JP4544355B2 - 画素回路及びその駆動方法と表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

画素回路及びその駆動方法と表示装置及びその駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4544355B2
JP4544355B2 JP2008200405A JP2008200405A JP4544355B2 JP 4544355 B2 JP4544355 B2 JP 4544355B2 JP 2008200405 A JP2008200405 A JP 2008200405A JP 2008200405 A JP2008200405 A JP 2008200405A JP 4544355 B2 JP4544355 B2 JP 4544355B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potential
driving transistor
power supply
source
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008200405A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008276263A5 (ja
JP2008276263A (ja
Inventor
勝秀 内野
幸人 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2008200405A priority Critical patent/JP4544355B2/ja
Publication of JP2008276263A publication Critical patent/JP2008276263A/ja
Publication of JP2008276263A5 publication Critical patent/JP2008276263A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4544355B2 publication Critical patent/JP4544355B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • Y02B20/343

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Description

本発明は発光素子を画素に用いたアクティブマトリクス型の表示装置及びその駆動方法に関する。又、画素回路及びその駆動方法に関する。
発光素子として有機ELデバイスを用いた平面自発光型の表示装置の開発が近年盛んになっている。有機ELデバイスは有機薄膜に電界をかけると発光する現象を利用したデバイスである。有機ELデバイスは印加電圧が10V以下で駆動するため低消費電力である。また有機ELデバイスは自ら光を発する自発光素子であるため、照明部材を必要とせず軽量化及び薄型化が容易である。さらに有機ELデバイスの応答速度は数μs程度と非常に高速であるので、動画表示時の残像が発生しない。
有機ELデバイスを画素に用いた平面自発光型の表示装置の中でも、とりわけ駆動素子として薄膜トランジスタを各画素に集積形成したアクティブマトリクス型の表示装置の開発が盛んである。アクティブマトリクス型平面自発光表示装置は、例えば以下の特許文献1ないし5に記載されている。
特開2003−255856 特開2003−271095 特開2004−133240 特開2004−029791 特開2004−093682 特開2004−295131
しかしながら、従来のアクティブマトリクス型平面自発光表示装置は、プロセス変動により発光素子を駆動するトランジスタの閾電圧や移動度がばらついてしまう。また、有機ELデバイスの特性が経時的に変動する。この様な駆動用トランジスタの特性ばらつきや有機ELデバイスの特性変動は、発光輝度に影響を与えてしまう。表示装置の画面全体にわたって発光輝度を均一に制御するため、各画素回路内で上述したトランジスタや有機ELデバイスの特性変動を補正する必要がある。従来からかかる補正機能を画素毎に備えた表示装置が提案されている。しかしながら、従来の補正機能を備えた画素回路は、補正用の電位を供給する配線と、スイッチング用のトランジスタと、スイッチング用のパルスが必要であり、画素回路の構成が複雑である。画素回路の構成要素が多いことから、ディスプレイの高精細化の妨げとなっていた。
上述した従来の技術の課題に鑑み、本発明は画素回路の簡素化によりディスプレイの高精細化を可能にした表示装置及びその駆動方法を提供することを目的とする。かかる目的を達成するために以下の手段を講じた。即ち本発明にかかる画素回路は、発光素子と、サンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量とを含み、前記サンプリング用トランジスタは、そのゲートが走査線に接続し、そのソース及びドレインの一方が信号線に接続し、他方が該駆動用トランジスタのゲートに接続し、前記駆動用トランジスタは、そのソース及びドレインの一方が該発光素子に接続し、他方が電源線に接続し、該電源線は第1電位と第2電位とで切り替わり、前記保持容量は、該駆動用トランジスタのソースおよびドレインの一方とゲートの間に接続しており、前記駆動用トランジスタは、該保持容量に保持された信号電位に応じて駆動電流を該発光素子に流し、前記サンプリング用トランジスタが導通している間であって、該第2電位と異なる基準電位が該信号線に供給されている間に、電源線の電位は第2電位から第1電位になり、前記サンプリング用トランジスタが導通している間であって、信号電位が該信号線に供給されている間に、信号電位が該保持容量に保持される。
好ましくは、前記サンプリング用トランジスタが導通している間であって、該第1電位と該第2電位の間にある基準電位が該信号線に供給されている間に、電源線の電位は該第2電位から該第1電位になる。又、前記保持容量の一端に該基準電位を書込み他端に該第2電位を書込み、その後前記サンプリング用トランジスタが導通している間であって該基準電位が該信号線に供給されている間に、電源線の電位を該第2電位から該第1電位にする。この場合、前記保持容量の一端に該基準電位を書込み他端に該第2電位を書込んで両端の電位差を前記駆動用トランジスタの閾電圧より大きく設定し、その後前記サンプリング用トランジスタが導通している間であって該基準電位が該信号線に供給されている間に電源線の電位を該第2電位から該第1電位にして、該保持容量の他端の電位を該保持容量の一端の電位に向かって変化させる。又該走査線は線順次走査され、前記電源線も該線順次走査に合わせて走査して順次電源線の電位が該第2電位から該第1電位に切り替わる。
又本発明にかかる表示装置は、画素アレイ部とこれを駆動する駆動部とからなり、前記画素アレイ部は、行状の走査線と、列状の信号線と、両者が交差する部分に配された行列状の画素とを備え、前記画素は、発光素子と、サンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量とを含み、前記サンプリング用トランジスタは、そのゲートが該走査線に接続し、そのソース及びドレインの一方が該信号線に接続し、他方が該駆動用トランジスタのゲートに接続し、前記駆動用トランジスタは、そのソース及びドレインの一方が該発光素子に接続し、他方が該電源線に接続し、前記保持容量は、該ソースおよびドレインの一方と該駆動用トランジスタのゲートの間に接続しており、前記駆動部は、基準電位又は信号電位を供給する映像信号供給回路と、該電源線に第1電位と第2電位を供給する電源スキャナとを備え、前記駆動用トランジスタは、該電源線から電流の供給を受け該保持容量に保持された信号電位に応じて駆動電流を該発光素子に流し、前記サンプリング用トランジスタが導通している間であって、該第2電位と異なる基準電位が該信号線に供給されている間に、該電源線の電位は該第2電位から該第1電位になり、前記サンプリング用トランジスタが導通している間であって、該信号電位が該信号線に供給されている間に、該信号電位が該保持容量に保持される。
好ましくは、前記サンプリング用トランジスタが導通している間であって、該第1電位と該第2電位の間にある基準電位が該信号線に供給されている間に、電源線の電位は該第2電位から該第1電位になる。一態様では、前記保持容量の一端に該基準電位を書込み他端に該第2電位を書込み、その後前記サンプリング用トランジスタが導通している間であって該基準電位が該信号線に供給されている間に、電源線の電位を該第2電位から該第1電位にする。この場合、前記保持容量の一端に該基準電位を書込み他端に該第2電位を書込んで両端の電位差を前記駆動用トランジスタの閾電圧より大きく設定し、その後前記サンプリング用トランジスタが導通している間であって該基準電位が該信号線に供給されている間に電源線の電位を該第2電位から該第1電位にして、該保持容量の他端の電位を該保持容量の一端の電位に向かって変化させる。又前記電源スキャナは、各電源線を線順次走査して、順次各電源線の電位を該第2電位から該第1電位に切り替える。
本発明にかかる表示装置は、画素毎に閾電圧補正機能、移動度補正機能、ブートストラップ機能などを備えている。閾電圧補正機能により駆動用トランジスタの閾電圧変動を補正することが出来る。また移動度補正機能により同じく駆動用トランジスタの移動度変動を補正することが出来る。また発光時における保持容量のブートストラップ動作により、有機ELデバイスの特性変動に関わらず、常に一定の発光輝度を保つことが出来る。即ち有機ELデバイスの電流‐電圧特性が経時変動しても、駆動用トランジスタのゲート‐ソース間電圧がブートストラップした保持容量により一定に保たれるため、発光輝度を一定に維持することが出来る。
本発明は各画素に上述した閾電圧補正機能、移動度補正機能、ブートストラップ動作などを組み込むため、各画素に供給する電源電圧をスイッチングパルスとして使用する。電源電圧をスイッチングパルス化することで、閾電圧補正用のスイッチングトランジスタやそのゲートを制御する走査線が不要になる。結果として、画素回路の構成素子と配線が大幅に削減でき、画素エリアを縮小することが可能となり、ディスプレイの高精細化を達成できる。また移動度補正を映像信号電位のサンプリングと同時に行うとこで、移動度補正期間を映像信号とサンプリング用パルスの位相差で調整することが可能である。さらには、移動度補正期間を映像信号のレベルに自動的に追従させることが出来る。また画素の構成素子が少ないことにより、駆動用トランジスタのゲートに寄生する容量が少なくなる為、ブートストラップ動作が確実となり、有機ELデバイスの経時変動に対する補正能力を改善することが出来る。
本発明によれば、有機ELデバイスなどの発光素子を画素に用いたアクティブマトリクス型の表示装置において、各画素が駆動用トランジスタの閾電圧補正機能と移動度補正機能及び有機ELデバイスの経時変動補正機能(ブートストラップ動作)を備えており、高品位の画質を得ることが出来る。特に移動度補正については映像信号電位に追従して適切な補正期間を自動的に設定できるため、画像の輝度や絵柄によらず移動度補正が可能である。従来このような補正機能を備えた画素回路は構成素子数が多いためレイアウト面積が大きくなり、ディスプレイの高精細化には不向きであったが、本発明では電源電圧をスイッチングすることにより構成素子数と配線数を削減し、画素のレイアウト面積を小さくすることが可能である。以上により、高品位且つ高精細なフラットディスプレイを提供することが可能になる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。まず最初に本発明の理解を容易にし且つ背景を明らかにするため、図1を参照して表示装置の一般的な構成を簡潔に説明する。図1は、一般的な表示装置の一画素分を示す模式的な回路図である。図示する様にこの画素回路は、直交配列した走査線1Eと信号線1Fの交差部に、サンプリング用トランジスタ1Aが配置されている。このサンプリング用トランジスタ1AはN型であり、そのゲートが走査線1Eに接続し、ドレインが信号線1Fに接続している。このサンプリング用トランジスタ1Aのソースには保持容量1Cの一方の電極と、駆動用トランジスタ1Bのゲートとが接続されている。駆動用トランジスタ1BはN型で、そのドレインには電源供給線1Gが接続し、そのソースには発光素子1Dのアノードが接続している。保持容量1Cの他方の電極と発光素子1Dのカソードは、接地配線1Hに接続している。
図2は、図1に示した画素回路の動作説明に供するタイミングチャートである。このタイミングチャートは、信号線(1F)から供給される映像信号の電位(映像信号線電位)をサンプリングし、有機ELデバイスなどからなる発光素子1Dを発光状態にする動作を表している。走査線(1E)の電位(走査線電位)が高レベルに遷移することで、サンプリング用トランジスタ(1A)はオン状態となり、映像信号線電位を保持容量(1C)に充電する。これにより駆動用トランジスタ(1B)のゲート電位(Vg)は上昇を開始し、ドレイン電流を流し始める。その為発光素子(1D)のアノード電位は上昇し発光を開始する。この後走査線電位が低レベルに遷移すると保持容量(1C)に映像信号線電位が保持され、駆動用トランジスタ(1B)のゲート電位が一定となり、発光輝度が次のフレームまで一定に維持される。
しかしながら駆動用トランジスタ(1B)の製造プロセスのばらつきにより、各画素ごとに閾電圧や移動度などの特性変動がある。この特性変動により、駆動用トランジスタ(1B)に同一のゲート電位を与えても、画素毎にドレイン電流(駆動電流)が変動し、発光輝度のばらつきになって現れる。また有機ELデバイスなどからなる発光素子(1D)の特性の経時変動により、発光素子(1D)のアノード電位が変動する。アノード電位の変動は駆動用トランジスタ(1B)のゲート‐ソース間電圧の変動となって現れ、ドレイン電流(駆動電流)の変動を引き起こす。この様な種々の原因による駆動電流の変動は画素ごとの発光輝度のばらつきとなって現れ、画質の劣化が起きる。
図3Aは、本発明にかかる表示装置の全体構成を示すブロック図である。図示する様に、本表示装置100は、画素アレイ部102とこれを駆動する駆動部(103,104,105)とからなる。画素アレイ部102は、行状の走査線WSL101〜10mと、列状の信号線DTL101〜10nと、両者が交差する部分に配された行列状の画素(PXLC)101と、各画素101の各行に対応して配された電源線DSL101〜10mとを備えている。駆動部(103,104,105)は、各走査線WSL101〜10mに順次制御信号を供給して画素101を行単位で線順次走査する主スキャナ(ライトスキャナWSCN)104と、この線順次走査に合わせて各電源線DSL101〜10mに第1電位と第2電位で切換る電源電圧を供給する電源スキャナ(DSCN)105と、この線順次走査に合わせて列状の信号線DTL101〜10nに映像信号となる信号電位と基準電位を供給する信号セレクタ(水平セレクタHSEL)103とを備えている。
図3Bは、図3Aに示した表示装置100に含まれる画素101の具体的な構成及び結線関係を示す回路図である。図示する様に、この画素101は、有機ELデバイスなどで代表される発光素子3Dと、サンプリング用トランジスタ3Aと、駆動用トランジスタ3Bと、保持容量3Cとを含む。サンプリング用トランジスタ3Aは、そのゲートが対応する走査線WSL101に接続し、そのソース及びドレインの一方が対応する信号線DTL101に接続し、他方が駆動用トランジスタ3Bのゲートgに接続する。駆動用トランジスタ3Bは、そのソースs及びドレインdの一方が発光素子3Dに接続し、他方が対応する電源線DSL101に接続している。本実施形態では、駆動用トランジスタ3Bのドレインdが電源線DSL101に接続する一方、ソースsが発光素子3Dのアノードに接続している。発光素子3Dのカソードは接地配線3Hに接続している。なおこの接地配線3Hは全ての画素101に対して共通に配線されている。保持容量3Cは、駆動用トランジスタ3Bのソースsとゲートgの間に接続している。
かかる構成において、サンプリング用トランジスタ3Aは、走査線WSL101から供給された制御信号に応じて導通し、信号線DTL101から供給された信号電位をサンプリングして保持容量3Cに保持する。駆動用トランジスタ3Bは、第1電位にある電源線DSL101から電流の供給を受け保持容量3Cに保持された信号電位に応じて駆動電流を発光素子3Dに流す。電源スキャナ(DSCN)105は、サンプリング用トランジスタ3Aが導通した後で信号セレクタ(HSEL)103が信号線DTL101に基準電位を供給している間に、電源線DSL101を第1電位と第2電位との間で切換え、以って駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthに相当する電圧を保持容量3Cに保持しておく。かかる閾電圧補正機能により、本表示装置100は画素毎にばらつく駆動用トランジスタ3Bの閾電圧の影響をキャンセルすることが出来る。
図3Bに示した画素101は上述した閾電圧補正機能に加え、移動度補正機能を備えている。即ち信号セレクタ(HSEL)103は、サンプリング用トランジスタ3Aが導通した後第1のタイミングで信号線DTL101を基準電位から信号電位に切換る一方、主スキャナ(WSCN)104は、第1のタイミングの後第2のタイミングで走査線WSL101に対する制御信号の印加を解除してサンプリング用トランジスタ3Aを非道通状態とし、第1及び第2のタイミングの間の期間を適切に設定することで、保持容量3Cに信号電位を保持する際、駆動用トランジスタ3Bの移動度μに対する補正を信号電位に加えている。この場合、駆動部(103,104,105)は、信号セレクタ103が供給する映像信号と主スキャナ104が供給する制御信号との相対的な位相差を調整して、第1及び第2のタイミングの間の期間(移動度補正期間)を最適化することが出来る。また信号セレクタ103は、基準電位から信号電位に切換る映像信号の立ち上がりに傾斜をつけて、第1及び第2のタイミングの間の移動度補正期間を信号電位に自動的に追従させることも出来る。
図3Bに示した画素回路101はさらにブートストラップ機能も備えている。即ち主スキャナ(WSCN)104は、保持容量3Cに信号電位が保持された段階で走査線WSL101に対する制御信号の印加を解除し、サンプリング用トランジスタ3Aを非導通状態にして駆動用トランジスタ3Bのゲートgを信号線DTL101から電気的に切り離し、以って駆動用トランジスタ3Bのソース電位(Vs)の変動にゲート電位(Vg)が連動しゲートgとソースs間の電圧Vgsを一定に維持することが出来る。
図4Aは、図3Bに示した画素101の動作説明に供するタイミングチャートである。時間軸を共通にして、走査線(WSL101)の電位変化、電源線(DSL101)の電位変化及び信号線(DTL101)の電位変化を表してある。またこれらの電位変化と並行に、駆動用トランジスタ3Bのゲート電位(Vg)及びソース電位(Vs)の変化も表してある。
このタイミングチャートは、画素101の動作の遷移に合わせて期間を(B)〜(G)のように便宜的に区切ってある。発光期間(B)では発光素子3Dが発光状態にある。この後線順次走査の新しいフィールドに入ってまず最初の期間(C)で、駆動用トランジスタのゲート電位Vgが初期化される。次の期間(D)に進み、駆動用トランジスタのソース電位Vsも初期化される。この様に駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vg及びソース電位Vsを初期化することで、閾電圧補正動作の準備が完了する。続いて閾値補正期間(E)で実際に閾電圧補正動作が行われ、駆動用トランジスタ3Bのゲートgとソースsとの間に閾電圧Vthに相当する電圧が保持される。実際には、Vthに相当する電圧が、駆動用トランジスタ3Bのゲートgとソースsとの間に接続された保持容量3Cに書き込まれることになる。この後サンプリング期間/移動度補正期間(F)に進み、映像信号の信号電位VinがVthに足し込まれる形で保持容量3Cに書き込まれると共に、移動度補正用の電圧ΔVが保持容量3Cに保持された電圧から差し引かれる。この後発光期間(G)に進み、信号電圧Vinに応じた輝度で発光素子が発光する。その際信号電圧Vinは閾電圧Vthに相当する電圧と移動度補正用の電圧ΔVとによって調整されているため、発光素子3Dの発光輝度は駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthや移動度μのばらつきの影響を受けることがない。なお発光期間(G)の最初でブートストラップ動作が行われ、駆動用トランジスタ3Bのゲート‐ソース間電圧Vgs=Vin+Vth−ΔVを一定に維持したまま、駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vg及びソース電位Vsが上昇する。
引き続き図4B〜図4Gを参照して、図3Bに示した画素101の動作を詳細に説明する。なお、図4B〜図4Gの図番は、図4Aに示したタイミングチャートの各期間(B)〜(G)にそれぞれ対応している。理解を容易にするため、図4B〜図4Gは、説明の都合上発光素子3Dの容量成分を容量素子3Iとして図示してある。先ず図4Bに示すように発光期間(B)では、電源供給線DSL101が高電位Vcc_H(第1電位)にあり、駆動用トランジスタ3Bが駆動電流Idsを発光素子3Dに供給している。図示する様に、駆動電流Idsは高電位Vcc_Hにある電源供給線DSL101から駆動用トランジスタ3Bを介して発光素子3Dを通り、共通接地配線3Hに流れ込んでいる。
続いて期間(C)に入ると図4Cに示すように、走査線WSL101が高電位側に遷移することでサンプリング用トランジスタ3Aがオン状態となり、駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vgは映像信号線DTL101の基準電位Voに初期化(リセット)される。
次に期間(D)に進むと図4Dに示すように、電源供給線DSL101の電位が高電位Vcc_H(第1電位)から映像信号線DTL101の基準電位Voより十分低い電位Vcc_L(第2電位)に遷移する。これにより駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsが映像信号線DTL101の基準電位Voより十分低い電位Vcc_Lに初期化(リセット)される。具体的には駆動用トランジスタ3Bのゲート‐ソース間電圧Vgs(ゲート電位Vgとソース電位Vsの差)が駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthより大きくなるように、電源供給線DSL101の低電位Vcc_L(第2電位)を設定する。
次に閾値補正期間(E)に進むと図4(E)に示すように、電源供給線DSL101の電位が低電位Vcc_Lから高電位Vcc_Hに遷移し、駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsが上昇を開始する。やがて駆動用トランジスタ3Bのゲート‐ソース間電圧Vgsが閾電圧Vthとなったところで電流がカットオフする。このようにして駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthに相当する電圧が保持容量3Cに書き込まれる。これが閾電圧補正動作である。このとき電流が専ら保持容量3C側に流れ、発光素子3D側には流れないようにするため、発光素子3Dがカットオフとなるように共通接地配線3Hの電位を設定しておく。
次にサンプリング期間/移動度補正期間(F)に進むと、図4Fに示すように、第1のタイミングで映像信号線DTL101の電位が基準電位Voから信号電位Vinに遷移し、駆動用トランジスタ3Bのゲート電位VgはVinとなる。このとき発光素子3Dは始めカットオフ状態(ハイインピーダンス状態)にあるため駆動用トランジスタ3Bのドレイン電流Idsは発光素子の寄生容量3Iに流れ込む。これにより発光素子の寄生容量3Iは充電を開始する。よって駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsは上昇を開始し、第2のタイミングで駆動用トランジスタ3Bのゲート‐ソース間電圧VgsはVin+Vth−ΔVとなる。このようにして信号電位Vinのサンプリングと補正量ΔVの調整が行われる。Vinが高いほどIdsは大きくなり、ΔVの絶対値も大きくなる。したがって発光輝度レベルに応じた移動度補正が行える。またVinを一定とした場合、駆動用トランジスタ3Bの移動度μが大きいほどΔVの絶対値も大きくなる。換言すると移動度μが大きいほど負帰還量ΔVが大きくなるので、画素ごとの移動度μのばらつきを取り除くことが可能である。
最後に発光期間(G)になると、図4Gに示すように、走査線WSL101が低電位側に遷移し、サンプリング用トランジスタ3Aはオフ状態となる。これにより駆動用トランジスタ3Bのゲートgは信号線DTL101から切り離される。同時にドレイン電流Idsが発光素子3Dを流れ始める。これにより発光素子3Dのアノード電位は駆動電流Idsに応じて上昇する。発光素子3Dのアノード電位の上昇は、即ち駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsの上昇に他ならない。駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsが上昇すると、保持容量3Cのブートストラップ動作により、駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vgも連動して上昇する。ゲート電位Vgの上昇量はソース電位Vsの上昇量に等しくなる。故に、発光期間中駆動用トランジスタ3Bのゲート‐ソース間電圧VgsはVin+Vth−ΔVで一定に保持される。
図5は、駆動用トランジスタの電流電圧特性を示すグラフである。特に駆動用トランジスタが飽和領域で動作しているときのドレイン‐ソース間電流Idsは、Ids=(1/2)・μ・(W/L)・Cox・(Vgs−Vth)で表される。ここでμは移動度を示し、Wはゲート幅を表し、Lはゲート長を表し、Coxは単位面積あたりのゲート酸化膜容量を示す。このトランジスタ特性式から明らかなように、閾電圧Vthが変動すると、Vgsが一定であってもドレイン‐ソース間電流Idsが変動する。ここで本発明にかかる画素は、前述したように発光時のゲート‐ソース間電圧VgsがVin+Vth−ΔVで表されるため、これを上述のトランジスタ特性式に代入すると、ドレイン‐ソース間電流Idsは、Ids=(1/2)・μ・(W/L)・Cox・(Vin−ΔV)で表されることになり、閾電圧Vthに依存しない。結果として、閾電圧Vthが製造プロセスにより変動しても、ドレイン‐ソース間電流Idsは変動せず、有機ELデバイスの発光輝度も変動しない。
何ら対策を施さないと、図5に示すように閾電圧がVthのときVgsに対応する駆動電流がIdsとなるのに対し、閾電圧Vth´のとき同じゲート電圧Vgsに対応する駆動電流Ids´はIdsと異なってしまう。
図6Aは同じく駆動用トランジスタの電流電圧特性を示すグラフである。移動度がμとμ´で異なる2個の駆動用トランジスタについて、それぞれ特性カーブを挙げてある。グラフから明らかなように、移動度がμとμ´で異なると、一定のVgsであってもドレイン‐ソース間電流がIdsとIds´のようになり、変動してしまう。
図6Bは、映像信号電位のサンプリング時及び移動度補正時における画素の動作を説明するもので、理解を容易にするため発光素子3Dの寄生容量3Iも表してある。映像信号電位のサンプリング時、サンプリング用トランジスタ3Aはオン状態であるため駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vgは映像信号電位Vinとなり、駆動用トランジスタ3Bのゲート‐ソース間電圧VgsはVin+Vthになる。このとき駆動用トランジスタ3Bはオン状態となり、さらに発光素子3Dはカットオフ状態であるため、ドレイン‐ソース間電流Idsが発光素子容量3Iに流れ込む。ドレイン‐ソース間電流Idsが発光素子容量3Iに流れ込むと、発光素子容量3Iは充電を開始し、発光素子3Dのアノード(したがって駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vs)が上昇を開始する。駆動用トランジスタ3Bのソース電位VsがΔVだけ上昇すると、駆動用トランジスタ3Bのゲート‐ソース間電圧VgsはΔVだけ減少する。これが負帰還による移動度補正動作であり、ゲート‐ソース間電圧Vgsの減少量ΔVは、ΔV=Ids・t/Celで決定され、ΔVが移動度補正のためのパラメータとなる。ここでCelは発光素子容量3Iの容量値を示し、tは移動度補正期間(第1のタイミングと第2のタイミングとの間の期間)を示す。

図6Cは、移動度補正期間tを決定する画素回路の動作タイミングを説明する模式図である。図示の例は、映像線信号電位の立ち上がりに傾斜をつけることで、移動度補正期間tを映像線信号電位に自動的に追従させて、その最適化を図っている。図示する様に、移動度補正期間tは走査線WS101と映像信号線DTL101の位相差で決定され、さらに映像信号線DTL101の電位によっても決定される。移動度補正パラメータΔVはΔV=Ids・Cel/tである。この式から明らかなように、駆動用トランジスタ3Bのドレイン‐ソース間電流Idsが大きいほど、移動度補正パラメータΔVは大きくなる。逆に駆動用トランジスタ3Bのドレイン‐ソース間電流Idsが小さいとき、移動度補正パラメータΔVは小さくなる。この様に、移動度補正パラメータΔVはドレイン‐ソース間電流Idsに応じて決まる。その際移動度補正期間tは必ずしも一定である必要はなく、逆にIdsに応じて調整することが好ましい場合がある。例えばIdsが大きい場合移動度補正期間tは短めにし、逆にIdsが小さくなると、移動度補正期間tは長めに設定することが良い。そこで、図6Cに示した実施例では、少なくとも映像信号線電位の立ち上がりに傾斜をつけることで、映像信号線DTL101の電位が高いとき(Idsが大きいとき)補正期間tが短くなり、映像信号線DTL101の電位が低いとき(Idsが小さいとき)補正期間tは長くなるように、自動的に調整している。
図6Dは、移動度補正時における駆動用トランジスタ3Bの動作点を説明するグラフである。製造プロセスにおける移動度μ,μ´のバラつきに対して、上述した移動度補正をかけることによって最適の補正パラメータΔV及びΔV´が決定され、駆動用トランジスタ3Bのドレイン‐ソース間電流Ids及びIds´が決定される。仮に移動度補正をかけないと、ゲート‐ソース間電圧Vgsに対して、移動度がμとμ´で異なると、これに応じてドレイン‐ソース間電流もIds0とIds0´で違ってしまう。これに対処するため移動度μ及びμ´に対してそれぞれ適切な補正ΔV及びΔV´をかけることで、ドレイン‐ソース間電流がIds及びIds´となり、同レベルとなる。図6Dのグラフから明らかなように、移動度μが高いとき補正量ΔVが大きくなる一方、移動度μ´が小さいとき補正量ΔV´も小さくなるように、負帰還をかけている。
図7Aは、有機ELデバイスで構成される発光素子3Dの電流‐電圧特性を示すグラフである。発光素子3Dに電流Ielが流れるとき、アノード‐カソード間電圧Velは一意的に決定される。図4Gに示したように発光期間中走査線WSL101が低電位側に遷移し、サンプリング用トランジスタ3Aがオフ状態になると、発光素子3Dのアノードは駆動用トランジスタ3Bのドレイン‐ソース間電流Idsで決定されるアノード‐カソード間電圧Vel分だけ上昇する。
図7Bは、発光素子3Dのアノード電位上昇時における駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vgとソース電位Vsの電位変動を示すグラフである。発光素子3Dのアノード上昇電圧がVelのとき、駆動用トランジスタ3BのソースもVelだけ上昇し、保持容量3Cのブートストラップ動作により駆動用トランジスタ3BのゲートもVel分上昇する。この為、ブートストラップ前に保持された駆動用トランジスタ3Bのゲート‐ソース間電圧Vgs=Vin+Vth−ΔVは、ブートストラップ後もそのまま保持される。また発光素子3Dの経時劣化によりそのアノード電位が変動しても、駆動用トランジスタ3Bのゲート‐ソース間電圧は常にVin+Vth−ΔVで一定に保持される。
図7Cは、図3Bで説明した本発明の画素構成に、寄生容量7A及び7Bを付加した回路図である。この寄生容量7A及び7Bは駆動用トランジスタ3のゲートgに寄生している。前述したブートストラップ動作能力は保持容量の容量値をCs、寄生容量7A,7Bの容量値をそれぞれCw,Cpとした場合に、Cs/(Cs+Cw+Cp)で表され、これが1に近いほどブートストラップ動作能力が高い。つまり発光素子3Dの経時劣化に対する補正能力が高いことを示している。本発明では駆動用トランジスタ3Bのゲートgに接続する素子数を最小限にとどめており、Cpをほとんど無視できる。したがってブートストラップ動作能力はCs/(Cs+Cw)で表され、限りなく1に近いことになり、発光素子3Dの経時劣化に対する補正能力が高いことを示している。
図8は、本発明にかかる表示装置の他の実施形態を示す模式的な回路図である。理解を容易にするため、図3Bに示した先の実施形態と対応する部分には対応する参照番号を付してある。異なる点は、図3Bに示した実施形態がNチャネル型のトランジスタを用いて画素回路を構成しているのに対し、図8の実施形態はPチャネル型のトランジスタを用いて画素回路を構成していることである。図8の画素回路も、図3Bに示した画素回路とまったく同様に閾電圧補正動作、移動度補正動作及びブートストラップ動作を行うことが出来る。
一般的な画素構成を示す回路図である。 図1に示した画素回路の動作説明に供するタイミングチャートである。 本発明にかかる表示装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明にかかる表示装置の実施形態を示す回路図である。 図3Bに示した実施形態の動作説明に供するタイミングチャートである。 同じく動作説明に供する回路図である。 同じく動作説明に供する回路図である。 同じく動作説明に供する回路図である。 同じく動作説明に供する回路図である。 同じく動作説明に供する回路図である。 同じく動作説明に供する回路図である。 駆動用トランジスタの電流‐電圧特性を示すグラフである。 同じく駆動用トランジスタの電流‐電圧特性を示すグラフである。 本発明にかかる表示装置の動作説明に供する回路図である。 同じく動作説明に供する波形図である。 同じく動作説明に供する電流‐電圧特性グラフである。 発光素子の電流‐電圧特性を示すグラフである。 駆動用トランジスタのブートストラップ動作を示す波形図である。 本発明にかかる表示装置の動作説明に供する回路図である。 本発明にかかる表示装置の他の実施形態を示す回路図である。
符号の説明
100…表示装置、101…画素、102…画素アレイ部、103…水平セレクタ、104…ライトスキャナ、105…電源スキャナ、3A…サンプリング用トランジスタ、3B…駆動用トランジスタ、3C…保持容量、3D…発光素子

Claims (10)

  1. 発光素子と、サンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量とを含み、
    サンプリング用トランジスタのゲートは走査線に接続され、ソース及びドレインの一方は信号線に接続され、他方は駆動用トランジスタのゲートに接続され、
    駆動用トランジスタのソースは発光素子に接続され、ドレインは、第1電位と、第1電位よりも電位の低い第2電位とで切り替わる電源線に接続され、
    保持容量は、駆動用トランジスタのソースとゲートの間に接続されており、
    駆動用トランジスタは、保持容量に保持された信号電位に応じて、駆動電流を発光素子に流す画素回路であって
    第1電位よりも電位が低く、第2電位よりも電位が高い基準電位が信号線に供給され、且つ、電源線の電位が第1電位であるとき、サンプリング用トランジスタが導通されて、駆動用トランジスタのゲート電位が基準電位とされ、次いで、電源線の電位が第1電位から第2電位に切り替えられて、駆動用トランジスタのソースが第2電位とされ、次いで、電源線の電位が第2電位から第1電位に切り替えられて、駆動用トランジスタのソースの電位が上昇され、駆動用トランジスタのゲート−ソース間電圧が駆動用トランジスタの閾電圧となった後、信号線に供給される電位が基準電位から信号電位に切り換えられる画素回路。
  2. 電源線の電位が第1電位から第2電位に切り替えられて、駆動用トランジスタのソースが第2電位とされ、以て、保持容量の両端の電位差駆動用トランジスタの閾電圧より大きくされる請求項1に記載の画素回路。
  3. 電源線の電位が第2電位から第1電位に切り替えられて、駆動用トランジスタのソースの電位が上昇され、以て、保持容量の他端の電位が保持容量の一端の電位に向かって変化させられる請求項1に記載の画素回路。
  4. 走査線は線順次走査され、電源線も走査線の線順次走査に合わせて走査され、順次、電源線の電位が第2電位から第1電位に切り替えられる請求項1に記載の画素回路。
  5. 発光素子と、サンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量とを含み、
    サンプリング用トランジスタのゲートは走査線に接続され、ソース及びドレインの一方は信号線に接続され、他方は駆動用トランジスタのゲートに接続され、
    駆動用トランジスタのソースは発光素子に接続され、ドレインは、第1電位と、第1電位よりも電位の低い第2電位とで切り替わる電源線に接続され、
    保持容量は、駆動用トランジスタのソースとゲートの間に接続されており、
    駆動用トランジスタは、保持容量に保持された信号電位に応じて、駆動電流を発光素子に流す画素回路の駆動方法であって
    第1電位よりも電位が低く、第2電位よりも電位が高い基準電位を信号線に供給し、且つ、電源線の電位が第1電位であるとき、サンプリング用トランジスタを導通して、駆動用トランジスタのゲート電位を基準電位とし、次いで、電源線の電位を第1電位から第2電位に切り替えて、駆動用トランジスタのソースを第2電位とし、次いで、電源線の電位を第2電位から第1電位に切り替えて、駆動用トランジスタのソースの電位を上昇させ、駆動用トランジスタのゲート−ソース間電圧が駆動用トランジスタの閾電圧となった後、信号線に供給される電位を基準電位から信号電位に切り換える画素回路の駆動方法。
  6. 画素アレイ部とこれを駆動する駆動部とから成り、
    画素アレイ部は、行状の走査線と、列状の信号線と、両者が交差する部分に配された画素とを備え、
    画素は、発光素子と、サンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量とを含み、
    サンプリング用トランジスタのゲートは走査線に接続され、ソース及びドレインの一方は信号線に接続され、他方は駆動用トランジスタのゲートに接続され、
    駆動用トランジスタのソースは発光素子に接続され、ドレインは電源線に接続され、
    保持容量は、駆動用トランジスタのソースとゲートの間に接続されており、
    駆動部は、基準電位及び信号電位を供給する映像信号供給回路と、電源線に第1電位と、第1電位よりも電位の低い第2電位を供給する電源スキャナとを備え、
    駆動用トランジスタは、電源線から電流の供給を受け、保持容量に保持された信号電位に応じて、駆動電流を発光素子に流す表示装置であって
    第1電位よりも電位が低く、第2電位よりも電位が高い基準電位が信号線に供給され、且つ、電源線の電位が第1電位であるとき、サンプリング用トランジスタが導通されて、駆動用トランジスタのゲート電位が基準電位とされ、次いで、電源線の電位が第1電位から第2電位に切り替えられて、駆動用トランジスタのソースが第2電位とされ、次いで、電源線の電位が第2電位から第1電位に切り替えられて、駆動用トランジスタのソースの電位が上昇され、駆動用トランジスタのゲート−ソース間電圧が駆動用トランジスタの閾電圧となった後、信号線に供給される電位が基準電位から信号電位に切り換えられる表示装置。
  7. 電源線の電位が第1電位から第2電位に切り替えられて、駆動用トランジスタのソースが第2電位とされ、以て、保持容量の両端の電位差駆動用トランジスタの閾電圧より大きくされる請求項6に記載の表示装置。
  8. 電源線の電位が第2電位から第1電位に切り替えられて、駆動用トランジスタのソースの電位が上昇され、以て、保持容量の他端の電位が保持容量の一端の電位に向かって変化させられる請求項6に記載の表示装置。
  9. 電源スキャナは、各電源線を線順次走査して、順次、各電源線の電位を第2電位から第1電位に切り替える請求項6に記載の表示装置。
  10. 画素アレイ部とこれを駆動する駆動部とから成り、
    画素アレイ部は、行状の走査線と、列状の信号線と、両者が交差する部分に配された画素とを備え、
    画素は、発光素子と、サンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量とを含み、
    サンプリング用トランジスタのゲートは走査線に接続され、ソース及びドレインの一方は信号線に接続され、他方は駆動用トランジスタのゲートに接続され、
    駆動用トランジスタのソースは発光素子に接続され、ドレインは電源線に接続され、
    保持容量は、駆動用トランジスタのソースとゲートの間に接続されており、
    駆動部は、基準電位及び信号電位を供給する映像信号供給回路と、電源線に第1電位と、第1電位よりも電位の低い第2電位を供給する電源スキャナとを備え、
    駆動用トランジスタは、電源線から電流の供給を受け、保持容量に保持された信号電位に応じて、駆動電流を発光素子に流す表示装置の駆動方法であって
    第1電位よりも電位が低く、第2電位よりも電位が高い基準電位を信号線に供給し、且つ、電源線の電位が第1電位であるとき、サンプリング用トランジスタを導通して、駆動用トランジスタのゲート電位を基準電位とし、次いで、電源線の電位を第1電位から第2電位に切り替えて、駆動用トランジスタのソースを第2電位とし、次いで、電源線の電位を第2電位から第1電位に切り替えて、駆動用トランジスタのソースの電位を上昇させ、駆動用トランジスタのゲート−ソース間電圧が駆動用トランジスタの閾電圧となった後、信号線に供給される電位を基準電位から信号電位に切り換える表示装置の駆動方法。
JP2008200405A 2008-08-04 2008-08-04 画素回路及びその駆動方法と表示装置及びその駆動方法 Active JP4544355B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008200405A JP4544355B2 (ja) 2008-08-04 2008-08-04 画素回路及びその駆動方法と表示装置及びその駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008200405A JP4544355B2 (ja) 2008-08-04 2008-08-04 画素回路及びその駆動方法と表示装置及びその駆動方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006141836A Division JP4240059B2 (ja) 2006-05-22 2006-05-22 表示装置及びその駆動方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008276263A JP2008276263A (ja) 2008-11-13
JP2008276263A5 JP2008276263A5 (ja) 2010-04-08
JP4544355B2 true JP4544355B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=40054191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008200405A Active JP4544355B2 (ja) 2008-08-04 2008-08-04 画素回路及びその駆動方法と表示装置及びその駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4544355B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101832409B1 (ko) 2011-05-17 2018-02-27 삼성디스플레이 주식회사 게이트 구동부 및 이를 포함하는 액정 표시 장치

Citations (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001083924A (ja) * 1999-09-08 2001-03-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電流制御型発光素子の駆動回路および駆動方法
WO2002075709A1 (fr) * 2001-03-21 2002-09-26 Canon Kabushiki Kaisha Circuit permettant d'actionner un element electroluminescent a matrice active
JP2003255897A (ja) * 2002-03-05 2003-09-10 Nec Corp 画像表示装置及び該画像表示装置に用いられる制御方法
JP2003271095A (ja) * 2002-03-14 2003-09-25 Nec Corp 電流制御素子の駆動回路及び画像表示装置
JP2004280059A (ja) * 2003-02-24 2004-10-07 Chi Mei Electronics Corp 表示装置
JP2004295131A (ja) * 2003-03-04 2004-10-21 James Lawrence Sanford ディスプレイ用駆動回路
JP2005004173A (ja) * 2003-05-19 2005-01-06 Seiko Epson Corp 電気光学装置およびその駆動装置
JP2005148704A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Hannstar Display Corp ディスプレイの画素構造およびその駆動方法
JP2005189388A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Sony Corp ディスプレイ装置、ディスプレイ装置の駆動回路及びディスプレイ装置の駆動方法
JP2005202209A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Casio Comput Co Ltd 表示装置、データ側駆動回路及び表示パネルの駆動方法
JP2005215102A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Sony Corp 画素回路、表示装置およびその駆動方法
JP2005345723A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Sony Corp 画素回路及、アクティブマトリクス装置及び表示装置
JP2005345722A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Sony Corp 画素回路及、アクティブマトリクス装置及び表示装置
JP2006215213A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Sony Corp 画素回路及び表示装置とその駆動方法
JP2007179042A (ja) * 2005-12-02 2007-07-12 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置、表示装置及びに電子機器
JP2007310311A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Sony Corp 表示装置及びその駆動方法
JP2007310034A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Eastman Kodak Co 表示装置
JP2008523425A (ja) * 2004-12-07 2008-07-03 イグニス・イノベイション・インコーポレーテッド アクティブマトリクス型発光デバイスのピクセルをプログラミング及び駆動する方法並びにシステム
JP2009533717A (ja) * 2006-04-19 2009-09-17 イグニス・イノベーション・インコーポレイテッド アクティブマトリックス表示装置用の安定な駆動スキーム

Patent Citations (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001083924A (ja) * 1999-09-08 2001-03-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電流制御型発光素子の駆動回路および駆動方法
WO2002075709A1 (fr) * 2001-03-21 2002-09-26 Canon Kabushiki Kaisha Circuit permettant d'actionner un element electroluminescent a matrice active
JP2003255897A (ja) * 2002-03-05 2003-09-10 Nec Corp 画像表示装置及び該画像表示装置に用いられる制御方法
JP2003271095A (ja) * 2002-03-14 2003-09-25 Nec Corp 電流制御素子の駆動回路及び画像表示装置
JP2004280059A (ja) * 2003-02-24 2004-10-07 Chi Mei Electronics Corp 表示装置
JP2004295131A (ja) * 2003-03-04 2004-10-21 James Lawrence Sanford ディスプレイ用駆動回路
JP2005004173A (ja) * 2003-05-19 2005-01-06 Seiko Epson Corp 電気光学装置およびその駆動装置
JP2005148704A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Hannstar Display Corp ディスプレイの画素構造およびその駆動方法
JP2005189388A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Sony Corp ディスプレイ装置、ディスプレイ装置の駆動回路及びディスプレイ装置の駆動方法
JP2005202209A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Casio Comput Co Ltd 表示装置、データ側駆動回路及び表示パネルの駆動方法
JP2005215102A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Sony Corp 画素回路、表示装置およびその駆動方法
JP2005345723A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Sony Corp 画素回路及、アクティブマトリクス装置及び表示装置
JP2005345722A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Sony Corp 画素回路及、アクティブマトリクス装置及び表示装置
JP2008523425A (ja) * 2004-12-07 2008-07-03 イグニス・イノベイション・インコーポレーテッド アクティブマトリクス型発光デバイスのピクセルをプログラミング及び駆動する方法並びにシステム
JP2006215213A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Sony Corp 画素回路及び表示装置とその駆動方法
JP2007179042A (ja) * 2005-12-02 2007-07-12 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置、表示装置及びに電子機器
JP2009533717A (ja) * 2006-04-19 2009-09-17 イグニス・イノベーション・インコーポレイテッド アクティブマトリックス表示装置用の安定な駆動スキーム
JP2007310034A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Eastman Kodak Co 表示装置
JP2007310311A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Sony Corp 表示装置及びその駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008276263A (ja) 2008-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4240059B2 (ja) 表示装置及びその駆動方法
JP4203773B2 (ja) 表示装置
JP4203772B2 (ja) 表示装置およびその駆動方法
JP4984715B2 (ja) 表示装置の駆動方法、及び、表示素子の駆動方法
JP5114889B2 (ja) 表示素子及び表示素子の駆動方法、並びに、表示装置及び表示装置の駆動方法
KR101376394B1 (ko) 표시 장치
JP5245195B2 (ja) 画素回路
JP2008032863A5 (ja)
JP2008032862A5 (ja)
JP2008122632A5 (ja)
JP2008164796A (ja) 画素回路および表示装置とその駆動方法
JP2008122633A (ja) 表示装置
JP2005141163A (ja) 画素回路、表示装置、および画素回路の駆動方法
JP4547605B2 (ja) 表示装置及びその駆動方法
JP2008139520A (ja) 表示装置
US20080150933A1 (en) Display device and driving method thereof
JP2009163275A (ja) 画素回路及び画素回路の駆動方法、並びに、表示装置及び表示装置の駆動方法
JP2008026468A (ja) 画像表示装置
JP4544355B2 (ja) 画素回路及びその駆動方法と表示装置及びその駆動方法
JP2008139363A (ja) 画素回路及び表示装置
JP2009163061A (ja) 表示装置
JP2008158377A (ja) 表示装置及びその駆動方法
JP2011141346A (ja) 表示装置、表示駆動方法
JP2011145328A (ja) 表示装置、表示駆動方法
JP2008197314A (ja) 表示装置及びその駆動方法と電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090223

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090223

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20090227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100223

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20100223

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20100302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100621

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4544355

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S303 Written request for registration of pledge or change of pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316303

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S803 Written request for registration of cancellation of provisional registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316803

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113