JP4534974B2 - 再生装置、再生方法、記録方法、映像表示装置及び記録媒体 - Google Patents

再生装置、再生方法、記録方法、映像表示装置及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、記録媒体からデータを再生する再生方法、再生装置及び映像表示装置に関し、特にピクチャインピクチャ機能の実現に関する。また、ピクチャインピクチャ機能に対応する記録媒体、該記録媒体へデータを記録する記録方法に関する。
ピクチャインピクチャに関連する背景技術は、以下の特許文献1に開示されている。
具体的には、「BD−ROMにおいて、ピクチャインピクチャ機能や壁紙表示機能を実現する」(特許文献1の要約の課題)ため、「それぞれ動画、字幕およびグラフィクスを表示するプレーン10、11および12に対して、動画を表示する第2ビデオプレーン50を追加する。第2ビデオプレーン50およびビデオプレーン10の出力は、スイッチ51により画素単位で選択される。第2ビデオプレーン50に縮小動画データを格納し、スイッチ51を縮小動画データの表示位置に対応して画素単位で切り替え制御することで、ビデオプレーン10の動画データに対して第2ビデオプレーン50の縮小動画データが子画面表示される。ビデオプレーン10に、動画データの代わりに壁紙画像データを格納することで、恰も縮小動画データの背景に壁紙が表示されているかのような表示画面が得られる」(特許文献1の要約の解決手段)ようにすることの開示がある。
特開2005−123775号公報
特許文献1では、さらに具体的に、複数のビデオプレーンあるいは複数のフレームバッファを用い、画素単位に所望の出力を選択することにより、ピクチャインピクチャ機能を実現している。また特に映像データに主眼を置いた場合、これらを実現するプレーヤデコーダとして、単一のMPEGビデオデコーダにより2本の動画ストリームをデコードするような形で、その構成が示されている。
ここで実際のプレーヤとしてのハード構成を考慮した場合、単一のビデオデコーダで2本の動画ストリームのデコードを行うには、夫々を時分割で処理する必要がある。同期再生考慮も必要なピクチャインピクチャ機能としては、その処理量はデコードすべき動画ストリームの符号化方式や符号化レート、扱う画像サイズ等によって大きく変動する。つまりプレーヤとしてピクチャインピクチャ機能が実現可能かどうかは、デコーダの処理能力に依存し、特にPCでの再生環境を考慮した場合、動画や音声のデコードを始めとする各処理は、その一部あるいは大部分をソフトウェアにより実行することも考えられるため、可能な処理量は動作周波数等のCPU能力に依存することになる。
特許文献1では、再生中の映像(第1映像と呼ぶ)とピクチャインピクチャとして子画面で表示する映像(第2映像と呼ぶ)の夫々に用いられるビデオプレーンのサイズは異なるものではなく、特に夫々の画像サイズ等も限定されていなかった。つまりピクチャインピクチャ機能を実現する際の処理量等については特に考慮されていなかった。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであって、その目的はピクチャインピクチャ機能の実現において、その処理負荷の軽減までを考慮した再生装置、再生方法、記録方法、映像表示装置及び記録媒体を提供することにある。
上記目的は、特許請求の範囲に記載の発明により解決される。
本発明による再生装置、再生方法、記録方法、映像表示装置及び記録媒体によれば、再生装置の処理量を軽減することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1に本発明の第1の実施例である再生装置のブロック図を示す。101は光ディスク、102はローカルストレージ、103はPIDフィルタ、104はビデオデコーダ1、105はビデオデコーダ2、106はグラフィクスデコーダ1、107はグラフィクスデコーダ2、108表示映像形成部、109は補助情報解析部、110は基準時刻カウンタ部、111は制御部、112は比較部である。
光ディスク101及びローカルストレージ102には、第1映像情報及び第2映像情報、さらに字幕情報やメニュー情報といったグラフィクス情報、またそれらに付随する補助情報が格納されている。特にどのデータが光ディスク101あるいはローカルストレージ102のどちらに格納されているかは限定しないが、本実施例では説明を簡単にするため、第1映像情報、字幕情報、メニュー情報とそれに付随する補助情報が光ディスク101に、第2映像情報とそれに付随する補助情報がローカルストレージ102に格納されている場合について説明する。また本実施例では、第1映像情報、第2映像情報とも、HDサイズの画像データであるものとする。なお通常第1映像情報及び第2映像情報には音声情報が多重化されているが、本発明の主眼は映像の表示方法にあるので、映像情報の扱いを中心に説明する。
光ディスク101及びローカルストレージ102に記録されている符号化データ(ストリーム)は例えばMPEG2システムの形態により、パケット化され、多重化された状態で記録されている。
まず光ディスク101から読み出されたストリームは、PIDフィルタ103においてPID(パケットID)に応じてその送り先が振り分けられる。第1映像の動画ストリームは、ビデオデコーダ1(104)に入力される。ビデオデコーダ1(104)では入力された動画ストリームの復号が行われ、その結果である第1映像が表示映像形成部108に出力される。またストリームが字幕情報の場合には、そのストリームはグラフィクスデコーダ1(106)に入力される。グラフィクスデコーダ1(106)では入力された字幕情報ストリームに応じて必要なレンダリングを行い、その結果であるグラフィクス情報が表示映像形成部108に出力される。同様にPIDフィルタに入力されたストリームがメニュー情報等である場合には、そのストリームはグラフィクスデコーダ2(107)に入力される。グラフィクスデコーダ2(107)では入力されたメニュー情報等のストリームに応じて必要なGUI部品等が用意され、その結果であるグラフィクス情報が表示映像形成部108に出力される。
ローカルストレージ102から読み出された第2映像の符号化データは、やはりPIDフィルタ103により振り分けられ、ビデオデコーダ2(105)に入力される。ビデオデコーダ2(105)では入力された符号化データの復号が行われ、その結果である第2映像が表示映像形成部108に出力される。
基準時刻カウンタ部110は、復号を行う基準時刻をカウントし、ビデオデコーダ1(104)、ビデオデコーダ2(105)、グラフィクスデコーダ1(106)、グラフィクスデコーダ2(107)、表示映像形成部108、比較部112に対し基準時刻を出力する。
ビデオデコーダ1(104)、ビデオデコーダ2(105)、グラフィクスデコーダ1(106)、グラフィクスデコーダ2(107)は、基準時刻カウンタ部110から出力された前記基準時刻に基づき復号処理を行う。これにより、第1映像情報及び第2映像情報、さらに字幕情報やメニュー情報等を同期化して復号処理を行うことが可能である。
さらに光ディスク101あるいはローカルストレージ102から補助情報が読み出される。本実施例ではピクチャインピクチャ機能の実現の観点から、ローカルストレージ102から第2映像情報に付随する補助情報が読み出されることになる。読み出された補助情報は、補助情報解析部109に送られる。補助情報解析部109では、補助情報の解析を行い、第2映像の有効領域情報、及びそれらの適用時刻情報を抽出する。抽出された有効領域情報は制御部111に送られ、また抽出された適用時刻情報は比較部112に送られる。
比較部112では、前記適用時刻情報および、基準時刻カウンタ110から入力された基準時刻の比較を行い、比較結果を制御部111に対し出力する。
制御部111では、比較部112から入力された比較の結果が「一致」を示した時点で、表示映像形成部108に対し、補助情報解析部109から入力された有効領域情報を用いて、第2映像の表示に関する指示を与える。
表示映像形成部108では、第1映像情報と第2映像情報、及び前記グラフィクス情報により出力映像の画面を合成する。その際、制御部111からの指示内容に基づき、第2映像情報の合成を行う。
ここで表示映像形成部108の動作について、図2を用いてもう少し詳細に説明する。
図2は、表示映像形成部108の構成の一例を示した図である。201は第1ビデオプレーン、202は第2ビデオプレーン、203はプレゼンテーショングラフィクスプレーン、204はインタラクティブグラフィクスプレーン、205、206、208、209、211、212は乗算器、207、210、213は加算器である。なお図1に対応する部分には同一の符号を付してある。
本実施例で特徴的となるのは、第2ビデオプレーン202に格納される第2映像情報の有効領域が限定されている点と、その有効領域情報が別途乗算器205及び206に入力される点である。これら有効領域の限定や、有効領域情報が適用されない場合は、基本的に従来の構成と同様になる。本実施例での特徴点を示すために、まず前述の従来例にも示されているピクチャインピクチャの基本的な表示形態について、図3を合わせて用いることにより説明する。
ビデオデコーダ1(104)から出力された第1映像情報は第1ビデオプレーン201に格納される。またビデオデコーダ2(105)から出力された第2映像情報は第2ビデオプレーン202に格納される。ここで図3に示す通り、第1ビデオプレーン201及び第2ビデオプレーン202とも、HDサイズであるのに対して、第2映像情報は、映像としてのHDサイズの解像度を持つが、有効領域はSDサイズであり、第2ビデオプレーン202の一部にのみ、映像が貼り付けられている場合を示している。
第2ビデオプレーン202は第1ビデオプレーン201より表示オーダーで手前に配置される。映像出力時には、夫々のビデオプレーンから画素単位にデータが読み出され、不透明度α1(この場合は1か0)が乗算器205及び206に適用されることにより、図3の表示映像301が出力されることになる。つまりこの場合は第2ビデオプレーン202に格納されたSDサイズの矩形領域内で不透明度α1=1になり、それ以外でα1=0となる。乗算器205及び206の出力は加算器207で加算された後、乗算器208及び209で不透明度α2が適用されて、加算器210においてプレゼンテーショングラフィックスプレーン203に格納された字幕情報との合成が行われる。さらに加算器210の出力は、乗算器211及び212で不透明度α3が適用されて、加算器213においてインタラクティブグラフィックスプレーン204に格納されたメニュー情報等との合成が行われ、最終的な表示映像が出力される。字幕情報やメニュー情報の合成については、前述の従来例において説明されており、本実施例では特に出力例は図示しない。
次に第2映像情報として単にHDサイズの映像が使用された場合について、図4を用いて説明する。図4の第2ビデオプレーン202に示す通り、第2映像情報は通常のHDサイズとなっている。第1ビデオプレーンと第2ビデオプレーンの出力は、HDサイズの全領域に亘って不透明度α1が評価され、最終的に表示映像401が出力される。α1の決定に関しては、輝度あるいは色差成分が所定の値以下(あるいは以上)である画素は全てα1=0とするような処理が行われる。この画素成分による不透明度の決定手法は、画像構成の手法として一般的(例えばクロマキー等)であるため、その詳細については説明を省略する。
このように第2映像情報にHDサイズの映像が使用された場合、ビデオデコーダ2(105)では常にHDサイズのデコード能力が必要になり、前述のようにビデオデコーダ1(104)と合わせて処理量が非常に多くなる場合が考えられる。
そこで本実施例では、図5に示すように第2映像情報の有効領域を制限する。図5(a)に示すようにコンテンツ作成者は、第2映像情報として必要な領域のみが示されるような形で映像を符号化し、合わせて図5(b)に示すように有効領域の領域情報を生成するようにする。例えば有効領域の合計値をHDサイズの1/6以下と制限することにより、HDサイズで符号化するとしても、符号化の実効値はSDサイズとなる。
具体的に例えば第2映像情報をMPEG2ビデオ形式で符号化する場合について、簡単に説明する。図6に示すようにMPEG2ビデオ形式では、映像の各フレームは時間的・空間的な相関が取られ、差分値が符号化される。相関が取られる単位は、輝度と色差からなる所定単位(マクロブロック)であり、1フレーム内では無効領域はスキップマクロブロック(符号量が最小)となるように符号化すればよい。
しかしそのまま第2映像情報として再生しても、無効領域が必ずしも前期不透明度の決定手法により正しく合成されるとは限らないため、前記図5(b)に示される有効領域情報を図2の不透明度α1の決定要素として、乗算器205及び206に入力するようにする。乗算器205及び206では、前記有効領域情報に応じて、有効領域以外、つまり無効領域ではα1=0とし、常に第1映像情報が表示されるようにする。また有効領域内では、前記不透明度決定手法(クロマキー等)を別途適用するものとする。
以上のように本実施例によれば、第2映像情報はHDサイズとして有効領域がHDサイズの所定割合以下となるように符号化し、再生時には有効領域情報も用いて第1映像情報と第2映像情報の合成を行うことが可能なため、ピクチャインピクチャ機能を実行中でもデコーダの処理量を軽減することができ、所望の画像合成を実現することができる。
なお本実施例においては、基本的に第2映像情報の無効領域の符号化結果のわずかな変動までを考慮して、その状態に拠らず有効領域情報を利用し、無条件に無効領域の不透明度を0とするような場合について述べたが、例えば無効領域を均一の状態で符号化できるような場合であれば、符号化時の有効領域の割合制限により、復号後の第2映像情報の全領域に対して前述の不透明度決定手法(クロマキー等)を適用し、所望の効果を得ることも可能である。また本実施例では第2映像をMPEG2ビデオ形式で符号化する場合について述べたが、有効領域に重点的に符号を割り当てて符号化できるような方式であれば、その形式は限定されるものではない。
次に本発明の第2の実施例について説明する。
本実施例による再生装置のブロック図は、図1と同様であるため、詳細な説明は省略する。第1の実施例と異なるのは、第2映像情報がSDサイズであり、第1映像情報の画面上のサイズより小さいという点である。第1の実施例でも述べた通り、第2映像情報がSDサイズであれば、HDサイズの場合と比べてそれだけでビデオデコーダの処理量を軽減することができる。しかしSDサイズの場合、第2ビデオプレーン202の使用領域が限定されてしまい、複数の子画面を異なる場所に合成するなどということができない。
そこで本実施例では図7(a)に示すように第2映像情報を例えば4分割し、夫々の領域に異なる人物を配置するなどして、映像としてはSDサイズのものとして符号化を行う。また図7(b)に示すように分割した夫々の領域を、最終的に第1映像情報の表示上、どの位置に配置するかがわかるような位置情報及び適用タイミングを生成し、これも提供するようにする。つまり図1の補助情報解析部109では前記分割領域の位置情報及び適用タイミングを補助情報から抽出し、これを制御部111を介して表示映像形成部108に入力する。
図8はこの場合の表示映像形成部108の構成の一例を示したものである。なお図2と同様な部分には、同一符号を付けて詳細な説明を省略する。制御部111から出力された分割領域の貼り付け位置情報は、位置補正部801に入力される。第2ビデオプレーン202から読み出された画素単位のデータは、位置補正部801において前記位置情報に応じて位置補正が行われた後、不透明度の適用、及び加算が行われる。
図9に、この場合の具体例を示す。第2映像情報はSDサイズで符号化されており、領域が4分割されている。第2映像情報はビデオプレーン202上ではSDサイズのままだが、位置補正部801により、領域単位に表示位置が補正され、最終的に901のような任意の場所に所望の小領域を表示するような、ピクチャインピクチャ機能としての表示映像の出力を得ることができる。
以上のように本実施例によれば、第2映像情報をSDサイズとして処理量を制限しながら、ピクチャインピクチャ機能としては複数の位置に子画面を表示することができる。
本実施例において、位置補正部801は第2ビデオプレーン202の後段に配置するような構成としたが、位置補正部を第2ビデオプレーン202の前段に配置しても同様の効果を得ることができる。この場合デコードされた第2映像情報は、位置補正がなされた上で第2ビデオプレーン202に格納されることになる。
次に本発明の第3実施例について説明する。
本実施例は、実施例1及び実施例2の再生装置で再生する記録媒体へ映像情報を記録する記録装置に関するものである。
図10は、本実施例の記録装置のブロック図を示したものである。1001は、アナログ入力端子であり、カメラや他機器などから第2の映像情報を入力されるアナログ入力端子である。なお、ここでは、アナログの情報を入力されるものであるが、これに限定されず、デジタルの情報を入力されるものであっても良い。1002は、放送された、又はネットワークから送信された第1の映像情報を入力されるデジタル入力端子である。1003は、アナログ入力端子1001から出力されたアナログ情報をデジタル情報に変換するA/D変換手段であるが、第2の映像情報が入力された時からデジタル信号である場合には変換を行わない。1011は、第2の映像情報の有効領域情報及び適用時刻情報を作成する補助情報作成手段である。1004は、デジタルの第2の映像情報をエンコードするエンコーダである。1005は、エンコードされた第2の映像情報、又はデジタル入力端子1002から出力された第1の映像情報かを選択する映像情報選択手段である。1006は、記録する媒体を選択する媒体選択手段である。1009は光ディスク、1010はハードディスクなどのローカルストレージである。1007はユーザからの指示を受け付けるユーザI/Fである。1008は本記録装置全体を制御する制御部である。なお、制御部1008は、再生部1012の制御部111と共通になっていても良い。1012は、実施例1や実施例2で記載した再生側の動作を行う再生部であり、表示映像形成手段108などを有する。表示映像形成手段108は、アナログ入力端子1001より入力された第2の映像情報及びデジタル入力端子1002より入力された第1の映像情報が入力され、補助情報作成手段1011で作成された有効領域情報及び適用時刻情報を用いて表示画面上で表示する映像を合成する。
本実施例では、第2の映像情報の有効領域情報及び適用時刻情報を作成して、第2の映像情報とともに記録媒体へ記録することが特徴である。このようにすることで実施例1や実施例2に対応した記録媒体を作成できる。また、有効領域ではない無効領域のデータ容量は、小さいので、制御部1008の負担を軽くすることができる。さらに、この記録媒体からピクチャインピクチャとして映像を再生する時に、制御部111の負担を軽減することができる。
なお、第1の映像情報は、デジタル入力端子1002から出力されたデジタルの情報であったが、これに限らず、第2の映像情報のようにアナログで入力されて、A/D変換手段でアナログからデジタルに変換されるものであっても良い。
また、第1の映像情報と第2の映像情報を同時に記録するようにしていたが、第1の映像情報が記録された後に、記録媒体から該第1の映像情報の再生に合わせて、第2の映像情報を入力して記録するようにしても良い。また、逆に第2の映像情報を記録された後に、記録媒体から該第2の映像情報の再生に合わせて、第1の映像情報を入力して記録するようにしても良い。
さらに、第1の映像情報と第2の映像情報が補助情報とともに多重化された情報を受信した場合に、第2の映像情報の有効領域の範囲を大きくしたり小さくしたり、範囲の位置を変えたりするときには、補助情報を分離し、その補助情報に含まれている有効領域情報や適用時刻情報を変更して再多重化して記録する。また、第2の映像情報及び補助情報が実施例1の形式であった場合に、実施例2の形式に変更したり、逆に実施例2の形式であった場合に、実施例1の形式に変更して、記録することも実施例の一つである。
以上のように、実施例において、ピクチャインピクチャとして再生される前記第2映像は、HDサイズとして符号化されており、その有効領域は画像全体に対して所定の割合以下に収まるものとし、合わせて該第2映像による動画ストリームは前記有効領域の領域情報及びそれらの適用タイミング情報といった補助情報を伴うものとする。再生方法及び再生装置は前記補助情報解析手段を有し、再生時には抽出された領域情報に応じ、適当なタイミングで前記第2映像における前記有効領域以外の無効領域に透明化の効果を施すように構成する。
また、ピクチャインピクチャとして再生される実施例2の第2映像は、SDサイズとして符号化されており、該第2映像による動画ストリームは分割領域の貼り付け位置情報及びそれらの適用タイミング情報といった補助情報を伴うものとする。再生方法及び再生装置は、前記補助情報の解析手段を有し、前記第2映像がSDサイズとして符号化されている場合には抽出された位置情報に応じて、適当なタイミングで前記第2映像の所定分割領域を、第1映像に重ね合わせるようにして表示するような構成とする。
ピクチャインピクチャとして再生される第2映像がHDサイズとして符号化されている場合には、実質的にその有効領域は画像全体の所定領域以下に抑えられており、画質を維持しつつ、符号化レートを低く抑えることが可能となる。再生時には無効領域は透明化の効果が施されるため、ピクチャインピクチャとして有効領域以外で第1映像の表示が隠されることはない。
また、再生方法及び装置によれば、ピクチャインピクチャとして再生される第2映像がSDサイズとして符号化されている場合には、該第2映像による動画ストリームは分割領域の位置情報を伴うので、再生時にピクチャインピクチャとして複数の小領域画像を、所望の位置に表示することが可能となる。第1映像がHDサイズであっても、第2映像はSDサイズとして符号化されているため、符号化レート、処理量を軽減することが可能である。
これまでの実施例では、再生方法、再生装置、記録方法及び記録装置について記載してきたが、実施例1乃至実施例3のいずれかに対応した記録媒体も実施例の1つである。このような記録媒体を用いることで、再生処理の負担を軽減することができる。
また、補助情報として有効領域情報と適用時刻情報の両方を用いる例を実施例として記載したが、静止画適用の際には、適用時刻情報を用いなくても良いことは言うまでもない。
また、第2の映像情報の有効領域の解像度のサイズは、第1の映像情報の解像度のサイズに対して所定の割合以下となるようにしていたが、再生処理の負担を軽減という観点から、第2の映像情報の有効領域の解像度のサイズは、第1の映像情報の解像度のサイズに対して小さくなれば良いことは言うまでもない。しかしながら、所定の割合以下とした方が、再生装置の設計上簡単である。
また、第1の映像情報は放送、ネットワークから送信されてきたもの、第2の映像情報はカメラなどの他機器、放送、ネットワークから送信されてきたものであったが、これに限定されるものではない。例えば、光ディスク1009やローカルストレージ1010から再生されたものであってもよく、編集して同じ記録媒体へ記録する場合、別の記録媒体へ記録する場合も実施例の1つである。
また、第1の映像情報及び第2の映像情報を受信する受信部と、第1の映像情報及び第2の映像情報を表示する表示部と、をも備え、実施例1や実施例2の再生装置に対応した映像表示装置も実施例の1つである。
実施例の再生装置のブロック図。 本発明の実施例1による表示映像形成部の構成の一例を示す図。 ピクチャインピクチャ機能の基本イメージ。 第2映像情報がHDサイズである場合のピクチャインピクチャ機能を示す図。 第2映像情報の有効領域制限の一例。 映像データの符号化を説明するための図。 第2映像情報の分割の一例。 本発明の第2の実施例による表示映像形成部の構成の一例を示す図。 第2映像情報がSDサイズである場合のピクチャインピクチャ機能を示す図。 実施例3の記録装置のブロック図。
符号の説明
101 … 光ディスク
102 … ローカルストレージ
103 … PIDフィルタ
104 … ビデオデコーダ1
105 … ビデオデコーダ2
106 … グラフィクスデコーダ1
107 … グラフィクスデコーダ2
108 … 表示映像形成部
109 … 補助情報解析部
110 … 基準時刻カウンタ部
111 … 制御部
112 … 比較部
201 … 第1ビデオプレーン
202 … 第2ビデオプレーン
203 … プレゼンテーショングラフィクスプレーン
204 … インタラクティブグラフィクスプレーン
205,206、208、209、211、212 … 乗算器
207、210、213 … 加算器

Claims (8)

  1. 第1の映像情報の符号化データを復号する第1の復号手段と、
    第2の映像情報の符号化データを復号する第2の復号手段と、を有し、
    前記第1の映像情報に同期して前記第2の映像情報を表示装置へ出力可能な再生装置であって、
    前記第2の映像情報は有効領域と無効領域を有し、
    記有効領域の画面上のサイズは、前記第1の映像情報の画面上のサイズの所定の割合以下に制限され
    前記無効領域は符号量が最小となるモードで符号化され、
    前記第1の映像情報および第2の映像情報を用いて表示映像を形成する表示映像形成手
    段と、
    前記有効領域に関する補助情報を解析する補助情報解析手段と、
    前記表示映像形成手段を制御する制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記補助情報を用いて前記表示映像形成手段に指示を与えることによって、第2の映像情報を表示する上での不透明度を制御することを特徴とする再生装置。
  2. 請求項に記載の再生装置であって、
    前記補助情報は、補助情報を適用する時刻情報である適用時刻情報を有し、
    本再生装置は、
    映像の復号及び表示の基準時刻を示す基準時刻カウンタと、
    前記適用時刻情報と前記基準時刻カウンタとを比較する比較手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記比較手段の出力結果に基づいて、前記補助情報を用いて前記表示映像形成手段に指示を与えるタイミングを制御することを特徴とする再生装置。
  3. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の再生装置であって、
    前記表示画面形成手段は前記第1の映像情報を格納する第1の記憶手段と、前記第2の映像情報を格納する第2の記憶手段と、を有し、
    該第1の記憶手段と、該第2の記憶手段の出力は画素単位で不透明度を切り替えて、合成することが可能なことを特徴とする再生装置。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の再生装置であって、
    前記第1の復号手段及び前記第2の復号手段は、単一の復号手段により形成されることを特徴とする再生装置。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の再生装置であって、
    前記第1の復号手段及び前記第2の復号手段は、ソフトウェアにより実現されることを特徴とする再生装置。
  6. 第1の映像情報の符号化データ及び第2の映像情報の符号化データを復号し、
    前記第1の映像情報に同期して前記第2の映像情報を表示装置へ出力可能な再生方法であって、
    前記第2の映像情報は有効領域と無効領域を有し、
    記有効領域の画面上のサイズは、前記第1の映像情報の画面上のサイズの所定の割合以下に制限され
    前記無効領域は符号量が最小となるモードで符号化され、
    前記第1の映像情報および第2の映像情報を用いて、表示映像を形成し、
    前記有効領域に関する補助情報を用いて、前記第2の映像情報の不透明度を決定することを特徴とする再生方法。
  7. 請求項6に記載の再生方法であって、
    前記補助情報は、該補助情報を適用する時刻情報である適用時刻情報を有し、
    映像の復号及び表示の基準時刻を示す基準時刻カウンタと、前記適用時刻情報とを比較することにより、前記補助情報を用いて前記表示映像形成手段に指示を与えるタイミングを決定することを特徴とする再生方法。
  8. 第1の映像情報の符号化データ及び第2の映像情報の符号化データを記録する記録方法であって、
    前記第2の映像情報の有効領域及び無効領域を指定し、
    前記指定された有効領域を補助情報として前記第2の映像情報の符号化データとともに記録し、
    前記第2の映像情報の有効領域の画面上のサイズは、前記第1の映像情報の画面上のサイズの所定の割合以下に制限し
    前記無効領域は符号量が最小となる符号化モードで符号化して記録することを特徴とする記録方法。
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