JP4537150B2 - ハウスのシャッターに取付ける防虫ネット - Google Patents

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本発明は、ハウス(温室)のシャッターに取付ける防虫ネットに関する。
近時、無農薬栽培(減農薬を含む)による野菜、葉菜、果物、花等の作物が重宝されている。そして、この無農薬栽培は、人々の健康、疾病の回復に有益であること、或は我国の農業等を考慮した大局的な見地、さらには地球環境等を念頭におくべき状況であること等を考慮した場合においては必要不可欠である。
このような見地から、現実性があり、また農業経営に有効である方法としては、ハウス栽培においても、防虫ネットを利用した栽培方法がある。そして、この種の防虫ネットを利用した栽培方法が主流に成りつつある。しかしながら、従来の装置の有効利用と、経済性の確保及び/又は廃材の減少化を達成し、また外気の吸込量・内気の排気量の確保、温湿度管理の確保、或はハウスの耕作面積(作地面積)の減少等の防止を達成することに関しての配慮(工夫)がなく、この防虫ネット付きハウスの普及に障害となっているものと考えられる。
そして、従来の装置の有効利用と、設備投資・商品コスト等の経済性の確保及び/又は施設廃材の減少化を達成するには、既存の設備(シャッター、換気扇、撹拌扇等の施設)の活用と、これらの設備に簡易に取付け得る防虫ネットの開発が必要であるが、現状では満足できる構造はなかった。
尚、従来の防虫ネットの主体となるネットの目合い(ネットの目合いとする)は、前記外気の吸込量及び/又は内気の排気量の確保(外気の吸込量とする)、又は温湿度管理、作物の生育、またネットの張装面積の確保等とは緊密な関係を有する。例えば、ネットの目合いが1.0mm程度では、通常のネット構造及び/又は取付け構成を採用しても、前記外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化が図れるが、この目合いでは小さい虫が侵入し、食害が発生して望ましくない。またネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度では、通常のネット構造及び/又は取付け構成を採用したと仮定した場合は、この目合いから侵入する小さい虫の侵入は防止できる(現状では、小さい虫の侵入は防止し、略100%の食害が防止できると考えられる)。しかし、前記外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化が図れない(一般的には、7月〜8月において、外気に比し、略2℃〜5℃程度の温度及び/又は略2%〜3%の相対湿度の上昇が考えられる)という現実の問題がある。そして、この略2℃〜5℃程度の温度上昇による弊害は、通常25〜30℃等の高温時に発生し易い。
尚、このネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度で、前記外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化を図ると仮定した場合は、このネットの張装面積を広くすることで達成可能である。しかし、このネットの張装面積の確保(大小)は、ハウスの耕作面積の広狭に直接影響する。例えば、ネットの張装面積が増えることは、ハウスの畝及び/又は作物を覆うような状態となり、収穫量の減少、またハウスの内壁近傍を移動する人・機材の移動に邪魔となり易いこと等が考えられる。
そして、防虫ネットと換気扇との組合せの発明は数件散見されるが、本発明と幾分関連性があり、改良点が列挙されている文献を説明する。文献(1)は、特開平9−206522号の「フィルター構造とそのフィルター形成方法」であり、この発明は、金属フィルターに繊維ウェブシートを着脱可能に止着することを意図し、表裏両面に雄型の係合子を備えた小片の面ファスナーの表面側係合子を繊維ウェブシート裏面側に係合させて繊維ウェブシートに止着(取付け、取外す)し、雄型面ファスナーの裏面側係合子を金属フィルターの開孔内に挿通させて開孔裏面側の反りエッジに係止させる構成であり、平面的な繊維ウェブシート(フィルター保護膜)の簡易な取付け、取外しに関する。また文献(2)は、特開平6−249479号の「換気扇あるいはレンジフードへのフィルター装着方法」であり、この発明は、換気扇、レンジフードへの吸気口に一定の間隔を設けてガイドリングを取付け 、このガイドリングの上部から少なくとも表側全体を覆う難燃処理したフィルターシートを取付け、取外し自在に設けた構成であり、このフィルターシートの簡易な処理に関する。
特開平9−206522号 特開平6−249479号
前記文献(1)、(2)は、フィルターの構造に関するものであり、防虫ネットの目合いの問題と、この目会いと関連する外気の吸込量の確保との問題を正面から捉えて、その問題を解決することを意図しない。従って、この文献(1)・(2)の発明を、ハウスの防虫ネットとして採用しても、原則として、利用できないのが現況である。殊に、本発明が意図する防虫ネットの目合いの問題解決と、この目会いと密接に関連する外気の吸込量の問題解決を図るための発明としては採用できない処である。
またこの文献(1)、(2)は、従来の装置(レンジフード等)の有効利用と、設備投資・商品コスト等の経済性の確保及び/又は施設廃材の減少化を達成することに関し、全く開示した箇所はない。従って、この文献(1)、(2)には、この従来の装置の有効利用と、設備投資・商品コスト等を期待することは不可能である。またこの文献(1)、(2)は、既存の設備(シャッター、換気扇、撹拌扇等の施設)の活用と、これらの設備に簡易に取付け得るフィルター(本発明の防虫ネットと同意義)の開発とは云えない構成である。
さらに文献(1)、(2)においては、外気の吸込量の確保に関する構成が開示されていないので、ハウス内の温湿度管理の適正化等に関して問題を残す。この問題とは、例えば、ハウスに於ける7月〜8月において、外気に比し、略2℃〜5℃程度の温度及び/又は略2%〜3%の相対湿度の上昇がある現実の問題に関し、改良がされておらず、結局の処、ハウスにおいて、前記略2℃〜5℃程度の温度上昇による高温時の弊害を解消することができない。このようなことから、この文献(1)・(2)は、本発明が意図するハウスに採用するには多くの問題を残す。
上記に鑑み本発明は、ハウスに防虫ネットを取付ける(装備する)際に、従来の装置の有効利用と、設備投資・商品コスト等の経済性の確保及び/又は施設廃材の減少化とを達成し、設備・価格・装備等の合理化を図ること、又は作業の簡便性と、防虫ネットの使用と、不使用とを簡易に選択できるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供すること等を意図する。また本発明は、ネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度にし、この寸法の目合いで小さい虫の侵入防止を図り、かつ防虫ネットの張装面積を確保することで、例えば、外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化を図り、現実に即したハウスの防虫ネット付きシャッターを提供する。またこの目合いで、かつ外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化を図ることで、作物の生育を図りつつ、収穫量の拡充が図れるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供する。
請求項1の発明は、ハウスに防虫ネットを取付ける際に、従来の装置の有効利用と、設備投資・商品コスト等の経済性の確保及び/又は施設廃材の減少化とを達成し、設備・価格・装備等の合理化を図ること、又は作業の簡便性と、防虫ネットの使用と、不使用とを簡易に選択できるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供すること等を意図する。
また請求項1の発明は、ネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度にし、この寸法の目合いで小さい虫の侵入防止を図り、かつ防虫ネットの張装面積を確保することで、例えば、外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化を図り、現実に即したハウスの防虫ネット付きシャッターを提供する。またこの目合いで、かつ外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化を図ることで、作物の生育を図りつつ、収穫量の拡充が図れるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供する。また、防虫ネットが、吸込時及び/又は吸込停止時・排気時及び/又は排気停止時の何れにおいても定形性を維持できる構成とすることを意図する。
請求項1は、シャッター枠体と、このシャッター枠体に設けたシャッタープレートと、このシャッタープレートを動かす連動板と、このシャッタープレート及び/又は連動板を動かす自動又は駆動手段とで構成したハウスに設けたシャッターに取付け、取外し可能に設けた防虫ネットであって、
この防虫ネットは、シャッター枠体に取付け得る枠部と、この枠部に張装される張装面積(A)を確保し得る目合いが略0.1mm〜0.6mm程度としたネットと、このネットの多面的な張装を図るとともに、前記枠部に設けられる線材で構成し、このシャッター、及び防虫ネットを経由し、外気の吸込み及び/又は内気の排出可能としたハウスのシャッターに取付ける防虫ネットである。
請求項2の発明は、請求項1と同じ目的を達成し、シャッターの一方側に設けた(一方側の)防虫ネットからの侵入した虫を、シャッターの他方側に設けた(他方側の)防虫ネットで捕捉し、虫の侵入を略完全に防止し、又はこの侵入した虫を一方側の防虫ネットと他方側の防虫ネットでガードし、この両防虫ネット間で閉じ込め、またこの防虫ネット間で死滅させ得るハウスのシャッターに取付ける防虫ネットを提供する。
請求項2は、請求項1に記載の防虫ネットを、前記シャッターの一方側及び/又は他方側に設けた構成としたハウスのシャッターに取付ける防虫ネットである。
請求項3の発明は、請求項1と同じ目的を達成し、この目的を達成するのに最適なハウスのシャッターに取付ける防虫ネットを提供する。
請求項3は、請求項1に記載の防虫ネットを、開閉自在の構成にしたハウスのシャッターに取付ける防虫ネットである。
請求項4の発明は、請求項1と同じ目的を達成し、外気の吸込量を容易に確保すること、又は温湿度管理の適正化を図ることで、作物の一層の生育を図りつつ、さらに高品質で、かつ収穫量の拡充が図れるハウスのシャッターに取付ける防虫ネッを提供する。
請求項4は、請求項1に記載のシャッターを、吸込み構造のシャッターにしたハウスのシャッターに取付ける防虫ネットである。
請求項5の発明は、請求項1と同じ目的を達成し、この目的を達成するのに最適なハウスの排気側に取付け得る構成のハウスのシャッターに取付ける防虫ネットを提供する。
請求項5は、請求項1に記載のシャッターを、排気構造のシャッターにしたハウスのシャッターに取付ける防虫ネットである。
請求項1の発明は、シャッター枠体と、シャッター枠体に設けたシャッタープレートと、このシャッタープレートを動かす連動板と、シャッタープレート及び/又は連動板を動かす自動又は駆動手段とで構成したハウスに設けたシャッターに取付け、取外し可能に設けた防虫ネットであって、
防虫ネットは、シャッター枠体に取付け得る枠部と、枠部に張装される張装面積(A)を確保し得る目合いが略0.1mm〜0.6mm程度としたネットと、このネットの多面的な張装を図るとともに、前記枠部に設けられる線材で構成し、シャッター、及び防虫ネットを経由し、外気の吸込み及び/又は内気の排出可能としたハウスのシャッターに取付ける防虫ネットである。
従って、請求項1は、ハウスに防虫ネットを取付ける際に、従来の装置の有効利用と、設備投資・商品コスト等の経済性の確保及び/又は施設廃材の減少化とを達成し、設備・価格・装備等の合理化が図れること、又は作業の簡便性と、防虫ネットの使用と、不使用とを簡易に選択できるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供できること等の特徴がある。また請求項1は、ネットの目合いが略0.1mm〜0.6mm程度にし、この寸法の目合いで小さい虫の侵入防止を図り、かつ防虫ネットの張装面積を確保できるので、例えば、外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化を図り、現実に即したハウスの防虫ネット付きシャッターを提供できる。またこの目合いで、かつ外気の吸込量の確保、又は温湿度管理の適正化を図ることで、作物の生育を図りつつ、収穫量の拡充が図れるハウスの防虫ネット付きシャッターを提供できる。また、防虫ネットが、吸込時及び/又は吸込停止時・排気時及び/又は排気停止時の何れにおいても定形性を維持できる構成となる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の防虫ネットを、シャッターの一方側及び/又は他方側に設けた構成としたハウスのシャッターに取付ける防虫ネットである。
従って、請求項2は、請求項1と同じ目的を達成できること、また一方側の防虫ネットから侵入した虫を他方側の防虫ネットで捕捉し、虫の侵入を略完全に防止し、又はこの侵入した虫を一方側の防虫ネットと他方側の防虫ネットでガードし、この各防虫ネット間で閉じ込め、またこの防虫ネット間で死滅させ得るハウスのシャッターに取付ける防虫ネットを提供できること等の特徴がある。
請求項3の発明は、請求項1に記載の防虫ネットを、開閉自在の構成にしたハウスのシャッターに取付ける防虫ネットである。
従って、請求項3は、請求項1と同じ目的を達成し、この目的を達成するのに最適なハウスのシャッターに取付ける防虫ネットを提供できる。
請求項4の発明は、請求項1に記載のシャッターを、吸込み構造のシャッターにしたハウスのシャッターに取付ける防虫ネットである。
従って、請求項4は、請求項1と同じ目的を達成し、外気の吸込量を容易に確保すること、又は温湿度管理の適正化が図れることで、作物の一層の生育を図りつつ、さらに高品質で、かつ収穫量の拡充が図れるハウスのシャッターに取付ける防虫ネッを提供できる。
請求項5の発明は、請求項1に記載のシャッターを、排気構造のシャッターにしたハウスのシャッターに取付ける防虫ネットである。
従って、請求項5は、請求項1と同じ目的を達成し、この目的を達成するのに最適なハウスの排気側に取付け得る構成のハウスのシャッターに取付ける防虫ネットを提供できる。
本発明はハウス(温室)の一方側(吸込側)の壁面に設けたシャッターに、簡易、迅速かつ確実に取付けできる防虫ネットに関する。図1は本発明のハウスの一方側(他方側)に防虫ネット付きシャッターを付設したハウスの全体を示す縮尺模式図、図2−1は防虫ネットをシャッターの一方側(ハウス外側)取付けた例を示した側面図、図2−2は防虫ネットをシャッターの他方側(ハウス内側)に取付けた例を示した側面図、図2−3は防虫ネットをシャッターの内外側(ハウス内外側)に取付けた例を示した側面図、また図3は前記各例の防虫ネットを取付けできる排気式のシャッターの側面図、また図4は前記各例の防虫ネットを取付けできる吸込み式のシャッターの側面図、図5−1は排気式のシャッターの一方側(ハウス外側)に防虫ネットを取付けた背面図、図5−2は図5−1に示したシャッターと防虫ネットの側面図、図5−3は図5−1に示したシャッターに取付けた防虫ネットの正面図、図5−4は図5−1に示したシャッターに取付けた防虫ネットの平面図、図5−5は図5−1に示した排気式のシャッターの一方側に他の構造の防虫ネットを取付け平面図、図6−1は吸込み式のシャッターの他方側(ハウス内側)に防虫ネットを取付けた背面図、図6−2は図6−1に示したシャッターと防虫ネットの側面図、図7はシャッター(ハウス)の内外側に取付け可能な防虫ネットの斜視図、図8はシャッター(ハウス)の内外側に取付け可能な防虫ネットの斜視図、図9−1はシャッター(ハウス)の内外側に取付け可能な他の防虫ネットの斜視図、図9−2は図9−1に示した防虫ネットの分解斜視図、図9−3は図9−1に示した枠部と線材等の斜視図である。
続いて、前記各例の防虫ネットを取付けできる排気式・吸込み式のシャッターの基本的な構成を説明する。図3に示した排気式のシャッター1は、図1、図2−1〜図2−3に示したビニールハウス、ガラスハウス等のハウス2(温室)の長手方向2aの一方側200(一例であり限定されず天井面、側面等の一方側を含む。以下同じ)に付設されている(設けられている)。このシャッター1は、シャッター枠体100と、このシャッター枠体100に可動自在に設けた複数枚のシャッタープレート101(シャッタープレート101とする)と、このシャッタープレート101を連動する連動板(図示せず)と、シャッター枠体100の周辺に設けたビニール等の取付手段102と、前記シャッタープレート101の開閉を司る排気用の羽根車103と、ベルマウス(羽根車ガード)104と、前記羽根車103を駆動する駆動手段105とで構成される。従って、駆動手段105により羽根車103が回転することで、この羽根車103で生成される風(内気の排出)によりシャッタープレート101は開放される。また逆の動作により風が停止されると、シャッタープレート101及び/又は連動板の自重、シャッタープレート101及び/又は連動板のスプリング、リンク機構等の強制復帰等により閉塞される。また図4に示した吸込み式のシャッター1aは、図1(共用する)、図2−1〜図2−3に示したビニールハウス、ガラスハウス等のハウス2(温室)の長手方向2aの一方側200に付設されている(設けられている)。このシャッター1aは、シャッター枠体100aと、このシャッター枠体100aに可動自在に設けた複数枚のシャッタープレート101a(シャッタープレート101aとする)と、このシャッタープレート101aを連動する連動板106aと、シャッター枠体100aの周辺に設けたビニール等の取付手段102aと、前記シャッタープレート101aの開閉及び/又は連動板106a及び/又はリンク機構107aの移動(可動)を図る駆動手段105aとで構成される。従って、駆動手段105a及び/又はリンク機構107aにより連動板106aが移動することで、シャッタープレート101aを開放し、また逆の動作により、連動板106aの復帰でシャッタープレート101aを閉塞する構成となっている。尚、前記閉塞はシャッタープレート101a及び/又は連動板106aの自重、シャッタープレート101a及び/又は連動板106aのスプリング、リンク機構107a等の強制復帰等による構成もあり得る。
尚、図示しないがハウス2には、換気扇、又は撹拌扇等の外気吸込み手段又は撹拌手段を取付けることもあり得る。
図中3は防虫ネットで、この防虫ネット3は枠体300と、この枠体300に張装したネット301とで構成する。そして、この防虫ネット3は、原則として、既設及び/又は新設(工場組立て)の前記シャッター1(1a)の一方側(一面側)及び/又は他方側(他面側)に取付け、取外し自在に設けられる。例えば、図2−1はシャッターの1の一方側、例えば、シャッター枠体100(100a)の一方側に設けた例、また図2−2はシャッターの1の他方側、例えば、シャッター枠体100(100a)の他方側に設けた例、また図2−3はシャッターの1の一方側・他方側、例えば、シャッター枠体100(100a)の一方側・他方側(双方側)に設けた例をそれぞれ示している。この枠体300の好ましい一例は、シャッター枠体100(100a)に取付け得るネット取付手段300−2を備えた枠部300−1と、枠部300−1に設けた線材300−3とで構成し、この枠部300−1をシャッター枠体100(100a)に螺子止めし、このネット取付手段300−2でハウス2の壁面等の構成材を取付ける構造として、気密性の確保と、部品点数の省略化、管理の容易化、又は取付け(取外し)の簡便化、コストの低廉化等に役立つ利点がある。
そして、ネット係止手段300−2と取付手段102(102a)を併用し、かつこのネット係止手段300−2で、ハウス2の壁面等の構成材用の取付手段102(102a)として利用する構成では、部品点数の省略化、管理の容易化、又は取付け(取外し)の簡便化、コストの低廉化等に役立つ利点がある。
尚、図9−1〜図9−3に示した他の防虫ネットの斜視図では、枠部300−1、ネット取付手段300−2と、枠部300−1又はネット301付きの線材300−3とに分解して示したが、少なくともこれらの物品に分解可能であり、また修理用のパーツとなり得る。またこの図において、枠部300−1に示した孔302は、防虫ネット3の取付け用の孔として利用する。この防虫ネット3では、枠部300−1又はネット301付きの線材300−3を開閉可能とした構成であり、虫の整理と、清掃の容易化等を意図する。尚、この線材300−3は、枠部300−1に設けた蝶番300−4を利用して開閉自在にすることで、虫の排除と清掃又は窓としての利用に供する。
そして、図2−2に示したシャッター枠体100(100a)の双方側に、防虫ネット3を設けた例では、虫の侵入を二重で保護し、この虫の侵入を略100%なくし得ること、又は益虫の逃避を略100%なくし得ること等の利点がある。また防虫ネット3間で虫の死滅も可能である。また図2−2のハウス2内に設ける例では、ハウス2内の畝(図示せず)を覆うことをなくし、また作物(図示せず)の近傍に至ること等を回避し、例えば、耕作面積の減少を回避すること、作物の一層の生育を図りつつ、さらに高品質で、かつ収穫量の拡充を図ること、又は作業環境の確保(移動、機材の移動・搬送の容易化)を図ること等を意図する。そして、防虫ネット3の張装面積Aを確保し、ネット301の目合いに対応した表面積を確保することで、必要とする吸込み量及び/又は排気量を確保する。
また前記ネット301を、防寒シートに変更可能とし、冬季等における寒さ対策と、防温、防音、防犯効果等を達成することも可能である。
図中Bは風の流れを示す。
図1は本発明のハウスの一方側(他方側)に防虫ネット付きシャッターを付設したハウスの全体を示す縮尺模式図 図2−1は防虫ネットをシャッターの一方側(ハウス外側)取付けた例を示した側面図 図2−2は防虫ネットをシャッターの他方側(ハウス内側)に取付けた例を示した側面図 図2−3は防虫ネットをシャッターの内外側(ハウス内外側)に取付けた例を示した側面図 図3は前記各例の防虫ネットを取付けできる排気式のシャッターの側面図 図4は前記各例の防虫ネットを取付けできる吸込み式のシャッターの側面図 図5−1は排気式のシャッターの一方側(ハウス外側)に防虫ネットを取付けた背面図 図5−2は図5−1に示したシャッターと防虫ネットの側面図 図5−3は図5−1に示したシャッターに取付けた防虫ネットの正面図 図5−4は図5−1に示したシャッターに取付けた防虫ネットの平面図 図5−5は図5−1に示した排気式のシャッターの一方側に他の構造の防虫ネットを取付け平面図 図6−1は吸込み式のシャッターの他方側(ハウス内側)に防虫ネットを取付けた背面図 図6−2は図6−1に示したシャッターと防虫ネットの側面図 図7はシャッター(ハウス)の内外側に取付け可能な防虫ネットの斜視図 図8はシャッター(ハウス)の内外側に取付け可能な防虫ネットの斜視図 図9−1はシャッター(ハウス)の内外側に取付け可能な他の防虫ネットの斜視図 図9−2は図9−1に示した防虫ネットの分解斜視図 図9−3は図9−1に示した枠部と線材等の斜視図
1 シャッター
100 シャッター枠体
101 シャッタープレート
102 取付手段
103 羽根車
104 ベルマウス
105 駆動手段
1a シャッター
100a シャッター枠体
101a シャッタープレート
102a 取付手段
105a 駆動手段
106a 連動板
107a リンク機構
2 ハウス
2a 長手方向
200 ハウスの一方側
3 防虫ネット
300 枠体
300−1 枠部
300−2 ネット取付手段
300−3 線材
300−4 蝶番
301 ネット
302 孔
A 張装面積
B 風の流れ

Claims (5)

  1. シャッター枠体と、このシャッター枠体に設けたシャッタープレートと、このシャッタープレートを動かす連動板と、このシャッタープレート及び/又は連動板を動かす自動又は駆動手段とで構成したハウスに設けたシャッターに取付け、取外し可能に設けた防虫ネットであって、
    この防虫ネットは、シャッター枠体に取付け得る枠部と、この枠部に張装される張装面積(A)を確保し得る目合いが略0.1mm〜0.6mm程度としたネットと、このネットの多面的な張装を図るとともに、前記枠部に設けられる線材で構成し、このシャッター、及び防虫ネットを経由し、外気の吸込み及び/又は内気の排出可能としたハウスのシャッターに取付ける防虫ネット。
  2. 請求項1に記載の防虫ネットを、前記シャッターの一方側及び/又は他方側に設けた構成としたハウスのシャッターに取付ける防虫ネット。
  3. 請求項1に記載の防虫ネットを、開閉自在の構成にしたハウスのシャッターに取付ける防虫ネット。
  4. 請求項1に記載のシャッターを、吸込み構造のシャッターにしたハウスのシャッターに取付ける防虫ネット。
  5. 請求項1に記載のシャッターを、排気構造のシャッターにしたハウスのシャッターに取付ける防虫ネット。
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