JP4544004B2 - パレット - Google Patents
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Description
特許文献1には、載置台と横スライド部を備えるパレットが開示されている。このパレットは、載置台に角型パイプで形成した床部材を備え、横スライド部に丸型パイプで形成した横スライド部材を備えている。このパレットは、床部材の角型パイプに横スライド部材の丸型パイプを挿入してスライドさせ、載置面積を調整し、所望の載置面積となる位置で横スライド部材を床部材に対して固定することができる。このパレットによれば、所望の載置面積に調整した状態で、荷役作業を行うことができる。
特許文献2には、主パレットと補助パレットを備えるパレットが開示されている。主パレットは、所定間隔をあけて平行に設けた2以上の桟と、その桟の上側に段違いに固定された複数の上面部材と、その桟の下側に段違いに固定された複数の下面部材を備えている。補助パレットは、主パレットの桟と平行に且つ主パレットの隣接する桟と桟との間隔よりも狭い間隔で設けた複数の補助桟と、その補助桟の上側に段違いに固定された複数の上面補助部材と、その補助桟の下側に段違いに固定された複数の下面補助部材とを備えている。このパレットでは、補助パレットに設けられた補助桟が主パレットの桟と桟の間に設けられ、その補助桟が主パレットの桟と桟の間を移動可能となるように、補助パレットを主パレットに取り付ける。このパレットによっても、所望の載置面積に調整した状態で、荷役作業を行うことができる。
特許文献3には、複数の分割パレットから構成されるパレットが開示されている。分割パレットは、互いの取付け位置を調整可能であって、頭付部材ないしピンによって位置決めがなされる。このパレットによっても、所望の載置面積に調整した状態で、荷役作業を行うことができる。
特許文献1のパレットの場合、横スライド部を載置台から抜き取ることによって、損傷した部品のみを新たな部品と交換することができる。しかしながら、載置台から横スライド部を抜き出すためには、横スライド部を載置台に対して平行な状態で完全に引出さなければならず、その作業を行うための広いスペースを確保しておかなければならない。また、横スライド部材の丸型パイプや床部材の角型パイプが錆付いた場合に、横スライド部材が床部材に噛み込んでしまい、容易に抜き取ることができない場合がある。
特許文献2のパレットでは、補助パレットが主パレットに対して着脱不能に取付けられているため、損傷した部品のみを交換することは困難である。
特許文献3のパレットでは、例えば1つの分割パレットが損傷した場合に、多数の頭付部材ないしピンを取り外し、損傷した分割パレットを取り外し、新たな分割パレットを用意して、その取付け位置を調整し、頭付部材ないしピンを再び取り付ける必要がある。作業者は治工具を用いて、手間の掛かる作業をしなければならない。
上述のように、従来の載置面積が調整可能なパレットにおいては、容易に着脱が可能なわけではなかった。従って、一部でも損傷したパレットは補修することなく廃棄され、パレットが損傷するたびに新たなパレットを用意して、荷役作業を行っていた。
作業者が把持梁を握ってスライドフレームをベースフレームから引出すと、スライドフレームの支持梁とベースフレームの案内梁が当接しながら、スライドフレームはベースフレームに対して摺動する。スライドフレームの第1係合部がベースフレームの第1被係合部と係合すると、スライドフレームはそれ以上引出されることがない。このようにスライドフレームを展開した状態であれば、大きな載置面積が確保され、大型の荷物をパレット上に載置することができる。
逆に作業者が把持梁を握ってスライドフレームをベースフレームに押込むと、スライドフレームの支持梁とベースフレームの案内梁が当接しながら、スライドフレームはベースフレームに対して摺動する。スライドフレームの第2係合部がベースフレームの第2被係合部と係合すると、スライドフレームはそれ以上押込まれることがない。このようにスライドフレームを収容した状態であれば、パレットは小さな載置面積となり、小型の荷物を載置する場合であっても、パレットが余計な場所をとることがない。使用済みのパレットを返却する場合、あるいは使用済みのパレットを保管する場合にも、小型のパレットとして扱うことが可能であり、余計な場所をとることがない。
上記の取外し作業は、特別な治工具を用いることなく、一人の作業者の単純な動作のみによって作業を完了することができる。またスライドフレームをベースフレームに対して傾斜させることによって、支持梁と案内梁が当接する面積は小さくなり、スライドフレームを取り外す際の摺動抵抗は小さいものとなる。従って、支持梁や案内梁が錆付いてしまった場合であっても、それほどの力をかけることなく、スライドフレームをベースフレームから取り外すことができる。さらにスライドフレームを傾斜させた状態で斜めに引き抜くため、スライドフレームの取り外しのために要する作業スペースは小さい。
このパレットによれば、作業者が把持梁を握る際に、把持梁を握った手の周囲に他の部材がない状態で、スライドフレームを押込んだり、引出したりする作業を行うことができる。作業中に手が挟まれて怪我をする事態を未然に防止することができ、作業の安全性が確保される。
このパレットによれば、作業者は把持梁の手持ち表示を視認してから、把持梁の手持ち表示のある部位を握って作業することができる。作業者が誤って他の部位を握って操作することを防止することができる。経験の浅い作業者であっても、危険な動作をすることが無く、安全に作業を行うことができる。
このパレットによれば、荷役作業に使用しないパレットを倉庫等に返却して保管する場合に、折畳んだ支柱がスライドフレームの移動を規制するため、予期しないスライドフレームの飛び出しを防止することができる。パレットの周囲の作業者や設備の損傷を未然に防止することが可能であり、安全性が確保される。
(形態1)
載置面積が調整可能なパレットであって、ベースフレームと、ベースフレームを挟んで対向する一対のスライドフレームを備え、
(1)前記スライドフレームはそれぞれ、
(1-1)把持梁と、
(1-2)一方の端部が把持梁に固定され、把持梁の伸びる方向に対して垂直に伸び、互いに平行な2以上の支持梁と、
(1-3)支持梁に設けられた第1係合部と、
(1-4)支持梁に設けられた第2係合部を備え、
(2)前記ベースフレームは、
(2-1)前記支持梁と側面で当接し、スライドフレームの側方への移動を規制する、互いに平行な2以上の案内梁と、
(2-2)案内梁の上側に段違いに固定され、案内梁と交差する方向に伸びる上側補助梁と、
(2-3)上側補助梁よりも外側において案内梁の下側に段違いに固定され、案内梁と交差する方向に伸びる下側補助梁と、
(2-4)前記第1係合部に対応する第1被係合部と、
(2-5)前記第2係合部に対応する第2被係合部を備え、
前記支持梁は、前記案内梁と上側補助梁と下側補助梁に当接した状態で、ベースフレームに対して摺動可能であって、
スライドフレームをベースフレームから引出して展開した状態で第1係合部と第1被係合部が係合し、
スライドフレームをベースフレームに押込んで収容した状態で第2係合部と第2被係合部が係合する
ことを特徴とするパレット。
(形態2)
載置面積が調整可能なパレットであって、スライドフレームと一対のベースフレームを備え、
(1)前記スライドフレームの各々は、
(1-1)把持梁と、
(1-2)一方の端部が把持梁に固定され、把持梁の伸びる方向に対して垂直に伸び、互いに平行な2以上の支持梁と、
(1-3)支持梁に設けられた第1係合部と、
(1-4)支持梁に設けられた第2係合部を備え、
(2)前記ベースフレームは、
(2-1)前記支持梁と側面で当接し、スライドフレームの側方への移動を規制する、互いに平行な2以上の案内梁と、
(2-2)案内梁の上側に段違いに固定され、案内梁と交差する方向に伸びる上側補助梁と、
(2-3)上側補助梁よりもスライド方向外側において案内梁の下側に段違いに固定され、案内梁と交差する方向に伸びる下側補助梁と、
(2-4)前記第1係合部に対応する第1被係合部と、
(2-5)前記第2係合部に対応する第2被係合部を備え、
一方のスライドフレームの一対の支持梁は一対の案内梁の外側側面に当接し、
他方のスライドフレームの一対の支持梁は前記一対の案内梁の内側側面に当接し、
各々の支持梁は、前記案内梁の側面と上側補助梁の下面と下側補助梁の上面に当接した状態で、ベースフレームに対して摺動可能であって、
スライドフレームをベースフレームから引出して展開した状態で第1係合部と第1被係合部が係合し、
スライドフレームをベースフレームに押込んで収容した状態で第2係合部と第2被係合部が係合する
ことを特徴とするパレット。
以下、本発明を具現化した実施例について図面を参照して説明する。
図1に本実施例のパレット102の概要を示す。パレット102はベースフレーム104と、2つのスライドフレーム106a、106bを備えている。
スライドフレーム106a、106bは、それぞれベースフレーム104に対して摺動可能である。作業者がスライドフレーム106aの手持ち表示部108aを両手で握り、スライドフレーム106aをベースフレーム104へ押込むと、スライドフレーム106aはベースフレーム104に収容される。スライドフレーム106bについても、作業者が手持ち表示部108bを両手で握り、ベースフレーム104へ押込むと、スライドフレーム106bはベースフレーム104へ収容される。
図2はスライドフレーム106a、106bがベースフレーム104に押込まれ、収容された状態を示している。ベースフレーム104に収容されたスライドフレーム106a、106bは、作業者が手持ち表示部108a、108bを握ってベースフレーム104から引出すと、ベースフレーム104の外部へ展開して、図1に示す形態になる。
スライドフレーム106aは、把持梁302と、支持梁304a、304b、304cを備えている。
把持梁302は作業者が握ることが可能な断面を備える角材である。把持梁302は作業者の肩幅程度の間隔で配置された2つの手持ち表示108aを備えている。手持ち表示108aには作業者の掌の幅程度の領域に、把持梁302の他の部位とは異なる色が着色されている。
支持梁304a、304b、304cは、一方の端部を把持梁302に固定され、把持梁302が伸びる方向に対して垂直な方向に伸びる角材である。把持梁302は支持梁304a、304b、304cの上側に段違いに固定されている。
スライドフレーム106aの支持梁304b、304cの先端近傍には、第1係合部306が設けられている。本実施例のパレット102においては、第1係合部306は支持梁304b、304cの間に渡された角材である。第1係合部306はベースフレーム104の第1被係合部358aと係り合って、スライドフレーム106aが引出される方向の移動を規制する。
スライドフレーム106aの支持梁304a、304b、304cの上側には、段違いに第2係合部に相当する係合梁308が設けられている。係合梁308はベースフレーム104の上側補助梁354aと当接して、スライドフレーム106aが押込まれる方向の移動を規制する。
一対の案内梁352a、352bは、その外側側面でスライドフレーム106aの一対の支持梁304a、304bと当接する。さらにその一対の案内梁352a、352bは、その内側側面で図3では図示されないスライドフレーム106bの一対の支持梁304b、304cと当接する。上記した案内梁と支持梁の当接によって、スライドフレーム106a、106bは、ベースフレーム104に対して側方への移動を規制される。
一対の案内梁352b、352cは、その内側側面でスライドフレーム106aの一対の支持梁304b、304cと当接する。さらにその一対の案内梁352b、352cは、その外側側面で図3では図示されないスライドフレーム106bの一対の支持梁304a、304bと当接する。上記した案内梁と支持梁の当接によっても、スライドフレーム106a、106bは、ベースフレーム104に対して側方への移動を規制される。
上記のように、ベースフレーム104の一対の案内梁352a、352bは、一方のスライドフレーム106aの一対の支持梁304a、304bと外側側面で当接し、他方のスライドフレーム106bの一対の支持梁304b、304cと内側側面で当接している。従って、スライドフレーム106a、106bを摺動させた場合でも、スライドフレーム106aの支持梁304a、304bと、スライドフレーム106bの支持梁304b、304cは、互いに干渉することがない。またベースフレーム104の一対の案内梁352b、352cは、一方のスライドフレーム106aの一対の支持梁304b、304cと内側側面で当接し、他方のスライドフレーム106bの一対の支持梁304a、304bと外側側面で当接している。従って、スライドフレーム106a、106bを摺動させた場合でも、スライドフレーム106aの支持梁304b、304cと、スライドフレーム106bの支持梁304aと304bは、互いに干渉することがない。
上側補助梁354aには、第1被係合部である、下方に向いた突起358aが設けられている。突起358aはスライドフレーム106aの第1係合部306と係合して、スライドフレーム106aが引出される方向の移動を規制する。
また上側補助梁354aは第2被係合部としても機能する。上側補助梁354aは、側面でスライドフレーム106aの係合梁308と係合し、スライドフレーム106aが押込まれる方向の移動を規制する。
またベースフレーム104は、スライドフレーム106bに対応して、上側補助梁354b、下側補助梁356b、突起358bを備えている。これらの構成は、スライドフレーム106aに対応する、上側補助梁354a、下側補助梁356a、突起358aと同様であるから、説明を略す。
フレーム載置台402は、ベースフレーム104を載置可能なフレーム載置面404と、支柱406、408、410と、フォーク挿入口412を備えている。
フレーム載置面402は複数の凹状溝414を備えている。ベースフレーム104をフレーム載置面404に載置すると、フレーム載置面402の凹状溝414にベースフレーム104の下側補助梁356a、356bが嵌合して、ベースフレーム104はフレーム載置面402に対する移動を規制される。
支柱406、408、410は、フレーム載置面402の周囲に立設されており、付け根で折畳みが可能である。図4では立設した状態を2点鎖線で示し、折畳んだ状態を実線で示している。パレット102上に荷物を載置する場合、支柱406、408、410は折畳むことなく、立設された状態で使用され、パレット102上に載置された荷物の横方向の移動を防止する。荷物が載置されたパレット102は、フォーク挿入口412を介して、フォークリフト等によって搬送される。
パレット102が荷物を載置しておらず、スライドフレーム106a、106bがベースフレーム104に収容されている場合、支柱406、408、410を折畳むことができる。スライドフレーム106a、106bを収容したベースフレーム104を載置した状態で支柱406を折畳むと、支柱406はスライドフレーム106a、106bの把持梁302の外側側面と係合して、スライドフレーム106a、106bの移動を規制する。この状態では支柱406がストッパの役割を果たし、スライドフレーム106a、106bが不意に外部へ飛び出すことが防止される。荷物を載置していない状態のパレット102を、安全に持ち運びすることができる。
本発明に関連した参考例を説明する。
図5は参考例のパレット502の概要を示している。参考例のパレット502は、フレーム載置台(図示されない)と、ベースフレーム504と、スライドフレーム506a、506bとを備えている。スライドフレーム506a、506bは、それぞれベースフレーム504に対して摺動可能である。
把持梁508は作業者が握ることが可能な断面形状を備える角材であって、手持ち表示509aを備えている。
支持梁510a、510b、510c、510dは互いに平行な角材であって、一方の端部を把持梁508の下側に段違いに固定されている。
支持梁510a、510dは、その先端近傍に第1係合部512aを備えている。第1係合部512aは、支持梁510a、510dの上面に配置された、上方を向く突起である。第1係合部512aは、ベースフレーム504の上側補助梁554aと係合して、スライドフレーム506aがベースフレーム504から引出される方向の移動を規制する。
また支持梁510a、510dは、第1係合部512aと把持梁508の間に、第2係合部514aを備えている。第2係合部514aは、支持梁510a、510dの上面に配置された、上方を向く突起である。第2係合部514aは、ベースフレーム504の上側補助梁554aと係合して、スライドフレーム506aがベースフレーム504へ押込まれる方向の移動を規制する。
スライドフレーム506bは、スライドフレーム506aと同様の構成を備えているから、説明を省略する。
ベースフレーム504は、案内梁552a、552b、552c、552d、552e、552fの上部に、上側補助梁554a、554bを備えている。またベースフレーム504は、案内梁552a、552b、552c、552d、552e、552fの下側に、下側補助梁556a、556bを備えている。
上側補助梁554aは、スライドフレーム506aの第1係合部512aと係合して、スライドフレーム506aを引出す方向の移動を規制する。同様に、上側補助梁554bは、スライドフレーム506bの第1係合部512bと係合して、スライドフレーム506bを引出す方向の移動を規制する。
さらに上側補助梁554aは、スライドフレーム506aの第2係合部514aと係合して、スライドフレーム506aを押込む方向の移動も規制する。同様に、上側補助梁554bは、スライドフレーム506bの第2係合部514bと係合して、スライドフレーム506bを押込む方向の移動を規制する。
ベースフレーム504は、下側補助梁556a、556bをフレーム載置台(図示されない)の凹状溝に嵌合することで、その移動を規制されている。
スライドフレーム506aをベースフレーム504へ押込んでいくと、図2に示すように、第2係合部514aが上側補助梁554aと係合して、スライドフレーム506aはベースフレーム504に収容された状態となる。
またスライドフレーム506aをベースフレーム504から引出していくと、図1に示すように、第1係合部512aが上側補助梁554aと係合して、スライドフレーム506aはベースフレーム504から展開された状態となる。
同様に、スライドフレーム506bもベースフレーム504に対して摺動可能である。スライドフレーム506bを押込んでいくと、スライドフレーム506bはベースフレーム504に収容された状態となり、スライドフレーム506bを引出していくと、スライドフレーム506bはベースフレーム504から展開された状態となる。
リンク560は2つの線状孔566a、566bを備える板状部材である。スライドフレーム506aの支持梁510a、510bに配置されたピン516aは、リンク560の線状孔566aに挿入されている。スライドフレーム506aはリンク560に揺動可能かつ線状孔566aの伸びる方向に移動可能に連結されている。スライドフレーム506bもリンク560に揺動可能かつ線状孔566bの伸びる方向に移動可能に連結されている。
リンク560の中心は、ベースフレーム504の中央上部に設けられた中央梁562に配置されたピン564に揺動可能に連結されている。
また作業者が一方のスライドフレーム506aをベースフレーム504に押込むと、リンク560を介して他方のスライドフレーム506bにもベースフレーム504に押込む方向の荷重が付与され、スライドフレーム506bも押込まれる。
参考例のパレットによれば、作業者は作業位置を変えることなく、一回の動作によって、両方のスライドフレームを押込んだり、引出したりすることができる。パレットの載置面積を容易に変更することが可能となり、荷役に係る作業性が飛躍的に向上する。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
104・・・ベースフレーム
106a、106b・・・スライドフレーム
108a、108b・・・手持ち表示
302・・・把持梁
304a、304b、304c・・・支持梁
306・・・第1係合部
308・・・係合梁(第2係合部)
352a、352b、352c・・・案内梁
354a、354b・・・上側補助梁(第2被係合部を兼ねる)
356a、356b・・・下側補助梁
358a、358b・・・突起(第1被係合部)
402・・・フレーム載置台
404・・・フレーム載置面
406、408、410・・・支柱
412・・・フォーク挿入口
414・・・凹状溝
502・・・パレット
504・・・ベースフレーム
506a、506b・・・スライドフレーム
508a、508b・・・把持梁
509a、509b・・・手持ち表示
510a、510b、510c、510d、511a、511b、511c、511d・・・支持梁
512a、512b・・・突起(第1係合部)
514a、514b・・・突起(第2係合部)
516a、516b・・・ピン
552a、552b、552c、552d、552e、552f・・・案内梁
554a、554b・・・上側補助梁(第1被係合部、第2被係合部を兼ねる)
556a、556b・・・下側補助梁
560・・・リンク
562・・・中央梁
564・・・ピン
566a、566b・・・線状孔
Claims (4)
- 載置面積が調整可能なパレットであって、スライドフレームとベースフレームを備え、
(1)前記スライドフレームは、
(1-1)把持梁と、
(1-2)一方の端部が前記把持梁に固定され、前記把持梁の伸びる方向に対して垂直に伸び、互いに平行な2以上の支持梁と、
(1-3)前記支持梁に設けられた第1係合部と、
(1-4)前記支持梁に設けられた第2係合部を備え、
(2)前記ベースフレームは、
(2-1)前記支持梁と側面で当接し、前記スライドフレームの側方への移動を規制する、互いに平行な2以上の案内梁と、
(2-2)前記案内梁の上側に段違いに固定され、前記案内梁と交差する方向に伸びる上側補助梁と、
(2-3)前記上側補助梁よりも外側において前記案内梁の下側に段違いに固定され、前記案内梁と交差する方向に伸びる下側補助梁と、
(2-4)前記スライドフレームと前記ベースフレームとが平行に配置された状態で、前記第1係合部と係合可能な位置に設けられた第1被係合部と、
(2-5)前記スライドフレームと前記ベースフレームとが平行に配置された状態で、前記第2係合部と係合可能な位置に設けられた第2被係合部を備え、
前記スライドフレームと前記ベースフレームとが平行に配置された状態で、前記支持梁は、前記上側補助梁と前記下側補助梁との間に配置され、前記案内梁と前記上側補助梁と前記下側補助梁に当接した状態で、前記ベースフレームに対して摺動可能であって、
前記スライドフレームと前記ベースフレームとが平行に配置された状態であって、かつ、前記スライドフレームを前記ベースフレームから引出して展開した状態で前記第1係合部と前記第1被係合部が係合し、
前記スライドフレームと前記ベースフレームとが平行に配置された状態であって、かつ、前記スライドフレームを前記ベースフレームに押込んで収容した状態で前記第2係合部と前記第2被係合部が係合し、
前記スライドフレームの前記第1係合部も前記第2係合部も係合していない状態で、前記把持梁が前記支持梁の先端に対して上昇する方向に、前記スライドフレームを前記ベースフレームに対して傾斜させることによって、傾斜に伴って前記第1係合部と前記第1被係合部の高さ方向の位置関係がずれ、さらに、この状態で、傾斜した前記スライドフレームを前記支持梁の伸びる方向に沿って引出すことによって、前記支持梁が前記上側補助梁と前記下側補助梁との間を通って引き抜かれ、前記スライドフレームは、前記第1係合部が前記第1被係合部と係り合うことなく、前記ベースフレームから取り外すことができる
ことを特徴とするパレット。 - 前記支持梁の一方の端部が、把持梁の下側に段違いに固定されていることを特徴とする請求項1のパレット。
- 前記把持梁に、手持ち表示を備えることを特徴とする請求項2のパレット。
- (3)フレーム載置台をさらに備え、そのフレーム載置台は、
(3-1)前記下側補助梁が嵌合する溝を備えるフレーム載置面と、
(3-2)フレーム載置面の周囲に立設され、付け根で折畳み可能である支柱を備え、
スライドフレームを収容したベースフレームをフレーム載置面に載置すると、折畳んだ支柱が前記把持梁と係合し、スライドフレームの移動を規制することを特徴とする請求項1のパレット。
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2005
- 2005-03-31 JP JP2005102892A patent/JP4544004B2/ja not_active Expired - Fee Related
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