JP4526779B2 - アウタチューブの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内部にワイヤ部材を挿通させたアウタチューブの端部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車の車体における操作力伝達構造として、操作部と被操作部との間に両端部が固定されたアウタチューブを配索し、そのアウタチューブの内部に操作力伝達用のワイヤ部材を通すようにしたものがある。アウタチューブの両端部は筒型形状のプラグにより形成され、このプラグを操作部や被操作部の近辺に保持している。アウタチューブ自体は操作部や被操作部に連結されず、ワイヤ部材の経路を形成するだけであり、実際に操作部及び被操作部に連結されて操作力を伝達するのは内部のワイヤ部材である。
【0003】
このような操作力伝達構造にあって、アウタチューブの両端部のプラグから延ばして操作部や被操作部に連結されるワイヤ部材の向きは、操作部や被操作部に対する操作力の作用方向として、それらの構造(例えば回転レバーの回転方向等)に応じて決まる。従って、ワイヤ部材の取出口となるプラグの向きも、操作抵抗が増さないように、ワイヤ部材に沿って真っ直ぐに保持する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
もし、操作部と被操作部との間にワイヤ部材の経路に邪魔な構造が存在する場合は、その邪魔な構造を迂回するために、プラグをそこから取り出されるワイヤ部材と異なった角度で保持しなければならないが、そのような場合でも、プラグの出口部分だけはワイヤ部材に対して真っ直ぐな状態を保ったまま、その他の部分を迂回経路側へ湾曲させることで対処している。そのようにすることにより、操作抵抗の大幅な増加を防止している。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−209659号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の構造にあっては、邪魔な構造を迂回するために、プラグ自体の外形を湾曲させる構造にしたため、取付け前の部品としての段階のアウタチューブは両端部が曲がった形状となり、部品として束ねて保管したり輸送したりする場合に不都合である。また、アウタチューブにおけるプラグの内部でワイヤ部材が曲げられた状態のまま保管されるため、保管が長期にわたる場合は、ワイヤ部材に曲がったクセがついたりするおそれもある。
【0007】
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、プラグ自体の外形を湾曲させずに迂回対策ができ、またプラグ内のワイヤ部材を無負荷状態で曲折させないアウタチューブの端部構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にあっては、車体に設定された操作部と、前記車体に設置された固定レールにスライド自在に係合された車体装備品の可動レールに回転自在に支持された被操作部との間にアウタチューブを設け、該アウタチューブの内部に前記操作部と前記被操作部とを連結する操作力伝達用のワイヤ部材が挿通され且つ前記アウタチューブの両端部を該アウタチューブの長手方向に沿った筒型形状のプラグで保持してなり、該プラグのうち、一方は、前記被操作部側に設定され且つ常に前記レールのスライド方向と略平行な軸心をした前記被操作部の回転軸に対して車室内側から見て直角に前記ワイヤ部材を配した状態で前記被操作部と共に前後移動可能であり、前記被操作部の保持部の先端部に形成される切欠に差し込むことにより、前記被操作部の保持部と被操作部との間を真っ直ぐに結んだワイヤ部材と、前記プラグの一方から他方に延びる前記ワイヤ部材とが、異なる角度となるように、前記プラグの一方の側面に前記切欠の両縁と係合して前記プラグの一方を該プラグの一方から延出した前記ワイヤ部材に対して前記操作部側に保持されるプラグの他方側に向って傾斜する一定角度に保持するための溝部が形成され、且つ前記プラグの一方の内通路における前記ワイヤ部材の出口付近に該ワイヤ部材の角度に相応する方向への傾斜面を形成したことを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明にあっては、請求項1記載のアウタチューブの取付構造であって、前記プラグの一方の内通路は、無負荷状態のワイヤ部材を真っ直ぐな状態で収納可能な形状を有していることを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明にあっては、請求項1又は請求項2記載のアウタチューブの取付構造であって、前記切欠の底部と、該底部に対応するプラグの一方の側面に、互いに係合してプラグの回転を防止する凹凸構造が形成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項4の発明にあっては、請求項1又は請求項2記載のアウタチューブの取付構造であって、前記プラグの一方の側面の対向する両側部位のそれぞれと、前記切欠の底部とに、互いに係合して前記プラグの一方の回転を防止する凹凸構造が形成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項5の発明にあっては、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアウタチューブの取付構造であって、前記被操作部が、シートバックに係合自在で且つ車体側壁に固定された固定レールに沿ってスライド自在な可動レールに回転自在に支持されたラッチプレートであり、ワイヤ部材による操作でラッチプレートが回転することにより、該ラッチプレートが固定レールに対して係脱自在とされていることを特徴とする。
【0014】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、プラグの一方は取付けられてはじめて、プラグの一方から延びるワイヤ部材とは異なる角度となり、邪魔な構造を迂回した経路をとることができるが、プラグの一方自体は外形的には曲がっていないため、取付け前の部品としてのアウタチューブの段階においては、アウタチューブを束ねて保管したり、輸送したりするのに便利である。また、プラグの一方の角度がプラグの一方から延びるワイヤ部材と異なっていても、プラグの一方の内通路におけるワイヤ部材の出口付近にはワイヤ部材の角度に相応する方向への傾斜面が形成されているため、操作抵抗が大幅な増加することもない。また、プラグの一方には側面に溝部が形成されているだけなので、アウタチューブを束ねて保管したり輸送する上で支障がない。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、プラグの一方の内通路が無負荷状態のワイヤ部材を真っ直ぐな状態で収納可能な形状になっている上で、ワイヤ部材の角度に相応する方向への傾斜面を形成した構造になっているため、取付け前の部品としてのアウタチューブのプラグの一方の内における無負荷状態のワイヤ部材は、曲げられずに真っ直ぐな状態で保管される。従って、保管が長期にわたっても、ワイヤ部材に曲がったクセがついたりすることはない。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、凹凸構造によりプラグの一方の切欠内における回転が防止されるため、プラグの一方の内において傾斜面とワイヤ部材とが必ず対応し、またその対応状態が維持される。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、プラグの一方の側面の対向する両側が、それぞれ切欠の底部と凹凸構造により係合可能なため、プラグの一方の切欠に対する差し込み方向を変えることにより、プラグの一方のワイヤ部材に対する角度を逆にすることができ、自動車に適用する場合の左右勝手違い等にも対応できる。
【0019】
請求項5に記載の発明によれば、被操作部がシートバックの傾き角度調整装置における可動レールのラッチプレートのように動くものであっても、前項の効果は変わりなく得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。図1は、車体後部における車両進行方向右側の側壁1を、車室内側から見た図である。側壁1の下方にあるフロアには、リヤ側のシートバック2が回動支点Sを中心に前後回動自在に支持されている。このシートバック2の後方は荷室Rになっており、シートバック2を前倒しすることにより、荷室Rを拡大することができる。
【0021】
シートバック2の側壁1側の端部にはロック3が設けられている。このロック3に対応する部分の側壁1には、固定レール4が設置されている。この固定レール4は、ロック3の前後移動軌跡に相当する湾曲形状をしており、前脚ブラケット5(図3参照)と後脚ブラケット6(図3参照)を介して、側壁1に固定されている。固定レール4には、前後方向に並んだ複数のラッチ孔7(図4)が形成されている。
【0022】
そして、この固定レール4に可動レール8がスライド自在に係合されている。この可動レール8の上面部にも、固定レール4のラッチ孔7に対応する2つのラッチ孔9が形成されている。この可動レール8にはシートバック2側へ突出したコ字形のストライカ10が固定されている。
【0023】
可動レール8の上部には、バネ11(図3参照)により一方のラッチ爪12(図4,5参照)がラッチ孔7、9に係合するように回転付勢された「被操作部」としてのラッチプレート13が回転自在に支持されている。ラッチプレート13のラッチ爪12が可動レール8と固定レール4のラッチ孔7、9に係合することにより、可動レール8の位置は固定レール4に固定される。ラッチプレート13の他方は操作力を作用させるレバー14(図4,5参照)になっている。
【0024】
可動レール8には下方へ突出した「保持部」としての保持片15(図4,5参照)が形成されている。この保持片15には、図8,図9に示すように、切欠16が形成され、切欠16の入口の一方には抜け止め用のフック17が形成されている。また、切欠16の一番奥の底部には凹部18が形成されている。
【0025】
そして、側壁1におけるシートバック2の下端部付近には、操作部19(図1,2)が設けられている。そして、この操作部19と、「被操作部」である可動レール8のラッチプレート13との間に、金属製のワイヤ部材29が配索されている。該ワイヤ部材29を挿通自在としたアウタチューブ20は、固定レール4の下方にアウタチューブ20と干渉するのが好ましくない邪魔な構造Gが存在するため、直線状でなく、前側へ湾曲した状態で配索されている。
【0026】
アウタチューブ20の両端部には、図6に示すように、樹脂による筒型形状のプラグ21、22がそれぞれ保持されている。操作部19側のプラグ21には円周方向に溝部23(図6)が形成され、操作部19の図示せぬ保持部へ差し込んで保持される。ラッチプレート13側のプラグ22は図10に示すように金属筒24により締め付けた状態でアウタチューブ20の端部に固定されている。プラグ22の頭部25は両端が若干突出した概略楕円形状で、プラグ22の長手方向に対して斜めに形成した溝部26が形成されている。斜めに形成された溝部26の中間部には対向位置にそれぞれ前記切欠16の凹部18に係合可能な凸部27a、27bが形成されている(図8、図9参照)。ラッチプレート13側のプラグ22を「プラグの一方」とする。
【0027】
プラグ22の内通路28は、基本的にアウタチューブ20に連通したストレートな中空部を確保した状態で、その片側の出口付近にだけ傾斜面28a(図10)を形成した構造になっている。この傾斜面28aは、斜めに形成した溝部26の最も低い位置に対応した部分に形成されている。両プラグ21、22は、以上のように、側面には溝部23、26が形成されていたり、或いは、一方のプラグ22には内部に傾斜面28aが形成されていても、外形的には基本的にストレートな形状をしている。
【0028】
前記ワイヤ部材29はアウタチューブ20よりも長く、ワイヤ部材29の両端部はアウタチューブ20の両端のプラグ21、22から出ている。そして、ワイヤ部材29における操作部19側の端部は、図6に示すように、L形フック29aになっており、ラッチプレート13側の端部は、図7に示すように、ボール29bになっている。
【0029】
アウタチューブ20の両端を構成するプラグ21、22は、車体に取付け前の部品の段階においては、両端のプラグ21、22も含めて全体がストレート形状なので、アウタチューブ20を束ねて保管したり、輸送したりするのに便利である。また、可動レール8側のプラグ22にしても、図10に示すように、その内通路28は基本的にはストレートな孔形状で、そこに傾斜面28aを追加しただけの構造なので、取付け前における無負荷状態でのワイヤ部材29は、曲げられずに真っ直ぐな状態が維持され、部品の状態での保管が長期にわたっても、ワイヤ部材29に曲がったクセがついたりすることはない。
【0030】
そして、このようなアウタチューブ20を車体の側壁1に取付ける場合に、アウタチューブ20の操作部19側のプラグ21は操作部19に予め取付けておき、アウタチューブ20の大部分を車室内側に出した状態で、この操作部19をアウタチューブ20ごと側壁1の裏側に取付ける。
【0031】
そして、アウタチューブ20のラッチプレート13側のプラグ22を、可動レール8側へ延ばし、切欠16内に差し込む。プラグ22は、その下方が角度θ(図3)だけ前側へ傾く方向性で、斜めの溝部26から切欠16の両縁に係合させるように差し込む。プラグ22を差し込むと、フック17の作用により切欠16からの抜けが防止される。
【0032】
また、差し込むと同時に、プラグ22の凸部27aが切欠16の底部に形成された凹部18に係合し、切欠16内におけるプラグ22の回転が防止され、切欠16に対するプラグ22の姿勢が維持される。維持された姿勢で、プラグ22の内通路28の傾斜面28aが前向き状態となる。従って、この傾斜面28aは必ずワイヤ部材29に対応する。
【0033】
そして、プラグ22から取り出したワイヤ部材29の端部であるボール29bを延ばしてラッチプレート13のレバー14に連結する。プラグ22から延ばされたワイヤ部材29は、回転させる力を効果的に伝達するように、保持片15とレバー14との間を真っ直ぐに結んだ状態で、レバー14の回転軸に対して直角にする。
【0034】
従って、取り出されたワイヤ部材29に対して、プラグ22は溝部26が斜めになっていることにより、その下方及びそこから連続されるアウタチューブ20の上方部が、ワイヤ部材29とは異なった角度で前側に傾斜し、可動レール8の下方に位置する邪魔な構造Gを迂回することができる。
【0035】
そして、操作部19が車室内側から押されて操作されると、その操作力がアウタチューブ20内のワイヤ部材29を介してラッチプレート13のレバー14に伝達され、レバー14をバネ11の力に抗して回転させることにより、図5に示す如く、ラッチプレート13のラッチ爪12が固定レール4のラッチ孔7から外れて、可動レール8がストライカ10をシートバック2のロック3に係合させたままの状態でスライドが可能となる。
【0036】
そして、操作部19から手を離すと、バネ11の符勢力により、ラッチプレート13が再び固定レール4のラッチ孔7と係合して、可動レール8がその位置で再固定され、シートバック2は可動レール8の位置に応じた角度になる。更に、シートバック2に設けられた図示せぬ別の解除ボタンを操作することにより、ロック3とストライカ10との係合を解除して、図2に示すように、シートバック2を可動レール8から切り離して前倒し状態とし、荷室Rの拡大を図ることもできる。
【0037】
シートバック2の角度を変更する際に、操作力伝達のためにアウタチューブ20内を移動するワイヤ部材29は、プラグ22から出る時に、プラグ22とは異なった角度になるが、プラグ22の内通路28における出口付近に、ワイヤ部材29の角度に相応する方向への傾斜面28aが形成されているため、ワイヤ部材29の操作抵抗が大幅に増加することはない。
【0038】
また、この実施形態では、プラグ22の溝部26内における両側位置に凸部27a、27bを形成したため、左右反対側の側壁1に取付ける場合にも適用可能である。すなわち、図1及び図2では、車両進行方向で右側の側壁1に適用される構造のため、側壁1に対面した状態で左側へプラグ22を傾けるようにしたが、左側の側壁では、逆に、側壁に対面した状態で右側へプラグを傾ける必要性があるが、反対側にも凸部27bが形成されているため、同じ構造のものをそのまま左右勝手違いとして使用することができる。
【0039】
尚、以上の実施形態では、車体の側壁1に取付けるアウタチューブ20を例にしたが、車体自体ではなく、車体に組み付けられるシート等の車体装備品に用いられるアウタチューブにも、本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係るシートバックの傾き角度調整装置を示す車室内側面図。
【図2】 ロックがストライカから外れた状態を示す図1相当の車室内側面図。
【図3】 図1及び図2の固定レール及び可動レールを示す側面図。
【図4】 図3の固定レール及び可動レールを示す断面図。
【図5】 ラッチプレートを回転させた状態を示す図4相当の断面図。
【図6】 図4及び図5のアウタチューブの両端のプラグを示す側面図。
【図7】 一方のプラグを図6中矢示DA方向から見た側面図。
【図8】 図3におけるプラグを切欠に取付ける前の状態を示す断面図。
【図9】 図8の切欠内に取付けられたプラグを示す断面図。
【図10】 図7中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 側壁(車体)
2 シートバック
4 固定レール
8 可動レール
13 ラッチプレート(被操作部)
15 保持片(保持部)
16 切欠
18 凹部(凹凸構造)
19 操作部
20 アウタチューブ
21、22 プラグ
26 溝部
27a、27b 凸部(凹凸構造)
28 内通路
28a 傾斜面
29 ワイヤ部材
θ プラグの傾き角度

Claims (5)

  1. 車体に設定された操作部と、前記車体に設置された固定レールにスライド自在に係合された車体装備品の可動レールに回転自在に支持された被操作部との間にアウタチューブを設け、該アウタチューブの内部に前記操作部と前記被操作部とを連結する操作力伝達用のワイヤ部材が挿通され且つ前記アウタチューブの両端部を該アウタチューブの長手方向に沿った筒型形状のプラグで保持してなり、
    該プラグのうち、一方は、前記被操作部側に設定され且つ常に前記レールのスライド方向と略平行な軸心をした前記被操作部の回転軸に対して車室内側から見て直角に前記ワイヤ部材を配した状態で前記被操作部と共に前後移動可能であり、前記被操作部の保持部の先端部に形成される切欠に差し込むことにより、前記被操作部の保持部と被操作部との間を真っ直ぐに結んだワイヤ部材と、前記プラグの一方から他方に延びる前記ワイヤ部材とが、異なる角度となるように、前記プラグの一方の側面に前記切欠の両縁と係合して前記プラグの一方を該プラグの一方から延出した前記ワイヤ部材に対して前記操作部側に保持されるプラグの他方側に向って傾斜する一定角度に保持するための溝部が形成され、且つ前記プラグの一方の内通路における前記ワイヤ部材の出口付近に該ワイヤ部材の角度に相応する方向への傾斜面を形成したことを特徴とするアウタチューブの取付構造。
  2. 請求項1記載のアウタチューブの取付構造であって、
    前記プラグの一方の内通路は、無負荷状態のワイヤ部材を真っ直ぐな状態で収納可能な形状を有していることを特徴とするアウタチューブの取付構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載のアウタチューブの取付構造であって、
    前記切欠の底部と、該底部に対応するプラグの一方の側面に、互いに係合してプラグの回転を防止する凹凸構造が形成されていることを特徴とするアウタチューブの取付構造。
  4. 請求項1又は請求項2記載のアウタチューブの取付構造であって、
    前記プラグの一方の側面の対向する両側部位のそれぞれと、前記切欠の底部とに、互いに係合して前記プラグの一方の回転を防止する凹凸構造が形成されていることを特徴とするアウタチューブの取付構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のアウタチューブの取付構造であって、
    前記被操作部が、シートバックに係合自在で且つ車体側壁に固定された固定レールに沿ってスライド自在な可動レールに回転自在に支持されたラッチプレートであり、ワイヤ部材による操作でラッチプレートが回転することにより、該ラッチプレートが固定レールに対して係脱自在とされていることを特徴とするアウタチューブの取付構造。
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