JP2006016188A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006016188A
JP2006016188A JP2004198090A JP2004198090A JP2006016188A JP 2006016188 A JP2006016188 A JP 2006016188A JP 2004198090 A JP2004198090 A JP 2004198090A JP 2004198090 A JP2004198090 A JP 2004198090A JP 2006016188 A JP2006016188 A JP 2006016188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
manual
image
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004198090A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyoshi Tanaka
章喜 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004198090A priority Critical patent/JP2006016188A/ja
Publication of JP2006016188A publication Critical patent/JP2006016188A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Manual Feeding Of Sheets (AREA)

Abstract

【課題】前面操作を可能とする画像形成装置において、大型化したり設置スペースが大きくなったりすることなく、手差し操作性も向上する。
【解決手段】プリンタ本体(画像形成装置本体)10の操作部14側から、給紙トレイ(記録媒体積載部)20への記録媒体補給を可能とするとともに、排紙トレイ(記録媒体スタック部)22の画像記録済み記録媒体の取り出しを可能とする。そのような前面操作を可能とする画像形成装置において、プリンタ本体の操作部側に手差しトレイ(手差し用記録媒体載置部)64を設ける一方、制御手段24を備える。制御手段は、記録媒体搬送装置26を逆駆動して手差しトレイから供給する手差し記録媒体がいったん画像記録位置66を通過するまで搬送してから、正駆動に切り換えて手差し記録媒体を画像記録位置に搬送し、画像記録後、画像記録済みの手差し記録媒体を排出口から排出する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。詳しくは、シート・OHPフィルム等の記録媒体を記録媒体積載部に積載して備え、その記録媒体積載部から繰り出した記録媒体を搬送して画像記録位置で画像記録後、画像記録済みの記録媒体を排出口から記録媒体スタック部へと排出する画像形成装置に関する。そのうち特に、画像形成装置本体の操作部側から、記録媒体積載部への記録媒体補給を可能とするとともに、記録媒体スタック部の画像記録済み記録媒体の取り出しを可能とする、いわゆる前面操作を可能とする画像形成装置に関する。
従来、この種の画像形成装置では、例えば図6に示すプリンタのように、画像形成装置本体であるプリンタ本体1の操作を容易とすべく、プリンタ本体1を操作する操作部2を通常そのプリンタ本体1の前面側(図中右側)に有する。そして、画像を記録する記録媒体を積載して収納する記録媒体積載部3を前面側方向から図中矢示するごとく出し入れ自在とし、その記録媒体積載部3にプリンタ本体1の前面側、すなわち操作部2側から記録媒体補給を可能とする。また、プリンタ本体の排出口4から排出した画像記録済み記録媒体を記録媒体スタック部5にスタックするが、その記録媒体スタック部5にスタックする画像記録済みの記録媒体をプリンタ本体1の操作部2側から取り出し可能とする。
そして、記録媒体搬送装置6により、記録媒体積載部3から繰り出した記録媒体を搬送して画像記録位置7で画像記録後、画像記録済みの記録媒体を排出口4から記録媒体スタック部5へと排出していた。これにより、プリンタ本体1の前面側である操作部2側から、主要な操作を可能として、画像形成装置の操作性を向上していた。
ところが、このような画像形成装置にあっても、手差し用記録媒体載置部8は、プリンタ本体1の背面側に設けていた。そして、その手差し用記録媒体載置部8から供給した手差し記録媒体を記録媒体搬送装置6により搬送し、画像記録位置7で画像記録後、画像記録済みの記録媒体を排出口4から記録媒体スタック部5へと排出する構成としていた。
このため、従来の画像形成装置にあっては、手差し用記録媒体載置部8がプリンタ本体1の背面側にあることから、手差し用記録媒体載置部8が前面側から見えにくくなり、またそこに手が届きにくくなって、手差し記録媒体を用いるとき、手差し記録媒体をセットしにくい問題があった。特に、小型の画像形成装置では、専用の設置スペースを設けることが少なく、図7に示すように机Dの隅に壁9に近付けて置いたり、図8に示すようにパソコンラックRの上に置いたりすることが多くなり、画像形成装置の背面側に十分な空間を確保することが難しくなったり、高くなって手差し記録媒体のセットが困難となったりして、手差し時の操作性が悪くなっていた。
そこで、従来の画像形成装置の中には、例えば図9に示すように、プリンタ本体1の操作部2側から、記録媒体積載部3を図中矢示するごとく出し入れ自在としてその記録媒体積載部3に記録媒体を補給可能とするとともに、画像形成装置の背面側に記録媒体スタック部5を設け、その記録媒体スタック部5にスタックする画像記録済みの記録媒体を画像形成装置の操作部2側から取り出し可能とし、しかも画像形成装置の操作部2側に手差し用記録媒体載置部8を設けるものがある。そして、その手差し用記録媒体載置部8から供給した手差し記録媒体を記録媒体搬送装置6により搬送し、画像記録位置7で画像記録後、画像記録済みの記録媒体を排出口4から記録媒体スタック部5へと排出していた。
特開平5−138965号公報
しかしながら、図9に示す画像形成装置では、プリンタ本体1の背面側に記録媒体スタック部5を設けるので、手が届きにくく、記録媒体スタック部5からの画像記録済み記録媒体の取り出し操作性が悪くなる問題があった。また、両面記録済みの記録媒体を手差し用記録媒体載置部8に排出することから、個人使用の場合には問題はないが、ネットワークプリンタや共有プリンタとして使用する場合には、手差し使用時に手差し用記録媒体載置部8に他人の画像記録済み記録媒体が排出されていることがある。このような場合には、画像記録済み記録媒体を取り除かなければならないし、取り除いた画像記録済み記録媒体を一時的に置く場所を確保しなければならない面倒がある問題があった。
そこで、この発明の第1の目的は、画像形成装置本体の操作部側から、記録媒体積載部への記録媒体補給を可能とするとともに、記録媒体スタック部の画像記録済み記録媒体の取り出しを可能とする画像形成装置において、大型化したり設置スペースが大きくなったりすることなく、上述のような問題をなくして、手差し操作性を向上することにある。
ところで、手差し操作性を向上すべく、手差し用記録媒体積載部を画像形成装置本体の操作部側に設けるとき、画像記録済みの手差し記録媒体を取り出しやすくするためには、画像記録済みの手差し記録媒体をやはり画像形成装置本体の操作部側に排出する必要がある。そこで、手差し記録媒体は、画像形成装置本体の操作部側から供給し、画像形成装置本体の同じ操作部側に戻すことが好ましい。
そこで、この発明の第2の目的は、両面記録を行うときに記録媒体を反転する反転路を有する画像形成装置にあって、新たな部品を追加することなく、画像記録済みの手差し記録媒体を画像形成装置本体の操作部側に戻すことを可能とすることにある。
しかし、画像形成装置本体の操作部側に戻した画像記録済みの手差し記録媒体を手差し用記録媒体載置部に戻したり、手差し以外の画像記録済み記録媒体を手差し用記録媒体載置部に排出したりすると、次の手差し記録媒体の供給の妨げとなる。
そこで、この発明の第3の目的は、例えば手差しによる画像記録を続けて行うときなどに、次の手差し記録媒体の供給の妨げとなることを防止して手差し操作性を向上することにある。
また、画像形成装置本体の操作部側に戻した画像記録済みの手差し記録媒体を記録媒体スタック部に戻すと、その記録媒体スタック部に排出した手差し以外の他のサイズや種類の異なる記録媒体と混在することとなり、後で記録媒体スタック部から取り出して仕分けを行わなければならない面倒があった。
この発明の第4の目的は、必要に応じ、画像記録済みの手差し記録媒体と手差し以外の他の画像記録済み記録媒体との混在を避けて仕分けの面倒をなくし、手差し操作性を向上することにある。
さて、個人で使用する場合など、画像形成装置の設置条件や使用条件によっては、手差し用記録媒体載置部が画像形成装置本体の背面側にあっても、さほど不便を感じない場合もある。そのような場合には、画像形成装置本体の操作部側に設ける手差し用記録媒体積載部は不要なものであり、不必要にコスト高となってユーザーにとっては不利益なものとなる。
そこで、この発明の第5の目的は、必要に応じて選択的に画像形成装置本体の操作部側に手差し用記録媒体積載部を設けることを可能とすることにある。
また、記録媒体積載部に収納するとは異なるサイズや種類の記録媒体に連続して記録を行いたい場合もある。そのような場合に一枚ずつ手差しを行うことは、ユーザーにとって煩わしいことである。
そこで、この発明の第6の目的は、そのように手差しによる画像記録を連続して行うときの手差し操作性を向上することにある。
請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
ローラやベルトを用いた記録媒体搬送装置により、用紙・OHPフィルム等の記録媒体を収納する、給紙トレイ・給紙カセット等の記録媒体積載部から記録媒体を繰り出し、その繰り出した記録媒体を搬送して画像記録位置で、インクジェットヘッド等の記録ヘッドを用いて画像記録後、画像記録済みの記録媒体を排出口から排紙トレイ・排紙カセット・排紙載置台等の記録媒体スタック部へと排出する一方、
プリンタ本体等の画像形成装置本体の操作部側から、記録媒体積載部への記録媒体補給を可能とするとともに、記録媒体スタック部の画像記録済み記録媒体の取り出しを可能とする、プリンタ・ファクシミリ・複写機などの画像形成装置において、
手差し記録媒体を載置してその手差し記録媒体を排出口から供給する、手差しトレイ・手差しカセット等の手差し用記録媒体載置部を画像形成装置本体の操作部側に設けるとともに、
記録媒体搬送装置を逆駆動して手差し用記録媒体載置部から供給する手差し記録媒体がいったん画像記録位置を通過するまで搬送してから、記録媒体搬送装置を正駆動して手差し記録媒体を画像記録位置に搬送して画像記録後、画像記録済みの手差し記録媒体を排出口から排出する制御手段を備える、ことを特徴とする。
そして、手差し時は、画像形成装置本体の操作部側に設ける手差し用記録媒体載置部から手差し記録媒体を供給し、制御手段で逆駆動する記録媒体搬送装置によりいったん画像記録位置を通過するまで搬送してから、適宜タイミングで制御手段を正駆動に切り換えて記録媒体搬送装置により手差し記録媒体を画像記録位置に搬送して画像記録後、画像記録済みの手差し記録媒体を排出口から画像形成装置本体の操作部側に排出する。
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、請求項1に記載の画像形成装置において、制御手段により、画像記録位置を通過するまで搬送して反転路に入れ、反転してから記録媒体搬送装置を正駆動し、手差し記録媒体を画像記録位置に搬送して画像記録後、画像記録済みの手差し記録媒体を排出口から排出する、ことを特徴とする。
そして、手差し用記録媒体載置部から供給した手差し記録媒体を、画像記録位置を通過するまで搬送して反転路に入れ、反転してから適宜タイミングで記録媒体搬送装置を正駆動することにより画像記録位置に搬送して画像記録後、排出口から画像形成装置本体の操作部側に排出する。
請求項3に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項1または2に記載の画像形成装置において、手差し用記録媒体載置部を、排出口から排出する記録媒体の妨げとならない位置に設置し、画像記録済みの記録媒体を記録媒体スタック部へと排出する、ことを特徴とする。
そして、画像記録済みの記録媒体を排出口から、画像形成装置本体の操作部側に設ける記録媒体スタック部へと排出する。
請求項4に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項3に記載の画像形成装置において、手差し用記録媒体載置部を、排出口から排出する記録媒体を受ける位置に切り換え自在とし、画像記録済みの手差し記録媒体を選択的に手差し用記録媒体載置部へと排出可能とする、ことを特徴とする。
そして、手差し時、必要に応じて、排出口から排出する記録媒体の妨げとならない位置に設置してある手差し用記録媒体載置部を、排出口から排出する記録媒体を受ける位置に切り換え、画像記録済みの手差し記録媒体を排出口から、画像形成装置本体の操作部側に設ける手差し用記録媒体載置部へと排出する。
請求項5に記載の発明は、上述した第5の目的を達成すべく、請求項1ないし4のいずれか1に記載の画像形成装置において、手差し用記録媒体載置部を着脱自在とする、ことを特徴とする。
そして、画像形成装置の設置条件や使用条件によっては、手差し用記録媒体載置部が画像形成装置本体の背面側にあっても、さほど不便を感じない場合には、画像形成装置本体の操作部側に設ける手差し用記録媒体載置部を画像形成装置本体から取り外す。
請求項6に記載の発明は、上述した第6の目的を達成すべく、請求項1ないし5のいずれか1に記載の画像形成装置において、手差し用記録媒体載置部に、載置した手差し記録媒体を一枚ずつ分離して繰り出す分離供給手段を備える、ことを特徴とする。
そして、記録媒体積載部に収納するとは異なるサイズや種類の記録媒体に連続して記録を行うときは、その異なるサイズや種類の記録媒体を手差し用記録媒体載置部に複数枚載置し、分離供給手段で一枚ずつ分離して繰り出す。
請求項1に記載の発明によれば、画像形成装置本体の操作部側に手差し用記録媒体載置部を設け、手差し時は、その手差し用記録媒体載置部を用いて手差し記録媒体を供給するので、手差し用記録媒体載置部が見やすくなり、かつ手が届きやすくなって、その手差し用記録媒体載置部への手差し記録媒体のセットを容易とし、大型化したり設置スペースが大きくなったりすることなく、手差し時にその手差し用記録媒体載置部を用いて手差し記録媒体を操作部側から容易に供給し、手差し操作性を向上することができる。
また、例えばネットワークプリンタや共有プリンタとして他人と一緒に共同使用する場合にも、手差し時に、手差し用記録媒体載置部に他人の画像記録済み記録媒体が排出されていることがなく、手差し用記録媒体載置部に排出されている他人の画像記録済み記録媒体を取り除いたり、取り除いた他人の画像記録済み記録媒体を一時的に置く場所を確保したりする面倒がなく、ユーザーの手差し操作性を向上することができる。
請求項2に記載の発明によれば、手差し記録媒体を反転路で反転してから戻し、画像記録後、排出口から排出するので、新たな部品を追加することなく、部品点数が増えて大型化したり設置スペースが大きくなったりすることなしに、両面記録時に使用する反転路を利用して手差し記録媒体を戻し、画像記録して排出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、手差し用記録媒体載置部を、排出口から排出する記録媒体の妨げとならない位置に設置し、画像記録済みの記録媒体を記録媒体スタック部へと排出するので、画像記録済みの記録媒体が手差し用記録媒体載置部にスタックされることにより手差し時に手差し記録媒体の供給を妨げることを防ぎ、手差し操作性を向上することができる。
請求項4に記載の発明によれば、手差し時に、必要に応じて、排出口から排出する記録媒体の妨げとならない位置に設置してある手差し用記録媒体載置部を、排出口から排出する記録媒体を受ける位置に切り換え、画像記録済みの手差し記録媒体を排出口から手差し用記録媒体載置部へと排出するので、画像記録済みの手差し記録媒体と手差し以外の他の画像記録済み記録媒体との混在を避けて仕分けの面倒をなくし、手差し操作性を向上することができる。
請求項5に記載の発明によれば、手差し用記録媒体載置部を着脱自在とし、必要と感じる場合のみ画像形成装置本体の操作部側に手差し用記録媒体載置部を設けるようにし、なくてもさほど不便を感じない場合には取り外すようにし、操作部側に手差し用記録媒体載置部を設けて不必要にコストアップとなることを防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、手差し用記録媒体載置部に、それに載置した手差し記録媒体を一枚ずつ分離して繰り出す分離供給手段を備え、記録媒体積載部に収納するとは異なるサイズや種類の記録媒体に連続して記録を行うときは、その異なるサイズや種類の記録媒体を手差し用記録媒体載置部に複数枚載置し、分離供給手段で一枚ずつ分離して繰り出すので、手差しによる画像記録を連続して行うときの手差し操作性を向上することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1(A)には、この発明による画像形成装置の一例であるプリンタの全体概略構成を示す。(B)には、その記録媒体搬送の電気ブロックを示す。
図中符号10は、画像形成装置本体であるプリンタ本体である。プリンタ本体10の外装カバー12には、前面側(図中右側)に、プリンタ本体10の操作部14を有する。操作部14には、いろいろなスイッチや操作ボタンなどを備え、各種の表示を併せて備えるようにしてもよい。外装カバー10内には、ガイドシャフト16に沿って紙面と直行する方向に往復動自在にキャリッジ18を有する。キャリッジ18には、インクジェットヘッド等の記録ヘッドを搭載している。
そのようなプリンタ本体10の下部には、給紙トレイ(記録媒体積載部)20を設け、その上に用紙(記録媒体)Pを積載して収納し、プリンタ本体10の操作部14側から図中矢示するごとく出し入れ自在として、そのプリンタ本体10の操作部14側から給紙トレイ20への用紙補給を可能とする。また、給紙トレイ20のすぐ上には、プリンタ本体10の操作部14側に排紙トレイ(記録媒体スタック部)22を設け、その上に画像記録済みの用紙を順次排出してスタックし、スタックした用紙をプリンタ本体10の操作部14側から取り出し可能とする。
そして、制御手段24で記録媒体搬送装置26を駆動して駆動ローラ28、加圧ローラ36、排紙ローラ対42を回転し、従動ローラ30を従動回転して搬送ベルト32を図中時計まわりに走行するとともに、搬送ベルト32を介して駆動ローラ28に押し当てる帯電ローラ34、押え部材38で支持する押えローラ40を回転する。なお、搬送ベルト32は、駆動ローラ28と従動ローラ30間に掛け渡し、従動ローラ30をバネ付勢して適宜の張力で張り渡す。
それから、給紙トレイ20から給紙ローラ44で繰り出した用紙Pを搬送ガイド46で案内して用紙搬送路(記録媒体搬送路)50に入れ、用紙搬送路50を通していったん上方へと搬送して後、キャリッジ18の下を図中左から右へと水平に搬送し、排紙ローラ対42で排出口48から排紙トレイ(記録媒体スタック部)22へと排出する。用紙搬送路50には、図示省略するが、駆動ローラ28と加圧ローラ36のニップ位置の上流に用紙検知手段を設け、下流には搬送ベルト32の表面に分離爪52を押し当てる。
用紙搬送路50の水平路50Aの図中左側には、両面ユニット54を備える。両面ユニット54には、用紙Pを反転する反転路56を設ける。反転路56には、複数の搬送ローラ対58を設け、反転したところに用紙Pを、駆動ローラ28と加圧ローラ36のニップ位置へと案内する搬送ガイド60を設ける。
ところで、この図示プリンタでは、プリンタ本体10の操作部14側に、手差し用紙(手差し記録媒体)を載置してその手差し用紙を排出口48から供給する手差しトレイ(手差し用記録媒体載置部)64を設ける。手差しトレイ64は、プリンタ本体10の不図示の筐体で支持して、排出口48から排出する用紙Pの妨げとならない位置に設置する。
いま、不図示のホストからプリンタ本体10にプリント命令が入力されると、制御手段24により記録媒体搬送装置26を駆動して給紙ローラ44、駆動ローラ28、排紙ローラ対42を回転し、従動ローラ30を従動回転して搬送ベルト32を時計まわりに走行する。そして、給紙ローラ44の回転により給紙トレイ20から用紙Pを繰り出して搬送ガイド46で案内し、用紙搬送路50に入れ、その用紙搬送路50を通して搬送して駆動ローラ28と加圧ローラ36間のニップ位置に導く。不図示の高圧電源ユニットからは帯電ローラにACバイアスを供給することにより搬送ベルト32に、用紙搬送方向と直角な方向に+−の電荷を交互に生ずる磁力線を発生し、その磁力線によって用紙Pを搬送ベルト32に吸着する。
それから、搬送ベルト32の走行とともにそれと同じ線速で加圧ローラ36を回転して用紙Pを駆動ローラ28と押えローラ40との間に導き、用紙搬送路50の水平路50Aを通して高精度に搬送する。キャリッジには、不図示の用紙先端検知部材があり、用紙Pの先端を検知する。そして、その用紙Pの先端の検知とともに、搬送ベルト32を間欠走行しながら、ガイドシャフト16で案内してキャリッジ18を往復動し、キャリッジ18に搭載する記録ヘッドにより画像記録位置66で用紙Pに1行ごとに画像記録を行う。例えばインクジェットプリンタの場合には、インクジェットヘッドからインクを噴射して用紙Pに画像記録を行う。画像記録後、画像記録済みの用紙Pは、排紙ローラ対42で排出口48から排出して排紙トレイ22にスタックする。
なお、このとき、手差しトレイ64は、排出口48から排出する用紙Pの妨げとならない位置に設置するから、画像記録済みの用紙Pは、手差しトレイ64に邪魔されることなく排紙トレイ22に排出される。
用紙Pの両面に画像を記録するときには、片面に画像記録後、制御手段24により記録媒体搬送装置26を逆駆動して搬送ベルト32を図中反時計まわりに搬送し、用紙Pを戻し、分離爪52で分離して搬送ベルト32から剥がし、両面ユニット54の反転路56に入れて画像記録済みの用紙Pを搬送ローラ対58で搬送しながら反転し、搬送ガイド60で案内して用紙Pの先端を再び駆動ローラ28と加圧ローラ36間のニップ位置に導き、不図示の用紙検知手段で検知したところで制御手段24により記録媒体搬送装置26を正駆動に切り換える。そして、搬送ベルト32を図中時計まわりに搬送し、画像記録位置66で用紙Pの裏面にも画像記録後、排紙ローラ対42で排出口48から排出して排紙トレイ22にスタックする。
また、手差し用紙に画像を記録するときには、プリンタ本体10の操作部14側から手差しトレイ64上に手差し用紙をセットし、手差しトレイ64で案内して排出口48から排紙ローラ対42のニップ部に押し込むと、それを不図示の手差し検知手段で検知し、制御手段24により記録媒体搬送装置26を逆駆動して排紙ローラ対42、駆動ローラ28を逆回転し、搬送ベルト32を逆走行する。
そして、手差しトレイ64から供給する手差し用紙を排紙ローラ対42でプリンタ本体10内に入れ、搬送ベルト32で後端が画像記録位置66を通過するまでその手差し用紙を逆搬送してそのまま両面ユニット54の反転路56に入れ、反転してから搬送ガイド60で案内して用紙Pの先端を駆動ローラ28と加圧ローラ36間のニップ位置に導き、不図示の用紙検知手段で検知したところで制御手段24により記録媒体搬送装置26を正駆動に切り換える。そして、手差し用紙を、搬送ベルト32で搬送して押えローラ40との間に導き、水平路50Aを通して高精度に搬送しながら画像記録位置66で画像記録を行い、画像記録済みの手差し用紙を排紙ローラ対42で排出口48から排出して手差しトレイ64に妨げられることなく排紙トレイ22にスタックする。
なお、上述した例では、手差しトレイ64から供給した手差し用紙を反転路56に入れて反転し、駆動ローラ28と加圧ローラ36間のニップ位置に導いたところで用紙検知手段で検知し、録媒体搬送装置26を正駆動に切り換えて画像記録位置66へと向けたが、その他、例えばキャリッジ18に設ける用紙先端検知部材で手差し用紙の後端を検知したことを基準に、手差し用紙が画像記録位置66を通過するまで搬送したと判断し、録媒体搬送装置26を正駆動に切り換えて手差し用紙を画像記録位置66へと向けるようにすることもできる。
ところで、図示例では、手差しトレイ64を、プリンタ本体10の不図示の筐体で支持するが、この他にも、例えばプリンタ本体10の外装カバー12と一体に設けてもよいし、排紙トレイ22と一体に設けてもよい。
以上のとおり、上述した例では、プリンタ本体10の操作部14側に手差しトレイ64を設け、手差し時は、その手差しトレイ64を用いて手差し用紙を供給するので、手差しトレイ64が見やすくなり、かつ手が届きやすくなって、その手差しトレイ64への手差し用紙のセットを容易とし、大型化したり設置スペースが大きくなったりすることなく、手差し時にその手差しトレイ64を用いて手差し用紙を操作部14側から容易に供給し、手差し操作性を向上することができる。
また、例えばネットワークプリンタや共有プリンタとして他人と一緒に共同使用する場合にも、手差し時に、手差しトレイ64に他人の画像記録済み用紙が排出されていることがなく、手差しトレイ64に排出されている他人の画像記録済み用紙を取り除いたり、取り除いた他人の画像記録済み用紙を一時的に置く場所を確保したりする面倒がなく、ユーザーの手差し操作性を向上することができる。
しかも、手差し用紙を反転路56で反転してから戻し、画像記録後、排出口48から排出するので、新たな部品を追加することなく、部品点数が増えて大型化したり設置スペースが大きくなったりすることなしに、両面記録時に使用する反転路56を利用して手差し用紙を戻し、画像記録して排出することができる。
さて、上述した例では、手差しトレイ64を、排出口48から排出する用紙の妨げとならない位置に設置し、画像記録済みの用紙を排紙トレイ22へと排出する。しかし、手差しトレイ64等の手差し用記録媒体載置部は、排出口から排出する記録媒体を受ける位置に切り換え自在とし、画像記録済みの手差し記録媒体を選択的に手差し用記録媒体載置部へと排出可能としてもよい。
例えば図2に示すように、手差し用記録媒体載置部70を、手差しトレイ本体部72と、その排出口48側に連結して支軸aを中心として回動自在に設ける分岐爪部74とで構成し、通常状態では、図3(A)で示すように排出口48から排出する記録媒体の妨げとならない位置とする。そして、任意に、例えば手動操作したり、操作部14を操作してプリンタドライバを働かせ、不図示のソレノイド等を作動したりすることにより、分岐爪部74を図3(B)で示すように支軸aを中心として回動して、排出口48から排出する記録媒体を受ける位置に切り換え、先端をより下向きに下げて画像記録済みの記録媒体を選択的に手差し用記録媒体載置部70へと排出可能とする。
このように、手差し時に、必要に応じて、排出口48から排出する記録媒体の妨げとならない位置に設置してある手差し用記録媒体載置部70を、排出口48から排出する記録媒体を受ける位置に切り換え、画像記録済みの手差し記録媒体を排出口48から手差し用記録媒体載置部70へと排出するので、画像記録済みの手差し記録媒体と手差し以外の他の画像記録済み記録媒体との混在を避けて、後の仕分けの面倒をなくし、手差し操作性を向上することができる。
また、図4(A)に示すように手差し用記録媒体載置部70の両側にコ字型の取付ガイド76を設け、(B)に示すようにそのコ字型の取付ガイド76に手差し用記録媒体載置部70の両側突部78をはめ付けてスライドし、画像形成装置本体に手差し用記録媒体載置部70を着脱自在に取り付けるようにしてもよい。そして、画像形成装置の設置条件や使用条件によっては、画像形成装置本体の操作部側に設ける手差し用記録媒体載置部を画像形成装置本体から取り外す。
これにより、必要と感じる場合のみ画像形成装置本体の操作部側に手差し用記録媒体載置部を設けるようにし、なくてもさほど不便を感じない場合には取り外すようにし、操作部側に手差し用記録媒体載置部を設けて不必要にコストアップとなることを防止することができる。よって、例えばこの手差し用記録媒体載置部70をオプションとして、必要なユーザーは購入し、不必要なユーザーは購入しないようにして手差し用記録媒体載置部70分のコストを安くすることもできる。
さらに、手差し用記録媒体載置部70には、例えば図5に示すように、それに載置した手差し記録媒体P1を一枚ずつ分離して繰り出す分離供給手段80を備えるようにしてもよい。分離供給手段80としては、例えば画像形成装置本体からの制御信号を受けて回転する手差し給紙ローラ82を設け、その回転により手差し用記録媒体載置部70に載置する手差し記録媒体P1を上から順に一枚ずつ分離して繰り出し、手差し用記録媒体載置部70のガイド部84で案内して排紙ローラ対42のニップ部に導くようにする。
これにより、給紙トレイ20などの記録媒体積載部に収納するとは異なるサイズや種類の記録媒体P1に連続して記録を行うときは、図5に示すようにその異なるサイズや種類の記録媒体P1を手差し用記録媒体載置部70に複数枚積載して載置し、分離供給手段80で一枚ずつ分離して繰り出すので、手差しによる画像記録を連続して行うときの手差し操作性を向上することができる。
なお、分離供給手段80は、画像形成装置本体に設けるモータ等の駆動手段による駆動力を伝達して駆動してもよいし、手差し用記録媒体載置部70に独立の駆動手段を設け、その駆動手段により画像形成装置本体の駆動とは別個に駆動し、手差し記録媒体P1を一枚ずつ分離して繰り出すようにしてもよい。
(A)はこの発明による画像形成装置の一例であるプリンタを示し、その全体概略構成図、(B)はその記録媒体搬送の電気ブロック図である。 この発明による画像形成装置の他例であるプリンタを示し、その全体概略構成図である。 (A)は通常状態におけるその手差しトレイ部分の拡大図、(B)は切換状態におけるその手差しトレイ部分の拡大図である。 (A)は手差しトレイ等の手差し用記録媒体載置部を着脱自在としたときの手差し用記録媒体載置部分の説明拡大側面図、(B)は説明拡大斜視図である。 手差し用記録媒体載置部に分離供給手段を備えたときの説明側面図である。 従来の画像形成装置の一例であるプリンタの全体概略構成図である。 その机上への設置状態を示す図である。 そのパソコンラック上への設置状態を示す図である。 従来の他のプリンタの全体概略構成図である。
符号の説明
10 プリンタ本体(画像形成装置本体)
14 操作部
20 給紙トレイ(記録媒体積載部)
22 排紙トレイ(記録媒体スタック部)
24 制御手段
26 記録媒体搬送装置
48 排出口
56 反転路
64 手差しトレイ(手差し用記録媒体載置部)
66 画像記録位置
70 手差し用記録媒体載置部
72 手差しトレイ本体部
74 分岐爪部
76 取付ガイド
78 両側突部
80 分離供給手段
82 手差し給紙ローラ
84 ガイド部
P 用紙(記録媒体)
P1 手差し記録媒体

Claims (6)

  1. 記録媒体搬送装置により、記録媒体積載部から繰り出した記録媒体を搬送して画像記録位置で画像記録後、画像記録済みの記録媒体を排出口から記録媒体スタック部へと排出する一方、
    画像形成装置本体の操作部側から、前記記録媒体積載部への記録媒体補給を可能とするとともに、記録媒体スタック部の画像記録済み記録媒体の取り出しを可能とする画像形成装置において、
    手差し記録媒体を載置してその手差し記録媒体を前記排出口から供給する手差し用記録媒体載置部を前記画像形成装置本体の操作部側に設けるとともに、
    前記記録媒体搬送装置を逆駆動して前記手差し用記録媒体載置部から供給する手差し記録媒体がいったん前記画像記録位置を通過するまで搬送してから、前記記録媒体搬送装置を正駆動して手差し記録媒体を前記画像記録位置に搬送して画像記録後、画像記録済みの手差し記録媒体を前記排出口から排出する制御手段を備えることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記制御手段により、前記画像記録位置を通過するまで搬送して反転路に入れ、反転してから前記記録媒体搬送装置を正駆動し、手差し記録媒体を前記画像記録位置に搬送して画像記録後、画像記録済みの手差し記録媒体を前記排出口から排出することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記手差し用記録媒体載置部を、前記排出口から排出する記録媒体の妨げとならない位置に設置し、画像記録済みの記録媒体を前記記録媒体スタック部へと排出することを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記手差し用記録媒体載置部を、前記排出口から排出する記録媒体を受ける位置に切り換え自在とし、画像記録済みの手差し記録媒体を選択的に前記手差し用記録媒体載置部へと排出可能とすることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記手差し用記録媒体載置部を着脱自在とすることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1に記載の画像形成装置。
  6. 前記手差し用記録媒体載置部に、載置した手差し記録媒体を一枚ずつ分離して繰り出す分離供給手段を備えることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1に記載の画像形成装置。
JP2004198090A 2004-07-05 2004-07-05 画像形成装置 Pending JP2006016188A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004198090A JP2006016188A (ja) 2004-07-05 2004-07-05 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004198090A JP2006016188A (ja) 2004-07-05 2004-07-05 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006016188A true JP2006016188A (ja) 2006-01-19

Family

ID=35790778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004198090A Pending JP2006016188A (ja) 2004-07-05 2004-07-05 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006016188A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320755A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Ricoh Co Ltd 大量給紙装置及び画像形成システム
US8376347B2 (en) 2010-11-15 2013-02-19 Ricoh Company, Ltd. Conveyance mechanism and image forming apparatus incorporating same
JP2014196173A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 セイコーエプソン株式会社 記録装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320755A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Ricoh Co Ltd 大量給紙装置及び画像形成システム
US7931263B2 (en) 2006-06-05 2011-04-26 Ricoh Company, Ltd. Image forming system having enhanced functionality
US8376347B2 (en) 2010-11-15 2013-02-19 Ricoh Company, Ltd. Conveyance mechanism and image forming apparatus incorporating same
JP2014196173A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 セイコーエプソン株式会社 記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5131319B2 (ja) 画像記録装置
JP2010150030A (ja) 画像記録装置
JP4115268B2 (ja) 画像読取記録装置
JP5582449B2 (ja) 画像形成装置
JP2021098611A (ja) 画像記録装置
JP2010149443A (ja) 画像記録装置
JP2006016188A (ja) 画像形成装置
JP2003205657A (ja) インクジェット記録装置
JP4488032B2 (ja) 画像記録装置
JP2011073820A (ja) 重送判断機能を備えた記録装置
JP2000211826A (ja) 画像記録装置
JP2009001403A (ja) 画像記録装置
JP5294808B2 (ja) 印刷装置の搬送機構
JP6372281B2 (ja) 搬送装置及び画像記録装置
JP2020015180A (ja) 記録装置
JP4868018B2 (ja) 両面記録装置
JP2018019340A (ja) 記録装置
JP2009113209A (ja) 印刷装置
JP2024006884A (ja) 画像形成装置
KR20140092673A (ko) 문서 출력 장치 및 문서 출력 방법
JP2021160878A (ja) 印刷装置
JP4998229B2 (ja) 情報処理装置および両面処理方法
JP2009007136A (ja) シート搬送装置、及びこのシート搬送装置を備えた画像記録装置
JP2006110747A (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JP2004083216A (ja) 記録媒体搬送装置およびそれを備えた記録装置