JP2003052556A - オゾン水自動手洗装置 - Google Patents

オゾン水自動手洗装置

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JP2003052556A
JP2003052556A JP2001250363A JP2001250363A JP2003052556A JP 2003052556 A JP2003052556 A JP 2003052556A JP 2001250363 A JP2001250363 A JP 2001250363A JP 2001250363 A JP2001250363 A JP 2001250363A JP 2003052556 A JP2003052556 A JP 2003052556A
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water
ozone water
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hand
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Michio Yoshizawa
道雄 吉澤
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Organo Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 オゾン水が吐出される間、手や指を差し延べ
るだけで、確実な殺菌が行われると共に、美観を損なわ
ず、既存の設置場所が有効利用でき、特段の薬液等の管
理を必要としないオゾン水自動手洗装置を提供するこ
と。 【解決手段】 オゾン発生部からのオゾンガスを電磁弁
を介して供給される供給水に溶解させオゾン水を得るオ
ゾン水製造部15と、手洗シンク2と、前記オゾン水を
吐出する蛇口1と、前記蛇口の近傍に設置される、手や
指などの被洗浄物の接近を感知する手洗感知センサー8
を備える手洗部16と、を有し、且つ前記オゾン水製造
部は前記手洗シンクの下方に配置されるものであって、
前記手洗感知センサーの感知信号により、所定濃度のオ
ゾン水を一定時間、前記蛇口から自動給水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手や指を手洗殺菌
するためのオゾン水を用いた自動手洗装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】トイレ、食品工場、飲食店厨房、病院、
医薬製造工場などにおいては、手や指を頻繁に洗浄、殺
菌することが行われる。手洗を行って手や指に付着した
細菌を殺菌、除菌するには各種の方法が採られている。
最も一般的な方法としては、薬用石鹸を使って洗浄した
後、流水で洗い流す方法がある。この方法では、手洗を
行った後、水を停止させるために水栓ハンドルに触れる
ため、せっかく洗浄、殺菌した手や指に細菌が再付着す
ることになる。また、水栓ハンドルは不特定多数の人間
が触れる個所でもあり、大勢の人間に細菌を媒介するこ
とになり、衛生面での問題がある。
【0003】これを解決するものとして、自動水栓方式
の手洗装置が利用されている。自動水栓は手を蛇口下に
差し延べるだけで水が吐出し、手を引っ込めると水の吐
出が停止するため、水栓ハンドルを操作しなくてよい。
このような自動水栓の登場により、水栓ハンドルに付着
した細菌が拡散する恐れはなくなった。しかし、従来の
自動水栓は、水道水による流水だけであり、殺菌、除菌
効果を期待することはできない。自動水栓の近傍に液状
洗剤等の薬液の供給栓を付設したものもあるが、薬液の
管理を必要とし、更に、薬液供給栓が外観に現れるため
見栄えの悪さなどの問題がある。
【0004】一方、強い殺菌効果を示すものとして、オ
ゾンガスを使用する方法が知られている。例えば、酸素
をオゾナイザによってオゾン化し、そのオゾンガスを吸
着剤に吸着させた後、ポンプ等によりそのオゾンガスを
吸引して水に溶解させるようにしたオゾン水製造装置が
知られている。しかし、このオゾン水製造装置で得られ
るオゾン水はパルプの漂白等の化学プラントにおける酸
化剤として使用されるものであって、極めて濃度が高
く、手指の洗浄殺菌には不適であると共に、配管部材に
フッ素系樹脂、フッ素系ゴムなどの耐酸化性部材を使用
する必要がある点で設備コストを上昇させてしまう。ま
た、オゾン発生器によって生成されたオゾンガスを水タ
ンク内の水中に噴出させ、該水に溶け込ませるようにし
たオゾン水供給装置が知られているが、水中に溶解した
オゾンは自己分解によって、比較的短時間のうちに消失
してしまうため、この装置によって常時、所定濃度のオ
ゾン水を得ようとすると、オゾンガスを水タンク内の水
中に常時供給し続けなければならないという問題が生じ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような状況下、手
や指の殺菌効果を有する所定濃度のオゾン水が、手や指
を差し延べると自動的に蛇口から一定量供給される自動
水栓方式の洗浄装置であって、外観が従来の自動水栓方
式の洗浄装置と全く同じものであれば、オゾン水が吐出
される間、手や指を差し延べるだけで、確実な殺菌が行
われると共に、美観を損なわず、既存の設置場所が有効
利用できるなど極めて都合がよい。従って、本発明の目
的は、オゾン水が吐出される間、手や指を差し延べるだ
けで、確実な殺菌が行われると共に、美観を損なわず、
既存の設置場所が有効利用でき、特段の薬液等の管理を
必要としないオゾン水自動手洗装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者は鋭意検討を行った結果、自動手洗装置におい
て、オゾン発生部とオゾン溶解部を備えるオゾン水製造
部を、手洗シンクの下方に配置し、所定濃度のオゾン水
を蛇口から一定時間吐出するようにすれば、オゾン水が
吐出される間、手や指を差し延べるだけで、確実な殺菌
が行われると共に、美観を損なわず、既存の設置場所が
有効利用でき、特段の薬液等の管理を必要としないこと
などを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、オゾン発生部と、該
オゾン発生部からのオゾンガスを電磁弁を介して供給さ
れる供給水に溶解させオゾン水を得るオゾン溶解部を備
えるオゾン水製造部と;手洗シンクと、前記オゾン溶解
部から供給されるオゾン水を吐出する蛇口と、前記蛇口
の近傍に設置される、手や指などの被洗浄物の接近を感
知する手洗感知センサーを備える手洗部と、;を有し、
且つ前記オゾン水製造部は前記手洗シンクの下方に配置
されるものであって、前記手洗感知センサーの感知信号
により所定濃度のオゾン水を一定時間、前記蛇口から自
動給水することを特徴とするオゾン水自動手洗装置を提
供するものである。
【0008】かかる構成を採る本発明は、オゾン水製造
部を手洗シンクの下方に配置したため、外観は従来の自
動手洗装置と変わらず美観を維持できる。また、蛇口に
手を近づけると手洗感知センサーによる感知信号で、電
磁弁が開き、水道水である供給水が通水状態となり、同
時にオゾン発生部からオゾンが供給されて、蛇口からオ
ゾン水が自動的に所定時間だけ吐出される。このため、
洗浄殺菌後は手で蛇口ハンドル等に触れることがない。
特に、オゾン発生方法として無声放電式を用いれば、装
置面からオゾンガスの発生量を容易に制御でき、人の手
や指を殺菌する所定濃度のオゾン水が得られ易く、ま
た、手洗シンクの下方に容易に収納可能なコンパクトさ
を実現できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態例にお
けるオゾン水自動手洗装置を図1を参照して説明する。
図1は本例のオゾン水自動手洗装置を説明するための模
式図である。本例のオゾン水自動手洗装置20aは、オ
ゾン水製造部15と、手洗部16とからなる。オゾン水
製造部15はオゾン発生部3とオゾン溶解部4を備える
ものであり、例えば、オゾン発生部3からのオゾンガス
をエゼクター等により供給水中に取り込みオゾン溶解部
4で溶解させるような、オゾン発生部3とオゾン溶解部
4が別途の構成部を形成する形態のものや、後述する水
電解方式のようにオゾン発生部とオゾン溶解部が装置と
して一体化したものであってもよい。
【0010】オゾンを得る方法としては、特に制限され
ないが、水を電気分解してオゾンガスを得る水電解方
式、酸素又は空気中で無声放電を生じさせて直接オゾン
ガスを得る無声放電方式及び185nmの波長の紫外線
を酸素ガスに照射してオゾンガスを得る紫外線反応方式
等が挙げられる。このうち、無声放電方式が、所望のオ
ゾンガス量を得るための機器設定が容易であると共に、
装置全体をコンパクトにできる点で好適である。水電解
方式は水中に電極が浸漬しているため電極表面で発生し
たオゾンガスが速やかに水に溶解するという利点がある
ものの、電極表面にスケールが発生し易く、供給水とし
て、軟水又は純水を使用しなければならないという制約
がある点で不利である。一方、紫外線反応方式は簡易な
オゾンガス発生ユニットとすることができるものの、発
生するオゾンガスが少なく、また、エネルギー効率は余
りよくない。
【0011】オゾン溶解部4は、オゾン発生部3からの
オゾンガスを電磁弁5を介して供給される水道水に溶解
させオゾン水を得るものであり、オゾン溶解部4の吐出
口は自動水栓の蛇口1に通じている。また、オゾンガス
発生制御回路7を設け、手洗感知センサー8の感知信号
により、オゾン発生部3を作動させる。また、電磁弁開
閉制御回路6を設け、同様に、手洗感知センサー8の感
知信号により、電磁弁を開状態とする。オゾン発生部3
と電磁弁5の作動は、手洗感知センサー8の感知信号に
より、オゾン発生部3からのオゾン発生と、電磁弁5か
らの供給水の通水を同期作動させるのがよい。この同期
作動により、オゾンガスの発生を水道水の吐出時だけに
限定することができ、余剰廃オゾンガスの発生を無く
し、オゾンガス発生エネルギーの無駄を省くことができ
る。また、オゾン発生部3の作動停止と電磁弁5の遮断
は、所定時間経過後、制御回路からの信号により、同期
で行わせるか、あるいはオゾン発生部3の作動停止後、
電磁弁5を遮断状態とし、両停止動作を若干ずらすよう
にしてもよい。電磁弁5の遮断を若干遅らせることによ
り、系内の残存オゾンガスを供給水でパージすることが
できる。これにより、残存オゾンガスの酸化力に起因す
る配管の腐食を防止することができる。また、オゾン発
生部3の作動停止と電磁弁5の遮断は、手洗感知センサ
ー8の手が引き込められたことを感知する信号により行
わせるようにしてもよい。
【0012】オゾン水の濃度としては、0.05〜0.
5mg/リットル、好ましくは0.1〜0.2mg/リ
ットルであり、オゾン水が吐出する所定時間は、5秒以
上、好ましくは10秒程度で十分である。上記濃度範囲
のオゾン水を5秒〜10秒程度吐出すれば、この流水に
差し延べられた人の手や指の殺菌を効果的に行うことが
できると共に、人体に悪影響がでることはない。オゾン
水濃度が低すぎたり、吐出時間が短すぎると十分な殺菌
効果が得られない。また、オゾン水濃度が高すぎると、
配管が腐食し易くなり、オゾン水の吐出時間が長すぎる
と、殺菌効果も飽和に達しオゾン及び水が無駄に消費さ
れる点で好ましくない。オゾン水濃度を上記範囲内とす
るには、水道水の流量、オゾン発生部からのオゾン発生
量を適宜定めればよい。
【0013】本発明のオゾン水自動手洗装置において、
手洗部16は、手洗シンク2と、オゾン溶解部4から供
給されるオゾン水を吐出する蛇口1と、蛇口1の近傍
で、且つ差し延べられた手や指を感知する位置に設置さ
れる、手洗感知センサー8を備えるものであり、従来の
自動手洗装置と同様の構成部材が使用できる。手洗感知
センサー8としては、赤外線センサーが挙げられる。
【0014】オゾン水製造部15は、手洗シンク2の下
方に配置される。具体的には、手洗シンク2の直下に収
納状態で配置される形態、あるいは手洗シンク2の下方
で且つ奥側部に収納状態で配置される形態が挙げられ
る。収納状態は、外観からオゾン水製造部15が直接観
察されることなく、例えば、前方壁となる化粧板に覆わ
れて内部が見えない状態、手洗部16の直下にオゾン水
製造部15を配置し、オゾン水自動手洗装置全体がボッ
クス状でユニット化された状態などを言う。従来の自動
水栓洗浄装置を改造する場合、電磁弁を備える水道水配
管部分がそのまま使用できる。すなわち、既存の電磁弁
から蛇口までの間にオゾン発生部とオゾン溶解部を新設
し、オゾン溶解部の吐出口と蛇口を配管で接続すればよ
い。オゾンガス発生制御回路及び電磁弁開閉制御回路は
手洗シンクの下方の空間に設置し、電気系統の配線等を
新たに行えばよい。
【0015】次に、本例のオゾン水自動手洗装置20a
を使用する方法を説明する。手や指が蛇口1の下方に差
し延べられると、手洗感知センサー8がこれを感知し、
信号を発する。この手洗感知センサー8の出力信号はオ
ゾンガス発生制御回路7及び電磁弁開閉制御回路6に送
られ、オゾンガス発生制御回路7の制御信号によって、
オゾン発生部3を作動させると共に、電磁弁開閉制御回
路6の制御信号によって、電磁弁5が同時に開く。水道
水は電磁弁5を通ってオゾン溶解部4でオゾンガスを溶
解し、所定濃度のオゾン水となって蛇口1から吐出す
る。差し延べられた手や指は、流出するオゾン水によっ
て確実に洗浄、殺菌される。例えば、10秒間の洗浄
後、例えば、タイマー等による停止信号はオゾンガス発
生制御回路7及び電磁弁開閉制御回路6に送られ、オゾ
ンガス発生制御回路7の制御信号によって、オゾン発生
部3を作動停止させると共に、電磁弁開閉制御回路6の
制御信号によって、電磁弁5が同時に閉じる。
【0016】第1の実施の形態におけるオゾン水自動手
洗装置20aによれば、オゾン水製造部15を手洗シン
ク2の下方に収納状態で配置したため、外観は従来の自
動手洗装置と変わらず美観を維持できる。所定濃度のオ
ゾン水が所定時間自動水栓で吐出するため、手で蛇口ハ
ンドル等に触れることがなく、手や指をオゾン水が吐出
している間差し延べるだけで殺菌が確実に行われる。ま
た、特段の薬液などの管理を必要としないため、管理が
容易である。
【0017】次に、第2の実施の形態例におけるオゾン
水自動手洗装置を図2を参照して説明する。図2は第2
の実施の形態例のオゾン水自動手洗装置を模式的に示す
図である。図2において、図1と同一構成要素には同一
符号を付してその説明を省略し、異なる点について主に
述べる。すなわち、図2において、図1と異なる点は、
オゾン水製造部15を、空気中の酸素からオゾンを直接
発生させる無声放電式オゾン発生部12と、無声放電式
オゾン発生部12から供給されるオゾンガスを電磁弁5
を介して供給される水道水に混合同伴させるエゼクター
9と、供給水にオゾンガスを溶解させオゾン水を得るオ
ゾン溶解部4を備える構成とした点にある。なお、無声
放電式オゾン発生部12には、フィルタ11を通った空
気が流入するようになっている。
【0018】次に、本例のオゾン水自動手洗装置20b
を使用する方法を説明する。手や指が蛇口1の下方に差
し延べられると、手洗感知センサー8がこれを感知し、
信号を発する。この手洗感知センサー8の出力信号はオ
ゾンガス発生制御回路7及び電磁弁開閉制御回路6に送
られ、オゾンガス発生制御回路7の制御信号によって、
無声放電式オゾン発生部12を作動させると共に、電磁
弁開閉制御回路6の制御信号によって、電磁弁5が同時
に開く。電磁弁5を通った水道水は、エゼクター9でオ
ゾンガスを吸引し、オゾンガスを同伴してオゾン溶解部
4に流入する。オゾンガスを同伴した水道水はオゾン溶
解部4で所定濃度のオゾン水となって蛇口1から吐出さ
れる。差し延べられた手や指は流出するオゾン水によっ
て確実に洗浄、殺菌される。例えば、10秒間の洗浄
後、例えば、タイマー等による停止信号はオゾンガス発
生制御回路7及び電磁弁開閉制御回路6に送られ、オゾ
ンガス発生制御回路7の制御信号によって、無声放電式
オゾン発生部12を作動停止させると共に、電磁弁開閉
制御回路6の制御信号によって、電磁弁5が同時に閉じ
る。
【0019】第2の実施の形態におけるオゾン水自動手
洗装置20bによれば、第1の実施の形態例のオゾン水
自動手洗装置20aと同様の効果を奏する他、人の手や
指を殺菌する所定濃度を機器面から設定することが容易
となる。また、手洗シンクの下方に容易に収納可能なコ
ンパクトさを実現できる。
【0020】実験例 次に、下記に示す実験条件下、所定濃度のオゾン水の時
間経過における殺菌効果を確認する実験を行った。実験
結果を表1に示す。 (実験条件) ・試験液;水道水にオゾンガスを溶解させ、0.1mg
/リットルのオゾン水を調製し、このオゾン水10ml
に大腸菌液、サルモネラ菌液、黄色ブドウ球菌液を0.
1ml接種した3種類の試験液を作製する。作製後、5
秒、15秒及び60秒経過後の試験液中の生菌数をそれ
ぞれ測定する。生菌数は1ml当たりの個数で示す。な
お、精製水(オゾン無添加)10mlに大腸菌液、サル
モネラ菌液、黄色ブドウ球菌液の菌液を0.1ml接種
した3種類の対照液を同時に作製し、作製直後の対照液
中の生菌数を測定する。 ・生菌数測定方法;作製直後の対照液1mlあるいは所
定時間経過後の試験液1mlを9mlのSCDLP培地
に添加し、試験液中の生菌数を測定する。測定は菌数測
定用培地を用いた混釈平板培養法で行う。
【0021】
【表1】 ─────────────────────────────────── 試験液 5秒後生菌数 15秒後生菌数 1分後生菌数 対照液直後 ─────────────────────────────────── 大腸菌液 <10 <10 <10 4.1×105 サルモネラ菌液 1.1×102 <10 <10 3.5×105 黄色ブドウ球菌液 1.7×102 <10 <10 2.5×105 ───────────────────────────────────
【0022】表1から明らかなように、試験液調製後、
5秒経過すると、生菌数は激減し、15秒後は細菌がほ
ぼ完全に死滅することが判る。このことから、オゾン水
自動手洗装置においては、所定濃度のオゾン水に約5秒
間、好ましくは15秒程度、手を差し延べれば、十分な
殺菌効果が得られることが判る。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、オゾン水が吐出される
間、手や指を差し延べるだけで、確実な殺菌が行われる
と共に、美観を損なわず、既存の設置場所や既存の設備
の一部が有効利用でき、特段の薬液等の管理を必要とし
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例のオゾン水自動手洗装置を
説明するための模式図である。
【図2】第2の実施の形態例のオゾン水自動手洗装置を
説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 蛇口 2 手洗シンク 3、12 オゾン発生部 4 オゾン溶解部 5 電磁弁 6 電磁弁開閉制御回路 7 オゾンガス発生制御回路 8 手洗感知センサー 11 フィルター 15 オゾン水製造部 16 手洗部 20a、20b オゾン水自動手洗装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾン発生部と、該オゾン発生部からの
    オゾンガスを電磁弁を介して供給される供給水に溶解さ
    せオゾン水を得るオゾン溶解部を備えるオゾン水製造部
    と、 手洗シンクと、前記オゾン溶解部から供給されるオゾン
    水を吐出する蛇口と、前記蛇口の近傍に設置される、手
    や指などの被洗浄物の接近を感知する手洗感知センサー
    を備える手洗部と、 を有し、且つ前記オゾン水製造部は前記手洗シンクの下
    方に配置されるものであって、前記手洗感知センサーの
    感知信号により、所定濃度のオゾン水を一定時間、前記
    蛇口から自動給水することを特徴とするオゾン水自動手
    洗装置。
  2. 【請求項2】 前記オゾン水製造部は、空気中の酸素か
    らオゾンを直接発生させる無声放電式オゾン発生部と、
    該無声放電式オゾン発生部から供給されるオゾンガスを
    電磁弁を介して供給される供給水に混合同伴させるエゼ
    クターと、供給水にオゾンガスを溶解させオゾン水を得
    るオゾン溶解部と、を備えることを特徴とする請求項1
    記載のオゾン水自動手洗装置。
  3. 【請求項3】 前記手洗感知センサーの感知信号によ
    り、オゾン発生部からのオゾン発生と、前記電磁弁から
    の供給水の通水を同期作動させたことを特徴とする請求
    項1又は2記載のオゾン水自動手洗装置。
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