JP4541488B2 - 遊技球樋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球が使用される遊技機の技術分野に属し、詳しくは遊技球を誘導するための遊技球樋に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技を実行するために遊技球の投入を要する遊技機や遊技結果に応じて遊技球を払い出す遊技機等、遊技球が使用される遊技機が各種ある。これらの遊技機では、遊技球を誘導するためにさまざまな遊技球樋が使用されている。例えば遊技球が使用される遊技機の代表例であるパチンコ機の場合、遊技球タンクから流出した遊技球を整列させながら誘導するタンクレール、タンクレールと払出装置の間を中継する中継樋、払出装置から排出された遊技球を上下の受皿に導くための樋、セーフ球やアウト球を機外に誘導する樋などがある。
【0003】
こうした遊技球樋には、例えば下流側部分の点検、修理、交換等の作業を行う際に、その作業対象部分に遊技球を流れ込ませないために、また作業対象部分を取り外す際にそこから遊技球が外部に流出するのを防止するために、ストッパを備えたものがある。一例としてタンクレールから中継樋への遊技球の移動を阻むためのストッパがある。このストッパは板金製で、例えば中継樋の外部にて軸支されて揺動変位し、その先端の爪状の部分を遊技球樋内に差し込むことで遊技球の移動を阻むものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、遊技球樋の外部に取り付けられるので取付用の部品及び取付場所の確保が必須であり、しかも使用時と不使用時とで揺動変位する構造であるため、その変位域も大きかった。要すれば、ストッパのためのスペースが大きく、例えば揺動軸を兼ねるねじや、そのねじをねじ締めする作業も必要であった。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
請求項1記載の遊技球樋は、遊技球を誘導する遊技球樋において、該遊技球樋の外壁に設けられた保持穴と、該保持穴を貫通し、該保持穴の軸方向に沿って引出位置と押込位置とに往復変位可能で、引出位置では前記誘導される遊技球の移動を許し、押込位置では該遊技球の移動を阻むストッパとを備えた。ストッパは、例えば押込位置では遊技球樋の内部に進入して通路を閉塞して遊技球の移動を阻み、引出位置では通路を開放することにより遊技球の移動を許す。この閉塞、開放のために必要となる移動量はわずかで済むから、ストッパの移動領域は小さい。また、ストッパを保持穴にて保持するので、これを遊技球樋の外部に取り付ける必要はなく、そのためのスペースや作業も不要となる。
【0006】
ストッパの位置保持は、例えばストッパと保持穴との摩擦に依ってもよいのだが、これでは少々不安定である。
そこで、請求項1記載の遊技球樋は、前記ストッパの前記保持穴を貫通する部分に弾性片を備え、該弾性片には、前記ストッパが前記引出位置にあるときに前記保持穴側と係止または係合することで該ストッパの前記引出位置から押込位置側への変位を阻み、該弾性片を前記保持穴の中側に弾性変形させることで前記係止または係合が解除される押込阻止部を設けたので、ストッパが不用意に、あるいは遊技機の稼働に伴う振動などで押込位置とされるのを防止できる。
【0007】
請求項2記載の遊技球樋は、請求項1記載の遊技球樋において、前記ストッパが前記引出位置側から前記押込位置にされたときに該ストッパのさらなる変位を阻む押込位置規定手段と、前記ストッパが前記押込位置側から前記引出位置にされたときに該ストッパのさらなる変位を阻む引出位置規定手段とを備えたので、ストッパが引出位置や押込位置を越えて変位するのを防止できる。
【0008】
請求項3記載の遊技球樋は、請求項1または2記載の遊技球樋において、前記遊技球樋は遊技球を1列で誘導する誘導路を2本並列とした部分を備え、前記ストッパは前記並列の誘導路同士の境界面に沿って前記往復変位する設定であり、前記ストッパには、下端面が球面状で、前記押込位置では前記誘導路を狭窄して遊技球の移動を阻み前記引出位置では該狭窄を解除する柱状体を備えたことを特徴とする。
【0009】
ストッパを押込位置にすると、柱状体の片側ほぼ半分の部分が一方の誘導路を狭窄し、残りの半分側がもう一方の誘導路を狭窄して、それぞれの遊技球の移動を阻む。したがって、1つのストッパで2列の遊技球の移動を止めることができる。例えばタンクレールのように遊技球を2列で移動させる遊技球樋に好適である。
【0010】
この押込位置への変位に際して、柱状体の移動先に遊技球があれば、柱状体にて遊技球を押しのけることになるが、柱状体の下端面が球面状となっているので、遊技球を良好に押しのけられる。よって、押込位置への変位は簡単かつ確実に行われる。なお、球面状といっても正確な球面である必要はなく、例えば楕円球面でもかまわない。
【0011】
請求項4の遊技球樋は、請求項1または2記載の遊技球樋において、該遊技球樋は、遊技球を貯留する遊技球タンクから流出した遊技球を整列させるタンクレールである。タンクレールにて遊技球の移動を阻止すれば、それよりも下流側の様々な遊技球樋にストッパを設けなくてもよいので、遊技機の樋構造を単純化できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例により発明の実施の形態を説明する。
【0013】
【実施例】
図1に示すように、遊技球タンク10は、いずれもプラスチックの射出成形品である本体12、差込体14及びストッパ16から構成されている。
図1〜3等に示すように、本体12は、周壁21、底部23及び整列レール部25に区分でき、また周壁21で囲まれた内側が貯留部27となる。整列レール部25が遊技球樋の一種であるタンクレールに該当する。
【0014】
周壁21の外面には遊技球タンク10を遊技機(例えばパチンコ機)に取り付けるための取付部材29a〜29dが設けられている。周壁21には、整列レール部25の上方に位置する部分に切欠30が設けられ、その横には一対の嵌合受部材31が設けられている。
【0015】
周壁21の下端部に連設されている底部23は、切欠30が設けられている壁面21a側からこれに対面する壁面21b側に傾斜していて第2底面に該当する傾斜底面33a、33b及び傾斜底面33a、33bと壁面21bとの間に位置し第1底面に該当する送出底面34a、34bにて構成されている。
【0016】
そして、対をなす傾斜底面33a、33b間及び送出底面34a、34b間は溝状に凹陥して整列レール部25の貯留部側部分25aとなっている。また、傾斜底面33a、33bと整列レール部25の境界部分には、内壁35a、35bが立ち上がっている。これら内壁35a、35bの傾斜底面33a、33bからの立ち上がり高さは遊技球の半径程度であり、傾斜底面33a、33bから整列レール部25への遊技球の落下を阻害する。
【0017】
整列レール部25は、上述の貯留部側部分25aと壁面21a側に突出している突出部25bとからなり、その底25cは壁面21bが高く突出部25bの先端側が低く傾斜している。整列レール部25の内部は隔壁36によって2分割されており、それぞれ遊技球が一列で通過可能な整列溝37となっている。整列溝37が誘導路に該当し、隔壁36が境界面に相当する。
【0018】
隔壁36の下流側端部には切欠状の断絶部38が設けられ、整列レール部25の底25cには断絶部38に対応して長方形の貫通穴39が設けられている。また、貫通穴39の周縁部40は底25cの下側に突出している。
整列レール部25の上流端部(送出底面34aと送出底面34bの間になる部分)には荷重検出用の開口41が設けられている。この開口41の内部には遊技球による荷重の有無に対応して昇降(下降時には整列レール部25の底25cと実質的に一連となる。)する昇降板(図示略)が配され、その昇降変位にて荷重(すなわち遊技球タンク10内の遊技球の有無)を検出するためのスイッチ(図示略)がオン、オフされる。
【0019】
差込体14は、その中央部に配された壁状の閉鎖体45、閉鎖体45の一方の面側に延出された庇部46及び庇部46とは反対側に延出された天井部47を一体化した構成である。
閉鎖体45の幅は壁面21aに設けられた切欠30の幅と整合し、その高さ(天井部47からの立ち上がり)は、切欠30の高さとほぼ一致する。したがって、閉鎖体45にて切欠30を隙間無く閉鎖することができる。
閉鎖体45の内面(庇部46側の面)には張出48を介して円柱状の嵌合体49が取り付けられている。この嵌合体49の径は嵌合受部材31の内径とほぼ等しく、嵌合体49を嵌合受部材31の上方から差し込むことで嵌合体49を嵌合受部材31に嵌合させることができる。そして、そのように嵌合させた際には、閉鎖体45が切欠30を隙間無く閉鎖し、それによって周壁21が筒状に閉じた状態とされる。つまり、閉鎖体45は周壁21の一部をなすといえる。
【0020】
閉鎖体45と庇部46との連結部には断面形状が略三角形のサポート部50が設けられている。庇部46は、このサポート部50の上辺に沿って延伸された状態となっている。庇部46の上面は、中心部51が低く両縁部52が高い緩やかなV谷状で、全体として閉鎖体45側が高く先端側が低い傾斜を施され、両縁部52をそれぞれ内壁35a、35b上に載せている。また、縁部52の下面側には規制突起53が設けられており、規制突起53を内壁35a、35bの内面(整列レール部25側の面)に接触させることで、整列レール部25を横切る方向の移動を規制している。
【0021】
天井部47はサポート部50の斜辺の延長線に沿って延出され、一方の縁(図において手前側となる縁)はほぼ直角に折り曲げられた形状で外接部55とされている。天井部47は、突出部25bの上縁に整合する緩やかな湾曲が施され、上述のように嵌合体49を嵌合受部材31に嵌合させて閉鎖体45で切欠30を閉鎖した際には、天井部47は突出部25bの天井となって突出部25bを筒状にしている。また、外接部55は突出部25bの外面に接して位置決め及びずれ防止の働きをする。
【0022】
天井部47の断絶部38及び貫通穴39のほぼ直上になる部分には、円と長方形を組み合わせた形状のストッパ保持穴57が設けられており、これらストッパ保持穴57、断絶部38及び貫通穴39を貫いて、ストッパ16が差し込まれている。
【0023】
ストッパ16は、最上部に位置する操作摘58、この下側に連設された円柱状の主軸59、主軸59の下端に連接された板部60、板部60から主軸59に沿って上向きに延出された一対の上弾性片61、それとは逆に延出された下弾性片62からなり、上弾性片61には下向きの係止爪63、64が2段に設けられ、下弾性片62の先端には上向きの係止爪65が設けられている。主軸59は柱状体に該当し、その下端面はほぼ球面状である。また、上弾性片61は弾性片に該当し、下側の係止爪64が押込阻止部に該当し、上側の係止爪63が押込位置規定手段となる。そして、下弾性片62の先端に設けられた係止爪65が引出位置規定手段となる。なお板部60の板厚は隔壁36の板厚と等しい。
【0024】
この遊技球タンク10は、例えばパチンコ機に取り付けて使用され、その際には開口41は昇降板にて閉鎖状態とされる。
また、通常はストッパ16は引出位置にされる。引出位置とは、上弾性片61の下側の係止爪64がストッパ保持穴57の上縁に係止され、下弾性片62の係止爪65が貫通穴39の周縁部40に係止された状態である。ストッパ16が引出位置にあるときには、板部60及び下弾性片62が隔壁36の断絶部38に嵌合し、主軸59はさらに上方に位置している。このため、整列溝37内の遊技球の移動はストッパ16によって阻害されない。
【0025】
一方、ストッパ16を押込位置、すなわち上弾性片61の上側の係止爪63がストッパ保持穴57の上縁に係止され、下弾性片62が貫通穴39の下方に突出した位置にすると、板部60が貫通穴39に嵌合し主軸59が整列溝37を閉塞する。このため、整列溝37内の遊技球は主軸59によって移動を阻まれ、それよりも下流側へは移動できない。つまり、整列レール部25からの流出を阻止される。
【0026】
なお、ストッパ16を引出位置から押込位置に移動させるには、例えば両方の上弾性片61を指で挟むようにして、それらを主軸59に近づける側に弾性変形させて係止爪64とストッパ保持穴57の上縁との係止を解除する。そして、ストッパ16を少し押込てから(係止爪64がストッパ保持穴57内に入るか通過後に)上弾性片61を弾性変形させていた力を解除し、さらに押し込める。すると弾性復帰した上弾性片61の上の係止爪63がストッパ保持穴57の上縁に係止されてストッパ16の下降が停止する。これにてストッパ16の位置が引出位置から押込位置に変化する。
【0027】
この押込操作に際して、主軸59の移動先に遊技球があれば、主軸59にて遊技球を押しのけることになるが、主軸59の下端面が球面状となっていて遊技球との接触が球面同士の接触となる。しかも、主軸59は、列をなす遊技球の真上から下降するのではなくて、遊技球の列の中心線を外れた位置で下降するから、遊技球と主軸59の接触は、遊技球の頂点ではなくて斜面部分にて行われる。こうしたことから、主軸59の下端部にて遊技球を良好に押しのけられる。また、もともと遊技球同士が接触していない部分に進入するので、押しのけ量もきわめて小さい。よって、押込位置への変位は簡単かつ確実に行われる。
【0028】
これとは逆に、ストッパ16を押込位置から引出位置に移動させるには、例えば操作摘58を持ってストッパ16を引き上げるだけでよい。すると、係止爪64が上弾性片61の弾性変形によってストッパ保持穴57を通過して上に出たところでストッパ保持穴57の上縁と係止する。また、このときに下弾性片62の係止爪65が貫通穴39の周縁部40に係止されて、ストッパ16の上昇を停止させる。
【0029】
このように、ストッパ16を引出位置から押込位置に移動させるには、係止爪64とストッパ保持穴57の上縁との係止を解除する必要があるので、例えば操作摘58に荷重がかかってもストッパ16が押込位置に変位することはない。つまり、予期しない外力が働いて整列レール部25が閉塞されるおそれはない。一方、ストッパ16を押込位置から引出位置に移動させるには、操作摘58を持ってストッパ16を引き上げるだけでよいので、操作は簡単である。ストッパ16は、通常の使用時には引出位置にされ、例えば整列レール部25よりも下流側部分(一例として払出装置)の点検、修理、交換等の作業を行う際には、その作業対象部分に遊技球が流れ込ませないために、また樋などを取り外す際にそこから遊技球が外部に流出するのを防止するために、ストッパ16を押込位置にして整列レール部25から下流側への遊技球の流下を停止させる。
【0030】
さて、ストッパ16を引出位置にしておいて、遊技球タンク10の貯留部27に例えば遊技店の補給設備からの遊技球を供給すると、遊技球は、送出底面34a、34bから開口41を閉鎖している昇降板上を経て整列レール部25に流れ込む。そして、整列レール部25を移動するうちに、隔壁36により2つの流れに分離され、さらにサポート部50から天井部47にかけての絞り作用により上下に重なる状態から1段とされることで、2本の整列溝37でそれぞれ一列に整列され、2条の流れとなって整列レール部25の先端から外部に(例えば賞球等の払出装置に通じる樋に)排出される。
【0031】
貯留部27に多量の遊技球が在る場合には、傾斜底面33a、33b上だけでなく庇部46上にも遊技球が貯留される。しかし、それら庇部46上の遊技球による球圧は庇部46によって支承され、その下側すなわち整列レール部25の内の遊技球にはかからない。よって庇部46下の遊技球の流れが上からの球圧で阻害されることはない。また、庇部46は傾斜底面33a、33bと同方向に傾斜しているので、整列レール部25の上流側の遊技球が減少するに応じて庇部46の先端から整列レール部25に落下する。よって、庇部46上に遊技球がとどまることもない。
【0032】
この遊技球タンク10は、貯留部27に貯留していた遊技球を流動させつつ整列させて遊技球タンク10の外部に誘導する整列レール部25を貯留部27の底部23に一体化して設けたので、貯留部27の遊技球が整列レール部25に流れ込み、そこで流動しつつ整列させられて遊技球タンク10の外部に誘導される。
【0033】
従って、遊技球タンク10から流出する遊技球は既に整列していて、これを整列させるための装置や機構は不要となる。よって、従来のタンクレールのような遊技球を整列させるための付属部品を遊技球タンクと別個に備える必要はなくなるので、部品点数を低減できる。またタンクレールを遊技球タンクとは別個に遊技機の本体側に装着する必要もなくなるので、そうした付属部品を取り付けるための機構等も不要となる。
【0034】
遊技球タンク10は、整列レール部25の貯留部側部分25aの下流端部の上方に庇部46を設けたので、貯留部側部分25aの下流端部付近に過剰な球圧が集中することはなく、これによる流動不良や球詰まりを防止できる。
遊技球タンク10は、整列レール部25の上流端部に隣接する送出底面34a、34bと、庇部46に沿い送出底面34a、34bよりも上方に位置する傾斜底面33a、33bとを底部23に設けており、傾斜底面33a、33bは庇部46に沿っているので、庇部46よりも上流側ではともかく、傾斜底面33a、33bから整列レール部25の貯留部側部分25aの下流端部へと遊技球が流入することはない。一方、送出底面34a、34bは傾斜底面33a、33bよりも低い位置にあるので、貯留部27内の遊技球の大まかな流れは上方に位置する傾斜底面33a、33bから送出底面34a、34bに向かう方向となる。そして、送出底面34a、34bは整列レール部25の上流端部に隣接するので、貯留部27内の遊技球は主に送出底面34a、34bから整列レール部25に流入する。したがって、整列レール部25の貯留部側部分25aの下流端部への球圧集中の防止がより確実になる。
【0035】
遊技球タンク10は、庇部46を貯留部27の周壁21(壁面21a)に保持させているので庇部46が移動或いは変位することはなく、上記の庇部26による効果が確実となる。
その庇部46の取付形態は、貯留部27の周壁21に切欠30を設け、庇部46は、切欠30に挿入されて切欠30を閉鎖する閉鎖体45と一体化されているので、閉鎖体45を周壁21に取り付けるだけで庇部46をも周壁21に取り付けることができる。よって取り付け作業が簡単になる。
【0036】
遊技球タンク10の整列レール部25は貯留部27の外部に突出する突出部25bを備え、庇部46は、突出部25bの天井となる天井部47及び閉鎖体45と一体化されているので、貯留部27の開口方向と整列レール部25の開口方向とを同方向にすることができ、遊技球タンク10を射出成形にて製造するのに好適となる。また、閉鎖体45の周壁21への取り付け作業が庇部46及び天井部47の取り付けともなるから、取り付け作業が複雑化することもない。
【0037】
以上、実施例及び変形例にしたがって本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の遊技球タンクの分解斜視図である。
【図2】 実施例の遊技球タンクにおいてストッパを引出位置にした状態の説明図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は図2(a)のC−C断面図、図2(c)は図2(b)のD−D断面図、図2(d)は図2(a)のA−A断面図、図2(e)は図2(b)のB−B断面図である。
【図3】 実施例の遊技球タンクにおいてストッパを引出位置にした状態の斜視図であり、図3(a)は全体斜視図、図3(b)は図2(a)のC−C断面斜視図、図3(c)は図2(b)のD−D断面斜視図、図3(d)は図2(b)のB−B断面斜視図である。
【図4】 実施例の遊技球タンクにおいてストッパを引出位置にした際の遊技球の移動状態の説明図であり、図4(a)、図4(b)、図4(c)、図4(d)は、それぞれ図2(b)、図2(c)、図2(d)、図2(e)に対応している。
【図5】 実施例の遊技球タンクにおいてストッパを引出位置にした際の遊技球の移動状態の説明図であり、図5(a)、図5(b)、図5(c)は、それぞれ図3(b)、図3(c)、図3(d)に対応している。
【図6】 実施例の遊技球タンクにおいてストッパを押込位置にした状態の説明図であり、図6(a)、図6(b)、図6(c)、図6(d)は、それぞれ図2(b)、図2(c)、図2(d)、図2(e)に対応している。
【図7】 実施例の遊技球タンクにおいてストッパを押込位置にした状態の斜視図であり、図7(a)、図7(b)、図7(c)は、それぞれ図3(b)、図3(c)、図3(d)に対応している。
【図8】 実施例の遊技球タンクにおいてストッパを押込位置にして遊技球の流出を阻んだ状態の説明図であり、図8(a)、図8(b)、図8(c)、図8(d)は、それぞれ図4(a)、図4(b)、図4(c)、図4(d)に対応している。
【図9】 実施例の遊技球タンクにおいてストッパを押込位置にして遊技球の流出を阻んだ状態の斜視図であり、図9(a)、図9(b)、図9(c)は、それぞれ図5(a)、図5(b)、図5(c)に対応している。
【符号の説明】
10 遊技球タンク
16 ストッパ
25 整列レール部(遊技球樋)
36 隔壁(境界面)
37 整列溝(誘導路)
39 貫通穴
57 ストッパ保持穴(保持穴)
59 主軸(柱状体)
61 上弾性片(弾性片)
62 下弾性片
63 係止爪(押込位置規定手段)
64 係止爪(押込阻止部)
65 係止爪(引出位置規定手段)
Claims (4)
- 遊技球を誘導する遊技球樋において、
該遊技球樋の外壁に設けられた保持穴と、
該ストッパ保持穴を貫通し、該保持穴の軸方向に沿って引出位置と押込位置とに往復変位可能で、引出位置では前記誘導される遊技球の移動を許し、押込位置では該遊技球の移動を阻むストッパとを備え、
さらに、
前記ストッパの前記保持穴を貫通する部分に弾性片を備え、
該弾性片には、前記ストッパが前記引出位置にあるときに前記保持穴側と係止または係合することで該ストッパの前記引出位置から押込位置側への変位を阻み、該弾性片を前記保持穴の中側に弾性変形させることで前記係止または係合が解除される押込阻止部を設けた
ことを特徴とする遊技球樋。 - 請求項1記載の遊技球樋において、
前記ストッパが前記引出位置側から前記押込位置にされたときに該ストッパのさらなる変位を阻む押込位置規定手段と、
前記ストッパが前記押込位置側から前記引出位置にされたときに該ストッパのさらなる変位を阻む引出位置規定手段と
を備えたことを特徴とする遊技球樋。 - 請求項1または2記載の遊技球樋において、
前記遊技球樋は遊技球を1列で誘導する誘導路を2本並列とした部分を備え、前記ストッパは前記並列の誘導路同士の境界面に沿って前記往復変位する設定であり、
前記ストッパには、下端面が球面状で、前記押込位置では前記誘導路を狭窄して遊技球の移動を阻み前記引出位置では該狭窄を解除する柱状体を備えた
ことを特徴とする遊技球樋。 - 請求項1または2記載の遊技球樋において、
該遊技球樋は、遊技球を貯留する遊技球タンクから流出した遊技球を整列させるタンクレールであることを特徴とする遊技球樋。
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