JP4539554B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気通路に排気後処理装置を備える排気浄化装置に関し、特に、パティキュレートフィルタ前後の排気通路内に設置される排気温センサの誤取り付け検出に関するものである。
ディーゼルエンジンにおける排気後処理装置として、ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)が注目されている。DPFは、内部に多孔質セラミックス壁にて区画される多数の流路を有し、これら流路に流入する排気が多孔質セラミックス壁を通過する際に、排出ガスに含まれる粒子状物質(パティキュレート)を捕集するものである。DPFで捕集したパティキュレートは、排気が高温となる運転状態において自然着火により燃焼除去されるか、あるいはパティキュレートの堆積量(PM堆積量)が一定量に達した時に強制的に燃焼除去される。このように、パティキュレートを定期的に除去することで、DPFを繰り返し再生使用することができる。
DPF前後の排気通路には、DPFの入口温度および出口温度を検出する複数の排気温センサが取り付けられる。ECUは、排気温センサの検出結果を用いてPM堆積量を算出するとともに、DPF再生時の温度制御を実施している。再生は、例えば、ポスト噴射等を行って排気温度を上昇させ、DPFをパティキュレートの燃焼可能な温度に維持することによって行われる。
ここで、DPF再生を安全かつ制御性よく実施するには、これら排気温センサが正常に動作することが前提となる。従って、排気温センサに異常が発生した場合には、速やかに運転者に認知させる必要があり、異常検出のための種々の装置が提案されている。例えば、排気温センサの検出値を所定値と比較して、断線や短絡といった異常の発生を検出することができる。
特許文献1に記載の装置は、所定温度において異常発生時と同じ値を出力する排気温センサに適用され、誤検出を防止するための手段を備えている。この装置は所定温度よりも確実に高い温度と推定される場合にのみ、検出値に基づく異常判定を行うことで、検出精度を高めている。
特開2003−49054号公報
ところで、温度検出に使用される複数の排気温センサは、コネクタ形状を含むセンサ構造および特性が全く同じであり、かつエンジンハーネスとのコネクタ取り付け位置が近接している。そのために、DPF前後にそれぞれ取り付けられるべき排気温センサを逆に取り付けてしまう懸念がある。
この場合、ECUにて認識されるDPF入口温度と出口温度が取り違えられることになり、それに基づくDPF中心温度やPM堆積量の推定精度が悪化する。PM堆積量の推定精度が悪化すると、パティキュレートが許容限界を越えて堆積して再生時に高温となるおそれがある。さらに、DPF再生時の温度制御性が悪化して過昇温となり、DPF基材や触媒の耐久性を低下させたり、最悪の場合にはDPFの溶損に至るといった問題がある。また、DPF温度や排気温度を用いる他の制御への影響も懸念される。
そこで、本願発明は、排気後処理装置の温度を検出するために排気通路に設置される複数の排気温センサの誤取り付けを検出し、排気温センサの出力に基づく排気温度制御を、制御性よく安全に実施することができる排気浄化装置を実現することを目的とするものである。
本発明請求項1の内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関の排気通路に設置した排気後処理装置と、該排気後処理装置の入口側および出口側の排気温度をそれぞれ検出する複数の排気温センサと、これら複数の排気温センサが接続され、その出力値に基づいて排気温度制御を行う制御手段を備えており、上記排気後処理装置を流通する排気温度が急変する運転状態において、上記複数の排気温センサにて検出される入口側排気温度の変化速度から出口側排気温度の変化速度を減じた変化速度偏差値が、予め設定した正常範囲から外れた時に、上記複数の排気温センサの誤取り付けと判定する誤取り付け検出手段を設けたものである。
運転状態が変化すると、まず、排気後処理装置、例えばパティキュレートフィルタ入口側の排気温度が変化し、出口側の排気温度はフィルタの熱容量により入口側より遅れて緩やかに変化する。従って、運転状態が急変する時の排気温度変化を予め知り、排気温センサにて検出される排気温度の変化速度の偏差を正常値と比較することで、誤取り付けを検出することができる。よって、検出温度に基づく各種制御、例えばパティキュレート堆積量の算出や再生制御への影響を小さくし、誤検出による制御性の悪化やフィルタの溶損を防止して、システム全体の安全性、信頼性を高めることができる。
本発明の請求項2の装置において、上記排気後処理装置はパティキュレートフィルタであり、上記誤取り付け検出手段は、上記排気温度が急変する運転状態を、上記内燃機関の加速時、減速時および上記パティキュレートフィルタの再生制御時の少なくとも1つの状態とする。
加減速時あるいはパティキュレートフィルタ再生のための昇温制御時には、排気温度が急上昇または急下降するので、パティキュレートフィルタの入口側および出口側の排気温度の変化速度に差が生じやすい。従って、これら変化速度の偏差の値を算出することにより、容易に誤取り付けを検出することができる。
本発明の請求項3の装置において、上記誤取り付け検出手段は、上記内燃機関の加速時および上記パティキュレートフィルタの再生制御時に、上記変化速度偏差値が所定値以下である状態が所定時間以上継続した時、あるいは、上記内燃機関の減速時に、上記変化速度偏差値が所定値以上である状態が所定時間以上継続した時に、誤取り付けと判定する。
例えば加速初期には、まずパティキュレートフィルタの入口側排気温度が急上昇し、一定の時間遅れの後に出口側の排気温度が上昇を開始するので、変化速度の偏差値は一定期間プラスの値となる。この時、排気温センサが逆に取り付けられていると、偏差値曲線は符号が逆となり、一定期間マイナスの値をなる。従って、マイナスの所定値を予め設定し、この所定値を一定期間下回ったら誤取り付けと見なすことができる。このようにして確実に誤取り付けを検出することができる。
本発明の請求項4の装置では、誤取り付け検出手段にて上記誤取り付けと判定された時に、上記制御手段における上記入口側排気温度および出口側排気温度の認識値を、予め設定した再生実行可能温度より低い所定の排気温度設定値まで徐々に変化させる徐変制御を実行する徐変制御手段と、徐変制御により上記認識値が上記設定値に到達した後に、上記制御手段における上記入口側排気温度の認識値と出口側排気温度の認識値との切り替えを行う切り替え手段とを設けている。
誤取り付け検出後は、取り付け位置を直ちに正常に戻すことが望ましいが、それまでの間の処置として、制御手段における認識値をある設定値まで徐変させた後、制御手段内部で認識値を入れ替え、自己正常化して疑似的に制御可能とする。設定値が再生実行可能温度より低いので、パティキュレートフィルタが活性となっていない状態で、切り替え前に再生等が不適切に実施されるのを防止できる。また、設定値まで徐変させることで排気温センサの検出値を用いた他の制御への影響を小さくできる。
本発明の請求項5の装置において、上記徐変制御手段は、上記入口側排気温度の認識値と出口側排気温度の認識値とを切り替えた後に、これら認識値を、上記複数の排気温センサの出力値と一致するまで徐々に変化させる。
入口側と出口側排気温度の認識値の切り替え後、さらに徐変させて、実際の排気温度と一致させることで、排気温センサの検出値を用いたパティキュレートフィルタ温度の推定や再生時の温度制御を正常に実施することができる。
本発明の請求項6の装置において、上記排気後処理装置はパティキュレートフィルタであり、上記制御手段は、誤取り付けと判定された時に、上記排気温センサの出力値に基づいて算出されるパティキュレート堆積量の推定値もしくは上記パティキュレートフィルタの再生実行条件となるパティキュレート堆積量の再生実行値を設定変更する。
誤取り付けによって制御手段で認識されるパティキュレート堆積量と実際のパティキュレート堆積量とのズレが生じる。これに伴う再生制御性の悪化を防止するため、再生を実行する基準値あるいはパティキュレート堆積量の算出値を、早めに再生がなされるように設定変更する。これにより、再生時の温度上昇を抑制してパティキュレートフィルタの過昇温を防止できる。
本発明の請求項7の装置において、上記排気後処理装置はパティキュレートフィルタであり、上記制御手段は、誤取り付けと判定された時に、上記パティキュレートフィルタ再生時の目標温度を設定変更する。
誤取り付け時に再生が実施される場合には、再生温度を通常時よりも低くなるように制御することで、再生時の温度上昇を抑制してパティキュレートフィルタの過昇温を防止できる。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1(a)は内燃機関の排気浄化装置の全体構成を示すもので、本実施形態では4気筒ディーゼルエンジン1への適用例として説明する。エンジン1の各気筒にはインジェクタ11が設けられ、排気マニホールドに続く排気通路12には、排気後処理装置であるディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、DPFと称する)2が設置されている。吸気は吸気通路13から吸気マニホールドを経て各気筒燃焼室に導入される。インジェクタ11へ燃料を供給するコモンレール3には、燃料タンク4から調量弁41およびポンプ31を経て燃料が圧送され、圧力センサ5にて検出されるコモンレール3の圧力が所定の圧力となるように、ECU6にて制御している。
燃焼後の排気には、煤(炭素)とSOF(可溶性有機成分)を主成分とする粒子状物質であるパティキュレートが含まれている。DPF2は、排気通路12のパティキュレートを捕集するもので、大気へ放出されるのを防止している。DPF2は、例えば、コーディエライト等の耐熱性を有する多孔質セラミックス製で、ハニカム構造体の多数のセル内をガス流路とし、その入口側または出口側を互い違いとなるように目封じした構成となっている。この時、エンジン1からの排出ガスは、各セルを区画する多孔質隔壁を介して隣接するガス流路間を流通し、排気に含まれるパティキュレートは多孔質隔壁を通過する際に捕集されて、次第に堆積する。
DPF2には、通常、酸化触媒が担持される。酸化触媒は、例えばPt等の貴金属触媒で、DPF2の内表面(多孔質隔壁表面)に塗布されて、捕集したパティキュレートの酸化を促進する。触媒反応を利用することでDPF2の再生温度を低くし安定した燃焼を実現できる。なお、DPF2に酸化触媒を担持しない構成としたり、酸化触媒を別体とする構成も可能である(他の実施形態として後述する)。
排気通路12には、DPF2の直上流に排気温センサ71が、直下流に排気温センサ72がそれぞれ設置される。これら排気温センサ71、72はECU6に接続されており、DPF2の直上流および直下流の排気温度を検出して、ECU6に出力する。上流側の排気温センサ71の検出温度は、DPF2の入口側排気温度(以下、DPF入口温度)、下流側の排気温センサ72の検出温度は、DPF2の出口側排気温度(以下、DPF出口温度)として認識される。
また、排気通路12には、DPF2の前後差圧を知るための差圧センサ8が設置される。差圧センサ8の一端側は圧力導入通路81にてDPF2の直上流の排気通路12に、他端側は圧力導入通路82にてDPF2の直下流の排気通路12にそれぞれ接続しており、差圧センサ8はDPF2の前後差圧に応じた信号をECU6に出力する。
エンジン1の吸気通路13には、エアフローメータ(吸気量センサ)14が設置され、吸気量を検出してECU6に出力するようになっている。
ECU6には、さらに、図示しないアクセル開度センサや回転数センサ、燃料レベルセンサといった各種センサが接続されている。ECU6は、これらセンサからの検出信号を基に運転状態に応じた最適な燃料噴射量、噴射時期、噴射圧等を算出して、公知のエンジン1のフィードバック制御を行う。すなわち、圧力センサ5にて検出されるコモンレール3が所定の噴射圧となるように調量弁41を制御して、コモンレール3へ高圧燃料を圧送するとともに、インジェクタ11を所定タイミングで駆動して、エンジン1への燃料噴射を実施する。
また、ECU6は、DPF2へのパティキュレート堆積状態を監視し、DPF2の再生を制御する。まず、ECU6は、上記各種センサや、差圧センサ8、排気温センサ71、72、エアフローメータ14等の検出結果を基に、DPF2へのパティキュレート堆積量(PM堆積量)を算出し、PM堆積量の算出値をDPF2の再生を開始する基準値(再生判定堆積量)と比較して、再生が必要かどうかを判断する。
ECU6におけるPM堆積量の算出について説明する。PM堆積量の算出式は、例えば、次式で表される。
最終PM堆積量=PM排出量(DPF前後差圧もしくはエンジン回転数×噴射量)−PM酸化量(PM堆積量×DPF温度)・・・(1)
PM排出量は、エンジン回転数と噴射量に基づきエンジン1から排出されるPM量の推定値として算出することもできるが、図1のように差圧センサ8を設けた構成であれば、検出されるDPF2の前後差圧を基に算出することもできる。これは、PM堆積量の増加に伴いDPF2における圧力損失が増大することを利用するものである。この時、DPF2の前後差圧は、排気流量によっても変化するので、エアフローメータ14で検出される吸気流量を基に、これらの関係を予めモデル化し、PM排出量の算出式としてECU6に格納しておく。
また、DPF2に堆積したパティキュレートの一部は、触媒反応により酸化除去される。図1(b)のように、PM酸化量はDPF温度が高くなるほど増加するので、この関係を用いてDPF温度を基にPM酸化量を算出することができる。そして、PM排出量からPM酸化量を減算することで、最終PM堆積量を算出する。
ここで、DPF2内部の温度を直接測定することは困難であることから、排気温センサ71、72の出力を基に、DPF温度(代表温度)を推定する。簡易には、DPF2の状態を比較的よく反映するDPF出口温度を排気温センサ72にて検出し、これをDPF温度と見なすことができる。また、DPF出口温度に温度変化の時間遅れを考慮してDPF温度を推定するようにすれば、より精度よく算出できる。
最終PM堆積量の算出値が、再生判定堆積量(例えば、a(g))を超えると、ECU6は、DPF2の再生が必要と判断して昇温手段を操作する。
最終PM堆積量>a(g)・・・(2)
そして、DPF2の温度を所定の再生温度(目標再生温度)まで上昇させてパティキュレートを燃焼除去する。再生判定堆積量a(g)は、パティキュレートの燃焼によりDPF温度が過度に上昇して溶損等を生じることのない堆積量とする。
DPF2を再生するための昇温手段としては、例えば、ポスト噴射を行い、未燃燃料を酸化反応させてその反応熱により排気温度を上昇させる。ECU6は、DPF2が目標再生温度(例えば600℃±50℃)に維持されるように、DPF温度をフィードバック制御する。昇温手段としては、ポスト噴射の他、吸気絞りまたはタイミングリタード(燃料噴射時期遅角)等が挙げられ、これら昇温手段のうちいずれか1つを採用するか、または2つ以上の手段を組み合わせることができる。
また、ECU6は、再生中のPM堆積量を随時算出し、算出されたPM堆積量が、DPF2の再生を終了する基準値(再生終了堆積量;例えば、b(g))を下回ったら、再生を終了する。
最終PM堆積量<b(g)・・・(3)
再生終了堆積量b(g)は、昇温操作による燃費悪化率等が許容できる範囲となるように、適宜決定する。
次に、本発明の特徴である排気温センサ71、72の誤取り付け検出制御について説明する。上述したように、DPF温度は、最終PM堆積量の算出や再生時の温度制御に用いられており、排気温センサ71、72の検出値が、ECU6に正しく認識される必要がある。例えば、上記式(1)において、PM酸化量を算出する際に、排気温センサ71、72を逆に取り付けたことにより、DPF出口温度を実際より高く誤認識した場合、PM酸化量を多く見積もってしまう(図1(b))。すると、最終PM堆積量の算出値が、実際の堆積量(実PM堆積量)より小さくなるために、上記式(2)が成立して再生が開始された時の実PM堆積量がa(g)を大きく超えているおそれがあり、DPF溶損につながる。
また、逆にDPF出口温度を実際より低く誤認識した場合は、PM酸化量を少なく積もってしまい、最終PM堆積量の算出値が大きくなる。すると、実PM堆積量がa(g)を超えないうちに再生が開始されることになり、DPF再生インターバルが短くなるために、燃費悪化やDPFの熱劣化につながる。
さらに、DPF再生中の温度制御においても、DPF温度を目標再生温度にフィードバックする際の制御性が悪化する。例えば、DPF出口温度を実際より低く認識すると、フィードバック制御後の実際のDPF温度が目標再生温度(例えば600℃)より高くなる。あるいは、ECU認識値を目標再生温度とするために、必要以上に昇温操作を繰り返すことになり、DPF溶損、燃費悪化やDPFの熱劣化につながる。逆に、DPF出口温度を実際より高く認識した場合も、上記式(1)における最終PM堆積量の認識値と実PM堆積量の収支が合わなくなり、最終的にはDPF溶損、燃費悪化等につながるおそれがある。
そこで、本発明では、制御手段であるECU6に、排気温センサ71、72の誤取り付け検出手段を設ける。誤取り付け検出手段は、DPF2を流通する排気温度が急変する運転状態において、排気温センサ71、72にて検出される入口側排気温度の変化速度と出口側排気温度の変化速度を算出し、その偏差の値が予め設定した正常範囲にあるかどうかで、誤取り付けを判定する。排気温度が急変する運転状態、例えば加速時、減速時、DPF再生時における誤取り付け検出の詳細を図2〜図5により説明する。
図2は、加速時におけるDPF入口温度と出口温度の変化を示すものである。図2(a)のように、DPF2の上流に排気温センサ71を、下流に排気温センサ72を正常に取り付けた場合、ECU6にて認識されるDPF入口温度および出口温度の温度変化は、図2(b)のようになる。すなわち、加速フラグがオンすると、まずDPF2の上流側から温度変化が生じるため、DPF入口温度が急上昇し(変化速度大)、次いでDPF出口温度が遅れて緩やかに上昇し(変化速度小)、所定温度に収束する。これは、酸化触媒付DPF3が熱容量の大きいセラミック構造体からなるためである。
ところが、排気温センサ71、72が逆に取り付けされると、図2(c)のように、DPF入口温度および出口温度が入れ替わる。すなわち、ECU6は、DPF出口温度が急上昇した後(変化速度大)、DPF入口温度が遅れて緩やかに上昇した(変化速度小)と認識することになる。本発明は、このDPF入口温度と出口温度の立ち上がりの差を利用するもので、排気温センサ71、72による検出温度の変化速度をそれぞれ算出し、その偏差を求めて、誤取り付けを検出するための指標とする。
図2(d)は、DPF入口温度の変化速度からDPF出口温度の変化速度を減算した値(速度偏差値)の時間経過に伴う変化を示したものである。
速度偏差値=DPF入口温度の変化速度−DPF出口温度の変化速度
図に実線で示すように、排気温センサ71、72が正しく取り付けられている場合、加速初期には入口側の変化速度がより大きいため、速度偏差値は+(プラス)の値となる。次いで、入口側の変化速度が低減し出口側の変化速度が増加するために、速度偏差値はある値まで上昇した後、減少に転じ、さらに−(マイナス)となる。その後、DPF2の上下流の排気温度差が小さくなるのに伴い、速度偏差値がゼロ点に収束する。
一方、排気温センサ71、72が誤取り付けされている場合には、図に点線で示すように、正常時と正負が反転した偏差値曲線を辿ることになる。すなわち、正常時であれば、加速初期の速度偏差値は+(プラス)の値となるのに対し、誤取り付け時は速度偏差値が−(マイナス)の値が一定期間継続する。従って、速度偏差値を算出して、予め設定した誤取り付け判定値α(<0)と比較し、誤取り付け判定値α以下となっている状態が、予め設定した誤取り付け継続期間D(秒)以上続いたかどうかで、誤取り付けを検出できる。
同様に、図3(a)に示す減速時において、排気温センサ71、72を正常取り付けした場合の排気温度変化は、図3(b)のようになる。すなわち、減速フラグがオンすると、DPF2に流入する排気温度が低下するため、DPF入口温度が急低下し(変化速度大)、次いでDPF出口温度が遅れて緩やかに低下し(変化速度小)、所定温度に収束する。これに対し、逆取り付け時には、図3(c)のようになり、ECU6は、DPF出口温度が先に急低下し(変化速度大)、DPF入口温度が遅れて緩やかに低下した(変化速度小)と認識する。
図3(d)は、減速時の速度偏差値の変化を示したもので、図2(d)の加速時と正負が反転した曲線となり、減速初期の速度偏差値は、正常時が−(マイナス)、誤取り付け時は+(プラス)の値となる。従って、算出した速度偏差値を、予め設定した誤取り付け判定値β(>0))と比較し、誤取り付け判定値β以上となっている状態が、予め設定した誤取り付け継続期間E(秒)以上続いたかどうかで、誤取り付けを検出できる。
また、図4(a)はDPF2の再生制御時であり、排気温センサ71、72を正常取り付けした場合の排気温度変化は、図4(b)のように、図2(b)の加速時と全く同様となる。すなわち、DPF再生フラグがオンすると、昇温手段が作動してDPF2に流入する排気温度が上昇するため、まずDPF入口温度が急上昇し(変化速度大)、次いでDPF出口温度が遅れて緩やかに上昇し(変化速度小)、所定温度に収束する。これに対し、逆取り付け時には、図4(c)のようになり、ECU6は、DPF出口温度が先に急上昇し(変化速度大)、DPF入口温度が遅れて緩やかに上昇した(変化速度小)と認識する。
図4(d)は、DPF再生時の速度偏差値の変化を示したもので、図2(d)の加速時と同様、再生初期の速度偏差値は、正常時が+(プラス)、誤取り付け時は−(マイナス)の値となる。従って、算出した速度偏差値を、予め設定した誤取り付け判定値γ(<0))と比較し、誤取り付け判定値γ以上となっている状態が、予め設定した誤取り付け継続期間F(秒)以上続いたかどうかで、誤取り付けを検出できる。
誤取り付け検出後は、故障警告灯(MIL)を点灯させて運転者に認知させ、速やかに車両をディーラー等へ移動させるが、それまでの処置として、ECU6内部における認識値を疑似的に切り替え、自己正常化してDPF2の再生制御を可能とする。このため、ECU6は、入口側排気温度および出口側排気温度のECU認識値を、再生実行可能温度より低い所定の排気温度設定値まで徐々に変化させる徐変制御手段と、徐変制御後にECU6に入力される入口側排気温度と出口側排気温度の認識値の切り替えを行う切り替え手段とを有する。
図5は、その一例を示すタイムチャートで、加速開始とともに誤取り付け検出許可フラグがオンとなり、排気温センサ71の検出値がDPF入口温度(IN:ECU認識値)として、排気温センサ72の検出値がDPF出口温度(OUT:ECU認識値)としてECU6に入力される。これに基づきECU6は上記のようにして誤取り付けを判定し、誤取り付け判定フラグをオンして、徐変制御手段を作動させる。徐変制御では、ECU6にて認識されるDPF入口温度および出口温度を共に、ある低い排気温度設定値(目標排気温度)となるまで徐々に低下させる。さらに、目標排気温度に到達後、切替フラグをオンしてDPF入口温度および出口温度に対応するECU認識値を切り替える。
DPF2の再生実行条件の1つにDPF2の触媒が活性化しているかどうかがあり、活性化していない状態で再生を実施すると、未燃燃料により白煙が発生するおそれがある。従って、目標排気温度は、DPF2が活性化しない温度(例えば、200℃)とする。これにより誤取り付け検出後は、DPF2が活性化していない状態で再生が実施されないようにし、白煙の発生を防止する。
その後、ECU6にて認識されるDPF入口温度およびDPF出口温度を徐々に増加させ、実際の検出値である入口側実排気温度(IN)および出口側実排気温度(OUT)と一致するまで、さらに徐変させる。図5中に実線で示すDPF入口温度が入口側実排気温(一点鎖線)に、破線で示すDPF出口温度が出口側実排気温(点線)に、それぞれ到達したら、切替完了フラグをオンする。
徐変制御により、ECU6にて認識されるDPF入口温度およびDPF出口温度を直ちに切り替えることで生じる不具合を解消することができる。特に、DPF2等に担持される触媒や空燃比センサの早期活性を目的に、排気温度(DPF入口温度または出口温度)のフィードバックによる早期暖気制御を実施している場合には、制御値の急変によるトルク変動や燃焼音悪化が懸念されるので、これら制御への影響を小さくする効果がある。
また、再生制御におけるPM堆積量の算出や温度制御を安全に実施するため、図6のように、誤取り付け判定に伴い、再生制御時のDPF再生実行PM堆積量が増大する方向に設定値を変更することもできる。あるいは、PM堆積量の推定値を低減させてもよい。これらは誤取り付けによって、ECU6にて認識されるPM堆積量と実PM堆積量にズレが生じることから、早期にDPF2の再生がなされるようにして、制御性悪化を防止するためである。
さらに、目標DPF再生温度が低下する方向に設定値を変更することもできる。これにより、再生時にDPF2の温度上昇するのを抑制し、過昇温による溶損等の発生を防止できる。
図7〜9に、ECU6にて実行される誤取り付け検出制御のフローチャートを示す。図7は誤取り付け検出手段としての処理であり、まず、ステップ101で加速フラグがオフからオンに切り替ってからの時間がA(秒)以内であるかどうかを判定する。ステップ101が肯定判定されると、ステップ102に進み、DPF入口温度および出口温度の変化速度から、速度偏差値(DPF入口温度の変化速度−出口温度の変化速度)を算出して、図2(d)の誤取り付け判定値α(<0)と比較する。そして、速度偏差値≦誤取り付け判定値αである状態が、誤取り付け継続期間D(秒)以上継続したかどうかを判定する。ステップ102が肯定判定されたら、ステップ107に進み、誤取り付け判定フラグをオンする。
一方、ステップ101が否定判定されると、ステップ103に進み、減速フラグがオフからオンに切り替ってからの時間がB(秒)以内であるかどうかを判定する。ステップ103が肯定判定されると、ステップ104に進み、DPF入口温度および出口温度の変化速度から、速度偏差値(DPF入口温度の変化速度−出口温度の変化速度)を算出して、図3(d)の誤取り付け判定値β(<0)と比較する。そして、速度偏差値≦誤取り付け判定値βである状態が、誤取り付け継続期間E(秒)以上継続したかどうかを判定する。ステップ104が肯定判定されたら、ステップ107に進み、誤取り付け判定フラグをオンする。
ステップ103が否定判定された場合は、ステップ105に進み、DPF再生フラグがオフからオンに切り替ってからの時間がC(秒)以内であるかどうかを判定する。ステップ105が肯定判定されると、ステップ106に進み、DPF入口温度および出口温度の変化速度から、速度偏差値(DPF入口温度の変化速度−出口温度の変化速度)を算出して、図4(d)の誤取り付け判定値γ(<0)と比較する。そして、速度偏差値≦誤取り付け判定値γである状態が、誤取り付け継続期間F(秒)以上継続したかどうかを判定する。ステップ106が肯定判定されたら、ステップ107に進み、誤取り付け判定フラグをオンする。
図8(a)は徐変制御手段および切り替え手段としての処理であり、まず、ステップ201で徐変制御を実施し、排気温センサ71、72の検出値に基づくDPF入口温度および出口温度の認識値を徐々に低下させる。この時の制御量は、DPF入口温度または出口温度に基づく他の制御への影響が小さくなるように適宜設定される。続くステップ202では、排気温センサ71、72に対応するDPF入口温度および出口温度のECU認識値(排気温センサ値)が、図5の徐変後の目標排気温度(徐変温度)以下であるかどうかを判定し、目標排気温度に達していない場合には、ステップ201へ戻って徐変制御を再度実施することを繰り返す。
ステップ202が肯定判定されると、ステップ203へ進む。ステップ203では、排気温センサ71、72の入口側と出口側、すなわちDPF入口温度と出口温度のECU認識値を入れ替える。次いで、ステップ204では、DPF入口温度(ECU認識値)およびDPF出口温度(ECU認識値)をそれぞれ徐々に上昇させる。ステップ205では、徐変後のECU認識値が、排気温度センサ71、72にて検出される実排気温に到達したかどうかを判定する。ECU認識値が実排気温に達していなければ、ステップ204に戻って徐変制御を再度実行する。これをステップ205が肯定判定されるまで繰り返す。
図8(b)はオフセット手段としての処理であり、まず、ステップ301で前回のDPF再生制御終了からの距離がA(km)に満たないかどうかを判定する。ステップ301が肯定判定されると、ステップ302へ進み、DPF再生実行PM堆積量の設定値を、所定のオフセット量αだけ増加させる。あるいは、目標DPF再生温度の設定値を、所定のオフセット量Zだけ低減させる。ステップ301が否定判定された場合には、ステップ303へ進み、DPF再生実行PM堆積量の設定値を、所定のオフセット量β(>α)だけ増加させる。あるいは、目標DPF再生温度の設定値を、所定のオフセット量Y(>Z)だけ低減させる。これは、走行距離に応じてオフセット量を変更することで、より適切に制御性よく再生を実施するためである。走行距離に代えて走行時間を用いて判定してもよい。
以上のように、本発明によれば、運転状態の急変時の温度変化速度を利用して誤取り付けを容易に検出し、運転者へ認知させることができるので、DPF温度およびPM堆積量の推定精度や再生時の温度制御性が悪化するのを防止できる。さらに誤取り付け後、徐変制御を行って排気温センサ値を切り替えることで、正しく取り付けがなされるまで、DPF2の再生制御が安全かつ適切になされる。
上記実施形態では、図9(a)に示すように、排気温センサ71、72を、触媒付きDPF2の前後に配置した例について説明したが、本発明はこれに限らず種々の排気後処理装置を設けた構成に適用することができる。図9(b)〜(d)は、DPF2の上流に酸化触媒(DOC)91を備える排気後処理装置9の例であり、この場合には、図9(b)、(c)のように、排気後処理装置9の前後またはDPF2の前後に、排気温センサ71、72を設置した例の他、図9(d)のように、排気後処理装置9の前後および酸化触媒21とDPF2の間に3つの排気センサ71〜73を設置することもできる。
あるいは、図9(e)〜(g)のように、DPF2の上流に酸化触媒91を別体に設けることもできる。この場合も、DPF2の前後に排気温センサ71、72を設置した例(図9(f))や、酸化触媒21の上流に排気温センサ71を、DPF2の下流に排気温センサ72を設置した例(図9(g))の他、3つの排気温センサ71〜73を設けて、酸化触媒21の上流およびDPF2の下流と、これらの間にそれぞれ設置してもよい。これらいずれの構成においても、複数の排気温センサによる温度変化速度の偏差から、誤取り付けを検出することができる。
(a)は本発明を適用した内燃機関の排気浄化装置の全体概略構成図、(b)はDPF温度とPM酸化量の関係を示す図である。 加速運転時における誤取付け検出方法を説明するための図で、(a)は排気温センサを取り付け位置を示す概略図、(b)は正常取り付け時のDPF前後の排気温度変化を示す図、(c)は誤取り付け時のDPF前後の排気温度変化を示す図、(d)はDPF入口温度と出口温度の変化速度に基づく速度偏差値の時間推移を示す図である。 減速運転時における誤取付け検出を説明するための図で、(a)は排気温センサを取り付け位置を示す概略図、(b)は正常取り付け時のDPF前後の排気温度変化を示す図、(c)は誤取り付け時のDPF前後の排気温度変化を示す図、(d)はDPF入口温度と出口温度の変化速度に基づく速度偏差値の時間推移を示す図である。 DPF再生制御時における誤取付け検出を説明するための図で、(a)は排気温センサを取り付け位置を示す概略図、(b)は正常取り付け時のDPF前後の排気温度変化を示す図、(c)は誤取り付け時のDPF前後の排気温度変化を示す図、(d)はDPF入口温度と出口温度の変化速度に基づく速度偏差値の時間推移を示す図である。 誤取付け検出後の徐変制御および切り替え制御方法を説明する図である。 誤取付け検出後の再生制御における設定値変更方法を説明する図である。 ECUにおいて実行される誤取付け検出方法を示すフローチャート図である。 (a)はECUにおいて実行される徐変制御および切り替え方法を示すフローチャート図、(b)は再生制御における設定値変更方法を示すフローチャート図である。 (a)〜(g)は排気後処理装置と排気温センサの取り付け位置の他の例を示す概略図である。
符号の説明
1 エンジン(内燃機関)
11 インジェクタ
12 排気管
13 吸気管
14 エアフローメータ
2 DPF(パティキュレートフィルタ)
3 コモンレール
4 燃料タンク
5 圧力センサ
6 ECU(制御手段)
71 排気温センサ
72 排気温センサ
73 排気温センサ
8 差圧センサ
9 排気後処理装置
91 DOC(酸化触媒)


Claims (7)

  1. 内燃機関の排気通路に設置した排気後処理装置と、該排気後処理装置の入口側および出口側の排気温度をそれぞれ検出する複数の排気温センサと、これら複数の排気温センサが接続され、その出力値に基づいて排気温度制御を行う制御手段を備えており、
    上記制御手段が、上記排気後処理装置を流通する排気温度が急変する運転状態において、上記複数の排気温センサにて検出される入口側排気温度の変化速度から出口側排気温度の変化速度を減じた変化速度偏差値が、予め設定した正常範囲から外れた時に、上記複数の排気温センサの誤取り付けと判定する誤取り付け検出手段を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 上記排気後処理装置がパティキュレートフィルタであり、
    上記誤取り付け検出手段における上記排気温度が急変する運転状態は、上記内燃機関の加速時、減速時および上記パティキュレートフィルタの再生制御時の少なくとも1つの状態である請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 上記誤取り付け検出手段は、上記内燃機関の加速時および上記パティキュレートフィルタの再生制御時に、上記変化速度偏差値が所定値以下である状態が所定時間以上継続した時、あるいは、上記内燃機関の減速時に、上記変化速度偏差値が所定値以上である状態が所定時間以上継続した時に、誤取り付けと判定する請求項2記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 上記制御手段は、誤取り付け検出手段にて上記誤取り付けと判定された時に、上記制御手段における上記入口側排気温度および出口側排気温度の認識値を、予め設定した再生実行可能温度より低い所定の排気温度設定値まで徐々に変化させる徐変制御を実行する徐変制御手段と、
    徐変制御により上記認識値が上記設定値に到達した後に、上記制御手段における上記入口側排気温度の認識値と出口側排気温度の認識値との切り替えを行う切り替え手段とを備える請求項1ないし3のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 上記徐変制御手段は、上記入口側排気温度の認識値と出口側排気温度の認識値とを切り替えた後に、これら認識値を、上記複数の排気温センサの出力値と一致するまで徐々に変化させる請求項4記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 上記排気後処理装置がパティキュレートフィルタであり、
    上記制御手段は、誤取り付けと判定された時に、上記排気温センサの出力値に基づいて算出されるパティキュレート堆積量の推定値もしくは上記パティキュレートフィルタの再生実行条件となるパティキュレート堆積量の再生実行値を設定変更する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 上記排気後処理装置がパティキュレートフィルタであり、
    上記制御手段は、誤取り付けと判定された時に、上記パティキュレートフィルタ再生時の目標温度を設定変更する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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