JP4544711B2 - 手洗い装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、うがい液を供給するうがい液供給機構を内蔵した手洗い装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、手や指先などの洗浄あるいは消毒を行うための手洗い装置として、石鹸液を供給する石鹸液ノズルと手洗い水を供給する手洗い水ノズルとを備え、使用者(ユーザ)の使用意志に応じて、石鹸液と手洗い水とを順次供給するようにしたものは一般に良く知られており、特に、近年では、ユーザの使用動作(例えば、ユーザが手を差し出す動作など)をセンサで検出して、石鹸液/手洗い水を自動的に供給できるようにしたものが幅広く採用されている。
【0003】
また、本願出願人は、より衛生度の高い手洗いを実現すべく、手洗い水および石鹸液に加えて消毒液をも供給できるようにしたものを提案した(特公平7−91853号公報参照)。このように、手洗い装置に手洗い水および石鹸液の供給に止まらず消毒液の供給機能をも付加することにより、手や指先に対し石鹸液と手洗い水による清浄化に加えて消毒をも一連の動作として手軽に行うことができ、手や指先の衛生度をより高めることができる。かかる高機能の手洗い装置は、例えば病院や食品工場など、特に厳格な衛生管理が求められる区域に好適である。
【0004】
上記のような特に厳格な衛生管理が求められる区域では、手洗いによる手や指先の清浄化だけでなく「うがい」の励行または義務付けが要求される場合が多々ある。このような場合、従来では、手洗い装置とは別途に、ユーザの使用意志に応じて「うがい液」を供給する「うがい装置」が設置されていた。
ところで、近年では、衛生管理意識の高まりから、上述のような特に厳格な衛生管理が求められる病院や食品工場だけでなく、一般企業のオフィスや工場、或いはレストランや喫茶店などの店舗、更には一般家庭などにおいても、予防衛生の一環として、手洗いによる手や指先の清浄化だけでなく「うがい」の励行が望まれるようになりつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来では、「うがい装置」は手洗い装置とは別途に設けられるので、広い設置スペースが必要となる上、「うがい」と手洗いとを一連の動作として行うには不便であった。
また、「うがい」を行うことにより必然的にシンクの内面がうがい液で汚れ不潔感を及ぼすので、うがい後にはシンク内面ができるだけ綺麗に洗浄されることが望ましい。
更に、かかる「うがい装置」や手洗い装置のような衛生設備を、特に、オフィスや店舗あるいは住居内などに設ける場合、周囲のインテリアと違和感なく設置できることが望まれる。
【0006】
そこで、本願発明は、「うがい」と手洗いとを一連の動作として不便なく手軽に行うことができ、また、うがい後にシンク内面を綺麗に洗浄することができ、更には、設置場所に応じて違和感なく設置することができる手洗い装置を提供することを、基本的な目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本願の第1の発明に係る手洗い装置は、石鹸液を吐出する石鹸液ノズルと手洗い水を吐出する手洗い水ノズルと消毒液を吐出する消毒液ノズルとがこの順序でシンク上部に配設されるとともに、うがい液を吐出するうがい液ノズルが上記シンクの上部に配置されており、上記石鹸液ノズルへ石鹸液を供給する石鹸液供給手段と、手洗い水ノズルへ手洗い水を供給する手洗い水供給手段と、消毒液ノズルへ消毒液を供給する消毒液供給手段と、これら各供給手段の作動を制御し得る第1制御ユニットとを備えた給水給液部が設けられる一方、上記各ノズルについて使用者の使用動作を検出する検出センサと、該検出センサの検出信号を受信し得る第2制御ユニットとがシンク側に設けられ、
該第2制御ユニットと上記第1制御ユニットとは、上記シンクと給水給液部とを組み立てた際に電気的に結合し得るように構成されており、上記第2制御ユニットには上記検出センサの感度を調節する調節手段が付設されている、ことを特徴としたものである。
【0009】
また、本願の第の発明は、上記第1の発明において、上記シンクの底面部に排液口が設けられ、該シンクの少なくとも底面部を洗浄する洗浄水供給用の洗浄水ノズルが配設されていることを特徴としたものである。
【0010】
に、本願の第の発明は、上記第の発明において、上記シンクの底面部は略円形および略長円形のいずれか一方の形状に形成されるとともに、径方向に延設された立ち上がり段部によって上記排液口の一部をそれぞれ含む複数の領域に区分けされ、これら区分けされた各領域は、周方向において一端側の立ち上がり段部の上端側から他端側の立ち上がり段部の下端側に向かって傾斜し、且つ、径方向において周縁側から排液口側に向かって傾斜する傾斜面を備えており、各領域毎に周方向に洗浄水を噴出させる洗浄水ノズルが設けられていることを特徴としたものである。
【0011】
また、更に、第の発明は、上記第1〜第3の発明の何れかにおいて、上記手洗い水供給手段と記薬液供給手段と、上記石鹸液供給手段と、上記うがい液ノズルへうがい液を供給するうがい液供給手段とが上記シンクの近傍に設けられ、該シンクと上記手洗い水供給手段と薬液供給手段と石鹸液供給手段とうがい液供給手段とを含み実質的に装置全体がキャビネット内に収納されていることを特徴としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1,図2及び図3は本実施の形態に係る手洗い装置の構成を概略的に説明するための平面説明図,正面説明図及び側面説明図である。これらの図に示すように、上記手洗い装置1は、シンクユニット10と給水ユニット30と薬液供給ユニット50とを主要部として構成され、これら主要部10,30,50は縦壁の壁面Waにそれぞれ取り付けられている。尚、上記給水ユニット30と薬液供給ユニット50とが、本願請求項に記載した「装置の給水給液部」に相当している。
【0013】
上記シンクユニット10は凹部12を有する手洗いシンク11(以下、適宜、単に「シンク」と称する。)をベースにして構成されており、該シンク11の背部縦壁11bの前側上面には、所定の石鹸液を例えば泡状にして或いは噴流として吐出供給するための石鹸液ノズルNsと、手洗い水を例えば噴流として吐出供給するための手洗い水ノズルNwと、所定の消毒液を例えば噴霧状態で吐出供給するための消毒液ノズルNdとがこの順序で配設されている。
【0014】
また、上記シンク11の上面には、上記3つのノズルNs,Nw,Ndに加えて、うがい液を例えば噴流として吐出供給するうがい液ノズルNgが設けられ、その近傍にはうがい液ノズルNgからうがい液を吐出供給させる際に押し下げ操作される押し釦式のマニュアル操作スイッチSgが配置されている。
上記うがい液ノズルNgから吐出供給される「うがい液」は、うがい液タンクTg(図2参照)から供給されるうがい液の原液を水(うがい水)で希釈したもので、うがい液ノズルNgには、原液を所定の濃度に希釈するためにアスピレータGaが付設されている(図1及び図3並びに後述する図9参照)。
【0015】
後述するように、うがい水パイプPgwを介してアスピレータGa内に所定圧力のうがい水が導入されると、その動圧によってアスピレータGa内に負圧が生じ、この負圧の作用で、うがい液パイプPgを介して、うがい液タンクTg側からうがい液(原液)が吸い上げられる。こうして吸い上げられたうがい液の原液とうがい水とが、所定割合で混合された状態で(つまり、所定濃度に希釈された状態で)、うがい液ノズルNgから吐出供給されるようになっている。尚、上記アスピレータGa自体は、従来から良く知られているものと同じ物であるので、これ以上の詳細な説明および図示は省略する。
【0016】
このように、シンク11上に石鹸液ノズルNsと手洗い水ノズルNwと消毒液ノズルNdとがこの順序で配置されるとともに、うがい液を供給するうがい液ノズルNgが設けられているので、うがいと手洗いとを一連の動作として不便なく手軽に行うことができる。
【0017】
更に、上記手洗いシンク11の上面には、後で詳しく説明するように、シンク底面部20を洗浄する洗浄水を吐出供給するために、一対の洗浄水ノズルNc1,Nc2が配設されている。
上記各ノズルのうち、うがい液ノズルNg,石鹸液ノズルNs及び消毒液ノズルNdには、それぞれ対応する各薬液タンクTg,Ts及びTd(後述する)内の薬液が無くなって当該タンクが空になった場合に、このことを知らせるために、例えば発光ダイオード(LED)を用いて構成された液切れ表示部(表示ランプ)Lg,Ls及びLdがそれぞれ付設されている。
【0018】
また、上記各ノズルのうち、石鹸液ノズルNs,手洗い水ノズルNw及び消毒水ノズルNdの本体部の前面には、使用者(ユーザ)のノズル使用動作、つまり、ユーザが手指をノズル先端の前方に差し出す動作を検出するための手指センサJs,Jw及びJdが設けられている。そして、これら3つのノズル(石鹸液ノズルNs,手洗い水ノズルNw及び消毒水ノズルNd)については、ユーザは何らのマニュアル操作もする必要なしに、手指をノズル先端の前方に差し出すだけで、自動的に当該ノズルから薬液または手洗い水が吐出されるようになっている。
尚、上記手指センサJs,Jw及びJdが、本願請求項に記載した「(各ノズルについて使用者の使用動作を検出する)検出センサ」に相当している。
【0019】
上記手洗いシンク11の凹部12及びその底面部20は、ともに平面視で略長円状に形成され、底面部20の略中央部分には、シンク凹部12内の排液を外部に排出するための排液口28が設けられている。また、シンク11の内壁面の上部適所には、オーバフロー防止用の逃がし穴18が設けられ、該逃がし穴18は上記排液口28の下側に位置する排液キャビティ17に連通している。
シンク凹部12内の排液及び排液キャビティ17内の排液は、排液パイプ19(図2参照)を介して装置1の外部に排出される。
【0020】
上記シンクユニット10の下方に、給水ユニット30及び薬液供給ユニット50が配置されている。
上記給水ユニット30には、給水口部33を介して水道(上水道)管32が繋ぎ込まれており、メインテナンス時などには、通常時は開かれている給水元バルブVoを閉じることによって給水ユニット30への給水を停止させることができる。
【0021】
この給水ユニット30のユニットケース31内部には、給水口部33を介して水道管32に連通する給水主管Poが上下方向に延設され、その側方には温水タンクTwが配設されており、上記水道管32からの給水の一部が給水主管Poを介してこの温水タンクTwに導かれる。また、上記給水主管Poの下流側には、洗浄水用,うがい水用および手洗い水用の各電磁弁Vc,Vgw及びVwが並列に配置されている。
【0022】
一方、シンクユニット10の下方で上記給水ユニット30の側方に位置する薬液供給ユニット50内には、うがい液ノズルNgに供給するうがい液(原液)を貯えるうがい液タンクTg,石鹸液ノズルNsに供給する石鹸液を貯える石鹸液タンクTs及び消毒液ノズルNdに供給する消毒液を貯える消毒液タンクTdが並んで配置されている。
また、各タンクTg,Ts,Tdの下方には、当該タンク内の薬液が無くなって当該タンクが空になったことを感知するために、液切れ感知センサKg,Ks,Kdがそれぞれ配設されている。
【0023】
これらタンクTg,Ts,Tdはいずれもカートリッジ式のもので、タンク内の薬液が無くなった際には、空になったタンクを満タンの新しいタンクに取り換えることにより、無くなった薬液を容易に供給することができる。また、このタンク交換の際には、具体的には図示しなかったが、薬液供給ユニット50のユニットケース51のフロントカバーを開き、当該タンクの上部に付設された取っ手部を手で持ってタンクを引き上げて、当該タンクの下端側の接続部を抜脱することによりタンクを容易に取り外し、新しいタンクを取り付けることができるようになっている。
【0024】
図4〜図7は、給水ユニット30から給水を要する各ノズル(うがい液ノズルNg,手洗い水ノズルNw,洗浄水ノズルNc1及びNc2)への給水経路を示す説明図である。
これらの図に示すように、上記給水ユニット30内に延設された給水主管Poには、給水部33から下流側に向かってストレーナ34,逆止弁35,定流量減圧弁36がこの順序で設けられている。この定流量減圧弁36は、流量を一定に維持したままで通過流体を減圧するもので、水道管32からの給水を流量一定のままで所定圧力まで減圧して下流側に供給する。この定流量減圧弁36の下流側に、洗浄水用,うがい水用および手洗い水用の各電磁弁Vc,Vgw及びVwが並列に配置されている。
【0025】
そして、図5から良く分かるように、洗浄水用電磁弁Vcからの給水は洗浄水送給管Pc1,Pc2を介して洗浄水ノズルNc1,Nc2に送給され、うがい水用電磁弁Vgwからの給水はうがい水送給管Pgwを介してうがい液ノズルNgのアスピレータGaに、また、手洗い水用電磁弁Vwからの給水は最終的には手洗い水送給管Pwを介して手洗い水ノズルNwに、それぞれ送給される。
【0026】
上記の給水経路をより詳しく説明すれば、定流量減圧弁36から洗浄水用電磁弁Vcへの給水は、基本的には当該電磁弁Vcの出口ポートに接続された出口管41から吐出された後、分岐して洗浄水送給管Pc1及びPc2に送られ、これら送給管Pc1,Pc2を介して洗浄水ノズルNc1,Nc2にそれぞれ送給される。
また、定流量減圧弁36からうがい水用電磁弁Vgwへの給水は、基本的には当該電磁弁Vgwの出口ポートに接続された出口管42から吐出された後、うがい水送給管Pgwに送られ、この送給管Pgwを介してうがい液ノズルNgアスピレータGaに送給される。
【0027】
上記定流量減圧弁36から洗浄水用電磁弁Vc,うがい水用電磁弁Vgwへの給水は、各々その一部がドレン(余剰水)として電磁弁Vc,Vgwのドレンポートから給水ユニット30のドレン口部49(図7参照)に導かれている。
尚、図6及び図7においては、図面が過度に複雑なものになること回避するために、給水ユニット30の内部配管の一部が省略されているが、実際には、これら両図に記載の丸印(○)で囲んだA〜Hのアルファベット符号の同一符号で示されるポイント間を接続して内部配管が設けられる。
【0028】
一方、定流量減圧弁36から手洗い用電磁弁Vwへの給水は、その一部が、Y形継手37の分岐管37a及びY形継手38の分岐管38aを介して、温水タンクTwに付設された混合部40内に導かれる(図6及び図7参照)。また、残り部分はY形継手37の分岐管37bを介して温水タンクTwに導かれるとともに、Y形継手38の分岐管38cを介して、温水タンクTwから所定温度の温水が上記混合部40内に供給される。
【0029】
そして、この混合部40内でミキシングされて適温とされた手洗い水が、混合部40の出口管40dから手洗い水出口管43に送られ、これに接続された手洗い水送給管Pwを介して、手洗い水ノズルNwに送給されるようになっている。
尚、上記温水タンクTwに送られた給水の一部は、温水タンクTwのドレンポートから給水ユニット30のドレン口部49に導かれている。寒冷地などにおいて凍結による配管破裂の惧れがある場合には、バルブVoを閉じると共にドレン口部49を開くことによって配管内部の滞留水を排出し、これにより配管破裂の発生を防止するようになっている。
【0030】
図8〜図11は、薬液供給ユニット50から各薬液ノズルNg,Ns,Ndへの給液(薬液の供給)経路を示す説明図である。これらの図に示すように、上記薬液供給ユニット50と各薬液ノズル(うがい液ノズルNg,石鹸液ノズルNs及び消毒液ノズルNd)との間には、対応する薬液タンク(うがい液タンクTg,石鹸液タンクTs,消毒液タンクTd)から薬液を送給するための送給管(うがい液送給管Pg,石鹸液送給管Ps,消毒液送給管Pd)が配設されている。
【0031】
また、薬液供給ユニット50のユニットケース51内には、うがい液送給管Pgに接続されたうがい液逆止用電磁弁Vg,石鹸液送給管Psに接続された石鹸液用電磁ポンプMs,消毒液送給管Pdに接続された消毒液用電磁ポンプMdが、それぞれ対応する薬液タンクの背面側に配設されている。
これら電磁弁Vg及び電磁ポンプMs,Mdの上流側には、それぞれ対応する薬液を薬液タンクTg,Ts,Tdの下端接続口から導く薬液導入管Qg,Qs,Qdが接続されている。一方、各薬液タンクTg,Ts,Tdの下方におけるフロント側には、前述したように、液切れ感知センサKg,Ks,Kd(図2参照)が配設されている。
【0032】
すなわち、例えば、うがい液の供給系の場合を例にとって説明すれば、図12に示すように、薬液供給ユニット50のケース51側には、うがい液タンクTgの下端接続部を受け合う収納凹部52が設けられ、この凹部52の下部の薬液導入孔53の背面側(図12における右側)に薬液(うがい液)導入管Qgの端末部が繋ぎ込まれている。そして、上記薬液導入孔53のフロント側(図12における左側)に、うがい液タンクTgの液切れ感知センサKgが設けられている。
このような薬液タンクTgの薬液供給ユニット50への組付構造、薬液導入管Qgの端末部の接続構造、および液切れ感知センサKgの取付構造等は、他の2種類の薬液(石鹸液および消毒液)の供給系における場合も同様である。
【0033】
尚、上記うがい液の供給系では、具体的には図示しなかったが、うがい液タンクTgの下端接続部と上記収納凹部52との嵌合部には、異物や塵埃等が混入することを確実に防止するために、両者間を液密にシールするシール部材が配設されている。このように両者間を密封した場合、タンクTg内に大気圧が導入されにくくなるので、タンクTg内の液面に十分な圧力が作用せず、その結果、薬液(うがい液)のスムースな供給に支障を来すことも考えられる。
そこで、本実施の形態では、より好ましくは、上記収納凹部52の上部にエア配管55を繋ぎ込み、タンクTg内にエア(大気)を供給し得るようにしている。
【0034】
以上の構成により、うがい液導入管Qg,逆止用電磁弁Vg及びうがい液送給管Pgを順次介して、うがい液タンクTg内のうがい液(原液)がうがい液ノズルNgのアスピレータGa内に供給される。また、石鹸液導入管Qs,電磁ポンプMs及び石鹸液送給管Psを順次介して、石鹸液タンクTs内の石鹸液が石鹸液ノズルNs内に供給される。更に、消毒液導入管Qd,電磁ポンプMd及び消毒液送給管Pdを順次介して、消毒液タンクTd内の消毒液が消毒液ノズルNd内に供給されるようになっている。
【0035】
上記石鹸液タンクTs,石鹸液導入管Qs,石鹸液用電磁ポンプMs及び石鹸液送給管Psが本願請求項に記載した「(石鹸液ノズルへ石鹸液を供給する)石鹸液供給手段」の主要部を構成し、上記給水主管Po,手洗い水用電磁弁Vw,温水タンクTw,混合部40,手洗い水出口管43及び手洗い水送給管Pwが本願請求項に記載した「(手洗い水ノズルへ手洗い水を供給する)手洗い水供給手段」の主要部を構成し、また、上記消毒液タンクTd,消毒液導入管Qd,消毒液用電磁ポンプMd及び消毒液送給管Pdが本願請求項に記載した「(消毒液ノズルへ消毒液を供給する)消毒液供給手段」の主要部を構成している。
【0036】
次に、上記手洗い装置1の制御系について説明する。図13は手洗い装置1の制御系の構成を概略的に示す説明図である。この図に示すように、手洗い装置1のシンクユニット10には中継基板60が、給水ユニット30には操作基板70および温水器基板80が、また、薬液供給ユニット50にはコントロール基板90が、それぞれ備えられている。
【0037】
上記各基板は、いずれも単数または複数の電気及び/又は電子回路を搭載した回路基板で構成されている。上記操作基板70は温水器基板80およびコントロール基板90に電気的に接続され、また、温水器基板80とコントロール基板90も相互に電気的に接続されている。一方、上記中継基板60はコントロール基板90とのみ接続されており、両基板60,90は、給水ユニット30と薬液供給ユニット50とで成る「給水給液部」にシンクユニット10を組み付けた際に電気的に結合することができる。
【0038】
尚、上記中継基板60が実質的に本願請求項に記載した「第1制御ユニット」に相当し、上記操作基板70及びコントロール基板90が実質的に本願請求項に記載した「第2制御ユニット」に相当している。また、上記給水ユニット30と薬液供給ユニット50とが実質的に本願請求項に記載した「給水給液部」に相当している。
【0039】
上記基板間は、例えば多芯ケーブルによって接続されており、特に、中継基板60とコントロール基板90とは、所謂カプラCp(図14参照)を用いて接続され、ワンタッチでその接続操作を行うことができる。換言すれば、シンクユニット10側に設けられた「第1制御ユニット」と給水給液ユニット30,50側に設けられた「第2制御ユニット」とは、シンクユニット10と給水給液ユニット30,50とを組付/分離する際に、ワンタッチでその接続/離脱操作を行うことができるようになっている。
【0040】
上記コントロール基板90は、薬液供給ユニット50のケース51内に設けられた基板ボックス59内に収納して取り付けられ(図5及び図9〜11参照)、また、操作基板70及び温水器基板80は、給水ユニット30のケース31内に設けられた基板ボックス47及び48内にそれぞれ収納して取り付けられている(例えば、図4参照)。上記操作基板70の基板ボックス47のフロント側には、操作基板70と電気的に接続された操作盤(不図示)が取り付けられている。
この代わりに、操作用のコントローラ(例えばリモート式のコントローラ)を別途に設けるようにしても良い。尚、上記中継基板60については、具体的には図示しなかったが、シンクユニット10の近傍に基板ボックスを設け、このボックス内に収納して取り付けることができる。
【0041】
また、図14は上記各基板の構成を概略的に示すブロック構成図である。この図14を併せて参照すればよく分かるように、上記中継基板60には、うがい液ノズルNgのマニュアル操作スイッチSg、各薬液(うがい液,石鹸液および消毒液)の液切れをそれぞれ表示する液切れ表示ランプLg,Ls及びLd、ユーザのノズル(石鹸液ノズルNs,手洗い水ノズルNw及び消毒水ノズルNd)使用動作をそれぞれ検出する手指センサJs,Jw及びJdが各々電気的に接続されている。これらスイッチの入力信号および各センサの検出信号は、全てこの中継基板60を経てコントロール基板90に入力されるようになっている。尚、図13においては、石鹸液および消毒液の液切れ表示の基板が、符号Bs及びBdを付して模式的に示されている。
【0042】
更に、上記中継基板60には、上記自動吐出式のノズル(石鹸液ノズルNs,手洗い水ノズルNw及び消毒水ノズルNd)に付設された各手指センサJs,Jw及びJdの感度をそれぞれ個別に調節するための感度調節ダイヤルIs,Iw及びIdが設けられている。
周知のように、シンク11の大きさや形状が異なって上記自動吐出式のノズル(石鹸液ノズルNs,手洗い水ノズルNw及び消毒水ノズルNd)の形状や寸法が変わると、各手指センサJs,Jw及びJdの配設位置からのユーザの手指差し出し位置の距離が変化する。このような場合、手指センサJs,Jw及びJdの感度が一定であれば有効に対応できないことになる。
【0043】
以上のように、本実施の形態では、石鹸液供給手段と手洗い水供給手段と消毒液供給手段と第1制御ユニット(操作基板70とコントロール基板90)とを備えた給水給液部(給水ユニット30及び薬液供給ユニット50)が設けられる一方、各ノズルについて使用者の使用動作を検出する検出センサ(手指センサJs,Jw及びJd)と第2制御ユニット(中継基板60)がシンクユニット10側に設けられ、この第2制御ユニットと第1制御ユニットとは、シンクユニット10と給水給液部30及び50と組み立てた際に電気的に結合し得るので、給水給液部30及び50を共通化してシンクユニット10側のみを仕様変更することができ、多種類の手洗い装置を効率良く生産することができる。
【0044】
特に、シンクユニット10側に設けられた「第2制御ユニット(中継基板60)」と給水給液部30及び50側に設けられた「第1制御ユニット(操作基板70とコントロール基板90)」とは、カプラCpを用いて接続されるので、シンクユニット10と給水給液30及び50とを組付/分離する際に、ワンタッチでその接続/離脱操作を行うことができ、手洗い装置の組付/分解作業をより容易かつ効率良く行うことができる。
【0045】
また、シンクユニット10側に備えられた第2制御ユニット(中継基板60)に検出センサ(手指センサJs,Jw及びJd)の感度をそれぞれ調節する調節手段(感度調節ダイヤルIs,Iw及びId)が付設されているので、シンク11の型式やノズルの型式が異なって検出センサから使用者の手指差し出し位置までの距離が変化するような場合でも、各検出センサの感度をそれぞれの場合に応じて最適に調節することができる。つまり、同一の手指センサJs,Jw及びJdを用いることができる。従って、給水給液部を共通化してシンク側のみを変更する場合でも、極めて効率よく且つ容易に対応することができるのである。
【0046】
一方、上記コントロール基板90には、操作基板70及び温水器基板80が電気的に接続されるとともに、各薬液(うがい液,石鹸液および消毒液)タンクTg,Ts及びTdの液切れをそれぞれ検出する液切れ感知センサKg,Ks及びKd、並びに、うがい液の逆止用電磁弁Vg並びに石鹸液および消毒液用の電磁ポンプMs及びMdが接続されている。更に、給水ユニット30に組み込まれたうがい水用,手洗い水用および洗浄水用の各電磁弁Vgw,Vw及びVcもこのコントロール基板90に接続されている。そして、これらの機器はいずれも、コントロール基板90に搭載された制御回路によって、その作動が制御されるようになっている。
【0047】
上記操作基板70には、運転スイッチ71及びその表示ランプ72、並びに温水器スイッチ73及びその表示ランプ74が接続されている。上記運転スイッチ71は、手洗い装置1の電源が投入されて装置1の運転可能状態において、一時的に運転を停止させる際にオン(ON)操作されるものある。つまり、この運転スイッチ71をON操作することによって装置1の運転が一時的に停止され、この一時停止の状態で再度ON操作されると、この一時停止状態が解除されるようになっている。表示ランプ72は、運転停止状態のときに消灯される。また、上記温水器スイッチ73は、例えば夏場など温水器の使用が特に必要でない場合等にON操作され、これにより温水器の稼働が停止される。再度ON操作することにより、温水器は稼働される。上記表示ランプ74は、温水器稼働停止状態のときに消灯される。
【0048】
また、上記操作基板70には、うがい液,石鹸液および消毒液の3種類のリセットスイッチ75並びに各々のリセット表示ランプ76が接続されている。これらリセットスイッチ75は、当該薬液タンク内に薬液が有るにも拘らず、液切れ感知センサKg,Ks,Kd及び/又は液切れ表示ランプLg,Ls,Ldではタンク内に薬液が無いと感知および/又は表示されている場合に、対応するリセットスイッチ75をON操作することにより、強制的に薬液の供給系統を駆動させる強制動作モードに設定するものである。
【0049】
これら強制動作モードは、上記液切れ感知センサKg,Ks,Kd及び/又は液切れ表示ランプLg,Ls,Ldに故障が生じた場合の他、例えば当該薬液タンクを交換した場合などにも適用される。すなわち、液切れ感知センサKg,Ks,Kdは、タンクからノズルに至る供給経路の途中部に設けられる関係上、タンク交換初期においては、タンクは満タン状態でも、供給経路の途中部には薬液が存在しなくて、液切れ感知センサが液の存在を感知せず、これに伴って、液切れ表示ランプが「液切れ」の表示を行う場合があるからである。
【0050】
上記操作基板70には、更に、洗浄水ノズルNc1,Nc2によるシンク11の自動洗浄を行わせる際の洗浄開始時刻を設定する自動洗浄開始時刻設定スイッチ77およびその時刻設定表示部78が設けられている。この設定スイッチ77により、シンク11の自動洗浄について、0〜24時間の任意の時間設定を行うことができる。
操作基板70に接続された以上のスイッチ類の入力信号は全て、この操作基板70を経てコントロール基板90に入力されるようになっている。
また更に、温水器基板80には、電源コンセント81の他、温水タンクTw内の水を所定温度範囲に加熱するための温水器ヒータ82,タンクサーミスタ83,出湯サーミスタ84,タンク内の水面レベルを所定レベル範囲に設定するためのフロートスイッチ85及びトランス86が、それぞれ接続されている。
【0051】
以上の構成を備えた手洗い装置1の作動制御について、各作動モードにおける制御の詳細な説明に先立って、その概略を説明する。
まず、電源がONされて手洗い装置1が運転状態に設定される。この状態において、ユーザがうがい液ノズルNgのマニュアルスイッチSgを押し下げ操作すると、うがい水用電磁弁Vgw及びうがい液逆止用電磁弁Vgが駆動され、マニュアルスイッチSgが押下されている期間だけ、うがい液ノズルNgからうがい液が吐出される。そして、ユーザがマニュアルスイッチSgの押し下げ操作を解除すると、うがい液の吐出は停止される。
【0052】
このうがいが終わるとシンク11の自動洗浄が行われる。すなわち、うがい水用電磁弁Vgwの駆動が停止されると所定時間後(例えば3秒後)に洗浄水用電磁弁Vcが駆動され、洗浄水ノズルNc1,Nc2から洗浄水が一定時間(例えば5秒間)吐出され、シンク11の底面部20の洗浄が行われるようになっている。
【0053】
このように、本実施の形態では、洗浄水供給用の洗浄水ノズルNc1,Nc2が配設されているので、シンク11の少なくとも底面部20を洗浄することができ、特に、うがい後にうがい液で汚れたシンク内面を奇麗に洗浄することができる。また、かかるシンク11の洗浄を自動的に行わせることができる。
【0054】
また、ユーザが手指の清浄のために、手指を石鹸液ノズルNsの先端の前方に差し出すと、手指センサJsがこれを検出し、この検出信号に基づいて石鹸液用電磁ポンプMsが駆動され、石鹸液ノズルNsから所定時間(例えば1秒間)だけ石鹸液が吐出される。尚、この石鹸液の吐出中に手指センサJsがOFFした場合には、石鹸液の吐出は停止される。この石鹸液の最小吐出期間は例えば約0.5秒間に設定されている。
【0055】
続いて、ユーザが手指を手洗い水ノズルNwの先端の前方に手指を差し出すと、手指センサJwがこれを検出し、この検出信号に基づいて手洗い水用電磁弁Vwが駆動され、手洗い水ノズルVwから手洗い水が吐出される。この手洗い水の最大吐出時間は例えば60秒に設定されており、手洗い水の吐出中に手指センサJwがOFFした場合には、その吐出は停止されるようになっている。
【0056】
最後に、ユーザが手指を消毒液ノズルNdの先端の前方に手指を差し出すと、手指センサJdがこれを検出し、この検出信号に基づいて消毒液用電磁ポンプMdが駆動され、消毒液ノズルNdから所定時間(例えば5秒間)だけ消毒液が吐出される。尚、この消毒液の吐出中に手指センサJdがOFFした場合には、消毒液の吐出は停止される。この消毒液の最小吐出期間は例えば約1秒間に設定されている。
【0057】
以上の一連の手洗い動作において、手洗い水吐出中に石鹸液ノズルNsの手指センサJsがONした場合には、石鹸液ノズルNsから石鹸液が吐出されるが、この場合を除いては、どれか一つのノズルから水または薬液が吐出されている間は、他のノズルの吐出動作は禁止されるようになっている。
【0058】
尚、上記の説明では、うがいの後に手指の清浄化(手洗い及び消毒)を行うようにしていたが、この逆に、手指清浄化の後にうがいを行うようにしても良い。
また、本実施の形態では、うがい直後にシンク11の洗浄を行うようにしていたが、この替わりに、うがい及び手洗いの一連の動作を終えた後に、シンク11の洗浄を行うようにしても良い。
【0059】
以上のように構成された手洗い装置の操作・各作動モードおよび制御について、図15〜図21のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、メインルーチンとして、電源入力された際またはリセットスイッチがオン(ON)された際(パワーオン・リセットの際)には、図15のフローチャートに示すように、ステップS1で、テストモードか否かが判定される。このテストモードは、具体的には図示しなかったが、操作基板70に設けられた特定の釦(テスト釦)を押し下げ操作しながら電源入力することによって実行されるモードである。このステップS1の判定結果がイエス(YES:テストモード)の場合には、ステップS2をスキップして待機モードに設定され、ステップS3以降の各ステップが実行される。
【0060】
一方、上記ステップS1の判定結果がノオ(NO)の場合には、自動的に洗浄水ノズルNc1,Nc2からシンク11の底面部20に洗浄水が噴出させられ、自動洗浄が行われ(ステップS2)、その後、運転モードが待機モードに設定される。
この待機モードでは、まず、うがい水用の電磁弁Vgw、薬液用の各電磁ポンプMs,Md、手洗い水用および洗浄水用の各電磁弁Vw及びVcの作動がいずれもオフ(OFF)に設定され(ステップS3〜S5)、運転ランプが点灯される(ステップS6)。
【0061】
そして、ステップS7で、運転スイッチ71がOFF状態か否かが判定され、これがNO(運転スイッチ71:ON)の場合には後述する停止モードに設定され、YESの場合にはステップS8以降の各ステップ(B:図16参照)が実行される。
すなわち、図16のフローチャートに示すように、まず、いずれかの薬液タンクTg,Ts,Tdが空で「液切れ」が生じているか否かが判定され(ステップS8)、これがYESの場合には液切れが生じている薬液の液切れ表示ランプ(表示部)が点滅する(ステップS9)。このランプ点滅に応じて空の薬液タンクが新しいものに交換される。
【0062】
その後、ステップS10で再び液切れの判定が行われる。このステップS10及び上記ステップS8の判定結果がNOの場合には、ステップS11で、石鹸液ノズルNs又は消毒液ノズルNdに付設された薬液用手指センサJs又はJdのいずれかがONされたか否かが判定され、これがYESの場合には後述する薬液吐出モードが実行される。
【0063】
一方、上記ステップS10の判定結果がYESの場合あるいはステップS11の判定結果がNOの場合には、ステップS12で手洗い水用の手指センサがONされたか否かが判定され、これがYESの場合には後述する手洗い水吐出モードが実行される。
また、ステップS12の判定結果がNOの場合には、リセットスイッチがONされたか否かが判定され(ステップS13)、これがYESの場合には後述する強制動作モードが実行される。一方、ステップS13の判定結果がNOの場合にはステップS7(図15のフローチャート参照)に戻って、それ以降の各ステップが実行されるようになっている。
【0064】
うがい液の薬液吐出モードでは、図17のフローチャートに示すように、まず、ステップS21でうがい用の電磁弁Vg,VgwがONされ、次に、運転スイッチ71がOFFされているか否かが判定され(ステップS22)、これがNOの場合には停止モードに設定される。一方、ステップS22の判定結果がYESの場合には、ステップS23で、うがいスイッチSgがOFFであるか否かが判定され、これがYES(うがいスイッチSg:OFF)の場合には、ステップS24でうがい用の電磁弁Vg,VgwがOFFされ、次いで、所定時間後(例えば3秒後)に洗浄水用電磁弁VcがONされる(ステップS25)。そして、ステップS26で洗浄水の吐出時間が所定時間を経過したか否かが判定され、これがYESになると待機モードに設定される。
【0065】
一方、ステップS23の判定結果がNO(うがいスイッチSg:ON)の場合には、ステップS27でうがい液の吐出時間が所定時間を経過したか否かが判定され、これがYESの場合には待機モードに設定され、NOの場合にはうがい液の液切れが生じたか否かが判定される(ステップS28)。そして、このステップS28の判定結果がNOの場合にはステップS22に戻ってそれ以降の各ステップが繰り返され、YESの場合には、当該薬液の液切れランプが点滅し(ステップS29)、その後、待機モードに設定されるようになっている。
【0066】
また、石鹸液または消毒液を吐出する薬液吐出モードでは、図18のフローチャートに示すように、まず、当該薬液用の電磁ポンプがONされ(ステップS41)、次いで、運転スイッチがOFF状態か否かが判定される(ステップS42)。この判定結果がNO(運転スイッチ:ON)の場合には停止モードに設定され、判定結果がYES(運転スイッチ:OFF)の場合には、ステップS43で当該薬液用の手指センサがOFFか否かが判定される。
【0067】
そして、これがYES(手指センサ:OFF)の場合には待機モードに設定され、判定結果がNO(手指センサ:ON)の場合には、ステップS44で、当該薬液の吐出時間が所定時間を経過したか否かが判定される。この判定結果がYESの場合には待機モードに設定され、NOの場合には当該薬液の液切れが生じたか否かが判定される(ステップS45)。そして、これがNOの場合にはステップS41以降の各ステップが繰り返され、YESの場合には、液切れランプが点滅し(ステップS46)、その後、待機モードに設定されるようになっている。
【0068】
手洗い水吐出モードでは、図19のフローチャートに示すように、まず、手洗い水用電磁弁VwがONされ(ステップS61)、次いで、運転スイッチがOFF状態か否かが判定される(ステップS62)。この判定結果がNO(運転スイッチ:ON)の場合には停止モードに設定され、判定結果がYES(運転スイッチ:OFF)の場合には、ステップS63で、手洗い水用の手指センサJwがOFFか否かが判定される。
【0069】
そして、これがYES(手指センサ:OFF)の場合には待機モードに設定され(ステップS65)、判定結果がNO(手指センサ:ON)の場合には、手洗い水の吐出時間が所定時間を経過したか否かが判定される(ステップS64)。
これがYESの場合には待機モードに設定され、NOの場合にはステップS62以降の各ステップが繰り返されるようになっている。
【0070】
更に、強制動作モードでは、図20のフローチャートに示すように、当該薬液用のポンプ又は電磁弁がONされ、手洗い水用の電磁弁VwがOFFされ、更に、運転ランプの点滅が開始される(ステップS71〜73)。次いで、運転スイッチがOFF状態か否かが判定される(ステップS74)。この判定結果がNO(運転スイッチ:ON)の場合には停止モードに設定され、判定結果がYES(運転スイッチ:OFF)の場合には、ステップS75で強制動作時間が所定時間を経過したか否かが判定される。
【0071】
この判定結果がYESの場合には待機モードに設定され、NOの場合には、ステップS76で当該薬液のリセットスイッチがONされているか否かが判定され、これがYESの場合には待機モードに設定される。
一方、ステップS76の判定結果がNOの場合には、ステップS77で当該薬液に液切れが生じているか否かが判定され、これがYESの場合には液切れランプが点滅し(ステップS78)、NOの場合には液切れランプは消灯する(ステップS79)ようになっている。
【0072】
停止モードにおいては、図21のフローチャートに示すように、手洗い水用の電磁弁Vw,薬液用電磁弁Vg,薬液用電磁ポンプMs及びMdがいずれもOFF設定され、また、運転表示ランプ72も消灯状態に設定される(ステップS81〜84)。その後、ステップS85で、運転スイッチがONされたか否かが判定され、この判定結果がYES(運転スイッチ:ON)になると、待機モードに設定されるようになっている。
【0073】
ところで、本実施の形態では、洗浄水ノズルNc1,Nc2からの洗浄水吐出によるシンク底面部20の洗浄をより効果的に行えるように、上記シンク11の底面部20は、複数の領域に区分けされ、且つ、その底面形状も特殊な形状に設定されている。以下、このシンク11及びその底面部20について説明する。
図22〜図26に示すように、上記シンク11の凹部12の周辺には、石鹸液ノズルNs,手洗い水ノズルNw,消毒液ノズルNdをそれぞれ取り付けるための貫通孔Hs,Hw,Hdがこの順序で設けられると共に、うがい液ノズルNg用の貫通孔Hgが設けられている。
【0074】
上記シンク11の凹部12は平面視で略長円状に形成され、その長軸の両端部近傍に、洗浄水ノズルNc1,Nc2用の貫通孔Hc1,Hc2が略対向する位置に設けられている。また、シンク11の底部裏面側には、オーバフロー防止用の逃がし穴18を排液口28の下側に位置する排液キャビティ17に連通させる連通路29が設けられている。
【0075】
上記シンク11の底面部20は、図22から良く分かるように、凹部12の平面形状に略沿って略長円形に形成されている。そして、本実施の形態では、上記シンク底面部20は、径方向(本実施の形態では長軸方向)に延設されて所定高さだけ立ち上げられた立ち上がり段部23,24によって排液口28の一部をそれぞれ含む複数(本実施の形態では2つ)の領域21,22に区分けされている。
【0076】
こうして区画された各領域21,22は、例えば区画領域21(第1区画領域)を例に取って説明すれば、周方向においては、一端側(図22における左端側)の立ち上がり段部23(第1立ち上がり段部)の上端23u側から他端側(図22における右端側)の立ち上がり段部24(第2立ち上がり段部)の下端24b側に向かって傾斜している。また、径方向においては、周縁側から排液口28側に向かって傾斜している。
すなわち、シンク底面部20の第1区画領域21は、その表面が、内側に向かって傾斜しながら、第1立ち上がり段部23の上端23uから第2立ち上がり段部24の下端24bに向かって傾斜している。
【0077】
残りの区画領域22(第2区画領域)についても、上記第1区画領域21と長円の中心(つまり、排液口28の中心)に関して点対称となるだけで、第1区画領域21と同様の構成を備えている。すなわち、周方向においては、第2立ち上がり段部24の上端24u側から第1立ち上がり段部23の下端23b側に向かって傾斜し、径方向においては、周縁側から排液口28側に向かって傾斜している。
【0078】
そして、前述の洗浄水ノズルNc1,Nc2は各区画領域21,22にそれぞれ対応して設けられている。すなわち、第1区画領域21用の洗浄水ノズルNc1は、第1立ち上がり段部23の近傍に配置され、第1区画領域21の傾斜面においてできるだけ位置が高い部分(つまり、第1立ち上がり段部23の上端23u近傍で比較的周縁側に位置する部分)に向かって、洗浄水を噴出させる。また、第2区画領域22用の洗浄水ノズルNc2は、第2立ち上がり段部24の近傍に配置され、第2区画領域22の傾斜面においてできるだけ位置が高い部分(つまり、第2立ち上がり段部24の上端24u近傍で比較的周縁側に位置する部分)に向かって、洗浄水を噴出させるように設定されている。
【0079】
以上の構成において、例えば第1区画領域21を例に取って説明すれば、洗浄水ノズルNc1からの洗浄水は、図22において仮想線(1点鎖線)の矢印で示すように、第1区画領域21の傾斜面における最も位置が高い部分(つまり、第1立ち上がり段部23の上端23u近傍で比較的周縁側に位置する部分)に向かって吐出され、区画領域21の傾斜面に沿って(換言すれば、この傾斜面を洗浄しながら)、径方向に広がるとともに周方向については半旋回状(長円の周方向長さの約半分の長さにわたって旋回するように)に所定の流速で流れる。
【0080】
この吐出流(洗浄水流)の比較的周縁側の流れについては、底面部20の周縁に沿うようにして旋回しながら傾斜面上を走り、区画領域21の終端部で第2立ち上がり段部24(の下端24d)に衝突し、最終的にはこの第2立ち上がり段部24の下端24dに沿って排液口28に流れ込む。一方、ノズルNc1からの吐出流の比較的内側の流れについては、区画領域21の終端部まで至らず、第2立ち上がり段部24に衝突することなく、直接に排液口28に流れ込む。このようにして、第1区画領域21の傾斜面の略全体について洗浄水が流れ、その表面が洗浄されるようになっている。
【0081】
洗浄水ノズルから吐出された洗浄水の流れの態様は、第2区画領域22についても同様であり、洗浄水ノズルNc2から吐出された洗浄水が傾斜面の略全体について流れ、その表面が洗浄されるようになっている。
尚、本実施の形態では、シンク11の底面部20が略長円状に形成されていたが、このような長円状の場合に限らず、シンク底面部が円形の場合についても、本願発明のシンク底面部の構成および洗浄水ノズルの配置構造を適用して、シンク底面部の効果的な洗浄を行うことが可能である。かかる構成は、特に、シンクのサイズが大きい場合に、より一層効果的である。
【0082】
以上、説明したように、本実施の形態によれば、略長円形に形成されたシンク底面部20について、径方向に延設された立ち上がり段部23,24によって排液口28の一部をそれぞれ含む複数の領域21,22に区分けし、これら区分けされた各領域21,22は、周方向において一端側の立ち上がり段部23,24の上端23u,24u側から他端側の立ち上がり段部24,23の下端側24b,23bに向かって傾斜し、且つ、径方向において周縁側から排液口28側に向かって傾斜する傾斜面を備えるようにし、しかも、各領域21,22毎に周方向に洗浄水を噴出させる洗浄水ノズルNc1,Nc2が設けられているようにしたので、各領域21,22に対して各洗浄水ノズルNc1,Nc2からできるだけ位置の高い部位に向かって洗浄水が吐出されるように設定することにより、各領域21,22毎にその傾斜面の略全体について洗浄水を流し、より効果的にその表面を洗浄することができるのである。
【0083】
以上のように構成された手洗い装置1は、例えば図27に示すように、上記シンク11を含み実質的にその全体をキャビネット内に収納した状態で設置することができる。該キャビネット100は、その全体形状が略直方体のボックス状に形成されている。キャビネット100のフロント側は左右に分割され、その各々が開閉可能な一対の扉100dを構成しており、手洗い装置1を使用しない常態ではこれら扉100dは閉じられている。そして、うがい及び手洗いを行うときには扉100dを開いて、手洗い装置1が使用に供される。
【0084】
上記キャビネット100は、その設置場所に応じて、周囲のインテリヤにマッチした種々のデザイン(形状,模様,色彩など)のものが選定され得る。また、手洗い装置1の使用時/使用終了時に開閉される扉100dについても、上記のような左右のいわゆる観音開きタイプに限らず、引き戸タイプやシャッタータイプなど、他の種々のタイプのものを採用することができる。
【0085】
このように、実質的に手洗い装置1の全体をキャビネット100内に収納したことにより、このキャビネット100を適切にデザインすることにより、上記手洗い装置1を設置場所に応じて違和感なく設置することができるのである。
【0086】
尚、図27に示した例では、手洗い水ノズルNwの他、3種類の薬液ノズル(石鹸水ノズルNs,消毒液ノズルNd及びうがい液ノズルNg)並びに洗浄水ノズルNc1,Nc2の全てを備え、これらノズルに対する給水給液手段を有する手洗い装置1がキャビネット100内に収納されていたが、このような周囲のインテリヤにマッチしたキャビネットに収納される手洗い装置としては、上記のようなものに限らず、例えば、所定の薬液ノズルとしての石鹸水ノズルと手洗い水ノズル及びそれらに対する給水給液手段のみを備えたものであっても良い。
【0087】
このように、本願請求項に記載した各発明は、以上の実施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計上の変更などが可能であることは言うまでもない。
【0088】
【発明の効果】
本願の第1の発明によれば、シンク上に石鹸液ノズルと手洗い水ノズルと消毒液ノズルとがこの順序で配置されるとともに、うがい液を吐出するうがい液ノズルが設けられているので、うがいと手洗いとを一連の動作として不便なく手軽に行うことができる。
特に、石鹸液供給手段と手洗い水供給手段と消毒液供給手段と第1制御ユニットとを備えた給水給液部が設けられる一方、各ノズルについて使用者の使用動作を検出する検出センサと第2制御ユニットがシンク側に設けられ、この第2制御ユニットと第1制御ユニットとは、シンクと給水給液部と組み立てた際に電気的に結合し得るので、給水給液部を共通化してシンク側のみを仕様変更することができ、多種類の手洗い装置を効率良く生産することができる。また、シンク側に備えられた第2制御ユニットに検出センサの感度を調節する調節手段が付設されているので、シンクの型式やノズルの型式が異なって検出センサから使用者の手指差し出し位置までの距離が変化するような場合でも、各検出センサの感度をそれぞれの場合に応じて最適に調節することができる。これにより、給水給液部を共通化してシンク側のみを変更する場合でも、極めて効率よく且つ容易に対応することができる。
【0090】
また、本願の第の発明によれば、基本的には上記第1の発明と同様の効果を奏することができる。特に、洗浄水供給用の洗浄水ノズルが配設されているので、シンクの少なくとも底面部を洗浄することができ、特に、うがい後にうがい液で汚れたシンク内面を奇麗に洗浄することができる。
【0091】
に、本願の第の発明によれば、基本的には上記第の発明と同様の効果を奏することができる。特に、略円形または略長円形のいずれかの形状に形成されたシンク底面部について、径方向に延設された立ち上がり段部によって上記排液口の一部をそれぞれ含む複数の領域に区分けし、これら区分けされた各領域は、周方向において一端側の立ち上がり段部の上端側から他端側の立ち上がり段部の下端側に向かって傾斜し、且つ、径方向において周縁側から排液口側に向かって傾斜する傾斜面を備えるようにし、しかも、各領域毎に周方向に洗浄水を噴出させる洗浄水ノズルが設けられているようにしたので、各領域に対して各洗浄水ノズルからできるだけ位置の高い部位に向かって洗浄水が吐出されるように設定することにより、各領域毎にその傾斜面の略全体について洗浄水を流し、より効果的にその表面を洗浄することが可能になる。
【0092】
また更に、本願の第の発明によれば、上記第1〜第3の発明の何れかと同様の効果を奏することができる。特に、上記手洗い水供給手段薬液供給手段と石鹸液供給手段とうがい液供給手段とを含み実質的に手洗い装置の全体がキャビネット内に収納される。従って、このキャビネットを適切にデザインすることにより、手洗い装置を設置場所に応じて違和感なく設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る手洗い装置の平面説明図である。
【図2】 上記手洗い装置の正面説明図である。
【図3】 上記手洗い装置の側面説明図である。
【図4】 上記手洗い装置の給水を要する各ノズルへの給水経路を示すための給水ユニット及びシンクの側面説明図である。
【図5】 上記手洗い装置の給水を要する各ノズルへの給水経路を示すためのシンクの平面説明図である。
【図6】 上記給水ユニットの側面説明図である。
【図7】 上記給水ユニットの正面説明図である。
【図8】 上記手洗い装置の薬液ノズルへの薬液供給経路を示すための手洗い装置の正面説明図である。
【図9】 うがい液ノズルへのうがい液の供給経路を示す側面説明図である。
【図10】 石鹸液ノズルへの石鹸液の供給経路を示す側面説明図である。
【図11】 消毒液ノズルへの消毒液の供給経路を示す側面説明図である。
【図12】 うがい液タンクの薬液供給ユニットへの組み込み状態を示す側面説明図である。
【図13】 手洗い装置の制御系の構成を概略的に示す説明図である。
【図14】 上記手洗い装置の制御系に設けられた基板の構成を概略的に示すブロック構成図である。
【図15】 上記手洗い装置の作動制御の一例におけるメインルーチンを説明するためのフローチャートの一部である。
【図16】 上記手洗い装置の作動制御の一例におけるメインルーチンを説明するためのフローチャートの一部である。
【図17】 上記手洗い装置のうがい液吐出モードを説明するためのフローチャートである。
【図18】 上記手洗い装置の石鹸液または消毒液吐出モードを説明するためのフローチャートである。
【図19】 上記手洗い装置の手洗い水吐出モードを説明するためのフローチャートである。
【図20】 上記手洗い装置の強制動作モードを説明するためのフローチャートである。
【図21】 上記手洗い装置の停止モードを説明するためのフローチャートである。
【図22】 上記手洗い装置のシンクの平面説明図である。
【図23】 図22のX1−X1面に沿った矢印Y23方向からのシンクの断面説明図である。
【図24】 図22のX1−X1面に沿った矢印Y24方向からのシンクの断面説明図である。
【図25】 図22のX2−X2線に沿った矢印Y25方向からのシンクの断面説明図である。
【図26】 図22のX2−X2線に沿った矢印Y26方向からのシンクの断面説明図である。
【図27】 キャビネット内に収納された手洗い装置の正面説明図である。
【符号の説明】
1…手洗い装置
10…シンクユニット
11…手洗いシンク
20…シンク底面部
21,22…区画領域
23,24…立ち上がり段部
23b,24b…立ち上がり段部の下端
23u,24u…立ち上がり段部の上端
28…排液口
30…給水ユニット
40…(温水タンクの)混合部
43…手洗い水出口管
50…薬液供給ユニット
60…中継基板
70…操作基板
90…コントロール基板
100…キャビネット
100d…キャビネットの扉
Id,Is,Iw…(各手指センサの)感度調節ダイヤル
Jd,Js,Jw…(消毒液,石鹸液,手洗い水)手指センサ
Md,Ms…(消毒液用,石鹸液用)電磁ポンプ
Nc1,Nc2…洗浄水ノズル
Nd…消毒液ノズル
Ng…うがい液ノズル
Ns…石鹸液ノズル
Nw…手洗い水ノズル
Pc1,Pc2,Pd,Pg,Pgw,Ps,Pw…送給管
Po…給水主管
Qg,Qd,Qs…(うがい液,消毒液,石鹸液)導入管
Sg…うがい液ノズルのマニュアル操作スイッチ
Td,Tg,Ts,Tw…(消毒液,うがい液,石鹸液,温水)タンク
Vc,Vg,Vgw,Vw…電磁弁

Claims (4)

  1. 石鹸液を吐出する石鹸液ノズルと手洗い水を吐出する手洗い水ノズルと消毒液を吐出する消毒液ノズルとがこの順序でシンク上部に配設されるとともに、うがい液を吐出するうがい液ノズルが上記シンクの上部に配置されており、
    上記石鹸液ノズルへ石鹸液を供給する石鹸液供給手段と、手洗い水ノズルへ手洗い水を供給する手洗い水供給手段と、消毒液ノズルへ消毒液を供給する消毒液供給手段と、これら各供給手段の作動を制御し得る第1制御ユニットとを備えた給水給液部が設けられる一方、
    上記各ノズルについて使用者の使用動作を検出する検出センサと、該検出センサの検出信号を受信し得る第2制御ユニットとがシンク側に設けられ、
    該第2制御ユニットと上記第1制御ユニットとは、上記シンクと給水給液部とを組み立てた際に電気的に結合し得るように構成されており、上記第2制御ユニットには上記検出センサの感度を調節する調節手段が付設されている、
    ことを特徴とする手洗い装置。
  2. 上記シンクの底面部に排液口が設けられ、該シンクの少なくとも底面部を洗浄する洗浄水供給用の洗浄水ノズルが配設されていることを特徴とする請求項に記載の手洗い装置。
  3. 上記シンクの底面部は略円形および略長円形のいずれか一方の形状に形成されるとともに、径方向に延設された立ち上がり段部によって上記排液口の一部をそれぞれ含む複数の領域に区分けされ、これら区分けされた各領域は、周方向において一端側の立ち上がり段部の上端側から他端側の立ち上がり段部の下端側に向かって傾斜し、且つ、径方向において周縁側から排液口側に向かって傾斜する傾斜面を備えており、各領域毎に周方向に洗浄水を噴出させる洗浄水ノズルが設けられていることを特徴とする請求項記載の手洗い装置。
  4. 上記手洗い水供給手段と記薬液供給手段と、上記石鹸液供給手段と、上記うがい液ノズルへうがい液を供給するうがい液供給手段とが上記シンクの近傍に設けられ、該シンクと上記手洗い水供給手段と薬液供給手段と石鹸液供給手段とうがい液供給手段とを含み実質的に装置全体がキャビネット内に収納されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載の手洗い装置。
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