JP4527633B2 - 階調処理装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ,コピア,ファックスなどに係わり、複数の画素の組合せで8ビット階調以上の階調表現を可能にする階調処理装置あるいは階調処理方法に関する。なお、本発明では、プリンタ,コピア,ファックスなど、画素の矩形配列として画像を印画するラスタデバイスを代表してプリンタと呼ぶことにする。
プリンタで、連続階調と言われる8ビット(=256)階調を表現するためには、複数の画素のON面積の変化として中間階調表現を行う、階調処理と呼ばれる画像変換が必要とされる。
階調処理方式としては、予め用意された閾値配列の値と入力画素値の比較で画素のON/OFFを決定する組織的ディザ法と、画素のON/OFFで生じる入力階調値との誤差を周辺画素値に再配分する誤差拡散法が一般的である。
さらに組織的ディザ法に関しては、隣接する複数画素で周期的な網点を構成し、網点としての面積変化で階調表現をおこなう網点階調処理と、一定領域単位で分散的に、均質にONドットを配分する分散階調処理(ベイヤー)方式が知られている。
再現画素が不安定になりやすいレーザ方式のプリンタでは、これらの階調処理方式のうち、網点階調処理方式が、1画素の変動の階調性への影響を小さくでき、階調再現の安定性に優れるため好んで使用される。
一方で、網点階調処理では、網点密度と階調性がトレードオフの関係にあり、600dpi白黒2値のプリンタでは、階調性と解像度の両立が困難となる問題がある。例えば、600dpiのプリンタで、3×3画素を単位に網点を組んだ場合には、600/3=200dpiの解像度相当になるが、階調数は白地を含めても3×3+1=10の階調しか得られない。また、1画素2階調のプリンタで256階調を表現するためには、16×16で1つの網点を構成するので、網点密度が600/16=37.5dpiとなり、非常に粗い網点となる。
これらの問題に対して、レーザビームあるいはLEDアレイ方式のプリンタの場合であれば、プリンタの1画素をPWM(Pulse Width Modulation)により細分する方法がある。また、1ドットの露光強度を変調するPAM(Pulse Amplitude Modulation)方式により1ドットを多階調化する方法が用いられる。
しかし、これらの方式においても、近年のプリンタの高速化により、1画素のパルス間隔そのものが短くなっている。このため、パルス生成の応答速度や現像追従性の限界によりパルス細分に、レーザの多ビーム化が必要になったり、LEDの複雑化による開発コストの増大など、強度変調の多段階化と低コスト化の両立が困難になる問題を生じている。
このような問題を解決するために、特許文献1や特許文献2では、巡回的に分散して成長する多重のセンタドットをもつ網点ディザとPWMとを両立させて分散させる方式を開示している。また、特許文献3では、閾値配列を節約する方法として、基本的な閾値パターンから出力階調数に略均等に割り付けられる閾値間隔を計算し、閾値配列を生成する方法が開示されている。
特開2000−4359号公報 特開2001−94782号公報 特開2002−185787号公報
従来技術のように、1画素の多階調化、網点化、網点の分散処理の3つの方式によるハイブリッド化を行う場合にも、多階調化した1画素の階調数が十分に大きく無い場合には、それぞれの方式に割り付けるビット配分の整合性に問題を生じる。
例えば、特許文献1の方式において、1ドットが4段階(白地を除く)の多階調化しかできない場合に、特許文献1の図10(e)に開示されている20階調の基本閾値パターンを使用した場合、視覚上問題になりにくい分散数が、2の冪乗型に限られる。また、PWMが4段程度の場合には、これを間引いて中間的なPWM段数を得ることができない。
これらを考慮すると、
(総階調数)=(基本閾値パターン:20階調)×(分散数:2)×(1dot段数:4)+(白地:1)=161階調、あるいは、
(総階調数)=(基本閾値パターン:20階調)×(分散数:4)×(1dot段数:4)+(白地:1)=321階調、の二通りの配分しか実現されない。
前者は、高品位な印刷には階調数がやや不足であり、後者を実現するためには、特許文献1の方式では8ビットのレンジを越える9ビット値を保持する閾値配列が必要となる。
しかし、通常メモリに対するデータの読み書きは、8ビットの倍数を単位として行なわれるため、8ビットを越える閾値の保持は、プリンタ組み込みの階調処理装置など、省メモリが前提となる階調処理装置にとっては、貴重な資源の浪費につながる。
また、特許文献2では入力階調値あるいは閾値のレベルに関連付けて出力階調値にPWM信号を対応付けるテーブルを切替える方式が提案されている。この場合、閾値の複雑な配置関係に関連付けてPWMのテーブルを切替えることができないために、PWMの成長方向を網点形状に合わせるような処理は困難であった。また、このような閾値の配置に関連づける付加情報を閾値テーブルと別に設け、あるいは閾値のビット幅を8ビットよりも大きくすることは、先程と同様、メモリの浪費につながる。
また、特許文献3による方法の場合、最終的に使用される閾値配列を保持するレンジは依然8ビットを必要とする。このために、8ビットを越える階調数に適用することを考えた場合には、先述と同様、配列サイズが大きくなってしまう問題があった。
本発明の課題は、上記従来技術の問題点に鑑み、1画素の高階調化、網点化、網点の分散化の3方式のハイブリッドによる階調処理を、各方式の組み合わせによる総階調数が8ビットレンジを超える場合にも対応可能にすることにある。これにより、ビット配分の整合性の問題を回避し、1画素の階調数が十分に大きくない場合にも、高品位な印刷を実現できる階調数を提供する。さらに、閾値を従来同様に8ビット以下で保持することで、階調処理装置のメモリ資源の節約にも寄与できる。
上記課題を達成する本発明は、1画素が8ビットの入力画素信号niを、1画素がrビット(r<8)の出力画素信号noに変換する階調処理装置であって、入力画素信号niを、1画素がnビット(n>8)の拡張画素信号ni'に拡張する階調補正手段と、閾値ncを8ビットで保持する閾値配列と、該8ビットの閾値ncを、1画素がnビットの拡張閾値nc'に拡張する閾値拡張手段と、を備へ、前記階調補正手段の出力値のレンジを、前記閾値拡張手段による拡張閾値nc'の値のレンジと揃えるとともに、入力画素信号ni毎に逐次選択される閾値ncに対して、前記拡張画素信号ni'と拡張閾値nc'の比較に基づき、出力画素信号noを決定することを特徴とする。
また、前記閾値拡張手段は、閾値倍率Npを保持するレジスタと、8ビットの閾値ncから付加情報である最上位ビットを除いた(0にした)閾値nc”に対して、下位sビットを維持したまま上位(n−s)ビットをNp倍することで拡張閾値nc'を生成するとともに、出力変換テーブルに入力される出力階調値は、入力画素信号ni毎に逐次選択される閾値niに対して、拡張画素信号ni'と拡張閾値nc'との差分値Δn(=ni'−nc')と定数Δh'(=Np×(2^s)−1)との比較により、Δn<0の場合はno=全bitが0、Δn>Δh'の場合はno=全bitが1、それ以外の場合はno=Δn/(2^s)として生成する。ただし,noの小数点以下は切り上げまたは切り捨てる。
本発明によれば、閾値配列としては8ビットを超えない閾値を保持し、メモリ上に8ビットを超える閾値の配列を展開することなく、8ビットレンジを越える階調数に対応可能な分散網点方式と両立する階調処理方式を提供することができる。
さらに、7ビット以下に構成した閾値に、1ビットの出力パターンの切替え情報をもたせることが可能となるため、閾値配列を増大させることなく、閾値配置に関連付けた出力パターン切替えが可能となる。
本発明の最良の実施形態は、1ドットを4分割するPWM処理が可能なレーザプリンタであって、16から20個の閾値パターンを、後述する図3の方法に従って、4倍化して得られる64から80個の閾値からなる閾値配列を用いる。この閾値配列に対し、s=2、Np=4、Δh'=31として、拡張閾値nc'を生成し、拡張閾値nc'のレンジに合わせた拡張画素信号ni'との差分値Δnと定数Δh'との比較により、出力画素信号noが場合分けされる。
Δn<0の場合は、出力画素信号noは全ビット0である。Δn>Δh'の場合は出力画素信号noは全ビット1である。それ以外の場合は、出力画素信号noはΔn/(2^s)として生成される。この出力階調値に、図4の出力パターンを対応付けるのが最も効果的である。以下、本発明の複数の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明による実施例1の階調処理装置を適用したカラーレーザプリンタのブロック図を示す。このブロック図は、600dpiのカラーレーザプリンタにおける画像処理の流れを示している。
印刷対象となる画像データ1は、1ページ分のRGBデータとして、入力バッファ2に蓄えられる。プリンタエンジン13は、KCMYの各面(各色)毎に現像を行うため、入力バッファ2以降の処理は、1つのカラー画像に対してKCMYの4面分、4回繰り返す。
最初に4色分解手段5は、RGB点順次データからBlack(ブラック:K)を算出するように、必要に応じて内部を初期化する。これに対応して、階調補正手段7は階調補正値テーブル8からBlackに対応した補正値を内部の参照テーブルにロードする。また、ディザ生成手段10はBlackに対応した閾値配列、及びその配列のサイズデータをテーブル11からロードし、内部を初期化する。この閾値配列は、図3に示す閾値配列55のような、0〜255以下の8bitで表現される値の配列である。
これにより、入力バッファ2から送られるRGBデータは、色補正手段3による色補正、4色分解手段5によるBlackデータの生成、階調補正手段7による階調補正を受けた後、階調処理装置9によりPWM信号12としてプリンタエンジン13に出力される。階調補正手段7は、後述する階調処理装置9の一部として、各種設定パラメータを設定して得られるnmax=(総階調数−1)を最大値とする階調値の補正手段である。
図8は階調補正手段による入出力対応関係の例を示す。この例では、0から255レンジの入力階調値niに対し、出力階調値は0からnmax(≦1023)の10bitレンジ値を取る。ここで、10bitレンジであることは、nmaxとして許容される最大値が1023まであるということであって、nmax自体は10bitを必ずしも必要としない値であっても良い。
図9は、補正後特性を示している。入出力のレンジだけを合わせる線形補正41に対するプリンタエンジン13からの出力画像の濃度特性が一点鎖線の原特性42の場合、これの逆特性に相当する図8の補正曲線40を階調補正手段7の入出力関係として実現する(例えばルックアップテーブル参照として)。これにより、図9の補正後特性43に示す線形の濃度特性を得ることができる。
もちろん、これ以外の任意の濃度特性は、補正曲線40をベースに目標特性を合成することで容易に得ることができる。
Black1ページ分の処理が終了すると、4色分解手段5、階調補正手段7、ディザ回路10は、閾値配列等、それぞれ必要なパラメータをCyan(シアン)用に再ロードして初期化し、同様の処理によりCyan1ページ分のPWM信号12をプリンタエンジン13に送出する。同様に、Magenta、Yellowに対する処理を行う。これら各色面の切替えはプリンタエンジンの垂直同期信号に同期して行う。
図1の処理の流れは、CMYKの各色を1面づつ現像する4回転方式と呼ばれるカラーレーザプリンタの画像処理を想定している。しかし、CMYK各色毎に現像ユニットを搭載し、ほぼ4色同時に現像するタンデム方式の画像処理であっても、階調補正手段7から階調処理装置9にかけての処理は同様である。
図2は階調処理装置の構成図を示す。図で、記号[b:a]は、信号線の最下位bitから上位bitに向けて0から順番に番号付けした、a番めからb番目までの(b−a+1)bitの部分信号を表している。例えば、2進表現で(00001011)の値に対して[3:0]の信号は下位4bitの(1011)、[3:1]は[3:0]の上位3bitの(101)となる。
まず、階調処理装置9における閾値拡張手段37の構成と機能を説明する。ノード32aは、閾値ncの最上位bitの信号線を、ノード32bの信号線に接続する。閾値ncの最上位bitは、後述する出力変換テーブル22との組合せによる出力パターン切替えフラグとして利用される。ノード33aは、ノード33bの信号線に接続される。
レジスタ25は、1bit値s1を保持する。slは、ncの最上位bitを出力パターン切替えフラグとして利用する場合にs1=0、そうでない場合にはs1=1を設定する。
レジスタ23は、3bit値Npを保持する。Npは、1ドットの濃度切替えの段数(階調数−1)を表す。例えば、PWMにより1ドットを4分割する場合、Np=4とする。
レジスタ20は、2bit値sを保持する。sは、特許文献1のbitシフト量、すなわち閾値ncのうち分散処理に使用するbit数を表す。
レジスタ19は、6bit値Δh'=(Δh−1)を保持する。Δhは後述する拡張閾値nc'の閾値間隔を表す。
これらのレジスタ値と後述する基本閾値パターンの構成ドット数(基本閾値個数)の間には、次ぎの関係がある。分散数=2^s、Δh=(分散数)×Np、総階調数=(基本閾値個数)×Δh+1、ただし、記号2^sは2のs乗の意である。
選択手段20は、レジスタ25の値s1に従って、s1=0の場合は閾値ncの最上位bitを0で置き換えた値を選択し、s1=1の場合は閾値ncそのままの値を選択し出力する。
マスクテーブル21は、4つの8bitマスク値を保持し、レジスタ20’の設定値sに対応して、s=0の場合は(11111111)、s=1の場合は(11111110)、s=2の場合は(11111100)、s=3の場合は(11111000)を出力する。ただし、()内は2進数表現である。
AND回路26は、選択手段20の出力値(8bit)と、マスクテーブル21の出力値(8bit)を入力とし、これらの論理積(各bit毎の積)を出力する。
AND回路27は、選択手段20の出力値(8bit)とマスクテーブル21の出力値の各bitの0,1を反転した値(8bit)を入力とし、これらの論理積の下位3bitを出力する。
乗算手段28は、レジスタ23の値Np(3bit)と、AND回路26の出力(8bit)を入力とし、これらの乗算結果の11bitのうち、下位10bitを出力する。Npの値を、2^i型(i=0,1,2,3)に制限するならば、乗算手段28は単なるbitシフトで実現することも可能である。この場合、さらに論理規模が小さくて済むという効果が得られる。
加算手段29は、乗算手段28の出力値(10bit)と、AND回路27の出力値(3bit)を入力とし、これらの加算値(10bit)を出力する。加算手段29の演算では、もともとマスクテーブル21とAND回路26,27により分解した値を合成するだけなので、桁上がりは発生せず、出力値は10bitとなる。従って、加算手段29の実装としては、通常の繰り上がりを考慮した加算ではなく、10bit側入力値の下位3bitに、3bit側入力とのOR値を合成することで実現可能である。
これにより、閾値拡張手段37は、8bit閾値ncを入力値とし、ncの下位sbitをそのままに、上位8−sbitだけをNp倍した、10bit拡張閾nc'を出力する。
次にディザ演算部の構成を説明する。ディザ演算部34は、階調補正手段7により10bit値に対応付けられた補正階調値ni'と、閾値拡張手段37により10bit拡張された拡張閾値nc'を入力とし、以下の構成で得られる6bit値を出力する。
減算手段14は、補正階調値ni'(10bit)と、加算手段29の出力値である拡張閾値nc'(10bit)を入力とし、減算値Δn=ni'−nc'(10bit)とアンダーフロー信号36(1bit)を出力する。アンダーフロー信号36は、Δn<0の場合に1、Δn≧0の場合に0となるが、これらのアンダーフロー信号の論理値(0,1)は、反転されてANDD手段17に入力される。
比較手段15は、減算手段出力Δn(10bit)と、レジスタ値Δh−1(6bit)を入力とし、Δn>Δh−1の場合1、Δn≦Δh−1の場合0の1bit値を出力する。OR回路16は、比較手段15の出力値(1bit)と、減算回路14の出力値Δn(10bit)を入力とし、比較手段15の出力値が0の場合、Δnの下位6bitをそのまま出力し、比較手段15の出力値が1の場合(111111)(2進)を出力する。
AND回路17は、アンダーフロー信号36の論理反転値(1bit)と、OR回路16の出力値(6bit)を入力値とし、アンダーフロー信号36が1(反転値0)の場合(000000)(2進)を出力する。アンダーフロー信号36が0(反転値1)の場合、OR回路16の出力値(6bit)をそのまま出力する。
ディザ演算部34は、補正階調値ni'(10bit)と、拡張閾値nc'(10bit)を入力値とし、Δn=ni'−nc'(10bit)とΔh'=Δh-1 (6bit)に対して、Δn<0ならば(000000)を出力する。また、Δn>Δh'ならば(111111)、それ以外(0≦Δn≦Δh')ならばΔnの下位6bitを出力することになる。
次に分散処理部の構成について説明する。分散処理部35で、OR回路31aはディザ演算部34の出力(6bit)の下位3bitを入力値とし、入力値が0でなければ1、入力値が0の場合0の1bit値を出力する。
OR回路31bは、ディザ演算部34の出力(6bit)の下位2bitを入力値とし、入力値が0でなければ1、入力値が0の場合は0の1bit値を出力する。
加算手段30aは、ディザ演算部34の出力(6bit)の上位3bit[5:3]と、OR回路31aの出力値(1bit)を入力値とし、これらの加算値(4bit)を出力する。
加算手段30bは、ディザ演算部34の出力(6bit)の上位4bit[5:2]と、OR回路31bの出力値(1bit)を入力値とし、これらの加算値(4bit)を出力する。ただし、上位[5:2]の4bit値が(1111)(2進)の場合は、出力値を飽和させ、加算による繰り上げは行わず(1111)を出力する。
加算手段30cは、ディザ演算部34の出力(6bit)の中位4bit[4:1]と、下位1bitを入力値とし、これらの加算値(4bit)を出力する。ただし、中位[4:1]の4bit値が(1111)(2進)の場合は、出力値を飽和させ、加算による繰り上げは行わず(1111)を出力する。
選択手段24は、レジスタ20’の設定値sに従って、s=0の場合、ディザ演算部34の出力(6bit)の下位4bitを選択する。そして、s=1の場合は、加算手段30cの出力(4bit)を選択し、s=2の場合は、加算手段30bの出力(4bit)を選択し、s=3の場合は、加算手段30aの出力(4bit)を選択し、出力する。
出力変換テーブル22は、選択手段24の出力値(4bit)の上位にノード32aで抽出した閾値ncの最上位1bitを付加した5bit値を入力とし、テーブル参照により対応する4bit値を出力する。
図4及び図5に、出力変換テーブルの入出力対応関係の例を示す。図4はPWM分割数Npが4の場合、図5はPWM分割数Npが8の場合の例である。図4、5では、入出力値を2進数で表し、出力値に対応するパルスパターンを、横軸を時間軸、縦軸をパルス強度として、概念的に示している。
レーザビームが左から右に向って走査する場合には、図4,5の右成長パターン60が、濃度の増加に対して、左から右に向かってドットが成長するONからOFFに変化する露光信号パターンに対応し、左成長パターン61が右から左に成長するOFFからONに変化する露光信号パターンとなっている。特に、入力値の最上位ビットが0の場合に、右成長パターン60を対応させ、入力値の最上位ビットが1の場合に左成長パターン61と対応させている。
図3は、図2の階調処理装置9との組合せにより効果的な階調処理を実現できる閾値配列の構成方法の例を示す。
(Step1)では、図3の基本閾値パターン50に示すように、入力階調値niの増加に伴って印字したい点の順を0から順に番号で示したパターンを構成する。図3の基本閾値パターン50の例は、基本閾値パターン50上に破線の矢印で示したように、0を起点に時計周りに渦巻状に成長し始める網点を形成するパターンになっている。
(Step2)では、基本閾値パターン50の各要素を2^s倍した閾値パターン52を生成する。閾値パターン52の例ではs=2を想定している。
(Step3)では、閾値の最上位bitを利用してPWMの成長パターンを切替えるために、閾値パターン52の斜線部51の各要素に128を加えて閾値パターン53aを得る。このPWMの成長パターンの切替えは、後述する図6に示した出力変換テーブル22の設定との組合せで実現される。ただし、このことを実現するためには、閾値パターン52の各要素の最上位bitが0、即ち、127以下の値であることが必要な前提となる。この前提は、基本閾値パターン50の構成要素個数を128/(2^s)個以下であれば満たされる。例えば、s=2の場合、32個以下の要素で基本閾値パターン50を構成すれば、フラグビット使用の前提を満たすことができる。
(Step4)では、閾値パターン53aを基に、閾値パターン53aの各要素に1を加えた閾値パターン53b、閾値パターン53aの各要素に2を加えた閾値パターン53c、閾値パターン53aの各要素に3を加えた閾値パターン53dを構成する。これらのパターンを、変位ベクトル56((4,2),(−2,4)及びこれらの和)に従って組み合わせることで、拡張閾値パターン54を形成する。
これにより、補正入力階調値ni'が1づつ増加すると、特許文献1の図9と同様に、53a⇒53b⇒53c⇒53dの順で分散して、印画される網点濃度が増大することになる。
(Step5)では、拡張閾値パターン54の反復した配置から、行・列ともに周期的に閉じた矩形領域を切り出すことで閾値配列55を得る。
なお、図1のディザ生成手段10は、この閾値配列55を、閾値配列55のサイズ情報を用いて周期的に反復利用することで、閾値ncを階調処理装置9に供給する。
ここで、閾値配列55は、特許文献1の図8に開示されている例と同様、破線57で示した部分配列を矢印Aの位置でずらしながら反復利用することで、サイズを節約して使用することも可能である。
この場合、図1のディザ生成手段10は、配列サイズの情報の他に、矢印Aの位置の情報を用いて、破線57の部分閾値配列から閾値配列55の反復利用と等価となる閾値のアドレス管理を行う。
この様にして構成された閾値配列に対し、図2の階調処理装置9の各レジスタ設定値を、Np=4、s=2、Δh=16(=Np×2^s)、s1=0と設定する。これにより、PWM段数Np(=4),分散数=2^s(=4)、(最大階調値)=(基本閾値個数)×Δh=20×16=320、(総階調数)=(最大階調値)+1=321、の階調処理が実現される。
もちろん、以上述べた(Step1)から(Step5)の構成方法は、図3の基本閾値パターン50以外の形状でも適用可能である。
図6は、図3の例を含む基本閾値パターンの形状と、それぞれの場合に適用可能なレジスタ設定値の例を示す。ただし、図6におけるΔhの値は、レジスタ19には、Δh−1の値で保持することで、レジスタ19のビット数を有効利用している。
また、図6の最大閾値は、図3の(Step3)の閾値への最上位bitへの値の付加(128加算)を除いた最大値である。従って、図6の最大閾値が128以上になるケースでは、図3の(Step3)を施すと桁あふれを生じてしまう。そのような場合には(Step3)を省略して、図2のレジスタ25の値s1=1で使用することになる。
この場合、図4の出力変換テーブルの右成長パターン61と左成長パターン60を、閾値の配置との整合をとりながら配置する(Step3)ことは困難になる。そこで、閾値の配置関係と、パターンテーブルの見直し、例えば右成長パターン61部を左成長パターン60と同一にする等の対応で、なるべく滑らかな網点のテクスチャと濃度階調の連続性が得られるよう調整する。
先の図3の例は、図6(3)の第一行の例に相当する。図6(3)にあるように、図3の基本閾値パターン形状に対して、その他のレジスタ設定値として、Np=4,s=3(分散数8)あるいは、Np=8,s=2(分散数4)の設定による(総階調数)=641の階調処理も可能である。ただし、これらの場合には、先に述べたように最大閾値が128以上になるため、階調処理装置9はレジスタ25の値s1をs1=1として使用することになる。
また、Np=8の場合には、8段階(白地・ベタを含めて9階調)の出力レベルに対応したハードウエア(露光制御装置)であることが前提となるのは、もちろんである。これに合わせて、図2の出力変換テーブル22も、図5に示す8段階のパルスパターンに対応したものとする。
さらに、この例の他に、Np=3のケースなども、3段階(4階調)出力に対応した露光制御装置と、出力変換テーブル255を用いることで対応可能となる。
図7は、本発明の一実施例による階調処理方法を、ソフトウエアによって実現する場合の流れ図を示す。
処理が開始されると、ステップ100で、γテーブル(Gamma)、出力変換テーブル、マスクテーブル(Mask)、ディザ閾値配列(nc)の各種テーブルを設定する。
ここで、ディザ閾値配列は図6に記載したような基本閾値パターン形状に、図3のステップ1からステップ5に示した方法によって得られる閾値配列(例えば閾値配列55)である。γテーブルは、図8に示したような、閾値配列の総階調数のレンジに出力レンジを揃えたテーブルである。また、マスクテーブルMaskは、()内を2進数表現として、Mask[0]=(11111111),Mask[1]=(11111110),Mask[2]=(11111100),Mask[3]=(11111000)であるようなテーブルである。
ついでステップ101で、Npに1画素あたりの階調数−1、sに分散bit数、ΔhにNp×(2^s)を設定する。これらの値は、図6に示したような組合せに従って、先のステップ100で設定したディザ閾値に合わせて設定する。例えば、図3の閾値配列55に合わせる場合は、Np=4,s=2,Δh=16を設定する。
次に、ステップ102からステップ109は1ページ分の各入力画素値の配列要素ni=ni[i][j]に対して反復される。
ステップ102では、niに最初(次ぎ)の入力画素値(8bit値)を入力し、ncに最初(次ぎ)の閾値配列の要素値を入力する。通常はni、ncとも8bit値の二次元配列から参照される値である。ncの配列サイズを(xsize)×(ysize)とするとき、入力画素の(i,j)要素ni=ni[i][j]と比較する閾値ncは、ncの(i%xsize,j%ysize)要素、nc=nc[i%xsize][j%ysize]を選択することで、反復利用する(記号n%pは、nをpで割った余り)。
ステップ103では、nf=nc & (10000000)、nh=nc & (01111111) & Mask[s]、nL=nc & (01111111) & ~Mask[s]、とする。ここで、記号&は、bit毎のand演算、~はbit毎の0,1の反転、()内数値は2進数である。
ステップ104では、ni'=Gamma[ni],nc'=nh*Np+nL,Δn=ni'−nc'、とする。
ステップ105では、Δnの値に応じて4bit値pを、Δn≦0ならばp=0、Δn≧Δhならばp=(1111)、0<Δn<Δhならばp=Δn/2^s (ただし小数以下切り上げ)、とする。
ステップ106では、pに nf>>3(nfの3bit右シフト値)を加算する。
ステップ107でpを出力変換テーブル22に従って出力値p'に変換し、ステップ108で出力する。
ステップ109では、入力画素niが1ページ分終了するまでステップ102から108を繰り返し、1ページ分の処理が完了したら終了する。
上記ステップ105のp=Δn/2^2の小数以下の処理は、特許文献1にもあるように切捨てとしても同様の効果が得られる。
図10は、切捨て処理に相当する階調処理装置9の分散処理部35を示す。加算手段を省略し、単純なノード33bの6bit信号から4bit分の信号線を選択する手段とすることで実現される。ただし、s=3に対応する選択信号は[5:3]の3bitなので、この場合には最上位bitに0の信号を補って4bitとする。
先の図3、図4の例では、閾値ncの最上位bitをPWMの成長方向の切替えに利用する方法を示したが、プリンタエンジン部における現像手段(図示せず)がLEDアレイヘッドのなどの場合には、1画素の多値化は露光強度の制御で行われる。
図12は他の実施例による出力変換テーブルの例である。プリンタエンジン部の露光制御手段が、露光強度を入力信号の継続時間と入力信号強度で制御する場合には、図示のような出力変換テーブルを利用することができる。
図12では、出力変換テーブルの5bit入力に対して、最上位bitを出力信号強度、下位4bitを信号出力時間に割り当て、出力信号強度bitが1の場合には、通常よりも信号強度を落すように設定している。
図11は、ディザ閾値パターンの構成方法の他の例を示す。図示のように、基本閾値パターン50の網点部58が、拡張時に隣接する網点部58と最初に連結される画素51に対して、閾値要素の最上位bitに128を加えるようにする(Step3)。これにより、濃度特性の急変を緩和することができる。図13は、このような場合の濃度特性を示し、網点の連結(チェーンドットの発生)する階調値70における濃度特性の急変部71の発生を緩和している。
図14は、本発明の階調処理装置を搭載したカラーレーザプリンタを示す。プリンタエンジン13には、本発明の階調処理装置を含む画像処理装置を搭載したプリンタコントローラ81が筐体側面位置に立てて取り付けられている。
プリンタエンジン13では、レーザ82により感光体84上に静電潜像を形成し、現像ユニット83により帯電させた色材(トナー)により感光体84上の静電潜像を現像してから、中間転写体86に転写する方式をとっている。ここでは簡略化して図示されているが、レーザ光学系82はポリゴンミラーの回転により感光体84の送り方向(図では下から上)に直交する方向を主走査方向としてレーザをスキャンする。
また、プリンタコントローラ81上には、特に図示はしていないが、先の出力変換テーブル22の出力値をパルスパターンに対応づける露光時間制御手段と、レーザのパルス強度を2段階に切り替える露光強度制御手段が搭載されている。
本発明によれば、1画素でnbit階調(nは、通常8)の階調表現を行うことが困難なラスタイメージの画像出力装置に対して、複数の画素の組合せでnbit階調を表現する変換を行う階調処理装置が実現できる。これにより、プリンタ・コピア・ファックスなどに対して広く適用可能である。
本発明の階調処理装置を含む画像処理装置の該略構成図。 階調処理装置の主要部の詳細構成図。 階調処理装置に適用する閾値配列の構成方法の手順図。 出力変換テーブルの一例を示す説明図。 出力変換テーブルの他の例を示す説明図。 基本閾値パターン形状と各レジスタパラメータの設定例を示す説明図。 本発明の階調処理の手順を示すフローチャート。 階調補正手段の入出力対応関係の特性を示す特性図。 階調補正による出力濃度補正の特性を示す特性図。 他の例による分散処理部の構成図。 露光強度変調を行う場合の閾値配列方法の手順図。 露光強度変調を行う場合の出力変換テーブルの説明図。 チェーンドットによる濃度急変の例を示す特性図。 レーザプリンタの概略図。
符号の説明
1…画像データ、2…入力バッファ、3…色補正手段、5…4色分解手段、7…階調補正手段、9…階調処理装置、10…ディザ生成手段、11…閾値配列テーブル、12…パルス信号(露光制御信号)、13…プリンタエンジン、14…減算手段、15…比較手段、16…OR回路、17…AND回路、19…レジスタ、20…選択手段、20’…レジスタ、21…マスクテーブル、22…出力変換テーブル、23,25…レジスタ、24…選択手段、26,27…AND回路、28…乗算手段、29…加算手段、30a,30b,30c…加算手段、31a,31b…OR回路、32a,32b…ノード、33a,33b…ノード、34…ディザ演算部、35…分散処理部、36…アンダーフロー信号、37…閾値拡張手段、40…線形化補正曲線、41…線形補正、42…原特性、43…補正後特性、50…基本閾値パターン、51…斜線領域、52…閾値パターン、53a,53b,53d…閾値パターン、54…拡張閾値パターン、55…閾値配列、56…変位ベクトル、60…右成長パターン、61…左成長パターン、70…チェーンドット発生階調、71…濃度急変部。

Claims (12)

  1. 1画素が8ビットの入力画素信号を、1画素がrビット(r<8)の出力画素信号に変換する階調処理装置であって、
    前記入力画素信号を、1画素がnビット(n>8)の拡張画素信号に拡張する階調補正手段と、
    閾値を8ビットで保持する閾値配列と、該8ビットの閾値を、下位sビットを保持したまま、上位(8−s)ビットだけをNp倍して、1画素がnビットの拡張閾値に拡張する閾値拡張手段と、を備え、
    前記階調補正手段の出力値のレンジを、前記拡張閾値のレンジと揃えるとともに、
    前記入力画素信号毎に、逐次選択される閾値に対して、前記拡張画素信号および前記拡張閾値との差分値が、
    (1)0より小さい場合は、前記出力画素信号は全ビットを0に、
    (2)予め定めた定数より大きい場合は、前記出力画素信号は全ビットを1に、
    (3)前記(1)、(2)以外の場合は、該差分値から下位sビットを除いその上位rビットの部分信号を、前記出力画素信号と、
    することを特徴とする階調処理装置。
  2. 1画素が8ビットの入力画素信号を、1画素がrビット(r<8)の出力画素信号に変換する階調処理装置であって、
    前記入力画素信号を、1画素がnビット(n>8)の拡張画素信号に拡張する階調補正手段と、
    閾値を8ビットで保持する閾値配列と、閾値倍率を保持するレジスタと、前記閾値の下位sビットを維持したまま、上位(n−s)ビットをNp倍する閾値拡張手段と、
    定数Δh'=Np×(2^s)−1を保持するレジスタを備え、
    前記階調補正手段の出力レンジを、前記閾値拡張手段による拡張閾値のレンジと揃えるとともに、
    前記入力画素信号毎に逐次選択される閾値に対して、前記拡張画素信号と拡張閾値の差分値Δnと定数Δh'との比較により、
    差分値Δn<0の場合は、前記出力画素信号は全ビットを0に、
    差分値Δn>定数Δh'の場合は、前記出力画素信号は全ビットを1に、
    それ以外の場合は、前記出力画素信号は出力画素信号no=Δn/(2^s)(但し、小数点以下は切り捨てまたは切り上げ)に、場合分けされることを特徴とする階調処理装置。
  3. 請求項2において、
    前記定数Δh’=Np×(2^s)−1に代えて、定数Δh’=Np×(2^s)であることを特徴とする階調処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記閾値拡張手段の分割ビット数sは、sが0、1、2または3と設定できることを特徴とする階調処理装置。
  5. 1画素8ビットの入力画素信号を、1画素rビット(r<8)の出力画素信号に変換する階調処理方法であって,
    階調補正手段により、前記入力画素信号を、1画素がnビット(n>8)の拡張画素信号に拡張し、
    8ビットの閾値を、下位sビットを保持したまま、上位(8−s)ビットだけをNp倍して、1画素がnビットの拡張閾値に拡張し、前記階調補正手段の出力レンジを、前記拡張閾値のレンジと揃えるとともに、
    前記入力画素信号毎に、逐次選択される閾値に対して、前記拡張画素信号および前記拡張閾値との差分値が、
    (1)0より小さい場合は、前記出力画素信号は全ビットを0に、
    (2)予め定めた定数より大きい場合は、前記出力画素信号は全ビットを1に、
    (3)前記(1)、(2)以外の場合は、該差分値から下位sビットを除いその上位rビットの部分信号を、
    することを特徴とする階調処理方法。
  6. 1画素8ビットの入力画素信号を、1画素rビット(r<8)の出力画素信号に変換する階調処理方法であって、
    階調補正手段により、前記入力画素信号を、1画素nビット(n>8)の拡張画素信号に拡張し、
    8ビットの閾値の下位sビットを維持したまま、上位(n−s)ビットをNp倍した拡張閾値と、定数Δh'=Np×(2^s)-1を用い、
    前記階調補正手段の出力レンジと拡張閾値のレンジを揃えるとともに、
    前記入力画素信号毎に、逐次選択される閾値に対して、前記拡張画素信号と拡張閾値の差分値Δnと定数Δh'との比較により、
    差分値Δn<0の場合は、前記出力画素信号は全ビットを0に、
    差分値Δn>定数Δh'の場合は、前記出力画素信号は全ビットを1に、
    それ以外の場合は、前記出力画素信号は出力画素信号no=Δn/(2^s)(但し、小数点以下は切り捨てまたは切り上げ)に、場合分けすることを特徴とする階調処理方法。
  7. 請求項6において、
    前記定数Δh’=Np×(2^s)−1に代えて、定数Δh’=Np×(2^s)であることを特徴とする階調処理方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれか1項において、
    分割ビット数sは、sが0、1、2または3と設定できることを特徴とする階調処理方法。
  9. レーザ走査光学系を備えたレーザプリンタであって、
    1画素8ビットの入力画素信号を、1画素rビット(r<8)の出力画素信号に変換する階調処理装置を備え、該階調処理装置は、
    1ドットを表現するレーザ露光単位時間をさらに細分する露光時間制御手段と、
    該露光時間制御手段への入力パターンを階調値(出力階調値)と対応付ける出力変換テーブルを備え、
    1画素8ビットの入力画素信号を、1画素nビット(n≧8)の拡張画素信号に拡張する階調補正手段と、
    7ビットレンジの閾値を8ビットで保持する閾値配列であって、該8ビットの閾値の特定ビットには閾値の配置に関連した付加情報を保持し、
    前記閾値の特定ビット以外の7ビットをnビットの拡張閾値に拡張する閾値拡張手段を備え、
    該閾値拡張手段は、前記閾値の特定ビットを除いた7ビットのうち、下位sビットを除いた上位(7−s)ビットをNp倍することで拡張閾値を生成し、
    前記階調補正手段の出力レンジと拡張閾値のレンジを揃えるとともに、
    前記入力画素信号毎に逐次選択される閾値に対応する拡張画素信号と拡張閾値との差分値Δnが、
    (1)0より小さい場合は、前記出力画素信号は全ビットを0に、
    (2)予め定めた定数より大きい場合は、前記出力画素信号は全ビットを1に、
    (3)前記(1)、(2)以外の場合は、前記(1)、(2)以外の場合は、該差分値から下位sビットを除いその上位rビットの部分信号を、前記出力画素信号とに基づいて、出力変換テーブルへの出力階調値として生成し、
    前記閾値の特定ビットの値(付加情報)により前記出力変換テーブルを切替えることを特徴とするレーザプリンタ。
  10. レーザ走査光学系を備えたレーザプリンタであって、
    1画素8ビットの入力画素信号を、1画素rビット(r<8)の出力画素信号に変換する階調処理装置を備え、該階調処理装置は、
    1ドットを表現するレーザ露光単位時間をさらに細分する露光時間制御手段と、
    該露光時間制御手段への入力パターンを階調値(出力階調値)と対応付ける出力変換テーブルと、
    1画素が8ビットの入力画素信号を、1画素がnビット(n≧8)の拡張画素信号に拡張する階調補正手段と、
    7ビットレンジの閾値を8ビットで保持する閾値配列と、
    該8ビットの閾値は特定ビットに閾値の配置に関連した付加情報を保持し、
    前記閾値の特定ビット以外の7ビットをnビットの拡張閾値に拡張する閾値拡張手段を備え、
    該閾値拡張手段は、閾値倍率Npを保持するレジスタを有し、前記閾値の特定ビットを除いた7ビットのうち、下位sビットを除いた上位(7−s)ビットをNp倍することで拡張閾値を生成し、
    前記階調補正手段の出力レンジを、前記閾値拡張手段による拡張閾値のレンジと揃えるとともに、
    前記入力画素信号毎に逐次選択される閾値に対応する拡張画素信号と拡張閾値との差分値Δnが、
    (1)0より小さい場合は、前記出力画素信号は全ビットを0に、
    (2)予め定めた定数より大きい場合は、前記出力画素信号は全ビットを1に、
    (3)前記(1)、(2)以外の場合は、該差分値から下位sビットを除いその上位rビットの部分信号を、前記閾値の特定ビットの値とに基づいて、出力変換テーブルへの出力階調値を生成し、
    前記閾値の特定ビットに埋め込まれた付加情報に従って、出力レーザパルスのONからOFF、OFFからONの順を決定することを特徴とするレーザプリンタ。
  11. レーザ走査光学系あるいはLED配列を備えたレーザプリンタであって、
    レーザ露光単位時間をさらにr分割する露光時間制御手段と、レーザ露光強度を2段階以上に切替える露光強度制御手段と、該露光時間制御手段及び該露光強度制御手段への入力パターンを出力信号強度及び信号出力時間と対応付ける出力変換テーブルとを備え、
    1画素が8ビットの入力画素信号を、1画素がnビット(n≧8)の拡張画素信号に拡張する階調補正手段と、
    7ビットレンジの閾値を8ビットで保持する閾値配列と、
    該8ビットの閾値の特定ビットに、レーザ露光強度を決定する情報を付加的に保持し、
    前記閾値の特定ビット以外の7ビットをnビットの閾値に拡張する閾値拡張手段を備え、
    該閾値拡張手段は、閾値倍率Npを保持するレジスタを有し、前記閾値の特定ビットを除いた7ビットのうち、下位sビットを除いた上位(7−s)ビットをNp倍することで拡張閾値を生成し、
    前記階調補正手段の出力レンジを、前記閾値拡張手段による拡張閾値のレンジと揃えるとともに、
    前記露光時間制御手段は、前記入力画素信号毎に逐次選択される閾値に対応する拡張画素信号と拡張閾値との差分値Δnが、
    (1)0より小さい場合は、前記出力画素信号は全ビットを0に、
    (2)予め定めた定数より大きい場合は、前記出力画素信号は全ビットを1に、
    (3)前記(1)、(2)以外の場合は、該差分値から下位sビットを除いその上位rビットの部分信号に基づいて、レーザ露光時間を決定し、
    前記露光強度制御手段は、前記閾値の特定ビットの値に基づいて、レーザ露光強度を決定することを特徴とするレーザプリンタ。
  12. 請求項9または10において、
    前記閾値拡張手段は、閾値倍率Npを保持するレジスタを有し、
    出力変換テーブルに入力される前記出力階調値は、前記入力画素信号毎に逐次選択される閾値に対して、拡張画素信号と拡張閾値との差分値Δnと定数Δh'=Np×2^s−1との比較により、
    差分値Δn<0の場合は、前記画素信号は全ビットを0に、
    差分値Δn>定数Δh'の場合は、前記画素信号は全ビットを1に、
    それ以外の場合は、前記画素信号は画素信号no=Δn/(2^s)(但し、小数点以下は切り捨てまたは切り上げ)に、場合分けして生成されることを特徴とするレーザプリンタ。
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