JP4535519B2 - 遊技制御装置 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技場等に設置される各種遊技機に備えられ、遊技にかかる演算制御を行う遊技制御装置に関し、特に、高セキュリティ化,遊技機を入れ替える作業の簡略化,適正であるか否かを検査する作業の簡略化を実現することができる遊技制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
近年、パチンコ遊技場においては、遊技制御装置を構成する所謂遊技ROM等のICチップを不正なものと交換することによって遊技機に誤動作を起こさせ、例えば大当りの発生確率を高くするという不正が問題となっている。このため、パチンコ遊技場では、仮に交換が行われたとしても早期に発見することができる様に、定期的に、遊技制御装置が適正であるか否かを検査装置によって検査している。
【0003】
しかし、遊技制御装置は遊技機の裏面に設置されているので、普段は人目に付かない。このため、遊技制御装置が不正なものと交換されたとしても、検査が行われるまで不正な遊技制御装置を発見することができず、その間にパチンコ遊技場が大きな損害を被る場合もある。又、近年、遊技制御装置に電磁波を照射することによって遊技制御装置を誤動作させる不正も増加しており、この様な不正によってもパチンコ遊技場は損害を被っている。
【0004】
又、一般に、パチンコ遊技場では、定期的に遊技機を新しい機種と入れ替えることによって客離れを防止している。遊技機全体、即ち遊技盤,遊技制御装置,ガラス扉,パチンコ球の発射にかかる装置,パチンコ球の払い出しにかかる装置,上皿,下皿等をまとめて新しいものと入れ替える方法もあるが、パチンコ遊技場によっては、遊技盤及び遊技制御装置だけを入れ替え、他の装置は引き続き利用している所もある。
【0005】
しかし、遊技盤及び遊技制御装置だけを入れ替える場合には、具体的には、遊技盤及び遊技制御装置を遊技機から各々取り外す作業と、新しい遊技盤及び遊技制御装置を各々取り付ける作業を行わなければならないので、遊技機全体をまとめて入れ替える作業に比べてかなり複雑である。このため、入れ替える作業に長時間を要する。
【0006】
又、遊技制御装置が適正であるか否かの検査は、遊技制御装置に施されている封印を解き、遊技制御装置を遊技機から取り外して行われている。そして、検査の結果、遊技制御装置が適正である場合には、遊技制御装置を遊技機に再び取り付け、再び封印を施している。このため、検査に長時間を要する。
【0007】
そこで、本発明は、高セキュリティ化を実現することができる遊技制御装置を提供することを第1の目的とし、遊技機を入れ替える作業を簡略化することができる遊技制御装置を提供することを第2の目的とし、適正であるか否かを検査する作業を簡略化することができる遊技制御装置を提供することを第3の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】
【0010】
第1の発明にかかる遊技制御装置は、パチンコ遊技場等に設置される各種遊技機に備えられ、遊技にかかる演算制御を行う遊技制御装置であって、入賞口へのパチンコ球の入賞を検出する入賞センサによるパチンコ球の検出状況、又は前記遊技制御装置による前記電動役物への作動の指令状況である遊技状態を識別する遊技状態識別手段と、該遊技状態識別手段による識別結果を外部から視認可能に表示するための遊技状態表示手段と、を備え、前記遊技機が遊技可能な状態において外部から視認可能な位置に設置されていることを特徴とする。
【0011】
第1の発明にかかる遊技制御装置では、遊技状態識別手段が、スタートチャッカにパチンコ球が入賞したか否か,大入賞口が開口しているか否か等を各種センサからの入力に基づいて識別し、遊技状態表示手段が、遊技状態識別手段による識別結果を、発光ダイオード(LED)等を点灯させることによって表示する。このため、パチンコ遊技場の店員は、遊技状態を一目で確認することができる。そして、実際の遊技状態と遊技状態表示手段による表示内容とが異なる場合、例えば、大入賞口の開口を表示するためのLEDが点灯していないにもかかわらず大入賞口が開口している場合には、遊技制御装置,大入賞口を開口させるためのアクチュエータ等に何等かの異常があることになるので、詳しく検査すれば良い。この様に、遊技状態が適正であるか否かを容易に確認することができるので、高セキュリティ化を実現することができる。
第1の発明にかかる遊技制御装置では、前記入賞口への入賞状況とは、前記入賞口へのパチンコ球の入賞を検出する入賞センサによるパチンコ球の検出状況であり、前記電動役物の動作状態とは、前記遊技制御装置による前記電動役物への作動の指令状況であることを特徴とする。
【0012】
第1の発明にかかる遊技制御装置では、遊技機が遊技可能な状態、具体的には、所謂前枠(前扉,内枠等ともいう。)が閉じられた状態において外部、即ち遊技者側から見える位置に設置されているので、常に遊技者・パチンコ遊技場の店員等の目にさらされる。このため、遊技制御装置が不正なものと交換されて外観に何等かの変化があれば、すぐに発見することができる。従って、パチンコ遊技場が大きな損害を被る前に対処することができる。ここで、遊技制御装置の具体的な設置箇所としては、例えば、遊技に使用しない遊技盤の四隅の部分等を挙げることができるが、遊技可能な状態において遊技者側から視認可能な位置であれば、特に限定しない。又、遊技制御装置の全体が視認可能である必要はなく、遊技ROMのICチップ等の重要な部分が視認可能であれば良い。
又、第2の発明にかかる遊技制御装置は、透明かつ電磁波を遮蔽可能な電磁波遮蔽手段によって覆われていることを特徴とする。ここで、電磁波遮蔽手段としては、例えば、酸化金属(酸化インジウム,酸化錫等)の薄膜等を挙げることができる。
【0013】
第2の発明にかかる遊技制御装置では、遊技制御装置に向けて電磁波を照射しても、電磁波遮蔽手段がこの電磁波を遮蔽するので、電磁波は遊技制御装置に到達することができない。このため、電磁波によって遊技制御装置を誤動作させる不正を防止することができる。尚、透明ではないが、磁性材料(フェライト,パーマロイ等)をコーティングした有機繊維(ポリエステル繊維,アラミド繊維等)によって形成されたネットを電磁波遮蔽手段として採用することもできる。この様なネットを採用した場合にも、遊技制御装置に電磁波が到達しない様にすることができる。
【0014】
又、第3の発明にかかる遊技制御装置は、1チップのハイブリッド型ICによって構成されていることを特徴とする。
第3の発明にかかる遊技制御装置は、CPU,ROM,RAM等の複数のICチップがプリント基板に配置されて構成されているのではなく、CPU,ROMRAM等が統合された1つのハイブリッド型ICによって構成されている。このため、遊技ROMを不正なものと交換するには、遊技制御装置全体を交換しなければならいので、不正に交換を行うことは非常に困難である。
【0015】
尚、この様に遊技制御装置が1チップのハイブリッド型ICによって構成されている場合には、遊技機を構成する部品を少なくすることができるので、省資源化を実現することもできる。
又、前述した第2の目的を達成するため、第4の発明にかかる遊技制御装置は、前記遊技機に備えられる遊技盤の所定位置に内蔵されていることを特徴とする。ここで、内蔵とは、例えば遊技盤が合板によって構成されている場合には、この合板の一部に凹部や貫通孔(窓)を設け、凹部等に埋め込む様に設置することである。
【0016】
第4の発明にかかる遊技制御装置は、遊技盤の所定位置に内蔵されているので、古くなった遊技盤と遊技制御装置とをまとめて取り外すことができると共に、新しい遊技盤及び遊技制御装置をまとめて取り付けることができるので、入れ替え作業を非常に容易に行うことができ、入れ替え作業に要する時間を大幅に短縮することができる。
【0017】
又、前述した第3の目的を達成するため、第5の発明にかかる遊技制御装置は、前記遊技機に設置された状態で外部と光通信を行うことができる光通信手段を備え、該光通信手段を介して外部から動作チェック用データを受信すると、当該光通信手段を介して外部に応答用データを送信することを特徴とする。
【0018】
第5の発明にかかる遊技制御装置は、遊技機から取り外すことなく検査を行うことができるので、検査を非常に容易に行うことができ、検査に要する時間を大幅に短縮することができる。
又、前述した第1乃至第5の発明を適宜組み合わせても良い。特に、第1乃至第5の発明を全て組み合わせた場合には、遊技制御装置を高セキュリティ化,入れ替え作業の簡略化,検査作業の簡略化を全て実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、本実施例のパチンコ遊技機の構成について説明する。
図1は、本実施例のパチンコ遊技機の外観を説明するための正面図であり、図2は、遊技制御装置の外観及び設置状態を説明するための正面図(a)及び側面図(b)であり、図3は、パチンコ遊技機の要部の電気的構成を説明するためのブロック図である。尚、遊技制御装置の設置状態をより明瞭に示すため、図2(b)の一部は断面図となっている。
【0020】
図に示す様に、本実施例のパチンコ遊技機1は、釘,各種入賞口等が設置されている遊技盤1aと、遊技盤1aを覆うガラス扉1bと、遊技にかかる演算制御を行うための遊技制御装置10と、を備える。尚、本実施例では、所謂第1種パチンコ遊技機であって、特に第1種始動口を2つ(第1種始動口#1及び#2)備えるものについて説明する。
【0021】
遊技制御装置10は、1チップのハイブリッド型ICによって構成されており、図1に示す様に、ガラス扉1bを通して外部から視認可能な状態で、遊技盤1aの左下隅に内蔵されている。詳しくは、図2に示す様に設置されている。又、遊技制御装置10は、ICソケット3aに電気的に接続されている。そして、ICソケット3aの裏面に接続されている遊技島用ケーブルソケット3b及び遊技島用ケーブル3cを介して遊技制御装置10と遊技島に備えられている各種装置との間で各種信号の授受が行われると共に、遊技島から遊技制御装置10に動作電力が供給される様に構成されている。又、ICソケット3aの裏面に接続されている遊技機用ケーブルソケット3d及び遊技機用ケーブル3eを介して遊技制御装置10と遊技機の内の遊技盤以外に備えられている各種装置(賞球払出装置等)との間で各種信号の授受が行われると共に、遊技島から供給される動作電力をICソケット3aを経由して遊技機に備えられている各種装置に供給する様に構成されている。又、ICソケット3aの裏面に接続されている遊技盤用ケーブルソケット3f及び遊技盤用ケーブル3gを介して遊技制御装置10と遊技盤に備えられている各種装置(電動役物等)との間で各種信号の授受が行われると共に、遊技島から供給される動作電力をICソケット3aを経由して遊技盤に備えられている各種装置に供給する様に構成されている。即ち、遊技機の内の遊技盤以外に備えられている各種装置の動作電力は、遊技島から、遊技島用ケーブル3c,遊技島用ケーブルソケット3b,ICソケット3a,遊技機用ケーブルソケット3d,遊技機用ケーブル3eを介して供給され、遊技盤に備えられている各種装置の動作電力は、遊技島から、遊技島用ケーブル3c,遊技島用ケーブルソケット3b,ICソケット3a,遊技盤用ケーブルソケット3f,遊技盤用ケーブル3gを介して供給される。又、遊技制御装置10は、電磁波を遮断するための金属ケース5aによって覆われている。但し、金属ケース5aには窓部5awが設けられており、遊技制御装置10を外部から見ることができる様になっている。そして、窓部5awは、透明電波吸収シート7によって覆われている。この透明電波吸収シート7は、ポリエチレンテレフタレート膜,透明度が高いセラミックスの酸化インジウム・錫(ITO)の薄膜,ポリカーボネート膜を積層することによって構成されるものであり、高い透光率と高い電波吸収能力を有する。そして、ICソケット3a,金属ケース5a及び透明電波吸収シート7は、カシメ5bによって遊技盤1aにしっかりと固定されている。
【0022】
又、パチンコ遊技機1は、第1種始動口#1へのパチンコ球の入賞を検出する第1種始動口#1入賞センサ21と、第1種始動口#2へのパチンコ球の入賞を検出する第1種始動口#2入賞センサ23と、当りを抽選するための図柄を表示するための特別図柄表示装置25と、大当りが発生した場合に大入賞口を開放するための第1種特別電動役物27とを備える。そして、遊技制御装置10は、遊技に関する各種演算制御を実行するCPU11と、CPU11が実行する演算制御の手順等を記憶するROM13と、CPU11の演算結果を一時的に記憶するRAM15と、入出力インタフェース17と、CPU11,ROM13,RAM15,入出力インタフェース17を電気的に接続するバス19と、第1種始動口#1へのパチンコ球の入賞を報知するための第1種始動口#1用LED31,第1種始動口#2へのパチンコ球の入賞を報知するための第1種始動口#2用LED33,特別図柄表示装置25が作動中である旨を報知するための特別図柄表示装置用LED35,第1種特別電動役物27が作動中である旨を報知するための第1種特別電動役物用LED37の点灯・消灯を制御するLEDドライバ30と、光コネクタ41を介して外部と光通信を行う光通信部40と、を備える。この光通信部40は、LED,フォトダイオード等を備え、外部からの光信号を電気信号へ変換してCPU11に送信する機能と、CPU11からの電気信号を光信号に変換して外部に送信する機能とを有する。尚、遊技制御装置10は、第1種始動口#1入賞センサ21,第1種始動口#2入賞センサ23,特別図柄表示装置25,第1種特別電動役物27以外にも種々のセンサ,アクチュエータと接続されているが、図3では省略する。
【0023】
続いて、本実施例のパチンコ遊技機の遊技制御装置に備えられるCPU11が行う特徴的処理であるLED点灯・動作チェック処理を図4のフローチャートに沿って説明する。尚、CPU11は、このLED点灯・動作チェック処理と並行して大当りの抽選等の処理を行うが、説明は省略する。
【0024】
この処理は、前述した遊技島用ケーブル3c,遊技島用ケーブルソケット3b,ICソケット3aを介して遊技制御装置10の各部に動作電力が供給されると開始され、CPU11は、まず第1種始動口#1入賞センサ21によってパチンコ球の入賞が検出されたか否かを判断する(S10)。そして、検出された場合には(S10において「YES」)、第1種始動口#1用LED31を0.5秒間点灯させる様にLEDドライバ30に指令を出す(S12)。次に、第1種始動口#2入賞センサ23によってパチンコ球の入賞が検出されたか否かを判断し(S20)、検出された場合には(S20において「YES」)、第1種始動口#2用LED33を0.5秒間点灯させる様にLEDドライバ30に指令を出す(S22)。次に、CPU11は、特別図柄表示装置25が作動中であるか否かを判断する(S30)。即ち、CPU11がこの処理と並行して行っている大当り抽選処理等によって特別図柄表示装置25に図柄の変動表示を指令しているか否かを判断する。そして、作動中である場合には(S30において「YES」)、特別図柄表示装置用LED35を0.5秒間周期で点滅させる様にLEDドライバ30に指令を出す(S32)。次に、CPU11は、第1種特別電動役物27が作動中であるか否かを判断する(S40)。即ち、大当り等の発生に伴って大入賞口の開口を指令しているか否かを判断する。そして、作動中である場合には(S40において「YES」)、第1種特別電動役物用LED37を0.5秒間周期で点滅させる様にLEDドライバ30に指令を出す(S42)。
【0025】
続いて、CPU11は、光通信部40が光コネクタ41を介して外部からの動作チェック用データを受信したか否かを判断し(S50)、受信した場合には(S50において「YES」)、当該動作チェック用データに対応する応答用データを光通信部40及び光コネクタ41を介して外部に送信する(S52)。そして、S10に戻って処理を繰り返す。
【0026】
続いて、遊技制御装置10が適正であるか否かの検査の手順について説明する。この検査は、ガラス扉1bを挟んで、検査装置の光コネクタを遊技制御装置10の光コネクタ41に対向させることによって行う。検査装置は遊技制御装置10の光通信部40と同様の機能を備えており、キー操作等を行うことで、光コネクタから光信号化された動作チェック用データが送出される。すると、透明電波吸収シート7を通って遊技制御装置10の光コネクタ41から光通信部40に光信号の動作チェック用データが到達する。そして、光通信部40からCPU11に動作チェック用データが伝えられると、CPU11はこの動作チェック用データに対応する応答用データを作成する。そして、CPU11は、光通信部40及び光コネクタ41を介して外部に応答用データを送出する。そして、検査装置はこの応答用データを受信し、分析して遊技制御装置10が適正であるか否かを判断する。
【0027】
ここで、LED点灯・動作チェック処理のS10,S20,S30,S40において行われる判断処理が、前述した遊技状態識別手段の作用に対応し、LEDドライバ30及びLED31〜37が、前述した遊技状態表示手段に対応し、透明電波吸収シート7が、前述した電磁波遮蔽手段に対応し、光通信部40及び光コネクタ41が、前述した光通信手段に対応する。
【0028】
続いて、本実施例のパチンコ遊技機の効果について説明する。
本実施例のパチンコ遊技機1では、遊技制御装置10が1チップのハイブリッド型ICによって構成されているので、パチンコ遊技機1を構成する部品を少なくすることができると共に、不正なICチップとの交換が困難となる。従って、省資源化・高セキュリティ化を実現することができる。
【0029】
又、遊技制御装置10がガラス扉1b側、即ち遊技者側から見える位置に設置されているので、常に遊技者・パチンコ遊技場の店員等の目にさらされる。このため、遊技制御装置10が不正なものと交換されて外観に何等かの変化があれば、すぐに発見することができる。従って、パチンコ遊技場が大きな損害を被る前に何等かの対処を行うことができる。
【0030】
又、遊技制御装置10が遊技盤1aに内蔵されているので、遊技盤1aと遊技制御装置10とをまとめて取り外すことができると共に、新しい遊技盤及び遊技制御装置をまとめて取り付けることができるので、パチンコ遊技機の入れ替え作業を容易に行うことができる。又、遊技島と遊技盤1a及び遊技機1の本体と遊技盤1aとの電気的接続は、遊技島用ケーブルソケット3b及び遊技機用ケーブルソケット3dを抜き取るだけで切断されるので、パチンコ遊技機の入れ替え作業を一層容易に行うことができる。又、遊技制御装置10が遊技盤1aから殆ど突出しないので、邪魔にならない。
【0031】
又、第1種始動口へパチンコ球が入賞した際、特別図柄表示装置25,第1種特別電動役物27が作動している間、遊技制御装置10に備えられているLED31〜37が点灯するので、パチンコ遊技場の店員は、遊技状態を一目で確認することができる。そして、実際の遊技状態とLEDの点灯状態とが異なる場合、例えば、第1種特別電動役物用LED37が点灯していないにもかかわらず大入賞口が開口している場合には、遊技制御装置10,第1種特別電動役物27等に何等かの異常があることになるので、詳しく検査すれば良い。この様に、遊技状態が適正であるか否かを容易に確認することができるので、より一層高セキュリティ化を実現することができる。
【0032】
又、遊技制御装置10は透明電波吸収シート7によって覆われているので、遊技者側から遊技制御装置10を見ることはできるが、遊技制御装置10に電磁波を照射することは困難である。従って、より一層高セキュリティ化を実現することができる。
【0033】
又、遊技制御装置10は、光通信部40及び光コネクタ41により、パチンコ遊技機1に設置された状態で外部と光通信を行って動作チェックを行うことができるので、遊技制御装置10の検査を行う際、所謂前扉を開ける必要もないし、遊技制御装置10をパチンコ遊技機1から取り外す必要もない。従って、検査を容易に行うことができ、検査に要する時間を非常に短くすることができる。又、ガラス扉1bを挟んで外部と光通信を行うことができるので、ガラス扉1bを開ける必要もない。従って、遊技中でも検査を行うことができる。
【0034】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に何等限定されるものではなく、更に種々の態様において実施しても良いことはもちろんである。
例えば、実施例では、遊技制御装置10は遊技盤1aの左下隅に組み付けられているが、左上隅,右下隅,右上隅等に組み付けられていても良い。又、遊技制御装置10に装飾を施し、遊技盤1aの遊技領域内に設置しても良い。
【0035】
又、実施例では、第1種始動口への入賞状況,特別図柄表示装置25及び第1種特別電動役物27の作動状態をLEDによって報知する様に構成されているが、全入賞口への入賞状況,全電動役物の作動状況をLEDによって報知する様に構成されていても良い。
【0036】
又、実施例では、電磁波遮蔽手段として酸化金属の薄膜を用いた透明電波吸収シート7を採用したが、ポリエステル繊維,アラミド繊維等の有機繊維にフェライト,パーマロイ等の磁性材料をコーティングしたネットを採用しても良い。この様なネットを採用した場合も、同様に、遊技者側から遊技制御装置を見ることができると共に、電磁波を遮蔽することができる。又、積層構造の透明電波吸収シート7の中間層に、メーカー名等をホログラム等の特殊な方法で記載すると良い。この様に構成されている場合には、透明電波吸収シート7の複製が困難であり、透明電波吸収シート7を破って遊技制御装置10を取り外した場合には、容易に発見することができる。
【0037】
又、実施例では、遊技制御装置10はパチンコ遊技機に設置されていたが、パチンコ遊技機に限らず、コイン遊技機,スマートボール遊技機等の各種遊技機に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】 遊技制御装置の正面図(a)及び側面図(b)である。
【図3】 パチンコ遊技機の要部の電気的構成を説明するためのブロック図である。
【図4】 遊技制御装置のCPUが行うLED点灯・動作チェック処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…パチンコ遊技機 1a…遊技盤 1b…ガラス扉 3a…ICソケット 3b…遊技島用ケーブルソケット 3c…遊技島用ケーブル 3d…遊技機用ケーブルソケット 3e…遊技機用ケーブル 3f…遊技盤用ケーブルソケット 3g…遊技盤用ケーブル 5a…金属ケース 5aw…窓部 5b…カシメ 7…透明電波吸収シート 10…遊技制御装置 11…CPU 13…ROM 15…RAM 17…入出力インタフェース 19…バス 21…第1種始動口#1入賞センサ 23…第1種始動口#2入賞センサ 25…特別図柄表示装置 27…第1種特別電動役物 30…LEDドライバ 31…第1種始動口#1用LED 33…第1種始動口#2用LED 35…特別図柄表示装置用LED 37…第1種特別電動役物用LED 40…光通信部 41…光コネクタ。
Claims (5)
- パチンコ遊技場等に設置される各種遊技機に備えられ、遊技にかかる演算制御を行う遊技制御装置であって、
入賞口へのパチンコ球の入賞を検出する入賞センサによるパチンコ球の検出状況、又は前記遊技制御装置による前記電動役物への作動の指令状況である遊技状態を識別する遊技状態識別手段と、
該遊技状態識別手段による識別結果を外部から視認可能に表示するための遊技状態表示手段と、
を備え、
前記遊技機が遊技可能な状態において外部から視認可能な位置に設置されていることを特徴とする遊技制御装置。 - 透明かつ電磁波を遮蔽可能な電磁波遮蔽手段によって覆われていることを特徴とする請求項1に記載の遊技制御装置。
- 1チップのハイブリッド型ICによって構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技制御装置。
- 前記遊技機に備えられる遊技盤の所定位置に内蔵されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技制御装置。
- 前記遊技機に設置された状態で外部と光通信を行うことができる光通信手段を備え、
該光通信手段を介して外部から動作チェック用データを受信すると、当該光通信手段を介して外部に応答用データを送信することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技制御装置。
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