JP4532535B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP4532535B2
JP4532535B2 JP2007279433A JP2007279433A JP4532535B2 JP 4532535 B2 JP4532535 B2 JP 4532535B2 JP 2007279433 A JP2007279433 A JP 2007279433A JP 2007279433 A JP2007279433 A JP 2007279433A JP 4532535 B2 JP4532535 B2 JP 4532535B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
pair
disposed
printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007279433A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009107743A (ja
Inventor
文雄 根岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2007279433A priority Critical patent/JP4532535B2/ja
Publication of JP2009107743A publication Critical patent/JP2009107743A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4532535B2 publication Critical patent/JP4532535B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Description

本発明は、単票用紙等の用紙を搬送して印字を行うプリンタに関する。
図9は、従来のプリンタ1の一部を概略的に示す側面図である。プリンタ1のハウジング(図示せず)内部には、単票用紙P(図10参照)を案内する用紙経路2が形成されている。用紙経路2は、プリンタ1の前面側(図9中左側)に設けられた給紙口3と、プリンタ1の上面に設けられた排紙口4とを連絡している。このような用紙経路2に沿って、搬送部及び印字部(いずれも図示せず)が設けられている。排紙口4には、単票用紙Pを上方に向けて排紙する排紙ローラ対5が配置されている。排紙ローラ対5は、対向配置された第1のローラ5aと第2のローラ5bとによって構成されている。
排紙ローラ対5の排紙方向は、僅かに背面側(図9中右側)に傾斜している。したがって、単票用紙Pは、プリンタ1の背面側に設けられた用紙トレイ6に向けて排紙される。用紙トレイ6は、排紙ローラ対5によって排紙される単票用紙Pを支持するものであり、排紙ローラ対5に隣接させてその支持した単票用紙Pの下端を保持する用紙ストッカ7を有する。
そして、排紙ローラ対5の上方には、弾性を有するPET(Polyethylene terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)製のシート31が配置されている。シート31は、その幅方向の長さが一例として、10mm〜20mm程度であり、用紙トレイ6側(図9中右側)を自由端とし、反対側(図9中左側)が位置固定されている。
図10は、従来のプリンタ1が有する排紙ローラ対5の周辺を拡大して示す側面図である。排紙ローラ対5によって上方に向けて排紙される単票用紙Pは、シート31に当接する。すると、シート31はその自由端が図10中実線で示すように湾曲し、反発力を蓄積する。そして、排紙ローラ対5による単票用紙Pの排紙が終了するとシート31は復元して、図10中二点鎖線で示すように位置復帰する。位置復帰するシート31に単票用紙Pが押圧されることによって、単票用紙Pの端部は用紙ストッカ7に落下する。こうして、単票用紙Pは、図10中二点鎖線で示すように、用紙トレイ6に支持されてその下端が用紙ストッカ7に保持される。
ところで、従来のプリンタには、印字基準が端面であるプリンタ(端面基準)と、印字基準がセンターであるプリンタ(センター基準)とがある。端面基準のプリンタでは、用紙を給紙口の端面(左端面又は右端面)に寄せて差し込む。また、センター基準のプリンタでは、給紙口のセンター位置と用紙のセンター位置とを合わせて用紙を給紙口に差し込む。そして、端面基準及びセンター基準いずれのプリンタであっても、用紙は給紙口に差し込まれた位置のまま搬送されて排紙口から排紙される。
したがって、前述したPET製のシートは、排紙される単票用紙が当接するようにそのプリンタの印字基準に応じて配置されることになる。つまり、PET製のシートは、プリンタが端面基準であれば、排紙口の端面(左端面又は右端面)に寄せた位置に配置され、センター基準であれば、排紙口のセンター位置に配置される。
図11は、従来の左端面基準の左端シート41を示す模式図である。左端シート41は、プリンタ1を正面側から見て左端側(図11中では右側)に寄せた位置に配置されている。左端シート41が排紙口4の左端に寄せた位置に配置されているため、左端に寄せて排紙される単票用紙Pは、排紙に際して左端シート41に当接することになる。
このようなプリンタとしては、情報を表示する表示デバイスや入力デバイスとしてのキーボード等を設けて、納品書や請求書等の単票用紙を印字発行する事務機に適用したものが広く普及している(特許文献1参照)。
特開平5−201091号公報
従来の端面基準やセンター基準のプリンタは、用紙の差し込み位置をプリンタの使用者に強要するものである。用紙の位置決めの作業はプリンタの使用者にとって煩わしい作業である。
そこで、用紙位置決めの煩わしさを解消するため、給紙口に差し込まれた位置に応じて用紙に印字するプリンタ(差込位置基準)の開発が現在進行中である。
しかし、プリンタを差込位置基準にしてしまうと用紙の排紙位置も任意となってしまうため、端面基準のプリンタやセンター基準のプリンタのように、PET製のシートを予め位置決めして配置することができない。
そこで、差込位置基準のプリンタの開発過程で、排紙ローラ対の排紙幅全幅に亘る全幅シートの採用を試みた。図12に基づいて全幅シートを採用したプリンタについて説明する。
図12は、全幅シート51を示す模式図である。全幅シート51は、排紙ローラ対5の排紙幅全幅に亘り配置されているため、排紙ローラ対5によって排紙される単票用紙Pは、いずれの位置から排紙されたとしても、全幅シート51に当接する。
ところが、全幅シート51は、従来の端面基準やセンター基準のプリンタで用いられていたシート31(例えば、左端シート41)よりも大きく比較的強靭であるため、単票用紙Pが当接する際に湾曲しないという問題が生じてしまう。
図13は、全幅シート51を採用した場合での「腰」の弱い単票用紙Pの排紙状態を示す側面図である。なお、「腰」とは、剛度を意味し、用紙に曲げの力を与えたときの抵抗性を表すものである。単票用紙Pは、大きさ等の形状及び厚みが種類により異なるため、その種類に応じて「腰」が異なる。単票用紙Pの「腰」が弱い場合、排紙ローラ対5によって排紙される単票用紙Pは湾曲しない全幅シート51によってその排紙過程で折り返されてしまう。図14は、全幅シート51を採用した場合での「腰」の強い単票用紙Pの排紙状態を示す側面図である。単票用紙Pの「腰」が強い場合、排紙ローラ対5によって排紙される単票用紙Pは、湾曲しない全幅シート51の下面を通って用紙トレイ6上を滑る。そして、排紙ローラ対5による排紙が終了した際には、単票用紙Pは、その「腰」の強さから形状が安定し、図14に示すように、端部が排紙ローラ対5に載ったままの状態が維持されてしまう。
つまり、差込位置基準のプリンタ1で、排紙ローラ対5によって任意の位置から排紙される単票用紙Pに対応させる目的で全幅シート51を採用してしまうと、排紙される単票用紙Pの当接によって全幅シート51が湾曲しないため、排紙が終了した単票用紙Pの端部を用紙ストッカ7に落下させることができない。
本発明の目的は、差込位置基準のプリンタで排紙ローラ対によって任意の位置から用紙が排紙される場合に、全幅シートを採用した場合のような不具合を生じさせず、排紙された用紙の端部を用紙ストッカに落下させることである。
本発明のプリンタは、搬送部によって搬送される用紙を案内する用紙経路と、前記用紙経路の終端領域に配置されて当該終端領域に案内された用紙を上方に向けて排出する排紙ローラ対と、前記排紙ローラ対の側方に配置され、当該排紙ローラ対によって排紙され用紙を支持し、前記排紙ローラ対に隣接させてその支持した用紙の下端を保持する用紙ストッカを有する用紙トレイと、前記排紙ローラ対の上方を覆うトップカバーと、前記トップカバーの前記用紙トレイ側の端部に形成されて、前記排紙ローラ対の上方で前記用紙経路の延長線上となる位置に配置され、上方に向かうにつれて前記用紙トレイから遠い側から近い側へ向かう傾斜部と、前記トップカバーの天壁と間隔をあけて下方に配置されるとともに前記傾斜部の下端より前記用紙トレイから遠い側に配置された前記トップカバーの底壁の裏面に取り付けられて前記排紙ローラ対から排出される用紙の幅方向に沿う長尺部と、前記幅方向に沿って間欠的に配置され前記長尺部から用紙トレイ側へ向けて突出して前記排紙ローラ対の上方で前記用紙経路の延長線上となる位置に配置され前記排紙ローラ対から排出された用紙を弾性的に前記用紙トレイ側へ押圧するシート片と、を有するシートと、を備える。
本発明によれば、排紙ローラ対の仮想的な排紙経路に用紙トレイと反対側から干渉する弾力を有するシート片が排紙ローラ対の排紙幅全幅に亘り間欠的に設けられているため、排紙ローラ対によって排紙される用紙はいずれかのシート片に当接する。また、各々のシート片は、全幅シートよりも小さく強靭さは低いため、用紙の当接によって湾曲する。したがって、シート片は、排紙される用紙によって湾曲して反発力を蓄積しこの反発力によって用紙を用紙ストッカの方向に押圧することになる。これにより、いずれの位置から用紙が排紙される場合にも、排紙が終了した用紙の端部を用紙ストッカに落下させることができる。
本発明の一実施の形態を図1ないし図8に基づいて説明する。本実施の形態のプリンタは、キーボード105の操作によって入力されたデータに基づく情報を単票用紙Pに印字する事務機101への適用例である。
図1は、事務機101を示す斜視図である。ハウジング102の前面には、タッチパネル付きの表示画面104を有する表示デバイス103が設けられている。表示デバイス103の下方位置には、複数のキー106が配列されたキーボード105が配置されている。キーボード105は、ハウジング102とは別体であり、ハウジング102に対して固定されて取り付けられているものではない。キーボード105とハウジング102とは、ケーブル(図示せず)によって接続されている。キーボード105の操作によって、ハウジングに内蔵された情報処理部(図示せず)に対してデータの入力が実行される。情報処理部は、入力されたデータに基づく情報を表示デバイス103の表示画面104に表示させる。
さらに、表示デバイス103の下方位置には、納品書や請求書等である単票用紙Pが差し込まれる給紙口107が設けられている。給紙口107には、差し込みに際して単票用紙Pが載置される用紙テーブル131がハウジング102の一部によって形成されている。用紙テーブル131の上面には、一対の用紙ガイド132がスライド自在に設けられている。
図2は、別の方向から見た事務機101を示す斜視図である。図2に示すように、ハウジング102の上面にはプラスチック製の透明部材であるトップカバー109が設けられている。トップカバー109は、ハウジング102に対して着脱自在となっている。ハウジング102の背面側には、起立状態(図3参照)に変位自在な用紙トレイ110が配置されている。そして、トップカバー109と用紙トレイ110との間には、単票用紙Pが排紙される排紙口108が設けられている。
図3は、事務機101を示す側面図である。図3中では、ハウジング102の一部を切り欠いて示している。ハウジング102の内部には、用紙テーブル131と用紙ガイド132とを有する給紙口107と、ハウジング102の上面に設けられた排紙口108とを連絡する用紙経路121が形成されている。また、ハウジング102の内部には、用紙経路121に沿って単票用紙Pを搬送する搬送部(図示せず)が設けられている。単票用紙Pは搬送部によって搬送されて用紙経路121を案内される。また、用紙経路121には印字部(図示せず)が配置されている。印字部は、搬送部によって搬送されて用紙経路121を案内される単票用紙Pに対して、情報処理部の制御によって、入力されたデータに基づく印字情報を印字する印字動作を実行する。
本実施の形態では、単票用紙Pは、給紙口107に差し込まれた位置が維持されたまま搬送部によって用紙経路121を搬送されて排紙口108に案内される。
用紙経路121の終端領域に位置する排紙口108には、排紙口108に案内された単票用紙Pをその回転によって上方に向けて排紙する排紙ローラ対201が配置されている。排紙ローラ対201は、対向配置された前面側(図3中左側)の第1のローラ211と背面側(図3中右側)の第2のローラ221とを有する。
排紙ローラ対201の上方への排紙方向は、起立状態の用紙トレイ110に向けてやや傾いている。したがって、単票用紙Pは、排紙ローラ対201によって用紙トレイ110に向けて排紙されることになる。用紙トレイ110は、排紙ローラ対201によって排紙される単票用紙Pを支持する。
排紙ローラ対201と用紙トレイ110との間の位置には、排紙ローラ対201に隣接させて用紙ストッカ111が配置されている。用紙ストッカ111は、用紙トレイ110に支持された状態の単票用紙Pの下端を保持するものである。用紙ストッカ111は、単票用紙Pを50枚程度保持可能に形成されている。
そして、本実施の形態では、排紙ローラ対201の上方位置には、弾性を有するPET(Polyethylene terephthalate)製のシート301が配置されている。シート301は、トップカバー109の裏面側に固定的に取り付けられている。
図4は、裏面側から見たトップカバー109を示す斜視図である。図4(a)に示すように、トップカバー109の裏面側の一部に、PET製のシート301が取り付けられている。シート301は、トップカバー109の幅方向に長い長尺部371と、長尺部371の一辺から延出した長方形状の複数のシート片351とから構成されている。各々のシート片351は間欠的に配置されている。シート片351と長尺部371とは一体である。
シート片351の長尺部371側とは反対側の端部は、トップカバー109の方向に反返った反返部351aとなっている。
シート301は、トップカバー109とは別体である。そのため、シート301は、図4(b)に示すように、両面テープ等によってトップカバー109の裏面側に固着される。この際、シート301の長尺部371のみがトップカバー109に対して固定される。一方、シート片351は、トップカバー109のみならずその他の部材に対しても何ら固定されていない。したがって、シート片351の反返部351aは、自由端となっている。
図5は、排紙ローラ対201をトップカバー109に取り付けられたシート301と共に示す斜視図である。シート301が有する複数のシート片351が、排紙ローラ対201の上方に配置されている。
排紙ローラ対201を構成する第1のローラ211は、一本の第1の軸212と、この第1の軸212に所定の間隔で取り付けられた複数のゴム製の第1のゴムローラ体213とを主体に構成されている。第2のローラ221も同様に、一本の第2の軸222と、この第2の軸222に所定の間隔で取り付けられた複数のゴム製の第2のゴムローラ体223とを主体に構成されている。第1のゴムローラ体213と第2のゴムローラ体223とは、対向配置した位置に配置されている。対向配置された第1のゴムローラ体213と第2のゴムローラ体223とは、ローラ体対を構成する。
第1のローラ211は、第1の軸212に複数の第1のゴムローラ体213が取り付けられた構成である。そのため、第1のゴムローラ体213同士の間には、第1の軸212の外周面が露出した露出部212aが形成されている。第2のローラ221についても同様に、第2のゴムローラ体223同士の間に、第2の軸222の外周面が露出した露出部222aが形成されている。シート301が有する複数のシート片351は、露出部212a及び露出部222aの上方位置に配置されている。
図6は、排紙ローラ対201を拡大して示す斜視図である。まず、事務機101の背面側(図6中手前側)の第2のローラ221について説明する。前述したように、第2のローラ221は、複数の第2のゴムローラ体223を有する。なお、図6中では一つの第2のゴムローラ体223のみ示している。
図6に示すように、第2のゴムローラ体223は、平滑な外周面を有する平滑部223aと、歯車状の外周面を有する歯車部223bと、平滑部223aと歯車部223bとを連結する連結部223cとから構成されている。平滑部223a、歯車部223b、及び、連結部223cは、一体に構成されている。また、第2のゴムローラ体223がゴム製であるため、平滑部223a、歯車部223b、及び、連結部223cも当然にゴム製である。平滑部223aは歯車部223bよりも軸方向の長さが長く形成されている。また、連結部223cは、平滑部223a及び歯車部223bよりも小さい外径を有する。そして、このような第2のゴムローラ体223の両側には、第2の軸222の外周面が露出した露出部222aが形成されている。
次に、第1のゴムローラ体213について説明する。第1のゴムローラ体213は、第2のゴムローラ体223に対向配置されている。第1のゴムローラ体213は、第2のゴムローラ体223と同様の構成を有する。つまり、第1のゴムローラ体213は、平滑な外周面を有する平滑部213aと、歯車状の外周面を有する歯車部213bと、平滑部213aと歯車部213bとを連結する連結部213cとから構成されている。平滑部213a、歯車部213b、及び、連結部213cは、一体に構成されている。また、第1のゴムローラ体213がゴム製であるため、平滑部213a、歯車部213b、及び、連結部213cも当然にゴム製である。平滑部213aは歯車部213bよりも軸方向の長さが長く形成されている。また、連結部213cは、平滑部213a及び歯車部213bよりも小さい外径を有する。そして、このような第1のゴムローラ体213の両側には、第1の軸212の外周面が露出した露出部212aが形成されている。
対向配置されている第1のゴムローラ体213と第2のゴムローラ体223とが同様の構成であることから、第1のゴムローラ体213の平滑部213aと第2のゴムローラ体223の平滑部223aとは対向配置されている。また、第1のゴムローラ体213の歯車部213bと第2のゴムローラ体223の歯車部223bとは、対向配置されており、噛合している。歯車部213bと歯車部223bとは、噛合状態で回転する。
このような構成において、給紙口107に差し込まれた単票用紙Pは、給紙口107での差し込まれた位置のまま用紙経路121を搬送されて排紙ローラ対201によって排紙される。
図7は、単票用紙Pの排紙状態を示す側面図である。図7に示すように、シート301が有するシート片351の配置位置は、排紙ローラ対201によって排紙される単票用紙Pに用紙トレイ110と反対側から干渉する位置、換言すれば、排紙ローラ対201によって排紙される単票用紙Pの仮想的な排紙経路に用紙トレイ110と反対側から干渉する位置である。したがって、排紙ローラ対201によって排紙される単票用紙Pは、シート片351に当接する。
図8は、排紙される単票用紙Pがシート片351に当接した状態を示す模式図である。シート片351は、排紙ローラ対201(図8中では図示せず)の排紙幅全幅に亘って設けられている。そして、図8に示すように、一つのシート片351と別のシート片351との間の幅長W2は、本実施の形態の事務機101で使用される単票用紙Pの幅長W1よりも短い。また、シート301の側端からこの側端から最も近いシート片351までの距離である幅長W3も、単票用紙Pの幅長W1より短い。したがって、矢印の方向に排紙される単票用紙Pは、給紙口107の幅方向のどの位置から排紙されてもシート片351に当接する。
本実施の形態の各々のシート片351は、幅長が排紙口108の全幅に亘るようなシート(全幅シート51(図12参照))よりも小さく強靭さは低い。そのため、シート片351は、排紙される単票用紙Pの当接によって湾曲する。
図7に基づく説明に戻る。シート片351は、当接する単票用紙Pによって(図7中P1)、図7に示すように湾曲して反発力を蓄積する。そして、排紙ローラ対201による単票用紙Pの排紙が終了すると、反発力を蓄積していたシート片351は復元して位置復帰する。位置復帰するシート片351に押圧されることによって、単票用紙Pの端部は用紙ストッカ111に落下する(図7中P3)。こうして、排紙ローラ対201によって排紙ローラ対201の軸方向のどの位置から単票用紙Pが排紙された場合にも、本実施の形態によれば、排紙が終了した単票用紙Pの端部を用紙ストッカ111に落下させることができる。
また、本実施の形態では、単票用紙Pの端部は、排紙ローラ対201による排紙終了後に第2のローラ221の歯車部223bの凹部に嵌まり込んだ状態となる(図7中P2)。ここで、本実施の形態では、排紙ローラ対201は、単票用紙Pの排紙終了後も一定時間回転が継続される。つまり、単票用紙Pの端部が歯車部223bの凹部に嵌まり込んだ状態で第2のローラ221(第2のゴムローラ体223)の回転が継続して実行されることにより、この単票用紙Pの端部は用紙ストッカ111に向けて送り出される。こうして、単票用紙Pの用紙ストッカ111への落下が支援される。
また、本実施の形態のシート片351は、図5に基づいて説明したように、自由端である先端部分が反り返った反返部351aとなっている。これによれば、排紙ローラ対201が排紙中の単票用紙Pをバックフィードさせた場合にも、バックフィードされる単票用紙Pは接触する反返部351aが形成している面を滑る。そのため、バックフィードされる単票用紙Pがシート片351に引っ掛かってしまうことが回避される。
なお、本実施の形態ではシート片351が長方形である例を示したが、シート片351の形状は長方形に限られることはない。例えば、シート片351の形状は、反返部351aの幅長が長尺部371側の幅長よりも幅狭な台形形状であっても良い。
事務機を示す斜視図である。 別の方向から見た事務機を示す斜視図である。 事務機を示す側面図である。 裏面側から見たトップカバーを示す斜視図である。 排紙ローラ対をトップカバーに取り付けられたシートと共に示す斜視図である。 排紙ローラ対を拡大して示す斜視図である。 単票用紙の排紙状態を示す側面図である。 排紙される単票用紙がシート片に当接した状態を示す模式図である。 従来のプリンタの一部を概略的に示す側面図である。 従来のプリンタが有する排紙ローラ対の周辺を拡大して示す側面図である。 従来の左端面基準の左端シートを示す模式図である。 全幅シートを示す模式図である。 全幅シートを採用した場合での「腰」の弱い単票用紙の排紙状態を示す側面図である。 全幅シートを採用した場合での「腰」の強い単票用紙の排紙状態を示す側面図である。
符号の説明
101…事務機(プリンタ)、103…表示デバイス、105…キーボード(入力デバイス)、110…用紙トレイ、111…用紙ストッカ、121…用紙経路、201…排紙ローラ対、213…第1のゴムローラ体(ローラ体対)、213b…歯車部、223…第2のゴムローラ体(ローラ体対)、223b…歯車部、351…シート片、P…単票用紙(用紙)

Claims (7)

  1. 搬送部によって搬送される用紙を案内する用紙経路と、
    前記用紙経路の終端領域に配置されて当該終端領域に案内された用紙を上方に向けて排出する排紙ローラ対と、
    前記排紙ローラ対の側方に配置され、当該排紙ローラ対によって排紙され用紙を支持し、前記排紙ローラ対に隣接させてその支持した用紙の下端を保持する用紙ストッカを有する用紙トレイと、
    前記排紙ローラ対の上方を覆うトップカバーと、
    前記トップカバーの前記用紙トレイ側の端部に形成されて、前記排紙ローラ対の上方で前記用紙経路の延長線上となる位置に配置され、上方に向かうにつれて前記用紙トレイから遠い側から近い側へ向かう傾斜部と、
    前記トップカバーの天壁と間隔をあけて下方に配置されるとともに前記傾斜部の下端より前記用紙トレイから遠い側に配置された前記トップカバーの底壁の裏面に取り付けられて前記排紙ローラ対から排出される用紙の幅方向に沿う長尺部と、前記幅方向に沿って間欠的に配置され前記長尺部から用紙トレイ側へ向けて突出して前記排紙ローラ対の上方で前記用紙経路の延長線上となる位置に配置され前記排紙ローラ対から排出された用紙を弾性的に前記用紙トレイ側へ押圧するシート片と、を有するシートと、
    を備えるプリンタ。
  2. 前記トップカバーの前記天壁と前記底壁との間に前記幅方向に間隔をあけて設けられた複数のリブを備え、
    前記傾斜部が前記リブの前記用紙トレイ側の端縁に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記シート片と前記リブとを前記幅方向に沿って互い違いに配置したことを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。
  4. 前記排紙ローラ対は、所定の間隔で対向配置された複数のローラ体対を有し、前記シート片は、前記ローラ体対が配置されていない箇所に配置されている、請求項1〜3のうちいずれか一つに記載のプリンタ。
  5. 前記ローラ体対は、互いに噛合する歯車部を有する、請求項4に記載のプリンタ。
  6. 前記ローラ体対は、ゴム製である、請求項4または5に記載のプリンタ。
  7. 情報を表示する表示デバイスと、情報を入力する入力デバイスと、を備える事務機である、請求項1〜6のうちいずれか一つに記載のプリンタ。
JP2007279433A 2007-10-26 2007-10-26 プリンタ Active JP4532535B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007279433A JP4532535B2 (ja) 2007-10-26 2007-10-26 プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007279433A JP4532535B2 (ja) 2007-10-26 2007-10-26 プリンタ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010132627A Division JP5038467B2 (ja) 2010-06-10 2010-06-10 プリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009107743A JP2009107743A (ja) 2009-05-21
JP4532535B2 true JP4532535B2 (ja) 2010-08-25

Family

ID=40776702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007279433A Active JP4532535B2 (ja) 2007-10-26 2007-10-26 プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4532535B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5106237B2 (ja) * 2008-05-02 2012-12-26 オリンパス株式会社 無線給電システム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6450265U (ja) * 1987-09-25 1989-03-28
JPH07267459A (ja) * 1994-03-30 1995-10-17 Tec Corp プリンタ装置
JPH0912196A (ja) * 1995-06-30 1997-01-14 Ricoh Co Ltd 給紙装置
JPH11255393A (ja) * 1998-03-10 1999-09-21 Ricoh Co Ltd 自動原稿給送装置
JP2007223702A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Canon Inc 画像形成装置
JP2007246256A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6450265U (ja) * 1987-09-25 1989-03-28
JPH07267459A (ja) * 1994-03-30 1995-10-17 Tec Corp プリンタ装置
JPH0912196A (ja) * 1995-06-30 1997-01-14 Ricoh Co Ltd 給紙装置
JPH11255393A (ja) * 1998-03-10 1999-09-21 Ricoh Co Ltd 自動原稿給送装置
JP2007223702A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Canon Inc 画像形成装置
JP2007246256A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009107743A (ja) 2009-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5930824B2 (ja) 画像形成装置
JP5273190B2 (ja) シート搬送装置
JP2005074858A (ja) 用紙後処理装置及び画像形成装置
JP5038467B2 (ja) プリンタ
US5646872A (en) Information processing apparatus
JP2006008330A (ja) 被記録シート供給装置及びファクシミリ装置
JP5002510B2 (ja) 印刷装置
JP4532535B2 (ja) プリンタ
JP7346833B2 (ja) 媒体排出装置および画像読取装置
CN102227366A (zh) 设备及排纸托盘
JP2010082828A (ja) 画像記録装置
JP2009242031A (ja) 画像形成装置
JP2018177381A (ja) 媒体給送装置、記録装置
JP2008105829A (ja) シート折り装置及びこれを備えた後処理装置
JP2020164290A (ja) シート給送装置
JP6452307B2 (ja) シート収納装置及び画像形成装置
JP2012162366A (ja) 印刷装置
JP2011020229A (ja) 裁断装置及び排紙トレイ
JP2010058944A (ja) シート後処理装置
CN210655526U (zh) 自动阅卷装置
JP5454766B2 (ja) 裁断装置
JP7185824B2 (ja) 画像読取装置
JP2007261816A (ja) 自動原稿送り装置
JP2006016188A (ja) 画像形成装置
JP2017154866A (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091020

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091217

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100610

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4532535

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140618

Year of fee payment: 4