JP4545341B2 - 形鋼圧延設備のガイド装置及びその着脱方法 - Google Patents

形鋼圧延設備のガイド装置及びその着脱方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、H形鋼等の形鋼圧延設備のユニバーサルミルとエッジャーミルとの間に取付けられ、被圧延材の案内、誘導を良好に保つことを目的とする形鋼圧延設備のガイド装置及びその着脱方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、着脱可能な形鋼圧延設備のガイド装置として、例えば、特開昭53−6262号公報に公開されたものがあった。
この装置は、圧延機間に設置された中間ガイドとこの中間ガイドの前後に端部を圧延機ハウジングのウインド内に挿入して設置された圧延機出入口ガイドとからなる圧延機間ガイド装置において、中間ガイドを左右に横移動できるように設け、圧延機出入口ガイドを中間ガイドを退去させたスペースに移動できるように構成されている。かかる構成によって、中間ガイド及び圧延機出入口ガイドを退去させてロール交換を行うことができた。また、中間ガイド及び圧延機出入口ガイドを同一のフレームに装着し、このフレームを昇降させることによってガイドのレベル調整を行い、取り外すときには、一体的にクレーンを使用して取り外していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の形鋼圧延設備のガイド装置は、以下の問題があった。
中間ガイドは、左右に横移動してウェブ高さの調整ができるように構成されているので、形鋼のサイズが変わっても続けて使用可能であるが、圧延機出入口ガイドには、幅方向の調整装置が無かった。中間ガイドと圧延機出入口ガイドが一体的に形成されているので、この場合には、ロール組替時に中間ガイドも圧延機出入口ガイドと共に常に組替える必要があり、設備に無駄が生じていた。
また、ロール組替時のガイドの一式組替えの際に、中間ガイドの幅調整用の駆動装置や圧延機出入口ガイドの着脱用駆動装置も取り外す必要があり、電気配線や配管の着脱作業が発生し、組替や立ち上げに多大な時間が発生すると共に、継ぎ間違い等のトラブルが発生する可能性もあった。
さらに、圧延機出入口ガイドは、横移動しないため、圧延機間を天井クレーンで昇降させるためのスペースを確保するために、圧延機の上部に他の構成部品を取付けることができず、また、取付けた場合には、ロール交換ごとに該構成部品を取り外す必要があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、複雑な構造を避け、中間ガイド及び前後の機付ガイド装置の交換を天井クレーン無しで自動化することができる形鋼圧延設備のガイド装置及びその着脱方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明に係る形鋼圧延設備のガイド装置は、前後に設置された形鋼圧延機の間に設けられた中間ガイド装置と、前記中間ガイド装置の前後に設けられ、前後移動可能な前後の機付ガイド装置とを有する形鋼圧延設備のガイド装置において、前後に設置された前記形鋼圧延機の間を側方に横断して敷設された移動用基台と、前記移動用基台に載置され側方に移動可能な組替台車とを有し、前記組替台車には、前記中間ガイド装置を支持した中間ガイド装置載置部と、前後の前記機付ガイド装置を後、前にそれぞれ移動させて移載可能な機付ガイド装置載置部と、組替用の前後の新規機付ガイド装置を載置して、それぞれ前後に移動させて前後の前記形鋼圧延機に移載可能な新規機付ガイド装置載置部と、組替用の新規中間ガイド装置を載置した新規中間ガイド装置載置部とが順に一体的に接続して設けられている。
組替台車は、1台の台車を各構成部分ごとに区分けして形成してもよく、また、各部分ごとに設けた別の台車を連結して一体的に動作するように構成してもよい。かかる構成によって、ロール組替前の形鋼圧延設備の稼働中に天井クレーンを使用して組替用の新規中間ガイド装置及び新規機付ガイド装置を組替台車上に用意しておくことができる。このとき、組替台車に各種配管や電気配線を準備し、形鋼圧延設備と組替台車の配管、配線を可撓性管を介して接続しておくと、新規機付ガイド装置及び新規中間ガイド装置への配管、配線の接続を台車上で行うことができ、さらに組替時間を短縮することができる。
【0005】
ここで、前後の前記形鋼圧延機に固定レールを設け、前記機付ガイド装置載置部及び前記新規機付ガイド装置載置部に前記固定レールに接続されるシフトレールをそれぞれ設け、前後の前記機付ガイド装置及び前後の前記新規機付ガイド装置のそれぞれの下部に掛止用突起部を設け、前記シフトレールに、それぞれ前後に向けて伸縮ロッドを伸縮させて前後の前記機付ガイド装置又は前後の前記新規機付ガイド装置を前記固定レールと前記シフトレールの間で移載させる進退手段を設け、前記伸縮ロッドの先部に、掛止溝を有する掛止金具を回動ピンを介して上下動可能に取付け、前記固定レールに、開閉シリンダによって前記掛止金具と共に上下動可能な開閉蓋部を設け、該開閉蓋部の動作によって、前記伸縮ロッドの掛止金具と、前記掛止用突起部との掛合状態を切替えることも可能である。
【0006】
前後の機付ガイド装置の取外し時には、まず、開閉蓋部を開いた状態で進退手段の伸縮ロッドを伸長させると、伸縮ロッドの先部に回動可能(上下動可能)に設けられた掛止金具は、開閉蓋部に沿って下方に屈曲する。そして、掛止用突起部に重合する位置で開閉蓋部を閉じると、掛止金具は掛止用突起部に掛合する。次に、伸縮ロッドを収縮させると、機付ガイド装置は、伸縮ロッドと共に固定レールからシフトレールに移載される。
前後の新規機付ガイド装置の取付け時には、前後の新規機付ガイド装置は、新規機付ガイド装置載置部の各シフトレールから、それぞれ前後に伸延する進退手段の伸縮ロッドに押圧されて前後の形鋼圧延機の固定レールに移載される。次に、開閉蓋部を開くと伸縮ロッドの先部の掛止金具が開閉蓋部と共に回動して下方に移動し、掛止金具が新規機付ガイド装置の掛止用突起部から外れる。次いで、伸縮ロッドを収縮させ、固定レール上にある掛止金具をシフトレール上に戻すことによって新規機付ガイド装置の移載を行うことができる。
かかる構成によって、機付ガイド装置及び新規機付ガイド装置の移載を天井クレーンを使用せずに短時間で行うことができる。また、新規機付ガイド装置を、新規機付ガイド装置載置部から完全に切り離して形鋼圧延機に移載するので、圧延時に新規機付ガイド装置に加わる衝撃が進退手段に伝達されず、機器の故障を防止して装置の信頼性を向上させることができる。
【0007】
また、前後の前記形鋼圧延機に固定レールを設け、前記機付ガイド装置載置部及び前記新規機付ガイド装置載置部に前記固定レールに接続されるシフトレールをそれぞれ設け、前側の前記機付ガイド装置及び前側の前記新規機付ガイド装置のそれぞれの後部と、後側の前記機付ガイド装置及び後側の前記新規機付ガイド装置のそれぞれの前部とに、掛合用突起部をそれぞれ設け、前記シフトレールに、それぞれ前後に向けて伸縮ロッドを伸縮させて前後の前記機付ガイド装置又は前後の前記新規機付ガイド装置を前記固定レールと前記シフトレールの間で移載させる進退手段を設け、前記伸縮ロッドの先部に、側方に移動して前記掛合用突起部に掛合、又は掛合解除可能な掛止部材をそれぞれ取付け、前記組替台車の移動によって、前記掛合用突起部及び前記掛止部材の掛合状態を切替えることも可能である。
対となる掛合用突起部と掛止部材の形状は、側方に移動して掛合及び掛合解除可能で、また、掛合した状態で前後に移動できる形状であればよく、例えば、C、U、J、L、S字状、又はコ字状等に形成してそれぞれの端部を互いに掛止させることができる。
組替台車を移動させると、機付ガイド装置載置部に設けられた進退手段は、伸縮ロッドを伸張させた状態で側方に移動する。次いで、機付ガイド装置載置部が機付ガイド装置に隣接する位置まで移動したときに、機付ガイド装置載置部の掛止部材は、機付ガイド装置の掛合用突起部に掛合する。そして、伸縮ロッドを縮めることによって、機付ガイド装置を機付ガイド装置載置部に移載することができる。
また、新規機付ガイド装置載置部に設けられた進退手段は、新規機付ガイド装置の掛合用突起部に掛合した状態で、かつ伸縮ロッドを縮めた状態で側方に移動する。次いで、新規機付ガイド装置載置部が固定レールに隣接する位置まで移動したあと、伸縮ロッドを伸ばして、新規機付ガイド装置を固定レールに移載する。
そして、伸縮ロッドを伸ばした状態のままで組替台車を移動させて、掛合用突起部と掛止部材との掛合状態を解除することができる。
かかる構成によって、組替台車の移動と、掛合用突起部及び掛止部材の掛合状態の切替えを同時に行うことができる。また、掛止部材を側方に水平移動させて掛合状態の切替えを行うので、掛合用突起部及び掛止部材の構造を簡単にすることができる。
【0008】
また、前後の前記形鋼圧延機の上部に、回動して前後の前記機付ガイド装置又は前後の前記新規機付ガイド装置の上部を押圧、保持する回動クランプ部材、及び該回動クランプ部材にその先部を取付けた伸縮手段を備えた上部固定装置を設け、前後の前記形鋼圧延機の下部に、側方に進退して前後の前記機付ガイド装置又は前後の前記新規機付ガイド装置の下部を掛止する下部固定装置を設けることも可能である。
かかる構成によって、新規機付ガイド装置を形鋼圧延機に一体的に固定でき、圧延中に新規機付ガイド装置に伝達される衝撃が新規中間ガイド装置を支持する組替台車に伝達されないので、組替台車を簡単、かつ軽量に製作することができる。
そして、前後の前記形鋼圧延機に、前後の前記機付ガイド装置に着脱可能に連動連結される上、下ガイド高さ調整機構を設け、該上、下ガイド高さ調整機構を、前後の前記機付ガイド装置の上、下フンドを摺動自在に取付ける上、下ガイド軸の端部を、該上、下ガイド軸の軸線から偏心した軸線回りに回転自在な上、下ガイド連結軸の対応する先端部に着脱自在に連結し、該上、下ガイド連結軸の基端部を軸線回りに回転自在な上、下回転筒内に軸線方向に進退自在にかつ一体的に回転自在に嵌入し、該上、下回転筒を前後の前記形鋼圧延機に取付けた上、下回転駆動源にそれぞれ連動連結することによって構成することも可能である。
かかる構成によって、上、下ガイド軸に摺動自在に取付けた上、下フンドの円滑な開閉動作を阻害することなく、上、下フンドを昇降して高さ調整を行うことができる。また、軸線が相互に偏心した上、下ガイド軸と上、下ガイド連結軸を用いることによって、コンパクトな構成を有する上、下ガイド高さ調整機構を実現でき、形鋼圧延機回りの狭隘な空間にも容易に設置することができる。
【0009】
本発明に係る形鋼圧延設備のガイド装置の着脱方法は、前後に設置された形鋼圧延機の間に設けられた中間ガイド装置と、前記中間ガイド装置の前後に設けられ、前後移動可能な前後の機付ガイド装置とをサイズの異なる新規中間ガイド装置及び前後の新規機付ガイド装置に交換する形鋼圧延設備のガイド装置の着脱方法において、前後に設置された前記形鋼圧延機の間を側方に横断して敷設された移動用基台の上に側方に移動可能な組替台車を介して支持された前記中間ガイド装置を、前記組替台車と共に所定距離だけ一方に移動させる第1工程と、前記組替台車の中間ガイド装置載置部に隣接して形成された機付ガイド装置載置部に前後の前記機付ガイド装置をそれぞれ後、前に移動させて移載し、前記組替台車と共に所定距離だけ一方に移動させる第2工程と、前記組替台車の前記機付ガイド装置載置部に隣接して形成された新規機付ガイド装置載置部上に予め載置された組替用の前後の新規機付ガイド装置をそれぞれ前後に移動させて前後の前記形鋼圧延機に移載し、前記組替台車を所定距離だけ一方に移動させる第3工程と、前記組替台車の前記新規機付ガイド装置載置部に隣接して形成された新規中間ガイド装置載置部上に予め載置された組替用の新規中間ガイド装置を、前記組替台車に載置したまま前後の前記新規機付ガイド装置の間に固定する第4工程を有する。
第1、第2工程で、中間ガイド装置、及び前後の機付ガイド装置を取外し、続いて前後の新規機付ガイド装置、新規中間ガイド装置を取付けることができるので、時間のかかる天井クレーン作業を途中で行わずにロール組替を行うことができ、作業時間を短縮することができる。なお、天井クレーン作業は、形鋼圧延設備の稼働中に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。
図1、図2に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る形鋼圧延設備のガイド装置10は、前後にそれぞれ設置された形鋼圧延機の一例であるユニバーサルミル11、エッジャーミル12の間に設けられた中間ガイド装置13と、中間ガイド装置13の前後に設けられ、前後移動可能な前後の機付ガイド装置14、15とを有する形鋼圧延設備において、中間ガイド装置13と機付ガイド装置14、15を、新規中間ガイド装置16と前後の新規機付ガイド装置17、18に連続的に交換可能な装置である。以下、詳しく説明する。
【0011】
ガイド装置10は、基礎26上の前後にそれぞれ設置されたユニバーサルミル11とエッジャーミル12の間を側方に横断して敷設された移動用基台19と、移動用基台19に載置され、移動用基台19に沿って側方に移動可能な組替台車20を有している。
まず、図1、図2を参照して、組替台車20について説明する。
左右方向に長い組替台車20は右側から順に、中間ガイド装置載置部22、機付ガイド装置載置部23、新規機付ガイド装置載置部24、及び新規中間ガイド装置載置部25からなる4つのブロックに分割されて構成され、各ブロックは、一体的に接続して設けられている。
【0012】
中間ガイド装置載置部22には、ユニバーサルミル11からエッジャーミル12に被圧延材30を受け渡す中間ガイド装置13が支持、固定されている。また、機付ガイド装置載置部23には、ユニバーサルミル11とエッジャーミル12にそれぞれ取付けられている機付ガイド装置14、15を後、前に移動させて移載することができる。さらに、新規機付ガイド装置載置部24には、組替用の前後の新規機付ガイド装置17、18が載置されており、新規機付ガイド装置載置部24がユニバーサルミル11とエッジャーミル12の間に移動したときには、新規機付ガイド装置17、18をそれぞれ前後に移動させてユニバーサルミル11とエッジャーミル12に移載することができる。そして、新規中間ガイド装置載置部25には、組替用の新規中間ガイド装置16を載置している。
【0013】
移動用基台19には、長手方向に沿って移動用シリンダ27が設けられ、移動用シリンダ27の先部に設けられた先端金具28は、組替台車20の下部に設けられた連結金具29に接続されている。また、図3に示すように、移動用基台19上の前後には、クランプシリンダ31によって開閉し、組替台車20の下部を把持固定するクランプアーム32を有する組替台車固定装置33が設けられている。組替台車20の左側の端部には、ケーブルベア21が接続され、組替台車20の内部に設けられた各種配管や電気配線用のケーブルを形鋼圧延設備に接続している。かかる構成によって、組替台車20上で各種配管や配線の接続作業を行うことができる。さらに、移動用シリンダ27のロッドを伸縮させて組替台車20を側方に移動させることができ、クランプシリンダ31のシリンダロッドを伸縮させて組替台車20を固定することができる。
次に、図3を参照して、中間ガイド装置13について説明する。
中間ガイド装置13は、組替台車20の中間ガイド装置載置部22に固定され、被圧延材30(図6参照)を上下からガイドする上フンド34、下フンド35をそれぞれ有している。上フンド34の上部には、隙間調整用の上フンド昇降シリンダ36が設けられている。かかる構成によって、中間ガイド装置13は、組替台車20と共に側方に移動し、固定される。
【0014】
次いで、図3、図4を参照して、前後の機付ガイド装置14、15及びその着脱構造について説明する。なお、前後の機付ガイド装置14、15及び機付ガイド装置14、15をそれぞれ固定するユニバーサルミル11及びエッジャーミル12に設けられた着脱機構は、実質的に同一で、前後対称(図3、図4においては左右対称)に設けられているので、ここでは、ユニバーサルミル11に設けられた機付ガイド装置14について説明し、機付ガイド装置15については、同一部材について同一番号を付し、説明は省略する。
ユニバーサルミル11の後方下部には、取付け架台37が立設され、その上端部には、機付ガイド装置14のガイドボックス39を支持する固定レール38が設けられている。ガイドボックス39には、上ガイド軸40及び下ガイド軸41を介して上フンド42及び下フンド43がそれぞれ取付けられている。また、下ガイド軸41には、下方に突出した掛止用突起部44が設けられている。
【0015】
図1、図4に示すように、組替台車20の機付ガイド装置載置部23の左右両側には、前後の固定レール38に両端を接続するシフトレール45がそれぞれ設けられている。左右のシフトレール45の間には、突出する伸縮ロッド46を伸縮させ、ユニバーサルミル11の固定レール38からシフトレール45に機付ガイド装置14を移載させる進退手段の一例である着脱シリンダ47が設けられている。なお、着脱シリンダ47の隣には、伸縮ロッド46の向きを前後逆にした進退手段の一例である着脱シリンダ48が機付ガイド装置15の着脱用に設けられている。各伸縮ロッド46が伸長したときの伸縮ロッド46の周囲には、上部が開口した溝形のガイド部材49が設けられている。
ここで、図5(A)〜(C)を参照して、伸縮ロッド46と機付ガイド装置14の掛合状態について詳しく説明する。
【0016】
伸縮ロッド46の先部には、先端金具50が取付けられ、先端金具50には、上方に開口した掛止溝51を有する掛止金具52が回動ピン53を介して回動(上下動)可能に設けられている。
一方、固定レール38の下部には、取付け架台37側の端部を回動可能に取付けた開閉蓋部54が設けられている。固定レール38を支持する取付け架台37には、開閉シリンダ55が回動可能に支持され、開閉シリンダ55のロッド56の先部は、開閉蓋部54の下部に回動(上下動)可能に連結されている。
開閉シリンダ55のロッド56が伸長したときには開閉蓋部54は、図5(A)に示すように、実質的に水平状態(閉状態)となり、ロッド56が収縮したときには開閉蓋部54は、図5(B)、(C)に示すように、回動して先端が下がった状態(開状態)になる。
【0017】
かかる構成によって、開閉蓋部54が開いた状態のときに、着脱シリンダ47の伸縮ロッド46を伸長させると、掛止金具52は、ガイド部材49内を下部に設けられた案内ローラ57を転動させながら移動して開閉蓋部54側に移動し、開閉蓋部54の上面に沿って屈曲し、斜め下方に移動する(図5(B)参照)。
そして、伸縮ロッド46を伸長させたままの状態で、開閉シリンダ55のロッド56を伸長させると、開閉蓋部54は、回動して閉状態になり、また、掛止金具52も開閉蓋部54と共に回動して上方に移動し、掛止溝51が機付ガイド装置14の掛止用突起部44に外嵌する(図5(A)参照)。
掛止溝51を掛止用突起部44に外嵌させた状態で、着脱シリンダ47の伸縮ロッド46を収縮させると、機付ガイド装置14をシフトレール45に移載することができる。
【0018】
なお、伸縮ロッド46を伸長させた状態のときに開閉シリンダ55のロッド56を収縮させると掛止溝51と掛止用突起部44を離反させることができ、このように開閉蓋部54の動作によって、掛止金具52と掛止用突起部44の掛合状態を切替えることができる。
次いで、図3、図4、図6、図7を参照して、機付ガイド装置14をユニバーサルミル11に固定する上部固定装置58と下部固定装置59について説明する。
上部固定装置58は、ユニバーサルミル11の後側上部の左右両側にそれぞれ設けられ、回動して機付ガイド装置14の上部を前下方向に押圧して保持する回動クランプ部材60を有している。また、上部固定装置58は、回動クランプ部材60にロッド61の先部を取付け、ユニバーサルミル11の後方上部にトラニオン型に支持された伸縮手段の一例である固定用シリンダ62を有している。固定用シリンダ62のロッド61は、実質的に下方を向けて設けられており、回動機構と併せて取付けスペースを小さくするように構成されている。
【0019】
下部固定装置59は、ユニバーサルミル11の後方下部の左右両側に設けられ、側方に進退可能なロッド63を内側に対向させて突出させ、機付ガイド装置14の後方下部を掛止することができる。
上部固定装置58及び下部固定装置59によって、機付ガイド装置14をユニバーサルミル11に確実に固定することができる。
次に、図6〜図8を参照して、ユニバーサルミル11及びエッジャーミル12に設けられ、前後の機付ガイド装置14、15に着脱可能に連動連結される上ガイド高さ調整機構64、下ガイド高さ調整機構65について説明する。なお、ユニバーサルミル11及びエッジャーミル12には、実質的に同一の上、下ガイド高さ調整機構64、65が設けられるので、ここでは、ユニバーサルミル11に取付けられる上、下ガイド高さ調整機構64、65についてのみ説明する。
【0020】
図8に示すように、上、下ガイド高さ調整機構64、65においては、機付ガイド装置14の上、下フンド42、43をそれぞれ摺動自在に取付ける上、下ガイド軸40、41の端部に、上、下ガイド軸40、41の軸線から偏心した軸線回りに回転自在な上、下ガイド連結軸68、69の対応する先端部が着脱自在に連結されている。すなわち、上、下ガイド軸40、41の端部には異形断面(例えば、楕円形断面)の突起70、71が突設されており、これらの突起70、71は、上、下ガイド連結軸68、69の対応する先端部に設けた異形断面(例えば、楕円形断面)の孔部72、73に着脱自在だが、相対回転ができない状態に一体的に嵌入連結されている。
上、下ガイド連結軸68、69の基端部は、軸線回りに回転自在な上、下回転筒74、75内に軸線方向に進退自在にかつ一体的に回転自在に嵌入されている。
【0021】
すなわち、上、下回転筒74、75内には連結軸着脱シリンダ76、77が配設されており、その伸縮ロッドの先部は上、下ガイド連結軸68、69の基端部の端面に連結されている。また、上回転筒74には揺動アーム78の基部が連結されており、揺動アーム78の先部は、誘導部79(図3参照)の一側方において、ユニバーサルミル11の圧延機ハウジング82(図3参照)に取付けられている上回転駆動源の一例である上ガイド高さ調整シリンダ80の伸縮ロッド81の先部に枢支連結されている。一方、下回転筒75には揺動アーム87の基部が連結されており、揺動アーム87の先部は、圧延機ハウジング82に基部が枢支されている中間揺動アーム83の先部に連結ロッド84を介して連結されており、中間揺動アーム83の中間部は圧延機ハウジング82に取付けられている下回転駆動源の一例である下ガイド高さ調整シリンダ85の伸縮ロッド86の先部に枢支連結されている。
【0022】
かかる構成によって、上、下ガイド高さ調整シリンダ80、85を駆動し、上、下ガイド連結軸68、69回りに、軸線が偏心した上、下ガイド軸40、41を旋回させ、上、下ガイド軸40、41に摺動自在に取付けた上、下フンド42、43の円滑な開閉動作を阻害することなく、上、下フンド42、43を昇降して高さ調整を行うことができる。
続いて、図1を参照して、新規機付ガイド装置載置部24及び新規中間ガイド装置載置部25について説明する。
新規機付ガイド装置載置部24には、新規機付ガイド装置17、18が、図4に示す機付ガイド装置14、15と実質的に同じ状態で載置されている。
新規機付ガイド装置17、18の構成部材は、機付ガイド装置14、15の構成部材と実質的に同じなので、説明は省略する。なお、新規機付ガイド装置17、18の各種配管や電気配線は、組替台車20上で、組替前に接続しておく。
【0023】
新規中間ガイド装置載置部25には、新規中間ガイド装置16が支持、固定されている。新規中間ガイド装置16の構成部材は、中間ガイド装置13と実質的に同じなので、説明は省略する。
続いて、図9(A)〜(C)、図10(A)〜(C)を参照して、形鋼圧延設備のガイド装置10の着脱方法について説明する。
形鋼圧延設備のガイド装置10の着脱方法は、ユニバーサルミル11とエッジャーミル12の間に設けられた中間ガイド装置13と、中間ガイド装置13の前後にそれぞれ設けられた機付ガイド装置14、15とを、サイズの異なる新規中間ガイド装置16及び新規機付ガイド装置17、18に交換する方法である。以下、詳しく説明する。
【0024】
(準備工程)
図9(A)に示すように、中間ガイド装置13及び機付ガイド装置14、15を使用した形鋼圧延設備の稼働中に、図示しない天井クレーンを用いて新規機付ガイド装置17、18を搬入し、組替台車20の機付ガイド装置載置部23に隣接して形成された新規機付ガイド装置載置部24に載置する。同様に、新規中間ガイド装置16を天井クレーンで搬入し、新規機付ガイド装置載置部24に隣接する新規中間ガイド装置載置部25に置く。そして、新規中間ガイド装置16の上フンド昇降シリンダに組替台車20に設けられている配管に図示しないフレキシブルチューブを介して取付け、駆動可能な状態にしておく。
【0025】
(第1工程)
図3、図9(B)に示すように、形鋼圧延設備の停止後、まず、組替台車20の下部のクランプシリンダ31のシリンダロッドを収縮させ、組替台車20の掛止を解除し、側方に移動可能な状態にする。そして、組替台車20を移動用シリンダ27を使用して中間ガイド装置13と共に右側に所定距離だけ移動させてライン外に出し、機付ガイド装置載置部23をライン内に搬入し、クランプシリンダ31を使用して固定する。
(第2工程)
ユニバーサルミル11とエッジャーミル12のそれぞれの上部固定装置58及び下部固定装置59を駆動させて機付ガイド装置14、15の固定を解除する。次に、図4、図9(C)に示すように、組替台車20の中間ガイド装置載置部22に隣接して形成された機付ガイド装置載置部23に前後の機付ガイド装置14、15を、それぞれ後、前に着脱シリンダ47、48を使用して自動的に移動させ、ユニバーサルミル11及びエッジャーミル12から機付ガイド装置載置部23に移載する。そして、図10(A)に示すように、組替台車20のクランプを外し、組替台車20を所定距離だけ右側に移動させる。
【0026】
(第3工程)
図10(B)に示すように、組替台車20の新規機付ガイド装置載置部24上に取付けられた組替用の前後の新規機付ガイド装置17、18を、着脱シリンダ47、48を使用してそれぞれ前後に移動させ、ユニバーサルミル11及びエッジャーミル12にそれぞれ自動的に移載する。そして、組替台車20のクランプを外し、組替台車20を所定距離だけ右側に移動させる。
(第4工程)
図10(C)に示すように、組替台車20の新規中間ガイド装置載置部25上に予め載置された組替用の新規中間ガイド装置16を組替台車20に載置したまま、前後の新規機付ガイド装置17、18の間に、組替台車20をクランプすることによって固定する。
【0027】
このような手順によってロール組替時のガイド交換を行うことができ、圧延を再開することができる。
中間ガイド装置13と機付ガイド装置14、15は、圧延開始後に天井クレーンで搬出することができる。
天井クレーンは、ロールの組替時には頻繁に利用されるが、圧延中にはそれほどの混雑はない。従って、本発明においては、ロール組替時に天井クレーンを使用しないでガイドの組替を行うことができるので、ガイド交換時に天井クレーンの使用順番待ちをする必要がなく、ガイド交換時間を従来の半分近くに短縮することができる。
なお、中間ガイド装置13、及び機付ガイド装置14、15を搬出した後の中間ガイド装置載置部22、及び機付ガイド装置載置部23には、次に使用する中間ガイド装置及び機付ガイド装置を載置して準備しておくことが可能になっており、継続的に作業時間の短縮を図ることができる。
また、例えば、形鋼圧延機に異常が生じてロール交換が必要になった場合やロール零調作業及びガイドの点検を行う場合には、組替台車上を移動するだけで点検が可能であり、かつ形鋼圧延機内に作業者が入るスペースを確保することができ、点検、保守作業を簡単に行うことができる。
【0028】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る形鋼圧延設備のガイド装置について説明する。ガイド装置は、第1の実施の形態に係る形鋼圧延設備のガイド装置10の機付ガイド装置14、15及び新規機付ガイド装置17、18と、機付ガイド装置載置部23及び新規機付ガイド装置載置部24の掛合状態を切替える部分の機構を変更した機付ガイド装置91、92及び新規機付ガイド装置93、94と、機付ガイド装置載置部95及び新規機付ガイド装置載置部96とを有している。
なお、その他の部分の構成は同じにしているので、同一部材には同一番号を付して説明は省略する。
図11、図12に示すように、第1の実施の形態において、ユニバーサルミル11及びエッジャーミル12の下部の取付け架台37に設けられていた開閉蓋部54及び開閉シリンダ55は省略され、また、機付ガイド装置14、15の下ガイド軸41に設けられていた掛止用突起部44も省略されている。そして、機付ガイド装置91の後方下端部(後部)及び機付ガイド装置92の前方下端部(前部)には、下方に開口する溝形の掛合用突起部88が、溝の向きを側方に向けてそれぞれ同一レベルに設けられている。
【0029】
機付ガイド装置載置部95のシフトレール45には、進退手段の一例である着脱シリンダ47、48がそれぞれ設けられているが、第1の実施の形態において、伸縮ロッド46の先部に設けられていた先端金具50、掛止金具52、回動ピン53は省略されている。その代わりに、伸縮ロッド46の先部には、側方に移動して掛合用突起部88に掛合、又は掛合解除可能な掛止部材89がそれぞれ取付けられている。掛止部材89は、上方に開口した溝形の部材で、溝の向きを側方に向けている。各掛止部材89は、組替台車20の移動によって、掛合用突起部88及び掛止部材89の掛合状態を切替えることができる。
掛止部材89は進退のみを行い、回動運動をしないので、装置の構造を簡単にすることができる。また、回動時間もなくなるので、作業時間を短縮することができる。なお、新規機付ガイド装置93、94及び新規機付ガイド装置載置部96の構造は、機付ガイド装置91、92及び機付ガイド装置載置部95の構造と実質的に同一であるので、説明を省略する。
【0030】
機付ガイド装置91、92を機付ガイド装置載置部95に移載するときには、図12に二点鎖線で示すように、また、図13に示すように、伸縮ロッド46を伸張させた状態で掛止部材89を側方に移動して、その先端部を掛合用突起部88の溝内に嵌入し、また、掛合用突起部88の先端部も掛止部材89の溝内に嵌入する。さらに、このとき、各シフトレール45は、ユニバーサルミル11及びエッジャーミル12のそれぞれの取付け架台37に設けられた固定レール38に接続される。そして、伸縮ロッド46を縮めることによって、機付ガイド装置91、92を、連結された固定レール38及びシフトレール45上を介して、機付ガイド装置載置部95に移載することができる。
新規機付ガイド装置載置部96の新規機付ガイド装置93、94をユニバーサルミル11及びエッジャーミル12に移載するときには、図12に実線で示すように、伸縮ロッド46は縮められた状態で、しかも、掛止部材89は、新規機付ガイド装置93、94の掛合用突起部88に掛合した状態で側方に移動し、ユニバーサルミル11及びエッジャーミル12の間で停止する。そして、伸縮ロッド46を伸ばし、掛止部材89と掛合用突起部88が掛合した状態で、新規機付ガイド装置93、94をユニバーサルミル11及びエッジャーミル12に移載する。
そして、伸縮ロッド46を伸張させた状態で、さらに側方に移動し、掛止部材89と掛合用突起部88の掛合を解除する。
【0031】
次に、形鋼圧延設備のガイド装置の着脱方法について説明する。ガイド装置の着脱方法は、前述したガイド装置10の着脱方法と略同一の工程を有しているので、ここでは、着脱シリンダ47、48の進退のタイミングを中心にして機付ガイド装置91、92を移載するまでのステップについて説明する。
(ロッド伸張)
着脱シリンダ47、48を作動させ、伸縮ロッド46を伸張させる。このステップは、ユニバーサルミル11及びエッジャーミル12の間に中間ガイド装置13が配置されているときに行う。
(掛合)
次いで、組替台車20を移動させ、機付ガイド装置載置部95をライン内に搬入し、掛合用突起部88に掛止部材89を掛合させる。
(ロッド収縮)
そして、伸縮ロッド46を収縮させ、機付ガイド装置91、92を機付ガイド装置載置部95に移載する。
ロッド伸張は、組替台車20の移動前に行うことができ、また、掛合は、組替台車20の移動と同じタイミングで行うことができるので、移載のみを行う時間は、ロッド収縮の時間だけである。
第1の実施の形態では、ロッド伸張を組替台車20の移動後に行う必要があり、また、開閉蓋部54の上昇のためのステップも必要となるため、ロッド伸張、開閉蓋部上昇、ロッド収縮の3ステップ分の時間が移載のために必要になる。
従って、第2の実施の形態に係るガイド装置を用いた場合には、第1の実施の形態に係るガイド装置10を用いた場合より作業時間を短縮することができる。
【0032】
以上、本発明に係る実施の形態について説明してきたが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、前記実施の形態においては、組替台車20は左から右方向に移動する場合について説明したが、次のロール組替時には逆に移動させる。また、第1の実施の形態においては、着脱シリンダ47、48の掛止金具52は、回動ピン53を介して回動自在に設けているが、予め下方に付勢しておき、開閉蓋部54の動作に合わせてより確実に動作させることができる。さらに、機付ガイド装置を固定する下部固定装置を上部固定装置と同様に回動機構にすることも可能である。
また、第2の実施の形態においては、掛合用突起部88は下方に、掛止部材89は上方に開口しているが、それぞれの開口方向を逆にすることも可能である。
【0033】
【発明の効果】
請求項1〜5記載の形鋼圧延設備のガイド装置においては、中間ガイド装置を支持した中間ガイド装置載置部と、機付ガイド装置載置部と、新規機付ガイド装置載置部と、新規中間ガイド装置載置部とが順に一体的に接続して設けられているので、簡単な構造で、圧延設備の稼働中に天井クレーンを使用して組替用の新規中間ガイド装置及び新規機付ガイド装置を組替台車上に用意しておくことができ、交換作業時間を短縮することができる。
また、天井クレーンを使用して中間ガイド装置と前後の機付ガイド装置をオフラインに移動する前に新規中間ガイド装置及び新規機付ガイド装置を取付けて形鋼圧延機を稼働させることができ、交換作業時間を大幅に短縮して圧延設備による形鋼の生産性を向上させることができる。
【0034】
特に、請求項2記載に形鋼圧延設備のガイド装置においては、形鋼圧延機に固定レールを設け、機付ガイド装置載置部及び新規機付ガイド装置載置部にシフトレールをそれぞれ設け、機付ガイド装置、新規機付ガイド装置を固定レールとシフトレールの間で移載させる進退手段を設けているので、天井クレーンを使用せずに短時間で移載することができる。また、新規機付ガイド装置を、新規機付ガイド装置載置部から完全に切り離して形鋼圧延機に移載するので、圧延時に新規機付ガイド装置に加わる衝撃が進退手段に伝達されず、機器の故障を防止して装置の信頼性を向上させることができる。
さらに、伸縮ロッドの先部に上下動可能な掛止金具を取付け、固定レールに掛止金具と共に上下動可能な開閉蓋部を設け、開閉蓋部の動作によって掛合状態を切替えるので、移載を自動化することができる。
請求項3記載の形鋼圧延設備のガイド装置においては、掛合用突起部を機付ガイド装置及び新規機付ガイド装置の前部及び後部にそれぞれ設けているので、掛止部材を側方に移動させることによって掛合状態の切替えができ、組替台車の移動と、掛合用突起部及び掛止部材の掛合状態の切替えを同時に行うことができ、組替工程を短縮して組替時間を短縮することができる。また、掛止部材を側方に水平移動させて掛合状態の切替えを行うので、掛合用突起部及び掛止部材の構造を簡単にすることができ、装置を削減して設備費を減らすことができる。
【0035】
請求項4記載の形鋼圧延設備のガイド装置においては、前後の機付ガイド装置又は前後の新規機付ガイド装置の上部を押圧、保持する上部固定装置を設け、前後の形鋼圧延機の下部に、機付ガイド装置、新規機付ガイド装置の下部を掛止する下部固定装置を設けているので、新規機付ガイド装置を形鋼圧延機に一体的に固定でき、圧延中に新規機付ガイド装置に伝達される衝撃が組替台車に伝達されないので、組替台車を簡単、かつ軽量に製作することができる。
請求項5記載の形鋼圧延設備のガイド装置においては、上、下ガイド高さ調整機構を設け、上、下ガイド高さ調整機構を、上、下ガイド軸の端部を上、下ガイド軸の軸線から偏心した軸線回りに回転自在な上、下ガイド連結軸の対応する先端部に着脱自在に連結し、上、下ガイド連結軸の基端部を軸線回りに回転自在な上、下回転筒内に軸線方向に進退自在にかつ一体的に回転自在に嵌入し、上、下回転筒を前後の形鋼圧延機に取付けた上、下回転駆動源にそれぞれ連動連結することによって構成している。
かかる構成によって、上、下ガイド軸に摺動自在に取付けた上、下フンドの円滑な開閉動作を阻害することなく、上、下フンドを昇降して高さ調整を行うことができる。また、軸線が相互に偏心した上、下ガイド軸と上、下ガイド連結軸を用いることによって、コンパクトな構成を有する上、下ガイド高さ調整機構を実現でき、形鋼圧延機回りの狭隘な空間にも容易に設置することができる。
【0036】
そして、請求項6記載の形鋼圧延設備のガイド装置の着脱方法は、前後に設置された形鋼圧延機の間を側方に横断して敷設された移動用基台の上に側方に移動可能な組替台車を介して支持された中間ガイド装置を、組替台車と共に一方に移動させる第1工程と、機付ガイド装置載置部に前後の機付ガイド装置を移載し、組替台車と共に一方に移動させる第2工程と、新規機付ガイド装置載置部上に予め載置された組替用の前後の新規機付ガイド装置をそれぞれ前後の形鋼圧延機に移載し、組替台車を一方に移動させる第3工程と、新規中間ガイド装置載置部上に予め載置された組替用の新規中間ガイド装置を、組替台車に載置したまま前後の新規機付ガイド装置の間に固定する第4工程を有するので、時間のかかる天井クレーン作業を途中で行わずに組替を行うことができ、作業時間を短縮することができる。なお、天井クレーン作業は、天井クレーン設備の稼働率が低い形鋼圧延設備の稼働中に行うことができるので、作業を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る形鋼圧延設備のガイド装置の平面図である。
【図2】同形鋼圧延設備のガイド装置の正面図である。
【図3】同形鋼圧延設備のガイド装置の中間ガイド装置の設置状態を示す側断面図である。
【図4】同形鋼圧延設備のガイド装置の機付ガイド装置の移載状態を示す側断面図である。
【図5】(A)〜(C)は、同形鋼圧延設備のガイド装置の機付ガイド装置の掛合状態の変化を示す説明図である。
【図6】同形鋼圧延設備のガイド装置を適用する形鋼圧延機の正面図である。
【図7】同形鋼圧延設備のガイド装置を適用する形鋼圧延機の側面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る形鋼圧延設備のガイド装置の上、下ガイド高さ調整機構の斜視図である。
【図9】(A)〜(C)は、同形鋼圧延設備のガイド装置の着脱方法の手順を示す説明図である。
【図10】(A)〜(C)は、同形鋼圧延設備のガイド装置の着脱方法の手順を示す説明図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る同形鋼圧延設備のガイド装置の中間ガイド装置の設置状態を示す側断面図である。
【図12】同形鋼圧延設備のガイド装置の機付ガイド装置の移載状態を示す側断面図である。
【図13】同形鋼圧延設備のガイド装置の機付ガイド装置の掛合状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10:ガイド装置、11:ユニバーサルミル、12:エッジャーミル、13:中間ガイド装置、14、15:機付ガイド装置、16:新規中間ガイド装置、17、18:新規機付ガイド装置、19:移動用基台、20:組替台車、21:ケーブルベア、22:中間ガイド装置載置部、23:機付ガイド装置載置部、24:新規機付ガイド装置載置部、25:新規中間ガイド装置載置部、26:基礎、27:移動用シリンダ、28:先端金具、29:連結金具、30:被圧延材、31:クランプシリンダ、32:クランプアーム、33:組替台車固定装置、34:上フンド、35:下フンド、36:上フンド昇降シリンダ、37:取付け架台、38:固定レール、39:ガイドボックス、40:上ガイド軸、41:下ガイド軸、42:上フンド、43:下フンド、44:掛止用突起部、45:シフトレール、46:伸縮ロッド、47、48:着脱シリンダ(進退手段)、49:ガイド部材、50:先端金具、51:掛止溝、52:掛止金具、53:回動ピン、54:開閉蓋部、55:開閉シリンダ、56:ロッド、57:案内ローラ、58:上部固定装置、59:下部固定装置、60:回動クランプ部材、61:ロッド、62:固定用シリンダ、63:ロッド、64:上ガイド高さ調整機構、65:下ガイド高さ調整機構、68:上ガイド連結軸、69:下ガイド連結軸、70、71:突起、72、73:孔部、74:上回転筒、75:下回転筒、76、77:連結軸着脱シリンダ、78:揺動アーム、79:誘導部、80:上ガイド高さ調整シリンダ(上回転駆動源)、81:伸縮ロッド、82:圧延機ハウジング、83:中間揺動アーム、84:連結ロッド、85:下ガイド高さ調整シリンダ(下回転駆動源)、86:伸縮ロッド、87:揺動アーム、88:掛合用突起部、89:掛止部材、91、92:機付ガイド装置、93、94:新規機付ガイド装置、95:機付ガイド装置載置部、96:新規機付ガイド装置載置部

Claims (6)

  1. 前後に設置された形鋼圧延機の間に設けられた中間ガイド装置と、前記中間ガイド装置の前後に設けられ、前後移動可能な前後の機付ガイド装置とを有する形鋼圧延設備のガイド装置において、
    前後に設置された前記形鋼圧延機の間を側方に横断して敷設された移動用基台と、
    前記移動用基台に載置され側方に移動可能な組替台車とを有し、
    前記組替台車には、前記中間ガイド装置を支持した中間ガイド装置載置部と、前後の前記機付ガイド装置を後、前にそれぞれ移動させて移載可能な機付ガイド装置載置部と、組替用の前後の新規機付ガイド装置を載置して、それぞれ前後に移動させて前後の前記形鋼圧延機に移載可能な新規機付ガイド装置載置部と、組替用の新規中間ガイド装置を載置した新規中間ガイド装置載置部とが順に一体的に接続して設けられたことを特徴とする形鋼圧延設備のガイド装置。
  2. 請求項1記載の形鋼圧延設備のガイド装置において、前後の前記形鋼圧延機には固定レールが設けられ、前記機付ガイド装置載置部及び前記新規機付ガイド装置載置部には前記固定レールに接続されるシフトレールがそれぞれ設けられ、前後の前記機付ガイド装置及び前後の前記新規機付ガイド装置は、それぞれの下部に掛止用突起部を備え、前記シフトレールには、それぞれ前後に向けて伸縮ロッドを伸縮させて前後の前記機付ガイド装置又は前後の前記新規機付ガイド装置を前記固定レールと前記シフトレールの間で移載させる進退手段が設けられ、前記伸縮ロッドの先部には、掛止溝を有する掛止金具が回動ピンを介して上下動可能に取付けられ、前記固定レールには、開閉シリンダによって前記掛止金具と共に上下動可能な開閉蓋部が設けられ、該開閉蓋部の動作によって、前記伸縮ロッドの掛止金具と、前記掛止用突起部との掛合状態を切替えることを特徴とする形鋼圧延設備のガイド装置。
  3. 請求項1記載の形鋼圧延設備のガイド装置において、前後の前記形鋼圧延機には固定レールが設けられ、前記機付ガイド装置載置部及び前記新規機付ガイド装置載置部には前記固定レールに接続されるシフトレールがそれぞれ設けられ、前側の前記機付ガイド装置及び前側の前記新規機付ガイド装置のそれぞれの後部と、後側の前記機付ガイド装置及び後側の前記新規機付ガイド装置のそれぞれの前部とには、掛合用突起部がそれぞれ設けられ、前記シフトレールには、それぞれ前後に向けて伸縮ロッドを伸縮させて前後の前記機付ガイド装置又は前後の前記新規機付ガイド装置を前記固定レールと前記シフトレールの間で移載させる進退手段が設けられ、前記伸縮ロッドの先部には、側方に移動して前記掛合用突起部に掛合、又は掛合解除可能な掛止部材がそれぞれ取付けられ、前記組替台車の移動によって、前記掛合用突起部及び前記掛止部材の掛合状態を切替えることを特徴とする形鋼圧延設備のガイド装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の形鋼圧延設備のガイド装置において、前後の前記形鋼圧延機の上部には、回動して前後の前記機付ガイド装置又は前後の前記新規機付ガイド装置の上部を押圧、保持する回動クランプ部材、及び該回動クランプ部材にその先部を取付けた伸縮手段を備えた上部固定装置が設けられ、前後の前記形鋼圧延機の下部には、側方に進退して前後の前記機付ガイド装置又は前後の前記新規機付ガイド装置の下部を掛止する下部固定装置が設けられたことを特徴とする形鋼圧延設備のガイド装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の形鋼圧延設備のガイド装置において、前後の前記形鋼圧延機には、前後の前記機付ガイド装置に着脱可能に連動連結される上、下ガイド高さ調整機構が設けられ、該上、下ガイド高さ調整機構は、前後の前記機付ガイド装置の上、下フンドを摺動自在に取付ける上、下ガイド軸の端部を、該上、下ガイド軸の軸線から偏心した軸線回りに回転自在な上、下ガイド連結軸の対応する先端部に着脱自在に連結し、該上、下ガイド連結軸の基端部を軸線回りに回転自在な上、下回転筒内に軸線方向に進退自在にかつ一体的に回転自在に嵌入し、該上、下回転筒を前後の前記形鋼圧延機に取付けた上、下回転駆動源にそれぞれ連動連結することによって構成したことを特徴とする形鋼圧延設備のガイド装置。
  6. 前後に設置された形鋼圧延機の間に設けられた中間ガイド装置と、前記中間ガイド装置の前後に設けられ、前後移動可能な前後の機付ガイド装置とをサイズの異なる新規中間ガイド装置及び前後の新規機付ガイド装置に交換する形鋼圧延設備のガイド装置の着脱方法において、
    前後に設置された前記形鋼圧延機の間を側方に横断して敷設された移動用基台の上に側方に移動可能な組替台車を介して支持された前記中間ガイド装置を、前記組替台車と共に所定距離だけ一方に移動させる第1工程と、
    前記組替台車の中間ガイド装置載置部に隣接して形成された機付ガイド装置載置部に前後の前記機付ガイド装置をそれぞれ後、前に移動させて移載し、前記組替台車と共に所定距離だけ一方に移動させる第2工程と、
    前記組替台車の前記機付ガイド装置載置部に隣接して形成された新規機付ガイド装置載置部上に予め載置された組替用の前後の新規機付ガイド装置をそれぞれ前後に移動させて前後の前記形鋼圧延機に移載し、前記組替台車を所定距離だけ一方に移動させる第3工程と、
    前記組替台車の前記新規機付ガイド装置載置部に隣接して形成された新規中間ガイド装置載置部上に予め載置された組替用の新規中間ガイド装置を、前記組替台車に載置したまま前後の前記新規機付ガイド装置の間に固定する第4工程を有することを特徴とする形鋼圧延設備のガイド装置の着脱方法。
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