JP4539157B2 - 受信機および受信機用ic - Google Patents

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Description

この発明は、受信機および受信機用ICに関する。
スーパーヘテロダイン方式の受信機として、局部発振周波数を受信周波数に近づけることにより中間周波数を受信周波数に比べてかなり低くした、いわゆるローIF方式のものがある。また、局部発振周波数を受信周波数に等しくすることにより中間周波数をゼロとした、いわゆるダイレクトコンバージョン方式のものもある。
これらの受信機は、受信信号を互いに直交する2つの中間周波信号に周波数変換するとともに、その中間周波信号を位相処理することによりイメージ信号成分を相殺してイメージ妨害特性を改善している。
なお、先行技術文献として例えば以下のものがある。
特開平8−191231号公報 特開2001−68966号公報
ローIF方式やダイレクトコンバージョン方式の受信機においては、上記のように、2つの中間周波信号の位相差を利用してイメージ信号成分を相殺しているので、中間周波信号のレベルや位相が極めて重要となる。
ところが、局部発振信号として単なる正弦波信号を使用すると、中間周波信号のレベルや位相の誤差が大きくなってしまい、実用にならなくなってしまう。また、局部発振周波数が受信を希望する信号の周波数に近づくので、局部発振信号がミキサ回路からアンテナへ漏れてしまい、DCオフセットやスプリアス特性が問題となってしまう。
そこで、受信周波数よりも十分に高い周波数の信号を分周し、その分周信号により受信信号をスイッチングして2つの中間周波信号に周波数変換する方法も考えられている。
しかし、この方法の場合には、局部発振信号(分周信号)の奇数次の高調波が大きくなってしまい、特に3次の高調波に起因するミキサ回路のスプリアス応答は−10dB程度になってしまう。このため、この方法の場合には、高周波段にSAWフィルタやセラミックフィルタ、あるいは多段のトラッキングフィルタを設け、不要な帯域を大きく減衰させる必要があるが、そのようなフィルタはIC化することができない。
この発明は、以上のような問題点を解決しようとするものである。
この発明においては、
少なくとも高域側に阻止帯域を有するとともに、受信信号のうち、希望周波数の受信信号を通過させるフィルタと、
上記希望周波数に対応した局部発振周波数の矩形波信号を形成する形成回路と、
上記フィルタから出力される上記希望周波数の受信信号を、上記矩形波信号を局部発振信号として中間周波信号に周波数変換するミキサ回路と、
このミキサ回路の出力信号から上記中間周波信号を取り出す中間周波フィルタと
を有し、
上記フィルタの通過帯域は可変とされるとともに、上記中間周波フィルタの中心周波数を上記中間周波信号の周波数に補正するデータによって、上記希望周波数の受信信号を通過させる通過帯域に補正される
ようにした受信機
とするものである。
この発明によれば、局部発振信号の高調波信号成分は、ミキサ回路の前段のフィルタにより阻止されるので、良好なスプリアス特性を得ることができる。また、スプリアス特性が良好になるので、局部発振信号を矩形波信号とすることができ、イメージ妨害特性を改善することができる。
さらに、ミキサ回路の前段のフィルタから中間周波用のフィルタまでを1チップIC化することができる。また、中間周波用のフィルタの中心周波数を調整するだけで、他のフィルタの中心周波数も調整することができる。
〔1〕 受信回路10
図1において、符号10はローIF方式のAM受信回路の一例を示す。すなわち、アンテナANTの受信信号が、入力フィルタ11→高周波アンプ12→バンドパスフィルタ13の信号ラインを通じて1対のミキサ回路14A、14Bに供給される。
また、局部発振回路がPLL30により構成され、そのVCO31において、局部発振周波数fLOの2倍の周波数の発振信号S31が形成される。この場合、局部発振周波数fLOは、希望周波数(目的とする受信周波数)fRXに近い周波数で中間周波数fIFだけ高い周波数である。したがって、発振信号S31の発振周波数は周波数2fLOである。また、例えば、fIF=55kHzである。
そして、発振信号S31がジョンソンカウンタ32に供給され、1/2の周波数fLOで、位相が互いに90°異なる2つの矩形波信号SLOA、SLOBに分周とされ、これら矩形波信号SLOA、SLOBがミキサ回路14A、14Bに局部発振信号として供給される。
こうして、ミキサ回路14A、14Bにおいて、アンテナANTの受信信号のうち、希望周波数fRXの受信信号SRXが、局部発振信号SLOA、SLOBにより1対の中間周波信号SIFA、SIFBに周波数変換される。
この場合、中間周波信号SIFA、SIFBには、希望周波数fRXの信号成分(希望波信号成分)と、イメージ周波数の信号成分(イメージ信号成分)とが含まれるが、局部発振信号SLOA、SLOBは互いに90°の位相差を有しているので、中間周波信号SIFA、SIFBのうちの希望波信号成分は90°の位相差となって直交し、イメージ信号成分は、希望波信号成分とは逆の関係で90°の位相差となって直交する。
なお、このとき、PLL30を構成する可変分周回路33からその分周比NのデータDNが取り出され、このデータDNがバンドパスフィルタ13にその通過帯域の制御信号として供給され、希望周波数fRXの受信信号SRXの選択が行われる。
そして、ミキサ回路14A、14Bからの中間周波信号SIFA、SIFBが、振幅位相補正回路15に供給されて中間周波信号SIFA、SIFBの相対的な振幅誤差および位相誤差が補正され、この誤差の補正された中間周波信号SIFA、SIFBがポリフェイズフィルタ16に供給される。
このポリフェイズフィルタ16の詳細については後述するが、中間周波信号SIFA、SIFBを選択するバンドパス特性を有するとともに、中間周波信号SIFA、SIFBに対して90°の位相差を与えるように移相を行うものである。したがって、ポリフェイズフィルタ16に供給された中間周波信号SIFA、SIFBは、帯域外の信号成分が除去されるとともに、例えば、希望波信号成分が同相となり、イメージ信号成分が逆相となるように移相される。
そして、ポリフェイズフィルタ16からの中間周波信号SIFA、SIFBが演算回路17に供給されて加算され、演算回路17からは、イメージ信号成分が相殺された中間周波信号SIFが取り出される。この中間周波信号SIFが、中間周波用のアンプ18およびバンドパスフィルタ19を通じてデジタル処理回路20に供給され、A/D変換されるとともに、受信信号SRXのフォーマットに対応した所定のデジタル処理が実行され、オーディオ信号が取り出される。
さらに、バンドパスフィルタ19から出力される中間周波信号SIFの一部がピーク値検出回路41に供給されて中間周波信号SIFのピーク値を示す電圧V41が取り出され、この検出電圧V41がA/Dコンバータ回路42に供給されてA/D変換されてからマイクロコンピュータ43に供給される。
このマイクロコンピュータ43は、この受信回路10の動作を制御するシステム制御回路として動作するもので、選局スイッチなどの操作スイッチ44が接続される。そして、このマイクロコンピュータ43からそれぞれの回路に制御信号あるいは調整信号が供給される。
さらに、受信回路10には、後述する自己診断用のテスト信号発生回路45が設けられる。
以上の受信回路10およびテスト信号発生回路45は、PLL(局部発振回路)30の共振回路およびデジタル処理回路20を除いてモノリシックICに1チップIC化される。さらに、デジタル処理回路20も1チップIC化される。
このような構成において、スイッチ44のうちの選局スイッチを操作すると、マイクロコンピュータ43によりPLL30の可変分周回路33の分周比Nが所定の値に設定されてVCO31の発振周波数が変更され、この結果、局部発振信号SLOA、SLOBの発振周波数fLOが変更される。
また、このとき、PLL30を構成する可変分周回路33からその分周比NのデータDNが取り出され、このデータDNにより、バンドパスフィルタ13の通過帯域が制御される。したがって、AM放送における任意の周波数の放送を受信することができる。
〔2〕 ポリフェイズフィルタ16
図2は、ポリフェイズフィルタ16の一例を示す。このポリフェイズフィルタ16は、複数M段のブリッジ回路16A〜16Mが縦続接続されて構成されるものである。すなわち、ブリッジ回路16Aにおいては、入力端子T161、T162が抵抗器R161、R162および反転アンプQ161、Q162を通じて出力端子T163、T164に接続される。また、アンプQ161、Q162の入力端と出力端との間には、抵抗器R163、R164およびコンデンサC163、C164が並列に接続される。さらに、出力端子T163とアンプQ162の入力端との間に抵抗器R165が接続され、出力端子T164とアンプQ161の入力端との間に、反転アンプQ166および抵抗器R166が直列に接続される。
そして、ブリッジ回路16B〜16Mもブリッジ回路16Aと同様に構成され、それらの入力端子T161、T162および出力端子T163、T164により縦続接続されてポリフェイズフィルタ16が構成される。
なお、ポリフェイズフィルタ16は、その中心周波数f16のとき、中間周波信号SIFA、SIFBに90°の位相差を生じるが、その周波数f16は、
f16=1/(2πCR16) ・・・ (10)
CR16:各ブリッジ回路の抵抗器およびコンデンサの値の積
である。また、ポリフェイズフィルタ16の段数Mは、イメージ信号成分の抑圧に必要な減衰量と、比帯域とにより決定される。
ただし、ポリフェイズフィルタ16をIC化する場合、ブリッジ回路16A〜16Mの抵抗器およびコンデンサの値の比はかなりの精度で実現できるが、(10)式におけるCR積の絶対値は、±数十%のオーダーでばらついてしまう。
そこで、図2のポリフェイズフィルタ16においては、コンデンサC163、C164が可変容量回路により構成され、その容量が端子T165からの制御信号ないし調整信号D16により制御され、ポリフェイズフィルタ16の中心周波数f16は中間周波数fIFに制御される。
図3はは可変容量回路C163、C164の具体例を示す。この例においては、可変容量回路C163、C164の容量が、4ビットの調整信号D16により16ステップにわたって変更できる場合である。
すなわち、端子T601と端子T602との間に、コンデンサC160が接続される。また、スイッチング素子としてMOS−FET(Q600〜Q603)が設けられ、それらのドレイン・ソース間に、コンデンサC600〜C603がそれぞれ直列接続され、その直列回路がコンデンサC160に並列接続される。こうして、可変容量回路C163が構成される。
また、可変容量回路C164も可変容量回路C163と同様に構成される。なお、このとき、コンデンサC600〜C603の値は、
C601=2・C600
C602=4・C600
C603=8・C600
とされる。
さらに、ポリフェイズフィルタ16の中心周波数f16の調整信号として、4ビットのデジタルデータD16がマイクロコンピュータ43から取り出され、このデータD16の各ビットb0〜b3が、可変容量回路C163、C164のFET(Q600〜Q603)、(Q600〜Q603)のゲートにそれぞれ供給される。
このような構成によれば、デジタルデータD16のビットb0〜b3に対応してFET(Q600〜Q603)がオンオフされるが、あるFET(Q60i)(i=0〜3)がオンのとき、そのFET(Q60i)に直列接続されているコンデンサC60iがコンデンサC160に並列接続されることになる。
したがって、データD16のビットb0〜b3の示す値が「0」から「16」まで「1」ずつ変化するとき、端子T601と端子T602との間の容量は、値C160から値(C160+C600+C601+C602+C603)までを、コンデンサC600の値ずつ16ステップにわたって変化する。
したがって、ポリフェイズフィルタ16の中心周波数f16は、デジタルデータD16にしたがって16ステップに変化することになるので、例えば、コンデンサC603の値を目標とする容量(中心値)としてコンデンサC600〜C603の値を設定し、±8ステップの調整を行うとともに、1ステップあたり2%の調整とすれば、±16%の誤差に対処できる。
〔3〕 バンドパスフィルタ13
図4は、バンドパスフィルタ13の一例を示す。このバンドパスフィルタ13は、2次のバイカッド型に構成されているものである。すなわち、入力端子T131と出力端子T132との間に、抵抗器R131および反転アンプQ131が直列に接続されるとともに、反転アンプQ131の出力端と入力端との間に、可変容量回路C131および抵抗器R132が並列に接続される。
また、反転アンプQ131の出力端が抵抗器R133を通じて反転アンプQ132の入力端に接続され、この反転アンプQ132の出力端と入力端との間に、可変容量回路C132が並列に接続される。さらに、反転アンプQ132の出力端が抵抗器R134を通じて反転アンプQ133の入力端に接続され、この反転アンプQ133の出力端と入力端との間に、抵抗器R135が並列に接続され、その出力端が抵抗器R136を通じて反転アンプQ131の入力端に接続される。
そして、このバンドパスフィルタ13の中心周波数f13は、
f13=1/(2πCR13)
CR13:抵抗器およびコンデンサの値の積
で示されるので、可変容量回路C131、C132の容量を変更することにより、中心周波数f13の補正ができるとともに、受信周波数fRXに対応して変更することができる。
図5は、可変容量回路C131、C132の具体例を示し、この可変容量回路C131、C132のそれぞれは、可変容量回路C31〜C34、C30から構成される。すなわち、可変容量回路C31〜C34のそれぞれにおいて、端子T301と端子T302との間に、スイッチング用のMOS−FET(Q130)と、コンデンサC130とが直列接続されるとともに、コンデンサC130に、スイッチング用のMOS−FET(Q300〜Q303)とコンデンサC300〜C303との直列回路が並列に接続される。また、可変容量回路C30も可変容量回路C31〜C34と同様に構成されるが、FET(Q130)に対応する素子は接続されない。
そして、マイクロコンピュータ43から出力されるデータD16の各ビットb0〜b3が、可変容量回路C31〜C34のFET(Q300〜Q303)〜(Q300〜Q303)のゲートにそれぞれ供給される。
また、PLL30の可変分周回路33における分周比Nは、受信周波数fRXに対応しているので、その分周比Nを示すデータのうちの上位4ビットが受信周波数fRXの選択データDNとして取り出され、このデータDNが、可変容量回路C31〜C34のFET(Q300〜Q303)〜(Q300〜Q303)のゲートにそれぞれ供給される。
したがって、データDNは、局部発振周波数fLOに対応して、すなわち、受信周波数fRXに対応して16ステップにわたって変化するので、受信バンドを16分割し、そのうちの1つを受信周波数fRXにしたがって選択することができる。
また、バンドパスフィルタ13およびポリフェイズフィルタ16は同一のICチップ上に構成されているので、これらフィルタ13、16の中心周波数f13、f16がばらつくとき、等しい割り合いでばらつくことになる。したがって、データD16によりポリフェイズフィルタ16の中心周波数f16が正しい中間周波数fIF、すなわち、設計値に調整されるとき、バンドパスフィルタ13の中心周波数f13も設計値に調整されることになる。
したがって、局部発振信号SLOA、SLOBの高調波信号成分がアンテナANTにリークしようとしても、バンドパスフィルタ13により阻止されることになり、良好なスプリアス特性を得ることができる。
また、スプリアス特性が良好になるので、局部発振信号SLOA、SLOBを上記のように矩形波信号とすることができ、この結果、中間周波信号SIFA、SIFBの振幅誤差や位相誤差を小さくすることができ、イメージ妨害特性を改善することができる。
さらに、バンドパスフィルタ13はIC化が可能なので、このバンドパスフィルタ13も含んで入力フィルタ11からバンドパスフィルタ19までをモノリシック1チップIC化することができる。
〔4〕 バンドパスフィルタ19
バンドパスフィルタ19も、図4に示すバンドパスフィルタ13と同様に構成することができ、その場合、可変容量回路C131、C132は、図3に示す可変容量回路C163、C164と同様に構成することができる。そして、バンドパスフィルタ19の中心周波数の調整には、データD16を使用すればよい。
〔5〕 テスト信号発生回路45
〔5−1〕 テスト信号発生回路45の構成
テスト信号発生回路45は例えば図6に示すように構成される。なお、このテスト信号発生回路45には、自己診断モードが用意され、この自己診断モードのとき、ポリフェイズフィルタ16の中心周波数f16の調整、イメージ妨害特性の調整、利得ないし受信感度のチェックなどをできるようにした場合である。
テスト信号形成回路45は、中間周波数fIFの交番信号を形成するPLL50を有する。すなわち、例えば水晶発振回路により基準信号形成回路51が構成され、この基準信号形成回路51からは安定した所定の周波数、例えば周波数480kHzの交番信号が取り出され、この信号が分周回路52に供給されて例えば周波数10kHzの信号S52に分周される。そして、この信号S52が位相比較回路53に基準信号として供給される。
また、VCO54が設けられ、このVCO54からは、所定の周波数で、位相が互いに90°異なる1対の発振信号S54A、S54Bが取り出される。そして、この発振信号S54A、S54Bが乗算回路55に供給されて発振信号S54A、54Bの2倍の周波数2・fIFの信号が乗算の出力信号S55として取り出され、この信号S55が可変分周回路57に供給されて1/nの周波数の信号S57に分周され、その分周信号S57が位相比較回路53に供給される。ここで、分周比Nは、マイクロコンピュータ43により、通常時には、n=11に設定される。
そして、位相比較回路53において、分周信号S52の周波数を基準として信号S57が信号S52と位相比較され、その比較出力がローパスフィルタ58に供給されて信号S57と信号S52との位相差に対応したレベルの直流電圧が取り出され、この電圧がVCO54にその制御信号として供給される。
したがって、定常時には、位相比較回路53において、分周信号S52、S57の周波数は互いに等しいので、
f52:分周信号S52の周波数=10kHz
f54:VCO54の発振周波数
とすれば、
f52=f54×2/n
であるから、
f54=f52・n/2 ・・・ (11)
=10kHz×11/2
=55kHz
=中間周波数fIF
となる。つまり、VCO54の発振信号S54A、S54Bの周波数は、n=11のときには、中間周波数fIFに等しくなる。
なお、(11)式によれば、分周比nが「1」だけ変化すると、発振周波数f54は5kHzだけ変化する。そして、例えば、
n=10のとき、f54=50kHz
n=12のとき、f54=60kHz
となる。
そして、この発振信号S54A、S54Bがミキサ回路61A、61Bに供給されるとともに、受信回路10のPLL30から局部発振信号SLOA、SLOBが取り出されてミキサ回路61A、61Bに供給され、ミキサ回路61A、61Bの出力信号S61A、S61Bが演算回路62に供給される。
この場合、局部発振信号SLOA、SLOBが、
SLOA=sin(2πfLOt)
SLOB=cos(2πfLOt)
の位相関係であるとすれば、発振信号S54A、S54Bは、
S54A=cos(2πfIFt)
S54B=sin(2πfIFt)
の位相関係とされる。
したがって、出力信号S61A、S61Bは、
2・S61A=2・SLOA・S54A
=sin(2π(fLO+fIF)t)+sin(2π(fLO−fIF)t) (12A)
2・S61B=2・SLOB・S54B
=sin(2π(fLO+fIF)t)−sin(2π(fLO−fIF)t) (12B)
となる。
したがって、演算回路62において、信号S61Aと信号S61Bとの加算を行ったときには、その出力信号S62は、(12A)、(12B)式から
2・S62=2(S61A+S61B)
=sin(2π(fLO+fIF)t) ・・・ (13)
となる。また、演算回路62において、信号S61Aと信号S61Bとの減算を行ったときには、その出力信号S62は、
2・S62=2(S61A−S61B)
=sin(2π(fLO−fIF)t) ・・・ (14)
となる。
そして、(13)式で示される信号S62はイメージ周波数fIMGであり、(14)式で示される信号S62は希望周波数fRXである。
そこで、マイクロコンピュータ43から演算回路62に加算あるいは減算を指示する制御信号SARが供給されて(13)式あるいは(14)式で示される信号S62が、演算回路62から取り出される。そして、この出力信号S62がPLLフィルタ63に供給され、不要成分が除去されて純度の高いテスト信号S63とされる。
すなわち、演算回路62の出力信号S62が位相比較回路631に基準信号として供給され、VCO632の発振信号が位相比較回路631に供給され、その比較出力がローパスフィルタ633を通じてVCO632にその制御信号として供給される。したがって、VCO632の発振信号の周波数は、出力信号S62の周波数に等しくなるとともに、その発振信号は信号S62よりも純度の高い信号となる。こうして、PLLフィルタ63により信号S62は純度の高いテスト信号S63とされる。
そして、このテスト信号S63がアッテネータ回路64に供給されて所定のレベルとされるとともに、アッテネータ回路64の出力端と、受信回路10のバンドパスフィルタ13との間に、スイッチ回路としてMOS−FET(Q61)のソース・ドレイン間が接続される。また、マイクロコンピュータ43から所定の制御信号が取り出されてFET(Q61)のゲートに供給される。
さらに、VCO54の発振信号S54A、S54Bがレベル調整用の抵抗器R51、R52を通じて取り出されるとともに、この抵抗器R51、R52と、受信回路10のポリフェイズフィルタ16の入力端との間に、スイッチ回路としてMOS−FET(Q51、Q52)のソース・ドレイン間が接続される。また、マイクロコンピュータ43から所定の制御信号が取り出されてFET(Q51、Q52)のゲートに供給される。
なお、このテスト信号発生回路45は、受信回路10と一体にモノリシック1チップICにIC化される。
さらに、マイクロコンピュータ43には、そのCPU(図示せず)が実行するプログラムの一部として、例えば図7に示すルーチン100が用意される。このルーチン100の詳細については後述するが、これはポリフェイズフィルタ16の中心周波数f16を調整するためのものである。なお、図7においては、ルーチン100は、この発明に関係する処理だけを抜粋して示している。
〔5−2〕 テスト信号発生回路45の動作および使用方法
上記の項目のチェックや調整は、受信機の工場出荷時、電源の投入時、あるいは必要に応じて操作スイッチ44を操作したときなどに、以下のように行われる。
〔5−2−1〕 ポリフェイズフィルタ16の中心周波数f16の調整
この調整はルーチン100により実行される。すなわち、この調整を指定すると、マイクロコンピュータ43において、そのCPUの処理がルーチン100のステップ101からスタートし、次にステップ102において、テスト信号発生回路45のFET(Q51、Q52)がオンとされるとともに、FET(Q61)がオフとされる。
したがって、VCO54の発振信号S54A、S54BがFET(Q51、Q52)を通じてポリフェイズフィルタ16にテスト信号として供給される。なお、このとき、可変分周回路57はn=11とされ、したがって、発振信号S54A、S54Bの発振周波数f54は中間周波数fIF(=55kHz)とされる。
続いて、処理はステップ103に進み、このステップ103において、可変容量回路C163、C164の容量が最小値に設定されてポリフェイズフィルタ16の中心周波数f16は最高周波数fmaxに設定される。図8Aは、このときのポリフェイズフィルタ16の中心周波数f16(=fmax)と、発振信号S54A、S54Bの周波数f54(=fIF)との関係の一例を示し、図8Aは、ポリフェイズフィルタ16の中心周波数f16の誤差が大きく、その通過特性の傾斜部分も中間周波数fIFに位置していない場合である。
次に、処理はステップ104に進み、このステップ104において、可変容量回路C163、C164の容量が1ステップ分ずつ大きくされて中心周波数f16が1ステップ分ずつ低くされていくとともに、それぞれの中心周波数f16のときの検出回路38の出力電圧V38の大きさがA/Dコンバータ回路39を通じてマイクロコンピュータ43に取り込まれていく。
続いて、ステップ105において、ステップ104によりマイクロコンピュータ43に取り込まれた検出電圧V38の大きさから、ポリフェイズフィルタ16のおよその中心周波数が判別され、ポリフェイズフィルタ16の中心周波数f16はその判別された周波数に設定される。つまり、ポリフェイズフィルタ16の中心周波数f16がラフに中間周波数fIFに設定される。図8Bは、判別された中心周波数f16が正しい中間周波数fIF(=55kHz)よりもやや低い場合を示し、図8Cは、判別された中心周波数f16が正しい中間周波数fIFよりもやや高い場合を示す。
次に、ステップ111において、可変分周回路57がn=10に設定されて発振信号S54A、S54Bの発振周波数f54が50kHzに設定され、その後、ステップ112において、このときの検出電圧V38の大きさがデータD50としてマイクロコンピュータ43に取り込まれる。続いて、ステップ113において、n=12に設定されて発振信号S54A、S54Bの発振周波数f54が60kHzに設定され、ステップ114において、このときの検出電圧V38の大きさがデータD60としてマイクロコンピュータ43に取り込まれる。
この場合、図8BおよびCからも明らかなように、
f16<fIFのとき、D50>D60
f16>fIFのとき、D60>D50
f16≒fIFのとき、D50≒D60
となる。
そこで、処理はステップ121に進み、このステップ121において、データD50、D60が比較され、
D50−D60≧ΔD ・・・ (21)
ΔD:中心周波数f16の許容誤差に対応する電圧値
がチェックされる。そして、(21)式が成立するときは、図8Bの場合なので、処理はステップ121からステップ122に進み、このステップ122において、可変容量回路C163、C164の容量が1ステップ分だけ小さくされて中心周波数f16が1ステップ分だけ高くされ、その後、処理はステップ111に戻る。
また、ステップ121において、(21)式が成立しないときには、処理はステップ121からステップ123に進み、このステップ123において、
D60−D50≧ΔD ・・・ (22)
がチェックされる。そして、(22)式が成立するときは、図8Cの場合なので、処理はステップ123からステップ124に進み、このステップ124において、可変容量回路C163、C164の容量が1ステップ分だけ大きくされて中心周波数f16が1ステップ分だけ低くされ、その後、処理はステップ111に戻る。
こうして、以後、ステップ111〜124が繰り返され、中心周波数f16は正しい中間周波数fIFへと収束されていく。
そして、中心周波数f16が許容誤差の範囲に収まると、このとき、(21)式および(22)式が成立しなくなるので、処理はステップ123からステップ125に進み、このステップ125において、このときの中心周波数f16を決定しているデータ、すなわち、このとき可変容量回路C163、C164の容量を決定しているデータD16が、マイクロコンピュータ43に保存され、その後、ステップ126によりルーチン100を終了する。
したがって、ポリフェイズフィルタ16の中心周波数f16は中間周波数fIFに正しく調整されたことなる。また、このとき、バンドパスフィルタ13、19の中心周波数も正しく調整されたことになる。
〔5−2−2〕 イメージ妨害特性の調整
この項目の場合には、マイクロコンピュータ43からの制御信号により、FET(Q51、Q52)がオフ、FET(Q61)がオンとされるとともに、演算回路62は制御信号SARにより加算を行うモードに制御される。さらに、受信周波数fRXがイメージ妨害特性を調整する周波数に設定される。
すると、演算回路62からは、(13)式で示される加算信号S62が出力され、テスト信号S63の周波数f63は、このときの受信周波数fRXに対応するイメージ周波数(fLO+fIF)とされる。そして、このテスト信号S63がバンドパスフィルタ13に供給されるとともに、このとき、電圧V38が中間周波信号SIFのレベル、すなわち、イメージ信号成分(テスト信号S63)のレベルを示している。
そこで、その電圧V38が最小となるように、振幅位相補正回路15がマイクロコンピュータ43により制御されて中間周波信号SIFA、SIFBの相対的な振幅誤差および位相誤差が補正され、この結果、イメージ妨害特性が最良の状態に調整される。また、このとき、振幅位相補正回路15の特性を設定しているデータがマイクロコンピュータ43に保存される。
〔5−2−3〕 利得ないし受信感度の測定
この項目の場合には、マイクロコンピュータ43からの制御信号により、FET(Q51、Q52)がオフ、FET(Q61)がオンとされるとともに、演算回路62は制御信号SARにより減算を行うモードに制御される。
すると、演算回路62からは、(14)式で示される減算信号S62が出力され、テスト信号S63の周波数f63は希望周波数(fLO−fIF)とされる。そして、このテスト信号S63がアンテナ同調回路11に供給されるとともに、このとき、電圧V38が中間周波信号SIFのレベル、すなわち、希望信号(テスト信号S63)のレベルを示している。
したがって、マイクロコンピュータ43は、高周波段および中間周波段の最大利得や感度を知ることができる。
〔5−2−4〕 その他
上述の〔5−2−1〕および〔5−2−2〕における調整や補正は、例えば受信機の電源の投入ごとに実行してもよいが、それらの調整や補正により得られたデータは、ステップ125などによりマイクロコンピュータ43に保存されている。したがって、例えば、電源の投入時、その保存しておいたデータにより対応する項目を調整ないし設定すれば、電源投入時の立ち上がりを早くすることができる。
〔6〕 まとめ
上述の受信回路10においては、ミキサ回路で発生する高次のスプリアス応答に対し、不要な入力信号がバンドパスフィルタ13により阻止されるので、良好なスプリアス応答特性を得ることができる。
また、スプリアス特性が良好になるので、局部発振信号SLOA、SLOBを矩形波信号とすることができ、この結果、中間周波信号SIFA、SIFBの振幅誤差や位相誤差を小さくすることができ、イメージ妨害特性を改善することができる。
さらに、バンドパスフィルタ13はIC化が可能なので、このバンドパスフィルタ13も含んで入力フィルタ11からバンドパスフィルタ19までを1チップIC化することができる。また、バンドパスフィルタ13、19およびポリフェイズフィルタ16の中心周波数を決定する部分を同一の構成とすることができるので、上述のようにポリフェイズフィルタ16の中心周波数f16を調整するだけで、バンドパスフィルタ13、19の中心周波数も調整することができる。
なお、ローパスフィルタも高域側は阻止帯域となっているので、バンドパスフィルタ13に代えてローパスフィルタとしても、局部発振信号SLOA、SLOBの高調波信号成分がアンテナANTにリークすることを阻止することができる。そして、その場合には、図4において、出力端子T132を反転アンプQ132の出力端に接続すればよい。また、ポリフェイズフィルタ16をバンドパスフィルタおよび移相回路により構成することもできる。
〔略語の一覧〕
A/D:Analog to Digital
AM :Amplitude Modulation
CPU:Central Processing Unit
FET:Field Effect Transistor
IC :Integrated Circuit
IF :Intermediate Frequency
MOS−FET:Metal Oxide Semiconductor type FET
PLL:Phase Locked Loop
SAW:Surface Acoustic Wave
VCO:Voltage Controlled Oscillator
この発明の一形態を示す系統図である。 この発明の一部の一形態を示す接続図である。 この発明の一部の一形態を示す接続図である。 この発明の一部の一形態を示す接続図である。 この発明の一部の一形態を示す接続図である。 この発明の一部の一形態を示す系統図である。 この発明の一形態を示すフローチャートである。 この発明を説明するための特性図である。
符号の説明
10…受信回路、11…入力フィルタ、12…高周波アンプ、13…バンドパスフィルタ、14Aおよび14B…ミキサ回路、15…振幅位相補正回路、16…ポリフェイズフィルタ、17…演算回路、19…バンドパスフィルタ、20…デジタル処理回路、30…PLL(局部発振回路)、31…VCO、32…カウンタ、33…可変分周回路、41…検出回路、42…A/Dコンバータ回路、43…マイクロコンピュータ、45…テスト信号発生回路、50…PLL、55…乗算回路、61Aおよび61B…ミキサ回路、62…演算回路、63…PLLフィルタ、C131、C132、C163およびC164…可変容量回路

Claims (6)

  1. 少なくとも高域側に阻止帯域を有するとともに、受信信号のうち、希望周波数の受信信号を通過させるフィルタと、
    上記希望周波数に対応した局部発振周波数の矩形波信号を形成する形成回路と、
    上記フィルタから出力される上記希望周波数の受信信号を、上記矩形波信号を局部発振信号として中間周波信号に周波数変換するミキサ回路と、
    このミキサ回路の出力信号から上記中間周波信号を取り出す中間周波フィルタと
    を有し、
    上記フィルタの通過帯域は可変とされるとともに、上記中間周波フィルタの中心周波数を上記中間周波信号の周波数に補正するデータによって、上記希望周波数の受信信号を通過させる通過帯域に補正される
    ようにした受信機。
  2. 請求項1に記載の受信機において、
    上記矩形波信号の形成回路はPLLにより構成され、
    このPLLの可変分周回路の分周比を示すデータにより、上記フィルタの通過帯域が上記希望周波数の受信信号を通過させる通過帯域に補正される
    ようにした受信機。
  3. 請求項1あるいは請求項2に記載の受信機において、
    演算回路を有し、
    上記矩形波信号は位相が互いに直交する1対の信号とされ、
    上記ミキサ回路は、上記1対の矩形波信号がそれぞれ局部発振信号として供給される1対の回路とされ、
    上記中間周波フィルタは、上記1対のミキサ回路の出力信号が供給されるとともに、この供給された信号に互いに90°の位相差を与えて1対の中間周波信号を出力するポリフェイズフィルタとされ、
    上記演算回路により、上記ポリフェイズフィルタから出力される1対の中間周波信号を演算してイメージ信号成分の相殺された中間周波信号を出力する
    ようにした受信機。
  4. 少なくとも高域側に阻止帯域を有するとともに、受信信号のうち、希望周波数の受信信号を通過させるフィルタと、
    上記希望周波数に対応した局部発振周波数の矩形波信号を形成する形成回路と、
    上記フィルタから出力される上記希望周波数の受信信号を、上記矩形波信号を局部発振信号として中間周波信号に周波数変換するミキサ回路と、
    このミキサ回路の出力信号から上記中間周波信号を取り出す中間周波フィルタと
    がモノリシック1チップICされ、
    上記フィルタの通過帯域は可変とされるとともに、上記中間周波フィルタの中心周波数を上記中間周波信号の周波数に補正するデータによって、上記希望周波数の受信信号を通過させる通過帯域に補正される
    ようにした受信機用IC。
  5. 請求項4に記載の受信機用ICにおいて、
    上記矩形波信号の形成回路はPLLにより構成され、
    このPLLの可変分周回路の分周比を示すデータにより、上記フィルタの通過帯域が上記希望周波数の受信信号を通過させる通過帯域に補正される
    ようにした受信機用IC。
  6. 請求項4あるいは請求項5に記載の受信機用ICにおいて、
    演算回路を有し、
    上記矩形波信号は位相が互いに直交する1対の信号とされ、
    上記ミキサ回路は、上記1対の矩形波信号がそれぞれ局部発振信号として供給される1対の回路とされ、
    上記中間周波フィルタは、上記1対のミキサ回路の出力信号が供給されるとともに、この供給された信号に互いに90°の位相差を与えて1対の中間周波信号を出力するポリフェイズフィルタとされ、
    上記演算回路により、上記ポリフェイズフィルタから出力される1対の中間周波信号を演算してイメージ信号成分の相殺された中間周波信号を出力する
    ようにした受信機用IC。
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