JP4880426B2 - ハウスの送風システム - Google Patents

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Description

本発明は、果菜類、根菜類、その他の野菜類を栽培するハウス(ビニールハウス、ガラスハウス等のハウス)の換気システムに関する。
ハウスにおける送風及び/又は換気システム(ハウス内の送風)は、作物の生育において、健全な生育環境と、収穫の拡充及び/又は品質の向上、さらには各人が所望する作物の効率的かつ簡易な栽培等にとって、最低限必要となる条件であり。また、このハウス内の送風は、作物の作柄に応じて、送風量、送風時間等を適宜変更せねばならず、極めて精緻を要する作業である。
そして、昨今、特に要望されていることは、ハウス内の送風(空気の流れ)において、防虫ネットをハウスの長手方向及び/又は妻面方向で張装することにより、ハウスの長手方向に略水平方向の空気の流れと、広域的な空気の流れを確保しつつ、ハウス内における作地面積の拡充と、各人が所望するような作業性の効率の向上を確保することで、例えば、ハウス内における作物への送風領域の拡充と、効率的な送風を確保し、送風量の低量化と、ファン及び/又は換気扇の低容量化等による経済的な効果及び/又は省資源化の達成と、ランニングコストの低廉化、作地面積の拡充による作物の収穫量の上昇、作物への作業性の向上等にある。
以上の状況から、その改良と、要望に応え得る研究と、これらに関する文献も種々散見される。以下、これらに関する文献を先行技術として列挙する。
[1] 先ず、ハウスの長手方向の一方側・他方側の妻面(一方側・他方側とする)にファン及び/又は換気扇を設置し、この長手方向において、外気の導入と、これに基づき内気(室内空気)を排気する文献がある。この文献は、基本的には一方側より外気を吸込み、他方側より排気する(「対の妻面換気」とする)構成であり、何れの発明、考案も、原則として、ハウスの換気を図り、作物の高温障害の回避、病気の発生・蔓延防止等(植物の生育環境とする)を意図する。
文献(1)は、特開昭60−145016の「農業用建物の室温調節方法」で、対の妻面換気であり、天井全体に散布装置を設け、室温の調節を図る。また文献(2)は、特開平5−184245の「植物育成環境制御方法」で、前述の文献(1)と同様な構成である。さらに文献(3)は、特開平10−150860の「ハウスの換気システム」で、対の妻面換気であり、一方側のファンに装備したダクトが伸縮する構成であり、ダクトからの水滴による弊害解除を図る。また文献(4)は、特開2002−34435の「乾麺の乾燥方法及びその施設」で、対の妻面換気であり、吊下げた乾麺素材を、略水平方向の空気の流れを介して乾燥する。
[2] 次に、ハウスの長手方向の天井面及び/又は室内の空中に複数個の循環扇を列設し、このハウスの長手方向に室内空気を誘導する文献がある。これらの文献は、何れも、ハウスの長手方向への空気の流れを確保し、ハウス内の温湿度の均一化、又は作物の高温障害の回避、病気の発生・蔓延防止等を意図する。
文献(5)は、実開昭60−136657の「温室用循環扇」で、ハウスの天井面より循環扇を吊下かつ列設する構成であり、前述のハウス内の温湿度の均一化等を図る。また文献(6)は、特開2000−232826の「ハウス内空気循環システム」で、前述の文献(5)と同様な構成である。
[3] そして、害虫の侵入防止を図りつつ、植物に最適な植物栽培用施設(ハウス)及び植物栽培方法に関する文献がある。文献(7)は、特開2004−8049の「植物栽培用施設及び植物栽培方法」で、施設の一方側にネットを張装し、その他方に送風手段(複数のファン)を配備し、栽培植物群の列に沿った気流を生成する。
特開昭60−145016 特開平5−184245 特開平10−150860 特開2002−34435 実開昭60−136657 特開2000−232826 特開2004−8049
文献(1)〜文献(4)は、対の妻面換気であり、外気の導入と、内気の排気を図り、ハウスの環境維持を意図する。しかし、この文献(1)〜文献(4)は、ハウス内の空気の流れを画策すること及び/又は植物の生育環境設定に留まり、ハウスの長手方向に略水平方向の空気の流れと、広域的な空気の流れを確保するには、充分でないこと、またハウス内の作地面積の拡充による作物の収穫量の上昇、作物への作業性の向上を図るには万全ではない。
また文献(5)、文献(6)は、ハウス内の空気の循環、必要により外気の導入と、内気の排気を図り、ハウスの環境維持を意図する。しかし、これらの考案、発明は、ハウス内の空気の流れを確保する(循環扇の活用)に留まっており、前述の文献(1)〜文献(4)と、ほぼ同様な問題を抱えている。
さらに文献(7)は、ハウスにネットを張装し、多数基のファンを配備する構成である。従って、装置が大型化すること、騒音の問題が発生すること等が考えられる。これらの解消が望まれる。そして、この発明の構成では、効率的な送風を確保し、送風量の低量化と、ファンの低容量化等による経済的な効果及び/又は省資源化の達成と、ランニングコストの低廉化等を図るには、少なからず問題を残すと考えられる。また、ネットを張装することでの効率よく送風を行うことを意図しているが、このような張装方法であると、効率的ではないと考えられる。
請求項1の発明は、ハウス内の送風方法であって、このハウスの長手方向において、略均一な略水平方向の空気の流れと、略均一な広域的な空気の流れを確保しつつ、ハウス内の作地面積の拡充、作物への作業性の向上を図る構成とすることで、例えば、略均一な生育環境の確保と、送風領域の拡充と、効率的な送風を確保し、送風量の低量化と、ファンの低容量化等による経済的な効果及び/又は省資源化の達成と、ランニングコストの低廉化等、作物の収穫量の上昇、作物への作業性の向上を図ることで、例えば、次のようなことを意図する。[イ]先ず、ハウス内の温度の上昇の解消に役立てること、[ロ]次に、従来のような温熱環境的に安全な時間帯である日の出後、日没前の数時間程度に限られずに、昼夜の作業を可能とし、効率的な農作業の達成に役立てること、[ハ]また作業温熱環境の改善に役立てること、[ニ]強制対流熱伝達を図ること、〔ホ〕圃場面積を拡充させることで、作物の収穫量を増加させること、〔ヘ〕ハウス内への作業者の出入りが容易になること等を意図する。
この請求項1は、ハウスの両妻面に導入ファン、吸引ファン、又は強制吸込ファンでなるファン換気扇をそれぞれ設けたハウスの送風システムであって、
このハウスの両妻面内部の天井面から、作地面積に向って、一枚の防虫ネットを、それぞれ垂架し、この垂架した各防虫ネットと、前記両妻面との間に間隔をそれぞれ形成するとともに、この各防虫ネットの端部を、このハウスの内側より、その両妻面に向けて直交方向に折り返することで間仕切りを形成し、この間仕切りを介して、このハウスの両妻面側の下端に開放部を形成する構成とし
この両妻面に、それぞれ設けたファン及び換気扇を介して、このハウスの一方側から、他方側に向かって、外気を導入し、この導入した外気の流れが、前記間仕切り、及び前記間隔により、略均一となることを利用し、このハウス内の空気の流れの略均一を図る構成としたハウスの送風システムである。
請求項の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な二枚の防虫ネットを提供することを意図する。
請求項は、請求項1に記載のハウスの送風システムであって、
前記防虫ネットを一方側の防虫ネット及び他方側の防虫ネットを、二枚の防虫ネットで構成し、この二枚の防虫ネットに隙間を形成する構成としたハウスの送風システムである。
請求項の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な回転可能な換気扇を提供することを意図する。
請求項は、請求項1に記載のハウスの送風システムであって、
前記換気扇を旋回可能に設け、この換気扇を、吸気用又は排気用の換気扇として利用可能とする構成としたハウスの送風システムである。
請求項1の発明は、ハウスの両妻面に導入ファン、吸引ファン、又は強制吸込ファンでなるファン換気扇をそれぞれ設けたハウスの送風システムであって、
ハウスの両妻面内部の天井面から、作地面積に向って、一枚の防虫ネットを、それぞれ垂架し、垂架した各防虫ネットと、両妻面との間に間隔をそれぞれ形成するとともに、各防虫ネットの端部を、ハウスの内側より、両妻面に向けて直交方向に折り返することで間仕切りを形成し、間仕切りを介して、ハウスの両妻面側の下端に開放部を形成する構成とし
両妻面に、それぞれ設けたファン及び換気扇を介して、ハウスの一方側から、他方側に向かって、外気を導入し、導入した外気の流れが、間仕切り、及び間隔により、略均一となることを利用し、ハウス内の空気の流れの略均一を図る構成としたハウスの送風システムである。
従って、請求項1は、ハウス内の送風方法であって、ハウスの長手方向において、略均一な略水平方向の空気の流れと、略均一な広域的な空気の流れを確保しつつ、ハウス内の作地面積の拡充、作物への作業性の向上を図る構成とすることで、例えば、略均一な生育環境の確保と、送風領域の拡充と、効率的な送風を確保し、送風量の低量化と、ファンの低容量化等による経済的な効果及び/又は省資源化の達成と、ランニングコストの低廉化等、作物の収穫量の上昇、作物への作業性の向上を図ることで、例えば、次のような特徴を有する。[イ]先ず、ハウス内の温度の上昇の解消に役立てること、[ロ]次に、従来のような温熱環境的に安全な時間帯である日の出後、日没前の数時間程度に限られずに、昼夜の作業を可能とし、効率的な農作業の達成に役立てること、[ハ]また作業温熱環境の改善に役立てること、[ニ]強制対流熱伝達を有すること、〔ホ〕圃場面積を拡充させることで、作物の収穫量を増加できること、〔ヘ〕ハウス内への作業者の出入りが容易になること等の特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1に記載のハウスの送風システムであって、
防虫ネットを一方側の防虫ネット及び他方側の防虫ネットを、二枚の防虫ネットで構成し、二枚の防虫ネットに隙間を形成する構成としたハウスの送風システムである。
従って、請求項は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な二枚の防虫ネットを提供できること等の特徴を有する。
請求項は、請求項1に記載のハウスの送風システムであって、
換気扇を旋回可能に設け、換気扇を、吸気用又は排気用の換気扇として利用可能とする構成としたハウスの送風システムである。
従って、請求項は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な回転可能な換気扇を提供できること等の特徴を有する。
本発明の一例を説明する。
図1は換気扇及びファンを備えたハウス全体の俯瞰図、図2は図1に示したハウス全体の側面図、図3は図1に示したハウスの要部の正面図、図4は図1に示したハウスの要部の斜視図、図5は換気扇に回転機構を設け、この換気扇により吸気又は排気を行うハウスの他の一例を示した正面図、図6は2枚の防虫ネットを張装した更に他の一例を示した正面図である。
図において、単棟、連棟等のビニールハウス、ガラスハウス等のハウス1は、圃場Gに対して、複数本の縦枠体10が立設してあり、この縦枠体10と直交するようにして、横枠体11が支持されている。この横枠体11には、横枠体11の略中心部にファン4及び/又は換気扇5が載置してある。この横枠体11の両端からは、ドーム形状の屋根枠体12が形成されている。
そして、この縦枠体10、横枠体11、屋根枠体12は、長手方向1a及び妻面方向1bで、適宜間隔をおいて、組込まれて、ハウス1を形成している。
そして、ハウス1の長手方向1aの両側面100、100(100とする)に防虫ネット2、2をそれぞれ張装し、この長手方向1aに直交する一方側の妻面101にファン4(導入ファン、吸引ファン、強制吸込ファン等のファン)及び/又は他方側の妻面101に換気扇5をそれぞれ設ける。そして、この例では、ハウス1の一方側・他方側の妻面101、101に、間隔7、7(7とする)をおいて防虫ネット2、2(2とする)を、それぞれ張装する。この張装は、ハウスの長手方向及び妻面方向において、ハウス1を間仕切りするように、ハウスの長手方向に略水平方向の空気の流れと、広域的な空気の流れを確保しつつ、害虫の侵入防止と、益虫の逃避防止を図る構成とし、この構成によって、例えば、無農薬栽培及び/又は益虫の有効利用と、省力化等を達成する。
そして、開放部3について、下記に説明する。この開放部3は、長手方向に間隔7を設けてあり、この間隔7の設けた妻面101内部の天井面1cから垂架し、ファン4及び/又は換気扇5を防虫ネット2で囲繞するように、外方に向けて直交方向に折り返し、妻面101まで張装する。側面視すると、この防虫ネット2は、L字形状となる。なお。この直交方向に折り返す箇所は、横枠体11と平行であり、横枠体11に防虫ネット2を張装し、固止及び/又は支持することで、防虫ネット2の張装が容易になり、安定が図れる。
また、この開放部3は、横枠体11に平行であるので、横枠体11の位置を変更すれば、この開放部3も変動すると考えられる。そして、この横枠体11の変更は、ハウス1を組込時等において、作物Cの品質等の特性に応じて、作業者が所望する高さへ変更が可能であると考えられる。
さらに、開放部3を横枠体11と同じ高さ、つまり垂直3aの高さにしてあることにより、ハウス1内への作業者が横枠体11の下端に配置されている出入口15の出入りすることが容易になり、従来であれば、出入りの際に、防虫ネット2を持ち上げるか、防虫ネット2に作業者が通過できるように、切り込みをいれるかの作業が必要であったのが、この必要性もなくなり、作業者が防虫ネット2に対して、ひっかかったり、つまずいたりして怪我をする危険性も軽減され、作業者に対して、快適な作物を生産できると考えられる。
防虫ネット2を張装している箇所においては、前述したように、ファン4を介して(導入側と排気側で)導入した外気の略均一な広域的及び/又は水平的な空気の流れを確保すること、又は外気の略均一な水平導入・排気方式を確保すること等を意図する。この間隔7は、外気の略均一な導入・排気の容易化、送風方向の変更等にも寄与できるものと考えられる。そして、これらの風の流れは、導入側と、排気側の双方において確保できるものであり、その有効性が顕著である。またこの間隔7は、ファン4及び/又は換気扇5の設置スペースの確保と、管理の容易化等に役立て得る等の実益もある。
また、他の実施例においては、この防虫ネット2を、防虫ネット材200を二枚重畳し、この二枚の重畳間に隙間8を形成する構成とし、導入した外気・ハウス1内の空気(内気)の減速を回避し、かつその流れを確保すること、また害虫の侵入防止と、益虫の逃避防止を確実に達成すること、又は保守管理の容易化、張装の簡便化等に役立てること等を意図する。そして、この隙間8は必ずしも必要でなく、ハウス1の規模、地形・時期・作物等の栽培条件、又はファン4及び/又は換気扇5の規格等を考慮して決定される。尚、図示しないが、防虫ネット材200の枚数は、一枚から複数枚の構成もあり得る。
このような構成において、ファン4を介してハウス1の全体から略均等に外気を導入する。望ましくは、ハウス1の一方の妻面101に設けたファン4を介して外気を導入する。また必要により、その近傍(側面100)の一部箇所からの外気の導入を図る。即ち、ハウス1の両妻面101内部に一枚又は複数枚の防虫ネット2を張装し、ファン4及び一方側の防虫ネット2を介してハウス1への外気の導入、及び他方の防虫ネット2及び換気扇5を介してハウス1の内気の排気を図るとともに、一方側のファン4及び防虫ネット2、並びに他方の防虫ネット2及び換気扇5を介して、ハウス1の長手方向1aにおいて、略均一な略水平方向の空気の流れAと、略均一な広域的な空気の流れBを確保しつつ、ハウス1内の生育環境の均一化を確保し、また生理障害の回避を図る。尚、側面100からの外気の導入を図ることで、前記略水平方向の空気の流れAと、広域的な空気の流れBに新たな外気の導入があって、総合的で、かつハウス1全域の流れが確保できることを図る。
なお、ファン4及び/又は換気扇5を、延設した枠体40の自由端に設け、間隔を確保し、この換気扇5を、枠体40の自由端に回転可能に設け、この換気扇5の旋回と、間隔を利用して、この換気扇5を、吸気用の換気扇と、排気用の換気扇として利用可能とし、作業者が所望する時宜において、吸気又は排気を使いわけることができ、ハウス1外の風向き等の換気の多様化、効率的な換気を行うことができると考えられる。
[1]ハウス1の生育環境及び/又はハウス1内の作業環境維持が図れる。
[2][イ]ハウス1内の温度の上昇の解消に役立て得ること、[ロ]従来のような温熱環境的に安全な時間帯である日の出後、日没前の数時間程度に限られずに、昼夜の作業を可能とし、効率的な農作業の達成に役立て得ること、[ハ]作業温熱環境の改善に役立て得ること、[ニ]強制対流熱伝達が図れること、〔ホ〕圃場面積を拡充させることで、作物の収穫量を増加できること、〔ヘ〕ハウス内への作業者の出入りが容易になること等の効果がある。
[3]防虫ネット2はハウス1の通気性をより低下する問題であるが、本願発明は、ハウス1の側面100、100に設けたネット2、2から導入した外気と、ハウス1内の略均一な略水平方向の空気の流れAと、略均一な広域的な空気の流れBにより、例えば、つられ風を発生し、ハウス1の空気を一掃できること、高温期の昇温による弊害解消と、作物の枯れ、焼け防止が図れること、等の効果がある。
[4]つられ風による外気の導入により、ハウス1内をプラス圧とし、ハウス1の倒壊防止と、ファン4、換気扇5の小型化による省エネ、低コスト化が図れる。
[5]尚、図示しないが、ハウス1の天井面、空間部に、誘導ファンを設置し(高低差をもって設置することも可)、前記総合気流ABを加速及び/又は増大することも可能であり、この例では、下記のような相乗的な特性が考えられる。これによって、外気導入式の強制換気システムが構築できること、又は高温抑制システムを提案できること等の実用性がある。
[6]ハウス1の天井面1bにおける温度差換気(図示しない、天窓による)を促進し、またハウス1の温熱環境的に安全に作業できる時間が長くなること、また総合気流ABと換気とによるさらなる複合的な換気及び/又は気流の流れが確保できること、
[7]外気導入式の強制換気システムが構築できること、又は高温抑制システムを提案できること等の実用性があること、等の効果がある。
[8]そして、望ましくは、ハウス1の内圧を上げ、耐風、耐震と、虫の侵入防止の効果を図ることができる。
〔9〕高温に弱い作物の栽培も可能となり、重宝する。
図1は換気扇及びファンを備えたハウス全体の俯瞰図 図2は図1に示したハウス全体の側面図 図3は図1に示したハウスの要部の正面図 図4は図1に示したハウスの要部の斜視図 図5は換気扇に回転機構を設け、この換気扇により吸気又は排気を行うハウスの他の一例を示した正面図 図6は二枚の防虫ネットを張装した更に他の一例を示した側面図である。
1 ハウス
10 縦枠体
11 横枠体
12 屋根枠体
1a 長手方向
1b 妻面方向
1c 天井面
100 側面
101 妻面
2 防虫ネット
200 防虫ネット材
3 開放部
3a 垂直
4 ファン
5 換気扇
50 枠体
7 間隔
8 隙間
15 出入口
A 略水平方向の空気の流れ
B 広域的な空気の流れ
C 作物
G 圃場

Claims (3)

  1. ハウスの両妻面に導入ファン、吸引ファン、又は強制吸込ファンでなるファン換気扇をそれぞれ設けたハウスの送風システムであって、
    このハウスの両妻面内部の天井面から、作地面積に向って、一枚の防虫ネットを、それぞれ垂架し、この垂架した各防虫ネットと、前記両妻面との間に間隔をそれぞれ形成するとともに、この各防虫ネットの端部を、このハウスの内側より、その両妻面に向けて直交方向に折り返することで間仕切りを形成し、この間仕切りを介して、このハウスの両妻面側の下端に開放部を形成する構成とし
    この両妻面に、それぞれ設けたファン及び換気扇を介して、このハウスの一方側から、他方側に向かって、外気を導入し、この導入した外気の流れが、前記間仕切り、及び前記間隔により、略均一となることを利用し、このハウス内の空気の流れの略均一を図る構成としたハウスの送風システム。
  2. 請求項1に記載のハウスの送風システムであって、
    前記防虫ネットを一方側の防虫ネット及び他方側の防虫ネットを、二枚の防虫ネットで構成し、この二枚の防虫ネットに隙間を形成する構成としたハウスの送風システム。
  3. 請求項1に記載のハウスの送風システムであって、
    前記換気扇を旋回可能に設け、この換気扇を、吸気用又は排気用の換気扇として利用可能とする構成としたハウスの送風システム。
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