JP4535897B2 - 複層ガラス - Google Patents

複層ガラス Download PDF

Info

Publication number
JP4535897B2
JP4535897B2 JP2005035204A JP2005035204A JP4535897B2 JP 4535897 B2 JP4535897 B2 JP 4535897B2 JP 2005035204 A JP2005035204 A JP 2005035204A JP 2005035204 A JP2005035204 A JP 2005035204A JP 4535897 B2 JP4535897 B2 JP 4535897B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
spacer
sealing material
sealant
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005035204A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006219351A (ja
Inventor
健一 新井
喜好 中瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP2005035204A priority Critical patent/JP4535897B2/ja
Publication of JP2006219351A publication Critical patent/JP2006219351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4535897B2 publication Critical patent/JP4535897B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

本発明は、ガラス支持部材を介して複層ガラスの室内側のガラスのみを片持ち支持して固定するDPG工法に適した複層ガラスおよびそれを用いた縦連窓に関する。
一般的に、複層ガラスは、対向させた一対のガラス板の周縁部に、内部に乾燥剤、例えば、ゼオライトを充填したアルミニウム製の金属スペーサーを挟んだ状態で、ガラス面と金属スペーサーとの間に1次シール材としてのブチルゴムを貼り付けた状態に挟んで、一対のガラス板の間に外気から遮断した内部空間を形成している。更に、1次シール材とスペーサーとの外側のガラス板周縁部のガラス板間に、シリコーンシーラントまたはポリサルファイドを2次シール材として充填した構造となっている。
一方、最近の近代的ビル建築において、サッシ枠をなくしてフレームレスとし、開放感あふれるシンプルな外観、言い換えれば、ガラススクリーンを構成するために、ガラス板の四隅を孔加工し該孔をボルト止めしガラス支持部材にガラスを固定することにより壁面を構成する点支持工法であるDot Point Glazing工法(以下、DPG工法と略す)を使用することが増えている。詳しくは、DPG工法は、ガラス支持部材にガラス板を固定して取り付け、該取り付け部より、X字状またはH字状のアームを持つガラス支持部材を設け、該支持部材のアーム先端にガラス板の四隅に穿設するガラス取り付け孔にボルト等のガラス取り付け手段を挿通させてガラス板を固定するガラス板の点支持方法である。
複層ガラスをDPG工法で施工すると、複層ガラス本来の断熱性能および遮音性能に加え、開放感あふれるシンプルな外観を建造物に与えられる。
複層ガラスをDPG工法で施工することは、特許文献1乃至特許文献8により既に知られており、いずれも複層ガラスをなす一対のガラス板の両方ともに孔をあけ、その孔にボルト、リベット等を貫通させてガラス支持部材に固定し壁面を構成している。例えば、特許文献1に記載のように、複層ガラスをなす一対のガラス板の両方ともに四隅に孔を開け、この孔にソケッドおよびボルト等を貫通させた状態で複層ガラスを支持部材に取り付けるとともに、複層ガラスの内部空間に湿気が入らないようガラス支持部材の周りをブチルゴム等でシーリングしている。
また、横方向のサッシ枠をなくして縦フレームのみとしたものに縦連窓がある。縦連窓とは、ガラス板の対向する2辺を縦枠としてのサッシである方立てに固定し、残った2辺のなす狭い隙間、言い換えれば、突合せ目地をシール材でシールするガラスの工法である。縦連窓は、見た目、枠組みであるサッシが碁盤目状とならないため見栄えが良い。縦連窓において、室外側からは見えないガラス板の自重を受けるための水平材である無目を設け、無目により室内側からガラス板を支持する必要がある。
尚、ガラスと金属とを接着するのに好適な接着剤としてフィルム状シリコーンゴム接着剤が特許文献9または特許文献10にて開示されている。フィルム状シリコーンゴム接着剤は、オルガノポリシロキサン生ゴムと、湿式法疎水化補強性シリカおよび硬化促進剤からなり、建物の入り口等に使用されるガラス製扉の取っ手、窓ガラスの取っ手、自動車のフロントガラスに取り付ける鏡(インナーミラー)等を取り付けるための接着剤として有望とされている。
特開平8−231250号公報 特開2000−320047号公報 特開2000−104456号公報 特開平9−177442号公報 特許第3418669号 特許第3152384号 特許第3152383号 特許第3120960号 特公平7−119394号公報 特開平11−209735号公報
複層ガラスをDPG工法で施工する際は、複層ガラスをなす一対のガラス板の両方ともに四隅に孔加工し、該孔にボルトを貫通させて挿通し、ガラス支持部材にボルトを締めつける等の手段で、ガラス支持部材のアーム先端に固定される。DPG工法は複層ガラスをサッシ枠なしで取り付ける画期的な工法であるが、複層ガラスをなす一対のガラス板をともにボルト等を貫通させると、外面からの孔部の雨漏り、冬期においてボルト等を通して冷気が内部に伝わり、室内側のガラス支持部材に結露を生じる等の問題があった。
また、DPG工法において、複層ガラスをなす一対のガラス板うち、室内側のガラス板のみに孔をあけ、該孔にガラス支持部材を挿通した後に固着手段により固定して、複層ガラスをガラス支持部材に室内側のガラス板のみを片持ち支持する状態となるようにし施工すると前記問題は解決し、更に、建造物の外側をなす室外側のガラスには孔をあけないので、ボルトの頭等が見えず、施工後の外観が向上する。しかしながら、複層ガラスをなす一対のガラス周縁部に、1次シール材としてブチルゴム、2次シール材としてシリコーンシーラントあるいはポリサルファイドを用いてシールした従来の複層ガラスを用い前記片持ち支持を行うと、シール材の接着力が不足し複層ガラスのシール部の強度が足りないために、複層ガラスをなす室外側のガラス板の自重により複層ガラスが変形する、あるいはシール部がずれて剥がれ、建造物の外側をなすガラス板が脱落する懸念があるという問題があった。この問題を解決するためには、1次シール材にブチルゴムの替わりに強力な接着力を持ち硬化した際に剛性の高い接着剤を用いれば良い。
また、複層ガラスを縦連窓に用いる際、一対のガラス板をともに支持するために、無目に固定しガラスを支持する自重受け金具を長くする必要があり、この部分においてシール部分が薄くなることが避けられない。このためこの薄くなったシール部分より水が侵入する懸念があった。
本発明は、ガラス板周縁部においてガラス板とアルミスペーサーの間に1次シール材としてのブチルゴムを貼り付け、更に、アルミスペーサ−の外周部を2次シール材としてのシリコーンシーラントまたはポリサルファイドによりシールした従来の複層ガラスに替えて、複層ガラスをなす内側のガラス板にのみ支持部材を取り付けた片持ち支持状態で固定する工法に対応した強度を持つ複層ガラスを提供することを目的とする。
複層ガラスをなす内側のガラス板のみをガラス支持部材に固着させ複層ガラスを片持ち支持状態で固定する工法に対応した複層ガラスを提供するには、複層ガラスをなす室外側のガラス板の自重によりシール部がずれて剥がれ、室外側のガラス板が自重で脱落する懸念を解消しなければならない。懸念を解消するには、透湿性がないので使われるが接着力はない1次シール材としてのブチルゴムに替えて、大きな剪断荷重に耐える強力な接着力のある材料をシール材に用いる必要がある。
本発明者らは、ブチルゴムに替えて、1次シール材に、JIS K6850(1999)「接着剤−剛性被着材の引張剪断接着強さ試験方法」に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上、即ち、0.04N/mの接着強度の加熱硬化型シリコーンゴム接着剤を用いることとした。その中で、加熱硬化型のシリコーンゴム接着剤、特にフィルム状に加工された加熱硬化型シリコーンゴム接着剤は、柔軟性を有しつつ粘弾性に優れ接着力が大きく本発明の複層ガラスの1次シール材として好適に用いられる。
複層ガラスの内部空間への透湿防止のためには、前記1次シール材である加熱硬化型シリコーンゴム接着剤の外周を2次シール材として透湿性の低いブチルゴムで塞げばよい。この状態で、更に、該ブチルゴム外周のガラス板とスペーサーのなす凹部に、従来、用いられて来たシリコーンシーラントを3次シール材として充填することで格別の強度が得られる。
即ち、本発明は、ガラス板周縁部においてガラス板とアルミスペーサーの間に1次シール材としてのブチルゴムを貼り付け、更に、アルミスペーサ−の外周部を2次シール材としてのシリコーンシーラントまたはポリサルファイドによりシールした従来の複層ガラスに替えて、1次シール材として、JIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度を有するフィルム状の加熱硬化型シリコーンゴム接着剤を用いて、一対のガラスとをスペーサーを強力に接着一体化し、更に、内部空間への透湿防止のため前記1次シール材の外側を、2次シール材として透湿性が低いブチルゴムを用いて封止し、更に、前記ブチルゴムからなる2次シール材の外周の、一対のガラス板とスペーサーのなす凹部に3次シール材として複層ガラスに構造強度の向上を与え、複層ガラス端部に耐侯性を与えるシリコーンシーラントを充填してなる複層ガラスに関する。
本発明の複層ガラスは、離間させた複数の相対向するガラス板の周辺部内側にスペーサーを挿入し、一対のガラス板とスペーサーを、1次シール材としてのJIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度を有する加熱硬化型シリコーンゴム接着剤で接着し一体化し、更に前記加熱硬化型シリコーンゴム接着剤からなる1次シール材の外周を2次シール材としてのブチルゴムを用いて封止し、更に前記ブチルゴムからなる2次シール材の外周の一対のガラス板とスペーサーのなす凹部に3次シール材としてのシリコーンシーラントを充填してなることを特徴とする。
また、3次シール材にシリコーンシーラントを用いることで、複層ガラスに強度が得られるので、複層ガラスの全周に1次シール材として、JIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度を有する加熱硬化型シリコーンゴム接着剤を用いなくてもよく、相対向する2辺にのみ用いればよい。
即ち、本発明は、離間させた複数の相対向するガラス板の周辺部内側にスペーサーを挿入し、一対のガラス板とスペーサーを、1次シール材としてのJIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm 以上の接着強度を有する加熱硬化型シリコーンゴム接着剤で接着し一体化し、更に前記加熱硬化型シリコーンゴム接着剤からなる1次シール材の外周を2次シール材としてのブチルゴムを用いて封止し、更に前記ブチルゴムからなる2次シール材外周の一対のガラス板とスペーサーのなす凹部に3次シール材としてのシリコーンシーラントを充填してなることを特徴とする複層ガラスであって、前記ガラス板が矩形であり、その相対向する2辺において、ガラス板とスペーサーの接着に1次シール材としてのJIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度を有する加熱硬化型シリコーンゴム接着剤を用い、残りの2辺に一次シール材として、ポリビニルブチラール樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、シリコーン樹脂を用いたことを特徴とする複層ガラスである。
更に、本発明は、一対の複層ガラスのうち、少なくともどちらか一方は強化ガラスを使用したことを特徴とする上記の複層ガラスである。
更に、本発明は、上記の複層ガラスを用いたことを特徴とする縦連窓である。
本発明において、複層ガラスをなす内側のガラス板にのみ支持部材を取り付け片持ち支持で固定する工法に対応した強度を持つ複層ガラスが提供され、加えて内部空間への透湿防止に優れた複層ガラスが提供される。
また、従来の複層ガラスを用いたDPG工法と比較し、建造物の外側をなす室外側のガラス板は孔をあけないので支持部材に複層ガラスを固定するためのボルトの頭等が見えず、施工後の外観が向上する。またボルトを2枚のガラスともに貫通させた場合に生じる室内側の支持部材の結露が解消する。
最初に、複層ガラスの構成について説明する。
図1は、本発明の複層ガラスの端部における略断面図である。
図1に示すように、本発明の複層ガラスは離間させた一対の相対向するガラス板G、G´の周辺部内側にスペーサー1を挿入し、JIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度を有する加熱硬化型シリコーンゴム接着剤を1次シール材2に用いて、一対のガラス板G、G´とスペーサー1を接着し一体化し、1次シール材の外周をブチルゴムからなる2次シール材3を用いて封止し、該2次シール材3の外周における一対のガラス板G、G´とスペーサー1のなす凹部にシリコーンシーラントを3次シール材4として充填してなる構造である。
複層ガラスの構造強度は、一次シール材2であるJIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度を有する加熱硬化型シリコーンゴム接着剤により一対のガラス板G、G´とスペーサー1とを接着一体化したことによるが、2次シール材3外周の一対のガラス板G、G´とスペーサー1のなす凹部に3次シール材4としてシリコーンシーラントを充填する。図1に示すように、シリコーンシーラントにより一対のガラス板G、G´とスペーサー1が凹部の内面3面にシリコーンシーラントが接着して一体化され、3次シール材4としてのシリコーンシーラントは、1次シール材2に加えることで補助的に複層ガラスの構造強度の向上に寄与する。また、シリコーンシーラントは、ブチルゴムに比べて紫外光に対して劣化する懸念が少なく優れた耐侯性を本発明の複層ガラスに与える。本発明の複層ガラスを用いた縦連窓は、ガラススクリーンとして建物外壁に使用される場合が多いで、耐侯性に優れたシリコーンシーラントを用いることが好ましく、本発明の複層ガラスの3次シール材4としてシリコーンシーラントは好適な材料である。
本発明の複層ガラスは、室外側のガラス板Gをガラス支持部材により支持しない構造に対応するため、1次シール材2で長期にわたり強固に一対のガラス板G、G´を接着固定する必要がある。即ち、1次シール材には、室外側のガラス板Gの重量による剪断荷重に長期にわたり耐えられる接着強度が必要である。例えば、板厚、15mm、寸法、2m×3mのフロートガラス板を用いて複層ガラスを作製する場合、このガラス板の重量は約225kgである。ガラス板端部から内側に10mmの部位に幅10mmのスペーサー1を用い、1次シール材2によりスペーサー1とガラス板G、G´面を接着すると接着面積は片側988cmとなる。この時の1次シール材2に働く剪断力は2.23N/cmである。長期使用による剪断力の低下および安全性を考慮して、1次シール材2には該剪断力の179倍以上である、400N/cm以上の接着強度が必要である。より好ましくは、202倍以上である450N/cm以上必要である。本発明において、1次シール材2には、JIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度の接着剤を用いており、400N/cm以上の接着強度の接着剤としては加熱硬化型シリコーンゴム接着剤が挙げられる。
加熱硬化型のシリコーンゴム接着剤、特にフィルム状に加工された加熱硬化型シリコーンゴム接着剤は、柔軟性を有しつつ粘弾性に優れ接着力が大きく本発明の複層ガラスの1次シール材として好適に用いられる。その硬化反応は、数1の化学式に示されるビニル基が開くことによる架橋反応である。尚、反応触媒には白金粉末等を用いる。
フィルム状に加工された加熱硬化型シリコーンゴム接着剤は、例えば、オルガノポリシロキサン生ゴムと、湿式法疎水化補強性シリカおよび硬化促進剤からなるフィルム状加熱硬化型シリコーンゴム接着剤であり、硬化促進剤(架橋反応開始剤)としては過酸化物を用いる。硬化後も柔軟性を有しつつ粘弾性に優れることより、前記フィルム状に加工された加熱硬化型シリコーンゴム接着剤に厚みを持たせて、複層ガラスの1次シール材2として用いた際に、スペーサー1とガラス板G、G´の熱膨張係数の差により剪断力が1次シール2材にかかり、1次シール2がずれて剥がれる、または破壊する等の懸念がない。
フィルム状加熱硬化型シリコーンゴム接着剤として、例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社より市販されている商品名、SOTEFA(以下、SOTEFAと記載する)が使用できる。SOTEFAを用いて、接着部位の大きさ12mm×25mmで、ガラスとステンレスを接着した場合の温度、20℃下における剪断接着試験をした際の接着強度は、カタログ値で692N/cmである。SOTEFAは、常温では弱い粘着性のみを有し接着性は有しないが、加圧加熱することで硬化しつつ接着性を発現する。
尚、従来の複層ガラスにおいては、1次シール材2には、内部空間4が湿気を帯び複層ガラス内側が結露することなきよう、透湿防止のために粘着性のブチルゴムが用いられている。しかしながら、ブチルゴムは複層ガラスと粘着し透湿防止をするのみで構造保持する接着強度は有しない。よって、構造保持は一対のガラス板とスペーサーのなす凹部に充填されるシール材によるが、該シール材として用いるシリコーンシーラントおよびポリサルファイドの接着強度は127.4N/cm〜176.4N/cmである。複層ガラスをサッシに取り付ける際の作業時や運搬時に一時的に複層ガラスを片持ちしたとしても一対のガラス板とスペーサーのなす凹部に充填されるシール材により構造は保持されるが、本発明の目的とする室外側のガラス板Gをガラス支持部材により支持しなく、室内側のガラス板G´のみを片持ち支持した状態での長期にわたる構造保持に対応するには、接着強度が不足している。
本発明の複層ガラスに用いる2次シール材3には、透湿を防止するブチルゴムを使用する。透湿防止のためには、JIS Z0208(1973)に準拠した条件A下の透湿度が2g/m・24h以下が必要である。尚、JIS Z0208(1973)において、透湿度とは、一定時間に単位面積の膜状物質を通過する水蒸気の量をいい、温度25℃または40℃において、防湿包装材料を境界面とし、一方の側の空気を相対湿度90%、他の側の空気を吸湿剤によって乾燥状態を保ったとき、24時間に、この境界面を通過する水蒸気の重量(g)を、その材料1m当りに換算した値をその材料の透湿度として定めており、本発明における透湿度は、JIS Z0208(1973)に準拠した温度、25°C下、即ち、条件A、温度、25±0.5℃、相対湿度、90±2%の温湿度条件下における透湿度である。
本発明の複層ガラスにおいて、2次シール材3に使用するブチルゴムは低い透湿度を有する、その外側の一対のガラス板G、G´とスペーサー1のなす凹部に、3次シール材4としてシリコーンシーラントを充填することが好ましい。シリコーンシーラントは、複層ガラス端部に構造強度と耐侯性を与え、3次シール材4にシリコーンシーラントを用いることで、複層ガラスに補助的な構造強度が得られるので、複層ガラスの全周に1次シール材2として、JIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度を有する加熱硬化型シリコーンゴム接着剤を用いなくてもよく、相対向する2辺にのみ用いればよい。
また、全周に1次シール材2として、JIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度を有する加熱硬化型シリコーンゴム接着剤を全周に用いた場合、ブチルゴムを1次シール材2に用いた場合と異なり、強力な接着力による一対のガラス板G、G´とスペーサー1の強固な接着一体化、およびブチルゴムと加熱硬化型シリコーンゴム接着剤の柔軟性の違いにより、接着部からガラス板全体に応力が発生し、強化処理を行っていない未強化のガラス板で、板厚、3mm以下の薄いガラス板は、応力により破損する懸念がある。
複層ガラスの全周に1次シール材2として、JIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度を有する加熱硬化型シリコーンゴム接着剤を用いなくてもよく、相対向する2辺にのみ用いればよい。尚、製造時に1次シール材2を加熱して、一対のガラス板G、G´とスペーサー1を接着することより、残りの2辺には、加熱溶融し接着性を示す材料であるポリビニルブチラール樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、またはシリコーン樹脂のいずれかを用いればよい。よって、残りの2辺は、1次シール材2としてポリビニルブチラール樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、またはシリコーン樹脂のいずれかを用い、1次シール材2の外周を2次シール材3としブチルゴムを使用し、一対のガラス板G、G´とスペーサーのなす凹部に3次シール材4としてシリコーンシーラントを充填したの複層ガラスの端部構造とする。ブチルゴムを1次シール材2として用いても良いが、本発明の複層ガラスの製造における加熱加圧時に発泡し易い。
また、本発明の複層ガラスにおいて、スペーサー1のコーナー部は、オートベンダーで予め所定寸法に折り曲げてもよく、斜めに切断した後に溶接してもよいし、L字型コーナーキーを用い嵌合させて接続してもよい。
本発明の複層ガラスを製造する際は、1次シール材2として、JIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度を有するフィルム状の加熱硬化型シリコーンゴム接着剤を用い、スペーサー1とガラス板G、G´の間に該接着剤を挟んだ後に加圧加熱し硬化させて接着し、その外側に2次シール材3として、ブチルゴムを貼り付けた後、2次シール材外周の一対のガラス板とスペーサーのなす凹部に3次シール材4としてのシリコーンシーラントを充填し硬化させて完成させる。
本発明において、2次シール材3は透湿を抑える働きを有し、従来より用いられてきたブチルゴムテープを用い貼り付けても良いが、JIS Z0208(1973)に準拠した条件A下の透湿度が2g/m・24h以下の加熱溶融型ブチルゴムを用い、図1に示すようにスペーサー1に窪みを設け、そこに径1.0mm〜5.0mmとなるように、半円柱状に加熱溶融型ブチルゴムを射出してもよい。1次シール材2を完全に覆わないと封止の効果がなく、1次シール材2の厚みが1.0mm程度であるので、2次シール材3の径も1.0mm以上、必要である。1次シール材2を完全に覆い封止すれば充分なので、2次シール材3の径が5.0mm以上ある必要はない。
また、本発明の複層ガラスを製造する際は、スペーサー1内に複層ガラスの内部空間を乾燥状態に保つため吸湿するための乾燥剤を充填した後、オートベンダーで曲げ、スペーサー1の側面に、接着後にJIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度を有するフィルム状の加熱硬化型シリコーンゴム接着剤からなる1次シール材2を貼り付け、ガラス板G、G´への接着という手順で行ってもよいが、乾燥剤6の吸湿があるので、スペーサー1に前記1次シール材2を貼り付け一対のガラスに接着する合わせ工程が終了した後に乾燥剤6を充填する方が好ましい。一対のガラス板G、G´の外周縁内部におけるスペーサー1の4辺のうち、少なくとも2辺以上の内部空間5側に、予め、孔を各1ヶ所以上設けておき、そこから乾燥剤6を充填する、あるいは、スペーサー1の接続部から乾燥剤6を充填しても良い。
また、1次シール材2としてフィルム状に加工された加熱硬化型シリコーンゴム接着剤を用い一対のガラス板G、G´をスペーサー1と接着一体化する際は、加圧加熱炉内で加圧加熱処理することが好ましい。加熱硬化型シリコーンゴム接着剤は、加圧した状態で加熱することで溶融接着する。
加圧加熱処理の時、複層ガラスにも圧力をかけると破損する可能性がある。破損させないためには、内部空間5を密閉せず圧力をかければよく、先にガラス支持部材を通す孔をガラス板にあけておけば問題はないが、先に孔をあけない場合、任意の辺のスペーサー1に複層ガラス外部と内部空間5に貫通する孔をあければよい。
また、本発明の複層ガラスにおいて、複層ガラスをなす一対の片側のガラス板G、G´のうち室内側のガラス板G´のみにガラス支持部材を固着して、複層ガラスを片持ち状態で支持する工法に対応するために、ガラス支持部材に固着する室内側のガラス板G´は強度がある強化ガラスを用いると、しなりおよび破損の懸念が少なくなるので、少なくともガラス支持部材に固着する室内側のガラス板G´には強化ガラスを用いることが好ましい。
次いで、本発明の複層ガラスを、ガラス支持部材を介して固定する工法について説明する。
図2は、ガラス支持部材を介して本発明の複層ガラスを固定する工法の一例を説明するための断面図である。
図2に示すように、一対のガラス板G、G´のうち、室内側のガラス板G´にガラス支持部材を挿入するための孔を設けた本発明の複層ガラスを用い、該孔に支持部材を挿入後で封止し固定して、ガラス支持部材を介して複層ガラスを固定する。封止材料には、透湿を抑えるため、JIS Z0208(1973)に準拠した条件A下の透湿度が2g/m・24h以下の加熱溶融型ブチルゴムを用いることが好ましい。
図3は、ガラス支持部材を介して本発明の複層ガラスを固定する工法の一例を説明するための断面図である。
図3に示すように、本発明の複層ガラスを用い、一対のガラス板G、G´のうち、室内側のガラス板G´にガラス支持部材、例えば金属円板8を接着し固定する。接着剤9には、複層ガラスの重量による剪断力に耐えるために、JIS K6650(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度のある一液加熱硬化型シリコーンゴム系接着剤を用いることが好ましい。尚、この工法を用いるとガラス板に孔を設ける必要がない。
以上の工法において、複層ガラスをなす一対のガラス板G、G´のうち、ガラス支持部材に固定する室内側のガラス板G´には、少なくとも強度がある強化ガラスを用いることが好ましい。
図4は、本発明の複層ガラスを支持するガラス支持部材の一例の斜視図である。
また、本発明の複層ガラスは、例えば、図4に示すガラス保持部材にボルト止め、接着等により固定することによって、上記工法で外部スクリーンを形成する。
次いで、本発明の複層ガラスを使用した縦連窓について説明する。
図5は縦連窓の平面図である。
複層ガラスによる縦連窓は、例えば、図5に示すように室外側から見て、両側の縦枠サッシである方立て10に複層ガラス11を縦に並べたものであり、複層ガラス間の隙間である突合せ目地12にシール材が充填され雨水の浸入を防止している。室内側には、複層ガラス11の自重を受けるための水平材である図示しない無目があり、複層ガラス11を支持している。
図6は、従来の複層ガラスを無目に固定した縦連窓の一例を説明するための概略断面図である。
図6に示すように、従来の複層ガラスによる縦連窓において、複層ガラスをなす一対のガラス板G、G´をともに支持するために、溶接またはボルト止めで無目13に固定された自重受け金具14を長くする必要があった。このため、自重受け金具14があるところの突合せ目地12のシール材の厚みは僅かで、水の浸入を防止する、言い換えれば、防水のためにシール剤の厚みを十分に確保ができないという問題がある。しかしながら、本発明の複層ガラス11を使用すると、室外側のガラス板Gの自重は、複層ガラスの内部のJIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度の1次シール材2、例えば、フィルム状の加熱硬化型シリコーンゴム接着剤にて保持されるため、室内側のガラス板G´のみを自重受け金具で支えればよい。
図7は、本発明の複層ガラスを無目で固定した縦連窓の一例を説明するための概略断面図である。
図7に示すように、本発明の複層ガラス11を使用し、自重受け金具14を短くし、室内側のガラス板G´のみを支持すれば、自重受け金具14のある位置の突合せ目地12のシール材の厚みが十分に確保される。
図8は、複層ガラスを無目に固定せず、方立てに固定する工法の一例を説明するための概略断面図である。
図9は、複層ガラスを無目に固定せず、方立てに固定する工法の一例を説明するための図8のA、A´垂直方向の概略断面図である。
図8および図9に示すように、縦連窓の縦枠としてのサッシである方立て10に自重受け金具14を溶接またはボルト止めし固設けたとしても、本発明の複層ガラス11を用いれば、室外側のガラス板Gの自重は、複層ガラス内部のJIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度の1次シール材、例えば、フィルム状の加熱硬化型シリコーンゴム接着剤にて支持され、室内側のガラス板のみ支持すれば良い。
実施例1
図10は、四隅に孔をあけた強化ガラス板の平面図である。
図10に示すように、複層ガラスとした際の室内側のガラス板G´として4ヶ所に孔7をあけた厚み、12mm、寸法、900mm×1800mmの強化ガラス板G´を用意した。孔7の大きさは、径、48.5mmである。また、複層ガラスとした際の室外側のガラス板Gとして、孔をあけていない厚み、10mm、寸法、900mm×1800mmの強化ガラス板Gを別に用意した。
図11は、強化ガラス板への接着剤の貼り付け位置を示す平面図である。
図11に示すように、接着剤の貼り付け位置15を記載した型紙上に、孔7をあけていない方のガラス板Gを置き、外周端部より10mm内側の、幅10mmの縦方向2辺のスペーサー1を接着する位置15Aに、フィルム状の加熱硬化型シリコーンゴム接着剤として、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製、商品名、SOTEFAを寸法にあわせて貼り付けた。次いで、横方向2辺のスペーサー1を接着する位置15Bにはポリビニルブチラール樹脂シートを貼り付けた。更に、スペーサー1上の位置15AにSOTEFAを寸法にあわせて貼り付け、次いで、横方向2辺のスペーサー1上の位置15Bにはポリビニルブチラール樹脂シートを貼り付けた。最後に4ヶ所に孔7をあけた強化ガラスG´を重ね合わせた。
尚、スペーサー1はアルミニウム製であり、コーナー部はコーナーキーで接続し、乾燥剤6を充填するための径5mmの孔を、予めスペーサー1の3辺に外側各1ヶ所あけた。尚、コーナーキーもアルミニウム製である。
複層ガラスを作製した後では装着できないため、予め室内側のガラス板G´には、図2に示すように、複層ガラスとした際に、複層ガラスとガラス支持部材とを固定するための、ガラス板取り付け用の鋼管16、フィルムパッキン17および止めリング18を装着し、互いに螺子加工して締めつけられるようにしてある、止めリング18を鋼管16に軽く締めつけ螺合により固定した。
次いで、一対のガラス板G、G´とスペーサー1を強固に接着一体化させるため、ガラス板G´を上側にして加圧加熱炉内に入れ、圧力、102.9N/cm、即ち、1.03×10Pa、温度、135℃下に20分間保持した。SOFTEAは加圧した状態で加熱することで溶融し、溶融した状態でガラス板G´の自重によりスペーサー1に押圧されて、一対のガラス板G、G´とスペーサー1とを強力に接着一体化する。また、ポリビニルブチラール樹脂も加圧した状態で加熱することで溶融し、溶融した状態でガラス板G´の自重によりスペーサー1に押圧されて、一対のガラス板G、G´とスペーサー1とを接着一体化する。
冷却した後、スペーサー1の外側にあけた孔より、乾燥材6であるゼオライト(東ソー株式会社製、商品名、ゼオラムA−3)をスペーサー1内へ充填し、透湿防止のためアルミ製粘着テープを外側の孔全てに貼って封をした。
次いで、図1に示すように、一次シール材2の外周部のみにブチルゴムテープを2次シール材3として貼り付けた。封止を完全なものとするように、貼り付けた後、図示しない棒状の治具を使用しスペーサー1の窪み部に押し込むように半円状とした。ブチルゴムテープは、従来の複層ガラスに用いられるものと同様のものを使用した。2次シール材3外周の一対のガラス板G、G´とスペーサー1のなす凹部に3次シール材4としてのシリコーンシーラントを充填し硬化させて本発明の複層ガラスを完成させた。
更に、ホットメルトブチル吐出装置のノズルを細いものとし、外側の止めリング13を外した後、図2に示ように、鋼管11とガラス孔7の隙間に前記ホットメルトブチル19を充填した、その後フィルムパッキン17を再度装着し、止めリング18を螺子締めし本発明の複層ガラスを得た。
尚、図2に示すように、鋼管11の内側も螺子をきったことで、ボルトを介して図4に示すガラス保持部材に螺合により固定した後、複層ガラスの外側から螺合部をホットメルトブチルあるいはシリコーンシーラントで封止してガラススリーンを建設してもよく、また、鋼管11の内側に螺子をきらないで、鋼鉄製のピンを挿入し、挿入部をホットメルトブチルまたはシリコーンシーラントで封止してガラススクリーンを建設してもよい。
作製した複層ガラスのシール部の透湿性能を評価するために、上記構造の複層ガラスを、サイズ、300mm×350mmに作製し、JIS R3208(1998)「複層ガラス」に従い、露天試験を行ったところ、露点は1日後、−53℃、2日後、−61℃、3日後、−70℃であり複層ガラスとしての透湿性能を満足した。
本発明の複層ガラスの端部の略断面図である。 ガラス支持部材を介して本発明の複層ガラスを固定する工法の一例を説明するための断面図である。 ガラス支持部材を介して本発明の複層ガラスを固定する工法の一例を説明するための断面図である。 本発明の複層ガラスを支持するガラス支持部材の一例の斜視図である。 縦連窓の平面図である。 従来の複層ガラスを無目に固定した縦連窓の一例を説明するための概略断面図である。 本発明の複層ガラスを無目で固定した縦連窓の一例を説明するための概略断面図である。 複層ガラスを無目に固定せず、方立てに固定する工法の一例を説明するための概略断面図である。 複層ガラスを無目に固定せず、方立てに固定する工法の一例を説明するための図8のA、A´における概略断面図である。 四隅に孔をあけた強化ガラス板の平面図である。 強化ガラス板への接着剤の貼り付け位置を示す平面図である。
符号の説明
G、G´ ガラス板
1 スペーサー
2 1次シール材
3 2次シール材
4 3次シール材
5 内部空間
6 乾燥剤
7 孔
8 円板
9 接着剤
10 方立て
11 複層ガラス
12 突合せ目地
13 無目
14 自重受け金具
15A、15B 貼り付け位置
16 鋼管
17 フィルムパッキン
18 止めリング
19 ホットメルトブチル
20 金属棒

Claims (3)

  1. 離間させた複数の相対向するガラス板の周辺部内側にスペーサーを挿入し、一対のガラス板とスペーサーを、1次シール材としてのJIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm以上の接着強度を有する加熱硬化型シリコーンゴム接着剤で接着し一体化し、更に前記加熱硬化型シリコーンゴム接着剤からなる1次シール材の外周を2次シール材としてのブチルゴムを用いて封止し、更に前記ブチルゴムからなる2次シール材外周の一対のガラス板とスペーサーのなす凹部に3次シール材としてのシリコーンシーラントを充填してなることを特徴とする複層ガラスであって、前記ガラス板が矩形であり、その相対向する2辺において、ガラス板とスペーサーの接着に1次シール材としてのJIS K6850(1999)に準拠した剪断接着試験で400N/cm 以上の接着強度を有する加熱硬化型シリコーンゴム接着剤を用い、残りの2辺に一次シール材として、ポリビニルブチラール樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、シリコーン樹脂を用いたことを特徴とする複層ガラス。
  2. 一対の複層ガラスのうち、少なくともどちらか一方は強化ガラスを使用したことを特徴とする請求項に記載の複層ガラス。
  3. 請求項または請求項に記載の複層ガラスを用いたことを特徴とする縦連窓。
JP2005035204A 2005-02-10 2005-02-10 複層ガラス Expired - Fee Related JP4535897B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005035204A JP4535897B2 (ja) 2005-02-10 2005-02-10 複層ガラス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005035204A JP4535897B2 (ja) 2005-02-10 2005-02-10 複層ガラス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006219351A JP2006219351A (ja) 2006-08-24
JP4535897B2 true JP4535897B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=36981901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005035204A Expired - Fee Related JP4535897B2 (ja) 2005-02-10 2005-02-10 複層ガラス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4535897B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001146876A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Ykk Architectural Products Inc 断熱サッシ
JP2001163639A (ja) * 1999-12-08 2001-06-19 Central Glass Co Ltd 複層ガラス

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH681102A5 (ja) * 1990-08-10 1993-01-15 Geilinger Ag
JPH11209735A (ja) * 1998-01-28 1999-08-03 Dow Corning Toray Silicone Co Ltd フイルム状シリコーンゴム接着剤及び接着方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001146876A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Ykk Architectural Products Inc 断熱サッシ
JP2001163639A (ja) * 1999-12-08 2001-06-19 Central Glass Co Ltd 複層ガラス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006219351A (ja) 2006-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150315779A1 (en) Construction Panels
US4499703A (en) Method of retro-fitting windows
EP3168402B1 (en) High r-value window unit with vacuum ig unit and insulating frame
US10370894B2 (en) Method and device for producing a triple insulating glazing unit
GB2284007A (en) A glazing unit and a method for its manufacture
US20190024442A1 (en) Insulating glass unit and methods to produce it
GB2296279A (en) Multiple glazing unit with channel-shaped fixing element
JPH11189439A (ja) 複層ガラスおよびその製造方法
JP4535897B2 (ja) 複層ガラス
CN112112536A (zh) 一种塑钢非隔热防火窗
CN112431521A (zh) 一种防火中空玻璃、制作方法及应用
JP4170211B2 (ja) 複層ガラス
KR101157111B1 (ko) 단열 글레이징 패널
JP7445544B2 (ja) ガラスパネル接着方法
US8028479B2 (en) Interlocking structural glazing panels
JP6548248B1 (ja) 複層ガラス
JP2014240333A (ja) スペーサ付きガラス板及び複層ガラス窓の組立方法
JP2005089212A (ja) 複層ガラス
CN108463604B (zh) 生产隔热玻璃单元的方法
CN213868478U (zh) 新型中空玻璃
JP7505835B1 (ja) カーテンウォールのバックマリオン接着構造
CN217233271U (zh) 一种复合式玻璃门窗
JP6558844B1 (ja) 後付け複層ガラス製造用板ガラスユニット及びそれを用いた後付け複層ガラスの製造方法
CN211397223U (zh) 一种钢化玻璃
EP3878827B1 (en) Glass panel unit and method for manufacturing the glass panel unit

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090218

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100325

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100615

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees