JP2008020164A - ハウスの防虫ネット付きの換気扇 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の無農薬による野菜、葉菜、果物、花等の作物が重宝されている。また人々の健康、疾病の回復、我国の農業等を考慮した大局的な見地・地球環境等を念頭においた場合、無農薬栽培は不可欠である。よって、ハウス栽培においても、防虫ネットを利用した栽培方法が主流になりつつある。しかし、防虫ネットの取付けに関して配慮に欠けること、また外気の吸込量の確保に問題を残すこと等が考えられる。
【構成】本発明は、ハウスの壁面に設けた防虫ネット付き換気扇で、換気扇は、換気扇枠体と、換気扇枠体の隅部に設けた支持板と、支持板に取付けた支持杆と、支持杆等と換気扇枠体との間に防虫ネット枠体の挿入を許す隙間を形成し、この隙間への枠体の挿入と、枠体の換気扇枠体の内側への設置で、ハウスの躯体に密着状態でネットを備えた防虫ネット枠体を取付け可能とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハウス(建屋等)に設けた換気扇の換気扇枠体の内側に、ワンタッチで取付け可能な防虫ネットを介して、この換気扇の全体を確実に隠蔽できる防虫ネット付のガードに換気扇に関する。
近時、無農薬、又は減農薬による野菜、葉菜、果物、花等の作物の栽培(無農薬栽培又は減農薬栽培)が重宝されている。その理由は、この種の無農薬栽培は、人々の健康に役立ち、しかも疾病の回復及び/又は予防に有効であること、又は我国の農業維持を考慮した大局的な見地に有益であること、或いは人類の永久的なテーマである地球環境維持等を念頭においた場合に必要不可欠であること等が考えられる。
そして、この無農薬栽培を簡易かつ確実に行える手段が、防虫ネットによるハウス栽培方法(ハウスへの防虫ネット付き換気扇の設置)である。しかし、従来の付き換気扇によるハウス栽培は、シャッター(換気扇及び/又はシャッタープレート枠体・換気扇枠体)より侵入する害虫の一部の捕捉に留まることから、害虫の一部の防除、又は農薬の使用を微量にする減農薬栽培となっている。従って、本来の無農薬栽培、又は微農薬栽培(減農薬栽培よりさらに農薬使用量の減少での栽培)に至っていなく、その改良が望まれている。例えば、防虫ネット付き換気扇を利用し、無農薬栽培を達成すること、この種の防虫ネット付き換気扇のハウス壁面への簡単かつ確実な取付け又は取外しと、その利便性の向上、また密着性の向上と、防虫効果の確実かつ効率的な達成を図ること等である。
上記のような状況に鑑み、本発明者は、この無農薬栽培に最適な防虫ネット付きハウス栽培方法、また防虫ネット付きハウス栽培におけるシャッター、又はハウスのシャッターに取付ける防虫ネット、或いはハウスの防虫ネット又は防寒布付きシャッター等の各種の発明を提案している。例えば、特開2005−134012の「防虫ネット付き農事用、建屋用シャッター」と、特開2005−140448の「防虫ネット付き農事用、建屋用シャッター」が挙げられる。そして、これらの提案を介して無農薬栽培に適し、かつ無農薬栽培に必要とする外気の吸込み量及び/又は排気量等を確保することが可能となった。
そして、防虫ネットと換気扇との組合せ構造に関する一般的な文献としては、次に挙げる文献がある。文献(1)は、特開2004−222510の「ハウス用換気装置」であり、その要旨は、ハウスの屋根部に棟に沿って凹溝を形成し、この凹溝の両壁部に換気口を設け、この換気口に換気扇を設け、また凹溝をネットで囲繞する構成とし、屋根裏の上部空間に熱気が滞留することを回避し、ハウス内の温度調整を簡便にすることを意図する。しかし、この文献(1)は、換気扇とネットを個別に設置する構成であり、設置に手間を要すること、又は屋根部の棟方向にネットを張装する構成であるので、ハウス内の上方空間の換気及び/又はその降温には適するが、ハウス全体の換気及び/又は降温には、必ずしも充分とは考えられない。
特開2004−222510
先ず、文献(1)の発明は、実用的であるが、現場での設置及び/又は工場での組付け等を考えた場合に、さらなる工夫と簡略化が必要となる。
また文献(1)の発明では、ネットと換気扇との組合せで、それなりの効果は期待できる。しかし、この発明では、所定の場所及び/又は装置を利用して設置する構成であり、汎用性と標準化等の面で工夫が要求される。
そして、文献(1)の発明では、ハウスに必要となる外気の吸込量及び/又は排気量を確保すること、この吸込んだ外気をハウス内の最適な箇所への送風及び/又はハウス内の空気のハウス外への排気を図りつつ、作物への直接送風及び過乾燥を回避し、葉面呼吸の確保を図ること、さらに温湿度管理の適正化及び/又は空気の置換を図り、作物の生育環境の確保と、収穫量の拡充を図ること等の点においては、充分とは考えられない。
尚、前述した本出願人による先行文献において、ハウスの枠体(躯体)の構造によっては、防虫ネットの左右側面に隙間が発生することが考えられ、その改良が、一部で望まれている。
請求項1の発明は、ハウスに設置した換気扇への防虫ネットの組付けの容易化を図ること、またハウスの換気扇への防虫ネットの簡易な張装を図ること、又は防虫ネットの簡略化、低コスト化等が図れるハウスの防虫ネット付き換気扇を提供すること等を意図する。また請求項1の発明は、ハウスに必要となる外気の吸込量を確保すること、またこの吸込んだ外気をハウス内の最適な箇所への送風及び/又はハウス内の空気のハウス外への排気を図りつつ、作物への直接送風及び過乾燥を回避し、葉面呼吸の確保を図ること、さらに温湿度管理の適正化及び/又は空気の置換を図り、作物の生育環境の確保と、収穫量の拡充を図ること等を意図する。また換気扇及び/又は防虫ネットの部品点数の減少化、コストの削減化及び/又は取付けの簡便化等を図ることを意図する。尚、この請求項1の発明は、換気扇に防虫ネットを隙間なく設置できる防虫ネット付き換気扇を提供することを意図する。
請求項1は、ハウスの壁面に設けた防虫ネット付き換気扇であって、
この換気扇は、換気扇枠体と、この換気扇枠体の隅部に設けた支持板と、この支持板に取付けた羽根車支持用の支持杆と、この支持板及び/又は支持杆と、前記換気扇枠体との間に、防虫ネットの枠体の挿入を許す隙間を形成した構成であり、
この枠体の前記隙間への挿入と、該枠体の前記換気扇枠体の内側への設置を介して、前記換気扇枠体にネットを備えた防虫ネットを取付け可能としたことを特徴とするハウスの防虫ネット付きの換気扇である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な防虫ネットの枠体と、枠体柱部の構造を提案すること等を意図する。
請求項2は、請求項1に記載のハウスの防虫ネット付きの換気扇であって、この防虫ネットの枠体は、下枠フレームと、この下枠フレームの四辺に取付けた枠体柱と、この枠体柱に基端側と、その上端側にそれぞれ設けたネット取付け部と、前記枠体柱に設けた上枠フレームと、このネット取付け部に嵌入されるネット押え具とで構成したことを特徴とするハウスの防虫ネット付きの換気扇である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な支持枠と、換気扇枠体の構造を提案すること等を意図する。
請求項3は、請求項1に記載のハウスの防虫ネット付きの換気扇であって、この支持板は、換気扇枠体の枠体隅角部に着脱自在に設ける構成としたことを特徴とするハウスの防虫ネット付きの換気扇である。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な支持杆と、換気扇枠体との連繋構造を提案すること等を意図する。
請求項4は、請求項1に記載のハウスの防虫ネット付きの換気扇であって、この支持杆は、その自由端に形成した扁平部を、前記換気扇枠体の枠体隅角部に設けた支持板に、止め具を介して取付ける構成としたことを特徴とするハウスの防虫ネット付きの換気扇である。
請求項1の発明は、ハウスの壁面に設けた防虫ネット付き換気扇であって、
換気扇は、換気扇枠体と、換気扇枠体の隅部に設けた支持板と、支持板に取付けた羽根車支持用の支持杆と、支持板及び/又は支持杆と、換気扇枠体との間に、防虫ネットの枠体の挿入を許す隙間を形成した構成であり、
枠体の隙間への挿入と、枠体の換気扇枠体の内側への設置を介して、換気扇枠体にネットを備えた防虫ネットを取付け可能としたハウスの防虫ネット付きの換気扇である。
従って、請求項1は、ハウスに設置した換気扇への防虫ネットの組付けの容易化を図ること、またハウスの換気扇への防虫ネットの簡易な張装が図れること、又は防虫ネットの簡略化、低コスト化等が図れるハウスの防虫ネット付き換気扇を提供できること等の特徴を有する。また請求項1は、ハウスに必要となる外気の吸込量を確保できること、またこの吸込んだ外気をハウス内の最適な箇所への送風及び/又はハウス内の空気のハウス外への排気を図りつつ、作物への直接送風及び過乾燥を回避し、葉面呼吸の確保が図れること、さらに温湿度管理の適正化及び/又は空気の置換を図り、作物の生育環境の確保と、収穫量の拡充が図れること等の実益を有する。また換気扇及び/又は防虫ネットの部品点数の減少化、コストの削減化及び/又は取付けの簡便化等が図れる実益がある。尚、この請求項1は、換気扇に防虫ネットを隙間なく設置できる防虫ネット付き換気扇を提供できる特徴がある。
請求項2の発明は、請求項1に記載のハウスの防虫ネット付きの換気扇であって、防虫ネットの枠体は、下枠フレームと、下枠フレームの四辺に取付けた枠体柱と、枠体柱に基端側と、上端側にそれぞれ設けたネット取付け部と、枠体柱に設けた上枠フレームと、ネット取付け部に嵌入されるネット押え具とで構成したハウスの防虫ネット付きの換気扇である。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な防虫ネットの枠体と、枠体柱部の構造を提案できること等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のハウスの防虫ネット付きの換気扇であって、この支持板は、換気扇枠体の枠体隅角部に着脱自在に設ける構成としたハウスの防虫ネット付きの換気扇である。
従って、請求項3は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な支持枠と、換気扇枠体の構造を提案できること等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1に記載のハウスの防虫ネット付きの換気扇であって、支持杆は、換気扇枠体の枠体隅角部に設けた支持板に、止め具を介して取付ける構成としたハウスの防虫ネット付きの換気扇である。
従って、請求項4は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な支持杆と、換気扇枠体との連繋構造を提案できること等の特徴を有する。
本発明の図面の説明をすると、図1は本発明のハウスの吹出側の枠体(躯体)に設置される防虫ネット付きの換気扇の全体の一例を示した正面図、図2は図1の側面図、図3は換気扇を示した正面図、図4は図3の側面図、図5は防虫ネット枠体を示した正面図、図6は図5の側面図、図7は換気扇枠体に下枠フレームを取付ける際に使用される金枠具を示した正面図、図8は図7の側面図、図9は防虫ネットを示した正面図、図10は図9の側面図、図11は換気扇枠体の枠体隅角部に設けた支持板と、羽根車用の支持杆と、防虫ネット枠体との関係を示した拡大正面図、図12は図11の要部の側面図、図13はネット取付け部に嵌入してネットを緊締する(止める)波状の線材(押え具)である。
図中1はビニールハウス、ガラスハウス等のハウスAの枠構成であり、この枠構成1は縦枠体100と横枠体101とで方形状に形成された、例えば、図例の如く、妻づら形態とする(ハウスAの壁面1cに略面一構造である)。尚、他の一例としては天井面に設けた天井扇とする構成もあり得る。そして、この枠構成1には換気扇2が設けられており、以下、この換気扇2の枠体部分と、送風部分を区分して説明する。
先ず、この換気扇2の枠体部分は、方形状で、後述する羽根車用の挿入空間及び送風口となる空間部200aを備えた換気扇枠体200と、この換気扇枠体200の空間部200aの外周面で、かつその隅部で、例えば、各隅角に設けた枠体隅角部201と、この換気扇枠体200に設けた複数のシャッタープレート202と、このシャッタープレート202を同時に開閉する連動杆(図示せず)と、前記換気扇枠体200に設けたベルマウス203と、前記枠体隅角部201であって、その対峙関係となる両枠体隅角部201に着脱自在に設けた正面視して略台形状を呈する支持板204と、この支持板204と及び/又は後述する支持杆と、前記換気扇枠体200の両枠体隅角部201の内側との間で、かつこの換気扇枠体200の対角線上に対峙するように形成した隙間205と、前記支持板204間に設けた対の支持杆206とで構成される。尚、支持杆206は、架承部の両端部に折曲げ形成した立上り部と、この各立上り部の両端(長手方向に対して略直角に曲折した自由端)をプレス加工で扁平部とし、この扁平部を止め具3で固止する。このように各支持杆206の扁平部を、支持板204(、又は枠体隅角部201)に、内方に向って(一例である)対峙するように添着し、止め具3で固止することで、前記隙間205を形成すること、又は従来の取付け隅板(図示せず)を無くす構成とする。また、支持板204等及び/又は添着部・その近傍等の補強を図る。図中202aはシャッタープレート枠体を示している。
次に、この換気扇2の送風部分は、前記支持杆206間に設けた取付け板207と、この取付け板207に軸承した前記空間部200aに挿設される羽根車208と、この羽根車208を駆動するモータ209及び/又はベルト210とで構成されている。従って、モータ209の駆動で、ベルト210を介して回転軸211を回転し、この回転軸211の回転で羽根車208を回転する。この羽根車208の回転を介してシャッタープレート202を開放する構成である。そして、モータ209の回転停止で、シャッタープレート202が閉塞する構成である。
前記換気扇2に取付けられる防虫ネット5に関して説明すると、この防虫ネット5は、防虫ネット枠体6(枠体6)と、ネット7、ネット押え具8、80とで構成される。以下、それぞれ区別して説明する。
先ず、枠体6を説明すると、この枠体6は、換気扇枠体200への取付け側となるネット取付け部600a(取付け部600a)を備えた防虫ネット下枠フレーム600(下枠フレーム600)と、この下枠フレーム600の四辺(隅角、又は適所を含む)より立設した数本の防虫ネット枠体柱601(枠体柱601)と、この枠体柱601の先端に設けたネット取付け部602a(取付け部602a)を備えた防虫ネット上枠フレーム602(上枠フレーム602)とで構成されており、この枠体6は、吹出し面積を確保するため、全体視して方形状とし、望ましくは、組立て、分解可能とする。そして、この枠体6の形状は、一例であり、変更される場合がある。例えば、換気扇2の形状及び/又は換気扇枠体200等が変更されることで、これに準じて変更される。尚、前記取付け部600a、602aは、図12に示した構成とし、後述するネット押え具8(押え具8)を介してワンタッチでネット7を着脱できる構成である。
次に、ネット7は、前記枠体6の形状に準じた形状であって、この例では、方形状を呈する。しかし、このネット7の形状は、前述の如く、換気扇2の形状及び/又は換気扇枠体200等が変更されることで、これに準じて変更される。尚、ネット7には、図示しないコードを隠蔽するネット筒部70を設け、虫の侵入を略完全に無くすことが望ましい。
さらに押え具8は、下枠フレーム600の取付け部600aに嵌入される弾性の紐形態であり、例えば、ゴム製の環状体とし、簡易かつワンタッチで着脱できること、外れる危険性がないこと等を意図した構成である。またネット押え具80(押え具80)は、上枠フレーム602の取付け部602aに嵌入できる波状の線材で構成し、前述と同様な効果を確保する。
尚、図7、図8に示した部材は、方形状の枠部材となる金枠具10であり、この金枠具10は、換気扇枠体200に下枠フレーム600を取付ける際において、中間部材として利用される。従って、この金枠具10の一辺10aを、換気扇枠体200の立上り片200bに添接し、止め具1000を利用して取付け、またこの他辺10bを、下枠フレーム600に添接し、止め具、又は溶接等の手段で取付けることで、図12に示すような状態で取付け、かつ両者が固定される構成である。尚、この下枠フレーム600は、換気扇枠体200に柱体部601(枠体6)を取付けるのに有効であるが、この金枠具10を採用せずに、直接取付けることも可能であることから、必要により設けられる。
そして、ハウスAの枠構成1に取付けた換気扇枠体200に、下枠フレーム600、枠体柱601及び上枠フレーム602でなる枠体6を取付けるには、この換気扇枠体200に形成された隙間305への挿入と、この換気扇枠体200の内側に設けた金枠具10への固定を介して下枠フレーム600を取付けることで、この枠体6の枠体柱601及び上枠フレーム602(枠体6)が、換気扇枠体200に突出するように固止される(取付けられる)。この枠体6は、枠構成1に設けた換気扇枠体200に直接、固止して設けられる。
このようにして固止された枠体6に、ネット7を取付ける一例を説明する。この下段フレーム600のネット取付け部600aに被嵌したネット7の基端側をゴム製の環状体(押え具8)で緊締する。そして、上段フレーム602の取付け部602aに被嵌したネット7の上端側(上方角部)を波状の線材(押え具80)で緊締する。このネット7の基端側と上端側の周辺を、それぞれ押え具8、80で緊締することで、防虫ネット6にネット7が張装されるとともに、換気扇2の全体がネット7で緊密状態に囲繞される。これによって、ハウスAの壁面1cに密着して防虫ネット付きの換気扇2が取付けられる。前述の如く、ネット7の基端側と上端側を、それぞれ押え具8、80で緊締することで、このネット7の妄動、破損、騒音等に有効であるが、場合により基端側のみもあり得る。
尚、換気扇2及び/又は防虫ネット6は、図示しない作物の種類及び/又は栽培・気候等の条件等により、ハウスAの壁面1cの所定高さに取付けられる。この取付け位置と、防虫ネット6等との形状及び/又は寸法等は相関関係を有する。そして、記述した内容で、換気扇2による十分な換気及び/又は外気の吸込みが図れない場合の悪影響を念のために説明する。例えば、〔イ〕 外気の吸込量の確保が図れない場合には、適正な温湿度管理ができず、例えば、7月〜8月において、外気に比し、略2〜5℃程度の温度(高温時が問題)及び/又は略2〜3%の相対温度の上昇が考えられる。〔ロ〕 吸込量が不足し、適正な温湿度管理ができないので、作物の生育不良、糖分の不足、果肉の不良、又は徒長の問題が発生する。〔ハ〕 ハウスA内空気の澱みの発生による作物の生育不良、糖分の不足等が考えられる。〔ニ〕 防虫ネット6の張装面積が増えることで、ハウスAの畝及び/又は作物を覆うような状態となり、光合成が図れないこと、及び収穫量が減少すること、またハウスAの壁面1cの近傍を移動する人・機材の邪魔になり易いこと等が考えられる。
図1は本発明のハウスの吹出側の枠体(躯体)に設置される防虫ネット付きの換気扇の全体の一例を示した正面図 図2は図1の側面図 図3は換気扇を示した正面図 図4は図3の側面図 図5は防虫ネット枠体を示した正面図 図6は図5の側面図 図7は換気扇枠体に下枠フレームを取付ける際に使用される金枠具を示した正面図 図8は図7の側面図 図9は防虫ネットを示した正面図 図10は図9の側面図 図11は換気扇枠体の枠体隅角部に設けた支持板と、羽根車用の支持杆と、防虫ネット枠体との関係を示した拡大正面図 図12は図11の要部の側面図 図13は取付け部に嵌入してネットを緊締する(止める)波状の線材(押え具)の一例を示した拡大図
符号の説明
A ハウス
1 枠構成
1c 壁面
100 縦枠体
101 横枠体
2 換気扇
200 換気扇枠体
200a 空間部
200b 立上り片
201 枠体隅角部
202 シャッタープレート
202a シャッタープレート枠体
203 ベルマウス
204 支持板
205 隙間
206 支持杆
207 取付け板
208 羽根車
209 モータ
210 ベルト
211 回転軸
3 止め具
6 防虫ネット枠体
600 下枠フレーム
600a 取付け部
601 枠体柱
602 上枠フレーム
602a 取付け部
7 ネット
70 ネット筒部
8 押え具
80 押え具
10 金枠具
10a 一辺
10b 他辺
1000 止め具

Claims (4)

  1. ハウスの壁面に設けた防虫ネット付き換気扇であって、
    この換気扇は、換気扇枠体と、この換気扇枠体の隅部に設けた支持板と、この支持板に取付けた羽根車支持用の支持杆と、この支持板及び/又は支持杆と、前記換気扇枠体との間に、防虫ネットの枠体の挿入を許す隙間を形成した構成であり、
    この枠体の前記隙間への挿入と、該枠体の前記換気扇枠体の内側への設置を介して、前記換気扇枠体にネットを備えた防虫ネットを取付け可能としたことを特徴とするハウスの防虫ネット付きの換気扇。
  2. 請求項1に記載のハウスの防虫ネット付きの換気扇であって、この防虫ネットの枠体は、下枠フレームと、この下枠フレームの四辺に取付けた枠体柱と、この枠体柱に基端側と、その上端側にそれぞれ設けたネット取付け部と、前記枠体柱に設けた上枠フレームと、このネット取付け部に嵌入されるネット押え具とで構成したことを特徴とするハウスの防虫ネット付きの換気扇。
  3. 請求項1に記載のハウスの防虫ネット付きの換気扇であって、この支持板は、換気扇枠体の枠体隅角部に着脱自在に設ける構成としたことを特徴とするハウスの防虫ネット付きの換気扇。
  4. 請求項1に記載のハウスの防虫ネット付きの換気扇であって、この支持杆は、その自由端に形成した扁平部を、前記換気扇枠体の枠体隅角部に設けた支持板に、止め具を介して取付ける構成としたことを特徴とするハウスの防虫ネット付きの換気扇。
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