JP4543732B2 - 発光ダイオードアレイ - Google Patents

発光ダイオードアレイ Download PDF

Info

Publication number
JP4543732B2
JP4543732B2 JP2004123794A JP2004123794A JP4543732B2 JP 4543732 B2 JP4543732 B2 JP 4543732B2 JP 2004123794 A JP2004123794 A JP 2004123794A JP 2004123794 A JP2004123794 A JP 2004123794A JP 4543732 B2 JP4543732 B2 JP 4543732B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
emitting diode
light
light emitting
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004123794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005310937A (ja
Inventor
克弥 秋元
富久 行本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2004123794A priority Critical patent/JP4543732B2/ja
Publication of JP2005310937A publication Critical patent/JP2005310937A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4543732B2 publication Critical patent/JP4543732B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、発光ダイオードアレイ、特に電子写真方式のプリンタ光源に用いるのに適した発光ダイオードアレイに関するものである。
現在、電子写真方式のプリンタの光源として、主に、レーザ方式と発光ダイオードアレイ方式が用いられている。特に、発光ダイオードアレイ方式は、レーザ方式に比べ光路長が短いため、プリンタが小型化でき、大サイズの印刷が容易になるという特長を有する。
さらに最近は、プリンタの小型化が進んでおり、より高精細で高出力の発光ダイオードアレイが要求されている。
図8に、従来の発光ダイオードアレイの上面図を、また、図9に、そのB−B’部の断面構造図を示す。
図8に示すように、従来の発光ダイオードアレイは、チップ上に複数個の発光ダイオード部10が一列に配置されている。
その断面構造は、図9に示すように、半絶縁性ガリウム砒素(GaAs)基板1上に、p型GaAs導電層2、p型アルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)エッチングストッパ層3、p型AlGaAsクラッド層4、p型AlGaAs活性層5、n型AlGaAsクラッド層6、n型GaAsキャップ層7を順次積層したダブルヘテロ構造となっている。
発光ダイオード部10の素子分離は、n型GaAsキャップ層7から半絶縁性GaAs基板1までメサエッチングされ、素子分離されている。
発光ダイオードに通電するためのカソード用コンタクト電極8、アノード用コンタクト電極15は、それぞれn型GaAsキャップ層9のメサ頂面、p型GaAs導電層2の上に、金属を蒸着し合金化することにより形成されている。これらの電極は、金(Au)配線16により、各々、カソード用ボンディングパッド17、アノード用ボンディングパッド18まで引き伸ばされている。
発光ダイオード部10の活性層5で発生した光は、n型GaAsキャップ層7によって吸収されてしまい、透過することができない。そこで、n型GaAsキャップ層7をエッチングにより取り除き、光取り出し部である発光部12(発光部表面12a)を設けてある。この発光部表面12aの表面上には、Au配線16との絶縁を目的とした保護膜である酸化珪素(SiO、Phospho Silicate Glass)絶縁膜11およびSiO絶縁膜19と、より緻密な保護膜である窒化珪素(SiN)保護膜14を設けている。
なお、上記の如き光取り出し部である発光部を備えた発光ダイオードアレイとしては、例えば特開2003−8056号公報(特許文献1参照)に開示されたものがある。
また、保護膜の厚さに言及するものとしては、例えば特許第3450145号(特許文献2参照)があり、3000オングストローム程度に形成することが記載されている。
特開2003−8056号公報(図2、発光部11) 特許第3450145号公報(段落番号0016、0018)
ところで、上記図9の発光ダイオードアレイの構造は、発光部表面12aからの光が、SiO絶縁膜11、SiO絶縁膜19及びSiN保護膜14を透過して外部へと取り出される。これら絶縁膜及び保護膜の膜厚は、光の波長と同程度であるため、各層界面での反射、干渉により光取出効率が著しく減少する可能性がある。
しかしながら、従来技術では、これら絶縁膜および保護膜に関し、光の波動としての性質を考慮した膜厚の最適化は行われてこなかった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、これら絶縁膜および保護膜の厚さを最適化することで、光取出効率を向上させた高出力発光ダイオードアレイを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1の発明に係る発光ダイオードアレイは、基板上に複数の化合物半導体層がエピタキシャル成長され、絶縁・分割された複数の発光ダイオード部を有し、その発光ダイオード部の発光部表面が絶縁膜から成る保護膜で被覆された発光ダイオードアレイにおいて、
発光波長が725nmであり、
且つ、保護膜が、当該保護膜の最表面から順次に酸化珪素(SiO)からなる第2絶縁膜、窒化珪素(SiN)からなる保護膜、酸化珪素(SiO)からなる第1絶縁膜から形成され、
且つ、第2絶縁膜直下の半導体層が一般式AlxGa1-xAs(0.5≦x≦0.8)で表される化合物半導体で形成され、
且つ、第1絶縁膜の膜厚が43.6nmであり、
且つ、窒化珪素からなる保護膜の膜厚を662.3nmとし第2絶縁膜の膜厚を430.4nmとしたことを特徴とする。
<発明の要点>
半導体薄膜における光の挙動については、「光工学ハンドブック」(小瀬他、朝倉書店(1986))に記載されている。
光の波動としての性質のみに着目した場合、上記請求項に記載した範囲以外にも光取出効率が増加する領域が存在する。これは、多次の回折光に関しても同様の効果が得られるからである。
しかしながら、必要以上の膜厚の増加は、光吸収による光取出効率の低下や、放熱能力の低下による素子寿命の短縮等の悪影響が懸念される。さらに、厚膜形成に必要な原料が増加し、形成時間が長期化するため、コスト増加にも直結する。
その一方で、酸化珪素(SiO)からなる第2絶縁膜と窒化珪素(SiN)からなる保護膜が、それぞれ絶縁膜と保護膜として本来の機能を十分に果たすためには、それぞれ300nm、500nm以上の厚さが必要となる。
上記の条件を考慮すると、請求項に記載の範囲が最適であるといえる。
本発明に関わる発光ダイオードアレイを構成する基板、およびその上にエピタキシャル成長された化合物半導体層を構成する材料について、第2絶縁膜直下の半導体層が一般式AlxGa1-xAs(0.5≦x≦0.8)で表される化合物半導体に制限される以外に特に制限はないが、第2絶縁膜直下の半導体層との格子整合を考慮すると、GaAsおよびAlGaAs系の材料で構成されることが望ましい。
第1絶縁膜の直上には何も積層せず、直接大気あるいはそれに準じる雰囲気に接することが望ましいが、光の波長よりも十分に大きな厚さをもち、且つ該波長に対して透明な物質を積層することで、第1絶縁膜およびその下層の膜をさらに保護してもよい。
本発明によれば、発光ダイオード部の発光部表面が絶縁膜からなる保護膜で被覆された発光ダイオードアレイにおいて、これら絶縁膜および保護膜の厚さを最適化することで、光取出効率を向上させた高出力発光ダイオードアレイを提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
図1に、本発明にかかる発光ダイオードアレイの上面図を、また図2にその発光ダイオードアレイのA−A’部の断面構造を示す。
この発光ダイオードアレイは、半絶縁性GaAs基板1上に複数の結晶層を積んだエピタキシャル層が形成され、絶縁・分割された複数の発光ダイオード部10を有し、その発光ダイオード部10の発光部表面12aが、SiO絶縁膜11(第1絶縁膜)およびSiN保護膜14で被覆され、さらにSiO絶縁膜19(第2絶縁膜)で被覆されている。
この発光ダイオードアレイは、SiO絶縁膜11(第1絶縁膜)およびSiN保護膜14、及びSiO絶縁膜19(第2絶縁膜)の膜厚が従来と異なっているだけであり、他は従来と同じ構造となっている。
詳述するに、図1に示すように、発光ダイオードアレイは、半絶縁性GaAs基板1上に、電圧の印加により発光するメサ型の発光ダイオード部10が形成され、その発光ダイオード部10のメサ頂面には、発光ダイオード部10で発光した光を外部に取り出すための多数の発光部12が、メサエッチング溝13によりそれぞれが絶縁されて一列に並んで設けられている。
さらに、それら発光部12の列に沿って、一方のメサ溝面には、発光ダイオード部に電圧を印加するためのアノード用コンタクト電極15が形成されており、他方のメサ頂面には、各発光部12ごとにカソード用コンタクト電極8が形成されている。
さらに、カソード用コンタクト電極8は、それぞれAu配線16により外部素子と接続するためのカソード用ボンディングパッド17と電気的に接続されている。
図2に発光ダイオードアレイの構造断面図を示す。
この発光ダイオードアレイの発光ダイオード部10は、図2に示すように、半絶縁性GaAs基板1上に、p型GaAs導電層2、p型AlGaAsエッチングストッパ層3、p型AlGaAsクラッド層4、p型AlGaAs活性層5、n型AlGaAsクラッド層6、n型GaAsキャップ層7が順に積層されて構成されるとともに、メサエッチング溝13によりメサ型に形成されている。
また、上述したように、カソード用コンタクト電極8は、発光ダイオード部10のメサ頂面に形成されており、アノード用コンタクト電極15は、発光ダイオード10のメサ溝面であるp型GaAs導電層2上に形成されている。
次に、この発光ダイオードアレイの製造方法を作用とともに説明する。
半絶縁性GaAs基板1の(100)表面上に、有機金属気相成長(MOVPE)法によりキャリア濃度4×1019cm-3のp型GaAs導電層2を1μm、キャリア濃度3×1019cm-3のp型AlGaAsエッチングストッパ層3を0.5μm、キャリア濃度3×1018cm-3のp型AlGaAsクラッド層4を1μm、キャリア濃度1×1018cm-3のp型AlGaAs活性層5を1μm、キャリア濃度2×1018cm-3のn型AlGaAsクラッド層6を3μm、キャリア濃度1×1018cm-3のn型GaAsキャップ層7を0.5μm、順次成長させる。
最上層であるn型GaAsキャップ層7は、カソード用コンタクト電極8を形成するために、n型GaAsキャップ層の一部9のみ残してウエットエッチングにより除去する。
そして、各発光ダイオード部10を電気的に分離するためにウエットエッチングによりメサエッチング溝13を形成する。なお、メサエッチング溝13の深さは半絶縁性GaAs基板1が露出する7.0μmとする。
さらに、全表面を覆うように気相成長(CVD)法によりSiO絶縁膜(第1絶縁膜)11を成長させる。
そして、カソード用コンタクト電極8部分のSiO絶縁膜11をフッ酸により、アノード用コンタクト電極15を形成する部分のSiO絶縁膜11をCHF33/O22等のガスを用いたドライエッチングで除去する。カソード用コンタクト電極8は、n型GaAsキャップ層9の上に金ゲルマニウム(AuGe)/ニッケル(Ni)/Auを蒸着、アロイすることにより形成する。アノード用コンタクト電極15は、メサエッチング溝の底に露出しているp型GaAs導電層2の上に金亜鉛(AuZn)/Ni/Auを蒸着、アロイすることにより形成する。これらの電極はAu配線16によりカソード用ボンディングパッド17、アノード用ボンディングパッド18の部分まで引き出す。
次に、水分等の浸入を防ぐ目的で、これらの表面全面を、より緻密な膜であるSiN保護膜14で被覆する。
さらに、表面全面をSiO絶縁膜19(第2絶縁膜)で被覆する。
最後に各ボンディングパッド17、18上の保護膜は除去し、電気配線が可能な状態として、発光ダイオードアレイを製造する。このとき、SiO絶縁膜(第1絶縁膜)11、SiN保護膜14、SiO絶縁膜(第2絶縁膜)19の成長時間をそれぞれ変更することで、それぞれの膜厚が異なる組合せの発光ダイオードアレイA〜Zを得た。
これらにそれぞれ3Vの電圧を印加し、光パワーメータ及び光スペクトラムアナライザを用い、発光出力および発光ピーク波長を測定した。
発光ダイオードA〜ZのSiO絶縁膜11、SiN保護膜14、SiO絶縁膜19の膜厚、発光出力、発光ピーク波長を表1に示す。
Figure 0004543732
表1において、発光ダイオードA〜Zは全て発光ピーク波長が700nm以上750nm以下の範囲にある。このうち発光ダイオードが本発明の実施例であり、発光出力が10.9[a.u.]と高くなっている。一方、発光ダイオードP〜Zは比較例であり、発光出力は6.2〜8.4[a.u.]と低いものとなっている。なおSiO絶縁膜(第2絶縁膜)19の直下の半導体層(p型AlGaAsクラッド層4、p型AlGaAs活性層5、n型AlGaAsクラッド層6)は、一般式AlGa1−xAs(0.5≦x≦0.8)で表される化合物半導体となっている。
本実施例のうち、SiO絶縁膜(第1絶縁膜)11の厚さに着目すると、発光ダイオードアレイA、B、Cは第1絶縁膜の膜厚が30nm以下であり、発光ダイオードアレイD、E、Fは第1絶縁膜の膜厚が35nm以下であり、発光ダイオードアレイG、H、Iは第1絶縁膜の膜厚が40nm以下であり、発光ダイオードアレイJ、K、Lは第1絶縁膜の膜厚が45nm以下であり、発光ダイオードアレイM、N、Oは第1絶縁膜の膜厚が50nm以下であるので、これを指標としてグループ分けすることができる。
光ダイオードアレイA、B、Cは、発光波長が700〜750nmの範囲(具体的には723nm〜727nm)にあり、SiO絶縁膜(第1絶縁膜)11の膜厚は30nm以下(具体的には28.9〜29.8nm)であり、保護膜の膜厚をd1(単位nm)と第2絶縁膜の膜厚をd2(単位nm)としたときに、(d1、d2)が、(647、421)、(650、392)、(660、366)、(670、365)、(680、368)、(690、371)、(700、375)、(710、381)、(720、391)、(730、416)、(730、428)、(710、475)、(700、486)、(690、493)、(680、497)、(670、496)、(660、491)、(647、464)、(647、421)の各点を順次直線で結ぶ閉領域(図3)内の任意の値となっている。
光ダイオードアレイD、E、Fは、発光波長が700nm以上750nm以下の範囲(具体的には726nm)にあり、SiO絶縁膜(第1絶縁膜)11の膜厚は35nm以下(具体的には32.4〜34.1nm)であり、保護膜の膜厚をd1(単位nm)と第2絶縁膜の膜厚をd2(単位nm)としたときに、(d1、d2)は、(646、436)、(650、408)、(660、385)、(670、378)、(680、378)、(690、380)、(700、384)、(710、392)、(719、412)、(719、432)、(710、458)、(700、473)、(690、483)、(680、488)、(670、490)、(660、487)、(650、477)、(646、462)、(646、436)の各点を順次直線で結ぶ閉領域(図4)内の任意の値となっている。
光ダイオードアレイG、H、Iは、発光波長が700nm以上750nm以下の範囲(具体的には723nm〜725nm)にあり、SiO絶縁膜(第1絶縁膜)11の膜厚は40nm以下(具体的には36.7〜39.2nm)であり、保護膜の膜厚をd1(単位nm)と第2絶縁膜の膜厚をd2(単位nm)としたときに、(d1、d2)は、(646、439)、(650、417)、(660、395)、(670、388)、(680、386)、(690、389)、(700、395)、(709、414)、(709、430)、(700、456)、(690、470)、(680、479)、(670、483)、(660、482)、(650、474)、(646、462)、(646、439)の各点を順次直線で結ぶ閉領域(図5)内の任意の値となっている。
光ダイオードアレイJ、K、Lは、発光波長が700nm以上750nm以下の範囲(具体的には725nm〜728nm)にあり、SiO絶縁膜(第1絶縁膜)11の膜厚は45nm以下(具体的には40.7〜44.0nm)であり、保護膜の膜厚をd1(単位nm)と第2絶縁膜の膜厚をd2(単位nm)としたときに、(d1、d2)は、(646、447)、(650、424)、(660、404)、(670、397)、(680、395)、(690、399)、(699、416)、(699、429)、(690、454)、(680、467)、(670、474)、(660、475)、(650、469)、(646、455)、(646、447)の各点を順次直線で結ぶ閉領域(図6)内の任意の値となっている。
光ダイオードアレイM、N、Oは、発光波長が700nm以上750nm以下の範囲(具体的には724nm〜728nm)にあり、SiO絶縁膜(第1絶縁膜)11の膜厚は50nm以下(具体的には46.4〜48.5nm)であり、保護膜の膜厚をd1(単位nm)と第2絶縁膜の膜厚をd2(単位nm)としたときに、(d1、d2)は、(648、442)、(650、432)、(660、412)、(670、405)、(680、406)、(688、417)、(688、433)、(680、452)、(670、463)、(660、467)、(650、461)、(648、455)、(648、442)の各点を順次直線で結ぶ閉領域(図7)内の任意の値となっている。
これに対し、発光ダイオードアレイP〜Zは、本発明に該当しない発光ダイオードアレイである。
表1の発光出力の値を見れば明らかであるが、本発明にかかる発光ダイオードアレイKは、本発明に該当しない発光ダイオードアレイP〜Zよりも発光出力が大きく、およそ20%以上の発光出力の向上が認められる。
以上の実施例により、本発明の効果を確認することができた。
<他の実施例、変形例>
上記の実施形態では、結晶構造として半絶縁性GaAs基板1の上にp型の半導体結晶を下にしたp型、n型の順の発光ダイオード用半導体結晶構造を例として説明したが、半絶縁性GaAs基板1の上にn型の半導体結晶を下にした、n型、p型の順の発光ダイオード用半導体結晶構造においても適用することができ、発光ダイオードの特性が変わるだけで、同様に外部発光効率を向上させる効果を得ることができる。
また、上記の実施形態では、基板に半絶縁性GaAs基板を用いたが、導電性の基板であっても、その上にアンドープGaAs等の高抵抗層を設けるか、p−n−pまたはn−p−nとなる構造にすれば、電気的に絶縁できるので、同様に適用することが可能である。
<使用方法、応用システムなど>
本発明による発光ダイオードアレイは、電子写真方式のプリンタ光源に用いられる発光ダイオードアレイに応用することができる。
本発明の一実施形態を示す発光ダイオードアレイの上面図である。 本発明の一実施形態を示す発光ダイオードアレイの構造断面図である。 光ダイオードアレイA、B、Cについて保護膜の膜厚d1と第2絶縁膜の膜厚d2の適正範囲を示した図である。 光ダイオードアレイD、E、Fについて保護膜の膜厚d1と第2絶縁膜の膜厚d2の適正範囲を示した図である。 光ダイオードアレイG、H、Iについて保護膜の膜厚d1と第2絶縁膜の膜厚d2の適正範囲を示した図である。 光ダイオードアレイJ、K、Lについて保護膜の膜厚d1と第2絶縁膜の膜厚d2の適正範囲を示した図である。 光ダイオードアレイM、N、Oについて保護膜の膜厚d1と第2絶縁膜の膜厚d2の適正範囲を示した図である。 従来の発光ダイオードアレイの上面図である。 従来の発光ダイオードアレイの構造断面図である。
符号の説明
1 半絶縁性GaAs基板
2 p型GaAs導電層
3 p型AlGaAsエッチングストッパ層
4 p型AlGaAsクラッド層
5 p型AlGaAs活性層
6 n型AlGaAsクラッド層
7 n型GaAsキャップ層
8 カソード用コンタクト電極
9 n型GaAsキャップ層の一部
10 発光ダイオード部
11 第1絶縁膜(SiO絶縁膜)
12 発光部
12a 発光部表面
13 メサエッチング溝
14 保護膜(SiN保護膜)
15 アノード用コンタクト電極
16 Au配線
17 カソード用ボンディングパッド
18 アノード用ボンディングパッド
19 第2絶縁膜(SiO絶縁膜)

Claims (1)

  1. 基板上に複数の化合物半導体層がエピタキシャル成長され、絶縁・分割された複数の発光ダイオード部を有し、その発光ダイオード部の発光部表面が絶縁膜から成る保護膜で被覆された発光ダイオードアレイにおいて、
    発光波長が725nmであり、
    且つ、保護膜が、当該保護膜の最表面から順次に酸化珪素からなる第2絶縁膜、窒化珪素からなる保護膜、酸化珪素からなる第1絶縁膜から形成され、
    且つ、第2絶縁膜直下の半導体層が一般式AlxGa1-xAs(0.5≦x≦0.8)で表される化合物半導体で形成され、
    且つ、第1絶縁膜の膜厚が43.6nmであり、
    且つ、窒化珪素(SiN)からなる保護膜の膜厚を662.3nmとし第2絶縁膜の膜厚を430.4nmとしたことを特徴とする発光ダイオードアレイ。
JP2004123794A 2004-04-20 2004-04-20 発光ダイオードアレイ Expired - Fee Related JP4543732B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004123794A JP4543732B2 (ja) 2004-04-20 2004-04-20 発光ダイオードアレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004123794A JP4543732B2 (ja) 2004-04-20 2004-04-20 発光ダイオードアレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005310937A JP2005310937A (ja) 2005-11-04
JP4543732B2 true JP4543732B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=35439376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004123794A Expired - Fee Related JP4543732B2 (ja) 2004-04-20 2004-04-20 発光ダイオードアレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4543732B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4172515B2 (ja) 2006-10-18 2008-10-29 ソニー株式会社 発光素子の製造方法
JP2011233784A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 半導体発光素子、半導体発光素子の保護膜及びその作製方法
JP2011233783A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 半導体発光素子、半導体発光素子の保護膜及びその作製方法
JP2012151261A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 半導体発光素子、半導体発光素子の保護膜及びその作製方法
JP5971090B2 (ja) * 2012-11-14 2016-08-17 豊田合成株式会社 半導体発光素子および発光装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04243170A (ja) * 1991-01-17 1992-08-31 Eastman Kodak Japan Kk 発光ダイオード
JPH06252440A (ja) * 1993-02-26 1994-09-09 Kyocera Corp 半導体発光装置
JPH0738148A (ja) * 1993-07-19 1995-02-07 Hitachi Cable Ltd 化合物半導体光素子、発光ダイオード及び発光ダイオードの製造方法
JPH10341039A (ja) * 1997-04-10 1998-12-22 Toshiba Corp 半導体発光素子およびその製造方法
JP2003031840A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Hitachi Cable Ltd 発光ダイオードアレイ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04243170A (ja) * 1991-01-17 1992-08-31 Eastman Kodak Japan Kk 発光ダイオード
JPH06252440A (ja) * 1993-02-26 1994-09-09 Kyocera Corp 半導体発光装置
JPH0738148A (ja) * 1993-07-19 1995-02-07 Hitachi Cable Ltd 化合物半導体光素子、発光ダイオード及び発光ダイオードの製造方法
JPH10341039A (ja) * 1997-04-10 1998-12-22 Toshiba Corp 半導体発光素子およびその製造方法
JP2003031840A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Hitachi Cable Ltd 発光ダイオードアレイ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005310937A (ja) 2005-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4976849B2 (ja) 半導体発光素子
US7714343B2 (en) Light emitting device
US8383433B2 (en) Light emitting diode and method of fabricating the same
KR101115535B1 (ko) 확장된 금속 반사층을 갖는 플립 본딩형 발광다이오드 및그 제조방법
JP4453515B2 (ja) 半導体発光素子
WO2012127660A1 (ja) 窒化物半導体紫外線発光素子
US20020074556A1 (en) GaN based group III-V nitride semiconductor light-emitting diode and method for fabricating the same
WO2012144046A1 (ja) 窒化物半導体紫外線発光素子
US20170301826A1 (en) Light emitting diode with high efficiency
US20230024651A1 (en) Light-emitting diode
US20030010989A1 (en) Light-emitting diode array
KR20100108906A (ko) 복수개의 발광셀들을 갖는 발광 소자 및 그것을 제조하는 방법
US20230026786A1 (en) Light emitting device
JPH0864864A (ja) 発光ダイオードアレイ及びその製造方法
JP2002185038A (ja) 発光ダイオード及びその製造方法
KR20160036862A (ko) 발광 소자 제조 방법 및 그것에 의해 제조된 발광 소자
CN114141925B (zh) 发光二极管
KR101115570B1 (ko) 발광 소자 및 그것을 제조하는 방법
KR20100075420A (ko) 복수개의 발광셀들을 갖는 발광 소자 및 그것을 제조하는 방법
US11575070B2 (en) Light-emitting device
JP4543732B2 (ja) 発光ダイオードアレイ
JP5277066B2 (ja) 半導体発光素子およびその製造方法
US11942573B2 (en) Deep UV light emitting diode
KR101154511B1 (ko) 고효율 발광 다이오드 및 그것을 제조하는 방법
KR20130009719A (ko) 고효율 발광 다이오드 및 그것을 제조하는 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060616

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100621

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees