JP4540999B2 - 印刷情報提供システムおよび印刷情報提供方法 - Google Patents
印刷情報提供システムおよび印刷情報提供方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4540999B2 JP4540999B2 JP2004038004A JP2004038004A JP4540999B2 JP 4540999 B2 JP4540999 B2 JP 4540999B2 JP 2004038004 A JP2004038004 A JP 2004038004A JP 2004038004 A JP2004038004 A JP 2004038004A JP 4540999 B2 JP4540999 B2 JP 4540999B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voice
- data
- pattern
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Description
特許文献1に示された「情報提供方法」はそのような従来技術のひとつであり、文字で提供している情報を、文字情報で受け取れない人にも簡単に提供できるし、文字情報を提供した際に、その情報に関連している電子化された情報を利用者に迅速に提供できるものである。具体的には、同じ情報を文字とバーコードの両方で表現して、同一紙面上に対応させて配置し、文字で表現されている情報またはその関連情報を音声など電子メディアで出力したい場合には、文字に対応しているバーコードを読み込んでその情報に関連した情報を電子メディアによって出力する。
なお、特許文献2に示された従来技術では、イメージ(画像)で表された文字を合成音声としても出力できるようにして、文字表現の理解を容易にしている。具体的には、テキスト(文書)中の文字コードとイメージ文字とを分離し、分離されたイメージ文字を認識し、認識された文字を文字コードに置き換える。そして、文字コード化されたイメージ文字と元々の文字コードとをテキストの文字配列に従って並べ、並んだ順に音声化して出力するというものである。
本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決しようとするものであり、具体的には、第1に、印刷された文字を音声化する際に複雑な文字を認識する必要がなく、したがって、文字認識誤りにより不適切な音声が出力されることもなく、印刷文字面のバーコードなど印刷パターンが文字印刷面に印刷されないようにして、印刷パターンが邪魔になるという問題も回避できる印刷情報提供システム及び印刷情報提供方法を提供することにある。
本発明の目的は、第2に、本来は不要な印刷パターンは文字印刷面に印刷されるが、それにより本来同一ページに印刷されるべき情報が同一ページに収まらないというような問題を回避できる印刷情報提供システム及び印刷情報提供方法を提供することにある。
また、請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、用紙挿入方向が正しくない場合には用紙挿入方向を正すように促す音声を出力する構成にした。
また、請求項4記載の発明では、請求項1記載の発明において、それぞれにデータ番号を付けて単語音声データ群を記憶する音声情報データベースと、前記データ番号が前記印刷データ生成手段によりパターン化され前記音声用印刷パターンとして印刷され、前記画像読み取り手段により読み込まれたときに、その音声用印刷パターンの表している前記データ番号を識別するパターン識別手段と、前記音声情報データベースにアクセスして前記パターン識別手段により識別されたデータ番号を用いて対応する単語音声データを取得する音声データ取得手段とを備え、その音声データ取得手段により取得された音声データに基づいて前記音声化手段が音声を出力する構成にした。
また、請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明において、前記音声データ取得手段がネットワークを介して前記音声情報データベースにアクセスして前記単語音声データを取得する構成にした。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、音声用印刷パターンを印刷した面に、読み取り時の用紙挿入方向を示す挿入方向パターンが印刷され、読み取り時にその挿入方向パターンが読み取られ、その挿入方向パターンにより用紙挿入方向が正しいか否かが判定されるので、用紙挿入方向が正しくない場合、無駄な動作を実行しないで済む。
また、請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、用紙挿入方向が正しくない場合には用紙挿入方向を正すように促す音声が出力されるので、容易に適切な対応ができる。
また、請求項4記載の発明では、請求項1記載の発明において、それぞれにデータ番号を付けて単語音声データ群を音声情報データベースに記憶しておき、そのデータ番号が音声用印刷パターンとして印刷され、その音声用印刷パターンが読み込まれたとき、その音声用印刷パターンの表しているデータ番号が識別され、前記音声情報データベースにアクセスして識別されたデータ番号の単語音声データが取得され、取得された音声データに基づいて音声が出力されるので、請求項1記載の発明の効果に加え、音声用印刷パターンを少ない情報量で表現でき、したがって、より多くの印刷文字の音声化が可能になる。
図1はこの実施形態の印刷情報提供システムを示すシステム構成図である。図示したように、この印刷情報提供システムは、利用者が操作を行なったり文字およびその文字を符号化した音声用印刷パターンなど印刷データを生成したりするクライアントPC(PC:パーソナルコンピュータ)1、印刷データを用紙上に印刷する印刷装置2、用紙上に印刷された印刷データを読み取り音声用印刷パターンの単語データ列などにするスキャナ3、その単語データ列から得られた音声データにより音声を出力する音声プレイヤ4、その音声データを記憶している音声データベース(音声DBと称す)5、およびそれらを通信可能に接続するネットワーク6などを備えている。なお、この実施形態では、請求項記載の印刷データ生成手段、印刷手段、画像読み取り手段、および音声化手段が、それぞれクライアントPC1、印刷装置2、スキャナ3、および音声プレイヤ4により実現される。
図2に、クライアントPC1の構成を示す。図示したように、このクライアントPC1は、印刷データをネットワーク6経由で印刷装置2へ送信するネットワークインターフェース11、このクライアントPC1の全体を制御・管理するシステム制御部12、文書印刷イメージデータ(文字情報の印刷データ)を生成する文書印刷イメージ生成部13、文字情報(文書)を音声化するために文字符号(文字コード)をパターン化した音声用印刷パターンのデータを生成する音声用印刷パターン生成部14、音声用印刷パターンと同じ紙面に印刷するスキャナ3への挿入方向を示す挿入方向パターンや印刷イメージの種類を示す種類パターンなど付加パターンのデータを生成する付加パターン生成部15、文書印刷イメージデータと音声用印刷パターンデータと付加パターンデータとを配置・結合して前記印刷データを生成する印刷データ生成部16などを備える。なお、前記各部はプログラムに従って動作する共通または独自のCPUおよびそのプログラムや各種データを記憶する共通のメモリ(例えばRAM)などにより実現される。
図3に、印刷装置2の構成を示す。図示したように、この印刷装置2は、印刷動作を行う印刷エンジン21、この印刷装置2の全体を制御する制御部22、ネットワーク6経由で送られてきた印刷データを受信するネットワークインターフェース23などを備える。また、後述の実施例1としては両面印刷時に用紙の裏表を反転させる両面印刷ユニット24も備える。なお、制御部22およびネットワークインターフェース23はプログラムに従って動作する共通または独自のCPUおよびそのプログラムや各種データなどを記憶する共通のメモリ(例えばRAM)などにより実現される。
また、音声プレイヤ4は、図5に示したように、スキャナ3から受け取った単語データに対応する音声データを音声DB5から検索・取得する検索部41、その音声データを復号し音声を再生(出力)する再生部42などを備える。ここで、音声DB5では、データ番号を付けて単語音声データ群を記憶する。
このような構成で、利用者の操作により、クライアントPC1では印刷データを生成し、その印刷データを印刷装置2へ送り、印刷装置2ではその印刷データに従って印刷を行い、スキャナ3では印刷された印刷データを読み取って例えば単語データを生成し、その単語データを音声プレイヤ4へ送り、音声プレイヤ4では音声DB5を用いて単語データを音声化して出力し、利用者はその音声により聴覚によっても印刷内容を知ることができる。なお、クライアントPC1、印刷装置2、スキャナ3、および音声プレイヤ4は利用者の近傍にあることが望ましい。
以下、各実施例について説明する。
まず、クライアントPC(以下、PCと略す)1内の文書印刷イメージ生成部13が利用者の指定した印刷対象文書の最初の1ページ分の文書印刷イメージデータを生成する(S1)。なお、印刷対象文書は文字コードから成っており、例えばPC1内にファイルとして記憶されているものとする。PC1は各文字のフォント情報を記憶しており、利用者が文書一覧を表示させて文書を選択すると、文書印刷イメージ生成部13はその文書のファイルを開き(読み出し)、そのファイルの先頭から順に各文字コードに対応した1ページ分のフォント情報を読み出し、RAM上に順次ビットマップ展開をする。
続いて、付加パターン生成部15は、生成された1ページ分の文書印刷イメージデータが文書印刷イメージであることを示す種類パターンのデータを生成し、その種類パターンデータを例えば文書印刷イメージデータの先頭などに添付する(S2)。さらに、音声用印刷パターン生成部14がその1ページ分の文書印刷イメージデータに対応する音声用印刷パターンデータを生成する(S3)。なお、音声用印刷パターンは例えば文字コードを2進数で表し、そのうちの「1」を長い縦棒、「0」を短い縦棒で表現する。または、文字コードを16進英数字(1、2、−−−、A、−−−F)で表現する。後者の場合は文字認識が必要になってくるが、文字種が16個で、且つ簡単な文字であるので、文字認識エラーは極めてまれにしか生じない。音声用印刷パターンデータとは、このような音声用印刷パターンをRAM上にビットマップ展開をしたものである。
また、前記1ページ分の音声用印刷パターンデータが1ページに収まらない場合には納まるように、利用者に音声用印刷パターンにだけ適用する文書として文書編集(ここでは文を短くする編集)を行わせ、それに応じて一部の音声用印刷パターンをカットする(後述の実施例2においても同様の処理を行っている)。
こうして、1ページ分の音声用印刷パターンデータの生成が終わると、付加パターン生成部15は、生成された1ページ分の音声用印刷パターンデータが音声用印刷パターンであることを示す種類パターンを生成し、その種類パターンを例えば音声用印刷パターンデータの先頭などに添付する(S4)。
こうして、スキャナ3内の画像読み取り部32は用紙裏面の音声用印刷パターンを読み取り、認識処理部33が音声用印刷パターンの示す文字コードを識別し、単語生成部34が単語辞書を用いて連続した文字コード列から単語列を抽出する(S11)。そして、その単語列の単語データを音声プレイヤ4へ送り(S12)、音声プレイヤ4では検索部41が各単語データに対応する音声データを音声DB5から検索・取得し、再生部42がその音声データを復号し音声を再生する(S13)。
こうして、この実施例によれば、例えば目の不自由な人が音声用印刷パターンの印刷情報を取得するために印刷された文字情報を音声化する際、複雑な文字を認識する必要がなく、したがって、文字認識誤りにより不適切な音声が出力されることもない。また、音声用印刷パターンが用紙の裏面に印刷されるので、目の不自由でない人が印刷文字を読む際に音声用印刷パターンが邪魔になるという問題も回避できるし、本来同一ページに印刷されるべき文字情報が同一ページに収まらないというような問題も回避できる。
まず、PC1内の文書印刷イメージ生成部13が利用者の指定した印刷対象文書の1ページ分の文書印刷イメージデータを生成する(S21)。なお、印刷対象文書は文字コードから成っており、例えばPC1内にファイルとして記憶されているものとする。PC1は各文字のフォント情報を記憶しており、利用者が文書一覧を表示させて文書を選択すると、文書印刷イメージ生成部13はその文書のファイルを開き、そのファイルの先頭から順に各文字コードに対応した1ページ分のフォント情報を読み出し、RAM上に順次ビットマップ展開をするのである。
続いて、音声用印刷パターン生成部14が文書印刷イメージデータに含まれている色を調べ(S22)、文書印刷イメージデータに含まれていない色を1つ決定し、その色を音声データ色とする(S23)。そして、決定した音声データ色を用いて、音声用印刷パターン生成部14が1ページ分の文書印刷イメージデータに対応する音声用印刷パターンデータを文書印刷イメージデータの空き領域に実施例1と同様に生成する。また、付加パターン生成部15は、生成された音声用印刷パターンデータが音声用印刷パターンであることを示す種類パターンを音声用印刷パターンと同じ色で生成し、その種類パターンを所定位置(例えば用紙の4角のいずれか)に添付する(S24)。
こうして、スキャナ3内の画像読み取り部32は用紙上のカラー画像を読み取り、認識処理部33は読み取られた画像データから色分布データを算出するとともに用紙の所定位置に印刷されている種類パターンの色を識別し、色分布データと識別された種類パターンの色から音声用印刷パターンの領域を求める。そして、認識処理部33がその領域中の音声用印刷パターンの示す文字コードを識別し、単語生成部34が単語辞書を用いて連続した文字コード列から単語列を抽出する(S31)。
続いて、その単語列の単語データを音声プレイヤ4へ送り(S32)、音声プレイヤ4では検索部41が各単語データに対応する音声データを音声DB5から検索・取得し、再生部42がその音声データを復号し音声を再生する(S33)。
こうして、この実施例によれば、文書情報自体を両面印刷しなければならない場合や印刷装置が両面印刷機能を持たない場合でも、実施例1と同様の効果を得ることができる。音声用印刷パターンが本来の文書情報と同じ面に印刷されるが、色が異なるので、見にくさが緩和されるのである。
まず、スキャナ3内の制御部31が、ネットワークインターフェース35を介して、挿入方向パターンデータを音声DB5から取得しておく(S41)。そして、スキャナ3では、音声用印刷パターンなどの印刷されている用紙が利用者により挿入され(S42)、画像読み取り部32が画像読み取りを開始し、所定の範囲を読み取り(S43)、何らかの印刷パターンを読み取ると(S44でyes)、認識処理部33はその印刷パターンが音声DB5から取得した挿入方向パターンに似ているかどうかを調べる(S45)。そして、似ていれば(S46でyes)引き続き音声用印刷パターンの読み取りを行い、認識処理部33が音声用印刷パターンを識別して文字コード化し、単語生成部34がその文字コード列から単語データを抽出する(S47)。また、似ていなければ(S46でno)、読み取りを中止し、排紙する(S48)。
このように、この実施例によれば、スキャナ3による画像読み取り時、音声用印刷パターンなどの印刷された用紙の挿入方向が正しいときのみ読み取りを続行し、正しくないときには読み取りを中止し、排紙することができるので、無駄なことをしないで済む。
図9に、この実施例の動作フローを示す。以下、図9に従ってこの動作フローを説明する。
まず、スキャナ3内の制御部31が、ネットワークインターフェース35を介して、挿入方向パターンデータを音声DB5から取得しておく(S51)。そして、スキャナ3では、音声用印刷パターンなどの印刷されている用紙が利用者により挿入されて(S52)、画像読み取り部32が画像読み取りを開始し、所定の範囲を読み取り(S53)、何らかの印刷パターンを読み取ると(S54でyes)、認識処理部33はその印刷パターンが音声DB5から取得した挿入方向パターンに似ているかどうかを調べる(S55)。そして、似ていれば(S56でyes)引き続き音声用印刷パターンの読み取りを行い、認識処理部33が音声用印刷パターンを識別して文字コード化し、単語生成部34がその文字コード列から単語列のデータ(単語データ)を抽出する(S57)。さらに、その単語データを音声プレイヤ4へ送り(S58)、音声プレイヤ4では検索部41が各単語のデータに対応する音声データを音声DB5から検索・取得し、再生部42がその音声データを復号し音声を再生する(S59)。
一方、印刷パターンが似ていなければ(S56でno)、読み取りを中止し、排紙する(S60)。そして、制御部31が用紙の挿入方向が正しくないことを利用者に伝えるための音声データを音声DB5から取得し(S61)、その音声データを音声プレイヤ4へ送る(S62)。これにより、通知を受けた音声プレイヤ4では用紙の挿入方向が正しくない旨を音声で利用者に伝える(S59)。
このように、この実施例によれば、印刷された用紙が正しい方向に挿入されていない場合、利用者にその旨を伝えることができるので、利用者の再試行の手助けとなる。
まず、画像読み取り部32が挿入された用紙上の画像を読み取る。そして、認識処理部33が読み取られた音声用印刷パターンの表している前記単語音声番号列を識別・抽出する(S71)。さらに、誤り訂正符号を用いて、抽出した単語音声番号に誤りがあるか否かをチェックし(S72)、誤りがあれば(S73でyes)誤り訂正符号を用いて誤っている番号を訂正する(S74)。
続いて、単語音声番号について全て取り出されたか否か判断され(S75)、否の場合制御部31が音声DB5にアクセスし、単語音声番号列の先頭の番号に対応する音声データを取得する(S76)。そして、取得した音声データをそれまでに取得した音声データの末尾に結合する(S77)。さらに、そのときの単語音声番号を単語音声番号列の先頭から削除する(S78)。
この後はステップS75に戻り、ステップS75〜S78を繰り返し、単語音声番号列中の番号がすべて取り出されたならば(S75でyes)、制御部31は音声データ列を音声プレイヤ4へ送る。これにより、音声プレイヤ4では受け取った音声データ列に基づいて単語列の音声を再生する(S79)。
このように、この実施例では、音声用印刷パターンが単語音声番号を表現するパターンであるので、少ない情報量で表現でき、したがって、より多くの印刷文字分の音声用印刷パターンを印刷することが可能になる。
図11に、この実施例6の動作フローを示す。以下、図11に従ってこの実施例6を説明する。
まず、PC1内の文書印刷イメージ生成部13が2ページ分の文書印刷イメージデータを生成する(S81)。そして、付加パターン生成部15がその文書印刷イメージデータの冒頭に文書印刷イメージであることを示す種類パターンデータを添付し(S82)、印刷データ生成部16が両面印刷を行わせる処理命令を付加した印刷データを生成し(S83)、ネットワークインターフェース11がその印刷データを印刷装置2へ送信する(S84)。これにより、印刷装置2は受け取った2ページ分の文書印刷イメージデータなどを1枚の用紙の両面に印刷する(S85)。
次に、音声用印刷パターン生成部14が2ページ分の文書印刷イメージデータのすべてについて音声用印刷パターンデータを生成し(これは2ページを超えることもある)(S86)、付加パターン生成部15が音声用印刷パターンであることを示す種類パターンを生成し添付する(カラーの場合は音声用印刷パターンと同色)(S87)。そして、印刷データ生成部16が両面印刷を行わせる処理命令を付加した印刷データを生成し(S88)、ネットワークインターフェース11がその印刷データを印刷装置2へ送信する(S89)。これにより、印刷装置2は受け取った音声用印刷パターンデータなどを両面印刷で1枚または複数枚の用紙に印刷する(S90)。
この後、PC1では、印刷データ生成部16が全ページ分の印刷イメージが生成されたか否か判定し(S91)、生成されていなければ(S91でno)、ステップS81から繰り返す。そして、全ページ分が生成し終わると(S91でyes)この動作フローを終了させる。
図11にて全ページの印刷イメージが生成されると、図12にてスキャナ3で、印刷データの印刷されている用紙が利用者により挿入され(S92)、画像読み取り部32が画像読み取りを開始し、所定の範囲を読み取ることにより種類パターンを得る(S93)。
続いて、認識処理部33がその種類パターンにより読み取り中の画像が音声用印刷パターンデータか否かを判定し(S94)、音声用印刷パターンであれば(S94でyes)引き続き音声用印刷パターンの読み取りを行い、認識処理部33が音声用印刷パターンを識別して単語音声番号を得る(S95)。そして、制御部31がその単語音声番号をキーにして音声DB5における検索を行い、対応する単語音声データを順次取得し、取得した音声データ列を音声プレイヤ4へ送る(S96)。こうして、音声プレイヤ4では、その音声データ列に基づいて音声を再生する(S97)。
以下、全ページの読み取りが終了していなければ(S98でno)、ステップS93からS97を繰り返し、すべてのページについて終了すると(S98でyes)、この動作フローを終了させる。
一方、ステップS94において音声用印刷パターンでないと判定されたならば(S94でno)、読み取りを中止し、排紙を行う(S99)。つまり、文書印刷イメージデータ(文書の印刷データ)と判定されたページについては音声再生処理を飛ばして次のページの画像読み取りへ移行するのである。
こうして、この実施例によれば、文書データ(文書印刷イメージ)の印刷密度が高い場合でも音声用印刷パターンを全文字分印刷するので、文書の全文字分の音声を出力でき、目の不自由な利用者でも印刷された文書のすべての情報を取得することが可能になる。
なお、前記においては、両面印刷の場合で説明したが、片面印刷の構成でもよく、その場合も同様の目的を達成できる。また、片面印刷の場合には、文書印刷イメージを1ページ分印刷してはそのすべての分の音声用印刷パターンを1ページまたは複数ページに印刷する。
また、前記において、印刷データ生成手段についてはネットワークに接続されたPCにより実現してもよいし、さらに、音声DBについてもネットワーク上に設けてもよい。音声DBをネットワーク上に設けた場合はネットワークに接続されたPCがその音声DBから音声データを取得するのである。
また、画像読み込み手段と音声化手段と音声DBとを備えたスタンドアローン装置を用意し、例えば目の不自由な人は音声用印刷パターンのみ取得し、それを手元のスタンドアローン装置に挿入して音声情報の提供を受けるようにしてもよい。
2 印刷装置
3 スキャナ
4 音声プレイヤ
5 音声データベース
13 文書印刷イメージ生成部
14 音声用印刷パターン生成部
15 付加パターン生成部
16 印刷データ生成部
21 印刷エンジン
32 画像読み取り部
33 認識処理部
34 単語生成部
41 検索部
42 再生部
Claims (6)
- 用紙の表裏両面に印刷可能な印刷手段と、その印刷手段により用紙に印刷された画像を読み取る画像読み取り手段とを備えた印刷情報提供システムにおいて、
印刷内容が文字情報の場合、用紙の表面に印刷するその印刷内容自体のデータ、および用紙裏面に印刷する、前記文字情報を音声化するための符号をパターン化した音声用印刷パターンのデータを生成する印刷データ生成手段と、
用紙裏面に印刷する前記音声用印刷パターンの内容を音声化して出力する音声化手段とを備え、
前記印刷データ生成手段により生成され前記印刷手段により印刷された用紙裏面の前記音声用印刷パターンを前記画像読み取り手段により読み取り、読み取られた音声用印刷パターンの内容を前記音声化手段により音声化して出力し、
前記印刷内容自体を両面印刷する場合、2ページ分の印刷内容自体を1枚の用紙の両面に印刷し、続いてその2ページ分の文字情報の音声用印刷パターンを両面印刷により1枚または複数枚の用紙に印刷する動作を繰り返し、
前記印刷内容自体のページと前記音声用印刷パターンのページとが混在した複数ページの用紙を前記画像読み取り手段により読み取る際、印刷内容自体と判定されたページについては音声再生処理を飛ばして次のページの画像読み取りへ移行する構成にしたことを特徴とする印刷情報提供システム。 - 請求項1記載の印刷情報提供システムにおいて、前記音声用印刷パターンを印刷した面に、前記画像読み取り手段による読み取り時の用紙挿入方向を示す挿入方向パターンを印刷させるように前記印刷データ生成手段を構成し、前記画像読み取り手段は読み取り時にその挿入方向パターンを読み取り、挿入方向判定手段が読み取られた挿入方向パターンにより用紙挿入方向が正しいか否かを判定する構成にしたことを特徴とする印刷情報提供システム。
- 請求項2記載の印刷情報提供システムにおいて、用紙挿入方向が正しくない場合には用紙挿入方向を正すように促す音声を出力する構成にしたことを特徴とする印刷情報提供システム。
- 請求項1記載の印刷情報提供システムにおいて、個別にデータ番号を付けて単語音声データ群を記憶する音声情報データベースと、前記データ番号が前記印刷データ生成手段によりパターン化され前記音声用印刷パターンとして印刷され、前記画像読み取り手段により読み込まれたときに、その音声用印刷パターンの表している前記データ番号を識別するパターン識別手段と、前記音声情報データベースにアクセスして前記パターン識別手段により識別されたデータ番号を用いて対応する単語音声データを取得する音声データ取得手段とを備え、その音声データ取得手段により取得された音声データに基づいて前記音声化手段が音声を出力する構成にしたことを特徴とする印刷情報提供システム。
- 請求項4記載の印刷情報提供システムにおいて、前記音声データ取得手段は、ネットワークを介して前記音声情報データベースにアクセスして前記単語音声データを取得する構成であることを特徴とする印刷情報提供システム。
- 用紙に画像を印刷して情報を提供するとともに、その画像が文字情報である場合にその文字情報を音声化して情報を提供する印刷情報提供方法において、
印刷内容が文字情報の場合、用紙の表面に印刷する前記文字情報のデータ、およびその裏面に印刷する、前記文字情報を音声化するための符号をパターン化した音声用印刷パターンのデータを生成し、
前記文字情報のデータを用紙のおもて面に印刷し、
その文字情報の音声用印刷パターンをその用紙の裏面に印刷し、
前記印刷された用紙裏面の前記音声用印刷パターンを画像読み取り方法により読み取り、読み取られた音声用印刷パターンの内容を文字符号化することにより単語列を生成し、その単語列を音声化して出力し、
前記印刷内容自体を両面印刷する場合、2ページ分の印刷内容自体を1枚の用紙の両面に印刷し、続いてその2ページ分の文字情報の音声用印刷パターンを両面印刷により1枚または複数枚の用紙に印刷する動作を繰り返し、
前記印刷内容自体のページと前記音声用印刷パターンのページとが混在した複数ページの用紙を前記画像読み取り手段により読み取る際、印刷内容自体と判定されたページについては音声再生処理を飛ばして次のページの画像読み取りへ移行することを特徴とする印刷情報提供方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004038004A JP4540999B2 (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | 印刷情報提供システムおよび印刷情報提供方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004038004A JP4540999B2 (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | 印刷情報提供システムおよび印刷情報提供方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005228199A JP2005228199A (ja) | 2005-08-25 |
JP4540999B2 true JP4540999B2 (ja) | 2010-09-08 |
Family
ID=35002849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004038004A Expired - Fee Related JP4540999B2 (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | 印刷情報提供システムおよび印刷情報提供方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4540999B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103862892B (zh) * | 2014-03-13 | 2015-10-28 | 重庆市微云科技发展有限公司 | 一种用于pcb字符喷墨打印机的自动对位方法和系统 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0567226A (ja) * | 1991-09-09 | 1993-03-19 | Mitsubishi Electric Corp | 光学読取り方法及びシート |
JP2000348127A (ja) * | 1999-06-03 | 2000-12-15 | Fujitsu Ltd | 印刷情報処理システム |
JP2001121850A (ja) * | 1999-10-28 | 2001-05-08 | Olympus Optical Co Ltd | 電子機器の取り扱い説明書 |
JP2002352014A (ja) * | 2002-02-18 | 2002-12-06 | Make Softwear:Kk | 名刺情報配信システム |
JP2003323649A (ja) * | 2002-04-27 | 2003-11-14 | Makoto Sarutani | 自動料金収受システム |
JP2003345374A (ja) * | 2002-05-30 | 2003-12-03 | Takahide Ezoe | 音声再生装置 |
-
2004
- 2004-02-16 JP JP2004038004A patent/JP4540999B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0567226A (ja) * | 1991-09-09 | 1993-03-19 | Mitsubishi Electric Corp | 光学読取り方法及びシート |
JP2000348127A (ja) * | 1999-06-03 | 2000-12-15 | Fujitsu Ltd | 印刷情報処理システム |
JP2001121850A (ja) * | 1999-10-28 | 2001-05-08 | Olympus Optical Co Ltd | 電子機器の取り扱い説明書 |
JP2002352014A (ja) * | 2002-02-18 | 2002-12-06 | Make Softwear:Kk | 名刺情報配信システム |
JP2003323649A (ja) * | 2002-04-27 | 2003-11-14 | Makoto Sarutani | 自動料金収受システム |
JP2003345374A (ja) * | 2002-05-30 | 2003-12-03 | Takahide Ezoe | 音声再生装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005228199A (ja) | 2005-08-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5486686A (en) | Hardcopy lossless data storage and communications for electronic document processing systems | |
JP3611230B2 (ja) | 情報処理方法 | |
JP3086151B2 (ja) | 二次元バーコード処理機能付き情報処理装置 | |
KR101227874B1 (ko) | 화상처리장치, 화상처리방법, 및 컴퓨터 판독가능한 기억매체 | |
KR20070046981A (ko) | 영상 처리 장치 및 음성 코드화 기록 매체 | |
JP2008146605A (ja) | 画像処理装置及びその制御方法 | |
JP4338189B2 (ja) | 画像処理システム及び画像処理方法 | |
JP4540999B2 (ja) | 印刷情報提供システムおよび印刷情報提供方法 | |
JP2001333378A (ja) | 画像処理機及びプリンタ | |
JP4262276B2 (ja) | 画像処理装置、その制御方法、プログラム、記憶媒体 | |
JP2007304890A (ja) | 2次元コードの読取り方法、及び、電子文書作成装置 | |
JP2003244424A (ja) | 画像形成システム | |
JP2008021120A (ja) | 筆記情報処理システム、筆記情報処理方法およびプログラム | |
JP2006309323A (ja) | 画像編集方法および画像形成装置 | |
JPH10228470A (ja) | 画像複写装置 | |
JP2007158858A (ja) | 画像形成装置及び画像形成処理プログラム | |
JP4872285B2 (ja) | 文書管理装置、文書管理システムおよび文書管理方法 | |
JPH0512288A (ja) | 情報処理装置 | |
JP5109377B2 (ja) | 筆記情報処理装置、及びプログラム | |
JP7467999B2 (ja) | スキャンシステム、プログラム、およびスキャンシステムのスキャンデータ生成方法 | |
JP5386845B2 (ja) | 画像処理装置及びプログラム | |
JP2009239408A (ja) | 画像形成装置及び画像処理方法 | |
JP2006287471A (ja) | 複合機 | |
JP3953060B2 (ja) | 情報処理方法、及び情報処理装置 | |
JP2007081472A (ja) | 画像処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061024 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20061031 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20061031 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091110 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100601 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100623 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |