JP4539120B2 - エッチング方法、基板、電子部品、電子部品の製造方法および電子機器 - Google Patents
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Description
この特許文献1には、Si基板をエッチングする方法として、まず、Si基板の表面にSiO2膜を形成し、このSiO2膜をレジスト層を用いてエッチングし、さらに、このエッチングされたSiO2膜をマスクとして用いて、Si基板をエッチングことが開示されている。
ところが、レジスト層の形成は、例えば、基材(SiO2膜)上へのレジスト材料の供給、乾燥、ベーク処理、露光、現像、洗浄、乾燥等の多段階の工程を要する。
このような工程は、極めて煩雑であり、従来、基材の加工(エッチング)には、時間と手間とを要している。
本発明のエッチング方法は、基材をアルカリエッチング液によりエッチングするエッチング方法であって、
基材上に、ジアルキルシリコーンを主成分とするポリオルガノシロキサンで構成される平均厚さ10〜1000nmのポリオルガノシロキサン膜をプラズマ重合法により形成する第1の工程と、
前記ポリオルガノシロキサン膜の所定パターンの領域に、SiO2化処理を施して、ポリオルガノシロキサンをSiO2に変化させてなるSiO 2 領域を形成する第2の工程と、
前記アルカリエッチング液によるエッチングレートが、ポリオルガノシロキサンよりもSiO2 の方が大きいことを利用して、前記ポリオルガノシロキサン膜の前記SiO 2 領域を除去した後、引き続いて、前記基材の前記SiO 2 領域に対応する領域をエッチングする第3の工程とを有することを特徴とする。
これにより、基材のエッチングを容易かつ安価に行うことができる。
また、プラズマ重合法によれば、均質かつ均一な膜厚のポリオルガノシロキサン膜を容易に形成することができる。
かかる方法によれば、ポリオルガノシロキサンが有する有機基とSiとの結合をより確実に切断して、酸素原子を導入すること、すなわち、SiO2化をより確実に行うことができる。
これにより、基材をより寸法精度よく加工することができる。
これにより、SiO2の効率のよい除去が可能となる。
本発明の基板は、本発明のエッチング方法によりエッチングされたことを特徴とする。
これにより、容易かつ安価に加工された基板が得られる。
本発明の電子部品は、本発明の基板を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子部品が得られる。
これにより、電子部品の製造を容易かつ安価に行うことができる。
本発明の電子部品の製造方法では、前記基板上に残存する前記ポリオルガノシロキサン膜をSiO2化した後、前記電子部品の製造に用いることが好ましい。
これにより、このSiO2の各種特性を利用すること、例えばSiO2を介して、基板と電子部品を構成する他部材との接合を行うこと等ができる。
これにより、信頼性の高い電子機器が得られる。
<インクジェット式記録ヘッド>
まず、本発明の電位部品をインクジェット式記録ヘッドに適用した場合の実施形態について説明する。
図1は、本発明の電位部品をインクジェット式記録ヘッドに適用した場合の実施形態を示す分解斜視図であり、図2は、図1に示すインクジェット式記録ヘッドの主要部の構成を示す断面図、図3は、図1に示すインクジェット式記録ヘッドを備えるインクジェットプリンタの実施形態を示す概略図である。なお、図1は、通常使用される状態とは、上下逆に示されている。
図3に示すインクジェットプリンタ9は、装置本体92を備えており、上部後方に記録用紙Pを設置するトレイ921と、下部前方に記録用紙Pを排出する排紙口922と、上部面に操作パネル97とが設けられている。
また、装置本体92の内部には、主に、往復動するヘッドユニット93を備える印刷装置(印刷手段)94と、記録用紙Pを1枚ずつ印刷装置94に送り込む給紙装置(給紙手段)95と、印刷装置94および給紙装置95を制御する制御部(制御手段)96とを有している。
ヘッドユニット93は、その下部に、多数のノズル孔111を備えるヘッド1と、ヘッド1にインクを供給するインクカートリッジ931と、ヘッド1およびインクカートリッジ931を搭載したキャリッジ932とを有している。
なお、インクカートリッジ931として、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(黒)の4色のインクを充填したものを用いることにより、フルカラー印刷が可能となる。
キャリッジ932は、キャリッジガイド軸943に往復動自在に支持されるとともに、タイミングベルト944の一部に固定されている。
キャリッジモータ941の作動により、プーリを介してタイミングベルト944を正逆走行させると、キャリッジガイド軸943に案内されて、ヘッドユニット93が往復動する。そして、この往復動の際に、ヘッド1から適宜インクが吐出され、記録用紙Pへの印刷が行われる。
給紙ローラ952は、記録用紙Pの送り経路(記録用紙P)を挟んで上下に対向する従動ローラ952aと駆動ローラ952bとで構成され、駆動ローラ952bは給紙モータ951に連結されている。これにより、給紙ローラ952は、トレイ921に設置した多数枚の記録用紙Pを、印刷装置94に向かって1枚ずつ送り込めるようになっている。なお、トレイ921に代えて、記録用紙Pを収容する給紙カセットを着脱自在に装着し得るような構成であってもよい。
制御部96は、いずれも図示しないが、主に、各部を制御する制御プログラム等を記憶するメモリ、圧電素子(振動源)14を駆動して、インクの吐出タイミングを制御する圧電素子駆動回路、印刷装置94(キャリッジモータ941)を駆動する駆動回路、給紙装置95(給紙モータ951)を駆動する駆動回路、および、ホストコンピュータからの印刷データを入手する通信回路と、これらに電気的に接続され、各部での各種制御を行うCPUとを備えている。
また、CPUには、例えば、インクカートリッジ931のインク残量、ヘッドユニット93の位置等を検出可能な各種センサ等が、それぞれ電気的に接続されている。
ヘッド1は、ノズル板11と、インク室基板12と、振動板13と、振動板13に接合された圧電素子(振動源)14とを備え、これらが基体16に収納されている。なお、このヘッド1は、オンデマンド形のピエゾジェット式ヘッドを構成する。
ノズル板11は、例えば、SiO2、SiN、石英ガラスのようなシリコン系材料、Al、Fe、Ni、Cuまたはこれらを含む合金のような金属系材料、アルミナ、酸化鉄のような酸化物系材料、カーボンブラック、グラファイトのような炭素系材料等で構成されている。
このノズル板11には、インク滴を吐出するための多数のノズル孔111が形成されている。これらのノズル孔111間のピッチは、印刷精度に応じて適宜設定される。
このインク室基板12は、ノズル板11、側壁(隔壁)122および後述する振動板13により、複数のインク室(キャビティ、圧力室)121と、インクカートリッジ931から供給されるインクを一時的に貯留するリザーバ室123と、リザーバ室123から各インク室121に、それぞれインクを供給する供給口124とが区画形成されている。
インク室基板12を得るための母材としては、例えば、シリコン単結晶基板、各種ガラス基板、各種プラスチック基板等を用いることができる。これらの基板は、いずれも汎用的な基板であるので、これらの基板を用いることにより、ヘッド1の製造コストを低減することができる。
また、これらの中でも、母材としては、面方位(110)のシリコン単結晶基板を用いるのが好ましい。このシリコン単結晶基板は、異方性エッチングに適しているのでインク室基板12を、容易かつ確実に形成することができる。
また、インク室121の容積も、特に限定されないが、0.1〜100nL程度とするのが好ましく、0.1〜10nL程度とするのがより好ましい。
一方、インク室基板12のノズル板11と反対側には、振動板13が接合され、さらに振動板13のインク室基板12と反対側には、複数の圧電素子14が設けられている。
また、振動板13の所定位置には、振動板13の厚さ方向に貫通して連通孔131が形成されている。この連通孔131を介して、前述したインクカートリッジ931からリザーバ室123に、インクが供給可能となっている。
各圧電素子14は、それぞれ、振動源として機能し、振動板13は、圧電素子14の振動により振動し、インク室121の内部圧力を瞬間的に高めるよう機能する。
基体16は、例えば各種樹脂材料、各種金属材料等で構成されており、この基体16にインク室基板12が固定、支持されている。
このようにして、ヘッド1において、印刷させたい位置の圧電素子14に、圧電素子駆動回路を介して吐出信号を順次入力することにより、任意の(所望の)文字や図形等を印刷することができる。
図4および図5は、それぞれ、図1および図2に示すインクジェット記録式ヘッドの製造方法を説明するための図(縦断面図)である。
なお、以下では、インク室基板12となる母材20として、アルカリウェットエッチング可能な基板(例えば、シリコン単結晶基板等)を用いるものとする。
この接合には、例えば、母材20と振動板13とを圧着させた状態で熱処理する方法が好適に用いられる。かかる方法によれば、容易かつ確実に、母材20と振動板13とを一体化させることができる。
この熱処理条件は、特に限定されないが、100〜600℃×1〜24時間程度とするのが好ましく、300〜600℃×6〜12時間程度とするのがより好ましい。
なお、接合には、その他の各種接着方法、各種融着方法等を用いてもよい。
圧電素子14は、下部電極142を形成するための導電性材料層と、圧電体層143を形成するための圧電材料層と、上部電極141を形成するための導電性材料層とを順次積層し、その後、圧電素子14の形状となるようにエッチングすることにより形成することができる。
また、前記材料層のエッチングには、例えば、プラズマエッチング、リアクティブイオンエッチング、ビームエッチング、光アシストエッチング等の物理的エッチング法、ウェットエッチング等の化学的エッチング法等のうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
このポリオルガノシロキサン膜21を形成する方法としては、例えば、プラズマ重合法、蒸着法、シランカップリング剤による処理、ポリオルガノシロキサンを含有する液状材料による処理等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
プラズマ重合法によれば、均質かつ均一な膜厚のポリオルガノシロキサン膜21を容易に形成することができる。
これらの中でも、ポリオルガノシロキサンとしては、ジアルキルシリコーン(特に、ジメチルシリコーン)を主成分とするものが好適である。ジアルキルシリコーンを主成分とするポリオルガノシロキサン膜21は、前述したプラズマ重合法による形成が容易である。また、ポリオルガノシロキサン膜21をジアルキルシリコーンを主成分として構成することにより、次工程[3−2]において、より容易かつ確実にSiO2化させることができる。
キャリアガス(添加ガス)としては、例えば、アルゴン、ヘリウム、窒素等が挙げられる。
高周波の出力は、100〜1000W程度であるのが好ましい。
成膜時のチャンバ内の圧力は、1×10−4〜1Torr程度であるのが好ましい。
原料ガス流量は、1〜100sccm程度であるのが好ましい。一方、キャリアガス流量は、10〜500sccm程度であるのが好ましい。
処理時間は、1〜10分程度であるのが好ましく、4〜7分程度であるのがより好ましい。
このポリオルガノシロキサン膜21の平均厚さは、10〜1000nm程度であるのが好ましく、50〜500nm程度であるのがより好ましい。ポリオルガノシロキサン膜21が薄過ぎると、後の工程[3−3]において、アルカリエッチング液の種類等によっては、ポリオルガノシロキサン膜21が十分にマスクとして機能できず、母材20の寸法精度(加工精度)が低下するおそれがある。一方、ポリオルガノシロキサン膜21が厚過ぎると、母材20のエッチングに要する時間が必要以上に長くなり好ましくない。
このSiO2化処理としては、例えば、紫外線照射、プラズマ照射、電子ビーム照射、加熱等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの中でも、SiO2化処理としては、紫外線照射およびプラズマ照射の少なくとも一方を用いるのが好ましい。かかる方法によれば、ポリオルガノシロキサンが有する有機基とSiとの結合をより確実に切断して、酸素原子を導入すること、すなわち、SiO2化をより確実に行うことができる。
紫外線の波長は、400nm以下であればよく、特に限定されないが、100〜350nm程度であるのが好ましい。
紫外線の強度は、1000〜3000mJ/cm2程度であるのが好ましく、1400〜2600mJ/cm2程度であるのがより好ましい。
また、紫外線の照射時間は、1〜10分程度であるのが好ましく、3〜7分程度であるのがより好ましい。
プラズマを発生させるガス種としては、例えば、酸素ガス、窒素ガス、不活性ガス(アルゴンガス、ヘリウムガス等)等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
高周波の出力は、100〜700W程度であるのが好ましく、300〜500W程度であるのがより好ましい。
ガスの流量は、10〜500sccm程度であるのが好ましく、100〜300sccm程度であるのがより好ましい。
特に、プラズマ照射には、プラズマを発生するガス種として、酸素ガスを含むガスを用いる酸素プラズマ照射を用いるのが好適である。酸素プラズマ照射によれば、酸素プラズマが有機基とSiとを切断するとともに、Siとの結合に利用されるため、ポリオルガノシロキサンをより確実にSiO2に変化させることができる。
ポリオルガノシロキサンは、比較的高い耐アルカリ性を有する化合物であるが、SiO2は、ポリオルガノシロキサンよりアルカリに対して耐性が低い。このため、ポリオルガノシリキサン膜21が形成された母材20をアルカリエッチング溶液で処理することにより、SiO2に変化した所定の領域が先行して除去され、次いで、かかる領域に対応する(かかる領域直下の)母材20がエッチングされる。
これにより、母材20を、その厚さ方向に振動板13が露出する程度にまでエッチング(除去)し、インク室121、リザーバ室123および供給口124に対応する凹部を形成する。なお、このとき、エッチングされずに残った部分が、側壁122となり、また、露出した振動板13は、振動板としての機能を発揮し得る状態となる。
具体的には、アルカリエッチング液のpHは、9以上であるのが好ましく、9.5〜11.5程度であるのがより好ましい。また、アルカリエッチング液の温度は、0〜100℃程度であるのが好ましく、15〜75℃程度であるのがより好ましい。
このようなアルカリエッチング液としては、例えば、NaOH、KOHのようなアルカリ金属水酸化物の水溶液、Mg(OH)2のようなアルカリ土類金属水酸化物の水溶液、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドの水溶液、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMA)等のアミド系有機溶媒等が挙げられ、これらを単独または混合して用いることができる。
この場合、特に、母材20として、面方位が(110)のシリコン基板を用いる場合には、容易に異方性エッチングすることができるので、インク室基板12の形成が容易となる。
これにより、複数のインク室121、リザーバ室123および複数の供給口124が画成される。
なお、本工程[4]に先立って、前記工程[3−3]の後において残存するポリオルガノシロキサン膜21は、除去しても除去しなくてもよい。
例えば、ノズル板11が酸化物系材料で構成される場合には、次のようにして、ポリオルガノシロキサン膜21を除去することなく、インク室基板12(母材20)に接合することができる。
このように、ポリオルガノシロキサン膜21を除去することなく、ヘッド1を製造することにより、廃棄物の量が増大するのを防止することもでき、環境にも優しい。
これにより、ポリオルガノシロキサン膜21中またはその表面に残存するアルカリエッチング液を除去または中和することができる。その結果、得られる電子部品の信頼性(本実施形態では、インク室基板12とノズル板11との接合信頼性)をより向上することができる。
ここで、酸処理としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、フッ酸またはこれらの混合液による処理が挙げられる。
なお、水洗処理および酸処理は、例えば、交互に繰り返し行うようにしてもよい。
以上のような工程を経て、ヘッド1が製造される。
以上のように、本発明によれば、基材のエッチングに際して、レジスト層を用いる必要がないので、製造工程数の大幅な削減を図ること、すなわち、製造コストおよび時間の削減を図ることができる。
例えば、本発明のエッチング方法は、インクジェット式記録ヘッドの製造に適用することができる他、例えば、マイクロレンズ用凹部付き基板の製造等に適用することができる。
Claims (9)
- 基材をアルカリエッチング液によりエッチングするエッチング方法であって、
基材上に、ジアルキルシリコーンを主成分とするポリオルガノシロキサンで構成される平均厚さ10〜1000nmのポリオルガノシロキサン膜をプラズマ重合法により形成する第1の工程と、
前記ポリオルガノシロキサン膜の所定パターンの領域に、SiO2化処理を施して、ポリオルガノシロキサンをSiO2に変化させてなるSiO 2 領域を形成する第2の工程と、
前記アルカリエッチング液によるエッチングレートが、ポリオルガノシロキサンよりもSiO2 の方が大きいことを利用して、前記ポリオルガノシロキサン膜の前記SiO 2 領域を除去した後、引き続いて、前記基材の前記SiO 2 領域に対応する領域をエッチングする第3の工程とを有することを特徴とするエッチング方法。 - 前記第2の工程において、前記SiO2化処理は、紫外線照射およびプラズマ照射の少なくとも一方により行われる請求項1に記載のエッチング方法。
- 前記第3の工程において、前記アルカリエッチング液によるポリオルガノシロキサンのエッチングレートをR1[nm/min]とし、前記アルカリエッチング液によるSiO2のエッチングレートをR2[nm/min]としたとき、エッチングレート比(R 2 /R 1 )が1.2〜100なる関係を満足する請求項1または2に記載のエッチング方法。
- 前記第3の工程において、前記アルカリエッチング液のpHは、9以上であり、前記アルカリエッチング液の温度は、0〜100℃である請求項1ないし3のいずれかに記載のエッチング方法。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載のエッチング方法によりエッチングされたことを特徴とする基板。
- 請求項5に記載の基板を備えることを特徴とする電子部品。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載のエッチング方法により基板をエッチングした後、該基板上に残存する前記ポリオルガノシロキサン膜を取り除くことなく、電子部品の製造に用いることを特徴とする電子部品の製造方法。
- 前記基板上に残存する前記ポリオルガノシロキサン膜をSiO2化した後、前記電子部品の製造に用いる請求項7に記載の電子部品の製造方法。
- 請求項6に記載の電子部品を備えることを特徴とする電子機器。
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