JP4526172B2 - 清拭具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、家庭用、あるいは業務用として用いられる清拭具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、清拭用物品としては、モップ、雑巾、化学雑巾、ティッシュ、ウェットシート等があり、目的、あるいはそれぞれの方法の長所、短所に応じて使い分けられてきた。このうち、家具類、電気器具、壁、サッシ、置物等の清拭には、化学雑巾、ティッシュ等が手軽で広く普及し、一方トイレの便器や台所等の汚れ除去にはウェットシート等が使われている。また、スポンジ等の洗浄具に薬液を含浸させて清拭することも行われている。しかし、例えば化学雑巾、ティッシュ、ウェットシート等の清拭用シートをそのまま用いた場合には、ホコリ、コミ、汚れ等を吸着できるものの、手を汚さずに両面を活用することは難しく、また奥まった場所や手の届きにくい窓ガラス、壁、天井や床等での使用には非常に不便である。このため、柄に化学雑巾を装着する試みもあるが、使用性や清拭効率の点で十分とは言いがたい。更に洗浄具を使用する方法では、洗浄具を特別に用意し、液ダレを生じないように薬液を含浸させなければならないなど、いずれの清拭具も満足のいくものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、家具等の奥まった場所や手の届きにくい窓ガラス、壁、天井や床等に付着したホコリやゴミ、あるいは汚れ除去用清拭具であって、清拭効率が高く使いやすいことはもちろん、使用後は清拭布部を取り外し可燃ゴミとして手軽に廃棄可能な清拭具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、複数枚積層された清拭布の一方の端部が固定具を介して着脱可能に柄部に固定され、かつ残余の清拭布部には長手方向に他方の端部に達する切り込みのピッチが2〜10mmで、高さが1〜5mmとなるジグザグ状の切り込みを入れて複数の短冊状清拭片が形成されており、さらに清拭布側端部及び先端にジグザグ状の切り込みを入れ、しかも該固定された端部の側縁から前記固定具までに5〜20mmの距離を設け、該端部の側縁を清拭面として構成した清拭具に係る。
【0005】
すなわち、短冊状清拭片の側端に形成したジグザグ状の角が、家具等の角隅部や凹部に入り込むため完全にホコリやゴミを除去でき、また複数枚積層された清拭布の一方の端部側縁を清拭面として活用することにより落ちにくい汚れも擦りとることが可能で、高い清拭効率を奏する。そして、清拭布部は着脱可能に柄に固定されているため、使用後は取り外した清拭布部を可燃ゴミとして廃棄する一方、柄部は繰り返し使用できるので極めて実用的な清拭具である。
【0006】
本発明で用いられる清拭布としては、ポリエステル、レーヨン等の繊維を交絡もしくは接着して得られる、いわゆる化学雑巾が好適であり、幅5〜10cm、長さ10〜20cm程度の細長のものが使いやすい。
【0007】
本発明では、複数枚積層された清拭布の一方の端部側縁を清拭面として活用するにあたり、端部側縁から固定具までの距離を5〜20mmに設定する必要がある。5mmより短いと端部側縁の清拭性が低下し、一方20mmを越えると端部側縁の腰が弱くなり強度的に問題を生じる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の清拭具において、柄部の先端に取り付けられたプラスチック板を複数枚積層された清拭布の間に挿入し、この積層体を係止突起と係止孔からなる固定具により着脱可能に軸締着したものである。
【0010】
柄部は通常プラスチック棒が使いやすく、長さは使用目的に応じて適宜決定することができる。柄部の先端に取り付けられるプラスチック板は、積層体を保持・固定するために使用され、その幅は、積層体の端部側縁を清拭面として用いた時に影響がでないよう、清拭布幅に比べて狭くする必要がある。プラスチック板の材質としては、弾力性と強度性を備えていれば特に限定されず、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート等があげられる。
【0011】
本発明では、積層された清拭布は柄部と着脱可能に固定される。好ましい固定方法としては、積層体を係止突起と係止孔からなる固定具により貫通・固定させたり、コの字型の固定片を用いる方法があるが、本発明の趣旨に合致する限りこれに限定されるものではない。
【0012】
【実施例】
本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明の清拭具に係る一実施例の斜視図を、図2はその清拭布と柄部との固定部の断面図を示す。
【0013】
実施例1.
幅6cm、長さ12cmのポリエステル・レーヨン不織布製清拭布(1)を12枚積層し、一方の端部(2)2cmを残して長手方向に1.5cm幅でジグザグ状の切り込み(3)を入れて4本の短冊状清拭片(4)を形成させた。清拭片側端及び先端のジグザグ状の切り込みは、そのピッチを5mm、高さを2mmとした。長さ30cmのプラスチック製の柄(5)の先端に、幅1cm、長さ4cmのポリプロピレン製プラスチック板(6)を柄に対してT字型に取り付けた。このプラスチック板を前記不織布積層体の切り込みを施していない端部(2)に間挿(6枚目)後、端部の側縁から12mmの位置で係止突起と係止孔からなる固定具(7)を用いて積層体全体を固定し、本発明の清拭具を得た。
この清拭具は、清拭片のジグザグ状の角が、家具等の角隅部や凹部のホコリやゴミの除去に有用で、また不織布積層体の端部側縁を清拭面として活用することにより落ちにくい汚れも擦りとることが可能であった。更に、清拭布部は着脱可能に柄に固定されているため、使用後取り外した清拭布部を可燃ゴミとして廃棄することができ、極めて実用的であった。
【0014】
試験例1.
実施例1に準じて表1に示す種々の清拭具を作製し、下記のゴミ捕捉試験ならびに汚れ拭き取り試験を実施した。その結果も併せて表1に示す。
〔ゴミ捕捉試験〕
窓サッシの凹部に粉状埃及び繊維状埃を散りばめ、清拭具で2回拭き取り、清拭布に捕捉されたゴミの量から捕捉効率を○、△、×で評価した。
○;捕捉効率大
△;中程度
×;捕捉効率悪い
〔汚れ拭き取り試験〕
粉塵等が付着して汚れた窓ガラスを清拭具で2回拭き取り、汚れの除去状況を○、△、×で評価した。
○;除去効率大
△;中程度
×;除去効率悪い
【0015】
【表1】
【0016】
試験の結果、本発明の清拭具はジグザグ状の清拭片を有し、かつ不織布積層体の端部側縁を清拭面として活用できることによりゴミ捕捉効率、汚れの除去効率ともに優れていた。
一方、ジグザグ状の切り込みを有しないもの(比較例1)は、奥まった場所のゴミ捕捉力が劣り、また不織布積層体の端部側縁を清拭面として活用できないもの(比較例2,3)は、落ちにくい汚れの除去に不適で不便であった。
【0017】
【発明の効果】
本発明の清拭具は、短冊状清拭片の側端に形成したジグザグ状の角が、家具等の角隅部や凹部に入り込むため完全にホコリやゴミを除去でき、また複数枚積層された清拭布の一方の端部側縁を清拭面として活用することにより落ちにくい汚れも擦りとることが可能で、高い清拭効率を奏する。そして、清拭布部は着脱可能に柄に固定されているため、使用後は取り外した清拭布部を可燃ゴミとして廃棄する一方、柄部は繰り返し使用できるので極めて実用的な清拭具である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る清拭具の一実施例を示す斜視図である。
【図2】その清拭布と柄部との固定部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 清拭布
2 清拭布の端部
3 ジグザグ状の切り込み
4 短冊状清拭片
5 柄
6 プラスチック板
7 固定具
Claims (2)
- 複数枚積層された清拭布の一方の端部が固定具を介して着脱可能に柄部に固定され、かつ残余の清拭布部には長手方向に他方の端部に達する切り込みのピッチが2〜10mmで、高さが1〜5mmとなるジグザグ状の切り込みを入れて複数の短冊状清拭片が形成されており、さらに清拭布側端部及び先端にジグザグ状の切り込みを入れ、しかも該固定された端部の側縁から前記固定具までに5〜20mmの距離を設け、該端部の側縁を清拭面として構成したことを特徴とする清拭具。
- 柄部の先端に取り付けられたプラスチック板を複数枚積層された清拭布の間に挿入し、この積層体を係止突起と係止孔からなる固定具により着脱可能に軸締着したことを特徴とする請求項1に記載の清拭具。
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JPH09276195A (ja) * | 1996-04-16 | 1997-10-28 | Azuma Kogyo Kk | 清掃具 |
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2000
- 2000-09-08 JP JP2000273370A patent/JP4526172B2/ja not_active Expired - Fee Related
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