JP4528286B2 - 潤滑油組成物 - Google Patents
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一方、ZDTPを使用しない潤滑油としては、その摩耗防止性能を維持するためにジアルキルジチオカルバミン酸亜鉛や硫黄系添加剤を配合した潤滑油組成物が知られている(例えば、下記特許文献)。これらの公報に記載の潤滑油はZDTPを含有する潤滑油と同様に硫黄分を多く含有している。そしてこのような潤滑油は一般に酸化安定性が悪く、潤滑油の種々の初期特性を著しく低下させる。特に金属系清浄剤や無灰分散剤等を含有する組成物においては酸中和特性の指標である全塩基価の消耗(劣化)が加速される傾向にあった。
潤滑油基油は、特に制限はなく、通常の潤滑油に使用されるものが使用できる。また基油の動粘度も特に制限はないが、潤滑油基油の100℃での動粘度の好ましい上限値は、50mm2/s、より好ましくは40mm2/sであり、内燃機関用潤滑油に使用する場合は、好ましくは20mm2/s、より好ましくは10mm2/sである。一方、潤滑油基油の100℃での動粘度の好ましい下限値は、1mm2/s、より好ましくは2mm2/sである。潤滑油基油の100℃での動粘度が50mm2/sを越える場合は、低温粘度特性が悪化し、一方、潤滑油基油の100℃での動粘度が1mm2/s未満の場合は、潤滑箇所での油膜形成が不十分であるため潤滑性に劣り、また潤滑油基油の蒸発損失が大きくなるため、それぞれ好ましくない。
また、潤滑油基油の硫黄分は特に制限はないが、0.1質量%以下であることが好ましく、0.01質量%以下であることがさらに好ましく、0.005質量%以下、特に実質的に含有しない(0.001質量%以下)ものが好ましい。
例えば、1種以上の鉱油系潤滑油、1種以上の合成油系潤滑油、1種以上の鉱油系潤滑油と1種以上の合成油系潤滑油との混合油等を挙げることができる。
下記一般式(1)で表されるチオリン酸エステル若しくはリン酸エステルの金属塩。
直鎖状又は分枝を有してもよいアルキル基としては、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基及びオクタデシル基等を挙げることができる。
下記一般式(2)で表されるチオリン酸エステル若しくはリン酸エステル、又はその金属塩又はアミン塩。
X1、X2、X3及びX4のうちの1〜3つが酸素原子である化合物の好ましい具体例としては、ジプロピルチオリン酸亜鉛、ジブチルチオリン酸亜鉛、ジペンチルチオリン酸亜鉛、ジヘキシルチオリン酸亜鉛、ジヘプチルチオリン酸亜鉛、ジオクチルチオリン酸亜鉛などの炭素数3〜18の直鎖状若しくは分枝状アルキル基を有するジアルキルチオリン酸亜鉛、及びジフェニルチオリン酸亜鉛、ジトリルチオリン酸亜鉛等の炭素数6〜18のアリール基若しくはアルキルアリール基を有するジ((アルキル)アリール)チオリン酸亜鉛を挙げることができる。
(A)成分として一般式(2)で表される化合物は、チオリン酸エステル若しくはリン酸エステルのアミン塩が好ましく、具体的には、例えば、ジプロピルチオリン酸エステル、ジブチルチオリン酸エステル、ジペンチルチオリン酸エステル、ジヘキシルチオリン酸エステル、ジヘプチルチオリン酸エステル、及びジオクチルチオリン酸エステル等の炭素数3〜18の直鎖状若しくは分枝状アルキル基を有するジアルキルチオリン酸エステル;ジプロピルリン酸エステル、ジブチルリン酸エステル、ジペンチルリン酸エステル、ジヘキシルリン酸エステル、ジヘプチルリン酸エステル、及びジオクチルリン酸エステル等の炭素数3〜18の直鎖状若しくは分枝状アルキル基を有するジアルキルリン酸エステル;ジフェニルチオリン酸エステル、及びジトリルチオリン酸エステル等の炭素数6〜18のアリール若しくはアルキルアリール基を有する((アルキル)アリール)チオリン酸エステル;ジフェニルリン酸エステル、及びジトリルリン酸エステル等の炭素数6〜18のアリール基若しくはアルキルアリール基を有するジ((アルキル)アリール)リン酸エステル;等と、前記含窒素化合物、中でもデシルアミン、ドデシルアミン、トリデシルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルアミン、及びステアリルアミン等の炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基を有する脂肪族アミン(これらは直鎖状でも分枝状でもよい)との塩が好ましい例として挙げることができる。
(B)成分を説明する。
一般式(3)のR21、R22、R23及びR24は、それぞれ一般式(1)におけるR1、R2、R3及びR4と同義であり、またその好ましい範囲も同じである。また一般式(3)のY2は、一般式(1)におけるY1と同義であり、またその好ましい範囲も同じである。
一般式(4)のR31、及びR32は、それぞれ一般式(2)におけるR11、及びR12と同義であり、またその好ましい範囲も同じである。一般式(4)のU、及びk2は、それぞれ一般式(2)におけるU、k1と同義であり、またそれらの好ましい範囲も同じである。
(C)金属系清浄剤
金属系清浄剤は、酸中和性能、高温清浄性及び磨耗防止性等を高めるために使用することが好ましい。
金属系清浄剤としては、潤滑油に用いられる任意の金属系清浄剤が使用可能であるが、具体的には例えば、アルカリ金属スルホネート又はアルカリ土類金属スルホネート、アルカリ金属フェネート又はアルカリ土類金属フェネート、アルカリ金属サリシレート又はアルカリ土類金属サリシレート等の中から選ばれる1種以上の金属系清浄剤が挙げられる。
アルカリ金属スルホネート又はアルカリ土類金属スルホネートとしては、分子量300〜1500、好ましくは400〜700のアルキル芳香族化合物をスルホン化することによって得られるアルキル芳香族スルホン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、特にナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等の塩であり、マグネシウム塩、カルシウム塩が好ましく用いられる。
上記R41、R42、R43、R44、R45及びR46としては、具体的には、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル基、ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、ノナコシル基、トリアコンチル基等が挙げられる。これらは直鎖でも分枝でもよい。これらはまた1級アルキル基、2級アルキル基又は3級アルキル基でもよい。
アルカリ金属サリシレート又はアルカリ土類金属サリシレートとしては、アルキルサリチル酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、特にナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等の塩が挙げられる。例えば下記一般式(11)で表されるものを挙げることができる。
R47としては、具体的には、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル基、ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、ノナコシル基、及びトリアコンチル基等が挙げられる。これらは直鎖でも分枝でもよい。これらはまた1級アルキル基、2級アルキル基又は3級アルキル基でもよい。
本発明で用いるアルカリ金属系清浄剤又はアルカリ土類金属系清浄剤の全塩基価は任意であるが、優れた清浄性を達成するために、通常全塩基価が0〜500mgKOH/gのものが使用可能であるが、塩基価維持特性及び高温清浄性に優れ、かつ特に磨耗防止性に優れた性能の組成物とするためにはその全塩基価は、好ましくは150〜400mgKOH/g、更に好ましくは200〜300mgKOH/gのものを用いる。なお、全塩基価は、JIS K2501(1992)の「石油製品及び潤滑油−中和価試験方法」の7.に準拠して測定される過塩素酸法による全塩基価を意味する。
(1)特に塩基価維持特性及び高温清浄性に優れ、かつ磨耗防止性、省燃費性にも優れた組成物を得るためには、金属系清浄剤として、アルカリ金属又はアルカリ土類金属サリシレートを使用する。そして特に内燃機関の動弁系の磨耗防止性に優れたものを得るためには、好ましくは全塩基価が150〜400mgKOH/g、さらに好ましくは200〜350mgKOH/gのアルカリ金属又はアルカリ土類金属サリシレートを使用する。
(2)特に内燃機関の動弁系の磨耗防止性に優れ、かつNOx存在下における塩基価維持特性、特に酸価抑制効果、粘度増加抑制効果にも優れた組成物を得るためには、金属系清浄剤として、アルカリ金属又はアルカリ土類金属スルホネート、好ましくは全塩基価が150〜400mgKOH/g、さらに好ましくは200〜300mgKOH/g、特に好ましくは250〜350mgKOH/gのアルカリ金属又はアルカリ土類金属スルホネートを使用する。
なお、これら金属系清浄剤は、その金属含有量及び石鹸基(アルキルサリチル酸基)含有量との関係から、金属比(金属元素の価数×金属元素含有量(mol)/石鹸基含有量(mol))で表すことができる。
無灰分散剤は酸中和性能、塩基価維持性能、高温清浄性能、および磨耗防止性能等を高めるために使用することが好ましい。
無灰分散剤としては、潤滑油に用いられる任意の無灰分散剤を用いることができるが、例えば、炭素数40〜400の直鎖若しくは分枝状のアルキル基又はアルケニル基を分子中に少なくとも1個有する含窒素化合物又はその誘導体、あるいはアルケニルコハク酸イミドの変性品等が挙げられる。これらの中から任意に選ばれる1種類あるいは2種類以上を配合することができる。
このアルキル基又はアルケニル基の炭素数は40〜400、好ましくは60〜350である。アルキル基又はアルケニル基の炭素数が40未満の場合は化合物の潤滑油基油に対する溶解性が低下し、一方、その炭素数が400を越える場合は、潤滑油組成物の低温流動性が悪化するため、それぞれ好ましくない。このアルキル基又はアルケニル基は、直鎖状でも分枝状でもよいが、好ましいものとしては、具体的には、プロピレン、1−ブテン、イソブチレン等のオレフィンのオリゴマーやエチレンとプロピレンのコオリゴマーから誘導される分枝状アルキル基や分枝状アルケニル基等が挙げられる。
(D)成分の1例として挙げた含窒素化合物の窒素含有量は任意であるが、塩基価維持特性、高温清浄性、及び磨耗防止性等の点から、通常その窒素含有量が0.01〜10質量%、好ましくは0.1〜10質量%のものが用いられる。
(D−1)炭素数40〜400のアルキル基又はアルケニル基を分子中に少なくとも1個有するコハク酸イミド、あるいはその誘導体
(D−2)炭素数40〜400のアルキル基又はアルケニル基を分子中に少なくとも1個有するベンジルアミン、あるいはその誘導体
(D−3)炭素数40〜400のアルキル基又はアルケニル基を分子中に少なくとも1個有するポリアミン、あるいはその誘導体
なお、コハク酸イミドは、イミド化に際しては、ポリアミンの一端に無水コハク酸が付加した、式(12)のようないわゆるモノタイプのコハク酸イミドと、ポリアミンの両端に無水コハク酸が付加した、式(13)のようないわゆるビスタイプのコハク酸イミドがあるが、本発明で用いる化合物は、そのいずれでも、またこれらの混合物でもよい。
これらのコハク酸イミドの製法は特に制限はないが、例えば炭素数40〜400のアルキル基又はアルケニル基を無水マレイン酸と100〜200℃で反応させて得たアルキル又はアルケニルコハク酸をポリアミンと反応させることにより得ることができる。ポリアミンとしては、具体的には、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン等が例示できる。
このベンジルアミンの製造方法は何ら限定されるものではないが、例えば、プロピレンオリゴマー、ポリブテン、及びエチレン−α−オレフィン共重合体等のポリオレフィンをフェノールと反応させてアルキルフェノールとした後、これにホルムアルデヒドとジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、及びペンタエチレンヘキサミン等のポリアミンをマンニッヒ反応により反応させることにより得ることができる。
このポリアミンの製造法は何ら限定されるものではないが、例えば、プロピレンオリゴマー、ポリブテン、及びエチレン−α−オレフィン共重合体等のポリオレフィンを塩素化した後、これにアンモニアやエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、及びペンタエチレンヘキサミン等のポリアミンを反応させることにより得ることができる。
酸化防止剤としては、フェノール系化合物やアミン系化合物等、潤滑油に一般的に使用されているものであれば使用可能である。酸化防止剤の添加により、潤滑油組成物の酸化防止性をより高められるため、本発明における塩基価維持性をより高めることができる。
フェノール系酸化防止剤としては、特に下記の化合物が好ましい具体例として挙げられる。4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ビス(2−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−イソプロピリデンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−ノニルフェノール)、2,2’−イソブチリデンビス(4,6−ジメチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール、2,6−ジ−tert−α−ジメチルアミノ−p−クレゾール、2,6−ジ−tert−ブチル−4(N,N’−ジメチルアミノメチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルベンジル)スルフィド、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、2,2’−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート。これらは二種以上を混合として使用してもよい。
上記フェノール系酸化防止剤とアミン系酸化防止剤は組み合せて配合しても良い。
これら粘度指数向上剤の分子量は、せん断安定性を考慮して選定することが必要である。具体的には、粘度指数向上剤の数平均分子量は、例えば分散型及び非分散型ポリメタクリレートの場合では、5,000〜1,000,000、好ましくは10,000〜350,000のものが、ポリイソブチレン又はその水素化物の場合は800〜5,000、好ましくは1,000〜4,000のものが、エチレン-α-オレフィン共重合体又はその水素化物の場合は800〜500,000、好ましくは3,000〜200,000のものが望ましい。
またこれらの粘度指数向上剤の中でもエチレン-α-オレフィン共重合体又はその水素化物を用いた場合には、特にせん断安定性に優れた潤滑油組成物を得ることができる。上記粘度指数向上剤の中から任意に選ばれた1種類あるいは2種類以上の化合物を任意の量で含有させることができる。粘度指数向上剤の含有量は、通常潤滑油組成物基準で0.1〜20.0質量%である。
なお、本発明の潤滑油組成物には上記粘度指数向上剤を含有させないか、あるいは少量含有(例えば1質量%以下)させた場合、高温清浄性に極めて優れた組成物を得ることができる。
摩擦調整剤としては、例えば、モリブデンジチオカーバメート、モリブデンジチオホスフェート、二硫化モリブデン、長鎖脂肪族アミン、長鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸エステル、及び長鎖脂肪族アルコール等が挙げられる。
腐食防止剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系、トリルトリアゾール系、チアジアゾール系、及びイミダゾール系化合物等が挙げられる。
防錆剤としては、例えば、石油スルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、ジノニルナフタレンスルホネート、アルケニルコハク酸エステル、グリセリンモノオレエートやソルビタンモノオレエート等の多価アルコールエステル、及びアミン類等が挙げられる。
抗乳化剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、及びポリオキシエチレンアルキルナフチルエーテル等のポリアルキレングリコール系非イオン系界面活性剤等が挙げられる。
金属不活性化剤としては、例えば、イミダゾリン、ピリミジン誘導体、アルキルチアジアゾール、メルカプトベンゾチアゾール、ベンゾトリアゾール又はその誘導体、1,3,4−チアジアゾールポリスルフィド、1,3,4−チアジアゾリル−2,5−ビスジアルキルジチオカーバメート、2−(アルキルジチオ)ベンゾイミダゾール、及びβ−(o−カルボキシベンジルチオ)プロピオンニトリル等が挙げられる。
消泡剤としては、例えば、シリコーン、フルオロシリコール、及びフルオロアルキルエーテル等が挙げられる。
また組成物の硫黄含有量としては、0.3質量%以下であることが好ましく、0.2質量%以下であることがより好ましく、0.1質量%以下であることがさらに好ましく、0.05質量%以下であることが特に好ましい。基油や各種添加剤に含まれる希釈油又は溶剤として低硫黄あるいは硫黄を含有しないものを選択すれば、さらに低硫黄化が可能となり、硫黄分が0.005質量%以下、更に実質的に硫黄を含有しない(硫黄分が0.001質量%以下)組成物も得ることができ、塩基価維持特性、高温清浄性をさらに高めることが可能となる。
本発明の潤滑油組成物(実施例1〜13)、(A)成分を含有せず、(B)成分のZDTPを含有する潤滑油組成物(比較例1及び3)、及び(A)成分も(B)成分も含有しない潤滑油組成物(比較例2)をそれぞれ調製した。それらの組成及び性状を表1及び表2に示す。
JIS K 2514に準拠するISOT試験(150℃)にて試験油を強制劣化させたときの全塩基価の残存率の経時変化を測定した。その評価結果を図1及び図2に示す。全塩基価の減少が小さいほど塩基価維持性能が高く、より長時間使用できるロングドレイン油であることを示す。
日本トライボロジー会議予稿集1992、10、465に準拠した条件(135℃、NOx:1185ppm)にて試験油にNOxガスを吹き込み、強制劣化させたときの全塩基価の経時変化を測定した。その評価結果を図3、図4及び図5に示す。全塩基価の減少が小さいほど内燃機関で使用されるようなNOx存在下においても塩基価維持性能が高く、より長時間使用できるロングドレイン油であることを示す。
JASO M 333−93に準拠した条件にて100時間運転を行い、その全塩基価及び酸価増加並びに40℃における組成物の粘度比(動粘度の増減率)の経時変化を測定した。なお、本試験の燃料として、硫黄分10質量ppmの低硫黄ガソリンを用いた。実施例11、13及び比較例3の潤滑油組成物を使用した場合の結果を図6及び7に示す。
JPI−5S−5599に準拠し、ホットチューブ試験を行った。評点は無色透明(汚れなし)を10点、黒色不透明を0点とし、この間をあらかじめ1刻みで作成した標準チューブを参照して評価した。290℃において当該評点が6以上であれば、通常のガソリンエンジン用、ディーゼルエンジン用の潤滑油として清浄性に優れたものであるが、ガスエンジン用の潤滑油としては、本試験において300℃以上においても優れた清浄性を示すことが好ましい。実施例7〜12及び比較例3の潤滑油組成物を使用した場合の結果を表3に示す。
1)高速四球試験
ASTM D4172−94に準拠する高速四球試験において、回転数1800rpm、荷重392Nでの条件下で室温にて30分間試験を行い、試験後の試験球の平均摩耗痕径を測定した。その評価結果を表4及び5に示す。摩耗痕径が小さいほど摩耗防止性能に優れていることを示す。
ASTM D3233(A法)に準拠するファレックス試験(290rpm、室温)において、試験片が焼付きを生じた時の荷重を測定した。その評価結果を表4及び5に示す。焼付き荷重が大きいほど耐焼付き性能に優れていることを示す。
JASO M 328−95準拠した動弁摩耗試験を行い100時間経過後のロッカーアームパッドスカッフ面積、ロッカーアーム摩耗量、カム摩耗量を測定した。それぞれ10以下の数値であれば、摩耗防止性に極めて優れた組成物であることを示す。
実施例12、13及び比較例3の潤滑油組成物を使用した場合の結果を表6に示す。
排気量1500ccの4気筒直打型DOHCエンジンを用い、油温80℃及び95℃において、それぞれ750、1000及び1500rpmのエンジン回転数にてエンジンモータリング試験を行った。実施例11及び比較例3の潤滑油組成物を使用し、比較例3の組成物を基準に評価した。その評価結果を表7に示す。
表8に示すように本発明の潤滑油組成物(実施例14)及び比較用の潤滑油組成物(比較例4)を調製した。そして得られた組成物に対して、上記のような高速四球試験、及びFALEX(ファレックス)試験、並びに下記のような熱安定性試験を行い、組成物の工業用油圧作動油としての性能をそれぞれ評価した。それらの評価結果を表8に併記する。
JIS K 2540「潤滑油熱安定性試験方法」に準じて潤滑油の全酸価増加を評価した。即ち、100mlビーカーに試料油を50ml採り、試料油が入ったビーカーを140℃の恒温槽中に240時間放置した。全酸価増加は試験後の試料油をn−ヘキサンで希釈し、希釈した油を0.8μmのメンブランフィルターにて濾過し、濾過油の全酸価を測定し、新油のそれとの比較から求めた。
Claims (10)
- 潤滑油基油に(A)一般式(1)で表されるチオリン酸エステル若しくはリン酸エステルの金属塩、及び一般式(2)で表されるチオリン酸エステル若しくはリン酸エステルの金属塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物が含有されていることを特徴とする内燃機関用潤滑油組成物。
- 前記一般式(1)で表される化合物のY1及び/又は一般式(3)で表される化合物のY2が亜鉛又はカルシウムであることを特徴とする請求項1又は2に記載の潤滑油組成物。
- さらに(C)金属系清浄剤、(D)無灰分散剤、及び(E)酸化防止剤から選ばれる少なくとも1種の添加剤が含有されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の潤滑油組成物。
- 前記(C)金属系清浄剤が、アルカリ金属又はアルカリ土類金属系サリシレート及びアルカリ金属又はアルカリ土類金属スルホネートから選ばれる少なくとも一つの添加剤であることを特徴とする請求項4に記載の潤滑油組成物。
- ガスエンジン用であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の潤滑油組成物。
- 潤滑油基油の硫黄分が0.005質量%以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかの項に記載の潤滑油組成物。
- 組成物の硫黄分が0.3質量%以下であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかの項に記載の潤滑油組成物。
- 潤滑油基油に(A)一般式(1)で表されるチオリン酸エステル若しくはリン酸エステルの金属塩、及び一般式(2)で表されるチオリン酸エステル若しくはリン酸エステル、又はその金属塩又はアミン塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物が含有されており、かつ組成物中の硫黄分が0.3質量%以下であることを特徴とする内燃機関用潤滑油組成物。
- ジチオリン酸亜鉛を含有しないことを特徴とする請求項1、3〜9のいずれかの項に記載の潤滑油組成物。
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