JP4545414B2 - 不織布 - Google Patents

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本発明は、不織布に関するものである。特には、鮮明な模様が付与され、意匠性に優れると共に、風合いの優れた不織布に関する。
食卓上の食べこぼし等の水分を含んだ汚れの拭き取りや、手を洗浄した後の手ふき、赤ちゃん用のおしり拭き、大人用の身体またはおしり拭き、又はウェットティッシュ等には、従来より、ガーゼ等の織布やレーヨン、レーヨン/合繊、コットン、パルプ、パルプ/合繊及びパルプ/レーヨン/合繊等の不織布が用いられてきた。
また、台所や調理場等において、従来よりキッチンタオルが使用されている。キッチンタオルは、例えばふきんの代わりに食器を拭くために用いられたり、調理台の上を清拭するために用いられ、台所周りを衛生的に保つことに用いられている。また、キッチンタオルは調理の過程において、野菜の水切りに用いられたり、油切りとしても用いられている。このような用途に用いられるキッチンタオルとしては、不織布が用いられている。
上述した、手ふき、おしり拭き、身体又はおしり拭き、ウェットティッシュ等に用いられる不織布、キッチンタオルとして用いられる不織布は、スパンレース不織布が主に用いられている。また、意匠性を高めるために上記不織布の表面に印刷を施し、模様を付与することも行われている。不織布表面に模様を付与することにより、意匠性の優れた不織布を得ることができる。
しかしながら、上述したスパンレース不織布を製造するための原綿としては、主に、繊維長が30mm〜60mmのレーヨン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン−ポリエチレン等が使用されている。このため、表面が粗くなり、鮮明な印刷を施すことができなかった。また、鮮明な印刷を施すために表面を平滑にするためプレスをかけると、表面が固くなってしまい、良好な風合いのものを得ることができなかった。
特開平9−276175号公報には、不織布からなる第1表層剤と第2層剤との間に、適宜の印刷を施した中間層材を介在させて3層構造とした手拭き用原反が開示されている。該公報に開示された手拭き用原反は意匠面で付加価値を付与することができるものであるが、風合いの優れたものではないため、ウェットティッシュやキッチンタオルとして用いられるものではなかった。従って、ウェットティッシュやキッチンタオル等として用いることのできる不織布が望まれている。
特開平9−276175号公報
従って、本発明の目的は、鮮明な模様が付与され、意匠性に優れると共に、風合いが良好である不織布を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、スパンレース不織布の繊維層間に、少なくとも一方の面に着色模様が形成されているティシュー紙を介在させ、MD方向及びCD方向の引張強度及び引張伸度を特定範囲とすることにより、上記目的を達成し得るという知見を得、本発明を完成させた。
本発明は上記知見に基づいてなされたものであり、表層及び裏層の間に、少なくとも一方の面に着色模様が形成されているティシュー紙が中層として介在された3層構造の不織布であって、MD方向の引張強度が35N/50mm以上であり、CD方向の引張強度が5N/50mm以上であり、MD方向の引張伸度が5〜60%であり、かつCD方向の引張伸度が50〜150%である不織布を提供するものである。
上記不織布は、鮮明な模様が付与され、意匠性に優れると共に、風合いが良好なものである。
上記不織布は、スパンレース不織布の製造工程中で、中層に、少なくとも一方の面に着色模様が形成されたティシュー紙を挿入し、高圧水流を噴射して製造されていることが好ましい。
上記表層及び裏層の繊維組成が、親水性繊維が60〜100質量%であり、疎水性繊維が0〜40質量%であることが好ましい。
上記表層の目付及び上記裏層の目付の合計が60g/m以下であり、中層のティシュー紙の目付が30g/m以下であることが好ましい。
上記不織布は、調理時に使用されるシート素材として用いることができる。
また、本発明は、上記不織布100質量部に対し、液体を200〜400質量部含浸させた、ウェットティッシュを提供するものである。
本発明の不織布は、鮮明な模様が付与され、意匠性に優れると共に、風合いが良好なものである。
以下、本発明の不織布について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の不織布の各層の分解状態を示す斜視図である。図1に示すように、本発明の不織布1は、表層2と、裏層3との間に、少なくとも一方の面に着色模様が形成されているティシュー紙4が介在され、3層構造とされている。
図2は、本発明の不織布の斜視図である。図2に示すように、本発明の不織布1は、ティシュー紙4の少なくとも一方の面に形成された着色模様が、表層1及び/又は裏層2から透けて見えるようになっている。
本発明の不織布は、MD方向の引張強度が35N/50mm以上であり、好ましくは60〜120N/50mmであり、CD方向の引張強度が5N/50mm以上であり、好ましくは10〜30N/50mmである。MD方向の引張強度及びCD方向の引張強度が上記範囲未満であると、強度不足となり、後述する使用目的として適切でなくなる。なお、本発明において、上記引張強度とは、幅50mmの試料片をチャック間距離が100mmになるように引張試験機に取り付け、引張速度300mm/分にて測定した値である。また、本発明において、MD方向とは、縦方向を意味し、不織布形成加工機上の不織布の流れ方向を意味し、CD方向とは横方向を意味し、不織布の流れ方向に直角の方向を意味する。
また、本発明の不織布は、MD方向の引張伸度が5〜60%であり、好ましくは15〜45%、CD方向の引張伸度が50〜150%であり、好ましくは80〜140%である。MD方向及びCD方向の引張伸度が上記範囲未満であるとシートの風合いが硬くなってしまい、一方、上記範囲を超えるとシートが伸びやすくなり、使用目的として適切でなくなる。
本発明の不織布の引張強度及び引張伸度を上記範囲とする方法としては特に制限はなく、後述する材料及び方法を用いて製造することにより達成することができる。
本発明の不織布の表層2及び裏層3は、目付が30g/m以下であることが好ましく、15〜25g/mであることが更に好ましい。表層及び裏層の目付が30g/mを超えると、ティシュー紙の表面に形成された着色模様が見えなくなり、不織布の意匠性が低下する場合がある。また、表層2の目付及び裏層3の目付の合計は60g/m以下であることが好ましい。
表層2及び裏層3を形成する繊維材料としては、例えば、親水性繊維、及び疎水性繊維を用いることができる。上記親水性繊維としては、例えば木綿、麻、パルプ等の天然繊維、レーヨン、テンセル等の再生繊維等が挙げられる。上記親水性繊維の中でもレーヨンが好ましく用いられる。
また、上記疎水性繊維としては、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル繊維、ポリアクリル繊維、ナイロン繊維等が挙げられる。上記疎水性繊維としては、ポリエステル繊維が好ましく用いられ、中でもポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。
不織布の表層及び裏層を形成するための材料としては、上記繊維を単独で用いてもよく、又は2種以上を混合して用いてもよい。
上記繊維としては、連続フィラメントの形態のものを用いてもよく又はステープルファイバーの形態のものを用いてもよい。上記繊維としてステープルファイバーの形態のものを用いる場合には、その繊維長は一般に20〜51mmであることが好ましい。繊維長が上記範囲内であればスパンレース不織布を均一に製造することができる。
上記繊維の繊維径には特に制限されないが、一般に0.9〜3.0dtex程度であることが好ましい。繊維径が上記範囲内であれば不織布を均一に製造することができる。
本発明においては、好ましくは親水性繊維60〜40質量%、及び疎水性繊維0〜40質量%からなる繊維を用いて表層2及び裏層3を形成する。
なお、ポリエステル繊維の含有量が40質量%を超えると、不織布の層が嵩高くなり、印刷の鮮明度が低下したり、保水性が低下し、後述する用途に用いられる場合に、その性能が低下する。
次に、本発明の不織布において、表層2と裏層3との間に介在されるティシュー紙4について説明する。
本発明の不織布において用いられるティシュー紙4としては、通常、化粧用又は衛材用ティッシュ類、及び吸収体製品のキャリアーとして使用されるものが用いられる。ティシュー紙は、クレープ紙又は薄葉紙とも呼ばれている。
ティシュー紙4は、通常、繊維長の比較的長い針葉樹のバージンパルプを主成分として製造されたものであり、叩解度を高くせず、比較的低叩解度のままで抄造されている。本発明において用いられるティシュー紙は、少なくとも一方の面に着色模様が形成されるため、平滑性の良いものが好ましく用いられる。平滑度は、ティシュー紙の両面に必要ではなく、いずれか一方であってもよい。
本発明において用いられるティシュー紙4は、少なくとも一方の面に着色模様が形成されている。ここで、模様とは、視覚を通じて一種又は多種の任意の模様柄がティシュー紙の表面を装飾していると認識される形象であり、例えば、植物模様、動物模様、風景模様、文字模様、幾何学的模様、記号、ロゴマーク、サービスマークやこれらの組み合わせ模様等が挙げられる。これらの模様は、ティシュー紙4の全体に形成されていてもよいし、一部に形成されていてもよい。
また、本発明において用いられるティシュー紙4の目付は30g/m以下であり、好ましくは15〜25g/mである。ティシュー紙4の目付が30g/mを超えると
得られる不織布の風合いが低下する。
ティシュー紙4への模様の形成は、印刷によって行われる。印刷に用いられるインキとしては、本発明の不織布をウェットティッシュとして用いられる場合を考慮し、耐水性を有するインキ等を用いることが好ましいが、耐水性を有するものに限定されるものではない。耐水性を有するインキとしては、例えば造膜性エマルジョン樹脂や架橋剤、撥水剤、防湿剤等を配合したインキや、UV硬化型インキ等が挙げられる。
また、インキを含有するアクリル樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂をティシュー紙4に塗布して模様を形成させた後、加熱してインキをティシュー紙の表面に固着させてもよい。
本発明の不織布は、調理時又は食事の際に使用されるシート素材として用いられる他、ウェットティッシュを製造するために用いられる。なお、調理時又は食事の際に使用されるシート素材は、キッチンタオル、ランチョンマット等に用いられる。
本発明の不織布は、上述した表層2と裏層3との間にティシュー紙4を介在させたものである。表層2と裏層3との間にティシュー紙4を介在させる方法としては、スパンレース不織布の製造工程中で、中層に着色模様が形成されたティシュー紙4を挿入し、従来公知の高速水流噴射法(ウォーターニードリング)法によって製造することができる。高速水流噴射法による高圧水流によって各線維が相互に絡み合い、不織布全体が一体化される。なお、高速水流噴射法による高圧水流は、好ましくは20〜150kg/cmであり、更に好ましくは40〜60kg/cmである。
本発明の不織布の目付は、好ましくは45〜75g/mであり、更に好ましくは55〜65g/mである。
次に、本発明のウェットティッシュについて説明する。
本発明のウェットティッシュは、上述した本発明の不織布100質量部に対し、液体が好ましくは200〜400質量部含浸されている。上記液体の含浸量は、更に好ましくは、不織布100質量部に対し、250〜350質量部である。液体の含浸量が、不織布100質量部に対して250質量部未満であると湿り気不足が発生する場合があり、一方、350質量部を超えると、拭き取り面における水残りが発生する場合がある。
上記液体としては、例えば、パラベン、プロピレングリコール、抗菌剤を含む水溶液が挙げられる。
本発明のウェットティッシュは、吸水性に優れると共に、風合い(肌触り及び柔軟性)が良好であり、例えば、乳幼児の排泄物、食卓上の食べこぼし等の水分を含んだ汚れを拭き取るためのウェットティッシュとして好適である。
以下に、実施例を示し、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1
ティシュー紙(目付:20g/cm)の表面に模様を印刷した。印刷は、水性アクリル系エマルジョン型樹脂(造膜性エマルジョン樹脂)、アルカリ可溶型水性インキ、無機顔料、有機顔料、添加剤からなるインキを用いフレキソ印刷にて行い、表面にオレンジ色及び緑色でフルーツやカップの模様が形成されたティシュー紙を得た。
一方、レーヨン(繊度:1.7dtex、繊維長:40mm)70質量%、ポリエチレンテレフタレート(繊度:1.4dtex、繊維長:44mm)30質量%からなる繊維を用い、カード機にてウェブを形成した。次いで、該繊維を、高速水流噴射法により、噴射する水流の圧力を60kg/cmとして、中層に上述のようにして得られた、着色模様が形成されたティシュー紙を挿入し、表層及び裏層の目付が15g/cmであり、中層に着色模様が形成されたティシュー紙が介在されたスパンレース不織布を製造した。
得られた不織布100質量部に対し、薬液(プロピレングリコール5.0質量%、パラベン0.3質量%、塩化エチルピリジニウム質量0.1%からなる水溶液)350質量部を含浸させ、ウェットティッシュを得た。
得られた不織布について、下記のようにして引張強度及び引張伸度の測定を行った。結果を表1に示す。
不織布をMD方向及びCD方向について、それぞれ170×50cmにカットして試料とした。試料を5枚用意し、測定条件を下記の通り設定して測定を行った。
(1)チャック間距離:100mm
(2)引張速度:300m/分
最大荷重点を引っ張り強度とした。また、最大荷重がかかった時の伸度を引っ張り伸度とした。結果を表1に示す。表1に示す数字は、5枚の測定値の平均値である。
また、得られたウェットティッシュについて、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
(1)見栄え、風合い
見栄え、風合いは官能評価により評価を行った。20〜50代の男性50名及び女性50名の合計100名に、ウェットティッシュの見栄え、風合いに官能評価をさせた。下記評価基準に従って採点を行った。また、見栄え、風合いについての官能評価に併せて、総合的な評価も行った。
1 大変良い
2 やや良い
3 どちらでもない
4 やや悪い
5 大変悪い
次いで、100名の採点について平均点を算出し、下記評価基準に従って評価を行った。
○:平均点が4点以上である。
△:平均点が2点以上4点未満である。
×:平均点が2点未満である。
実施例2
表層及び裏層を構成する繊維として、実施例1で用いたレーヨン90質量%、及び実施例1で用いたポリエチレンテレフタレート10質量%からなる繊維を用い、表層及び裏層の目付を25g/mとし、薬液の含浸量を、不織布100質量部に対して300質量部とした以外は、実施例1と同様に操作を行い、ウェットティッシュを得た。
得られたウェットティッシュの評価を実施例1と同様にして行った。その評価結果を表1に示す。
実施例3
表層及び裏層を構成する繊維として、実施例1で用いたレーヨン30質量%、及び実施例1で用いたポリエチレンテレフタレート70質量%からなる繊維を用い、表層及び裏層の目付を20g/mとし、薬液の含浸量を、不織布100質量部に対して300質量部とした以外は、実施例1と同様に操作を行い、ウェットティッシュを得た。
得られたウェットティッシュの評価を実施例1と同様にして行った。その評価結果を表1に示す。
実施例4
表層及び裏層を構成する繊維として、実施例1で用いた繊維を用い、表層及び裏層の目付を35g/mとし、薬液の含浸量を、不織布100質量部に対して300質量部とした以外は、実施例1と同様に操作を行い、ウェットティッシュを得た。
得られたウェットティッシュの評価を実施例1と同様にして行った。その評価結果を表1に示す。
実施例5
表層及び裏層を構成する繊維として、実施例1で用いた繊維を用い、表層及び裏層の目付を20g/mとし、薬液の含浸量を、不織布100質量部に対して200質量部とした以外は、実施例1と同様に操作を行い、ウェットティッシュを得た。
得られたウェットティッシュの評価を実施例1と同様にして行った。その評価結果を表1に示す。
上記不織布100質量部に対し、実施例1で用いた薬液300質量部を含浸させ、ウェットティッシュを得た。得られたウェットティッシュの評価を実施例1と同様にして行った。その評価結果を表1に示す。
比較例1
表層及び裏層として、目付が25g/mのティシュー紙を用い、中層の着色模様入りティシュー紙として、実施例1で用いたティシュー紙を用い、表層、中層及び裏層をエンボス加工により接着してシートを得た。得られたシート100質量部に対し、実施例1で用いた薬液200質量部を含浸させ、ウェットティッシュを得た。
比較例2
表層及び裏層を構成する繊維として、実施例1で用いた繊維を用い、表層及び裏層の目付を15g/mとし、薬液の含浸量を、不織布100質量部に対して300質量部とし、ティシュー紙の目付を40g/mとした以外は、実施例1と同様に操作を行い、ウェットティッシュを得た。
得られたウェットティッシュの評価を実施例1と同様にして行った。その評価結果を表1に示す。
比較例3
繊維として、実施例1で用いたレーヨン60質量%、実施例1で用いたポリエチレンテレフタレート20質量%、及び熱融着繊維(ポリプロピレン−ポリエチレン共重合体)20質量%からなる繊維を用い、実施例1と同様に操作を行い目付が30g/cmのスパンレース不織布を製造した。得られたスパンレース不織布の表面に、実施例1でティシュー紙に行った操作と同様に操作を行い、模様を印刷した。
Figure 0004545414
表1のウェットティッシュの評価結果から明らかなように、本発明のウェットティッシュは見栄え、及び風合いが良好なものである。
本発明の不織布の各層の分解状態を示す斜視図である。 本発明の不織布の斜視図である。
符号の説明
1 不織布
2 表層
3 裏層
4 ティシュー紙

Claims (5)

  1. 表層及び裏層の間に、少なくとも一方の面に着色模様が形成されているティシュー紙が中層として介在された3層構造のスパンレース不織布であって、
    スパンレース不織布の製造工程中で、中層に、少なくとも一方の面に着色模様が形成されたティシュー紙を挿入し、高圧水流を噴射して製造されており(ただし、繊維間の熱融着を行わない)
    MD方向の引張強度が35N/50mm以上であり、CD方向の引張強度が5N/50mm以上であり、MD方向の引張伸度が5〜60%であり、かつCD方向の引張伸度が50〜150%であるスパンレース不織布。
  2. 上記表層及び裏層の繊維組成が、親水性繊維が60〜100質量%であり、疎水性繊維が0〜40質量%である、請求項1に記載のスパンレース不織布。
  3. 上記表層の目付及び上記裏層の目付の合計が60g/m以下であり、中層のティシュー紙の目付が30g/m以下である、請求項1又は2に記載のスパンレース不織布。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のスパンレース不織布100質量部に対し、液体を200〜400質量部含浸させた、ウェットティッシュ。
  5. スパンレース不織布の製造工程中で、表層と裏層との間に、着色模様が形成されたティシュー紙を挿入し、高圧水流によって、各繊維を相互に絡ませ合い、不織布全体を一体化させることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載のスパンレース不織布の製造方法。



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