JP2013153955A - 高所作業用安全支柱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高所作業の安全確保のためにロープ等の索体を取り付けるべく、下部を、水平面内に長穴を有しその下に支持板が設けられた連結部分に対し簡単に挿入して立てることのできる高所作業用安全支柱を提供する。
【解決手段】 筒体10の内側に軸体20が挿入されていて、当該軸体20は、筒体10に対し、螺旋状の案内経路12を有する案内手段11に従って長さ方向とともに周方向に螺旋状に相対変位する。軸体20の下部に、特定の角度姿勢で長穴3aを通過することができ、当該軸体20とともに回転変位して他の角度姿勢になり得る係止片21が設けられている。軸体20の下端が筒体10の下部から出ていて、当該下端が支持板3bに載せられて筒体10の重量を受けるとき、上記螺旋状の案内経路12に従って軸体20が変位することにより、上記の係止片21が、上記特定の角度姿勢から他の角度姿勢に回転変位する。
【選択図】 図1

Description

請求項に係る発明は、コンテナの上など高所での作業の安全を確保するために有用な安全支柱に関するものである。
コンテナは、貨物輸送に使用するボックス状の容器であるが、その取り扱いにあたっては、しばしば高所作業が必要になる。つまり、コンテナを積んだ船の上や港湾その他の場所において、コンテナ間の連結やその解除、各コンテナのメンテナンス等のために、作業員がコンテナの上に立って作業をしなければならないことが少なくない。コンテナは複数段に積み上げられることが多く、また上面には手摺も安全柵もないので、転落等しないように、作業員は何らかの方法で安全を確保しなければならない。
図6に示すように、コンテナ2の隅などには、コーナーフィッティング(またはキャスティング)と呼ばれる、長穴を有するブロック状の連結部分3が設けられている。その連結部分3は、コンテナ2同士の連結等に使用されるものだが、従来、コンテナ2上での作業の安全のためにもその連結部分3が利用されている。たとえば、連結部分3の長穴3aにロープ等が直接結び付けられ、そのロープ等に安全帯(命綱付きベルト)が接続されることがある。また、下記の特許文献1に示すような係止治具が長穴に取り付けられ、その係止治具に安全帯が連結されることもある。
特許文献1の係止治具は図7(a)・(b)に示されるもので、ハンドル91が設けられたロッド92の下部に、コーナーフィッティングの長穴に挿入される側板93a・93bと、コイルスプリング94で付勢されて側板93a・93bの外側にはみ出る向きに回転する係止体95とを有している。側板93a・93bと係止体95とを、向きを揃えて長穴に挿入したうえ、コイルスプリング94の力で係止体95を回転させて長穴と直角の向きに保っておけば、治具90が長穴から外れ出ることがなくなる。そのような治具90のロッド92に、図のようにチェーン96をつなぎ、そのチェーン96に対して安全帯を連結する。
なお、コーナーフィッティングついては、上面など3面に長穴が設けられ、対向する他の面には穴のない板(支持板)が一体的に設けられている。こうしたコーナーフィッティングのように長穴を含む連結部分が存在する場合には、コンテナ上のみには限らず、高所作業の安全確保は、上記と概ね同様の要領で行われる。
特開2000−127838号公報
コーナーフィッティング等の長穴に上記のように直接ロープ等を結び付ける場合には、その結び付けの作業自体が安全ではない。コンテナの上などの高所で、隅の位置にある長穴に作業員が接近したうえ前屈みになってロープ等を結び付けることには、当然ながら転落等の危険がともなう。
また、特許文献1に示す治具を使用することも、簡単な作業とはいいがたい。上記のように側板と係止体とを向きを揃えて長穴に挿入する必要があるにもかかわらず、自然状態では両者の向きが揃わないようにコイルスプリングが使用されているからである。そのため、側板等を一方の手で持ち、他方の手でハンドルを握って係止体の向きを変えながら、側板と係止体とを長穴に挿入せねばならない。そのような作業は簡単でないうえ、各コンテナの隅にある長穴に近い位置で両手で治具を取り扱う必要があるため、十分安全であるとは言いがたい。
本願請求項に係る発明は、コーナーフィッティング等の長穴を含む連結部分が設けられた、コンテナ上面等の高所での作業を安全に行うための支柱を提供するものである。その支柱なら、連結部分に対し簡単かつ安全に連結して立てることができ、それへの安全帯の連結等も容易に行うことができる。
発明による高所作業用安全支柱は、高所作業の安全確保のためにロープ等の索体を取り付けるべく、下部を、水平面内に長穴を有しその下に支持板が設けられた連結部分(コンテナのコーナーフィッティング等)に挿入して立てる(鉛直またはほぼ鉛直に立てる)ことのできる高所作業用安全支柱であって、
・ 筒体の内側に軸体(中空の筒状のものを含む)が挿入されていて、当該軸体は、筒体に対し、螺旋状の案内経路を有する案内手段に従って長さ方向とともに周方向に螺旋状に相対変位すること、
・ 軸体の下部に、特定の角度姿勢で上記の長穴を通過することができ、当該軸体とともに回転変位して他の角度姿勢(上記長穴を通過できない角度姿勢)になり得る係止片(たとえば図1の符号21)が設けられていること、
・ 軸体の下端が筒体の下部から出ていて、当該下端が上記支持板に載せられて筒体の重量を受けるとき、上記螺旋状の案内経路に従って軸体が変位することにより、上記の係止片が上記特定の角度姿勢から他の角度姿勢に回転変位すること
を特徴とする。
なお、上記した案内手段は、筒体・軸体間の相対変位を規定するため両者間に設けられるもので、たとえば、筒体か軸体かの一方に螺旋状に(つまりネジのように傾きを有するように)溝が形成されていて、他方に設けられた突起をその溝に沿って移動させる機構(図1の符号11はその一例である)が考えられる。
発明の高所作業用安全支柱は、上記のような連結部分、すなわち水平面内(水平に近い面を含む)に長穴を有しその下に支持板が設けられた部分(たとえばコンテナのコーナーフィッティング)に対し、下部を挿入して鉛直またはほぼ鉛直に立てられる支柱である。そのように立てられた状態で、この支柱には、作業員の安全帯を接続したり、または複数の支柱間にロープ(親綱)等を張ったりすることができ、もって高所作業の安全を図ることが可能になる。
この安全支柱は、上記の連結部分に下部を挿入して立てる操作を、きわめて容易に、かつ安全に行うことができる。つまり、下記1)〜3)のようにするだけで安全支柱を立てることができる。
1) 筒体の内側に軸体が挿入されている上記支柱を、作業員が、筒体を支持することによって連結部分の上まで運ぶ。
2) 軸体の下部にある係止片が連結部分の長穴を通過する特定の角度姿勢になるように支柱の角度を整えたうえ、支柱を下ろして係止片をその長穴に挿し入れる。
3) そのまま支柱を下ろし、軸体の下端が連結部分の支持板上に載ったのちもさらに筒体を下げたうえで、筒体の支持を解く。
この3)の間、筒体は自重(またはさらに作業員から受ける下向きの力)により軸体に沿って下方へ移動するが、軸体は、上記螺旋状の案内経路に従って回転変位する。軸体の回転変位にともなって、上記の係止片が、上記特定の角度姿勢から他の角度姿勢(上記長穴を通過できない角度姿勢)へと回転変位する。こうなると、上記係止片がそのままでは上記の長穴から抜け出ることのできない状態になるため、上記の支柱は、安全帯や親綱等によって横向きに引っ張れられても、倒れたり外れたりすることがなくなる。
つまり、上記1)〜3)に示す簡単な操作のみによって上記支柱は連結部分に連結され、高所作業の安全に役立つ状態になる。コンテナの上などの高所において、上記連結部分に近い端の部分で、作業員が身を屈めたり連結部分に手を伸ばしたりする必要はなく、きわめて簡単で安全な作業のみによって支柱を立てることができるわけである。
上記発明の高所作業用安全支柱については、とくに、
・ 筒体の下部に、特定の角度姿勢にあるときにのみ上記長穴に挿入される、上下方向に連続して長さを有するガイド片(たとえば図1の符号14)が一体的に設けられているとともに、
・ 上記の係止片が上記した他の角度姿勢にある状態で、筒体に対し軸体が相対変位をしないようにするロック機構(ピンなど連結具や各種の締付け具等を用いて筒体・軸体間の相対変位を止めるもの)が設けられているとよい。
そのような構成の安全支柱なら、上記2)の際に係止片とガイド片との角度姿勢(各片の長手方向の向き)を揃えて両者をともに長穴に挿入し、上記3)の操作の後に上記ロック機構を効かせておくことにより、さらに安定した好ましい支柱として使用できる。特定の角度姿勢にあるときにのみ上記長穴に挿入される上記ガイド片を連結部分の長穴に挿入した状態では、長穴内で筒体が回転することがなく、また、上記ロック機構を効かせた状態では、筒体に対して軸体およびそれに設けられた係止片が回転することがないからである。つまり、支柱は、どの向きの力を受けても回転せず長穴から抜け出ることがない状態となるため、長期間安定して高所作業の安全に役立つものとして使用できる。
また、上記のガイド片が上下方向に十分な長さを有すると、上記連結部分の長穴に係止片を挿入したり抜き出したりすることをとくに円滑に行うことができる。ガイド片を下方に延ばしてその下端を係止片の近傍に(係止片の回転を妨げない範囲で)位置させておくと、連結部分の長穴の縁部に係止片が引っかかることが防止されるからである。
発明の高所作業用安全支柱は、さらに、
・ 上記長穴の縁部上面に被さるフランジ状の部分(たとえば図1の符号15)が上記ガイド片の上部に形成されるとともに、筒体に対し軸体を引き上げてその状態を保持する引上げ保持機構が筒体に付設されていることにより、
・ 上記係止片と上記フランジ状の部分とで上記長穴の周縁部分を挟み付けておくことができる
ように構成されていると好ましい。引上げ保持機構としては、図1に示すナット24や同様のジャッキアップ機能を有する種々のものが考えられる。
そのように構成されると、発明の安全支柱は、鉛直向きにしっかりと立って一層安定した好ましい機能を果たす。上記長穴の縁部上面に被さるフランジ状の部分と、軸体が引き上げられるのにともなって引き上げられる上記係止片とによって上記長穴の周縁部分を挟み付けておくことができると、連結部分の上で支柱がぐらつく(ガタつく)ことが防止され、ロープ等から横向きの力を受けても傾きにくいからである。
とくに、上記ロック機構と上記引上げ保持機構とを兼ねる機構として、
・ 上記案内手段における螺旋状の案内経路に続いて、筒体に対し軸体を上下方向にのみ相対変位させる直線状の案内経路(たとえば図1の符号13)が形成されているとともに、
・ 筒体の上端より上にまで軸体が延びていて、筒体の上端付近の高さで軸体の上部外周に雄ねじが形成され、その雄ねじ上で締め込むとき筒体の上端に接触して軸体を(筒体に対し)上向きに相対変位させるよう、軸体にナット(たとえば図1の符号24)がはめられている
ならさらに好ましい。
そのように構成されている場合、発明の支柱は、前記3)の操作を行って係止片を上記他の角度姿勢にした後、上記雄ねじにナットを締め込むことにより、上記直線状の案内経路に従って軸体を筒体に対し上向きに引き上げるとよい。そのようにすれば、上記フランジ状の部分と、引き上げられる上記係止片とによって上記長穴の周縁部分を挟み付けることができる。しかも、上記直線状の案内経路の作用で、筒体に対する軸体の角度姿勢を拘束(ロック)し、したがって係止片も回転しないようにすることができる。つまり、上記したロック機構と引上げ保持機構との双方の機能が実現され、支柱は、上記長穴から抜け出ることがなくしっかりとした状態で連結部分に立てることができる。
発明の高所作業用安全支柱は、また、ハンドリングバー(筒体等を直接つかまなくとも支柱を持ち運び等するための支持棒。たとえば図1・図4の符号30)が筒体に連結されているのが好ましい。
そのようなハンドリングバーが付属していると、作業員はそれを持って支柱の運搬等を行うことができる。長穴を含む上記の連結部分は、コンテナ等において上面の端や隅の部分に設けられているのが一般的であるが、支柱にハンドリングバーが付属しているなら、そうした端や隅に近寄らなくても上記1)〜3)の作業を行えるわけである。まだ安全帯の確保ができておらず、親綱が張られてもいない高所において、端や隅に近寄らずに上記支柱を立てることができることは、安全上きわめて有意義である。
なお、上記のハンドリングバーは、支柱の重心よりも上の部分で筒体に連結され、水平方向および上下方向に一定範囲内で揺動可能なように連結されているのが好ましい。水平方向に揺動可能であれば、作業床上またはその付近の、安全上有利な任意の位置でハンドリングバーを持って支柱を取り扱い、上記係止片等の角度姿勢を整えることができるという利点がある。また、支柱の重心よりも上の部分で、上下方向にも揺動可能に連結されているなら、ハンドリングバーを任意の高さ・任意の角度で支持しても支柱が鉛直に保たれるため、上記連結部分の長穴に支柱の下部を挿入することが容易になる、という利点がある。
また、軸体の下端に、上記支持板に接触するとともに軸体の軸心回りに自由に回転する先端金具(たとえば図1の符号26)が取り付けられているのも好ましい。
軸体の下端は筒体の下部から出ていて、上記の3)で支持板上に載せられたとき筒体の重量を受けて回転変位する。そのような部位に上記のように回転自在な先端金具が取り付けられていると、上記回転変位の際に以下のように有利である。すなわち、まず、支持板上での軸体の回転が滑らかであり、したがって、上記の係止片が長穴から抜け出ない角度姿勢にまでスムーズに変位する。また、支持板上で軸体が回転する際に軸体の位置がずれてしまうことが防止されるため、ガイド片をスムーズに長穴内に挿し入れることが可能になる。
以上のほか、筒体の上端より上にまで軸体が延びていて、筒体かまたは軸体のうち筒体より上の部分かにおける高さの異なる複数の箇所に、上記の索体を取り付けるための部材が設けられていると、とくに使いやすい。
索体を取り付けるための部材が上記のとおり複数箇所に設けられていると、上記安全支柱には、作業員の安全帯だけでなく他の索体を接続することが容易に行える。たとえば、間隔をおいて複数の支柱を立てた場合には、安全帯のほかに、支柱間にロープ等を掛け渡して親綱とすることにより、作業員の作業域を安全な範囲に限定しておくことができる。索体を取り付ける部材を高さの異なる位置に設けておけば、上下に2本の親綱を平行に張って、一層の安全確保をなすことも可能である。
発明による高所作業用安全支柱は、コーナーフィッティング等の長穴を含む連結部分に対し、きわめて簡単に、しかも転落等の危険をともなう作業を行うことなく連結し、立てることができる。そうして立てた後、発明の支柱には、作業員の安全帯を接続したり、または複数の支柱間にロープ(親綱)等を張ったりすることができ、もって高所作業の安全を図ることが可能である。
発明による高所作業用安全支柱1を連結部分3の上に取り付けた状態を示す図面であり、図(a)は正面図、図(b)は断面にて示す側面図である。 安全支柱1について各部を示す平面図および底面図である。すなわち図(a)・(b)・(c)・(d)・(e)・(f)のそれぞれは、図1(b)におけるa−a、b−b、c−c、d−d、e−e、f−fの断面図ないし矢視図である。 連結部分3に取り付ける(または取り外す)過程にある安全支柱1について下端部付近を示す側面図である。 安全支柱1をコンテナ2の連結部分3に取り付ける(または取り外す)過程を示す全体図であり、図(a)は平面図、図(b)は側面図である。 安全支柱1をコンテナ2の連結部分3に取り付けた状態を示す全体的な側面図である。 コンテナ2およびそれが有する連結部分3を示す斜視図である。 特許文献1に記載されている、安全帯連結用の従来の係止治具を示す側面図(図(a))および正面図(図(b))である。
図1〜図5に、発明の一例としての高所作業用安全支柱1を示す。
この安全支柱1は、図6のようなコンテナ2の上面に、隅の部分に設けられた連結部分(コーナーフィッティング)3を利用して、図5のように立てるものである。立てた状態の安全支柱1に、コンテナ2上で作業する作業員が各自の安全帯を連結したり、2本以上の安全支柱1の間にロープ(親綱)を渡したりして、高所作業の安全を図るわけである。
安全支柱1を立てる上記の連結部分3は、図6に示すようにコンテナ2の8箇所の隅にあるブロック状の金具であり、外向きの3面に長穴3aを有している。安全支柱1を立てるのに利用するコンテナ上面の連結部分3については、側方の2面とともに上の面に、長径が約120mm、短径が約60mmの長穴3aがあり、その下に、80mm程度の間隔をおいて穴のない支持板3b(図1参照)が一体的に設けられている。
安全支柱1は、上記のような連結部分3に下部を挿入して鉛直に立てるもので、図1および図2のように構成している。
すなわち、まず、円筒状の筒体10の内側に、重なるように円筒状の中空の軸体20を挿入することによって1本の支柱にしている。筒体10と軸体20とは上下(軸長)方向にも周方向にも相対変位可能であるが、その変位は、中段に設けた案内手段11によって規制している。案内手段11は、筒体10の周面上に、案内経路としての螺旋状の斜めの溝12を180°の間隔をおいて2箇所設けるとともに、それぞれの溝12にはまるように内側の軸体20の側面上に突起22を取り付けてなるものである。突起22は、図1(b)のように軸体20の周壁間に架け渡した軸22aの両端を外周面上に突出させたもので、それぞれ溝12に沿ってスムーズに移動するよう、回転自在なローラを各突起22の外周に装着している。こうした案内手段11を設けたために、軸体20は、筒体10に対して螺旋状に、つまり上下方向とともに周方向にも相対変位する関係に保たれる。なお、螺旋状の溝12のそれぞれは、周方向には約90°、上下方向には約70mm(後述のガイド片14の長さに近い寸法)にわたって延びるように形成している。
連結部分3の長穴3aに挿入することになる支柱1の下方部分に関しては、筒体10にはガイド片14とフランジ部分15とを固定して取り付け、軸体20には、係止片21を固定するとともに先端金具26を回転自在なように取り付けている。
ガイド片14は、図2(f)に示すように水平横断面として長円形の輪郭を有する金具であり、特定の向き(回転角度)になったときにのみ連結部分3の長穴3a内に挿入することが可能である。長穴3aに対して係止片21等を出し入れするときの案内をも果たすように、このガイド片14は、2枚の板を下向きに延ばすことにより上下方向に80mm程度の長さをもたせ、その下端部が図3のとおり係止片21に接近するようにしている。
フランジ部分15は、ガイド片14を長穴3a内に挿入したとき図1のように当該長穴3aの周縁上面に被さる金具であり、図2(e)のような長方形状の水平部分を有している。後述する係止片21が連結部分3の内部でどのような角度姿勢にあるかを容易に確認できるように、フランジ部分15には、2箇所に開口15aを形成している。
係止片21は、軸体20の下方部分に取り付けた金具であり、筒体10に対し、軸体20とともに上記の(上下方向・周方向の)相対変位をすることができる。図2(f)のように、この係止片21も長円形に近い平面視形状にしており、特定の向き(回転角度)になったときにのみ連結部分3の長穴3aを通過することができ、それ以外の角度姿勢(たとえば図1・図2の状態)にあるときには、長穴3aを通過することができない。
先端金具26は、軸体20の最下端に、軸体20の軸心回りに回転自在なように取り付けている。
安全支柱1の筒体10には、図1、図4および図5に示すハンドリングバー30を連結している。ハンドリングバー30は、支柱1の重心よりも上の部分で、図2(d)のように支持ピン31を介して筒体10に連結した、長さ1m程度の支持用の棒である。筒体10に対し、図4(a)のように水平方向に揺動することができ、図5のように上下方向にも揺動することもできる。このハンドリングバー30によって、作業員は支柱1を持ち上げ、その運搬等を行うことができる。
ハンドリングバー30によって支柱1を持ち上げると、軸体20は、案内手段11にしたがって、筒体10に対し所定の高さにまで下降し所定の角度にまで回転する。このときの、筒体10に対する軸体20の角度姿勢は、図3のように、筒体10に設けられているガイド片14の長軸(長径)の方向と、軸体20に設けられている係止片21の長手方向とが一致するようにしておく。そうすれば、ガイド片14も係止片21も、長穴3a内に挿入され得る特定の角度姿勢になり、支柱1を持ち上げて連結部分3の長穴3a内にその下部を挿入することが容易になるからである。
図3は、筒体10を支持して支柱1の下部を連結部分3の長穴3aに挿入する(または長穴3aから抜き出す)過程を示している。図3の時点では、軸体20の先端金具26は支持板3bに軽く接触している状態にある。
この図3の状態からさらに筒体10を下げていくと、先端金具26を支持板3b上に載せた状態で、軸体20は、上記の案内手段11(図1)に従って変位し、筒体10に対して上方へ移動しながら、上記した特定の角度姿勢から他の角度姿勢へと回転する。筒体10を十分に下げると、連結部分3の長穴3aの縁部上面にフランジ部分15が載る状態になる。案内手段11の溝12は、この状態で突起22が螺旋状部分の最上部付近にまで上昇し、かつ、筒体10をハンドリングバー30で支えていた当初の位置から突起22が周方向に90°移動しているように形成しておくのがよい。溝12に沿って突起22が90°回転すると、筒体10に対して軸体20が90°回転する。したがって、支柱1の下部を連結部分3の長穴3aに挿入しただけで、係止片21の長手方向が長穴3aの長軸方向と直角(図2(f)の角度姿勢)になり、長穴3aから抜け出しにくくなって高所作業用安全支柱1として使用できる状態になる。
安全支柱1には、さらに安全確実な使用を可能にするために、ロック機構を兼ねた引上げ保持機構25を装備している。ロック機構とは、係止片21が図2(f)のように長穴3aから抜け出ない角度姿勢にある状態で、筒体10に対し軸体20が相対変位をしないようにロックする機構である。引上げ保持機構とは、長穴3aの縁部上面にフランジ部分15が被さった状態で、筒体10に対し軸体20および係止片21を引き上げて保持することにより、係止片21とフランジ部分15とで長穴3aの周縁部分を挟み付けておくための機構である。ロック機構があれば、連結部分3から支柱が不意に抜け出る心配は全くなくなり、引上げ保持機構があれば、ぐらつかないようにしっかりと支柱1を連結部分3の上に立たせることができる。
上に述べたロック機構兼引上げ保持機構25は、前記した螺旋状の溝12の最上部に、図1(a)のように上向きの溝13を延長して設けるとともに、筒体10の上端付近の高さで軸体20の外周に雄ねじ23を形成し、そこに、図1および図2(b)のとおりナット24をはめたものである。
雄ねじ23に対してナット24を下向きに締め込んでいくと、ナット24の下面が筒体10の上端面を押し下げ、相対的に軸体20を引き上げることになる。軸体20を引き上げると、軸体20に設けた突起22が上向きの溝13に入って筒体10との間で相対回転を起こさないロック状態になり、係止片21の角度姿勢を固定することができる。また、軸体20を十分に引き上げて保持すると、係止片21が上昇し、上記のとおりフランジ部分15との間で長穴3aの周縁部分を挟み付けることになる。
安全支柱1の軸体20は図1のように筒体10の上端より上にまで延ばし、最上部に、安全帯や親綱等を結び付けるための取付部材41・42を設けている。また、筒体10の中段の部分には、親綱等を結び付けるための取付部材43を設けている。いずれの取付部材41・42・43も、図2(a)・(c)に示すように索体の連結穴を有する板状のものとし、支柱1に対して回転自在に取り付けている。
以上のように構成した高所作業用安全支柱1は、コンテナ2の上面において、たとえば以下のように取り付け、使用することができる。
1) ハンドリングバー30を持つことによって、作業員が支柱1を、図4(a)・(b)のように連結部分3の上にまで運ぶ。ハンドリングバー30に長さがあるため、このとき作業員はコンテナ2の隅の部分まで近寄る必要がなく、また、図4(a)のようにハンドリングバー30が水平方向に揺動可能であるため、作業員はコンテナ2の縁部に立つ必要もない。
2) 図4(b)の状態から、連結部分3の長穴3a内に係止片21やガイド片14等を挿し入れる。これには、支柱1の下部にある筒体10のガイド片14と軸体20の係止片21とが、連結部分3の長穴3aを通過する特定の角度姿勢になるように支柱1の角度を整えたうえ、ハンドリングバー30で支持したまま支柱1を下ろす。
3) そのまま支柱1を下ろし、図3のように軸体20の下端の先端金具26が連結部分3の支持板3b上に載ったのちも、さらにハンドリングバー30とともに筒体10を下げたうえ、図5(の実線)のようにハンドリングバー30から手を放して筒体10の支持を解く。この3)の間に、筒体10は自重により軸体10に沿って下方へ移動し、軸体10は、図1の螺旋状の案内溝12に従って約90°回転しながら上方へ相対変位する。軸体20の回転にともなって係止片21が長穴3aから抜け出せない角度姿勢へと回転変位するので、この3)を行った時点で、支柱1は、安全帯や親綱等によって横向きに引っ張られても連結部分3から倒れたり外れたりしない状態になる。
4) 作業員は、支柱1に近づいて安全帯を取付部材41等に連結したうえ、図1に示すロック機構兼引上げ保持機構25のナット24を、雄ねじ23に対して締め込む。これによって支柱1は図1の状態になり、筒体10に対して軸体20がロックされ、軸体20に設けた係止片21の角度姿勢が固定されるので、支柱1が不意に連結部分3から抜け出る恐れがなくなる。また、筒体10に対し軸体20が引き上げられてその状態に保持され、フランジ部分15と係止片21とが長穴3aの周縁部分を挟み付けるので、ぐらつかない状態で支柱1が安定的に立つことになる。
5) 間隔をおいて複数の連結部分3にそれぞれ支柱1を立てた場合には、それら支柱1同士の間にロープを張って親綱とすることもできる。上方の取付部材41または42と、中段の取付部材43とを利用して上下2本の親綱を張るのも好ましい。
なお、支柱1を当該コンテナ2の連結部分3から取り外すことは、以上の1)〜5)とは逆の手順をとることにより容易に行える。
1 高所作業用安全支柱
2 コンテナ
3 連結部分
3a 長穴
3b 支持板
10 筒体
11 案内手段
12・13 溝
14 ガイド片
15 フランジ部分
20 軸体
21 係止片
22 突起
23 雄ねじ
24 ナット
25 ロック機構兼引上げ保持機構
26 先端金具
30 ハンドリングバー
41・42・43 取付部材

Claims (7)

  1. 高所作業の安全確保のためにロープ等の索体を取り付けるべく、下部を、水平面内に長穴を有しその下に支持板が設けられた連結部分に挿入して立てることのできる高所作業用安全支柱であって、
    筒体の内側に軸体が挿入されていて、当該軸体は、筒体に対し、螺旋状の案内経路を有する案内手段に従って長さ方向とともに周方向に螺旋状に相対変位すること、
    軸体の下部に、特定の角度姿勢で上記の長穴を通過することができ、当該軸体とともに回転変位して他の角度姿勢になり得る係止片が設けられていること、
    軸体の下端が筒体の下部から出ていて、当該下端が上記支持板に載せられて筒体の重量を受けるとき、上記螺旋状の案内経路に従って軸体が変位することにより、上記の係止片が上記特定の角度姿勢から他の角度姿勢に回転変位すること
    を特徴とする高所作業用安全支柱。
  2. 筒体の下部に、特定の角度姿勢にあるときにのみ上記長穴に挿入される、上下方向に連続して長さを有するガイド片が一体的に設けられているとともに、
    上記の係止片が上記した他の角度姿勢にある状態で、筒体に対し軸体が相対変位をしないようにするロック機構が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の高所作業用安全支柱。
  3. 上記長穴の縁部上面に被さるフランジ状の部分が上記ガイド片の上部に形成されるとともに、筒体に対し軸体を引き上げてその状態を保持する引上げ保持機構が筒体に付設されていることにより、
    上記係止片と上記フランジ状の部分とで上記長穴の周縁部分を挟み付けておくことができることを特徴とする請求項2に記載の高所作業用安全支柱。
  4. 上記ロック機構と上記引上げ保持機構とを兼ねる機構として、
    上記案内手段に、螺旋状の案内経路に続いて筒体に対し軸体を上下方向にのみ相対変位させる直線状の案内経路が形成されているとともに、
    筒体の上端より上にまで軸体が延びていて、筒体の上端付近の高さで軸体の上部外周に雄ねじが形成され、その雄ねじ上で締め込むとき筒体の上端に接触して軸体を上向きに相対変位させるよう、軸体にナットがはめられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の高所作業用安全支柱。
  5. ハンドリングバーが筒体に連結されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の高所作業用安全支柱。
  6. 軸体の下端に、上記支持板に接触するとともに軸体の軸心回りに自由に回転し得る先端金具が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の高所作業用安全支柱。
  7. 筒体の上端より上にまで軸体が延びていて、筒体かまたは軸体のうち筒体より上の部分かにおける高さの異なる複数の箇所に、上記の索体を取り付けるための部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の高所作業用安全支柱。
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