JP4542891B2 - 2−ヘテロアリールカルボキサミド類 - Google Patents

2−ヘテロアリールカルボキサミド類 Download PDF

Info

Publication number
JP4542891B2
JP4542891B2 JP2004511297A JP2004511297A JP4542891B2 JP 4542891 B2 JP4542891 B2 JP 4542891B2 JP 2004511297 A JP2004511297 A JP 2004511297A JP 2004511297 A JP2004511297 A JP 2004511297A JP 4542891 B2 JP4542891 B2 JP 4542891B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mmol
azabicyclo
oct
alkyl
amino
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004511297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005533052A (ja
JP2005533052A5 (ja
Inventor
ヨアヒム・ルイトレ
フランク−ゲルハルト・ベース
クリスティーナ・エルプ
フランク−トルステン・ハフナー
カトリン・シュニッツラー
ティモ・フレスナー
マリア・ファン・カムペン
フランツ−ヨーゼフ・ファン・デア・シュターイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer Pharma AG
Original Assignee
Bayer Schering Pharma AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE10257078A external-priority patent/DE10257078A1/de
Priority claimed from DE2002157537 external-priority patent/DE10257537A1/de
Priority claimed from DE10305922A external-priority patent/DE10305922A1/de
Application filed by Bayer Schering Pharma AG filed Critical Bayer Schering Pharma AG
Publication of JP2005533052A publication Critical patent/JP2005533052A/ja
Publication of JP2005533052A5 publication Critical patent/JP2005533052A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4542891B2 publication Critical patent/JP4542891B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D453/00Heterocyclic compounds containing quinuclidine or iso-quinuclidine ring systems, e.g. quinine alkaloids
    • C07D453/02Heterocyclic compounds containing quinuclidine or iso-quinuclidine ring systems, e.g. quinine alkaloids containing not further condensed quinuclidine ring systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia

Description

発明の詳細な説明
本発明は、新規2−ヘテロアリールカルボキサミド類、それらの製造方法、および疾患の処置および/または予防用の、そして知覚力、集中力、学習力および/または記憶力の改善用の医薬の製造のためのそれらの使用に関する。
ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)は、体内で生産されるメッセンジャー、アセチルコリンによって活性化されるイオンチャネルの大型ファミリーを形成する(Galzi and Changeux, Neuropharmacol. 1995, 34, 563-582)。機能的nAChRは5個のサブユニットからなり、それらは異なってもよく(α1−9およびβ1−4、γ、δ、εサブユニットの、ある組合せ)、同一であってもよい(α7−9)。このことは、筋肉、神経系および他の器官において分布の異なるサブタイプの多様性の形成を導く(McGehee and Role, Annu. Rev. Physiol. 1995, 57, 521-546)。nAChRの活性化は、陽イオンの細胞内への流入、そして神経細胞または筋肉細胞の刺激を導く。個々のnAChRサブタイプの選択的活性化は、この刺激を対応するサブタイプを有する細胞タイプに限定し、従って例えば筋肉中のnAChRの刺激などの、望まれない副作用を回避できる。ニコチンによる臨床実験および様々な動物モデルにおける実験は、中枢のニコチン性アセチルコリン受容体が学習および記憶の過程に関与することを示している(例えば、Rezvani and Levin, Biol. Psychiatry 2001, 49, 258 267)。アルファ7サブタイプのニコチン性アセチルコリン受容体(α7nAChR)は、海馬や大脳皮質などの、学習と記憶に重要である脳の領域で特に高濃度である(Seguela et al., J. Neurosci. 1993, 13, 596 604)。α7nAChRは、特にカルシウムイオン透過性が高く、グルタミン酸作動性神経伝達を増大させ、軸索の成長に影響を与え、そして、このようにして、神経の可塑性を調節する(Broide and Leslie, Mol. Neurobiol. 1999, 20, 1-16)。
なかんずく、精神病の処置用のある種のN−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)ヘテロアリールカルボキサミド類は、DE−A3724059に記載されている。
N−(アザビシクロアルキル)ヘテロアリールカルボキサミド類、特にN−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル)ベンゾチオフェン−3−カルボキサミド類は、WO93/15073およびEP−A485962に、医薬的に活性な化合物の合成用の中間体として開示されている。
US4,605,652およびEP−A372335は、例えば、N−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)チオフェン−2−カルボキサミドおよびその記憶改善効果を開示している。
JP−A14030084は、なかんずく、痴呆、注意欠陥多動性障害および学習と記憶の障害の処置用の1−アザビシクロアルカン類を記載している。
WO02/44176、WO02/085901、WO01/60821、EP−A1231212およびEP−A1219622は、中枢神経系疾患の処置用のさらなるα7ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニストを開示している。
本発明は、式
Figure 0004542891
式中、
は、C−C−アルキル、ベンジルおよびオキシの群から選択される基により窒素原子を介して置換されていることもある1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
は、水素またはC−C−アルキルであり、
は、水素、ハロゲンまたはC−C−アルキルであり、
は、水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルキルアミノ、ホルミル、ヒドロキシカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−シクロアルキルカルボニルアミノ、C−C−シクロアルキルアミノカルボニル、ピロリル、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、複素環カルボニル、複素環カルボニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシル、フェニルまたは複素環であり(ここで、C−C−アルキルは、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボキシル、複素環またはアリールにより置換されていてもよく、C−C−アルキルアミノカルボニルは、C−C−アルコキシまたはC−C−アルキルアミノにより置換されていてもよく、C−C−アルキルカルボニルアミノは、C−C−アルコキシにより置換されていてもよく、そして、複素環は、オキソにより置換されていてもよい)、
Aは、酸素または硫黄であり、
環Bは、ベンゾまたはピリドであり、これらは各々、ハロゲン、シアノ、ホルミル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列から選択される基により置換されていることもあり、
そして、Eは、C≡C、アリーレンおよびヘテロアリーレンであり、ここで、アリーレンおよびヘテロアリーレンは、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルコキシおよびC−C−アルキルの系列から選択される基により置換されていてもよい、
の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物に関する。
溶媒和物は、本発明のために、固体または液体状態で配位により溶媒分子と錯体を形成する化合物の形態に使用される用語である。水和物は、配位が水と起こる、溶媒和物の特別な形態である。
本発明のために好ましいは、本発明の化合物の生理的に許容し得る塩である。
化合物(I)の生理的に許容し得る塩は、化合物の無機酸、カルボン酸またはスルホン酸との酸付加塩であり得る。特に好ましい例は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、蓚酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸または安息香酸との塩である。
しかしながら、言及され得る塩はまた、常套の塩基との塩であり、例えば、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウムまたはカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウムまたはマグネシウム塩)、またはアンモニアもしくは有機アミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アルギニン、リシン、ジメチルアミノエタノール、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、プロカイン、ジベンジルアミン、N−メチルモルホリン、ジヒドロアビエチルアミン、1−エフェナミン(ephenamine)またはメチルピペリジンなど)から誘導されるアンモニウム塩である。
本発明の化合物は、立体異性形で存在し得る(エナンチオマー、ジアステレオマー)。従って、本発明は、エナンチオマーまたはジアステレオマーの両者およびそれらの各々の混合物に関する。これらのエナンチオマーおよびジアステレオマーの混合物は、既知方法で立体異性体的に純粋な構成分に分離できる。
本発明の目的のために、置換基は、一般的に以下の意味を有する:
−C −およびC −C −アルコキシは、炭素数1ないし6、好ましくは1ないし4、特に好ましくは1ないし3の、直鎖または分枝のアルコキシ基である。非限定的な例には、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、tert−ブトキシ、n−ペントキシおよびn−ヘキソキシが含まれる。
−C −およびC −C −アルキルは、炭素数1ないし6、好ましくは1ないし4、特に好ましくは1ないし3の、直鎖または分枝のアルキル基である。非限定的な例には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、tert−ブチル、n−ペンチルおよびn−ヘキシルが含まれる。
−C −およびC −C −アルキルアミノは、アルキル基ごとに炭素数1ないし6、好ましくは1ないし4である直鎖または分枝のモノ−またはジ−アルキルアミノ基である。非限定的な例には、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、n−プロピルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ジイソプロピルアミノ、tert−ブチルアミノ、ジ−tert−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、ジ−n−ペンチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、ジ−n−ヘキシルアミノ、エチルメチルアミノ、イソプロピルメチルアミノ、n−ブチルエチルアミノ、n−ヘキシル−i−ペンチルアミノが含まれる。
−C −およびC −C −アルキルカルボニルアミノは、炭素数1ないし6、好ましくは1ないし4、特に好ましくは1ないし3の、直鎖または分枝のアルキルカルボニルアミノ基である。非限定的な例には、メチルカルボニルアミノ、エチルカルボニルアミノ、n−プロピルカルボニルアミノ、イソプロピルカルボニルアミノ、tert−ブチルカルボニルアミノ、n−ペンチルカルボニルアミノおよびn−ヘキシルカルボニルアミノが含まれる。
−C −およびC −C −アルキルアミノカルボキシルは、アルキル基ごとに炭素数1ないし6、好ましくは1ないし4、特に好ましくは1ないし3である、直鎖または分枝のモノ−またはジ−アルキルアミノカルボキシル基である。非限定的な例には、メチルアミノカルボキシル、ジメチルアミノカルボキシル、エチルアミノカルボキシル、ジエチルアミノカルボキシル、n−プロピルアミノカルボキシル、ジ−n−プロピルアミノカルボキシル、イソプロピルアミノカルボキシル、ジイソプロピルアミノカルボキシル、tert−ブチルアミノカルボキシル、ジ−tert−ブチルアミノカルボキシル、n−ペンチルアミノカルボキシル、ジ−n−ペンチルアミノカルボキシル、n−ヘキシルアミノカルボキシル、ジ−n−ヘキシルアミノカルボキシル、エチルメチルアミノカルボキシル、イソプロピルメチルアミノカルボキシル、n−ブチルエチルアミノカルボキシル、n−ヘキシル−i−ペンチルアミノカルボキシルが含まれる。
−C −およびC −C −アルキルアミノカルボニルは、アルキル基ごとに炭素数1ないし6、好ましくは1ないし4、特に好ましくは1ないし3である、直鎖または分枝のモノ−またはジ−アルキルアミノカルボニル基である。非限定的な例には、メチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、n−プロピルアミノカルボニル、ジ−n−プロピルアミノカルボニル、イソプロピルアミノカルボニル、ジイソプロピルアミノカルボニル、tert−ブチルアミノカルボニル、ジ−tert−ブチルアミノカルボニル、n−ペンチルアミノカルボニル、ジ−n−ペンチルアミノカルボニル、n−ヘキシルアミノカルボニル、ジ−n−ヘキシルアミノカルボニル、エチルメチルアミノカルボニル、イソプロピルメチルアミノカルボニル、n−ブチルエチルアミノカルボニル、n−ヘキシル−i−ペンチルアミノカルボニルが含まれる。
−C −およびC −C −アルキルアミノカルボニルアミノは、アルキル基ごとに炭素数1ないし6、好ましくは1ないし4、特に好ましくは1ないし3である、直鎖または分枝のモノ−またはジ−アルキルアミノカルボニルアミノ基である。非限定的な例には、メチルアミノカルボニルアミノ、ジメチルアミノカルボニルアミノ、エチルアミノカルボニルアミノ、ジエチルアミノカルボニルアミノ、n−プロピルアミノカルボニルアミノ、ジ−n−プロピルアミノカルボニルアミノ、イソプロピルアミノカルボニルアミノ、ジイソプロピルアミノカルボニルアミノ、tert−ブチルアミノカルボニルアミノ、ジ−tert−ブチルアミノカルボニルアミノ、n−ペンチルアミノカルボニルアミノ、ジ−n−ペンチルアミノカルボニルアミノ、n−ヘキシルアミノカルボニルアミノ、ジ−n−ヘキシルアミノカルボニルアミノ、エチルメチルアミノカルボニルアミノ、イソプロピルメチルアミノカルボニルアミノ、n−ブチルエチルアミノカルボニルアミノ、n−ヘキシル−i−ペンチルアミノカルボニルアミノが含まれる。
−C −アルキルカルボニルは、炭素数1ないし6、好ましくは1ないし4の、直鎖または分枝のアルキルカルボニル基である。非限定的な例には、アセチル、エチルカルボニル、プロピルカルボニル、イソプロピルカルボニル、ブチルカルボニル、イソブチルカルボニル、tert−ブチルカルボニル、ペンチルカルボニルおよびヘキシルカルボニルが含まれる。
−C −アルキルスルホニルアミノは、炭素数1ないし4、好ましくは1ないし3の、直鎖または分枝のアルキルスルホニルアミノ基である。例として、そして好ましく言及され得るものは、メタンスルホニルアミノ、エタンスルホニルアミノ、n−プロパンスルホニルアミノ、イソプロパンスルホニルアミノ、tert−ブタンスルホニルアミノである。
−C −およびC −C −アルコキシカルボニルは、炭素数1ないし6、好ましくは1ないし4、特に好ましくは1ないし3の、直鎖または分枝のアルコキシカルボニル基である。非限定的な例には、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニルおよびtert−ブトキシカルボニルが含まれる。
−C −およびC −C −アルコキシカルボニルアミノは、炭素数1ないし6、好ましくは1ないし4、特に好ましくは1ないし3の、直鎖または分枝のアルコキシカルボニルアミノ基である。非限定的な例には、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、n−プロポキシカルボニルアミノ、イソプロポキシカルボニルアミノ、tert−ブトキシカルボニルアミノ、n−ペントキシカルボニルアミノおよびn−ヘキソキシカルボニルアミノが含まれる。
−C −シクロアルキルアミノカルボニルは、3員ないし6員、好ましくは5員ないし6員のシクロアルキルアミノカルボニル基である。非限定的な例には、シクロプロピルアミノカルボニル、シクロブチルアミノカルボニル、シクロペンチルアミノカルボニル、シクロヘキシルアミノカルボニル、シクロヘプチルアミノカルボニルおよびシクロオクチルアミノカルボニルが含まれる。
−C −およびC −C −シクロアルキルカルボニルアミノは、3員ないし8員、好ましくは5員ないし6員の、シクロアルキルカルボニルアミノ基である。非限定的な例には、シクロプロピルカルボニルアミノ、シクロブチルカルボニルアミノ、シクロペンチルカルボニルアミノ、シクロヘキシルカルボニルアミノ、シクロヘプチルカルボニルアミノおよびシクロオクチルカルボニルアミノが含まれる。
複素環は、通例、4個ないし10個、好ましくは5個ないし8個の環原子を有し、N、O、S、SO、SOの系列から3個まで、好ましくは2個までのヘテロ環員を有する単環式または多環式、好ましくは単環式または二環式の、非芳香族基である。複素環基は、飽和または部分不飽和であり得る。非限定的な例には、テトラヒドロフラン−2−イル、ピペラジニル、N−メチルピペラジニル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、ピロリニル、ピペリジニル、モルホリニルおよびペルヒドロアゼピニルなどの、O、NおよびSの系列から2個までのヘテロ環原子を有する5員ないし8員の単環式飽和複素環基が含まれる。
ヘテロアリールは、5個ないし10個の環原子を有し、S、Oおよび/またはNの系列から5個までのヘテロ原子を有する、芳香族性、単環式または二環式の基である。4個までのヘテロ原子を有する5員ないし6員のヘテロアリールが好ましい。ヘテロアリール基は、炭素原子またはヘテロ原子を介して結合し得る。非限定的な例には、チエニル、フリル、ピロリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、キノリニル、イソキノリニルが含まれる。
複素環カルボニルアミノは、通例、4個ないし10個、好ましくは5個ないし8個の環原子を有し、N、O、S、SO、SOの系列から3個まで、好ましくは2個までのヘテロ環員を有する単環式または多環式、好ましくは単環式または二環式の、非芳香族基に連結しているカルボニルアミノ基である。複素環基は、飽和または部分不飽和であり得る。非限定的な例には、テトラヒドロフラン−2−イルカルボニルアミノ、ピペラジニルカルボニルアミノ、N−メチルピペラジニルカルボニルアミノ、ピロリジン−2−イルカルボニルアミノ、ピロリジン−3−イルカルボニルアミノ、ピロリニルカルボニルアミノ、ピペリジニルカルボニルアミノ、モルホリニルカルボニルアミノおよびペルヒドロアゼピニルカルボニルアミノなどの、O、NおよびSの系列から2個までのヘテロ環原子を有する5員ないし8員の単環式飽和複素環基に連結しているカルボニルアミノ基が含まれる。
ヘテロアリールカルボニルアミノは、5個ないし10個の環原子を有し、S、Oおよび/またはNの系列から5個までのヘテロ原子を有する、単環式または二環式の芳香族基に連結しているカルボニルアミノ基である。4個までのヘテロ原子を有する5員ないし6員のヘテロアリールが好ましい。ヘテロアリール基は、炭素原子またはヘテロ原子を介してカルボニルアミノ基に結合し得る。非限定的な例には、チエニルカルボニルアミノ、フリルカルボニルアミノ、ピロリルカルボニルアミノ、チアゾリルカルボニルアミノ、イソオキサゾリルカルボニルアミノ、オキサジアゾリルカルボニルアミノ、オキサゾリルカルボニルアミノ、イミダゾリルカルボニルアミノ、テトラゾリルカルボニルアミノ、ピリジルカルボニルアミノ、ピリミジニルカルボニルアミノ、ピリダジニルカルボニルアミノ、インドリルカルボニルアミノ、インダゾリルカルボニルアミノ、ベンゾフラニルカルボニルアミノ、ベンゾチオフェニルカルボニルアミノ、キノリニルカルボニルアミノ、イソキノリニルカルボニルアミノが含まれる。
複素環カルボニルは、通例、4個ないし10個、好ましくは5個ないし8個の環原子を有し、N、O、S、SO、SOの系列から3個まで、好ましくは2個までのヘテロ環員を有する単環式または多環式、好ましくは単環式または二環式の、非芳香族基に連結しているカルボニル基である。複素環基は、飽和または部分不飽和であり得る。非限定的な例には、テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル、ピペラジニルカルボニル、N−メチルピペラジニルカルボニル、ピロリジン−2−イルカルボニル、ピロリジン−3−イルカルボニル、ピロリニルカルボニル、ピペリジニルカルボニル、モルホリニルカルボニルおよびペルヒドロアゼピニルカルボニルなどの、O、NおよびSの系列から2個までのヘテロ環原子を有する5員ないし8員の単環式飽和複素環基に連結しているカルボニル基が含まれる。
アリールは、通例、炭素数6ないし10の、単環式ないし三環式、芳香族性、炭素環式基である。非限定的な例には、フェニルおよびナフチルが含まれる。
ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素である。好ましくは、フッ素、塩素および臭素であり、特に好ましくはフッ素および塩素である。
−C −およびC −C −アルキルチオは、炭素数1ないし6、好ましくは1ないし4、特に好ましくは1ないし3の、直鎖または分枝のアルキルチオ基である。非限定的な例には、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソプロピルチオ、tert−ブチルチオ、n−ペンチルチオおよびn−ヘキシルチオが含まれる。
本発明の化合物中の基が置換されていることもある場合、基は、断りのない限り、1またはそれ以上の、同一かまたは異なる置換基を有していてもよい。
式中、Rが(3R)−1−アザ−ビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、R、R、R、A、Eおよび環Bが、上記の意味を有する式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、Rが水素またはメチルであり、R、R、R、A、Eおよび環Bが上記の意味を有する式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
式中、Rが水素であり、R、R、R、A、Eおよび環Bが上記の意味を有する式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、Rが水素またはメチルであり、R、R、R、A、Eおよび環Bが上記の意味を有する式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
式中、Rが水素であり、R、R、R、A、Eおよび環Bが上記の意味を有する式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が特に好ましい。
同様に、式中、Rが、水素、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシメチル、メトキシまたは6員の複素環であり、R、R、R、A、Eおよび環Bが上記の意味を有する式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、Aが硫黄原子であり、R、R、R、R、Eおよび環Bが上記の意味を有する式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、Aが酸素原子であり、R、R、R、R、Eおよび環Bが上記の意味を有する式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、環Bが、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびC−C−アルキルの系列からの1ないし3個の基により置換されていることもあるベンゾであり、R、R、R、R、AおよびEが上記の意味を有する式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、Eが、フッ素、塩素、臭素、シアノ、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列からの基により置換されていることもあるフェニレンであり、R、R、R、R、Aおよび環Bが上記の意味を有する式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、
が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
が、水素またはC−C−アルキルであり、
が、水素、フッ素、塩素、臭素またはC−C−アルキルであり、
が、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ、アミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルキルアミノ、ホルミル、ヒドロキシカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−シクロアルキルカルボニルアミノ、C−C−シクロアルキルアミノカルボニル、ピロリル、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、複素環カルボニル、複素環カルボニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシル、フェニルまたは複素環であり(ここで、C−C−アルキルは、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボキシル、複素環またはアリールにより置換されていてもよく、C−C−アルキルアミノカルボニルは、C−C−アルコキシまたはC−C−アルキルアミノにより置換されていてもよく、C−C−アルキルカルボニルアミノは、C−C−アルコキシにより置換されていてもよく、そして、複素環は、オキソにより置換されていてもよい)、
Aは、酸素または硫黄であり、
環Bは、ベンゾまたはピリドであり、これらは各々、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびC−C−アルキルの系列から選択される基により置換されていることもあり、
そして、Eは、C≡C、アリーレンおよびヘテロアリーレンであり、ここで、アリーレンおよびヘテロアリーレンは、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルコキシおよびC−C−アルキルの系列から選択される基により置換されていてもよい、
式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、
が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
およびRが水素であり、
が、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ、アミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルキルアミノ、ホルミル、ヒドロキシカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−シクロアルキルカルボニルアミノ、C−C−シクロアルキルアミノカルボニル、ピロリル、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、複素環カルボニル、複素環カルボニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシル、フェニルまたは複素環であり(ここで、C−C−アルキルは、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボキシル、複素環またはアリールにより置換されていてもよく、C−C−アルキルアミノカルボニルは、C−C−アルコキシまたはC−C−アルキルアミノにより置換されていてもよく、C−C−アルキルカルボニルアミノは、C−C−アルコキシにより置換されていてもよく、そして、複素環は、オキソにより置換されていてもよい)、
Aが酸素であり、
環Bが、ベンゾまたはピリドであり、これらは各々、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびC−C−アルキルの系列から選択される基により置換されていることもあり、
そして、Eが、C≡C、アリーレンおよびヘテロアリーレンであり、ここで、アリーレンおよびヘテロアリーレンは、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルコキシおよびC−C−アルキルの系列から選択される基により置換されていてもよい、
式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、
が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
が、水素またはC−C−アルキルであり、
が、水素、ハロゲンまたはC−C−アルキルであり、
が、水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルキルアミノ、ホルミル、ヒドロキシカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−シクロアルキルカルボニルアミノ、ピロリル、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、複素環カルボニル、フェニルまたは複素環であり(ここで、C−C−アルキルは、ヒドロキシル、アミノ、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボキシル、複素環またはアリールにより置換されていてもよく、C−C−アルキルカルボニルアミノは、C−C−アルコキシにより置換されていてもよく、そして、複素環は、オキソにより置換されていてもよい)、
Aが、酸素または硫黄であり、
環Bが、ベンゾまたはピリドであり、これらは各々、ハロゲン、シアノ、ホルミル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列から選択される基により置換されていることもあり、
そして、Eが、C≡C、アリーレンおよびヘテロアリーレンであり、ここで、アリーレンおよびヘテロアリーレンは、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルコキシおよびC−C−アルキルの系列から選択される基により置換されていてもよい、
式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、
が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
が、水素またはC−C−アルキルであり、
が、水素、ハロゲンまたはC−C−アルキルであり、
が、水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシまたは複素環であり(ここで、アルキルは、ヒドロキシル基により置換されていることもある)、
Aが、酸素または硫黄であり、
環Bが、ベンゾまたはピリドであり、これらは各々、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列から選択される基により置換されていることもあり、
そして、Eが、C≡C、アリーレンまたはヘテロアリーレンであり、ここで、アリーレンおよびヘテロアリーレンは、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列から選択される基により置換されていてもよい、
式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式
Figure 0004542891
式中、
は、(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
およびRは、相互に独立して、水素またはメチルであり、
は、水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシまたは複素環であり(ここで、アルキルは、ヒドロキシル基により置換されていることもある)、
そして、Rは、水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルまたはC−C−アルコキシである、
の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、
が、(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
およびRが、水素であり、
が、水素、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシメチル、メトキシまたは6員の複素環であり、
そして、Rが、水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたはC−C−アルキルである、
式(Ia)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が、ことさら特に好ましい。
同様に、式
Figure 0004542891
式中、
は、(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
およびRは、相互に独立して、水素またはメチルであり、
は、水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシまたは複素環であり(ここで、アルキルは、ヒドロキシル基により置換されていることもある)、
そして、Rは、水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシである、
の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、
が、(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
およびRが、水素であり、
が、水素、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシメチル、メトキシまたは6員の複素環であり、
そして、Rが、水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたはC−C−アルキルである、
式(Ib)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式
Figure 0004542891
式中、
Eは、フェニレンであり、
は、C−C−アルコキシ、アミノメチル、ヒドロキシカルボニル、C−C−シクロアルキルカルボニルアミノ、式
Figure 0004542891
の基(式中、Rは、C−C−アルキルであり、nは、ゼロ、1、2、3または4である)、または、オキソにより置換されていることもある5員ないし6員の複素環であり、
Aは、硫黄または酸素である、
の化合物、およびそれらの溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
本発明は、好ましくは、式中、
Eが、フェニレンであり、
が、C−C−アルコキシ、アミノメチル、ヒドロキシカルボニル、C−C−シクロアルキルカルボニルアミノ、式
Figure 0004542891
の基(式中、Rは、C−C−アルキルであり、nは、ゼロ、1または2である)、または、オキソにより置換されていることもある5員ないし6員の複素環であり、
Aが、硫黄または酸素である、
式(I)の化合物、およびそれらの溶媒和物、塩または塩の溶媒和物に関する。
本発明は、特に好ましくは、以下の式
Figure 0004542891
の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物に関する。
上述の好ましい範囲の2またはそれ以上の組合せが、ことさら特に好ましい。
本発明はさらに、本発明の化合物の製造方法に関する。その方法では、式
−E−R (II)
[式中、Rは上述の意味を有し、そして、
は、Eがアリーレンまたはヘテロアリーレンである場合、−B(OH)または
Figure 0004542891
であり、Eが−C≡C−である場合、水素である]
の化合物を、式
Figure 0004542891
[式中、R、R、R、Aおよび環Bは、上述の意味を有し、そして、
は、トリフラートまたはハロゲン、好ましくは、塩素、臭素またはヨウ素である]
の化合物と反応させ、
そして、適するならば、
[A]生じる化合物(I)を、適切なアルキル化剤を使用してキヌクリジンの窒素原子上でアルキル化し、または、
[B]生じる化合物(I)を、適する酸化剤を使用してキヌクリジンの窒素原子上で酸化し、
そして、生じる化合物(I)を、適するならば適切な(i)溶媒および/または(ii)塩基または酸を用いて、それらの溶媒和物、塩または塩の溶媒和物に変換する。
化合物(II)と(III)の反応は、一般的に、遷移金属触媒の存在下、塩基の存在下、そして適するならばヨウ化銅(I)の存在下、不活性溶媒中で行う。
本発明の方法は、70℃ないし110℃の温度範囲で、大気圧下で好ましく実行される。
不活性溶媒の例は、ジオキサン、テトラヒドロフランまたは1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、キシレンまたはトルエンなどの炭化水素類、ニトロベンゼンなどのニトロ芳香族化合物、適するならばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのN−アルキル化カルボキサミド類、ジメチルスルホキシドなどのアルキルスルホキシド類、またはN−メチルピロリドンなどの環状ラクタム類である。ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドおよび1,2−ジメトキシエタンの系列からの溶媒が好ましい。
好ましく使用される遷移金属触媒は、パラジウム(0)またはパラジウム(II)化合物、特にビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムまたはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)である。
好ましい塩基は、適するならば水性溶液形態の、酢酸カリウム、水酸化ナトリウム、重炭酸ナトリウムまたは炭酸ナトリウムなどの、アルカリ金属水酸化物または塩である。
方法の工程[A]および[B]は、不活性溶媒中、−30ないし50℃の温度で、大気圧下で実行できる。
方法の工程[A]に採用できる塩基は、水素化カリウムもしくはナトリウムなどのアルカリ金属水素化物、水酸化ナトリウムもしくはカリウムなどのアルカリ金属水酸化物、または炭酸ナトリウムもしくはカリウムなどのアルカリ金属炭酸塩である。
方法の工程[A]に採用できるアルキル化剤は、ヨウ化メチルなどのハロゲン化アルキル、または臭化ベンジルなどのハロゲン化ベンジルである。
方法の工程[B]に特に適する酸化剤は、過酸化水素またはメタクロロ過安息香酸である。
遷移金属により金属化される反応は、文献から既知の方法(例えば、アルキン類との反応: N. Krause et al., J. Org. Chem. 1998, 63, 8551 参照; ケトン類、芳香族性化合物およびアルケン類との反応: 例えば、A. Suzuki, Acc. Chem. Res. 1982, 15, 178ff; Miyaura et al. J. Am. Chem. Soc. 1989, 111, 314; J. K. Stille, Angew. Chem. 1986, 98, 504 参照、そして、置換アミン類との反応: S. L. Buchwald et al., J. Organomet. Chem. 1999, 576, 125ff. 参照(J. Tsuji, Palladium Reagents and Catalysts, Wiley, New York, 1995も参照))と同様に、実行できる。
化合物(II)は、既知であるか、または、既知の方法と同様にして、適切な前駆体から合成できる。
化合物(III)は、式
NH (IV)
[式中、RおよびRは上述の意味を有する]
の化合物を、式
Figure 0004542891
[式中、R、X、Aおよび環Bは上述の意味を有し、そして、
は、ヒドロキシルまたはハロゲン、好ましくは臭素または塩素である]
の化合物と反応させることにより製造できる。
がハロゲンであるならば、化合物(IV)と(V)の反応は、一般的に不活性溶媒中、適するならば塩基の存在下、好ましくは0℃ないし50℃の温度範囲で、大気圧下で行う。
不活性溶媒の例は、塩化メチレン、トリクロロメタン、テトラクロロメタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、1,2−ジクロロエタンまたはトリクロロエチレンなどのハロ炭化水素類、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテルまたはジエチレングリコールジメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、キシレン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサンまたは石油留分などの炭化水素類、ニトロメタンなどのニトロ芳香族化合物、酢酸エチルなどのカルボン酸エステル類、アセトンまたは2−ブタノンなどのケトン類、ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミドなどの、場合によりN−アルキル化されているカルボキサミド類、ジメチルスルホキシドなどのアルキルスルホキシド類、アセトニトリルなどのカルボニトリル類またはピリジンなどのヘテロ芳香族化合物である。ジオキサン、ジメチルホルムアミドまたは塩化メチレンが好ましい。
塩基の例は、水酸化ナトリウムまたはカリウムなどのアルカリ金属水酸化物、炭酸セシウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウムまたはカリウムなどのアルカリ金属炭酸塩および重炭酸塩、またはリチウムジイソプロピルアミドなどのアミド類、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンなどのアルキルアミン類、好ましくは、ジイソプロピルエチルアミンまたはトリエチルアミン、およびDBUなどの他の塩基である。
がヒドロキシルであるならば、反応は、一般的に、不活性溶媒中、縮合剤の存在下、適するならば塩基の存在下、好ましくは20ないし50℃の温度範囲で、大気圧下で行う。
用語「不活性溶媒」には、例えば、塩化メチレン、トリクロロメタン、テトラクロロメタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、1,2−ジクロロエタンまたはトリクロロエチレンなどのハロ炭化水素類、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテルまたはジエチレングリコールジメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、キシレン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサンまたは石油留分などの炭化水素類、ニトロメタンなどのニトロ芳香族化合物、酢酸エチルなどのカルボン酸エステル類、アセトンなどのケトン類、ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミドなどの、場合によりN−アルキル化されているカルボキサミド類、ジメチルスルホキシドなどのアルキルスルホキシド類、アセトニトリルなどのカルボニトリル類およびピリジンなどのヘテロ芳香族化合物が含まれる。テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、1,2−ジクロロエタンまたは塩化メチレンが好ましい。
縮合剤は、本発明の目的のために、例えば、N,N'−ジエチル−、N,N'−ジプロピル−、N,N'−ジイソプロピル−、N,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N−(3−ジメチルアミノイソプロピル)−N'−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC)、N−シクロヘキシルカルボジイミド−N'−プロピルオキシメチルポリスチレン(PS−カルボジイミド)などのカルボジイミド類;カルボニルジイミダゾールなどのカルボニル化合物;2−エチル−5−フェニル−1,2−オキサゾリウム−3−硫酸塩もしくは2−tert−ブチル−5−メチル−イソオキサゾリウム過塩素酸塩などの1,2−オキサゾリウム化合物;2−エトキシ−1−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキノリンなどのアシルアミノ化合物;加えて、プロパンホスホン酸無水物、イソブチルクロロホルメート、ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスホリルクロリド、ベンゾトリアゾリルオキシ−トリ(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート、O−(ベンゾトリアゾ−ル−1−イル)−N,N,N',N'−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、2−(2−オキソ−1−(2H)−ピリジル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロホウ酸塩(TPTU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N',N'−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BOP)、およびこれらの組合せである。
適するならば、例えば、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)などの補助的求核剤の存在下で縮合剤を使用するのが有利であり得る。
塩基の例は、アルカリ金属炭酸塩および重炭酸塩である。例えば、ナトリウムまたはカリウムの炭酸塩または重炭酸塩、アルキルアミン類(例えば、トリエチルアミンまたはN−メチルモルホリン、N−メチルピペリジン、4−ジメチルアミノピリジンまたはジイソプロピルエチルアミン)などの有機塩基である。
ジメチルホルムアミド中のN−(3−ジメチルアミノイソプロピル)−N'−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)およびトリエチルアミンの組合せ、または、ジメチルホルムアミド中のO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N',N'−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸(HATU)およびジイソプロピルエチルアミンの組合せが特に好ましい。
化合物(IV)および(V)は、既知であるか、または、既知の方法と同様にして、適切な前駆体から合成できる(例えば、"Comprehensive Heterocyclic Chemistry", Katritzky et al., editors; Elsevier, 1996 参照)。
従って、例えば、置換ベンゾチオフェン−2−カルボン酸類は、適切な置換2−ハロベンズアルデヒド類から、メチルメルカプト酢酸との反応(例えば、A. J. Bridges et al., Tetrahedron Lett. 1992, 33, 7499)および続くエステル加水分解により得ることができる:
合成スキーム1:
Figure 0004542891
対応するピリド誘導体は、2−ハロベンゾニトリル類から出発して、メチルメルカプト酢酸との反応により合成でき、3−アミノベンゾチオフェン−2−カルボン酸エステル類を与える:
合成スキーム2:
Figure 0004542891
環の中に示される窒素原子は、芳香族系の1ないし4位のいずれかでCH基を置換し得る。
アミノ官能基は、ジアゾ化により除去できる。最後に、エステルを加水分解して、目標の化合物を得ることができる。
置換ベンゾフラン−2−カルボン酸は、例えば、D. Bogdal et al., Tetrahedron 2000, 56, 8769 に記載の通りに得ることができる。
本発明の化合物は、ヒトおよび動物において疾患を処置および/または予防するための医薬として使用するのに適する。
それらは、α7nAChRアゴニストとして作用し、予想し得なかった価値ある薬理効果の範囲を示す。
本発明の化合物は、それらの薬理的特性のために、単独で、または認識障害、特にアルツハイマー病の処置および/または予防用の他の有効成分と組み合わせて、用いることができる。α7nAChRアゴニストとしてのそれらの選択的効果のために、それらは、特に、例えば、軽度認識障害、加齢関連学習記憶障害、加齢関連記憶喪失、血管性痴呆、頭蓋大脳性外傷、卒中、卒中後に発生する痴呆(後卒中痴呆)、外傷後の脳の症候群、一般的集中障害、学習記憶に問題をもつ小児の集中障害、注意欠陥多動性障害、アルツハイマー病、レビー小体痴呆、ピック病を含む前頭葉変性を伴う痴呆、パーキンソン病、進行性核麻痺、皮質基質変性を伴う痴呆、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、ハンチントン病、多発性硬化症、視床変性、クロイツフェルト・ヤコブ病痴呆、HIV痴呆、統合失調症、痴呆を伴う統合失調症またはコルサコフ精神病などにおいて生じるもののような認識障害の後に、知覚力、集中力、学習力または記憶力を改善するのに特に適する。
本発明の化合物は、単独で、または、急性および/または慢性疼痛(分類には、"Classification of Chronic Pain, Descriptions of Chronic Pain Syndromes and Definitions of Pain Terms", 2nd edition, Meskey and Begduk, editors; IASP Press, Seattle, 1994 を参照)の予防および処置用、特に癌に誘導される疼痛、および、例えば、糖尿病性神経障害、ヘルペス後神経痛、末梢神経損傷、中枢性疼痛(例えば、脳虚血の結果として)および三叉神経痛に関連するもののような慢性神経因性疼痛、および、例えば、腰痛、背中の痛み(下背部痛)またはリウマチ性疼痛などの他の慢性疼痛の処置用の他の有効成分と組み合わせて、用いることができる。加えて、これらの有効成分は、いかなる起源の一次急性疼痛、およびそこから生じる二次的疼痛状態の治療にも、そして以前は急性であったが慢性化した疼痛状態の治療にも適する。本発明の化合物は、単独で、または、統合失調症の処置用の他の有効成分と組み合わせて、用いることができる。
本発明の化合物のインビトロでの効果は、以下のアッセイで示すことができる:
1.ラットの脳の膜への[H]−メチルリカコニチン結合の阻害による、試験物質のα7nAChR親和性の測定
H]−メチルリカコニチン結合アッセイは、Davies et al. (Neuropharmacol. 1999, 38, 679-690)により記載された方法の改変である。
ラットの脳組織(海馬または全脳)を、均質化緩衝液(10%w/v、0.32Mショ糖、1mM EDTA、0.1mMフッ化フェニルメチルスルホニル(PMSF)、0.01%(w/v)NaN、pH7.4、4℃)中、ガラスホモジナイザー中、600rpmでホモジナイズする。ホモジネートを遠心分離し(1000xg、4℃、10分間)、上清を除去する。ペレットを再懸濁(20%w/v)し、懸濁液を遠心分離する(1000xg、4℃、10分間)。2つの上清を合わせ、遠心分離する(15000xg、4℃、30分間)。こうして得られたペレットを、P2画分と称する。
P2ペレットを、2回、結合緩衝液(50mM Tris−HCl、1mM MgCl、120mM NaCl、5mM KCl、2mM CaCl、pH7.4)に懸濁し、遠心分離する(15000xg、4℃、30分間)。
残渣を結合緩衝液中で再懸濁し、250μl(膜タンパク質の量0.1−0.5mg)の容積で、1−5nM[H]−メチルリカコニチン、0.1%(w/v)BSA(ウシ血清アルブミン)および様々な濃度の試験物質の存在下、21℃で2.5時間、インキュベートする。次いで、1μM α−ブンガロトキシンまたは100μMニコチンまたは10μM MLA(メチルリカコニチン)の存在下でインキュベーションを実行する。
PBS(20mM NaHPO、5mM KHPO、150mM NaCl、pH7.4、4℃)4mlを添加し、事前に0.3%(v/v)ポリエチレンイミン(PEI)中に3時間置いたタイプA/Eガラス繊維濾紙(Gelman Sciences)を通して濾過することにより、インキュベーションを停止する。4mlのPBS(4℃)で濾紙を2回洗浄し、結合した放射能をシンチレーション計測により測定する。全アッセイは3重に実行する。式K=IC50/(1+L/K)を使用して、化合物のIC50(受容体に結合したリガンドの50%が置き換えられる、試験物質の濃度)、[H]−メチルリカコニチンの解離定数Kおよび濃度Lから、試験物質の解離定数Kを決定する。
H]−メチルリカコニチンの代わりに、例えば、[125I]−α−ブンガロトキシンなどの他のα7nAChR選択的放射性リガンド、または他のnAChRの阻害剤と一緒に非選択的nAChR放射性リガンドを採用することも可能である。
本発明の化合物の効果に関するインビトロでの代表的データを、表Aに示す。
表A
Figure 0004542891
本発明の化合物の認識障害の処置への適合性は、以下の動物モデルで示すことができる:
2.物体認識試験
物体認識試験は、記憶力試験である。それは、既知物体と未知物体を区別するラット(およびマウス)の能力を測定する。
この試験は、Blokland et al., NeuroReport 1998, 9, 4205-4208; A. Ennaceur, J. Delacour,. Behav. Brain Res. 1988, 31, 47-59; A. Ennaceur, K. Meliani., Psychopharmacology 1992, 109, 321-330; および Prickaerts et al., Eur. J. Pharmacol. 1997, 337, 125-136 に記載されている。
1回目の実施では、ラットを、それら以外は空である比較的大きいサイズの観察域において、2つの同一物体に直面させる。ラットは、両物体を詳細に調べる;即ち、臭いをかいだり、触ったりする。2回目の実施では、24時間の間隔の後、ラットを再び観察域に置く。今度は既知物体の1つを新しい未知物体で置きかえる。ラットが既知物体を認識するならば、それは未知物体を調べるのに集中するであろう。しかしながら、24時間後では、ラットは、通常1回目の実施でどちらの物体を調べたかを忘れてしまっており、両物体を同程度に調べる。学習および記憶改善効果を有する物質の投与は、ラットが1回目の実施で24時間前に見た物体を既知のものと認識するように導き得る。それは、新しい未知物体を、既知のものよりも詳細に調べるであろう。この記憶力は、識別指数で表現される。識別指数0は、ラットが両物体、即ち古いものと新しいものを、等しい時間調べることを意味する;即ち、それは古い物体を認識せず、両物体が新しいかのように反応することを意味する。0より大きい識別指数は、ラットが古い物体よりも新しい物体を長く調べることを意味する;即ち、ラットが古い物体を認識したことを表す。
3.社会的認識試験:
社会的認識試験は、試験物質の学習または記憶改善効果を調べる試験である。
社内で飼育した成体ラットを、試験開始30分前に、一匹ずつ試験ケージに入れる。試験開始4分前に、試験動物を観察箱に入れる。この適応時間の後、幼若動物を試験動物と共に入れ、成体動物が幼若動物を調べる時間を2分間測定する(試行1)。明らかに年少の動物に対して向けられた全行動、即ち、その間年長の動物が年少の動物から1cm以上離れずにした、肛門性器の調査、追跡および毛繕い、を測定する。その後幼若の動物を取り出し、成体を試験ケージに残す(24時間の保留のためには、動物をそのホームケージへ戻す)。最初の試験の前または後に、成体試験動物を試験物質で処置する。処置の時機により、学習または年少の動物に関する情報の蓄積は物質に影響され得る。一定期間(保留)の後、試験を繰り返す(試行2)。試行1および2で測定される調査時間の差が大きいほど、成体動物が年少動物をよく覚えていることを意味する。
本発明の化合物は、ヒトおよび動物の医薬として使用するのに適する。
本発明はまた、不活性、非毒性の医薬的に適する賦形剤および担体の他に、1またはそれ以上の本発明の化合物を含有するか、または、1またはそれ以上の本発明の化合物からなる医薬製剤、およびそれらの製剤の製造方法を含む。
本発明の化合物は、完成混合物の0.1ないし99.5重量%、好ましくは0.5ないし95重量%の濃度でこれらの製剤に存在するようにする。
本発明の化合物の他に、医薬製剤は、他の有効医薬成分も含有し得る。
上述の医薬製剤は、常套のやり方で既知方法により製造できる。
新規有効成分は、既知方法で、不活性、非毒性の医薬的に適する賦形剤または溶媒を使用して、錠剤、被覆錠剤、丸剤、顆粒剤、エアゾル剤、シロップ剤、乳剤、懸濁剤および液剤などの常套の製剤に変換できる。これらの場合、治療的に活性な化合物は、各場合で製剤の約0.5ないし90重量%の濃度で、即ち、上述の用量範囲に達するのに十分な量で、存在すべきである。
製剤は、例えば、適するならば乳化剤および/または分散剤を使用して、有効成分を溶媒および/または賦形剤で希釈することにより製造する。例えば、水を希釈剤として使用するとき、適するならば有機溶媒を補助溶媒として使用することが可能である。
投与は常套のやり方で、好ましくは経口、経皮または非経腸、特に経舌または静脈内で行うことができる。しかしながら、例えばスプレーを利用して口または鼻を通して吸入によって、または皮膚を介して局所的に行うこともできる。
約0.001ないし10mg/kg体重、経口投与では好ましくは約0.005ないし3mg/kg体重の量を投与するのが、有効な結果を達成するのに有利であると一般的に判明した。
それでもやはり、適するならば、特に、体重または投与様式、医薬に対する個体の挙動、その製剤の性質および投与を行う時間または間隔の関数として、上述の量からはずれることが必要であり得る。従って、上述の最小量より少なくても十分な場合があり得、一方上述の上限を超えなければならない場合もある。大量に投与する場合、一日に数回の単回用量に分割することが望ましい。
断りのない限り、全ての量的データは、重量パーセントに関する。液体/液体溶液の溶媒比、希釈比および濃度のデータは、各場合で容積をベースとする。「w/v」の表記は、「重量/容積」を意味する。従って、例えば、「10%w/v」は、10gの物質を含有する100mlの溶液または懸濁液を意味する。
略号:
Figure 0004542891
HPLCおよびLC−MS方法:
方法1(HPLC):
器具: DADを有する HP 1100;カラム:Kromasil RP-18、60mmx2mm、3.5μm;溶離剤:A=5ml HClO/L HO、溶離剤B=アセトニトリル;勾配:0分2%B、0.5分2%B、4.5分90%B、6.5分90%B;流速:0.75mL/分;温度:30℃;検出:UV210nm
方法2(LC−MS):
MS装置タイプ:Micromass ZQ;HPLC装置タイプ:Waters Alliance 2790;カラム:symmetry C 18、50mmx2.1mm、3.5μm;溶離剤B:アセトニトリル+0.05%蟻酸、溶離剤A:水+0.05%蟻酸;勾配:0分5%B→4.5分90%B→5.5分90%B;オーブン:50℃;流速:1.0mL/分;UV検出:210nm
方法3(LC−MS):
器具:Micromass Platform LCZ, HP1100;カラム:symmetry C18、50mmx2.1mm、3.5μm;溶離剤A:水+0.05%蟻酸、溶離剤B:アセトニトリル+0.05%蟻酸;勾配:0分90%A→4.0分10%A→6.0分10%A;オーブン:40℃;流速:0.5mL/分;UV検出:208−400nm
方法4(LC−MS):
MS装置タイプ:Micromass ZQ;HPLC装置タイプ:Waters Alliance 2790;カラム:Grom-Sil 120 ODS-4 HE 50mmx2mm、3.0μm;溶離剤B:アセトニトリル+0.05%蟻酸、溶離剤A:水+0.05%蟻酸;勾配:0.0分5%B→2.0分40%B→4.5分90%B→5.5分90%B;オーブン:45℃;流速:0.0分0.75mL/分→4.5分0.75mL/分→5.5分1.25mL/分;UV検出:210nm
方法5(LC−MS):
MS器具:Micromass TOF (LCT);HPLC器具:2−カラム切り替え、Waters 2690;カラム:YMC-ODS-AQ、50mmx4.6mm、3.0μm;溶離剤A:水+0.1%蟻酸、溶離剤B:アセトニトリル+0.1%蟻酸;勾配:0.0分100%A→0.2分95%A→1.8分25%A→1.9分10%A→3.2分10%A;オーブン:40℃;流速:3.0mL/分;UV検出:210nm
方法6(LC−MS):
流動注入、器具:Micromass Platform LCZ + Quattro LCZ;溶離剤A:水+0.05%蟻酸、溶離剤B:アセトニトリル+0.05%蟻酸;勾配:0.0分30%A→1.0分30%A;流速:0.2−0.3mL/分;HPLC:器具 HP 1100;UV検出:DAD
方法7(HPLC):
器具:DADを有するHP 1100;カラム:Kromasil RP-18、60mmx2mm、3.5μm;溶離剤A:5ml HClO/L HO、溶離剤B:アセトニトリル;勾配:0分2%B→0.5分2%B→4.5分90%B→9分90%B;流速:0.75mL/分;温度:30℃;UV検出:210nm
出発化合物:
一般方法A
メチル1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート類の合成:
Figure 0004542891
アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム(流動パラフィン中、60%)1.5当量を、無水DMSO(0.60−1.26M懸濁液)に導入する。室温で、メチルメルカプト酢酸1.1当量を反応混合物にゆっくりと滴下して添加し、水素の放出が止まるまで、それを室温で撹拌したままにする(約15分)。適切なベンズアルデヒド1.0当量を無水DMSOに溶解し(1.60−3.36M溶液)、室温で反応混合物に添加する。反応が完了するまで(約5−10分)反応混合物を撹拌し、氷水に注ぐ。生じる沈殿を吸引濾取し、40℃、真空で終夜乾燥させ、粗生成物としてさらに反応させる。
一般方法B
1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸類の合成:
Figure 0004542891
等割合のTHFと2N水性水酸化カリウム溶液(0.28−0.47M溶液)の混合物を、適切なメチル1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレートに添加する。反応混合物を室温で終夜撹拌したままにする。THFを真空で除去し、水性反応混合物を濃塩酸で酸性化する。生じる沈殿を吸引濾取し、40℃、真空で乾燥させる。
一般方法C
3−キヌクリジンアミンと2−ベンゾチオフェン−または2−ベンゾフランカルボン酸類とのアミド連結:
1.0当量の適切なエナンチオマーの3−キヌクリジンアミン塩酸塩を、1当量のカルボン酸および1.2当量のHATUと一緒にDMFに0℃で導入する。N,N−ジイソプロピルエチルアミン1.2当量の添加後、混合物を室温で撹拌する。30分後、さらに2.4当量のN,N−ジイソプロピルエチルアミンを添加し、混合物を室温で終夜撹拌する。
実施例1A
6−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボン酸
Figure 0004542891
4−ブロモ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド8.0g(39.8mmol)およびテトラ−n−ブチルアンモニウムヨウ化物1.47g(3.98mmol)を、無水炭酸カリウム22g(159.19mmol)と混合する。クロロ酢酸メチル9.07g(83.57mmol)を添加する。反応混合物を130℃で4時間加熱し、氷浴中で0℃に冷却する。THF100mlおよび水酸化カリウム13.4g(238.8mmol)の水溶液50mlを添加し、混合物を室温で終夜撹拌する。THFを減圧下で除去する。残っている水相を水で希釈し、濃塩酸で酸性化する。沈殿した生成物を濾取し、高真空下で乾燥させる。シリカゲル60(Merck, Darmstadt;溶離剤:トルエン、トルエン/酢酸50:1、トルエン/酢酸/酢酸メチル35:1:5)を最終精製に使用する。減圧下で溶媒を除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。表題化合物3.8g(理論値の40%)を単離する。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 7.91 (m, 1H), 7.61-7.51 (m, 3H).
HPLC(方法1):R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=258(M+NH
実施例2A
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
6−ブロモベンゾフラン−2−カルボン酸(実施例1A)3.8g(15.77mmol)、(R)−3−アミノキヌクリジン二塩酸塩3.14g(15.77mmol)、HATU7.19g(18.92mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン7.34g(56.76mmol)およびDMF50mlを、一般方法Cにより反応させる。粗生成物をメタノールに溶かし、酸性イオン交換剤(Dowex(登録商標) WX2-200)と一緒に約20分間震盪する。担持したイオン交換剤を、メタノール、ジクロロメタンおよび再度メタノールで、続けて洗浄する。生成物をメタノール/トリエチルアミン90:10で抽出する。溶媒を回転エバポレーター中、減圧下で除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。表題化合物5.14g(理論値の85%)を単離する。分析用に、少量をジオキサン中の4N塩化水素で塩酸塩に変換する。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.55 (br. s, 1H), 9.22 (d, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.75-7.55 (m, 3H), 4.43-4.29 (m, 1H), 3.70-3.55 (m, 1H), 3.45-3.10 (m, 5H), 2.25-2.00 (m, 2H), 1.98-1.82 (m, 2H), 1.80-1.60 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=349(M+H)
LC−MS(方法2):R=1.49分
MS(ESIpos):m/z=349(M+H)
実施例3A
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
5−ブロモベンゾフラン−2−カルボン酸240mg(0.98mmol)、(R)−3−アミノキヌクリジン二塩酸塩200mg(0.98mmol)、HATU450mg(1.18mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン460mg(3.54mmol)およびDMF2.0mlを、一般方法Cにより反応させる。反応混合物を分取HPLCにより精製する。最後に、過剰の1N塩酸を生成物に添加する。減圧下で溶媒を除去する。表題化合物202mg(理論値の53%)を単離する。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 9.38 (br. s, 1H), 8.88 (d, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.38-7.20 (m, 2H), 7.09 (dd, 1H), 4.43-4.29 (m, 1H), 3.70-3.55 (m, 1H), 3.45-3.10 (m, 5H), 2.25-2.00 (m, 2H), 1.98-1.82 (m, 2H), 1.80-1.60 (m, 1H).
MS(ESIpos):m/z=349(M+H)(遊離塩基)
LC−MS(方法3):R=2.71分
MS(ESIpos):m/z=349(M+H)(遊離塩基)
実施例4A
7−ブロモ−5−フルオロ−1−ベンゾフラン−2−カルボン酸
Figure 0004542891
2−ブロモ−4−フルオロフェノール1.0g(5.24mmol)を、トリフルオロ酢酸4.0mlに導入する。ヘキサメチレンテトラミン1.47g(10.47mmol)を、数回に分けて20分間かけて添加する。次いで、混合物を還流下で28時間沸騰させる。室温で、水6mlおよび50%強度硫酸3mlを添加する。2時間後、混合物を全部で60mlの酢酸エチルで2回抽出する。合わせた有機相を1N塩酸で4回、水で1回洗浄する。硫酸マグネシウムで乾燥させ、続いて減圧下で溶媒を除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。粗生成物(さらなる精製をせずに)およびテトラ−n−ブチルアンモニウムヨウ化物0.19g(0.52mmol)を無水炭酸カリウム2.9g(20.96mmol)と混合する。クロロ酢酸メチル1.19g(11.0mmol)を添加する。反応混合物を130℃で4時間加熱し、氷浴中で0℃に冷却する。THF18mlおよび水酸化カリウム1.76g(31.44mmol)の水溶液18mlを添加する。混合物を室温で終夜撹拌する。減圧下で溶媒を除去する。水で希釈し、続いて濃塩酸で酸性化する。混合物を酢酸エチルで2回抽出する。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を回転エバポレーター中、減圧下で除去する。シリカゲル60(Merck, Darmstadt;溶離剤:トルエン/酢酸40:1)を精製に使用する。減圧下で溶媒を除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。表題化合物257mg(2工程の理論値の19%)を単離する。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 7.60 (m, 1H), 7.48-7.35 (m, H).
HPLC(方法1):R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=276(M+NH
実施例5A
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−フルオロ−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
5−フルオロ−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボン酸(実施例4A)143mg(0.55mmol)、(R)−3−アミノキヌクリジン二塩酸塩100mg(0.50mmol)、HATU229.14mg(0.6mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン234mg(1.81mmol)およびDMF2.0mlを、一般方法Cにより反応させる。DMFを減圧下で除去し、粗生成物を1N水酸化ナトリウム溶液に溶解する。水相を酢酸エチルで抽出し、有機相を飽和水性塩化ナトリウム溶液で洗浄する。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を回転エバポレーター中、減圧下で除去する。粗生成物をメタノールに溶かし、酸性イオン交換剤(Dowex(登録商標) WX2-200)と一緒に約20分間震盪する。担持したイオン交換剤を、各回30mlのメタノールで3回、次いで水で、再度メタノールで、ジクロロメタンで、そして最後に再度メタノールで洗浄する。生成物をメタノール/トリエチルアミン95:5で抽出する。溶媒を回転エバポレーター中、減圧下で除去する。表題化合物181mg(理論値の98%)を単離する。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 7.59 (d, 1H), 7.53-7.46 (m, 2H), 4.24-4.18 (m, 1H), 3.34-3.29 (m, 1H), 3.07-2.97 (m, 1H), 2.93-2.77 (m, 4H), 2.13-2.05 (m, 1H), 1.98-1.86 (m, 1H), 1.84-1.75 (m, 2H), 1.63-1.53 (m, 1H).
MS (ESIpos): m/z = 367 (M+H)
LC−MS(方法3):R=2.92分
MS(ESIpos):m/z=367(M+H)
実施例6A
メチル7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート
Figure 0004542891
3−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド27.8g(137.1mmol)から出発し、一般方法Aにより、水素化ナトリウム(流動パラフィン中、60%)8.2g(205.7mmol)およびメチルメルカプト酢酸16.0g(150.9mmol)を用いて、表題化合物と対応する酸の混合物(約1:1)20.57gを得る。
実施例7A
7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸
Figure 0004542891
メチル7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート10.0g(36.9mmol)から出発し、一般方法Bにより、所望の生成物8.99g(理論値の91.0%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 13.76 (br. s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.07 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.46 (dd, 1H).
HPLC(方法1):R=4.4分
実施例8A
N−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸(実施例7A)903.8mg(3.52mmol)、(R)−3−アミノキヌクリジン二塩酸塩700mg(3.52mmol)、HATU1604.0mg(4.22mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン1635.7mg(12.66mmol)およびDMF7.0mlを、一般方法Cにより反応させる。反応混合物を分取HPLCにより精製する。生成物をジオキサン中の4M塩化水素と1N塩酸の1:1混合物に溶解し、濃縮し、高真空下で乾燥させる。表題化合物1087mg(理論値の77%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.01 (br. s, 1H), 9.15 (d, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.02 (m, 1H), 7.74 (m, 1H), 7.43 (dd, 1H), 4.34 (m, 1H), 3.80-3.10 (m, 6H), 2.22 (m, 1H), 2.14 (m, 1H), 1.93 (m, 2H), 1.78 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=365(M+H)(遊離塩基)
実施例9A
メチル6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート
Figure 0004542891
4−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド6.54g(32.2mmol)から出発し、一般方法Aにより、水素化ナトリウム(流動パラフィン中、60%)1.93g(48.3mmol)およびメチルメルカプト酢酸3.76g(35.5mmol)を用いて、表題化合物4.06g(理論値の46%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 8.42 (d, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.65 (dd, 1H), 3.90 (s, 3H).
HPLC(方法1):R=5.3分
MS(ESIpos):m/z=270(M
実施例10A
6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸
Figure 0004542891
メチル6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(実施例9Aより)4.0g(14.8mmol)から出発し、一般方法Bにより、所望の生成物3.55g(理論値の94%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 13.48 (br. s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.63 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.5分
実施例11A
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸(実施例10A)900.0mg(3.50mmol)、(R)−3−アミノキヌクリジン二塩酸塩697.0mg(3.50mmol)、HATU1597.1mg(4.20mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン1628.7mg(12.60mmol)およびDMF8.0mlを、一般方法Cにより反応させる。反応混合物を分取HPLCにより精製する。生成物を、ジオキサン中の4M塩化水素と1N塩酸の1:1混合物に溶解し、溶液を濃縮する。メタノール/エタノール(1:10)から再結晶化し、表題化合物594mg(理論値の42%)を黄色がかった茶色の結晶の形態で得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 9.81 (br. s, 1H), 8.76 (m, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.91 (d, 1H), 7.59 (dd, 1H), 4.15 (m, 1H), 3.51-2.93 (m, 6H), 2.12-1.92 (m, 2H), 1.79 (m, 2H), 1.58 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=364(M)(遊離塩基)
実施例12A
メチル5−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート
Figure 0004542891
5−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド2.99g(14.7mmol)から出発し、一般方法Aにより、水素化ナトリウム(60%)0.88g(22.1mmol)およびメチルメルカプト酢酸1.72g(16.2mmol)を用いて、表題化合物2.76g(理論値の69.1%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 8.29 (d, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.69 (dd, 1H), 3.90 (s, 3H).
HPLC(方法1):R=5.2分
MS(ESIpos):m/z=270(M
実施例13A
5−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸
Figure 0004542891
メチル5−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(実施例12Aより)2.7g(9.96mmol)から出発し、一般方法Bにより、所望の生成物2.41g(理論値の94%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 13.67 (br. s, 1H), 8.27 (m, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.05 (d, 1H), 7.66 (dd, 1H).
HPLC(方法1):R=4.5分
実施例14A
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
5−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸(実施例13A)133.7mg(0.52mmol)、(R)−3−アミノキヌクリジン二塩酸塩155.4mg(0.78mmol)、HATU296.7mg(0.78mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン369.8mg(2.86mmol)およびDMF1.5mlを一般方法Cにより反応させる。反応混合物を分取HPLCにより精製する。生成物をアセトニトリルに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。最後に、溶媒を除去する。表題化合物175mg(理論値の84%)を単離する。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 9.44 (br. s, 1H), 8.95 (d, 1H), 8.30-8.10 (m, 2H), 8.03 (d, 1H), 7.60 (m, 1H), 4.38-4.20 (m, 1H), 3.80-3.55 (m, 1H), 3.42-3.05 (m, 5H), 2.25-2.00 (m, 2H), 1.98-1.62 (m, 3H).
HPLC(方法1):R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=365(M+H)(遊離塩基)
実施例15A
4−(4−ブロモフェニル)モルホリン
Figure 0004542891
酢酸25ml中の臭素の溶液6.94ml(134.8mmol)を、酢酸170ml中のN−フェニルモルホリン20g(122.5mmol)の溶液に、室温で40分間かけてゆっくりと滴下して添加する。室温で30分間撹拌した後、反応混合物を水750mlに撹拌し、45%強度水酸化ナトリウム溶液でpH11に合わせる。生じる沈殿を吸引濾取し、水で洗浄し、高真空下で乾燥させる。エタノールから再結晶化により、表題化合物18.6g(理論値の62.9%)が生じる。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 7.37 (m, 2H), 6.89 (m, 2H), 3.73 (m, 4H), 3.08 (m, 4H).
HPLC(方法1):R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=242(M+H)
実施例16A
4−(4−ブロモフェニル)−3−モルホリノン
Figure 0004542891
ベンジルトリエチル塩化アンモニウム1.41g(6.20mmol)および過マンガン酸カリウム0.98g(6.20mmol)を、ジクロロメタン10ml中の4−(4−ブロモフェニル)モルホリン(実施例15A)500mg(2.07mmol)の溶液に添加する。還流下で5時間の後、フラスコの内容物を真空で濃縮し、残渣を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物を高真空下で乾燥させる。表題化合物217mg(理論値の35.7%)を得る。
LC−MS(方法4):R=2.9分,m/z=255(M
実施例17A
3−(4−モルホリニル)フェニルトリフルオロメタンスルホネート
Figure 0004542891
トリフルオロメタンスルホン酸無水物2.18ml(12.9mmol)を、ジクロロメタン10ml中の3−(4−モルホリニル)フェノール1.54g(8.6mmol)およびトリエチルアミン3.59ml(25.8mmol)の−10℃に冷却した溶液に、ゆっくりと滴下して添加する。混合物を−10℃で30分間、次いで0℃で30分間撹拌する。それを10%強度重炭酸ナトリウム溶液、水および飽和塩化ナトリウム溶液で続けて洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮し、残渣を高真空下で乾燥させる。表題化合物2.41g(理論値の90.1%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, CDCl3): δ = 7.28 (m, 1H), 6.88 (m, 1H), 6.73 (m, 2H), 3.86 (m, 4H), 3.18 (m, 4H).
HPLC(方法1):R=4.8分
MS(ESIpos):m/z=312(M+H)
実施例18A
4−(4−モルホリニルカルボニル)フェニルトリフルオロメタンスルホネート
Figure 0004542891
トリフルオロメタンスルホン酸無水物1.23ml(7.24mmol)を、ジクロロメタン20ml中の4−(4−モルホリニルカルボニル)フェノール1.0g(4.83mmol)およびトリエチルアミン2.02ml(14.48mmol)の−10℃に冷却した溶液に、ゆっくりと滴下して添加する。混合物を−10℃で30分間、次いで0℃で30分間撹拌する。それを10%強度重炭酸ナトリウム溶液、水および飽和塩化ナトリウム溶液で続けて洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮し、残渣を高真空下で乾燥させる。表題化合物1.71g(理論値の94.6%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 7.62 (m, 2H), 7.49 (m, 2H), 3.86-3.34 (m, 8H).
HPLC(方法1):R=4.2分
MS(ESIpos):m/z=357(M+NH
実施例19A
メチル7−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート
Figure 0004542891
2M炭酸ナトリウム溶液3.42mlおよびPdCl(dppf)83.5mg(0.11mmol)を、DMF10ml中のメチル7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(実施例6A)619.1mg(2.28mmol)および4−(4−モルホリニル)フェニルボロン酸520mg(2.51mmol)の溶液に添加する。混合物を80℃で16時間加熱する。冷却に続き、珪藻土を通して濾過し、分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物を高真空下で乾燥させる。表題化合物146.7mg(理論値の16.4%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.6分
MS(ESIpos):m/z=354(M+H)
実施例20A
7−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸
Figure 0004542891
メタノールと2N水酸化カリウム溶液の1:1混合物6ml中のメチル7−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(実施例19A)330mg(0.77mmol)の溶液を、室温で2時間、そして50℃で1時間撹拌する。反応混合物を真空で濃縮し、水の添加後、濃塩酸で酸性化する。生じる沈殿を吸引濾過し、水で2回洗浄し、高真空下で乾燥させる。粗生成物292mgを得、さらなる精製をせずに反応させる。
実施例21A
7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボン酸
Figure 0004542891
7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボン酸(実施例29A)5.0g(20.7mmol)および2−メトキシフェニルボロン酸3.78g(24.9mmol)をDMF50mlに導入する。2M炭酸ナトリウム溶液31.1mlおよびPd(PPh 1.2g(1.04mmol)を添加し、続いて90℃に加熱する。18時間後、溶媒を留去する。残渣を1N塩酸と酢酸エチルに分配し、各回200mlの酢酸エチルで3回抽出する。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、移動相:ジクロロメタン/メタノール/酢酸100:10:1)で精製する。濃縮および高真空下での乾燥により、表題化合物2.97g(理論値の53.2%)が生じる。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 13.46 (s, 1H), 7.73 (dd, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.48-7.33 (m, 4H), 7.20 (d, 1H), 7.09 (m, 1H), 3.75 (s, 3H).
HPLC(方法1):R=4.5分
MS(ESIpos):m/z=286(M+NH
実施例22A
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
EDC3.58g(18.7mmol)、HOBt2.52g(18.7mmol)およびトリエチルアミン7.8ml(56mmol)を、DMF50ml中の7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸(実施例7A)4.0g(15.6mmol)および(S)−3−アミノキヌクリジン二塩酸塩3.10g(15.6mmol)の、0℃に冷却した溶液に添加する。混合物を室温で18時間撹拌する。10%強度重炭酸ナトリウム溶液の添加により反応を停止する。酢酸エチルの添加後に生じる沈殿を濾過する。水相を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、残渣を高真空下で乾燥させる。表題化合物4.70g(理論値の68%)を得る。分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例8A)のものと合致する。
実施例23A
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−(4−ホルミルフェニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例11A)200mg(0.50mmol)および4−ホルミルフェニルボロン酸74.6mg(0.50mmol)を、DMF2mlに導入する。2M炭酸ナトリウム溶液0.75mlおよびPdCl(dppf)20.3mg(0.02mmol)を添加し、続いて80℃に加熱する。18時間後、反応混合物を、珪藻土を通して濾過し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールとジオキサン中の4N塩化水素の5:1混合物と混合し、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物163.8mg(理論値の75.0%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.09 (s, 1H), 10.07 (br. s, 1H), 9.10 (d, 1H), 8.50 (m, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.15-7.97 (m, 5H), 7.87 (dd, 1H), 4.33 (m, 1H), 3.68 (m, 1H), 3.45-3.12 (m, 5H), 2.23 (m, 1H), 2.16 (m, 1H), 1.91 (m, 2H), 1.76 (m, 1H).HPLC(方法1):R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=391(M+H)(遊離塩基)
実施例24A
メチル6−シアノ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート
Figure 0004542891
4−シアノ−2−ニトロベンズアルデヒド4.08g(23.2mmol)、メチルメルカプト酢酸2.46g(23.2mmol)およびトリエチルアミン6.46ml(46.4mmol)を、DMSO12.3ml中、80℃で2.5時間加熱する。反応溶液を氷水400mlに添加する。酢酸4mlの添加後に生じる沈殿を吸引濾取し、水で2回洗浄し、真空中、50℃で終夜乾燥させる。表題化合物4.19g(理論値の83.2%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 8.73 (d, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.21 (d, 1H), 7.85 (dd, 1H), 3.92 (s, 3H).
HPLC(方法1):R=4.4分
MS(ESIpos):m/z=218(M+H)
実施例25A
6−シアノ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸
Figure 0004542891
一般方法Bに従い、メチル6−シアノ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート(実施例24A)0.6g(2.76mmol)から出発し、所望の生成物0.49g(理論値の61.6%)を得る。
HPLC(方法1):R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=222(M+H)
実施例26A
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−シアノ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
6−シアノ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸(実施例25A)320.8mg(1.1mmol)、(R)−3−アミノキヌクリジン二塩酸塩200mg(1.0mmol)、HATU458.3mg(1.21mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン467.3mg(3.62mmol)およびDMF4.0mlを、一般方法Cにより反応させる。反応混合物を分取HPLCにより精製する。生成物を、メタノールとジオキサン中の4M塩化水素の混合物に溶解し、濃縮し、高真空下で乾燥させる。表題化合物222.1mg(理論値の64%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 9.80 (m, 1H), 9.12 (d, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.16 (d, 1H), 7.83 (dd, 1H), 4.33 (m, 1H), 3.76-3.05 (m, 6H), 2.23 (m, 1H), 2.13 (m, 1H), 1.92 (m, 2H), 1.76 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.6分
MS(ESIpos):m/z=312(M+H)(遊離塩基)
実施例27A
6−[(Z)−アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル]−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−シアノ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例26A)800mg(2.0mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩278.1mg(4.0mmol)および炭酸カリウム829.5mg(6.0mmol)を、水とエタノールの8:1混合物8ml中、80℃で3時間加熱する。混合物を、シリカゲルのカラムクロマトグラフィー(移動相:ジクロロメタン/メタノール/25%アンモニア溶液100:20:4)により精製する。生成物画分を合わせ、濃縮し、メタノールおよびジオキサン中の4M塩化水素と混合し、再度濃縮し、高真空下で乾燥させる。表題化合物447.3mg(理論値の53.6%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 11.15 (m, 1H), 10.22 (m, 1H), 9.36 (d, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.46 (m, 1H), 8.14 (d, 1H), 7.73 (dd, 1H), 4.33 (m, 1H), 3.93-3.10 (m, 6H), 2.32-2.05 (m, 2H), 1.93 (m, 2H), 1.75 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=2.9分
MS(ESIpos):m/z=345(M+H)(遊離塩基)
実施例28A
3−ブロモ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド
Figure 0004542891
2−ブロモフェノール20.0g(115.6mmol)を、乾燥アセトニトリル500mlに導入する。乾燥塩化マグネシウム16.84g(176.87mmol)、パラホルムアルデヒド顆粒23.4gおよびトリエチルアミン41.9ml(300.6mmol)を添加する。反応混合物を還流下で4時間加熱し、0℃に冷却後、2N塩酸300mlを添加する。水相を各回200mlのジエチルエーテルで3回抽出する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を真空で除去する。表題化合物24g(理論値の64%、HPLCによると62%純粋)を単離し、さらなる精製をせずにさらに反応させる。
HPLC(方法1):R=4.25分
MS(ESIpos):m/z=202(M+H)
実施例29A
7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボン酸
Figure 0004542891
3−ブロモ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(実施例28A、62%純粋)13.5g(40.3mmol)を、クロロ酢酸メチル9.18g(84.62mmol)、テトラ−n−ブチルアンモニウムヨウ化物1.49g(4.03mmol)および炭酸カリウム22.28g(161.18mmol)と一緒に、130℃で6時間加熱する。室温に冷却後、水100mlおよびTHF100ml、および水酸化カリウム13.57g(241.77mmol)を添加し、混合物を室温で終夜撹拌する。溶媒を減圧下で除去し、残渣を水400mlに溶かし、全部で400mlのジエチルエーテルで4回洗浄する。氷中で冷却しながら、pHを濃塩酸で0に合わせ、全部で700mlの酢酸エチルによる5回の抽出を実行する。有機相を飽和塩化ナトリウム溶液100mlで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させる。粗生成物から高真空下で残りの溶媒を完全に無くし、ジエチルエーテル80mlと撹拌する。生成物を濾取し、少量の氷冷ジエチルエーテルで洗浄する。表題化合物4.8g(理論値の47%)を単離する。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 13.5 (br. s, 1H), 7.86-7.72 (m, 2H), 7.79 (s, 1H), 7.31 (t, 1H).
MS(DCI/NH):m/z=258(M+NH
実施例30A
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
7−ブロモベンゾフラン−2−カルボン酸(実施例29A)5.20g(21.57mmol)、(R)−3−アミノキヌクリジン二塩酸塩4.3g(21.57mmol)、HATU9.84g(25.89mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン13.53ml(74.68mmol)およびDMF21mlを一般方法Cにより反応させる。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物を酢酸エチル100mlに溶かし、全部で1.5lの1N水酸化ナトリウム溶液で15回洗浄する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を無くす。表題化合物5.2g(理論値の69%)を単離する。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 8.48 (d, 1H), 7.85-7.65 (m, 3H), 7.25 (t, 1H), 3.95 (m, 1H), 3.15 (m, 1H), 2.95 (m, 1H), 2.80-2.60 (m, 4H), 1.90 (m, 1H), 1.70 (m, 1H), 1.58 (m, 2H), 1.35 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.79分
MS(ESIpos):m/z=349(M+H)
[α]20 =26.9°(c=0.50、メタノール)
いくつかの例示的実施態様では、対応する塩酸塩が採用され、それは、表題化合物をメタノールと1N塩酸の5:1混合物と混合し、濃縮し、高真空下で乾燥させることにより得られる。
実施例31A
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
7−ブロモベンゾフラン−2−カルボン酸(実施例29A)4.0g(16.59mmol)、(S)−3−アミノキヌクリジン二塩酸塩3.3g(16.59mmol)、HATU7.57g(19.91mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン10.41ml(59.74mmol)およびDMF21mlを、一般方法Cにより反応させる。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物を酢酸エチル100mlに溶かし、全部で1.5lの1N水酸化ナトリウム溶液で15回洗浄する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を無くす。表題化合物5.0g(理論値の85%)を単離する。
分析データは、実施例30Aのものと合致する。
[α]20 =−28.0°(c=0.1、メタノール)
実施例32A
2−(4−モルホリニル)フェニルトリフルオロメタンスルホネート
Figure 0004542891
トリフルオロメタンスルホン酸無水物2.78ml(16.4mmol)を、ジクロロメタン15ml中の2−(4−モルホリニル)−フェノール2g(10.9mmol)およびトリエチルアミン4.57ml(32.8mmol)の−10℃に冷却した溶液に、ゆっくりと滴下して添加する。混合物を−10℃で30分間、次いで0℃で30分間撹拌する。それを10%強度重炭酸ナトリウム溶液、水および飽和塩化ナトリウム溶液で続けて洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮し、残渣を高真空下で乾燥させる。表題化合物3.48g(理論値の87.6%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.9分
MS(ESIpos):m/z=312(M+H)
実施例33A
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−(3−ホルミルフェニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例11A)200mg(0.50mmol)および3−ホルミルフェニルボロン酸74.6mg(0.50mmol)を、DMF1mlに導入する。2M炭酸ナトリウム溶液0.75mlおよびPdCl(dppf)20.3mg(0.02mmol)を添加し、続いて80℃に加熱する。18時間後、珪藻土を通して反応混合物を濾過し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールとジオキサン中の4N塩化水素の5:1混合物と混合し、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物92.4mg(理論値の39.5%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.11分
MS(ESIpos):m/z=391(M+H)(遊離塩基)
例示的実施態様:
一般方法D:
ビス(ピナコラート)ジボロン1.5当量、乾燥酢酸カリウム3.25当量、置換ハロ芳香族化合物または置換アリールトリフルオロメタンスルホネート1.3当量を、DMFに溶解する(約1ml/mmolのハロ芳香族化合物またはアリールトリフルオロメタンスルホネート)。反応混合物にアルゴンを15分間通し、PdCl(dppf)0.05当量を添加し、混合物を90℃で2時間加熱する。次いで、適切な臭素置換N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]ベンゾチオフェン−2−カルボキサミドまたはN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]ベンゾフラン−2−カルボキサミド1.0当量、水性2M炭酸ナトリウム溶液5当量およびさらなるPdCl(dppf)0.05当量を添加する。反応混合物を90℃で6−12時間加熱する。精製は分取HPLCにより行う。生じる生成物(遊離塩基)をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。
一般方法E:
DMF0.5ml中の3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル−アミノ]カルボニル}−1−ベンゾチエン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例75)50mg(0.11mmol)、HATU103mg(0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン52.5mg(0.41mmol)の溶液を、DMF中の2Nアミン(0.23mmol)の溶液に滴下して添加する。室温で16時間後、水0.1mlを反応混合物に添加し、それを濾過し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を合わせ、1N塩酸2mlの添加後、真空で濃縮し、高真空下で乾燥させる。
一般方法F:
酸塩化物0.24mmolおよびトリエチルアミン84μl(0.60mmol)を、DMF0.5ml中のN−((3R)−キヌクリジン−3−イル)−7−(3−アミノフェニル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例21)50mg(0.12mmol)の溶液に添加する。室温で1時間後、1N水酸化ナトリウム溶液0.5mlおよび酢酸エチル15mlを反応混合物に添加し、それを濾過する。濃縮した有機相を分取HPLCにより精製する。生成物画分を合わせ、1N塩酸の添加後、再度真空で濃縮し、高真空下で乾燥させる。
実施例1
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[2−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
2−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸130mg(0.86mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例2A)200mg(0.57mmol)、1N水酸化ナトリウム溶液1.72ml(1.72mmol)、1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド40mg(0.06mmol)およびDMF2mlの混合物を80−85℃で18時間加熱する。減圧下で溶媒を除去する。粗生成物をシリカゲル60(Merck, Darmstadt;溶離剤:ジクロロメタン、ジクロロメタン/メタノール20:1、ジクロロメタン/メタノール/アンモニア80:20:2)で精製する。減圧下で溶媒を除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。表題化合物149mg(理論値の63%)を単離する。
1H-NMR (200 MHz, CDCl3): δ = 7.71-7.28 (m, 8H), 6.77 (d, 1H), 4.62 (s, 2H), 4.28-4.12 (m, 1H), 3.56-3.38 (m, 1H), 3.04-2.78 (m, 4H), 2.75-2.59 (m, 1H), 2.16-2.02 (m, 1H), 1.93-1.66 (m, 3H), 1.66-1.45 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.6分
LC−MS(方法2):R=1.49分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)
実施例2
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[3−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
3−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸130mg(0.86mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例2A)200mg(0.57mmol)、1N水酸化ナトリウム溶液1.72ml(1.72mmol)、1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド40mg(0.06mmol)およびDMF2mlの混合物を、80−85℃に18時間加熱する。減圧下で溶媒を除去する。粗生成物をシリカゲル60(Merck, Darmstadt;溶離剤:ジクロロメタン、ジクロロメタン/メタノール20:1、ジクロロメタン/メタノール/アンモニア80:20:2)で精製する。減圧下で溶媒を除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。表題化合物127mg(理論値の54%)を単離する。
1H-NMR (200 MHz, CDCl3): δ = 7.86 (d, 1H), 7.72-7.28 (m, 7H), 6.77 (d, 1H), 4.62 (s, 2H), 4.28-4.12 (m, 1H), 3.56-3.38 (m, 1H), 3.04-2.78 (m, 4H), 2.75-2.59 (m, 1H), 2.16-2.02 (m, 1H), 1.93-1.66 (m, 3H), 1.66-1.45 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.5分
LC−MS(方法2):R=1.50分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)
実施例3
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
4−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸130mg(0.86mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例2A)200mg(0.57mmol)、1N水酸化ナトリウム溶液1.72ml(1.72mmol)、1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド40mg(0.06mmol)およびDMF2mlの混合物を、80−85℃で18時間加熱する。減圧下で溶媒を除去する。粗生成物をシリカゲル60(Merck, Darmstadt;溶離剤:ジクロロメタン、ジクロロメタン/メタノール20:1、ジクロロメタン/メタノール/アンモニア80:20:2)で精製する。減圧下で溶媒を除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。表題化合物55mg(理論値の23%)を単離する。
1H-NMR (200 MHz, CDCl3): δ = 7.83 (d, 1H), 7.69-7.28 (m, 7H), 6.77 (d, 1H), 4.62 (s, 2H), 4.28-4.12 (m, 1H), 3.56-3.38 (m, 1H), 3.04-2.78 (m, 4H), 2.75-2.59 (m, 1H), 2.16-2.02 (m, 1H), 1.93-1.66 (m, 3H), 1.66-1.45 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.5分
LC−MS(方法2):R=1.46分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)
実施例4
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
4−(4−モルホリニル)フェニルボロン酸180mg(0.86mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例2A)200mg(0.57mmol)、1N水酸化ナトリウム溶液1.72ml(1.72mmol)、1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド40mg(0.06mmol)およびDMF2mlの混合物を、80−85℃で18時間加熱する。減圧下で溶媒を除去する。粗生成物をシリカゲル60(Merck, Darmstadt;溶離剤:ジクロロメタン、ジクロロメタン/メタノール20:1、ジクロロメタン/メタノール/アンモニア80:20:2)で精製する。減圧下で溶媒を除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。表題化合物79mg(理論値の32%)を単離する。
1H-NMR (200 MHz, CDCl3): δ = 7.84-7.29 (m, 7H), 6.99 (d, 1H), 6.84-6.70 (m, 1H), 4.28-4.13 (m, 1H), 3.97-3.83 (m, 2H), 3.59-3.36 (m, 1H), 3.29-3.13 (m, 2H), 3.04-2.78 (m, 4H), 2.75-2.59 (m, 1H), 2.16-2.02 (m, 1H), 1.93-1.66 (m, 3H), 1.66-1.45 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.5分
LC−MS(方法2):R=1.74分
MS(ESIpos):m/z=432(M+H)
実施例5
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[4−(メトキシ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
4−メトキシフェニルボロン酸130mg(0.86mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例2A)200mg(0.57mmol)、1N水酸化ナトリウム溶液1.72ml(1.72mmol)、1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド40mg(0.06mmol)およびDMF2mlの混合物を、80−85℃で18時間加熱する。減圧下で溶媒を除去する。粗生成物をシリカゲル60(Merck, Darmstadt;溶離剤:ジクロロメタン、ジクロロメタン/メタノール20:1、ジクロロメタン/メタノール/アンモニア80:20:2)で精製する。減圧下で溶媒を除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。表題化合物160mg(理論値の68%)を単離する。
1H-NMR (200 MHz, CDCl3): δ = 7.84-7.75 (m, 1H), 7.62-7.45 (m, 5H), 6.99 (m, 2H), 6.84-6.70 (m, 1H), 4.28-4.13 (m, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.59-3.36 (m, 1H), 3.04-2.78 (m, 4H), 2.75-2.59 (m, 1H), 2.16-2.02 (m, 1H), 1.93-1.66 (m, 3H), 1.66-1.45 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.0分
LC−MS(方法3):R=3.2分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)
実施例6
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[3−(メトキシ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
3−メトキシフェニルボロン酸130mg(0.86mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例2A)200mg(0.57mmol)、1N水酸化ナトリウム溶液1.72ml(1.72mmol)、1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド40mg(0.06mmol)およびDMF2mlの混合物を、80−85℃で18時間加熱する。減圧下で溶媒を除去する。粗生成物をシリカゲル60(Merck, Darmstadt;溶離剤:ジクロロメタン、ジクロロメタン/メタノール20:1、ジクロロメタン/メタノール/アンモニア80:20:2)で精製する。減圧下で溶媒を除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。表題化合物151mg(理論値の64%)を単離する。
1H-NMR (200 MHz, CDCl3): δ = 7.90-7.80 (m, 1H), 7.72-7.08 (m, 5H), 6.95-6.85 (m, 1H), 6.84-6.70 (m, 1H), 4.28-4.13 (m, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.59-3.36 (m, 1H), 3.04-2.78 (m, 4H), 2.75-2.59 (m, 1H), 2.16-2.02 (m, 1H), 1.93-1.66 (m, 3H), 1.66-1.45 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.0分
LC−MS(方法2):R=1.87分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)
実施例7
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−(4−フルオロフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
4−フルオロフェニルボロン酸120mg(0.86mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例2A)200mg(0.57mmol)、1N水酸化ナトリウム溶液1.72ml(1.72mmol)、1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド40mg(0.06mmol)およびDMF2mlの混合物を、80−85℃で18時間加熱する。減圧下で溶媒を除去する。粗生成物をシリカゲル60(Merck, Darmstadt;溶離剤:ジクロロメタン、ジクロロメタン/メタノール20:1、ジクロロメタン/メタノール/アンモニア80:20:2)で精製する。減圧下で溶媒を除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。表題化合物155mg(理論値の68%)を単離する。
1H-NMR (200 MHz, CDCl3): δ = 7.99 (s, 1H), 7.64-7.46 (m, 5H), 7.22-7.07 (m, 2H), 6.84-6.70 (m, 1H), 4.28-4.13 (m, 1H), 3.59-3.36 (m, 1H), 3.04-2.78 (m, 4H), 2.75-2.59 (m, 1H), 2.16-2.02 (m, 1H), 1.93-1.66 (m, 3H), 1.66-1.45 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.1分
LC−MS(方法2):R=1.92分
MS(ESIpos):m/z=365(M+H)
実施例8
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
4−(トリフルオロメトキシ)フェニルボロン酸180mg(0.86mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例2A)200mg(0.57mmol)、1N水酸化ナトリウム溶液1.72ml(1.72mmol)、1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド40mg(0.06mmol)およびDMF2mlの混合物を、80−85℃で18時間加熱する。減圧下で溶媒を除去する。粗生成物をシリカゲル60(Merck, Darmstadt;溶離剤:ジクロロメタン、ジクロロメタン/メタノール20:1、ジクロロメタン/メタノール/アンモニア80:20:2)で精製する。減圧下で溶媒を除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。表題化合物155mg(理論値の68%)を単離する。
1H-NMR (200 MHz, CDCl3): δ = 7.82 (s, 1H), 7.72-7.45 (m, 5H), 7.36-7.27 (m, 2H), 6.84-6.70 (m, 1H), 4.28-4.13 (m, 1H), 3.59-3.36 (m, 1H), 3.04-2.78 (m, 4H), 2.75-2.59 (m, 1H), 2.16-2.02 (m, 1H), 1.93-1.66 (m, 3H), 1.66-1.45 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.4分
LC−MS(方法2):R=2.22分
MS(ESIpos):m/z=431(M+H)
実施例9
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
プロパルギルアルコール289mg(5.15mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例2A)150mg(0.43mmol)、ヨウ化銅(I)1.6mg(0.01mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド15mg(0.02mmol)、ピロリジン61mg(0.86mmol)およびTHF1mlの混合物を、還流下で終夜加熱する。粗生成物を1N水酸化ナトリウム溶液10mlと混合し、全部で100mlの酢酸エチルで3回抽出する。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を除去する。粗生成物をシリカゲル60(Merck, Darmstadt;溶離剤:ジクロロメタン/トリエチルアミン100:1、次いでジクロロメタン/メタノール/トリエチルアミン100:1:1からジクロロメタン/メタノール/トリエチルアミン100:10:1へ)で精製する。減圧下で溶媒を除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。表題化合物40mg(理論値の27%)を単離する。
HPLC(方法1):R=3.3分
LC−MS(方法3):R=2.6分
MS(ESIpos):m/z=325(M+H)
実施例10
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−フルオロ−7−(4−フルオロフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
4−フルオロフェニルボロン酸40mg(0.29mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−フルオロ−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例5A)70mg(0.19mmol)、1N水酸化ナトリウム溶液0.57ml(0.57mmol)、1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド14mg(0.02mmol)およびDMF2mlの混合物を、85℃に終夜加熱する。減圧下で溶媒を除去する。粗生成物を1N水酸化ナトリウム溶液と混合し、全部で100mlの酢酸エチルで3回抽出する。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を除去する。粗生成物をメタノールに溶かし、酸性イオン交換剤(Dowex(登録商標) WX2-200)と一緒に約20分間震盪する。担持したイオン交換剤を、各回30mlのメタノールで3回、次いで水で、再度メタノールで、ジクロロメタンで、再度メタノールで、THFで、最後にもう一回メタノールで洗浄する。生成物をメタノール/トリエチルアミン95:5で抽出する。溶媒を回転エバポレーター中、減圧下で除去する。シリカゲル60(Merck, Darmstadt;溶離剤:ジクロロメタン/トリエチルアミン100:1、次いでジクロロメタン/メタノール/トリエチルアミン100:1:1からジクロロメタン/メタノール/トリエチルアミン100:10:1へ)を最後の精製に使用する。減圧下で溶媒を除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。表題化合物51mg(理論値の70%)を単離する。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 7.99-7.90 (m, 2H), 7.59 (s, 1H), 7.45-7.35 (m, 2H), 7.30-7.22 (m, 2H), 4.24-4.18 (m, 1H), 3.34-3.29 (m, 1H), 3.07-2.97 (m, 1H), 2.93-2.77 (m, 4H), 2.13-2.05 (m, 1H), 1.98-1.86 (m, 1H), 1.84-1.75 (m, 2H), 1.63-1.53 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.3分
LC−MS(方法3):R=3.08分
MS(ESIpos):m/z=383(M+H)
実施例11
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−フルオロ−7−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
4−(トリフルオロメトキシ)フェニルボロン酸40mg(0.29mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−フルオロ−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例5A)70mg(0.19mmol)、1N水酸化ナトリウム溶液0.57ml(0.57mmol)、1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド14mg(0.02mmol)およびDMF2mlの混合物を、85℃で終夜加熱する。減圧下で溶媒を除去する。粗生成物を1N水酸化ナトリウム溶液と混合し、全部で100mlの酢酸エチルで3回抽出する。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を除去する。粗生成物をメタノールに溶かし、酸性イオン交換剤(Dowex(登録商標) WX2-200)と一緒に約20分間震盪する。担持したイオン交換剤を、各回30mlのメタノールで3回、次いで水で、再度メタノールで、ジクロロメタンで、再度メタノールで、THFで、最後にもう一回メタノールで洗浄する。生成物をメタノール/トリエチルアミン95:5で抽出する。溶媒を、回転エバポレーター中、減圧下で除去する。シリカゲル60(Merck, Darmstadt;溶離剤:ジクロロメタン/トリエチルアミン100:1、次いでジクロロメタン/メタノール/トリエチルアミン100:1:1からジクロロメタン/メタノール/トリエチルアミン100:10:1へ)を最後の精製に使用する。減圧下で溶媒を除去する。最後に、溶媒の最後の残渣を高真空下で除去する。表題化合物52mg(理論値の61%)を単離する。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.08-8.00 (m, 2H), 7.59 (s, 1H), 7.49-741 (m, 4H), 4.24-4.18 (m, 1H), 3.34-3.29 (m, 1H), 3.07-2.97 (m, 1H), 2.93-2.77 (m, 4H), 2.13-2.05 (m, 1H), 1.98-1.86 (m, 1H), 1.84-1.75 (m, 2H), 1.63-1.53 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.6分
LC−MS(方法3):R=3.37分
MS(ESIpos):m/z=449(M+H)
実施例12
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−フェニル−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M水性炭酸ナトリウム溶液0.15mlおよびPdCl(dppf)4.1mg(0.005mmol)を、DMF1ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例14A)40mg(0.10mmol)およびフェニルボロン酸12.1mg(0.10mmol)の混合物に添加する。反応混合物を80℃で14時間加熱し、珪藻土を通して濾過し、乾燥するまで蒸発させる。粗生成物を分取HPLCで精製し、その後1N塩酸を添加し、高真空下で乾燥させ、表題化合物7.3mg(理論値の18%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.2分
MS(ESIpos):m/z=363(M+H)(遊離塩基)
実施例13
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−フェニル−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M水性炭酸ナトリウム溶液0.15mlおよびPdCl(dppf)4.1mg(0.005mmol)を、DMF1ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例11A)40mg(0.10mmol)およびフェニルボロン酸12.1mg(0.10mmol)の混合物に添加する。反応混合物を80℃で14時間加熱し、珪藻土を通して濾過し、乾燥するまで蒸発させる。分取HPLCにより粗生成物を精製し、その後1N塩酸を添加し、高真空下で乾燥させ、表題化合物14.5mg(理論値の37%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 9.91 (m, 1H), 9.02 (d, 1H), 8.38 (m, 1H), 8.32 (m, 1H), 8.06 (d, 1H), 7.78 (m, 3H), 7.58-7.37 (m, 3H), 4.32 (m, 1H), 3.78-3.03 (m, 6H), 2.28-2.05 (m, 2H), 1.93 (m, 2H), 1.78 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.2分
MS(ESIpos):m/z=363(M+H)(遊離塩基)
実施例14
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−(3−メトキシフェニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M水性炭酸ナトリウム溶液0.3mlおよびPdCl(dppf)4.1mg(0.005mmol)を、DMF1ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例11A)40mg(0.10mmol)および3−メトキシフェニルボロン酸15.1mg(0.10mmol)の混合物に添加する。反応混合物を80℃に14時間加熱し、珪藻土を通して濾過し、乾燥するまで蒸発させる。粗生成物を分取HPLCにより精製し、続いて1N塩酸を添加し、高真空下で乾燥させ、表題化合物25.5mg(理論値の57%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 9.70 (s, 1H), 8.97 (d, 1H), 8.38 (m, 1H), 8.28 (m, 1H), 7.99 (m, 1H), 7.78 (m, 1H), 7.37 (m, 3H), 6.98 (m, 1H), 4.33 (m, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.79-3.12 (m, 6H), 2.28-2.00 (m, 2H), 1.99-1.68 (m, 3H).
HPLC(方法1):R=4.2分
MS(ESIpos):m/z=393(M+H)(遊離塩基)
実施例15
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例11A)120mg(0.30mmol)、PdCl(PPh10.5mg(0.01mmol)およびヨウ化銅(I)4.6mg(0.02mmol)を、トリエチルアミン/DMF(2:1)1.5mlにアルゴン下で溶解し、60℃で1時間撹拌する。プロパルギルアルコール25.1mg(0.45mmol)を添加し、続いて70℃でさらに16時間加熱する。冷却し、続いて珪藻土を通して濾過し、分取HPLCにより精製し、濃縮し、生成物を高真空下で乾燥させる。表題化合物12mg(理論値の11%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 8.73 (d, 1H), 8.20 (m, 2H), 7.96 (d, 1H), 7.46 (dd, 1H), 4.34 (s, 2H), 4.09 (m, 1H), 3.32 (m, 1H), 3.16-2.77 (m, 5H), 1.99 (m, 1H), 1.91 (m, 1H), 1.70 (m, 2H), 1.49 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.4分
MS(ESIpos):m/z=341(M+H)
実施例16
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−フェニル−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M水性炭酸ナトリウム溶液0.14mlおよびPdCl(dppf)5.7mg(0.007mmol)を、DMF1ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)56mg(0.14mmol)およびフェニルボロン酸18.7mg(0.15mmol)の混合物に添加する。反応混合物を80℃に加熱する。この温度で3時間の後、さらなるPdCl(dppf)5.7mg(0.007mmol)を添加し、混合物を80℃でさらに12時間撹拌する。珪藻土を通して反応混合物を濾過し、乾燥するまで蒸発させる。粗生成物を分取HPLCにより精製し、続いて1N塩酸を添加し、高真空下で乾燥させ、表題化合物10.6mg(理論値の18%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.2分
MS(ESIpos):m/z=363(M+H)(遊離塩基)
実施例17
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−メトキシフェニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M水性炭酸ナトリウム溶液0.16ml、PdCl(dppf)4.2mg(0.005mmol)を、DMF1ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)49mg(0.10mmol)および3−メトキシフェニルボロン酸15.8mg(0.10mmol)の混合物に添加する。反応混合物を80℃に14時間加熱し、珪藻土を通して濾過し、乾燥するまで蒸発させる。粗生成物を分取HPLCにより精製し、続いて1N塩酸を添加し、真空下で乾燥させ、表題化合物8.0mg(理論値の18%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.2分
MS(ESIpos):m/z=393(M+H)(遊離塩基)
実施例18
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M水性炭酸ナトリウム溶液0.22mlおよびPdCl(dppf)6.1mg(0.007mmol)を、DMF1ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)60mg(0.15mmol)および2−メトキシフェニルボロン酸22.7mg(0.15mmol)の混合物に添加する。反応混合物を80℃で14時間加熱し、珪藻土を通して濾過し、乾燥するまで蒸発させる。粗生成物を分取HPLCにより精製し、続いて1N塩酸を添加し、高真空下で乾燥させ、表題化合物12.8mg(理論値の18%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.2分
MS(ESIpos):m/z=393(M+H)(遊離塩基)
実施例19
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M水性炭酸ナトリウム溶液0.22mlおよびPdCl(dppf)6.1mg(0.007mmol)を、DMF1ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)60mg(0.15mmol)および4−(4−モルホリニル)フェニルボロン酸30.9mg(0.15mmol)の混合物に添加する。反応混合物を80℃に加熱する。4.5時間後、さらにPdCl(dppf)6.1mg(0.007mmol)を添加する。さらに12時間後、珪藻土を通して反応混合物を濾過し、乾燥するまで蒸発させる。粗生成物を分取HPLCにより精製する。生成物をメタノールに溶解し、過剰のジオキサン中の4N塩化水素を添加する。高真空下で乾燥させ、表題化合物20.6mg(理論値の25%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, メタノール-d4): δ = 8.21 (s, 1H), 7.97 (m, 2H), 7.93 (s, 1H), 7.83 (m, 2H), 7.57 (dd, 1H), 7.52 (m, 1H), 4.46 (m, 1H), 4.13 (m, 4H), 3.83 (m, 1H), 3.78 (m, 4H), 3.49 (m, 1H), 3.43-3.17 (m, 4H), 2.38 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.3分
MS(ESIpos):m/z=448(M+H)(遊離塩基)
実施例20
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)60mg(0.15mmol)および4−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸22.7mg(0.15mmol)を、DMF1mlに導入する。2M水性炭酸ナトリウム溶液0.22mlおよびPdCl(dppf)6.1mg(0.01mmol)を添加し、続いて80℃に加熱する。14時間後、珪藻土を通して反応混合物を濾過し、乾燥するまで蒸発させる。粗生成物を分取HPLCにより精製する。生成物をメタノールに溶解し、過剰のジオキサン中の4N塩化水素を添加する。高真空下で乾燥させ、9mg(理論値の9%)の表題化合物を得る。
HPLC(方法1):R=3.8分
MS(ESIpos):m/z=393(M+H)(遊離塩基)
以下の表に挙げる化合物は、類似のやり方で得られる。
表2:
Figure 0004542891
Figure 0004542891
Figure 0004542891
Figure 0004542891
Figure 0004542891
Figure 0004542891
Figure 0004542891
実施例51
7−[3−(アセチルアミノ)フェニル]−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M水性炭酸ナトリウム溶液0.75mlおよびPdCl(dppf)20.3mg(0.02mmol)を、DMF2ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)200mg(0.50mmol)および3−(アセトアミド)フェニルボロン酸89.1mg(0.50mmol)の混合物に添加する。反応混合物を80℃で17時間加熱する。さらに3−(アセトアミド)フェニルボロン酸89.1mg(0.50mmol)、1N水酸化ナトリウム溶液1.5mlおよびPdCl(dppf)81.3mg(0.1mmol)を添加し、混合物を80℃でさらに18時間加熱する。冷却後、珪藻土を通してそれを濾過し、分取HPLCにより精製する。生じる粗生成物をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(移動相:ジクロロメタン/メタノール/アンモニア100:10:2)によりさらに精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の5:1混合物に溶かし、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物243.2mg(理論値の86.6%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.16 (s, 1H), 10.10 (br. s, 1H), 9.03 (d, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.06 (m, 1H), 7.98 (dd, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.59 (dd, 1H), 7.51 (m, 1H), 7.48 (m, 1H), 7.37 (m, 1H), 4.33 (m, 1H), 3.66 (m, 1H), 3.45-3.13 (m, 5H), 2.22 (m, 1H), 2.14 (m, 1H), 2.08 (s, 3H), 1.91 (m, 2H), 1.75 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=420(M+H)(遊離塩基)
実施例52
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例11A)100mg(0.25mmol)および4−モルホリノフェニルボロン酸51.5mg(0.25mmol)を、DMF1mlに導入する。2M炭酸ナトリウム溶液0.37mlおよびPdCl(dppf)10.2mg(0.01mmol)を添加し、続いて80℃に加熱する。16時間後、さらなる4−モルホリノフェニルボロン酸51.5mg(0.25mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.37mlおよびPdCl(dppf)10.2mg(0.01mmol)を添加する。混合物を80℃でさらに4時間加熱する。冷却後、珪藻土を通して反応混合物を濾過し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールとジオキサン中の4M塩化水素の5:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物83mg(理論値の69%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.20 (br. s, 1H), 9.07 (d, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.71 (m, 3H), 7.10 (m, 2H), 4.33 (m, 1H), 3.78 (m, 4H), 3.73-3.07 (m, 10H), 2.22 (m, 1H), 2.17 (m, 1H), 1.93 (m, 2H), 1.75 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.8分
MS(ESIpos):m/z=448(M+H)(遊離塩基)
実施例53
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
6−[アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル]−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]−オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩(実施例27A)154mg(0.37mmol)を、DMF2mlおよびTHF0.75mlに溶解する。4Åモレキュラー・シーブ250mgを添加し、混合物を室温で30分間撹拌する。水素化ナトリウム(鉱油中、60%懸濁液)44.4mg(1.11mmol)を添加し、続いて60℃で20分間加熱し、次いで室温に冷却する。THF1ml中の酢酸メチル90μl(1.11mmol)の溶液を反応混合物に添加し、その後、80℃で14時間加熱する。さらなる水素化ナトリウム(鉱油中、60%懸濁液)29.6mg(0.74mmol)およびTHF1ml中の酢酸メチル0.88ml(11.1mmol)を添加し、続いて70℃でさらに24時間加熱する。水の添加により反応を停止する。精製は、分取HPLCにより行う。生成物画分を濃縮し、メタノールとジオキサン中の4N塩化水素の5:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物41.9mg(理論値の23.6%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.15 (br. s, 1H), 9.14 (d, 1H), 8.70 (m, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.13 (d, 1H), 8.05 (m, 1H), 4.34 (m, 1H), 3.75-3.13 (m, 6H), 2.70 (s, 3H), 2.23 (m, 1H), 2.15 (m, 1H), 1.92 (m, 2H), 1.77 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.8分
MS(ESIpos):m/z=369(M+H)(遊離塩基)
実施例54
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[2−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例11A)100mg(0.25mmol)および2−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸37.8mg(0.25mmol)をDMF1mlに導入する。2M炭酸ナトリウム溶液0.37mlおよびPdCl(dppf)10.2mg(0.01mmol)を添加し、続いて80℃に加熱する。14時間後、珪藻土を通して反応混合物を濾過し、分取HPLCで2回分離することにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールとジオキサン中の4N塩化水素の5:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物27mg(理論値の24.4%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.10 (br. s, 1H), 9.06 (d, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.02 (m, 2H), 7.61 (m, 1H), 7.54-7.36 (m, 4H), 4.43 (s, 2H), 4.33 (m, 1H), 3.67 (m, 1H), 3.55-3.12 (m, 5H), 2.23 (m, 1H), 2.16 (m, 1H), 1.92 (m, 2H), 1.77 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=393(M+H)(遊離塩基)
実施例55
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−(5−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
6−[アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル]−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩(実施例27A)110mg(0.26mmol)をDMF2mlおよびTHF0.75mlに溶解する。4Åモレキュラー・シーブ250mgを添加し、混合物を室温で30分間撹拌する。水素化ナトリウム(鉱油中、60%懸濁液)31.2mg(0.79mmol)を添加し、続いて60℃で20分間加熱し、次いで室温に冷却する。THF1ml中の安息香酸メチル100μl(0.79mmol)の溶液を反応混合物に添加し、それを80℃で14時間加熱する。さらなる水素化ナトリウム(鉱油中、60%懸濁液)20.8mg(0.52mmol)およびTHF1ml中の安息香酸メチル0.99ml(7.91mmol)を添加し、混合物を70℃でさらに24時間加熱する。水の添加により反応を停止する。精製は分取HPLCにより行う。生成物画分を濃縮し、メタノールとジオキサン中の4N塩化水素の5:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物45.7mg(理論値の32%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.5分
MS(ESIpos):m/z=431(M+H)(遊離塩基)
実施例56
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−(5−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
6−[アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル]−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩(実施例27A)110mg(0.26mmol)をDMF2mlおよびTHF0.75mlに溶解する。4Åモレキュラー・シーブ250mgを添加し、混合物を室温で30分間撹拌する。水素化ナトリウム(鉱油中、60%懸濁液)31.2mg(0.79mmol)を添加し、続いて60℃で20分間加熱し、室温に冷却する。THF1ml中のフェニル酢酸メチル110μl(0.79mmol)の溶液を添加し、混合物を80℃に14時間加熱する。さらに水素化ナトリウム(鉱油中、60%懸濁液)20.8mg(0.52mmol)およびTHF1ml中のフェニル酢酸メチル1.14ml(7.91mmol)を添加し、続いて70℃でさらに24時間加熱する。水の添加により反応を停止する。精製は分取HPLCにより行う。生成物画分を濃縮し、メタノールとジオキサン中の4N塩化水素の5:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物4.1mg(理論値の3%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, メタノール-d4): δ = 8.63 (s, 1H), 8.11 (m, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.43-7.27 (m, 5H), 4.47 (m, 1H), 4.38 (s, 2H), 3.87 (m, 1H), 3.52-3.20 (m, 5H), 2.40 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.11 (m, 2H), 1.97 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.4分
MS(ESIpos):m/z=445(M+H)(遊離塩基)
実施例57
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 0004542891
モルホリン330mg(3.75mmol)およびシアノホウ化水素ナトリウム40mg(0.56mmol)を、メタノールと酢酸の6:1混合物1.5ml中の、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−(4−ホルミルフェニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例23A)80mg(0.19mmol)の溶液に続けて添加する。室温で2時間、そして80℃で6時間の後、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の5:1混合物の添加の後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物87.7mg(理論値の88%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 11.26 (br. s, 1H), 10.29 (br. s, 1H), 9.18 (d, 1H), 8.41 (m, 2H), 8.06 (d, 1H), 7.89 (m, 2H), 7.81 (d, 1H), 7.74 (m, 2H), 4.39 (m, 2H), 4.34 (m, 1H), 4.05-3.03 (m, 6H), 2.23 (m, 1H), 2.16 (m, 1H), 1.92 (m, 2H), 1.76 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.5分
MS(ESIpos):m/z=462(M+H)(遊離塩基)
実施例58
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M炭酸ナトリウム溶液0.33mlおよびPdCl(dppf)9.1mg(0.01mmol)を、DMF1ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)100mg(0.22mmol)および4−(ジメチルアミノ)フェニルボロン酸36.8mg(0.22mmol)の混合物に添加する。反応混合物を80℃で16時間加熱する。さらに4−(ジメチルアミノ)フェニルボロン酸36.8mg(0.22mmol)、PdCl(dppf)36.5mg(0.04mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液0.67mlを添加し、混合物を80℃でさらに3時間加熱する。冷却し、続いて珪藻土を通して濾過し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の5:1混合物に溶かし、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物50.6mg(理論値の47%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, メタノール-d4): δ = 8.26 (s, 1H), 7.95 (m, 3H), 7.80 (m, 2H), 7.58 (dd, 1H), 7.53 (m, 1H), 4.46 (m, 1H), 3.82 (m, 1H), 3.51 (m, 1H), 3.45-3.16 (m, 10H), 2.37 (m, 1H), 2.29 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.95 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.6分
MS(ESIpos):m/z=406(M+H)(遊離塩基)
実施例59
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−チエニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド蟻酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)100mg(0.25mmol)および2−チオフェンボロン酸31.9mg(0.25mmol)を、DMF1.5mlに導入する。2M炭酸ナトリウム溶液0.37mlおよびPdCl(dppf)9.11mg(0.01mmol)を添加し、続いて85℃に加熱する。14時間後、珪藻土を通して反応混合物を濾過し、分取HPLC(溶離剤A:アセトニトリル、溶離剤B:水+0.1%蟻酸;勾配:10%A→95%A)により精製する。生成物画分を濃縮し、高真空下で乾燥させる。表題化合物30mg(理論値の28%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 8.80 (d, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.97 (m, 1H), 7.72 (m, 3H), 7.55 (dd, 1H), 7.28 (dd, 1H), 4.12 (m, 1H), 3.36 (m, 1H), 3.18-2.80 (m, 5H), 2.03 (m, 1H), 1.95 (m, 1H), 1.74 (m, 2H), 1.52 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.2分
MS(ESIpos):m/z=369(M+H)(遊離塩基)
実施例60
7−(5−アセチル−2−チエニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)100mg(0.25mmol)および5−アセチル−2−チエニルボロン酸42.3mg(0.25mmol)をDMF1.5mlに導入する。2M炭酸ナトリウム溶液0.37mlおよびPdCl(dppf)9.11mg(0.01mmol)を添加し、続いて85℃に加熱する。14時間後、珪藻土を通して反応混合物を濾過し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の5:1混合物に溶かし、再度濃縮し、高真空下で乾燥させる。表題化合物52mg(理論値の46%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.25 (br. s, 1H), 9.23 (d, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.08 (d, 1H), 8.06 (m, 1H), 7.89 (m, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.61 (dd, 1H), 4.36 (m, 1H), 3.73-3.13 (m, 5H), 2.60 (s, 3H), 2.23 (m, 1H), 2.15 (m, 1H), 1.93 (m, 2H), 1.76 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=411(M+H)(遊離塩基)
実施例61
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(6−オキソ−2−ピペリジニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2ml中の6−(4−ブロモフェニル)−2−ピペリジノン123.4mg(0.49mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン142.2mg(0.56mmol)、酢酸カリウム146.6mg(1.49mmol)、PdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)150mg(0.37mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.93mlおよびさらなるPdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物7.3mg(理論値の4%)を得る。
HPLC(方法1):R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=460(M+H)(遊離塩基)
実施例62
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)200mg(0.45mmol)および3−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸74.6mg(0.49mmol)を、DMF3mlに導入する。2M炭酸ナトリウム溶液0.67mlおよびPdCl(dppf)18.2mg(0.02mmol)を添加し、続いて80℃に加熱する。14時間後、珪藻土を通して反応混合物を濾過し、分取HPLCで分離することにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールとジオキサン中の4N塩化水素の5:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物40mg(理論値の19%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.47 (br. s, 1H), 9.17 (d, 1H), 8.47 (s, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.63-7.47 (m, 4H), 7.43 (d, 1H), 4.61 (s, 2H), 4.33 (m, 1H), 3.62 (m, 1H), 3.39 (m, 2H), 3.20 (m, 3H), 2.11 (m, 1H), 2.15 (m, 1H), 1.91 (m, 2H), 1.75 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=393(M+H)(遊離塩基)
実施例63
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2ml中の4−(2−ブロモフェニル)モルホリン100mg(0.41mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン121.0mg(0.48mmol)、酢酸カリウム101.3mg(1.03mmol)、PdCl(dppf)11.6mg(0.02mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)127.6mg(0.32mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.79mlおよびさらなるPdCl(dppf)11.6mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物38.9mg(理論値の48%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.20 (br. s, 1H), 9.04 (d, 1H), 8.36 (s, 1H), 7.93 (dd, 1H), 7.55 (m, 2H), 7.45 (d, 1H), 7.37 (dd, 1H), 7.17 (m, 2H), 4.32 (m, 1H), 3.62 (m, 1H), 3.48-3.10 (m, 9H), 2.69 (m, 4H), 2.19 (m, 1H), 2.10 (m, 1H), 1.90 (m, 2H), 1.73 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.3分
MS(ESIpos):m/z=448(M+H)(遊離塩基)
実施例64
2−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾチエン−7−イル)−ベンジルエチルカルバメート塩酸塩
Figure 0004542891
トリエチルアミン32.5μl(0.23mmol)およびエチルイソシアネート16.6mg(0.23mmol)を、THFとDMFの5:1混合物1ml中の、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例131)50mg(0.12mmol)の懸濁液に添加する。室温で18時間後、さらなるエチルイソシアネート16.6mg(0.23mmol)および触媒量の4−N,N−ジメチルアミノピリジンを添加する。混合物を室温でさらに18時間撹拌する。反応混合物を真空で濃縮し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の5:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物28mg(理論値の47%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.2分
MS(ESIpos):m/z=464(M+H)(遊離塩基)
実施例65
2−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾチエン−7−イル)ベンジルメチルカルバメート塩酸塩
Figure 0004542891
トリエチルアミン32.5μl(0.23mmol)およびメチルイソシアネート13.3mg(0.23mmol)を、THFとDMFの5:1混合物1ml中の、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例131)50mg(0.12mmol)の懸濁液に添加する。室温で18時間後、さらなるメチルイソシアネート13.3mg(0.23mmol)および触媒量の4−N,N−ジメチルアミノピリジンを添加する。混合物を室温でさらに18時間撹拌する。反応混合物を真空で濃縮し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の5:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物18mg(理論値の30%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.18 (s, 1H), 7.95 (m, 1H), 7.63-7.42 (m, 4H), 7.38 (m, 2H), 4.42 (m, 1H), 3.81 (m, 1H), 3.47 (m, 1H), 3.40-3.25 (m, 4H), 2.57 (m, 3H), 2.37 (m, 1H), 2.26 (m, 1H), 2.09 (m, 2H), 1.94 (m, 1H).
LC−MS(方法4):R=2.7分、m/z=464(M+H)(遊離塩基)
実施例66
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(2−オキソ−1−ピロリジニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2ml中の1−(4−ブロモフェニル)−2−ピロリジノン116.5mg(0.49mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン142.2mg(0.56mmol)、酢酸カリウム119.1mg(1.21mmol)、PdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)150mg(0.37mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.93mlおよびさらなるPdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物71mg(理論値の39%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.16 (s, 1H), 7.91 (d, 1H), 7.80 (m, 2H), 7.75 (m, 2H), 7.54 (dd, 1H), 7.51 (dd, 1H), 4.46 (m, 1H), 4.01 (m, 2H), 3.85 (m, 1H), 3.47 (m, 1H), 3.42-3.26 (m, 4H), 2.65 (m, 2H), 2.39 (m, 1H), 2.24 (m, 3H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.0分
MS(ESIpos):m/z=446(M+H)(遊離塩基)
実施例67
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(1−ピペラジニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2ml中のtert−ブチル4−(4−ブロモフェニル)−1−ピペラジンカルボキシレート165.6mg(0.49mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン142.2mg(0.56mmol)、酢酸カリウム119.1mg(1.21mmol)、PdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)150mg(0.37mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.93mlおよびさらなるPdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。分取HPLCにより精製した化合物を、メタノール3mlに溶解し、ジオキサン中の4M塩化水素3mlの添加後、室温で30分間撹拌する。フラスコの内容物を真空で濃縮し、残渣をトルエンと2回共沸蒸留する。高真空下で乾燥させ、表題化合物54mg(理論値の28%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, メタノール-d4): δ = 8.17 (s, 1H), 7.87 (dd, 1H), 7.66 (m, 2H), 7.52 (dd, 1H), 7.45 (dd, 1H), 7.18 (m, 2H), 4.45 (m, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.75-3.13 (m, 13H), 2.38 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.95 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.7分
MS(ESIpos):m/z=447(M+H)(遊離塩基)
実施例68
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(3−オキソ−4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2ml中の4−(4−ブロモフェニル)−3−モルホリノン120mg(0.39mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン115.3mg(0.45mmol)、酢酸カリウム96.6mg(0.98mmol)、PdCl(dppf)11.1mg(0.02mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)121.6mg(0.30mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.76ml、およびさらなるPdCl(dppf)11.1mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物24mg(理論値の16%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.17 (s, 1H), 7.93 (d, 1H), 7.80 (m, 2H), 7.55 (m, 4H), 4.46 (m, 1H), 4.33 (s, 2H), 4.09 (m, 2H), 3.88 (m, 2H), 3.84 (m, 1H), 3.47 (m, 1H), 3.41-3.26 (m, 4H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.95 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.8分
MS(ESIpos):m/z=462(M+H)(遊離塩基)
実施例69
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(1−ピロリジニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2ml中の1−(3−ブロモフェニル)ピロリジン109.8mg(0.49mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン142.2mg(0.56mmol)、酢酸カリウム119.1mg(1.21mmol)、PdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)150.0mg(0.37mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.93mlおよびさらなるPdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物88.4mg(理論値の51%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.28 (br. s, 1H), 9.11 (d, 1H), 8.42 (s, 1H), 7.95 (dd, 1H), 7.55 (m, 2H), 7.36 (dd, 1H), 6.96 (d, 1H), 6.87 (s, 1H), 6.68 (m, 1H), 4.33 (m, 1H), 3.80-3.10 (m, 10H), 2.21 (m, 1H), 2.11 (m, 1H), 2.95 (m, 6H), 1.75 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.2分
MS(ESIpos):m/z=432(M+H)(遊離塩基)
実施例70
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2ml中の3−(4−モルホリニル)フェニルトリフルオロメタンスルホネート(実施例17A)151.1mg(0.49mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン142.2mg(0.56mmol)、酢酸カリウム119.1mg(1.21mmol)、PdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)150.0mg(0.37mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.93mlおよびさらなるPdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物125.3mg(理論値の68%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.26 (s, 1H), 7.99 (m, 2H), 7.86 (d, 1H), 7.75 (m, 2H), 7.59 (m, 2H), 4.47 (m, 1H), 4.10 (m, 4H), 3.83 (m, 1H), 3.76 (m, 4H), 3.73 (m, 1H), 3.52 (m, 1H), 3.37 (m, 3H), 2.38 (m, 1H), 2.29 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=448(M+H)(遊離塩基)
実施例71
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(1−ピロリジニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2.5ml中の1−(4−ブロモフェニル)ピロリジン109.8mg(0.49mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン142.2mg(0.56mmol)、酢酸カリウム119.1mg(1.21mmol)、PdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)150.0mg(0.37mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.93mlおよびさらなるPdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物24.8mg(理論値の13%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.26 (s, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.92 (m, 2H), 7.75 (m, 2H), 7.58 (dd, 1H), 7.53 (d, 1H), 4.47 (m, 1H), 3.92-3.76 (m, 5H), 3.51 (m, 1H), 3.45-3.18 (m, 4H), 2.42-2.23 (m, 6H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=432(M+H)(遊離塩基)
実施例72
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(4−モルホリニルカルボニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2.5ml中の4−(4−モルホリニルカルボニル)フェニルトリフルオロメタンスルホネート(実施例18A)164.7mg(0.49mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン142.2mg(0.56mmol)、酢酸カリウム119.1mg(1.21mmol)、PdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)150.0mg(0.37mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.93mlおよびさらなるPdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。最初に分取HPLCで精製し、続いてシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(移動相:ジクロロメタン/メタノール/アンモニア90:9:1)で精製する。高真空下で乾燥させ、表題化合物24.8mg(理論値の13%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.22 (s, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.83 (m, 2H), 7.62 (m, 2H), 7.55 (m, 2H), 4.47 (m, 1H), 3.90-3.26 (m, 14H), 2.38 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.8分
MS(ESIpos):m/z=476(M+H)(遊離塩基)
実施例73
7−[2−(アミノメチル)フェニル]−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 0004542891
DMF6.0ml中のtert−ブチル2−ブロモベンジルカルバメート534.2mg(1.87mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン474.1mg(1.87mmol)、酢酸カリウム397.0mg(4.04mmol)、PdCl(dppf)45.5mg(0.06mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)500mg(1.24mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液3.11mlおよびさらなるPdCl(dppf)45.5mg(0.06mmol)を、一般方法Dにより反応させる。分取HPLCにより精製し、続いて合わせた生成物画分を濃縮し、メタノールに溶かし、1N塩酸を添加し、室温で30分間撹拌する。高真空下で濃縮および乾燥し、表題化合物121mg(理論値の20%)を得る。
HPLC(方法1):R=3.6分
MS(ESIpos):m/z=392(M+H)(遊離塩基)
実施例74
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]フェニル}−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2.0ml中のN−(3−ブロモフェニル)−2,2−ジメチルプロパンアミド143.5mg(0.56mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン142.2mg(0.56mmol)、酢酸カリウム119.1mg(1.21mmol)、PdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)150.0mg(0.37mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.93mlおよびさらなるPdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。最初に分取HPLCにより精製し、続いてシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(移動相:ジクロロメタン/メタノール/アンモニア90:9:1)により精製する。高真空下で乾燥させ、表題化合物32.4mg(理論値の17%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.16 (s, 1H), 8.01 (m, 1H), 7.92 (m, 1H), 7.63-7.48 (m, 3H), 7.47 (m, 2H), 4.44 (m, 1H), 3.84 (m, 1H), 3.47 (m, 1H), 3.41-3.27 (m, 4H), 2.38 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H), 1.32 (s, 9H).
HPLC(方法1):R=4.3分
MS(ESIpos):m/z=462(M+H)(遊離塩基)
実施例75
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾチエン−7−イル)−安息香酸塩酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)200mg(0.50mmol)および3−カルボキシフェニルボロン酸82.6mg(0.50mmol)を、DMF1.5mlに導入する。2M炭酸ナトリウム溶液0.78mlおよびPdCl(dppf)20.3mg(0.02mmol)を添加し、続いて60℃で加熱する。18時間後、さらなるPdCl(dppf)20.3mg(0.02mmol)を添加し、混合物をさらに18時間90℃に加熱する。冷却後、珪藻土を通して反応混合物を濾過し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、アセトニトリルと1N塩酸の3:1混合物を添加した後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物103mg(理論値の45%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.28 (br. s, 1H), 9.13 (d, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.29 (m, 1H), 8.08-7.95 (m, 3H), 7.71 (dd, 1H), 7.60 (m, 2H), 4.33 (m, 1H), 3.85-3.12 (m, 6H), 2.22 (m, 1H), 2.15 (m, 1H), 1.91 (m, 2H), 1.75 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=407(M+H)(遊離塩基)
実施例76
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−({[(メチルアミノ)カルボニル]アミノ}メチル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
トリエチルアミン51.0μl(0.37mmol)およびメチルイソシアネート43.5μl(0.73mmol)を、THFとDMFの5:1混合物1ml中の7−[2−(アミノメチル)フェニル]−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩(実施例73)85mg(0.18mmol)の懸濁液に添加する。室温で18時間後、反応混合物を真空で濃縮し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の5:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物65.5mg(理論値の74%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.18 (s, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.58-7.44 (m, 3H), 7.43-7.29 (m, 3H), 4.43 (m, 1H), 4.15 (m, 2H), 3.82 (m, 1H), 3.47 (m, 1H), 3.41-3.27 (m, 4H), 2.62 (s, 3H), 2.37 (m, 1H), 2.26 (m, 1H), 2.08 (m, 2H), 1.94 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.8分
LC−MS(方法4):R=2.5分
MS(ESIpos):m/z=448(M+H)(遊離塩基)
実施例77
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(1H−ピロル−1−イル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2.0ml中の1−(3−ブロモフェニル)−1H−ピロール124.4mg(0.56mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン142.2mg(0.56mmol)、酢酸カリウム119.1mg(1.21mmol)、PdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)150.0mg(0.37mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.93mlおよびさらなるPdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物86.9mg(理論値の48%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 9.92 (br. s, 1H), 9.03 (d, 1H), 8.39 (m, 1H), 8.02 (m, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.77-7.57 (m, 5H), 7.49 (m, 2H), 6.31 (m, 2H), 4.32 (m, 1H), 3.67 (m, 1H), 3.57-3.13 (m, 5H), 2.21 (m, 1H), 2.13 (m, 1H), 1.90 (m, 2H), 1.75 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.5分
MS(ESIpos):m/z=428(M+H)(遊離塩基)
実施例78
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(4−モルホリニルカルボニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
HATU103mg(0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン70.8μl(0.41mmol)を、DMF0.5ml中の3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾチエン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例75)50mg(0.11mmol)およびモルホリン19.7μl(0.23mmol)の溶液に0℃で添加する。混合物を室温で18時間撹拌する。分取HPLCによる精製の後、生成物画分を濃縮し、アセトニトリルと1N塩酸の3:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物43mg(理論値の74%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.66 (br. s, 1H), 9.33 (d, 1H), 8.56 (s, 1H), 7.98 (dd, 1H), 7.87-7.45 (m, 6H), 4.34 (m, 1H), 3.87-3.06 (m, 14H), 2.18 (m, 2H), 1.90 (m, 2H), 1.74 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.8分
MS(ESIpos):m/z=476(M+H)(遊離塩基)
実施例79
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
HATU330.7mg(0.87mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン112.4mg(0.87mmol)を、DMF3ml中のS−3−アミノキヌクリジン二塩酸塩144.3mg(0.72mmol)および7−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸(実施例20A)300mg(0.72mmol)の混合物に0℃で添加する。0℃で30分後、さらなるN,N−ジイソプロピルエチルアミン224.8mg(1.74mmol)を添加し、混合物を室温で19時間撹拌する。反応溶液を少量の水とアセトニトリルに混合し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の3:1混合物を添加した後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物158mg(理論値の45%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例19)のものと合致する。
実施例80
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2ml中の3−(4−モルホリニル)フェニルトリフルオロメタンスルホネート(実施例17A)151.1mg(0.49mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン142.2mg(0.56mmol)、酢酸カリウム119.1mg(1.21mmol)、PdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例30A)144mg(0.37mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.93mlおよびさらなるPdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物32mg(理論値の18%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.27 (br. s, 1H), 8.96 (d, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.78 (m, 1H), 7.68 (m, 1H), 7.62 (m, 1H), 7.43 (m, 3H), 7.17 (m, 1H), 4.36 (m, 1H), 3.82 (m, 4H), 3.63 (m, 1H), 3.44-3.10 (m, 9H), 2.22 (m, 1H), 2.12 (m, 1H), 1.91 (m, 2H), 1.75 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.8分
MS(ESIpos):m/z=432(M+H)(遊離塩基)
実施例81
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)200mg(0.50mmol)および3−アミノフェニルボロン酸68.2mg(0.50mmol)を、DMF1.5mlに導入する。2M炭酸ナトリウム溶液0.78mlおよびPdCl(dppf)20.3mg(0.02mmol)を添加し、続いて60℃で18時間加熱する。冷却後、珪藻土を通して反応混合物を濾過し、分取HPLCで分離することにより精製する。生成物画分を濃縮し、アセトニトリルと1N塩酸の3:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物201mg(理論値の98%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.63 (br. s, 1H), 9.33 (d, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.00 (dd, 1H), 7.76-7.58 (m, 4H), 7.55 (m, 1H), 7.43 (m, 1H), 4.34 (m, 1H), 3.62 (m, 1H), 3.42 (m, 2H), 3.19 (m, 3H), 2.19 (m, 2H), 1.90 (m, 2H), 1.73 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.5分
MS(ESIpos):m/z=378(M+H)(遊離塩基)
実施例82
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(メトキシアセチル)アミノ]フェニル}−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
HATU96.4mg(0.25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン71.5μl(0.41mmol)を、DMF0.5ml中の7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例81)50mg(0.12mmol)およびメトキシ酢酸18.5μl(0.24mmol)の溶液に0℃で添加する。混合物を室温で3時間撹拌する。分取HPLCにより精製し、続いて生成物画分を濃縮し、アセトニトリルと1N塩酸の3:1混合物を添加した後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物7mg(理論値の11%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.13 (br. s, 1H), 9.97 (s, 1H), 9.04 (d, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.13 (m, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.58 (dd, 1H), 7.50 (m, 2H), 7.42 (m, 1H), 4.33 (m, 1H), 4.03 (s, 2H), 3.66 (m, 1H), 3.56-3.12 (m, 8H), 2.22 (m, 1H), 2.14 (m, 1H), 1.91 (m, 2H), 1.75 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.0分
MS(ESIpos):m/z=450(M+H)(遊離塩基)
実施例83
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(2−オキソ−1−ピロリジニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2.5ml中の1−(4−ブロモフェニル)−2−ピロリジノン161.9mg(0.67mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン197.5mg(0.78mmol)、酢酸カリウム165.4mg(1.69mmol)、PdCl(dppf)19.0mg(0.03mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例30A)200mg(0.52mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液1.30mlおよびさらなるPdCl(dppf)19.0mg(0.03mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物166.6mg(理論値の65%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.06 (br. s, 1H), 8.96 (d, 1H), 7.97 (m, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.83 (m, 3H), 7.78 (dd, 1H), 7.69 (dd, 1H), 7.43 (dd, 1H), 4.33 (m, 1H), 4.00-3.75 (m, 2H), 3.66 (m, 1H), 3.49-3.10 (m, 5H), 2.55 (m, 2H), 2.23 (m, 1H), 2.10 (m, 3H), 1.91 (m, 2H), 1.75 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.0分
MS(ESIpos):m/z=430.5(M+H)(遊離塩基)
実施例84
7−[3−(アセチルアミノ)フェニル]−N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M炭酸ナトリウム溶液0.67mlおよびPdCl(dppf)18.3mg(0.02mmol)を、DMF2ml中のN−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例22A)200mg(0.45mmol)および3−(アセトアミド)フェニルボロン酸80.2mg(0.45mmol)の混合物に添加する。反応混合物を80℃で17時間加熱する。さらなる3−(アセトアミド)フェニルボロン酸40.1mg(0.22mmol)、1N水酸化ナトリウム溶液1.34mlおよびPdCl(dppf)73.2mg(0.09mmol)を添加し、混合物を70℃でさらに18時間加熱する。冷却し、続いて珪藻土を通して濾過し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の5:1混合物に溶かし、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物124.5mg(理論値の59%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例51)のものと合致する。
実施例85
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−メトキシフェニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M水性炭酸ナトリウム溶液0.67mlおよびPdCl(dppf)18.3mg(0.02mmol)を、DMF2ml中のN−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例22A)200mg(0.45mmol)および3−メトキシフェニルボロン酸68.1mg(0.45mmol)の混合物に添加する。反応混合物を80℃で17時間加熱し、珪藻土を通して濾過し、乾燥するまで蒸発させる。分取HPLCにより精製し、続いてシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(移動相:ジクロロメタン/メタノール/アンモニア90:9:1)により精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の5:1混合物に溶かし、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物97.7mg(理論値の48%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.25 (br. s, 1H), 9.11 (d, 1H), 8.42 (s, 1H), 7.97 (dd, 1H), 7.56 (m, 2H), 7.47 (d, 1H), 7.30 (d, 1H), 7.24 (m, 1H), 7.06 (m, 1H), 4.32 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.63 (m, 1H), 3.49-3.10 (m, 5H), 2.20 (m, 1H), 2.13 (m, 1H), 1.90 (m, 2H), 1.74 (m, 1H).
分析データは、エナンチオマー化合物(実施例17)のものと合致する。
実施例86
4−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)−安息香酸塩酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例30A)150mg(0.43mmol)および4−カルボキシフェニルボロン酸71.3mg(0.43mmol)を、DMF1.5mlに導入する。2M炭酸ナトリウム溶液0.64mlおよびPdCl(dppf)17.5mg(0.02mmol)を添加し、続いて80℃で18時間加熱する。冷却後、珪藻土を通して反応混合物を濾過する。濾液を濃縮し、水と酢酸エチルとに分配する。水相を酢酸エチルで洗浄し、濃縮する。粗生成物を分取HPLCにより精製する。生成物画分を合わせ、濃縮し、アセトニトリルと1N塩酸の3:1混合物の添加後、再度濃縮する。粗生成物をアセトニトリルと撹拌する。沈殿を吸引濾取し、高真空下で乾燥させ、表題化合物37mg(理論値の20%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.37 (br. s, 1H), 9.15 (d, 1H), 8.08 (m, 4H), 7.93 (s, 1H), 7.85 (dd, 1H), 7.76 (dd, 1H), 7.47 (dd, 1H), 4.36 (m, 1H), 3.77-3.32 (m, 3H), 3.32 (m, 3H), 2.23 (m, 1H), 2.12 (m, 1H), 1.92 (m, 2H), 1.76 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=391(M+H)(遊離塩基)
実施例87
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例30A)200mg(0.52mmol)および3−(トリフルオロメトキシ)フェニルボロン酸106.8mg(0.52mmol)を、DMF2.0mlに導入する。2M炭酸ナトリウム溶液0.78mlおよびPdCl(dppf)21.2mg(0.03mmol)を添加し、続いて70℃で17時間加熱する。冷却後、珪藻土を通して反応混合物を濾過し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を合わせ、濃縮し、メタノールと1N塩酸の5:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物48.8mg(理論値の20%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.18 (br. s, 1H), 9.00 (d, 1H), 7.95 (m, 2H), 7.89 (s, 1H), 7.86 (m, 1H), 7.77 (m, 1H), 7.68 (m, 1H), 7.47 (m, 2H), 4.34 (m, 1H), 3.65 (m, 1H), 3.35 (m, 2H), 3.23 (m, 3H), 2.22 (m, 1H), 2.12 (m, 1H), 1.92 (m, 2H), 1.76 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.5分
MS(ESIpos):m/z=431(M+H)(遊離塩基)
実施例88
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M炭酸ナトリウム溶液0.67mlおよびPdCl(dppf)18.3mg(0.02mmol)を、DMF2ml中のN−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例22A)200mg(0.45mmol)および2−メトキシフェニルボロン酸68.1mg(0.45mmol)の混合物に添加する。反応混合物を70℃で17時間加熱し、冷却後、珪藻土を通して濾過し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の5:1混合物に溶かし、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物112mg(理論値の58%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 10.38 (br. s, 1H), 9.07 (d, 1H), 8.38 (s, 1H), 7.95 (m, 1H), 7.50 (dd, 1H), 7.47 (m, 1H), 7.37 (m, 2H), 7.20 (d, 1H), 7.09 (dd, 1H), 4.31 (m, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.62 (m, 1H), 3.35 (m, 2H), 3.19 (m, 3H), 2.19 (m, 1H), 2.13 (m, 1H), 1.90 (m, 2H), 1.73 (m, 1H).
他の分析データは、エナンチオマー化合物(実施例18)のものと合致する。
実施例89
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例30A)150mg(0.43mmol)および3−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸65.3mg(0.43mmol)を、DMF1.5mlに導入する。2M炭酸ナトリウム溶液0.64mlおよびPdCl(dppf)17.5mg(0.02mmol)を添加し、続いて60℃で18時間加熱する。さらなるPdCl(dppf)17.5mg(0.02mmol)を添加し、混合物を90℃でさらに18時間撹拌する。冷却後、珪藻土を通して反応混合物を濾過する。最初に分取HPLCにより精製し、続いてシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(移動相:ジクロロメタン/メタノール/アンモニア90:9:1)により精製する。生成物画分を合わせ、濃縮し、メタノールとジオキサン中の4N塩化水素の5:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物45mg(理論値の24%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 7.98 (m, 1H), 7.74 (m, 2H), 7.65 (m, 2H), 7.52 (dd, 1H), 7.42 (m, 2H), 4.72 (s, 2H), 4.51 (m, 1H), 3.87-3.26 (m, 6H), 2.39 (m, 1H), 2.23 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.95 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)(遊離塩基)
実施例90
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(3−オキソ−4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2ml中の4−(4−ブロモフェニル)−3−モルホリノン(実施例16A)205.4mg(0.70mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン204.4mg(0.81mmol)、酢酸カリウム171.2mg(1.74mmol)、PdCl(dppf)19.6mg(0.03mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例30A)207mg(0.54mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液1.34mlおよびさらなるPdCl(dppf)19.6mg(0.03mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物233mg(理論値の85%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.32 (br. s, 1H), 9.07 (d, 1H), 7.95 (m, 3H), 7.80 (dd, 1H), 7.70 (dd, 1H), 7.59 (m, 2H), 7.44 (dd, 1H), 4.33 (m, 1H), 4.26 (s, 2H), 4.02 (m, 2H), 3.83 (m, 2H), 3.64 (m, 1H), 3.37 (m, 2H), 3.21 (m, 3H), 2.23 (m, 1H), 2.11 (m, 1H), 1.91 (m, 2H), 1.74 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.5分
MS(ESIpos):m/z=446(M+H)(遊離塩基)
実施例91
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2ml中の2−(4−モルホリニル)フェニルトリフルオロメタンスルホネート(実施例32A)225mg(0.93mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン272mg(1.07mmol)、酢酸カリウム228mg(2.33mmol)、PdCl(dppf)26mg(0.04mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例30A)250mg(0.72mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液1.8mlおよびさらなるPdCl(dppf)26mg(0.04mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物82mg(理論値の24%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 9.76 (s, 1H), 8.82 (d, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.46-7.37 (m, 3H), 7.23-7.14 (m, 2H), 4.33 (m, 1H), 3.83-3.04 (m, 6H), 3.55 (s, 4H), 2.68 (s, 4H), 2.16 (m, 1H), 2.04 (m, 1H), 1.95-1.84 (m, 2H), 1.79-1.67 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=432(M+H)(遊離塩基)
実施例92
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
4−(4−モルホリニル)フェニルボロン酸444mg(2.15mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液4.3mlを、DMF5ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例30A)500mg(0.143mmol)およびPdCl(dppf)105mg(0.14mmol)の混合物に添加する。反応混合物を100℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。精製は分取HPLCにより行う。生成物画分を濃縮し、メタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物393mg(理論値の59%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.45 (s, 1H), 9.10 (d, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.87 (d, 1H), 7.75-7.55 (m, 2H), 7.40 (t, 1H), 7.18 (d, 2H), 4.40 (m, 1H), 3.80 (m, 4H), 3.75-3.00 (m, 6H), 3.20 (m, 4H), 2.30-2.02 (m, 2H), 2.00-1.62 (m, 3H).
HPLC(方法1):R=3.79分
MS(ESIpos):m/z=432(M+H)(遊離塩基)
実施例93
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
4−(4−モルホリニル)フェニルボロン酸177mg(0.86mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液2.15mlを、DMF3ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例3A)250mg(0.72mmol)およびPdCl(dppf)52mg(0.07mmol)の混合物に添加する。反応混合物を90℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。精製は分取HPLCにより行う。生成物画分を濃縮し、アセトニトリル/水に溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物23mg(理論値の7%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.40 (s, 1H), 9.15 (d, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.76-7.68 (m, 2H), 7.67-7.58 (m, 2H), 7.20-7.10 (d, 2H), 4.45 (m, 1H), 3.80 (m, 4H), 3.75-3.30 (m, 6H), 3.20 (m, 4H), 2.30-2.02 (m, 2H), 2.00-1.62 (m, 3H).
HPLC(方法1):R=3.52分
MS(ESIpos):m/z=432(M+H)(遊離塩基)
実施例94
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
4−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸110mg(0.73mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液1.46mlを、DMF2ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例3A)170mg(0.49mmol)およびPdCl(dppf)35mg(0.05mmol)の混合物に添加する。反応混合物を85℃で終夜加熱する。減圧下で溶媒を除去する。1N水酸化ナトリウム溶液と酢酸エチルの混合物を残渣に添加し、続いて水相をもう1回酢酸エチルで抽出する。合わせた有機相を各々1N水酸化ナトリウム溶液および飽和塩化ナトリウム溶液で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、回転エバポレーター中、減圧下で濃縮する。粗生成物を、メタノールに溶かし、酸性イオン交換剤(Dowex(登録商標) WX2-200)と一緒に約20分間震盪する。担持したイオン交換剤を各回30mlのメタノールで3回、次いでDMFで、再度メタノールで、ジクロロメタンで、再度メタノールで、水で、最後に再度メタノールで洗浄する。生成物をメタノール/トリエチルアミン95:5で抽出する。溶媒を回転エバポレーター中、減圧下で除去する。表題化合物148mg(理論値の80%)を単離する。
1H-NMR (200 MHz, CDCl3): δ = 7.85 (s, 1H), 7.70-7.35 (m, 7H), 6.77 (d, 1H), 4.62 (s, 2H), 4.28-4.12 (m, 1H), 3.56-3.38 (m, 1H), 3.04-2.78 (m, 4H), 2.75-2.59 (m, 1H), 2.16-2.02 (m, 1H), 1.93-1.66 (m, 3H), 1.66-1.50 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.65分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)
実施例95
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−[2−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
2−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸110mg(0.73mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液1.46mlを、DMF2ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例3A)170mg(0.49mmol)およびPdCl(dppf)35mg(0.05mmol)の混合物に添加する。反応混合物を85℃で終夜加熱する。減圧下で溶媒を除去する。1N水酸化ナトリウム溶液および酢酸エチルの混合物を残渣に添加し、続いて水相をもう1回酢酸エチルで抽出する。合わせた有機相を各々1N水酸化ナトリウム溶液および飽和塩化ナトリウム溶液で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、回転エバポレーター中、減圧下で濃縮する。粗生成物を、メタノールに溶かし、酸性イオン交換剤(Dowex(登録商標) WX2-200)と一緒に約20分間震盪する。担持したイオン交換剤を各回30mlのメタノールで3回、次いでDMFで、再度メタノールで、ジクロロメタンで、再度メタノールで、水で、最後に再度メタノールで洗浄する。生成物をメタノール/トリエチルアミン95:5で抽出する。溶媒を回転エバポレーター中、減圧下で除去する。表題化合物140mg(理論値の76%)を単離する。
1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ = 7.70-7.25 (m, 8H), 6.75 (d, 1H), 4.62 (s, 2H), 4.28-4.12 (m, 1H), 3.56-3.38 (m, 1H), 3.04-2.78 (m, 4H), 2.75-2.59 (m, 1H), 2.16-2.02 (m, 1H), 1.93-1.66 (m, 3H), 1.66-1.50 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.76分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)
実施例96
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
4−(ジメチルアミノ)フェニルボロン酸120mg(0.73mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液1.46mlを、DMF2ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例3A)170mg(0.49mmol)およびPdCl(dppf)35mg(0.05mmol)の混合物に添加する。反応混合物を85℃で終夜加熱する。減圧下で溶媒を除去する。1N水酸化ナトリウム溶液と酢酸エチルの混合物を残渣に添加し、続いて水相をもう1回酢酸エチルで抽出する。合わせた有機相を各々1N水酸化ナトリウム溶液および飽和塩化ナトリウム溶液で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、回転エバポレーター中、減圧下で濃縮する。粗生成物を、メタノールに溶かし、酸性イオン交換剤(Dowex(登録商標) WX2-200)と一緒に約20分間震盪する。担持したイオン交換剤を各回30mlのメタノールで3回、次いでDMFで、再度メタノールで、ジクロロメタンで、再度メタノールで、水で、最後に再度メタノールで洗浄する。生成物をメタノール/トリエチルアミン95:5で抽出する。溶媒を回転エバポレーター中、減圧下で除去する。表題化合物138mg(理論値の73%)を単離する。
1H-NMR (200 MHz, CDCl3): δ = 7.78 (d, 1H) 7.70-7.39 (m, 4H), 6.88-6.75 (m, 3H), 4.28-4.12 (m, 1H), 3.56-3.38 (m, 1H), 3.04-2.78 (m, 4H), 3.00 (s, 6H), 2.75-2.59 (m, 1H), 2.16-2.02 (m, 1H), 1.93-1.66 (m, 3H), 1.66-1.50 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.36分
MS(ESIpos):m/z=390(M+H)
実施例97
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−[4−(メトキシ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
4−(メトキシ)フェニルボロン酸130mg(0.86mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液2.15mlを、DMF3ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例3A)250mg(0.72mmol)およびPdCl(dppf)52mg(0.07mmol)の混合物に添加する。反応混合物を90℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。精製は分取HPLCにより行う。生成物画分を過剰の1N塩酸と混合する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物127mg(理論値の39%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 9.90 (s, 1H), 9.10 (d, 1H), 7.95 (m, 2H), 7.75-7.60 (m, 4H), 7.10-7.02 (m, 2H), 4.40 (m, 1H), 3.85 (m, 3H), 3.75-3.00 (m, 6H), 3.20 (m, 4H), 2.30-2.02 (m, 2H), 2.00-1.62 (m, 3H).
HPLC(方法1):R=4.15分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)(遊離塩基)
実施例98
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−[3−(メトキシ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(メトキシ)フェニルボロン酸130mg(0.86mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液2.15mlを、DMF3ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例3A)250mg(0.72mmol)およびPdCl(dppf)52mg(0.07mmol)の混合物に添加する。反応混合物を90℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。精製は分取HPLCにより行う。生成物画分を過剰の1N塩酸と混合する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物208mg(理論値の63%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.0 (s, 1H), 9.10 (d, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.80-7.65 (m, 3H), 7.42-7.18 (m, 3H), 6.93 (m, 1H), 4.35 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.75-3.00 (m, 6H), 3.20 (m, 4H), 2.30-2.02 (m, 2H), 2.00-1.62 (m, 3H).
HPLC(方法1):R=4.19分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)(遊離塩基)
実施例99
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(メトキシ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
4−(メトキシ)フェニルボロン酸130mg(0.86mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液2.58mlを、DMF4ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例30A)300mg(0.86mmol)およびPdCl(dppf)63mg(0.09mmol)の混合物に添加する。反応混合物を95℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。精製は分取HPLCにより行う。生成物画分を過剰の1N塩酸と混合する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物165mg(理論値の47%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.4 (s, 1H), 9.00 (d, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.90-7.82 (m, 3H), 7.75 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.40 (t, 1H), 7.15-7.05 (m, 2H), 4.35 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.65 (m, 1H), 3.48-3.30 (m, 2H), 3.25-3.10 (m, 3H), 2.25 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.98-1.88 (m, 2H), 1.80-1.63 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.18分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)(遊離塩基)
実施例100
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
HATU3.4g(8.95mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン2.34ml(13.42mmol)を、DMF10ml中のS−3−アミノキヌクリジン二塩酸塩890mg(4.47mmol)および7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボン酸(実施例21A)1000mg(3.73mmol)の混合物に0℃で添加する。室温で18時間撹拌した後、反応溶液を分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、1N塩酸5mlの添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物209mg(理論値の13.6%)を得る。
分析データは、エナンチオマー化合物(実施例102)のものと合致する。
実施例101
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(メトキシ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(メトキシ)フェニルボロン酸98mg(0.64mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液1.29mlを、DMF2ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例30A)150mg(0.43mmol)およびPdCl(dppf)31mg(0.04mmol)の混合物に添加する。反応混合物を90℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸と混合する。溶媒を減圧下で除去し、残渣を少量のイソプロパノールから再結晶化する。高真空下で乾燥させ、表題化合物159mg(理論値の85%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 10.05 (s, 1H), 8.95 (d, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.70 (d, 1H), 7.50-7.40 (m, 4H), 7.00 (m, 1H), 4.35 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.65 (m, 1H), 3.48-3.30 (m, 2H), 3.25-3.15 (m, 3H), 2.25 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.98-1.88 (m, 2H), 1.80-1.63 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.21分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)(遊離塩基)
実施例102
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−(メトキシ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
方法a):
2−(メトキシ)フェニルボロン酸98mg(0.64mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液1.29mlを、DMF2ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例30A)150mg(0.43mmol)およびPdCl(dppf)31mg(0.04mmol)の混合物に添加する。反応混合物を85℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。さらなる精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸と混合する。溶媒を減圧下で除去し、残渣を少量のイソプロパノールから再結晶化する。高真空下で乾燥させ、表題化合物100mg(理論値の62%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 10.08 (s, 1H), 8.91 (d, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.84-7.74 (m, 2H), 7.53-7.33 (m, 3H), 7.25-7.00 (m, 2H), 4.35 (m, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.65 (m, 1H), 3.48-3.30 (m, 2H), 3.25-3.15 (m, 3H), 2.25 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.98-1.88 (m, 2H), 1.80-1.63 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.16分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)(遊離塩基)
方法b):
EDC2.51g(13.1mmol)、HOBt1.77g(13.1mmol)およびトリエチルアミン5.47ml(39.2mmol)を、DMF35ml中の7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボン酸(実施例21A)2.92g(10.9mmol)および(R)−3−アミノキヌクリジン二塩酸塩2.17g(10.9mmol)の溶液に0℃で添加する。室温で18時間撹拌した後、さらなる(R)−3−アミノキヌクリジン二塩酸塩434mg(2.2mmol)およびEDC418mg(2.2mmol)を添加する。55℃で2時間後、反応溶液を濃縮し、残渣を各々200mlの酢酸エチルと2N水酸化ナトリウム溶液とに分配する。有機相を各回100mlの2N水酸化ナトリウム溶液で15回洗浄する。合わせた水相を、酢酸エチル250mlで逆抽出する。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、メタノールと1N塩酸の5:1混合物を残渣に添加した後、再度濃縮し、高真空下で乾燥させる。イソプロパノールとエタノールの10:1混合物10mlから残渣を再結晶化し、表題化合物2.73g(理論値の60.5%)を得る。
実施例103
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(メトキシ)−3−ピリジニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
4−メトキシ−3−ピリジニルボロン酸98mg(0.64mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液0.86mlを、DMF2ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例30A)100mg(0.29mmol)およびPdCl(dppf)21mg(0.03mmol)の混合物に添加する。反応混合物を85℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。精製は分取HPLCにより行う。生成物画分を過剰の1N塩酸と混合する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物58mg(理論値の49%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 10.55 (s, 1H), 9.20 (d, 1H), 9.05 (s, 1H), 8.95 (d, 1H), 7.96-7.89 (m, 2H), 7.82 (d, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.50 (t, 1H), 4.35 (m, 1H), 4.10 (s, 3H), 3.65-3.15 (m, 6H), 2.20 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.98-1.88 (m, 2H), 1.80-1.63 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.35分
MS(ESIpos):m/z=378(M+H)(遊離塩基)
実施例104
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(4−モルホリニルカルボニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF8ml中の4−(4−モルホリニルカルボニル)フェニルトリフルオロメタンスルホネート(実施例18A)631mg(1.43mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン545mg(2.15mmol)、酢酸カリウム456mg(4.65mmol)、PdCl(dppf)52mg(0.07mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例30A)500mg(1.43mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液3.6mlおよびさらなるPdCl(dppf)52mg(0.07mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物455mg(理論値の61%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 10.45 (s, 1H), 9.10 (d, 1H), 8.02-7.92 (m, 3H), 7.78 (d, 1H), 7.71 (d, 1H), 7.60 (d, 2H), 7.45 (t, 1H), 4.35 (m, 1H), 3.75-3.35 (m, 11H), 3.25-3.15 (m, 3H), 2.25 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.98-1.88 (m, 2H), 1.80-1.63 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.79分
MS(ESIpos):m/z=460(M+H)(遊離塩基)
実施例105
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(1−ピペリジニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 0004542891
3−(1−ピペリジニル)フェニルボロン酸311mg(1.29mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液3.44mlを、DMF4ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例30A)300mg(0.86mmol)およびPdCl(dppf)63mg(0.09mmol)の混合物に添加する。反応混合物を95℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物164mg(理論値の41%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 10.55 (s, 1H), 9.10 (d, 1H), 8.75 (s, 1H), 7.95-7.63 (m, 7H), 7.45 (t, 1H), 4.35 (m, 1H), 4.13-3.40 (m, 7H), 3.35-3.10 (m, 3H), 2.15-1.50 (m, 11H).
HPLC(方法1):R=3.72分
MS(ESIpos):m/z=430(M+H)(遊離塩基)
実施例106
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−ピリジニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 0004542891
3−ピリジンボロン酸70mg(0.57mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液0.86mlを、DMF4ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例30A)100mg(0.86mmol)およびPdCl(dppf)63mg(0.09mmol)の混合物に添加する。反応混合物を95℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物49mg(理論値の45%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.55 (s, 1H), 9.51 (s, 1H), 9.30 (d, 1H), 9.20 (s, 1H), 8.94-8.80 (m, 2H), 8.07-7.80 (m, 4H), 7.55 (t, 1H), 4.35 (m, 1H), 3.65-3.15 (m, 6H), 2.20 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.98-1.88 (m, 2H), 1.80-1.63 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.27分
MS(ESIpos):m/z=348(M+H)(遊離塩基)
実施例107
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[(メチルアミノ)カルボニル]アミノ}フェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例114)63mg(0.18mmol)、メチルイソシアネート40mg(0.70mmol)およびトリエチルアミン0.12ml(0.88mmol)を、THF/DMF(1:1)3ml中、40℃で終夜加熱する。さらなるメチルイソシアネート40mg(0.70mmol)および触媒量のDMAPを添加し、混合物を50℃で終夜加熱する。冷却し、続いて水を添加し、濾過し、減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物18mg(理論値の23%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 9.98 (s, 1H), 8.85 (s, 1H), 8.63 (d, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.80 (m, 2H), 7.65 (d, 1H), 7.45 (t, 1H), 7.38 (s, 2H), 6.20 (m, 1H), 4.35 (m, 1H), 3.75-3.63 (m, 1H), 3.60-3.15 (m, 5H), 2.65 (s, 3H), 2.30 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.98-1.88 (m, 2H), 1.80-1.63 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.89分
MS(ESIpos):m/z=419(M+H)(遊離塩基)
実施例108
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[(エチルアミノ)カルボニル]アミノ}フェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例114)63mg(0.18mmol)、エチルイソシアネート50mg(0.70mmol)およびトリエチルアミン0.12ml(0.88mmol)を、THF/DMF(1:1)3ml中、40℃で終夜加熱する。さらなるエチルイソシアネート50mg(0.70mmol)および触媒量のDMAPを添加し、混合物を50℃で終夜加熱する。冷却し、続いて水を添加し、濾過し、減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノール中で溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物15mg(理論値の18%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 9.80 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.63 (d, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.80 (m, 2H), 7.60 (d, 1H), 7.45 (t, 1H), 7.38 (s, 2H), 6.20 (m, 1H), 4.35 (m, 1H), 3.75-3.63 (m, 1H), 3.60-3.15 (m, 5H), 3.10 (m, 2H), 2.65 (s, 3H), 2.30 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.98-1.88 (m, 2H), 1.80-1.63 (m, 1H), 1.05 (t, 3H).
HPLC(方法1):R=4.01分
MS(ESIpos):m/z=433(M+H)(遊離塩基)
実施例109
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−({[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル}アミノ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例114)50mg(0.14mmol)、イソプロピルイソシアネート47mg(0.55mmol)およびトリエチルアミン0.12ml(0.88mmol)を、THF/DMF(1:1)3ml中、40℃で終夜加熱する。さらなるイソプロピルイソシアネート47mg(0.55mmol)および触媒量のDMAPを添加し、混合物を50℃で終夜加熱する。冷却し、続いて水を添加し、濾過し、減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物13mg(理論値の18%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 9.80 (s, 1H), 8.70 (d, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.80 (m, 2H), 7.60 (d, 1H), 7.45 (t, 1H), 7.38 (s, 2H), 6.20 (m, 1H), 4.35 (m, 1H), 3.80-3.72 (m, 1H), 3.70-3.63 (m, 1H), 3.50-3.05 (m, 5H), 2.30 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.98-1.88 (m, 2H), 1.80-1.63 (m, 1H), 1.10 (d, 6H).
HPLC(方法1):R=4.12分
MS(ESIpos):m/z=447(M+H)(遊離塩基)
実施例110
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−({[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]カルボニル}アミノ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例114)63mg(0.14mmol)、tert−ブチルイソシアネート69mg(0.70mmol)およびトリエチルアミン0.12ml(0.88mmol)を、THF/DMF(1:1)3ml中、40℃で終夜加熱する。さらなるtert−ブチルイソシアネート69mg(0.70mmol)および触媒量のDMAPを添加し、混合物を50℃で終夜加熱する。冷却し、続いて水を添加し、濾過し、減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物8mg(理論値の9%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 9.70 (s, 1H), 8.80 (d, 1H), 8.55 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.80 (m, 2H), 7.60 (d, 1H), 7.45 (t, 1H), 7.38 (s, 2H), 6.10 (m, 1H), 4.35 (m, 1H), 3.70-3.63 (m, 1H), 3.50-3.05 (m, 5H), 2.30 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.98-1.88 (m, 2H), 1.80-1.63 (m, 1H), 1.30 (s, 9H).
HPLC(方法1):R=4.27分
MS(ESIpos):m/z=461(M+H)(遊離塩基)
実施例111
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル}−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例114)73mg(0.20mmol)、塩化メタンスルホニル69mg(0.61mmol)およびトリエチルアミン0.14ml(1.01mmol)を、THF/DMF(1:1)3ml中、50℃で終夜加熱する。冷却し、続いて水を添加し、濾過し、減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物16mg(理論値の14%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.15 (s, 1H), 9.90 (s, 1H), 8.76 (d, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.85-7.75 (m, 2H), 7.66-7.60 (m, 2H), 7.55-7.53 (m, 2H), 7.25 (m, 1H), 4.37 (m, 1H), 3.70-3.63 (m, 1H), 3.45-3.05 (m, 5H), 3.10 (s, 3H), 2.30 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.98-1.88 (m, 2H), 1.80-1.63 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.97分
MS(ESIpos):m/z=440(M+H)(遊離塩基)
実施例112
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{2−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(2−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例132)60mg(0.15mmol)、塩化シクロブタンカルボニル26mg(0.22mmol)およびトリエチルアミン0.06ml(0.44mmol)を、THF/DMF(1:1)2ml中、室温で終夜震盪する。減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物39mg(理論値の56%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.15 (s, 1H), 9.05 (s, 1H), 8.40 (d, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.80-7.70 (m, 2H), 7.55-7.30 (m, 6H), 4.32 (m, 1H), 3.70-3.63 (m, 1H), 3.45-3.05 (m, 5H), 2.98-2.88 (m, 1H), 2.30 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.98-1.55 (m, 9H).
HPLC(方法1):R=3.95分
MS(ESIpos):m/z=444(M+H)(遊離塩基)
実施例113
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−(5−ピリミジニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリミジン177mg(0.86mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液2.15mlを、DMF3ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−5−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例3A)250mg(0.72mmol)およびPdCl(dppf)52mg(0.07mmol)の混合物に添加する。反応混合物を90℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。残渣をイソプロパノールから再結晶化し、高真空下で乾燥させ、表題化合物28mg(理論値の10%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.30 (s, 1H), 9.22-9.13 (m, 4H), 8.24 (m, 1H), 7.93-7.81 (m, 3H), 4.39 (m, 1H), 3.68-3.48 (m, 1H), 3.45-3.13 (m, 5H), 2.28-2.20 (m, 1H), 2.18-2.07 (m, 1H), 1.97-1.88 (m, 2H), 1.80-1.57 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.26分
MS(ESIpos):m/z=349(M+H)(遊離塩基)
実施例114
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
方法a):
3−アミノフェニルボロン酸半硫酸塩622mg(1.68mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液11.2mlを、DMF15ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例30A)978mg(2.80mmol)およびPdCl(dppf)205mg(0.28mmol)の混合物に添加する。反応混合物を95℃に終夜加熱する。珪藻土を通して粗生成物を濾過し、DMFで洗浄し、減圧下で溶媒を無くす。残渣を1N水酸化ナトリウム溶液200mlおよび酢酸エチル200mlと混合する。相の分離後、有機相を、各回100mlの1N水酸化ナトリウム溶液でもう2回、次いで飽和塩化ナトリウム溶液100mlでもう1回、洗浄する。硫酸マグネシウムで乾燥させ、続いて分取HPLCにより粗生成物を精製する。溶媒を回転エバポレーター中で除去した後、2回ジクロロメタンを添加し、再度濃縮することにより、表題化合物875mg(理論値の73%)を、白色の泡状物として得ることができる。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 8.48 (d, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.76-7.69 (m, 1H), 7.54 (d, 1H), 7.45-7.37 (m, 1H), 7.20-7.00 (m, 3H), 6.67-6.61 (m, 1H), 4.13-4.06 (m, 1H), 3.48-3.26 (m, 1H), 3.10-3.01 (m, 1H), 2.93-2.79 (m, 4H), 2.03 (m, 1H), 2.00-1.88 (m, 1H), 1.79-1.67 (m, 2H), 1.58-1.42 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.46分
MS(ESIpos):m/z=362(M+H)
方法b):
ビス[3−(ジヒドロキシボラニル)アニリニウム]硫酸塩419mg(1.13mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液7.56mlを、DMF8ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例30A)660mg(1.89mmol)およびPdCl(dppf)138mg(0.19mmol)の混合物に添加する。反応混合物を95℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。さらなる精製は分取HPLCにより行う。溶媒を生成物画分から減圧下で除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物485mg(理論値の71%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 8.48 (d, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.55 (m, 1H), 7.40 (t, 1H), 7.18 (t, 1H), 7.10-7.00 (m, 2H), 6.66 (m, 1H), 4,20 (br. s, 2H), 4.05 (m, 1H), 3.25 (m, 1H), 3.05 (m, 1H), 2.90-2.70 (m, 4H), 2.05 (m, 1H), 1.70 (m, 1H), 1.65 (m, 2H), 1.45 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.50分
MS(ESIpos):m/z=362(M+H)
実施例115
7−[3−(アセチルアミノ)フェニル]−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例114)75mg(0.16mmol)、塩化アセチル18μl(0.24mmol)およびトリエチルアミン68μl(0.49mmol)を、THF2ml中、室温で終夜撹拌する。減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。溶媒を減圧下で除去し、高真空下で乾燥させ、表題化合物51mg(理論値の72%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.37 (s, 1H), 10.30 (br. s, 1H), 8.67-8.59 (m, 2H), 7.82-7.68 (m, 3H), 7.58-7.41 (m, 4H), 4.40 (m, 1H), 3.73-3.60 (m, 1H), 3.48-3.37 (m, 1H), 3.78-3.15 (m, 4H), 2.29 (m, 1H), 2.19-2.09 (m, 1H), 2.13 (s, 3H), 1.98-1.90 (m, 2H), 1.81-1.69 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.04分
MS(ESIpos):m/z=404(M+H)(遊離塩基)
実施例116
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例114)75mg(0.21mmol)、塩化シクロプロピルカルボニル28μl(0.31mmol)およびトリエチルアミン87μl(0.62mmol)を、THF2ml中、室温で終夜撹拌する。水の添加後、減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。溶媒を減圧下で除去し、高真空下で乾燥させ、表題化合物55mg(理論値の57%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.53 (s, 1H), 10.08 (br. s, 1H), 8.83 (m, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.82-7.75 (m, 2H), 7.71 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.58-7.50 (m, 1H), 7.48-7.41 (m, 2H), 4.38 (m, 1H), 3.71-3.60 (m, 1H), 3.50-3.15 (m, 5H), 2.27 (m, 1H), 2.21-2.11 (m, 1H), 1.99-1.82 (m, 3H), 1.80-1.71 (m, 1H), 0.88-0.77 (m, 4H).
HPLC(方法1):R=4.07分
MS(ESIpos):m/z=430(M+H)(遊離塩基)
実施例117
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[(メトキシ)アセチル]アミノ}フェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例114)75mg(0.21mmol)、メトキシ塩化アセチル21μl(0.31mmol)およびトリエチルアミン87μl(0.62mmol)を、THF2ml中、室温で終夜撹拌する。水の添加後、減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。溶媒を減圧下で除去し、高真空下で乾燥させ、表題化合物56mg(理論値の55%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.17 (br. s, 1H), 10.10 (s, 1H), 8.63-8.55 (m, 2H), 7.82-7.68 (m, 3H), 7.64-7.57 (m, 2H), 7.52-7.41 (m, 2H), 4.39 (m, 1H), 4.10 (s, 2H), 3.71-3.61 (m, 1H), 3.49-3.14 (m, 5H), 3.41 (s, 3H), 2.29 (m, 1H), 2.19-2.05 (m, 1H), 1.99-1.89 (m, 2H), 1.80-1.69 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.07分
MS(ESIpos):m/z=434(M+H)(遊離塩基)
実施例118
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例114)75mg(0.21mmol)、塩化シクロブタンカルボニル37mg(0.31mmol)およびトリエチルアミン87μl(0.62mmol)を、THF2ml中、室温で終夜撹拌する。水の添加後、減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。溶媒を減圧下で除去し、高真空下で乾燥させ、表題化合物57mg(理論値の57%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.14 (br. s, 1H), 10.07 (s, 1H), 8.82 (d, 1H), 8.35 (s, 1H), 7.80-7.78 (m, 2H), 7.74-7.61 (m, 2H), 7.57-7.41 (m, 3H), 4.36 (m, 1H), 3.70-3.61 (m, 1H), 3.45-3.13 (m, 5H), 2.30-1.67 (m, 12H).
HPLC(方法1):R=4.22分
MS(ESIpos):m/z=444(M+H)(遊離塩基)
実施例119
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(2−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例132)60mg(0.15mmol)、塩化シクロプロピルカルボニル20μl(0.31mmol)およびトリエチルアミン87μl(0.62mmol)を、THF/DMF(1:1)2ml中、室温で終夜撹拌する。水の添加後、減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。溶媒を減圧下で除去し、高真空下で乾燥させ、表題化合物27mg(理論値の40%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.07 (br. s, 1H), 9.48 (s, 1H), 8.84 (d, 1H), 7.83-7.77 (m, 1H), 7.72 (m, 1H), 7.54-7.31 (m, 6H), 4.30 (m, 1H), 3.70-3.61 (m, 1H), 3.37-3.03 (m, 5H), 2.23 (m, 1H), 2.14-2.03 (m, 1H), 1.95-1.83 (m, 2H), 1.79-1.68 (m, 1H), 1.53 (m, 1H), 1.31-1.15 (m, 4H).
HPLC(方法1):R=3.85分
MS(ESIpos):m/z=430(M+H)(遊離塩基)
実施例120
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−{[(メトキシ)アセチル]アミノ}フェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(2−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例132)60mg(0.15mmol)、塩化メトキシアセチル20μl(0.22mmol)およびトリエチルアミン61μl(0.44mmol)を、THF/DMF(1:1)2ml中、室温で終夜撹拌する。水の添加後、減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。溶媒を減圧下で除去し、高真空下で乾燥させ、表題化合物29mg(理論値の40%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.15 (br. s, 1H), 9.05 (s, 1H), 8.53 (d, 1H), 7.88-7.73 (m, 3H), 7.52-7.34 (m, 5H), 4.33 (m, 1H), 3.77 (s, 2H), 3.69-3.59 (m, 1H), 3.44-3.14 (m, 5H), 3.04 (s, 3H), 2.22 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.96-1.84 (m,2H), 1.80-1.67 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.84分
MS(ESIpos):m/z=434(M+H)(遊離塩基)
実施例121
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
4−モルホリノフェニルボロン酸107mg(0.52mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液1.72mlを、DMF4ml中のN−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例31A)150mg(0.43mmol)およびPdCl(dppf)35mg(0.04mmol)の混合物に添加する。反応混合物を95℃に終夜加熱する。珪藻土を通して粗生成物を濾過し、DMFで洗浄後、減圧下で溶媒を除去する。触媒の最後の残渣を除去するために、シリカゲルによるさらなる濾過を実行し、ジクロロメタンおよびメタノールで洗浄する。粗生成物を分取HPLCにより精製する。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。溶媒を減圧下で除去し、高真空下で乾燥させ、表題化合物84mg(理論値の42%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.48 (br. s, 1H), 9.05 (d, 1H), 7.90-7.82 (m, 3H), 7.70 (d, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.42-7.35 (m, 1H), 7.20-7.12 (m, 2H), 4.40-4.31 (m, 1H), 3.84-3.77 (m, 4H), 3.69-3.57 (m, 1H), 3.48-3.12 (m, 9H), 2.22 (m, 1H), 2.19-2.08 (m, 1H), 1.96-1.85 (m, 2H), 1.80-1.71 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.82分
MS(ESIpos):m/z=432(M+H)
実施例122
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸78mg(0.52mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液1.72mlを、DMF3ml中のN−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例31A)150mg(0.43mmol)およびPdCl(dppf)35mg(0.04mmol)の混合物に添加する。反応混合物を95℃で終夜加熱する。珪藻土を通して粗生成物を濾過し、DMFで洗浄後、減圧下で溶媒を除去する。触媒の最後の残渣を除去するために、シリカゲルによるさらなる濾過を実行し、ジクロロメタンおよびメタノールで洗浄する。粗生成物を分取HPLCにより精製する。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。溶媒を減圧下で除去し、高真空下で乾燥させ、表題化合物81mg(理論値の46%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.12 (br. s, 1H), 8.94 (d, 1H), 7.91-7.79 (m, 3H), 7.69 (d, 1H), 7.53-7.32 (m, 5H), 4.33-4.22 (m, 3H), 3.68-3.57 (m, 1H), 3.48-3.12 (m, 5H), 2.19 (m, 1H), 2.15-2.04 (m, 1H), 1.94-1.83 (m, 2H), 1.79-1.67 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.87分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)
実施例123
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−ピリジニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−ピリジンボロン酸63mg(0.57mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液1.72mlを、DMF4ml中のN−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例31A)150mg(0.43mmol)およびPdCl(dppf)35mg(0.04mmol)の混合物に添加する。反応混合物を95℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。触媒の最後の残渣を除去するために、シリカゲルによるさらなる濾過を実行し、ジクロロメタンおよびメタノールで洗浄する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物76mg(理論値の42%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.49 (s, 1H), 9.51 (s, 1H), 9.30 (d, 1H), 8.94-8.80 (m, 2H), 8.07-7.80 (m, 4H), 7.55 (t, 1H), 4.35 (m, 1H), 3.65-3.15 (m, 6H), 2.20 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.98-1.88 (m, 2H), 1.80-1.63 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.30分
MS(ESIpos):m/z=348(M+H)(遊離塩基)
実施例124
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(メトキシ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
4−(メトキシ)フェニルボロン酸78mg(0.52mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液1.72mlを、DMF4ml中のN−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例31A)150mg(0.43mmol)およびPdCl(dppf)35mg(0.04mmol)の混合物に添加する。反応混合物を95℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。触媒の最後の残渣を除去するために、シリカゲルによるさらなる濾過を実行し、ジクロロメタンおよびメタノールで洗浄する。精製は分取HPLCにより行う。過剰の1N塩酸を生成物画分に添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物27mg(理論値の15%)を得る。
分析データは、エナンチオマー化合物(実施例99)のものと合致する。
実施例125
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(メトキシ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(メトキシ)フェニルボロン酸78mg(0.52mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液1.72mlを、N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例31A)150mg(0.43mmol)およびPdCl(dppf)35mg(0.04mmol)の混合物に添加する。反応混合物を95℃で終夜加熱する。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をメタノールに溶かし、珪藻土を通して濾過する。触媒の最後の残渣を除去するために、シリカゲルによるさらなる濾過を実行し、ジクロロメタンおよびメタノールで洗浄する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物23mg(理論値の13%)を得る。
分析データは、エナンチオマー化合物(実施例101)のものと合致する。
実施例126
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−({[(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル}アミノ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(2−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例132)75mg(0.16mmol)、イソプロピルイソシアネート65μl(0.66mmol)およびトリエチルアミン114μl(0.82mmol)を、THF/DMF(1:1)3ml中、50℃で48時間加熱する。冷却し、続いて水を添加し、濾過し、減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物21mg(理論値の26%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.09 (br. s, 1H), 8.60 (d, 1H), 7.88-7.77 (m, 3H), 7.46-7.33 (m, 3H), 7.29 (dd, 1H), 7.19-7.10 (m, 1H), 6.22 (br. s, 1H), 4.29 (m, 1H), 3.75-3.54 (m, 2H), 3.39-3.13 (m, 5H), 2.22 (m, 1H), 2.15-2.02 (m, 1H), 1.96-1.86 (m, 2H), 1.80-1.69 (m, 1H), 0.96 (d, 6H).
HPLC(方法1):R=3.92分
MS(ESIpos):m/z=447(M+H)(遊離塩基)
実施例127
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−{[(エチルアミノ)カルボニル]アミノ}フェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(2−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例132)75mg(0.16mmol)、エチルイソシアネート50μl(0.66mmol)およびトリエチルアミン110μl(0.82mmol)を、THF/DMF(1:1)3ml中の触媒量のDMAPと一緒に、50℃で48時間加熱する。冷却し、続いて水を添加し、濾過し、減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物10mg(理論値の12%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.41 (br. s, 1H), 9.30 (d, 1H), 8.69 (d, 1H), 7.96-7.78 (m, 3H), 7.59-7.11 (m, 4H), 4.30 (m, 1H), 3.69-3.54 (m, 1H), 3.40-3.13 (m, 5H), 2.99 (q, 2H), 2.24-2.19 (m, 1H), 2.17-2.04 (m, 1H), 1.96-1.84 (m, 2H), 1.80-1.64 (m, 1H), 0.92 (t, 3H).
HPLC(方法1):R=3.86分
MS(ESIpos):m/z=433(M+H)(遊離塩基)
実施例128
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−{[(メチルアミノ)カルボニル]アミノ}フェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(2−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例132)75mg(0.16mmol)、メチルイソシアネート37mg(0.66mmol)およびトリエチルアミン110μl(0.82mmol)を、THF/DMF(1:1)3ml中の触媒量のDMAPと一緒に、50℃で終夜加熱する。冷却し、続いて水を添加し、濾過し、減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物29mg(理論値の35%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.22 (br. s, 1H), 8.60 (d, 1H), 8.69 (d, 1H), 7.86-7.74 (m, 3H), 7.51-7.28 (m, 5H), 7.18-7.11 (m, 1H), 6.21 (br. s, 1H), 4.29 (m, 1H), 3.69-3.58 (m, 1H), 3.38-3.13 (m, 5H), 2.51 (s, 3H), 2.28-2.22 (m, 1H), 2.18-2.04 (m, 1H), 1.99-1.87 (m, 2H), 1.82-1.68 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.72分
MS(ESIpos):m/z=419(M+H)(遊離塩基)
実施例129
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−({[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]カルボニル}アミノ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(2−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例132)75mg(0.16mmol)、1,1−ジメチルエチルイソシアネート65mg(0.66mmol)およびトリエチルアミン110μl(0.82mmol)を、THF/DMF(1:1)3ml中の触媒量のDMAPと一緒に、50℃で終夜加熱する。冷却し、続いて、水を添加し、濾過し、減圧下で溶媒を除去する。精製は分取HPLCにより行う。生成物をメタノールに溶解し、過剰の1N塩酸を添加する。減圧下で溶媒を除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物10mg(理論値の12%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.06分
MS(ESIpos):m/z=461(M+H)(遊離塩基)
実施例130
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−(メトキシ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−(メトキシ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例102)600mg(1.45mmol)を、酢酸エチル15mlに溶解し、1N水酸化ナトリウム溶液で3回抽出する。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物534mg(理論値の97.6%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 8.34 (d, 1H), 7.72 (dd, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.50-7.30 (m, 4H), 7.20 (m, 1H), 7.08 (m, 1H), 3.93 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.11 (m, 1H), 2.86 (m, 1H), 2.69 (m, 4H), 1.86 (m, 1H), 1.75 (m, 1H), 1.58 (m, 2H), 1.32 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)
実施例131
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例8A)200mg(0.45mmol)および2−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸67.9mg(0.45mmol)を、DMF2mlに導入する。2M炭酸ナトリウム溶液0.67mlおよびPdCl(dppf)18.2mg(0.02mmol)を添加し、続いて80℃で加熱する。18時間後、珪藻土を通して反応混合物を濾過し、分取HPLCで分離することにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールとジオキサン中の4N塩化水素の5:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物148mg(理論値の72%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.30 (br. s, 1H), 9.10 (d, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.07 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.68-7.54 (m, 2H), 7.52-7.39 (m, 3H), 4.40 (m, 1H), 4.36 (s, 2H), 3.72 (m, 1H), 3.53-3.20 (m, 5H), 2.29 (m, 1H), 2.21 (m, 1H), 2.00 (m, 2H), 1.82 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=393(M+H)(遊離塩基)
実施例132
7−(2−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニルアミン752mg(3.44mmol)および1N水酸化ナトリウム溶液11.45mlを、DMF15ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例30A)1.0g(2.86mmol)およびPdCl(dppf)234mg(0.29mmol)の混合物に添加する。反応混合物を95℃で終夜加熱し、珪藻土を通して濾過する。溶媒を減圧下で除去し、残渣を酢酸エチル100mlおよび1N水酸化ナトリウム溶液100mlに溶かす。有機相を1N水酸化ナトリウム溶液で2回、飽和塩化ナトリウム溶液で1回洗浄する。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を回転エバポレーター中、減圧下で除去する。粗生成物をメタノールに溶かし、酸性イオン交換剤(Dowex(登録商標) WX2-200)と一緒に約30分間震盪する。担持したイオン交換剤を各回30mlのメタノールで3回、次いでDMFで洗浄する。それをメタノール、ジクロロメタン、メタノール、水、メタノール、ジクロロメタン、メタノール、THFおよび最後にもう1回メタノールで続けて洗浄する。生成物をメタノール/トリエチルアミン95:5で抽出する。溶媒を回転エバポレーター中、減圧下で除去する。高真空下で乾燥させ、表題化合物601mg(理論値の48%)を、さらなる反応に十分な純度で得る。
HPLC(方法1):R=3.51分
MS(ESIpos):m/z=362(M+H)
実施例133
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[4−(4−モルホリニルカルボニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2.5ml中で4−(4−モルホリニルカルボニル)フェニルトリフルオロメタンスルホネート(実施例18A)244.0mg(0.65mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン189.6mg(0.75mmol)、酢酸カリウム158.8mg(1.62mmol)、PdCl(dppf)18.2mg(0.02mmol)、N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例22A)200.0mg(0.50mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液1.24mlおよびさらなるPdCl(dppf)18.2mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物76.8mg(理論値の30.1%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例72)のものと合致する。
実施例134
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2.0ml中の3−(4−モルホリニル)フェニルトリフルオロメタンスルホネート(実施例17A)143.3mg(0.49mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン142.2mg(0.56mmol)、酢酸カリウム119.1mg(1.21mmol)、PdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)、N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例22A)150mg(0.37mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.93mlおよびさらなるPdCl(dppf)13.7mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物67mg(理論値の37.1%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例70)のものと合致する。
実施例135
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾチエン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例75)50mg(0.11mmol)およびシクロプロピルアミン12.9mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物17.6mg(理論値の31.1%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.18 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.93 (d, 1H), 7.88 (m, 2H), 7.62 (dd, 1H), 7.56 (m, 2H), 4.45 (m, 1H), 3.84 (m, 1H), 3.48 (m, 1H), 3.42-3.27 (m, 4H), 2.89 (m, 1H), 2.38 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H), 0.82 (m, 2H), 0.67 (m, 2H).
HPLC(方法1):R=3.95分
LC−MS(方法6):R=3.36分;m/z=445(M+H)(遊離塩基)
実施例136
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[エチル(メチル)アミノ]カルボニル}フェニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾチエン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例75)50mg(0.11mmol)およびエチルメチルアミン13.3mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物20.1mg(理論値の36.8%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.19 (s, 1H), 7.95 (d, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.73 (m, 1H), 7.64 (dd, 1H), 7.60-7.46 (m, 3H), 4.45 (m, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.61 (m, 1H), 3.51-3.28 (m, 6H), 3.10 (m, 3H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H), 1.23 (m, 3H).
HPLC(方法1):R=4.00分
LC−MS(方法6):R=3.40分;m/z=447(M+H)(遊離塩基)
実施例137
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(2,5−ジヒドロ−1H−ピロル−1−イルカルボニル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾチエン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例75)50mg(0.11mmol)および3−ピロリン15.6mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物20mg(理論値の35.9%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.00分
LC−MS(方法6):R=3.40分;m/z=457(M+H)(遊離塩基)
実施例138
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[(3−メトキシプロピル)アミノ]カルボニル}フェニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾチエン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例75)50mg(0.11mmol)および3−メトキシプロピルアミン20.1mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物29.2mg(理論値の49.8%)を得る。
HPLC(方法1):R=3.94分
LC−MS(方法6):R=3.37分;m/z=477(M+H)(遊離塩基)
実施例139
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[(2−メトキシエチル)(メチル)アミノ]カルボニル}フェニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾチエン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例75)50mg(0.11mmol)および(2−メトキシエチル)メチルアミン20.1mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物20.5mg(理論値の31.8%)を得る。
HPLC(方法1):R=3.93分
LC−MS(方法6):R=3.35分;m/z=477(M+H)(遊離塩基)
実施例140
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[(3−エトキシプロピル)アミノ]カルボニル}フェニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾチエン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例75)50mg(0.11mmol)および3−エトキシプロピルアミン20.1mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物23.4mg(理論値の37.1%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.18 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.89 (m, 2H), 7.64 (dd, 1H), 7.56 (m, 2H), 4.45 (m, 1H), 3.84 (m, 1H), 3.55 (m, 2H), 3.53-3.25 (m, 9H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H), 1.91 (m, 2H), 1.17 (m, 3H).
HPLC(方法1):R=4.07分
LC−MS(方法6):R=3.46分;m/z=491(M+H)(遊離塩基)
実施例141
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]フェニル}−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾチエン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例75)50mg(0.11mmol)およびN−メチルピペラジン22.6mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物4.2mg(理論値の6.6%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.23 (s, 1H), 7.97 (dd, 1H), 7.88 (m, 2H), 7.69 (m, 1H), 7.57 (m, 3H), 4.46 (m, 1H), 3.84 (m, 1H), 3.50 (m, 1H), 3.46-3.25 (m, 12H), 2.97 (s, 3H), 2.39 (m, 1H), 2.29 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.62分
LC−MS(方法6):R=2.94分;m/z=488(M+H)(遊離塩基)
実施例142
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例21)50mg(0.12mmol)および塩化シクロブタンカルボニル28.6mg(0.24mmol)を、一緒に一般方法Fにより反応させる。表題化合物38mg(理論値の61.3%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.22分
MS(ESIpos):m/z=460(M+H)(遊離塩基)
実施例143
N−[3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾチエン−7−イル)フェニル]−5−イソオキサゾールカルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例21)50mg(0.12mmol)および塩化イソオキサゾール−5−カルボニル31.8mg(0.24mmol)を、一緒に一般方法Fにより反応させる。表題化合物44.4mg(理論値の72.6%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.58 (d, 1H), 8.18 (s, 2H), 7.93 (dd, 1H), 7.79 (m, 1H), 7.55 (m, 4H), 7.13 (m, 1H), 4.45 (m, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.48 (m, 1H), 3.42-3.27 (m, 4H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.12分
MS(ESIpos):m/z=473(M+H)(遊離塩基)
実施例144
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(シクロペンチルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例21)50mg(0.12mmol)および塩化シクロペンチルカルボニル32mg(0.24mmol)を、一緒に一般方法Fにより反応させる。表題化合物30.5mg(理論値の52.8%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.17 (s, 1H), 8.03 (m, 1H), 7.91 (dd, 1H), 7.60 (m, 1H), 7.57-7.38 (m, 4H), 4.45 (m, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.48 (m, 1H), 3.42-3.27 (m, 4H), 2.86 (m, 1H), 2.38 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 3H), 1.90-1.72 (m, 4H), 1.66 (m, 2H).
HPLC(方法1):R=4.40分
MS(ESIpos):m/z=474(M+H)(遊離塩基)
実施例145
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例21)50mg(0.12mmol)および塩化シクロヘキシルカルボニル35.4mg(0.24mmol)を、一緒に一般方法Fにより反応させる。表題化合物9.8mg(理論値の16.2%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.51分
MS(ESIpos):m/z=488(M+H)(遊離塩基)
実施例146
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(テトラヒドロ−2−フラニルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例21)50mg(0.12mmol)および塩化テトラヒドロフラン−2−カルボニル32.5mg(0.24mmol)を、一緒に一般方法Fにより反応させる。表題化合物40.9mg(理論値の68.1%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.17 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.91 (d, 1H), 7.61 (m, 1H), 7.58-7.40 (m, 4H), 4.46 (m, 1H), 4.04 (dd, 1H), 3.92 (m, 2H), 3.83 (m, 2H), 3.48 (m, 1H), 3.42-3.27 (m, 4H), 3.23 (m, 1H), 2.38 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.22 (m, 2H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.99分
MS(ESIpos):m/z=476(M+H)(遊離塩基)
実施例147
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(イソブチリルアミノ)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例21)50mg(0.12mmol)および塩化イソブチリル25.7mg(0.24mmol)を、一緒に一般方法Fにより反応させる。表題化合物35.1mg(理論値の64.9%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.17 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.61 (m, 1H), 7.57-7.40 (m, 4H), 4.45 (m, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.48 (m, 1H), 3.42-3.27 (m, 4H), 2.68 (m, 1H), 2.38 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H), 1.21 (d, 6H).
HPLC(方法1):R=4.19分
MS(ESIpos):m/z=448(M+H)(遊離塩基)
実施例148
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(2−フロイルアミノ)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例21)50mg(0.12mmol)および塩化フラン−2−カルボニル31.5mg(0.24mmol)を、一緒に一般方法Fにより反応させる。表題化合物29.1mg(理論値の51.1%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.17 (s, 2H), 7.91 (d, 1H), 7.74 (m, 2H), 7.58-7.47 (m, 4H), 7.29 (d, 1H), 6.65 (m, 1H), 4.44 (m, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.47 (m, 1H), 3.42-3.27 (m, 4H), 2.38 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.19分
MS(ESIpos):m/z=472(M+H)(遊離塩基)
実施例149
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)−安息香酸塩酸塩
Figure 0004542891
2M水性炭酸ナトリウム溶液4.3mlおよびPdCl(dppf)116.9mg(0.14mmol)を、DMF10ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例30A)1104mg(2.86mmol)および3−カルボキシフェニルボロン酸475mg(2.86mmol)の混合物に添加する。反応混合物を90℃で18時間加熱し、次いで珪藻土を通して濾過し、乾燥するまで蒸発させる。粗生成物を分取HPLCにより精製し、その後、アセトニトリルおよび1N塩酸の3:1混合物を添加し、濃縮し、高真空下で乾燥させ、表題化合物724mg(理論値の59.2%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.62 (s, 1H), 8.11 (d, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.73-7.61 (m, 3H), 7.46 (dd, 1H), 4.49 (m, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.48 (m, 1H), 3.43-3.27 (m, 4H), 2.40 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.89分
MS(ESIpos):m/z=391(M+H)(遊離塩基)
実施例150
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M水性炭酸ナトリウム溶液0.64mlおよびPdCl(dppf)17.5mg(0.02mmol)を、DMF1.5ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例30A)150mg(0.43mmol)および2−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸65.3mg(0.43mmol)の混合物に添加する。反応混合物を90℃で18時間加熱し、珪藻土を通して濾過し、乾燥するまで蒸発させる。分取HPLCにより粗生成物を精製し、その後アセトニトリルおよび1N塩酸の3:1混合物を添加し、濃縮し、高真空下で乾燥させ、表題化合物13mg(理論値の7.1%)を得る。
HPLC(方法1):R=3.87分
MS(ESIpos):m/z=377(M+H)(遊離塩基)
実施例151
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2,5−ジメトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M水性炭酸ナトリウム溶液0.78mlおよびPdCl(dppf)21.2mg(0.03mmol)を、DMF2ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例30A)200mg(0.52mmol)および2,5−ジメトキシフェニルボロン酸94.4mg(0.52mmol)の混合物に添加する。反応混合物を70℃で17時間加熱し、次いで珪藻土を通して濾過し、乾燥するまで蒸発させる。粗生成物を分取HPLCにより精製し、その後メタノールと1N塩酸の3:1混合物を添加し、濃縮し、高真空下で乾燥させ、表題化合物75mg(理論値の31.7%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.15分
MS(ESIpos):m/z=407(M+H)(遊離塩基)
実施例152
7−[2−(アミノメチル)フェニル]−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 0004542891
DMF5ml中のtert−ブチル2−ブロモベンジルカルバメート500mg(1.75mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン512mg(2.02mmol)、酢酸カリウム428.7mg(4.37mmol)、PdCl(dppf)49.2mg(0.07mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例30A)518.4mg(1.34mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液3.36mlおよびさらなるPdCl(dppf)49.2mg(0.07mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させた粗生成物を、メタノールとジオキサン中の4M塩化水素の1:1混合物8mlの中で、室温で2時間撹拌する。反応溶液を濃縮し、生じる粗生成物を分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の3:1混合物の添加後、再度濃縮し、高真空下で乾燥させる。表題化合物245.5mg(理論値の44.5%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6): δ = 10.48 (br. s, 1H), 9.26 (d, 1H), 8.47 (br. s, 3H), 8.05 (s, 1H), 7.88 (dd, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.62-7.40 (m, 5H), 4.31 (m, 1H), 3.86 (m, 2H), 3.48 (m, 1H), 3.51-3.10 (m, 5H), 2.18 (m, 1H), 2.11 (m, 1H), 1.90 (m, 2H), 1.71 (m, 1H).
HPLC(方法7):R=3.55分
MS(ESIpos):m/z=376(M+H)(遊離塩基)
実施例153
3−(2−{[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)−安息香酸塩酸塩
Figure 0004542891
2M水性炭酸ナトリウム溶液3.89mlおよびPdCl(dppf)105.9mg(0.13mmol)を、DMF8ml中のN−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(遊離塩基:実施例31A)1000mg(2.59mmol)および3−カルボキシフェニルボロン酸430.2mg(2.59mmol)の混合物に添加する。反応混合物を70℃で18時間加熱し、珪藻土を通して濾過し、乾燥するまで蒸発させる。粗生成物を分取HPLCにより精製し、その後メタノールと1N塩酸の3:1混合物を添加し、濃縮し、高真空下で乾燥させ、142.5mg(理論値の12%)の、およびさらに627.9mg(純度80%)の表題化合物を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例149)のものと合致する。
実施例154
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例149)50mg(0.12mmol)およびシクロプロピルアミン13.4mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物20mg(理論値の32.2%)を得る。
HPLC(方法1):R=3.93分
LC−MS(方法6):R=3.33分;m/z=429(M+H)(遊離塩基)
実施例155
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[エチル(メチル)アミノ]カルボニル}フェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例149)50mg(0.12mmol)およびメチルエチルアミン13.9mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物19.8mg(理論値の29.4%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.03分
LC−MS(方法6):R=3.38分;m/z=431(M+H)(遊離塩基)
実施例156
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(ブチルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例149)50mg(0.12mmol)およびn−ブチルアミン17.1mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物15.2mg(理論値の26.2%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.21分
LC−MS(方法6):R=3.49分;m/z=445(M+H)(遊離塩基)
実施例157
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(イソブチルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例149)50mg(0.12mmol)およびイソ−ブチルアミン17.1mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物15.2mg(理論値の26.9%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.18分
LC−MS(方法6):R=3.49分;m/z=445(M+H)(遊離塩基)
実施例158
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(1−ピペリジニルカルボニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例149)50mg(0.12mmol)およびピペリジン20.0mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物16.4mg(理論値の27.6%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.22分
LC−MS(方法6):R=3.51分;m/z=457(M+H)(遊離塩基)
実施例159
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−({[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ}カルボニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例149)50mg(0.12mmol)およびN−(2−アミノエチル)−N,N−ジメチルアミン20.7mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物17.4mg(理論値の24.8%)を得る。
HPLC(方法1):R=3.64分
LC−MS(方法6):R=2.93分;m/z=460(M+H)(遊離塩基)
実施例160
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[(3−メトキシプロピル)アミノ]カルボニル}フェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例149)50mg(0.12mmol)および3−メトキシプロピルアミン20.9mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物22.7mg(理論値の36.4%)を得る。
HPLC(方法1):R=3.93分
LC−MS(方法6):R=3.36分;m/z=461(M+H)(遊離塩基)
実施例161
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[(2−メトキシエチル)(メチル)アミノ]カルボニル}フェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例149)50mg(0.12mmol)およびN−(2−メトキシエチル)−N−メチルアミン20.9mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物20.4mg(理論値の31.3%)を得る。
HPLC(方法1):R=3.96分
LC−MS(方法6):R=3.34分;m/z=461(M+H)(遊離塩基)
実施例162
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[(3−エトキシプロピル)アミノ]カルボニル}フェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例149)50mg(0.12mmol)および3−エトキシプロピルアミン24.2mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物17.8mg(理論値の28.9%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.06分
LC−MS(方法6):R=3.43分;m/z=475(M+H)(遊離塩基)
実施例163
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]フェニル}−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例149)50mg(0.12mmol)およびN−メチルピペラジン23.5mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物29.6mg(理論値の41.9%)を得る。
HPLC(方法1):R=3.60分
LC−MS(方法6):R=2.91分;m/z=472(M+H)(遊離塩基)
実施例164
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[エチル(メチル)アミノ]カルボニル}フェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例153)50mg(0.12mmol)およびメチルエチルアミン13.9mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物50.1mg(理論値の91.4%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例155)のものと合致する。
実施例165
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(ブチルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例153)50mg(0.12mmol)およびn−ブチルアミン17.1mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物49.4mg(理論値の87.5%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例156)のものと合致する。
実施例166
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(イソブチルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例153)50mg(0.12mmol)およびイソ−ブチルアミン17.1mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物40.3mg(理論値の71.4%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例157)のものと合致する。
実施例167
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(1−ピペリジニルカルボニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例153)50mg(0.12mmol)およびピペリジン20.0mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物29.7mg(理論値の49.9%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例158)のものと合致する。
実施例168
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−({[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ}カルボニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例153)50mg(0.12mmol)およびN−(2−アミノエチル)−N,N−ジメチルアミン20.7mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物42.5mg(理論値の64.5%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例159)のものと合致する。
実施例169
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[(3−メトキシプロピル)アミノ]カルボニル}フェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例153)50mg(0.12mmol)および3−メトキシプロピルアミン20.9mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物29.8mg(理論値の44.5%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例160)のものと合致する。
実施例170
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[(2−メトキシエチル)(メチル)アミノ]カルボニル}フェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例153)50mg(0.12mmol)およびN−(2−メトキシエチル)−N−メチルアミン20.9mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物22.1mg(理論値の35.1%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例161)のものと合致する。
実施例171
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(3−{[(3−エトキシプロピル)アミノ]カルボニル}フェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例153)50mg(0.12mmol)および3−エトキシプロピルアミン24.2mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物23.6mg(理論値の36.9%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例162)のものと合致する。
実施例172
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]フェニル}−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 0004542891
3−(2−{[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸塩酸塩(実施例153)50mg(0.12mmol)およびN−メチルピペラジン23.5mg(0.23mmol)を、一緒に一般方法Eにより反応させる。表題化合物9.2mg(理論値の15.4%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例163)のものと合致する。
実施例173
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(1−ピロリジニル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
DMF2.0ml中の1−(3−ブロモフェニル)ピロリジン114.3mg(0.51mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン148.1mg(0.58mmol)、酢酸カリウム124.1mg(1.26mmol)、PdCl(dppf)14.2mg(0.02mmol)、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例30A)150mg(0.39mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液0.97mlおよびさらなるPdCl(dppf)14.2mg(0.02mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させ、表題化合物95.6mg(理論値の54.4%)を得る。
HPLC(方法1):R=3.85分
MS(ESIpos):m/z=416(M+H)(遊離塩基)
実施例174
7−[2−(アミノメチル)フェニル]−N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 0004542891
DMF5ml中のtert−ブチル2−ブロモベンジルカルバメート500mg(1.75mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン512mg(2.02mmol)、酢酸カリウム428.7mg(4.37mmol)、PdCl(dppf)49.2mg(0.07mmol)、N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(遊離塩基:実施例31A)518.4mg(1.34mmol)、2M炭酸ナトリウム溶液3.36mlおよびさらなるPdCl(dppf)49.2mg(0.07mmol)を、一般方法Dにより反応させる。高真空下で乾燥させた粗生成物を、メタノールとジオキサン中の4M塩化水素の1:1混合物4mlの中で、室温で2時間撹拌する。反応溶液を濃縮し、生じる粗生成物を分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の3:1混合物の添加後、再度濃縮し、高真空下で乾燥させる。表題化合物121.6mg(理論値の22.4%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例152)のものと合致する。
実施例175
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−({[(メチルアミノ)カルボニル]アミノ}メチル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
トリエチルアミン62.2μl(0.45mmol)およびメチルイソシアネート53μl(0.89mmol)を、THFとDMFの5:1混合物1ml中の7−[2−(アミノメチル)フェニル]−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド二塩酸塩(実施例152)100mg(0.22mmol)の溶液に添加する。室温で18時間後、反応混合物を濃縮し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の3:1混合物の添加後、再度濃縮し、高真空下で乾燥させる。表題化合物75mg(理論値の66%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 7.78 (m, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.52-7.30 (m, 6H), 4.47 (m, 1H), 4.23 (m, 2H), 3.77 (m, 1H), 3.53-3.25 (m, 5H), 2.69 (s, 3H), 2.37 (m, 1H), 2.20 (m, 1H), 2.08 (m, 2H), 1.88 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.78分
MS(ESIpos):m/z=433(M+H)(遊離塩基)
実施例176
N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[2−({[(メチルアミノ)カルボニル]アミノ}メチル)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
トリエチルアミン36μl(0.26mmol)およびメチルイソシアネート29.5μl(0.52mmol)を、THFとDMFの5:1混合物0.7ml中の7−[2−(アミノメチル)フェニル]−N−[(3S)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド二塩酸塩(実施例174)57.9mg(0.13mmol)の溶液に添加する。室温で18時間後、反応混合物を濃縮し、分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の3:1混合物の添加後、再度濃縮し、高真空下で乾燥させる。表題化合物49.2mg(理論値の81.2%)を得る。
分光学データは、エナンチオマー化合物(実施例175)のものと合致する。
実施例177
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]フェニル}−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例114)50mg(0.14mmol)および塩化ピバロイル33.4mg(0.28mmol)を、一緒に一般方法Fにより反応させる。表題化合物15.2mg(理論値の20.7%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.30分
MS(ESIpos):m/z=446(M+H)(遊離塩基)
実施例178
N−[3−(2−{[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルアミノ]カルボニル}−1−ベンゾフラン−7−イル)フェニル]−5−イソオキサゾールカルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例114)50mg(0.14mmol)および塩化5−イソオキサゾールカルボニル36.4mg(0.28mmol)を、一緒に一般方法Fにより反応させる。表題化合物39.6mg(理論値の53.3%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.18分
MS(ESIpos):m/z=457(M+H)(遊離塩基)
実施例179
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−{3−[(シクロペンチルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例114)50mg(0.14mmol)および塩化シクロペンタンカルボニル36.7mg(0.28mmol)を、一緒に一般方法Fにより反応させる。表題化合物33.2mg(理論値の45.1%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.38分
MS(ESIpos):m/z=458(M+H)(遊離塩基)
実施例180
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(イソブチリルアミノ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例114)50mg(0.14mmol)および塩化イソブチリル29.5mg(0.28mmol)を、一緒に一般方法Fにより反応させる。表題化合物12.8mg(理論値の19.5%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.19分
MS(ESIpos):m/z=432(M+H)(遊離塩基)
実施例181
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−[3−(2−フロイルアミノ)フェニル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
7−(3−アミノフェニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例114)50mg(0.14mmol)および塩化フラン−2−カルボニル36.1mg(0.28mmol)を、一緒に一般方法Fにより反応させる。表題化合物7.4mg(理論値の10.6%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.27分
MS(ESIpos):m/z=456(M+H)(遊離塩基)
実施例182
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド酢酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例130)95.9mg(0.25mmol)を、メタノール2mlに溶解する。酢酸15.3mg(0.25mmol)の添加後、混合物を濃縮し、残渣を高真空下で乾燥させる。表題化合物114.9mg(理論値の99.7%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 8.37 (d, 1H), 7.74 (dd, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.50-7.33 (m, 4H), 7.20 (d, 1H), 7.08 (m, 1H), 3.93 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.10 (m, 1H), 2.87 (m, 1H), 2.78-2.60 (m, 4H), 1.90 (s, 3H), 1.87 (m, 1H), 1.75 (m, 1H), 1.58 (m, 2H), 1.33 (m, 1H).
実施例183
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミドトシル酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例130)95.9mg(0.25mmol)を、メタノール2mlに溶解する。p−トルエンスルホン酸49.2mg(0.25mmol)の添加後、混合物を濃縮し、残渣を高真空下で乾燥させる。表題化合物143mg(理論値の99.4%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 9.34 (br. s, 1H), 8.70 (d, 1H), 7.77 (dd, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.52-7.35 (m, 6H), 7.21 (d, 1H), 7.15-7.04 (m, 3H), 4.30 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.68 (m, 1H), 3.33-3.11 (m, 5H), 2.29 (s, 3H), 2.19 (m, 1H), 2.07 (m, 1H), 1.91 (m, 2H), 1.74 (m, 1H).
実施例184
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミドフマル酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例130)95.9mg(0.25mmol)を、アセトン1.5mlに溶解する。熱いイソプロパノール1ml中のフマル酸29.6mg(0.25mmol)の添加後、混合物を50℃で30分間撹拌し、濃縮し、残渣を高真空下で乾燥させる。表題化合物124.2mg(理論値の99%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 8.62 (d, 1H), 7.76 (dd, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.49-7.33 (m, 4H), 7.21 (d, 1H), 7.09 (m, 1H), 6.50 (s, 2H), 4.16 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.38 (m, 1H), 3.11 (m, 1H), 3.06-2.85 (m, 4H), 2.03 (m, 1H), 1.92 (m, 1H), 1.76 (m, 2H), 1.56 (m, 1H).
実施例185
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド蓚酸塩
Figure 0004542891
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例130)95.9mg(0.25mmol)を、アセトン1.5mlに溶解する。熱いイソプロパノール1ml中の蓚酸22.9mg(0.25mmol)の添加後、混合物を50℃で30分間撹拌し、濃縮し、残渣を高真空下で乾燥させる。表題化合物117.6mg(理論値の99%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 8.75 (d, 1H), 7.77 (dd, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.50-7.33 (m, 4H), 7.20 (d, 1H), 7.09 (m, 1H), 4.28 (m, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.62 (m, 1H), 3.32-3.08 (m, 5H), 2.17 (m, 1H), 2.04 (m, 1H), 1.89 (m, 2H), 1.71 (m, 1H).
実施例186
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−ヒドロキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
ジクロロメタン中の1M三臭化ホウ素溶液2.42mlを、ジクロロメタン8ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例102)200mg(0.48mmol)の、−20℃に冷却した懸濁液に、滴下して添加する。2時間後、反応をジエチルエーテルの添加により停止する。混合物を室温で30分間撹拌し、水の添加後、1N水酸化ナトリウム溶液で中和する。酢酸エチルで抽出した後、有機相を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させる。濃縮し、高真空下で乾燥させ、表題化合物125.9mg(理論値の71.7%)を得る。
HPLC(方法1):R=3.84分
MS(ESIpos):m/z=363(M+H)
実施例187
(3R)−3−({[7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−イル]カルボニル}アミノ)−1−メチル−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン塩化物
Figure 0004542891
水素化ナトリウム(鉱油中、60%懸濁液)60.5mg(1.51mmol)を、DMF2.5ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例102)250mg(0.61mmol)の、−20℃に冷却した溶液に添加する。室温で30分後、再び−20℃に冷却し、ヨードメタン33.9μl(0.54mmol)を添加する。室温で18時間後、水の添加により反応を停止する。反応混合物を分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、1N塩酸と共蒸留し、再度濃縮し、高真空下で乾燥させる。表題化合物206mg(理論値の79.7%)を得る。
1H-NMR (200 MHz, DMSO-d6): δ = 9.23 (d, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.46 (dd, 1H), 7.39 (m, 3H), 7.20 (d, 1H), 7.09 (dd, 1H), 4.32 (m, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.63 (m, 1H), 3.49-3.33 (m, 4H), 2.96 (s, 3H), 2.27 (m, 1H), 2.20 (m, 1H), 1.97 (m, 2H), 1.83 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.19分
MS(ESIpos):m/z=391(M+H)
実施例188
(3R)−1−ベンジル−3−({[7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−イル]カルボニル}アミノ)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン臭化物
Figure 0004542891
臭化ベンジル288μl(2.42mmol)および炭酸カリウム502mg(3.63mmol)を、DMF12.5ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例102)500mg(1.21mmol)の溶液に添加する。50℃で20時間後、反応混合物を分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、50%強度臭化水素酸の添加後、再度濃縮し、高真空下で乾燥させる。シクロヘキサン/アセトンから再結晶化し、表題化合物537mg(理論値の77%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.44分
MS(ESIpos):m/z=467(M+H)
実施例189
(3R)−3−[{[7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−イル]カルボニル}(メチル)アミノ]−1−メチル−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン塩化物
Figure 0004542891
水素化ナトリウム(鉱油中、60%懸濁液)84.8mg(2.12mmol)を、DMF2.5ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例102)250mg(0.61mmol)の、−20℃に冷却した溶液に添加する。室温で30分後、再び−20℃に冷却し、ヨードメタン94.2μl(1.51mmol)を添加する。室温で18時間後、水の添加により反応を停止する。反応混合物を分取HPLCにより精製する。生成物画分を濃縮し、メタノールとジオキサン中の4M塩化水素の1:1混合物と共蒸留し、再度濃縮し、高真空下で乾燥させる。表題化合物58mg(理論値の21.7%)を得る。
HPLC(方法1):R=4.17分
MS(ESIpos):m/z=405(M+H)
実施例190
7−(2−メトキシフェニル)−N−[(3R)−1−オキシド−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 0004542891
30%強度過酸化水素35.8μl(0.35mmol)を、メタノール2ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−(2−メトキシフェニル)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド(実施例130)110mg(0.29mmol)の、0℃に冷却した溶液に添加する。室温で18時間後、さらなる30%強度過酸化水素35.8μl(0.35mmol)を添加する。室温でさらに18時間後、反応溶液を濃縮し、残渣を高真空下で乾燥させる。表題化合物111.5mg(理論値の97.2%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 7.69 (d, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.41 (m, 3H), 7.37 (dd, 1H), 7.16 (d, 1H), 7.08 (dd, 1H), 4.57 (m, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.75 (m, 1H), 3.43-3.30 (m, 5H), 2.22 (m, 2H), 2.13 (m, 2H), 1.99 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=4.18分
MS(ESIpos):m/z=393(M+H)
実施例191
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[3−(4−モルホリニルメチル)フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 0004542891
モルホリン290mg(3.32mmol)およびナトリウムシアノホウ化水素31mg(0.50mmol)を、メタノールと酢酸の6:1混合物1.0ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−(3−ホルミルフェニル)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例33A)80mg(0.17mmol)の溶液に続けて添加する。80℃で18時間後、分取HPLCにより精製を実行する。生成物画分を濃縮し、メタノールと1N塩酸の5:1混合物の添加後、再度濃縮する。高真空下で乾燥させ、表題化合物47mg(理論値の49.8%)を得る。
HPLC(方法1):R=3.64分
MS(ESIpos):m/z=462(M+H)(遊離塩基)
実施例192
7−(5−アセチル−2−チエニル)−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 0004542891
2M水性炭酸ナトリウム溶液0.58mlおよびPdCl(dppf)15.9mg(0.02mmol)を、DMF2ml中のN−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩(実施例30A)150mg(0.39mmol)および5−アセチル−2−チエニルボロン酸66.1mg(0.39mmol)の混合物に添加する。反応混合物を70℃で18時間加熱し、珪藻土を通して濾過し、乾燥するまで蒸発させる。粗生成物を分取HPLCにより精製し、その後メタノールと1N塩酸の1:1混合物を添加し、濃縮し、高真空下で乾燥させ、表題化合物83.6mg(理論値の49.9%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 10.29 (br. s, 1H), 9.10 (d, 1H), 8.07 (m, 2H), 7.95 (m, 1H), 7.93 (d, 1H), 7.87 (d, 1H), 7.46 (dd, 1H), 4.38 (m, 1H), 3.63 (m, 1H), 3.40 (m, 2H), 3.23 (m, 3H), 2.60 (s, 3H), 2.27 (m, 1H), 2.16 (m, 1H), 1.94 (m, 2H), 1.77 (m, 1H).
HPLC(方法1):R=3.99分
MS(ESIpos):m/z=495(M+H)(遊離塩基)


Claims (18)


  1. Figure 0004542891
    式中、
    は、C−C−アルキル、ベンジルおよびオキシの群から選択される基により窒素原子を介して置換されていることもある1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
    は、水素またはC−C−アルキルであり、
    は、水素、ハロゲンまたはC−C−アルキルであり、
    は、水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルキルアミノ、ホルミル、ヒドロキシカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−シクロアルキルカルボニルアミノ、C−C−シクロアルキルアミノカルボニル、ピロリル、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、複素環カルボニル、複素環カルボニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシル、フェニルまたは複素環であり(ここで、C−C−アルキルは、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボキシル、複素環またはアリールにより置換されていてもよく、C−C−アルキルアミノカルボニルは、C−C−アルコキシまたはC−C−アルキルアミノにより置換されていてもよく、C−C−アルキルカルボニルアミノは、C−C−アルコキシにより置換されていてもよく、そして、複素環は、オキソにより置換されていてもよい)、
    Aは、酸素または硫黄であり、
    環Bは、ベンゾまたはピリドであり、これらは各々、ハロゲン、シアノ、ホルミル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列から選択される基により置換されていることもあり、
    そして、Eは、C≡C、アリーレンおよびヘテロアリーレンであり、ここで、アリーレンおよびヘテロアリーレンは、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルコキシおよびC−C−アルキルの系列から選択される基により置換されていてもよい、
    の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。
  2. 式中、
    が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
    が、水素またはC−C−アルキルであり、
    が、水素、フッ素、塩素、臭素またはC−C−アルキルであり、
    が、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ、アミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルキルアミノ、ホルミル、ヒドロキシカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−シクロアルキルカルボニルアミノ、C−C−シクロアルキルアミノカルボニル、ピロリル、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、複素環カルボニル、複素環カルボニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシル、フェニルまたは複素環であり(ここで、C−C−アルキルは、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボキシル、複素環またはアリールにより置換されていてもよく、C−C−アルキルアミノカルボニルは、C−C−アルコキシまたはC−C−アルキルアミノにより置換されていてもよく、C−C−アルキルカルボニルアミノは、C−C−アルコキシにより置換されていてもよく、そして、複素環は、オキソにより置換されていてもよい)、
    Aは、酸素または硫黄であり、
    環Bは、ベンゾまたはピリドであり、これらは各々、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびC−C−アルキルの系列から選択される基により置換されていることもあり、
    そして、Eは、C≡C、アリーレンおよびヘテロアリーレンであり、ここで、アリーレンおよびヘテロアリーレンは、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルコキシおよびC−C−アルキルの系列から選択される基により置換されていてもよい、
    請求項1に記載の式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。
  3. 式中、
    が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
    およびRが水素であり、
    が、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ、アミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルキルアミノ、ホルミル、ヒドロキシカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−シクロアルキルカルボニルアミノ、C−C−シクロアルキルアミノカルボニル、ピロリル、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、複素環カルボニル、複素環カルボニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、ヒドロキシル、フェニルまたは複素環であり(ここで、C−C−アルキルは、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボキシル、複素環またはアリールにより置換されていてもよく、C−C−アルキルアミノカルボニルは、C−C−アルコキシまたはC−C−アルキルアミノにより置換されていてもよく、C−C−アルキルカルボニルアミノは、C−C−アルコキシにより置換されていてもよく、そして、複素環は、オキソにより置換されていてもよい)、
    Aが酸素であり、
    環Bが、ベンゾまたはピリドであり、これらは各々、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびC−C−アルキルの系列から選択される基により置換されていることもあり、
    そして、Eが、C≡C、アリーレンおよびヘテロアリーレンであり、ここで、アリーレンおよびヘテロアリーレンは、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルコキシおよびC−C−アルキルの系列から選択される基により置換されていてもよい、
    請求項1および請求項2に記載の式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。
  4. 式中、
    が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
    が、水素またはC−C−アルキルであり、
    が、水素、ハロゲンまたはC−C−アルキルであり、
    が、水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルキルアミノ、ホルミル、ヒドロキシカルボニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−シクロアルキルカルボニルアミノ、ピロリル、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、複素環カルボニル、フェニルまたは複素環であり(ここで、C−C−アルキルは、ヒドロキシル、アミノ、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボキシル、複素環またはアリールにより置換されていてもよく、C−C−アルキルカルボニルアミノは、C−C−アルコキシにより置換されていてもよく、そして、複素環は、オキソにより置換されていてもよい)、
    Aが、酸素または硫黄であり、
    環Bが、ベンゾまたはピリドであり、これらは各々、ハロゲン、シアノ、ホルミル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列から選択される基により置換されていることもあり、
    そして、Eが、C≡C、アリーレンおよびヘテロアリーレンであり、ここで、アリーレンおよびヘテロアリーレンは、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルコキシおよびC−C−アルキルの系列から選択される基により置換されていてもよい、
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。
  5. 式中、
    が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
    が、水素またはC−C−アルキルであり、
    が、水素、ハロゲンまたはC−C−アルキルであり、
    が、水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシまたは複素環であり(ここで、アルキルは、ヒドロキシル基により置換されていることもある)、
    Aが、酸素または硫黄であり、
    環Bが、ベンゾまたはピリドであり、これらは各々、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列から選択される基により置換されていることもあり、
    そして、Eが、C≡C、アリーレンまたはヘテロアリーレンであり、ここで、アリーレンおよびヘテロアリーレンは、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列から選択される基により置換されていてもよい、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。

  6. Figure 0004542891
    式中、
    は、(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
    およびRは、相互に独立して、水素またはメチルであり、
    は、水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシまたは複素環であり(ここで、アルキルは、ヒドロキシル基により置換されていることもある)、
    そして、Rは、水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルまたはC−C−アルコキシである、
    である請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。

  7. Figure 0004542891
    式中、
    は、(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
    およびRは、相互に独立して、水素またはメチルであり、
    は、水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシまたは複素環であり(ここで、アルキルは、ヒドロキシル基により置換されていることもある)、
    そして、Rは、水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシである、
    である請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。
  8. 式中、
    が、(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
    およびRが、水素であり、
    が、水素、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシメチル、メトキシまたは6員の複素環であり、
    そして、Rが、水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたはC−C−アルキルである、
    請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。

  9. Figure 0004542891
    式中、
    Eは、フェニレンであり、
    は、C−C−アルコキシ、アミノメチル、ヒドロキシカルボニル、C−C−シクロアルキルカルボニルアミノ、式
    Figure 0004542891
    の基(式中、Rは、C−C−アルキルであり、nは、ゼロ、1、2、3または4である)、または、オキソにより置換されていることもある5員ないし6員の複素環であり、
    Aは、硫黄または酸素である、
    である請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の化合物、およびそれらの溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。
  10. 式中、
    Eが、フェニレンであり、
    が、C−C−アルコキシ、アミノメチル、ヒドロキシカルボニル、C−C−シクロアルキルカルボニルアミノ、式
    Figure 0004542891
    の基(式中、Rは、C−C−アルキルであり、nは、ゼロ、1または2である)、または、オキソにより置換されていることもある5員ないし6員の複素環であり、
    Aが、硫黄または酸素である、
    請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の式(Ic)の化合物、およびそれらの溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。
  11. 以下の式
    Figure 0004542891
    の請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。
  12. 請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法であって、式
    −E−R (II)
    [式中、Rは請求項1で示す意味を有し、そして、
    は、Eがアリーレンまたはヘテロアリーレンである場合、−B(OH)または
    Figure 0004542891
    であり、Eが−C≡C−である場合、水素である]
    の化合物を、式
    Figure 0004542891
    [式中、R、R、R、Aおよび環Bは、請求項1に示す意味を有し、そして、
    は、トリフラートまたはハロゲンである]
    の化合物と反応させ、
    そして、適するならば、
    [A]生じる化合物(I)を、適切なアルキル化剤を使用してキヌクリジンの窒素原子上でアルキル化し、または、
    [B]生じる化合物(I)を、適する酸化剤を使用してキヌクリジンの窒素原子上で酸化し、
    そして、生じる化合物(I)を、適するならば適切な(i)溶媒および/または(ii)塩基または酸を用いて、それらの溶媒和物、塩または塩の溶媒和物に変換する、
    方法。
  13. 請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法であって、式
    −E−R (II)
    [式中、Rは請求項1で示す意味を有し、そして、
    は、Eがアリーレンまたはヘテロアリーレンである場合、−B(OH)または
    Figure 0004542891
    であり、Eが−C≡C−である場合、水素である]
    の化合物を、式
    Figure 0004542891
    [式中、R、R、R、Aおよび環Bは、請求項1に示す意味を有し、そして、
    は、トリフラートまたはハロゲンである]
    の化合物と反応させ、
    そして、生じる化合物(I)を、適するならば適切な(i)溶媒および/または(ii)塩基または酸を用いて、それらの溶媒和物、塩または塩の溶媒和物に変換する、
    方法。
  14. 疾患の処置および/または予防のための請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の化合物。
  15. 少なくとも1の請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の化合物、および少なくとも1の医薬的に許容し得る本質的に無毒の担体または賦形剤を含む、医薬。
  16. 知覚力、集中力、学習力および/または記憶力の改善用の組成物を製造するための、請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の化合物の使用。
  17. 知覚力、集中力、学習力および/または記憶力の障害処置および/または予防用の医薬の製造のための、請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の化合物の使用。
  18. 知覚力、集中力、学習力および/または記憶力の障害を処置および/または予防するための請求項15に記載の医薬。
JP2004511297A 2002-06-10 2003-06-02 2−ヘテロアリールカルボキサミド類 Expired - Fee Related JP4542891B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10225536 2002-06-10
DE10257078A DE10257078A1 (de) 2002-12-06 2002-12-06 2-Heteroarylcarbonsäureamide
DE2002157537 DE10257537A1 (de) 2002-12-10 2002-12-10 2-Heteroarylcarbonsäureamide
DE10305922A DE10305922A1 (de) 2002-06-10 2003-02-13 2-Heteroarylcarbonsäureamide
PCT/EP2003/005735 WO2003104227A1 (de) 2002-01-20 2003-06-02 2-heteroarylcarbonsäureamide

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005533052A JP2005533052A (ja) 2005-11-04
JP2005533052A5 JP2005533052A5 (ja) 2006-07-20
JP4542891B2 true JP4542891B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=29740887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004511297A Expired - Fee Related JP4542891B2 (ja) 2002-06-10 2003-06-02 2−ヘテロアリールカルボキサミド類

Country Status (16)

Country Link
US (5) US7977485B2 (ja)
EP (1) EP1515967B1 (ja)
JP (1) JP4542891B2 (ja)
CN (1) CN1675204A (ja)
AT (1) ATE344262T1 (ja)
AU (1) AU2003238450A1 (ja)
BR (1) BR0312446A (ja)
CA (1) CA2488761C (ja)
DE (1) DE50305587D1 (ja)
ES (1) ES2276072T3 (ja)
IL (1) IL165505A0 (ja)
MX (1) MXPA04012439A (ja)
NO (1) NO20050063L (ja)
PL (1) PL374551A1 (ja)
UY (1) UY27841A1 (ja)
WO (1) WO2003104227A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10164139A1 (de) 2001-12-27 2003-07-10 Bayer Ag 2-Heteroarylcarbonsäureamide
WO2003104227A1 (de) * 2002-01-20 2003-12-18 Bayer Healthcare Ag 2-heteroarylcarbonsäureamide
RU2391341C2 (ru) 2002-09-25 2010-06-10 Мемори Фармасьютиклз Корпорейшн Индазолы, бензотиазолы, бензоизотиазолы, их получение и применение
DE602004031124D1 (de) 2003-08-13 2011-03-03 Neurosearch As Neue chinuklidinderivative und deren pharmazeutische verwendung
PL1697378T3 (pl) * 2003-12-22 2008-04-30 Memory Pharm Corp Indole, 1h-indazole, 1,2-benzoizoksazole i 1,2-benzoizotiazole oraz ich wytwarzanie i zastosowania
JP4995075B2 (ja) * 2004-03-25 2012-08-08 メモリー・ファーマシューティカルズ・コーポレイション インダゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイソチアゾール、ベンズイソキサゾール、ならびにそれらの調製および使用
WO2005111033A2 (en) 2004-05-19 2005-11-24 Neurosearch A/S Novel azabicyclic aryl derivatives
EP1802616B1 (en) * 2004-10-15 2011-01-12 NeuroSearch A/S Novel azabicyclic aryl derivatives and their medical use
US8106066B2 (en) * 2005-09-23 2012-01-31 Memory Pharmaceuticals Corporation Indazoles, benzothiazoles, benzoisothiazoles, benzisoxazoles, pyrazolopyridines, isothiazolopyridines, and preparation and uses thereof
RU2474581C2 (ru) * 2007-12-26 2013-02-10 Эйсай Ар Энд Ди Менеджмент Ко., Лтд. Способ получения замещенных гетероциклом производных пиридина
US8367676B2 (en) 2009-06-30 2013-02-05 Astrazeneca Ab 2-carboxamide-7-piperazinyl-benzofuran derivatives 774
AR081402A1 (es) 2010-05-17 2012-08-29 Envivo Pharmaceuticals Inc Una forma cristalina de clorhidrato de (r)-7-cloro-n-(quinuclidin-3-il) benzo(b)tiofeno-2-carboxamida monohidrato
AU2011345381A1 (en) 2010-12-20 2013-06-13 Astrazeneca Ab 2-carboxamide-4-piperazinyl-benzofuran derivative
KR101928505B1 (ko) * 2011-01-28 2018-12-12 에스케이바이오팜 주식회사 피리돈 유도체 및 이를 포함하는 약학적 조성물
EP2846796A4 (en) 2012-05-08 2015-10-21 Forum Pharmaceuticals Inc METHODS OF MAINTAINING, PROCESSING OR ENHANCING COGNITIVE FUNCTION
CN111205283A (zh) * 2020-01-20 2020-05-29 广州九植医药科技有限公司 一种盐酸帕洛诺司琼有关物质b的合成方法
CN111205284A (zh) * 2020-01-20 2020-05-29 广州九植医药科技有限公司 一种盐酸帕洛诺司琼有关物质a的合成方法
WO2022060764A1 (en) * 2020-09-18 2022-03-24 Merck Sharp & Dohme Corp. Modified benzofuran-carboxamides as glucosylceramide synthase inhibitors

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE0000540D0 (sv) * 2000-02-18 2000-02-18 Astrazeneca Ab New compounds
JP4616971B2 (ja) * 2000-07-18 2011-01-19 田辺三菱製薬株式会社 1−アザビシクロアルカン化合物およびその医薬用途
AR036040A1 (es) * 2001-06-12 2004-08-04 Upjohn Co Compuestos de heteroarilo multiciclicos sustituidos con quinuclidinas y composiciones farmaceuticas que los contienen
GEP20063814B (en) 2001-10-02 2006-05-10 Upjohn Co Azabicyclic-Substituted Fused-Heteroaryl Compounds for Treatment of DiseaseAzabicyclic-Substituted Fused-Heteroaryl Compounds for Treatment of Disease
DE10164139A1 (de) * 2001-12-27 2003-07-10 Bayer Ag 2-Heteroarylcarbonsäureamide
WO2003104227A1 (de) * 2002-01-20 2003-12-18 Bayer Healthcare Ag 2-heteroarylcarbonsäureamide
DE10234424A1 (de) 2002-07-29 2004-02-12 Bayer Ag Benzothiophen-, Benzofuran- und Indolharnstoffe

Also Published As

Publication number Publication date
IL165505A0 (en) 2006-01-15
EP1515967A1 (de) 2005-03-23
US20060160877A1 (en) 2006-07-20
DE50305587D1 (en) 2006-12-14
US20140350008A1 (en) 2014-11-27
JP2005533052A (ja) 2005-11-04
US20120258964A1 (en) 2012-10-11
CA2488761A1 (en) 2003-12-18
WO2003104227A1 (de) 2003-12-18
US7977485B2 (en) 2011-07-12
ES2276072T3 (es) 2007-06-16
ATE344262T1 (de) 2006-11-15
US9067931B2 (en) 2015-06-30
EP1515967B1 (de) 2006-11-02
NO20050063L (no) 2005-01-06
US20160122337A1 (en) 2016-05-05
US10214524B2 (en) 2019-02-26
MXPA04012439A (es) 2005-04-19
CN1675204A (zh) 2005-09-28
US20110263591A1 (en) 2011-10-27
PL374551A1 (en) 2005-10-31
BR0312446A (pt) 2005-04-19
UY27841A1 (es) 2003-12-31
CA2488761C (en) 2011-05-31
AU2003238450A1 (en) 2003-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10214524B2 (en) 2-heteroaryl carboxamides
US6500840B2 (en) Quinuclidine-substituted heteroaryl moieties for treatment of disease
US6599916B2 (en) Quinuclidine-substituted heteroaryl moieties for treatment of disease
US6492385B2 (en) Quinuclidine-substituted heteroaryl moieties for treatment of disease
CA2471593C (en) 2-heteroarylcarboxamides
JP4497928B2 (ja) α7ニコチン性アセチルコリン受容体に対して親和性を有する1−アザビシクロN−ビアリールアミド
EP1442041A1 (en) Azabicyclic-substituted-heteroaryl compounds for the treatment of disease
CN101189233A (zh) 作为α7烟碱性乙酰胆碱受体的配体的取代二氮杂双环烷烃衍生物
EP1311505A2 (en) Quinuclidine-substituted heteroaryl moieties for treatment of disease ( nicotinic acetylcholine receptor ligands )
JP4601424B2 (ja) ベンゾチオフェン尿素、ベンゾフラン尿素およびインドール尿素、並びにアルファ7−AchRアゴニストとしてのそれらの使用
US20080214602A1 (en) N-Biarylamides
DE10305922A1 (de) 2-Heteroarylcarbonsäureamide
HRP20050012A2 (hr) 2-heteroarilni karboksamidi
KR20050016531A (ko) 2-헤테로아릴 카르복사미드

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060530

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090918

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090918

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100205

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4542891

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees