JP2003303440A - 光ピックアップ装置、光ピックアップ装置の対物レンズ、光ピックアップ装置を搭載した情報再生及び/又は記録処理装置 - Google Patents

光ピックアップ装置、光ピックアップ装置の対物レンズ、光ピックアップ装置を搭載した情報再生及び/又は記録処理装置

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JP2003303440A
JP2003303440A JP2002247120A JP2002247120A JP2003303440A JP 2003303440 A JP2003303440 A JP 2003303440A JP 2002247120 A JP2002247120 A JP 2002247120A JP 2002247120 A JP2002247120 A JP 2002247120A JP 2003303440 A JP2003303440 A JP 2003303440A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない光源で3種類の光ディスクに対応可能な
光ピックアップ光学系を提案すること。 【解決手段】第1の保護基板厚t1を有する第1光情報
記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、第2の
保護基板厚t2(t1≦t2)を有する第2光情報記録
媒体に情報の再生及び/または記録を行い、第3の保護
基板厚t3(t2<t3)を有する第3光情報記録媒体
に情報の再生及び/または記録を行う光ピックアップ装
置であり、波長λ1の第1光源からの光束を用いて、前
記第1光情報記録媒体に対して情報の再生及び/または
記録を行うとともに、波長λ2(λ1<λ2)の第2光
源からの光束を用いて、前記第2光情報記録媒体及び前
記第3光情報記録媒体に対して情報の再生及び/または
記録を行うことを特徴とする光ピックアップ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ピックアップ装
置に使用される対物レンズ、光ピックアップ装置、及
び、情報再生及び/又は記録処理装置に関し、特に、異
なる3種類の光情報記録媒体に対して情報の記録及び/
又は再生を行うことができる光ピックアップ装置用の対
物レンズ、光ピックアップ装置、及び、情報再生及び/
又は記録処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DVDとCDなど異なる種類の光情報記
録媒体に対して情報を記録し、又再生することができる
光ピックアップ装置が開発され、様々な用途で用いられ
ている。このような光ピックアップ装置においては、両
方の記憶媒体(以後、光ディスクともいう)に対して好
適な情報の再生・記録が可能であることが求められる。
光ディスクの情報記録量はCDで約700MB弱程度、
DVDで約4.7GB程度で実用化されている。さらに
最近では、波長が405nm前後の青紫色のレーザ光が
開発され、これを光源として用いた高密度な光情報記録
媒体(以下、本明細書ではHD−DVD、または高密度
DVDともいう)も提案されつつあり、このHD−DV
Dでは、情報記録量は22.5GB程度になるものと予
想されている。
【0003】CD、DVD、また提案されているHD−
DVDの光ディスクはすべて同じ大きさのディスクであ
るが、同じ光ディスクの大きさで情報記録量を向上させ
るために、ピット等と呼ばれる情報記録孔の形状を小さ
くしていく工夫がされている。そして光ピックアップ装
置としては、このピットにマッチした集光スポットを形
成する必要がある。集光スポットの大きさは、光ピック
アップ装置の対物レンズの開口数(NA)と、焦点距離
とによって定められる。そのため、光ピックアップ装置
と光ディスクとの距離、また対物レンズの開口数は、そ
れぞれの光ディスクの規格によって異なっている。また
光ディスクの情報記録層を保護する保護層の厚さも規格
毎に異なっている。
【0004】CD−Rを含むCD系の光情報記録媒体
(以後、光ディスクともいう)の記録及び/又は再生の
ために、NA(開口数)が0.45ないし0.55の対
物レンズ、及び、保護基板厚が1.2mmの光ディスク
が使用される。一方、DVD系の光ディスクの記録及び
/又は再生には、NAが0.6ないし0.65の対物レ
ンズ、及び、保護基板厚が0.6mmの光ディスクが使
用される。そしてHD−DVDの記録及び/又は再生の
ために、NA(開口数)が0.80以上の対物レンズ、
及び、保護基板厚が0(ゼロ、すなわち保護層無し)〜
0.6mmの光ディスクが使用される方向である。ま
た、同一の光ディスク規格であっても、情報の再生と情
報の記録とで、開口数の条件を変えることもある。
【0005】現在の光ピックアップ装置の光源として
は、半導体レーザが用いられており、DVDに対して情
報の記録又は再生に用いるための最適な波長は635n
m〜650nm前後であり、CDに対して情報の記録又
は再生に用いるための最適な波長は780nm前後であ
ることから、最近では単一の光学系の中にDVD用の光
源とCD用の光源の2つを備えることが行われている。
【0006】このような3種類の光ディスクに関する規
格・方式が混在する状況下、光ディスク情報記録再生装
置には、どのような規格の光ディスクに対しても対応可
能な互換性が要求される。
【0007】もっとも簡単な互換の方法としては、光デ
ィスク情報記録再生装置にそれぞれの規格に対応した光
学系を用意すれば良い事であるが、単純に3規格ぶんの
ピックアップ光学系を備えるとコストが高くなり、また
装置も大型化してしまうという問題がある。そのため、
現在実現されているような、CD/DVDの互換光学系
と、HD−DVD専用の光学系の2つを備えることが考
えられるが、それでも複数のピックアップ光学系を備え
る事に変わりは無く、コスト増、装置の大型化は根本的
な解決はできない。
【0008】そこで3種類の規格に対応可能なピックア
ップ光学系の実現が望まれるが、光源波長の差に基づく
光学的補正機能の差や、各規格ごとに要求される光学的
補正機能の差によって、3波長分の光源に対応するため
の補正光学系が多くなり、光学系全体の構成が複雑化し
てしまうという問題がある。また、3波長分の光源を備
える事による、高コスト化の問題もある。
【0009】そして最近では、ゲーム機が普及してお
り、これに用いるソフトウェアはCDやDVD媒体で流
通している。そこでこれらのソフトウェアを記録した光
ディスクを不法に複製した海賊版とでもいうべき不正な
ソフトウェアが流通している。そのため、このような不
法コピーを抑止したいという要求がある。不正にコピー
されたCDやDVDは、ソフトウェア的な工夫で読み出
し不可能にすることも可能であるが、それを回避する方
法もまた実現可能であることが多く、現実にはいわゆる
「いたちごっこ」になっており、「真正な光ディスク」
と「不正な光ディスク」とを明確に区別する有効な手立
ては提案されていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、光
源の数を減らしつつ、かつ3規格の光ディスクに対応可
能な光ピックアップ装置及びその対物レンズを実現する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】光ディスクの情報記録及
び/又は再生に用いるための情報記録孔はピットなどと
呼ばれているが、この孔が小さければ小さいほど、記録
密度を向上させることができる。このピットの形状を正
確に読み取る事により、光ディスクに記録された情報の
再生ができるが、小さい孔を読み取るためには、より短
波長の光源を用いて、大口径(高NA)の対物レンズを
用いる事が好ましいことが知られている。
【0012】またCD/DVDの互換ピックアップ光学
系においては、光源波長を単一のものにしておき、ピッ
クアップ光学系の光路中に配置する光学素子(カップリ
ングレンズ、コリメーター、ビームエキスパンダー、対
物レンズ、液晶素子、ダイクロイックフィルタ、液晶素
子、その他光路中に配置されて光学的な作用を有する素
子を総称して光学素子という)に付与する光学機能を工
夫することにより、2つの光ディスクの規格の互換を達
成する技術が知られている。
【0013】そこで本発明者らは、検討の結果、光学素
子に付与する性能を工夫しても、もっともピットの小さ
いHD−DVDの情報記録及び/又は再生に用いる光源
波長(405nm前後)の代用として、波長635nm
〜650nm前後の光源や、波長780nm前後の光源
を用いる事が困難であることを見出したが、これとは逆
に、405nm前後の光源波長は、他の2つの光源波長
の機能を代用できることを見出した。
【0014】そしてかつ、波長635nm〜650nm
前後の光源と、波長780nm前後の光源とは、光学素
子を工夫する事により、互いに代用できる関係であるこ
とも見出した。
【0015】これにより、本発明者らは、1つの波長の
み、または2つの波長を用いて3つの光ディスクの規格
の互換を達成する技術を確立した。たとえば、音楽(楽
曲)、文書データ、アプリケーションプログラムを記録
/再生するのに多く用いられるCD(CD−ROM、C
D−DA)を重視するのであれば、CDの記録/再生に
ついては、CD専用の光源波長である波長780nm前
後の光源を用いるのが好ましい。そしてDVDの記録/
再生については、回折素子などを光路中に配置すること
により、405nmの光源か、780nmの光源を代用
として用いれば良い。つまり、 HD−DVD 405nm DVD 405nm または 780nm CD 780nm という関係で光源波長を採用すれば良い。
【0016】ところでこれらとは別に、映画・動画など
の動画像などの大容量データが記録される、容量の大き
いDVDの情報記録/再生を重視するのであれば、DV
D専用の光源波長である波長635nm〜650nm前
後の光源を用いるのが好ましい。たとえば、 HD−DVD 405nm DVD 635nm〜650nm CD 405nm または 635nm〜650nm という関係で光源波長を採用すれば良い。
【0017】すなわち、用途に応じて、主にHD−DV
Dに用いる405nm以外の1波長を選択する事によ
り、2波長の光源を用いながら3規格の互換を達成する
ことができる。
【0018】またもっとも低コストな光ピックアップ光
学系として、単一の光源で光学系を構成するためには、
もっとも短い波長の光源を用いる方法がある。この場合
は、 HD−DVD 405nm DVD 405nm CD 405nm という関係で光源波長を採用する。
【0019】そしてさらに、光源波長の特性に応じて、
ある系について、2つの波長を使い分けることにより、
光源不調時の対策や、情報の再生と記録との場合を使い
分けることもできる。たとえば、単に2つの光源を3つ
の規格に対応させるのではなく、ある系について、再生
時はλ1、記録時はλ2というようにすることにより、
それぞれの信頼性を向上させることができる。たとえ
ば、 HD−DVD 405nm DVD 635nm〜650nm CD 書き込み時405nm/読み込み時635nm〜
650nmという関係で光源波長を採用することによ
り、記録時の信頼性を向上させることができる。
【0020】また、たとえば上記の場合、405nmの
光源が故障して光源として使用できなくなったとして
も、DVDの記録再生に加え、CDの再生のみは可能で
あり、光ピックアップ装置自体の機能が大幅に低下する
事態を避ける事ができる。
【0021】そして、記録型光ディスクの記録層の材料
は、主に熱拡散性色素、相変化型材料を用いているた
め、反射率を考慮する事により、意図的に記録型の光デ
ィスクからの情報の読み出しを性能的に不可能にさせる
ことができる。つまり、たとえばCD規格の光ディスク
に関する情報の再生について、正規に製造された光ディ
スクの読み出しは可能であっても、複製された光ディス
クの読み出しを不可能とすることが可能になる。
【0022】(1)第1の保護基板厚t1を有する第1
光情報記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、
第2の保護基板厚t2(t1≦t2)を有する第2光情
報記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、第3
の保護基板厚t3(t2<t3)を有する第3光情報記
録媒体に情報の再生及び/または記録を行う光ピックア
ップ装置であり、波長λ1の第1光源からの光束を用い
て、前記第1光情報記録媒体に対して情報の再生及び/
または記録を行うとともに、波長λ2(λ1<λ2)の
第2光源からの光束を用いて、前記第2光情報記録媒体
及び前記第3光情報記録媒体に対して情報の再生及び/
または記録を行うことを特徴とする光ピックアップ装
置。 (2)第1の保護基板厚t1を有する第1光情報記録媒
体に情報の再生及び/または記録を行い、第2の保護基
板厚t2(t1≦t2)を有する第2光情報記録媒体に
情報の再生及び/または記録を行い、第3の保護基板厚
t3(t2<t3)を有する第3光情報記録媒体に情報
の再生及び/または記録を行う光ピックアップ装置であ
り、波長λ1の第1光源からの光束を用いて、前記第1
光情報記録媒体及び前記第3光情報記録媒体に対して情
報の再生及び/または記録を行うとともに、波長λ2
(λ1<λ2)の第2光源からの光束を用いて、前記第
2光情報記録媒体に対して情報の再生及び/または記録
を行うことを特徴とする光ピックアップ装置。 (3)第1の保護基板厚t1を有する第1光情報記録媒
体に情報の再生及び/または記録を行い、第2の保護基
板厚t2(t1≦t2)を有する第2光情報記録媒体に
情報の再生及び/または記録を行い、第3の保護基板厚
t3(t2<t3)を有する第3光情報記録媒体に情報
の再生及び/または記録を行う光ピックアップ装置であ
り、波長λ1の第1光源からの光束を用いて、前記第1
光情報記録媒体及び前記第2光情報記録媒体に対して情
報の再生及び/または記録を行うとともに、波長λ2
(λ1<λ2)の第2光源からの光束を用いて、前記第
3光情報記録媒体に対して情報の再生及び/または記録
を行うことを特徴とする光ピックアップ装置。 (4)第1の保護基板厚t1を有する第1光情報記録媒
体に情報の再生及び/または記録を行い、第2の保護基
板厚t2(t1≦t2)を有する第2光情報記録媒体に
情報の再生及び/または記録を行い、第3の保護基板厚
t3(t2<t3)を有する第3光情報記録媒体に情報
の再生及び/または記録を行う光ピックアップ装置であ
り、波長λ1の第1光源からの光束を用いて、前記第1
光情報記録媒体及び前記第2光情報記録媒体に対して情
報の再生及び/または記録を行い、波長λ2(λ1<λ
2)の第2光源からの光束を用いて、前記第2光情報記
録媒体及び前記第3光情報記録媒体に対して情報の再生
及び/または記録を行うことを特徴とする光ピックアッ
プ装置。 (5)第1の保護基板厚t1を有する第1光情報記録媒
体に情報の再生及び/または記録を行い、第2の保護基
板厚t2(t1≦t2)を有する第2光情報記録媒体に
情報の再生及び/または記録を行い、第3の保護基板厚
t3(t2<t3)を有する第3光情報記録媒体に情報
の再生及び/または記録を行う光ピックアップ装置であ
り、波長λ1の第1光源からの光束を用いて、前記第1
光情報記録媒体及び前記第3光情報記録媒体に対して情
報の再生及び/または記録を行い、波長λ2(λ1<λ
2)の第2光源からの光束を用いて、前記第2光情報記
録媒体及び前記第3光情報記録媒体に対して情報の再生
及び/または記録を行うことを特徴とする光ピックアッ
プ装置。 (6)第1の保護基板厚t1を有する第1光情報記録媒
体に情報の再生及び/または記録を行い、第2の保護基
板厚t2(t1≦t2)を有する第2光情報記録媒体に
情報の再生及び/または記録を行い、第3の保護基板厚
t3(t2<t3)を有する第3光情報記録媒体に情報
の再生及び/または記録を行う光ピックアップ装置であ
り、波長λ1の単一の光源からの光束を用いて、前記第
1光情報記録媒体乃至前記第3光情報記録媒体に対して
情報の再生及び/または記録を行うことを特徴とする光
ピックアップ装置。 (7)前記光ピックアップ装置の光路中に開口形状を切
り替え可能な開口制限機能を有する光学素子が配置され
ることを特徴とする(1)乃至(6)のいずれかに記載
の光ピックアップ装置。 (8)前記開口制限機能を有する光学素子が対物レンズ
であることを特徴とする(7)記載の光ピックアップ装
置。 (9)前記開口制限機能を有する光学素子が他の光学素
子とは独立して配置されることを特徴とする(7)記載
の光ピックアップ装置。 (10)前記開口制限機能を有する光学素子は、液晶で
構成されていることを特徴とする(9)記載の光ピック
アップ装置。 (11)前記開口制限機能を有する光学素子は、情報の
記録及び/又は再生をする対象の光情報記録媒体ごと
に、開口形状を変化させ、開口数を切り替えることを特
徴とする(9)又は(10)記載の光ピックアップ装
置。 (12)前記波長λ1は405nmであることを特徴と
する(1)乃至(11)のいずれかに記載の光ピックア
ップ装置。 (13)前記波長λ2は650nmであることを特徴と
する(1)乃至(12)のいずれかに記載の光ピックア
ップ装置。 (14)前記波長λ2は780nmであることを特徴と
する(1)乃至(13)のいずれかに記載の光ピックア
ップ装置。 (15)前記保護基板厚t1は0.1mmであることを
特徴とする(1)乃至(14)のいずれかに記載の光ピ
ックアップ装置。 (16)前記保護基板厚t2は0.6mmであることを
特徴とする(1)乃至(15)のいずれかに記載の光ピ
ックアップ装置。 (17)前記保護基板厚t3は1.2mmであることを
特徴とする(1)乃至(16)のいずれかに記載の光ピ
ックアップ装置。 (18)(1)乃至(17)のいずれかに記載の光ピッ
クアップ装置の対物レンズ。 (19)(1)乃至(18)のいずれかに記載の光ピッ
クアップ装置を搭載し、光情報記録媒体に記録された情
報を再生した信号を、接続されたCPUに送信するイン
ターフェイスを有することを特徴とする光ピックアップ
装置を搭載した情報再生及び/又は記録処理装置。 (20)(1)乃至(19)のいずれかに記載の光ピッ
クアップ装置を搭載し、光情報記録媒体に記録された音
声付動画を再生する処理機能を有することを特徴とする
光ピックアップ装置を搭載した情報再生及び/又は記録
処理装置。 (21)(1)乃至(20)のいずれかに記載の光ピッ
クアップ装置を搭載し、光情報記録媒体に記録されたソ
フトウェアを実行する処理機能を有することを特徴とす
る光ピックアップ装置を搭載した情報再生及び/又は記
録処理装置。
【0023】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の内容
を詳細に説明するが、本発明の実施形態はこれらに限定
されるものではない。
【0024】(第1の実施の形態)最初に、第1の本発
明の光学的作用の概要について図1を用いて説明する。
これは請求項1の発明に関わるものである。図1に示す
のはHD−DVD、DVD、CDの3種類の光ディスク
に対応可能な光ピックアップ装置の外観図である。
【0025】図1中、符号1は対物レンズ、21がHD
−DVD用の波長405nmの光源、22がDVD、C
D用の波長650nmの光源である。31、32はコリ
メートレンズ、40、41、42はビームスプリッタ
ー、51は波長405nmの光源に対する受光センサ、
52は波長650nmの光源に対する受光センサであ
る。
【0026】61、62はともに、受光センサに光ディ
スクからの反射光を集光させるためのセンサーレンズ
で、この図の例ではシリンドリカルレンズと凹レンズと
の組合せで構成されている。ただしこれはそれらが一体
になったものでもよく、さらにビームスプリッター4
1、42にそれらの機能を持たせることもできるため、
省略することもできる。特に小型・薄型のピックアップ
を設計する場合等は、センサーレンズは専用の光学素子
として設けない方が良い。
【0027】7は液晶素子によって構成される光学素子
(開口制限素子)であって、通電する事により電気的に
開口部分の形状(開口径、NAともいう)を切り替え
る、開口制限機能を有する。これによって通過する光束
の開口条件を切り替えることができる。この例では2つ
の光ディスクの規格に対応することができるように、通
電状態と非通電状態とで2種類の開口形状を形成できる
ように液晶パターンが構成されているが、同一の光ディ
スク規格であっても、情報再生時と情報記録時とで開口
を切り替える事を考慮して、3種類以上の開口形状を電
気的に切り替え可能にすることもできる。
【0028】ここでは図示していないが、コリメートレ
ンズ32に回折構造を有しており、前述の開口制限素子
7との組合せによって、650nmの光源によってDV
D、CDの両方に対応できるように構成されている。こ
のような回折構造は、もちろん対物レンズ1に設けても
構わない。また補正用の光学手段として、回折構造の代
わりに、所定波長の略整数倍の光路差を波面に付与する
光路差付与構造を用いてもよい。
【0029】また必要に応じて、波長405nmの光源
用に、専用の色補正素子、温度補正素子を設けることが
好ましい。これらの補正素子についても、回折構造や光
路差付与構造を適宜採用することができる。そしてこの
機能をコリメートレンズ31から対物レンズ1に至る光
路中の光学素子に付与することができる。
【0030】光ディスクからの情報の再生及び/又は記
録を行う際、HD−DVDに対しては、光源21を用い
る。出射された光線は、ビームスプリッター41、コリ
メートレンズ31を通過したのち、ビームスプリッター
40によって対物レンズ1へと入射し、光ディスクへと
集光する。そして光ディスクの情報記録面にて反射した
後、同じ経路を逆にたどり、今度はビームスプリッター
41によってセンサーレンズ61へと向かい、受光素子
51へ入射する。
【0031】情報の記録を行う場合は、光ディスクの情
報記録面に集光した際に、光源の熱エネルギーによって
記録媒体の記録層に変化を生ぜしめることにより、記録
面の反射率を変化させる。なお記録層は、熱拡散性色
素、相変化型材料などによって構成されることが多い。
そして書き込みが完了した部位に光源光束を集光させ、
情報を読み取り、書き込みの確認を行う。
【0032】DVD、CDに対して情報の再生及び/又
は記録を行う場合、光源22を用いる。DVDに対して
は、開口制限素子7による開口制限は行わない。そして
HD−DVDの場合と同様に、光源22から出射された
光線は、ビームスプリッター42、コリメートレンズ3
2、開口制限素子7(開口制限をしていない)、ビーム
スプリッター40を通過して対物レンズ1へと入射し、
光ディスクへ集光する。そしてDVD光ディスクの情報
記録面にて反射した後、同じ経路を逆にたどり、今度は
ビームスプリッター42によってセンサーレンズ62へ
と向かい、受光素子52へ入射する。
【0033】CDに対しても光源22を用いるが、この
際は液晶によって構成された開口制限素子7による開口
制限を行う。このため波長が短い光源でも、開口数(N
A)が小さいために、CDの情報再生及び/または記録
に用いるために最適な集光スポット径を形成できる。
【0034】この場合、光源22から出射された光線
は、ビームスプリッター42、コリメートレンズ32、
開口制限素子7(開口制限をしている)、ビームスプリ
ッター40を通過して対物レンズ1へと入射し、光ディ
スクへ集光する。そしてCD光ディスクの情報記録面に
て反射した後、同じ経路を逆にたどり、今度はビームス
プリッター42によってセンサーレンズ62へと向か
い、受光素子52へ入射する。
【0035】情報の記録を行う際もHD−DVDの場合
と同様、書き込みを行ってから、書き込みが完了した部
位に光源光束を集光させ、情報を読み取り、書き込みの
確認を行う。
【0036】このように、光源22に、DVD規格に適
した光源を採用する事により、DVD系の書き込み(情
報の記録)について、信頼性を向上させることができる
という利点がある。またオフィス用途など、過去の資産
や、ソフトウェアを活用する際に、広く普及しているC
D−ROMも従来通り使用する事が出来る。
【0037】また、このような光ピックアップ装置は、
真正に製造されたHD−DVD、DVD、CDの光ディ
スクから情報の読み取り(再生)が可能であるのは勿論
だが、反射率の点から、CD−RやCD−RWなどの複
製されたCD規格の光ディスクを再生することはできな
い。そこで、たとえば「ソフトウェア・コンテンツがC
D媒体で供給されるゲーム機、プレーヤー」について
は、不正に複製された光ディスクを再生不可能にする、
という性能を実現出来る。
【0038】(実施例1)次に、第1の実施の形態で示
した光ピックアップ装置の実施例について説明する。な
お、本実施例においては対物レンズ1に回折構造を設け
ている。
【0039】表1に実施例1のレンズデータを示す。な
お、表1において例えば「2.2×E−2」は「2.2
×10-2」を意味する。また、添字1〜3(例えば、f
1、d2等)は、HD−DVD用として光源21から出
射される波長λ1=405nmの光線に関するものに
1、DVD用として光源22から出射される波長λ2=
655nmの光線に関するものに2、CD用として光源
22から出射される波長λ3=655nmの光線に関す
るものに3を付している。
【0040】
【表1】
【0041】表1に示すように、実施例1の対物レンズ
1は、焦点距離f1、f2、f3がそれぞれ、2.05
mm、2.11mm、2.11mmとなっている。ま
た、開口数(NA1)は0.85となっており、開口制
限素子7を駆動させることにより、開口数(NA2)を
0.65、開口数(NA3)を0.37に切替え可能と
なっている。また、表1中のrは曲率半径、dは光軸方
向に連続する2つの面の間の距離、nは屈折率を示して
いる。
【0042】図4に示すように、対物レンズ1は両面非
球面の単レンズであり、一方(光源側)の光学機能面
は、光軸を中心とする複数(本実施例においては4つ)
の光学機能領域(第1の光学機能領域〜第4の光学機能
領域)に区分されている。そして、第2の光学機能領域
と第4の光学機能領域に同心円状の輪帯からなる回折構
造(輪帯状の回折面)が形成されている。表1中の面番
号1−1〜1−4は対物レンズ1の第1の光学機能領域
〜第4の光学機能領域に対応しており、面番号2は対物
レンズ1の光情報記録媒体側の表面、面番号3は光情報
記録媒体の保護基板表面、面番号4は光情報記録媒体の
記録層に対応している。対物レンズ1の非球面形状(面
番号1−1〜1−4及び面番号2)は、次式(数1)中
に、表1に示す係数を代入した数式で規定される。
【0043】
【数1】 ここで、Zは光軸方向の軸(光の進行方向を正とす
る)、hは光軸と垂直方向の軸(光軸からの高さ)、r
は近軸曲率半径、κは円錐係数、Aは非球面係数であ
る。
【0044】また、第2の光学機能領域と第4の光学機
能領域に形成されている回折輪帯のピッチは、一般に、
位相差関数若しくは光路差関数を使って定義される。具
体的には、位相差関数Φbは単位をラジアンとして以下
の(数2)で表され、光路差関数ΦBは単位をmmとし
て(数3)で表わされる。
【0045】
【数2】
【数3】 これら2つの表現方法は、単位が異なるが、回折輪帯の
ピッチを表わす意味では同等である。すなわち、ブレー
ズ化波長λ(単位mm)に対し、位相差関数の係数b
に、λ/2πを掛ければ光路差関数の係数Bに換算で
き、また逆に光路差関数の係数Bに、2π/λを掛けれ
ば位相差関数の係数bに換算できる。
【0046】図5は、波長λ1=405nm、HD−D
VDの保護基板の厚さt1=0.1mm、NA1=0.
85における対物レンズ1の縦球面収差図、図6は、波
長λ2=655nm、DVDの保護基板の厚さt2=
0.6mm、NA2=0.65における対物レンズ1の
縦球面収差図、図7は、波長λ2=655nm、CDの
保護基板の厚さt3=1.2mm、NA3=0.37に
おける対物レンズ1の縦球面収差図である。なお、有効
光束径とは第0面と第1面の境界における光束の径を指
す。縦球面収差図は有効光束径φ=3.5mmの状態
(NA=0.85に相当する)を1としたときの瞳座標
を縦軸とし、球面収差量を横軸としている。図5から分
かるように、基準波長λ1では球面収差が十分補正され
ている。また、図6から分かるように、基準波長λ2
で、NA=0.65〜0.37の範囲内及びNA=0.
28以下では球面収差が補正されている。また、NA=
0.65以上では、対物レンズ1の第4の光学機能領域
(回折構造)により、不必要な光束はフレア化するよう
になっている。また、図7から分かるように、基準波長
λ2で、NA=0.37以下では球面収差が補正されて
いる。また、NA=0.37以上では、対物レンズ1の
第4の光学機能領域(回折構造)と第3の光学機能領域
(屈折面)とにより、不必要な光束はフレア化するよう
になっている。なお、本実施例においては、液晶素子に
よって構成される開口制限素子を用いて、各光情報基板
に対応したNAに切替えていたが、これに限らず、例え
ば、対物レンズ1やコリメートレンズ31、32やビー
ムスプリッター40、41、42等の、光ピックアップ
装置の光路中に配置される光学素子に、開口形状を切り
替え可能な開口制限機能を持たせるものとしても良い。
そして、所定の光源から、例えば対物レンズ1に入射し
て透過する光線のうち、開口数が所定値を超える部分の
光線の収差を大きくしてフレア光とし、開口数が所定値
以下の部分の光線のみにより光情報記録媒体の情報記録
面にビームスポットが形成されるように、対物レンズ1
の屈折面及び回折構造を設計することで、所定の光情報
記録媒体の記録および再生時に良好な結像性能を有する
情報再生及び/又は記録処理装置を得られる。情報再生
及び/又は記録処理装置としては、光情報記録媒体に記
録された音声付き動画を再生する周知の処理機能を有す
るものや、光情報記録媒体に記録されたソフトウェアを
実行する周知の処理機能を有するものが挙げられる。
【0047】(第2の実施の形態)つぎに、第1の本発
明について、別の実施形態について先と同じ図1を用い
て説明する。これは同様に請求項1の発明に関わるもの
である。第1の実施の形態とは、光源22から出射され
る光線の基準波長が780nmである点や対物レンズ1
の形状や開口数NA等が異なる。
【0048】このように構成する事により、主にCD−
RやCD−RWなど、CDの書き込み(情報の記録)に
ついて、信頼性を向上させることができるという利点が
ある。同時にそれらのCD規格の書き込み媒体からの情
報の再生も問題なく行えるという利点がある。また不正
にコピーされたDVD規格の光ディスクについて、再生
を不可能にできるという利点がある。
【0049】(実施例2)次に、第2の実施の形態の光
ピックアップ装置の実施例について説明する。なお、本
実施例においても対物レンズ1に回折構造を設けてい
る。
【0050】表2に実施例2のレンズデータを示す。な
お、表2中の添字1〜3(例えば、f1、d2等)は、
HD−DVD用として光源21から出射される波長40
5nmの光線に関するものに1、DVD用として光源2
2から出射される波長785nmの光線に関するものに
2、CD用として光源22から出射される波長785n
mの光線に関するものに3を付している。
【0051】
【表2】 表2に示すように、実施例2の対物レンズ1は、焦点距
離f1、f2、f3がそれぞれ、2.05mm、2.1
2mm、2.12mmとなっている。また、開口数(N
A1)は0.85となっており、開口制限素子7を駆動
させることにより、開口数(NA2)を0.72、開口
数(NA3)を0.50に切替え可能となっている。
【0052】図8に示すように、対物レンズ1は両面非
球面の単レンズであり、一方(光源側)の光学機能面
は、光軸を中心とする複数(本実施例においては3つ)
の光学機能領域(第1の光学機能領域〜第3の光学機能
領域)に区分されている。そして、第2の光学機能領域
に同心円状の輪帯からなる回折構造(輪帯状の回折面)
が形成されている。表2中の面番号1−1〜1−3は対
物レンズ1の第1の光学機能領域〜第3の光学機能領域
に対応しており、面番号2は対物レンズ1の光情報記録
媒体側の表面、面番号3は光情報記録媒体の保護基板表
面、面番号4は光情報記録媒体の記録層に対応してい
る。対物レンズ1の非球面形状(面番号1−1〜1−3
及び面番号2)は、上記(数1)中に、表2に示す係数
を代入した数式で規定される。
【0053】また、第2の光学機能領域に形成されてい
る回折輪帯のピッチは、実施例1と同様に、上記数2、
数3中に表2に示す係数を代入した数式で規定される。
【0054】図9は、基準波長λ1=405nm、HD
−DVDの保護基板の厚さt1=0.1mm、NA1=
0.85における対物レンズ1の縦球面収差図、図10
は、基準波長λ2=785nm、DVDの保護基板の厚
さt2=0.6mm、NA2=0.72における対物レ
ンズ1の縦球面収差図、図11は、基準波長λ2=78
5nm、CDの保護基板の厚さt3=1.2mm、NA
3=0.50における対物レンズ1の縦球面収差図であ
る。図9から分かるように、基準波長λ1では球面収差
が十分補正されている。また、図10から分かるよう
に、基準波長λ2で、NA=0.72〜0.55の範囲
内及びNA=0.39以下では球面収差が補正されてい
る。また、図11から分かるように、基準波長λ2で、
NA=0.55以下では球面収差が補正されている。ま
た、NA=0.37以上では、対物レンズ1の第3の光
学機能領域(屈折面)により、不必要な光束はフレア化
するようになっている。
【0055】(第3の実施の形態)第2の本発明の光学
的作用の概要について、同様に図1を用いて説明する。
これは請求項2の発明に関わるものである。図1に示す
のはHD−DVD、DVD、CDの3種類の光ディスク
に対応可能な光ピックアップ装置の外観図である。光学
的作用も、基本的に第1の実施の形態、第2の実施の形
態と変わらない。
【0056】この実施の形態では、光源は405nmの
ものと、650nmのものの、2種類を備えており、4
05nmの光源によってHD−DVD、CDの両方に対
して情報の再生及び/又は記録を行い、650nmの光
源によってDVDに対して情報の再生及び/又は記録を
行うようになっている。この実施の形態では、光源21
は波長650nmであり、光源22は波長405nmで
ある。そして光源22を用いてHD−DVD及びCDに
対する情報再生及び/又は記録を行うために、これまで
の実施の形態と同様、光路中に設けた液晶からなる開口
制限素子7を用いて電気的に開口の切り替えを行う。こ
のように構成する事により、不正にコピーされたCD規
格の光ディスクについて、再生を不可能にできるという
利点がある。
【0057】(第4の実施の形態)第3の本発明の光学
的作用の概要について同様に図1を用いて説明する。こ
れは請求項3の発明に関わるものである。図1に示すの
はHD−DVD、DVD、CDの3種類の光ディスクに
対応可能な光ピックアップ装置の外観図である。光学的
作用も、基本的に第1の実施の形態、第2の実施の形
態、第3の実施の形態と変わらない。
【0058】この実施の形態では、光源は405nmの
ものと、780nmのものの、2種類を備えており、4
05nmの光源によってHD−DVD、DVDの両方に
対して情報の再生及び/又は記録を行い、780nmの
光源によってCDに対して情報の再生及び/又は記録を
行うようになっている。この実施の形態では、光源21
は波長780nmであり、光源22は波長405nmで
ある。そして光源22を用いてHD−DVD及びDVD
に対する情報再生及び/又は記録を行うために、これま
での実施の形態と同様、光路中に設けた液晶からなる開
口制限素子7を用いて電気的に開口の切り替えを行う。
このように構成する事により、不正にコピーされたDV
D規格の光ディスクについて、再生を不可能にできると
いう利点がある。
【0059】(第5の実施の形態)第4の本発明の光学
的作用の概要について図2を用いて説明する。これは請
求項4の発明に関わるものである。図2に示すのはHD
−DVD、DVD、CDの3種類の光ディスクに対応可
能な光ピックアップ装置の模式図である。
【0060】この実施の形態では、光源は405nmの
ものと、780nmのものの2種類を備えており、40
5nmの光源によってHD−DVD、DVDの両方に対
して情報の再生及び/又は記録を行い、780nmの光
源によってDVD、CDの両方に対して情報の再生及び
/又は記録を行うようになっている。つまり必要あるい
は状況に応じて、両方の光源を使い分けるようになって
いる。
【0061】図中1は対物レンズ、21がHD−DV
D、DVD用の波長405nmの光源、22がDVD、
CD用の波長780nmの光源である。31、32はコ
リメートレンズ、40、41、42はビームスプリッタ
ー、51は波長405nmの光源に対する受光センサ、
52は波長780nmの光源に対する受光センサであ
る。
【0062】61、62はともに、受光センサに光ディ
スクからの反射光を集光させるためのセンサーレンズ
で、この図の例ではシリンドリカルレンズと凹レンズと
の組合せで構成されている。ただしこれはそれらが一体
になったものでもよく、さらにビームスプリッター4
1、42にそれらの機能を持たせることもできるため、
省略することもできる。特に小型・薄型のピックアップ
を設計する場合等は、センサーレンズは専用の光学素子
として設けない方が良い。
【0063】71、72はともに液晶素子によって構成
される開口制限素子であって、通電する事により電気的
に開口部分の形状を切り替える事ができる。これによっ
て通過する光束の開口条件を切り替えることができる。
この例では1つの光源がそれぞれ2つの光ディスクの規
格に対応することができるように、通電状態と非通電状
態とで2種類の開口形状を形成できるように液晶パター
ンが構成されている。
【0064】ここでは図示していないが、コリメートレ
ンズ32に回折構造を有しており、前述の開口制限素子
7との組合せによって、780nmの光源によってDV
D、CDの両方に対応できるように構成されている。こ
のような回折構造は、もちろん対物レンズ1に設けても
構わない。また補正用の光学手段として、回折構造の代
わりに、所定波長の略整数倍の光路差を波面に付与する
光路差付与構造を用いてもよい。
【0065】また必要に応じて、波長405nmの光源
用に、専用の色補正素子、温度補正素子を設けることが
好ましい。これらの補正素子についても、回折構造や光
路差付与構造を適宜採用することができる。そしてこの
機能をコリメートレンズ31から対物レンズ1に至る光
路中の光学素子に付与することができる。
【0066】なお開口制限素子を1つのみにすることも
できる。この場合は、開口制限素子が少なくとも3種類
の開口形状を構成できるようにしておき、ビームスプリ
ッター40と対物レンズ1との間に配置する。
【0067】光ディスクからの情報の再生及び/又は記
録を行う場合、HD−DVDに対しては、光源21から
出射された光線は、ビームスプリッター41、コリメー
トレンズ31を通過したのち、開口制限素子71(開口
制限をしていない)、ビームスプリッター40によって
対物レンズ1へと入射し、光ディスクへと集光する。そ
して光ディスクの情報記録面にて反射した後、同じ経路
を逆にたどり、今度はビームスプリッター41によって
センサーレンズ61へと向かい、受光素子51へ入射す
る。
【0068】情報の記録を行う場合は、書き込み及び書
き込みの確認の作用は上述の実施例と同じである。DV
Dに対しては、光源21、光源22の両方を用いること
ができる。光源21を用いる場合には開口制限素子71
による開口制限を行ない、光源22を用いる場合には開
口制限素子72による開口制限を行わない。
【0069】DVDに対して光源21を用いる場合から
説明する。この場合は開口制限素子71によって開口を
制限し、開口径を絞る。出射された光線は、ビームスプ
リッター41、コリメートレンズ31を通過したのち、
開口制限素子71(開口制限をしている)、ビームスプ
リッター40によって対物レンズ1へと入射し、光ディ
スクへと集光する。そして光ディスクの情報記録面にて
反射した後、同じ経路を逆にたどり、今度はビームスプ
リッター41によってセンサーレンズ61へと向かい、
受光素子51へ入射する。
【0070】次にDVDに対して光源22を用いる場合
を説明する。この場合は開口制限素子72による開口制
限を行わない。出射された光線は、ビームスプリッター
42、コリメートレンズ32を通過したのち、開口制限
素子72(開口制限をしていない)、ビームスプリッタ
ー40によって対物レンズ1へと入射し、光ディスクへ
と集光する。そして光ディスクの情報記録面にて反射し
た後、同じ経路を逆にたどり、今度はビームスプリッタ
ー42によってセンサーレンズ62へと向かい、受光素
子52へ入射する。
【0071】情報の記録を行う場合は、書き込み及び書
き込みの確認の作用は上述の実施例と同じである。最後
にCDに対して情報の再生及び/又は記録を行う場合を
説明する。この場合は開口制限素子72による開口制限
を行う。光源22から出射された光線は、ビームスプリ
ッター42、コリメートレンズ32を通過したのち、開
口制限素子72(開口制限をしている)、ビームスプリ
ッター40によって対物レンズ1へと入射し、光ディス
クへと集光する。そして光ディスクの情報記録面にて反
射した後、同じ経路を逆にたどり、今度はビームスプリ
ッター42によってセンサーレンズ62へと向かい、受
光素子52へ入射する。
【0072】情報の記録を行う場合は、書き込み及び書
き込みの確認の作用は上述の実施例と同じである。つま
り、光ディスクからの情報の再生及び/又は記録を行う
場合、光源及び開口制限素子の作動をまとめると、次の
ようになる。
【0073】 このように光学系を構成することにより、DVDについ
て適している650nmの光源を用いなくとも、2種類
の光源で対応できるため、光ディスク媒体やロット毎の
固体差等によって、波長405nmで情報の再生が出来
なくても、波長780nmによって対応することができ
るため、DVDの光ディスクに関する情報再生の確実性
を高めることが出来る。また仮に片方の光源が故障して
も、3つの規格のうちの1つのみが使用できなくなるだ
けで、ピックアップ全ての機能が不全になるという問題
を避ける事が出来る。
【0074】(第6の実施の形態)第4の本発明の光学
的作用の概要について図2を用いて説明する。これは請
求項4の発明に関わるもので、第5の実施の形態とは異
なる実施の形態である。この実施の形態は、光学系の構
成や光学系の動作は第5の実施の形態と同じであるが、
光源22の光源波長が650nmである点が異なる。
【0075】すなわち、光ディスクからの情報の再生及
び/又は記録を行う場合、光源及び開口制限素子の作動
をまとめると、次のようになる。 つまり、このような光学系の場合も、2種類の光源で3
つの光ディスクの規格に対応可能である。
【0076】そしてまた、光源22に、DVD規格に適
した光源を採用する事により、DVD系の書き込み(情
報の記録)について、信頼性を向上させることができる
という利点がある。またオフィス用途など、過去の資産
や、ソフトウェアを活用する際に、広く普及しているC
D−ROMも従来通り使用する事が出来る。
【0077】また、このような光ピックアップ装置は、
真正に製造されたHD−DVD、DVD、CDの光ディ
スクから情報の読み取り(再生)が可能であるのは勿論
だが、反射率の点から、CD−RやCD−RWなどの複
製されたCD規格の光ディスクを再生することが難し
い。そこで、たとえば「ソフトウェア・コンテンツがC
D媒体で供給されるゲーム機、プレーヤー」について
は、不正に複製された光ディスクを再生不可能にする、
という性能を実現出来る。
【0078】(第7の実施の形態)第5の本発明の光学
的作用の概要について同様に図2を用いて説明する。こ
れは請求項5の発明に関わるものである。この実施の形
態は、光学系の構成は第5の実施の形態と同じである
が、光学系の動作が異なる。
【0079】この実施例では、光ディスクからの情報の
再生及び/又は記録を行う場合、光源及び開口制限素子
は以下のように動作する。 つまり、このような光学系の場合も、2種類の光源で3
つの光ディスクの規格に対応可能である。
【0080】そしてこのような光学系の場合は、CDの
読み取り性能を向上させることが出来るし、複製された
DVD規格の光ディスクの読み取りを不可能にできる、
という効果もある。
【0081】(第8の実施の形態)第5の本発明の光学
的作用の概要について同様に図2を用いて説明する。こ
れは請求項5の発明に関わるものであり、第7の実施の
形態とは異なるものである。この実施の形態は、光学系
の構成は第6の実施の形態と同じであるが、光学系の動
作が異なる。
【0082】この実施例では、光ディスクからの情報の
再生及び/又は記録を行う場合、光源及び開口制限素子
は以下のように動作する。 つまり、このような光学系の場合も、2種類の光源で3
つの光ディスクの規格に対応可能である。
【0083】そしてこの光学系の場合、特にCDに対し
て、光ディスク媒体やロット毎の固体差等によって、波
長405nmで情報の再生が出来なくても、波長650
nmによって対応することができるため、CDの光ディ
スクに関する情報再生の確実性を高めることが出来る。
そして同時に、複製されたDVD規格の光ディスクの読
み取りを不可能にできる、という作用も得る事が出来
る。
【0084】(第9の実施の形態)第6の本発明の光学
的作用の概要について図3を用いて説明する。これは請
求項6の発明に関するものである。この実施例は、単一
の光源を用いて、3種類の光ディスクの規格に対応する
ものである。そのため、開口制限素子は、少なくとも3
種類の開口形状を切り替えることが可能になっている。
【0085】この光学系では、同一の光源で3つの規格
に対応するため、光学系全体を小型に設計できるという
利点があり、また部品点数が少ないので精度出しも容易
になるという利点がある。
【0086】図3に示すのはHD−DVD、DVD、C
Dの3種類の光ディスクに対応可能な光ピックアップ装
置の外観図である。図中1は対物レンズ、2は波長40
5nmの光源、3はコリメートレンズ、4はビームスプ
リッター、5は受光センサ、6はセンサーレンズであ
る。これらの機能は先に説明した実施例と同じである。
7は液晶素子によって構成される開口制限素子であっ
て、上述の通り、3種類の光ディスクの規格に対応する
ため、少なくとも3種類の開口形状を電気的に切り替え
るようになっている。
【0087】また単一の光源であり、特に短波長である
ことから、色収差の問題を解決するため、任意の光路中
の光学素子に、回折構造を設けることが望ましい。これ
と同じ目的で、回折構造の代わりに、所定波長の略整数
倍の光路差を波面に付与する光路差付与構造を用いても
よい。
【0088】光ディスクからの情報の再生及び/又は記
録を行う場合、すべての規格の光ディスクに対して、光
源2から出射した光束が、対物レンズから光ディスクに
集光し、反射した結果、ビームスプリッター4を経て受
光センサ5に至るという光学的な動作は同じであるが、
開口制限素子7の作用のみ異なる。HD−DVDに対し
て情報の再生及び/又は記録を行う際は、開口制限を行
わない。DVDに対応する場合は、開口をやや小さくす
る。そしてCDに対応する場合は、開口をもっとも小さ
くする。以上により、単一の光源で3種類の規格に対応
することが出来る。
【0089】またこの実施例では、広く普及しているC
D、DVDについては再生でき、近い将来実用化される
HD−DVDについては情報の再生及び/又は記録がで
きるので、互換性のある低コストな光ピックアップ装置
として有望である。
【0090】以上の説明してきた各例では、全て光源と
して単一の波長のみの光を出射するものを示して来た
が、最近では単一の基盤の上に2種類の半導体レーザ発
振機を実装した、いわゆる2レーザーダイオード・イン
・1パッケージの光源が実用化されている。本発明を実
施するにあたり、もちろんこのような光源を用いて光学
系を構成することができるが、このような光源を用いる
場合には、等しい光路長でありながら、光ディスクの規
格毎に異なった倍率を設定しなければならない場合があ
る。そのような場合については可動型の光学素子を光路
中に配置する、あるいは波長選択性のあるフィルターを
光路中に設けることによって対応可能である。
【0091】また、特に光ディスクの規格ごとに像高特
性を設定したい、といった要望や、すべての規格に対し
て像高特性を等しく最適にしたい、といった要望も考え
られる。このような要望に対しても、光路中に所定の光
学的機能を有する光学素子を配置することにより対応可
能である。それらの光学的機能は、回折構造や、光路差
付与機能(構造)などによって実現されることが好まし
い。
【0092】さらにまた、同一の規格であっても、情報
の再生と情報の記録とで、開口の大きさを異ならしめる
場合がある。そのような目的の為に、開口制限素子に、
開口形状の種類を多くもたせることも可能である。
【0093】そして、光路中の光学素子(コリメートレ
ンズ、対物レンズなど)に回折構造を設ける場合、対象
とする光ディスクの規格ごとに、回折次数を設定するこ
とが好ましい。
【0094】また、複数の光ディスク規格に対応するた
めに、いわゆる回折構造を採用することができる。また
光学機能面を、同心円状の複数の領域に分割し、各領域
が光ディスクの規格に対応する構造を採用することもで
きる。
【0095】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、少
ない光源で、3種類の光ディスクに対応することが出来
る。特に、2光源を用いる場合は、CDとDVDのう
ち、重要視する規格について、それに適した光源を採用
する事により、情報の再生及び/又は記録について信頼
性を向上させることが出来る。また光源を単一にするこ
とにより、不正に複製された光ディスクを再生できなく
させる、という作用もある。また、ある規格の光ディス
クについて、最適の光源を採用しない場合、2種類の光
源がともにその規格に対応できるようにしておけば、信
頼性を高める事が出来る。そして単一の光源である場合
は、装置を小型に精度良く製造することができる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜4に関わる光ピックアップ光学系の
模式図である。
【図2】実施例5〜8に関わる光ピックアップ光学系の
模式図である。
【図3】実施例9に関わる光ピックアップ光学系の模式
図である。
【図4】実施例1の対物レンズの要部側面図である。
【図5】実施例1の保護基板厚0.1mmにおける対物
レンズの縦球面収差図である。
【図6】実施例1の保護基板厚0.6mmにおける対物
レンズの縦球面収差図である。
【図7】実施例1の保護基板厚1.2mmにおける対物
レンズの縦球面収差図である。
【図8】実施例2の対物レンズの要部側面図である。
【図9】実施例2の保護基板厚0.1mmにおける対物
レンズの縦球面収差図である。
【図10】実施例2の保護基板厚0.6mmにおける対
物レンズの縦球面収差図である。
【図11】実施例2の保護基板厚1.2mmにおける対
物レンズの縦球面収差図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2、21、22 光源 3、31、32 コリメータレンズ 4、40、41、42 ビームスプリッター 5、51、52 受光センサ 6、61、62 センサーレンズ 7、71、72 開口制限素子

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の保護基板厚t1を有する第1光情報
    記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、 第2の保護基板厚t2(t1≦t2)を有する第2光情
    報記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、 第3の保護基板厚t3(t2<t3)を有する第3光情
    報記録媒体に情報の再生及び/または記録を行う光ピッ
    クアップ装置であり、 波長λ1の第1光源からの光束を用いて、前記第1光情
    報記録媒体に対して情報の再生及び/または記録を行う
    とともに、 波長λ2(λ1<λ2)の第2光源からの光束を用い
    て、前記第2光情報記録媒体及び前記第3光情報記録媒
    体に対して情報の再生及び/または記録を行うことを特
    徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】第1の保護基板厚t1を有する第1光情報
    記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、 第2の保護基板厚t2(t1≦t2)を有する第2光情
    報記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、 第3の保護基板厚t3(t2<t3)を有する第3光情
    報記録媒体に情報の再生及び/または記録を行う光ピッ
    クアップ装置であり、 波長λ1の第1光源からの光束を用いて、前記第1光情
    報記録媒体及び前記第3光情報記録媒体に対して情報の
    再生及び/または記録を行うとともに、 波長λ2(λ1<λ2)の第2光源からの光束を用い
    て、前記第2光情報記録媒体に対して情報の再生及び/
    または記録を行うことを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  3. 【請求項3】第1の保護基板厚t1を有する第1光情報
    記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、 第2の保護基板厚t2(t1≦t2)を有する第2光情
    報記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、 第3の保護基板厚t3(t2<t3)を有する第3光情
    報記録媒体に情報の再生及び/または記録を行う光ピッ
    クアップ装置であり、 波長λ1の第1光源からの光束を用いて、前記第1光情
    報記録媒体及び前記第2光情報記録媒体に対して情報の
    再生及び/または記録を行うとともに、 波長λ2(λ1<λ2)の第2光源からの光束を用い
    て、前記第3光情報記録媒体に対して情報の再生及び/
    または記録を行うことを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  4. 【請求項4】第1の保護基板厚t1を有する第1光情報
    記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、 第2の保護基板厚t2(t1≦t2)を有する第2光情
    報記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、 第3の保護基板厚t3(t2<t3)を有する第3光情
    報記録媒体に情報の再生及び/または記録を行う光ピッ
    クアップ装置であり、 波長λ1の第1光源からの光束を用いて、前記第1光情
    報記録媒体及び前記第2光情報記録媒体に対して情報の
    再生及び/または記録を行い、 波長λ2(λ1<λ2)の第2光源からの光束を用い
    て、前記第2光情報記録媒体及び前記第3光情報記録媒
    体に対して情報の再生及び/または記録を行うことを特
    徴とする光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】第1の保護基板厚t1を有する第1光情報
    記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、 第2の保護基板厚t2(t1≦t2)を有する第2光情
    報記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、 第3の保護基板厚t3(t2<t3)を有する第3光情
    報記録媒体に情報の再生及び/または記録を行う光ピッ
    クアップ装置であり、 波長λ1の第1光源からの光束を用いて、前記第1光情
    報記録媒体及び前記第3光情報記録媒体に対して情報の
    再生及び/または記録を行い、 波長λ2(λ1<λ2)の第2光源からの光束を用い
    て、前記第2光情報記録媒体及び前記第3光情報記録媒
    体に対して情報の再生及び/または記録を行うことを特
    徴とする光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】第1の保護基板厚t1を有する第1光情報
    記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、 第2の保護基板厚t2(t1≦t2)を有する第2光情
    報記録媒体に情報の再生及び/または記録を行い、 第3の保護基板厚t3(t2<t3)を有する第3光情
    報記録媒体に情報の再生及び/または記録を行う光ピッ
    クアップ装置であり、 波長λ1の単一の光源からの光束を用いて、前記第1光
    情報記録媒体乃至前記第3光情報記録媒体に対して情報
    の再生及び/または記録を行うことを特徴とする光ピッ
    クアップ装置。
  7. 【請求項7】前記光ピックアップ装置の光路中に開口形
    状を切り替え可能な開口制限機能を有する光学素子が配
    置されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載の光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】前記開口制限機能を有する光学素子が対物
    レンズであることを特徴とする請求項7記載の光ピック
    アップ装置。
  9. 【請求項9】前記開口制限機能を有する光学素子が他の
    光学素子とは独立して配置されることを特徴とする請求
    項7記載の光ピックアップ装置。
  10. 【請求項10】前記開口制限機能を有する光学素子は、
    液晶で構成されていることを特徴とする請求項9記載の
    光ピックアップ装置。
  11. 【請求項11】前記開口制限機能を有する光学素子は、
    情報の記録及び/又は再生をする対象の光情報記録媒体
    ごとに、開口形状を変化させ、開口数を切り替えること
    を特徴とする請求項9又は10記載の光ピックアップ装
    置。
  12. 【請求項12】前記波長λ1は405nmであることを
    特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の光ピッ
    クアップ装置。
  13. 【請求項13】前記波長λ2は650nmであることを
    特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の光ピッ
    クアップ装置。
  14. 【請求項14】前記波長λ2は780nmであることを
    特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の光ピッ
    クアップ装置。
  15. 【請求項15】前記保護基板厚t1は0.1mmである
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の
    光ピックアップ装置。
  16. 【請求項16】前記保護基板厚t2は0.6mmである
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の
    光ピックアップ装置。
  17. 【請求項17】前記保護基板厚t3は1.2mmである
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の
    光ピックアップ装置。
  18. 【請求項18】請求項1乃至17のいずれかに記載の光
    ピックアップ装置の対物レンズ。
  19. 【請求項19】請求項1乃至18のいずれかに記載の光
    ピックアップ装置を搭載し、光情報記録媒体に記録され
    た情報を再生した信号を、接続されたCPUに送信する
    インターフェイスを有することを特徴とする光ピックア
    ップ装置を搭載した情報再生及び/又は記録処理装置。
  20. 【請求項20】請求項1乃至19のいずれかに記載の光
    ピックアップ装置を搭載し、光情報記録媒体に記録され
    た音声付動画を再生する処理機能を有することを特徴と
    する光ピックアップ装置を搭載した情報再生及び/又は
    記録処理装置。
  21. 【請求項21】請求項1乃至20のいずれかに記載の光
    ピックアップ装置を搭載し、光情報記録媒体に記録され
    たソフトウェアを実行する処理機能を有することを特徴
    とする光ピックアップ装置を搭載した情報再生及び/又
    は記録処理装置。
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