JP2001094782A - 分散分割pwm階調処理装置 - Google Patents
分散分割pwm階調処理装置Info
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Abstract
イライト階調密度が高く安定な高密度階調処理を小規模
のメモリと回路で実現する。 【解決手段】レーザパルス幅変調(PWM)による階調
制御と、4つの網点間で階調を分散する分散網点階調処
理を併用するとともに、閾値の上位bitの値により、ハ
イライトにおけるPWMパルスパターンを不連続パターン
に切り替えることにより解決される。
Description
クスなどの画像を点(画素)の集合として印画する画像
出力装置に関し、特に、レーザパルス幅変調(PWM)
と複数の画素の組合せにより連続階調を表現するための
画像処理を行なう装置のためのものである。
ためには、一画素をさらにレーザパルス幅変調(PW
M)により、さらに細分する方法が多く用いられてい
た。
合、感光体やトナーの帯電特性などの製品ばらつきや、
温湿度等の環境変化による不安定性の影響を受けやすく
なるために、画像濃度の薄いハイライト部分の階調再現
が不安定になったり、レーザの立上りや感光体の応答の
遅れなどにより、レーザパルス分割数に見合った階調密
度が得られない問題を生じていた。
文献「ハイライト再現を重視した新しいスクリーン技
術」(Japan Hardcopy '95 論文集 p
143-p146, 織田康弘 他)では、ハイライト部の
み、階調処理を離散的な網点に切替え、孤立点での狭幅
のレーザパルスの使用を避ける方法が開示されている。
また、特開平9-331448号公報においては、環境
条件の変化などに対応して、PWM出力に対してルック
アップテーブルにより調整を加えることで、再現画像を
安定化する方法が開示されている。さらに、特表平6-
504004号公報(USP 5,134,495)で
は、画素閾値を越えないレーザ光の多重露光を用い、レ
ーザプリンタの解像度を本来のエンジン性能を越えて増
加させる解像度変換を行なう技術が開示されている。
ち、ハイライト部を網点化する方法は、ハイライト部の
階調再現の安定化には効果的であるが、プリンタエンジ
ン本来の最小画素が大きい場合には、目の荒い孤立網点
が強調されハイライト部分のノイズ感が問題となる。
示されている様に、ルックアップテーブルにより環境や
径時変化に対するフィードバックを行なおう場合、きめ
細かい環境変化に対応させるためには大きなルックアッ
プテーブルを用意するか、あるは、環境変化に連続的に
対応させるための補間手段を併用しなければ、ルックア
ップテーブルの切替えの発生する境界環境で、逆に画像
の不安定性を強調することになる。もちろん、環境条件
によるフィードバックを行なわず、単にルックアップテ
ーブルでPWM出力値を修正するだけでは、従来から階
調処理に対して常識的に施されるγ補正と特徴的な違い
はない。
像のポテンシャルが浅くなることに起因するハイライト
部分の不安定領域は、潜像電位におけるトナー付着限界
付近の不安定な電位領域が広くなることにともなって拡
大する。従って、このようなハイライト部分の不安定領
域が広くなると、温湿度の他、感光体の個々のばらつき
や、感光体上の特性分布なども影響し、ルックアップテ
ーブルを用いたフィードバック補正だけでは十分な安定
化は困難となる。このため、不安定な電位領域の発生を
抑えた小さくて深い静電ポテンシャルの形成がハイライ
ト画質安定化ための重要な要素となる。
示されるような解像度変換による方法では、「画素格子
であって格子解像度が装置解像度と異なる格子を使用す
る」とあるように、実質的には装置解像度を超える補間
画素の画素値情報を必要とする。このため、メモリや回
路のコストやデータ転送時間が増大する。
較的安定な高級機では有効な手段としても、これらの特
性が比較的不安定な普及機の場合には、やはり孤立点の
再現は本来のプリンタエンジン解像度のドットに比べて
不安定となるため、細線再現などには向かず、結局、網
点ディザ処理のような複数ドットを組にする階調表現
や、フォントなどのエッジのスムージングのようにドッ
トのクラスタとの関係でしか有効にならない。
レーザプリンタに対しても、安定にハイライト階調密度
を増加させる階調処理を、ASIC内に実装容易な簡易
回路により実現し、低コストに高速高画質な画像処理装
置を行なうことにある。
ンジン本来の1画素をさらに細分する PWM パルスパ
ターンとして、1画素中を離散的に分割するパルスパタ
ーンと、1画素中を連続的に分割するパルスパターンの
複数のパルスパターンを設け、ハイライト部と他部で、
離散的パルスパターンと連続的パルスパターンをルック
アップテーブルにより切替え、かつ、これを複数網点を
循環的に成長させる網点ディザによる階調処理と両立さ
せることによって解決される。
いて図面を参照して説明する。図12は、本発明を適用
した階調処理装置9を搭載したコントローラボード31
を内蔵するカラーレーザプリンタ30の構成図を示す。
図12では、コントローラボード31は、機構部と平行
して、プリンタ底面に垂直に搭載されているため破線で
示している。本発明の階調処理装置は、感光体ベルト3
2およびレーザ光学装置33を制御する水平同期信号お
よび垂直同期信号に同期して、実時間で入力画像信号を
展開し、感光体ベルト上に静電潜像を形成する。
印刷を例にとって説明するが、本発明の階調処理装置は
単色(モノクロ)の印刷にも適用できることは言うまで
もない。
調処理装置を適用した600dpiのカラーレーザプリ
ンタにおける画像処理の流れを示している。印刷対象と
なる画像データ1は、プリンタの上位装置より送られ、
1ページ分のRGBデータとして、入力バッファ2に蓄
えられる。プリンタエンジン13は、YMCKの各面毎
に現像を行なうため、図1の入力バッファ2以降の処理
は、一つのカラー画像に対してYMCKの4面分4回繰
り返される。
ータからYellowを算出するように必要に応じて内
部を初期化する。これに対応して、γ補正手段7はγ補
正値テーブル8からYellowに対応した補正値を内
部の参照テーブルにロードする。また、ディザ回路10
はYellowに対応した閾値配列及びその配列のサイ
ズデータをテーブル11からロードし、内部を初期化す
る。この閾値配列は、図8の閾値配列27の如く0から
255以下の8bitで表現される値の配列である。
GBデータは、色補正手段3による色補正、4色分解手
段5によるYellowデータへの変換、γ補正手段7
による階調補正を受けた後、階調処理装置9によりPW
M信号12としてプリンタエンジン13に出力される。
と、4色分解手段5、γ補正手段7、ディザ回路10は
それぞれ必要なパラメータを今度はMagenta用に
再ロードして初期化した後、同様の処理によりMage
nta 1ページ分のPWM信号12をプリンタエンジ
ン13に送出する。
処理が行なわれる。これらの各色面の切替えは、プリン
タエンジンの垂直同期信号に同期して行なわれる。この
とき、各色面毎に閾値配列を変更可能なように設定して
おいてもよい。
図2の例では、階調処理装置9への入力値 ni を25
6階調(8bit)、またPWMによる1ドットの分割
数を4分割、分割パターン指定に3bitを使用する。
OR回路35 は、ともに入力4bitの全bitのO
R値をとることで、入力4bit値の零・非零に対応し
て、0、1 の1bit値を出力する回路である。ま
た、OR回路16 は、5bitの入力 i0 と1bi
tの入力 i1に対して、i0 の各bit毎に i1 と
のOR値をとった 5bit 値を出力する。同様にNA
ND回路17は、5bit の入力 j0 と 1bit
の入力 j1に対して、j0の各bit毎に j1の否定
値との AND値をとった5bit値を出力する回路で
ある。
は、まず入力信号niの階調範囲と、ディザ閾値ncと
の差分Δn=ni−ncを算出する。次いで、差分 Δ
nがΔn <0 の場合には、減算回路14のアンダーフ
ロー(underflow)信号により、NAND回路
17の出力を全 bit を 0 とする。また、Δn≧1
6の場合には、まずOR回路15により減算回路14の
アンダーフロー信号を除く上位4bitと、OR回路1
6によりその出力値の全5bitが1となる。その他の
場合(0≦Δn<16の場合)にはOR回路16への入
力値5bitそのままがNAND回路17から出力され
る。これらの動作により、NAND回路17の出力まで
に8bitのΔnは5bitの0〜15(及び全bit
=1, 即ち31)の値に切り詰められる。
ND回路17の下位 2bit を切捨てた上位 3bi
t に、OR回路35の出力の1bitを上位に付加し
た4bit値をPWM変換テーブル22の選択信号とする。
PWM変換テーブル22は、この選択信号に従って、従
って4bitのPWMパルスパターン値を選択し出力す
る。最後にPWM発生回路23は、PWM変換テーブル22
により選択された、パルスパターン値を最終的なPWM
信号として、プリンタエンジンに出力する。
アンダーフロー信号を除いた8bitの上位3bit
は、OR回路16に入力される前に切り捨てて5bit
の信号i0としているが、この上位3bitの回路上の
切り捨て位置は特に重要ではない。例えば、 NAND
回路17の出力まで8bitのままで処理をし、その後
で上位3bit及び下位2bit切り捨てる実装も容易
である。
定例を示す。図3のPWM変換テーブル22の入力値で
は、下位3bitの値が差分値Δnで決定する第一のb
it領域、最上位1bitが閾値ncの上位4bitで
決定する第二のbit領域になっており、図3のPWM
変換テーブル22は、第二のbit領域が0である22
aと、第二のbit領域が1である22bとから構成さ
れている。
に対応して印画されるドットの対応関係を図4の(a)
〜(h)に示す。特に図4では、離散的にドットが成長
する孤立ドットの成長パターンを示している。図4の
(a)〜(h)では、上段の4桁毎に区切られた0,1
の列37a〜37h が、PWM発生回路へ入力される
パルスパターン値、中段のパルスパターン38a〜38
h がPWM発生回路23からの出力PWM信号、下段
のドット形状39a〜39hが印画されるドット形状を
示している。なお、図4では各信号は左から右へ解釈さ
れ、対応するドット39a〜39hも左から右へ成長す
る。
ト分のパルスを4分割しているので、パルスパターン値
4桁がプリンタエンジンの1ドット分のON/OFFパ
ターンに相当する。この場合図4(a)と図4(b)に
見られるように、孤立ドットの形成においては、パルス
パターン値1010に対応するドット39a は、パル
スパターン値 1100に対応するドット39bよりも
小さく形成される。また、パルスパターン値1101に
対応するドット39c は、パルスパターン値1100
に対応するドット39b より大きくパルスパターン値
1110に対応するドット39dより小さいちょうど中
間的な面積のドットとして形成される。
値を1000とした場合には、パルスパターン値101
0に対するドット39aよりも薄いドットが形成される
が、この場合の画像濃度は極端に薄く、パルスパターン
値1100に対するドット39bに対して、著しく濃度
差の開いた不自然な階調となるばかりでなく、温度・湿
度などの環境や、機差の影響を敏感に受ける不安定な画
像となる。
うなテーブル指定により、低階調部の再現に重要な孤立
ドットに対する有効な階調密度が従来の倍化する。
うに、プリンタエンジンの1ドットを越えて印画ドット
が成長する部分では、印画ドットが十分な大きさに成長
しているために、図3のテーブル22aに従うよりは、
図3のテーブル22bに従う方が自然な階調性が確保さ
れる。このため、本実施例のように印画ドットが孤立す
る場合とその他の場合で、使用されるパルスパターンを
切替えることが有効な階調特性改善手段となる。
チャートにより示す。ただし、図5では説明上PWM階調値
pを第一のbit領域(図2でのPWM階調値pの下位3bit)の意
味で用い、第二のbit領域(図2でのPWM階調値pの上位1bi
t)の値sと区別する。
る。先ず、ページ処理に先立つ初期化ステップ100で
は、PWM変換テーブル22をPWM補正回路21にそ
れぞれロードする。
と閾値ncをロードし、ステップ102で差分Δnを算
出し、また、入力画素値niの上位4bitをs1とす
る。このステップ101の閾値ncは、図1のディザ回
路10により、後で説明する図7に示すような閾値配列
27あるいは、簡略化閾値配列28に基づいて入力画素
値niと同期して逐次入力される。
値 p を、Δn < 0 ならば p= 0、 Δn ≧ 16
ならば p = 7 (3bit full)、0 ≦ Δn
<16 ならば p = (Δn / 4)とする。ただし、
Δn を 4 で除した余りの処理は切捨てとなる。
の場合には、ステップ104aのPWM変換テーブル2
2aによるPWM補正回路21aの出力を p'とし、s
1≠ 0の場合には、PWM変換テーブル22bによる
PWM補正回路21bの出力を p'とする。
3は、PWM出力レベルp'を、パルス幅変調されたP
WM信号としてプリンタエンジン13へと出力する。
終了するまで、ステップ101との間で反復した後、次
ページあるいは次色面の処理として図5の処理が最初か
ら繰り返される。
調値 ni と閾値 nc に対するPWM階調値 p の対応
関係を表として示した。図6では入力階調値 ni = 0
〜255 を行とし、4×10組の 閾値 nc = {16
k,16k+1,16k+2,16k+3} (k=0,1,
2,...,9)を列とする。また、図6に対応する閾値の
組の配置例は、後の図8の閾値配列27に示す。
するPWM階調値pは、p = 0または8で、図3からいずれも
対応するパルスパターンは0000であることから、ni=0〜
3までは階調表現としては重複している。従って、図6
の40個の閾値の組み合わせによる論理的な出力階調数
は161階調となっている。
処理装置9との組合せで分割PWMの分散処理を実現す
る閾値配列の構成方法を示す。
値間隔ΔhをΔh = 16とする。Kから、K・Δh,K・Δ
h+1,K・Δh+2,K・Δh+3により生成される4
つの閾値パターンにより拡張閾値パターン26を構成す
る。次にこの拡張閾値パターン26を行・列とも周期的
に閉じる矩形領域に充填することで図7の閾値配列27
を得る。ディザ回路10はこの閾値配列27を周期的に
繰り返し使用することで閾値ncを発生するが、この閾
値配列27は、上2行を図中に矢印Aで示した位置(6
列目)で左にシフトしながら下方に10段積み重ねた構
造になっている。従って閾値配列27全体のかわりに、
上2行からなる簡略化閾値配列28を、プリンタエンジ
ン13の水平同期信号に同期して入力画像の2行毎に初
期の列アドレスを6列づつシフトしながら反復使用する
ことでさらに実装上のメモリを節約することも可能であ
る。
5における "1" と "2" の配置をを入れ換えて閾値配
列を構成することも可能である。この場合には、基本閾
値パターン25で "1" に対応して出力される印画ドッ
トも、基本閾値パターン25で "0" に対応して出力さ
れる印画ドット同様に図3のパターン1のPWMパルス
パターンで出力する方が望ましい。
路35の入力を閾値配列ncの上位3bitに変更する
ことで、容易に対応することができる。
に○で示したように、一様な中間階調値に対して水平方
向に対して約18.4度の角度をなす網点格子を出力す
る。この網点格子が水平方向に対してなす角はスクリー
ン角と呼ばれる。通常のカラー印刷では、再現色を安定
化させる目的で、各色面毎に異なるスクリーン角が使用
される。
応する基本閾値パターンK の例を表にまとめて示す。
表中の値には、(総階調数) = (セル数)×Δh + 1
の関係がある(ここでは、Δh = 16)。
ンを各色に割り付ける例としては、Cyan に 図7、
Magenta に図8(a)、Yellow に図8
(b)、Blackに図8(c)を割り付けると、比較
的網点の重ねによるモアレの目立ちにくい再現画像が得
られる。もちろん、Magenta と Cyan に割
り付けるパターンは逆でも良い。
合、図8(e)は階調性を重視した場合の閾値パターン
の例となっている。ただし図8(e)では、基本閾値パ
ターンの各セルに全て異なる値を割り付けた場合には、
総階調数が256を越えてしまうため、基本閾値パター
ンの各セルに割り付ける閾値を一部重複させることで、
基本閾値パターンの階調数を16階調(0階調を含める
と17階調)とし、総階調数を256階調としている。
数は256階調に満たない。この場合、入力階調値が総
階調数 nmax + 3 を越えた場合には、図6からも
類推されるように、出力ドットは全てONとなり、いわ
ゆる高階調部の潰れが発生する。このような場合には、
階調処理装置9 前段の γ補正手段7のγ補正値を、図
9に示すように、およそ総階調数 nmax を越えない
値に抑えることで容易に補正される。
ni = 0〜3階調までのつぶれも除くために、γ補正
値全体を+3程オフセットしている。
るものであるが、多少の実装の複雑化が問題にならなけ
れば、さらに柔軟な回路構成が可能である。次の図10に
は、PWM段数が2のべき乗にならない場合にも図2と同様
の効果が得られる例を示す。
変更された機能について説明する。図2で overflow 処
理を行なうOR回路15 は、図10では比較回路44に対応す
る。図2のOR回路15は、Δn≧16の場合に overflow 信号
1を出力するのに対して、図10の比較回路46は、予めレ
ジスタ40に設定された値Δhに基づいて、Δn≧Δhの場
合に overflow 信号1を出力する。その結果、図10の AN
D回路17からの出力は、0以上Δh以下、または、全bit=1
の値に制限される。
の場合では、下位2bitを固定的に切り捨てていたが、図
10の例では、下位2bitの切り捨てと、下位1bitの切り捨
てを、選択回路46によって、予めレジスタ41に設定して
おいた値に従って選択可能としている。
てbit数をsとすると、2^sは、図7の例で見てきたよう
に、階調を分散する網点数に対応する。 図7の例ではs=
2のbit切り捨て量に対応して、4つ( = 2^2)の網点間で
巡回しながら成長するディザパターンが構成されている
が、s=1の場合には、2つ(=2^1)の網点間で交代的に成長
するディザパターンが構成できることも容易に類推され
る。これには、例えば、Δh = (PWM段数)×2^sとして、
図7の拡張閾値26の構成におけるΔh・K+ 2のパターンを
Δh・Kのパターンで、Δh・K + 3のパターンをΔh・K +
1のパターンで置き換えれば良い。
場合のみ1を出力し、これをPWM変換テーブル22の選択信
号の上位bitとしてアドレス切り替えに用いていたが、
図10では、比較回路45と選択回路47により、予めレジス
タ42に設定した閾値θにたいして、nc≧θの場合にの
み、PWM変換テーブルの選択信号48にアドレスオフセッ
トとしてレジスタ43に設定しておいた値を加算する。
ジスタ40の値(Δh)を16、レジスタ41の値を0、レジスタ
42の値(θ)を16、レジスタ43の値(po)を8、とした場合
に図2と同じ動作をすることになる。
の値(Δh)を24、レジスタ41の値を0、レジスタ42の値
(θ)を24、レジスタ43の値(po)を7とすることで、PWM段
数を6段、網点の分散数を4とすることなどが可能であ
る。この場合に適応するディザ閾値は、図7での構成方
法において、基本閾値パターンKへの乗数Δhを24に変更
することで容易に構成可能される。
11では、レジスタ40 (θ)との比較を入力画素の階調値n
iとで行う例である。この場合にも図10と同じ効果が選
られる。また、図11ではNAND回路17の出力の下位bit
は、単純に切り捨てるのでなく、OR回路50および加算回
路51,52により、切り上げとして上位bitに加算するよう
になっている。
=16、s=0、θ=16、po=8とした場合)設定に対する図6相
当の入出力対応関係は、図6を3行上にずらした関係、即
ち入力階調値に整定数3を加えた対応関係と等価とな
り、図9に関して述べた+3のオフセットを不要にでき
る。
1でΔh=16、s=0、θ=16、po=8とした場合)には、選択回
路46からの出力信号としてのPWM階調値pは、Δn-3、あ
るいはΔn+1の下位2bitに依存しない値となることが分
かる。特に注目すべきことは、図7に示したような閾値
パターン構成法との組み合わせによる網点成長の分散効
果の本質は、入力階調値niと閾値ncとの差分Δn = ni -
ncの(必要ならばさらに定数を加算した値)下位bitを切
り捨てる効果によって得られていることにある。
クラスタリングされたスクリーン角付き網点ディザと両
立するPWMの分散処理と、ハイライト部での分割され
たPWMの出力パターンにより、安定にハイライト階調
密度が改善される。また、本発明では上記効果が小規模
の回路構成により実現され、高解像度・高階調で安定な
階調処理をASIC上に実装することが容易となる。
る。
ある。
す図である。
ーン例を示す図である。
る。
る。
ザプリンタの例を示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】レーザパルス幅変調(PWM)により多段
階の階調制御を行なうPWM回路と、入力画素の階調値
niを、閾値 nc に基づいてPWM階調値に変換するた
めの閾値配列と、PWM階調値 p をレーザパルスパタ
ーンに対応付けるPWM対応テーブルを備えたレーザプ
リンタの階調処理装置において、該PWM階調値 p
は、bit列とみなした場合に、該入力階調値 ni と
該閾値 nc との差分値Δn = ni - nc にのみ依存して値
の決まる第一のbit領域と、該閾値 nc の下位 4bit ま
たは 5bit を除いた値にのみ依存して値の決まる第二
のbit領域から構成されるとを特徴とするレーザプリン
タの階調処理装置。 - 【請求項2】請求項1のレーザプリンタの階調処理装置
において、該PWM対応テーブルは、該PWM階調値
p の第一のbit領域の幾つかの値に対しては、該P
WM階調値 p の第二のbit領域の値s1 がs1 = 0 の
場合、該PWM階調値 p に対応するレーザパルスパタ
ーンとして不連続なパルスパターンを対応付け、s1 ≠
0 場合に連続なパルスパターンを対応付けるか、あるい
は、s1 ≠ 0 の場合、不連続なパルスパターンを対応付
け、s1 = 0 場合に連続なパルスパターンを対応付ける
ことを特徴とするレーザプリンタの階調処理装置。 - 【請求項3】前記請求項1のレーザプリンタの階調処理
装置において、該PWM階調値 p の第一のbit領域
は、該差分値Δnと適当な整定数dに対して、Δn+dの下
位2bitあるいは下位1bitの値とは無関係に決まるこ
とを特徴とするレーザプリンタの階調処理装置。 - 【請求項4】レーザパルス幅変調(PWM)により多段階の
階調制御を行なうPWM回路と、入力画素の階調値 ni
を、閾値 nc に基づいてPWM階調値 p に変換するための
閾値配列と、該PWM階調値 p をレーザパルスパターンに
対応付けるPWM対応テーブルを備えたレーザプリンタの
階調処理装置において、 閾値θとアドレスオフセット値 p0 を保持するそれぞれ
のレジスタと、該アドレスオフセット値 p0 をPWM階調
値 p に加算する加算器を備え、該PWM階調値pの値は、
該閾値ncと該階調値niの差分値Δn = ni - ncにのみ依
存すると同時に、該アドレスオフセット値p0は、該閾値
nc と 該閾値θ の比較、あるいは、該入力画素の階調
値niと該閾値θの比較に基づいて切替えられることを特
徴とするレーザプリンタの階調処理装置。 - 【請求項5】前記請求項4のレーザプリンタの階調処理
装置において、 該PWM対応テーブルによって対応づけられるレーザパル
スパターンが、幾つかのPWM階調値 p に対しては、pに
対応するレーザパルスパターンと、p + p0 に対応する
レーザパルスパターンの一方は連続で他方は不連続なパ
ルスパターンであることを特徴とするレーザプリンタの
階調処理装置。 - 【請求項6】前記請求項5のレーザプリンタの階調処理
装置において、 該アドレスオフセット p0 が加算される以前のPWM階調
値pの値は、該差分値Δnと適当な整定数dに対して、Δn
+ d の下位2bitまたは、下位1bitの値とは無関係に決
まることを特徴とするレーザプリンタの階調処理装置。 - 【請求項7】前記請求項3または前記請求項6のレーザ
プリンタの階調処理装置において、 一様入力に対する該PWM階調値 p は、入力階調値
ni の下位2bit値の増加に対応して4画素間で順
次巡回しながら増加することを特徴とするレーザプリン
タの階調処理装置。 - 【請求項8】前記請求項3または前記請求項6のレーザ
プリンタの階調処理装置において、レーザプリンタは、
少なくとも3色以上の面順次の印画プロセスにより、多
色印刷を行なうカラープリンタであって、前記閾値配列
を、各色面に対応して備え、色面毎に該閾値配列を切替
えることを特徴とするカラーレーザプリンタの階調処理
装置。
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