JP4532093B2 - 金属箔製造用不溶性電極 - Google Patents

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本発明は、金属箔製造用不溶性電極に関するものである。
銅箔や銀箔等の金属箔を製造する装置が種々提案されている(例えば、出願人の先願に係る特開2001−49482)。
この金属箔製造用不溶性電極について図1に基づいて簡単に説明すると、上部開口箱形の収納容体21内に配設され金属イオンを含む電解液(例えば、硫酸銅溶液)が溜められる電解層1と、この電解層1に溜められた電解液に浸漬される円筒状のドラム2とから成り、電解層1の内部にはドラム2の円弧外周面に対応する半円弧形状の電極板3(アノードプレート)が、前記収納容体21内に配設された支持体15(アノードフレーム)によって支持された状態で設けられ、この電極板3の上部外面にはブスバー4と呼ばれる給電体が設けられている。前記電解層1の底部には、この電解層1内に電解液を供給する液供給口11が設けられ、前記ブスバー4には、この電解層1からオーバーフローした電解液が通過する凹溝状の液通過部8が設けられている。また、前記ドラム2は軸12を支点に回転する構成である(本実施例と同一構成部分には同一符号を付した。)。
電流は、前記ブスバー4に付設した電極体9から、ブスバー4,電極板3及び電解液を経由してドラム2に供給され、このドラム2から軸12を経由して放出される。この電流の流れによってドラム2の外周面には金属箔が形成される。この金属箔は、ドラム2から順次剥離されていく。
また、金属箔の形成に伴って電解液中の金属イオンが消費されていく為、前記液供給口11から電解層1内に電解液を供給していき、この供給によって溢れた電解液は前記液通過部8から排出している。
金属箔の良好で且つ効率的な形成、即ち、薄く且つ均一な厚さの金属箔を早く形成する為には、ドラム2の外周面に電流が均一に流れることが重要である。その為、ドラム2や電極板3には、電気抵抗の低い金属製のもの(例えば、銅製のもの)を採用したいが、電解液の腐食作用も考慮する必要があり、よって、実際にはチタンやステンレス等の腐食に強い素材製のものが採用されている。
特開2001−49482号公報
ところで、従来、電極板3と支持体15とは溶接されて一体となっている。しかし、溶接による一体構造では下記の問題点がある。
(1) 前記腐食等によって電極板3が劣化した際、補修や交換が必要となるが、この際、電極板3と支持体15とが一体であると、支持体15が邪魔で補修作業が厄介となったり、電極板3を破棄する際に支持体15も破棄しなければならなくなるという問題点がある。
(2) 使用する電解液によって電極板3を切り替えたい場合、例えば、チタンに比して安価なステンレス製の電極板3を使用していた後に、ステンレスを腐食し易い電解液を使用するべくチタン製の電極板3に変更したい場合、電極板3と支持体15とが一体となったものを切り替えなければならず、切り替え作業が厄介であったり、電極板3と支持体15との一体物の為の広い保管場所の確保が必要となる。
これらの問題点は、電極板3や支持体15が非常に大きい為(数メートル)、大きな問題点となっている。
本発明は、上記問題点を解決するもので、電極板の補修,交換,切り替え等を容易に達成できる実用性に秀れた金属箔製造用不溶性電極を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
上部が開口した箱形収納容体21の内部に電極板3を支持する支持体15を設け、この支持体15に前記電極板3を支持状態で設けてこの電極板3を内面とする電解層1を形成し、この電解層1に金属イオンを含む電解液を溜め、この電解液に円筒状のドラム2を浸漬し、前記電極板3から前記電解液を経由して前記ドラム2に電流を流すことにより、このドラム2の外周面で金属箔を製造する装置であって、前記円筒状のドラム2の外周面に対応する断面視円弧状の前記電極板3の外面に該電極板3を歪みの無い円弧形状に保持する絶縁性の高いものを採用した支持板部16を積層状態に設け、若しくは絶縁性の低いものを採用した支持板部16を、前記電極板3とこの支持板部16との間に絶縁層を介在させて積層状態に設け、この支持板部16の左右側端部に設けた電極側突片部6を前記支持体15にボルト固定構造で着脱自在に設けて、又は前記支持板部16の左右両端部を前記支持体15に設けた支持体側突片部7にボルト固定構造で着脱自在に設けて、前記電極板3と前記支持体15とを着脱自在に固定したことを特徴とする金属箔製造用不溶性電極に係るものである。
また、前記支持体15の上面を、断面視円弧状の前記電極板3の形状に対応して外方から支持する円弧支持部28とし、又は前記支持体15に前記支持体側突片部7を内方又は外方に突出状態に設けてこの支持体側突片部7の上面を、断面視円弧状の前記電極板3の形状に対応して外方から支持する円弧支持部28として、この円弧支持部28に前記電極板3を支承状態に設け、この電極板3を前記円弧支持部28に着脱自在に設けて前記電極板3と前記支持体15とを着脱自在に固定したことを特徴とする請求項1記載の金属箔製造用不溶性電極に係るものである。
また、前記支持板部16又は前記電極側突片部6に貫通孔25若しくはネジ孔26を設け、前記支持体15又は前記支持体側突片部7にネジ孔26若しくは貫通孔25を設け、この貫通孔25に貫通若しくはこのネジ孔26にボルト27を螺着して前記電極板3の外面に積層状態に設けた前記絶縁性の高いものを採用した支持板部16と前記支持体15とを、若しくは前記電極板3の外面との間に絶縁層を介在させて積層状態に設けた前記絶縁性の低いものを採用した支持板部16と前記支持体15とをボルト止め固定したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の金属箔製造用不溶性電極に係るものである。
また、前記支持板部16に前記電極側突片部6を該支持板部16の左右側端部から外方に突出状態に設け、前記電極側突片部6に前記貫通孔25を設け、前記支持体15の上面となる前記円弧支持部28に前記ネジ孔26を設けて、前記ボルト27を前記電極側突片部6に設けた前記貫通孔25側から挿入し、前記円弧支持部28の前記ネジ孔26に螺着して前記電極板3の外面に積層状態に設けた前記絶縁性の高いものを採用した支持板部16と前記支持体15とを、若しくは前記電極板3の外面との間に絶縁層を介在させて積層状態に設けた前記絶縁性の低いものを採用した支持板部16と前記支持体15とをボルト止め固定したことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の金属箔製造用不溶性電極に係るものである。
また、前記支持体15に前記支持体側突片部7を内方に突出状態に設けて前記円弧支持部28を形成し、前記支持体側突片部7に前記貫通孔25を設け、前記支持板部16に前記ネジ孔26を設け、前記ボルト27を支持体側突片部7に設けた前記貫通孔25側から挿入し、前記支持板部16に設けた前記ネジ孔26に螺着して前記電極板3の外面に積層状態に設けた前記絶縁性の高いものを採用した支持板部16と前記支持体15とを、若しくは前記電極板3の外面との間に絶縁層を介在させて積層状態に設けた前記絶縁性の低いものを採用した支持板部16と前記支持体15とをボルト止め固定したことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の金属箔製造用不溶性電極に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、電極板と支持体とが別体で着脱できるから、電極板のみの状態として補修,交換,切り替え等を容易に達成できる実用性に優れた金属箔製造用不溶性電極となる。
また、電極板と支持体とがボルト固定構造であるから、この電極板と支持体との固定及び分離は容易且つ確実に達成できることになり、更に、ボルトの締め付け度合いを調整することで電極板の歪みの修正も行えることになり、電極板とドラムとを適正な位置関係として、このドラムの外周面で均一な厚さの金属箔を良好に形成することができる実用性に秀れた金属箔製造用不溶性電極となる。
また、電極板に設けた支持板部若しくはこの支持板部に設けた電極側突片部と、支持体若しくはこの支持体に設けた支持体側突片部とをボルト固定構造で固定するから、電流が流れる電極板にボルトを固定するための貫通孔やネジ孔を設けたりする必要が無く、よって、電極板に電流を均一に流してドラムの外周面で均一な厚さの金属箔を良好に形成することができる実用性に秀れた金属箔製造用不溶性電極となる。
また、請求項2記載の発明においては、支持体の円弧支持部が電極板の形状に対応して外方から支持する構成であるから、この円弧支持部に支持された電極板はドラムの外周面に適正に対応する断面視円弧状となり、よって、この電極板からドラムに均一に電流が流れ、このドラムの外周面で均一な厚さの金属箔を良好に形成することができる実用性に秀れた金属箔製造用不溶性電極となる。
また、請求項3記載の発明においては、請求項1記載のボルト固定構造を容易に設計実現可能となる実用性に秀れた金属箔製造用不溶性電極となる。
また、請求項4記載の発明においては、電極板表面に対して正面側から極めて容易にボルトを締付ける操作若しくは緩める操作が可能となるから、このボルトの着脱が電極板によって邪魔されたりせず、よって、電極板と支持体との着脱を良好に達成することができる実用性に秀れた金属箔製造用不溶性電極となる。
また、請求項5記載の発明においては、支持板部の裏面側から極めて容易にボルトを締付ける操作若しくは緩める操作が可能となるから、電極板の端部と支持体の側面とが略面一状態となるように前記電極板と支持体とを固定することが可能で、よって、例えば電極板及び支持体を所定の容体に整然とした状態で収容することができる実用性に秀れた金属箔製造用不溶性電極となる。
金属箔製造用不溶性電極の説明側断面図である。 本実施例の支持体15の説明斜視図である。 本実施例の電極板3を支持体15に固定した状態を示す説明斜視図である。 本実施例の電極板3を支持体15に固定する構成を示す説明断面図である。 別例の支持体15の説明斜視図である。 別例の支持体15の説明斜視図である。 図6に示す別例の電極板3と支持体15との連結固定状態を示す説明断面図である。 別例の支持体15の説明斜視図である。 図8に示す別例の電極板3と支持体15との連結固定状態を示す説明断面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
電極板3と支持体15とを分離することで、電極板3のみの補修,交換,切り替えを容易に達成することができる。
即ち、従来は電極板3と支持体15とが溶接により一体とされていた為、支持体15が邪魔で電極板3の補修作業が厄介であったり、交換,切り替えの際は支持体15と一緒に交換,切り替えを行わなければならないという問題点があったが、本発明によれば、支持体15から電極板3を分離することで、前記補修作業は容易に達成でき、また、交換,切り替えは電極板3のみとすることができる。
また、例えば、前記支持体15に、前記断面視円弧状の電極板3の形状に対応して外方から支持する円弧支持部28を設け、この支持体15の円弧支持部28に前記電極板3を支承状態に設け、この電極板3と前記支持体15の円弧支持部28とを着脱自在に固定すれば、円弧状の電極板3に変形が極めて生じにくい状態でこの電極板3を円弧支持部28に固定して電解層1を形成でき、これにより、電極板3をドラム2の外周面に適正に対応する断面視円弧状で保持することができ、よって、この電極板3からドラム2に均一に電流を流して前記ドラム2の外周面で均一な厚さの金属箔を形成できることになるなど、一層実用的となる。
また、例えば、前記電極板3と前記支持体15とをボルト固定構造で着脱自在に固定すれば、単にボルトを締めたり緩めたりするだけで、電極板3と支持体15との固定及び分離を行って前記電極板3の修理,交換,切り替えを一層容易に達成できることとなるなど、一層実用的となる。
また、ボルトの締め付け度合いを調整することで支持体15に対する電極板3の配設位置を調整して電極板3の歪みの修正を行うことができ、これにより、電極板3とドラム2とを適正な位置関係として、このドラム2の外周面で均一な厚さの金属箔を形成できることとなるなど、一層実用的となる。
また、例えば、前記電極板3に支持板部16を設け、この支持板部16若しくはこの支持板部16に設けた電極側突片部6と、前記支持体15若しくは前記支持体15に設けた支持体側突片部7とをボルト固定構造で固定することにより前記電極板3と支持体15とを着脱自在に固定すれば、電極板3を支持体15若しくは支持体側突片部7に直に固定するのではなく、支持板部16若しくは支持板部16及び電極側突片部6を介して固定するため、電流が流れる電極板3に例えば貫通孔やネジ孔を設ける必要がなく、よって、電極板に電流を均一に流すことが可能で、ドラムの外周面に均一な厚さの金属箔を形成できることとなるなど、一層実用的となる。
また、例えば、前記支持板部16又は前記電極側突片部6に貫通孔25若しくはネジ孔26を設け、前記支持体15又は前記支持体側突片部7にネジ孔26若しくは貫通孔25を設け、この貫通孔25に貫通若しくはこのネジ孔26にボルト27を螺着して前記電極板3の支持板部16と前記支持体15とをボルト止め固定すれば、単にボルト27を貫通孔25に貫通若しくはネジ孔26に螺着するだけで、電極板3と支持体15とを作業性良く固定できることとなるなど、一層実用的となる。
また、例えば、前記支持板部16に電極側突片部6を前記電極板3の端部から外方に突出状態に設け、この電極側突片部6に貫通孔25若しくはネジ孔26を設け、前記支持体15の円弧支持部28にネジ孔26を設けて、この貫通孔25にボルト27を貫通若しくはネジ孔26にボルト27を螺着して前記電極側突片部6と前記円弧支持部28とを固定すれば、電極板3に対して外方に突出する電極側突片部6においてボルト27を着脱する構成であるから、このボルト27の着脱が電極板3によって邪魔されたりせず、よって、電極板3と支持体15との着脱を良好に達成できることとなるなど、一層実用的となる。
また、例えば、前記支持体15に前記支持体側突片部7を内方に突出状態に設けて前記円弧支持部28を形成し、前記支持体側突片部7に貫通孔25若しくはネジ孔26を設け、前記支持板部16にネジ孔26を設け、この貫通孔25に貫通若しくはネジ孔26にボルト27を螺着して前記支持板部16と前記円弧支持部28とを固定すれば、支持体15に対して内方に突出する支持体側突片部7で支持板部16を支承した状態で固定でき、これにより、電極板3の端部と支持体15の側面とが略面一状態となるように前記電極板3と支持体15とを固定することが可能で、よって、例えば電極板3及び支持体15を所定の容体に整然とした状態で収容できることとなるなど、一層実用的となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、上部が開口した箱形収納容体21の内部に電極板3を支持するための支持体15を設け、この支持体15に電極板3を支承状態で設けて収納容体21内に電解層1を形成し、この電解層1に金属イオンを含む電解液を溜め、この電解液にドラム2を浸漬し、前記電極板3から前記電解液を経由して前記ドラム2に電流を流すことにより、このドラム2の外周面で金属箔を製造する装置である。
ドラム2は円筒状のものを採用している。このドラム2の中心部には軸12が設けられ、この軸12を支点にドラム2は回転する。
このドラム2は、例えば、鉄製のインナードラムの外周面にチタン製のトップスキン(アウタードラム)を被嵌したものを採用する。
軸12は、陰極(カソード)に接続している。
電解層1の内面、即ち、電極板3(アノードプレートと呼ばれている。)は、ドラム2の下半分の外周面形状に対応する上方が開口した断面視円弧形状である。尚、図1の紙面表裏方向は、ドラム2の垂直外縁に対応する垂直形状で、この部位には電極板3は設けられていない。
また電極板3は、約1/4円弧状の二枚の円弧状の電極板3・3を対向状態に設け、この電極板3間の電解層1の中央底部には、電解層1内に前記電解液を供給する為の液供給口11を設けている。
この二枚の円弧電極板3・3は、別体の支持体15に夫々固定することによって所定位置に支持せしめている。
また、電極板3と支持体15とは、着脱自在に固定している。以下、この固定構造について詳述する。
夫々の支持体15には、前記断面視円弧状の電極板3、即ち、前記二枚の円弧電極板3・3の形状に対応して外方から支持する円弧支持部28を設けている。
前記電極板3は、前記円弧支持部28に着脱自在に固定している。
この着脱自在な固定構造としては、ボルト固定構造を採用している。
具体的には、電極板3は、図3,図4に示すように、下側から支持板部16で支持した構成のものを採用し、この支持板部16には電極側突片部6を設け、この電極板側突片部6を前記円弧支持部28にボルト固定構造で固定する構成を採用している。即ち、電極側突片部6と円弧支持部28とのいずれか一方に貫通孔25を設け、他方にネジ孔26を設け、貫通孔25側からネジ孔26側に向けてボルト27を螺合し、電極側突片部6と円弧支持部28、即ち、電極板3と支持体15とを固定している。尚、ボルト27を取り外せば、電極板3と支持体15とを分離することができる。
即ち、電極板3を支持板部16で支持した構成とし、支持板部16若しくはこの支持板部16に設けた電極側突片部6に貫通孔25若しくはネジ孔26を設けたのは、電極板3の電流が流れる部位、即ち、電極板3に貫通孔25やネジ孔26を設けると、流れる電流が不均一となってしまうからである。この点、本実施例は、電極板3に貫通孔25やネジ孔26を設けず、支持板部16若しくは電極側突片部6に貫通孔25やネジ孔26を設ける構成としたから、電極板3の電流が流れる部位に電流が均一に流れることになり、よって、前記ドラム2の外周面で均一な厚さの金属箔を形成できることになる。
電極板3は、腐食に強く且つ通電性の良い素材製の板材、例えば、チタン製,ステンレス製等の板材を採用する。また、電極板3は、円弧状に湾曲できる厚さのもの、例えば、チタン製のものを採用した場合、厚さ10〜40mm程度のものを採用する。
支持板部16は、腐食に強い素材製のもの(通電性は必要無い)、例えば、チタンやステンレス等の金属製,FRPやPVC等の合成樹脂製のものを採用する。
尚、電極側突片部6も、支持板部16と同様、例えば、チタンやステンレス等の金属製,FRPやPVC等の合成樹脂製のものを採用すると良い。
即ち、電極板3と支持板部16とは、電極板3から支持板部16に電流が逃げない状態(絶縁状態)で固定する。支持板部16として絶縁性の高いものを採用した場合は、単なる固定構造を採用しても良いが、支持板部16として絶縁性の低いものを採用した場合は、電極板3と支持板部16との間に絶縁ゴム等の絶縁層を介在させると良い。
そして、この支持板部16の外面に上下方向に所定間隔を置いて電極側突片部6を複数並設している。
支持板部16が前記電極板3を円弧形状に保持し、この支持板部16を前記複数の電極側突片部6が保持する。尚、電極板3は、前記厚さの設定の為、支持板部16によって積層状態で支持しないと湾曲や歪みが非常に発生し易い。
電極側突片部6は、支持板部16及び電極板3の端部(左右側部)から外方に突出状態に設けた構成とし、この電極側突片部6の突出部位が前記支持体15の円弧支持部28に当接するように構成している。
そして、この電極側突片部6の突出部位に貫通孔25を設け、前記円弧支持部28にして前記貫通孔25と対応する位置にネジ孔26を設け、ネジ軸29の一端部に頭部30が設けられた構成のボルト27を貫通孔25側からネジ孔26に挿入してこのネジ軸29をネジ孔26に螺着し、頭部30を貫通孔25の周縁に係止して前記電極側突片部6の突出部位、即ち、前記電極板3の下側の支持板部16を支持体15に固定している。
従って、このボルト27の着脱により、電極板3を支持体15に固定したり、電極板3を支持体15から取り外したりすることができる。
図中符号10は、前記ボルト27のネジ軸29をネジ孔26に螺着した際、このボルト27の頭部30が突出することを防止する為の径大孔部である。
貫通孔25は、前記ネジ軸29より径大のものを採用すると良い。この貫通孔25とネジ軸29との径の差により、電極板3を歪ませずに支持体15と固定せしめ易くなる。
前記電極側突片部6は、前述のように、前記電極板3の左右側部に多数突出状態で設けられている。この多数の電極側突片部6の突出部位を用いて多数のボルト27により前記電極板3を前記支持体15に固定する。
支持体15に固定した電極板3に歪みがあった場合、前記多数のボルト27の締め付け度合いを夫々調整することで歪みを消失せしめる。この歪みの消失により、電極板3の円弧内面とドラム2の円弧外面とが適正な位置関係となり(双方がドラム2の回転軸を中心とする円弧形状となり)、このドラム2の外面で均一な厚さの金属箔を形成することができる。
この歪みの消失は、前記電極板3が湾曲できる厚さであるから、良好に達成することができる。また、支持板部16も湾曲できないような厚さではなく、湾曲可能であるから、この点からも、前記歪みの消失は良好に達成することができる。
また、電極板3の左右側部から突出する電極側突片部6においてボルト27の締め付け度合いを調整できる構成であるから、電極板3や支持板部16に邪魔されずに前記調整を良好に行うことができる。
尚、ボルト27として頭部の無いネジ部だけのボルトを採用し、このボルトを前記ネジ孔26に螺着し、更に、このボルトにナットを螺着することで電極板3を支持体10に固定する構成を採用しても良い。
電極板3の上部外面には、図1に示すように、ブスバー4と呼ばれる電極体を当接している。
このブスバー4には、前記電解層1からオーバーフローした前記電解液を通過せしめる為の上部が開口した凹溝状の液通過部8を設けている。この液通過部8の存在により、ブスバー4は上部が開口した断面視コ字形となっている。
ブスバー4は、チタン板製のもの、若しくは、通電性の高い金属板(例えば銅板)にチタン板をライニングしたり、チタンをメッキしたりしたものを採用している。尚、ブスバー4がチタン板製の場合、このチタン板として厚さ10〜80mm程度のものを採用する。
また、ブスバー4は、電極体9(陽極)に付設している。この電極体9から供給される電流は、ブスバー4、電極板3、電解液の順に通過した後、ドラム2の外周面に達し、このドラム2から前記軸12を通過して放出される。この電流の通過により、ドラム2の外周面に金属箔(銅箔や銀箔等、電解液によって決定する)を形成できる。
電極体9は、電解液の腐食作用を受けない為、通電性の良い素材製のもの、例えば、銅製や銀製のものを採用する。
この電極体9には、整流器(図示省略)を通過した定電圧の定電流が作用する。
本実施例は上述のように構成したから、ボルト27を取り付けたり取り外したりすることで電極板3と支持体15とを固定したり分離したりすることができ、よって、電解層1に溜めた電解液の影響等によって電極板3を交換しなければならなくなった際、電極板3のみの交換が可能で、交換コストの低下を達成することができる。
また、使用する電解液によって電極板3を適宜選択して採用する場合、例えば、普段は腐食にはやや弱いが安価なステンレス製の電極板3を採用し、強力な腐食作用を有する電解液を使用する為に腐食に非常に強いが高価なチタン製の電極板3に切り替える場合、電極板3のみの交換で済むことになり、交換作業は容易で、且つ、使用しない電極板3の保管場所も広いスペースを必要としないことになる。
また、電極板3を補修する場合、電極板3を支持体15から分離し、電極板3のみの状態として補修作業を行うことができ、よって、支持体15が補修作業の邪魔になったりせず、補修作業を的確且つ容易に行うことができる。
また、電極板3を支持体15に溶接する構成であると、電極板3が非常に大きなものである為、溶接の際に歪みが発生し、電極板3に研磨処理等の仕上げ加工を施してドラム2の形状に対応するようにしなければならなかったが、本実施例によれば、溶接を行わない構成の為、当然ながら歪みの発生は無く、更に、夫々のボルト27の締め付け度合いを調整することで、電極板3を適正な円弧形状とすることができ、よって、ドラム2の外周面で良好に金属箔を形成できることになる。
また、電極板3の内の電流が流れる部位、即ち、電極板3の厚さを湾曲できる厚さに設定したから、前記ボルト27の締め付け度合いの調整による作用(電極板3を適正な円弧形状とする作用)は極めて良好に発揮されることになる。
また、電極板3の内の電流が流れる部位、即ち、電極板3にボルト27を螺着する為のネジ孔26や貫通孔25を設けず、電流の流れない部位、即ち、支持板部16に前記ネジ孔26若しくは貫通孔25を設ける構成を採用したから、電極板3の全域に電流の流れを阻害する孔等が存在しないことになり、それだけ電流が均一に流れることができてドラム2の外周面で良好に金属箔を形成できることになる。
また、電極板3の側部に電極側突片部6を設け、この電極側突片部6を支持体15に固定する構成を採用したから、電極板3の電流が流れる部位に全く影響を与えずに電極板3側から支持体15側にボルト27を貫通させることができ、よって、ボルト27の取り付け構造として簡易なものを採用でき、且つ、ボルト27の取り付け作業を良好に行える構成とすることができる。
図5〜図9は別例で、図5は、前記支持体15に、外方に向けて突出する支持体側突片部7を設けて円弧支持部28を形成し、この支持体側突片部7にネジ孔26を設け、前記電極側突片部6に貫通孔25を設け、貫通孔25側からネジ孔26にボルト27を挿入して螺着する構成のものである。
図5によれば、前記のように電極板3側からボルト27を挿入する構成も、また、電極側突片部6にネジ孔26を設け、支持体側突片部7に貫通孔25を設け、支持体15側からボルト27を挿入する構成も、どちらでも選択することができ、汎用性に秀れることになる。
図6,図7は、支持体15に内方に向けて突出する支持体側突片部7を設け、この支持体側突片部7には貫通孔25を設け、一方、電極板3の外面に積層する支持板部16の左右側部にはネジ孔26を前記支持体側突片部7の貫通孔25と対応するように設け、貫通孔25側からネジ孔26にボルト27を挿入して螺着することで、前記支持体側突片部7で支持板部16を支承した状態で、この支持板部16と支持体15とを固定する構成としたものである。
また、図6,図7における支持体側突片部7は、支持体15に溶接により一体に設けられている。
図6,図7によれば、電極板3及び支持板部16の左右側面と支持体15の左右側面とが面一の状態で固定することが可能で、これにより、収納容体21に電極板3及び支持体15を整然とした状態で配設することができる。
図8,図9は、支持体15に固定位置決め調整可能に支持体側突片部7を複数設けて円弧支持部28を形成し、前記支持体側突片部7と支持板部16とをボルト27で連結することで電極板3と支持体15とを固定するものである。
具体的には、支持体側突片部7を断面視L字状の板材7Aで構成し、この板材7Aの一端側を支持体15の内側面に当接してボルト46・ナット47により固定することで、他端側を前記支持体15の内方に突出させて円弧支持部28を形成している。
更に具体的には、図9に示すように、板材7Aの一端部に貫通孔35を設け、支持体15の円弧傾斜部位近傍に貫通孔45を設け、これら貫通孔35・45にボルト46を挿通してナット47止めすることで、支持体15に板材7Aを固定位置決め調整可能に設けている。
即ち、ボルト46・ナット47による固定位置決め調整により、支持体15に対する板材7Aの取り付け固定位置(固定角度)を所望する位置(角度)に設定できる構成となっている。
図8,図9によれば、電極板3の湾曲度合いに応じて板材7Aの支持体15に対する取り付け固定角度を調整できるため、円弧状の電極板3に合わせて取り付け固定位置を調整してドラム2の外周面に対応する適性な円弧支持部28を形成でき、これにより、電極板3に歪みが極めて生じにくい状態で前記電極板3を支持体15に固定できる。
よって、電極板3からドラム2に、より一層均一に電流を流すことが可能となり、このドラム2の外周面で均一の厚さの精度の高い金属箔を製造することが可能となる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 電解槽
2 ドラム
3 電極板
6 電極側突片部
7 支持体側突片部
15 支持体
16 支持板部
21 箱形収納容体
25 貫通孔
26 ネジ孔
27 ボルト
28 円弧支持部

Claims (5)

  1. 上部が開口した箱形収納容体の内部に電極板を支持する支持体を設け、この支持体に前記電極板を支持状態で設けてこの電極板を内面とする電解層を形成し、この電解層に金属イオンを含む電解液を溜め、この電解液に円筒状のドラムを浸漬し、前記電極板から前記電解液を経由して前記ドラムに電流を流すことにより、このドラムの外周面で金属箔を製造する装置であって、前記円筒状のドラムの外周面に対応する断面視円弧状の前記電極板の外面に該電極板を歪みの無い円弧形状に保持する絶縁性の高いものを採用した支持板部を積層状態に設け、若しくは絶縁性の低いものを採用した支持板部を、前記電極板とこの支持板部との間に絶縁層を介在させて積層状態に設け、この支持板部の左右側端部に設けた電極側突片部を前記支持体にボルト固定構造で着脱自在に設けて、又は前記支持板部の左右両端部を前記支持体に設けた支持体側突片部にボルト固定構造で着脱自在に設けて、前記電極板と前記支持体とを着脱自在に固定したことを特徴とする金属箔製造用不溶性電極。
  2. 前記支持体の上面を、断面視円弧状の前記電極板の形状に対応して外方から支持する円弧支持部とし、又は前記支持体に前記支持体側突片部を内方又は外方に突出状態に設けてこの支持体側突片部の上面を、断面視円弧状の前記電極板の形状に対応して外方から支持する円弧支持部として、この円弧支持部に前記電極板を支承状態に設け、この電極板を前記円弧支持部に着脱自在に設けて前記電極板と前記支持体とを着脱自在に固定したことを特徴とする請求項1記載の金属箔製造用不溶性電極。
  3. 前記支持板部又は前記電極側突片部に貫通孔若しくはネジ孔を設け、前記支持体又は前記支持体側突片部にネジ孔若しくは貫通孔を設け、この貫通孔に貫通若しくはこのネジ孔にボルトを螺着して前記電極板の外面に積層状態に設けた前記絶縁性の高いものを採用した支持板部と前記支持体とを、若しくは前記電極板の外面との間に絶縁層を介在させて積層状態に設けた前記絶縁性の低いものを採用した支持板部と前記支持体とをボルト止め固定したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の金属箔製造用不溶性電極。
  4. 前記支持板部に前記電極側突片部を該支持板部の左右側端部から外方に突出状態に設け、前記電極側突片部に前記貫通孔を設け、前記支持体の上面となる前記円弧支持部に前記ネジ孔を設けて、前記ボルトを前記電極側突片部に設けた前記貫通孔側から挿入し、前記円弧支持部の前記ネジ孔に螺着して前記電極板の外面に積層状態に設けた前記絶縁性の高いものを採用した支持板部と前記支持体とを、若しくは前記電極板の外面との間に絶縁層を介在させて積層状態に設けた前記絶縁性の低いものを採用した支持板部と前記支持体とをボルト止め固定したことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の金属箔製造用不溶性電極。
  5. 前記支持体に前記支持体側突片部を内方に突出状態に設けて前記円弧支持部を形成し、前記支持体側突片部に前記貫通孔を設け、前記支持板部に前記ネジ孔を設け、前記ボルトを支持体側突片部に設けた前記貫通孔側から挿入し、前記支持板部に設けた前記ネジ孔に螺着して前記電極板の外面に積層状態に設けた前記絶縁性の高いものを採用した支持板部と前記支持体とを、若しくは前記電極板の外面との間に絶縁層を介在させて積層状態に設けた前記絶縁性の低いものを採用した支持板部と前記支持体とをボルト止め固定したことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の金属箔製造用不溶性電極。
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