JP2008139363A - 画素回路及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】限られた補正期間内で迅速に閾電圧補正機能を実行可能な画素回路を提供する。
【解決手段】サンプリング用トランジスタ3Aは、走査線WSL101から供給される制御信号に応じてオンし、信号線DTL101から供給される映像信号をサンプリングして保持容量3Cに保持する。駆動用トランジスタ3Bは、保持容量3Cに保持された映像信号の信号電位に応じて駆動電流を発光素子3Dに流し、以って映像信号に応じた輝度で発光素子3Dが発光するす。映像信号のサンプリングに先立って、保持容量3Cにはあらかじめ駆動用トランジスタ3Bの閾電圧をキャンセルするために調整電位が書き込まれる。駆動用トランジスタ3Bの一対の電流端に、調整電位の書き込みを補助するための補助容量3Jが接続されている。
【選択図】図1B
【解決手段】サンプリング用トランジスタ3Aは、走査線WSL101から供給される制御信号に応じてオンし、信号線DTL101から供給される映像信号をサンプリングして保持容量3Cに保持する。駆動用トランジスタ3Bは、保持容量3Cに保持された映像信号の信号電位に応じて駆動電流を発光素子3Dに流し、以って映像信号に応じた輝度で発光素子3Dが発光するす。映像信号のサンプリングに先立って、保持容量3Cにはあらかじめ駆動用トランジスタ3Bの閾電圧をキャンセルするために調整電位が書き込まれる。駆動用トランジスタ3Bの一対の電流端に、調整電位の書き込みを補助するための補助容量3Jが接続されている。
【選択図】図1B
Description
本発明は発光素子を画素に用いたアクティブマトリクス型の表示装置及びその画素回路にする。
発光素子として有機ELデバイスを用いた平面自発光型の表示装置の開発が近年盛んになっている。有機ELデバイスは有機薄膜に電界をかけると発光する現象を利用したデバイスである。有機ELデバイスは印加電圧が10V以下で駆動するため低消費電力である。また有機ELデバイスは自ら光を発する自発光素子であるため、照明部材を必要とせず軽量化及び薄型化が容易である。さらに有機ELデバイスの応答速度は数μs程度と非常に高速であるので、動画表示時の残像が発生しない。
有機ELデバイスを画素に用いた平面自発光型の表示装置の中でも、とりわけ駆動素子として薄膜トランジスタを各画素に集積形成したアクティブマトリクス型の表示装置の開発が盛んである。アクティブマトリクス型平面自発光表示装置は、例えば以下の特許文献1ないし5に記載されている。
特開2003−255856
特開2003−271095
特開2004−133240
特開2004−029791
特開2004−093682
しかしながら、従来のアクティブマトリクス型平面自発光表示装置は、プロセス変動により発光素子を駆動するトランジスタの閾電圧や移動度がばらついてしまう。また、有機ELデバイスの特性が経時的に変動する。この様な駆動用トランジスタの特性ばらつきや有機ELデバイスの特性変動は、発光輝度に影響を与えてしまう。表示装置の画面全体にわたって発光輝度を均一に制御するため、各画素回路内で上述したトランジスタや有機ELデバイスの特性変動を補正する必要がある。従来から駆動用トランジスタの閾電圧補正機能や移動度補正機能を画素毎に備えた表示装置が提案されている。
ところで閾電圧補正動作は、画素に対する映像信号のサンプリングに先立つ限られた期間で行われる。この閾電圧補正期間では、駆動用トランジスタの閾電圧Vthを検出し、これに相当する電圧を調整電位として保持容量に書き込む。保持容量に書き込まれた調整電位は後でサンプリングされる信号電位に足し込まれて、駆動用トランジスタのゲートに印加される。この調整電位は丁度駆動用トランジスタの閾電圧を相殺することが出来るので、各画素の駆動用トランジスタの閾電圧のばらつきを個々にキャンセルすることが出来る。この様にして、各画素の駆動用トランジスタは閾電圧のばらつきの影響を受けることなく、映像信号に応じた輝度で発光素子を発光させることが出来る。
しかしながら、閾電圧補正動作は映像信号のサンプリングに先立って行われるため、補正期間が限られている。この短く限られた補正期間で閾電圧補正動作を行わなければならない。場合によっては補正期間が短すぎるため、保持容量に対する閾電圧キャンセル用の調整電位の書き込みが不十分になることがある。閾電圧のキャンセルが不十分であると、個々の画素間で駆動用トランジスタの閾電圧のばらつきが残るため、画面のユニフォーミティが損なわれるという課題がある。
上述した従来の技術の課題に鑑み、本発明は限られた補正期間内で迅速に閾電圧補正機能を実行可能な画素回路を提供することを目的とする。かかる目的を達成するために以下の手段を講じた。即ち本発明は、行状の走査線と列状の信号線とが交差する部分に配され、少なくともサンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量と、発光素子とを含み、前記サンプリング用トランジスタは、該走査線から供給される制御信号に応じてオンし、該信号線から供給される映像信号をサンプリングして該保持容量に保持し、前記駆動用トランジスタは、該保持容量に保持された映像信号の信号電位に応じて駆動電流を該発光素子に流し、以って映像信号に応じた輝度で該発光素子が発光する画素回路であって、前記保持容量は、該映像信号のサンプリングに先立って、あらかじめ該駆動用トランジスタの閾電圧をキャンセルするための調整電位が書き込まれ、前記駆動用トランジスタの一対の電流端に、該調整電位の書き込みを補助するための補助容量が接続されていることを特徴とする。
好ましくは、前記駆動用トランジスタの一方の電流端に印加する電源電圧を低電位から高電位に切り換えて電流を流し、他方の電流端の電位が変動して該駆動用トランジスタがカットオフした時、該他方の電流端に現われる電位を該調整電位として該保持容量に保持し、前記補助容量は、該電源電圧の電位の切り換えによる電圧変動を該駆動用トランジスタの一方の電流端から他方の電流端にカップリングし、以って該駆動用トランジスタのカットオフを促進して該調整電位の書き込みを補助する。この場合、前記保持容量の両端は、該駆動用トランジスタの制御端と他方の電流端との間に接続しており、該保持容量の両端の電圧を該駆動用トランジスタの閾電圧より大きく設定した状態で、該電源電圧の電位を切り換える。
本発明によれば、駆動用トランジスタの一対の電流端(即ちソース及びドレイン)に補助容量を接続し、これにより保持容量に対する調整電位の書き込みを補助している。具体的には、この補助容量は電源電圧の電位の切換えによる電圧変動を駆動用トランジスタのドレイン側からソース側に容量カップリングし、以って駆動用トランジスタのカットオフを促進している。これにより駆動用トランジスタは短い補正期間であっても迅速にカットオフするため、カットオフ電圧に対応する調整電位を速やかに保持容量に書き込むことが出来る。これにより、短く限られた補正期間内で閾電圧補正機能を確実に実行することが可能となり、画面全体にわたって各駆動用トランジスタの閾電圧のばらつきをキャンセルすることが出来、画面のユニフォーミティを改善することが可能になる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1Aは、本発明にかかる表示装置の全体構成を示すブロック図である。図示する様に、本表示装置100は、画素アレイ部102とこれを駆動する駆動部(103,104,105)とからなる。画素アレイ部102は、行状の走査線WSL101〜10mと、列状の信号線DTL101〜10nと、両者が交差する部分に配された行列状の画素(PXLC)101と、各画素101の各行に対応して配された電源線DSL101〜10mとを備えている。駆動部(103,104,105)は、各走査線WSL101〜10mに順次制御信号を供給して画素101を行単位で線順次走査する主スキャナ(ライトスキャナWSCN)104と、この線順次走査に合わせて各電源線DSL101〜10mに第1電位と第2電位で切換る電源電圧を供給する電源スキャナ(DSCN)105と、この線順次走査に合わせて列状の信号線DTL101〜10nに映像信号となる信号電位と基準電位を供給する信号セレクタ(水平セレクタHSEL)103とを備えている。
図1Bは、図1Aに示した表示装置に含まれる画素回路101の具体的な構成を示す回路図である。図示するように、本発明にかかる画素回路101は、行状の走査線WSL101と列状の信号線DTL101とが交差する部分に配され、少なくともサンプリング用トランジスタ3Aと、駆動用トランジスタ3Bと、保持容量3Cと、発光素子3Dとを含む。本実施形態では、サンプリング用トランジスタ3Aと駆動用トランジスタ3BはいずれもNチャネル型の薄膜トランジスタである。発光素子3Dは例えば有機EL素子である。サンプリング用トランジスタ3Aは、その制御端(即ちゲート)が走査線WSL101に接続し、一対の電流端(即ちソースとドレイン)の一方が信号線DTL101に接続し、他方が駆動用トランジスタ3Bのゲートgに接続している。駆動用トランジスタ3Bのドレインdは電源供給線DSL101に接続する一方、そのソースsは発光素子3Dのアノードに接続している。発光素子3Dのカソードは所定のカソード電位3Hに接続している。保持容量3Cは駆動用トランジスタ3Bのゲートgとソースsとの間に接続されている。
かかる構成において、サンプリング用トランジスタ3Aは、走査線WSL101から供給される制御信号に応じてオンし、信号線DTL101から供給される映像信号をサンプリングして保持容量3Cに保持する。駆動用トランジスタ3Bは、保持容量3Cに保持された映像信号の信号電位に応じて駆動電流を発光素子3Dに流し、以って映像信号に応じた輝度で発光素子3Dが発光する。
ここで保持容量Cは、映像信号のサンプリングに先立って、予め駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthをキャンセルするための調整電位が書き込まれる。本発明の特徴事項として、駆動用トランジスタ3Bの一対の電流端(即ちドレインdとソースs)に、調整電位の書き込みを補助するための補助容量3Jが接続されている。
かかる構成を有する画素回路101に対して閾電圧補正動作を行わせるため、電源スキャナ105は駆動用トランジスタ3Bの一方の電流端(即ちドレインd)に印加する電源電圧を低電位から高電位に切換えて電流を流す。これにより駆動用トランジスタ3Bの他方の電流端(即ちソースs)の電位が変動して駆動用トランジスタ3Bがカットオフする。このとき駆動用トランジスタ3Bのソースsに現れるカットオフ電位を調整電位として保持容量3Cに保持する。その際、補助容量3Jは、電源線DSL101の電位の切換えによる電圧変動を駆動用トランジスタ3Bのドレインdからソースsにカップリングし、以って駆動用トランジスタ3Bのカットオフを促進して、調整電位の書き込みを補助している。前述したように保持容量3Cの両端は、駆動用トランジスタ3Bの制御端(ゲートg)と他方の電流端(ソースs)との間に接続しており、保持容量3Cの両端の電圧を駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthより大きく設定した状態で、電源線DSL101の電位を切換える。この後駆動用トランジスタのソース電位が前述した容量カップリングで速やかに上昇し、カットオフ電位に達する。駆動用トランジスタ3Bがカットオフしたときそのゲートgとソースsとの間に現れる電位が閾電圧Vthに相当する。これを調整電位としてそのまま保持容量3Cに保持することで、駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthをキャンセルすることが出来る。
図2Aは、図1Bに示した画素回路101の動作説明に供するタイミングチャートである。時間軸を共通にして、走査線(WSL101)の電位変化、電源線(DSL101)の電位変化及び信号線(DTL101)の電位変化を表してある。またこれらの電位変化と並行に、駆動用トランジスタ3Bのゲート電位(Vg)及びソース電位(Vs)の変化も表してある。
このタイミングチャートは、画素101の動作の遷移に合わせて期間を(B)〜(I)のように便宜的に区切ってある。発光期間(B)では発光素子3Dが発光状態にある。この後線順次走査の新しいフィールドに入ってまず最初の期間(C)で、電源供給線を低電位に切換える。次の期間(D)に進み、駆動用トランジスタのゲート電位Vg及びソース電位Vsを初期化する。この閾値補正準備期間(C)及び(D)で駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vg及びソース電位Vsをリセットすることで、閾電圧補正動作の準備が完了する。続いて閾値補正期間(E)で実際に閾電圧補正動作が行われ、駆動用トランジスタ3Bのゲートgとソースsとの間に閾電圧Vthに相当する調整電圧(キャンセル電圧)が保持される。実際には、Vthに相当する電圧が、駆動用トランジスタ3Bのゲートgとソースsとの間に接続された保持容量3Cに書き込まれることになる。
この後移動度補正の為の準備期間(F)及び(G)を経て、サンプリング期間/移動度補正期間(H)に進む。ここで映像信号の信号電位VinがVthに足し込まれる形で保持容量3Cに書き込まれると共に、移動度補正用の電圧ΔVが保持容量3Cに保持された電圧から差し引かれる。このサンプリング期間/移動度補正期間(H)では、信号線DTL101が信号電位Vinにある時間帯にサンプリグ用トランジスタ3Aを導通状態にするため、この時間帯よりパルス幅の短い制御信号を走査線WSL101に出力し、以って保持容量3Cに信号電位Vinを保持すると同時に駆動用トランジスタ3Bの移動度μに対する補正を信号電位Vinに加えている。
この後発光期間(I)に進み、信号電圧Vinに応じた輝度で発光素子が発光する。その際信号電圧Vinは閾電圧Vthに相当する電圧と移動度補正用の電圧ΔVとによって調整されているため、発光素子3Dの発光輝度は駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthや移動度μのばらつきの影響を受けることはない。なお、発光期間(I)の最初でブートストラップ動作が行われ、駆動用トランジスタ3Bのゲート−ソース間電圧Vgs=Vin+Vth−ΔVを一定に維持したまま、駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vg及びソース電位Vsが上昇する。
ここで閾値補正期間(E)では電源供給線DSL101の電位が低電位から高電位に切換る。このとき補助容量3Jは電源供給線の電位変動を駆動用トランジスタ3Bのドレインd側からソースs側にカップリングするため、駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsがすばやく上昇し、短時間で駆動用トランジスタ3Bがカットオフする。この様に駆動用トランジスタ3Bの一対の電流端に補助容量3Jを並列に接続することで、迅速に閾電圧補正動作を行うことが出来る。閾値補正期間(E)が短く限られた場合でも、確実に閾電圧補正動作を行うことが出来る。
仮に補助容量3Jがない場合、電源供給線DSL101の電位が低電位から高電位に切換った後、駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsが比較的穏やかに上昇するため、場合によっては閾値補正期間(E)が終わった時点でも、駆動用トランジスタ3Bがカットオフ状態に達していないことがある。この場合には閾電圧補正動作が不十分となるため、画素間で駆動用トランジスタの閾電圧ばらつきが残り、画面のユニフォーミティを損なうことがある。動作原理上閾電圧のばらつきは走査線単位で現れるため、画面には閾電圧のばらつきの影響が横スジ(水平方向の輝度ムラ)となって現れる。
引き続き図2B〜図2Iを参照して、図1Bに示した画素回路の動作を詳細に説明する。なお、図2B〜図2Iの図番は、図2Aに示したタイミングチャートの各期間(B)〜(I)にそれぞれ対応している。理解を容易にするため、図2B〜図2Iは、説明の都合上発光素子3Dの容量成分を容量素子3Iとして図示してある。先ず図2Bに示すように発光期間(B)では、電源供給線DSL101が高電位Vcc_H(第1電位)にあり、駆動用トランジスタ3Bが駆動電流Idsを発光素子3Dに供給している。図示する様に、駆動電流Idsは高電位Vcc_Hにある電源供給線DSL101から駆動用トランジスタ3Bを介して発光素子3Dを通り、共通接地配線3Hに流れ込んでいる。
続いて期間(C)に入ると図2Cに示すように、電源供給線DSL101を高電位Vcc_Hから低電位Vcc_Lに切換える。これにより電源供給線DSL101はVcc_Lまで放電され、さらに駆動用トランジスタ3Bのソース電位VsはVcc_Lに近い電位まで遷移する。電源供給線DSL101の配線容量が大きい場合は比較的早いタイミングで電源供給線DSL101を高電位Vcc_Hから低電位Vcc_Lに切換えると良い。この期間(C)を十分に確保することで、配線容量やその他の画素寄生容量の影響を受けないようにしておく。
次に期間(D)に進むと図2Dに示すように、走査線WSL101を低レベルから高レベルに切換えることで、サンプリング用トランジスタ3Aが導通状態になる。このとき映像信号線DTL101は基準電位Voにある。よって駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vgは導通したサンプリング用トランジスタ3Aを通じて映像信号線DTL101の基準電位Voとなる。これと同時に駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsは即座に低電位Vcc_Lに固定される。以上により駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsが映像信号線DTLの基準電位Voより十分低い電位Vcc_Lに初期化(リセット)される。具体的には駆動用トランジスタ3Bのゲート−ソース間電圧Vgs(ゲート電位Vgとソース電位Vsの差)が駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthより大きくなるように、電源供給線DSL101の低電位Vcc_L(第2電位)を設定する。
次に閾値補正期間(E)に進むと図2Eに示すように、電源供給線DSL101が低電位Vcc_Lから高電位Vcc_Hに遷移し、駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsが上昇を開始する。やがて駆動用トランジスタ3Bのゲート‐ソース間電圧Vgsが閾電圧Vthとなったところで電流がカットオフする。このようにして駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthに相当する電圧が保持容量3Cに書き込まれる。これが閾電圧補正動作である。このとき電流が専ら保持容量3C側に流れ、発光素子3D側には流れないようにするため、発光素子3Dがカットオフとなるように共通接地配線3Hの電位を設定しておく。ここで、電源供給線DSL101の電位がVcc_LからVcc_Hに切換った時、駆動用トランジスタ3BのドレインdがVcc_LからVcc_Hに持ち上がる。このドレインdの電位変動が補助容量3Jを通じて駆動用トランジスタ3Bのソースs側にカップリングされ、ソース電位Vsが速やかに上昇し、短時間でカットオフ電位Vo−Vthに達する。
期間(F)に進むと図2Fに示すように、走査線WSL101が低電位側に遷移し、サンプリング用トランジスタ3Aが一旦オフ状態になる。このとき駆動用トランジスタ3Bのゲートgはフローティングになるが、ゲート−ソース間電圧Vgsは駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthに等しいためカットオフ状態であり、ドレイン電流Idsは流れない。
続いて期間(G)に進むと図2Gに示すように、映像信号線DTL101の電位が基準電位Voからサンプリング電位(信号電位)Vinに遷移する。これにより、次のサンプリング動作及び移動度補正動作の準備が完了する。
サンプリング期間/移動度補正期間(H)に入ると、図2Hに示すように、走査線WSL101が高電位側に遷移してサンプリング用トランジスタ3Aがオン状態となる。したがって駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vgは信号電位Vinとなる。ここで発光素子3Dは始めカットオフ状態(ハイインピーダンス状態)にあるため、駆動用トランジスタ3Bのドレイン/ソース間電流Idsは発光素子容量3Iに流れ込み、充電を開始する。したがって駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsは上昇を開始し、やがて駆動用トランジスタ3Bのゲート−ソース間電圧VgsはVin+Vth−ΔVとなる。このようにして、信号電位Vinのサンプリングと補正量ΔVの調整が同時に行われる。Vinが高いほどIdsは大きくなり、ΔVの絶対値も大きくなる。したがって発光輝度レベルに応じた移動度補正が行われる。Vinを一定とした場合、駆動用トランジスタ3Bの移動度μが大きいほどΔVの絶対値が大きくなる。換言すると移動度μが大きいほど負帰還量ΔVが大きくなるので、画素ごとの移動度μのばらつきを取り除くことが出来る。
最後に発光期間(I)になると、図2Iに示すように、走査線WSL101が低電位側に遷移し、サンプリング用トランジスタ3Aはオフ状態となる。これにより駆動用トランジスタ3Bのゲートgは信号線DTL101から切り離される。同時にドレイン電流Idsが発光素子3Dを流れ始める。これにより発光素子3Dのアノード電位は駆動電流Idsに応じてVel上昇する。発光素子3Dのアノード電位の上昇は、即ち駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsの上昇に他ならない。駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsが上昇すると、保持容量3Cのブートストラップ動作により、駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vgも連動して上昇する。ゲート電位Vgの上昇量Velはソース電位Vsの上昇量Velに等しくなる。故に、発光期間中駆動用トランジスタ3Bのゲート‐ソース間電圧VgsはVin+Vth−ΔVで一定に保持される。
以上の説明から明らかなように、本発明にかかる表示装置は各画素が閾電圧補正機能及び移動度補正機能を備えている。図3は、かかる補正機能を備えた画素に含まれる駆動用トランジスタの電流/電圧特性を示すグラフである。このグラフは横軸に信号電位Vinを取り、縦軸に駆動電流Idsを取ってある。異なる画素A及びBについてそれぞれVin/Ids特性をグラフ化している。画素Aは閾電圧Vthが比較的低く移動度μが比較的大きいもので、画素Bは逆に閾電圧Vthが比較的高く移動度μが比較的小さいものである。
グラフ(1)は、閾値補正及び移動度補正共に行わなかった場合である。このときには画素A及び画素Bで閾電圧Vth及び移動度μの補正がまったく行われないため、Vthやμの違いでVin/Ids特性に大きな違いが出てしまう。したがって同じ信号電位Vinを与えても、駆動電流Ids即ち発光輝度が異なってしまい、画面のユニフォーミティが得られない。
グラフ(2)は閾値補正をかける一方移動度補正は行わない場合である。このとき画素Aと画素BでVthの違いはキャンセルされる。しかしながら移動度μの相違はそのまま現れている。したがってVinが高い領域(即ち輝度が高い領域)で、移動度μの違いが顕著に現れ、同じ階調でも輝度が違ってしまう。具体的には同じ階調(同じVin)で、μの大きい画素Aの輝度(駆動電流Ids)は高く、μの小さい画素Bの輝度は低くなっている。
グラフ(3)は閾値補正及び移動度補正共に行った場合であり、本発明に対応している。閾電圧Vth及び移動度μの相違は完全に補正され、その結果画素Aと画素BのVin/Ids特性は一致する。したがって全ての階調(Vin)で輝度(Ids)が画素AとBとで同一レベルとなり、画面のユニフォーミティが顕著に改善される。
グラフ(4)は参考例を表しており、移動度補正はかけたものの、閾電圧の補正が不十分な場合である。このときには閾電圧Vthの差が除去されないため、画素Aと画素Bでは低階調の領域で輝度(駆動電流Ids)に差が出てしまう。よって閾電圧の補正が不十分な場合は、低階調で輝度のムラが現れ画質を損なうことになる。前述したように閾値補正期間はサンプリング期間に先行しており、その時間幅が短く限られている。この限られた閾値補正期間で閾電圧補正動作が不十分であると、画面のユニフォーミティが損なわれる。
図4は、駆動用トランジスタの電流電圧特性を示すグラフである。特に駆動用トランジスタが飽和領域で動作しているときのドレイン‐ソース間電流Idsは、
Ids=(1/2)・μ・(W/L)・Cox・(Vgs−Vth)2
で表される。ここでμは移動度を示し、Wはゲート幅を表し、Lはゲート長を表し、Coxは単位面積あたりのゲート酸化膜容量を示す。このトランジスタ特性式から明らかなように、閾電圧Vthが変動すると、Vgsが一定であってもドレイン‐ソース間電流Idsが変動する。ここで本発明にかかる画素は、前述したように発光時のゲート‐ソース間電圧VgsがVin+Vth−ΔVで表されるため、これを上述のトランジスタ特性式に代入すると、ドレイン‐ソース間電流Idsは、
Ids=(1/2)・μ・(W/L)・Cox・(Vin−ΔV)2
で表されることになり、閾電圧Vthに依存しない。結果として、閾電圧Vthが製造プロセスにより変動しても、ドレイン‐ソース間電流Idsは変動せず、有機ELデバイスの発光輝度も変動しない。
Ids=(1/2)・μ・(W/L)・Cox・(Vgs−Vth)2
で表される。ここでμは移動度を示し、Wはゲート幅を表し、Lはゲート長を表し、Coxは単位面積あたりのゲート酸化膜容量を示す。このトランジスタ特性式から明らかなように、閾電圧Vthが変動すると、Vgsが一定であってもドレイン‐ソース間電流Idsが変動する。ここで本発明にかかる画素は、前述したように発光時のゲート‐ソース間電圧VgsがVin+Vth−ΔVで表されるため、これを上述のトランジスタ特性式に代入すると、ドレイン‐ソース間電流Idsは、
Ids=(1/2)・μ・(W/L)・Cox・(Vin−ΔV)2
で表されることになり、閾電圧Vthに依存しない。結果として、閾電圧Vthが製造プロセスにより変動しても、ドレイン‐ソース間電流Idsは変動せず、有機ELデバイスの発光輝度も変動しない。
このような閾電圧補正動作に割り当てられる閾電圧補正期間は比較的短時間に限られている。この限られた期間内に完了できないと、図3のグラフ(4)に示した不具合が生じる。このようなような不具合が生じないようにするため、本発明は駆動用トランジスタ3Bと並列に補助容量3Jを接続している。前述したように本発明にかかる画素回路101は、閾電圧補正動作時に、サンプリング用トランジスタ3Aがオンし、駆動用トランジスタ3Bのドレイン電位VdがVcc_LからVcc_Hに変化する。このとき補助容量3Jを通じた駆動用トランジスタ3Bのソース電位VsへのカップリングVは、次の式で表すことができる。
V=ΔVccP×Csub/(Csub+Coled)
ここでCsubは補助容量3Jの容量値、Coledは発光素子3Dの等価容量値、ΔVccPは駆動用トランジスタ3Bのドレインdに印加する電源電圧の振幅であり、Vcc_H−Vcc_Lで表される。上記の式から明らかなように、補助容量の容量値Csubが大きいほど、Vth補正動作時にソース電位Vsの上方変化がすばやく行われることになる。この容量カップリングを利用してVth補正動作を短時間で確実に行うことが可能である。
V=ΔVccP×Csub/(Csub+Coled)
ここでCsubは補助容量3Jの容量値、Coledは発光素子3Dの等価容量値、ΔVccPは駆動用トランジスタ3Bのドレインdに印加する電源電圧の振幅であり、Vcc_H−Vcc_Lで表される。上記の式から明らかなように、補助容量の容量値Csubが大きいほど、Vth補正動作時にソース電位Vsの上方変化がすばやく行われることになる。この容量カップリングを利用してVth補正動作を短時間で確実に行うことが可能である。
但しΔVccPやCsubの値が大き過ぎると、カップリングVが過度に入るため、ゲートgとソースsとの間の電圧VgsがVthよりも狭くなったり、最悪の場合ソース電位Vsがゲート電位Vgよりも上昇してしまうことがある。この様な状態では駆動用トランジスタ3Bが始めからオフしているため、閾電圧補正に必要な駆動用トランジスタ3Bのカットオフ動作を行うことが出来ない。そこで、駆動用トランジスタ3Bのカットオフ動作を保証するため回路定数が以下の式を満たすように設計する必要がある。
Vo−Vth>Vcc_L+ΔVccP×Csub/(Csub+Coled)
例えばVth補正動作前の駆動用トランジスタ3Bのソースsに対する初期化電圧Voが0V、Vcc_Lが−5V、Vcc_Hが15V、Coledが3pFだとする。駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthは一般的には2〜3Vである。ここで仮に閾電圧Vthを2Vとすると、補助容量3Jの容量値Csubは0.53pF以上に設計することで、上式を満たすことになる。この様に最適な容量値Csubを有する補助容量3Jを駆動用トランジスタ3Bと並列に接続することで、Vth補正動作をすばやく行うことが可能となる。
Vo−Vth>Vcc_L+ΔVccP×Csub/(Csub+Coled)
例えばVth補正動作前の駆動用トランジスタ3Bのソースsに対する初期化電圧Voが0V、Vcc_Lが−5V、Vcc_Hが15V、Coledが3pFだとする。駆動用トランジスタ3Bの閾電圧Vthは一般的には2〜3Vである。ここで仮に閾電圧Vthを2Vとすると、補助容量3Jの容量値Csubは0.53pF以上に設計することで、上式を満たすことになる。この様に最適な容量値Csubを有する補助容量3Jを駆動用トランジスタ3Bと並列に接続することで、Vth補正動作をすばやく行うことが可能となる。
図5は、本発明にかかる画素回路の他の実施形態を示す回路図である。理解を容易にするため、図1Bに示した先の実施形態と対応する部分には対応する参照番号を付してある。異なる点は、先の実施形態の画素回路が基本的に2個のトランジスタ3A,3Bで構成されていたのに対し、本実施形態の画素回路はサンプリング用トランジスタ3A、駆動用トランジスタ3Bに加えて、スイッチング用トランジスタ3Kを含むことである。このスイッチング用トランジスタ3KはPチャネル型で、電源ラインVccと駆動用トランジスタ3Bのドレインdとの間に接続されている。このスイッチングトランジスタ3Kを追加した代わりに、電源ラインはVccに固定されている。スイッチングトランジスタ3Kのゲートには走査線DSL101を介してドライブスキャナ105aが接続されている。このドライブスキャナ105aは先の実施形態の電源スキャナ105に代えて、スイッチングトランジスタ3Kをオンオフ制御するために用いられる。
図6は、図5に示した画素回路の動作説明に供するタイミングチャートである。理解を容易にするため、図2Aに示した先の実施形態のタイミングチャートと同様の表記を採用している。前のフィールドの発光期間(B)が終わると、次のフィールドの動作に進む。まず準備期間(C)でPチャネル型のスイッチングトランジスタ3Kをオフする。この動作により駆動用トランジスタ3Bのソース電位VsがVcat+VthELまで下がる。ここでVcatは発光素子3Dのカソード電位であり、VthELは同じく発光素子3Dの閾電圧である。その際サンプリング用トランジスタ3Aはオフであるため、保持容量3Cを介して駆動用トランジスタ3Bのゲート電位Vgも下がる。
次に期間(D)に進むとサンプリング用トランジスタ3Aがオンになるので、駆動用トランジスタ3Bのゲート電位VgがVsigHまで上昇する。このVsigHは映像信号線の信号電位である。このとき駆動用トランジスタ3Bのソース電位Vsは保持容量3Cを介してカップリングの影響を受けるが、発光素子3Dを通じて放電されるため再度Vcat+VthELに戻る。続いてサンプリング用トランジスタ3Aがオンのまま、映像信号線電位を基準電位VsigLに変化させる。このときのソース電位Vsへのカップリング量は(VsigH−VsigL)×Cs/(Cs+Coled)で表される。この式でCsは保持容量3Cの容量値である。このカップリングにより、駆動用トランジスタ3Bのソース電位VsはVcat+VthELからカップリング分だけ低い電位となる。
次に閾値補正期間(E)に入るとスイッチングトランジスタ3Kがオンし、先の実施形態と同様な原理でVth補正動作が行われる。即ちスイッチングトランジスタ3Kがオンすると電源Vccから駆動用トランジスタ3Bを通って電流が流れる。このとき発光素子3Dは逆バイアス状態なので電流はもっぱら保持容量3Cと発光素子3Dの等価容量の充電に使われ、ソース電位Vsが上昇していく。丁度駆動用トランジスタ3Bのゲートgとソースsの電位差VgsがVthに達した時点で駆動用トランジスタ3Bがカットオフする。本実施形態でも駆動用トランジスタ3Bと並列に補助容量3Jが接続されているため、スイッチングトランジスタ3Kのオンと同時に速やかにソース電位Vsが上昇し、短時間で駆動用トランジスタ3Bはカットオフに達することが出来る。
その後期間(F)を経て信号書き込み期間(G)に至り、サンプリング用トランジスタ3Aがオンした状態で映像信号線を基準電位VsigLから信号電位VsigHに変化させる。この信号電位VsigHが駆動用トランジスタ3Bのゲートgに書き込まれる。
この後移動度補正期間(H)に入りスイッチングトランジスタ3Kをオンすることで、駆動用トランジスタ3Bの移動度μの補正動作を行う。この移動度補正期間(H)の終期でサンプリング用トランジスタ3Aがオフし、発光期間(I)に入る。
本実施形態でもVth補正動作時に駆動用トランジスタ3Bのドレインdが低電位から高電位に変化している。駆動用トランジスタ3Bと並列に補助容量3Jを接続することで、ドレインd側の電位変化をソースs側にカップリングすることが出来、Vth補正動作を補助してすばやく完了させることが可能になる。
100…表示装置、101…画素、102…画素アレイ部、103…水平セレクタ、104…ライトスキャナ、105…電源スキャナ、3A…サンプリング用トランジスタ、3B…駆動用トランジスタ、3C…保持容量、3D…発光素子、3J…補助容量
Claims (4)
- 行状の走査線と列状の信号線とが交差する部分に配され、少なくともサンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量と、発光素子とを含み、
前記サンプリング用トランジスタは、該走査線から供給される制御信号に応じてオンし、該信号線から供給される映像信号をサンプリングして該保持容量に保持し、
前記駆動用トランジスタは、該保持容量に保持された映像信号の信号電位に応じて駆動電流を該発光素子に流し、以って映像信号に応じた輝度で該発光素子が発光する画素回路であって、
前記保持容量は、該映像信号のサンプリングに先立って、あらかじめ該駆動用トランジスタの閾電圧をキャンセルするための調整電位が書き込まれ、
前記駆動用トランジスタの一対の電流端に、該調整電位の書き込みを補助するための補助容量が接続されていることを特徴とする画素回路。 - 前記駆動用トランジスタの一方の電流端に印加する電源電圧を低電位から高電位に切り換えて電流を流し、他方の電流端の電位が変動して該駆動用トランジスタがカットオフした時、該他方の電流端に現われる電位を該調整電位として該保持容量に保持し、
前記補助容量は、該電源電圧の電位の切り換えによる電圧変動を該駆動用トランジスタの一方の電流端から他方の電流端にカップリングし、以って該駆動用トランジスタのカットオフを促進して該調整電位の書き込みを補助することを特徴とする請求項1記載の画素回路。 - 前記保持容量の両端は、該駆動用トランジスタの制御端と他方の電流端との間に接続しており、該保持容量の両端の電圧を該駆動用トランジスタの閾電圧より大きく設定した状態で、該電源電圧の電位を切り換えることを特徴とする請求項2記載の画素回路。
- 画素アレイ部と駆動部とからなり、
前記画素アレイ部は、行状の走査線と、列状の信号線と、これらが交差する部分に行列状に配された画素とを含み、
前記駆動部は、該走査線に制御信号を供給するスキャナと、該信号線に映像信号を供給するセレクタとを含み、
前記画素は、少なくともサンプリング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、保持容量と、発光素子とを含み、
前記サンプリング用トランジスタは、該走査線から供給される制御信号に応じてオンし、該信号線から供給される映像信号をサンプリングして該保持容量に保持し、
前記駆動用トランジスタは、該保持容量に保持された映像信号の信号電位に応じて駆動電流を該発光素子に流し、以って映像信号に応じた輝度で該発光素子が発光する表示装置であって、
前記保持容量は、該映像信号のサンプリングに先立って、あらかじめ該駆動用トランジスタの閾電圧をキャンセルするための調整電位が書き込まれ、
前記駆動用トランジスタの一対の電流端に、該調整電位の書き込みを補助するための補助容量が接続されていることを特徴とする表示装置。
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JP2006322759A JP2008139363A (ja) | 2006-11-30 | 2006-11-30 | 画素回路及び表示装置 |
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JP2012108192A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-06-07 | Toshiba Mobile Display Co Ltd | 表示装置および表示装置の駆動方法 |
CN109844851A (zh) * | 2016-09-27 | 2019-06-04 | 堺显示器制品株式会社 | 液晶显示装置的亮度不均修正方法以及修正数据生成装置 |
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-
2006
- 2006-11-30 JP JP2006322759A patent/JP2008139363A/ja active Pending
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