JP4542031B2 - 互換系光情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、互換系光情報記録再生装置に関し、より詳細には、青色レーザで再生する光学系と赤色レーザで再生するDVD光学系との互換系光情報記録再生装置に関する。
DVD(Digital Versatile Disc)とCD(Compact Disc)との互換性を有した光情報記録再生装置は広く普及している。更なる大容量光情報記録再生装置として青色半導体レーザを用いた次世代DVDが開発されている。この場合、従来のDVDやCDとの互換性をさらに備えた光情報記録再生装置が強く要求される。
次世代DVDにおける15ギガバイト(1層)以上の記録容量を実現するために、中心波長が405ナノメータ帯近傍である青色半導体レーザ、高開口数(例えば0.6〜0.85)を有する対物レンズ(OL)を用いる光学系、映像符号化方式などが必要であり、開発が進められている。
記録容量を大きくするために、半導体レーザの波長を405ナノメータ帯とし、高開口数である対物レンズを用いることにより、半導体レーザスポット径を小さくしている。このような対物レンズを共通に含み、さらにDVD−ROM(Read Only Memory)やCD−ROMなどの光ディスクとの互換性を確保するためには、光学系が複雑となる。すなわち、開口制限、収差補正、波長の異なる半導体レーザ光を反射および透過により光路変更させるビームスプリッタなどが必要となる。これら光学部品要素を透過する度に光の減衰を生じるので、光学系が複雑になるほど光ディスク上に到達し、その後反射されて再生用である光検出器への入射光が小さくなる。
この場合、全ての規格の光ディスクにおいて記録が必要とは限らない。そこで、再生専用の光ディスク規格に対応する半導体レーザにおいては、再生用途に必要な光出力があればよい。この場合、次世代DVDとの互換性を確保するために配置される光学部品による光の減衰が大となり、従来の半導体レーザでは光出力が不足することがある。しかし、新たにより高出力の半導体レーザを用いたピックアップを設計することは可能であるが、コストが増大するという問題が生じる。
次世代DVDとDVD−ROMを再生する互換再生機において、光ピックアップのコストを下げるために、例えば、青色の半導体レーザ(LD)とNAが0.60の高NAの対物レンズとを用いてDVD−ROMディスクを再生させた場合、標準イコライザでRF信号を補正しても、図5(a)に表すように、良好なRF信号が正しく得られない。さらに、この状態で回転制御を行っても正しい同期制御が行えないため、良好な復調信号が得られないといった問題が生じる。
これに対して、トラッキングエラー(TE)極性を切り替えてDVD−ROMディスクを再生させる技術が開示されている(特許文献1)。
特開2002−109764号公報
しかし、本発明者の独自の検討の結果、このようにトラッキングエラー(TE)極性を切り替えて再生させても良好な再生特性が得られない場合があることが分かった。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、その目的は、次世代DVDを含めた互換性を有する光情報記録再生装置を提供することにある。
本発明の一態様によれば、中心波長が405ナノメータ帯のレーザ光を用いて、カバー層厚みが0.1もしくは0.6ミリメータ帯である中心波長が405ナノメータ帯のレーザ光で記録及び再生が最適化された第1光ディスクの記録及び再生と、カバー層厚みが0.6ミリメータ帯である中心波長が650ナノメータ帯のレーザ光で記録及び再生が最適化された第2光ディスクの再生と、を実行可能とし、前記第2光ディスクの再生には、シンメトリー補正手段を用いることを特徴とする互換系光情報記録再生装置が提供される。
本発明において、前記レーザ光と前記対物レンズとを用いて、前記第2ディスクを再生して取り出したRF信号をシンメトリー補正手段により補正することが可能な互換系光情報記録再生装置が得られる。
本発明によれば、次世代DVDとDVD−ROMディスクを含めた互換性を有する光情報記録再生装置が提供される。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において同様の構成要素には同一の番号を付して詳細な説明の繰り返しを省略する。
図1は、本発明の第1具体例に係る光情報記録再生装置の再生部を表すブロック図である。
また、図2は、本発明の第1具体例に係る光情報記録再生装置の再生部を表す模式図である。
本実施形態の光情報記録再生装置には、青色LD10aと、NAが約0.65の対物レンズ16と、RF信号を補正するシンメトリー補正手段6aと、が設けられている。このシンメトリー補正手段6aは、青色LD10aをDVD−ROMディスクに入射して得られたRF信号をシンメトリー補正する役割を果たし、良好な再生特性を得ることが可能となる。ここで、青色LD10aにより青色レーザで再生する光ディスク、例えば、HD DVD(商標)などの記録及び再生と、DVD−ROMディスクの再生を行う。
図3は、比較例の光情報記録再生装置を表すブロック図である。
また、図4は、比較例の光情報記録再生装置の再生部を表す模式図である。
まず、図3の比較例について説明する。
比較例の光情報記録再生装置は、青色LD10aと、赤色LD10bと、NAが約0.6の対物レンズ16と、を有しており、青色LD10aで青色レーザで再生する光ディスク、例えば、HD DVD(商標)の記録及び再生を行い、赤色LD10bでDVD−ROMディスクの再生を行う。
比較例の光情報記録再生装置を用いて光ディスク18から信号を読み取る動作について説明する。次世代DVD光ディスク規格に対応する青色LD10aあるいは再生専用として、例えばDVD−ROMディスクなどの光ディスク規格に対応する波長の赤色LD10bは、それぞれ青色LD用CW駆動回路54a及び赤色LD用CW駆動回路54bにより駆動される。
すなわち、この青色LD10aから照射された連続波出力(CW)は、ダイクロイックプリズム11を透過してハーフミラー12などにより分岐されてモニタダイオード14に入射後、電流に変換されて、青色LD用APC(Automatic Power Control)回路56aへ入力されて、青色LD10aの出力が所定値に保つように、それぞれの青色LD用LDCW駆動回路54aを制御する。また、赤色LD10bの場合、ダイクロイックプリズム11で反射してハーフミラー12で分岐され、モニタダイオード14に入射後、赤色LD用APC(Automatic Power Control)回路56bへ入力されて、赤色LD用CW駆動回路54bを制御する。
まず、PU(Pick Up)8を光ディスク18の内周に移動させて、例えば、0.5ミリワットの光出力のビームを照射し、ハーフミラー12を透過した青色LD10a及び赤色LD10bのビームは、NAが約0.65の対物レンズ16により収束されて光ディスク18上にスポットを形成する。光ディスク18から反射されたビームは光学系を戻った後、多分割領域からなる受光素子20へ入射する。この受光素子20は、フォーカシングエラー(FE)信号、トラッキングエラー(TE)信号、RF信号をそれぞれ検出するために多分割領域から構成されている。
多分割領域へ入射したビームは電気信号へ変換された後、所定の演算式に従って演算器30により演算が実行される。この各演算器30へは光ディスク18上の情報信号がそれぞれに入力される。
まず、コイル22を光ディスク18に対して垂直方向に移動させ、FE信号の演算結果をもとに、ディスクが装置にセットされているか判別し、ディスクがセットされていることが確認できるとFE信号のピーク−ピークレベルを読み取り、既知の方法でディスクの種類を判別する。さらに、FE信号のピーク−ピークレベルの設定値を比較してVCA(Voltage Controlled Amplifier)回路34aのゲインを調節して合焦点においてサーボをONとする。
次に、ディスクを回転させ、例えば、TE信号のピーク−ピークレベルを読み取り、設定値を比較してVCA回路34bのゲインを調節し、ONトラックとなった点でトラッキングサーボをONとする。この後、回転している光ディスク18からRF信号が取り込まれる。
続いて、RF信号のピーク−ピークレベルを設定値を比較してVCA回路34dのゲインを調整し、ディスク判別回路44により判断された信号により、RF信号のイコライザ回路37aまたは37bを選択する。ここで、演算器30から出力されたTE信号は分岐されており、一方は直接VCA回路34bへ入力し、他方はLPF(Low Pass Filter)33で信号を平滑化した後、VCA回路34cに入力される。また、演算器30から出力されたFE信号はVCA回路34に入力した後、ディジタルイコライザ36aに入力され、出力がPWM(Pulse width modulation)回路38へと送られる。
また、VCA回路34dから出力されたRF信号は、青色LD用イコライザ37aと赤色LD用イコライザ37bとに分岐されており、各演算器30によりディスク判別回路44からの結果を受けてイコライザ回路37が選択される。選択されたイコライザ回路37によるRF信号はスライス回路39に入力され、同期検出回路41とPLL(Phase-Locked loop)回路40とEFM(Eight to Fourteen Modulation)回路42とに分岐出力される。同期検出回路41はPLL回路40と接続されており、図示しない基準クロックと比較された後PWM回路38に入力される。
PWM回路38からは、フォーカシング信号(FOCS)がコイル22へ出力され、トラッキング信号(TRKG)がコイル24へ出力される。またスピンドルモータ制御信号(SPDL)及びキャリッジ(CARG)信号が出力される。
また、ディスク判別するための信号がCPU(Central Processing Unit)46へ入力される。CPU46はさらにサーボコントローラ52と、ディスク判別回路44と、RAM(Random Access Memory)48と、に接続されて、光情報記録再生装置全体を制御する。
次に、半導体レーザ10のCW駆動条件について説明する。
一般に、中心波長が650ナノメータ帯の波長を用いるDVD−ROMディスクと中心波長が780ナノメータ帯の波長を用いるCD−ROMディスクとの再生に使用するLDの最大定格出力は5または7ミリワット以下である。DVD−ROMディスク、CD−ROMディスク、及びこれらの互換光ディスク規格において、この最大定格出力で光ピックアップが実現可能であった。
図4に表すように、比較例の光情報記録再生装置は、青色LD10aと回折格子63とダイクロイックプリズム11と検出レンズ64aと受光素子20とDVD用ホログラムユニット20bと立ち上げミラー62とコリメートレンズ65と1/2波長板66とハーフミラー12と検出レンズ67とフロントモニタ14と1/4波長板68とNAが約0.65の対物レンズ16と、を有している。
これらの光学部品は、入射した光を100%透過するわけではない。例えば、各部品の650ナノメータ帯に対する透過率を70%とし、5つの光学部品を用いて、対物レンズ16後で0.5ミリワットの連続ビームを得る場合、P1=0.5/(0.7×0.7×0.7×0.7)=4.25(ミリワット)の光出力を要する。これは、最大定格が5ミリワットであれば充分可能であった。
ところが近年、中心波長が405ナノメータ帯である次世代DVDを含めた互換光学系光情報記録装置が要求されるようになった。この場合、405ナノメータ帯を含む2波長もしくは3波長全てに対して透過率を高く維持することは極めて困難である。例えば、405ナノメータ帯において90%の透過率であるように設計しても、650ナノメータ帯においては50%となることが多い。またそれぞれの波長に対して位相などを合わせる必要があり、各波長において通過する光学部品数は必然的に増加する。
例えば、650ナノメータ帯の波長を5ミリワット出力で用いる場合、通過する光学部品数が6個であり、透過率がそれぞれ70,60、70、50,70,60%とする。P2(mW)=5×0.7×0.6×0.7×0.5×0.7×0.6=0.31となる。この光出力では、再生が充分にできない場合が生じる。光ディスク18上で再生を行うのに0.5ミリワットが必要とすれば、P3(mW)=0.5/(0.7×0.6×0.7×0.5×0.7×0.6)=8.1となり、最大定格出力が5ミリワットである再生用半導体レーザでは不十分となる。もし、CW出力=8mWで使用すると、半導体レーザ端面において温度上昇などによりCOD(Catastrophic Optical Damage)が起こりやすくなる。
最大定格出力が大きい半導体レーザを用いれば解決するが、これまでの半導体レーザを使用することができれば、新たな半導体レーザや光学系やの設計は不要もしくは簡略に行え、かつ高周波重量のかかりやすさや価格的に極めて有利である。
本実施形態によれば、RF信号に対してシンメトリー補正を行うことで、青色LD10aでDVD−ROMディスクを再生することが可能となるだけでなく、DVD再生用の赤色LD10bと赤色レーザのみに使用されている光学部品とその駆動回路及びAPCが不要となり、光学部品による光効率のロスが低減でき、最大定格出力を省エネルギー化することが可能となる。
光ディスクの再生時にはRF信号のアイ(eye)の中心がずれる「asymmetry」と呼ばれる現象が生じる場合がある(例えば、「図解コンパクトディスク読本(改訂2版)」中島、小川、1988年、オーム社)。CDやDVD記録再生装置で起きるasymmetryは、ディスクの製造過程においてピット形状やピット深さ等に依存して生じるものであり、これらの補正のため、EFM信号の直流成分がゼロになるように記録信号を調整するasymmetry補正などが行われている。
一方、本実施形態におけるシンメトリー補正は、最適化されていない光学系で再生したときに生じるシンメトリーのずれに対して、ディスクから再生されたRF信号のアイの中心を信号のピークツーピークの中心になるような正しいシンメトリーに補正するという意味で用いている。
次に、図1に表した本実施形態の光情報記録再生装置について説明する。
図1に表すように、本実施形態の光情報記録再生装置は、RF信号のVCA回路34dと赤色及び青色LD用イコライザ回路37a37bと、の間に、AD変換器1とピーク検出器3と平均値検出回路5とシンメトリー補正回路7とからなるシンメトリー補正手段6aが設けられ、その代わりに、赤色LD10bと赤色LD用CW駆動回路54bと赤色LD用APC回路56bとが除かれた構造を有する。
ここでは、VCA回路34dから出力されたRF信号の各波をシンメトリー補正手段6aでは、AD変換器1でデジタル化し、ピーク検出器3で各波のピーク値を検出して、平均値検出回路5で全体のピーク値を平均化して、シンメトリー補正回路7で各波がシンメトリー形状になるように補正を行っている。
例えば、図5は、本実施形態の光情報記録再生装置から得られるRF信号の波形を表す模式図であり、図5(a)がシンメトリー補正をする前のRF信号の波形であり、図5(b)がシンメトリー補正した後の、RF信号の波形である。
図5(a)に表すように、シンメトリー補正しないRF信号は、短いTの波形が中心に位置せずシンメトリーが乱れた連続波形からなる。ここで、デジタル化した信号のピーク最大値電圧を例えば、p1、p3、p5、・・・pnとし、ピーク最小値電圧を、例えば、p2、p4、p6・・・p(n+1)として、各T(1ビット時間幅)の波形に対する中心値を、例えば、wn=(pn+p(n+1))/2とし算出し、全体の中心値を、Σwn/(n/2)として平均検出回路で検出する。ここでは、例えば、全体の中心値を2.5ボルトとする。そして、図5(b)に表すように、全体の中心値、例えば、2.5Vに全体の中心値に近づけ、シンメトリー補正を行うことができ、青色LD10aでDVD−ROMディスクを再生することが可能となる。
さらに、本発明の実施形態に係る光情報記録再生装置について詳細に説明する。
図6は、図3及び図4の比較の光情報記録再生装置で中心波長が650ナノメータ帯の赤色レーザを用いてDVD−ROMディスクを再生して得られたによるRF信号を表すアイパターンであり、図6(a)が赤色LD用イコライザ37bを使用しない場合であり、図6(b)が赤色LD用イコライザ37bを使用した場合である。
この波形はRF信号の3Tから14T(T:チャンネル時間幅)を重ね書きしてアイパターン(eye pattern)が見えるようにオシロスコープで形成して表示させた波形である。 図6に表すように、赤色LD用イコライザ37bの有無に関わらず、各Tの中心はほぼ中心位置にあり、赤色LD用イコライザ37bによりさらにアイが開いていることが分かる。
また、図7は、図3及び図4の比較の光情報記録再生装置で中心波長が405ナノメータ帯の青色レーザを用いてDVD−ROMディスクを再生して得られたRF信号を表すアイパターンであり、図7(a)が赤色LD用イコライザ37bを使用しない場合であり、図7(b)が赤色LD用イコライザ37bを使用した場合である。
図7(a)に表すように、シンメトリー補正手段6aを使用していないため、最短ピット時間幅の3Tは中心位置よりも低くなる。また、この信号に赤色LD用イコライザ37bを用いても、図7(b)に表すように、RF信号の波形に適正なイコライザがかからず、各Tの中心が不揃いになり時間ズレが生じる。この状態でスライスレべルを中心位置に設定しても、スピンドルの回転制御や信号復調させることが困難になる。
これに対して、本実施形態の光情報記録再生装置によれば、シンメトリー補正手段6aにより、DVD−ROMディスク及びCD−ROMディスクのRF信号を良好にすることができる。
図8は、図1及び図2の光情報記録再生装置の青色レーザによりDVD−ROMディスクを再生させたこの信号に赤色LD用イコライザ37b後のRF信号を表すアイパターンである。
図8に表すように、本実施形態によればシンメトリー補正手段6aにより、DVD−ROMディスクにおいても、ジッタが小さく各Tの中心はほぼ中心位置になることが分かる。
図9は、本発明の第2具体例に係る光情報記録再生装置の再生部を表すブロック図である。
本具体例の光情報記録再生装置は、図1のシンメトリー補正手段6aに含まれるシンメトリー補正回路7と、赤色LD用イコライザ37bと、青色LD用イコライザ37aとの代わりに、スライスレベル補正回路58が設けられた構造を有する。すなわち、シンメトリー補正手段6bには、AD変換器1とピーク検出器回路と平均値検出回路とスライスレベル補正回路58が設けられている。このような構造にすれば、シンメトリー補正の代わりにシンメトリーの平均値を演算することで、シンメトリーが乱れたRF信号に対してスライスレベルを演算値に基づきスライスレベル補正回路58で補正することができ、図1と同様の効果を得ることが可能となる。
第1及び第2具体例では、カバー層厚みが0.6ミリメータで中心波長が405ナノメータ帯のレーザ光を用いて記録及び再生が最適化された光ディスクのHD DVD(商標)と、カバー層厚み0.6ミリメータで中心波長が650ナノメータ帯のレーザ光を用いた記録及び再生が最適化された光ディスクのDVD−ROMと、の互換について説明した。
一方、中心波長が405ナノメータ帯のレーザ光で記録及び再生が最適化されたディスクとしては、カバー層厚みを0.1ミリメータあるいは0.3ミリメータとしたものも提案、開発されている。例えば、カバー層厚みが0.1ミリメータの光ディスクとしては、Blu−ray(商標)が提案されており、この場合の対物レンズ16のNAは約0.85である。
このようにカバー層厚み0.1ミリメータで中心波長が405ナノメータ帯のレーザ光で記録及び再生が最適化された光ディスクと、カバー層厚み0.6ミリメータで中心波長が650ナノメータ帯のレーザ光で記録及び再生が最適化された光ディスクのDVD−ROMと、の互換についても同様の方法で実現可能である。
図10は、本発明の第3の具体例に係る光情報記録再生装置の再生部を表すブロック図である。
本具体例においては、対物レンズ16のNAが約0.85であり、対物レンズ16と青色レーザ10aとの間に、例えば、波長選択性を有するホログラム素子あるいは波長選択性の開口制限機能を有する液晶素子19が設けられ、この液晶素子19とCPU46との間に開口制限制御回路60が設けられている。
例えば、DVD−ROMのようにカバー層厚み0.6ミリメータで中心波長650ナノメータ帯のレーザ光で記録及び再生が最適化された光ディスクが挿入されると、ディスク判別回路44がこのディスクを判別する。その判別結果に基づき、CPU46は、開口制限素子回路58を介して開口制限素子19により第2光ディスクであるDVD−ROM等に合わせて約0.6もしくは約0.65になるように制御する。その後は、第1及び第2具体例と同様に、シンメトリー補正もしくはスライスレベル補正を適切に行うことが可能になる。
以上説明したように、本発明によれば、青色LD10aを用いてDVD−ROMディスクから取り出したRF信号のシンメトリー補正もしくはスライスレベル補正を行うことで、正しく再生させることが可能となり、さらに、DVD再生用の赤色LDと赤色レーザのみが透過する光学部品とその駆動回路及びAPCが不要となり、青色LD10aの出力も低くすることができる。この結果、次世代DVDを含めた互換性を有する光情報記録再生装置が実現できる。
以上、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれら具体例に限定されるものではない。
例えば、光情報記録再生装置を構成する、半導体レーザ、LPF,シンメトリー補正手段、光学部品、受光素子などの構成要素におけるサイズ、形状、配置などに関し当業者が行う各種設計変更なども、本発明の要旨を逸脱しない限り本発明に包含される。
また、本発明の各光ディスクについてROMディスクのみ例に挙げて説明したが、ライトワンスディスク、リライタブルディスクでも同様の効果が得られる。また、DVD+R及びDVD+RWなどについても、DVD−ROMと同様の効果が得られる。
本発明の第1具体例にかかる光情報記録再生装置の再生部を表すブロック図である。 本発明の第1具体例に係る光情報記録再生装置の再生部を表す模式図である。 比較例の光情報記録再生装置を表すブロック図である。 比較例の光情報記録再生装置の再生部を表す模式図である。 本実施形態の光情報記録再生装置から得られるRF信号の波形を表す模式図であり、図5(a)がシンメトリー補正をする前のRF信号の波形であり、図5(b)がシンメトリー補正した後の、RF信号の波形である。 図6は、図3及び図4の比較の光情報記録再生装置によるRF信号を表すアイパターンであり、図6(a)が赤色LD用イコライザ37bを使用しない場合であり、図6(b)が赤色LD用イコライザ37bを使用した場合である。 図3及び図4の比較の光情報記録再生装置によるRF信号を表すアイパターンであり、図7(a)が赤色LD用イコライザ37bを使用しない場合であり、図6(b)が赤色LD用イコライザ37bを使用した場合である。 図1及び図2の本実施形態の光情報記録再生装置によるDVD−ROMディスクを再生させたRF信号を表すアイパターンである。 本発明の第2具体例に係る光情報記録再生装置の再生部を表すブロック図である。 本発明の第3の具体例に係る光情報記録再生装置の再生部を表すブロック図である。
符号の説明
1 AD変換器
3 ピーク検出器
5 平均値検出回路
6a、6b シンメトリー補正手段
7 シンメトリー補正回路
10a 青色LD
10b 赤色LD
11 ダイクロイックプリズム
16 対物レンズ
18 光ディスク
19液晶素子
30 演算器
32 LPF
34 VCA回路
36 イコライザ回路
37a 青色LD用イコライザ
37b 赤色LD用イコライザ
39 スライス回路
40 PLL回路
41 同期検出回路
42 EFM回路
44 ディスク判別回路
54a 青色LD用CW駆動回路
54b 赤色LD用CW駆動回路
56a 青色LD用APC回路
56b 赤色LD用APC回路
58 スライスレベル補正
60 開口制限制御回路

Claims (7)

  1. 中心波長が405ナノメータ帯のレーザ光を用いて、カバー層厚みが0.6ミリメータ帯である中心波長が405ナノメータ帯のレーザ光で記録及び再生が最適化された第1光ディスクの記録及び再生と、カバー層厚みが0.6ミリメータである中心波長が650ナノメータ帯のレーザ光で記録及び再生が最適化された第2光ディスクの再生と、を実行可能とし、
    記録及び再生に用いる光ピックアップの対物レンズの開口数が前記第1光ディスクの記録及び再生に最適化され、前記第1光ディスクの記録及び再生、並びに前記第2光ディスクの再生が実行され、
    前記第2光ディスクの再生には、シンメトリー補正手段を用いることを特徴とする互換系光情報記録再生装置。
  2. 前記シンメトリー補正手段は、AD変換器と、ピーク検出回路と、平均値検出回路と、を有することを特徴とする請求項1に記載の互換系光情報再生装置。
  3. 前記第2光ディスクの再生時に取り出したRF信号をディスク回転と同期制御する前に前記シンメトリー補正手段によりシンメトリー補正することを特徴とする請求項1に記載の互換系光情報再生装置。
  4. 前記第2光ディスクの再生時に取り出したRF信号を信号復調する前に前記シンメトリー補正手段によりシンメトリー補正することを特徴とする請求項1に記載の互換系光情報再生装置。
  5. 前記第2光ディスクの再生時に取り出したRF信号をスライスする前に前記シンメトリー補正手段によりシンメトリー補正することを特徴とする請求項1に記載の互換系光情報再生装置。
  6. 前記第2光ディスクの再生時に取り出したRF信号をスライスする前にスライスレベル補正することを特徴とする請求項1、2及び5のいずれか1つに記載の互換系光情報再生装置。
  7. 前記第2光ディスクの再生時に取り出したRF信号をスライスする前に、1ビット時間幅に対するピークを検出し、平均値を検出することを特徴とする請求項1、2及び5のいずれか1つに記載の互換系光情報再生装置。
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