JP4539534B2 - 折り畳み型携帯電話機 - Google Patents

折り畳み型携帯電話機 Download PDF

Info

Publication number
JP4539534B2
JP4539534B2 JP2005323064A JP2005323064A JP4539534B2 JP 4539534 B2 JP4539534 B2 JP 4539534B2 JP 2005323064 A JP2005323064 A JP 2005323064A JP 2005323064 A JP2005323064 A JP 2005323064A JP 4539534 B2 JP4539534 B2 JP 4539534B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
mobile phone
display
foldable mobile
hinge shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005323064A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007134759A (ja
Inventor
潤 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2005323064A priority Critical patent/JP4539534B2/ja
Publication of JP2007134759A publication Critical patent/JP2007134759A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4539534B2 publication Critical patent/JP4539534B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

本発明は、折り畳み型携帯電話機に関する。
従来、一対のキャビネットがヒンジ部によって開閉可能に連結され、一方のキャビネットの内側面にメインディスプレイを備えるとともに背面にサブディスプレイを備え、両キャビネットを閉じた状態でもサブディスプレイによって時刻や着信などが表示される折り畳み型携帯電話機が知られている。
図19に示すように、本体キャビネット201と蓋体キャビネット202と連結アーム203と回転板206とを具備し、本体キャビネット201の端部と連結アーム203の一端部とが第1ヒンジ機構を形成して連結し、回転板206が蓋体キャビネット202の背面中央部に蓋体キャビネット202の背面に垂直な回転軸まわりに回転可能に連結し、連結アーム203の他端部と回転板206に形成された凸条部204とが第2ヒンジ機構を形成して連結している折り畳み型携帯電話機が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の携帯電話機においては、本体キャビネット201と連結アーム203との開き角度と、蓋体キャビネット202と連結アーム203との開き角度とを変化させることで姿勢を変更することが可能とされている。さらに、蓋体キャビネット202を回転板206に対して回転させることで、蓋体キャビネット202の内側面に配備されているメインディスプレイ205の画面を横長の向きにすることが可能とされている。
特許文献1に記載の携帯電話機は、無線通信機能、メール送受信機能、テレビジョン会議機能、及びテレビジョン放送受信機能を有している。
特開2005−117272号公報
本発明の目的は、マイクロホンとレシーバを通話に好適な位置に調節し、その位置に固定することが可能な折り畳み型携帯電話機を提供することである。
本発明の他の目的は、卓上に載せてテレビジョン放送を視聴するために好適な折り畳み型携帯電話機を提供することである。
本発明の更に他の目的は、構造が安定化されている折り畳み型携帯電話機を提供することである。
以下に、(発明を実施するための最良の形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための最良の形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による折り畳み型携帯電話機(100)は、第1筐体(1又は5)と、第2筐体(2)と、アーム部材(3)と、第1ロック機構(61)と、第2ロック機構(62)とを具備している。前記第1筐体は、通話のためのレシーバ(11)と、第1軸受部(45)とを有している。前記第2筐体は、通話のためのマイクロホン(21)と、第2軸受部(25)とを有している。前記アーム部材は、前記アーム部材の長手方向の一方側に配置され、前記第1軸受部に回動可能に支持される第1ヒンジ軸(31)と、前記長手方向の他方側に配置され、前記第2軸受部に回動可能に支持される第2ヒンジ軸(32)とを有している。前記第1ロック機構は前記第1筐体と前記アーム部材との開閉である第1開閉をロックし、前記第2ロック機構は前記第2筐体と前記アーム部材との開閉である第2開閉をロックする。
さらに、本発明による折り畳み型携帯電話機(100)は、第1ロック解除スイッチ(14a、14a’)を具備している。前記第1ロック解除スイッチは、前記第1ロック解除スイッチの操作に基づいて電気信号である第1ロック解除信号(121)を出力する。前記第1ロック機構は、前記第1ロック解除信号に基づいて前記第1開閉のロックを解除する。
さらに、本発明による折り畳み型携帯電話機(100)は、第2ロック解除スイッチ(14c、14c’)を具備している。前記第2ロック解除スイッチは、前記第2ロック解除スイッチの操作に基づいて電気信号である第2ロック解除信号(122)を出力する。前記第2ロック機構は、前記第2ロック解除信号に基づいて前記第2開閉のロックを解除する。
さらに、本発明による折り畳み型携帯電話機(100)は、ロック同時解除スイッチ(14b、14b’)を具備している。前記第1ロック機構と前記第2ロック機構とは、前記ロック同時解除スイッチの操作に基づいて前記第1開閉のロックと前記第2開閉のロックとを同時に解除する。
また、本発明による折り畳み型携帯電話機(100)においては、前記第1ロック機構は、前記第1ヒンジ軸に固定された第1ヒンジ軸係合部(31a)と、第1摺動体係合部(452a)が固定され、前記第1ヒンジ軸に平行な方向に摺動可能に前記第1筐体に取り付けられた第1摺動体(452)と、前記第1摺動体を第1位置と第2位置とに動かす第1駆動部(451M、452M、453M、及び45S、又は、サーボモータ)とを備えている。前記第1位置において前記第1摺動体係合部と前記第1ヒンジ軸係合部とが係合することで前記第1開閉がロックされる。前記第2位置において前記第1摺動体係合部と前記第1ヒンジ軸係合部との係合がはずれることで前記第1開閉のロックが解除される。
さらに、本発明による折り畳み型携帯電話機(100)においては、前記第1ヒンジ軸係合部は第1ヒンジ軸係合要素(31x)を有し、前記第1摺動体係合部は複数の第1摺動体係合要素(452x)を有している。前記第1ヒンジ軸係合要素と前記複数の第1摺動体係合要素の一つとが係合することで 前記第1開閉がロックされる。前記第1ヒンジ軸係合要素は凸形状であり、前記第1摺動体係合要素は凹形状である。
さらに、本発明による折り畳み型携帯電話機(100)においては、前記第1ロック機構は、前記第1筐体と前記アーム部材との開き角度(θ1)を所定の第1角度(0度)、所定の第2角度(180度)、及び、前記第1角度より大きく前記第2角度より小さい所定の第3角度(30、60、90、120、150度)において前記第1開閉をロックする。
また、本発明による折り畳み型携帯電話機(100)においては、前記第2ロック機構は、前記第2ヒンジ軸に固定された第2ヒンジ軸係合部(32a)と、第2摺動体係合部(252a)が固定され、前記第2ヒンジ軸に平行な方向に摺動可能に前記第2筐体に取り付けられた第2摺動体(252)と、前記第2摺動体を第3位置と第4位置とに動かす第2駆動部(25S、254M、252M、254M’、及び252M’、又は、サーボモータ)とを備えている。前記第3位置において前記第2摺動体係合部と前記第2ヒンジ軸係合部とが係合することで前記第2開閉がロックされ、前記第4位置において前記第2摺動体係合部と前記第2ヒンジ軸係合部との係合がはずれることで前記第2開閉のロックが解除される。
さらに、本発明による折り畳み型携帯電話機(100)においては、前記第2ヒンジ軸係合部は第2ヒンジ軸係合要素(32x)を有し、前記第2摺動体係合部は複数の第2摺動体係合要素(252x)を有している。前記第2ヒンジ軸係合要素と前記複数の第2摺動体係合要素の一つとが係合することで前記第2開閉がロックされる。前記第2ヒンジ軸係合要素は凸形状であり、前記第2摺動体係合要素は凹形状である。
さらに、本発明による折り畳み型携帯電話機(100)においては、前記第2ロック機構は、前記第2筐体と前記アーム部材との開き角度(θ2)を所定の第4角度(0度)、所定の第5角度(180度)、及び、前記第4角度より大きく前記第5角度より小さい所定の第6角度(30、60、90、120、150度)において前記第2開閉をロックする。
また、本発明の折り畳み型携帯電話機(100)は、表示装置(12)を具備している。そして、前記第1筐体及び前記第2筐体は扁平である。前記第1筐体は、厚さ方向の両側に第1筐体第1面(1a)と第1筐体第2面(1b)とを有している。前記第2筐体は、厚さ方向の両側に第2筐体第1面(2a)と第2筐体第2面(2b)とを有している。前記表示装置の表示画面(12a)が前記第1筐体第1面に配置されている。前記第1軸受部は前記第1筐体第2面に配置され、前記第2軸受部は前記第2筐体第1面に配置されている。本発明の折り畳み型携帯電話機(100)は、前記第1筐体第2面と前記第2筐体第1面とが対向している閉状態(図15(A)に示す状態)と、前記閉状態から前記第1筐体が前記第2筐体第1面に沿ってスライドした状態である開状態(図15(E)に示す状態)とを取り得る。
さらに、本発明の折り畳み型携帯電話機(100)においては、前記第1筐体は、前記第1筐体第2面に回転体(4)を有している。前記第1筐体と前記回転体とは、前記第1筐体の厚さ方向に平行な回転軸(L3)まわりの相対回転が可能である。前記第1軸受部は前記回転体に配置されている。
さらに、本発明の折り畳み型携帯電話機(100)は、前記相対回転の回転角度(θ3)を検出し、検出結果に基づいて回転角度信号(101、111)を出力する回転角度センサ(70)を具備している。前記表示装置は、前記回転角度信号に基づいて、縦長画面表示又は横長画面表示の一方で前記表示画面に表示する。ここで、前記縦長画面表示とは、画面の縦の長さが画面の横の長さよりも長い画面表示であり、前記横長画面表示とは、画面の横の長さが画面の縦の長さよりも長い画面表示である。
さらに、本発明による折り畳み型携帯電話機(100)は、前記表示画面に表示する画面の上方向を切替える表示方向切換えキー(13)を具備している。前記表示装置は、前記表示方向切換えキーの操作に基づいて前記画面の上方向を切換える。
さらに、本発明による折り畳み型携帯電話機(100)においては、前記表示方向切換えキーは、表示方向切換えキー入力部(13a、13b)と、表示方向切換えキー表示部(13x、13y)とを有している。前記表示方向切換えキー表示部は、前記表示方向切換えキー入力部を操作することで切換えようとする前記画面の上方向である表示切換え方向を示すマークを表示する。前記マークは、前記回転角度信号に基づいて所定のマーク群から選択されている。そして、前記表示装置は、前記表示方向切換えキー入力部の操作に基づいて前記画面の上方向を前記表示切替え方向に切替える。
また、本発明による折り畳み型携帯電話機(100)においては、前記第1筐体第2面には溝部(15b、15c、15d)が設けられている。前記第1軸受部は前記溝部に設けられている。折り畳み型携帯電話機(100)の前記閉状態と前記開状態とにおいては、前記アーム部材と前記第2軸受部とが前記溝部に収容される。
さらに、本発明による折り畳み型携帯電話機(100)においては、前記第1筐体は、前記第1筐体第2面に回転体(4)を有している。前記第1筐体と前記回転体とは、前記第1筐体の厚さ方向に平行な回転軸(L3)まわりの相対回転が可能である。前記回転体は、前記溝部の一部をなす回転体溝部(15d)を備えている、前記第1軸受部は前記回転体溝部に配置されている。
本発明によれば、マイクロホンとレシーバを通話に好適な位置に調節し、その位置に固定することが可能な折り畳み型携帯電話機が提供される。
また、本発明によれば、卓上に載せてテレビジョン放送を視聴するために好適な折り畳み型携帯電話機が提供される。
さらに、本発明によれば、構造が安定化されている折り畳み型携帯電話機が提供される。
添付図面を参照して、本発明による折り畳み型携帯電話機を実施するための最良の形態を以下に説明する。
本発明による折り畳み型携帯電話機100を図1に示す。携帯電話機100を折り畳んだ閉状態において、図1(A)は携帯電話機100を上側から見た状態を示し、図1(B)は下側から見た状態を示す。携帯電話機100は、第1筐体1と第2筐体2とを具備している。第1筐体1と、第2筐体2とは、それぞれの主面が略矩形である扁平な板状形状をしている。第1筐体1の主面の一方である第1筐体上側面1aには、液晶表示装置のような表示装置12の表示画面12aが設けられている。表示画面12aは略矩形であり、その長辺方向は第1筐体上側面1aの長辺方向に一致している。第2筐体2の主面の一方である第2筐体下側面2bには、カメラ24が設けられている。
折り畳み型携帯電話機100の組立図を図2に示す。図2(A)は折り畳み型携帯電話機100を上側から見た状態を示し、図2(B)は折り畳み型携帯電話機100を下側から見た状態を示している。折り畳み型携帯電話機100は、アーム部材3と円盤状の回転体4とを具備している。
第1筐体上側面1aには、その長辺方向の一方の端部に通話のためのレシーバ11が設けられ、他方の端部に表示方向切換えキー13が設けられている。表示方向切換えキー13は、タッチパネルディスプレイのような表示機能付きの入力装置であり、第1筐体上側面1aの短辺方向に延びる略矩形形状をしている。表示方向切換えキー13は、その一方の端部に表示方向切換えキー第1入力部13a及び表示方向切換えキー第1表示部13xを有し、他方の端部に表示方向切換えキー第2入力部13b及び表示方向切換えキー第2表示部13yを有している。表示方向切換えキー第1入力部13aと表示方向切換えキー第1表示部13xとは第1筐体1の厚さ方向に重なって配置されており、表示方向切換えキー第2入力部13bと表示方向切換えキー第2表示部13yとは第1筐体1の厚さ方向に重なって配置されている。第1筐体上側面1aに垂直な第1筐体1の4つの側面のうち、第1筐体上側面1aの長辺に沿って延びる第1筐体側面1cと第1筐体側面1c’とには、第1筐体側面1cに第1ロック解除スイッチ14a、ロック同時解除スイッチ14b、及び第2ロック解除スイッチ14cが設けられ、第1筐体側面1c’に第1ロック解除スイッチ14a’、ロック同時解除スイッチ14b’、及び第2ロック解除スイッチ14c’が設けられている。第1ロック解除スイッチ14a及び14a’、ロック同時解除スイッチ14b及び14b’、第2ロック解除スイッチ14c及び14c’には押しボタンスイッチが好適に用いられ、感圧スイッチを用いても良い。第1筐体上側面1aの反対側に位置する第1筐体下側面1bには、溝部15が形成されている。溝部15は、第1筐体下側面1bの中央部分に位置する溝部円形部分15aと、溝部円形部分15aから第1筐体下側面1bの長辺方向の一方と他方とにそれぞれ延びる溝部第1直線部分15bと溝部第2直線部分15cとを有している。溝部円形部分15aの内周面にはその周方向に沿って凹状の第1筐体側輪状ガイド部17が設けられている。溝部円形部分15aの底面には、磁束検出器16aと磁束検出器16bとが設置されている。磁束検出器16aと磁束検出器16bは、溝部円形部分15aの底面の表面に露出していてもよく、溝部円形部分15aの底面の内側に設置されていてもよい。
ここで、第1筐体1に対してX1、Y1、Z1直交座標系を定義する。X1軸の正方向は、第1筐体上側面1a及び第1筐体下側面1bの短辺方向に平行であり、第1筐体側面1cから、第1筐体側面1c’を見る方向に一致している。Y1軸の正方向は、第1筐体上側面1a及び第1筐体下側面1bの長辺方向に平行であり、表示方向切換えキー13からレシーバ11を見る方向に一致している。Z1軸の正方向は、第1筐体1の厚さ方向に平行であり、第1筐体下側面1bから第1筐体上側面1aを見る方向に一致している。X1、Y1、Z1座標系は右手系であり、原点はO1である。
回転体4は、円盤状の形状をしており、両端が外周面に達する直線状の回転体溝部15dを下側円盤面4b側に有している。下側円盤面4bの反対側に位置する上側円盤面4aには、磁束発生器4Mおよび磁束発生器4M’が設けられている。磁束発生器4Mおよび磁束発生器4M’は、上側円盤面4aの表面に露出していてもよく、上側円盤面4aの内側に配置されていてもよい。回転体4の厚さ方向から見ると、磁束発生器4Mと磁束発生器4M’の位置は、回転体溝部15dの一方の端部と他方の端部とにそれぞれ重なっている。回転体溝部15dには第1軸受部45が設けられている。回転体4の外周面には、その周方向に沿って凸状の回転体側輪状ガイド部41が設けられている。
ここで、回転体4に対してX4、Y4、Z4直交座標系を定義する。Y4軸の正方向は、回転体溝部15dに平行であり、磁束発生器4M’から磁束発生器4Mを見る方向に一致している。Z4軸の正方向は、回転体4の厚さ方向に平行であり、下側円盤面4bから上側円盤面4aを見る方向に一致している。X4、Y4、Z4座標系は右手系であり、原点はO4である。
アーム部材3は、棒状に直線的に形成されており、その長手方向の両端部に第1ヒンジ軸31と第2ヒンジ軸32とを有している。第1ヒンジ軸31と第2ヒンジ軸32の軸方向は、ともにアーム部材3の長手方向に直角であり、互いに平行である。また、アーム部材3は、アーム部材3の長手方向に延びるアーム部材上側面3aを有し、アーム部材上側面3aの反対側にアーム部材3の長手方向に延びるアーム部材下側面3bを有している。
ここで、アーム部材3に対してX3、Y3、Z3直交座標系を定義する。X3軸の正方向は、第1ヒンジ軸31及び第2ヒンジ軸32の軸方向に平行である。Y3軸の正方向は、アーム部材3の長手方向に平行であり、第1ヒンジ軸31から第2ヒンジ軸32を見る方向に一致している。Z3軸の正方向は、アーム部材下側面3bからアーム部材上側面3aを見る方向に一致している。X3、Y3、Z3座標系は右手系であり、原点はO3である。
第2筐体2は、第2筐体2の主面であり、第2筐体下側面2bの反対側に位置している第2筐体上側面2aを有している。第2筐体上側面2aには、その長辺方向の一方の端部に第2軸受部25が設けられ、他方の端部に通話のためのマイクロホン21が設けられている。第2筐体上側面2aには、ダイヤルをするため、又はメールを作成するためのメインキー22と、スピーカ23とが設けられている。
ここで、第2筐体2に対してX2、Y2、Z2直交座標系を定義する。Y2軸の正方向は、第2筐体上側面2a及び第2筐体下側面2bの長辺方向に平行であり、マイクロホン21から第2軸受部25を見る方向に一致している。Z2軸の正方向は、第2筐体2の厚さ方向に平行であり、第2筐体下側面2bから第2筐体上側面2aを見る方向に一致している。X2、Y2、Z2座標系は右手系であり、原点はO2である。
折り畳み型携帯電話機100の可動部について図2及び図3を用いて説明する。回転体4は、第1筐体側輪状ガイド部17と回転体側輪状ガイド部41とが嵌合することで、第1筐体1に取り付けられている。ここで、回転体4は、第1筐体下側面1bが形成している平面からはみ出さないように溝部円形部分15aに収容されている。回転体4は、第1筐体1に対して回転軸L3まわりに回転可能である。回転軸L3軸はZ1軸及びZ4軸に平行である。アーム部材3は、第1ヒンジ軸31が第1軸受部45によって回動軸L1まわりに回動可能に支持されることで、回転体4に取り付けられている。アーム部材3と回転体4とは、回動軸L1まわりに開閉可能な第1ヒンジ部を形成している。回動軸L1はX3軸及びX4軸に平行である。また、アーム部材3は、第2ヒンジ軸32が第2軸受部25によって回動軸L2まわりに回動可能に支持されることで、第2筐体2に取り付けられている。アーム部材3と第2筐体2とは、回動軸L2まわりに開閉可能な第2ヒンジ部を形成している。回動軸L2はX2軸及びX3軸に平行である。電気配線35は、アーム部材3の内部を通って、第1筐体1に属する電気回路と第2筐体2に属する電気回路とを電気的に接続している。電気配線35としては、フレキシブルプリント基板が用いられ、又は、電気ケーブルが用いられる。
折り畳み型携帯電話機100が図1及び図2に示す折り畳み状態(閉状態)にあるときについて説明する。溝部第1直線部分15b、溝部第2直線部分15c、及び回転体溝部15dは、一連の直線状の溝を形成している。アーム部材3及び第2軸受部25は、回転体溝部15dと溝部第1直線部分15bとに収容されており、アーム部材3は第1筐体下側面1bが規定する仮想的な平面からはみ出していない。このため、アーム部材3に外力が加わることが防がれている。さらに、第1筐体下側面1bと第2筐体上側面2aとが対向して接触している。したがって、折り畳み型携帯電話機100は折り畳んだ状態(閉状態)において構造が安定化されており、第1軸受部45及び第2軸受部25が破損することが防がれている。
また、折り畳み型携帯電話機100が折り畳み状態にあるときは、原点O1〜O4を重ね合わせると、X1〜X4軸は互いに一致し、Y1〜Y4軸は互いに一致し、Z1〜Z4軸は互いに一致する。ここで、第1筐体1と回転体4とが相対的に回転してもZ1軸とZ4軸との平行関係は維持され、アーム部材3と回転体4とが開閉してもX3軸とX4軸との平行関係は維持され、第2筐体2とアーム部材3とが開閉してもX2軸とX3軸の平行関係は維持される。
第2ヒンジ部は、アーム部材3と第2筐体2とが回動軸L2まわりに開閉しないようにロックした状態と、ロックを解除した状態とをとり得る。以下、図4〜図6を用いて第2ヒンジ部の一の形態における第2ロック機構62について説明する。図4及び図5についての説明において適宜図6を参照すれば、第2ロック機構62の立体的形状を容易に把握することができる。ここで、第2ロック機構62は、第2ヒンジ軸32と、第2摺動体252及び252’と、弾性体45Sと磁束発生器252M、252M’、254M、及び254M’とから構成される駆動装置、又は、サーボモータ、ラック252R、252R’及びピニオン252Pから構成される駆動装置とを有している。
図4は、第2ヒンジ部の一の形態について、第2ヒンジ部をロックした状態について示す図であり、図4(A)は第2ヒンジ部の上面図であり、図4(B)は第2ヒンジ部のA−A切断線における断面図であり、図4(C)は第2ヒンジ部のB−B切断線における断面図である。
図4(A)に示すように、軸受体251及び軸受体251’は、第2筐体上側面2aに固定されており、第2ヒンジ軸32を回転可能に支持している。第2筐体上側面2aの内側には基部254及び基部254’が固定されており、基部254と基部254’の間にガイド25AがX2軸に平行に取り付けられている。第2摺動体252と第2摺動体252’とは、ガイド25Aに沿って摺動可能に第2筐体2に取り付けられている。基部254と、第2摺動体252と、第2摺動体252’と、基部254’とは、この順番でX2軸の負から正に向かう方向に一直線上に並んでいる。第2摺動体252の上部は、第2筐体上側面2aに設けられた第2筐体孔部253から第2筐体上側面2aの外に露出しており、第2摺動体252’の上部は、第2筐体上側面2aに設けられた第2筐体孔部253’から第2筐体上側面2aの外に露出している。第2摺動体252は、圧縮コイルばねのような弾性体25SによってX2軸の正方向に付勢され、第2ヒンジ軸32と係合することで第2ヒンジ部をロックしている。第2摺動体252’は、弾性体25SによってX2軸の負方向に付勢され、第2ヒンジ軸32と係合することで第2ヒンジ部をロックしている。基部254の内部には磁束発生器254Mが固定され、第2摺動体252の内部には磁束発生器252Mが固定され、第2摺動体252’の内部には磁束発生器252M’が固定され、基部254’の内部には磁束発生器254M’が固定されている。磁束発生器254M、磁束発生器252M、磁束発生器252M’、及び、磁束発生器254M’は、一例として鉄心の周囲にコイルが巻きつけられて形成されている電磁石であり、この順番にX2軸の負から正に向かう方向に一直線上に並んでおり、図4に示す状態においては磁束を発生していない。第2軸受部25は、第2筐体上側面2aから露出している第2摺動体252及び252’の上部と、軸受体251及び251’とを有している。
図5は、第2ヒンジ部の一の形態について、第2ヒンジ部のロックを解除した状態について示す図である。このとき、磁束発生器254M、磁束発生器252M、磁束発生器252M’、及び、磁束発生器254M’には、磁束発生器254Mと磁束発生器252Mとの間に引力が発生し、磁束発生器252Mと磁束発生器252M’との間に斥力が発生し、磁束発生器252M’と磁束発生器254M’との間に引力が発生するように、それぞれのコイルに電流が流れている。したがって、第2摺動体252がX2軸の負方向に移動して第2摺動体252と第2ヒンジ軸32との係合がはずれ、且つ、第1摺動体252’がX2軸の正方向に移動して第2摺動体252’と第2ヒンジ軸32との係合がはずれて、第2ヒンジ部のロックが解除されている。
つぎに、図7を参照して第2ヒンジ部の他の形態について説明する。図7(A)は第2ヒンジ部の上面図であり、図7(B)は第2ヒンジ部のC−C切断線における断面図である。第2ヒンジ部の他の形態においては、弾性体25Sと、磁束発生器254Mと、磁束発生器252Mと、磁束発生器252M’と、磁束発生器254M’とは存在しない。第2摺動体252にはラック252Rが固定され、第2摺動体252’にはラック252R’が固定されている。ラック252Rとラック252R’とは、ともにX2軸方向に延びており、ラック252Rがラック252R’のZ2軸の正方向に位置して互いに対向して平行に配置されており、それぞれの対向している面に歯を有している。ピニオン252PはY2軸に平行な回転軸を有しており、ラック252R及びラック252R’と歯がかみ合うように両者の間に設置されている。サーボモータのような駆動装置を用いてピニオン252Pを図7(B)の矢印で示す方向(Y2軸の負方向に進む右ねじが回転する方向)に回転させると、第2摺動体252がX2軸の負方向に移動して第2摺動体252と第2ヒンジ軸32との係合がはずれ、且つ、第2摺動体252’がX2軸の正方向に移動して第2摺動体252’と第2ヒンジ軸32との係合がはずれて、第2ヒンジ部のロックが解除される。これとは逆に、ピニオン252PをY2軸の正方向に進む右ねじが回転する方向に回転させると、第2摺動体252がX2軸の正方向に移動して第2摺動体252と第2ヒンジ軸32とが係合し、第2摺動体252’がX2軸の負方向に移動して第2摺動体252’と第2ヒンジ軸32とが係合して、第2ヒンジ部がロックされる。
第1ヒンジ部は、アーム部材3と回転体4とが回動軸L1まわりに開閉しないようにロックした状態と、ロックを解除した状態とをとり得る。以下、図8及び図9を用いて第1ヒンジ部のロック機構について説明する。図8は、回転体4について示す部分断面図であり、図8(A)は第1ヒンジ部をロックした状態について示し、図8(B)は第1ヒンジ部のロックを解除した状態について示す。また、図9は、第1ヒンジ部の第1ロック機構61の立体的形状を示している。ここで、第1ロック機構61は、第1ヒンジ軸31と、第1摺動体452と、弾性体45Sと磁束発生器451M〜453Mとから構成される駆動装置、又は、サーボモータ、ラック及びピニオンから構成される駆動装置とを有している。
図8(A)及び(B)に示すように、回転体溝部15dの両側壁の内側に第1軸受部45が設けられている。第1軸受部45は、ガイド45Aと、弾性体45Sと、軸受体451と、第1摺動体452と、基部453とを有している。回転体溝部15dの側壁である回転体溝部側壁455には第1ヒンジ軸31を通すための穴が貫通している。軸受体451は回転体溝部側壁455の内側に固定され、基部453は回転体4の外周面の一部を形成している外周壁454の内側に固定され、軸受体451と基部453とは対向して配置されている。ガイド45Aは、軸受体451と基部453の間にX4軸に平行に取り付けられている。第1摺動体452は、ガイド45Aに沿う方向に摺動可能に回転体4に取り付けられている。
図8(A)に示すように第1ヒンジ部をロックした状態においては、第1摺動体452は、圧縮コイルばねのような弾性体45SによってX4軸の負方向である軸受体451側に付勢され、第1ヒンジ軸31と係合することで第1ヒンジ部をロックしている。軸受体451の内部には磁束発生器451Mが固定され、第1摺動体452の内部には磁束発生器452Mが固定され、基部453の内部には磁束発生器453Mが固定されている。磁束発生器451M、磁束発生器452M、磁束発生器453Mは、一例として鉄心の周囲にコイルが巻きつけられて形成されている電磁石であり、この順番にX4軸の負から正に向かう方向に延びる直線上に並んでおり、図8(A)に示す状態においては磁束を発生していない。
図8(B)に示すように第1ヒンジ部のロックを解除した状態においては、磁束発生器451Mと磁束発生器452Mとの間に斥力が発生し、磁束発生器452Mと磁束発生器453Mとの間に引力が発生するように、それぞれのコイルに電流が流れている。したがって、第1摺動体452がX4軸の正方向である基部453側に移動し、第1摺動体452と第1ヒンジ軸31との係合がはずれている。第1軸受部45の反対側も同様に構成されており、同様に動作する。
つぎに、図10〜図12を用いて、第1ヒンジ部及び第2ヒンジ部をロックするための係止構造について説明する。第1ヒンジ軸31は、その端部に第1ヒンジ軸係合部31aを有しており、第2ヒンジ軸32は、その端部に第2ヒンジ軸係合部32aを有している。第2摺動体252は、その溝部の底部に第2摺動体係合部252aを有し、第1摺動体452は、その溝部の底部に第1摺動体係合部452aを有している。
はじめに第一の係止構造について説明する。図10(A)に示すように、第1ヒンジ軸係合部31a及び第2ヒンジ軸係合部32aは、凸形状の係合要素31xと係合要素32xとをそれぞれ有している。一方、図11(A)に示すように、第2摺動体係合部252aは、凹形状の係合要素252xを複数有している。係合要素252xは、後述する角度θ2が0、30、60、90、120、150、180度において第2ヒンジ部の開閉がロックされるように配置されている。係合要素32xと係合要素252xの一つとが係合することで、第2ヒンジ部は所定の開き角度でロックされる。また、図12(A)に示すように、第1摺動体係合部452aは、凹形状の係合要素452xを複数有している。係合要素452xは、後述する角度θ1が0、30、60、90、120、150、180度において第1ヒンジ部の開閉がロックされるように配置されている。係合要素31xと係合要素452xの一つとが係合することで、第1ヒンジ部が所定の開き角度でロックされる。
ここで、係合要素252x及び452xは、45度おき等の一定角度ごとに配置しても良く、0、90、120、150、180度というように必要なところのみに配置しても良い。また、係合要素31xが凹形状で複数存在し、係合要素452xが凸形状で単数であっても良い。係合要素32xが凹形状で複数存在し、係合要素252xが凸形状で単数であっても良い。
つぎに第二の係止構造について説明する。図10(B)に示すように、第1ヒンジ軸係合部31aと第2ヒンジ軸係合部32aとは、円錐面の外側面を形成している係合要素31yと係合要素32yとをそれぞれ有している。一方、図11(B)に示すように、第2摺動体係合部252aは、円錐面の内側面を形成している係合要素252yを有している。係合要素32yと係合要素252yとの摩擦力は大きく、係合要素32yと係合要素252yとが係合することで第2ヒンジ部が任意の開き角度でロックされる。また、図12(B)に示すように、第1摺動体係合部452aは、円錐面の内側面を形成している係合要素452yを有している。係合要素31yと係合要素452yとの摩擦力は大きく、係合要素31yと係合要素452yとが係合することで第1ヒンジ部は任意の開き角度でロックされる。
折り畳み型携帯電話機100の使用状態の一例(開状態)を図13に示す。図13(A)は携帯電話機を上側から見た状態を示し、図13(B)は携帯電話機を下側から見た状態を示す。この状態においては、アーム部材3及び第2軸受部25は、溝部第2直線部分15c及び回転体溝部15dに収容されており、アーム部材3は第1筐体下側面1bが規定する仮想的な平面からはみ出していない。このため、アーム部材3に外力が加わることが防がれている。さらに、第1筐体下側面1bの一部と第2筐体上側面2aの一部とが対向して接触している。したがって、折り畳み型携帯電話機100は開状態において構造が安定化されており、第1軸受部45及び第2軸受部25が破損することが防がれている。折り畳み型携帯電話機100の開状態においては、表示画面12aとメインキー22とが露出している。この状態は、表示画面12aを縦長画面表示の状態で使用しており、メインキー22を操作してメールを作成する場合に適している。ここで、図13に示す携帯電話機100の開状態は、図1に示す携帯電話機100の閉状態から、第1筐体1を第2筐体上側面2aに沿ってY2軸の正方向にスライドさせた状態である。折り畳み型携帯電話機100においては、待受け状態である閉状態(図1参照)及び使用状態である開状態(図13参照)のどちらの状態においても表示画面12aが露出している。したがって、閉状態においても表示画面12aに時刻やメールの受信通知を表示することが可能であり、サブ表示画面が必要とされないためにコストが削減される。
つぎに、折り畳み型携帯電話機100においてテレビジョン放送を視聴するときの状態を図14に示す。はじめに図14を用いて角度θ1、θ2、θ3について説明する。角度θ1は、アーム部材3と回転体4との開き角度であり、原点O3と原点O4とを一致させてX3軸及びX4軸の負方向を見たときにY4軸に対するY3軸の角度を時計まわりに測った角度である。なお、第1筐体1とアーム部材3の開き角度を角度θ1で表す場合もある。角度θ2は、アーム部材3と第2筐体2との開き角度であり、原点O3と原点O2とを一致させてX3軸及びX2軸の負方向を見たときにY2軸に対するY3軸の角度を時計まわりに測った角度である。角度θ3は、第1筐体1と回転体4との回転角度であり、原点O1と原点O4とを一致させてZ1軸及びZ4軸の負方向を見たときにX4軸に対するX1軸の角度を反時計まわりに測った角度である。図14に示す状態においては、第1筐体1が回転体4に対して90°回転しているため、表示画面12aを横長画面表示の状態で使用してテレビジョン放送を視聴することができる。この状態においては、第2筐体2を卓上に載置し、第2筐体2とアーム部材3の開き角度θ2を変えることで第1筐体1の卓上面からの高さを調節し、回転体4とアーム部材3との開き角度θ1を変えることで表示画面12aが向く方向を調節し、テレビジョン放送を横長の大画面で視聴することができるので、テレビジョン放送の視聴に好適である。
折り畳み型携帯電話機100における形状変化について図15を用いて説明する。図15(A)は携帯電話機の折り畳み状態(待受状態)について示し、図15(B)〜(E)は携帯電話機の通話状態について示している。図15(A)に示す待受状態は、図1に示す折り畳み状態(閉状態)と同じであり、角度θ1、θ2、θ3はいずれも0度である。図15(B)〜(E)に示す通話状態においては、角度θ3は0度に維持されているが、角度θ1とθ2とは変化している。図15(B)においては、角度θ1とθ2は、それぞれα1と90度である。ここで、90°<α1<180°である。図15(C)においては、角度θ1とθ2は、それぞれα2と120度である。ここで、120°<α2<180°である。図15(D)においては、角度θ1とθ2は、それぞれα3と150度である。ここで、150°<α3<180°である。図15(E)においては、角度θ1とθ2は、ともに180°である。図15(E)に示す状態は、図13に示す状態と同じである。折り畳み型携帯電話機100は、第1ヒンジ部と第2ヒンジ部のそれぞれの開き角度θ1とθ2とを独立して調節することが可能であるため、図15(B)〜(E)に示す通話状態においてレシーバ11とマイクロホン21との相対位置を自由に調節し、その位置で固定することが可能である。
折り畳み型携帯電話機100は、回転角度センサ70により回転角度θ3を検出し、検出したθ3に基づいて、表示画面12aの表示を縦長画面表示と横長画面表示とに切換えることができる。また、検出したθ3に基づいて、表示方向切換えキー第1表示部13xおよび表示方向切換えキー第2表示部13yに表示するマークと、表示方向切換えキー第1入力部13aおよび表示方向切換えキー第2入力部13bの操作に対する処理とを切換えることができる。
図16を用いて回転角度センサ70について説明する。回転角度センサ70は、上側円盤面4aに設けられている磁束発生器4M及び磁束発生器4M’と、溝部円形部分15aの底部に設けられている磁束検出器16a及び磁束検出器16bとを具備している。磁束発生器4M及び4M’には、永久磁石を用いることができる。磁束発生器4M及び磁束発生器4M’をZ4軸の向きに見ると、磁束発生器4Mは回転体溝部15dの一方の端部に位置し、磁束発生器4M’は回転体溝部15dの他方の端部に位置し、磁束発生器4M’から磁束発生器4Mをみる方向は、Y4軸の正方向に一致している。磁束発生器4Mは、Z4軸及びZ1軸の負方向を向く磁束を発生し、磁束発生器4M’はZ4軸及びZ1軸の正方向を向く磁束を発生する。溝部円形部分15aをZ1軸の向きに見たときの磁束検出器16aと磁束検出器16bの位置は、溝部円形部分15aの円形の底部の中心を原点O1とし、Y1軸が指す位置を時計の12時の位置とし、X1軸が指す位置を時計の9時の位置とすると、磁束検出器16aの位置は時計の9時の位置であり、磁束検出器16bの位置は、時計の6時の位置である。磁束検出器16a及び磁束検出器16bは、ホール効果素子を具備しており、磁束の方向を検出することが可能である。図16(A)に示すように回転角度θ3が0度のときは、磁束検出器16aが磁束を検出せず、磁束検出器16bがZ1軸の正方向の磁束を検出することで、回転角度センサ70は回転角度θ3が0度であることを検出する。図16(B)に示すように回転角度θ3が90度であるときは、磁束検出器16aがZ1軸の負方向の磁束を検出し、磁束検出器16bが磁束を検出しないことで、回転角度センサ70は回転角度θ3が90度であることを検出する。図16(C)に示すように回転角度θ3が180度のときは、磁束検出器16aが磁束を検出せず、磁束検出器16bがZ1軸の負方向の磁束を検出することで、回転角度センサ70は回転角度θ3が180度であることを検出する。図16(D)に示すように回転角度θ3が270度であるときは、磁束検出器16aがZ1軸の正方向の磁束を検出し、磁束検出器16bが磁束を検出しないことで、回転角度センサ70は回転角度θ3が270度であることを検出する。
第1筐体1と回転体4とは、360度の相対回転が可能である。角度θ3は、0度から360度の範囲を動いてもよく、−180度から180度の範囲を動いてもよい。
つぎに図17を用いて、折り畳み型携帯電話機100が表示画面12aの画面表示に関して行う処理について説明する。折り畳み型携帯電話機100は制御装置51を具備している。回転角度センサ70は回転角度θ3を検出して、検出結果に基づいて回転角度信号101又は111を出力する。以下、回転角度θ3について場合分けをして説明する。なお、図13及び図14に示すように、表示画面12aの中心から見てX1軸の正方向に位置する辺を表示画面第2長辺12sとし、X1軸の負方向に位置する辺を表示画面第1長辺12rとし、Y1軸の正方向に位置する辺を表示画面第1短辺12pとし、Y1軸の負方向に位置する辺を表示画面第2短辺12qとする。表示画面第1短辺12p及び表示画面第2短辺12qは表示画面12aの短辺であり、表示画面第1長辺12r及び表示画面第2長辺12sは表示画面12aの長辺である。
θ3=0°、180°の場合について説明する。回転角度センサ70は角度θ3が0度又は180度であることを検出して回転角度信号101を出力する。制御装置51は回転角度信号101に基づいて表示装置制御信号104を出力する。表示装置12は表示装置制御信号104に基づいて表示画面12aに縦長画面表示で画面を表示する。また、制御装置51は回転角度信号101に基づいて表示方向切換えキー第1表示部制御信号105及び表示方向切換えキー第2表示部制御信号106を出力する。表示方向切換えキー第1表示部13xは、表示方向切換えキー第1表示部制御信号105に基づいて、図13(A)に示すようにY1軸の正方向を示すマークを表示する。表示方向切換えキー第2表示部13yは、表示方向切換えキー第2表示部制御信号106に基づいて、図13(A)に示すようにY1軸の負方向を示すマークを表示する。表示方向切換えキー第1入力部13aは、表示方向切換えキー第1入力部13aが操作されると表示方向切換え第1信号102を出力する。制御装置51は表示方向切換え第1信号102が入力されると回転角度信号101を参照してその後の処理を行う。すなわち、回転角度信号101が入力されているとき、制御装置51は、表示方向制御第1信号107を出力する。表示装置12は、表示方向制御第1信号107に基づいて、表示画面12aに表示画面第1短辺12pが画面の上になるように表示する。同様に、表示方向切換えキー第2入力部13bは、表示方向切換えキー第2入力部13bが操作されると表示方向切換え第2信号103を出力する。制御装置51は表示方向切換え第2信号103が入力されると回転角度信号101を参照してその後の処理を行う。すなわち、回転角度信号101が入力されているとき、制御装置51は、表示方向制御第2信号108を出力する。表示装置12は、表示方向制御第2信号108に基づいて、表示画面12aに表示画面第2短辺12qが画面の上になるように表示する。
θ3=90°、270°の場合について説明する。回転角度センサ70は角度θ3が90度又は270度であることを検出して回転角度信号111を出力する。制御装置51は回転角度信号111に基づいて表示装置制御信号114を出力する。表示装置12は表示装置制御信号114に基づいて表示画面12aに横長画面表示で画面を表示する。また、制御装置51は回転角度信号111に基づいて表示方向切換えキー第1表示部制御信号115及び表示方向切換えキー第2表示部制御信号116を出力する。表示方向切換えキー第1表示部13xは、表示方向切換えキー第1表示部制御信号115に基づいて、図14に示すようにX1軸の負方向を示すマークを表示する。表示方向切換えキー第2表示部13yは、表示方向切換えキー第2表示部制御信号116に基づいて、図14に示すようにX1軸の正方向を示すマークを表示する。表示方向切換えキー第1入力部13aは、表示方向切換えキー第1入力部13aが操作されると表示方向切換え第1信号102を出力する。制御装置51は表示方向切換え第1信号102が入力されると回転角度信号111を参照してその後の処理を行う。すなわち、回転角度信号111が入力されているとき、制御装置51は、表示方向制御第1信号117を出力する。表示装置12は表示方向制御第1信号117に基づいて、表示画面12aに表示画面第1長辺12rが画面の上になるように表示する。同様に、表示方向切換えキー第2入力部13bは、表示方向切換えキー第2入力部13bが操作されると表示方向切換え第2信号103を出力する。制御装置51は表示方向切換え第2信号103が入力されると回転角度信号111を参照してその後の処理を行う。すなわち、回転角度信号111が入力されているとき、制御装置51は、表示方向制御第2信号118を出力する。表示装置12は表示方向制御第2信号118に基づいて、表示画面12aに表示画面第2長辺12sが画面の上になるように表示する。
つぎに図18を用いて折り畳み型携帯電話機100が第1ヒンジ部及び第2ヒンジ部のロックとロックの解除とに関して行う処理について説明する。折り畳み型携帯電話機100は制御装置52を具備している。
第1ロック解除スイッチ14a及び14a’は、第1ロック解除スイッチ14aと第1ロック解除スイッチ14a’とが同時に押下されているときに限って、第1ロック解除信号121を出力する。制御装置52は第1ロック解除信号121に基づいて第1ロック機構制御信号124を出力する。第1ロック機構61は第1ロック機構制御信号124に基づいて第1ヒンジ部のロックを解除する。制御装置52は第1ロック解除信号121が入力されていないときはロック同時解除信号123が入力されているときを除いて第1ロック機構制御信号124を出力しない。第1ロック機構61は第1ロック機構制御信号124が入力されないときは第1ヒンジ部をロックしておく。
同様に、第2ロック解除スイッチ14c及び14c’は、第2ロック解除スイッチ14cと第2ロック解除スイッチ14c’とが同時に押下されているときに限って、第2ロック解除信号122を出力する。制御装置52は第2ロック解除信号122に基づいて第2ロック機構制御信号125を出力する。第2ロック機構62は第2ロック機構制御信号125に基づいて第2ヒンジ部のロックを解除する。第2ロック解除スイッチ14c及び14c’は、第2ロック解除スイッチ14cと第2ロック解除スイッチ14c’とが同時に押下されていないときは第2ロック解除信号122を出力しない。制御装置52は第2ロック解除信号122が入力されないときはロック同時解除信号123が入力されているときを除いて第2ロック機構制御信号125を出力しない。第2ロック機構62は第2ロック機構制御信号125が入力されないときは第2ヒンジ部をロックしておく。
ロック同時解除スイッチ14b及び14b’は、ロック同時解除スイッチ14bとロック同時解除スイッチ14b’とが同時に押下されているときに限って、ロック同時解除信号123を出力する。制御装置52はロック同時解除信号123に基づいて第1ロック機構制御信号124及び第2ロック機構制御信号125を出力する。第1ロック機構61は第1ロック機構制御信号124に基づいて第1ヒンジ部のロックを解除し、第2ロック機構62は第2ロック機構制御信号125に基づいて第2ヒンジ部のロックを解除する。ロック同時解除スイッチ14b及び14b’は、ロック同時解除スイッチ14bとロック同時解除スイッチ14b’とが同時に押下されていないときはロック同時解除信号123を出力しない。制御装置52は、ロック同時解除信号123が入力されていないときは第1ロック解除信号121が入力されているときを除いて第1ロック機構制御信号124を出力せず、ロック同時解除信号123が入力されていないときは第2ロック解除信号122が入力されているときを除いて第2ロック機構制御信号125を出力しない。第1ロック機構61は第1ロック機構制御信号124が入力されていないときは第1ヒンジ部をロックしておき、第2ロック機構62は第2ロック機構制御信号125が入力されていないときは第2ヒンジ部をロックしておく。
折り畳み型携帯電話機100においては、2個のスイッチが同時に押下されている場合に限って第1ヒンジ部と第2ヒンジ部のロックが解除されるため、誤って第1ヒンジ部と第2ヒンジ部のロックが解除されることが防がれている。また、第1ヒンジ部又は第2ヒンジ部のロックを単独で解除することも、第1ヒンジ部及び第2ヒンジ部のロックを同時に解除することもできるため、折り畳み型携帯電話機100は操作性が優れている。
折り畳み型携帯電話機100においては、信号101〜108、111、114〜118、121〜125を電気信号とすれば、表示方向切換えキー13、第1ロック解除スイッチ14a及び14a’、第2ロック解除スイッチ14c及び14c’、ロック同時解除スイッチ14b及び14b’、制御装置51、及び制御装置52を自由にレイアウトすることができる。
また、本発明による折り畳み型携帯電話機においては、第1筐体1と回転体4とが角度θ3が0度の状態で固着されて第1筐体5を形成してもよい。このとき、第1筐体下側面1bと下側円盤面4bとが第1筐体5の下側面を形成する。回転角度θ3が0度の状態は、図1、図3、図13、及び図15に示されている。
図1は、本発明による折り畳み型携帯電話機の折り畳んだ状態を示す図であり、図1(A)は携帯電話機を上側から見た状態を示し、図1(B)は携帯電話機を下側から見た状態を示す。 図2は、本発明による折り畳み型携帯電話機の組立図であり、図2(A)は携帯電話機を上側から見た状態を示し、図2(B)は携帯電話機を下側から見た状態を示す。 図3は、本発明による折り畳み型携帯電話機の可動部について説明するための図であり、図3(A)は携帯電話機を下側から見た状態を示し、図3(B)は携帯電話機を側面から見た状態を示す。 図4は、第1ヒンジ部の一の形態について、第1ヒンジ部をロックした状態について示す図であり、図4(A)は第1ヒンジ部の上面図であり、図4(B)は第1ヒンジ部のA−A切断線における断面図であり、図4(C)は第1ヒンジ部のB−B切断線における断面図である。 図5は、第1ヒンジ部の一の形態について、第1ヒンジ部のロックを解除した状態について示す図である。 図6は、第1ヒンジ部の一の形態について説明するための斜視図である。 図7は、第1ヒンジ部の他の形態について示す図であり、図7(A)は第1ヒンジ部の上面図であり、図7(B)は第1ヒンジ部のC−C切断線における断面図である。 図8は、回転体について示す部分断面図であり、図8(A)は第2ヒンジ部をロックした状態について示し、図8(B)は第2ヒンジ部のロックを解除した状態について示す。 図9は、第2ヒンジ部について説明するための斜視図である。 図10は、アーム部材に設けられた第1ヒンジ部及び第2ヒンジ部をロックするための係止構造について示す図であり、図10(A)は係止構造の一の形態について示し、図10(B)は係止構造の他の形態について示す。 図11は、第2摺動体に設けられた第2ヒンジ部をロックするための係止構造について示す図であり、図11(A)は係止構造の一の形態について示し、図11(B)は係止構造の他の形態について示す。 図12は、第1摺動体に設けられた第1ヒンジ部をロックするための係止構造について示す図であり、図12(A)は係止構造の一の形態について示し、図12(B)は係止構造の他の形態について示す。 図13は、本発明による折り畳み型携帯電話機の使用状態を示す図であり、図13(A)は携帯電話機を上側から見た状態を示し、図13(B)は携帯電話機を下側から見た状態を示す。 図14は、本発明による折り畳み型携帯電話機のテレビを視聴するときの状態を示す図である。 図15は、本発明による折り畳み型携帯電話機における形状変化について示す側面図であり、図15(A)は携帯電話機の折り畳み状態(待受状態)について示し、図15(B)〜(E)は携帯電話機の通話状態について示す。本発明によれば、マイクロホンとレシーバの相対位置を調節し、その位置で固定することが可能である。 図16は、第1筐体と回転体との回転角度を検出するための回転角度センサについて説明するための図であり、図16(A)は回転角度が0度のときについて示し、図16(B)は回転角度が90度のときについて示し、図16(C)は回転角度が180度(−180度)のときについて示し、図16(D)は回転角度が270度(−90度)のときについて示す。 図17は、本発明による折り畳み型携帯電話機における表示装置、表示方向切換えキー第1表示部、及び、表示方向切換えキー第2表示部の制御について説明するための機能ブロック図である。 図18は、本発明による折り畳み型携帯電話機における第1ロック機構及び第2ロック機構の制御について説明するための機能ブロック図である。 図19は、従来の折り畳み型携帯電話機を示す図である。
符号の説明
1、5…第1筐体
1a…第1筐体上側面
1b…第1筐体下側面
1c、1c’…第1筐体側面
11…レシーバ
12…表示装置
12a…表示画面
12p…表示画面第1短辺
12q…表示画面第2短辺
12r…表示画面第1長辺
12s…表示画面第2長辺
13…表示方向切換えキー
13a…表示方向切換えキー第1入力部
13b…表示方向切換えキー第2入力部
13x…表示方向切換えキー第1表示部
13y…表示方向切換えキー第2表示部
14a、14a’…第1ロック解除スイッチ
14b、14b’…ロック同時解除スイッチ
14c、14c’…第2ロック解除スイッチ
15…溝部
15a…溝部円形部分
15b…溝部第1直線部分
15c…溝部第2直線部分
15d…回転体溝部
16a、16b…磁束検出器
17…第1筐体側輪状ガイド部
2…第2筐体
2a…第2筐体上側面
2b…第2筐体下側面
21…マイクロホン
22…メインキー
23…スピーカ
24…カメラ
25…第2軸受部
25A…ガイド
25S…弾性体
251、251’…軸受体
252、252’…第2摺動体
252a…第2摺動体係合部
252x、252y…係合要素
252M、252M’、254M、254M’…磁束発生器
252R、252R’…ラック
252P…ピニオン
253、253’…第2筐体孔部
254、254’…基部
3…アーム部材
3a…アーム部材上側面
3b…アーム部材下側面
31…第1ヒンジ軸
31a…第1ヒンジ軸係合部
31x、31y、32x、32y…係合要素
32…第2ヒンジ軸
32a…第2ヒンジ軸係合部
35…電気配線
4…回転体
4a…上側円盤面
4b…下側円盤面
4M、4M’…磁束発生器
41…回転体側輪状ガイド部
45…第1軸受部
45A…ガイド
45S…弾性体
451…軸受体
451M〜453M、451M’〜453M’…磁束発生器
452…第1摺動体
452a…第1摺動体係合部
452x、452y…係合要素
453…基部
454…外周壁
455…回転体溝部側壁
51、52…制御装置
61…第1ロック機構
62…第2ロック機構
70…回転角度センサ
100…折り畳み型携帯電話機
101、111…回転角度信号
102…表示方向切換え第1信号
103…表示方向切換え第2信号
104、114…表示装置制御信号
105、115…表示方向切換えキー第1表示部制御信号
106、116…表示方向切換えキー第2表示部制御信号
107、117…表示方向制御第1信号
108、118…表示方向制御第2信号
121…第1ロック解除信号
122…第2ロック解除信号
123…ロック同時解除信号
124…第1ロック機構制御信号
125…第2ロック機構制御信号
201…本体キャビネット
202…蓋体キャビネット
203…連結アーム
204…凸条部
205…メインディスプレイ
206…回転板

Claims (17)

  1. 通話のためのレシーバと、第1軸受部とを有する第1筐体と、
    通話のためのマイクロホンと、第2軸受部とを有する第2筐体と、
    前記第1軸受部に回動可能に支持される第1ヒンジ軸と、前記第2軸受部に回動可能に支持される第2ヒンジ軸とを有するアーム部材と、
    前記第1筐体と前記アーム部材との開閉である第1開閉をロックする第1ロック機構と、
    前記第2筐体と前記アーム部材との開閉である第2開閉をロックする第2ロック機構と
    表示装置と
    を具備し、
    前記第1ヒンジ軸は前記アーム部材の長手方向の一方側に配置され、前記第2ヒンジ軸は前記長手方向の他方側に配置され
    前記第1筐体及び前記第2筐体は扁平であり、
    前記第1筐体は、厚さ方向の両側に第1筐体第1面と第1筐体第2面とを有しており、
    前記第2筐体は、厚さ方向の両側に第2筐体第1面と第2筐体第2面とを有しており、
    前記表示装置の表示画面が前記第1筐体第1面に配置されており、
    前記第1軸受部は前記第1筐体第2面に配置されており、
    前記第2軸受部は前記第2筐体第1面に配置されており、
    前記第1筐体第2面と前記第2筐体第1面とが対向している閉状態と、前記閉状態から前記第1筐体が前記第2筐体第1面に沿ってスライドした状態である開状態とを取ることができ、
    前記第1筐体第2面には溝部が設けられており、
    前記第1軸受部は前記溝部に配置されており、
    前記閉状態と前記開状態とにおいては、前記アーム部材と前記第2軸受部とが前記溝部に収容される
    折り畳み型携帯電話機。
  2. 請求項1の折り畳み型携帯電話機であって、
    第1ロック解除スイッチを具備し、
    前記第1ロック解除スイッチは、前記第1ロック解除スイッチの操作に基づいて電気信号である第1ロック解除信号を出力し、
    前記第1ロック機構は、前記第1ロック解除信号に基づいて前記第1開閉のロックを解除する
    折り畳み型携帯電話機。
  3. 請求項1又は2の折り畳み型携帯電話機であって、
    第2ロック解除スイッチを具備し、
    前記第2ロック解除スイッチは、前記第2ロック解除スイッチの操作に基づいて電気信号である第2ロック解除信号を出力し、
    前記第2ロック機構は、前記第2ロック解除信号に基づいて前記第2開閉のロックを解除する
    折り畳み型携帯電話機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項の折り畳み型携帯電話機であって、
    ロック同時解除スイッチを具備し、
    前記第1ロック機構と前記第2ロック機構とは、前記ロック同時解除スイッチの操作に基づいて前記第1開閉のロックと前記第2開閉のロックとを同時に解除する
    折り畳み型携帯電話機。
  5. 請求項1の折り畳み型携帯電話機であって、
    前記第1ロック機構は、
    前記第1ヒンジ軸に固定された第1ヒンジ軸係合部と、
    第1摺動体係合部が固定され、前記第1ヒンジ軸に平行な方向に摺動可能に前記第1筐体に取り付けられた第1摺動体と、
    前記第1摺動体を第1位置と第2位置とに動かす第1駆動部と
    を備え、
    前記第1位置において前記第1摺動体係合部と前記第1ヒンジ軸係合部とが係合することで前記第1開閉がロックされ、
    前記第2位置において前記第1摺動体係合部と前記第1ヒンジ軸係合部との係合がはずれることで前記第1開閉のロックが解除される
    折り畳み型携帯電話機。
  6. 請求項5の折り畳み型携帯電話機であって、
    前記第1ヒンジ軸係合部は第1ヒンジ軸係合要素を有しており、
    前記第1摺動体係合部は複数の第1摺動体係合要素を有しており、
    前記第1ヒンジ軸係合要素と前記複数の第1摺動体係合要素の一つとが係合することで
    前記第1開閉がロックされ、
    前記第1ヒンジ軸係合要素は凸形状であり、前記第1摺動体係合要素は凹形状である
    折り畳み型携帯電話機。
  7. 請求項6に記載の折り畳み型携帯電話機であって、
    前記第1ロック機構は、前記第1筐体と前記アーム部材との開き角度を所定の第1角度、所定の第2角度、及び、前記第1角度より大きく前記第2角度より小さい所定の第3角度において前記第1開閉をロックする
    折り畳み型携帯電話機。
  8. 請求項1の折り畳み型携帯電話機であって、
    前記第2ロック機構は、
    前記第2ヒンジ軸に固定された第2ヒンジ軸係合部と、
    第2摺動体係合部が固定され、前記第2ヒンジ軸に平行な方向に摺動可能に前記第2筐体に取り付けられた第2摺動体と、
    前記第2摺動体を第3位置と第4位置とに動かす第2駆動部と
    を備え、
    前記第3位置において前記第2摺動体係合部と前記第2ヒンジ軸係合部とが係合することで前記第2開閉がロックされ、
    前記第4位置において前記第2摺動体係合部と前記第2ヒンジ軸係合部との係合がはずれることで前記第2開閉のロックが解除される
    折り畳み型携帯電話機。
  9. 請求項8の折り畳み型携帯電話機であって、
    前記第2ヒンジ軸係合部は第2ヒンジ軸係合要素を有しており、
    前記第2摺動体係合部は複数の第2摺動体係合要素を有しており、
    前記第2ヒンジ軸係合要素と前記複数の第2摺動体係合要素の一つとが係合することで
    前記第2開閉がロックされ、
    前記第2ヒンジ軸係合要素は凸形状であり、前記第2摺動体係合要素は凹形状である
    折り畳み型携帯電話機。
  10. 請求項9に記載の折り畳み型携帯電話機であって、
    前記第2ロック機構は、前記第2筐体と前記アーム部材との開き角度を所定の第4角度、所定の第5角度、及び、前記第4角度より大きく前記第5角度より小さい所定の第6角度において前記第2開閉をロックする
    折り畳み型携帯電話機。
  11. 請求項1の折り畳み型携帯電話機であって、
    前記第1筐体は、前記第1筐体第2面に回転体を有しており、
    前記第1筐体と前記回転体とは、前記第1筐体の厚さ方向に平行な回転軸まわりの相対回転が可能であり、
    前記第1軸受部は前記回転体に配置されている
    折り畳み型携帯電話機。
  12. 請求項11の折り畳み型携帯電話機であって、
    前記相対回転の回転角度を検出し、検出結果に基づいて回転角度信号を出力する回転角度センサを具備し、
    前記表示装置は、前記回転角度信号に基づいて、縦長画面表示又は横長画面表示の一方で前記表示画面に表示する
    前記縦長画面表示とは、画面の縦の長さが画面の横の長さよりも長い画面表示であり、
    前記横長画面表示とは、画面の横の長さが画面の縦の長さよりも長い画面表示である
    折り畳み型携帯電話機。
  13. 請求項12の折り畳み型携帯電話機であって、
    前記表示画面に表示する画面の上方向を切替えるための表示方向切換えキーを具備し、
    前記表示装置は、前記表示方向切換えキーの操作に基づいて前記画面の上方向を切換える
    折り畳み型携帯電話機。
  14. 請求項13の折り畳み型携帯電話機であって、
    前記表示方向切換えキーは、表示方向切換えキー入力部と、表示方向切換えキー表示部とを有しており、
    前記表示方向切換えキー表示部は、前記表示方向切換えキー入力部を操作することで切換えようとする前記画面の上方向である表示切換え方向を示すマークを表示し、
    前記マークは、前記回転角度信号に基づいて所定のマーク群から選択されており、
    前記表示装置は、前記表示方向切換えキー入力部の操作に基づいて前記画面の上方向を前記表示切替え方向に切替える
    折り畳み型携帯電話装置。
  15. 請求項1の折り畳み型携帯電話機であって、
    前記第1筐体は、前記第1筐体第2面に回転体を有しており、
    前記第1筐体と前記回転体とは、前記第1筐体の厚さ方向に平行な回転軸まわりの相対回転が可能であり、
    前記回転体は、前記溝部の一部をなす回転体溝部を備えており、
    前記第1軸受部は前記回転体溝部に配置されている
    折り畳み型携帯電話機。
  16. 通話のためのレシーバと、第1軸受部とを有する第1筐体と、
    通話のためのマイクロホンと、第2軸受部とを有する第2筐体と、
    前記第1軸受部に回動可能に支持される第1ヒンジ軸と、前記第2軸受部に回動可能に支持される第2ヒンジ軸とを有するアーム部材と、
    前記第1筐体と前記アーム部材との開閉である第1開閉をロックする第1ロック機構と、
    前記第2筐体と前記アーム部材との開閉である第2開閉をロックする第2ロック機構と、
    2つのロック解除スイッチと
    を具備し、
    前記第1ヒンジ軸は前記アーム部材の長手方向の一方側に配置され、前記第2ヒンジ軸は前記長手方向の他方側に配置され、
    前記2つのロック解除スイッチは、前記2つのロック解除スイッチが同時に押下されているときに限って電気信号であるロック解除信号を出力し、
    前記第1ロック機構又は前記第2ロック機構は、前記ロック解除信号に基づいて前記第1開閉又は前記第2開閉のロックを解除する
    折り畳み型携帯電話機。
  17. 請求項16の折り畳み型携帯電話機であって、
    前記第1筐体は、
    表示画面が設けられた略矩形の第1筐体主面と、
    前記第1筐体主面に垂直且つ前記第1筐体主面の長辺に沿って延びる2つの側面と
    を備え、
    前記2つのロック解除スイッチはそれぞれ前記2つの側面に設けられる
    折り畳み型携帯電話機。
JP2005323064A 2005-11-08 2005-11-08 折り畳み型携帯電話機 Expired - Fee Related JP4539534B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005323064A JP4539534B2 (ja) 2005-11-08 2005-11-08 折り畳み型携帯電話機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005323064A JP4539534B2 (ja) 2005-11-08 2005-11-08 折り畳み型携帯電話機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007134759A JP2007134759A (ja) 2007-05-31
JP4539534B2 true JP4539534B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=38156087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005323064A Expired - Fee Related JP4539534B2 (ja) 2005-11-08 2005-11-08 折り畳み型携帯電話機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4539534B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009187059A (ja) * 2008-02-01 2009-08-20 Kato Electrical Mach Co Ltd 電子機器
JP5364328B2 (ja) * 2008-09-29 2013-12-11 Necパーソナルコンピュータ株式会社 スタンド付き表示装置
JP5471996B2 (ja) * 2010-09-15 2014-04-16 富士通株式会社 電子装置及び連結ユニット

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171189A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯端末
JP2004135360A (ja) * 1999-11-29 2004-04-30 Nec Saitama Ltd 通信機器
JP2005117272A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Sanyo Electric Co Ltd 携帯型無線端末機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2895372B2 (ja) * 1993-12-10 1999-05-24 シャープ株式会社 情報処理装置
JPH07319587A (ja) * 1994-05-27 1995-12-08 Funai Electric Co Ltd 携帯型パソコン
JPH0965436A (ja) * 1995-08-29 1997-03-07 Sanyo Electric Co Ltd 携帯端末

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004135360A (ja) * 1999-11-29 2004-04-30 Nec Saitama Ltd 通信機器
JP2002171189A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯端末
JP2005117272A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Sanyo Electric Co Ltd 携帯型無線端末機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007134759A (ja) 2007-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7440003B2 (en) Folding portable information terminal with fold-position-based recording control
EP1467539B1 (en) Mobile terminal with adaptive function of a multi-directional input device
JP4697256B2 (ja) 表示装置
JP4102834B2 (ja) 携帯電子機器
US8108016B2 (en) Portable communication device having a dual sliding flip hinge assembly
JP5238654B2 (ja) 携帯端末
JP2004128674A (ja) 重ね型携帯端末装置
JP4757754B2 (ja) 電子機器、その表示制御方法、その表示制御プログラム及び記録媒体
WO2010008612A1 (en) Portable communication device having an open channel hinge assembly
JP4539534B2 (ja) 折り畳み型携帯電話機
JP2009171085A (ja) 電子機器
JP2008187342A (ja) 携帯端末装置および携帯端末装置の制御方法ならびにプログラム
US20110086681A1 (en) Handheld electronic device having a slide-and-twist mechanism
JP5099753B2 (ja) 携帯端末
JP5028585B2 (ja) 電子機器
JP2006038777A (ja) 携帯情報端末機
JP5088742B2 (ja) 電子機器
WO2010035765A1 (ja) 折り畳み式携帯装置、そのヒンジ機構およびオープン方法
JP4826926B2 (ja) 携帯通信端末およびその情報記録制御方法
JP4830145B2 (ja) 電子機器
CA2717400C (en) A handheld electronic device having a slide-and-twist mechanism
JP2004112430A (ja) 折畳式携帯電話
JP2006222559A (ja) 携帯通信端末および携帯通信端末における筐体位置設定機構
JP2011066908A (ja) 電子機器
KR100889882B1 (ko) 접힘가능 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees