JP2013096081A - 安全柵および支柱固定構造 - Google Patents

安全柵および支柱固定構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2013096081A
JP2013096081A JP2011237329A JP2011237329A JP2013096081A JP 2013096081 A JP2013096081 A JP 2013096081A JP 2011237329 A JP2011237329 A JP 2011237329A JP 2011237329 A JP2011237329 A JP 2011237329A JP 2013096081 A JP2013096081 A JP 2013096081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
safety fence
fixed
mounting seat
shaft portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011237329A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Yamada
亘 山田
Giichi Senda
義一 仙田
Munetoshi Momota
宗敏 百田
Hiroshi Hirano
廣 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2011237329A priority Critical patent/JP2013096081A/ja
Publication of JP2013096081A publication Critical patent/JP2013096081A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

【課題】ボルト締結を行うことなく、簡単に素早く支柱を取付座に固定する。
【解決手段】支柱固定構造4は、対向する固定面431および可動面432を有し、可動面432に連結された引上棒433が固定面431側に引き上げられることで固定面431および可動面432が取付座2の水平面22を挟み込む挟み機構43と、引上棒433を引き上げる駆動機構45とを備えた。
【選択図】図2

Description

この発明は、大型変圧器等の被固定構造体に設置される安全柵および支柱固定構造に関するものである。
大型変圧器の組立や解体を行う場合、変圧器上面(地上から数メートルの高さ)での高所作業が行われることになる。このような場合には、通常、作業者の墜落を防止するため、変圧器上面の周囲を囲むように安全柵を設置する。
この安全柵は、支柱を変圧器上面に取付固定するための取付座と、取付座に取付固定される取付面を下端に有する支柱と、支柱に取付固定される横桟とから構成されている。なお、支柱の中間部には、横桟を取り付けるための横桟取付金具が固定されて設けられている。また、大型変圧器に安全柵を設置する場合には、予め、取付座が変圧器上面に設置固定されている。
上記のような安全柵の一般的な設置方法としては、まず、変圧器上面に予め設置固定された取付座に、支柱の取付面をセットしてボルト締結により固定する。なお、現状のボルト締結ではボルト4点止め(稀に2点止め)が採用されている。そして、支柱の固定作業が完了した後、横桟を、横桟取付金具を介して隣り合う支柱間に取り付けてボルト締結で固定する。
また、安全柵の設置作業を簡便化するため、支柱と横桟を一体化した安全柵も存在している。
特開2008−2108号公報 特開2009−102927号公報 特開平1−158191号公報
上述したように、従来の安全柵では、ボルト締結を行うことで支柱を取付座に固定している。しかしながら、この支柱の固定作業におけるボルト締結には様々な課題がある。
まず、支柱の固定作業に時間がかかるという課題がある。すなわち、支柱を取付座に固定する際にはボルト4点止め(または2点止め)を行っており、また、大型変圧器に安全柵を設置する場合には、変圧器上面の周囲全体に数十本の支柱を設置することになる。さらに、この固定作業は支柱の下端で行われるため、作業者は屈んだ姿勢で作業を行う必要がある。そのため、ボルト締結が容易ではなく支柱の固定作業に時間がかかってしまう。そして、この固定作業は高所の変圧器上面で行われるため、ここでの作業時間が長引くことは作業安全の面で好ましくない。
また、変圧器上面に水はけのための傾斜面が設けられている場合があり、この傾斜面上で支柱の固定作業を行う場合には、作業者にとって安定した足場とは言い難いため、さらに時間がかかってしまう。
また、ボルト締結に用いるボルトやボルトを締める工具が変圧器に対する短絡等のトラブル要因となる恐れがあるという課題がある。すなわち、変圧器自体の特性として、変圧器内部に金属類の異物が混入することで短絡等のトラブル要因となることが挙げられる。そのため、変圧器の組立や解体を行う際には金属異物が混入しないよう細心の注意を払う必要がある。しかしながら、支柱の固定作業ではボルト締結を行っているため、ボルトや工具が変圧器に対する異物混入リスクを高める要因となってしまう。
その他にも、大型変圧器に安全柵を設置する場合には、高所でボルト締結を行うことになるため、ボルトや工具を誤って落としてしまった場合に人損や物損が発生する恐れがある。
一方、ボルト締結を行わずに部材を設置する機構として、トラック荷台のあおり端を上下に挟み込む掴み機構を設けた昇降ステップがある(例えば特許文献1,2参照)。また、天井レールに吊り下げられた移動梯子を所定位置で固定する際に、梯子支柱下端に設けられた駆動機構の足踏みレバーを踏み込むことで、支柱下端を地面に設置させて固定する梯子装置がある(例えば特許文献3参照)。
しかしながら、上記特許文献1,2に開示された昇降ステップは、トラック荷台のあおり端に昇降ステップが滑ることなく保持させることを目的とした機構であり、掴み機構によって昇降ステップをあおり端に強固に固定するものではない。そのため、この掴み機構を安全柵の支柱固定に適用することはできない。また、特許文献3に開示された梯子装置は、梯子の上部が天井レールに常設されていることを前提にした機構である。そのため、上記安全柵とは構成が全く異なり、安全柵の支柱固定に適用することはできない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、被固定構造体に予め設置固定された取付座と、支柱固定構造を介して取付座の取付面に取付固定された支柱と、支柱に取付固定された横桟とを備えた安全柵において、ボルト締結を行うことなく、簡単に素早く支柱を取付座に固定することができる安全柵および支柱固定構造を提供することを目的としている。
この発明に係る安全柵は、被固定構造体に予め設置固定された取付座と、支柱固定構造を介して取付座の取付面に取付固定された支柱と、支柱に取付固定された横桟とを備え、支柱固定構造は、対向する2つの面を有し、一方の面に連結された軸部が他方の面側に移動することで当該2つの面が取付座の取付面を挟み込む挟み機構と、軸部を移動させる駆動機構とを備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、ボルト締結を行うことなく、簡単に素早く支柱を取付座に固定することができる。
この発明の実施の形態1に係る安全柵の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る支柱固定構造の取付座への取り付けを説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る支柱固定構造の内部構成を示す図であり、(a)足踏式ペダルが解放位置の場合を示す図であり、(b)足踏式ペダルが締結位置(空クランプ位置)の場合を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る支柱固定構造のロック機構の構成を示す図であり、(a)図2のA−A線断面図であり、(b)図5のB−B線断面図である。 この発明の実施の形態1に係る支柱固定構造の取付座への固定を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る安全柵の傾斜面への設置を示す図である。 この発明の実施の形態1における駆動機構の別の構成を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
なお以下では、安全柵1が設置される被固定構造体として、大型変圧器を想定した場合について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る安全柵1の構成を示す図である。
安全柵1は、図1に示すように、取付座2、支柱3、支柱固定構造4、横桟取付金具5および横桟6から構成されている。
取付座2は、支柱固定構造4を介して支柱3が取付固定されるものである。この取付座2は、図2に示すように、変圧器上面に対して鉛直方向に配置される鉛直面21と、水平方向に配置される水平面(取付面)22とを有する逆L字型に構成されている。鉛直面21の下端は、予め、変圧器上面の所定の設置箇所に溶接等によって接合される。なお、取付座2の設置間隔や設置高さは、変圧器の形状(図6に示す水はけのための傾斜面100の有無等)や大きさ等により異なる。また、水平面22には、面の端部から略中心に向かって形成され、後述する挟み機構43の固定面431と可動面432との間で引上棒433を摺動させることで、支柱固定構造4を水平面22の略中心に位置決めさせる切り欠き23が設けられている。
支柱3は、図1に示すように、下端が支柱固定構造4に固定され、この支柱固定構造4を介して取付座2に取付固定されるものであり、変圧器上面に対して鉛直方向に配置される。また、支柱3には、支柱3の軸心方向に移動可能な横桟取付金具5が少なくとも1個以上(図1では2個)取り付けられている。
支柱固定構造4は、支柱3を取付座2に取付固定するものである。この支柱固定構造4の詳細な構成については後述する。
横桟取付金具5は、横桟6を固定するものである。この横桟取付金具5は、支柱3に挿入されて軸心方向に移動可能な支柱挿入孔部51と、支柱挿入孔部51に対して鉛直方向に設けられ、横桟6の後述する大径パイプ61が挿入される第1横桟挿入孔部52と、支柱挿入孔部51を介して第1横桟挿入孔部52とは反対側に設けられ、横桟6の後述する小径パイプ62が挿入される第2横桟挿入孔部53とから構成されている。なお、支柱挿入孔部51には、横桟取付金具5を支柱3の所定位置で固定するためのカムレバーやクランプレバー等の固定部(不図示)が設けられている。また、第1,2横桟挿入孔部52,53には、挿入された横桟6を固定するカムレバーやクランプレバー等の固定部(不図示)が設けられている。
横桟6は、横桟取付金具5を介して隣り合う支柱3間に取付固定されるものであり、変圧器上面に対して水平方向に配置される。横桟6は、径の異なるパイプ(大径パイプ61および小径パイプ62)をスコープ状に連結させたものであり、伸縮可能に構成されている。また、大径パイプ61および小径パイプ62は、第1,2横桟挿入孔部52,53に対して小径に構成されている。この横桟6は、隣り合う2本の支柱3のうち、一方の支柱3に設けられた横桟取付金具5の第1横桟挿入孔部52に大径パイプ61の端部を挿入して固定され、他方の支柱3に設けられた横桟取付金具5の第2横桟挿入孔部53に小径パイプ62の端部を挿入して固定される。
次に、支柱固定構造4の構成について図2〜5を参照しながら説明する。
図2に示すように、支柱固定構造4の筐体41上面には、支柱3の下端が挿入される孔42aを有する支柱挿入部42が設けられている。また、支柱挿入部42には、孔42aに挿入された支柱3を固定するためのネジやリベット等の固定部(不図示)が設けられている。
また、筐体41の下部には、取付座2の水平面22に設けられた切り欠き23により水平面22の略中心に位置決めされた後、この水平面22を挟み込むことで支柱固定構造4を取付座2に固定する挟み機構43が設けられている。
この挟み機構43は、図3に示すように、筐体41の下端に筐体41と一体に設けられた固定面431と、この固定面431に対向し、固定面431側に移動することで固定面431とともに取付座2の水平面22を挟み込む可動面432とを有している。固定面431および可動面432には、支柱挿入部42に固定された支柱3と同一軸心上に貫通孔431a,432aが設けられている。
また、可動面432の下部には、可動面432を固定面431側に付勢する付勢機構44が設けられている。この付勢機構44には、可動面432の下面と付勢機構44の底面441との間に配置され、可動面432を固定面431側に付勢するバネ442が設けられている。また、底面441は、可動面432側に移動可能に構成されている。
さらに、挟み機構43には、貫通孔431a,432aを介して固定面431および可動面432を摺動自在に貫通し、付勢機構44の底面441にボルト締結された引上棒(軸部)433が設けられている。この引上棒433は、後述する駆動機構45により軸心方向に引き上げられることで可動面432を固定面431側に引き上げるものである。
また、筐体41には、図2に示すように、ペダル451を有し、このペダル451が足または手で押し下げられることで引上棒433を引き上げて挟み機構43を動作させる駆動機構45が設けられている。なお以下では、ペダル451として、足で踏み込まれる足踏式ペダル451を用いた場合について説明する。
また、足踏式ペダル451は、筐体41側面に設けられた回動円盤452に取り付けられており、足踏式ペダル451が踏み込まれることで回動円盤452が軸452a(図4参照)を中心に回動する。
この駆動機構45には、図3に示すように、引上棒433に連結され、足踏式ペダル451による回動力を引上棒433の移動力に変換する偏心カム機構(駆動力変換機構)455が設けられている。この偏心カム機構455は、軸453aが回動円盤452の軸452aに連結された偏心カム453と、下部が引上棒433に連結され、内部に収納した偏心カム453の回動に伴い自身が引上棒433の軸心方向に移動することで引上棒433を移動させる移動部454とから構成されている。
ここで、駆動機構45による引上棒433の引き上げ量は、図3(a)に示すように、足踏式ペダル451が最上端(解放位置)に位置する場合には、挟み機構43(固定面431と可動面432)の間隙が取付座2の水平面22の板厚より充分広くなるように調整されている。また、図3(b)に示すように、足踏式ペダル451が最下端(締結位置)に位置する場合には、挟み機構43の間隙が取付座2の水平面22の板厚より所定量だけ狭くなるように調整されている。
なお図3(b)は、挟み機構43が取付座2の水平面22を挟んでいない状態で、足踏式ペダル451を締結位置(空クランプ位置)まで回動させた場合を示している。そのため、実際に挟み機構43が水平面22を挟み込んだ際には、挟み機構43の間隙が水平面22の板厚より狭くなることはなく、その分、付勢機構44の底面441が可動面432側に移動することになる。
さらに、駆動機構45には、図2,5に示すように、支柱固定構造4が支柱3を取付座2に固定する状態まで足踏式ペダル451が回動した際(足踏式ペダル451が締結位置まで踏み込まれた際)に、足踏式ペダル451が逆方向(解除位置方向)に回動することを規制するロック機構46が設けられている。
このロック機構46では、図4に示すように、足踏式ペダル451を有する回動円盤452に設けられたピン貫通孔部452bに、ロックピン461が挿入されている。このロックピン461にはバネ係止部462が設けられ、このバネ係止部462と回動円盤452の内面との間にバネ463が取り付けられている。このバネ463により、ロックピン461は常に筐体41側に付勢された状態となっている。また、回動円盤452が取り付けられた筐体41側面には、足踏式ペダル451が締結位置まで踏み込まれた際にロックピン461と対向する位置に、ロックピン461の先端が挿入されるピン挿入穴41aが設けられている。
次に、上記のように構成された安全柵1の設置について説明する。なお、取付座2は、予め、鉛直面21の下端が変圧器上面の所定の設置箇所に溶接等によって接合されている。また、支柱3は、下端が支柱挿入部42に挿入された後、ネジやリベット等の固定部によって支柱固定構造4に固定されている。
安全柵1を変圧器上面に設置する場合には、まず、図2に示すように、取付座2の水平面22に挟み機構43の間隙部分(固定面431と可動面432との間)を合わせて、切り欠き23に沿って引上棒433を摺動させることで、支柱固定構造4を取付座2に取り付ける。この際、足踏式ペダル451は、図3(a)に示す解放位置であり、挟み機構43の間隙が水平面22の板厚に対して充分広くなっている。そのため、支柱固定構造4を取付座2にスムーズに挿入することができ、支柱固定構造4を水平面22の略中央に位置決めすることができる。
次いで、足踏式ペダル451を足で踏込むことで挟み機構43を動作させ、取付座2の水平面22を挟み込ませる。すなわち、図3に示すように、足踏式ペダル451を踏み込むことで、回動円盤452を介して偏心カム453が軸453aを中心に回動する。この偏心カム453の回動に伴い移動部454が上方に移動して引上棒433を引き上げる。そして、この引上棒433の引き上げにより可動面432が固定面431側に引き上げられる。これにより、固定面431と可動面432との間隙が狭くなり、水平面22を挟み込むことができる。なおこの際、偏心カム453を用いることで、軽い踏込力で充分なトルクを得ることができ、容易に水平面22を挟み機構43で挟み込むことができる。
次いで、さらに足踏式ペダル451を踏み込むことで、支柱3を取付座2の水平面22に強固に固定する。すなわち、挟み機構43で取付座2の水平面22を挟み込ませた後にさらに足踏式ペダル451を踏み込むと、可動面432はこれ以上引き上がることはできず、付勢機構44の底面441が引き上げられる。そのため、可動面432と底面441との間に配置されたバネ433が圧縮され、可動面432の固定面431側への付勢力が高まる。これにより、水平面22に対する挟み圧を高めることができ、より強い力で締め付けることができるため、支柱3を取付座2に強固に固定することができる。
そして、足踏式ペダル451が締付位置まで踏み込まれると、図4(b),5に示すように、ロックピン461が筐体41側面のピン挿入穴41aに挿入されて、足踏式ペダル451が逆方向(解除位置方向)に回動することを規制するロック機構46が働く。これにより、挟み機構43による水平面22への固定状態を保つことができる。なお、ロック機構46を解除する場合には、ロックピン461をピン挿入穴41aから引き抜く。このように、ロック機構46を解除しない限り足踏式ペダル451が解放位置側に戻ることはなく、挟み機構43による固定状態が解除されることはない。そのため、意図せず、支柱3の固定が解除されてしまうような危険な事態を防止することができる。
以上の工程により、支柱固定構造4を介して支柱3を取付座2に取付固定することができる。そして、この支柱3の固定作業を変圧器上面の全周に渡って、もしくは必要箇所に行う。
次いで、取付座2に固定された支柱3間に横桟6を取付固定する。すなわち、図1に示すように、隣り合う2本の支柱3のうち、一方の支柱3の所定位置に固定された横桟取付金具5の第1横桟挿入孔部52に横桟6の大径パイプ61を挿入し、固定部(カムレバー)のレバーを所定方向に動かすことで、レバーに連結された係止部(不図示)が大径パイプ61を強く押し当てて固定する。同様に、他方の支柱3の所定位置に固定された横桟取付金具5の第2横桟挿入孔部53に横桟6の小径パイプ62を挿入し、固定部(カムレバー)のレバーを所定方向に動かすことで、レバーに連結された係止部(不図示)が小径パイプ62を強く押し当てて固定する。
ここで、変圧器は製品ごとに形状や大きさ等が異なり、また、変圧器上面に設置される配管やブッシングのレイアウト等も異なるため、取付座2の設置間隔が不揃いとなる。そのため、従来では、安全柵を設置する前に横桟の長さを計画しておく必要があった。それに対して、実施の形態1における横桟6では、径の異なるパイプをスコープ状に連結して伸縮可能に構成したので、横桟6の長さを適当な長さに調節することが可能となり、取付座2の設置間隔が一律でなくとも支柱3に容易に取付可能となる。
また、図6に示すように、変圧器上面が水はけのための傾斜面100を有している場合、各支柱3での横桟6の固定位置が変わることになる。しかしながら、従来では、横桟取付金具を支柱に固定して取り付けていたため、安全柵1を設置する前に横桟の配置箇所を計画しておき、それに合わせて横桟取付金具を取り付ける必要があった。それに対して、実施の形態1における横桟取付金具5では、支柱3の任意の位置に移動できるように構成したので、横桟6の取付高さを任意に調節することができ、また、取付座2の設置高さが異なる場合であっても、容易に水平設置することが可能となる。
以上のように、この実施の形態1によれば、対向する固定面431および可動面432を有し、可動面432に連結された引上棒433が固定面431方向に引き上げられることで固定面431および可動面432が取付座2の水平面22を挟み込む挟み機構43と、引上棒433を引き上げる駆動機構45とを備えた支柱固定構造4を用いて、支柱3を取付座2に取付固定するように構成したので、ボルト締結を行うことなく、簡単に素早く支柱3を取付座2に固定することができる。また、足踏式ペダル451を足で踏み込むことで挟み機構43を動作させるように構成したので、支柱3の固定作業を行う際に作業者が屈む必要はなく作業性を向上させることができる。また、変圧器上面に傾斜面100が設けられている場合であっても容易に固定作業を行うことができる。よって、支柱3の固定作業に要する作業時間を大幅に削減することができる。
また、ボルト締結を行わないため、支柱3の固定作業にボルトやボルトを締める工具は不要であり、変圧器内部に金属類の異物が混入する恐れがなくなる。さらに、ボルトや工具を誤って高所から落下させてしまう恐れはなくなり、人損や物損の発生をなくすこともできる。
また、支柱固定構造4を支柱3とは別体に構成し、支柱挿入部42により固定するように構成したので、支柱固定構造4が故障した場合に、この故障した支柱固定構造4を支柱3から取り外して新たな支柱固定構造4を取り付けることが可能であり、メンテナンスが容易となり、また、コストダウンを図ることができる。
なお、実施の形態1では、駆動機構45に偏心カム機構455を採用した場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば図7に示すように、梃子部45bを用いて引上棒433を引き上げるようにしてもよい。ここで、梃子部45bは、略L字型に構成され、その短部側が引上棒433に回動自在に連結されている。そして、長部側を手または足により押し下げることによって引上棒433を引き上げることができ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、引上棒433を引き上げることができる構成であればどのような構成を用いてもよく、例えばギアやモータ等を用いてもよい。
また、ロック機構46は、図4に示す構成に限るものではなく、足踏式ペダル451を締結位置まで回動した際に、自動的に、この足踏式ペダル451の逆方向への回動を規制することができる機構であればよい。
また、実施の形態1では、安全柵1が設置される被固定構造体として、大型変圧器を想定した場合について説明したが、これに限るものではなく、取付座2を予め設置固定することができる意匠性を問われない被固定構造体(例えば、工場プラント、造船所の船舶や建築現場の足場等)であれば同様に適用可能である。
また、横桟6の大径パイプ61および小径パイプ62を、横桟取付金具5の第1,2横桟挿入孔部52,53に対して小径に構成したが、逆に、大径パイプ61および小径パイプ62を、第1,2横桟挿入孔部52,53に対して大径に構成してもよい。なお、この場合には、横桟6を固定するためのカムレバーやクランプレバー等の固定部が大径パイプ61および小径パイプ62側に設けられることになる。
また、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 安全柵、2 取付座、3 支柱、4 支柱固定構造、5 横桟取付金具、6 横桟、21 鉛直面、22 水平面(取付面)、23 切り欠き、41 筐体、41a ピン挿入穴、42 支柱挿入部、42a 孔、43 挟み機構、44 付勢機構、45 駆動機構、45b 梃子部、46 ロック機構、51 支柱挿入孔部、52 第1横桟挿入孔部、53 第2横桟挿入孔部、61 大径パイプ、62 小径パイプ、431 固定面、432 可動面、431a,432a 貫通孔、433 引上棒(軸部)、441 底面、442 バネ、451 足踏式ペダル(ペダル)、452 回動円盤、452a 軸、452b ピン貫通孔部、453 偏心カム、453a 軸、454 移動部、455 偏心カム機構(駆動力変換機構)、461 ロックピン、462 バネ係止部、463 バネ、100 傾斜面。

Claims (11)

  1. 被固定構造体に予め設置固定された取付座と、支柱固定構造を介して前記取付座の取付面に取付固定された支柱と、前記支柱に取付固定された横桟とを備えた安全柵において、
    前記支柱固定構造は、
    対向する2つの面を有し、一方の面に連結された軸部が他方の面側に移動することで当該2つの面が前記取付座の取付面を挟み込む挟み機構と、
    前記軸部を移動させる駆動機構とを備えた
    ことを特徴とする安全柵。
  2. 前記取付座に設けられ、前記挟み機構の2つの面の間で前記軸部を摺動させることで、前記支柱固定構造を前記取付面の略中心に位置決めさせる切り欠きを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の安全柵。
  3. 前記駆動機構は、
    前記軸部に連結され、外部から入力された回動力を前記軸部の移動力に変換する駆動力変換機構と、
    自身が回動することで前記駆動力変換機構に回動力を与えるペダルとを備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の安全柵。
  4. 前記駆動力変換機構は、偏心カムを回動自在に収納し、当該偏心カムの回動に応じて自身が前記軸部の軸心方向に移動することで当該軸部を移動させる偏心カム機構であり、
    前記ペダルは、前記偏心カムを軸心周りに回動させる
    ことを特徴とする請求項3記載の安全柵。
  5. 前記軸部は、前記挟み機構の前記一方の面に対して摺動可能であり、
    前記挟み機構は、
    前記一方の面を前記他方の面側に付勢するバネと、
    前記一方の面とともに前記バネを保持し、かつ、前記軸部が固定されて、当該挟み機構が前記取付座の取付面を挟み込んだ後に前記軸部がさらに前記他方の面側に移動することで前記一方の面側に移動して前記バネを圧縮する底面と
    を有する付勢機構を備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の安全柵。
  6. 前記支柱固定構造は、
    当該支柱固定構造が前記支柱を前記取付座に固定する状態まで前記ペダルが回動した際に当該ペダルの逆方向への回動を規制するロック機構を備えた
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の安全柵。
  7. 前記支柱固定構造は、
    前記支柱の端部が挿入される支柱挿入部と、
    前記支柱挿入部に挿入された支柱を固定する固定部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の安全柵。
  8. 前記横桟は、径の異なるパイプをスコープ状に連結して伸縮可能に構成した
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の安全柵。
  9. 前記支柱に設けられ、前記支柱の軸心方向に移動可能な横桟取付金具を備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載の安全柵。
  10. 前記駆動機構は、
    略L字型に構成されて、一端側が前記軸部に回動自在に連結され、他端側が押し下げられて回動することで前記軸部を移動させる梃子部を備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の安全柵。
  11. 被固定構造体に予め設置固定された取付座の取付面に支柱を取付固定する支柱固定構造において、
    対向する2つの面を有し、一方の面に連結された軸部が他方の面側に移動することで当該2つの面が前記取付座の取付面を挟み込む挟み機構と、
    前記軸部を移動させる駆動機構とを備えた
    ことを特徴とする支柱固定構造。
JP2011237329A 2011-10-28 2011-10-28 安全柵および支柱固定構造 Pending JP2013096081A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011237329A JP2013096081A (ja) 2011-10-28 2011-10-28 安全柵および支柱固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011237329A JP2013096081A (ja) 2011-10-28 2011-10-28 安全柵および支柱固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013096081A true JP2013096081A (ja) 2013-05-20

Family

ID=48618340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011237329A Pending JP2013096081A (ja) 2011-10-28 2011-10-28 安全柵および支柱固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013096081A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013153955A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Rokko Engineering Co Ltd 高所作業用安全支柱
CN113931098A (zh) * 2021-10-09 2022-01-14 国网河北省电力有限公司内丘县供电分公司 一种电力工程用警示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013153955A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Rokko Engineering Co Ltd 高所作業用安全支柱
CN113931098A (zh) * 2021-10-09 2022-01-14 国网河北省电力有限公司内丘县供电分公司 一种电力工程用警示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107504338B (zh) 显示器可转动升降支架
JP5660569B2 (ja) 建物の昇降装置
JP2010185185A (ja) 仮設手摺およびその施工方法
JP2013096081A (ja) 安全柵および支柱固定構造
CN113339592B (zh) 一种速装型管道抗震支架及安装方法
JP5769498B2 (ja) エレベータの改修方法および過速度非常止め装置
KR100961862B1 (ko) 소부재 취부용 지지대
JP2008148441A (ja) 高架送電線における接地線の取付装置と、高架送電線における接地線の取付方法
JP7193374B2 (ja) 台棒の取付金具及び当該取付金具を使用した台棒の取り付け方法
JPWO2010106641A1 (ja) エレベーターのクリップ装置及びエレベーターの支持装置
KR101533454B1 (ko) 교량 구조물용 안전 점검장치
CN114072578A (zh) 用于张紧风力涡轮机塔架的塔架螺栓的工具组件
JP5661319B2 (ja) 車両退出阻止装置
US20090074552A1 (en) Boom assembly
JP2014025326A (ja) 昇降式足場装置
US11267087B2 (en) Rotating machine coupling hub pulling device
JP4651683B2 (ja) 立軸ポンプの原動機架台
US20060243526A1 (en) Scaffold locking mechanism with tension indicator
JP6281136B2 (ja) 電気機器収納用箱のポール取付構造
JP6220475B1 (ja) シャッター開閉機のシャッター巻上方法、着脱式保持具及び足踏み式保持具
JP5557136B2 (ja) 支保工ジャッキダウン装置
CN220412687U (zh) 塔机臂头钢丝绳防扭器制动装置
JP7534208B2 (ja) 仮設足場における足場板の位置決め係止装置
JP2019206824A (ja) 梯子取付装置
JP5937422B2 (ja) 構築方法