JP4544004B2 - パレット - Google Patents

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本発明は、載置面積を調整することができるパレットに関する。
一般に、貨物の運搬および格納用の荷台としてパレットが広く普及しており、このようなパレットの上に載置した貨物を、フォークリフト等によってパレットごと運搬し、倉庫内に格納するといった荷役作業が日常的に行われている。しかしながら、パレット上に載置する貨物の大きさは大小さまざまであるにも関わらず、従来より一般的に使用されているパレットはその載置面積が一定であった。そのため、貨物の運搬や格納を効率的に行うには、貨物の大きさに応じた載置面積を有するパレットを予め多種類用意しておいて、必要に応じてパレットを交換しなければならず、非常に煩わしい作業を必要としていた。
そこで、載置面積を調整することができるパレットが提案されている。
特許文献1には、載置台と横スライド部を備えるパレットが開示されている。このパレットは、載置台に角型パイプで形成した床部材を備え、横スライド部に丸型パイプで形成した横スライド部材を備えている。このパレットは、床部材の角型パイプに横スライド部材の丸型パイプを挿入してスライドさせ、載置面積を調整し、所望の載置面積となる位置で横スライド部材を床部材に対して固定することができる。このパレットによれば、所望の載置面積に調整した状態で、荷役作業を行うことができる。
特許文献2には、主パレットと補助パレットを備えるパレットが開示されている。主パレットは、所定間隔をあけて平行に設けた2以上の桟と、その桟の上側に段違いに固定された複数の上面部材と、その桟の下側に段違いに固定された複数の下面部材を備えている。補助パレットは、主パレットの桟と平行に且つ主パレットの隣接する桟と桟との間隔よりも狭い間隔で設けた複数の補助桟と、その補助桟の上側に段違いに固定された複数の上面補助部材と、その補助桟の下側に段違いに固定された複数の下面補助部材とを備えている。このパレットでは、補助パレットに設けられた補助桟が主パレットの桟と桟の間に設けられ、その補助桟が主パレットの桟と桟の間を移動可能となるように、補助パレットを主パレットに取り付ける。このパレットによっても、所望の載置面積に調整した状態で、荷役作業を行うことができる。
特許文献3には、複数の分割パレットから構成されるパレットが開示されている。分割パレットは、互いの取付け位置を調整可能であって、頭付部材ないしピンによって位置決めがなされる。このパレットによっても、所望の載置面積に調整した状態で、荷役作業を行うことができる。
特開平7−257574号公報 特開平11−29145号公報 実公平7−20019号公報
パレットをフォークリフト等によって運搬する場合に、載置面積の拡張に伴って側方に張出した部分を柱や壁などに引っ掛けたり衝突させたりすることがある。パレットは軽量であるほど好ましいため、一般に載置される荷物を保持するための強度は確保されているものの、衝突に対する強度は確保されていない。従って、衝突によってパレットは損傷する。このようなパレットの損傷は、荷役作業においてしばしば発生する。損傷したパレットをそのまま使用することはできない。損傷した部品を新たな部品と交換するか、パレットそのものを新たなパレットと交換する必要がある。
従来の載置面積を調整可能なパレットでは、部品の交換を容易に行うことができないという課題があった。
特許文献1のパレットの場合、横スライド部を載置台から抜き取ることによって、損傷した部品のみを新たな部品と交換することができる。しかしながら、載置台から横スライド部を抜き出すためには、横スライド部を載置台に対して平行な状態で完全に引出さなければならず、その作業を行うための広いスペースを確保しておかなければならない。また、横スライド部材の丸型パイプや床部材の角型パイプが錆付いた場合に、横スライド部材が床部材に噛み込んでしまい、容易に抜き取ることができない場合がある。
特許文献2のパレットでは、補助パレットが主パレットに対して着脱不能に取付けられているため、損傷した部品のみを交換することは困難である。
特許文献3のパレットでは、例えば1つの分割パレットが損傷した場合に、多数の頭付部材ないしピンを取り外し、損傷した分割パレットを取り外し、新たな分割パレットを用意して、その取付け位置を調整し、頭付部材ないしピンを再び取り付ける必要がある。作業者は治工具を用いて、手間の掛かる作業をしなければならない。
上述のように、従来の載置面積が調整可能なパレットにおいては、容易に着脱が可能なわけではなかった。従って、一部でも損傷したパレットは補修することなく廃棄され、パレットが損傷するたびに新たなパレットを用意して、荷役作業を行っていた。
損傷した部品(スライドする部品)だけを新たな部品と容易に交換することができれば、パレットごと廃棄することなく、損傷した部品のみを廃棄して、新たな部品で補修したパレットをそのまま使用することができる。費用と資源の無駄を省いて、効率よく荷役作業を実施することができる。
本発明では上記の課題を解決する。本発明では、載置面積を調整可能なパレットであって、部品(スライドする部品)が損傷した場合でも容易に損傷した部品だけを新たな部品と交換することが可能なパレットを提供する。
本発明のパレットは、載置面積を調整することが可能なパレットである。そのパレットは、スライドフレームとベースフレームとを備えている。そのスライドフレームは、把持梁と、一方の端部が把持梁に固定され、把持梁の伸びる方向に対して垂直に伸び、互いに平行な2以上の支持梁と、支持梁に設けられた第1係合部と、支持梁に設けられた第2係合部を備えている。そのベースフレームは、スライドフレームの支持梁と側面で当接し、スライドフレームの側方への移動を規制する、互いに平行な2以上の案内梁と、案内梁の上側に段違いに固定され、案内梁と交差する方向に伸びる上側補助梁と、上側補助梁よりも外側において、案内梁の下側に段違いに固定され、案内梁と交差する方向に伸びる下側補助梁と、スライドフレームとベースフレームとが平行に配置された状態で、スライドフレームの第1係合部と係合可能な位置に設けられた第1被係合部と、スライドフレームとベースフレームとが平行に配置された状態で、スライドフレームの第2係合部と係合可能な位置に設けられた第2被係合部とを備えている。そのスライドフレームの支持梁は、スライドフレームとベースフレームとが平行に配置された状態で、上側補助梁と下側補助梁との間に配置され、ベースフレームの案内梁と上側補助梁と下側補助梁に当接した状態で、ベースフレームに対して摺動可能であって、スライドフレームとベースフレームとが平行に配置された状態であって、かつ、スライドフレームをベースフレームから引出して展開した状態で第1係合部と第1被係合部が係合し、スライドフレームとベースフレームとが平行に配置された状態であって、かつ、スライドフレームをベースフレームに押込んで収容した状態で第2係合部と第2被係合部が係合する。スライドフレームの第1係合部も第2係合部も係合していない状態で、把持梁が支持梁の先端に対して上昇する方向に、スライドフレームをベースフレームに対して傾斜させることによって、傾斜に伴って第1係合部と第1被係合部の高さ方向の位置関係がずれ、さらに、この状態で、傾斜したスライドフレームを支持梁の伸びる方向に沿って引出すことによって、支持梁が上側補助梁と下側補助梁との間を通って引き抜かれ、スライドフレームは、第1係合部が第1被係合部と係り合うことなく、ベースフレームから取り外すことができることを特徴とする。
本発明のパレットは、スライドフレームをベースフレームに対して摺動させて、スライドフレームをベースフレームに押込んだり、ベースフレームから引出したりすることによって、荷物の載置面積を調整することができる。
作業者が把持梁を握ってスライドフレームをベースフレームから引出すと、スライドフレームの支持梁とベースフレームの案内梁が当接しながら、スライドフレームはベースフレームに対して摺動する。スライドフレームの第1係合部がベースフレームの第1被係合部と係合すると、スライドフレームはそれ以上引出されることがない。このようにスライドフレームを展開した状態であれば、大きな載置面積が確保され、大型の荷物をパレット上に載置することができる。
逆に作業者が把持梁を握ってスライドフレームをベースフレームに押込むと、スライドフレームの支持梁とベースフレームの案内梁が当接しながら、スライドフレームはベースフレームに対して摺動する。スライドフレームの第2係合部がベースフレームの第2被係合部と係合すると、スライドフレームはそれ以上押込まれることがない。このようにスライドフレームを収容した状態であれば、パレットは小さな載置面積となり、小型の荷物を載置する場合であっても、パレットが余計な場所をとることがない。使用済みのパレットを返却する場合、あるいは使用済みのパレットを保管する場合にも、小型のパレットとして扱うことが可能であり、余計な場所をとることがない。
上記のパレットでは、スライドフレームをベースフレームから容易に取り外すことが可能である。作業者はスライドフレームの第1係合部も第2係合部も係合していない状態で、把持梁が支持梁の先端に対して上昇する方向に、スライドフレームをベースフレームに対して傾斜させる。傾斜に伴ってスライドフレームの第1係合部とベースフレームの第1被係合部の高さ方向の位置関係がずれる。この状態で、傾斜したスライドフレームを支持梁の伸びる方向に沿って引出すことで、第1係合部が第1被係合部と係り合うことなく、上側補助梁と下側補助梁の間に挿入された支持梁を引き抜くことができる。このようにして、ベースフレームからスライドフレームを取り外すことができる。
上記の取外し作業は、特別な治工具を用いることなく、一人の作業者の単純な動作のみによって作業を完了することができる。またスライドフレームをベースフレームに対して傾斜させることによって、支持梁と案内梁が当接する面積は小さくなり、スライドフレームを取り外す際の摺動抵抗は小さいものとなる。従って、支持梁や案内梁が錆付いてしまった場合であっても、それほどの力をかけることなく、スライドフレームをベースフレームから取り外すことができる。さらにスライドフレームを傾斜させた状態で斜めに引き抜くため、スライドフレームの取り外しのために要する作業スペースは小さい。
上記のパレットでは、取り外されたスライドフレームをベースフレームへ取り付ける作業も容易に行うことができる。作業者は把持梁が支持梁の先端に対して上昇する方向にスライドフレームをベースフレームに対して傾斜させて、スライドフレームの支持梁の先端がベースフレームの上側補助梁と下側補助梁の間を通るように、スライドフレームをベースフレームに挿入する。スライドフレームを支持梁が伸びる方向に沿って挿入していき、スライドフレームの第1係合部がベースフレームの第1被係合部よりも奥へ到達した時点で、スライドフレームの傾斜をもとに戻す。このようにしてスライドフレームをベースフレームに取り付けることが可能であり、取付けられたスライドフレームはベースフレームに対して摺動することができる。この取り付け作業も、特別な治工具を用いることなく、一人の作業者の単純な動作のみによって作業を完了することができ、それほどの力をかけることなくスライドフレームをベースフレームから取り外すことが可能であり、作業に要するスペースは小さいもので済む。
上記のパレットにおいて、スライドフレームの支持梁は、一方の端部を把持梁の下側に段違いに固定されていることが好ましい。
このパレットによれば、作業者が把持梁を握る際に、把持梁を握った手の周囲に他の部材がない状態で、スライドフレームを押込んだり、引出したりする作業を行うことができる。作業中に手が挟まれて怪我をする事態を未然に防止することができ、作業の安全性が確保される。
上記のパレットにおいては、スライドフレームの把持梁に、手持ち表示を備えることがさらに好ましい。
このパレットによれば、作業者は把持梁の手持ち表示を視認してから、把持梁の手持ち表示のある部位を握って作業することができる。作業者が誤って他の部位を握って操作することを防止することができる。経験の浅い作業者であっても、危険な動作をすることが無く、安全に作業を行うことができる。
上記のパレットは、フレーム載置台をさらに備え、そのフレーム載置台は、ベースフレームの下側補助梁が嵌合する溝を備えるフレーム載置面と、フレーム載置面の周囲に立設され、付け根で折畳み可能である支柱とを備え、スライドフレームを収容したベースフレームをフレーム載置面に載置した状態において、折畳んだ支柱がスライドフレームの把持梁と係合し、スライドフレームの移動を規制することが望ましい。
このパレットによれば、荷役作業に使用しないパレットを倉庫等に返却して保管する場合に、折畳んだ支柱がスライドフレームの移動を規制するため、予期しないスライドフレームの飛び出しを防止することができる。パレットの周囲の作業者や設備の損傷を未然に防止することが可能であり、安全性が確保される。
本発明のパレットは、スライドフレームをベースフレームに対して摺動させることで容易に載置面積を変更することが可能であって、スライドフレームをベースフレームに対して容易に着脱することが可能である。従って、スライドフレームやベースフレームが損傷した場合でも、損傷した部品のみを新たな部品と容易に交換することができる。費用と資源の無駄を省いて、効率よく荷役作業を実施することができる。
以下、本発明を具現化した実施例について図面を参照して説明する。最初に実施例の主要な特徴を列記する。
(形態1)
載置面積が調整可能なパレットであって、ベースフレームと、ベースフレームを挟んで対向する一対のスライドフレームを備え、
(1)前記スライドフレームはそれぞれ、
(1-1)把持梁と、
(1-2)一方の端部が把持梁に固定され、把持梁の伸びる方向に対して垂直に伸び、互いに平行な2以上の支持梁と、
(1-3)支持梁に設けられた第1係合部と、
(1-4)支持梁に設けられた第2係合部を備え、
(2)前記ベースフレームは、
(2-1)前記支持梁と側面で当接し、スライドフレームの側方への移動を規制する、互いに平行な2以上の案内梁と、
(2-2)案内梁の上側に段違いに固定され、案内梁と交差する方向に伸びる上側補助梁と、
(2-3)上側補助梁よりも外側において案内梁の下側に段違いに固定され、案内梁と交差する方向に伸びる下側補助梁と、
(2-4)前記第1係合部に対応する第1被係合部と、
(2-5)前記第2係合部に対応する第2被係合部を備え、
前記支持梁は、前記案内梁と上側補助梁と下側補助梁に当接した状態で、ベースフレームに対して摺動可能であって、
スライドフレームをベースフレームから引出して展開した状態で第1係合部と第1被係合部が係合し、
スライドフレームをベースフレームに押込んで収容した状態で第2係合部と第2被係合部が係合する
ことを特徴とするパレット。
(形態2)
載置面積が調整可能なパレットであって、スライドフレームと一対のベースフレームを備え、
(1)前記スライドフレームの各々は、
(1-1)把持梁と、
(1-2)一方の端部が把持梁に固定され、把持梁の伸びる方向に対して垂直に伸び、互いに平行な2以上の支持梁と、
(1-3)支持梁に設けられた第1係合部と、
(1-4)支持梁に設けられた第2係合部を備え、
(2)前記ベースフレームは、
(2-1)前記支持梁と側面で当接し、スライドフレームの側方への移動を規制する、互いに平行な2以上の案内梁と、
(2-2)案内梁の上側に段違いに固定され、案内梁と交差する方向に伸びる上側補助梁と、
(2-3)上側補助梁よりもスライド方向外側において案内梁の下側に段違いに固定され、案内梁と交差する方向に伸びる下側補助梁と、
(2-4)前記第1係合部に対応する第1被係合部と、
(2-5)前記第2係合部に対応する第2被係合部を備え、
一方のスライドフレームの一対の支持梁は一対の案内梁の外側側面に当接し、
他方のスライドフレームの一対の支持梁は前記一対の案内梁の内側側面に当接し、
各々の支持梁は、前記案内梁の側面と上側補助梁の下面と下側補助梁の上面に当接した状態で、ベースフレームに対して摺動可能であって、
スライドフレームをベースフレームから引出して展開した状態で第1係合部と第1被係合部が係合し、
スライドフレームをベースフレームに押込んで収容した状態で第2係合部と第2被係合部が係合する
ことを特徴とするパレット。
(第1実施例)
以下、本発明を具現化した実施例について図面を参照して説明する。
図1に本実施例のパレット102の概要を示す。パレット102はベースフレーム104と、2つのスライドフレーム106a、106bを備えている。
スライドフレーム106a、106bは、それぞれベースフレーム104に対して摺動可能である。作業者がスライドフレーム106aの手持ち表示部108aを両手で握り、スライドフレーム106aをベースフレーム104へ押込むと、スライドフレーム106aはベースフレーム104に収容される。スライドフレーム106bについても、作業者が手持ち表示部108bを両手で握り、ベースフレーム104へ押込むと、スライドフレーム106bはベースフレーム104へ収容される。
図2はスライドフレーム106a、106bがベースフレーム104に押込まれ、収容された状態を示している。ベースフレーム104に収容されたスライドフレーム106a、106bは、作業者が手持ち表示部108a、108bを握ってベースフレーム104から引出すと、ベースフレーム104の外部へ展開して、図1に示す形態になる。
図3はスライドフレーム106aとベースフレーム104の構成を示す。スライドフレーム106bはスライドフレーム106aと同一の構成を備えているため、説明を省略する。
スライドフレーム106aは、把持梁302と、支持梁304a、304b、304cを備えている。
把持梁302は作業者が握ることが可能な断面を備える角材である。把持梁302は作業者の肩幅程度の間隔で配置された2つの手持ち表示108aを備えている。手持ち表示108aには作業者の掌の幅程度の領域に、把持梁302の他の部位とは異なる色が着色されている。
支持梁304a、304b、304cは、一方の端部を把持梁302に固定され、把持梁302が伸びる方向に対して垂直な方向に伸びる角材である。把持梁302は支持梁304a、304b、304cの上側に段違いに固定されている。
スライドフレーム106aの支持梁304b、304cの先端近傍には、第1係合部306が設けられている。本実施例のパレット102においては、第1係合部306は支持梁304b、304cの間に渡された角材である。第1係合部306はベースフレーム104の第1被係合部358aと係り合って、スライドフレーム106aが引出される方向の移動を規制する。
スライドフレーム106aの支持梁304a、304b、304cの上側には、段違いに第2係合部に相当する係合梁308が設けられている。係合梁308はベースフレーム104の上側補助梁354aと当接して、スライドフレーム106aが押込まれる方向の移動を規制する。
ベースフレーム104は案内梁352a、352b、352cを備えている。案内梁352a、352b、352cは、スライドフレーム106aの支持梁304a、304b、304cと同一の断面を備える角材である。ベースフレーム104の案内梁352a、352b、352cは、スライドフレーム106aの支持梁304a、304b、304cと側面で当接し、なおかつ図3では図示されないスライドフレーム106bの支持梁とも側面で当接するように、その位置を調整されている。
一対の案内梁352a、352bは、その外側側面でスライドフレーム106aの一対の支持梁304a、304bと当接する。さらにその一対の案内梁352a、352bは、その内側側面で図3では図示されないスライドフレーム106bの一対の支持梁304b、304cと当接する。上記した案内梁と支持梁の当接によって、スライドフレーム106a、106bは、ベースフレーム104に対して側方への移動を規制される。
一対の案内梁352b、352cは、その内側側面でスライドフレーム106aの一対の支持梁304b、304cと当接する。さらにその一対の案内梁352b、352cは、その外側側面で図3では図示されないスライドフレーム106bの一対の支持梁304a、304bと当接する。上記した案内梁と支持梁の当接によっても、スライドフレーム106a、106bは、ベースフレーム104に対して側方への移動を規制される。
上記のように、ベースフレーム104の一対の案内梁352a、352bは、一方のスライドフレーム106aの一対の支持梁304a、304bと外側側面で当接し、他方のスライドフレーム106bの一対の支持梁304b、304cと内側側面で当接している。従って、スライドフレーム106a、106bを摺動させた場合でも、スライドフレーム106aの支持梁304a、304bと、スライドフレーム106bの支持梁304b、304cは、互いに干渉することがない。またベースフレーム104の一対の案内梁352b、352cは、一方のスライドフレーム106aの一対の支持梁304b、304cと内側側面で当接し、他方のスライドフレーム106bの一対の支持梁304a、304bと外側側面で当接している。従って、スライドフレーム106a、106bを摺動させた場合でも、スライドフレーム106aの支持梁304b、304cと、スライドフレーム106bの支持梁304aと304bは、互いに干渉することがない。
ベースフレーム104の案内梁352a、352b、352cの上側には、段違いに上側補助梁354aが設けられている。また案内梁352a、352b、352cの下側には、段違いに下側補助梁356aが設けられている。下側補助梁356aは、上側補助梁354aよりもスライド方向外側に設けられている。
上側補助梁354aには、第1被係合部である、下方に向いた突起358aが設けられている。突起358aはスライドフレーム106aの第1係合部306と係合して、スライドフレーム106aが引出される方向の移動を規制する。
また上側補助梁354aは第2被係合部としても機能する。上側補助梁354aは、側面でスライドフレーム106aの係合梁308と係合し、スライドフレーム106aが押込まれる方向の移動を規制する。
またベースフレーム104は、スライドフレーム106bに対応して、上側補助梁354b、下側補助梁356b、突起358bを備えている。これらの構成は、スライドフレーム106aに対応する、上側補助梁354a、下側補助梁356a、突起358aと同様であるから、説明を略す。
スライドフレーム106aをベースフレーム104へ組み付ける場合について説明する。作業者はスライドフレーム106aの手持ち表示108aのある部位を両手で握り、スライドフレーム106aをベースフレーム104に対して、把持梁302が上昇する方向に傾斜させた状態で保持する。そして、支持梁304a、304b、304cの先端が、ベースフレーム104の上側補助梁354aと下側補助梁356aの間を通るように、スライドフレーム106aをベースフレーム104に挿入する。スライドフレーム106aの第1係合部306がベースフレーム104の第1被係合部358aより奥にまで到達した時点で、スライドフレーム106aの傾斜を緩めて、ベースフレーム104に対して平行な状態まで戻す。これによって、スライドフレーム106aはベースフレーム104に組み付けられる。スライドフレーム106bについても、スライドフレーム106aと同様にしてベースフレーム104に組み付けられる。
スライドフレーム106aをベースフレーム104へ組み付けると、スライドフレーム106aはベースフレーム104に対して摺動させることができる。作業者はスライドフレーム106aをベースフレーム104へ押込んで収容することもできるし、スライドフレーム106aをベースフレーム104から引出して展開することもできる。
スライドフレーム106aをベースフレーム104へ組み付けた状態で、スライドフレーム106aをベースフレーム104へ押込むと、スライドフレーム106aの支持梁304a、304b、304cの側面とベースフレーム104の案内梁352a、352b、352cの側面が摺れ合いながら、スライドフレーム106aはベースフレーム104の内部へ向けて移動していく。スライドフレーム106aの係合梁308と、ベースフレーム104の上側補助梁354aが係合すると、スライドフレーム106aはそれ以上押込まれることがない。このようにして、図2の如くスライドフレーム106aはベースフレーム104へ収容される。スライドフレーム106bも、同様にして、ベースフレーム104へ収容される。スライドフレーム106a、106bをベースフレーム104へ収容した状態で、パレット102は上部に荷物を載置することができる。
スライドフレーム106aをベースフレーム104へ組み付けた状態で、スライドフレーム106aをベースフレーム104から引出すと、スライドフレーム106aの支持梁304a、304b、304cの側面とベースフレーム104の案内梁352a、352b、352cの側面が摺れ合いながら、スライドフレーム106aはベースフレーム104の外部へ向けて移動していく。スライドフレーム106aの第1係合部306と、ベースフレーム104の第1被係合部358aが係り合うと、スライドフレーム106aはそれ以上引出されることがない。このようにして、図1の如くスライドフレーム106aはベースフレーム104から展開される。スライドフレーム106bについても、同様にして、ベースフレーム104から展開される。スライドフレーム106a、106bをベースフレーム104から展開した状態で、パレット102は上部に荷物を載置することができる。スライドフレーム106aは、支持梁304a、304b、304cをベースフレーム104の下側補助梁356aと上側補助梁354aを支点として片持ち支持されており、上部に載置された荷物を安定して保持することができる。スライドフレーム106bも同様に、上部に載置された荷物を安定して保持することができる。
スライドフレーム106aをベースフレーム104から取り外す場合について説明する。スライドフレーム106aがベースフレーム104に対して押込む方向にも引出す方向にも摺動可能な状態で、スライドフレーム106aの把持梁302を上側へ持ち上げると、スライドフレーム106aをベースフレーム104に対して傾斜させることができる。傾斜したスライドフレーム106aを支持梁304a、304b、304cに沿う方向に引出していくと、スライドフレーム106aの支持梁304a、304b、304cは上側補助梁354aと下側補助梁356aの間を通って引き抜かれ、スライドフレーム106aはベースフレーム104から取り外される。スライドフレーム106bについても同様である。
図4はスライドフレーム106a、106bを収容したベースフレーム104が、フレーム載置台402に載置された状態を示している。
フレーム載置台402は、ベースフレーム104を載置可能なフレーム載置面404と、支柱406、408、410と、フォーク挿入口412を備えている。
フレーム載置面402は複数の凹状溝414を備えている。ベースフレーム104をフレーム載置面404に載置すると、フレーム載置面402の凹状溝414にベースフレーム104の下側補助梁356a、356bが嵌合して、ベースフレーム104はフレーム載置面402に対する移動を規制される。
支柱406、408、410は、フレーム載置面402の周囲に立設されており、付け根で折畳みが可能である。図4では立設した状態を2点鎖線で示し、折畳んだ状態を実線で示している。パレット102上に荷物を載置する場合、支柱406、408、410は折畳むことなく、立設された状態で使用され、パレット102上に載置された荷物の横方向の移動を防止する。荷物が載置されたパレット102は、フォーク挿入口412を介して、フォークリフト等によって搬送される。
パレット102が荷物を載置しておらず、スライドフレーム106a、106bがベースフレーム104に収容されている場合、支柱406、408、410を折畳むことができる。スライドフレーム106a、106bを収容したベースフレーム104を載置した状態で支柱406を折畳むと、支柱406はスライドフレーム106a、106bの把持梁302の外側側面と係合して、スライドフレーム106a、106bの移動を規制する。この状態では支柱406がストッパの役割を果たし、スライドフレーム106a、106bが不意に外部へ飛び出すことが防止される。荷物を載置していない状態のパレット102を、安全に持ち運びすることができる。
本実施例のパレット102によれば、スライドフレーム106a、106bをベースフレーム104に対して、押込んだり引出したりすることによって、載置面積を調整することができる。パレット102を小さな載置面積とする場合には、作業者はスライドフレーム106a、106bをベースフレーム104へ押込んで、スライドフレーム106a、106bがベースフレーム104に収容された状態とする。パレット102を大きな載置面積とする場合には、作業者はスライドフレーム106a、106bをベースフレーム104から引出して、スライドフレーム106a、106bがベースフレーム104から展開した状態とする。上記した載置面積の変更は、作業者が特別な治工具を用いることなく、容易に行うことができる。
本実施例のパレット102は、作業者が特別な治工具を用いることなく、容易にスライドフレーム106a、106bの着脱をすることができる。これによって、例えばフォークリフト等による運搬作業の際にスライドフレーム106aが損傷した場合であっても、スライドフレーム106aのみを新たな部品と交換して、荷役作業を継続することができる。ベースフレーム104が損傷した場合にも、スライドフレーム106a、106bを取り外し、ベースフレーム104のみを新たな部品と交換して、荷役作業を継続することができる。
本実施例のパレット102によれば、作業者がスライドフレーム106a、106bの手持ち表示108a、108bを握ってスライドフレーム106a、106bを押込んだり引出したりしている間、作業者の手の周囲には空間が確保されており、部材間で手を挟まれることがない。経験の浅い作業者であっても、怪我をすることなく安全にパレットの展開や収容をすることができる。
参考例)
本発明に関連した参考例を説明する。
図5は参考例のパレット502の概要を示している。参考例のパレット502は、フレーム載置台(図示されない)と、ベースフレーム504と、スライドフレーム506a、506bとを備えている。スライドフレーム506a、506bは、それぞれベースフレーム504に対して摺動可能である。
スライドフレーム506aは、把持梁508と、支持梁510a、510b、510c、510dを備えている。
把持梁508は作業者が握ることが可能な断面形状を備える角材であって、手持ち表示509aを備えている。
支持梁510a、510b、510c、510dは互いに平行な角材であって、一方の端部を把持梁508の下側に段違いに固定されている。
支持梁510a、510dは、その先端近傍に第1係合部512aを備えている。第1係合部512aは、支持梁510a、510dの上面に配置された、上方を向く突起である。第1係合部512aは、ベースフレーム504の上側補助梁554aと係合して、スライドフレーム506aがベースフレーム504から引出される方向の移動を規制する。
また支持梁510a、510dは、第1係合部512aと把持梁508の間に、第2係合部514aを備えている。第2係合部514aは、支持梁510a、510dの上面に配置された、上方を向く突起である。第2係合部514aは、ベースフレーム504の上側補助梁554aと係合して、スライドフレーム506aがベースフレーム504へ押込まれる方向の移動を規制する。
スライドフレーム506bは、スライドフレーム506aと同様の構成を備えているから、説明を省略する。
ベースフレーム504は、案内梁552a、552b、552c、552d、552e、552fを備えている。案内梁552a、552b、552c、552d、552e、552fは互いに平行な角材であって、スライドフレーム506aの支持梁510a、510b、510c、510d、およびスライドフレーム506bの支持梁511a、511b、511c、511dと側面で当接するように、その位置と断面形状を調整されている。
ベースフレーム504は、案内梁552a、552b、552c、552d、552e、552fの上部に、上側補助梁554a、554bを備えている。またベースフレーム504は、案内梁552a、552b、552c、552d、552e、552fの下側に、下側補助梁556a、556bを備えている。
上側補助梁554aは、スライドフレーム506aの第1係合部512aと係合して、スライドフレーム506aを引出す方向の移動を規制する。同様に、上側補助梁554bは、スライドフレーム506bの第1係合部512bと係合して、スライドフレーム506bを引出す方向の移動を規制する。
さらに上側補助梁554aは、スライドフレーム506aの第2係合部514aと係合して、スライドフレーム506aを押込む方向の移動も規制する。同様に、上側補助梁554bは、スライドフレーム506bの第2係合部514bと係合して、スライドフレーム506bを押込む方向の移動を規制する。
ベースフレーム504は、下側補助梁556a、556bをフレーム載置台(図示されない)の凹状溝に嵌合することで、その移動を規制されている。
スライドフレーム506aは、支持梁510a、510b、510c、510dがベースフレーム504の案内梁552a、552b、552c、552d、552e、552fと側面で当接した状態で、ベースフレーム504に対して摺動可能である。スライドフレーム506aは、ベースフレーム504の下側補助梁556aと上側補助梁554aを支点として片持ちで保持されている。
スライドフレーム506aをベースフレーム504へ押込んでいくと、図2に示すように、第2係合部514aが上側補助梁554aと係合して、スライドフレーム506aはベースフレーム504に収容された状態となる。
またスライドフレーム506aをベースフレーム504から引出していくと、図1に示すように、第1係合部512aが上側補助梁554aと係合して、スライドフレーム506aはベースフレーム504から展開された状態となる。
同様に、スライドフレーム506bもベースフレーム504に対して摺動可能である。スライドフレーム506bを押込んでいくと、スライドフレーム506bはベースフレーム504に収容された状態となり、スライドフレーム506bを引出していくと、スライドフレーム506bはベースフレーム504から展開された状態となる。
図1に示すように、スライドフレーム506a、506bは、ベースフレーム504を支点とするリンク560によって互いに連結されている。
リンク560は2つの線状孔566a、566bを備える板状部材である。スライドフレーム506aの支持梁510a、510bに配置されたピン516aは、リンク560の線状孔566aに挿入されている。スライドフレーム506aはリンク560に揺動可能かつ線状孔566aの伸びる方向に移動可能に連結されている。スライドフレーム506bもリンク560に揺動可能かつ線状孔566bの伸びる方向に移動可能に連結されている。
リンク560の中心は、ベースフレーム504の中央上部に設けられた中央梁562に配置されたピン564に揺動可能に連結されている。
作業者が一方のスライドフレーム506aをベースフレーム504から引出すと、リンク560を介して他方のスライドフレーム506bにもベースフレーム504から引出す方向の荷重が付与され、スライドフレーム506bも引出される。
また作業者が一方のスライドフレーム506aをベースフレーム504に押込むと、リンク560を介して他方のスライドフレーム506bにもベースフレーム504に押込む方向の荷重が付与され、スライドフレーム506bも押込まれる。
第1実施例のパレットでは、載置面積を調整する場合に、スライドフレームごとに押込んだり引出したりする必要があり、作業者はその都度作業位置を変更して、それぞれのスライドフレームを押込んだり、引出したりしなければならなかった。
参考例のパレットによれば、作業者は作業位置を変えることなく、一回の動作によって、両方のスライドフレームを押込んだり、引出したりすることができる。パレットの載置面積を容易に変更することが可能となり、荷役に係る作業性が飛躍的に向上する。
参考例のパレット502は、リンク560はベースフレーム504およびスライドフレーム506a、506bの上部に配置されており、容易に着脱することができる。リンク560を取り外した状態では、第1実施例のパレット102と同様、スライドフレーム506をベースフレーム504に対して容易に着脱することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
図1はスライドフレーム106a、106bがベースフレーム104から展開されたパレット102を示す図である。(第1実施例) 図2はスライドフレーム106a、106bがベースフレーム104に収容されたパレット102を示す図である。(第1実施例) 図3はスライドフレーム106aとベースフレーム104を別個に示す図である。(第1実施例) 図4はスライドフレーム106a、106bを収容したベースフレーム104がフレーム載置台402に載置された状態のパレット102を示す図である。(第1実施例) 図5はベースフレーム504を支点としてリンク560を介して結合されたスライドフレーム506a、506bが展開されたパレット502を示す図である。(参考例) 図6はベースフレーム504を支点としてリンク560を介して結合されたスライドフレーム506a、506bが収容されたパレット502を示す図である。(参考例)
符号の説明
102・・・パレット
104・・・ベースフレーム
106a、106b・・・スライドフレーム
108a、108b・・・手持ち表示
302・・・把持梁
304a、304b、304c・・・支持梁
306・・・第1係合部
308・・・係合梁(第2係合部)
352a、352b、352c・・・案内梁
354a、354b・・・上側補助梁(第2被係合部を兼ねる)
356a、356b・・・下側補助梁
358a、358b・・・突起(第1被係合部)
402・・・フレーム載置台
404・・・フレーム載置面
406、408、410・・・支柱
412・・・フォーク挿入口
414・・・凹状溝
502・・・パレット
504・・・ベースフレーム
506a、506b・・・スライドフレーム
508a、508b・・・把持梁
509a、509b・・・手持ち表示
510a、510b、510c、510d、511a、511b、511c、511d・・・支持梁
512a、512b・・・突起(第1係合部)
514a、514b・・・突起(第2係合部)
516a、516b・・・ピン
552a、552b、552c、552d、552e、552f・・・案内梁
554a、554b・・・上側補助梁(第1被係合部、第2被係合部を兼ねる)
556a、556b・・・下側補助梁
560・・・リンク
562・・・中央梁
564・・・ピン
566a、566b・・・線状孔

Claims (4)

  1. 載置面積が調整可能なパレットであって、スライドフレームとベースフレームを備え、
    (1)前記スライドフレームは、
    (1-1)把持梁と、
    (1-2)一方の端部が前記把持梁に固定され、前記把持梁の伸びる方向に対して垂直に伸び、互いに平行な2以上の支持梁と、
    (1-3)前記支持梁に設けられた第1係合部と、
    (1-4)前記支持梁に設けられた第2係合部を備え、
    (2)前記ベースフレームは、
    (2-1)前記支持梁と側面で当接し、前記スライドフレームの側方への移動を規制する、互いに平行な2以上の案内梁と、
    (2-2)前記案内梁の上側に段違いに固定され、前記案内梁と交差する方向に伸びる上側補助梁と、
    (2-3)前記上側補助梁よりも外側において前記案内梁の下側に段違いに固定され、前記案内梁と交差する方向に伸びる下側補助梁と、
    (2-4)前記スライドフレームと前記ベースフレームとが平行に配置された状態で、前記第1係合部と係合可能な位置に設けられた第1被係合部と、
    (2-5)前記スライドフレームと前記ベースフレームとが平行に配置された状態で、前記第2係合部と係合可能な位置に設けられた第2被係合部を備え、
    前記スライドフレームと前記ベースフレームとが平行に配置された状態で、前記支持梁は、前記上側補助梁と前記下側補助梁との間に配置され、前記案内梁と前記上側補助梁と前記下側補助梁に当接した状態で、前記ベースフレームに対して摺動可能であって、
    前記スライドフレームと前記ベースフレームとが平行に配置された状態であって、かつ、前記スライドフレームを前記ベースフレームから引出して展開した状態で前記第1係合部と前記第1被係合部が係合し、
    前記スライドフレームと前記ベースフレームとが平行に配置された状態であって、かつ、前記スライドフレームを前記ベースフレームに押込んで収容した状態で前記第2係合部と前記第2被係合部が係合し、
    前記スライドフレームの前記第1係合部も前記第2係合部も係合していない状態で、前記把持梁が前記支持梁の先端に対して上昇する方向に、前記スライドフレームを前記ベースフレームに対して傾斜させることによって、傾斜に伴って前記第1係合部と前記第1被係合部の高さ方向の位置関係がずれ、さらに、この状態で、傾斜した前記スライドフレームを前記支持梁の伸びる方向に沿って引出すことによって、前記支持梁が前記上側補助梁と前記下側補助梁との間を通って引き抜かれ、前記スライドフレームは、前記第1係合部が前記第1被係合部と係り合うことなく、前記ベースフレームから取り外すことができる
    ことを特徴とするパレット。
  2. 前記支持梁の一方の端部が、把持梁の下側に段違いに固定されていることを特徴とする請求項1のパレット。
  3. 前記把持梁に、手持ち表示を備えることを特徴とする請求項2のパレット。
  4. (3)フレーム載置台をさらに備え、そのフレーム載置台は、
    (3-1)前記下側補助梁が嵌合する溝を備えるフレーム載置面と、
    (3-2)フレーム載置面の周囲に立設され、付け根で折畳み可能である支柱を備え、
    スライドフレームを収容したベースフレームをフレーム載置面に載置すると、折畳んだ支柱が前記把持梁と係合し、スライドフレームの移動を規制することを特徴とする請求項1のパレット。
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