JP4542396B2 - 録音装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明による第1の実施形態に係る、ステレオ録音可能な録音装置を搭載する電子カメラのブロック構成を示している。
この構成について具体的に説明すると、まず、撮像部1は、被写体像を結像する撮像レンズ系21と、結像された被写体像を受光して光電変換により映像信号(各色成分信号)を生成するCCD等からなる撮像素子22と、撮像素子22を制御し出力された映像信号から画像データを生成する撮像回路23と、生成された画像データをA/D変換してデジタルデータ化するA/D変換回路24と、モータ26を含む移動機構を有し撮像レンズ系21におけるズーミングやフォーカス制御に伴うレンズ移動を行うレンズ駆動回路25と、で構成される。
マイクロフォン32の検出した信号S1(t)のノイズレベルVn1と、マイクロフォン31の検出した信号S2(t)のノイズレベルVn2の比は図2の距離L1,L2の比の2乗で表すことができる。即ち、ノイズ音源を点音源と仮定すると、音圧は距離の2乗で減衰するからである。
S2(t)=S2(t)−S1(t)×Gv
とすることでノイズ成分を軽減することができる。
S2(t)=S2(t)−S1(t−Δt)×Gv
となる。時間差Δt はマイクロフォンのノイズ音源からの距離の差によって定まる。
この録音装置における録音は、ノイズ音源(モータ)からノイズ音が発生するタイミング、即ち、モータ駆動回路25の駆動するタイミングに基づき、システムコントローラ16がステレオ感強調処理かノイズ低減処理かを選択する。つまり、システムコントローラ16は、ステレオ音声処理回路37に対して、ノイズ音源となるレンズ駆動モータ26が駆動しない場合には、ステレオ感強調処理を行わせる。
遅延器71は、ノイズ音源の位相差を吸収するために、ゲイン(gain)調整部66の出力を遅延させる。セレクタ72は遅延器71の出力を選択する。加減算器73は遅延器68の出力とセレクタ72の出力を加算する。セレクタ74はノイズ低減処理時には加減算器73の出力を選択する。
L-out=L-in+BPF(L−R)×gain
R-out=R-in+BPF(R−L)×gain …(1)
である。尚、2つのマイクロフォン31,32の音声信号の差分だけをステレオ感強調に用いてしまうと、マイクロフォン間の距離が小さくなればなるほど、左右の信号の遅延による強調効果が薄れる。セレクタ69は、入力端bにおける無音信号を選択する。加減算器70は遅延器67の出力からセレクタ69の出力信号を減算する。
L-out=R-in+BPF(−L)×gain
R-out=R-in+BPF(−L)×gain …(2)
である。モータ等のメカニカルなノイズ音は、高音域に重畳しやすく、2KHz〜3KHz程度にピークが現れる場合がある。近年のビデオカメラ等には集音時のサンプリング周波数は、可聴域をすべてカバーできるようなるほど、強調される効果が薄れる。音圧は距離の2乗に反比例して小さくなる。しかし反対に、小型化のために2つのマイクロフォンの音声信号の差分を強調しすぎると、ステレオ感強調が風雑音(ランダムノイズ)を強調させてしまうことがある。このような状況においては、バンドパスフィルタ(BPF)の代わりに、ハイパスフィルタ(HPF)を用いて風雑音(例えば、200Hz程度)を除去する必要がある。
まず、操作部の入力信号により電源スイッチ(図示せず)がオンされたことを検出するまで低消費動作状態で待機する(ステップS1)。電源スイッチがオンされ(YES)、電源供給が開始されると共に、カメラ電池の残量を検出し規定の閾値以上か否かを判別する(ステップS2)。この判別でカメラ電池の残量が規定の閾値以上であれば(YES)、初期化処理を実行する(ステップS3)。一方、カメラ電池の残量が閾値以下であれば(NO)、電池の残量が無いことを警告表示(ステップS4)、例えば、電池シンボルマークを点滅させる等を行い、電池交換を促しつつ、ステップS1に戻る。
次に、レリーズスイッチが操作されたか否かを判定する(ステップS5)。この判定でレリーズスイッチが操作されなければ(NO)、電源がオフされたか否かを判定する(ステップS6)。ここで電源がオフされなければ(NO)、ステップS5に戻り、レリーズスイッチが操作されることを待機する。一方、電源がオフされたならば(YES)ステップS1に戻る。
図6は、本発明による第2の実施形態に係る、ステレオ録音可能なハードディスク内蔵型の録音装置のブロック構成を示している。
具体的に説明すると、不揮発性メモリ81は、例えば、フラッシュメモリ等からなり、システムコントローラ91が実行する各種処理に必要なプログラムデータを格納している。記憶装置82は、モータ駆動を伴い、内蔵するハードディスクに音声データを記憶させるための記録ヘッド(又は記録/再生ヘッド)とその駆動機構を有している。電源部86は、電池や専用又は汎用バッテリーが転送される構成を有している。電源モニタ87を備えることにより、電池残量や交換時期の示唆を行う。電源部86は、勿論、一般的な家屋や自動車に設けられたコンセントから電源ケーブルによる電源供給を行う機能も有している。
Claims (4)
- 被駆動部と、
2つのマイクロフォンと、
上記2つのマイクロフォンの出力する信号の差を求める差分回路と、
上記差分回路の出力を可変するゲイン調整回路と、
上記差分回路の出力を遅延する遅延回路と、を有し、
上記被駆動部が駆動されることなく録音動作を実行する際は、
上記差分回路の出力を上記2つのマイクロフォンの一方の出力には加算処理を行い、他方の出力には減算処理を行うことでステレオ感を強調する処理を実行してステレオ音声信号を生成し、
上記被駆動部が駆動されているときに録音動作を実行する際は、
上記ゲイン調整回路と上記遅延回路を通過させた上記2つのマイクロフォンの一方の出力を他方の出力より減算することでノイズ低減処理を実行してモノラル音声信号を生成する
ことを特徴とする録音装置。 - 上記遅延回路は、上記被駆動部からの上記2つのマイクロフォンまでの距離の差を音声が伝達するに要する時間分の遅延動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の録音装置。
- 上記ゲイン調整は、上記被駆動部からの上記2つのマイクロフォンまでの距離の差に応じてゲインの設定を行うことを特徴とする請求項1に記載の録音装置。
- 上記被駆動部は、音声信号を記憶する記録媒体の駆動機構であることを特徴とする請求項1〜請求項3の少なくとも一つに記載の録音装置。
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