JP4529306B2 - エンジンの実トルク算出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の制御に用いられるエンジンの実トルクを算出するエンジンの実トルク算出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの作動中には、このエンジンの運転状態に応じて各種の制御が行われている。例えば、自動変速機の変速比制御では、エンジンの実トルクを推定し、この推定した実トルクに基づいて変速比を設定し、設定された変速比となるように油圧駆動装置を制御している。
【0003】
このようなエンジンの実トルクを推定する技術としては、例えば、特開2000−213407号公報や特開昭59−120748号公報に開示されたものがある。特開2000−213407号公報に開示された「内燃機関の出力制御装置」では、エンジン要求出力から目標有効平均圧を求め、この目標有効平均圧から燃料噴射パルス幅を決定し、この燃料噴射パルス幅により3次元マップを用いて実有効平均圧(実トルク)を求めている。また、特開昭59−120748号公報に開示された「エンジンの発生トルク推定装置」では、1シリンダ当たりの供給燃料量とエンジン発生トルクとが略比例関係にあることに着目しこのエンジン発生トルクとを算出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した各公報に記載された技術では、燃料噴射パルス幅や供給燃料量に基づいて実トルクを算出している。ところが、燃焼室に噴射される燃料量は、エンジンの運転状態(アクセル開度)により変動するものであるから、変動するパラメータからは高精度に実トルクを算出することはできない。
【0005】
本発明はこのような問題を解決するものであって、実トルクを高精度に算出可能としたエンジンの実トルク算出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために請求項1の発明のエンジンの実トルク算出装置では、エンジン回転速度を検出するセンサを設け、排気空燃比に応じて出力する酸素センサを排気浄化触媒の上流の排気通路に設け、フィードバック制御値算出手段がこの酸素センサの出力に基づいて空燃比が目標値へ制御されるように空燃比フィードバック制御を行うフィードバック制御値を算出し、学習値算出手段がこのフィードバック制御値算出手段が算出したフィードバック制御値の学習値を算出し、燃料噴射量相関値検出手段がエンジンに設けた燃料噴射弁から噴射された燃料噴射量と相関関係にある燃料噴射量相関値を検出し、実トルク推定手段が燃料噴射量相関値検出手段の検出結果とエンジン回転速度に基づいて、推定トルクを算出し、学習値算出手段の検出結果から推定トルクの補正係数を算出し、推定トルクを補正係数により補正することにより、エンジンの実トルクを推定するようにしている。
【0007】
従って、エンジンの実トルクは燃料噴射量相関値とフィードバック制御値の学習値に基づいて推定されるため、燃料噴射装置による燃料噴射流量のばらつきによる誤差が補正されることとなり、実トルクを高精度に算出することができる。
【0008】
また、請求項2の発明のエンジンの実トルク算出装置では、実トルク推定手段は、学習値算出手段により学習値が算出されていない場合には、燃料噴射量相関値検出手段の検出結果のみに基づいて実トルクを推定するようにしている。従って、フィードバック制御値の学習値が正確でない場合には、この学習値による実トルクの算出を中止することで、実トルクを一層高精度に算出できる。
【0009】
なお、好ましくは、燃料噴射量相関値検出手段が検出する燃料噴射量相関値として、燃料噴射弁の開弁時間、噴射弁駆動信号、噴射弁による噴射パルス幅などを適用し、これらにより燃料噴射弁から噴射された燃料噴射量を検出するものであるとすると、特に、噴射パルス幅によって燃料噴射量を検出すれば、燃料噴射量と一層相関性の高い値を検出できると共に追加のセンサを不要としてコストを低減できる。また、燃料噴射量相関値を検出する際には、燃料圧力、燃料の移送遅れなどを加味して相関値を算出すれば、上記の効果に増して一層相関性の高い相関値を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0011】
図1に本発明の一実施形態に係るエンジンの実トルク算出装置が適用されたエンジン制御の概略構成、図2にフィードバック学習値の算出制御のフローチャート、図3に実トルクの算出制御のフローチャートを示す。
【0012】
本実施形態のエンジンの実トルク算出装置が適用されたエンジンの制御装置において、図1に示すように、車両に搭載されるエンジン11は、例えば、筒内噴射型の火花点火式ガソリンエンジンであって、通常の吸気行程で燃料を噴射して燃焼室内に均一な混合気を形成する均一燃焼に加えて、圧縮行程で燃料を噴射して超リーンな全体空燃比で燃焼させる層状燃焼を可能としている。そして、層状燃焼を実現する圧縮行程噴射モードは、一般に低回転低負荷域の運転領域で実行され、アクセル開度等から求めた目標平均有効圧(エンジン負荷)及びエンジン回転数が比較的低い領域で圧縮行程噴射を実行して、エミッション低減や燃費向上を達成し、それ以外の領域で吸気行程噴射(均一燃焼を実現する吸気行程噴射モード)を実行して、要求されるエンジントルクを確保するようにしている。
【0013】
即ち、このエンジン11において、シリンダヘッドに気筒ごとに点火プラグ12及びインジェクタ13が取付けられ、ピストン14の上方に形成される燃焼室15内にこのインジェクタ13の噴射口が開口し、燃料が燃焼室15内に直接噴射されるようになっている。また、シリンダヘッドには燃焼室15を臨む吸気ポート16及び排気ポート17が形成され、吸気ポート16は吸気弁18により開閉され、排気ポート17は排気弁19により開閉される。そして、このエンジン11には各気筒の所定のクランク位置でクランク角信号を出力するクランク角センサ20が設けられ、クランク角センサ20はエンジン回転速度(回転数)を検出可能となっている。
【0014】
更に、吸気ポート16には吸気管21が接続され、空気取入口にはエアクリーナ22が取付けられており、この吸気管21には電子制御スロットル弁23及びスロットルポジションセンサ24が取付けられ、このスロットル弁23上流側にはエアフローセンサ25が取付けられている。一方、排気ポート17には排気管26が接続されており、この排気管25の下流側には三元触媒27が装着されると共に、この三元触媒27の上流側には排気空燃比に応じた出力電圧(酸素濃度)を出力する酸素センサ28が装着されており、この酸素センサ28は理論空燃比(ストイキ)のところで出力電圧が急変する特性を有している。なお、出力が空燃比に応じてリニアに変化するリニア型の特性を有するものでも良い。
【0015】
また、車両にはエンジン11などを制御するエンジンの電子制御ユニット(ECU)29が設けられ、このECU27には、入出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶を行う記憶装置、中央処理装置及びタイマやカウンタ類が具備されており、このECU29により筒内噴射エンジン11の総合的な制御が実施される。即ち、前述したクランク角センサ20、スロットルポジションセンサ24、エアフローセンサ25、酸素センサ28に加えてドライバが踏み込むアクセルペダルのポジションセンサ30などの各種センサ類の検出情報がECU29に入力され、このECU29が各種センサ類の検出情報に基づいて、燃料噴射モードや燃料噴射量(目標空燃比)、点火時期等を決定し、点火プラグ12、インジェクタ18、スロットル弁23等を駆動制御する。
【0016】
即ち、ECU29は、エンジン回転速度(クランク角センサ20)とアクセル開度(スロットルポジションセンサ24)とに基づいてエンジン負荷に対応する目標平均有効圧を求め、この目標平均有効圧とエンジン回転速度とに応じてマップより燃料噴射モード、つまり、圧縮行程噴射モード、吸気行程噴射モード、その他の噴射モードを設定するようにしている。例えば、目標平均有効圧とエンジン回転速度とが共に小さいときには、圧縮行程噴射モードとされて燃料が圧縮行程で噴射される一方、目標平均有効圧、あるいはエンジン回転速度が大きくなると、吸気行程噴射モードとされて燃料が吸気行程で噴射される。
【0017】
そして、この目標平均有効圧とエンジン回転速度とから制御目標となる目標空燃比(目標A/F)が設定され、適正量の燃料噴射量がこの目標A/Fに基づいて決定される。この場合、例えば、ストイキフィードバック制御モードでは、酸素センサ28が検出した出力電圧とストイキを表す基準電圧との比較によりリッチあるいはリーンの判定を行い、この出力電圧と基準電圧との偏差からフィードバック補正係数(フィードバック制御値)を算出しこのフィードバック補正係数に基づいてフィードバック学習値を算出(学習値算出手段)し、一方、エンジン11のインジェクタ13から噴射される燃料噴射量と相関関係にある燃料噴射量相関値、例えば、燃料噴射パルス幅(燃料噴射時間)が設定(燃料噴射量相関値検出手段)が設定されており、フィードバック学習値をこの燃料噴射パルス幅に反映させている。
【0018】
ところで、上述したECU29では、自動変速機の変速比制御などを行うために必要なパラメータの一つとして実トルクが必要であり、本実施形態のエンジンの実トルク算出装置は、燃料噴射パルス幅とフィードバック学習値とに基づいてエンジン11の実トルクを推定(実トルク推定手段)するようにしている。この場合、エンジン11がストイキフィードバック制御モードでないときは、フィードバック学習値が算出されていないため、このときは燃料噴射パルス幅のみに基づいて実トルクを推定するようにしている。
【0019】
ここで、上述した本実施形態のエンジンの軸トルク算出装置におけるECU29の制御を図2及び図3のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
【0020】
フィードバック学習値の算出制御において、図2に示すように、まず、ステップS1では、空燃比(A/F)フィードバック制御中であるかを判定し、始動直後にエンジン温度か低い場合、ストイキ運転でなく、酸素センサが不活性であり、燃焼が不安定になることがあるためにA/Fフィードバック制御を中止しており、この場合には何もしないでこのルーチンを抜ける。一方、ステップS1でA/Fフィードバック制御中であると判定したら、ステップS2にて、フィードバック学習値の更新周期にあるかどうかを判定し、学習値の更新周期であれば、ステップS3以降で、目標A/Fと実A/Fとの偏差をからフィードバック補正係数、フィードバック学習値を算出する。
【0021】
即ち、ステップS3では、酸素センサ28が検出した出力電圧の積分値が判定値(ここでは、1.0)より大きいかどうかを判定する。酸素センサ28はその出力電圧が理論空燃比(ストイキ)のところで急変する特性を有しており、このときの空気過剰率が1.0であるため、フィードバック積分値が1.0より大きいということは、エンジン11の空燃比フィードバックを行っていない状態でのベースとなる空燃比がリーンということであり、ステップS4に移行してフィードバック補正係数XAFLRN(フィードバック制御値)を+A(所定燃料量)、つまり、燃料増量側に設定する。
【0022】
一方、ステップS3にて、酸素センサ28が検出した出力電圧の積分値が判定値(ここでは、1.0)より以下であれば、ステップS5に移行し、フィードバック積分値が1.0より小さいかどうかを判定する。ここで、フィードバック積分値が1.0より小さいということは、エンジン11の空燃比フィードバックを行っていない状態でのベースとなる空燃比がリッチということであり、ステップS6に移行してフィードバック補正係数XAFLRN(フィードバック制御値)を−A(所定燃料量)、つまり、燃料減量側に設定する。更に、ステップS5にて、フィードバック積分値が1.0以上であれば、エンジン11は理論空燃比で現在運転されているということであり、ステップS7に移行してフィードバック補正係数XAFLRN(フィードバック制御値)0として燃料量の増減はなしとする。
【0023】
そして、ステップS8にて、前回のA/Fフィードバック学習値にステップS4、S6、S7で設定したフィードバック補正係数XAFLRN(+A、−A、0)を加算して今回のA/Fフィードバック学習値を算出する。このようにA/Fフィードバック学習値が算出されると、目標空燃比に基づいて設定された燃料噴射パルス幅(燃料噴射時間)をこのA/Fフィードバック学習値により学習補正する。
【0024】
一方、実トルクの算出制御において、図3に示すように、ステップT1で、クランク角センサ20の検出結果に基づいてエンジン回転速度Neが読み込まれると、ステップT2では、目標空燃比に基づいて設定された燃料噴射パルス幅Pwとこのエンジン回転速度Neとに基づいて推定トルクPe1が算出される。この場合、エンジン回転速度Neが一定であるとき、燃料噴射パルス幅Pwに対して推定トルクPe1は比例関係にあることがわかっており、ECU29に所定のエンジン回転速度Neごとのマップを予め記憶させておけばよい。
【0025】
そして、ステップT3では、A/Fフィードバック学習値が設定されているかどうかを判定し、前述のように、既にA/Fフィードバック学習値が設定されていれば、ステップT4にて、このA/Fフィードバック学習値からPe補正係数KPeを算出する。この場合、Pe補正係数KPeはA/Fフィードバック学習値が1.0のときに1.0となる比例関数となっている。続いて、ステップT5では、各数式に基づいて実トルクPe2を算出する。
Pe2=Pe1×KPe
【0026】
なお、ステップT3にて、前述したように、エンジン11の始動直後で、A/Fフィードバック学習値が設定されていないときには、ステップT6に移行し、ここでPe補正係数KPe=1.0と設定し、ステップT5にて、推定トルクPe1=実トルクPe2とする。
【0027】
このように本実施形態のエンジンの実トルク算出装置では、燃料噴射パルス幅Pwとエンジン回転速度Neとに基づいて推定トルクPe1を算出し、ストイキフィードバック制御で算出されたA/Fフィードバック学習値からPe補正係数KPeを算出し、推定トルクPe1をこのPe補正係数KPeにより補正することで、エンジン11の実トルクPe2を算出している。
【0028】
従って、エンジン11の実トルクPe2は、燃料噴射量と相関関係にある燃料噴射パルス幅PwとA/Fフィードバック学習値とに基づいて推定されることとなり、インジェクタ13から噴射される燃料流量のばらつきによる誤差が補正されることとなり、実トルクPe2を高精度に算出できる。
【0029】
また、A/Fフィードバック学習値が設定されていないときには、推定トルクPe1を実トルクPe2としており、フィードバック制御値の学習値が正確でない場合には、これを不使用とすることで実トルクPe2を一層高精度に算出できる。
【0030】
更に、燃料噴射量相関値として噴射パルス幅Pwによって燃料噴射量をもとめるようにしており、燃料噴射量と一層相関性の高い値を検出できると共に追加のセンサを不要としてコストを低減できる。また、エンジン11を筒内噴射型の火花点火式ガソリンエンジンとしており、インジェクタ13から噴射される燃料噴霧がインテークマニホールドの壁面に付着しないため、燃料供給量と実トルクとはほ同値であり、算出された実トルクPe2は信頼性が高いものとなる。
【0031】
なお、上述の実施形態では、本発明のエンジンの実トルク算出装置において、燃料噴射量相関値検出手段が検出する燃料噴射量相関値として、燃料噴射パルス幅Pwとしてが、インジェクタ13の開弁時間、あるいはその開弁信号などを適用してもよく、インジェクタ(燃料噴射弁)13から噴射された燃料噴射量を検出するものであればよく、燃料噴射量相関値を検出する際には、燃料圧力、燃料の移送遅れなどを加味して算出すれば、上記の効果に増して一層相関性の高い相関値を得ることができる。
【0032】
また、上述の実施形態では、クランク軸から出力される正味の実トルクPe2を算出するものととして説明したが、エンジン11の周辺機器を含んだ図示実トルクPi(Pi=Pe+Pf:Pfはフリクション)を求める場合に適用してもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように請求項1の発明のエンジンの軸トルク算出装置によれば、エンジン回転速度を検出するセンサを設け、排気通路に設けられた酸素センサの出力に基づいて空燃比が目標値へ制御されるように空燃比フィードバック制御を行うフィードバック制御値を算出し、このフィードバック制御値の学習値を算出し、当該学習値から推定トルクの補正係数を算出すると共に、エンジンに設けた燃料噴射弁から噴射された燃料噴射量と相関関係にある燃料噴射量相関値を検出し、当該検出結果とエンジン回転速度に基づいて、推定トルクを算出し、推定トルクを補正係数により補正することにより、エンジンの実トルクを推定するので、エンジンの実トルクは燃料噴射量相関値とフィードバック制御値の学習値に基づいて推定されるため、燃料噴射装置による燃料噴射流量のばらつきによる誤差が補正されることとなり、実トルクを高精度に算出することができる。
【0034】
また、請求項2の発明のエンジンの軸トルク算出装置によれば、フィードバック制御値の学習値が算出されていない場合には、燃料噴射量相関値のみに基づいて実トルクを推定するので、フィードバック制御値の学習値が正確でない場合には、この学習値による実トルクの算出を中止することで、実トルクを一層高精度に算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るエンジンの実トルク算出装置が適用されたエンジン制御の概略構成図である。
【図2】フィードバック学習値の算出制御のフローチャートである。
【図3】実トルクの算出制御のフローチャートである。
【符号の説明】
11 エンジン
12 点火プラグ
13 インジェクタ
15 燃焼室
20 クランク角センサ
24 スロットルポジションセンサ
26 排気管(排気通路)
27 三元触媒(排気浄化触媒)
28 酸素センサ
29 エンジンの電子制御ユニット、ECU(フィードバック制御値算出手段、学習値算出手段、燃料噴射量相関値検出手段、実トルク推定手段)
30 アクセルポジションセンサ
Claims (2)
- エンジン回転速度を検出するセンサと、
排気浄化触媒の上流の排気通路に設けられて排気空燃比に応じて出力する酸素センサと、
該酸素センサの検出結果に基づいて空燃比が目標値へ制御されるように空燃比フィードバック制御を行うフィードバック制御値を算出するフィードバック制御値算出手段と、
該フィードバック制御値算出手段が算出したフィードバック制御値の学習値を算出する学習値算出手段と、
エンジンに設けた燃料噴射弁から噴射された燃料噴射量と相関関係にある燃料噴射量相関値を検出する燃料噴射量相関値検出手段と、
該燃料噴射量相関値検出手段の検出結果と前記エンジン回転速度に基づいて、推定トルクを算出し、前記学習値算出手段の検出結果から前記推定トルクの補正係数を算出し、前記推定トルクを前記補正係数により補正することにより、エンジンの実トルクを推定する実トルク推定手段とを具えたことを特徴とするエンジンの実トルク算出装置。 - 請求項1のエンジンの実トルク算出装置において、
前記実トルク推定手段は、
前記学習値算出手段により学習値が算出されていない場合には、前記燃料噴射量相関値検出手段の検出結果のみに基づいて前記実トルクを推定することを特徴とするエンジンの実トルク算出装置。
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