JP4537287B2 - レーザ溶接方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表面に被膜を備えた複数の平板状ワークを重ね合わせてレーザ溶接するレーザ溶接方法および装置に関する。
一般に、亜鉛めっき鋼板等の表面に被膜を備えた平板状ワークを重ね合わせてレーザにより溶接する場合には、鋼板表面の亜鉛の沸点が鋼板材料の融点に比べて低いため、溶接中に蒸発して亜鉛蒸気を発生し、該蒸気が溶接部に残留したり、溶融した鋼板材料を吹き飛ばしたりすることによりブローホール又はピットなどの溶接欠陥を生じることがある。そのため、レーザ溶接を行う鋼板表面の亜鉛被膜の蒸気を適切に排出する必要がある。
そこで、従来、前記ワークに1つのレーザビームを照射して加熱し、ワーク同士を離間させ、該離間部に他のレーザビームを照射してレーザ溶接する方法が知られている(例えば特許文献1参照。)。しかし、かかる2つのレーザを用いるレーザ溶接方法では、1つのレーザをワーク加熱用の熱源として用いるために製造コストが高くなる問題がある。前記問題を解決するために、図7に示すように、亜鉛めっき鋼板101,102を重ねてレーザ溶接するレーザ溶接方法において、プラズマ熱源107により亜鉛めっき鋼板101,102の重ね合わせ部を予熱した後、レーザビーム108により本溶接を行うものが知られている(例えば特許文献2参照。)。
かかるレーザ溶接方法によれば、溶接方向121に沿って先行する予熱用のプラズマ熱源107により、上側亜鉛めっき鋼板101の上側の一部を溶融させ、残りの重ね合わせ面までの未溶融領域を伝熱させることにより重ね合わせ面の亜鉛めっき104,105を加熱、蒸発させる。この際、上側亜鉛めっき鋼板101が、プラズマ熱源107からの加熱により変形し、亜鉛めっき鋼板101,102の間に間隙が形成される。次いで、プラズマ熱源107による加熱位置から所定距離Lをおいて溶接用のレーザビーム108を用いて上側亜鉛めっき鋼板101および下側亜鉛めっき鋼板102を加熱することにより、間隙から亜鉛めっき蒸気を排出しながら、亜鉛めっき鋼板101,102を溶融、貫通する溶接を行うことができる。
しかしながら、かかるレーザ溶接方法では、プラズマ熱源107を用いているので、亜鉛めっき鋼板101,102の間に間隙を形成し、重ね合わせ面の亜鉛めっき104,105を加熱、蒸発させるためには、上側亜鉛めっき鋼板101の上面をレーザビーム108の照射ビーム幅以上に広範に溶融する必要があり、亜鉛めっき鋼板101の表面に施された防錆性、外観性等も損なわれ、鋼板101の表面損傷を生じる。また、プラズマ熱源107を用いているので、入熱を安定させるために出力を上げざるを得ず、亜鉛めっき鋼板101に過剰な熱が入り、亜鉛めっき鋼板101の熱歪みが大きくなる。
特開2002−263871号公報 特開2003−25082号公報
本発明は、かかる不都合を解消して、加熱量を容易に調節することができ、ワークの熱歪みおよびワーク表面に与える損傷を実質的に無くすことができるレーザ溶接方法および装置を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、表面に被膜を備えた複数の平板状ワークを重ね合わせてレーザ溶接するレーザ溶接方法において、先行する一方の電極であって最表層のワークに一定の力で当接する可動電極と、他方の電極であって前記最表層のワークを圧接し隣接ワークに密着させる固定電極とからなる一対の電極間に通電し、前記可動電極及び前記固定電極が当接する前記最表層のワークの電極当接部、又は、該ワークの電極当接部と該電極当接部から伝熱される前記隣接ワークの伝熱部とを熱膨張させ、次いで収縮させることにより変形部を形成し、該変形部を互いに隣接するワークから離反させて、重ね合わせたワーク間に間隙を形成し、該間隙の間隔が、加熱された被膜の気化により生成する蒸気の揮散可能な広さとなる位置に、レーザビームを照射させることを特徴とする。
本発明のレーザ溶接方法では、先行する一方の電極であって最表層のワークに一定の力で当接する可動電極と、他方の電極であって前記最表層のワークを圧接し隣接ワークに密着させる固定電極とからなる一対の電極間に通電することで、前記可動電極及び前記固定電極が当接する前記最表層のワークの電極当接部、又は、該ワークの電極当接部と該電極当接部から伝熱される隣接ワークの伝熱部とを熱膨張させ、次いで収縮させることにより変形部を形成し、該変形部を互いに隣接するワークから離反させてワーク間に間隙を形成する。そして、該間隙の間隔が、加熱された被膜の気化により生成する蒸気の揮散可能な広さとなる位置にレーザビームを照射させることにより、該間隙を通して被膜が加熱されて生成する蒸気を揮散させることができ、ワークを欠陥のないように溶接することができる。従って、本発明のレーザ溶接方法によれば、通電による加熱によって前記間隙を形成すればよく、ワーク表面の被膜を溶融させる必要がなく過剰な熱を加えることがないため、ワーク表面に与える損傷および熱歪みを実質的に無くすことができる。
また、本発明のレーザ溶接方法では、電極をワーク表面に当接させているため、溶接速度を上げても確実に加熱を行うことができる。すなわち、電流値の設定だけで容易に加熱量を制御することができるため、溶接速度に応じて電流値を制御することで確実に間隙を形成して、安定したレーザ溶接を行うことができる。
さらに、本発明のレーザ溶接方法において、前記電極は、ワーク表面に当接する1つの当接電極と接地されたアース固定電極とによっても構成してもよく、前記電極が一対の電極であって、一方の電極を前記最表層のワークに当接するとともに他方の電極を該ワークに圧接し、両電極間に通電するようにしてもよい。また、前記電極が一対の電極の場合、いずれか一方の電極を隣接するワークに圧接又は当接するように構成してもよい。
また、本発明のレーザ溶接装置は、表面に被膜を備えた複数の平板状ワークを重ね合わせた状態でレーザ溶接するレーザ溶接装置であって、最表層のワークに通電させて該ワークの電極当接部、又は、該ワークの電極当接部と該電極当接部から伝熱される隣接ワークの伝熱部とを熱膨張および熱収縮により変形させ、ワークの変形部を互いに隣接するワークから離反させて、重ね合わせたワーク間に間隙を形成する一対の電極と、前記間隙の間隔が、加熱された被膜の気化により生成する蒸気の揮散可能な広さとなる位置にレーザビームを照射して溶接を行うレーザヘッドとを備え、前記一対の電極は、先行する一方の電極であって最表層のワークに一定の力で当接する可動電極と、他方の電極であって前記レーザヘッドから所定間隔を隔てた位置に前記最表層のワークを圧接し前記隣接ワークに密着させる固定電極とからなることを特徴とする。
本発明のレーザ溶接装置によれば、一方の電極の先端位置が前記最表層のワークに当接しているだけでレーザヘッドに対して可動であるため、ワークの表面形状にバラツキがある場合には、該バラツキに追随して該電極を該ワークに確実に接触させることができ、前記間隙を形成することができる。そして、他方の電極が前記最表層のワークに圧接しているため、前記表面形状のバラツキによりワーク同士が離間している場合には、該バラツキを矯正してワーク同士を密着させることができる。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は本実施形態のレーザ溶接方法を実施するためのレーザ溶接装置を示す説明図であり、図2は本実施形態の鋼板W1上の位置関係を示す模式図であり、図3(a)〜(c)は図2における鋼板W1と鋼板W2との間の断面図であり、図4は本実施形態の他の態様における鋼板W1上の位置関係を示す模式図であり、図5(a)〜(c)は図4における鋼板W1と鋼板W2との間の断面図であり、図6は本実施形態のさらに他の態様を示す模式図である。
図1に示すように、本実施形態のレーザ溶接方法は、亜鉛めっき鋼板W1,W2の溶接を行うものであって、該溶接方法を実施するためのレーザ溶接装置1は、鋼板W1に当接する可動電極2と鋼板W1に圧接する固定電極3と、固定電極3の圧接位置P3から一定距離だけ隔てた鋼板W1上の位置P4にレーザビームLを照射して鋼板W1,W2同士を溶接するレーザ照射機構4と、可動電極2と固定電極3との相対位置及び印加される電流値を制御する制御手段5とを備えている。
可動電極2は、制御手段5と接続されるとともに、レーザヘッド10と一体に形成されたアーム6上に、垂直方向から溶接方向Dに所定角度傾斜した位置に回転機構7を介して回転自在に設けられている。回転機構7は、制御手段5と接続され、制御手段5の制御信号に応じて、図示しないモータと駆動機構とにより可動電極2を回転させる。一方、固定電極3は、制御手段5と接続されるとともに、アーム6上において垂直方向から溶接方向Dに所定角度傾斜した位置に、圧接位置P3とレーザビームLの照射位置P4とが一定間隔となるように固定されている。そして、レーザヘッド10とアーム6を介して一体に設けられた可動電極2と固定電極3とは、図示しないモータと送り機構により、溶接方向Dに向かって移動可能に設けられている。ここで、可動電極2と固定電極3とは、垂直方向から溶接方向Dに所定角度傾斜して設けられていることから、可動電極2と固定電極3とが鋼板W1と圧接又は当接して移動する際に、鋼板W1との間の摩擦を小さくすることができる。
レーザ照射機構4は、外部に設けられたレーザ発振器8と光ファイバ9とレーザヘッド10と集光レンズ11とを備えている。レーザ発振器8とレーザヘッド10とは、光ファイバ9を介して接続され、レーザ発振器8から導出されるレーザビームLが、光ファイバ9を介してレーザヘッド10に送られ、集光レンズ11により鋼板W1上に所望の径で集光するようにレーザヘッド10から照射される。
制御手段5は、可動位置制御部12と電流制御部13とを備えている。可動位置制御部12は、回転機構7と接続され可動電極2のアーム6上での回転を指示する。電流制御部13は、可動電極2と固定電極3とに接続されている。
次に、このように構成されるレーザ溶接装置1の動作について、以下に説明する。まず、図1に示すように、亜鉛メッキされた平板状の鋼板W1,W2が互いに重ね合わせた状態で位置決めされる。なお、重ね合わされた鋼板W1,W2は、概ね密着しているが、表面形状のバラツキにより相互に離間している部分もある。
レーザ溶接装置1において、可動電極2と固定電極3とは溶接方向Dに平行な直線上に、可動電極2が先行するように配置され、レーザヘッド10は可動電極2と固定電極3とを結ぶ直線から一定間隔離れた位置に固定電極3の後方となるように配置される。さらに、レーザヘッド10は、固定電極3が圧接位置P3にて鋼板W1に圧接した際に、レーザヘッド10から照射されるレーザビームLが鋼板W1上で所望の集光径となるように上下位置が固定電極3に対して固定されている。
このときの鋼板W1上での位置関係を、図2を用いて具体的に説明する。まず、可動電極2が鋼板W1と当接する位置である当接位置P2と、固定電極3が鋼板W1と圧接する位置である圧接位置P3とは、当接位置P2と圧接位置P3とを結ぶ電極ラインαが、溶接方向Dに平行な直線となるように配置されている。一方、レーザビームLが鋼板W1上に照射される位置である照射位置P4は、照射位置P4の軌道である溶接ラインβが、溶接方向Dに平行で電極ラインαから一定間隔を隔てた直線となるようにされている。
この状態で、制御手段5の可動位置制御部12は回転機構7に回転の指示信号を発し、回転機構7は図示しないモータに微弱な当接起電力を印加して、可動電極2の先端が鋼板W1に向かう方向に回転させる。当接起電力は、溶接を行う間、モータに印加され、可動電極2の先端は鋼板W1に、鋼板W1の形状に追従するため及び安定した発熱のために必要十分な微弱な一定の力で当接する状態を継続する。
可動電極2が鋼板W1と当接すると、電流制御部13は、可動電極2と固定電極3との間隔、鋼板W1の材質及び板厚に基づいて、溶接ラインβでの間隙Hが所定間隔となる電流を算出して可動電極2と固定電極3との間に印加する。間隙Hの所定間隔としては、鋼板W1,W2の表面に形成された被膜である金属成分(亜鉛)が気化し、ガスとなって間隙Hから大気に放出されるために必要な約0.05〜0.5mmの間隔の範囲が望ましい。また、そのために可動電極2と固定電極3とに負荷される電流値は、例えば、約500〜1000アンペアである。
可動電極2と固定電極3との間に電流が印加されると、まず、鋼板W1と可動電極2との当接位置P2と、鋼板W1と固定電極3との圧接位置P3とが加熱されて熱膨張する。ここで、レーザヘッド10とアーム6を介して一体に設けられた可動電極2と固定電極3とは、図示しないモータと送り機構により溶接方向Dに向かって進行するため、鋼板W1は電極ラインαから左右方向に熱膨張し一定幅を有する変形部Qを形成する。次いで、加熱された鋼板W1が大気と接触する表面から冷却されて収縮する結果、鋼板W1の変形部Qの一部は、電極ラインαに対して鋼板W1,W2の端部側の部分が塑性変形して反り上がり、鋼板W1と鋼板W2との間には、図3に示す所定の間隙Hが形成される。すなわち、可動電極2の通過前である図3(a)に対して、図3(b)に示すように、可動電極2が通過することにより電極ラインα上で第1の反り上がりが起こる。そして、図3(c)に示すように、固定電極3の通過により電極ラインα上では、第1の反り上がりに加えて第2の反り上がりが起こる。ここで、先行する可動電極2は、前述のように、鋼板W1に対して一定の力で当接されているため、鋼板W1の表面形状にバラツキがある場合であっても、該表面形状に追随して該鋼板W1に確実に接触を維持することができる。一方、固定電極3は、可動電極2の通過位置で鋼板W1をW2に圧接するため、鋼板W1,W2の表面形状のバラツキによって生じる鋼板W1,W2間の離間を矯正して、鋼板W1,W2を密着させることができる。また、固定電極3の圧接により圧接位置P3の鋼板W1,W2との離間を無くして密着させ、電流値を調整することにより当接位置P2及び圧接位置P3における反り上がりの度合をコントロールすることで、照射位置P4における間隙Hを管理することもできる。
そして可動電極2と固定電極3との間に電流が印加されると同時に、図示しないモータと送り機構により、レーザヘッド10にアーム6を介して一体に設けられた可動電極2と固定電極3とが溶接方向Dに向かって一定の速さで進行する。
このようにすると、レーザ照射機構4では、レーザ発振器8が駆動され、レーザ発振器8から導出されたレーザビームLがレーザヘッド10に送られる。そして、レーザビームLが集光レンズ11を介して、最表層の鋼板W1の照射位置P4に照射され、鋼板W1と鋼板W2とが溶接される。
このとき、レーザビームLの照射位置P4に沿って鋼板W1,W2の重ね合わせ面の被膜が加熱され、該被膜の金属成分(亜鉛)が気化するが、気化した亜鉛蒸気が間隙Hから大気に放出されることにより、鋼板W1,W2を確実かつ強固に溶接することできる。そして、電流値を調整し、当接位置P2と圧接位置P3とにおける入熱量を間隙形成に十分かつ鋼板W1の表面が溶融しない値にすることで、鋼板W1の表面の損傷を実質的に無くすことができる。
尚、本発明の実施形態において、可動電極2の代わりに鋼板W1又は隣接する鋼板W2に接地されたアース電極を設けて、固定電極3のみを圧接させる構成としてもよく、この場合、鋼板W1を通過する電極が固定電極3のみとなるため、装置構成が簡易になる。また、可動電極2又は固定電極3のいずれか一方を他の鋼板W2に、鋼板W1への当接方向とは逆向きから当接又は圧接させるように構成してもよい。この場合、鋼板W1,W2が、電極の当接および圧接位置において加熱されて熱膨張した後、該加熱部が鋼板W1,W2の表面から冷却されて収縮し、鋼板W1,W2の端部が互いに反対方向に離反するように塑性変形する。このため、可動電極2と固定電極3との間に印加される電流値を小さくすることができる。
また、本実施形態の他の態様として、鋼板W1上での可動電極2の当接位置P2と固定電極3の圧接位置P3とレーザビームの照射位置P4との位置関係を、図4のようにしてもよい。すなわち、先行する圧接位置P3の軌道である固定電極ラインα´が、溶接方向Dに平行な直線となり、後続の当接位置P2の軌道である可動電極ラインβ´が、溶接方向Dに平行で固定電極ラインα´から一定間隔を隔てた直線となり、最後続の照射位置P4の軌道である溶接ラインγ´が、溶接方向Dに平行で可動電極ラインβ´から一定間隔を隔てた直線となるようにしてもよい。
この場合、固定電極3の通過前である図5(a)に対して、図5(b)に示すように、まず、固定電極3が通過することにより固定電極ラインα´上で第1の反り上がりが起こる。なお、この際、鋼板W1は固定電極3により圧接されるため、鋼板W1と鋼板W2とは圧接位置P3において密着している。そして、図5(c)に示すように、可動電極2の通過により可動電極ラインβ´上で第2の反り上がりが起こる。このため、前述の可動電極2と固定電極3とをいずれも溶接方向に平行な直線α上に設けた場合に比べて、固定電極ラインα´と可動電極ラインβ´とにおける入熱量を小さくできるので、鋼板W1の損傷をさらに抑えることができる。
またさらに、本実施形態のさらに他の態様として、図6に示すように3枚の鋼板W1〜W3をレーザ溶接することもできる。この場合、最表層の鋼板W1に可動電極2を当接させるとともに固定電極3を圧接し、鋼板W1の当接位置P2と圧接位置P3とを加熱して、発生する熱を鋼板W1から鋼板W2に伝熱させる。このとき、鋼板W1は、鋼板W1の当接位置P2と圧接位置P3とに発生する熱により、大きく反り上がるのに対して、鋼板W2は、鋼板W1の当接位置P2と圧接位置P3とに発生する熱の一部のみが伝熱されるため小さく反り上がる。このため、鋼板W1と鋼板W2との間及び鋼板W2と鋼板W3との間には、それぞれ前記間隙Hが形成され、該間隙Hが所定間隔となる位置にレーザビームLが照射される。このとき、鋼板W1〜W3がレーザビームLの照射位置P4に沿って加熱され、被膜の金属成分(亜鉛)が気化するが、気化した亜鉛蒸気が間隙Hから大気に放出されることにより、鋼板W1〜W3を確実かつ強固に溶接することできる。そして、電流値を調整し、当接位置P2と圧接位置P3とにおける入熱量を間隙形成に十分かつ鋼板W1の表面が溶融しない値にすることで、鋼板W1の表面の損傷を実質的に無くすことができる。
尚、本実施形態において、可動電極2は回転機構7によって回転自在に設けられているが、可動電極2の先端の位置が、レーザヘッド10に対して可変となり、可動電極2が鋼板W1の表面形状に追従できる機構であればよく、アーム6上にレールを設け、レール上をスライドさせることにより移動自在に設けてもよい。また、回転機構7の代わりに、ゴムブッシュやスプリングを用いてもよい。
また、本実施形態において、レーザビームLを最表層鋼板W1上に照射しているが、鋼板W1と鋼板W2との間に形成された間隙Hに向かって鋼板W1と鋼板W2の端部方向からレーザビームLを照射する隅肉溶接であっても本発明と同様の効果を得ることができる。
本実施形態において、鋼板W1〜W3は亜鉛めっき鋼板であるが、他の鉄合金、アルミニウム合金等の金属製材料を母材としてもよく、鋼板W1〜W3の表面被膜は亜鉛めっきのみならず、鋼板材料より沸点の低いニッケルやクロムのめっきであってもよい。
本実施形態のレーザ溶接方法を実施するためのレーザ溶接装置を示す説明図。 本実施形態の鋼板W1上の位置関係を示す模式図。 図2における鋼板W1と鋼板W2との間の断面図。 本実施形態の他の態様における鋼板W1上の位置関係を示す模式図。 図4における鋼板W1と鋼板W2との間の断面図。 本実施形態のさらに他の態様を示す模式図。 従来のレーザ溶接方法を実施するためのレーザ溶接装置を示す説明図。
符号の説明
1…レーザ溶接装置、 2…可動電極、 3…固定電極、 10…レーザヘッド、 H…間隙、 L…レーザビーム、 Q…変形部、 W1…最表層の鋼板、 W2,W3…鋼板。

Claims (2)

  1. 表面に被膜を備えた複数の平板状ワークを重ね合わせてレーザ溶接するレーザ溶接方法において、
    先行する一方の電極であって最表層のワークに一定の力で当接する可動電極と、他方の電極であって前記最表層のワークを圧接し隣接ワークに密着させる固定電極とからなる一対の電極間に通電し、
    前記可動電極及び前記固定電極が当接する前記最表層のワークの電極当接部、又は、該ワークの電極当接部と電極当接部から伝熱される前記隣接ワークの伝熱部とを熱膨張させ、次いで収縮させることにより変形部を形成し、該変形部を互いに隣接するワークから離反させて、重ね合わせたワーク間に間隙を形成し、
    該間隙の間隔が、加熱された被膜の気化により生成する蒸気の揮散可能な広さとなる位置に、レーザビームを照射させることを特徴とするレーザ溶接方法。
  2. 表面に被膜を備えた複数の平板状ワークを重ね合わせた状態でレーザ溶接するレーザ溶接装置であって、
    最表層のワークに通電させて該ワークの電極当接部、又は、該ワークの電極当接部と該電極当接部から伝熱される隣接ワークの伝熱部とを熱膨張させ、次いで収縮させることにより変形部を形成し、該変形部を互いに隣接するワークから離反させて、重ね合わせたワーク間に間隙を形成する一対の電極と、
    前記間隙の間隔が、加熱された被膜の気化により生成する蒸気の揮散可能な広さとなる位置にレーザビームを照射して溶接を行うレーザヘッドとを備え、
    前記一対の電極は、先行する一方の電極であって最表層のワークに一定の力で当接する可動電極と、他方の電極であって前記レーザヘッドから所定間隔を隔てた位置に前記最表層のワークと圧接し前記隣接ワークに密着させる固定電極とからなることを特徴とするレーザ溶接装置。
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