにして最終基板の表面に貼り付ける方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−151946号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている方法では、タイル状素子の下側(最終基板側)にMSM型フォトダイオードの電極を設け、そのタイル状素子を最終基板に貼り付け、これと同時に前記電極を最終基板の電極に接続する方法を採っている。このようにタイル状素子の電極と最終基板の電極とを前記貼り付けに伴って行うことは実際問題として困難であり、信頼性の高い良好な電気的接続をすることができない。したがって、上記特許文献1に記載されている方法では、信頼性の高いタイル状素子を備えたデバイスを製造することができないという問題点がある。
また、上記特許文献1には、MSM型フォトダイオードの電極が半導体タイル(タイル本体部)の外側に飛び出した構成例が記載されている。このような構成においては、電極の構造は一般に極めて薄く形成され剛性に欠けることとなる。したがって、上記特許文献1の構成例では、タイル状素子を最終基板に貼り付ける工程などにおいて電極が破損し易く、かかる貼り付け工程を正常に実行することが困難であり、信頼性高くタイル状素子を最終基板に貼り付けることが困難であるという問題点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、剛性の高いタイル状素子、タイル状素子の製造方法、デバイスの製造方法及び電子機器を提供することを目的とする。
また、本発明は、最終基板に貼り付け易い構造であって、最終基板との電気的接続を容易に且つ信頼性高く行うことができるタイル状素子、タイル状素子の製造方法、デバイスの製造方法及び電子機器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のタイル状素子は、タイル形状を有するタイル状素子であって、絶縁性と機械的な強度性とをもつ強度付与層を有することを特徴とする。
本発明によれば、強度付与層によりタイル状素子の剛性などの機械的な強度を高めることができる。そこで、タイル状素子を極めて薄く形成した場合、又はタイル状素子を剛性に欠ける材料を用いて形成した場合であっても、そのタイル状素子を所望の基板に貼り付ける工程などにおいて破損が生じることを回避することができる。したがって、本発明によれば、タイル状素子を所望の基板(最終基板)に貼り付ける工程など、タイル状素子を用いたデバイスの製造工程を容易化することができる。また、強度付与層は、絶縁性を有するので、タイル状素子の他の構成要素がなす電子回路を短絡させるなど、該他の構成要素の機能を阻害することを回避することができる。
また、本発明のタイル状素子は、前記強度付与層が樹脂からなる。さらに、前記樹脂はポリイミド、エポキシ、ベンゾシクロブテン及びベンズオキサゾールのいずれかからなることが好ましい。
本発明によれば、強度付与層を剛性が高くかつ絶縁性を有する材料で形成することができる。また、ポリイミド及びエポキシは形成し易い材料であるとともに耐熱性もあるので剛性の高いタイル状素子を容易に製造することが可能となる。
また、本発明のタイル状素子は、所定の機能を備える半導体からなる半導体層を有し、前記強度付与層は前記半導体層よりも大きいことが好ましい。
本発明によれば、例えば、半導体層と強度付与層とがタイル状素子の主要構成部材であって、半導体層を極めて薄く形成した場合、又は半導体層を剛性に欠ける材料を用いて形成した場合であっても、そのタイル状素子の剛性を高めることができる。すなわち、半導体層の全体を強度付与層によって機械的に保護することができ、タイル状素子を所望の基板に貼り付ける工程などにおいて半導体層に破損が生じることを回避することができる。
また、本発明のタイル状素子は、前記半導体層と電気的に接合された電極を有し、前記電極は前記強度付与層の上面において露出していることが好ましい。
本発明によれば、電極が強度付与層の上面に形成された構成となるので、電極を強度付与層によって機械的に保護することができる。すなわち、従来のタイル状素子のように、電極がタイル状素子の外側に飛び出した構成よりも、その電極部位の機械的な強度を高めることができる。したがって、本発明によれば、半導体層及び電極を有するタイル状素子を所望の基板に貼り付ける工程など、そのタイル状素子を用いたデバイスの製造工程を容易化することができる。
また、本発明のタイル状素子は、前記電極が前記半導体層の両側に対向して配置されていることが好ましい。
本発明によれば、例えばタイル状素子を所望の基板に貼り付けた後に、タイル状素子の電極を基板の電極に配線接続するときに、タイル状素子の電極同士が離れて配置されるので、それらの電極間において短絡が生じることを回避することができる。すなわち、上記の配線接続を導電性液状体を用いて行う場合であっても、配線領域が半導体層によって分離されるので、各配線領域に塗布された導電性液状体同士がつながることが回避され、短絡配線が形成されることが回避される。したがって、本発明によれば、短絡などの欠陥が生じ難い信頼性の高いタイル状素子を提供することができる。
また、本発明のタイル状素子は、前記強度付与層が、前記電極についての配線を形成する領域である配線領域の少なくとも一部を囲むように形成された凸形状の堤防構造を有することが好ましい。
本発明によれば、例えばタイル状素子を所望の基板に貼り付けた後に、タイル状素子の電極と基板の電極との配線接続を導電性液状体によって行う場合、配線領域に塗布された導電性液状体がその配線領域から流出することを堤防構造によって抑えることができる。したがって、本発明によれば、短絡などの欠陥が生じ難い信頼性の高いタイル状素子を提供することができる。また、堤防構造は強度付与層の一部として形成されているので、タイル状素子の製造工程において強度付与層を形成するときに堤防構造も一緒に形成することができ、製造工程を増やすことなく、信頼性の高いタイル状素子を提供することができる。
また、本発明のタイル状素子は、前記半導体層及び電極が受光素子を形成していることが好ましい。
本発明によれば、受光素子をなすタイル状素子の剛性を高めることができ、その受光素子の破損を回避することができるので、その受光素子を任意の位置に貼り付けてなるデバイスの製造工程を容易化することができる。例えば、受光素子の電極が半導体層の外側に飛び出した構成を有するタイル状素子の剛性を高めることができる。
また、本発明のタイル状素子は、前記強度付与層と半導体層とにおける少なくとも一方に、反射防止膜が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、強度付与層又は半導体層における光の反射を反射防止膜により削減することができる。したがって、例えば本発明のタイル状素子に受光素子を設けた場合に、その受光素子における光感度を向上させることができる。
また、本発明のタイル状素子は、前記強度付与層が幅Wの長手形状又は矩形状からなる突出構造と、幅Wの前記堤防構造と、のうちの少なくとも一方を有することが好ましい。
ここで、突出構造は、前記堤防構造のように、配線領域の一部を囲むように形成されている構成に限定されず、例えば配線領域内に配置されるものとしてもよい。また、幅Wとは、堤防構造又は突出構造における短手方向の長さである。
また、本発明のタイル状素子は、前記電極が前記堤防構造又は突出構造の上面にも配置されていることが好ましい。
本発明によれば、半導体層の面積を変えることなく電極の露出面積を大きくすることができるので、そのタイル状素子の電極と基板の電極又は配線との接続が容易になる。
また、本発明によれば、電極の露出部を半導体層から離れた位置に形成できる。これにより、例えば液滴吐出方式による導電性液状体を用いた配線接続を行う場合など、導電性液状体が半導体層に誤って掛かってしまうという不具合が発生する確率を大幅に低減することができる。
また、本発明のタイル状素子は、前記半導体層が前記強度付与層の外縁より間隔Xだけ内側の領域に形成されており、前記堤防構造又は突出構造の幅Wが前記間隔Xの2倍よりも小さい値であることが好ましい。
本発明によれば、例えば、本発明に係るタイル状素子について、エッチングなどを用いて簡便に製造できる構成とすることができる。例えば、タイル状素子を形成する工程において、基板上に、犠牲層、半導体層、パターニングされた電極及強度付与層を積層する。次いで、強度付与層、電極及び半導体層について、エッチングなどにより同一形状にパターニングして、堤防構造又は突出構造を有する形状とする。この形状は、上記(W<2X)の形状とする。次いで、ウェットエッチングなどの非選択性のエッチングを行う。すると、半導体層をパターニングするとともに、強度付与層及び電極の縁近傍にアンダーカットが生じる。ここで、半導体層のエッチング(パターニング)において、堤防構造(突出構造)部分では、その構造の長手方向の両側からエッチングが進む。そこで、堤防構造(突出構造)の幅Wの全部について半導体層をエッチングしてその部位の電極を露出させたとき、強度付与層の中央近辺(本体部分)では、外縁からWの半分の距離だけエッチングされている。これにより、半導体層が強度付与層の外縁より間隔Xだけ内側の領域に形成される。そこで、堤防構造(突出構造)の幅Wが間隔Xの2倍よりも小さい値とすることにより堤防構造(突出構造)の全部について電極が露出した構造を形成できる。その後、犠牲層をエッチングにより削除することで、基板から半導体層、電極及び強度付与層が切り離され、本発明の微小タイル状素子が完成する。
また、本発明のタイル状素子は、前記電極の一部が前記強度付与層からはみ出していることが好ましい。
本発明によれば、半導体層の面積を変えることなく電極の露出面積を大きくすることができる。そこで、本発明のタイル状素子によれば、そのタイル状素子の電極と最終基板の電極又は配線との接続を容易にすることができる。
また、本発明によれば、タイル状素子を最終基板に貼り付けたときに、タイル状素子の電極における強度付与層からはみ出ている部分について最終基板表面に接触させることができる。したがって、タイル状素子の電極におけるはみ出している部分について、強度付与層の厚さによる最終基板との段差をなくすことができ、タイル状素子の電極と最終基板の電極又は配線との接続が容易になる。
また、本発明のタイル状素子は、前記電極における強度付与層からはみ出している部分が、2つの前記堤防構造又は突出構造によって挟まれた領域内に配置されていることが好ましい。
本発明によれば、電極における強度付与層からはみ出している部分の両側を堤防構造又は突出構造によって支持する構造となる。そこで、本発明は、タイル状素子の電極と最終基板の電極又は配線との接続が容易な構成としながら、剛性又は機械的強度の高い構造とすることができる。
上記の目的を達成するために、本発明のタイル状素子の製造方法は、半導体基板に、電子的な機能を有する機能部を形成する工程と、前記半導体基板における前記機能部を含む所望部位を該半導体基板から切り取ってタイル状素子を形成する工程とを有するタイル状素子の製造方法であって、前記機能部を形成する工程は、絶縁性と機械的な強度性とをもつ強度付与層を形成する工程を有し、前記タイル状素子を形成する工程は、前記タイル状素子が前記強度付与層を含むように前記所望部位を前記半導体基板から切り取ることを特徴とする。
本発明によれば、半導体基板に機能部を形成し、その機能部を半導体基板から切り取ってタイル状素子を形成するいわゆるエピタキシャルリフトオフ(ELO)法を用いて、剛性の高いタイル状素子を製造することができる。そこで、本発明によれば、タイル状素子を形成した後に、そのタイル状素子を所望の基板に貼り付ける工程などにおいてタイル状素子が破損することを回避することができ、タイル状素子を用いたデバイスの製造工程を容易化することができる。
また、本発明のタイル状素子の製造方法は、前記機能部を形成する工程が、前記半導体基板に犠牲層を形成する工程と、前記犠牲層の上に所定の機能を備える半導体層を形成する工程と、前記半導体層の上に電極を形成する工程と、前記電極及び半導体層の上に前記強度付与層を形成する工程と、を有することが好ましい。
本発明によれば、従来のエピタキシャルリフトオフ法による製造工程に、強度付与層を形成する工程を追加するのみで剛性の高いタイル状素子を製造することができ、破損しにくいタイル状素子を簡便に製造することができる。
また、本発明のタイル状素子の製造方法は、前記半導体層を形成する工程と前記強度付与層を形成する工程とのうちの少なくとも一方の工程が、前記半導体層と前記強度付与層とのうちの少なくとも一方に反射防止膜を設ける工程を有することが好ましい。
本発明によれば、半導体層を形成する工程又は前記強度付与層を形成する工程において反射防止膜を形成することができるので、製造工程をほとんど増加させずに、光をほとんど反射しないタイル状素子を製造することができる。したがって、タイル状素子に受光機能を持たせた場合、高感度の受光素子を形成することができる。
また、本発明のタイル状素子の製造方法は、前記タイル状素子を形成する工程が、前記所望部位の周囲に形成する溝であって前記犠牲層に達する深さを有する溝である分離溝を形成する工程と、前記強度付与層にフィルムを貼り付ける工程と、前記分離溝にエッチング液を注入して前記犠牲層をエッチングする工程と、を有することが好ましい。
本発明によれば、簡便に実行できる工程を用いて、エピタキシャルリフトオフ法により剛性の高いタイル状素子を製造することができる。
上記の目的を達成するために、本発明のデバイスの製造方法は、前記タイル状素子又は前記タイル状素子の製造方法を用いて製造されたタイル状素子を、所望の基板である最終基板に貼り付ける工程を有することを特徴とする。
本発明によれば、強度付与層によりタイル状素子の剛性を高めることができるので、そのタイル状素子を最終基板に貼り付ける工程などにおいて、そのタイル状素子が破損することを回避でき、タイル状素子を用いたデバイスの製造工程を容易化することができる。
また、本発明のデバイスの製造方法は、前記タイル状素子を最終基板に貼り付ける工程が、該微小タイル状素子の一部と最終基板とにより隙間が形成されるように該貼り付けが行われ、配線を形成するために、前記隙間に導電性を有する液状体が入るように、該液状体を塗布する工程を有することが好ましい。
本発明によれば、例えばタイル状素子を最終基板に貼り付けた後に、タイル状素子の電極と最終基板の電極とを配線接続するときに、毛細管現象を用いて、前記隙間に導電性液状体を注入することができる。そこで、前記隙間を配線形成領域内に配置することなどにより、所望の配線領域に精密に且つ確実に導電性液状体を塗布することができ、前記配線接続用の配線を精密に且つ確実に形成することができる。したがって、本発明によれば、タイル状素子を備えるデバイスについて、微小な形状として、信頼性高く、且つ低コストで製造することができる。
また、本発明の電子機器は、前記デバイスの製造方法を用いて製造されたデバイスを有することを特徴とする。
本発明によれば、微小な形状であって信頼性が高いタイル状素子を有してなるデバイスを備えた電子機器を低コストで提供することができる。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係るタイル状素子及びそのタイル状素子を備えたデバイスについて、図1及び図2を参照して説明する。本実施形態ではタイル状素子の一例として微小なタイル形状を有する微小タイル状素子を挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、微小ではないタイル状素子に適用することもできる。また、本実施形態では、タイル状素子の一例として、MSM型フォトダイオードを備えるタイル状素子を挙げて説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る微小タイル状素子を示し、図1(a)は平面図であり、図1(b)は図1(a)における部位AA’の断面図である。本微小タイル状素子1aは、強度付与層11と、電極12a,12bと、半導体層13とで構成されている。強度付与層11は、本微小タイル状素子1aの剛性を高めるための構成部材であり、絶縁性と機械的な強度性(剛性)とをもつ部材からなるものである。例えば強度付与層11は、ポリイミド、エポキシ、ベンゾシクロブテン又はベンズオキサゾールなどで構成することができる。本実施形態では強度付与層11の形状を四角いタイル形状としているが、これに限定されるものではなく、例えば他の多角形又は円形のタイル形状としてもよい。
電極12a,12bは、強度付与層11の上面に配置されている。これにより、極めて薄い電極12a,12bの全体が強度付与層11によって機械的に保護され剛性が高められたこととなり、電極12a,12bが外力により破損することが抑えられる。そして、電極12aと電極12bとは、強度付与層11の両側に対向して配置されている。また、電極12a,12bは櫛歯の突起を有し、電極12aの櫛歯の突起と電極12bの櫛歯の突起とは互いに接触することなく交互に対向配列した構造(櫛歯状部)を有している。
半導体層13は、強度付与層11の上面であって、電極12a,12bの櫛歯状部の上面に配置されている。また、半導体層13は、n型半導体からなるものとする。半導体層13の具体例としては、GaAsのような化合物半導体が挙げられる。そして、半導体層13は、強度付与層11よりも小さい形状となっており、強度付与層11からはみ出さないように配置されている。これにより、半導体層13の全体が強度付与層11によって機械的に保護され剛性が高められたこととなり、半導体層13の破損が抑えられる。
さらに、半導体層13は電極12a,12bの櫛歯状部を覆うように配置されている。その電極12a,12bの櫛歯状部は、半導体層13とショットキー接合している。ここで、電極12aと電極12bとのうちの一方は、ショットキー接合ではなくオーミック接合していてもよい。ショットキー接合する電極12a,12bの構成材料としては、Au,Ti,Al,Pt,Ni,Pd,WSi,WAl,MNなどが挙げられる。
さらに、電極12a,12bは、半導体層13の両側に対向して配置された部分であって強度付与層11の上面において露出している部分を有する。
このような構成の微小タイル状素子1aにおいて、電極12a,12bと半導体層13とはMSM型フォトダイオードを構成している。すなわち、電極12a,12bと半導体層13とは、ショットキー接合しており、金属−半導体−金属という構造を有するので、Metal-Semiconductor-Metal型のフォトダイオードを構成している。
これらにより本実施形態の微小タイル状素子1aは、絶縁性及び剛性を有する強度付与層11により、電極12a,12bと半導体層13とがなすMSM型フォトダイオードの特性に影響を与えることなく、当該微小タイル状素子1a全体の剛性を高めることができる。そこで、本実施形態の微小タイル状素子1aによれば、微小タイル状素子全体の剛性を高めながら、半導体層13を極めて薄く構成することができ、高感度なMSM型フォトダイオードとしながら、機械的に破損しにくい構成とすることができる。
また、本実施形態の微小タイル状素子1aにおいて、上記強度付与層11及び半導体層13の表面又は裏面には、反射防止膜が設けられていることとしてもよい。このようにすれば、電極12a,12b及び半導体層13がなすMSM型フォトダイオードに向かってきた光を効率よく上記ショットー接合部及びその近傍の半導体層13に到達させることができる。
次に、上記構成の微小タイル状素子1aを備えたデバイスについて図2を参照して説明する。図2は本発明の第1実施形態に係る微小タイル状素子1aを備えたデバイスを示す断面図である。微小タイル状素子1aは、接着材などにより最終基板50に接合されている。最終基板50は、任意の基板又は物体とすることができ、シリコン、セラミック、ガラス、ガラスエポキシ、プラスチック、ポリイミドなど任意の部材を適用することができる。そして、最終基板50には、電極51a,51bと、電子素子、電気光学素子、又は集積回路(図示せず)などとが設けられているものとする。
最終基板50の電極51aと微小タイル状素子1aの電極12aとは、電気配線52aにより接続されている。また、最終基板50の電極51bと微小タイル状素子1aの電極12bとは、電気配線52bにより接続されている。そして、電極51aにはプラス側の電圧が印加されており、電極51bにはマイナス側の電圧が印加されている。これにより、微小タイル状素子1aの電極12a,12b及び半導体層13のショットキー接合にはバイアスがかけられた状態となっている。
このような状態において、微小タイル状素子1aの半導体層13に向けて光を照射すると、その光は上記ショットキー接合部及びその近傍の半導体層13に到達する。すると、半導体層13において電子が励起される。この励起された電子によって生じる電流を電極51a,51bを介して検出することにより、半導体層13に光が照射されたことを検出でき、本デバイスを受光素子として動作させることができる。
これらにより、本実施形態のデバイスは、構成要素として剛性の高い微小タイル状素子1aを用いるので、その微小タイル状素子1aを最終基板50に貼り付ける工程などにおいて、その微小タイル状素子1aが破損することを容易に回避することができる。そこで本実施形態のデバイスは、容易に製造することができ、破損のない信頼性の高いものとすることができる。
また、本実施形態のデバイスにおいて、電気配線52a,52bは、導電性を有する液状体を用いて形成することが好ましい。例えば、インクジェットノズルから導電性液状体を配線領域に滴下するというような液滴吐出方式を用いる。次いで、配線領域に塗布された導電性液状体を乾燥及び焼結させることにより、電気配線52a,52bを形成することができる。このようにすれば、微細な電気配線52a,52bを信頼性高く、かつ低コストで形成することができる。
さらに、本実施形態のデバイスでは、微小タイル状素子1aの電極12a,12bが半導体層13の両側に対向して配置されているので、電気配線52a,52bを形成するために塗布された上記の各導電性液状体同士が半導体層13によって分離される。したがって、本実施形態のデバイスは、各配線領域に塗布された導電性液状体同士がつながることが回避され、短絡配線が形成されることが回避される。したがって本実施形態によれば、短絡などの欠陥が生じ難い信頼性の高いデバイスを提供することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るタイル状素子及びそのタイル状素子を備えたデバイスについて、図3及び図4を参照して説明する。図3は本発明の第2実施形態に係る微小タイル状素子を示し、図3(a)は平面図であり、図3(b)は図3(a)における部位AA’の断面図である。図3において、図1及び図2に示す構成要素と同一のものについては同一符号を付けている。本実施形態の微小タイル状素子1bと第1実施形態の微小タイル状素子1aとの相違点は、電極12a’,12b’の形状である。
本実施形態の微小タイル状素子1bにおける電極12a’,12b’は、第1実施形態の微小タイル状素子1aにおける電極12a,12bに対応するものであるが、形状は異なる。すなわち、電極12a’は、「C」字形状を有している。電極12b’は、電極12a’の「C」字形状の内側に入り込む「くさび」形状又は「凸」形状を有している。
そして、電極12a’と電極12b’とは、強度付与層11の両側に対向して配置されている。微小タイル状素子1bにおけるその他の構成要素及びその配置は、第1実施形態の微小タイル状素子1aと同じである。
これらにより本実施形態の微小タイル状素子1bは、第1実施形態と同様に、絶縁性及び剛性を有する強度付与層11により、電極12a’,12b’と半導体層13とがなすMSM型フォトダイオードの特性に影響を与えることなく、当該微小タイル状素子1b全体の剛性を高めることができる。そこで、本実施形態の微小タイル状素子1bによれば、微小タイル状素子全体の剛性を高めながら、半導体層13を極めて薄く構成することができ、高感度なMSM型フォトダイオードとしながら、機械的に破損しにくい構成とすることができる。また、本実施形態によれば、電極12a’,12b’は第1実施形態の微小タイル状素子1aにおける電極12a,12bの櫛歯状部に比べて短絡しやすい部分が少ないので、短絡欠陥の発生しにくい信頼性の高いMSM型フォトダイオードを提供することができる。
図4は本発明の第2実施形態に係る微小タイル状素子1bを備えたデバイスを示す断面図である。本デバイスは、図2に示す第1実施形態のデバイスにおける微小タイル状素子1aを微小タイル状素子1bに置き換えたものと同一である。これらにより、本実施形態のデバイスは、微小タイル状素子1bについて破損が生じることを回避できるとともに、電極についての短絡欠陥が生じる可能性も低減することをでき、信頼性の高いものとすることができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るタイル状素子を備えたデバイスについて、図5を参照して説明する。図5は本発明の第3実施形態に係る微小タイル状素子1aを備えたデバイスを示す断面図である。本実施形態のデバイスは、第1実施形態に係る図1で示した微小タイル状素子1aを備える。ただし、本実施形態のデバイスでは、最終基板50’の上面に対しての微小タイル状素子1aの接着面が図2に示す第1実施形態のデバイスとは逆になっている。すなわち、第1実施形態のデバイスでは最終基板50の上面と強度付与層11とが接着材を介して接合しているが、本実施形態のデバイスでは最終基板50’の上面と半導体層13とが接着材を介して接合している。
このように接合することにより、強度付与層11の両側端部位と最終基板50’との間に隙間が形成される。この隙間が形成される部位は、微小タイル状素子の電極12a,12bと最終基板50の電極51a,51bとを接続する電気配線52’を形成するための配線形成領域に該当する。そこで、上記隙間の近傍に導電性液状体を滴下又は塗布する。これにより、その導電性液状体は毛細管現象によって隙間に引き込まれ、配線形成領域に正確に導電性液状体を配置することができる。
これらにより、本実施形態によれば、所望の配線領域に精密に且つ確実に導電性液状体を塗布することができ、配線接続用の電気配線52’を精密に且つ確実に形成することができる。したがって、本発明によれば、タイル状素子を備えるデバイスについて、微小な形状として、信頼性高く、且つ低コストで製造することができる。
本実施形態のデバイスでは、強度付与層11側(図5の上方側)から電極12a,12b側に向けて光を照射すると、その光がショットキー接合部及び半導体層13に到達する前に、強度付与層11及び電極12a,12bにより大きく減衰してしまう。そこで、本実施形態のデバイスについては、最終基板50’を透明な部材で構成して、最終基板50’側から半導体層13及びショットキー接合部に向けて光を照射するようにする。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係るタイル状素子について、図6を参照して説明する。図6は本発明の第4実施形態に係る微小タイル状素子1cを示し、図6(a)は平面図であり、図6(b)は図6(a)における部位BB’の断面図である。図6において、図1に示す構成要素と同一のものについては同一符号を付けている。本実施形態の微小タイル状素子1cと第1実施形態の微小タイル状素子1aとの相違点は、強度付与層11’の形状が異なっている点である。その他の構成は、第1実施形態の微小タイル状素子1aと同一である。
すなわち、本実施形態の強度付与層11’は、第1実施形態の強度付与層11の四隅部位に凸形状の堤防構造11a,11b,11c,11dを設けた形状となっている。そして、堤防構造11a,11bは電極12aについての配線形成領域を囲むように配置されており、堤防構造11c,11dは電極12bについての配線形成領域を囲むように配置されている。そこで、例えば、図2に示すように本実施形態の微小タイル状素子1cを最終基板50に接合した後、配線形成領域内に導電性液状体を滴下すると、その滴下された導電性液状体が配線形成領域内から外に流出することを堤防構造11a,11b,11c,11dが抑えることをできる。
したがって、本実施形態によれば、電極12aの配線形成領域に滴下された導電性液状体が電極12bの配線形成領域にまで塗布されることを回避することができ、短絡などの欠陥が生じ難い信頼性の高い微小タイル状素子及びデバイスを提供することができる。また、本実施形態では、堤防構造11a,11b,11c,11dは強度付与層11’の一部として形成されている。そこで、微小タイル状素子1cの製造工程において強度付与層11’を形成するときに、堤防構造11a,11b,11c,11dも一緒に形成することができる。したがって、本実施形態によれば、製造工程を増やすことなく、信頼性の高いタイル状素子を提供することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態に係るタイル状素子について、図17及び図18を参照して説明する。図17は、本発明の第5実施形態に係る微小タイル状素子1dを示す図である。図17(a)は平面図であり、図17(b)は図17(a)における部位AA’の断面図であり、図17(c)は図17(a)における部位BB’の断面図である。図18は、微小タイル状素子1dを備えたデバイスを示す断面図である。
本実施形態の微小タイル状素子1dは、第1から第4実施形態の微小タイル状素子1a,1b,1cと同様にMSM型フォトダイオードを備えるタイル状素子である。本実施形態の微小タイル状素子1dにおける第4実施形態の微小タイル状素子1cとの主な相違点は、電極212a,212bが堤防構造211a,211b,211c,211dの上面にも形成されている点である。次に、微小タイル状素子1dについて具体的に説明する。
本微小タイル状素子1dは、強度付与層211と、電極212a,212bと、半導体層213とを有して構成されている。強度付与層211は、微小タイル状素子1cの強度付与層11’と同一構成のものとすることができる。そこで、強度付与層211は、微小タイル状素子1cの堤防構造11a,11b,11c,11dに相当する堤防構造211a,211b,211c,211dを有している。また、堤防構造211a,211b,211c,211dは、本発明に係る突出構造をなすものでもある。すなわち、堤防構造211a,211b,211c,211dは、配線領域を囲むように形成されている必要はない。各堤防構造211a,211b,211c,211dは、図17(a)に示すように、電気配線252bが形成される領域である配線領域の中に配置されるものとしてもよい。
電極212a,212bは、微小タイル状素子1cの電極12a,12bに対応するものであるが、電極12a,12bとは配置及び形状が異なっている。すなわち、微小タイル状素子1cの電極12a,12bは堤防構造11a,11b,11c,11d上には設けられていないが、本微小タイル状素子1dの電極212a,212bは堤防構造211a,211b,211c,211d上にも設けられている。半導体層213は、微小タイル状素子1cの半導体層13と同一構成のものとする。
これらにより、本実施形態の微小タイル状素子1dによれば、第4実施形態の微小タイル状素子1cと比べて、半導体層213の面積を変えることなく電極212a,212bの露出面積を大きくすることができる。そこで、微小タイル状素子1dは、各種の配線接続方式を用いて、電極212a,212bと最終基板250の電極251a,251bとの接続が容易に行える。
また、本実施形態の微小タイル状素子1dによれば、電極212a,212bの露出部を半導体層213から離れた所に配置することができる。これにより、電気配線252a,252bについて液滴吐出方式を用いて形成するときに、配線接続部材の導電性液状体が半導体層213に誤って掛かってしまうことを、容易に回避できる。したがって、微小タイル状素子1dによれば、微細な電気配線252a,252bをさらに信頼性高く、かつ低コストで形成することができる。
図18に示す本実施形態のデバイスは、図2に示す第1実施形態のデバイスに対応する構成となっている。すなわち、本デバイスにおいて、最終基板250は第1実施形態の最終基板50と、最終基板250の電極251a,251bは第1実施形態の電極51a,51bと、それぞれ同一のものすることができる。これらにより、本実施形態のデバイスは、電気配線252a,252bが半導体層213に接触することを、容易に回避できる構造となる。そこで、本実施形態のデバイスは、微細化を促進しながら、信頼性の向上及び低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態の微小タイル状素子1dでは、堤防構造(突出構造)211a,211b,211c,211dの短手方向の長さを幅Wとしている。また、強度付与層211の外縁と半導体層213の外縁とは、図17(a)に示すように、間隔Xだけ離している。すなわち半導体層213は、強度付与層211の外縁から少なくとも間隔Xだけ内側に形成されている。そして、本微小タイル状素子1dでは、「W<2X」の関係とすることが好ましい。
このようにすると、本実施形態の微小タイル状素子1dについて、エッチングなどを用いて簡便に且つ良好に製造することができる。例えば、次のようにして微小タイル状素子1dを製造する。
先ず、所望の基板上に犠牲層を設ける。次いで、犠牲層の上層に、半導体層213を形成する。次いで、半導体層213の上に電極212a,212bをパターニングする。次いで、電極212a,212bがパターニングされた半導体層213上層に強度付与層211を設ける。次いで、強度付与層211、電極212a,212b及び半導体層213について、同一形状にパターニングして、図17に示すような堤防構造(突出構造)211a,211b,211c,211dを有する形状とする。ここで、堤防構造211a,211b,211c,211dの幅は上記の幅W(W<2X)とする。
次いで、ウェットエッチングなどの非選択性のエッチングを行う。すると、半導体層213をパターニングするとともに、強度付与層211及び電極212a,212bの縁近傍にアンダーカットが生じる。ここで、半導体層211のエッチング(パターニング)において、堤防構造211a,211b,211c,211d部分では、その構造の長手方向の両側からエッチングが進む。
そこで、堤防構造211a,211b,211c,211dの幅Wの全部について半導体層213をエッチングしてその部位の電極212a,212bを露出させたとき、強度付与層211の中央近辺(本体部分)では、外縁からWの半分の距離だけエッチングされている。これにより、半導体層213が強度付与層211の外縁より間隔Xだけ内側の領域に形成される。そこで、堤防構造211a,211b,211c,211dの幅Wが間隔Xの2倍よりも小さい値とすることにより堤防構造211a,211b,211c,211dの全部について電極212a,212bが露出した構造を形成できる。その後、犠牲層をエッチングにより削除することで、基板から半導体層213、電極212a,212b及び強度付与層211が切り離され、微小タイル状素子1dが完成する。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態に係るタイル状素子について、図19及び図20を参照して説明する。図19は、本発明の第6実施形態に係る微小タイル状素子1eを示す図である。図19(a)は平面図であり、図19(b)は図19(a)における部位AA’の断面図であり、図19(c)は図19(a)における部位BB’の断面図である。図20は、微小タイル状素子1eを備えたデバイスを示す断面図である。図19及び図20において、図17及び図18に示す構成要素と同一のものについては同一符号を付けている。
本実施形態の微小タイル状素子1eは、第1から第5実施形態の微小タイル状素子1a,1b,1c,1dと同様にMSM型フォトダイオードを備えるタイル状素子である。本実施形態の微小タイル状素子1eにおける第5実施形態の微小タイル状素子1eとの主な相違点は、電極212a’,212b’の一部が強度付与層211’からはみ出している点である。次に、微小タイル状素子1eについて具体的に説明する。
本微小タイル状素子1eは、強度付与層211’と、電極212a’,212b’と、半導体層213とを有して構成されている。強度付与層211’は、微小タイル状素子1dの強度付与層211に対応するものであるが、その形状が強度付与層211とは異なっている。強度付与層211’は、堤防構造211a,211b,211c,211dを有している。ただし、本実施形態では、図19に示すように、電気配線252b’が形成される領域である配線領域の中に配置されている堤防構造211dもあるが、配線領域を囲むように配置されている堤防構造211cもある。したがって、本実施形態の堤防構造211a,211b,211c,211dは、本発明に係る突出構造として機能するとともに、本発明に係る堤防構造としても機能する。また、強度付与層211’は、堤防構造211aと堤防構造211bで挟まれた部分、及び、堤防構造211cと堤防構造211dで挟まれた部分(図19の部位AA’)において、幅Yだけ、第5実施形態の強度付与層211よりも凹んだ形状となっている。
電極212a’,212b’は、微小タイル状素子1dの電極212a,212bに対応するものである。ただし、電極212a’,212b’は、強度付与層211’との関係において、電極212a,212bとは配置及び形状が異なっている。すなわち、電極212a’,212b’の一部は、強度付与層211’上からはみ出している。そのはみ出している部分が、図19のはみ出し部230a,230bである。
段差部220aは、強度付与層211’上(及び堤防構造211a,211b上)の電極212a’とはみ出し部230aとを繋ぐ段差部分である。段差部220bは、強度付与層211’上(及び堤防構造211c,211d上)の電極212b’とはみ出し部230bとを繋ぐ段差部分である。
これにより、本実施形態の微小タイル状素子1eは、半導体層213の面積を変えることなく電極212a’,212b’の露出面積を大きくすることができる。そこで、微小タイル状素子1eは、電極212a’,212b’と最終基板250の電極251a,251bとの接続を容易に行える。
また、電極212a’,212b’には、図19(a),(b)に示すように、はみ出し部230a,230bと強度付与層211’の縁との接線において、段差212a’,212b’が設けられている。これにより、微小タイル状素子1eが最終基板250に貼り付けられたとき、微小タイル状素子1eの電極212a’,212b’のはみ出し部230a,230bを最終基板250の表面に接触させることができる。したがって、微小タイル状素子1eの電極212a’,212b’のはみ出し部230a,230bについて、強度付与層211の厚さによる最終基板250との段差をなくすことができる。そこで、本実施形態の微小タイル状素子1eは、電極212a’,212b’と最終基板250の電極251a,251bとの接続を、電気配線252a’,252b’などにより、さらに容易に行うことができる。
また、はみ出し部230a,230bは、強度付与層211’における上記の幅Yだけ凹んだ部位に対応して配置されている。すなわち、はみ出し部230aは、幅Yを有するとともに、堤防構造211aと堤防構造211bで挟まれた部位に配置されている。また、はみ出し部230bは、幅Yを有するとともに、堤防構造211cと堤防構造211dで挟まれた部位に配置されている。
これにより、電極212a’,212b’における強度付与層211’からはみ出しているはみ出し部230a,230bの両側は、堤防構造211a,211b,211c,211dで支持される構造となっている。そこで、本実施形態の微小タイル状素子1eは、電極212a’,212b’と最終基板250の電極251a,251bとの接続が容易な構造としながら、剛性及び機械的強度の高い構造とすることができる。
また、本実施形態の微小タイル状素子1eは、はみ出し部230aの幅Yと、強度付与層211’の外縁と半導体層213の外縁との間隔Xとを、「Y<X」の関係とすることが好ましい。
このようにすると、微小タイル状素子1eについて、エッチングなどを用いて簡便に且つ良好に製造することができる。すなわち、半導体層213をエッチングによりパターニングするとき、エッチング量である間隔Xよりも、強度付与層211’の凹み量である幅Yを(そのエッチング前に)小さくしておくことにより、その幅Y以上に電極212a’,212b’を露出させることができ、上記のように接続し易い電極212a’,212b’とすることができる。
<製造方法>
次に、上記構成の本実施形態に係るタイル状素子及びデバイスの製造方法について、図7から図12を参照して説明する。本製造方法は、基本的にエピタキシャルリフトオフ法に基づくものである。また本製造方法では、微小タイル状素子1aをなす化合物半導体デバイスを最終基板50となるシリコン・LSIチップ上に接合する場合について説明するが、半導体デバイスの種類及びLSIチップの種類に関係なく本発明を適用することができる。なお、本実施形態における「半導体基板」とは、半導体物資から成る物体をいうが、板形状の基板に限らず、どのような形状であっても半導体物資であれば「半導体基板」に含まれる。
<第1工程>
図7は本実施形態の製造方法の第1工程を示す概略断面図である。図7において、基板100は、半導体基板であり、例えばガリウム・ヒ素化合物半導体基板とする。先ず、基板100上に、犠牲層101を設ける。犠牲層101は、アルミニウム・ヒ素(AlAs)からなり、厚さが例えば数百nmの層である。次いで、犠牲層101の上層に、半導体層113をエピタキシャル成長させる。半導体層113の厚さは、例えば1μmから10(20)μm程度とする。この半導体層113を形成する工程においては、半導体層113の上層又は下層に反射防止膜を形成してもよい。次いで、半導体層113の上に電極12a,12bをパターニングする。次いで、ポリイミドをパターニング形成して強度付与層11を設ける。この強度付与層11を設ける工程において、強度付与層11の上層又は下層に反射防止膜を形成してもよい。次いで電極12a,12bの短絡テストなどの検査を行う。
<第2工程>
図8は本実施形態の製造方法の第2工程を示す概略断面図である。本工程においては、基板100に対してウェットエッチングなどの非選択性のエッチングを行う。このようにすれば、半導体層13をパターニングするとともに、強度付与層11の両端における電極12a,12bの下にアンダーカットが生じ、分離溝が形成される。この分離溝により犠牲層101の側面が露出する。
<第3工程>
図9は本製造方法の第3工程を示す概略断面図である。本工程においては、先ず、第1の中間転写フィルム(ハンドリングフィルム)200を基板100の表面(強度付与層11の上面側)に貼り付ける。第1の中間転写フィルム200は、表面に粘着剤が塗られたフレキシブルなフィルムである。また第1の中間転写フィルム200は、例えば基材としてPET(ポリエチレンテレフタレート;東レ製「T60」厚さ50μm)を用い、この上に粘着剤を30μm〜50μmの厚さに製膜することで構成する。
次いで、第1の中間転写フィルム200と基板100との間に選択エッチング液を注入して、犠牲層101のみを選択的にエッチングする。選択エッチング液としては、例えばアルミニウム・ヒ素に対して選択性が高い低濃度の塩酸を用いる。犠牲層101が全てエッチングされると、基板100から微小タイル状素子1aが切り離される。そして、第1の中間転写フィルム200を基板100から引き離すことにより、第1の中間転写フィルム200に貼り付けられている微小タイル状素子1aを基板100から引き離す。これらにより、図1に示すような微小タイル状素子1aが基板100からリフトオフされ、第1の中間転写フィルム200に貼り付け保持されることとなる。ここで、微小タイル状素子1aの厚さが例えば1μmから10μm程度、大きさ(縦横)が例えば数十μmから数百μmであるのが好ましい。
<第4工程>
図10は本製造方法の第4工程を示す概略断面図である。本工程においては、第1の中間転写フィルム200に貼り付けられている微小タイル状素子1aの強度付与層11側に、第2の中間転写フィルム300を貼り付ける。すなわち、図10に示すように、微小タイル状素子1aを第1の中間転写フィルム200と第2の中間転写フィルム300とでサンドイッチ状に挟むようにする。第2の中間転写フィルム300は、第1の中間転写フィルム200と同一の構成部材としてもよい。
<第5工程>
図11は本製造方法の第5工程を示す概略断面図である。本工程においては、図10に示す状態において、第1の中間転写フィルム200の粘着力を消失させて、微小タイル状素子1aから第1の中間転写フィルム200を剥がす。具体的には、第1の中間転写フィルム200の粘着剤をUV硬化性又は熱硬化性にしておき、第1の中間転写フィルムに対して紫外線(UV)照射又は加熱することでその粘着力を消失させることができる。これにより、微小タイル状素子1aは、半導体層13側を接着面として第2の中間転写フィルム300へ転写される。
<第6工程>
図12は本製造方法の第6工程を示す概略断面図である。本工程においては、第2の中間転写フィルム300に保持されている微小タイル状素子1aを最終基板50に接合して回路装置を製造する。具体的には、微小タイル状素子1aが貼り付けられた第2の中間転写フィルム300を移動させることで、最終基板50の所望位置に微小タイル状素子1aをアライメントする。ここで、最終基板50は、例えばシリコン半導体からなり、電極51a,51bが形成されている。最終基板50の所望位置には、微小タイル状素子1aを接着するための接着材60を塗布しておく。接着材60の厚さは例えば数μm以下としてもよい。接着材60は、微小タイル状素子1aに塗布してもかまわない。
次いで、第2の中間転写フィルム300の粘着力を消失させて、微小タイル状素子1aから第2中間転写フィルム300を剥がす。この粘着力を消失させる工程は第1の中間転写フィルム200の場合と同様にして行うことができる。次いで、加熱処理などを施して、微小タイル状素子1aを最終基板50に本接合する。次いで、図2に示すように、微小タイル状素子1aの電極12a,12bと最終基板50の電極51a,51bとを電気的に接続する。これらにより、微小タイル状素子1aを構成要素として1つのLSIチップなどをなす本発明に係るデバイスが完成する。
これらにより、本製造方法によれば、半導体基板である基板100に機能部を形成し、その機能部を基板100から切り取ってタイル状素子を形成するいわゆるエピタキシャルリフトオフ(ELO)法を用いて、剛性の高い微小タイル状素子1aを製造することができる。そこで、本製造方法によれば、微小タイル状素子1aを形成した後に、その微小タイル状素子1aを所望の最終基板50に貼り付ける工程などにおいて微小タイル状素子1aが破損することを回避することができ、微小タイル状素子1aを用いたデバイスの製造工程を容易化することができる。
また、本製造方法によれば、第1工程における半導体層113を形成するとき又は強度付与層11を形成するときに反射防止膜を形成することができるので、製造工程をほとんど増加させずに、光をほとんど反射しないタイル状素子を製造することができる。したがって、タイル状素子に受光機能を持たせた場合、高感度の受光素子を形成することができる。
<電子機器>
次に、上記実施形態の微小タイル状素子1a,1b,1c(以下、微小タイル状素子1という)又はデバイスを備えた電子機器の例について説明する。図13は、本実施形態の電子機器の一例であり、本実施形態の微小タイル状素子1を備えたICチップ間光インターコネクション回路を示す斜視図である。本実施形態の電子機器は、基板上に配置された複数の集積回路チップ(ICチップ、LSIチップなど)相互間で微小タイル状素子1を用いて光通信するICチップ間光インターコネクション回路である。
上記の最終基板に該当する基板450の上面には、複数のLSI(集積回路)401a,401b,401cが実装されている。また、基板450の上面には、複数の光導波路430と、複数の微小タイル状素子1が取り付けられている。各LSI401a,401b,401cは、半導体チップからなり、基板450の上面にフリップチップ実装されている。なお、各LSI401a,401b,401cは、フリップチップ実装以外の方法で基板450に実装してもよい。
微小タイル状素子1は、受光機能又は発光機能をもつものとする。そして、発光機能をもつ微小タイル状素子1と受光機能をもつ微小タイル状素子1とが一対となり、それぞれ1つの光導波路430の端部に設けられている。換言すれば、発光機能をもつ微小タイル状素子1と受光機能をもつ微小タイル状素子1とが、光導波路430で光学的に接続されている。また、各微小タイル状素子1の電極は、基板450上に設けられた電極を介して近傍のLSI401a,401b,401cと電気的に接続されている。
そこで、例えばLSI401aの出力信号(電気信号)は、電極などを介して近傍の微小タイル状素子1に送られる。その微小タイル状素子1は電気信号を光パルス信号に変換して光導波路430に出射する。その光パルス信号は、光導波路430の端部であってLSI401bの近隣に配置されている微小タイル状素子1で電気信号に変換され、LSI401bの入力信号となる。
本実施形態の電子機器によれば、ICチップ間におけるデータ伝送及び通信を光信号により極めて高速化することができるICチップ間光インターコネクション回路を簡便に実現することができる。また、微小タイル状素子1の剛性が高く破損しにくいので、極めて微細なICチップ間光インターコネクション回路を信頼性高く、容易に製造することができる。本実施形態において、1つの光導波路430に、受光機能をもつ複数の微小タイル状素子1を接続して、光バスを形成してもよい。このような構成にすると、例えば、複数のLSI401a,401b,401cで共有されるクロック信号の配信を光導波路430によって行うことができる。
図14は、本実施形態の電子機器の一例であり、本実施形態の微小タイル状素子1を備えたICチップ内光インターコネクション回路を示す斜視図である。本実施形態の電子機器は、1つの集積回路チップ(ICチップ、LSIチップ)上に設けられた複数の回路ブロックについて微小タイル状素子1を用いて光学的に接続するものである。
最終基板に相当する1つの集積回路チップ550上には、3つの回路ブロック501a,501b,501cが形成されている。集積回路チップ550は半導体チップからなる。なお、集積回路チップ550上に形成される回路ブロックの数は、3つに限定されるものではなく、2つ以上であればよい。また集積回路チップ550上には、回路ブロック以外の回路又は電子素子などが形成されていてもよい。
回路ブロック501a,501b,501cは、CPU、メモリ回路、映像信号処理回路、映像信号ドライブ回路、通信I/O、各種インターフェース回路、A/Dコンバータ、D/Aコンバータなどを構成するものである。例えば回路ブロック501aがCPUを構成し、回路ブロック501bが第1メモリ回路を構成し、回路ブロック501cが第2メモリ回路を構成するものとする。なお、回路ブロック501a,501b,501cは、バイポーラ集積回路、MOS集積回路、CMOS集積回路又はSOS(Silicon On Sapphire)集積回路などとして集積回路チップ550上に形成することができる。
各回路ブロック501a,501b,501c同士は、メタル配線531によって電気的に接続されている。また、各回路ブロック501a,501b,501cには、微小タイル状素子1が接合されている。微小タイル状素子1は発光機能又は受光機能を有するものとする。発光機能を有する微小タイル状素子1は、例えば面発光レーザ(VCSEL)、電界吸収変調内蔵のDFB(Distributed Feedback)レーザ又はLEDなどを備えるものとする。受光機能を有する微小タイル状素子1は、例えば上記MSM型フォトダイオード又はフォトトランジスタなどを備えるものとする。そして、微小タイル状素子1は、例えば数百μm四方以下の面積と数十μm以下の厚さをもつものであって、集積回路チップ550の表面に接着材などで貼り付けられたものとする。微小タイル状素子1は、回路ブロック(回路ブロック501a,501b,501cのいずれか)と電気的に接続されている。
集積回路チップ550上には、光導波路530も形成されている。光導波路530は、集積回路チップ550の上面、回路ブロック501a,501b,501cの上面及びメタル配線531の上面に渡って棒状に形成された光導波路材からなるものである。この光導波路材の厚み(高さ)は、集積回路チップ550表面と回路ブロック501a,501b,501c又は微小タイル状素子1並びにメタル配線531とがなす段差よりも十分大きな値とすることが好ましい。これは、光導波路530における光結合効率を高めるためである。
光導波路材としては、透明樹脂又はゾルゲルガラスなどを適用することができる。また、光導波路530をなす光導波路材は、各微小タイル状素子1を被うように形成されている。したがって、各微小タイル状素子1は、光導波路530によって光学的に接続されている。さらに、光導波路材の表面には、外乱光の入射を防ぐための光吸収膜又は光反射膜を形成してもよい。
このような構成により、例えばCPUをなす回路ブロック501aから出力された電気信号(データ)は、回路ブロック501a上の微小タイル状素子1によって光信号に変換される。この微小タイル状素子1から放射された光信号は、光導波路530に入射してその光導波路530内を伝播する。この光信号は、回路ブロック501b及び回路ブロック501cそれぞれの微小タイル状素子1で電気信号に変換され、回路ブロック501b及び回路ブロック501cそれぞれに入力される。したがって、本実施形態によれば、微小タイル状素子1と光導波路530を用いて、集積回路チップ550上の各回路ブロック501a,501b,501c間におけるデータ伝送を光信号により極めて高速化することができる。
本実施形態においては、剛性の高い微小タイル状素子1を各回路ブロック501a,501b,501c上に貼り付けて、ICチップ内光インターコネクション回路を構成するので、非常にコンパクトであって信頼性の高い光信号伝送手段を簡便に製造することができる。
光導波路530を伝播する光信号は、クロック信号としてもよい。例えば回路ブロック501aの微小タイル状素子1からクロック信号(光信号)が放射され、そのクロック信号が光導波路530を伝播して他の回路ブロック501b,501cの微小タイル状素子1に入力されることとする。このような構成とすることにより、従来よりも周波数の高いクロック信号で各回路ブロック501a,501b,501cを高速動作させることができる。また、本実施形態においては、各回路ブロック501a,501b,501c相互間はメタル配線531により電気的に接続されている。そこで、比較的高速に伝送する必要がない信号及び電力供給などについてはメタル配線531を介して伝送することができる。
また、本実施形態においては、光導波路530が回路ブロック501bを横切るように、各回路ブロック501a,501b,501c上に設けられている。そこで、光導波路530の経路長を短縮することができる。光導波路530は、集積回路チップ550上において、回路ブロック501a,501b,501cの上面であるか否かにかかわらず形成することができる。
そして、光導波路530は、回路ブロック501a,501b,501cを迂回するように集積回路チップ550の表面に設けてもよい。このようにすると、集積回路チップ550の表面において、回路ブロック501a,501b,501cの領域表面と他の領域表面との段差が大きい場合でも、光導波路530が平らな面に設けられるので、光信号伝送過程での光結合効率を高めることができる。光導波路530は、図14に示すような直線状に限らず、曲げや分岐あるいはループ状に形成することもできる。
図14に示す実施形態では回路ブロック501a,501b,501c毎に1つずつ微小タイル状素子1が貼り付けられており、1本の光導波路530で各微小タイル状素子1を接続しているが、各回路ブロック501a,501b,501c毎に複数の微小タイル状素子1を貼り付けてもよい。そして複数本の光導波路530によって各微小タイル状素子1を接続してもよい。このようにすることにより、複数組の微小タイル状素子1及び光導波路530を用いて複数の光信号を並列に伝送することができ、データ伝送速度をさらに高速化することができる。図14に示す実施形態では、全ての回路ブロック501a,501b,501cが光導波路530で接続されているが、一部の回路ブロック間(例えば回路ブロック501aと回路ブロック501b間)のみを光導波路530で接続してもよい。
さらに、図14に示す集積回路チップ550を所望の基板上に複数実装してもよい。この場合、各集積回路チップ550同士の側面を密着させて基板上に配置することが好ましい。各集積回路チップ550は、フリップチップ実装することが好ましい。これらのようにすることにより、複数の集積回路チップ550を基板上にコンパクトに実装することができる。また、これらのようにすることで、各集積回路チップ550同士を上記微小タイル状素子1及び光導波路530で接続することも容易に行える。したがって、複数の集積回路チップ550からなる大規模なコンピュータシステムなどを、コンパクトにしながら高性能にかつ信頼性高く提供することができる。
図15は、本実施形態の電子機器の一例であり、本実施形態の微小タイル状素子1を備えた積層構造の光インターコネクション集積回路の概略断面図である。本光インターコネクション集積回路は、3つの集積回路チップ(シリコン半導体基板)601a,601b,601cを、樹脂などの透明な接着材(図示せず)を挟んで重ね合わせて積層した構造を有している。集積回路チップ601a,601b,601cは、シリコン半導体基板に集積回路(LSIなど)を形成したものである。また集積回路チップ601a,601b,601cは、ガラス基板に薄膜トランジスタ(TFT)などを形成したものでもよい。また、図15における面発光レーザVC1,VC2,VC3,VC4及びフォトディテクタPD1,PD1’,PD2,PD2’,PD3,PD3’,PD4,PD4’は、それぞれ上記微小タイル状素子1で構成されているものとする。その微小タイル状素子1の形状としては、例えば厚さ1μmから20μm、縦横の大きさ数十μmから数百μmの板形状とする。
集積回路チップ601aの上面には、2つの面発光レーザVC1,VC2と、2つのフォトディテクタPD3,PD4とが所望の位置に接着されている。すなわち、集積回路チップ601aの上面における周縁部位に限らず、集積回路の中の任意の位置に面発光レーザVC1,VC2及びフォトディテクタPD3,PD4を配置する。
面発光レーザVC1,VC2及びフォトディテクタPD3,PD4それぞれの間隔は、非常に小さくすることができ、例えば、当該間隔としては数μmとすることもできる。また、面発光レーザVC1,VC2及びフォトディテクタPD3,PD4などをなす各微小タイル状素子は、透明性を有する接着材630で集積回路チップ601aの上面に接着されている。接着材630としては例えば樹脂を用いる。
集積回路チップ601bの上面には、1つの面発光レーザVC3と、3つのフォトディテクタPD1,PD2,PD4’とが接着されている。ここで、面発光レーザVC3及びフォトディテクタPD1,PD2,PD4’は、透明性を有する接着材630で集積回路チップ601bの上面に接着されている。
集積回路チップ601cの上面には、1つの面発光レーザVC4と、3つのフォトディテクタPD1’,PD2’,PD3’とが接着されている。ここで、面発光レーザVC4及びフォトディテクタPD1’,PD2’,PD3’は、透明性を有する接着材630で集積回路チップ601cの上面に接着されている。
接着材630は、インクジェットノズル(図示せず)から接着材630を含む液滴を吐出して集積回路チップ601a,601b,601cに塗布する液滴吐出方式で設けることが好ましい。これにより、接着材630などの量を軽減でき、設計変更などにも容易に対応でき、製造コストを低減することができる。また、集積回路チップ601a,601b,601cを接着材で重ね合わせるときも、その接着材を液滴吐出方式で塗布することが好ましい。これにより、接着材などの量を軽減でき、設計変更などにも容易に対応でき、製造コストを低減することができる。
そして、面発光レーザVC1の発光中心軸に対向するように、2つのフォトディテクタPD1,PD1’が配置されている。また、面発光レーザVC2の発光中心軸に対向するように、2つのフォトディテクタPD2,PD2’が配置されている。また、面発光レーザVC3の発光中心軸に対向するように、2つのフォトディテクタPD3,PD3’が配置されている。また、面発光レーザVC4の発光中心軸に対向するように2つのフォトディテクタPD4,PD4’が配置されている。望ましくは、各々の面発光レーザVCの発光中心軸上に、各々の面発光レーザに対向して配置される2つのフォトディテクタPD,PD’の受光中心軸がくるように、面発光レーザVCとフォトディテクタPD,PD’を配置するのがよい。
面発光レーザVC1は第1波長のレーザ光を出射し、面発光レーザVC2は第2波長のレーザ光を出射し、面発光レーザVC3は第3波長のレーザ光を出射し、面発光レーザVC4は第4波長のレーザ光を出射する。ここで、第1乃至第4波長は、例えば、集積回路チップ601a,601b,601cをシリコン半導体基板で形成した場合は1.1μm以上とする。これにより、面発光レーザVC1,VC2,VC3,VC4から出射されたレーザ光は、集積回路チップ601a,601b,601cを透過することが可能となる。例えば、第1波長を1.20μm、第2波長を1.22μm、第3波長を1.24μm、第4波長を1.26μmとする。
波長が1.1μm以下の光でもガラス基板であれば透過することができる。そこで、集積回路チップ601a,601b,601cをガラス基板を用いて形成した場合は、第1乃至第4波長を1.1μm以下にすることもできる。例えば、第1波長を0.79μm、第2波長を0.81μm、第3波長を0.83μm、第4波長を0.85μmとする。
各フォトディテクタPD1,PD1’,PD2,PD2’,PD3,PD3’,PD4,PD4’は、波長選択性を有することが好ましい。例えば、フォトディテクタPD1,PD1’は第1波長の光のみを検出し、フォトディテクタPD2,PD2’は第2波長の光のみを検出し、フォトディテクタPD3,PD3’は第3波長の光のみを検出し、フォトディテクタPD4,PD4’は第4波長の光のみを検出するものとする。また、各フォトディテクタPD1,PD1’,PD2,PD2’,PD3,PD3’,PD4,PD4’の上面又は下面に波長選択性を有する薄膜などを設けて、波長選択性を有する受光素子としてもよい。フォトディテクタPD1,PD1’,PD2,PD2’,PD3,PD3’,PD4,PD4’としては、例えば、上記実施形態のMSM型フォトダイオードなどを用いる。
また、面発光レーザVC1,VC2及びフォトディテクタPD3,PD4の上面は、非透明部材で被われていることが好ましい。また、フォトディテクタPD1’,PD2’,PD3’及び面発光レーザVC4の下面は、非透明部材で被われていることが好ましい。これにより、迷光によるノイズを抑えることができる。
上記構成により、面発光レーザVC1から下方に出射された第1波長のレーザ光は、面発光レーザVC1と集積回路チップ601a間の接着材630、集積回路チップ601a、及び、集積回路チップ601aと集積回路チップ601b間の接着材を透過してフォトディテクタPD1に入射し、さらに、フォトディテクタPD1、フォトディテクタPD1と集積回路チップ601b間の接着材630、集積回路チップ601b、及び、集積回路チップ601bと集積回路チップ601c間の接着材を透過してフォトディテクタPD1’に入射する。
また、面発光レーザVC2から下方に出射された第2波長のレーザ光は、面発光レーザVC2と集積回路チップ601a間の接着材630、集積回路チップ601a及び集積回路チップ601aと集積回路チップ601b間の接着材を透過してフォトディテクタPD2に入射し、さらに、フォトディテクタPD2、フォトディテクタPD2と集積回路チップ601b間の接着材630、集積回路チップ601b、及び、集積回路チップ601bと集積回路チップ601c間の接着材を透過してフォトディテクタPD2’に入射する。
また、面発光レーザVC3から上方に出射された第3波長のレーザ光は、集積回路チップ601bと集積回路チップ601a間の接着材、集積回路チップ601a、及び、集積回路チップ601aとフォトディテクタPD3間の接着材630を透過してフォトディテクタPD3に入射する。面発光レーザVC3から下方に出射された第3波長のレーザ光は、面発光レーザVC3と集積回路チップ601b間の接着材630、集積回路チップ601b、及び、集積回路チップ601bと集積回路チップ601c間の接着材を透過してフォトディテクタPD3’に入射する。
また、面発光レーザVC4から上方に出射された第4波長のレーザ光は、集積回路チップ601cと集積回路チップ601b間の接着材、集積回路チップ601b、及び、集積回路チップ601bとフォトディテクタPD4’間の接着材630を透過してフォトディテクタPD4’に入射し、さらに、フォトディテクタPD4’、集積回路チップ601bと集積回路チップ601a間の接着材、集積回路チップ601a、及び、集積回路チップ601aとフォトディテクタPD4間の接着材630を透過してフォトディテクタPD4に入射する。
したがって、面発光レーザVC1から第1波長のレーザ光として出力された光信号は、フォトディテクタPD1,PD1’に略同時に受信される。また、面発光レーザVC2から第2波長のレーザ光として出力された光信号は、フォトディテクタPD2,PD2’に略同時に受信される。また、面発光レーザVC3から第3波長のレーザ光として出力された光信号は、フォトディテクタPD3,PD3’に略同時に受信される。また、面発光レーザVC4から第4波長のレーザ光として出力された光信号は、フォトディテクタPD4,PD4’に略同時に受信される。
そこで、集積回路チップ601a、集積回路チップ601b及び集積回路チップ601cの相互間では、第1〜第4波長の4つの光信号を同時に並列に送受信して双方向通信を行うことができる。換言すれば、上記面発光レーザVC1,VC2,VC3,VC4及びフォトディテクタPD1,PD2,PD3,PD4,PD1’,PD2’,PD3’,PD4’が光バスの信号送受信手段となり、第1〜第4波長の4つの光信号が光バスの伝送信号となる。
これらにより、本実施形態の光インターコネクション集積回路は、3つの集積回路チップ601a,601b,601cの相互間において複数の光信号を並列に送受信する光バスを有するので、集積回路チップ間の信号伝送速度を高速化することができ、金属配線を用いて電気信号を送受信する場合に生ずる以下の問題点
1)配線間の信号伝達タイミングのズレ(スキュー)
2)高周波信号の伝送時に大きな電力が必要となる
3)配線レイアウトについて自由度が制限され設計が困難となる
4)インピーダンスマッチングが必要となる
5)アースノイズ、電磁誘導ノイズなどの対策が必要となる
に対処することができる。
さらに、本実施形態の光インターコネクション集積回路は、面発光レーザVC1,VC2,VC3,VC4及びフォトディテクタPD1,PD2,PD3,PD4,PD1’,PD2’,PD3’,PD4’をなす微小タイル状素子1の剛性が高く破損しにくいので、極めて微細なICチップ間光インターコネクション回路を信頼性高く、容易に製造することができる。
さらにまた、本実施形態の光インターコネクション集積回路は、光バスの通信信号となる複数のレーザ光をそれぞれ異なる波長にしているので、発光素子と受光素子を1組とした複数組の光信号送受信手段を極めて近接して配置しても迷光などによる混信を防ぐことが可能となり、さらに装置をコンパクト化することができる。さらにまた、本実施形態の光インターコネクション集積回路は、発光素子として面発光レーザを用いているので、さらに通信速度を高速化することができるとともに、多層構造に積層した複数の集積回路チップを透過するレーザ光の出射手段(送信手段)を容易に形成することができる。さらにまた、本実施形態の光インターコネクション集積回路は、波長選択性を有する受光素子(フォトディテクタ)を用いることで、迷光などによる混信をさらに防ぐことが可能となり、さらに装置をコンパクト化することができる。
<電子機器の具体例>
次に、上記実施形態の微小タイル状素子1又はデバイスを備えた電子機器の具体例について、次に説明する。
上記実施形態の微小タイル状素子1は、MSM型フォトダイオードであるが、MSM型フォトダイオード以外のフォトディテクタ、面発光レーザなどの半導体レーザ又は発光ダイオードなどに適用することができる。これらの微小タイル状素子1を備えたデバイスは、レーザ光を用いる機器などに対して広く適用できる。したがって、これらのデバイスを備えた応用回路又は電子機器としては、光インターコネクション回路、光ファイバ通信モジュール、レーザプリンタ、レーザビーム投射器、レーザビームスキャナ、リニアエンコーダ、ロータリエンコーダ、変位センサ、圧力センサ、ガスセンサ、血液血流センサ、指紋センサ、高速電気変調回路、無線RF回路、携帯電話、無線LANなどが挙げられる。
図16(a)は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図16(a)において、符号1000は上記微小タイル状素子1又はデバイスを信号伝達手段又は表示手段などの一部として用いた携帯電話本体を示し、符号1001は表示部を示している。図16(b)は、腕時計型電子機器の一例を示した斜視図である。図16(b)において、符号1100は上記微小タイル状素子1又はデバイスを信号伝達手段又は表示手段などの一部として用いた時計本体を示し、符号1101は表示部を示している。図16(c)は、ワープロ、パソコンなどの携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図16(c)において、符号1200は情報処理装置、符号1202はキーボードなどの入力部、符号1204は上記微小タイル状素子1又はデバイスを信号伝達手段又は表示手段の一部として用いた情報処理装置本体、符号1206は表示部を示している。
図16に示す電子機器は、上記実施形態に係る剛性の高い微小タイル状素子1又はデバイスを備えているので、製造工程などにおいて微小タイル状素子1が破損することを回避することができ、従来よりも信頼性が高く、コンパクトで安価な電子機器を提供することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能であり、実施形態で挙げた具体的な材料や層構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
本発明の第1実施形態に係る微小タイル状素子を示す図である。 第1実施形態の微小タイル状素子を備えたデバイスを示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る微小タイル状素子を示す図である。 第2実施形態の微小タイル状素子を備えたデバイスを示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るデバイスを示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る微小タイル状素子を示す図である。 本発明の実施形態に係る製造方法の第1工程を示す断面図である。 同上の製造方法の第2工程を示す断面図である。 同上の製造方法の第3工程を示す断面図である。 同上の製造方法の第4工程を示す断面図である。 同上の製造方法の第5工程を示す断面図である。 同上の製造方法の第6工程を示す断面図である。 本発明の微小タイル状素子を備えたICチップ間光インターコネクション回路を示す斜視図である。 本発明の微小タイル状素子を備えたICチップ内光インターコネクション回路を示す斜視図である。 本発明の微小タイル状素子を備えた積層構造の光インターコネクション集積回路の概略断面図である。 本発明の微小タイル状素子を備えた電子機器の具体例を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る微小タイル状素子を示す図である。 第5実施形態の微小タイル状素子を備えたデバイスを示す断面図である。 本発明の第6実施形態に係る微小タイル状素子を示す図である。 第6実施形態の微小タイル状素子を備えたデバイスを示す断面図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d,1e…微小タイル状素子、11,11’,211,211’…強度付与層、11a,11b,11c,11d,211a,211b,211c,211d…堤防構造(突出構造)、12a,12a’,12b,12b’,212a,212b,212a’,212b’…電極、13,213…半導体層、50,50’,250…最終基板、51a,51b…電極、52a,52b,52’…電気配線、100…基板、101…犠牲層、113…半導体層、200…第1の中間転写フィルム、300…第2の中間転写フィルム

Claims (5)

  1. タイル形状を有するタイル状素子が基板上に実装されたデバイスであって、
    前記タイル状素子は、絶縁性と機械的な強度性とをもつ強度付与層と、
    前記強度付与層上に積層される半導体層と、
    前記半導体層に電気的に接続されるとともに前記強度付与層の上面における両側に配置される電極と、を備え、
    前記強度付与層は、前記上面に配置される電極と前記基板の基板電極とを接合する配線の形成領域の少なくとも一部を囲む凸形状の堤防構造を有し、
    前記電極は、前記堤防構造を覆った状態に形成されるとともに、前記強度付与層の上面から側面を経て前記堤防構造の凸形状の延在方向に沿ってはみ出したはみ出し部を有し、
    該はみ出し部の両側が前記堤防構造により支持されることを特徴とするデバイス
  2. 前記はみ出し部の幅Yと、前記強度付与層の外縁と前記半導体層の外縁との間隔Yとが、Y<Xの関係を満たすことを特徴とする請求項1記載のデバイス
  3. 前記強度付与層は、前記半導体層よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2記載のデバイス
  4. 前記半導体層及び前記電極は、受光素子を形成していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載のデバイス
  5. 前記強度付与層と前記半導体層とにおける少なくとも一方には、反射防止膜が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載のデバイス
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